JP2002095860A - 獲得ポイント管理・評価方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲームをコンピュータ端末で配信し、登録会
員が利用料を払ってプレ−することにより、金銭的に評
価可能なポイントを獲得できるゲームの提供およびプレ
イの結果としての獲得ポイントを管理・評価する方法を
提供する。 【解決手段】 コンピュータや携帯電話等の電子端末
を利用するゲームで、各ゲームに利用ポイント（利用
料）と勝利／喪失ポイントまたは獲得ポイントを付する
工程と、システムの内容を了解して利用料を支払う会員
となる会員登録工程と、獲得ポイント状況を管理保存す
る工程と、獲得喪失ポイントとゲーム利用ポイントを集
中カウントする工程と、保管管理したポイントを積算す
るポイント更新工程と、積算したポイントを評価してポ
イントガードやプリペイドカードまたは景品等を交換す
るポイント評価交換工程とからなる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明はコンピュータやイン
ターネットや携帯電話等の多種多様の電子ディバイスを
用いたゲームに関し、特にゲームの勝敗や得点にポイン
トを与えて賞品等と交換することができる獲得ポイント
管理・評価方法に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の各種電子ディバイスを用いたゲー
ムは獲得ポイントや勝敗を純粋に追求するものであり、
その結果が直ちにカジノやパチンコのように評価されて
金員や賞品（景品）と交換できることは無かった。ま
た、コンピュータという機械が対戦相手となるゲームが
主流で、対戦相手として他の当事者が存在する対戦型の
ゲームは少なかった。従って、勝敗や獲得ポイントに対
する関心が低く、現実には、単に知人に自慢したり、イ
ンターネット上で特定のゲームで何点獲得したと公表し
たり、同好の士と獲得ポイントを競い合うことがせいぜ
いの結果であった。勝利により具体的に賞品等を獲得し
たり、対戦相手から何らかの獲得物を得たりするという
現実的な要請は従来は顕在化していなかった。

【０００３】しかしながら、コンピュータは加速度的に
急速に普及し、携帯電話も広範囲に普及した。特に、携
帯電話は１９７９年に日本自動車電話のサ−ビスがスタ
−トして以来、徐々に普及し、郵政省の統計デ−タによ
ると既に、約５０００万台が稼動している状態で、アメ
リカに次ぐ世界第２位の携帯電話保有数を誇る大国にな
って来ている。確かに、携帯電話は今や単なる通話用の
ル−ツ（機械手段）としてだけではなく、インタ−ネッ
トに接続できる携帯端末として広く活用されるようにな
った。最新の携帯電話は、インタ−ネットを利用した電
子メ−ルの受信や、Ｗｅｂサイトのブラウジング機能が
基本機能として搭載されている。さらに、ｅーコマ−ス
では携帯電話は携帯端末としてＣ to Ｃ（Consumer to
Consumer: 消費者個人対個人）のコミュニケ−ションツ
−ルとしてのみならずＢ to Ｃ（Business to Consume
r: 企業対個人）、Ｂ to Ｂ（Business to Business:
企業対企業）の取引用のツールとしても利用されてい
る。

【０００４】インタ−ネットを利用した通信販売や音楽
配信、ゲ−ム配信といったサ−ビスは、今後のビジネス
の成功の必要条件として認知されて来ている。ゲ−ム事
業についても、携帯をインタ−ネット接続端末として利
用した対戦型ゲ−ム等が増えることが考えらる。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、従来
は存在しなかったゲームの獲得ポイントや勝敗の結果が
ポイントとして金銭等の交換評価の対象となるようなゲ
ームを携帯電話の端末を含めたコンピュータを利用して
配信し、ユ−ザ−が会員として登録して利用料を払って
プレ−することにより、ゲームの結果如何で賞品や金銭
的に評価可能なポイントを獲得できる手軽な娯楽として
のゲームの提供およびプレイの結果としての獲得ポイン
トを管理・評価する方法を提供することにある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明にかかる獲得ポイント管理・評価方法は、コ
ンピュータや携帯電話等を含む多種の電子ディバイスを
用いた各種のゲームにであって、各ゲームに利用ポイン
ト（利用料）と勝利／喪失ポイントまたは獲得ポイント
を付する工程と、該ポイントが付されたゲームにシステ
ムの内容を了解して会員となり、ゲームを利用する意思
を表示する利用料支払および会員登録工程と、現在のポ
イント状況をコンピュータを介して管理保存する工程
と、勝利獲得ポイント、敗戦喪失ポイントまたは成果獲
得ポイント、ゲーム利用ポイントを自動的に集中カウン
トする工程と、保管管理したポイントに集中カウントし
た獲得または消失したポイントをポイントの増減として
順次積算するポイント更新工程と、積算獲得したポイン
トを評価してポイントガードやプリペイドカードまたは
景品等を交換するポイント評価交換工程とからなる構成
である。

