JP2002094596A - 情報収集方法及び情報収集装置 - Google Patents

情報収集方法及び情報収集装置

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JP2002094596A
JP2002094596A JP2000279349A JP2000279349A JP2002094596A JP 2002094596 A JP2002094596 A JP 2002094596A JP 2000279349 A JP2000279349 A JP 2000279349A JP 2000279349 A JP2000279349 A JP 2000279349A JP 2002094596 A JP2002094596 A JP 2002094596A
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value
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address
signal
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JP2000279349A
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Mitsuo Tokiwa
光男 常盤
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AVAL DATA CORP
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 識別子データをキーとして、迅速に情報を収
集する。 【解決手段】 ハードウエア検出回路(14,18)
が、新たに入力したデータフレームの識別子データが以
前に入力したデータフレームの識別子データを含めて何
種類目の識別子データであるかを検出し、検出結果を受
信番号データとして出力する。そして、情報更新装置2
2が、新たに入力したデータフレームに含まれる所定の
情報データを抽出し、その抽出結果に基づいて、受信番
号データに応じて定められた記憶装置20のアドレス領
域内に格納されている、それまでの当該識別子データを
有するデータフレームの情報を更新する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報収集方法及び
情報収集装置に係り、より詳しくは、識別子データを含
む複数のデータフレームを入力し、当該識別子データを
キーとして、データフレームに関する統計情報を収集す
る情報収集方法及び情報収集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数の装置相互間でネットワークを介し
てデータの送受信を行う様々なデータ通信システムが構
築されている。こうしたデータ通信システムでは、装置
間通信の容易さや通信資源の効率的な活用のために、プ
ロトコルと呼ばれる通信規約が規定されている。かかる
プロトコルは、通常、最下位の伝送媒体に関する物理層
から、最上位のアプリケーション層までから成るOSI
(Open Systems Interconnection)の階層モデルに基づ
き、各層間プロトコルとして規定される。こうしたプロ
トコルとしては、ITUやISO等による国際規格又は
業界規格により、用途に応じて様々なものが定義されて
おり、一般的には、こうした公式に定義されたプロトコ
ルの中から、各通信システムのプロトコルが選択されて
いる。
【0003】例えば、ローカルエリアネットワーク(以
下、「LAN」という)では、下位層(物理層、データ
リンク層)については、データリンク層プロトコルとし
てMAC層プロトコル及びLLC層プロトコルを採用す
るイーサネット(Ethernet)が代表的なプロトコルであ
る。また、中間層(ネットワーク層、トランスポート
層)については、インターネットを始めとして様々なネ
ットワークで使用されているTCP/IPプロトコルが
ある。更に、その上の階層(セッション層、プレゼンテ
ーション層、アプリケーション層)に定義される目的別
のプロトコルでは、E−Mailに使用されるSMT
P、POP3、同じくインターネットのWebアクセス
に使用されるHTTPなどが代表例として挙げられる。
【0004】一般に、通信システムにおいては、装置間
におけるデータ通信を円滑に行うためのネットワーク管
理装置が設けられる。こうしたネットワーク管理装置
は、ネットワークの伝送線路におけるデータの往来の混
雑状況(トラフィック)を常時監視しており、その監視
結果に基づいて、ネットワークの管理を行う。
【0005】こうしたネットワークの監視についても標
準化が進められている。例えば、インターネットの通信
規約を検討し提言している機関であるRFC(Request
ForComment)は、ネットワークのトラフィック監視に対
して各種の測定条件、測定方式、取得データ等を様々な
プロトコルについて提言しており、それらはRMON
(Remote Network Monitoring)及びRMON2のMI
B(Management Information Base)として公開されて
いる。このRMON/RMON2では、MIB情報をイ
ーサネットにおけるMAC層データフレーム(以下、
「イーサネット・フレーム」と呼ぶ)から収集する場合
には、MIB情報として、例えば、受信アドレスや送信
アドレスごとに、フレーム数やフレームデータ量、エラ
ーフレームの数などの累積値をアドレス毎に記録するこ
とが推奨されている。
【0006】ところで、MAC層データフレームは、図
26に示されるように、6バイト(48ビット)の受信
(宛先)アドレス、6バイト(48ビット)の送信(発
信元)アドレス、2バイト(16ビット)のタイプ表
示、任意長(最大1500バイト)のデータ、及び4バ
イト(32ビット)のFCS(フレーム・チェック・シ
ーケンス)から構成されている。なお、場合によって
は、最大448バイトの拡張部が付加される。
【0007】したがって、例えば、受信アドレスをフレ
ームの識別子データとして識別子データごとにMIB情
報を収集しようとすると、受信アドレスは48ビットで
表されるので、原理的には、248(≒2.82×1
14)のアドレス空間を用意する必要がある。しかし、
1つのLANシステムにおいて接続されるネットワーク
端末装置はそれほど多数ではない。例えば、MIB情報
として記録する内容をイーサネットのRMONに限定す
れば、受信アドレスとして1万件程度を想定すれば充分
である。また、RMON/RMON2で定義されている
MIB情報では、収集すべき情報の種類と量が多岐に渡
り、しかも常時監視する必要のある項目が多く含まれて
いる。
【0008】そのため、MIB情報をデータフレーム内
の識別子データをキーとして、収集・分類するための端
末装置(以下、「RMONプローブ」と呼ぶ)は、情報
を収集する通信ポートにおいて専用コントローラと専用
プロセッサとを備える構成が採用されてきた。そして、
専用プロセッサによるソフトウエアプログラムの実行を
行う方式(以下、「ソフトウエア方式」と呼ぶ)によ
り、ネットワーク情報の収集や分類が行われてきた。か
かるソフトウエア方式による場合には、受信したフレー
ムデータの識別子データが既に受信済のものであれば、
MIBテーブルにそれまでの当該識別子データに応じて
記憶されていたMIB情報を更新する。一方、新たに受
信した識別子データであれば、MIBテーブル内に当該
識別子データに関する新たな領域を確保して、MIB情
報を格納する。
【0009】以上のようなソフトウエア方式によって、
ネットワーク情報の収集や分類を行う従来の方法では、
10Mbpsクラスの伝送速度のLANシステムであれ
ば余裕を持って処理することができた。
【0010】しかし、100Mbpsクラスの伝送速度
のLANシステムとなると、処理能力がほとんど追いつ
かない状況となる。まして、伝送されるパケットをリア
ルタイムに処理することはほとんど不可能であり、現実
的な手法とは云えなかった。
【0011】そこで、100Mbpsクラスの伝送速度
のLANシステムの場合には、次のようにして、RMO
Nプローブが、ネットワーク情報の収集や分類を行って
いた。すなわち、ソフトウエア方式による処理が必要不
可欠なときだけに、専用プロセッサによる割り込み処理
で対応することとし、伝送線路を介して入力したデータ
中の統計処理に必要なデータはバッファ・メモリに蓄積
しておく。そして、後処理で統計情報の分類やMIBテ
ーブルの作成等を行なってきた。
【0012】実際の通信環境では様々な長さのパケット
が行き来しており、特定なフレームが連続して長期的に
ネットワークを占有することはほとんどあり得ない。し
たがって、こうしたソフトウエア方式を採用しても、1
00Mbpsクラスの伝送速度までであれば実用レべル
として問題はない状況であった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、普及段階に入
ったギガビット・イーサネット(Gigabit Ethernet)に
おける1Gbitクラスの伝送速度で通信されるフレー
ムでは、1フレームのネットワーク占有時間が極めて短
くなっている。例えば、1Gbitの伝送速度で64バ
イト長の最小フレームがネットワークを占有する時間T
は、 T=64Byte×8bit×1nsec+同期信号6
4nsec=576nsec と極めて短い(なお、半2重通信の場合は拡張部(Exte
nsion)と呼ばれる付加ビットが加わり4096nse
cと占有時間は増える)。
【0014】一方、一般的なプロセッサも内部クロック
が飛躍的に高速化され、その処理能力が大幅に向上して
いるが、ネットワークを介して入力したデータの処理の
ような、メモリを相手にプログラム処理を行うケースで
はプロセッサの外部処理が主に機能するため、処理能力
の相当部分を外部バスの処理速度に依存せざるを得な
い。しかし、現状において最高速と云われる外部バスア
ーキテクチャでも、外部バスの処理速度は最大で133
MHz程度であり、内部処理のような高速化は困難な状
況にある。したがって、メモリ処理が中心となるRMO
N/RMON2の統計処理のようなネットワーク入力デ
ータの処理においては、上記の処理時間576nsec
の範囲で実行できるプログラム処理は極めて限定されて
しまい、事実上、プログラム方式での統計処理は不可能
と考えられている。
【0015】これに対して、ハードウエア資源によっ
て、上記の統計処理を行うことが考えられるが、576
nsecの時間内でRMON/RMON2の統計処理の
ようなデータ処理を実行するには、多大な労力と資金を
投入して専用ASICを開発することが必要となる。し
かも、プロトコルの変更や新規プロトコルへの対応など
世の中の変化にフレキシブルに対応するには、現実的な
手法とは言い難い。すなわち、現在、識別子データをキ
ーとして情報を収集するにあたって、新たな技術が待望
されているのである。
【0016】本発明は、上記の事情のもとでなされたも
のであり、本発明の目的は、識別子データをキーとして
迅速に情報収集する情報収集方法及び情報収集装置を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明者が長年の研究の
結果から得た知見によれば、上述のソフトウエア方式に
おいては、新たに受信したデータフレームの識別子デー
タが、既に受信済のものであるか否か、また、受信済の
ものである場合にはどの受信済データであるかの判断の
処理が、情報収集処理のボトルネックとなっている。す
なわち、起動後間もないときは、受信した識別子データ
の種類が少ないので、参照すべき受信済識別データの種
類が少ないので、新たに受信したデータフレームの識別
子データが、既に受信済のものであるか否か、また、受
信済のものである場合にはどの受信済データであるかの
判断にはさほど処理時間を要さない。しかしながら、受
信した識別子データの種類が多くなると、参照すべき受
信済識別データの種類が多くなり、新たに受信したデー
タフレームの識別子データが、既に受信済のものである
か否か、また、受信済のものである場合にはどの受信済
データであるかの判断には長い処理時間を要することに
なってしまう。
【0018】本発明は、以上の知見に基づいてなされた
ものである。すなわち、本発明の情報収集方法は、識別
子データを含む複数のデータフレームを入力し、前記識
別子データをキーとして、前記複数のデータフレームに
関する情報を収集する情報収集方法であって、新たに入
力したデータフレームの識別子データが以前に入力した
データフレームの識別子データを含めて何種類目の識別
子データであるかをハードウエア回路により検出し、検
出結果を受信番号データとして出力する検出工程と;前
記新たに入力したデータフレームに含まれる所定の情報
データを抽出し、その抽出結果に基づいて、前記受信番
号データに応じて定められた記憶装置のアドレス領域内
の情報を更新する情報更新工程と;を含む情報収集方法
である。
【0019】これによれば、検出工程において、ハード
