JP2002094415A - 移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法および移動通信システムにおける移動局 - Google Patents

移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法および移動通信システムにおける移動局

Info

Publication number
JP2002094415A
JP2002094415A JP2000283536A JP2000283536A JP2002094415A JP 2002094415 A JP2002094415 A JP 2002094415A JP 2000283536 A JP2000283536 A JP 2000283536A JP 2000283536 A JP2000283536 A JP 2000283536A JP 2002094415 A JP2002094415 A JP 2002094415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cell search
averaging
correlation value
mobile station
detected
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000283536A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3729329B2 (ja
Inventor
Motohiro Tanno
元博 丹野
Takehiro Nakamura
武宏 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP2000283536A priority Critical patent/JP3729329B2/ja
Priority to US09/955,365 priority patent/US7170875B2/en
Priority to EP20080006150 priority patent/EP1936824B1/en
Priority to EP20010307934 priority patent/EP1189359A3/en
Priority to CNB011372486A priority patent/CN1173508C/zh
Publication of JP2002094415A publication Critical patent/JP2002094415A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3729329B2 publication Critical patent/JP3729329B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7073Synchronisation aspects
    • H04B1/7075Synchronisation aspects with code phase acquisition
    • H04B1/7077Multi-step acquisition, e.g. multi-dwell, coarse-fine or validation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7073Synchronisation aspects
    • H04B1/70735Code identification
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • H04B1/7073Synchronisation aspects
    • H04B1/7075Synchronisation aspects with code phase acquisition
    • H04B1/708Parallel implementation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2201/00Indexing scheme relating to details of transmission systems not covered by a single group of H04B3/00 - H04B13/00
    • H04B2201/69Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70702Intercell-related aspects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動局の消費電力を低減できるセルサーチ方
法を提供する。 【解決手段】 第1段階で平均化時間T1内での平均化
が行われた後、スロット境界の検出が行われる(ステッ
プS301)。次に、従来例と同様に、第2段階、第3
段階の動作がシリアルに行われるが(ステップS303
およびステップS305)、この動作と併行して第1段
階の平均化が引き続いて行われる(ステップS30
9)。ステップS309では、平均化時間T1’内のス
ロット間における相関値の平均化を行った後、既に算出
された第1段階の平均相関値を使って更に平均化を行っ
て、平均相関値を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
におけるセルサーチ方法に関し、より詳細には、3段階
セルサーチ法において第1段階を第2段階または第3段
階と併行にかつ連続して行うCDMA(Code Division
Multiple Access)移動通信システムにおける移動局の
セルサーチ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】CDMA方式における移動通信システム
において、移動局がある基地局と通信する場合、または
ある基地局に対して受信電力の測定などを行う場合、そ
の基地局からの下り信号のフレーム境界およびスクラン
ブル符号を検出しなければならない。これをセルサーチ
と呼んでいる。
【0003】セルサーチの方法は、基本的には可能性の
あるすべてのタイミングにおいて、可能性のあるすべて
のスクランブル符号でデスクランブルを行う。そして、
使用されている拡散符号で逆拡散を行った結果の相関値
が、最大となるようなタイミングおよびスクランブル符
号を選択することで、その基地局のフレーム境界および
スクランブル符号を検出することができる。しかし、こ
の方法では、セルサーチに多大な時間を要する。そこ
で、これを高速化するために、基地局からスロット毎に
PSCH(Primary Synchronisation CHannel)とSSC
H(Secondary Synchronisation CHannel)という2つ
の同期チャネルを送信する方法が用いられる(3GPP Tec
hnical Specification 25.211参照)。
【0004】図1は、セルサーチに関係する下りチャネ
ルの構成を示す概略図であり、CDMA移動通信方式の
代表例であるW−CDMA方式(3GPP Technical Speci
fication 25.211参照)におけるセルサーチに関係する
下りチャネルを示したものである。PSCHは、全セル
全スロット共通の拡散符号PSC(Primary Synchronis
ation Code)が用いられ、スロット周期で送信される。
SSCHは、スロット毎に異なる拡散符号SSC0〜S
SCn-1(Secondary Synchronisation Code)が用いら
れ、1フレームで拡散符号系列を構成し、これがフレー
ム周期で繰り返し送信される。この拡散符号系列はセル
毎に異なる系列が用いられ、かつこの系列には当該基地
局が使用するスクランブル符号が属するスクランブル符
号グループが対応づけられている。
【0005】図2は従来の3段階セルサーチ方法を示す
図である。まず、スロット境界の検出を行う(ステップ
S201)。PSCHでは、全セル全スロット共通の拡
散符号(PSC)が用いられる。移動局は、受信信号を
この拡散符号に対応したマッチトフィルタに入力し、雑
音や干渉の影響を軽減するために複数スロットにわたっ
て平均化を行った後、最も平均相関値が大きいタイミン
グを選択することで、スロット境界の検出を行う。以
後、ここまでの動作を第1段階と呼ぶ。
【0006】次に、フレーム境界およびスクランブル符
号グループの検出を行う(ステップS203)。SSC
Hでは、スロット毎に異なる拡散符号が用いられ、1フ
レームである拡散符号系列が構成される。これらの拡散
符号系列はフレーム周期で繰り返され、かつ、セル毎に
異なる拡散符号系列が用いられる。これらの拡散符号系
列には、それぞれスクランブル符号のグループが対応づ
けられており、後に行うスクランブル符号の検出を容易
にしている。第1段階でスロット境界が検出されている
ため、移動局はSSCHの送信タイミングを計算でき
る。
【0007】移動局は、計算されたタイミングで受信信
号をSSCHの拡散符号(SSC)で逆拡散する。そし
て、考えられるすべてのフレーム境界およびSSC符号
系列に合わせて相関値を平均化し、最も平均相関値が大
きくなるタイミングおよびSSC拡散符号系列を選択す
る。これにより、移動局はフレーム境界およびスクラン
ブル符号グループを検出する。以後、この動作を第2段
階と呼ぶ。
【0008】さらに、スクランブル符号の検出を行う
(ステップS205)。第2段階までにフレーム境界お
