JP2002094355A - 表面弾性波素子及びその製造方法 - Google Patents

表面弾性波素子及びその製造方法

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JP2002094355A
JP2002094355A JP2000278443A JP2000278443A JP2002094355A JP 2002094355 A JP2002094355 A JP 2002094355A JP 2000278443 A JP2000278443 A JP 2000278443A JP 2000278443 A JP2000278443 A JP 2000278443A JP 2002094355 A JP2002094355 A JP 2002094355A
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piezoelectric
acoustic wave
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surface acoustic
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JP2000278443A
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Inventor
Tadashi Sakai
忠司 酒井
Tomio Ono
富男 小野
Hisashi Sakuma
尚志 佐久間
Toshi Cho
利 張
Hideyuki Funaki
英之 舟木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ダイヤモンド層の研磨工程がなく、また良好な
圧電体層を有する表面弾性波素子及びその製造方法を提
供することを目的とする。 【解決手段】表面及び裏面を有する圧電体バルク層20
と、この圧電体バルク層20の表面上に形成された電気
−機械変換電極5と、この圧電体バルク層20の裏面上
に形成されたダイヤモンド成長層1と、このダイヤモン
ド成長層1上に接着材4を介して接着された支持基板3
とを具備する表面弾性波素子。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、表面弾性波素子及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】表面弾性波(Surface Acou
stic Wave:SAW)素子は、あらゆる通信に
不可欠な受動部品であるが、従来高周波帯域で使用され
てきた誘電体フィルタやセラミックフィルタなどに比べ
て、周波数特性の急峻さや波形設計が可能なこと、表面
実装が容易なことから急速にこれらと置き換えられてき
ている。
【0003】特に、近年携帯電話等の小型・高周波機器
の爆発的進展に伴って、需要が大幅に拡大しつつある。
【0004】このような通信機器の分野では、利用周波
数帯資源の枯渇により、より一層の高周波数化が指向さ
れてきており、例えば前記携帯電話においても現在主流
の800MHz帯や1.9GHz帯などの領域から2.
5GHz帯や5GHz帯への展開が検討されている。
【0005】そこで表面弾性波素子においてもさらなる
高周波数化の技術が求められている。表面弾性波素子は
圧電体(圧電薄膜、圧電基板等)の上に形成した櫛形電
極にRF信号を印加して表面弾性波を励起し、伝播され
た波を再びRF信号に変換して、特定の周波数を選択す
る素子である。
【0006】この表面弾性波素子を高周波数化するため
に、電極寸法を微小化する方法及び表面弾性波を高速に
伝達する基板を用いる方法が考えられる。これらのう
ち、これまでは主に電極寸法を微小化する方法が行われ
てきたが、周波数を決定する電極間隔の微小化は、現在
のリソグラフィ技術では限界に近づきつつある。また電
極寸法の微小化によって周波数は上昇できても、電極の
細線化や電極間隔の微細化は、素子構造自体を壊れやす
くしパワー特性を取ることができないという問題を生じ
る。
【0007】そこで表面弾性波を高速に伝達する高速度
基板としてダイヤモンド層を表面に有する基板上に圧電
体を薄膜成長した表面弾性波素子の開発が注目されてき
ている。