ウエア回路によって、新たに入力したデータフレームの
識別子データが以前に入力したデータフレームの識別子
データを含めて何種類目の識別子データであるかを検出
し、その検出結果を受信番号データとして出力する。そ
して、情報更新工程において、新たに入力したデータフ
レームに含まれる所定の情報データを抽出し、その抽出
結果に基づいて、受信番号データに応じて定められた記
憶装置のアドレス領域内に格納されている、それまでの
当該識別子データを有するデータフレームの情報を更新
する。したがって、新たに受信したデータフレームの識
別子データが、既に受信済のものであるか否かの判断を
迅速に行うことができるので、情報収集の高速化を図る
ことができる。
【0020】本発明の情報収集方法では、前記検出工程
が、前記受信番号データを記憶するメモリ素子の全ての
アドレスにおける記憶内容を初期値に設定する初期化工
程と;前記識別子データに応じたアドレス入力データを
前記メモリ素子のアドレスとして入力し、該アドレスに
おける記憶データを前記メモリ素子から出力させる記憶
データ出力工程と;前記記憶データが前記初期値と同一
であるか否かを判定する判定工程と;前記判定工程にお
いて肯定的な判定がなされたときには、前記初期値及び
従前に発生した受信番号データの値とは異なる新たな値
の受信番号データを生成し、前記メモリ素子の前記識別
子データに応じたアドレスに前記新たな値の受信番号デ
ータを格納し、一方、前記判定工程において肯定的な判
定がなされたときには、前記新たな値の受信番号データ
の生成及び前記メモリ素子へのデータの格納を行わない
記憶データ更新工程と;を含むことができる。
【0021】かかる場合には、新たに受信したデータフ
レームの識別子データが新たな識別子データであった場
合には、記憶データ出力工程において、当該識別子デー
タに応じたメモリ素子のアドレスから、初期化工程にお
いて設定された初期値が出力され、判定工程において肯
定的な判定がなされる。この結果、記憶データ更新工程
において、初期値及び従前に発生した受信番号データの
値とは異なる新たな値の受信番号データが生成され、メ
モリ素子の当該識別子データに応じたアドレスに新たな
値の受信番号データが格納される。
【0022】一方、新たに受信したデータフレームの識
別子データが既に受信している識別子データであった場
合には、記憶データ出力工程において、当該識別子デー
タに応じたメモリ素子のアドレスから、初期値とは異な
るデータが出力され、判定工程において否定的な判定が
なされる。この結果、記憶データ更新工程においては、
メモリ素子の内容の変更は行われない。
【0023】したがって、記憶データ更新工程が終了し
た後、メモリ素子の新たに受信したデータフレームの識
別子データに応じたアドレスに記憶されたデータを出力
することにより、受信番号データを得ることができる。
【0024】ここで、前記初期値を0とし、前記新たな
値の受信番号データの生成をカウントアップによって行
うことができる。かかる場合には、受信番号データとし
て、受信した識別子データが何種類目なのかを直接的に
示すデータを得ることができる。
【0025】また、前記検出工程は、前記識別子データ
に基づいて、前記識別子データの値ごとに異なり、前記
識別子データのビット幅よりも小さなビット幅を有する
前記アドレス入力データを生成するビット幅縮小工程を
更に含むことができる。かかる場合には、識別子データ
のビット幅が大きくとも、そのビット幅よりも小さなビ
ット幅のアドレス入力を有するメモリ素子を使用して、
受信番号データを生成することができる。したがって、
受信番号データの生成のための回路規模を小さくするこ
とができる。
【0026】また、本発明の情報収集方法では、前記デ
ータフレームを、ネットワーク内を往来するデータフレ
ームとすることができる。かかる場合には、イーサネッ
ト等のネットワーク中を往来するデータフレームについ
て、受信アドレスや送信アドレス等をキーとして、トラ
フィックの統計データを収集することができる。
【0027】本発明の情報収集装置は、識別子データを
含む複数のデータフレームを入力し、前記識別子データ
をキーとして、前記データフレームに関する情報を収集
する情報収集装置であって、新たに入力したデータフレ
ームの識別子データが以前に入力したデータフレームの
識別子データを含めて何種類目の識別子データであるか
を検出し、検出結果を受信番号データとして出力するハ
ードウエア検出回路と;前記新たに入力したデータフレ
ームに含まれる所定の情報データを抽出し、その抽出結
果に基づいて、前記受信番号データに応じて定められた
記憶装置のアドレス領域内の前記情報を更新する情報更
新装置と;を備える情報収集装置である。
【0028】これによれば、ハードウエア検出回路が、
新たに入力したデータフレームの識別子データが以前に
入力したデータフレームの識別子データを含めて何種類
目の識別子データであるかを検出し、検出結果を受信番
号データとして出力する。そして、情報更新装置が、新
たに入力したデータフレームに含まれる所定の情報デー
タを抽出し、その抽出結果に基づいて、受信番号データ
に応じて定められた記憶装置のアドレス領域内に格納さ
れている、それまでの当該識別子データを有するデータ
フレームの情報を更新する。
【0029】すなわち、本発明の情報収集装置は、本発
明の情報収集方法を使用して、識別子データを含む複数
のデータフレームを入力し、識別子データをキーとし
て、前記データフレームに関する情報を収集する。した
がって、情報収集の高速化を図ることができる。
【0030】本発明の情報収集装置では、ハードウエア
検出回路が、前記識別子データに応じた値をアドレス入
力するとともに、前記受信番号データを記憶するメモリ
素子と;前記メモリ素子の全てのアドレスにおける記憶
内容を初期値に設定する初期化制御回路と;前記記憶デ
ータが前記初期値と同一であるか否かを判定する判定回
路と;前記判定回路において肯定的な判定がなされたと
きには、前記初期値及び従前に生成した受信番号データ
の値とは異なる新たな値の受信番号データを生成する受
信番号データ生成回路と;前記メモリ素子の前記識別子
データに応じたアドレスに前記新たな値の受信番号デー
タを書き込むデータ書き込み制御回路と;を備える構成
とすることができる。
【0031】かかる場合には、新たに受信したデータフ
レームの識別子データが新たな識別子データであった場
合には、当該識別子データに応じたメモリ素子のアドレ
スから、初期化制御回路によって設定された初期値が出
力され、判定回路が肯定的な判定を行う。引き続き、受
信番号データ生成回路が、新たな値の受信番号データを
生成する。そして、データ書き込み制御回路が、新たな
値の受信番号データをメモリ素子の当該識別子データに
応じたアドレスに書き込む。一方、新たに受信したデー
タフレームの識別子データが既に受信している識別子デ
ータであった場合には、メモリ素子の内容の変更は行わ
れない。
【0032】したがって、データ書き込み制御回路の動
作期間の経過後に、メモリ素子の新たに受信したデータ
フレームの識別子データに応じたアドレスに記憶された
データを出力することにより、受信番号データを得るこ
とができる。
【0033】ここで、前記初期値を0とし、前記判定回
路が入力データの値と0とを比較する比較器を有する構
成とし、前記受信番号データ生成回路がアップカウンタ
を有する構成とすることができる。かかる場合には、ハ
ードウエア検出回路が、受信番号データとして、受信し
た識別子データが何種類目なのかを直接的に示すデータ
を得ることができる。
【0034】また、ハードウエア検出回路が、前記識別
子データに基づいて、前記識別子データの値ごとに異な
り、前記識別子データのビット幅よりも小さなビット幅
を有する前記アドレス入力データを生成するビット幅縮
小回路を更に備える構成とすることができる。かかる場
合には、識別子データのビット幅が大きくとも、ビット
幅縮小回路が、そのビット幅よりも小さなビット幅のア
ドレス入力データを生成するので、容量の小さなメモリ
素子を使用して、受信番号データを生成することができ
る。したがって、ハードウエア検出回路の回路規模を小
さくすることができる。
【0035】本発明の情報収集装置では、前記受信番号
データのビット幅を、前記識別子データのビット幅より
も小さい構成とすることができる。かかる場合には、識
別子データをキーとして、データフレームに関する情報
を格納する記憶装置の容量を小さくできるので、全体の
構成をコンパクト化することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
1〜図25を参照しながら説明する。
【0037】図1には、一実施形態の情報収集装置10
0の構成が、ブロック図にて概略的に示されている。こ
の情報収集装置100は、LANシステムにおけるRM
ONプローブであり、イーサネットにおけるデータフレ
ーム中の受信アドレス(48bit幅)をキーとして、
最大で65025(=(28−1)×(28−1))種類
の受信アドレスごとに、フレーム数やフレームデータ
量、エラーフレームの数などの累積値を統計情報として
収集する情報収集装置である。なお、以下の説明におい
て、複数ビットのデータやアドレスについては、含まれ
るビット番号が連続的であり、そのビット番号の範囲を
明示する場合には、ビット番号X〜ビット番号Yである
ことを示すために、符号の後に[X:Y]の表記を付す
ものとする。また、複数ビットのデータやアドレスにお
ける単独のビット番号iのみを示す場合には、符号の後
に[i]を付すものとする。さらに、データ信号及びア
ドレス信号の各ビットでは、信号のレベルが「H(高レ
ベル)」で論理「1」であり、「L(低レベル)」で論
理「0」であるものとする。また、その他の制御信号で
は、信号のレベルが「H(高レベル)」で有意であり、
「L(低レベル)」で非有意であるものとする。
【0038】図1に示されるように、この情報収集装置
100は、物理層回路10、MACコントローラ12、
順番検出回路14、FIFOバッファ16、初期化制御
回路及びデータ書き込み制御回路としてのタイミング制
御回路18、記憶装置としてのMIBメモリ20、及び
情報更新装置としての主制御装置22から構成されてい
る。なお、順番検出回路14及びタイミング制御回路1
8によってハードウエア検出回路が構成されている。
【0039】前記物理層回路10は、レシーバ回路を備
え、不図示の伝送媒体(同軸ケーブル等)からの入力デ
ータ信号NRDを入力してビット同期をとり、物理層デ
ータPRDを生成して出力する。なお、物理層回路10
としては、市販のイーサネット用ドライバ/レシーバを
使用することができる。
【0040】前記MACコントローラ12は、物理層デ
ータPRDを入力してフレーム同期をとり、32ビット
幅のMACデータMRDを出力する。ここで、フレーム
同期がとられると、MACコントローラ12は、フレー
ムを受信した旨をフレーム受信信号FDRによってタイ
ミング制御回路18に通知する。そして、タイミング制
御回路18から供給される出力指示信号FRDによっ
て、データフレーム受信におけるエラーの発生状況等が
含まれるステータスデータ及びフレームデータをMAC
データMRDとして順次出力させる。本実施形態のMA
Cコントローラ12は、出力指示信号FRDに応じて、
まず、32ビットのステータスデータを出力し、引き続
き、フレームデータを受信順に(すなわち、受信アドレ
スの上位32ビット分から順次)出力する。なお、MA
Cコントローラ12としては、市販のイーサネット用M
ACコントローラを使用することができる。
【0041】前記順番検出回路14は、MACデータM
RDを入力し、入力したMACデータMRDにおける4
8ビット幅の受信アドレスが何種類目の受信アドレスで
あるかを検出する。そして、その検出結果を16ビット
幅データとして、後述する主制御装置の32ビット幅の
データバスMDT[0:31]の下位16ビットMDT
[0:15]に出力する。順番検出回路14の構成につ
いては後述する。
【0042】前記FIFOバッファ16は、32ビット
幅のMACデータMRDをデータ入力端子D00〜D3
1に入力する。そして、データ入力順に、データ出力端
子Q00〜Q31からデータバスMDT[0:31]に
出力する。
【0043】前記タイミング制御回路18は、状態マシ
ンとして構成されており、MACコントローラ12から
のMACデータMRDの読み出し動作、順番検出回路1
4の順番検出動作、及びFIFOバッファ16へのデー
タ書き込み動作を制御する。ここで、タイミング制御回
路18によるMACデータMRDの読み出し動作の制御
は、上述のように、出力指示信号FRDによって実行さ
れる。また、タイミング制御回路18による順番検出回
路14の順番検出動作の制御は、順番検出制御信号バス
SQCBを介して行われる。また、タイミング制御回路
18によるFIFOバッファ16へのデータ書き込み動
作を制御は、シフトイン信号FSIによって行われる。
【0044】さらに、タイミング制御回路18は、順番
検出回路14による順番検出が終了し、FIFOバッフ
ァ16に必要なデータが格納されていることを、割り込