【０００７】また、利用意思を表示する会員登録工程
は、月額の情報受信料（ゲーム配信料）を支払う会員の
申込工程と、会員登録工程であり、月額の情報受信料
（ゲーム配信料）の支払いを含む会員申込工程は、クレ
ジットカード会社を介してクレジットカード会社経由で
会員から情報受信料および利用料を徴収することからな
り、また、ポイント評価交換工程は、獲得／喪失ポイン
トをもって一定の条件のもとで提携した通信事業会社と
の間で電話通信代金と相殺できる特定の景品等を獲得す
ることができる。

【０００８】

【発明の実施の形態】以下に本発明に係る獲得ポイント
管理・評価方法を図面に示す実施例により詳細に説明す
る。図１は本発明にかかる獲得ポイント管理・評価方法
の各工程を示すフローチャートであり、図２は本発明の
概略を示す構成図である。本発明に係るコンピュータや
携帯電話等を含む多種の電子ディバイスの獲得ポイント
管理・評価方法１０は、ポイントを付する工程２０と、
利用料支払および会員登録工程３０と、ポイント管理保
存工程４０と、集中カウントする工程５０と、ポイント
更新工程６０と、ポイント評価交換工程７０とからなる
構成である。

【０００９】この発明を管理するセンターは、インタ−
ネット等を利用したすべてのゲ−ムにおいて「勝利デ−
タ」「獲得ポイント」等のデ−タを「管理・保管」し、
「賞品の提供」「表彰」の全てを処理する。すなわち、
センターが、これらゲ−ムの「公認審判」であり「公認
得点保管人」であると共に「公認賞品授与人」として全
体の事業を運営する。これにより、パチンコやパチスロ
のようにユーザーへの賞品の提供が現実的に可能ととな
り、ゲーム参加者の目的意識を具現化し成功報酬システ
ムを実現することができる。

【００１０】ポイントを付する工程２０は、各ゲームに
ついて、ゲーム毎に異なるゲーム利用料（参加費）を設
定する工程であると同時に、ゲームを行った結果として
発生する勝利に対する勝利ポイント、および敗戦により
喪失する敗戦ポイントまたは、勝敗という要素でなくゲ
ーム毎に発生する獲得ポイントを各ゲーム毎に設定する
工程である。通常のゲームには対戦型、カジノ型、その
他（釣りゲーム・シミュレーション）等々でそれぞれ勝
敗があったり、独自の認定による獲得点数が個々に付け
られている。これらの勝敗の得失点や獲得点数は、各ゲ
ーム間では相互に関連性がなく、ゲーム毎に完結してい
て、ゲーム相互間のポイントを交換するような思想は無
かった。そこで、ゲームの特性、難易度、魅力の度合
い、又は得点の射倖性の程度等によってゲーム毎に個別
の利用料を設定できるシステムを採用した。

【００１１】本発明は、ゲームの勝敗や得失点とプレイ
の成果である獲得点数に一定の基準をもって、それぞれ
独自の共通ポイントを各ゲーム毎に与え、獲得したポイ
ントを相互に互換可能にする方式を取っている。また、
それぞれのゲームの難易度や獲得点数の大小に応じてゲ
ームへの参加費としての利用料を定めている。利用料と
得失点や獲得点数は直接関連はないが、各種種類のゲー
ムを統一的な評価のもとに共通に点数化して各ゲーム毎
に差を付けてポイントを付与している。これにより、ポ
イントが統一的されて共通ポイントを管理することによ
り、全体のポイントの積算管理が可能となった。従っ
て、ゲームの利用料もこの共通ポイントによって支払う
ことも可能である。

【００１２】ちなみに、ゲームに対する配当を利用料金
の５０％に設定し、勝率を１％から１００％までの１０
０区分に設定した場合、ゲームを対戦型、カジノ型、そ
の他（釣りゲーム・シミュレーション）型の３区分に分
けて、さらに各ゲームを難易度別に３区分に分類する
と、１００×３×3 ＝９００種類のサイトを開設するこ
とができる。これにより、クライアントは各自の実力に
合わせて各種のゲームを自分で選択した難易度で楽しむ
ことができ、かつ、初心者でも充分にポイントの獲得可
能性が得られる。