【0008】このような表面弾性波素子では、例えば圧
電体に一対の櫛形電極を用いて電圧を印加することによ
って表面弾性波が励起され、ダイヤモンド層を伝わり別
の一対の櫛形電極で再び圧電体によって電気信号に変換
される。ダイヤモンド層は物質中最高の音の伝達速度を
有する材料であり、圧電体薄膜を積層しても10000
m/S以上を実現できる唯一の材料であるので高周波表
面弾性波素子としての期待が高まっている。
【0009】図9に、このようなダイヤモンド層を音速
伝達層として用いた従来の表面弾性波素子の製造方法を
示す。
【0010】先ず、図9(a)に示すように、シリコン
基板10上に、化学的気相成長(CVD)法によって、
多結晶ダイヤモンド層1を形成する。このとき成長した
多結晶ダイヤモンド層1の表面は凹凸がひどく荒れてい
る。
【0011】次に、図9(b)に示すように、この多結
晶ダイヤモンド層1の表面の凹凸を平坦にするために、
化学的機械的研磨等により鏡面化する。
【0012】次に、図9(c)に示すように、表面が平
坦化された多結晶ダイヤモンド層1上に、ZnOからな
る圧電体薄膜層9をCVD法により成長する。
【0013】次に、図9(d)に示すように、この圧電
体薄膜層9上にAl膜を形成しフォトリソグラフィ法に
よって、櫛形電極5を形成する。
【0014】しかしながら、このような従来の表面弾性
波素子の製造方法には以下に挙げる問題点がある。
【0015】先ず、一つには結晶性の良好な圧電体薄膜
層9をCVD法にて成長させるため及び櫛形電極5をフ
ォトリソグラフィ法にて精度よく加工するためには、下
地の多結晶ダイヤモンド層1の表面を極力平坦に加工し
鏡面化することが重要である。しかしながら周知のよう
にダイヤモンドは極めて硬い物質であり、平坦化加工が
容易ではなく、加工時間が長時間にわたるという問題や
実際平坦化率が不十分である場合があるという問題であ
る。
【0016】また、表面弾性波素子のフィルタ特性を広
帯域化するためには、圧電体として電気機械結合係数が
高い材料であるニオブ酸リチウム、ホウ酸リチウム、ニ
オブ酸カリウム或いはタンタル酸リチウムを用いる必要
があるが、現状では平坦化加工した多結晶ダイヤモンド
層1上には高い電気機械結合係数を発現する良好な薄膜
が得られていないという問題がある。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の表面弾性波素子は、多結晶ダイヤモンド層表面の研磨
加工が困難で長時間に及ぶという問題、また多結晶ダイ
ヤモンド層上にCVD成長させる圧電体層の膜質が良好
でなく十分な電気機械結合係数を得られないという問題
がある。
【0018】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、ダイヤモンド層の研磨工程がなく、また良好
な膜質の圧電体層を有する表面弾性波素子及びその製造
方法を提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、第1の主面とその裏面である第2の主面
とを有する圧電体層と、前記圧電体層の第1の主面上に
形成された電気−機械変換電極と、前記圧電体層の第2
の主面上に形成されたダイヤモンド層と、前記ダイヤモ
ンド層と接着材を介して接着された支持基板とを具備す
ることを特徴とする表面弾性波素子を提供する。
【0020】また、本発明は、第1の主面とその裏面で
ある第2の主面とを有する圧電体バルク層と、前記圧電
体バルク層の第2の主面上に形成されたダイヤモンド成
長層と、前記圧電体バルク層の第1の主面上に形成され
た電気−機械変換電極とを具備することを特徴とする表
面弾性波素子を提供する。
【0021】前記圧電体バルク層は、単結晶であること
が好ましい。
【0022】また、本発明は、第1の主面とその裏面で
ある第2の主面とを有する圧電体結晶基板の第2の主面
上に、ダイヤモンド層を成長させる工程と、前記ダイヤ
モンド層上に接着材を介して支持基板を接着する工程
と、前記圧電体結晶基板を前記第1の主面側から薄くす
ることによって圧電体層を形成する工程と、前記圧電体
層の第1の主面上に電気−機械変換電極を形成すること
を特徴とする表面弾性波素子の製造方法を提供する。
【0023】前記圧電体結晶基板は、ニオブ酸リチウ
ム、ホウ酸リチウム、ニオブ酸カリウム及びタンタル酸