よびスクランブル符号グループを検出した移動局は、セ
ル毎に異なるスクランブル符号がかけられている共通パ
イロットチャネル(CPICH; Common PIlot CHanne
l)を最後に受信して、検出されたスクランブル符号グ
ループの中のどのスクランブル符号が用いられているか
を検出する。既にフレーム境界が検出されていることか
ら、スクランブル符号の位相は計算可能である。
【0009】CPICHの拡散符号は全セル共通である
ので、基本的にはグループ内のすべてのスクランブル符
号でデスクランブルした上で、CPICHの拡散符号で
逆拡散し、これを複数シンボルにわたって平均化した後
に平均相関値が最も大きくなるようなスクランブル符号
を選択すればよい。以後、この動作を第3段階とよぶ。
【0010】そして、検出されたフレーム境界およびス
クランブル符号が正しいかどうかの検出結果判定を行い
(ステップS207)、正しいと判断した場合にはそこ
でセルサーチを終了し、そうでない場合は第1段階から
セルサーチをやり直す。フレーム境界およびスクランブ
ル符号が正しいかどうかの判定は、たとえばこれらの値
と基準値とをそれぞれ比較することにより行う。
【0011】従来から行われている3段階セルサーチ法
では、上述した第1段階、第2段階および第3段階のプ
ロセスをシリアルに実行して、検出されたフレーム境界
およびスクランブル符号が正しいかどうかの検出結果判
定を行う。そして、検出結果が正しいと判定されなかっ
た場合には、各段階のメモリを初期化した上で再び第1
段階からセルサーチをやり直し、フレーム境界及びスク
ランブル符号が検出されるまでこの動作を繰り返し行
う。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】移動局の消費電力は、
移動局のセルサーチ時間が短いほど小さくすることがで
きる。また、移動局のセルサーチ時間が短かければハン
ドオーバーも高速に実行できるため、より円滑で安定し
た通信が可能となる。さらに、適切なセルを高速かつ正
確に選択することにより、必要最小限の送信電力で通信
を行うことができ、結果として移動局の通信中の消費電
力を低減し、またシステム容量を増大することができ
る。
【0013】しかしながら、従来から用いられている3
段階セルサーチ法では、上述した第1段階から第3段階
までの動作をシリアルに実行し、検出結果の判定のみに
よってセルサーチのやり直しを決定していた。このた
め、やり直しが必要であると判断されるタイミングが遅
くなる傾向があるという問題があった。
【0014】特に、雑音や干渉が大きい場合には第1段
階におけるスロット境界検出に失敗する確率が高くな
る。そして、第1段階で失敗すると、そのセルサーチに
おける第2段階、第3段階の動作は誤ったスロット境界
に基づいて動作してしまうため、全く無駄な動作となっ
てしまう。このため、セルサーチの所要時間が長くなっ
てしまうという問題があった。
【0015】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであり、その目的とするところは、3段階セルサ
ーチ法において、第2段階および第3段階の実行時にも
第1段階のPSCH受信および第1次平均化処理を継続
して行い、更には以前の第1段階の結果も用いて第2次
平均化を行うことによって、検出精度を向上させ、移動
局の消費電力を低減し、円滑で安定した通信を提供し、
また、システム容量の増大を図ることができる移動通信
システムにおける移動局のセルサーチ方法を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような目
的を達成するために、請求項1に記載の発明は、移動通
信システムにおける移動局のセルサーチ方法であって、
受信信号を全てのスロットに共通の拡散符号で逆拡散
し、第1平均化時間毎に算出した第1平均相関値に基い
て第1スロット境界を検出する第1ステップと、該第1
ステップにおいて検出した前記第1スロット境界に基づ
いて、前記スロット毎に異なる個別拡散符号で前記受信
信号を逆拡散し、第2平均相関値に基いてフレーム境界
およびスクランブル符号グループを検出する第2ステッ
プと、該第2ステップにおいて検出した前記フレーム境
界および前記スクランブル符号に基いて、共通パイロッ
ト信号をデスクランブルし、第3平均相関値に基いてス
クランブル符号を検出する第3ステップと、前記第2ス
テップまたは前記第3ステップと併行して、第2平均化
時間毎の第1次平均化により算出した第4平均相関値に
基いて第2スロット境界を検出する第4ステップと、前
記第2ステップにおいて検出された前記フレーム境界お
よび前記第3ステップにおいて検出された前記スクラン
ブル符号が正しいか否かを判定する第5ステップとを備
え、該第5ステップにおいて前記フレーム境界または前
記スクランブル符号が正しくないと判定された場合、前
記第1スロット境界に代えて、前記第2スロット境界に
基いて前記第2ステップから繰り返すことによりセルサ
ーチを行うことを特徴とする。
【0017】この方法によれば、3段階セルサーチ法に
おいて検出結果の判定で再サーチが必要と判定された場
合、第1段階ではなく第2段階からサーチを行えば良い
ので、従来の方式より短いサーチ時間でより精度の高い
サーチを行うことができる。
【0018】また、請求項2に記載の発明は、移動通信
システムにおける移動局のセルサーチ方法であって、受
信信号を全てのスロットに共通の拡散符号で逆拡散し、
第1平均化時間毎に算出した第1平均相関値に基いて第
1スロット境界を検出する第1ステップと、該第1ステ
ップにおいて検出した前記第1スロット境界に基づい
て、前記スロット毎に異なる個別拡散符号で前記受信信
号を逆拡散し、第2平均相関値に基いてフレーム境界お
よびスクランブル符号グループを検出する第2ステップ
と、該第2ステップにおいて検出した前記フレーム境界
および前記スクランブル符号に基いて、共通パイロット
信号をデスクランブルし、第3平均相関値に基いてスク
ランブル符号を検出する第3ステップと、前記第2ステ
ップまたは前記第3ステップと併行して、第2平均化時
間毎の第1次平均化により算出した第4平均相関値に基
いて第2スロット境界を検出する第4ステップと、該4
ステップにおいて検出された前記第2スロット境界が、
前記第1スロット境界または前回の前記第4ステップに
おいて検出された前記第2スロット境界と異なっている
場合、前記第2ステップまたは前記第3ステップを中止
し、前記第1スロット境界または前回の前記第4ステッ
プにおいて検出された前記第2スロット境界に代えて、
今回の前記第4ステップにおいて検出された前記第2ス
ロット境界に基づいて前記第2ステップから繰り返すこ
とによりセルサーチを行う第5ステップとを備えたこと
を特徴とする。
【0019】この方法によれば、第1段階で検出された
スロット境界が前回までの結果と異なる場合には、直ち
にサーチをやり直すため、サーチ時間をさらに短縮でき
る。
【0020】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2に記載のセルサーチ方法において、前記第2平
均化時間は、前記第1平均化時間と異なることを特徴と
する。
【0021】この方法によれば、第1段階における出力
を安定化させることができるので、効果的なセルサーチ
を実現することができる。
【0022】また、請求項4に記載の発明は、請求項3
に記載のセルサーチ方法において、前記第1平均化時間
は、前記第2平均化時間より大きいことを特徴とする。
【0023】この方法によれば、第1段階において検出
されたスロット境界の変化に迅速に対応することがで
き、結果としてサーチ時間を短縮することができる。
【0024】また、請求項5に記載の発明は、請求項1
ないし4のいずれか1項に記載のセルサーチ方法におい
て、前記セルサーチの開始から経過した時間と予め定め
られた上限値とを比較する第6ステップを備え、該第6
ステップにおいて前記経過した時間が前記上限値を超え
ていると判断した場合には、前記セルサーチを終了する
ことを特徴とする。
【0025】この方法によれば、適切なセルがないにも
かかわらず無駄なセルサーチを繰り返し、結果としてセ
ルサーチの時間が長くなるという従来の方式における不
具合を回避することができる。
【0026】また、請求項6に記載の発明は、請求項1
ないし4のいずれか1項に記載のセルサーチ方法におい
て、セルサーチの試行回数と予め定められた上限値とを
比較する第7ステップを備え、該第7ステップにおいて
前記試行回数が前記上限値を超えていると判断した場合
には前記セルサーチを終了することを特徴とする。
【0027】この方法によれば、サーチ時間に上限を設
けることができるので、時間的に一定した上限を設定す
ることができる。また、長時間のセルサーチに伴い移動
局の消費電力が大きくなることを回避できる。
【0028】また、請求項7に記載の発明は、請求項1
ないし6のいずれか1項に記載のセルサーチ方法におい
て、前記第4ステップは、前記第1平均化相関値および
既に算出した前記第4平均相関値に基いて第2次平均化
を行うことにより第5平均相関値を算出し、該第5平均
相関値に基いて第2のスロット境界を検出することを特
徴とする。
【0029】この方法によれば、過去に検出された検出
結果を有効に利用することができ、平均化の効果を高
め、第1段階のスロット境界検出の精度を上げることが
できる。
【0030】また、請求項8に記載の発明は、請求項7
に記載のセルサーチ方法において、前記第2次平均化
は、前記第1平均化相関値および既に算出した前記第4
平均相関値の各々について重み付けを行った後に平均化
