JP2002097894A - 埋設鉛管の敷設替え方法 - Google Patents

埋設鉛管の敷設替え方法

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JP2002097894A
JP2002097894A JP2000291340A JP2000291340A JP2002097894A JP 2002097894 A JP2002097894 A JP 2002097894A JP 2000291340 A JP2000291340 A JP 2000291340A JP 2000291340 A JP2000291340 A JP 2000291340A JP 2002097894 A JP2002097894 A JP 2002097894A
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JP2000291340A
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English (en)
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Noriyuki Arakawa
範行 荒川
Masayuki Okawa
雅之 大川
Shozo Kishi
正蔵 岸
Kotaro Kawamoto
公太郎 河本
Takahiro Ishihara
孝浩 石原
Akira Yamashita
彰 山下
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 細い埋設管、特に鉛管のような環境基準上問
題のある埋設管であっても地表を開削することなく、老
朽管を地中に残すことなく新規管に敷設替えすることを
課題とする。 【解決手段】管路2から切り放した既設埋設鉛管1の一
端から他端へ牽引索7を引き通し、引き出した牽引索7
の先端を前記鉛管1の他端とを係合させ、前記牽引索7
を既設円管1の一端側へ牽引することにより既設鉛管1
を地中から引き抜きくと共に、前記既設鉛管1の一端か
ら他端へ向け、直管状のさや管12を打ち込み、該さや
管内12に新規管1Pを挿入敷設し、該新規管1Pと前
記管路2とを接続するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、埋設管の敷設替
え方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、給水管として鉛管が一般的に使用
されてきた。ところが、この鉛管は将来的に鉛成分の溶
出など水質面で問題が出る可能性があるので、敷設替え
の要請が高まっている。
【0003】このような小径管の敷設替えの非開削工法
としては、既設埋設管の両端部に立坑を掘削し一端から
超硬リーマを当接して既設埋設管を破砕、切削し、この
破砕屑を超硬リーマの後方へ送ると同時に、新規管を超
硬リーマの掘進に従って挿入していく工法や、埋設管を
一方の立坑へ牽引装置で引き抜き、この引き抜かれる老
朽管に続いて他端側の立坑から新規管を接続して引き込
むようにして新規管を挿入していく方法などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
リーマにより破砕していく工法の場合、地中に鉛管の破
砕屑が残留する恐れがあり、また後者の場合は鉛管のよ
うに耐引張強度が低い管の場合は、埋設管が引抜力に耐
え得ず、実施が困難となるといった問題がある。
【0005】従って、このような鉛管を敷設替えする場
合は開削工法によらざるを得ず、この開削工法の実施が
交通の障害となり、都市部では交通渋滞や歩行者の転倒
事故の原因となるなど種々問題が生じる。
【0006】この発明は、上記問題に鑑み、地表を開削
することなく、また、環境基準上問題となり得る鉛管を
地中に残すことなく新規管に敷設替えすることを課題と
してなされたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
請求項1に記載の埋設管の敷設替え方法は、管路から切
り放した既設埋設鉛管の一端から他端へ牽引索を引き通
し、引き出した牽引索の先端を前記既設管の他端に係合
させ、前記牽引索を既設埋設管の一端側へ牽引すること
により既設埋設管を地中から引き抜くと共に、前記既設
埋設管の一端から他端へ向け、さや管を打ち込み、該さ
や管内に新規管を挿入敷設し、該新規管と前記管路とを
接続するものである。
【0008】従って、この発明によれば、地中埋設され
た鉛管は牽引索により地中に遺留物を残すことなくすべ
て引き抜かれてしまうので、環境基準上の問題は全く心
配なくなる。また、管内に挿通した牽引索はその管路に
沿って容易に曲折するので曲折した管路であっても引き
抜く事ができる。
【0009】しかも、新規管は別のさや管内に敷設され
るので、流量の増加も容易に図れ、同一径の配管とした
場合であっても、屈曲部が無くなるので流れの効率が良
くなる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、この発明の実施の形態を説
明する。図1〜図6は、この発明の埋設管の敷設替え方
法の工程を示す断面図である。
【0011】図1において、1は地中埋設された鉛管を
示す。この鉛管1は、例えば、本管2の分水栓3と、各
末端供給先の止水栓4との間に配管された給水管で、図
示例の場合、中間部に屈曲部1aが設けられている。
【0012】そして、この鉛管1は、敷設替えにあたり
分水栓3位置と止水栓4部分で完全に切り放されてい
る。なお、図中5は切り放し部に掘削した作業用立坑、
6は分水栓用のピットを示す。
【0013】次いで、図2に示すように切り離した鉛管
1内に牽引索7が挿通される。この牽引索は、曲折する
細い管路内でも推進可能なように、細くても屈曲性と硬
度を有する材質とされ、十分な引張り強度を有するステ
ンレス製の細いワイヤーや、ある程度の屈曲性と硬度な
らびに高抗張力を有する合成樹脂繊維、例えば6、6−
ナイロン繊維やアラミド繊維製ロープなどが使用され
る。