リチウムから選ばれる少なくとも一つであることが好ま
しい。
【0024】前記電気−機械変換電極は櫛形電極である
ことが好ましい。
【0025】本発明では、例えば電気機械結合係数が大
きい材料であるニオブ酸リチウム、ホウ酸リチウム、ニ
オブ酸カリウム或いはタンタル酸リチウム等からなる圧
電体バルク結晶基板の裏面上に例えばCVD法によっ
て、ダイヤモンド層を成長させ、このダイヤモンド層側
を樹脂接着剤等の適当な接着材(接着手段)によって支
持基板上に固定する。そして圧電体バルク結晶基板のダ
イヤモンド層が成長されていない方の面を研磨し、薄膜
化する。
【0026】このように形成することでもともと高い電
気機械結合係数を有する圧電体バルク結晶基板を薄膜化
することによって、圧電体バルク薄膜層を形成でき、な
おかつ一般的にこのような圧電体バルク結晶基板は研磨
しやすく加工工程が容易であるという利点がある。
【0027】この際、圧電体結晶基板は単結晶が好まし
い。また、圧電体バルク結晶基板上に予めモリブデン等
の高融点金属膜や酸化シリコン膜等の中間層を設けた後
にダイヤモンドを成長させても良い。このようにして、
成膜時の基板との相性を調製できる。
【0028】また、CVD法によるダイヤモンドの成長
では、ダイヤモンドは多結晶となり、表面形状は凹凸パ
ターンを有する。したがって、この凹凸パターンを利用
して有機系の樹脂や半田等の合金等の接着材で支持基板
に接着することによって、接着強度を向上させることが
できる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の好
ましい実施形態について説明する。
【0030】(実施形態1)図1(a)乃至(d)は、
本発明の実施形態1に係る表面弾性波素子の各製造工程
における断面図を示し、図1(e)は表面弾性波素子の
上面図を示す。
【0031】先ず、図1(a)に示すように、ニオブ酸
リチウム、ホウ酸リチウム、ニオブ酸カリウム或いはタ
ンタル酸リチウム等からなる圧電体バルク単結晶基板2
上に、マイクロ波プラズマCVD法を用いて、多結晶ダ
イヤモンド層1を成長させる。このとき、多結晶ダイヤ
モンド層1の成長条件は、マイクロ波パワーを1.5k
W、水素の流量を200sccm、メタンガスの流量4
sccmとし、原料ガスのメタン濃度は2%とした。そ
して原料ガスの圧力は133hPa、基板温度850℃
で行った。多結晶ダイヤモンド層1の形成膜厚は、表面
弾性波が表面を主に伝わるために、10μm程度で十分
である。
【0032】この工程において多結晶ダイヤモンド層1
を成長させる前に、予め圧電体バルク単結晶基板2の裏
面にダイヤモンド砥粒によるスクラッチ処理や超音波処
理を施して、ダイヤモンドの核発生を容易にしても良
い。
【0033】また、基板温度が急上昇や急降下して、圧
電体バルク単結晶基板2の焦電性により破壊してしまう
ことがないように、マイクロ波パワーや基板加熱ステー
ジ等の出力はゆっくりと行うことが望ましい。
【0034】次に、図1(b)に示すように、多結晶ダ
イヤモンド層1の凹凸面上にエポキシ形樹脂接着剤や半
田合金からなる接着材4を用いて、シリコン基板やガラ
ス基板或いはセラミック基板からなる支持基板3を接着
する。このとき、半田合金による接着の場合、多結晶ダ
イヤモンド層1及び支持基板3の接着面に予め下地金属
層を形成してから行うことが望ましい。
【0035】この工程において、多結晶ダイヤモンド層
1の接着面は、凹凸パターンが形成されており、接着強
度が向上される。
【0036】次に、図1(c)に示すように、圧電体バ
ルク単結晶基板2の表面を、化学的機械的研磨によって
研磨し薄膜化することによって、圧電体バルク層20を
形成する。このときの圧電体バルク層20の厚さは、表
面弾性波フィルタ用として所望の特性を得られるように
調整する。
【0037】次に、図1(d)に示すように、圧電体バ
ルク層20の研磨された表面上に、蒸着法或いはスパッ
タ法によりアルミニウム膜を形成し、フォトリソグラフ
ィ法によって電気−機械変換電極である櫛形電極5を加
工する。
【0038】図1(e)は、このようにして作成した表
面弾性波素子の上面から見た図である。
【0039】このようにして作成された表面弾性波素子
においては、一方の一対の櫛形電極5で発生した表面弾
性波は多結晶ダイヤモンド層1を経由し他方の一対の櫛