を行うことを特徴とする。
【0031】この方法によれば、フェージング等による
受信電力の変動の影響を軽減し、より効果的にスロット
境界を検出することができる。
【0032】また、請求項9に記載の発明は、請求項8
に記載のセルサーチ方法において、前記重み付けの値
は、適応的に変化させることを特徴とする。
【0033】この方法によれば、フェージング等による
受信電力の変動の影響を軽減することができ、第1段階
の平均化を行う際に高い平均化効果を得ることができ
る。
【0034】また、請求項10に記載の発明は、請求項
9に記載のセルサーチ方法において、前記第2次平均化
を行う時刻を基点として、より過去に算出された前記第
1平均相関値に対応する前記重み付けの値を小さくする
ことを特徴とする。
【0035】この方法によれば、時間的に過去の平均化
結果ほど重み係数を小さくすることができ、受信電力の
変動の影響を軽減することができる。
【0036】また、請求項11に記載の発明は、請求項
10に記載のセルサーチ方法において、前記重み付けの
値を小さくする割合を、前記移動局の移動速度が大きい
ほど相対的に大きくすることを特徴とする。
【0037】この方法によれば、移動局の移動速度に従
って重み係数をさせることができるので、受信電力の変
動の影響を軽減し、スロット境界の検出を柔軟に行うこ
とができる。
【0038】また、請求項12に記載の発明は、請求項
7に記載のセルサーチ方法において、前記第2次平均化
は、前記第1平均化相関値および既に算出した前記第4
平均相関値の各々について忘却係数を掛けた後に平均化
を行うことを特徴とする。
【0039】この方法によれば、移動通信システムの適
用領域を考慮して忘却係数の値を選ぶことにより、効果
的な平均化を行った上でスロット境界を検出できる。
【0040】また、請求項13に記載の発明は、請求項
12に記載のセルサーチ方法において、前記忘却係数の
値は、適応的に変化させることを特徴とする。
【0041】この方法によれば、セルサーチを行う移動
局や移動通信システムの環境等の条件に応じて最適な平
均化を行うことができる。
【0042】また、請求項14に記載の発明は、請求項
13に記載のセルサーチ方法において、前記忘却係数の
値は、前記移動局の移動速度が大きいほど小さくするこ
とを特徴とする。
【0043】この方法によれば、セルサーチを行う移動
局の移動速度に応じて最適な平均化を行った上で、スロ
ット境界を検出することができるので、フェージング等
による受信電力の変動の影響を回避できる。
【0044】また、請求項15に記載の発明は、請求項
1ないし14のいずれか1項に記載のセルサーチ方法に
おいて、前記移動局の状態を判定する第8ステップを備
え、前記第5ステップは、前記第8ステップにおいて通
話中であると判断した場合に行われることを特徴とす
る。
【0045】このような構成をとることにより、移動通
信システムにおけるセルサーチの検出精度を向上させ、
移動局の消費電力を低減し、円滑で安定した通信を提供
し、また、システム容量の増大を図ることができる。
【0046】また、請求項16に記載の発明は、移動通
信システムにおける移動局であって、受信信号を全ての
スロットに共通の拡散符号で逆拡散し、第1平均化時間
毎に算出した第1平均相関値に基いて第1スロット境界
を検出する第1手段と、該第1手段により検出した前記
第1スロット境界に基づいて、前記スロット毎に異なる
個別拡散符号で前記受信信号を逆拡散し、第2平均相関
値に基いてフレーム境界およびスクランブル符号グルー
プを検出する第2手段と、該第2手段により検出した前
記フレーム境界および前記スクランブル符号に基いて、
共通パイロット信号をデスクランブルし、第3平均相関
値に基いてスクランブル符号を検出する第3手段と、第
2平均化時間毎の第1次平均化により算出した第4平均
相関値に基いて第2スロット境界を検出する第4手段
と、前記第2手段により検出された前記フレーム境界お
よび前記第3手段により検出された前記スクランブル符
号が正しいか否かを判定する第5手段と を備え、該第
5手段により前記フレーム境界または前記スクランブル
符号が正しくないと判定された場合、前記第2手段は、
前記第1スロット境界に代えて、前記第2スロット境界
に基いて前記フレーム境界および前記スクランブル符号
グループを検出することによりセルサーチを行うことを
特徴とする。
【0047】また、請求項17に記載の発明は、移動通
信システムにおける移動局であって、受信信号を全ての
スロットに共通の拡散符号で逆拡散し、第1平均化時間
毎に算出した第1平均相関値に基いて第1スロット境界
を検出する第1手段と、該第1手段により検出した前記
第1スロット境界に基づいて、前記スロット毎に異なる
個別拡散符号で前記受信信号を逆拡散し、第2平均相関
値に基いてフレーム境界およびスクランブル符号グルー
プを検出する第2手段と、該第2手段により検出した前
記フレーム境界および前記スクランブル符号に基いて、
共通パイロット信号をデスクランブルし、第3平均相関
値に基いてスクランブル符号を検出する第3手段と、第
2平均化時間毎の第1次平均化により算出した第4平均
相関値に基いて第2スロット境界を検出する第4手段
と、該第4手段により検出された前記第2スロット境界
が、前記第1スロット境界または前記第4手段により前
回検出された前記第2スロット境界と異なっている場
合、前記第2手段または前記第3手段による検出を中止
し、前記第1スロット境界または前回検出された前記第
2スロット境界に代えて、前記第4手段により今回検出
された前記第2スロット境界に基づいて前記フレーム境
界および前記スクランブル符号グループを検出すること
によりセルサーチを行う第5手段とを備えたことを特徴
とする。
【0048】また、請求項18に記載の発明は、請求項
16または17に記載の移動局において、前記第2平均
化時間は、前記第1平均化時間と異なることを特徴とす
る。
【0049】また、請求項19に記載の発明は、請求項
18に記載の移動局において、前記第1平均化時間は、
前記第2平均化時間より大きくすることを特徴とする。
【0050】また、請求項20に記載の発明は、請求項
16ないし19のいずれか1項に記載の移動局におい
て、前記セルサーチの開始から経過した時間と予め定め
られた上限値とを比較する第6手段を備え、該第6手段
において前記経過した時間が前記上限値を超えていると
判断した場合には、前記セルサーチを終了することを特
徴とする。
【0051】また、請求項21に記載の発明は、請求項
16ないし19のいずれか1項に記載の移動局におい
て、セルサーチの試行回数と予め定められた上限値とを
比較する第7手段を備え、該第7手段において前記試行
回数が前記上限値を超えていると判断した場合には前記
セルサーチを終了することを特徴とする。
【0052】また、請求項22に記載の発明は、請求項
16ないし21のいずれか1項に記載の移動局におい
て、前記第4手段は、前記第1平均化相関値および既に
算出した前記第4平均相関値に基いて第2次平均化を行
うことにより第5平均相関値を算出し、該第5平均相関
値に基いて第2のスロット境界を検出することを特徴と
する。
【0053】また、請求項23に記載の発明は、請求項
22に記載の移動局において、前記第2次平均化は、前
記第1平均化相関値および既に算出した前記第4平均相
関値の各々について重み付けを行った後に平均化を行う
ことを特徴とする。
【0054】また、請求項24に記載の発明は、請求項
8に記載の移動局において、前記重み付けの値は、適応
的に変化させることを特徴とする。
【0055】また、請求項25に記載の発明は、請求項
24に記載の移動局において、前記第2次平均化を行う
時刻を基点として、より過去に算出された前記第1平均
相関値に対応する前記重み付けの値を小さくすることを
特徴とする。
【0056】また、請求項26に記載の発明は、請求項
25に記載の移動局において、前記重み付けの値を小さ
くする割合を、前記移動局の移動速度が大きいほど相対
的に大きくすることを特徴とする。
【0057】また、請求項27に記載の発明は、請求項
22に記載の移動局において、前記第2次平均化は、前
記第1平均化相関値および既に算出した前記第4平均相
関値の各々について忘却係数を掛けた後に平均化を行う
ことを特徴とする。
【0058】また、請求項28に記載の発明は、請求項
27に記載の移動局において、前記忘却係数の値は、適
応的に変化させることを特徴とする。
【0059】また、請求項29に記載の発明は、請求項
28に記載の移動局において、前記忘却係数の値は、前
記移動局の移動速度が大きいほど小さくすることを特徴
とする。
【0060】さらに、請求項30に記載の発明は、請求
項16ないし29のいずれか1項に記載の移動局におい
て、前記移動局の状態を判定する第8手段を備え、前記
第5手段は、前記第8手段において通話中であると判断
した場合に前記スクランブル符号が正しいか否かを判定
することを特徴とする。
【0061】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照し、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0062】図3は、本実施形態に係るセルサーチ方法
を示すフローチャートであり、第1段階を第2段階また
は第3段階と併行して行うセルサーチ法のアルゴリズム
を示す。
【0063】第1段階で平均化時間(第1平均化時間)
T1内での平均化が行われた後、スロット境界の検出が
行われる(ステップS301)。次に、従来例と同様
に、第2段階、第3段階の動作がシリアルに行われるが