【0014】また、鉛管1内に牽引索7を挿通させるに
は、図3に示すように、鉛管1の挿入端1bに着脱可能
な蓋体9であって、漏水防止構造を備えた挿通孔9aと
注水口9bを備えた蓋体9を用意し、牽引索7を挿通孔
9aに挿通させた後、先端に栓8を取付け、栓8から鉛
管1に挿入して蓋体9を鉛管1の挿入端1bに取付け
る。そして、注水口9bから注水し、水圧を利用して牽
引索7を他側端1cへと引き通すのである。
【0015】その後、図4に示すように挿通させた牽引
索7先端の栓8を取付具10に交換し、牽引索7の一端
を取付具10で鉛管1の他側端1cに固定する。次い
で、図5に示すように牽引索7を立坑5内に設置したウ
インチ11などで強力に牽引し、その牽引力により鉛管
1を立坑5方向へ引き抜く。
【0016】なお、引き抜かれる鉛管1は立坑5内につ
かえないよう、符号1dで示すように切開して切断し適
宜除去する。一方、新設管の敷設は、鉛管1の引き抜き
と平行しあるいは独立して、さや管12、12の打ち込
み作業によって行われる。
【0017】さや管12は、分水栓3位置から止水栓4
位置へ向けた直線に沿って推進される。この推進には、
立坑5内に設置した油圧ジャッキ13などにより行われ
る。また、このさや管12の径は、新設管1P(図6)
を挿通出来る内径とされている。
【0018】そして、さや管12の推進により挿通後、
図6に示すようにさや管12内に新設管1Pを挿通し、
さや管12内と新設管1P外面との間にグラウトを充填
して硬化させ、新設管1P内を洗管後、両端をそれぞれ
分水栓3と止水栓4とに接続し、新設管1Pの敷設を終
了する。
【0019】この場合、新設管1Pの流量を増加させる
必要がある場合、径の大きい管が使用されるが、これに
備えさや管12も予め大きい径のものが使用される。な
お、鉛管1を引き抜いた後には細い孔14が残るが、鉛
管1の径が小さいので放置してもさしたる問題はなく、
そのまま放置される。
【0020】以上説明したように鉛管1のような細い管
であっても、鉛管1内に挿通した牽引索7を牽引するこ
とで、管を引き抜く事ができ、また、その近傍で新規管
用のさや管を地中に打ち込んで直線に沿って新規管を推
進工法的に敷設するので、管路に沿って地表を開削する
必要は全く無く、単に管路の両端に立坑を掘削すれば良
いだけであるので、工事が非常に簡単となり、地表を開
削する事による交通障害もない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の埋設管
の敷設替え方法によれば、単に管路の両端に立坑を掘削
すれば良いだけであるので、地表を開削する事による交
通障害もない。
【0022】また、鉛管は地表を開削すること無く容易
に除去でき、また地中に鉛の遺留物も全く残さないので
環境基準上も問題無く敷設替え工事が出来る。また、鉛
管に代わる新規管を敷設する場合は、地中に打ち込んだ
さや管内に推進工法により新規管が敷設するので、鉛管
引き抜き工事と平行して施行可能で、鉛管除去と新規管
敷設工事とを同時に完了させる事もでき、短時間に敷設
替えの工事が完了させることもできるといった効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の埋設管の敷設替え方法の初期工程を
示す断面図である。
【図2】同埋設管の敷設替え方法の牽引索挿通工程を示
す断面図である。
【図3】既設鉛管の一端における牽引索挿通工程を示す
断面図である。
【図4】既設鉛管の他端における牽引索挿通工程を示す
断面図である。
【図5】鉛管の引き抜き及びさや管の押し込み状況を示
す断面図である。
【図6】埋設管の敷設替え方法の最終工程を示す断面図
である。
【符号の説明】
1 地中埋設管(鉛管) 1P 新設管 2 本管 3 分水栓 4 止水栓 5 立坑 6 ピット 7 牽引索 8 栓 10 取付具
フロントページの続き (72)発明者 岸 正蔵 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 河本 公太郎 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 石原 孝浩 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 山下 彰 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式会 社クボタ武庫川製造所内 Fターム(参考) 2D054 AA06 AC18 AD32 AD37

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路から切り放した既設埋設鉛管の一端
    から他端へ牽引索を引き通し、引き出した牽引索の先端
    を前記既設管の他端に係合させ、前記牽引索を既設埋設
    管の一端側へ牽引することにより既設埋設管を地中から
    引き抜くと共に、前記既設埋設管の一端から他端へ向
    け、さや管を打ち込み、該さや管内に新規管を挿入敷設
    し、該新規管と前記管路とを接続する埋設管の敷設替え
    方法。
JP2000291340A 2000-09-26 2000-09-26 埋設鉛管の敷設替え方法 Pending JP2002097894A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006022853A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Kurimoto Ltd 水道管の更新工法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006022853A (ja) * 2004-07-06 2006-01-26 Kurimoto Ltd 水道管の更新工法
JP4496024B2 (ja) * 2004-07-06 2010-07-07 株式会社栗本鐵工所 水道管の更新工法

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