形電極5にて受信され電気信号に変換される。表面弾性
波が多結晶ダイヤモンド層1を伝播しており極めて高い
伝播速度を実現できている。
【0040】また、多結晶ダイヤモンド層1は圧電体バ
ルク層20上に薄膜成長したものであり、ここでの界面
は非常に滑らかで表面弾性波も高速に伝播する。
【0041】また、本実施形態では、ダイヤモンド層1
を研磨する工程がなく、また圧電体バルク層20を良好
な結晶性を有する圧電体バルク単結晶基板2を研磨によ
って薄膜化して得ており良好な圧電特性、十分に大きい
電気機械結合係数を実現できている。
【0042】図2は、このようにして形成した表面弾性
波素子をパッケージした装置の断面図である。
【0043】図2に示すように、セラミック基板23上
に、金バンプ24を介して表面弾性波素子21が設置さ
れている。このとき図1(e)に示す櫛形電極5は、金
バンプ24を介してセラミック基板23の配線と接続さ
れている。表面弾性波素子21は、セラミック基板23
上にセラミックキャップ22を封止接着剤25によって
接着することにより密閉されている。
【0044】図3は、このようにしてパッケージされた
表面弾性波素子21を広帯域高周波フィルタとして用い
たときの通信機の概略図である。
【0045】アンテナ31で受信されたRF波は受信側
の分波器となる表面弾性波素子フィルタ21に通され、
低雑音アンプ33に入力される。本実施形態における表
面弾性波素子21は、そしてRF波フィルタ、IFフィ
ルタと使い分けされ、分波、不要波の除去、波形整形と
して用いられ信号部に送信される。
【0046】また、送信側では、信号部から出力された
信号はそれぞれ表面弾性波素子フィルタ21を通り、パ
ワーアンプ34を介してアンテナ31により送信され
る。
【0047】(実施形態2)図4(a)乃至(d)は、
本発明の実施形態2に係る表面弾性波素子の各製造工程
における断面図である。
【0048】本実施形態と実施形態1との相違点は、圧
電体バルク単結晶基板2上に多結晶ダイヤモンド層1を
形成する際に、予め下地層としてダイヤモンドを成長し
やすい中間層6を形成した点である。
【0049】先ず、図4(a)に示すように、ニオブ酸
リチウム、ホウ酸リチウム、ニオブ酸カリウム或いはタ
ンタル酸リチウム等からなる圧電体バルク単結晶基板2
の裏面上に、モリブデンからなる中間層6を蒸着する。
次に、中間層6上に、このマイクロ波プラズマCVD法
を用いて、多結晶ダイヤモンド層1を成長させる。
【0050】このとき、中間層6は、多結晶ダイヤモン
ド層1成長中に、圧電体バルク単結晶基板2から放出さ
れた原子が外方拡散により、成長中のダイヤモンド層を
汚染しないようにすると共に、成膜時の多結晶ダイヤモ
ンド層1と圧電体バルク単結晶基板2との相性を調製す
ることができる。
【0051】中間層6の材料としては、モリブデンの他
に、白金やイリジウムなどダイヤモンドを成長させる下
地として挙げることができる。
【0052】一方中間層6の厚さとしては、圧電体バル
ク結晶基板2の裏面を覆う最小限にする必要がある。こ
れは圧電体バルク単結晶基板2と多結晶ダイヤモンド層
1との機械的な接合に、この中間層6が加わることによ
って、表面弾性波の伝達速度が悪くなるためである。
【0053】また、中間層6としては、圧電体バルク単
結晶基板2の多結晶ダイヤモンド1成長面上にのみ形成
するのではなく図5に示すように圧電体バルク単結晶基
板2を多い囲むように裏面、側面及び表面に形成しても
良い。このようにすることによって、基板温度が上昇し
ても圧電体バルク単結晶基板2の側面や裏面からも原子
の飛び出しがない。
【0054】また、このときの多結晶ダイヤモンド層1
の成長条件は、マイクロ波パワーを1.5kW、水素の
流量を200sccm、メタンガスの流量4sccmと
し、原料ガスのメタン濃度は2%とした。そして原料ガ
スの圧力は133hPa、基板温度850℃で行った。
多結晶ダイヤモンド層1の形成膜厚は、表面弾性波が表
面を主に伝わるために、10μm程度で十分である。
【0055】この工程において多結晶ダイヤモンド層1
を成長させる前に、予め圧電体バルク単結晶基板2の裏
面にダイヤモンド砥粒によるスクラッチ処理や超音波処
理を施して、ダイヤモンドの核発生を容易にしても良
い。
【0056】また、基板温度が急上昇や急降下して、圧