【００１３】利用料支払および会員登録工程３０は、特
定のポイントが付与されたゲームを、そのポイント獲得
システムまたは勝敗の得失点およびその利用料を理解
し、得喪の内容を承諾了解した上で会員となる者に対し
てだけゲームの利用を許可して利用料を徴収する工程で
あり、利用者は利用料を支払うと同時に新規参入者にと
っては会員として登録される会員登録工程でもある。会
員となった者からゲームへの参加費である利用料を徴収
する工程と会員の登録工程とは別に設定することも可能
である。

【００１４】会員の登録事項は、氏名、年齢、性別、国
籍、住所、電話番号、Ｆａｘ番号、Ｅ−ｍａｉｌアドレ
ス、所属（勤務先）、清算方法等が考えられる。ただ
し、これらの登録事項を全て具備する必要はなく、清算
方法と連絡先以外の事項は選択的であっても良い。ま
た、清算方法としてはクレジットカードに限定されるも
のではなく、電子商取引として認められるものの他、ポ
イントデポジットやｗｅｂマネーまたはプリペイド方式
であってもポイントデポジットへの直接送金であっても
可能である。また、ビジターとして利用料金を前払いす
れば利用可能であり、獲得ポイントが発生した時点で本
登録することも可能である。

【００１５】ゲームセンター等では、ゲームの結果に関
わらず、ゲーム毎に装置の利用料を支払うのが一般的で
あるが、通常の家庭用のゲームでは、利用料とか、獲得
ポイントの金銭的な評価が与えられるということは行わ
れていない。しかしながら、この発明にかかるシステム
では、獲得点数に評価が与えられると同時に、ゲームに
参加する者に対してゲーム利用料が課される。競技者で
あるクライアントは、まず、自己のポイントを管理する
番号をもらい受け、次にゲームを利用するためのポイン
トをセンターから購買して自己の積算ポイントの番号に
加算する。ゲーム利用料も前述の通り共通ポイントで支
払うことが可能であり、積算されたポイントを有する者
は、自己の所有する積算ポイントの中から利用料を自動
的に引き落とすことができる。ポイントによる支払方法
は、積算されたカードによる支払であっても、センター
の蓄積ポイント情報にアクセスして引き落とす方式であ
っても良い。

【００１６】ポイント管理保存工程４０は、現在時点の
利用可能ポイントの管理および保存工程であり、まず、
参加者かつ競技者であるクライアントはポイント管理の
番号を取得し、ゲームを利用するためのポイントをセン
ターから購買して、積算ポイント管理工程に入れる。こ
の番号に積算されたポイントからゲーム利用料が支払わ
れる他、勝敗のあるゲームでは勝利者ポイントが加算さ
れる。ただし、勝負に負けた場合は敗者マイナスポイン
トが付加されて積算ポイントから減算される。獲得また
は損失するポイントの量は予めゲームに参加する前に表
示部分を見ることにより、利用者が了解している事項で
ある。ゲーム終了後は、それぞれのクライアント毎に成
績に応じて積算ポイントが加算されたり減算されたりす
る。現在のポイント状況はコンピュータを介して何時で
もクライアントの要求に応じて手元に供給されるシステ
ムである。

【００１７】集中カウントする工程５０は、ゲーム利用
ポイントおよび、各ゲームの勝利獲得ポイントまたは敗
戦喪失ポイントと、点数獲得ゲームの成果獲得ポイント
を一カ所に集中させて積算または減算し、集中してカウ
ントする工程である。勝利獲得ポイントまたは敗戦喪失
ポイントまたは成果獲得ポイントは、管理センターにお
いて自動的にカウントされる。

【００１８】ポイント更新工程６０は、獲得または喪失
（消費）したポイントは、新たのポイントの変動として
従前より保存管理しているポイント加算または減算され
る。集中カウントしたをポイントはポインの増減を反映
して順次積算され積算ポイントは更新される。

【００１９】ポイント評価交換工程７０は、積算獲得し
更新されたポイントに価値評価を与えて金額評価し、そ
の金額に応じてポイントガードやプリペイドカードまた
は景品等を交換する。また、電話料金の徴収の際に代金
を支払えることが最終的には理想であるが、現行の精度
では、一定の条件のもとで提携した通信事業会社が発行
する電話通信代金と相殺できる特定の景品を獲得するこ
とにより実現することができる。

