JP2002097895A - 山岳トンネル用自動掘削装置 - Google Patents

山岳トンネル用自動掘削装置

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JP2002097895A
JP2002097895A JP2000291601A JP2000291601A JP2002097895A JP 2002097895 A JP2002097895 A JP 2002097895A JP 2000291601 A JP2000291601 A JP 2000291601A JP 2000291601 A JP2000291601 A JP 2000291601A JP 2002097895 A JP2002097895 A JP 2002097895A
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gantry jumbo
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Masakichi Okubo
政吉 大久保
Tsutomu Kaneda
勉 金田
Masaaki Sakamoto
公明 阪本
Hisateru Ueda
尚輝 上田
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Obayashi Corp
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単に切羽の現在位置を求め、施工能
率を向上させること。 【解決手段】 既知座標点に設置されている自動追尾測
量装置14で、ターゲット2a,12bまでの距離値を
それぞれ求め、これらの値を演算制御器12eに取り込
むとともに、傾斜計12cとジャイロコンパス12dを
介して、ガントリージャンボ1の直交する3軸の捩じれ
量が取り込まれる。演算制御器12eでは、これらの各
測定値に基づいで、ガントリージャンボ1の3次元座標
値と、方位が演算される。これに基づいて、現在の切羽
の位置座標が確定される。切羽の位置座標が演算制御器
12eで求められると、メモリに格納されている情報か
ら対応する掘削断面形状を選択し、選択した掘削断面形
状に基づいて、自由断面掘削装置10の作動を決定し、
決定された制御信号を、制御部10dに送出する。制御
部10dは、これに基づいてカッタードラム10aを制
御して、切羽を設定された断面形状に掘削する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、山岳トンネル用
自動掘削装置に関し、特に、複数のトンネル施工用機械
を搭載したガントリージャンボを用いる山岳トンネル用
の自動掘削装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】山岳トンネルの施工現場では、通常、ロ
ードヘッダーなどの自由断面掘削装置で切羽の掘削が行
われている。この場合、掘削装置を操作する作業員に現
在位置における掘削断面形状を示す必要がある。そこ
で、この種のトンネル工事では、レーザ光線の照射によ
り予め設定される掘削形状を切羽面上に表示するマーキ
ング装置が使用されている。
【0003】ところで、このような掘削断面の形状は、
トンネル計画線形,設計断面に合わせて表示しなければ
ならないので、掘削の進行に伴って、マーキング装置を
移動して、この移動する度に、マーキング装置の設置位
置の座標や姿勢を測量して調整する必要がある。
【0004】この場合、通常の山岳トンネルの施工現場
では、切羽後方の施工設備が比較的少ないので、マーキ
ング装置の制御に必要な測量空間を確保することが可能
である。
【0005】しかしながら、コンクリート吹付け機や穿
孔機などの各種トンネル施工機械類を搭載し、トンネル
軸方向に沿って移動可能なガントリージャンボを採用し
たトンネル工事には、以下に説明する技術的な課題があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、マーキング
装置をガントリージャンボと切羽との間に設置すると、
ガントリージャンボには、コンクリート吹付け機や穿孔
機などの各種トンネル施工機械類が搭載されているの
で、後方より切羽までを見通せる空間が極めて制限され
ていて、ガントリージャンボを通過してマーキング装置
を視準する後方からの測量が非常に困難な状況になって
いた。
【0007】また、マーキング装置を掘削の進行に伴っ
て、順次前方に移動させる方式では、測量回数が多くな
り、施工能率の低下要因となっていた。
【0008】本発明は、このような従来の問題点に鑑み
てなされたものであって、その目的とするところは、後
方からの測量が容易で、比較的簡単に切羽の現在位置を
求めることができるとともに、施工能率を向上させるこ