電体バルク単結晶基板2の焦電性により破壊してしまう
ことがないように、マイクロ波パワーや基板加熱ステー
ジ等の出力はゆっくりと行うことが望ましい。
【0057】次に、図4(b)に示すように、多結晶ダ
イヤモンド層1の凹凸面上にエポキシ形樹脂接着剤や半
田合金からなる接着材4を用いて、シリコン基板やガラ
ス基板或いはセラミック基板からなる支持基板3を接着
する。このとき、半田合金による接着の場合、多結晶ダ
イヤモンド層1及び支持基板3の接着面に予め下地金属
層を形成してから行うことが望ましい。
【0058】この工程において、多結晶ダイヤモンド層
1の接着面は、凹凸パターンが形成されており、接着強
度が向上される。
【0059】次に、図4(c)に示すように、圧電体バ
ルク単結晶基板2の表面を、化学的機械的研磨によって
研磨し薄膜化することによって、圧電体バルク層20を
形成する。このときの圧電体バルク層20の厚さは、表
面弾性波フィルタ用として所望の特性を得られるように
調整する。
【0060】次に、図4(d)に示すように、圧電体バ
ルク層20の研磨された表面上に、蒸着法或いはスパッ
タ法によりアルミニウム膜を形成し、フォトリソグラフ
ィ法によって電気−機械変換電極である櫛形電極5を加
工する。
【0061】このようにして形成した表面弾性波素子も
実施形態1と同様の効果を示すが、実施形態1よりも多
結晶ダイヤモンド層1の膜質は向上していた。
【0062】(実施形態3)図6(a)乃至(e)は、
本発明の実施形態3に係る表面弾性波素子の各製造工程
における断面図である。
【0063】本実施形態は、大面積基板上に素子分離さ
れた領域に個別にダイヤモンド膜を形成したものであ
る。
【0064】先ず、図6(a)に示すように、ニオブ酸
リチウム、ホウ酸リチウム、ニオブ酸カリウム或いはタ
ンタル酸リチウム等からなる圧電体バルク単結晶基板2
の裏面上に、酸化シリコンなどの薄膜を形成しパターニ
ングすることによってマスク層7を形成する。このとき
このマスク層7上にはダイヤモンドが成長しないように
薄くエッチングをするなどの処理を施すことが望まし
い。また予め圧電体バルク単結晶基板2の裏面は、ダイ
ヤモンド砥粒によるスクラッチ処理や超音波処理を施し
て、ダイヤモンドの核発生を容易にしても良い。
【0065】次に、図6(b)に示すように、マスク層
7が形成された圧電体バルク単結晶基板2の裏面上に、
マイクロ波プラズマCVD法を用いて、多結晶ダイヤモ
ンド層1を成長させる。このときマスク層7上には、ダ
イヤモンドは形成されなかった。
【0066】また、このときの多結晶ダイヤモンド層1
の成長条件は、マイクロ波パワーを1.5kW、水素の
流量を200sccm、メタンガスの流量4sccmと
し、原料ガスのメタン濃度は2%とした。そして原料ガ
スの圧力は133hPa、基板温度850℃で行った。
多結晶ダイヤモンド層1の形成膜厚は、表面弾性波が表
面を主に伝わるために、10μm程度で十分である。
【0067】また、基板温度が急上昇や急降下して、圧
電体バルク単結晶基板2の焦電性により破壊してしまう
ことがないように、マイクロ波パワーや基板加熱ステー
ジ等の出力はゆっくりと行うことが望ましい。
【0068】次に、図6(c)に示すように、多結晶ダ
イヤモンド層1の凹凸面及びマスク層7上にエポキシ形
樹脂接着剤や半田合金からなる接着材4を用いて、シリ
コン基板やガラス基板或いはセラミック基板からなる支
持基板3を接着する。このとき、半田合金による接着の
場合、多結晶ダイヤモンド層1及び支持基板3の接着面
に予め下地金属層を形成してから行うことが望ましい。
【0069】この工程において、多結晶ダイヤモンド層
1の接着面は、凹凸パターン及びマスク層7上にはより
大きな凹凸パターンが形成されており、接着強度が向上
される。
【0070】次に、図6(d)に示すように、圧電体バ
ルク単結晶基板2の表面を、化学的機械的研磨によって
研磨し薄膜化することによって、圧電体バルク層20を
形成する。このときの圧電体バルク層20の厚さは、表
面弾性波フィルタ用として所望の特性を得られるように
調整する。
【0071】次に、図6(e)に示すように、圧電体バ
ルク層20の研磨された表面上に、蒸着法或いはスパッ
タ法によりアルミニウム膜を形成し、フォトリソグラフ
ィ法によって電気−機械変換電極である櫛形電極5を加