み要求信号INTにより主制御装置22に通知するよう
になっている。また、タイミング制御回路18は、リセ
ット信号RSTによる主制御装置22からのリセット指
示に応じて、順番検出回路14を初期化する。
【0045】前記MIBメモリ20は、複数のメモリ素
子を組み合わせて構成されており、MIB情報が記憶さ
れる。ここで、MIBメモリ20は、32ビット幅でデ
ータの読み出し及び書き込みができるようになってい
る。また、MIBメモリ20は、アドレス信号MADに
よる19ビットのアドレス入力が可能であり、219×4
Byteのメモリ容量を有している。
【0046】前記主制御装置22は、マイクロプロセッ
サとその周辺回路で構成されている。そして、主制御装
置22は、内蔵されたプログラムを実行し、データバス
MDT[0:31]を介して、順番検出回路14及びF
IFOバッファ16からのデータ入力を行う。なお、順
番検出回路14からの検出データの入力にあたっては、
検出データ読み出し信号FANRにより、読み出し指示
が順番検出回路14に通知される。また、FIFOバッ
ファ16からのデータ入力にあたっては、FIFO読み
出し信号FSOにより、読み出し指示がFIFOバッフ
ァ16に通知される。
【0047】また、主制御装置22は、アドレス信号M
AD及びデータバスMDT[0:31]により、MIB
メモリ20内のデータを読み出したり、MIBメモリに
データを書き込んだりする。ここで、MIBメモリ20
へのアクセス制御は、主制御装置22が出力するMIB
制御信号MCNTによって行われる。
【0048】なお、主制御装置22は、順番検出回路1
4の動作制御用に、32ビット幅のマスクデータMSK
によって、順番検出回路14にマスクデータを供給する
ようになっている。かかるマスクデータの供給にあたっ
ては、マスク設定信号MSW1,MSW2によって、主
制御装置22からのマスク設定指示が順番検出回路14
に通知されるようになっている。
【0049】また、主制御装置22は、MIB情報の収
集に先立って、リセット信号RSTによりタイミング制
御回路18にリセット指示を通知するとともに、MAC
コントローラ12及びFIFOバッファ16を初期化す
る。
【0050】次に、順番検出回路14の構成及び作用概
要について説明する。
【0051】この順番検出回路14は、図2に示される
ように、ラッチ回路24、第1ビット幅縮小回路30、
第2ビット幅縮小回路40、及び受信番号付与回路50
から構成されている。なお、上記の順番検出制御信号バ
スSQCBは、ラッチ回路24に関するラッチ信号MC
DL、第1ビット幅縮小回路30に関する第1検出信号
バスFCCB、第2ビット幅縮小回路40に関する第2
検出信号バスSCCB、及び受信番号付与回路50に関
する第3検出信号バスTCCBから構成されている。こ
こで、第1ビット幅縮小回路30及び第2ビット幅縮小
回路40によってビット幅縮小回路が構成されている。
【0052】前記ラッチ回路24は、D型のフリップ・
フロップが32個並列に並べられて構成されており、上
述のMACコントローラ12から出力された32ビット
のMACデータMRD[i](i=0〜31)をデータ
入力端子Djから入力する。そして、ラッチ信号MCD
Lによる、タイミング制御回路18からのラッチ指示に
応じてMACデータMRD[i]のデジタル値を保持
し、データ出力端子Qiから出力する。
【0053】このとき、MACデータMRD[0:3
1]の上位16ビットMRD[16:31]は、データ
出力端子Q16〜31から、上位データIDU[0:1
5]として出力される。また、MACデータMRD
[0:31]の下位16ビットMRD[0:15]は、
データ出力端子Q00〜15から、下位データIDL
[0:15]として出力される。
【0054】前記第1ビット幅縮小回路30は、図3に
示されるように、SRAMブロック31,32、及びラ
ッチブロック35,36から構成されている。なお、こ
の第1ビット幅縮小回路30を制御するための第1検出
信号バスFCCBは、SRAMブロック31,32に関
するSRAMブロック制御信号SR11C,SR12
C、及びラッチブロック35,36に関するラッチ信号
LT11C,LT12Cから構成されている。また、ラ
ッチブロック35,36は、マスクデータバスMSK
[0:31]を介してマスク設定が行われるようになっ
ている。
【0055】前記SRAMブロック31は、図4に示さ
れるように、データセレクタSEL1、メモリSRAM
1、及びカウンタ・比較器ブロックCC1から構成され
ている。なお、SRAMブロック31の動作を制御する
ためのSRAMブロック制御信号SR11Cは、アドレ
ス指定信号RAD[0:15],A16、データセレク
タSELに関するセレクト信号RSL11、メモリSR
AM1に関する出力可信号SOE11及びライト信号S
WR11、並びにカウンタ・比較器ブロックCC1に関
するカウンタ・比較器制御信号CCB11から構成され
ている。
【0056】前記データセレクタSEL1は、アドレス
指定信号RAD[j](j=0〜15)を第1のデータ
入力端子Ajから入力し、また、上述の上位データID
U[j]を第2のデータ入力端子Bjから入力する。そ
して、データセレクタSELは、セレクト信号RSL1
1の値に応じて、第1のデータ入力端子A00〜A15
からの入力データ又は第2のデータ入力端子B00〜B
15からの入力データを択一的にデータ出力端子Djか
ら、SRAMアドレス信号SAD11[j]を出力す
る。
【0057】前記メモリSRAM1は、SRAM型の記
憶素子を備え、17ビットのアドレス入力端子A00〜
A16を有するとともに、16ビット幅のデータ入出力
端子D00〜D15を有している。ここで、アドレス入
力端子Ak(k=0〜16)の下位16ビットAjに
は、上記のSRAMアドレス信号SAD11[j]が入
力しており、また、アドレス入力端子Akの最上位ビッ
トA16には、アドレス指定信号A16が入力してい
る。以下、SRAMアドレス信号SAD11[0:1
5]とアドレス指定信号A16とを併せて、SRAMア
ドレス信号SAD11[0:16]と呼ぶものとする。
また、データ入出力端子Djは、SRAMブロック31
の内部データバスSR11D[j]に接続されている。
【0058】メモリSRAM1は、出力可信号SOE1
1及びライト信号SWR11によるデータの読み出し指
示及び書き込み指示に応じて、SRAMアドレス信号S
AD11[0:16]で指定されたアドレスのデータを
内部データバスSR11D[0:15]に出力したり、
内部データバスSR11D[0:15]上のデータ値を
書き込んだりする。
【0059】前記カウンタ・比較器ブロックCC1は、
図5に示されるように、アップカウンタCNTR,C
NTR及び比較器CMPから構成されている。なお、
カウンタ・比較器ブロックCCを制御するためのカウン
タ・比較器制御信号CCB11は、アップカウンタCN
TRに関するカウントアップ信号CUP11、出力
可信号COE11、及びカウンタリセット信号CRS
11、アップカウンタCNTRに関するカウントア
ップ信号CUP11、出力可信号COE11 、及び
カウンタリセット信号CRS11、並びに比較器CM
Pに関するゼロ表示信号EZ11及びノットゼロ表示信
号NZ11から構成されている。
【0060】前記アップカウンタCNTR,CNTR
は16ビットバイナリカウンタであり、カウントアッ
プ信号CUP11,CUP11によるカウントアッ
プ指示によりカウントアップ動作を行う。そして、アッ
プカウンタCNTR,CNTRは、出力可信号CO
E11,COE11に応じて各カウントアップ結果
を、データ出力端子Djから内部データバスSR11D
[j]へ出力する。なお、アップカウンタCNTR
CNTRは、カウンタリセット信号CRS11,C
RS11により、各カウント値がリセット可能となっ
ている。
【0061】前記比較器CMPは、データ入力端子Dj
が内部データバスSR11D[j]に接続されており、
内部データバスSR11D[0:15]上のデータ値が
0であるときには、端子EZからゼロ表示信号EZ11
が出力される。一方、内部データバスSR11D[0:
15]上のデータ値が0でないときには、端子NZから
ノットゼロ表示信号NZ11が出力される。
【0062】以上のように構成されたSRAMブロック
31は、SRAMブロック制御信号SR11Cを介した
タイミング制御回路18による制御の下で、入力した上
位データIDU[0:15]の値が何番目のデータ値で
あるかを検出し、検出結果を内部データバスSR11D
[0:15]に、SRAMブロック31の出力データと
して出力する。
【0063】前記SRAMブロック32は、図6に示さ
れるように、上記のSRAMブロック31と同様に、デ
ータセレクタSEL1、メモリSRAM1、及びカウン
タ・比較器ブロックCC1から構成されている。また、
SRAMブロック32の動作を制御するためのSRAM
ブロック制御信号SR12Cは、上記のSRAMブロッ
ク31の場合のSRAMブロック制御信号SR11Cと
同様の構成されている。そして、SRAMブロック32
は、下位データIDL[0:15]を入力し、SRAM
ブロック制御信号SR11Cを介したタイミング制御回
路18による制御の下で、SRAMブロック31と同様
に、内部データバスSR12D[0:15]にデータ出
力を行う。
【0064】前記ラッチブロック35は、図7に示され
るように、マスクデータラッチ回路MKR11、32個
のAND回路AND00〜AND31、16個のOR回路O
R1 00〜OR115、及びデータラッチ回路LTCH1か
ら構成されている。
【0065】前記マスクデータラッチ回路MKR11
は、32ビットのD型データラッチ回路として構成され
ており、32ビットのデータ入力端子Diが主制御装置
22のマクスデータバスMSK[i]に接続され、マス
ク設定信号MSW1によって32ビット幅のデータが設
定される。そして、マスクデータラッチ回路MKR11
に設定されたデータは、データ出力端子Qiからマスク
データMKD[i]として出力される。
【0066】32個のAND回路AND10〜AND1
31それぞれは、2入力AND演算回路である。これらの
AND回路AND1i(i=0〜31)の内、16個の
AND回路AND1j+16(j=0〜15)には、内部デ
ータSR11D[j]とマスクデータMKD[j+1
6]とが入力し、マスク結果データM1D[j]が出力
される。ここで、マスクデータMKD[j+16]が
「1」の場合には、マスク結果データM1D[j]の値
と内部データSR11D[j]の値が同一となる。一
方、マスクデータMKD[j+16]が「0」の場合に
は、マスク結果データM1D[j]の値は、内部データ
SR11D[j]の値にかかわらず「0」となる。すな
わち、マスクデータMKD[j+16]が「0」の場合
には、AND回路AND1j+16によって、内部データS
R11D[j]がマスクされる。
【0067】また、16個のAND回路AND1j
は、内部データSR12D[j]とマスクデータMKD
[j]とが入力し、マスク結果データM2D[j]が出
力される。ここで、マスクデータMKD[j]が「1」
の場合には、マスク結果データM2D[j]の値と内部
データSR12D[j]の値が同一となる。一方、マス
クデータMKD[j]が「0」の場合には、マスク結果
データM2D[j]の値は、内部データSR12D
[j]の値にかかわらず「0」となる。すなわち、マス
クデータMKD[j]が「0」の場合には、AND回路
AND1jによって、内部データSR12D[j]がマ
スクされる。
【0068】前記16個のOR回路OR1jそれぞれは
2入力OR、マスク結果データM1D[j]とマスク結
果データM2D[15−j]とが入力し、両データのO
R演算結果が出力される。なお、OR回路OR10〜O
R115において、マスク結果データM1D[j]と、マ
スク結果データM2D[15−j]というように、ビッ
ト順を互いに逆転したものの対応ビット同士のOR演算
をするのは、異なった受信アドレスのデータフレームを
受信した場合、受信アドレス同士の相違の態様について
予測がつかないことに応じて、なるべく多くの受信アド
レスに対して、固有の整理番号を付与するためである。
【0069】前記データラッチ回路LTCH1は、16
ビットのD型データラッチ回路として構成されており、
データ入力端子DjにOR回路OR1jの出力が入力し
ている。そして、ラッチ指示信号LT11Cによって、
データ入力端子Djへの入力データがラッチされ、デー
タ出力端子Qjから第1識別上位データSA11D
[j](SA11D[0:15])として出力される。
【0070】前記ラッチブロック36は、図8に示され
るように、上記のラッチブロック35の場合と同等の回
路要素が同様に組み合わされて構成されている。すなわ
ち、ラッチブロック36は、マスクデータラッチ回路M
KR12、32個のAND回路AND10〜AND
31、16個のOR回路OR10〜OR115、及びデー
タラッチ回路LTCH1から構成されている。このラッ
チブロック36のマスクデータラッチ回路MKR12に
は、主制御装置22からのマスク設定信号MSW2によ