【００２０】獲得ポイントを評価管理する管理センター
とは別主体とした古物業者をこのシステムの外に設置す
ることも可能である。古物業者は、管理センターとは無
関係な独立した営業主体であり、独自の営業を推進す
る。古物業者は一定の条件の下で交換価値のある「特定
品」について優先的に取り扱う。業者毎に独自で会員を
登録し、インターネット上で取引を行う。管理センター
は会員が獲得した「特定品」について依頼により保管管
理を行い、保管した「特定品」について預り証を発行す
る。会員は、預り証を古物業者に売却することが可能
で、古物業者は対価としての金銭を当該会員に支払う。
「特定品」の預り証を買い取った古物業者は、預り証を
引き取る商社に再販売することにより、支払い対価を受
け取る。また、商社は保管されている「特定品」を管理
センターから受け戻して清算する。上記によれば、この
システムで獲得したポイントで、評価交換して入手した
特定品をインターネット上で交付される預り証にするこ
とにより現実に換金することも可能となる。

【００２１】

【発明の効果】上記詳述した本発明にかかる獲得ポイン
ト管理・評価方法によれば、 １ 各ゲームに独自の利用ポイント（利用料）と勝利／
敗戦ポイントおよび獲得ポイントがつけられるので個性
化ができ、利用料の支払や会員登録、その他の管理が共
通ポイントによって一律にでき、かつゲームの獲得ポイ
ントや勝敗の結果がポイントとして金銭等の交換評価の
対象となる他、獲得ポイントが相互に返還できるので無
駄がなく便利になる。かつ、ゲームの結果如何では賞品
や金銭的に評価可能なポイントを獲得できる手軽な娯楽
としてのゲームが家庭に居ながら簡単に入手できる。

【００２２】２ 月額の情報受信料（ゲーム配信料）を
支払う会員の申込工程が明確であるので、管理が明確で
間違いが少ない。但しゲームによっては利用毎に別途利
用料を支払うので明解である。 ３ 月額の情報受信料（ゲーム配信料）並びに別途の利
用料の支払いがクレジットカード会社・ＷＥＢマネーを
介して徴収できるので煩瑣となることがない。４ 獲得
／喪失ポイントを電話通信代金と相殺できる特定の景品
と交換できるので、一定の条件のもとで提携した通信事
業会社にあっては電話料として清算できるシステムを利
用すれば電話料と相殺してゲーム代等の支払ができるの
で簡便である。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の獲得ポイント管理・評価方法の各工
程を示すフローチャート

【図２】 本発明の概略を示す構成図である。

【符号の説明】

１０ 獲得ポイント管理・評価方法 ２０ ポイントを付する工程 ３０ 利用料支払および会員登録工程 ４０ ポイント管理保存工程 ５０ 集中カウントする工程 ６０ ポイント更新工程 ７０ ポイント評価交換工程

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 コンピュータや携帯電話等を含む多種の
   電子ディバイスを用いた各種のゲームにおいて、 各ゲームに利用ポイント（利用料）と勝利／敗戦ポイン
   トおよび獲得ポイントを付する工程と、 該ポイントが付されたゲームにシステムの内容を了解し
   て会員となり、ゲームを利用する意思を表示する利用料
   支払および会員登録工程と、 現在のポイント状況をコンピュータを介して管理保存す
   る工程と、 勝利獲得ポイント、敗戦喪失ポイントまたは成果獲得ポ
   イント、ゲーム利用ポイントを自動的に集中カウントす
   る工程と、 保存管理したポイントに集中カウントした獲得または消
   失したポイントをポイントの増減として順次積算するポ
   イント更新工程と、 積算獲得したポイントを評価してポイントガードやプリ
   ペイドカードまたは景品等を交換するポイント評価交換
   工程と、 とからなることを特徴とする獲得ポイント管理・評価方
   法
2. 【請求項２】 前記利用意思を表示する会員登録工程
   は、月額の情報受信料（ゲーム配信料）を支払う会員の
   申込工程と、会員登録工程とからなることを特徴とする
   請求項１記載の獲得ポイント管理・評価方法
3. 【請求項３】 請求項２の月額の情報受信料（ゲーム配
   信料）の支払いを含む会員申込工程は、クレジットカー
   ド会社を介してクレジットカード会社経由で会員から情
   報受信料および利用料を徴収することを特徴とする請求
   項１記載の獲得ポイント管理・評価方法
4. 【請求項４】 前記ポイント評価交換工程は、獲得／喪
   失ポイントをもって一定の条件のもとで提携した通信事
   業会社との間で電話通信代金と相殺できる特定の景品等
   を獲得できることを特徴とする請求項１記載の獲得ポイ
   ント管理・評価方法