工する。このときそれぞれ島状に素子分離された多結晶
ダイヤモンド層1に対応するように二組の一対の櫛形電
極5を形成する。
【0072】このようにして形成した表面弾性波素子も
実施形態1と同様の効果を示す。また、本実施形態で
は、多結晶ダイヤモンド層1を素子ごとに分離させてい
るため、多結晶ダイヤモンド層1と圧電体バルク単結晶
基板2との熱応力の影響を低減し、素子作成時の基板の
そりを防止できるので、大面積での素子作成が可能とな
る。また、硬い多結晶ダイヤモンド層1がそれぞれ素子
分離されているので、基板をダイシングしやすい効果も
ある。
【0073】(実施形態4)図7(a)乃至(f)は、
本発明の実施形態4に係る表面弾性波素子の各製造工程
における断面図である。
【0074】本実施形態は、大面積基板上の素子分離さ
れた領域に個別にダイヤモンド膜を形成した別の実施形
態である。
【0075】先ず、図7(a)に示すように、ニオブ酸
リチウム、ホウ酸リチウム、ニオブ酸カリウム或いはタ
ンタル酸リチウム等からなる圧電体バルク単結晶基板2
の裏面上に、酸化シリコンなどの薄膜を形成しパターニ
ングすることによってマスク層7を形成する。このとき
このマスク上にはダイヤモンドが成長しないように薄く
エッチングをするなどの処理を施すことが望ましい。
【0076】次に、図7(b)に示すように、マスク層
7をマスクとして、圧電体バルク単結晶基板2をエッチ
ングして圧電体バルク単結晶基板2の裏面に深さ10μ
m程度の凹部8を形成する。
【0077】次に、図7(c)に示すように、マイクロ
波プラズマCVD法を用いて、圧電体バルク単結晶基板
2の凹部8内に、多結晶ダイヤモンド層1を成長させ
る。このときマスク層7上には、ダイヤモンドは形成さ
れなかった。
【0078】また、このときの多結晶ダイヤモンド層1
の成長条件は、マイクロ波パワーを1.5kW、水素の
流量を200sccm、メタンガスの流量4sccmと
し、原料ガスのメタン濃度は2%とした。そして原料ガ
スの圧力は133hPa、基板温度850℃で行った。
多結晶ダイヤモンド層1の形成膜厚は、表面弾性波が表
面を主に伝わるために、10μm程度で十分である。
【0079】また、基板温度が急上昇や急降下して、圧
電体バルク単結晶基板2の焦電性により破壊してしまう
ことがないように、マイクロ波パワーや基板加熱ステー
ジ等の出力はゆっくりと行うことが望ましい。
【0080】次に、図7(d)に示すように、前記マス
ク層7をエッチング除去した後、多結晶ダイヤモンド層
1の凹凸面及び圧電体バルク単結晶基板2の裏面上にエ
ポキシ形樹脂接着剤や半田合金からなる接着材4を用い
て、シリコン基板やガラス基板或いはセラミック基板か
らなる支持基板3を接着する。このとき、半田合金によ
る接着の場合、多結晶ダイヤモンド層1及び支持基板3
の接着面に予め下地金属層を形成してから行うことが望
ましい。
【0081】この工程において、多結晶ダイヤモンド層
1の接着面は、凹凸パターンが形成されており、接着強
度が向上される。
【0082】次に、図7(e)に示すように、圧電体バ
ルク単結晶基板2の表面を、化学的機械的研磨によって
研磨し薄膜化することによって、圧電体バルク層20を
形成する。このときの圧電体バルク層20の厚さは、表
面弾性波フィルタ用として所望の特性を得られるように
調整する。
【0083】次に、図7(f)に示すように、圧電体バ
ルク層20の研磨された表面上に、蒸着法或いはスパッ
タ法によりアルミニウム膜を形成し、フォトリソグラフ
ィ法によって櫛形電極5を加工する。このときそれぞれ
島状に素子分離された多結晶ダイヤモンド層1に対応す
るように二組の一対の櫛形電極5を形成する。
【0084】このようにして形成した表面弾性波素子も
実施形態1と同様の効果を示す。また、本実施形態で
は、多結晶ダイヤモンド層1を素子ごとに分離させてい
るため、多結晶ダイヤモンド層1と圧電体バルク単結晶
基板2との熱応力の影響を低減し、素子作成時の基板の
そりを防止できるので、大面積での素子作成が可能とな
る。また、硬い多結晶ダイヤモンド層1がそれぞれ素子
分離されているので、基板をダイシングしやすい効果も
ある。
【0085】(実施形態5)図8(a)乃至(f)は、
本発明の実施形態5に係る表面弾性波素子の各製造工程
における断面図である。
【0086】本実施形態は、大面積基板上の素子分離さ