(ステップS303およびステップS305)、この動
作と併行して第1段階の平均化が引き続いて行われる
(ステップS309)。以後、ステップS309におけ
る第1段階の平均化時間(第2平均化時間)をT1’と
する。ステップS309における第1段階の平均化で
は、平均化時間T1’内のスロット間における相関値の
平均化(第1次平均化)を行った後、既に算出された第
1段階の平均相関値を使って更に平均化(第2次平均
化)を行って、平均相関値を算出する。
【0064】この第2次平均化で使用される、既に算出
された第1段階の平均相関値には、ステップS301に
おいて算出された平均相関値と、繰り返し行われるステ
ップS309において既に算出された平均相関値とが含
まれている。この第2次平均化によって、平均化の効果
を高め、第1段階のスロット境界検出の精度を上げるこ
とができる。
【0065】T1’内の第1次平均化および第2次平均
化が終了したら、最大平均相関値の選択を行い、スロッ
ト境界の検出を行う。第3段階が終了すると、検出結果
の判定を行う(ステップS307)。ステップS307
における判定では、第2段階で検出されたフレーム境
界、および第3段階で検出されたスクランブル符号が正
しいか否かを判定する。この判定において再セルサーチ
が必要と判定された場合には、第1段階まで戻るのでは
なく、スロット境界を一番最近検出された結果に更新し
(ステップS313)、この結果を使用して第2段階か
らセルサーチを行う。
【0066】一方、併行して行われる第1段階の平均化
は、ステップS307の検出結果判定において正しいフ
レーム境界および正しいスクランブル符号が検出された
と判定されるまで繰り返す(ステップS311)。以上
の動作を、セルサーチが完了するまで繰り返す。
【0067】この動作により、再セルサーチを行う際に
第1段階まで戻る必要がなくなる。また、第2次平均化
を行うことにより、第1段階の平均化効果が大きくな
る。したがって、従来方式よりも短時間で、かつ高精度
なセルサーチが可能となる。
【0068】図4は、図3に示すアルゴリズムでセルサ
ーチを行った場合の動作フローの例を示す図である。第
1段階で平均化時間T1で平均化が行われ、スロット境
界B1が検出されると第2段階の動作を始めるが、同時
に第1段階の平均化を引き続き平均化時間T1’で行
う。第2段階が終了すると第3段階に移り、その後検出
結果の判定が行われる。
【0069】図4に示す例では、検出結果の判定におい
て再セルサーチが必要であると判定されたため、再度第
2段階からセルサーチを行っている。このとき、スロッ
ト境界は第3段階の実行中にB1からB2に変化したた
め、再度のセルサーチはスロット境界を最新の検出結果
であるB2に更新して行われる。そして、第3段階を経
た後、再度検出結果の判定が行われ、正しいフレーム境
界およびスクランブル符号が検出されたと判定されたた
め、セルサーチが終了している。
【0070】図5は、本実施形態に係るセルサーチ方法
の別の例を示すフローチャートであり、具体的には、第
1段階を第2段階または第3段階と併行して行い、かつ
第1段階で検出されたスロット境界が変わった場合には
直ちに第2段階からセルサーチをやり直すセルサーチ法
のアルゴリズムを示す。前例と同様に、第1段階終了
後、第2段階に進むと同時に、第1段階も引き続き併行
して行われる(ステップS501、ステップS503お
よびステップS509)。併行して行われる第1段階で
は、時間T1’毎にスロット境界の検出結果が更新され
るが(ステップS513)、更新された結果が時間T
1’前に検出された結果(すなわち前回のセルサーチに
おける検出結果)と異なる場合には、直ちに第2段階ま
たは第3段階の動作を中止する(ステップS515)。
そして第2段階に戻り、更新された最新のスロット境界
の値に基いて再度セルサーチを行う。
【0071】第1段階の検出結果がT1’前の結果と同
じである場合には、第2段階終了後第3段階に移り、ス
クランブル符号の検出を行ってから検出結果の判定を行
う(ステップS507)。検出結果の判定で再セルサー
チが必要と判断した場合は、再度第2段階からセルサー
チを行う。このとき、スロット境界は前回のセルサーチ
で用いたものと同じ値を用いる。併行して行われる第1
段階の平均化は、ステップS507の検出結果判定にお
いて正しいスクランブル符号が検出されたと判定される
まで繰り返す(ステップS517)。
【0072】これにより、第1段階で検出されたスロッ
ト境界が前回までの結果と異なる場合には直ちにセルサ
ーチをやり直すため、セルサーチ時間を短縮できる。
【0073】図6は、図5のアルゴリズムでセルサーチ
を行った場合の動作フローの例を示す図である。第1段
階において平均化時間T1で平均化が行われ、スロット
境界が検出されると、第2段階の動作を始めると同時に
平均化時間T1’で引き続き第1段階の平均化を行う。
第3段階の途中で、第1段階で検出されたスロット境界
が前回までのB1からB2に変わったため、直ちに第3
段階を中止する。スロット境界を最新の値であるB2に
更新した上で、第2段階に戻って再セルサーチを行う。
ここで、中止された第3段階の動作は破線で示されてい
る。
【0074】再セルサーチはその後、第2段階を経て、
第3段階へ進むが、その間に併行して行われる第1段階
の検出結果はB2のまま変化がないため、そのまま再セ
ルサーチが進められる。そして、検出結果判定で正しい
フレーム境界およびスクランブル符号が選択されたと判
定されたため、セルサーチが終了している。ここで、ス
テップS501における第1平均化時間T1をステップ
S509における第2平均化時間T1’より大きくとる
ことにより、初回の第1段階の出力が十分安定してから
第2段階に入ることができる。また、第2平均化時間T
1’を第1平均化時間T1に対して小さくとることによ
り、検出されたスロット境界の変化に素早く対応するこ
とができる。
【0075】図7は、図5のアルゴリズムでセルサーチ
を行った場合のセルサーチ時間特性を示すシミュレーシ
ョン結果を示す図である。横軸はサーチ時間であり、縦
軸はそのサーチ時間までに正しくサーチが完了した移動
局の割合である。フェージングの最大ドップラー周波数
(fD)は80[Hz]で、当該基地局からの総受信電
力と他セル干渉および熱雑音電力の和との比Stotal/Nは
−9[dB]としている。実線で示される従来方式と比
べて、破線で示される本実施形態のアルゴリズムによる
セルサーチ法の方が、セルサーチ時間を大幅に短縮でき
ることがわかる。
【0076】図8は、図5のアルゴリズムに従ってセル
サーチを行った場合の95%サーチ時間特性を示す図で
あり、横軸にStotal/N、縦軸に95%のユーザが正しく
セルサーチを完了するのに要する時間を示したグラフで
ある。Stotal/Nが小さいほど、すなわち干渉や雑音が大
きくセルサーチが困難な状況ほど本実施形態のアルゴリ
ズムによるサーチ時間の改善度が大きいことがわかる。
【0077】図9は、本実施形態に係る図3のアルゴリ
ズムに対してセルサーチの試行回数に上限を設けるセル
サーチ方法の一例を示すフローチャートである。基本的
なアルゴリズムは図3のものと同じであるが、1回のセ
ルサーチが終了し、ステップS907の検出結果判定で
再セルサーチが必要と判定された場合には、セルサーチ
の試行回数Nsearchをインクリメントして(ステップS
909)、予め定められた上限値Nsearch_maxと比較処
理を行なう(ステップS911)。
【0078】NsearchがNsearch_max以上の場合にはセル
サーチを終了するが、このとき移動局は適切なセルが見
つからなかったと判断し、周波数などの条件を変えて再
度セルサーチを行ったり、サービスエリア外であると判
断したりする。この動作により、適切なセルがないにも
かかわらず無駄なセルサーチを繰り返してセルサーチ時
間が長くなったり、長時間のセルサーチに伴い移動局の
消費電力が大きくなったりすることを回避できる。
【0079】図10は、図5のアルゴリズムでセルサー
チを行った場合のセルサーチ回数に上限を設ける方法の
例を示すフローチャートである。第1段階終了後、第2
段階に進むと同時に、第1段階も引き続き併行して行わ
れる(ステップS1001、ステップS1007および
ステップS1013)。併行して行われる第1段階で
は、時間T1’毎にスロット境界の検出結果が更新され
るが(ステップS1017)、更新された結果が時間T
1’前に検出された結果と異なる場合には、スロット境
界を最新の値に更新してから直ちに第2段階または第3
段階の動作を中止する(ステップS1019)。そして
第2段階に戻り、更新されたスロット境界に基いて再度
セルサーチを行う。
【0080】ステップS1013における第1段階の検
出結果が時間T1’前の検出結果と同じである場合に
は、第2段階終了後第3段階に移り、スクランブル符号
の検出を行ってから検出結果の判定を行う(ステップS
1011)。検出結果判定で再セルサーチが必要と判定
された場合は、再度第2段階からセルサーチを行う。こ
のときスロット境界は前回のセルサーチで用いたものと
同じ値を用いる。
【0081】このアルゴリズムでは、第2段階や第3段
階の途中でセルサーチを中止し、第2段階から再セルサ
ーチを行う場合もあるため、第2段階の動作を行う前に
セルサーチの試行回数Nsearchのインクリメントを行い
(ステップS1003)、予め定められた上限Nsearch_
maxとの比較を行っている(ステップS1005)。こ
の判断処理において、試行回数Nsearchが上限値Nsearch
_maxを超えていると判断した場合にはセルサーチを終了