って32ビット幅のデータが設定される。そして、AN
D回路AND10〜AND131、OR回路OR10〜OR
15を経由することによって生成された16ビット幅の
データが、ラッチ指示信号LT12Cによって、データ
ラッチ回路LTCH1にラッチされ、データ出力端子Q
jから第2識別上位データSA12D[j](SA12
D[0:15])として出力される。
【0071】以上のように構成された第1ビット幅縮小
回路30では、上位データIDU[0:15]及び下位
データIDL[0:15]を2回ずつ入力し、入力した
64ビットのデータ中における48ビットの受信アドレ
スの値から、受信アドレスの値ごとにそれぞれ異なる3
2ビット幅の第1識別データを生成する。この32ビッ
ト幅の第1識別データは、16ビットの第1識別上位デ
ータSA11D[0:15]及び16ビットの第1識別
下位データSA12D[0:15]として、第1ビット
幅縮小回路30から出力される。かかる第1ビット幅縮
小回路30の作用の詳細は後述する。
【0072】前記第2ビット幅縮小回路40は、図9に
示されるように、2つのSRAMブロック41,42、
及びラッチブロック45から構成されている。なお、こ
の第2ビット幅縮小回路40を制御するための第2検出
信号バスSCCBは、SRAMブロック41,42に関
するSRAMブロック制御信号SR21C,SR22
C、及びラッチブロック45に関するラッチLT2Cか
ら構成されている。
【0073】前記SRAMブロック41は、図10に示
されるように、データセレクタSEL2、メモリSRA
M2、及びカウンタ・比較器ブロックCC2から構成さ
れている。なお、SRAMブロック41の動作を制御す
るためのSRAMブロック制御信号SR21Cは、アド
レス指定信号RAD[0:15]、データセレクタSE
L2に関するセレクト信号RSL21、メモリSRAM
2に関する出力可信号SOE21及びライト信号SWR
21、並びにカウンタ・比較器ブロックCC2に関する
カウンタ・比較器制御信号CCB21から構成されてい
る。
【0074】SRAMブロック41のデータセレクタS
EL2は、SRAMブロック31のデータセレクタと同
様に構成されている。そして、主制御装置22からのセ
レクト信号RSL21の値に応じて、第1のデータ入力
端子Aj(j=0〜15)からの入力データ又は第2の
データ入力端子Bjからの入力データを択一的にデータ
出力端子Djから、SRAMアドレス信号SAD21
[j]を出力する。
【0075】前記メモリSRAM2は、SRAM型の記
憶素子を備え、16ビットのアドレス入力端子A00〜
A15を有するとともに、16ビット幅のデータ入出力
端子D00〜D15を有している。ここで、アドレス入
力端子Ajには、上記の第1識別上位データSA11D
[j]が入力している。また、データ入出力端子Dj
は、SRAMブロック41の内部データバスSR21D
[j]に接続されている。
【0076】メモリSRAM2は、出力可信号SOE2
1及びライト信号SWR21によるデータの読み出し指
示及び書き込み指示に応じて、SRAMアドレス信号S
AD21[j]で指定されたアドレスのデータを内部デ
ータバスSR21D[0:15]に出力したり、内部デ
ータバスSR21D[0:15]上のデータ値を書き込
んだりする。
【0077】前記カウンタ・比較器ブロックCC2は、
図11に示されるように、アップカウンタCNTR及び
比較器CMPから構成されている。すなわち、上述のカ
ウンタ・比較器ブロックCC1と比べて、アップカウン
タの数が1つの構成とされている点が相違している。な
お、カウンタ・比較器ブロックCC2を制御するための
カウンタ・比較器制御信号CCB21は、アップカウン
タCNTRに関するカウントアップ信号CUP21、出
力可信号COE21、及びカウンタリセット信号CRS
21、並びに比較器CMPに関するゼロ表示信号EZ2
1及びノットゼロ表示信号NZ21から構成されてい
る。
【0078】前記アップカウンタCNTRは16ビット
バイナリカウンタであり、カウントアップ信号CUP2
1によるカウントアップ指示によりカウントアップ動作
を行う。そして、アップカウンタCNTRは、出力可信
号COE11に応じてカウントアップ結果を、データ出
力端子Djから内部データバスSR11D[j]へ出力
する。なお、アップカウンタCNTRは、カウンタリセ
ット信号CRS21により、カウント値がリセット可能
となっている。
【0079】前記比較器CMPは、データ入力端子Dj
が内部データバスSR21D[j]に接続されており、
内部データバスSR21D[0:15]上のデータ値が
0であるときには、端子EZからゼロ表示信号EZ21
が出力される。一方、内部データバスSR21D[0:
15]上のデータ値が0でないときには、端子NZから
ノットゼロ表示信号NZ21が出力される。
【0080】以上のように構成されたSRAMブロック
41は、SRAMブロック制御信号SR21Cを介した
タイミング制御回路18による制御の下で、入力した第
1識別上位データSA21D[0:15]の値が何番目
のデータ値であるかを検出し、検出結果を内部データバ
スSR11D[0:15]に、SRAMブロック31の
出力データとして出力する。
【0081】前記SRAMブロック42は、図12に示
されるように、上記のSRAMブロック41と同様の構
成要素が同様に組み合わされて構成されている。すなわ
ち、SRAMブロック42は、データセレクタSEL
2、メモリSRAM2、及びカウンタ・比較器ブロック
CC2から構成されている。
【0082】また、SRAMブロック42の動作を制御
するためのSRAMブロック制御信号SR22Cは、上
記のSRAMブロック41の場合におけるSRAMブロ
ック制御信号SR21Cと同様に構成されている。すな
わち、SRAMブロック42の動作を制御するためのS
RAMブロック制御信号SR22Cは、アドレス指定信
号RAD[0:15]、データセレクタSELに関する
セレクト信号RSL22、メモリSRAM2に関する出
力可信号SOE22及びライト信号SWR22、並びに
カウンタ・比較器ブロックCC2に関するカウンタ・比
較器制御信号CCB22から構成されている。ここで、
カウンタ・比較器制御信号CCB22は、アップカウン
タCNTRに関するカウントアップ信号CUP22、出
力可信号COE22、及びカウンタリセット信号CRS
22、並びに比較器CMPに関するゼロ表示信号EZ2
2及びノットゼロ表示信号NZ22から構成されてい
る。
【0083】そして、SRAMブロック42は、第1識
別下位データSA12D[0:15]を入力し、SRA
Mブロック制御信号SR22Cを介したタイミング制御
回路18による制御の下で、SRAMブロック41と同
様に、内部データバスSR22D[0:15]にデータ
出力を行う。
【0084】前記ラッチブロック45は、図13に示さ
れるように、16個のOR回路OR20〜OR215、及
びデータラッチ回路LTCH2から構成されている。
【0085】前記16個のOR回路OR2iそれぞれは
2入力OR回路として構成され、内部データバスSR2
1D[j]と内部データバスSR22D[15−j]と
が入力し、両データのOR演算結果が出力される。
【0086】前記データラッチ回路LTCH2は、16
ビットのD型データラッチ回路として構成されており、
データ入力端子DjにOR回路OR2jの出力が入力し
ている。そして、主制御装置22からのラッチ指示信号
LT2Cに応じて、データ入力端子Djへの入力データ
をラッチし、データ出力端子Qjから第2識別データS
A2D[i](SA2D[0:15])を出力する。
【0087】以上の様に構成された第2ビット幅縮小回
路40では、第1識別上位データSA11D[0:1
5]及び第1識別下位データSA12D[0:15]を
入力し、入力した32ビットのデータ値から、データ値
ごとにそれぞれ異なる16ビット幅のデータを生成す
る。このデータは、第2識別データSA2D[0:1
5]として、第2ビット幅縮小回路40から出力され
る。
【0088】前記受信番号付与回路50は、図14に示
されるように、SRAMブロック51及びラッチ回路5
5から構成されている。なお、この受信番号付与回路5
0を制御するための第3検出信号バスTCCBは、SR
AMブロック51に関するSRAMブロック制御信号S
R3C、及びラッチ回路55に関するラッチ信号LT3
Cから構成されている。
【0089】前記SRAMブロック51は、図15に示
されるように、上記のSRAMブロック41と同様の構
成要素が同様に組み合わされて構成されている。すなわ
ち、SRAMブロック51は、データセレクタSEL
3、メモリSRAM3、及びカウンタ・比較器ブロック
CC3から構成されている。なお、SRAMブロック5
1の動作を制御するためのSRAMブロック制御信号S
R3Cは、アドレス指定信号RAD[0:15]、デー
タセレクタSELに関するセレクト信号RSL3、メモ
リSRAM2に関する出力可信号SOE3及びライト信
号SWR3、並びにカウンタ・比較器ブロックCC3に
関するカウンタ・比較器制御信号CCB3から構成され
ている。ここで、カウンタ・比較器制御信号CCB3
は、アップカウンタCNTRに関するカウントアップ信
号CUP3、出力可信号COE3、及びカウンタリセッ
ト信号CRS3、並びに比較器CMPに関するゼロ表示
信号EZ3及びノットゼロ表示信号NZ3から構成され
ている。
【0090】前記メモリSRAM3は、上記のSRAM
2と同様に構成されており、そのアドレス入力端子A0
0〜A15には第2識別データSA2D[0:15]が
入力されている。そして、SRAMブロック制御信号S
R3C中の出力可信号SOE3及びライト信号SWR3
によるデータの読み出し指示及び書き込み指示に応じ
て、第2識別データSA2D[i]で指定されたアドレ
スのデータを内部データバスSR3D[0:15]に出
力したり、内部データバスSR3D[0:15]上のデ
ータ値を書き込んだりする。
【0091】前記カウンタ・比較器ブロックCC3は、
上記のカウンタ・比較器ブロックCC2と同様に構成さ
れており、上記のカウンタ・比較器制御信号CCB21
と同様のカウンタ・比較器制御信号バスCCB3を介し
て、タイミング制御回路18によって動作が制御され
る。また、カウンタ・比較器ブロックCC3は、内部デ
ータバスSR3D[0:15]との間でデータアクセス
を行う。
【0092】図14に戻り、前記ラッチ回路55は、1
6ビットの出力制御可能なD型データラッチ回路として
構成されいる。ラッチ回路55では、データ入力端子D
jにデータバスSR3D[j]が入力しており、SRA
Mブロック制御信号SR3C内のラッチ指示信号に応じ
て、データ入力端子Djへの入力データをラッチする。
そして、主制御装置22からの出力指示信号FANRに
応じて、データ出力端子Qjから受信順番データを主制
御装置22の32ビット幅のデータバスMDT[i]の
下位16ビット(MDT[0:15])へ出力する。
【0093】以上の受信番号付与回路50では、第2識
別データSA2D[0:15]を入力し、入力した16
ビットのデータ値から、データ値ごとにそのデータ値が
受信データ値として何番目の種類であるかを示す16ビ
ット幅の受信番号データを生成する。この受信番号デー
タは、データバスMDT[0:15]を介して主制御装
置22に供給される。
【0094】以下、上記のように構成された本実施形態
の情報収集装置100によるMIB情報の収集動作につ
いて、主に図16〜図25を参照しつつ、適宜他の図面
を参照して説明する。なお、以下の説明において、アド
レス値又はデータ値を16進表記で示す場合には、添え
字として「H」を付するものとする。
【0095】情報収集装置100では、動作開始にあた
って、装置内部の初期設定を行う。この初期設定では、
まず、主制御装置22が、自らの内部状態及び外部制御
用の出力信号を初期化して非有意レベルすなわち「H」
レベルとする。引き続き、主制御装置22は、MACコ
ントローラリセット信号MCR及びFIFOリセット信
号FFRにより、MACコントローラ12及びFIFO
バッファ16をリセットするとともに、マスクデータラ
ッチ回路MKR11に「FFFFFFFF」を設定
し、また、マスクデータラッチ回路MKR12に「FF
FF0000」を設定する。これにより、以後、ラッ
チブロック36内のマスク結果データM2D[0:1
5]の値は、「0000」に固定される。引き続き、
タイミング制御回路18に対して、リセット信号RST
を一時的に「L」とすることによりリセット指示を通知
する。
【0096】このリセット指示を受信したタイミング制
御回路18は、自らの内部状態を初期化するとともに、
SRAMブロック31,32,41,42,51の初期
設定を行う。かかるSRAMブロック31,32,4
1,42,51の初期設定において、タイミング制御回
路18は、カウンタ・比較器ブロックCC1,CC2,
CC3内のカウンタCNTRのリセットを行うととも
に、メモリSRAM1,SRAM2,SRAM3の全ア
ドレスの内容を「0000」に設定する。
【0097】ここで、タイミング制御回路18によるS
RAMブロック31,32,41,42,51の初期設