れた領域に個別に圧電体層を形成した実施形態である。
【0087】先ず、図8(a)に示すように、ニオブ酸
リチウム、ホウ酸リチウム、ニオブ酸カリウム或いはタ
ンタル酸リチウム等からなる圧電体バルク単結晶基板2
の裏面上に、酸化シリコンなどの薄膜を形成しパターニ
ングすることによって素子形成領域となる位置にマスク
層7を形成する。
【0088】次に、図8(b)に示すように、マスク層
7をマスクとして、圧電体バルク単結晶基板2をエッチ
ングして圧電体バルク単結晶基板2の裏面に深さ0.1
μm以上1μm以下程度の凹部8を形成する。
【0089】次に、図8(c)に示すように、前記マス
ク層7を除去した後、マイクロ波プラズマCVD法を用
いて、圧電体バルク単結晶基板2の裏面上に、多結晶ダ
イヤモンド層1を成長させる。
【0090】このときの多結晶ダイヤモンド層1の成長
条件は、マイクロ波パワーを1.5kW、水素の流量を
200sccm、メタンガスの流量4sccmとし、原
料ガスのメタン濃度は2%とした。そして原料ガスの圧
力は133hPa、基板温度850℃で行った。多結晶
ダイヤモンド層1の形成膜厚は、表面弾性波が表面を主
に伝わるために、10μm程度で十分である。
【0091】また、基板温度が急上昇や急降下して、圧
電体バルク単結晶基板2の焦電性により破壊してしまう
ことがないように、マイクロ波パワーや基板加熱ステー
ジ等の出力はゆっくりと行うことが望ましい。
【0092】次に、図8(d)に示すように、多結晶ダ
イヤモンド層1の凹凸面上にエポキシ形樹脂接着剤や半
田合金からなる接着材4を用いて、シリコン基板やガラ
ス基板或いはセラミック基板からなる支持基板3を接着
する。このとき、半田合金による接着の場合、多結晶ダ
イヤモンド層1及び支持基板3の接着面に予め下地金属
層を形成してから行うことが望ましい。
【0093】この工程において、多結晶ダイヤモンド層
1の接着面は、凹凸パターンが形成されており、接着強
度が向上される。
【0094】次に、図8(e)に示すように、圧電体バ
ルク単結晶基板2の表面を、化学的機械的研磨によって
研磨し薄膜化することによって、圧電体バルク層20を
形成する。このとき、多結晶ダイヤモンド層1の凸部と
なっている面が表出したときに研磨を止めることで、圧
電体バルク層20の厚さを、前もって形成した凹部8の
深さに正確に制御できる。一般に、圧電体の厚みは薄い
ほど周波数が上がるが、薄くなると所望の周波数帯域に
なるように、ウエハ上全ての圧電体層の膜厚を正確に制
御することが難しい。
【0095】そこで、本実施形態のように予め圧電体層
の厚さをエッチングにより正確に制御し、研磨時には多
結晶ダイヤモンド層1をストッパとして用いることがで
きるので、このような表面弾性波素子作成には好適であ
る。
【0096】次に、図8(f)に示すように、圧電体バ
ルク層20の研磨された表面上に、蒸着法或いはスパッ
タ法によりアルミニウム膜を形成し、フォトリソグラフ
ィ法によって櫛形電極5を加工する。このときそれぞれ
島状に素子分離された圧電体バルク層20に対応するよ
うに二組の一対の電気−機械変換電極である櫛形電極5
を形成する。
【0097】このようにして形成した表面弾性波素子も
実施形態1と同様の効果を示す。また、圧電体バルク層
20を素子ごとに分離させているため、多結晶ダイヤモ
ンド層1と圧電体バルク層20との熱応力の影響を低減
し、素子作成時の基板のそりを防止できるので、大面積
での素子作成が可能となる。
【0098】以上本発明の好ましい実施形態について説
明してきたが、本発明は上記実施形態に限らず種々工夫
して用いることができる。
【0099】例えば、圧電体基板としては、ニオブ酸リ
チウム、ホウ酸リチウム、ニオブ酸カリウムやタンタル
酸リチウムに限られず、ZnO等の他の圧電体材料を用
いることができる。
【0100】また圧電体バルク単結晶基板として、具体
的には、36°YカットX伝播LiTaO、64°Y
カットX伝播LiTaO、41°YカットX伝播Li
NbO或いは45°XカットZ伝播Li
の圧電基板を用いることができる。
【0101】また、電気−機械変換電極の形状も櫛形に
限らず、所望のフィルタ設計の必要に応じて形状大きさ
を変えて用いることができる。
【0102】また、圧電基板を薄くする方法としては、
圧電基板を研磨することによって行ったが、エッチング