とができる山岳トンネル用自動掘削装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、コンクリート吹付け機や穿孔機などの各
種トンネル施工機械類を搭載し、トンネル軸方向に沿っ
て移動可能なガントリージャンボを用いる山岳トンネル
用掘削装置において、前記ガントリージャンボの切羽側
の前端に、前後移動自在で、上下および左右方向に回動
自在な自由断面掘削装置を搭載し、前記ガントリージャ
ンボの後方の既知座標点に設置した追尾型測量装置から
視準が可能なターゲットを少なくとも1つ備え、前記ガ
ントリージャンボの位置座標と方位とを演算する位置,
方位演算装置を設置し、トンネル掘削位置毎に掘削断面
形状を予め設定し、前記追尾型測量装置から前記ターゲ
ットを視準して、前記位置,方位演算装置により、前記
ガントリージャンボの現在位置座標と方位とを求め、求
められた現在位置座標と方位とに基づいて前記掘削断面
形状を選択し、選択された掘削断面形状を掘削するよう
に前記自由断面掘削装置を作動させるようにした。この
ように構成した山岳トンネル用自動掘削装置において
は、ガントリージャンボの切羽側の前端に、前後移動自
在で、上下および左右方向に回動自在な自由断面掘削装
置を搭載し、ガントリージャンボの位置座標と方位とを
演算する位置,方位演算装置を設置し、トンネル掘削位
置毎に掘削断面形状を予め設定し、追尾型測量装置から
ターゲットを視準して、位置,方位演算装置により、ガ
ントリージャンボの現在位置座標と方位とを求め、求め
られた現在位置座標と方位とに基づいて掘削断面形状を
選択し、選択された掘削断面形状を掘削するに自由断面
掘削装置を作動させるので、自動的に予め設定した掘削
断面形状に掘削することができる。この場合、ガントリ
ージャンボの後方の既知座標点に設置した追尾型測量装
置から視準が可能なターゲットを少なくとも1つ備えい
れば、自動掘削が可能であって、しかも、このターゲッ
トは、後方からの測量を阻害しない位置に、容易に設置
することができる。前記位置,方位演算装置は、前記ガ
ントリージャンボに搭載される第1ターゲットと、直交
する3軸の捩れを検出する傾斜計およびジャイロコンパ
スと、演算制御器とを備え、前記第1ターゲットは、前
記ガントリージャンボの後方の既知座標点に設置した前
記追尾型測量装置から視準が可能な個所に設置すること
ができる。前記位置,方位演算装置は、前記ガントリー
ジャンボに搭載される第1および第2ターゲットと、傾
斜計と、演算制御器とを備え、前記第1および第2ター
ゲットは、前記ガントリージャンボの後方の既知座標点
に設置した前記追尾型測量装置から視準が可能な個所に
設置するとともに、前記傾斜計を前記第1および第2タ
ーゲットの中心間を結ぶ線分に対して平行に設置するこ
とができる。前記位置,方位演算装置は、前記ガントリ
ージャンボに搭載される第1〜第3ターゲットと、演算
制御器とを備え、前記第1〜第3ターゲットは、相互位
置が既知で、かつ、前記ガントリージャンボの後方の既
知座標点に設置した前記追尾型測量装置から視準が可能
な個所に設置することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1か
ら図8は、本発明にかかる山岳トンネル用自動掘削装置
の一実施例を示している。
【0011】これらの図に示した自動掘削装置は、ガン
トリージャンボ1を用いる山岳トンネルの構築工法に適
用されるものであって、ガントリージャンボ1は、門形
鉄鋼構造物であって、トンネルインバートに敷設される
一対のレール2上を、トンネル軸方向に沿って移動自在
に設置される。
【0012】ガントリージャンボ1の下部には、複数の
走行装置3が取付けられていて、各走行装置3の側部に
伸縮自在なアウトリガー4が設けられている。このアウ
トリガー4を着底させて伸長させることで、ガントリー
ジャンボ1は、レール2から走行装置3を上方に離間さ
せた状態で支持され、この状態でレール2を前方に移動
させて敷設することができる。
【0013】ガントリージャンボ1は、上部作業床5と
下部作業床6とを備えた2階構造になっていて、上部作
業床5には、クレーン昇降式で伸長可能な一対のマンケ
ージ7と、穿孔機8およびコンクリート吹付けロボット
9や、急結剤やボルト定着剤の供給機などの各種トンネ
ル施工機械類が搭載されている。
【0014】ガントリージャンボ1の前端側には、自由
断面掘削装置10が搭載されている。この自由断面掘削
装置10は、図5〜図7にその詳細を示すように、先端
にカッタードラム10aが回転自在に取付けられた主軸
10bと、この主軸10bの支持部材10cと、制御部
10dを有している。
【0015】主軸10b内には、カッタードラム10a
の回転駆動用モータや減速機(図示省略)が設けられて