定動作について説明する。まず、SRAMブロック31
の場合について、図16のタイミングチャートを参照し
つつ説明する。
【0098】主制御装置22からのリセット指示(RS
L)を入力すると、タイミング制御回路18は、データ
セレクタSEL1のセレクト信号RSL11を「L」、
メモリSRAM1の出力可信号SOE11及びライト信
号SWR11の双方を「H」、アップカウンタCNTR
1,CNTR2のカウントアップ信号CUP111,CU
P112、出力可信号COE111,COE112、及び
リセット信号CRS111,CRS112を「H」とす
る。引き続き、タイミング制御回路18は、カウンタリ
セット信号CRS111,CRS112を一時的に「L」
とすることにより、カウンタ・比較器ブロックCC11
のカウンタCNTR1,CNTR2をリセットし、カウン
ト値を「0000」とする。引き続き、タイミング制
御回路18は、カウンタCNTRの出力可信号COE1
1を「L」にして、カウンタCNTR1のカウント値
(すなわち、「0000」)を内部データバスSR1
1D[0:15]に出力する。
【0099】次に、タイミング制御回路18は、アドレ
ス指定信号A16に「0」を出力するとともに、アドレ
ス指定信号RAD[0:15]に「0000」を出力
することにより、17ビットのSRAMアドレス信号S
AD11[0:16]を「00000」をとする。引
き続き、タイミング制御回路18は、ライト信号SWR
11を一時的に「L」にして書き込み指示をする。この
結果、メモリSRAM1のアドレス「00000」に
は、内部データバスSR11D[0:15]上のデータ
値「0000」が書き込まれる。
【0100】次いで、タイミング制御回路18は、アド
レス指定信号RAD11[0:15]に「0001
を出力することにより、SRAMアドレス信号[0:1
6]を「00001」に変化させた後、ライト信号S
WR11を一時的に「L」にして書き込み指示をする。
この結果、メモリSRAM1のアドレス「0000
」には、データ値「0000」が書き込まれる。
【0101】以後、タイミング制御回路18は、アドレ
ス指定信号RAD11[0:15]への出力値を「FF
FF」まで順次変化させながら、その都度ライト信号
SWR11を一時的に「L」にして書き込み指示をす
る。この結果、メモリSRAM1のアドレス「0000
」〜「0FFFF」に、データ値「0000
が書き込まれる。
【0102】次に、タイミング制御回路18は、アドレ
ス指定信号A16に「1」を出力するとともに、アドレ
ス指定信号RAD11[0:15]に「0000」を
出力することにより、17ビットのSRAMアドレス信
号[0:16]を「10000」とする。引き続き、
タイミング制御回路18は、ライト信号SWR11を一
時的に「L」にして書き込み指示をする。以後、アドレ
ス指定信号A16が「0」の場合と同様に、アドレス指
定信号RAD11[0:15]への出力値を「FFFF
」まで順次変化させながら、その都度ライト信号SW
R11を一時的に「L」にして書き込み指示をする。
【0103】これにより、メモリSRAM1の全アドレ
ス(「00000」〜「1FFFF」)に、データ
値「0000」が書き込まれる。こうして、メモリS
RAM11の初期設定が終了すると、タイミング制御回
路18は、アップカウンタCNTR1の出力可信号CO
E111を「H」、アドレス指定信号A16を「0」と
するとともに、セレクト信号RSL11を「H」とし
て、上位データIDU[0:15]の値が、SRAMア
ドレス信号SAD11[0:16]の下位16ビットS
AD11[0:15]に反映される設定とする。以上に
より、SRAMブロック31の初期設定が終了する。
【0104】SRAMブロック32,41,42,51
も、上記のSRAMブロック31の場合と同様にして、
初期設定される。なお、SRAMブロック41,42,
51の場合には、SRAMブロック41,42それぞれ
におけるメモリSRAM2及びSRAMブロック51に
おけるメモリSRAM3が16ビットのアドレス空間を
有するので、メモリSRAM2及びSRAM3のアドレ
ス「0000」〜「FFFF」の内容を「0000
」に初期設定する。
【0105】以上のようにして初期設定が完了した後、
情報収集装置100は、次のようにして、MIB情報を
収集する。
【0106】イーサネット上でデータフレーム転送が行
われ、イーサネットの伝送媒体上にデータフレーム信号
が発生すると、物理層回路10は、そのデータフレーム
信号を入力データ信号NRDとして受信する。物理層回
路10は、物理層プロトコルに従ってビット同期をと
り、受信したデータフレームの各ビットのデータ値
(「0」又は「1」)を検出する。そして、物理層回路
10は、当該検出結果を物理層データPRDとして、M
ACコントローラ12へ向けて出力する。
【0107】物理層データPRDを入力したMACコン
トローラ12は、MAC層プロトコルに従って、フレー
ム同期をとることにより、符号解読し、フレーム再構成
を行う。さらに、MACコントローラ12は、データフ
レームにおけるエラーをチェックする。そして、MAC
コントローラ12は、当該データフレームに関して生成
したステータス情報を再構成したフレームデータととも
に内蔵のバッファに格納する。
【0108】上記のようにフレームデータ及びステータ
ス情報の内蔵バッファへの格納を終了すると、MACコ
ントローラ12は、フレーム受信信号FDRを「L」と
して、タイミング制御回路18へ、ステータス情報及び
フレームデータ(以下、単に「フレーム関連データ」と
呼ぶ)の準備が整ったことを通知する。タイミング制御
回路18は、フレーム受信信号FDRを受信すると、出
力指示信号FRDを出力して、MACコントローラ12
に対してフレーム関連データの出力を許可する。このフ
レームデータ出力指示信号FRDを受信したMACコン
トローラ12は、フレーム関連データの最初の32ビッ
ト分(すなわち、ステータスデータ(データ値=「ST
S」)をMACデータMRD[0:31]として出力す
る。
【0109】かかるMACデータバスMRD[0:3
1]へのフレーム関連データの出力中に、タイミング制
御回路18は、FIFOバッファ16へ向けてシフトイ
ン信号FSIを出力する。こうしてタイミング制御回路
18から出力されたシフトイン信号FSIを受信したF
IFOバッファ16は、MACデータMRD[0:3
1](ステータスデータ)を内部に格納する。
【0110】次に、タイミング制御回路18は、図17
に示されるように、出力指示信号FRDを出力して、M
ACコントローラ12に対してフレームデータの出力を
許可する。このフレームデータ出力指示信号FRDを受
信したMACコントローラ12は、フレームデータの最
初の32ビット分(データ値=「MRD1」)をMAC
データMRD[0:31]として出力する。
【0111】そして、MACデータバスMRD[0:3
1]へのフレームデータの出力中に、タイミング制御回
路18は、FIFOバッファ16へ向けてシフトイン信
号FSIを出力する。シフトイン信号FSIを受信した
FIFOバッファ16は、MACデータMRD[0:3
1]を内部に格納する。
【0112】また、タイミング制御回路18は、シフト
イン信号FSIの出力とほぼ同時に、順番検出回路14
のラッチ回路24(図2参照)へ向けてラッチ信号MC
DLを出力する。そして、ラッチ回路24は、ラッチし
たデータの上位16ビット分(データ値=「XU1」)
を上位データIDU、下位16ビット分(データ値=
「XL1」)を下位データIDLとして、第1ビット幅
縮小回路30へ向けて出力する。
【0113】この後、タイミング制御回路18は、出力
指示信号FRDの出力を終了させる。そして、フェーズ
T01の処理を開始する。
【0114】フェーズT01においては、図18に示さ
れるように、タイミング制御回路18が、SRAMブロ
ック31のメモリSRAM1の出力可信号SOE11を
出力する。ここで、上述のようにアドレス指定信号A1
6は「0」とされているので、第1ビット幅縮小回路3
0におけるSRAMブロック31内のメモリSRAM1
に対するアドレス指定信号SAD11の値は「XU1」
となっている。
【0115】出力可信号SOE11を受信したSRAM
ブロック31のメモリSRAM1は、アドレス「XU
1」に記憶している16ビットデータを内部バスSR1
1Dに出力する。なお、図18には、SRAMブロック
31のメモリSRAM1へのアドレス指定値「XU1
1」のアドレス入力は初めてであり、そのアドレスにお
ける記憶内容は「0000H」であった場合のタイミン
グチャートが示されている。例えば、最初のデータフレ
ームの受信の場合には、メモリSRAM1の記憶内容は
全アドレスにおいて「0000」なので、内部バスS
R11D上のデータ値は「0000」となる。
【0116】このデータ値は、カウンタ・比較器ブロッ
クCC1の比較器CMPに入力し、「0000」であ
るか否かが判定される。ここでは、肯定的な判定がなさ
れ、比較器CMPは、ゼロ表示信号EZ11を「L」と
する。
【0117】ここで、SRAMブロック31からのゼロ
表示信号EZ11が「L」であることを受信したタイミ
ング制御回路18は、出力可信号SOE11を「H」と
して、SRAMブロック31のSRAM1からのデータ
出力を中止するとともに、カウントアップ信号CUP1
を一時的に「L」として、アップカウンタCNTR1
カウントアップさせる。この結果、アップカウンタCN
TR1のカウント値は、インクリメントされる。このイ
ンクリメント結果の値を、以後、「NCT111」と記
す。
【0118】引き続き、タイミング制御回路18は、ア
ップカウンタCNTR1の出力可信号COE111
「L」として、アップカウンタCNTR1のカウント値
を内部バスSR11Dに出力させる。この結果、内部バ
スSR11Dのデータ値は「NCT111」となる。こ
の後、タイミング制御回路18は、SRAMブロック3
1のメモリSRAM1のライト信号SWR11を一時的
に「L」として、内部バスSR11Dのデータ値をメモ
リSRAM1に格納する。この結果、SRAMブロック
31のメモリSRAM1のアドレス「XU1」にはデー
タ「NCT111」が格納され、記憶値が更新される。
この後も、タイミング制御回路18は、アップカウンタ
CNTR1の出力可信号COE111を「L」として、内
部バスデータSR11D上のデータ値を「NCT1
1」に維持する。
【0119】また、ラッチ回路24から上位データID
Uと同時に下位データIDL(データ値=「XL1」)
が出力され、SRAMブロック32のメモリSRAM1
へのアドレス指定値「XL1」のアドレス入力は初めて
であったときには、タイミング制御回路18は、上記の
SRAMブロック31の場合と同様に、SRAMブロッ
ク32の動作を制御する。なお、タイミング制御回路1
8によるSRAMブロック31の動作制御とSRAMブ
ロック32の動作制御とは同時に行われる。この結果、
SRAMブロック32のSRAM1のアドレス「XL
1」にはデータ「NCT121」が格納される。そし
て、SRAMブロック31のメモリSRAM1のデータ
値更新とほぼ同時に、SRAMブロック32のメモリS
RAM1のデータ値更新がなされる。
【0120】一方、SRAMブロック31のメモリSR
AM1へのアドレス指定値「XU1」のアドレス入力が
初めてではなく、そのアドレスにおける記憶内容が、
「OCT111(≠0000H)」であった場合の動作タ
イミングが図19に示されている。この図19に示され
るように、アドレス指定信号SAD11(データ値=
「XU1」)が入力し、タイミング制御回路18によっ
て、SRAMブロック31のメモリSRAM1の出力可
信号SOE11が「L」とされると、SRAMブロック
31のメモリSRAM1のアドレス「XU1」に記憶さ
れている16ビットデータ「OCT111」が内部バス
SR11Dに出力される。
【0121】このデータ値は、カウンタ・比較器ブロッ
クCC1の比較器CMPに入力し、「0000」であ
るか否かが判定される。ここでは、否定的な判定がなさ
れ、比較器CMPは、ノットゼロ表示信号NZ11を
「L」とする。
【0122】ここで、SRAMブロック31からのノッ
トゼロ表示信号NZ11が「L」であることを受信した
タイミング制御回路18は、上述のカウントアップ動作
やメモリ書きこみ動作を行わないで、カウント出力可信
号SOE11を「L」とし続け、SRAMブロック31
のメモリSRAM1からのデータ出力を継続させる。
【0123】また、ラッチ回路24から上位データID
Uと同時に下位データIDL(データ値=「XL1」)
が出力され、SRAMブロック32のメモリSRAM1
へのアドレス指定値「XL1」のアドレス入力が初めて
ではなかったときには、タイミング制御回路18は、上
記のSRAMブロック31の場合と同様に、SRAMブ
ロック32の動作を制御する。なお、タイミング制御回
路18によるSRAMブロック31の動作制御とSRA
Mブロック32の動作制御とは同時に行われる。
【0124】以上のようにして、内部データバスSR1
1D,SR12D上に、上位データIDU及び下位デー
タIDLに応じたデータが出力され、ラッチブロック3