等その他の方法を用いても良い。
【0103】
【発明の効果】本発明によると、圧電体単結晶上にダイ
ヤモンド層を形成し、圧電体単結晶のほうを研磨するこ
とによって、従来困難であったダイヤモンド層の研磨工
程をなくし、また薄膜成長困難であった圧電体層を良好
に形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態1に係る表面弾性波素子の
製造方法を説明する各工程の断面図及び表面弾性波素子
の上面図であり、(a)乃至(d)は各工程の断面図、
(e)は上面図を示す。
【図2】 本発明の実施形態1に係る表面弾性波素子を
パッケージ化したフィルタ装置の断面図。
【図3】 本発明の実施形態1に係る表面弾性波素子を
フィルタとして用いた送受信機における概念図。
【図4】 本発明の実施形態2に係る表面弾性波素子の
製造方法を説明する各工程の断面図。
【図5】 本発明の実施形態2の変形例による表面弾性
波素子の製造方法の一工程における断面図。
【図6】 本発明の実施形態3に係る表面弾性波素子の
製造方法を説明する各工程の断面図。
【図7】 本発明の実施形態4に係る表面弾性波素子の
製造方法を説明する各工程の断面図。
【図8】 本発明の実施形態5に係る表面弾性波素子の
製造方法を説明する各工程の断面図。
【図9】 従来の表面弾性波素子の製造方法を説明する
各工程の断面図。
【符号の説明】
1・・・多結晶ダイヤモンド層 2・・・圧電体バルク単結晶基板 3・・・支持基板 4・・・接着材 5・・・櫛形電極 6・・・中間層 7・・・マスク層 8・・・凹部 9・・・圧電体薄膜 10・・・シリコン基板 20・・・圧電体層 21・・・表面弾性波素子 22・・・セラミックキャップ 23・・・セラミック基板 24・・・金バンプ 31・・・アンテナ 32・・・分派器 33・・・低雑音アンプ 34・・・パワーアンプ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐久間 尚志 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 張 利 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 (72)発明者 舟木 英之 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内 Fターム(参考) 5J097 AA31 AA32 EE08 FF02 FF05 HA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の主面とその裏面である第2の主面と
    を有する圧電体層と、 前記圧電体層の第1の主面上に形成された電気−機械変
    換電極と、 前記圧電体層の第2の主面上に形成されたダイヤモンド
    層と、 前記ダイヤモンド層と接着材を介して接着された支持基
    板とを具備することを特徴とする表面弾性波素子。
  2. 【請求項2】第1の主面とその裏面である第2の主面と
    を有する圧電体バルク層と、 前記圧電体バルク層の第2の主面上に形成されたダイヤ
    モンド成長層と、 前記圧電体バルク層の第1の主面上に形成された電気−
    機械変換電極とを具備することを特徴とする表面弾性波
    素子。
  3. 【請求項3】前記圧電体バルク層は、単結晶であること
    を特徴とする請求項2記載の表面弾性波素子。
  4. 【請求項4】第1の主面とその裏面である第2の主面と
    を有する圧電体結晶基板の第2の主面上に、ダイヤモン
    ド層を成長させる工程と、 前記ダイヤモンド層上に接着材を介して支持基板を接着
    する工程と、 前記圧電体結晶基板を前記第1の主面側から薄くするこ
    とによって圧電体層を形成する工程と、 前記圧電体層の第1の主面上に電気−機械変換電極を形
    成することを特徴とする表面弾性波素子の製造方法。
  5. 【請求項5】前記圧電体結晶基板は、ニオブ酸リチウ
    ム、ホウ酸リチウム、ニオブ酸カリウム及びタンタル酸
    リチウムから選ばれる少なくとも一つであることを特徴
    とする請求項4の表面弾性波素子の製造方法。
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