おり、駆動用モータは、制御部10dによりその作動が
制御される。
【0016】支持部材10cは、取付基部100cと、
この取付基部100cの外周縁に対向するように突設さ
れた一対のアーム101cおよび一対の取付ブラケット
102cとを備えていて、取付基部100cは、下部作
業床6の横梁6aに、水平面内において、図6に示すよ
うに、左右方向に回動自在に支持されている。
【0017】一対の取付アーム101cには、主軸10
bの後端側がピン10eを介して、垂直面内において、
上下方向に揺動自在に取付けられている。一対の取付ブ
ラケット102cには、左右方向の旋回用シリンダ10
fの伸縮端がそれぞれピン結合され、各旋回用シリンダ
10fの他端側は、下部作業床6の横梁6cにピンを介
して揺動自在に結合されている。
【0018】また、主軸10bは、内筒100bと外筒
101bからなる二重筒構造になっていて、内筒100
bと外筒101bの両側側面には、一対の伸縮用シリン
ダ10gが付設されている。
【0019】さらに、主軸10bの後端側の下方には、
これと取付アーム101c間に跨るようにして上下移動
用シリンダ10hが渡設されている。このように構成し
た自由断面掘削装置10では、制御部10d介して、一
対の伸縮用シリンダ10gを作動させると、主軸10b
が伸縮して、カッタードラム10aが前後方向に移動す
る。
【0020】また、制御部10d介して、一対の上下移
動用シリンダ10hを作動させると、主軸10bが垂直
面内に上下方向に移動し、その結果、カッタードラム1
0aが上下方向に回動移動する。
【0021】さらに、制御部10d介して、一対の旋回
用シリンダ10fを作動させると、主軸10bが水平面
内で左右方向に移動し、その結果、カッタードラム10
aが左右方向に回動移動する。
【0022】一方、ガントリージャンボ1には、その位
置座標と方位とを演算する位置,方位演算装置12が搭
載されている。本実施例の位置,方位演算装置12は、
ガントリージャンボ1に搭載された一対の第1および第
2ターゲットプリズム12a,12bと直交する3軸
(X,Y,Z)の捩じれを検出する傾斜計(2軸用)1
2cおよびジャイロコンパス12dと、演算制御器12
eとを有している。
【0023】図8は、これらの位置,方位演算装置12
の配置関係を、模式的に示したガントリージャンボ1上
に表示したものである。一対の第1および第2ターゲッ
トプリズム12a,12bは、図5ないしは図6に示す
ように、本実施例の場合には、垂直に立設された支柱1
2fの上端に固設されていて、ガントリージャンボ1の
後方の既知座標地点に設置される自動追尾測量装置14
からの視準が可能な位置に設置されている。
【0024】第1および第2ターゲットプリズム12
a,12bが設置された支柱12eは、図6に示すよう
に、自由断面掘削装置10が設置された、下部作業床6
の横梁6bに固設されている。
【0025】一対の支柱12fの固設位置は、ガントリ
ージャンボ1の長手軸L1を中心にして、等間隔の位置
に設置され、この固設位置から自由断面掘削装置10の
カッタードラム10aまでの長さL2は、既知となって
いる。
【0026】傾斜計12cとジャイロコンパス12dと
は、下部作業床6の前端側に設置されている。演算制御
器12eは、ガントリージャンボ1の下部作業床6のほ
ぼ中央部に設けられた中央操作室16内に設置され、予
め、トンネル掘削位置毎に掘削断面形状を設定し、これ
を読出し可能な情報として記憶するメモリを備え、イン
ターフェイス12gが接続されている。
【0027】なお、このトンネル掘削位置毎に設定され
る掘削断面形状は、トンネル計画線に沿って抗口から所
定長さ毎に順次設定されるものであって、掘削断面形状
の設定間隔は、例えば、直線区間では、比較的長く、ま
た、曲線区間では、比較的短くなる。
【0028】このインターフェイス12gには、傾斜計
12cとジャイロコンパス12dとが接続され、演算制
御器12eには、インターフェイス12gを介して、こ
れらの出力信号が入力される。
【0029】また、インターフェイス12gには、ガン
トリージャンボ1に搭載される無線通信ユニット12h
が接続されており、無線通信ユニット12hは、自動追
尾測量装置14で、第1および第2ターゲットプリズム
12a,12bをそれぞれ視準した際の、各ターゲット
プリズム12a,12bまでの距離値と角度とを受信
し、これらの測定値が演算制御器12eに入力される。
【0030】さらに、インターフェイス12gには、自
由断面掘削機10の制御部10dが接続され、制御部1
0dには、演算制御器12eから自動掘削するための制
御信号が送出される。
【0031】制御部10dに自動掘削のための制御信号
を送出する際には、以下の手段により、演算制御器12
eでガントリージャンボ1の位置座標および方位が演算
される。
【0032】この場合の演算は、まず、既知座標点に設