5に入力する。ラッチブロック35では、上位データI
DU及び下位データIDLに応じたデータが、AND回
路AND10〜AND131及びOR回路OR10〜OR1
15を順次介することにより、上述の受信アドレスの上位
32ビットの値「MRD1」に応じた16ビットの整理
番号データに加工される。そして、当該整理番号データ
が、ラッチブロック35のラッチ回路LTCH1に入力
する。ここで、ラッチブロック35のマスクデータレジ
スタMKR11には、上述のように「FFFFFFFF
」が設定されているので、マスクは一切行われない。
なお、最初のデータフレームの場合には、ラッチブロッ
ク35のラッチ回路LTCH1のデータ入力は「800
」となる。
【0125】引き続き、タイミング制御回路18は、図
18及び図19に示されるようにラッチ信号LT11C
を一時的に「L」とする。そして、図18の場合には、
カウント出力可信号COE11(COE12)を「H」
とし、また、図19の場合には、出力可信号SOE11
(SOE12)を「H」として、内部データバスSD1
1Dへのデータ出力を終了する。この結果、ラッチブロ
ック35のラッチ回路LTCH1には、そのときのデー
タ入力値(図18では「XN1」、図19では「XO
1」)をラッチし、第1識別上位データSA11Dとし
て出力する。なお、第1識別上位データSA11Dとし
てデータ値「XN1」が出力される場合には、受信アド
レスの上位32ビットが新たな値であった場合を意味
し、一方、第1識別上位データSA11Dとしてデータ
値「XO1」が出力される場合には、受信アドレスの上
位32ビットが既に入力したことのある値であった場合
を意味している。
【0126】こうして、フェーズT01が終了すると、
図17に戻り、次に、タイミング制御回路18は、出力
指示信号FRDを再度「L」として、MACコントロー
ラ12に対してフレームデータの出力を許可する。この
フレームデータ出力指示信号FRDを受信したMACコ
ントローラ12は、フレームデータの次の32ビット分
(データ値=「MRD2」)をMACデータMRD
[0:31]として、順番検出回路14へ向けて出力す
る。
【0127】かかるMACデータバスMRD[0:3
1]へのフレームデータの出力中に、タイミング制御回
路18は、前回のフレームデータの出力の場合と同様
に、FIFOバッファ16へ向けてシフトイン信号FS
Iを出力する。シフトイン信号FSIを受信したFIF
Oバッファ16は、MACデータMRD[0:31]を
内部に格納する。
【0128】また、タイミング制御回路18は、最初の
フレームデータの出力の場合と同様に、シフトイン信号
FSIの出力とほぼ同時に、順番検出回路14のラッチ
回路24(図2参照)へ向けてラッチ信号MCDLを出
力する。そして、ラッチ回路24は、ラッチしたデータ
の上位16ビット分(データ値=「XU2」)を上位デ
ータIDU、下位16ビット分(データ値=「XL
2」)を下位データIDLとして、第1ビット幅縮小回
路へ向けて出力する。
【0129】この後、タイミング制御回路18は、出力
指示信号FRDの出力を終了させる。そして、フェーズ
T02の処理を開始する。
【0130】フェーズT02においては、図20に示さ
れるように、タイミング制御回路18が、アドレス指定
信号A16を「1」とする。この結果、第1ビット幅縮
小回路30におけるSRAMブロック31内のメモリS
RAM1に対するアドレス指定値は「10000H+X
U2」となる。そして、SRAMブロック31のメモリ
SRAM1の出力可信号SOE11を出力する。
【0131】出力可信号SOE11を受信したSRAM
ブロック31のメモリSRAM1は、アドレス「100
00H+XU2」に記憶している16ビットデータを内
部バスSR11Dに出力する。なお、図20には、SR
AMブロック31のメモリSRAM1へのアドレス指定
値「10000H+XU2」のアドレス入力は初めてで
あり、そのアドレスにおける記憶内容は「0000H
であった場合のタイミングチャートが示されている。例
えば、最初のデータフレームの受信の場合には、メモリ
SRAM1の記憶内容は全アドレスにおいて「0000
」なので、内部バスSR11D上のデータ値は「00
00」となる。
【0132】このデータ値は、カウンタ・比較器ブロッ
クCC1の比較器CMPに入力し、「0000」であ
るか否かが判定される。ここでは、肯定的な判定がなさ
れ、比較器CMPは、ゼロ表示信号EZ11を「L」と
する。
【0133】ここで、SRAMブロック31からのゼロ
表示信号EZ11が「L」であることを受信したタイミ
ング制御回路18は、出力可信号SOE11を「H」と
して、SRAMブロック31のSRAM1からのデータ
出力を中止するとともに、カウントアップ信号CUP2
を一時的に「L」として、アップカウンタCNTR2
カウントアップさせる。この結果、アップカウンタCN
TR2のカウント値は、インクリメントされる。このイ
ンクリメント結果の値を、以後、「NCT112」と記
す。
【0134】引き続き、タイミング制御回路18は、ア
ップカウンタCNTR2の出力可信号COE112
「L」として、アップカウンタCNTR2のカウント値
を内部バスSR11Dに出力させる。この結果、内部バ
スSR11Dのデータ値は「NCT112」となる。こ
の後、タイミング制御回路18は、SRAMブロック3
1のメモリSRAM1のライト信号SWR11を一時的
に「L」として、内部バスSR11Dのデータ値をメモ
リSRAM1に格納する。この結果、SRAMブロック
31のメモリSRAM1のアドレス「10000H+X
U2」にはデータ「NCT112」が格納され、記憶値
が更新される。この後も、タイミング制御回路18は、
アップカウンタCNTR2の出力可信号COE112
「L」として、内部バスデータSR11D上のデータ値
を「NCT112」に維持する。
【0135】また、ラッチ回路24から上位データID
Uと同時に下位データIDL(データ値=「XL2」)
が出力され、SRAMブロック32のメモリSRAM1
へのアドレス指定値「10000H+XL2」のアドレ
ス入力は初めてであったときには、タイミング制御回路
18は、上記のSRAMブロック31の場合と同様に、
SRAMブロック32の動作を制御する。なお、タイミ
ング制御回路18によるSRAMブロック31の動作制
御とSRAMブロック32の動作制御とは同時に行われ
る。この結果、SRAMブロック32のSRAM1のア
ドレス「10000H+XL2」にはデータ「NCT1
2」が格納される。そして、SRAMブロック31の
メモリSRAM1のデータ値更新とほぼ同時に、SRA
Mブロック32のメモリSRAM1のデータ値更新がな
される。
【0136】一方、SRAMブロック31のメモリSR
AM1へのアドレス指定値「10000+XU2」のア
ドレス入力が初めてではなく、そのアドレスにおける記
憶内容が、「OCT112(≠0000H)」であった場
合の動作タイミングが図21に示されている。この図2
1に示されるように、アドレス指定値「10000H
XU2」が入力し、タイミング制御回路18によって、
SRAMブロック31のメモリSRAM1の出力可信号
SOE11が「L」とされると、SRAMブロック31
のメモリSRAM1のアドレス「10000+XU2」
に記憶されている16ビットデータ「OCT112」が
内部バスSR11Dに出力される。
【0137】このデータ値は、カウンタ・比較器ブロッ
クCC1の比較器CMPに入力し、「0000」であ
るか否かが判定される。ここでは、否定的な判定がなさ
れ、比較器CMPは、ノットゼロ表示信号NZ11を
「L」とする。
【0138】ここで、SRAMブロック31からのノッ
トゼロ表示信号NZ11が「L」であることを受信した
タイミング制御回路18は、上述のカウントアップ動作
やメモリ書きこみ動作を行わないで、カウント出力可信
号SOE11を「L」とし続け、SRAMブロック31
のメモリSRAM1からのデータ出力を継続させる。
【0139】また、ラッチ回路24から上位データID
Uと同時に下位データIDL(データ値=「XL2」)
が出力され、SRAMブロック32のメモリSRAM1
へのアドレス指定値「10000H+XL2」のアドレ
ス入力が初めてではなかったときには、タイミング制御
回路18は、上記のSRAMブロック31の場合と同様
に、SRAMブロック32の動作を制御する。なお、タ
イミング制御回路18によるSRAMブロック31の動
作制御とSRAMブロック32の動作制御とは同時に行
われる。
【0140】以上のようにして、内部データバスSR1
1D,SR12D上に、上位データIDU及び下位デー
タIDLに応じたデータが出力され、ラッチブロック3
6に入力する。ラッチブロック36では、上位データI
DU及び下位データIDLに応じたデータが、AND回
路AND10〜AND131及びOR回路OR10〜OR1
15を順次介することにより、上述の受信アドレスの上位
32ビットの値「MRD2」に応じた16ビットの整理
番号データに加工される。そして、当該整理番号データ
が、ラッチブロック36のラッチ回路LTCH1に入力
する。ここで、ラッチブロック36のマスクデータレジ
スタMKR12には、上述のように「FFFF0000
」が設定されているので、下位データIDLに応じた
データがマスクされる。したがって、なお、最初のデー
タフレームの場合には、ラッチブロック36のラッチ回
路LTCH1のデータ入力は「0001」となる。
【0141】引き続き、タイミング制御回路18は、図
20及び図21に示されるようにラッチ信号LT12C
を一時的に「L」とする。そして、図20の場合には、
カウント出力可信号COE11(COE12)を「H」
とし、また、図21の場合には、出力可信号SOE11
(SOE12)を「H」として、内部データバスSD1
1D(SD12D)へのデータ出力を終了する。この結
果、ラッチブロック36のラッチ回路LTCH1には、
そのときのデータ入力値(図20では「XN2」、図2
1では「XO2」)をラッチし、第1識別下位データS
A12Dとして出力する。なお、第1識別下位データS
A12Dとしてデータ値「XN2」が出力される場合に
は、受信アドレスの下位16ビットが新たな値であった
場合を意味し、一方、第1識別下位データSA12Dと
してデータ値「XO2」が出力される場合には、受信ア
ドレスの下位16ビットが既に入力したことのある値で
あった場合を意味している。
【0142】以上のようにして、フレームデータにおけ
る48ビットの受信アドレスに応じて、16ビットの第
1識別上位データSA11D及び16ビットの第1識別
下位データSA12Dから成る32ビットの第1識別デ
ータが出力される。こうしてフェーズT02を終了す
る。
【0143】引き続き、フェーズT03を開始する。こ
のフェーズT03では、第1ビット幅縮小回路30から
出力された第1識別上位データSA11D及び第1識別
下位データSA12Dは、第2ビット幅縮小回路40に
入力する。ここで、第1識別上位データSA11Dは、
第2ビット幅縮小回路40のSRAMブロック41に入
力し、第1識別下位データSA12Dは、第2ビット幅
縮小回路40のSRAMブロック42に入力する。
【0144】SRAMブロック41では、第1識別上位
データSA11Dの値がそのまま、メモリSRAM2の
アドレス指定信号SAD21の値となる。例えば、最初
のデータフレームの場合には、第1識別上位データSA
11Dの値は「8001」なので、メモリSRAM2
に対する指定アドレス値は「8001」となる。
【0145】ここで、アドレス指定信号SAD21の値
として「XN1」がSRAMブロック41のメモリSR
AM2に入力したとき、タイミング制御回路18は、図
22に示されるように、SRAMブロック41のメモリ
SRAM2の出力可信号SOE21を出力する。出力可
信号SOE21を受信したメモリSRAM2は、アドレ
ス「XN1」に記憶している16ビットデータを内部バ
スSR21Dに出力する。ここでは、アドレス「XN
1」は初期化後、初めて指定されるアドレスなので、そ
の記憶内容は「0000」であり、内部バスSR21
D上のデータ値は「0000」となる。このデータ値
は、カウンタ・比較器ブロックCC2の比較器CMPに
入力し、「0000」であるか否かが判定される。こ
こでは、肯定的な判定がなされ、カウンタ・比較器ブロ
ックCC2の比較器CMPは、ゼロ表示信号を「L」と
する。
【0146】SRAMブロック41からのゼロ表示信号
を受信したタイミング制御回路18は、出力可信号SO
E21を「H」として、SRAMブロック41のSRA
M2からのデータ出力を中止するとともに、カウンタ・
比較器ブロックCC2のカウントアップ信号CUP21
を一時的に「L」として、アップカウンタCNTRをカ
ウントアップさせる。この結果、アップカウンタCNT
Rのカウント値は、インクリメントされる。このインク
リメント結果の値を、以後、「NCT21」と記す。例
えば、最初のデータフレームの場合には、「NCT21
=0001」となる。
【0147】引き続き、タイミング制御回路18は、ア
ップカウンタCNTRの出力可信号COE21を「L」