する。ステップS1013において併行して行われる第
1段階の平均化は、ステップS1011の検出結果判定
において正しいスクランブル符号が検出されたか、また
はNsearchがNsearch_maxを超えていると判定されるまで
繰り返す(ステップS1021)。
【0082】図11は、図5のアルゴリズムでセルサー
チを行った場合のセルサーチ時間に上限を設ける方法の
例を示すフローチャートである。ここでは、セルサーチ
の回数ではなく、セルサーチの時間に予め定められた上
限を設けている。図5のアルゴリズムでは、第2段階や
第3段階の途中でセルサーチを中止し、第2段階から再
セルサーチを行う場合があるため(図5のステップS5
15)、セルサーチの回数は必ずしもセルサーチ時間に
比例しない。そこで、予め定められた上限Tsearch_max
を設けておく。そして、セルサーチ時間tを測定し、測
定された時間tとTsearch_maxとの比較を行っている(ス
テップS1103)。この判断処理において、時間tが
上限値Tsearch_max以上であると判断した場合にはセル
サーチを終了する。これにより、時間的に一定した上限
を設定することができる。
【0083】図12は、第1段階の第2次平均化の際に
重み付けを行う方法を示すフローチャートである。図1
2(a)に示すように、第1段階は、初回は平均化時間
T1、2回目以降は平均化時間T1’で平均化が行われ
る(ステップS1201およびステップS1209)。
ここで、ステップS1209で行われる動作が、図12
(b)に示されている。
【0084】平均化時間T1’で繰り返し行われる第1
段階の第1次平均化(ステップS121)により算出さ
れる平均相関値Ci0〜Ci3をそれぞれメモリDに記憶し
ておく。そして、各回の平均相関値Ci0〜Ci3に対し重
み係数W0〜W3を用いて重み付けを行い、それらを平均
化装置125にて第2次平均化する。そして、第2次平
均化が行われた結果のうち、最大平均相関値を与えるス
ロット境界を検出する(ステップS123)。これによ
り、高い平均化効果を得ることができる。その際、第2
次平均化を行う時刻(例えば、最後の第1次平均化に用
いられたスロットの終端に相当する時刻)を基点とし
て、より過去に算出された平均相関値に対応する重み付
けの値を小さくすることにより、フェージング等による
受信電力の変動の影響を軽減することができる。
【0085】図13は第1段階の平均化の際に忘却係数
を用いる方法を示すフローチャートである。図13
(a)に示すように、初回の第1段階は平均化時間T1
で、2回目以降の第1段階は平均化時間T1’で平均化
が行われる(ステップS1301、ステップS130
9)。ここで、ステップS1309における動作が図1
3(b)に示されている。ステップS1309における
第1段階の第1次平均化(ステップS131)では、T
1’毎に繰り返し平均相関値が得られるが、その都度過
去の平均相関値に忘却係数λ(0≦λ≦1)を掛けた値と
現在の平均化結果を加算することで第2次平均化を行
い、その結果最大平均相関値を与えるスロット境界を選
択する(ステップS135)。
【0086】また、この平均相関値は再びメモリ133
に格納され、次回のスロット境界検出時に利用される。
λを大きくするほど、過去の平均化結果を利用するた
め、平均化効果は大きくなるが、あまり大きくするとフ
ェージング等による受信電力変動の影響を受けやすくな
る。そこで、移動通信システムの適用領域を考慮してλ
を選ぶことで、効果的な平均化を行った上でスロット境
界の検出を行うことができる。
【0087】平均化におけるこれらの重み付けの値や忘
却係数の値は、移動局の移動速度などによって最適値が
異なる。そこで、例えば移動局の移動速度を検出し、移
動速度が小さい場合には過去の平均化結果を多く使い、
移動速度が大きい場合には過去の平均化結果を少な目に
使う。すなわち、重み係数を小さくする割合を、移動局
の移動速度が大きいほど相対的に大きくする。このよう
に、重み付けの値や忘却係数を適応的に変化させること
で、そのときの条件に合った最適な平均化を行うことが
できる。
【0088】図14は、移動局の状態に応じてセルサー
チ方法を使い分ける方法を示すフローチャートである。
セルサーチに関する移動局の状態は、大きく電源投入
時、待ち受け中、通信中の3つの状態に分けることがで
きる。電源投入時や待ち受け中は、移動局の電池の持続
時間を延ばすために消費電力を極力小さくすることが要
求される。第1段階の消費電力が相対的に大きい移動局
では、セルサーチの間第1段階を連続的に行う方法は電
池の持続時間にインパクトを与える場合がある。しかし
ながら、そのような移動局であっても通信中は電波の送
信を行うことから、セルサーチに費やす消費電力は相対
的に小さく、通信中は第1段階を連続的に行っても電池
の持続時間にインパクトは与えない。
【0089】また、通信中はハンドオーバーを円滑に行
うために高速かつ高精度のセルサーチが要求される。さ
らに、ハンドオーバー先のセルをセルサーチする際には
通信中のセルからの信号が干渉として見えるために、非
常に干渉電力が大きい環境でセルサーチを行わなければ
ならない。このため、第1段階を連続的に行ってセルサ
ーチの速度や精度を高めることの効果は非常に大きい。
【0090】そこで、通信中かどうかの判定を行い(ス
テップS1401)、通信中であると判定された場合に
限って第1段階を連続的に動作させることにより(ステ
ップS1411およびステップS1419)、トータル
としての移動局の消費電力の増加を抑えつつ、通信中の
セルサーチの速度や精度を改善することができる。
【0091】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
3段階セルサーチ法において第1段階を第2段階または
第3段階と併行して連続して行うので、検出結果の判定
において再セルサーチが必要と判定された場合には第1
段階ではなく第2段階からセルサーチ行えばよく、第1
段階を連続的に動作させることから第1段階の平均化効
果が大きくなる。結果として、従来のセルサーチ法より
も短いセルサーチ時間でより精度の高いセルサーチを行
うことが可能となる。
【0092】また、本発明によれば、連続して動作する
第1段階において、検出されたスロット境界が変化した
場合には、より信頼性の高い最新の検出されたスロット
境界に基づいて直ちに第2段階から再セルサーチを行う
ことができ、短いセルサーチ時間でより正確なセルサー
チの動作を実現できる。
【0093】また、本発明によれば、セルサーチを繰り
返す回数やセルサーチ時間に予め定められた上限を設け
ることによって、適切なセルがない状況における不必要
なセルサーチの繰り返しを防止できる。結果としてセル
サーチ時間を短縮し、移動局の消費電力を低減すること
ができる。
【0094】また、本発明によれば、第1段階の平均化
の際に重み付けを行ったり、忘却係数を用いたりするこ
とによって、フェージング等による受信電力の変動の影
響を抑えつつ高い平均化効果を得ることができる。更
に、これら重み付けの値や忘却係数を移動局の移動速度
等に応じて適応的に変化させることにより、瞬時瞬時の
伝搬路の状況等に応じて最適な平均化を行うことがで
き、効果的なセルサーチが可能となる。
【0095】さらに本発明によれば、移動局が通信中で
ある場合に限って第1段階を連続的に動作させるアルゴ
リズムを用いるので、移動局の電源投入時や待ち受け中
における消費電力を抑え、かつ通信中は円滑で安定した
ハンドオーバーを行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】セルサーチに関係する下りチャネルの構成を示
す概略図である。
【図2】従来の3段階セルサーチ法のアルゴリズムを示
す図である。
【図3】本実施形態に係るセルサーチ方法を示すフロー
チャートである。
【図4】図3に示すアルゴリズムでセルサーチを行った
場合の動作フローの例を示す図である。
【図5】本実施形態に係るセルサーチ方法の別の例を示
すフローチャートである。
【図6】図5のアルゴリズムに従ってセルサーチを行っ
た場合の動作フローの例を示す図である。
【図7】図5のアルゴリズムに従ってセルサーチを行っ
た場合のセルサーチ時間特性を示す図である。
【図8】図5のアルゴリズムに従ってセルサーチを行っ
た場合の95%セルサーチ時間特性を示す図である。
【図9】セルサーチ回数に上限を設けるセルサーチ方法
の一例を示すフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態に係る図5のアルゴリズ
ムに対してセルサーチ回数に上限を設ける方法の一例を
示すフローチャートである。
【図11】本発明の一実施形態に係る図5のアルゴリズ
ムに対してセルサーチ時間に上限を設ける方法の一例を
示すフローチャートである。
【図12】本発明の一実施形態に係る第1段階の平均化
の際に重み付けを行う方法の例を示すフローチャートで
ある。
【図13】本発明の一実施形態に係る第1段階の平均化
の際に忘却係数を用いる方法の例を示すフローチャート
である。
【図14】本発明の一実施形態に係る移動局が通信中で
ある場合に限って第1段階を連続して動作させるアルゴ
リズムを示すフローチャートである。
【符号の説明】
125 平均化装置 Cij 平均相関値 D メモリ Wj 重み係数 λ 忘却係数
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE01 EE33 5K067 AA15 AA43 CC10 DD19 EE02 EE10 EE24 FF16 HH21 HH22 JJ11 JJ35 JJ39 JJ71