置されている自動追尾測量装置14で、第1および第2
ターゲットプリズム12a,12bまでの距離値をそれ
ぞれ求め、これとともに、既知座標点を原点とする座標
系に対する第1および第2ターゲットプリズム12a,
12bの偏角を測定し、これらの値を演算制御器12e
に取り込む。
【0033】また、演算制御器12eには、傾斜計12
cとジャイロコンパス12dを介して、ガントリージャ
ンボ1の直交する3軸の捩じれ量が取り込まれる。
【0034】演算制御器12eでは、これらの各測定値
に基づいで、第1および第2ターゲットプリズム12
a,12bが設置されている個所、具体的には、ガント
リージャンボ1の長手軸と第1および第2ターゲットプ
リズム12a,12bの中心を結ぶ線分の交点上の3次
元座標値と、現在ガントリージャンボ1の長手軸L1が
どの方向を向いている(方位)のかが演算される。
【0035】このようにして、ガントリージャンボ1の
方位とその設置位置座標が求められると、ガントリージ
ャンボ1の長手軸L1と第1および第2ターゲットプリ
ズム12a,12bの中心を結ぶ線分の交点の座標値に
カッタードラム10aまでの長さL2を加算して、現在
の切羽の位置座標が確定される。
【0036】この場合、ターゲットプリズム12a,1
2bは、ガントリージャンボ1の長手軸L1との間の距
離が既知であれば、必ずしも2個設ける必要はなく、い
ずれか一方でもガントリージャンボ1の方位とその設置
位置座標を求めることができる。
【0037】このようにして、切羽の位置座標が演算制
御器12eで求められると、メモリに格納されている情
報から対応する掘削断面形状を選択し、選択した掘削断
面形状に基づいて、自由断面掘削装置10の作動を決定
し、決定された制御信号を、制御部10dに送出する。
【0038】このような制御信号を受けた制御部10d
は、これに基づいて旋回用シリンダ10f,伸縮用シリ
ンダ10g,上下移動用シリンダ10hの作動を調整し
ながら、カッタードラム10aを回転駆動させて、切羽
を設定された断面形状に掘削する。
【0039】以上の操作は、トンネルの掘削が進行し、
ガントリージャンボ1を前方移動させると順次行われ
る。図1および図3などに符号20で示した装置は、カ
ッタードラム10aで掘削された土砂を掻き寄せるズリ
積込機である。
【0040】さて、以上のように構成した山岳トンネル
用自動掘削装置によれば、ガントリージャンボ1の切羽
側の前端に、前後移動自在で、上下および左右方向に回
動自在な自由断面掘削装置10を搭載し、ガントリージ
ャンボ1の位置座標と方位とを演算する位置,方位演算
装置12を設置し、トンネル掘削位置毎に掘削断面形状
を予め設定し、追尾型測量装置14から第1および第2
ターゲットプリズム(ターゲット)12a,12bを視
準して、位置,方位演算装置12により、ガントリージ
ャンボ1の現在位置座標と方位とを求め、求められた現
在位置座標と方位とに基づいて掘削断面形状を選択し、
選択された掘削断面形状を掘削するように自由断面掘削
装置10を作動させるので、自動的に予め設定した掘削
断面形状に掘削することができ、施工能率の大幅な改善
が可能になる。
【0041】この場合、ガントリージャンボ1の後方の
既知座標点に設置した追尾型測量装置14から視準が可
能なターゲットを少なくとも1つ備えいれば、自動掘削
が可能であって、しかも、このターゲットは、後方から
の測量を阻害しない位置に、容易に設置することができ
る。
【0042】なお、上記実施例の位置,方位演算装置1
2は、上記構成に代えて、ガントリージャンボ1に搭載
される第1および第2ターゲットと、傾斜計と、演算制
御器とで構成し、第1および第2ターゲットを、ガント
リージャンボ1の後方の既知座標点に設置した追尾型測
量装置14から視準が可能な個所に設置するとともに、
傾斜計を第1および第2ターゲットの中心間を結ぶ線分
に対して平行に設置するようにしてもよい。
【0043】また、上記実施例の位置,方位演算装置1
2は、上記構成に代えて、ガントリージャンボ1に搭載
される第1〜第3ターゲットと、演算制御器とで構成
し、第1〜第3ターゲットは、相互位置が既知で、か
つ、ガントリージャンボ1の後方の既知座標点に設置し
た追尾型測量装置14から視準が可能な個所に設置する
ようにしてもよい。
【0044】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
かかる山岳トンネル用自動掘削装置によれば、後方から
の測量が容易で、比較的簡単に切羽の現在位置を求める
ことができるとともに、施工能率を向上させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる山岳トンネル用自動掘削装置の
一実施例を示す装置全体の正面図である。
【図2】図1の上面図である。