として、アップカウンタCNTRのカウント値を内部バ
スSR21Dに出力させる。この結果、内部バスSR2
1Dのデータ値は「NCT21」となる。この後、タイ
ミング制御回路18は、SRAMブロック41のメモリ
SRAM2のライト信号SWR21を一時的に「L」と
して、内部バスSR21Dのデータ値をメモリSRAM
2に格納する。この結果、SRAMブロック41のメモ
リSRAM2のアドレス「XN1」にはデータ「NCT
21」が格納され、記憶値が更新される。この後も、タ
イミング制御回路18は、アップカウンタCNTRの出
力可信号COE21を「L」として、内部バスデータS
R21D上のデータ値を「NCT21」に維持する。
【0148】また、第1ビット幅縮小回路30からSR
AMブロック41への第1識別上位データSA11Dの
入力と同時に、SRAMブロック42に第1識別下位デ
ータSA12D(ここでは、データ値が「XN2」)が
入力すると、タイミング制御回路18は、上記のSRA
Mブロック41の場合と同様に、SRAMブロック42
の動作を制御する。なお、タイミング制御回路18によ
るSRAMブロック41の動作制御とSRAMブロック
42の動作制御とは同時に行われる。この結果、SRA
Mブロック42のメモリSRAM2のアドレス「XN
2」にはデータ「NCT22」が格納される。そして、
SRAMブロック41のメモリSRAM2のデータ値更
新とほぼ同時に、SRAMブロック42のメモリSRA
M2のデータ値更新がなされる。
【0149】一方、SRAMブロック41のメモリSR
AM2へのアドレス指定値「XO1」であった場合の動
作タイミングが図23に示されている。この図23に示
されるように、アドレス指定信号SAD21(データ値
=「XO1」)が入力し、タイミング制御回路18によ
って、SRAMブロック41のメモリSRAM2の出力
可信号SOE21が「L」とされると、SRAMブロッ
ク41のメモリSRAM2のアドレス「XO1」に記憶
されている16ビットデータ「OCT21」が内部バス
SR21Dに出力される。
【0150】このデータ値は、カウンタ・比較器ブロッ
クCC2の比較器CMPに入力し、「0000」であ
るか否かが判定される。ここでは、否定的な判定がなさ
れ、比較器CMPは、ノットゼロ表示信号NZ21を
「L」とする。
【0151】ここで、SRAMブロック41からのノッ
トゼロ表示信号NZ11が「L」であることを受信した
タイミング制御回路18は、上述のカウントアップ動作
やメモリ書きこみ動作を行わないで、カウント出力可信
号SOE21を「L」とし続け、SRAMブロック41
のメモリSRAM2からのデータ出力を継続させる。
【0152】また、第1ビット幅縮小回路30からSR
AMブロック41への第1識別上位データSA11Dの
入力と同時に、SRAMブロック42に第1識別下位デ
ータSA12D(ここでは、データ値が「XO2」)が
入力すると、タイミング制御回路18は、上記のSRA
Mブロック41の場合と同様に、SRAMブロック42
の動作を制御する。なお、タイミング制御回路18によ
るSRAMブロック41の動作制御とSRAMブロック
42の動作制御とは同時に行われる。
【0153】以上のようにして、内部データバスSR2
1D,SR22D上に、第1識別上位データSA11D
及び第1識別下位データSA12D応じたデータが出力
され、ラッチブロック45に入力する。ラッチブロック
45では、第1識別上位データSA11D及び第1識別
下位データSA12Dに応じたデータが、OR回路OR
0〜OR115を介することにより、上述の受信アドレ
スの48ビットの値に応じた16ビットの整理番号デー
タに加工される。そして、当該整理番号データが、ラッ
チブロック45のラッチ回路LTCH2に入力する。な
お、最初のデータフレームの場合には、ラッチブロック
45のラッチ回路LTCH2のデータ入力は「8001
」となる。
【0154】引き続き、タイミング制御回路18は、ラ
ッチ信号LT2Cを一時的に「L」とする。そして、図
22の場合には、カウント出力可信号COE21(CO
E22)を「H」とし、また、図23の場合には、出力
可信号SOE21(SOE22)を「H」として、内部
データバスSD21D(SD22D)へのデータ出力を
終了する。この結果、ラッチブロック45のラッチ回路
LTCH2は、そのときのデータ入力値(図22では
「YN」、図23では「YO」)をラッチし、第2識別
データSA2Dとして出力する。なお、第2識別データ
SA2Dとしてデータ値「YN」が出力される場合に
は、受信アドレスの48ビットが新たな値であった場合
を意味し、一方、第2識別データSA2Dとしてデータ
値「YO」が出力される場合には、受信アドレスの48
ビットが既に入力したことのある値であった場合を意味
している。
【0155】以上のようにして、32ビットの第1識別
データに応じて、16ビットの第2識別データSA2D
が出力される。こうしてフェーズT03を終了する。
【0156】引き続き、フェーズT04を開始する。こ
のフェーズT04では、第2ビット幅縮小回路40から
出力された第2識別データSA2Dは、受信番号付与回
路50のSRAMブロック51に入力する。SRAMブ
ロック51では、第2識別データSA2Dの値がそのま
ま、メモリSRAM3のアドレス指定信号SAD3の値
となる。例えば、最初のデータフレームの場合には、第
2識別データSA2Dの値は「8001」なので、メ
モリSRAM3に対する指定アドレス値は「800
」となっている。
【0157】ここで、アドレス指定信号SAD3の値と
して「YN」がSRAMブロック51のメモリSRAM
3に入力したとき、タイミング制御回路18は、図24
に示されるように、SRAMブロック51のメモリSR
AM3の出力可信号SOE3を出力する。出力可信号S
OE3を受信したメモリSRAM3は、アドレス「Y
N」に記憶している16ビットデータを内部バスSR3
Dに出力する。ここでは、アドレス「YN」は初期化
後、初めて指定されるアドレスなので、その記憶内容は
「0000」であり、内部バスSR3D上のデータ値
は「0000」となる。このデータ値は、カウンタ・
比較器ブロックCC3の比較器CMPに入力し、「00
00」であるか否かが判定される。ここでは、肯定的
な判定がなされ、カウンタ・比較器ブロックCC3の比
較器CMPは、ゼロ表示信号を「L」とする。
【0158】SRAMブロック41からのゼロ表示信号
を受信したタイミング制御回路18は、出力可信号SO
E3を「H」として、SRAMブロック51のメモリS
RAM3からのデータ出力を中止するとともに、カウン
タ・比較器ブロックCC3のカウントアップ信号CUP
3を一時的に「L」として、アップカウンタCNTRを
カウントアップさせる。この結果、アップカウンタCN
TRのカウント値は、インクリメントされる。このイン
クリメント結果の値を、以後、「NCT3」と記す。例
えば、最初のデータフレームの場合には、「NCT3=
0001」となる。
【0159】引き続き、タイミング制御回路18は、ア
ップカウンタCNTRの出力可信号COE3を「L」と
して、アップカウンタCNTRのカウント値を内部バス
SR3Dに出力させる。この結果、内部バスSR3Dの
データ値は「NCT3」となる。この後、タイミング制
御回路18は、SRAMブロック51のメモリSRAM
3のライト信号SWR3を一時的に「L」として、内部
バスSR3Dのデータ値をメモリSRAM3に格納す
る。この結果、SRAMブロック41のメモリSRAM
3のアドレス「YN」にはデータ「NCT3」が格納さ
れ、記憶値が更新される。この後も、タイミング制御回
路18は、アップカウンタCNTRの出力可信号COE
3を「L」として、内部バスデータSR3D上のデータ
値を「NCT3」に維持する。
【0160】一方、SRAMブロック51のメモリSR
AM3へのアドレス指定値が「YO」であった場合の動
作タイミングが図25に示されている。この図25に示
されるように、アドレス指定信号SAD3(データ値=
「YO」)が入力し、タイミング制御回路18によっ
て、SRAMブロック51のメモリSRAM3の出力可
信号SOE21が「L」とされると、SRAMブロック
51のメモリSRAM3のアドレス「YO」に記憶され
ている16ビットデータ「OCT3(≠0000 H)」
が内部バスSR3Dに出力される。
【0161】このデータ値は、カウンタ・比較器ブロッ
クCC3の比較器CMPに入力し、「0000」であ
るか否かが判定される。ここでは、否定的な判定がなさ
れ、比較器CMPは、ノットゼロ表示信号NZ3を
「L」とする。
【0162】ここで、SRAMブロック51からのノッ
トゼロ表示信号NZ3が「L」であることを受信したタ
イミング制御回路18は、上述のカウントアップ動作や
メモリ書きこみ動作を行わないで、カウント出力可信号
SOE3を「L」とし続け、SRAMブロック51のS
RAM3からのデータ出力を継続させる。
【0163】以上のようにして、内部データバスSR3
D上に、第2識別データSA2Dに応じたデータが出力
され、ラッチブロック55に入力する。ラッチブロック
55では、第2識別データSA2Dに応じたデータが、
上述の受信アドレスの48ビットの値に応じた16ビッ
トの受信番号データとして、ラッチ回路55に入力す
る。なお、最初のデータフレームの場合には、ラッチ回
路LTCH3のデータ入力は「0001」となる。
【0164】引き続き、タイミング制御回路18は、ラ
ッチ信号LT3Cを一時的に「L」とする。そして、図
24の場合には、カウント出力可信号COE3を「H」
とし、また、図25の場合には、出力可信号SOE3を
「H」として、内部データバスSD3Dへのデータ出力
を終了する。この結果、ラッチ回路55は、そのときの
データ入力値(図24では「NCT3」、図25では
「OCT3」)をラッチし、受信番号データSQNDと
して格納する。
【0165】なお、以上のようなフェーズT02〜T0
4における受信番号データSQNDの生成処理と並行し
て、タイミング制御回路18は、フレーム受信信号FD
Rが「H」となるまで、出力指示信号FRDの出力及び
シフトイン信号FSIの出力を繰り返し、フレームデー
タをFIFOバッファ16に順次格納する。
【0166】以上のようにして、最初のデータフレーム
に関する受信番号の生成及びフレームデータのFIFO
バッファへの格納が完了すると、タイミング制御回路1
8は、主制御装置22に対して割り込み信号INTを出
力して、主制御装置22に後の処理を託す。
【0167】割り込み信号を受信した主制御装置22
は、シフトアウト信号FSOを5回繰り返して出力し、
FIFOバッファ16から32ビットずつ計160ビッ
ト(ステータスデータ(32ビット)+受信アドレス
(48ビット)+送信アドレス(48ビット)+タイプ
データ(16ビット)を含む)を読み出して、内部レジ
スタに書き込んでおく。次に、主制御装置22は、出力
指示信号FANRを出力して、ラッチ回路55にラッチ
されている受信番号データSQNDを読み出す。そし
て、主制御装置22は、読み出した受信番号データSQ
NDを3ビット分MSB側にシフトして、空いた3ビッ
トに「0」を埋め込んでおく。
【0168】次いで、主制御装置22は、上記のシフト
した受信番号をアドレスの出発アドレスとしてMIBメ
モリにアクセスし、先に読み出しておいたステータスデ
ータ等に基づいて、フレームの受信数、フレームの受信
データ数、フレームエラー数、マルチ・キャストフレー
ム数、ブロード・キャストフレーム数等に対して、それ
ぞれ累積値を、MIBメモリのアドレスを変更しながら
書き込んで行く。こうして、受信したデータフレームに
関するMIB情報の収集が終了する。
【0169】なお、本実施形態の順番検出回路14で
は、第1ビット幅縮小回路30、第2ビット幅縮小回路
30、及び受信番号付与回路50が、いわゆるパイプラ
イン接続されており、第1ビット幅縮小回路30、第2
ビット幅縮小回路30、及び受信番号付与回路50それ
ぞれにおいて、異なる受信データフレームに関する処理
を並行して行うようになっている。例えば、受信したデ
ータフレームに関する第1ビット幅縮小回路30による
処理、すなわち、上記のフェーズT01及びフェーズT
02の処理が終了し、第1識別データが第1ビット幅縮
小回路30のラッチブロック35,36それぞれのラッ
チ回路LTCH1にラッチされた後には、次に受信した
データフレームに関する処理を開始するようになってい
る。
【0170】以上説明したように、本実施形態の情報収
集装置10によれば、タイミング制御回路18及び順番
検出回路14というソフトウエアを使用しないハードウ
エア回路によって、新たに入力したデータフレームの識
別子データである受信アドレスが以前に入力したデータ
フレームの識別子データを含めて何種類目の識別子デー
タであるかを検出し、検出結果を受信番号データとして
出力する。そして、検出された受信番号データに基づい
て、ソフトウエア制御の主制御装置22が統計情報を作
成する。したがって、受信アドレスを含む複数のデータ
フレームを入力し、受信アドレスをキーとして、データ
フレームに関する情報を迅速に収集することができる。
【0171】また、第1ビット幅縮小回路30及び第2