Claims (30)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信信号を全てのスロットに共通の拡散
    符号で逆拡散し、第1平均化時間毎に算出した第1平均
    相関値に基いて第1スロット境界を検出する第1ステッ
    プと、 該第1ステップにおいて検出した前記第1スロット境界
    に基づいて、前記スロット毎に異なる個別拡散符号で前
    記受信信号を逆拡散し、第2平均相関値に基いてフレー
    ム境界およびスクランブル符号グループを検出する第2
    ステップと、 該第2ステップにおいて検出した前記フレーム境界およ
    び前記スクランブル符号に基いて、共通パイロット信号
    をデスクランブルし、第3平均相関値に基いてスクラン
    ブル符号を検出する第3ステップと、 前記第2ステップまたは前記第3ステップと併行して、
    第2平均化時間毎の第1次平均化により算出した第4平
    均相関値に基いて第2スロット境界を検出する第4ステ
    ップと、 前記第2ステップにおいて検出された前記フレーム境界
    および前記第3ステップにおいて検出された前記スクラ
    ンブル符号が正しいか否かを判定する第5ステップと を備え、該第5ステップにおいて前記フレーム境界また
    は前記スクランブル符号が正しくないと判定された場
    合、前記第1スロット境界に代えて、前記第2スロット
    境界に基いて前記第2ステップから繰り返すことにより
    セルサーチを行うことを特徴とする移動通信システムに
    おける移動局のセルサーチ方法。
  2. 【請求項2】 受信信号を全てのスロットに共通の拡散
    符号で逆拡散し、第1平均化時間毎に算出した第1平均
    相関値に基いて第1スロット境界を検出する第1ステッ
    プと、 該第1ステップにおいて検出した前記第1スロット境界
    に基づいて、前記スロット毎に異なる個別拡散符号で前
    記受信信号を逆拡散し、第2平均相関値に基いてフレー
    ム境界およびスクランブル符号グループを検出する第2
    ステップと、 該第2ステップにおいて検出した前記フレーム境界およ
    び前記スクランブル符号に基いて、共通パイロット信号
    をデスクランブルし、第3平均相関値に基いてスクラン
    ブル符号を検出する第3ステップと、 前記第2ステップまたは前記第3ステップと併行して、
    第2平均化時間毎の第1次平均化により算出した第4平
    均相関値に基いて第2スロット境界を検出する第4ステ
    ップと、 該4ステップにおいて検出された前記第2スロット境界
    が、前記第1スロット境界または前回の前記第4ステッ
    プにおいて検出された前記第2スロット境界と異なって
    いる場合、前記第2ステップまたは前記第3ステップを
    中止し、前記第1スロット境界または前回の前記第4ス
    テップにおいて検出された前記第2スロット境界に代え
    て、今回の前記第4ステップにおいて検出された前記第
    2スロット境界に基づいて前記第2ステップから繰り返
    すことによりセルサーチを行う第5ステップとを備えた
    ことを特徴とする移動通信システムにおける移動局のセ
    ルサーチ方法。
  3. 【請求項3】 前記第2平均化時間は、前記第1平均化
    時間と異なることを特徴とする請求項1または2に記載
    のセルサーチ方法。
  4. 【請求項4】 前記第1平均化時間は、前記第2平均化
    時間より大きくすることを特徴とする請求項3に記載の
    セルサーチ方法。
  5. 【請求項5】 前記セルサーチの開始から経過した時間
    と予め定められた上限値とを比較する第6ステップを備
    え、該第6ステップにおいて前記経過した時間が前記上
    限値を超えていると判断した場合には、前記セルサーチ
    を終了することを特徴とする請求項1ないし4のいずれ
    か1項に記載のセルサーチ方法。
  6. 【請求項6】 セルサーチの試行回数と予め定められた
    上限値とを比較する第7ステップを備え、該第7ステッ
    プにおいて前記試行回数が前記上限値を超えていると判
    断した場合には前記セルサーチを終了することを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか1項に記載のセルサー
    チ方法。
  7. 【請求項7】 前記第4ステップは、前記第1平均化相
    関値および既に算出した前記第4平均相関値に基いて第
    2次平均化を行うことにより第5平均相関値を算出し、
    該第5平均相関値に基いて第2のスロット境界を検出す
    ることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に
    記載のセルサーチ方法。
  8. 【請求項8】 前記第2次平均化は、前記第1平均化相
    関値および既に算出した前記第4平均相関値の各々につ
    いて重み付けを行った後に平均化を行うことを特徴とす
    る請求項7に記載のセルサーチ方法。
  9. 【請求項9】 前記重み付けの値は、適応的に変化させ
    ることを特徴とする請求項8に記載のセルサーチ方法。
  10. 【請求項10】 前記第2次平均化を行う時刻を基点と
    して、より過去に算出された前記第1平均相関値に対応
    する前記重み付けの値を小さくすることを特徴とする請
    求項9に記載のセルサーチ方法。
  11. 【請求項11】 前記重み付けの値を小さくする割合
    を、前記移動局の移動速度が大きいほど相対的に大きく
    することを特徴とする請求項10に記載のセルサーチ方
    法。
  12. 【請求項12】 前記第2次平均化は、前記第1平均化
    相関値および既に算出した前記第4平均相関値の各々に
    ついて忘却係数を掛けた後に平均化を行うことを特徴と
    する請求項7に記載のセルサーチ方法。
  13. 【請求項13】 前記忘却係数の値は、適応的に変化さ
    せることを特徴とする請求項12に記載のセルサーチ方
    法。
  14. 【請求項14】 前記忘却係数の値は、前記移動局の移
    動速度が大きいほど小さくすることを特徴とする請求項
    13に記載のセルサーチ方法。
  15. 【請求項15】 前記移動局の状態を判定する第8ステ
    ップを備え、前記第5ステップは、前記第8ステップに
    おいて通話中であると判断した場合に行われることを特
    徴とする請求項1ないし14のいずれか1項に記載のセ
    ルサーチ方法。
  16. 【請求項16】 受信信号を全てのスロットに共通の拡
    散符号で逆拡散し、第1平均化時間毎に算出した第1平
    均相関値に基いて第1スロット境界を検出する第1手段
    と、 該第1手段により検出した前記第1スロット境界に基づ
    いて、前記スロット毎に異なる個別拡散符号で前記受信
    信号を逆拡散し、第2平均相関値に基いてフレーム境界
    およびスクランブル符号グループを検出する第2手段
    と、 該第2手段により検出した前記フレーム境界および前記
    スクランブル符号に基いて、共通パイロット信号をデス
