JP2002096421A - 積層板 - Google Patents
積層板Info
- Publication number
- JP2002096421A JP2002096421A JP2000292090A JP2000292090A JP2002096421A JP 2002096421 A JP2002096421 A JP 2002096421A JP 2000292090 A JP2000292090 A JP 2000292090A JP 2000292090 A JP2000292090 A JP 2000292090A JP 2002096421 A JP2002096421 A JP 2002096421A
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- JP
- Japan
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- wood veneer
- laminated
- thin wood
- resin
- present
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、表に突板、シート等を貼る加
工、塗装加工等において、その下部に貼ることにより、
局部的集中荷重に耐え、収縮変化による割れを防止でき
る積層板を提供するものである。 【解決手段】 本発明における積層材とは、樹脂含浸
材２をコアーとし、薄物木材単板１及び薄物木材単板３
を積層した積層材である。
工、塗装加工等において、その下部に貼ることにより、
局部的集中荷重に耐え、収縮変化による割れを防止でき
る積層板を提供するものである。 【解決手段】 本発明における積層材とは、樹脂含浸
材２をコアーとし、薄物木材単板１及び薄物木材単板３
を積層した積層材である。
Description
【０００１】
【発明が属する技術分野】本発明は、表裏面が木材単板
からなる積層板に関するものである。
からなる積層板に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】現状利用されている合板は、表面硬度が
低く、また局部集中荷重がかかった場合に、表面に凹凸
や傷を生じやすいという問題があった。その他にも多種
多様な基材が開発されているが、接着性、表面高度、加
工性、収縮による変化など全ての面で満足できる物はな
かった。
低く、また局部集中荷重がかかった場合に、表面に凹凸
や傷を生じやすいという問題があった。その他にも多種
多様な基材が開発されているが、接着性、表面高度、加
工性、収縮による変化など全ての面で満足できる物はな
かった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、表に突板、
シート等を貼る加工、塗装加工等において、その下部に
貼ることにより、局部的集中荷重に耐え、収縮変化によ
る割れを防止できる積層板を提供するものである。
シート等を貼る加工、塗装加工等において、その下部に
貼ることにより、局部的集中荷重に耐え、収縮変化によ
る割れを防止できる積層板を提供するものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明者は上記課題を解
決する方法を検討した結果、樹脂含浸材２をコアーと
し、薄物木材単板１及び薄物木材単板３を積層した積層
材で課題を実現することができることを見いだし本発明
に到った。
決する方法を検討した結果、樹脂含浸材２をコアーと
し、薄物木材単板１及び薄物木材単板３を積層した積層
材で課題を実現することができることを見いだし本発明
に到った。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図１は、本発明の積層
材を説明する為の構成を表す概略側面図である。本発明
における積層材とは、樹脂含浸材２をコアーとし、薄物
木材単板１及び薄物木材単板３を積層した積層材であ
る。
面に基づいて具体的に説明する。図１は、本発明の積層
材を説明する為の構成を表す概略側面図である。本発明
における積層材とは、樹脂含浸材２をコアーとし、薄物
木材単板１及び薄物木材単板３を積層した積層材であ
る。
【０００６】薄物木材単板１及び薄物木材単板３とは、
薄い木材単板であり、熱硬化性含浸紙２の樹脂特性であ
る硬化後の他の物質との無接着性を回避する為の物で、
また本発明の製品に、突板接着加工、樹脂加工、紙加工
等の加工が行なわれる時の難易度を下げる為の機能を有
する。この薄物木材単板１及び薄物木材単板３は、樹
種、厚み等を適宜選択できるが同条件にすることによ
り、反りを防止することができるので好ましい。
薄い木材単板であり、熱硬化性含浸紙２の樹脂特性であ
る硬化後の他の物質との無接着性を回避する為の物で、
また本発明の製品に、突板接着加工、樹脂加工、紙加工
等の加工が行なわれる時の難易度を下げる為の機能を有
する。この薄物木材単板１及び薄物木材単板３は、樹
種、厚み等を適宜選択できるが同条件にすることによ
り、反りを防止することができるので好ましい。
【０００７】樹脂含浸材２とは、メラミン樹脂等を主体
に構成した熱硬化性樹脂が望ましく、基材の紙等に含浸
した物で、熱圧硬化すれば硬くなり局部的集中荷重に耐
える機能を得る。また、硬化により木材の収縮変化によ
る割れを防止する機能を有する。
に構成した熱硬化性樹脂が望ましく、基材の紙等に含浸
した物で、熱圧硬化すれば硬くなり局部的集中荷重に耐
える機能を得る。また、硬化により木材の収縮変化によ
る割れを防止する機能を有する。
【０００８】本発明の積層板は、例えば、スプレッダー
機にて接着剤を樹脂含浸材２に塗布し、下より薄物木材
単板３、樹脂含浸材２、薄物木材単板１の順に滞積す
る。この滞積物をコールドプレス機にて仮接着を行な
い、ホットプレス機にて熱圧する事で求める積層材が得
られる。また、別の方法として、それぞれロールに巻い
た薄物木材単板１、樹脂含浸材２、薄物木材単板３を挿
入し、プレスロールにて熱圧する方法も考えられる。