【図3】図1のA−A矢視図である。
【図4】図1のB−B断面説明図である。
【図5】図1に示した自動掘削装置の要部正面図であ
る。
【図6】図5の上面図である。
【図7】図5のC−C矢視図である。
【図8】図1に示した自動掘削装置の制御系の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 ガントリージャンボ 3 走行装置 5 上部作業床 6 下部作業床 10 自由断面掘削装置 10a カッタードラム 10b 主軸 10c 支持部材 10d 制御部 10f 旋回用シリンダ 10g 伸縮用シリンダ 10e 上下移動用シリンダ 12 位置,方位演算装置 12a 第1ターゲットプリズム 12b 第2ターゲットプリズム 12c 傾斜計 12d ジャイロコンパス 12e 演算制御器 14 自動追尾測量装置
フロントページの続き (72)発明者 阪本 公明 大阪府枚方市招提大谷1−1−1 株式会 社大林組大阪機械工場内 (72)発明者 上田 尚輝 東京都港区港南2丁目15番2号 株式会社 大林組本社内 Fターム(参考) 2D054 AA01 AB07 AC20 BA23 GA02 GA13 GA17 GA25 GA62 GA82

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート吹付け機や穿孔機などの各
    種トンネル施工機械類を搭載し、トンネル軸方向に沿っ
    て移動可能なガントリージャンボを用いる山岳トンネル
    用掘削装置において、 前記ガントリージャンボの切羽側の前端に、前後移動自
    在で、上下および左右方向に回動自在な自由断面掘削装
    置を搭載し、 前記ガントリージャンボの後方の既知座標点に設置した
    追尾型測量装置から視準が可能なターゲットを少なくと
    も1つ備え、前記ガントリージャンボの位置座標と方位
    とを演算する位置,方位演算装置を設置し、 トンネル掘削位置毎に掘削断面形状を予め設定し、 前記追尾型測量装置から前記ターゲットを視準して、前
    記位置,方位演算装置により、前記ガントリージャンボ
    の現在位置座標と方位とを求め、求められた現在位置座
    標と方位とに基づいて前記掘削断面形状を選択し、選択
    された掘削断面形状を掘削するように前記自由断面掘削
    装置を作動させることを特徴とする山岳トンネル用自動
    掘削装置。
  2. 【請求項2】 前記位置,方位演算装置は、前記ガント
    リージャンボに搭載される第1ターゲットと、直交する
    3軸の捩れを検出する傾斜計およびジャイロコンパス
    と、演算制御器とを備え、 前記第1ターゲットは、前記ガントリージャンボの後方
    の既知座標点に設置した前記追尾型測量装置から視準が
    可能な個所に設置することを特徴とする請求項1記載の
    山岳トンネル用自動掘削装置。
  3. 【請求項3】 前記位置,方位演算装置は、前記ガント
    リージャンボに搭載される第1および第2ターゲット
    と、傾斜計と、演算制御器とを備え、 前記第1および第2ターゲットは、前記ガントリージャ
    ンボの後方の既知座標点に設置した前記追尾型測量装置
    から視準が可能な個所に設置するとともに、前記傾斜計
    を前記第1および第2ターゲットの中心間を結ぶ線分に
    対して平行に設置することを特徴とする請求項1記載の
    山岳トンネル用自動掘削装置。
  4. 【請求項4】 前記位置,方位演算装置は、前記ガント
    リージャンボに搭載される第1〜第3ターゲットと、演
    算制御器とを備え、 前記第1〜第3ターゲットは、相互位置が既知で、か
    つ、前記ガントリージャンボの後方の既知座標点に設置
    した前記追尾型測量装置から視準が可能な個所に設置す
    ることを特徴とする請求項1記載の山岳トンネル用自動
    掘削装置。
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Cited By (3)

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JP2009046912A (ja) * 2007-08-21 2009-03-05 Enzan Kobo:Kk 削岩機搭載台車における穿孔位置決め制御方法及びトンネル施工機械におけるブーム移動制御方法
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JP2011236589A (ja) * 2010-05-07 2011-11-24 Kayaba System Machinery Co Ltd 掘削機

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