ビット幅縮小回路40により、受信データのビット幅
(48ビット)よりも小さなビット幅(16ビット)を
有するアドレス入力データを生成した後、受信番号付与
回路50により受信アドレスの受信番号を検出してい
る。したがって、受信アドレスの受信番号の検出の回路
規模を小さくすることができる。
【0172】また、受信番号データのビット幅(16ビ
ット)を、識別子データのビット幅(48ビット)より
も小さい構成としているので、MIBメモリ20の容量
を小さくすることができ、全体の構成をコンパクト化す
ることができる。
【0173】また、本実施形態の順番検出回路14で
は、第1ビット幅縮小回路30、第2ビット幅縮小回路
30、及び受信番号付与回路50が、いわゆるパイプラ
イン接続されているので、受信したデータフレームに関
して、順番検出回路14による一連の処理が終了する前
に、次に受信したデータフレームに関する順番検出回路
14による処理を開始することができる。したがって、
データフレーム処理のスループットを向上することがで
きる。
【0174】なお、上記の実施形態では、受信アドレス
を識別子データとして本発明を適用したが、送信アドレ
スを識別子データとすることも可能であるし、受信アド
レスと送信アドレスとのアドレスペアを識別子データと
することも可能である。ここで、送信アドレスを識別子
データとする場合には、順番検出回路へ通知するMAC
コントローラからのデータの出力順番を変更するととも
に、マスクデータの設定値を変更すればよい。また、ア
ドレスペアを識別子データとする場合には、順番検出回
路のデータ入力を96ビットまで拡張すればよい。
【0175】また、上記の実施形態では、イーサネット
について本発明を適用したが、順番検出回路へ入力する
データのビット数を適宜変更するとともに、マスクデー
タのパターンを適用対象のプロトコルに対応してマスク
データパターンを変更することにより、イーサネット以
外の通信プロトコルについても対応することができる。
なお、上記の実施形態では、順番検出回路へ入力するデ
ータのビット数は最大で64ビットであるが、これ以上
のビット数の入力が必要な場合には、第1ビット幅縮小
回路の前段に、更に、第1ビット幅縮小回路と同様の設
計思想で設計されたビット幅縮小回路を付加すればよ
い。
【0176】また、上記実施形態では、SRAMの初期
化を、タイミング制御回路18の主導で行ったが、主制
御装置22の主導で行うことも可能である。かかる場合
には、初期値をフレキシブルに変更することができる。
【0177】なお、本発明はRMON/RMON2のM
IB情報等を取得するプローブ装置やプロトコル・アナ
ライザ等に適用することができるばかりではなく、一般
的なテーブル検索を高速にハードウエアで処理する用途
にも適応可能である。
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明の
情報収集方法によれば、ハードウエア回路によって、新
たに受信したデータフレームの識別子データが以前に受
信したデータフレームの識別子データを含めて何種類目
の識別子データであるかを検出し、その検出結果を受信
番号データとして出力する。そして、出力された受信番
号に基づいて、新たに受信したデータフレームの識別子
データに応じた情報の格納場所を特定して、その内容を
更新するので、データフレームの識別子データをキーと
する情報収集の高速化を図ることができる。
【0178】また、本発明の情報収集方法によれば、本
発明の情報収集方法を使用して情報収集を行うので、迅
速にデータフレームの識別子データをキーとする情報収
集を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る情報収集装置の構成
を示すブロック構成図である。
【図2】図1の順番検出回路の構成を示すブロック構成
図である。
【図3】図2の第1ビット幅縮小回路の構成を示すブロ
ック構成図である。
【図4】図3の第1のSRAMブロックの構成を示す回
路構成図である。
【図5】図4の比較器・カウンタブロックの構成を示す
回路構成図である。
【図6】図3の第2のSRAMブロックの構成を示す回
路構成図である。
【図7】図3の第1のラッチブロックの構成を示す回路
構成図である。
【図8】図3の第2のラッチブロックの構成を示す回路
構成図である。
【図9】図2の第2ビット幅縮小回路の構成を示すブロ
ック構成図である。
【図10】図9の第1のSRAMブロックの構成を示す
回路構成図である。
【図11】図10の比較器・カウンタブロックの構成を
示す回路構成図である。
【図12】図9の第2のSRAMブロックの構成を示す
回路構成図である。
【図13】図9のラッチブロックの構成を示す回路構成
図である。
【図14】図2の受信番号付与回路の構成を示すブロッ
ク構成図である。
【図15】図14のSRAMブロックの構成を示す回路
構成図である。
【図16】順番検出回路におけるメモリ素子の初期化動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図17】順番検出回路による受信番号検出の動作を説
明するためのタイミングチャートである。
【図18】新たな受信アドレスの場合における、図7の
フェーズT01における第1ビット幅縮小回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図19】受信済みの受信アドレスの場合における、図
7のフェーズT01における第1ビット幅縮小回路の動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図20】新たな受信アドレスの場合における、図7の
フェーズT02における第1ビット幅縮小回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図21】受信済みの受信アドレスの場合における、図
7のフェーズT02における第1ビット幅縮小回路の動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図22】新たな受信アドレスの場合における、図7の
フェーズT03における第2ビット幅縮小回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図23】受信済みの受信アドレスの場合における、図
7のフェーズT03における第2ビット幅縮小回路の動
作を説明するためのタイミングチャートである。
【図24】新たな受信アドレスの場合における、図7の
フェーズT04における受信番号付与回路の動作を説明
するためのタイミングチャートである。
【図25】受信済みの受信アドレスの場合における、図
7のフェーズT04における受信番号付与回路の動作を
説明するためのタイミングチャートである。
【図26】イーサネットにおけるデータフレームの構成
を示す図である。
【符号の説明】
14…順番検出回路(ハードウエア検出回路)、18…
タイミング制御装置(初期化制御回路及びデータ書き込
み制御回路)、20…MIBメモリ(記憶装置)、22
…主制御装置(情報更新装置)、30…第1ビット幅縮
小回路(ビット幅縮小回路の一部)、40…第2ビット
幅縮小回路(ビット幅縮小回路の一部)、SRAM3…
メモリ(メモリ素子)、CMP…比較器(判定回路)、
CNTR…アップカウンタ(受信番号データ生成回
路)。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 識別子データを含む複数のデータフレー
    ムを入力し、前記識別子データをキーとして、前記複数
    のデータフレームに関する情報を収集する情報収集方法
    であって、 新たに入力したデータフレームの識別子データが以前に
    入力したデータフレームの識別子データを含めて何種類
    目の識別子データであるかをハードウエア回路により検
    出し、検出結果を受信番号データとして出力する検出工
    程と;前記新たに入力したデータフレームに含まれる所
    定の情報データを抽出し、その抽出結果に基づいて、前
    記受信番号データに応じて定められた記憶装置のアドレ
    ス領域内の前記情報を更新する情報更新工程と;を含む
    情報収集方法。
  2. 【請求項2】 前記検出工程は、 前記受信番号データを記憶するメモリ素子の全てのアド
    レスにおける記憶内容を初期値に設定する初期化工程
    と;前記識別子データに応じたアドレス入力データを前
    記メモリ素子のアドレスとし、該アドレスにおける記憶
    データを前記メモリ素子から出力させる記憶データ出力
    工程と;前記記憶データが前記初期値と同一であるか否
    かを判定する判定工程と;前記判定工程において肯定的
    な判定がなされたときには、前記初期値及び従前に発生
    した受信番号データの値とは異なる新たな値の受信番号
    データを生成し、前記メモリ素子の前記識別子データに
    応じたアドレスに前記新たな値の受信番号データを格納
    し、一方、前記判定工程において肯定的な判定がなされ
    たときには、前記新たな値の受信番号データの生成及び
    前記メモリ素子へのデータの格納を行わない記憶データ
    更新工程と;を含むことを特徴とする請求項1に記載の
    情報収集方法。
  3. 【請求項3】 前記初期値は0であり、前記新たな値の
    受信番号データの発生はカウントアップであることを特
    徴とする請求項2に記載の情報収集方法。
  4. 【請求項4】 前記検出工程は、前記識別子データに基
    づいて、前記識別子データの値ごとに異なり、前記識別
    子データのビット幅よりも小さなビット幅を有する前記
    アドレス入力データを生成するビット幅縮小工程を更に
    含むことを特徴とする請求項2又は3に記載の情報収集
    方法。
  5. 【請求項5】 前記データフレームは、ネットワーク内
    を往来するデータフレームであることを特徴とする請求
    項1〜4のいずれか一項に記載の情報収集方法。
  6. 【請求項6】 識別子データを含む複数のデータフレー
    ムを入力し、前記識別子データをキーとして、前記デー
    タフレームに関する情報を収集する情報収集装置であっ
    て、 新たに入力したデータフレームの識別子データが以前に
    入力したデータフレームの識別子データを含めて何種類
    目の識別子データであるかを検出し、検出結果を受信番
    号データとして出力するハードウエア検出回路と;前記
    新たに入力したデータフレームに含まれる所定の情報デ
    ータを抽出し、その抽出結果に基づいて、前記受信番号
    データに応じて定められた記憶装置のアドレス領域内の
    前記情報を更新する情報更新装置と;を備える情報収集
    装置。
  7. 【請求項7】 ハードウエア検出回路は、 前記識別子データに応じた値をアドレス入力するととも
    に、前記受信番号データを記憶するメモリ素子と;前記
    メモリ素子の全てのアドレスにおける記憶内容を初期値
    に設定する初期化制御回路と;前記記憶データが前記初
    期値と同一であるか否かを判定する判定回路と;前記判
    定回路において肯定的な判定がなされたときには、前記
    初期値及び従前に生成した受信番号データの値とは異な
    る新たな値の受信番号データを生成する受信番号データ
    生成回路と;前記メモリ素子の前記識別子データに応じ
    たアドレスに前記新たな値の受信番号データを書き込む
    データ書き込み制御回路と;を備えることを特徴とする
    請求項6に記載の情報収集装置。
  8. 【請求項8】 前記初期値は0であり、 前記判定回路は、入力データの値と0とを比較する比較
    器を有し、 前記受信番号データ生成回路はアップカウンタを有する
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報収集装置。
  9. 【請求項9】 ハードウエア検出回路は、前記識別子デ
    ータに基づいて、前記識別子データの値ごとに異なり、
    前記識別子データのビット幅よりも小さなビット幅を有
    する前記アドレス入力データを生成するビット幅縮小回
    路を更に備えることを特徴とする請求項7又は8に記載
    の情報収集装置。
  10. 【請求項10】 前記受信番号データのビット幅は、前
    記識別子データのビット幅よりも小さいことを特徴とす
    る請求項6〜9のいずれか一項に記載の情報収集装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002113833A (ja) * 2000-10-06 2002-04-16 Toppan Printing Co Ltd 化粧シート及び化粧材
JP2015026892A (ja) * 2013-07-24 2015-02-05 株式会社メガチップス 情報処理システム

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