機にて接着剤を樹脂含浸材２に塗布し、下より薄物木材
単板３、樹脂含浸材２、薄物木材単板１の順に滞積す
る。この滞積物をコールドプレス機にて仮接着を行な
い、ホットプレス機にて熱圧する事で求める積層材が得
られる。また、別の方法として、それぞれロールに巻い
た薄物木材単板１、樹脂含浸材２、薄物木材単板３を挿
入し、プレスロールにて熱圧する方法も考えられる。
【０００９】
【実施例】［実施例］積層板は、薄物木材単板１及び薄
物木材単板３の厚みを０．３ｍｍで、樹脂含浸材２は、
メラミン樹脂１００ｇ／ｍ２を含む２２０ｇ／ｍ２の含
浸紙で構成する。この時の積層板の厚みは０．８２ｍｍ
である。製造方法は、スプレッダー機にて接着剤を樹脂
含浸材２に塗布し、下より薄物木材単板３、樹脂含浸材
２、薄物木材単板１の順に滞積し、この滞積物をコール
ドプレス機にて圧力１０ｋｇ／ｍ2、時間４０分で加圧
し仮接着を行ない、ホットプレス機にて温度１２０℃、
圧力１０ｋｇ／ｍ2、時間２分間で熱圧し製造した。
物木材単板３の厚みを０．３ｍｍで、樹脂含浸材２は、
メラミン樹脂１００ｇ／ｍ２を含む２２０ｇ／ｍ２の含
浸紙で構成する。この時の積層板の厚みは０．８２ｍｍ
である。製造方法は、スプレッダー機にて接着剤を樹脂
含浸材２に塗布し、下より薄物木材単板３、樹脂含浸材
２、薄物木材単板１の順に滞積し、この滞積物をコール
ドプレス機にて圧力１０ｋｇ／ｍ2、時間４０分で加圧
し仮接着を行ない、ホットプレス機にて温度１２０℃、
圧力１０ｋｇ／ｍ2、時間２分間で熱圧し製造した。
【００１０】本発明の積層板の表面硬度を、５円玉貨幣
の上部に２０ｋｇの重量を加え、４５度の傾斜角度に
て、製品表面を１０ｃｍ引き、その凹凸部の深さを測定
したところ、０．１ｍｍ以下であった。
の上部に２０ｋｇの重量を加え、４５度の傾斜角度に
て、製品表面を１０ｃｍ引き、その凹凸部の深さを測定
したところ、０．１ｍｍ以下であった。
【００１１】［比較例１］合板を比較例１とする。合板
の構成は、フェイス０．５３ｍｍ、コアー１．４ｍｍ、
バック０．５３ｍｍで構成厚み２．４６ｍｍである。こ
れを上記積層板と同試験を行なった結果、凹凸部の深さ
は０．３６ｍｍで、上記実施例の積層板に対し大きな差
があった。
の構成は、フェイス０．５３ｍｍ、コアー１．４ｍｍ、
バック０．５３ｍｍで構成厚み２．４６ｍｍである。こ
れを上記積層板と同試験を行なった結果、凹凸部の深さ
は０．３６ｍｍで、上記実施例の積層板に対し大きな差
があった。
【００１２】
【発明の効果】本発明の積層板により、局部集中荷重に
耐え、且つ寸法安定性の性能を得た。つまり,表面硬度
の硬い板が得られ、収縮変化による突板貼り加工、シー
ト貼り加工、塗装加工等による割れ、反りを防止でき
る。また、表面は木材単板を使用している為、突板貼り
加工、シート貼り加工、塗装加工等の加工性が従来の加
工技術で対応できる。と伴に、積層板の厚みが薄い為に
利用用途が広い。さらに、本発明の積層板を複数積層す
ることにより、高強度の積層板を得ることもできる。
耐え、且つ寸法安定性の性能を得た。つまり,表面硬度
の硬い板が得られ、収縮変化による突板貼り加工、シー
ト貼り加工、塗装加工等による割れ、反りを防止でき
る。また、表面は木材単板を使用している為、突板貼り
加工、シート貼り加工、塗装加工等の加工性が従来の加
工技術で対応できる。と伴に、積層板の厚みが薄い為に
利用用途が広い。さらに、本発明の積層板を複数積層す
ることにより、高強度の積層板を得ることもできる。
【図１】積層板の構成を説明する為の概略側面図であ
る。
る。
１ 薄物木材単板 ２ 樹脂含浸材 ３ 薄物木材単板
Claims (1)
- 【請求項１】薄物木材単板３の上に、樹脂含浸材２を、
その上に薄物木材単板１を積層された積層板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000292090A JP2002096421A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000292090A JP2002096421A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 積層板 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002096421A true JP2002096421A (ja) | 2002-04-02 |
Family
ID=18775077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000292090A Pending JP2002096421A (ja) | 2000-09-26 | 2000-09-26 | 積層板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002096421A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007313889A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-12-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 合板とこれを用いた建築板および木質防音床材並びに合板の製造方法 |
-
2000
- 2000-09-26 JP JP2000292090A patent/JP2002096421A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007313889A (ja) * | 2006-04-25 | 2007-12-06 | Matsushita Electric Works Ltd | 合板とこれを用いた建築板および木質防音床材並びに合板の製造方法 |
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