    クランブルし、第3平均相関値に基いてスクランブル符
    号を検出する第3手段と、 第2平均化時間毎の第1次平均化により算出した第4平
    均相関値に基いて第2スロット境界を検出する第4手段
    と、 前記第2手段により検出された前記フレーム境界および
    前記第3手段により検出された前記スクランブル符号が
    正しいか否かを判定する第5手段とを備え、該第5手段
    により前記フレーム境界または前記スクランブル符号が
    正しくないと判定された場合、前記第2手段は、前記第
    1スロット境界に代えて、前記第2スロット境界に基い
    て前記フレーム境界および前記スクランブル符号グルー
    プを検出することによりセルサーチを行うことを特徴と
    する移動通信システムにおける移動局。
  17. 【請求項17】 受信信号を全てのスロットに共通の拡
    散符号で逆拡散し、第1平均化時間毎に算出した第1平
    均相関値に基いて第1スロット境界を検出する第1手段
    と、 該第1手段により検出した前記第1スロット境界に基づ
    いて、前記スロット毎に異なる個別拡散符号で前記受信
    信号を逆拡散し、第2平均相関値に基いてフレーム境界
    およびスクランブル符号グループを検出する第2手段
    と、 該第2手段により検出した前記フレーム境界および前記
    スクランブル符号に基いて、共通パイロット信号をデス
    クランブルし、第3平均相関値に基いてスクランブル符
    号を検出する第3手段と、 第2平均化時間毎の第1次平均化により算出した第4平
    均相関値に基いて第2スロット境界を検出する第4手段
    と、 該第4手段により検出された前記第2スロット境界が、
    前記第1スロット境界または前記第4手段により前回検
    出された前記第2スロット境界と異なっている場合、前
    記第2手段または前記第3手段による検出を中止し、前
    記第1スロット境界または前回検出された前記第2スロ
    ット境界に代えて、前記第4手段により今回検出された
    前記第2スロット境界に基づいて前記フレーム境界およ
    び前記スクランブル符号グループを検出することにより
    セルサーチを行う第5手段とを備えたことを特徴とする
    移動通信システムにおける移動局。
  18. 【請求項18】 前記第2平均化時間は、前記第1平均
    化時間と異なることを特徴とする請求項16または17
    に記載の移動局。
  19. 【請求項19】 前記第1平均化時間は、前記第2平均
    化時間より大きくすることを特徴とする請求項18に記
    載の移動局。
  20. 【請求項20】 前記セルサーチの開始から経過した時
    間と予め定められた上限値とを比較する第6手段を備
    え、該第6手段において前記経過した時間が前記上限値
    を超えていると判断した場合には、前記セルサーチを終
    了することを特徴とする請求項16ないし19のいずれ
    か1項に記載の移動局。
  21. 【請求項21】 セルサーチの試行回数と予め定められ
    た上限値とを比較する第7手段を備え、該第7手段にお
    いて前記試行回数が前記上限値を超えていると判断した
    場合には前記セルサーチを終了することを特徴とする請
    求項16ないし19のいずれか1項に記載の移動局。
  22. 【請求項22】 前記第4手段は、前記第1平均化相関
    値および既に算出した前記第4平均相関値に基いて第2
    次平均化を行うことにより第5平均相関値を算出し、該
    第5平均相関値に基いて第2のスロット境界を検出する
    ことを特徴とする請求項16ないし21のいずれか1項
    に記載の移動局。
  23. 【請求項23】 前記第2次平均化は、前記第1平均化
    相関値および既に算出した前記第4平均相関値の各々に
    ついて重み付けを行った後に平均化を行うことを特徴と
    する請求項22に記載の移動局。
  24. 【請求項24】 前記重み付けの値は、適応的に変化さ
    せることを特徴とする請求項8に記載の移動局。
  25. 【請求項25】 前記第2次平均化を行う時刻を基点と
    して、より過去に算出された前記第1平均相関値に対応
    する前記重み付けの値を小さくすることを特徴とする請
    求項24に記載の移動局。
  26. 【請求項26】 前記重み付けの値を小さくする割合
    を、前記移動局の移動速度が大きいほど相対的に大きく
    することを特徴とする請求項25に記載の移動局。
  27. 【請求項27】 前記第2次平均化は、前記第1平均化
    相関値および既に算出した前記第4平均相関値の各々に
    ついて忘却係数を掛けた後に平均化を行うことを特徴と
    する請求項22に記載の移動局。
  28. 【請求項28】 前記忘却係数の値は、適応的に変化さ
    せることを特徴とする請求項27に記載の移動局。
  29. 【請求項29】 前記忘却係数の値は、前記移動局の移
    動速度が大きいほど小さくすることを特徴とする請求項
    28に記載の移動局。
  30. 【請求項30】 前記移動局の状態を判定する第8手段
    を備え、前記第5手段は、前記第8手段において通話中
    であると判断した場合に前記スクランブル符号が正しい
    か否かを判定することを特徴とする請求項16ないし2
    9のいずれか1項に記載の移動局。
JP2000283536A 2000-09-19 2000-09-19 移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法および移動通信システムにおける移動局 Expired - Fee Related JP3729329B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000283536A JP3729329B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法および移動通信システムにおける移動局
US09/955,365 US7170875B2 (en) 2000-09-19 2001-09-18 Cell search method for mobile station in mobile communication system and mobile station
EP20080006150 EP1936824B1 (en) 2000-09-19 2001-09-18 Cell search method for mobile station in mobile communication system and mobile station
EP20010307934 EP1189359A3 (en) 2000-09-19 2001-09-18 Cell search method for mobile station in mobile communication system and mobile station
CNB011372486A CN1173508C (zh) 2000-09-19 2001-09-19 用于移动通信系统中移动站的小区搜索方法和移动站

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000283536A JP3729329B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法および移動通信システムにおける移動局

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002094415A true JP2002094415A (ja) 2002-03-29
JP3729329B2 JP3729329B2 (ja) 2005-12-21

Family

ID=18767883

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000283536A Expired - Fee Related JP3729329B2 (ja) 2000-09-19 2000-09-19 移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法および移動通信システムにおける移動局

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7170875B2 (ja)
EP (2) EP1936824B1 (ja)
JP (1) JP3729329B2 (ja)
CN (1) CN1173508C (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7336635B2 (en) 2001-04-04 2008-02-26 Ubi Netics Limited Method and apparatus for fast W-CDMA acquisition
KR100871219B1 (ko) * 2002-04-24 2008-12-01 삼성전자주식회사 이동 통신 시스템에서 멀티 탐색을 제공하는 셀 탐색 장치및 방법
WO2010001452A1 (ja) * 2008-06-30 2010-01-07 富士通株式会社 移動端末、基地局装置および移動通信システム
US7864733B2 (en) 2004-07-16 2011-01-04 Panasonic Corporation Mobile station device for multicarrier transmission, base station device, and cell search method

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100479169B1 (ko) * 2001-10-26 2005-03-25 삼성전자주식회사 이동 통신 시스템의 셀 탐색 장치 및 방법
US7586837B2 (en) * 2001-12-14 2009-09-08 Qualcomm Incorporated Acquisition of a gated pilot signal
DE10241678A1 (de) * 2002-09-09 2004-03-25 Infineon Technologies Ag Einrichtung zum Synchronisieren eines Mobilfunkempfängers auf eine Zeitschlitz-und Rahmenstruktur eines empfangenen Funksignals
CN100367682C (zh) * 2002-09-19 2008-02-06 财团法人工业技术研究院 码群组识别与帧边界同步的方法
WO2004066532A1 (fr) * 2003-01-23 2004-08-05 Linkair Communications,Inc. Procede et dispositif de mise en oeuvre pour sous-systeme de synchronisation de liaison descendante
DE10338521B4 (de) * 2003-04-29 2007-04-05 Rohde & Schwarz Gmbh & Co. Kg Verfahren zum Erfassen des Beginns eines aktiven Signalabschnitts
EP1482747B1 (en) * 2003-05-28 2006-10-11 Telefonaktiebolaget LM Ericsson (publ) Cell search scheduling in a wireless cellular communication network
US7254163B2 (en) * 2003-12-31 2007-08-07 Benq Corporation Method for WCDMA frame synchronization and related device
KR100584337B1 (ko) * 2003-09-16 2006-05-26 삼성전자주식회사 이동통신 시스템에서 셀 탐색 및 다중경로 탐색 장치 및방법
JP4546342B2 (ja) 2005-07-07 2010-09-15 パナソニック株式会社 送信装置および送信方法
KR101330795B1 (ko) * 2005-11-10 2013-11-18 삼성전자주식회사 Ofdm 셀룰라 시스템에서의 셀 탐색 방법, 이를 위한프레임 송신 방법 및 순방향 링크 프레임 구조
WO2007080978A1 (ja) * 2006-01-13 2007-07-19 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 無線通信基地局装置および無線通信方法
JP4869256B2 (ja) * 2006-01-13 2012-02-08 パナソニック株式会社 無線通信基地局装置および同期チャネル信号送信方法
JP4162019B2 (ja) * 2006-06-26 2008-10-08 船井電機株式会社 デジタル放送受信装置
US8280901B2 (en) * 2008-01-03 2012-10-02 Masterfile Corporation Method and system for displaying search results

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997033400A1 (fr) * 1996-03-05 1997-09-12 Ntt Mobile Communications Network Inc. Procede de transmission de signaux, emetteur, recepteur, et procede de synchronisation de code a etalement de spectre pour systeme de communication mobile
US5930366A (en) * 1997-08-29 1999-07-27 Telefonaktiebolaget L M Ericsson Synchronization to a base station and code acquisition within a spread spectrum communication system
EP0930723A3 (en) 1998-01-14 2003-07-30 Yozan Inc. Direct sequence code division multiple access cellular system
US6678313B1 (en) * 1998-12-25 2004-01-13 Kokusai Electric Co., Ltd. Correlation circuit for spread spectrum communication
JP3323453B2 (ja) * 1999-02-09 2002-09-09 松下電器産業株式会社 Cdma受信装置及びcdma受信方法
US6567482B1 (en) * 1999-03-05 2003-05-20 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) Method and apparatus for efficient synchronization in spread spectrum communications
US6363060B1 (en) * 1999-06-30 2002-03-26 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for fast WCDMA acquisition

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7336635B2 (en) 2001-04-04 2008-02-26 Ubi Netics Limited Method and apparatus for fast W-CDMA acquisition
US7379439B2 (en) 2001-04-04 2008-05-27 Ubinetics Limited Method and apparatus for fast W-CDMA acquisition
US7391756B2 (en) 2001-04-04 2008-06-24 Ubi Netics Limited Method and apparatus for fast W-CDMA acquisition
KR100871219B1 (ko) * 2002-04-24 2008-12-01 삼성전자주식회사 이동 통신 시스템에서 멀티 탐색을 제공하는 셀 탐색 장치및 방법
US7864733B2 (en) 2004-07-16 2011-01-04 Panasonic Corporation Mobile station device for multicarrier transmission, base station device, and cell search method
WO2010001452A1 (ja) * 2008-06-30 2010-01-07 富士通株式会社 移動端末、基地局装置および移動通信システム
JP5267562B2 (ja) * 2008-06-30 2013-08-21 富士通株式会社 移動端末、基地局装置および移動通信システム
US8565155B2 (en) 2008-06-30 2013-10-22 Fujitsu Limited Mobile terminal, base station device and mobile communication system

Also Published As

Publication number Publication date
CN1344075A (zh) 2002-04-10
EP1189359A3 (en) 2004-11-17
EP1189359A2 (en) 2002-03-20
CN1173508C (zh) 2004-10-27
US20020041579A1 (en) 2002-04-11
US7170875B2 (en) 2007-01-30
EP1936824B1 (en) 2013-01-23
EP1936824A1 (en) 2008-06-25
JP3729329B2 (ja) 2005-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002094415A (ja) 移動通信システムにおける移動局のセルサーチ方法および移動通信システムにおける移動局
US6744747B2 (en) Method & apparatus for W-CDMA handoff searching
US6961565B2 (en) Cell search method and apparatus for mobile station in mobile communication system
JP4298295B2 (ja) ゲート制御されたパイロットをサーチするための方法および装置
US7012909B2 (en) Cell search method and apparatus for mobile station in mobile communication system
US7126981B2 (en) Method and apparatus for cell search for W-CDMA with effect of clock offset
KR101161104B1 (ko) 공지된 데이터를 이용한 다수의 직교 채널들에 대한 검색기 - wcdma 단계2 검색
EP1668805A1 (en) Efficient frame tracking in mobile receivers
JP4772635B2 (ja) 同期捕捉装置及び同期捕捉方法
US9992758B2 (en) Search method and apparatus for a communication system
JP3794617B2 (ja) Cdma移動通信方式における移動局のセルサーチ方法、並びに、cdma移動通信システム
EP1257067A2 (en) CDMA receiver and searcher used for the CDMA receiver
US7042924B2 (en) Synchronization establishing and tracking circuit for CDMA base station
JP2003273776A (ja) 無線通信装置及びセルサーチ方法
JP4309317B2 (ja) パスの状態に追従する遅延プロファイル生成方法とパスサーチ装置
KR100669600B1 (ko) 이동통신시스템에서 이동국 동기화 방법.
CN1780272B (zh) 路径合并和相关的方法
JP2003023372A (ja) 無線通信方法および無線通信装置
JP2003298470A (ja) 相関ピーク探索方法、相関ピーク探索装置及び探索装置制御用プログラム
JP2004320587A (ja) Cdma受信装置及びパス検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050815

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050916

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20050928

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050928

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091014

Year of fee payment: 4

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D04

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101014

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111014

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121014

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131014

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees