JP2002094319A - アレーアンテナ - Google Patents

アレーアンテナ

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JP2002094319A JP2000280758A JP2000280758A JP2002094319A JP 2002094319 A JP2002094319 A JP 2002094319A JP 2000280758 A JP2000280758 A JP 2000280758A JP 2000280758 A JP2000280758 A JP 2000280758A JP 2002094319 A JP2002094319 A JP 2002094319A
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Tamami Maruyama
珠美 丸山
Toshikazu Hori
俊和 堀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 素子個別に位相制御をする必要がなく、また
位相制御の操作に部品の着脱や交換の作業を省いた、二
次元的にビーム制御可能なアレーアンテナを実現する。 【解決手段】 1つ以上の分岐点を有する給電線路
(5)と、前記各給電線路(5)と接続されるアンテナ
素子(1)と、分岐した2つ以上の前記給電線路(5)
の一部または全てを覆う誘電体(7)を平面回路上に具
備し、前記誘電体(7)を可動及び着脱することによっ
て、前記誘電体(7)の覆う前記複数の給電線路(5)
の長さを可変するアレーアンテナを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はビームステアリング
可能なアレーアンテナに関し、特に平面回路により構成
される給電線路上に取り付ける簡易な構造の誘電体移相
器を用いたアレーアンテナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、アレーアンテナでビームをステア
リングするためには、各MSA素子毎に可変移相器を取
り付けおり、また、前記各移相器のシフト量を適度に調
整することによって所望のビーム角度を得ている。特に
平面アレーアンテナの場合、アンテナと一体で作成可能
な給電部である平面回路上に移相器を取り付ける方法が
一般的である。
【0003】平面回路に用いられる移相器は、シフト量
が固定の移相器とシフト量を制御できる可変型移相器と
がある。前記シフト量固定の移相器は、所望の遅延を与
えるよう平面回路にプリントされる線路に冗長な部分を
備え、その冗長部の線路長に応じた伝送遅延を与えるこ
とができる。
【0004】一方、可変型移相器は数多くあるが、第1
の例としてPINダイオード移相器がある。このPIN
ダイオード移相器は、重量、寸法も小さく安価である。
第二の例として、伝送線路に電圧制御可能な誘電体を回
路構成する基板として用いる方法があり(特開平7−7
303号公報)、また、誘電体基板に液晶を用いて同様
の効果を得るという報告(九鬼、藤掛、曾山、野本、
「液晶を用いたマイクロ波可変遅延線」、99年信学ソ
サイエティ大会、C−2−63、p−92.参照)もな
されている。さらに、第三の例として、複数の線路上に
誘電体を配した可変型移相器(特願2000−1327
8号公報)がある。これは誘電体基板上に構成された平
行な線路の上に、三角形状の誘電体を取り付けて線路に
位相差を与える誘電体移相器を実現している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、平面回
路に予め位相差を組み込んだシフト量固定の移相器にお
いては、位相を変化させるときに、新しく回路を構成す
ることが必要になるため、アレーアンテナのビームを制
御(ステアリング)することができない。また、シフト
量を制御できる可変型移相器の第1の例として挙げたP
INダイオード移相器は、挿入損失が大きいため、増幅
器を付加する必要があり、回路は複雑になるという問題
がある。さらに、可変型移相器の第二の例として挙げた
電圧制御可能な誘電体を回路基板として用いる方法で
は、伝送線路を電圧制御可能な特殊な基板上に構成する
必要があり、構造が複雑になるという問題がある。ま
た、第三の例として挙げた可変型移相器では、位相調整
のためには、主に誘電体の着脱や交換が必要となり、調
整のためには多くの形状の誘電体を予め用意する必要が
ある。また、上記に挙げている構造をアレーアンテナに
適用した場合、一次元的なビーム制御しかできない。
【0006】本発明は、各MSA素子個別に位相制御を
する必要がなく、また位相制御の操作に部品の着脱や交
換の作業を省いた、二次元的にビーム制御(ステアリン
グ)可能なアレーアンテナを実現するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、少なく
とも1つ以上の分岐点を具備する給電線路と、前記各給
電線路と接続されるアンテナ素子と、分岐した2つ以上
の前記給電線路の一部または全てを覆う誘電体を平面回
路上に具備し、前記誘電体を可動及び着脱する手段によ
って、前記誘電体が覆う前記複数の給電線路の長さを可
変にすることを特徴とする。
【0008】また、前記給電線路が1つ以上の分岐点を
具備する放射状の平面回路で、前記誘電体板が放射状に
分岐した2つ以上の給電線路の一部または全てを覆うこ
とを特徴とし、また、前記誘電体が円板状で、前記放射
状の給電線路の中心点が前記誘電体の円内に入る範囲で
前記給電線路面を前記誘電体が移動することを特徴とす
る。
【0009】また、前記誘電体を前記給電線路が互いに
接続される点を中心として回転させることにより、前記
各給電線路を覆う長さを可変とすることを特徴とし、ま
た、前記誘電体は板状で、ある方向にアンテナビームを
向けるのに必要な遅延量によって予め定められた長さで
前記給電線路を覆う形状であることを特徴とする。
【0010】また、前記給電線路の放射状方向へ、前記
誘電体の縁の厚さがテーパ状に加工されていることを特
徴とし、また、前記誘電体が円弧状の誘電体板であっ
て、1つまたは2つ以上の円弧状誘電体板を円弧の中心
を支点として回転させることにより、前記誘電体板の各
給電線路を覆う長さを可変とすることを特徴とする。
【0011】また、前記2つ以上に分岐した放射状の給
電線路が、蛇行していることを特徴とし、また、前記分
岐した2つ以上の線路に特定の遅延を与え、前記誘電体
の場所によって厚みもしくは誘電率に変化をつけた誘電
体板であって、前記給電線路の遅延量制御を、前記誘電
体板の可動及び着脱により行うことを特徴としている。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施形態を図1を
用いて説明する。
【0013】図1(a)は、本アンテナの上面図、図1
(b)は、本アンテナの側面図、図1(c)は、本アン
テナの下面図である。図1(a)に示すように、誘電体
基板2には、MSA(マイクロストリップアンテナ)素
子1がプリントされている。また、図1(b)に示すよ
うに、前記誘電体基板2と誘電体基板6との間には、地
板導体3が形成され、この地板導体3に形成されたスロ
ット4を有している。また、給電線路5がプリントされ
た前記誘電体基板6上には、移動可能な円盤状の誘電体
板7が密着するように配置されている。前記MSA素子
1は、前記給電線路5よりスロット4を介して給電され
るようになっているスロット結合型MSA素子である。
また、図1(c)に示すように、給電線路5は、前記誘
電体基板6の中心より放射状に形成され、60゜の間隔
で均等に給電線路5が配置されている。また、図1
(b)に示すように、前記誘電体板7は前記誘電体基板
6に密着させて配置される。さらに、給電線路5の放射
状の中心点が、前記誘電体板7の円内に入る範囲で、給
電線路面に沿って誘電体板7を移動させることができ
る。前記誘電体板7を誘電体基板6の中央に配置する場
合は、各MSA素子1に同じ位相で給電されるが、誘電
体板7を任意の方向に移動した場合、各線路毎に誘電体
板7と交差する線路長が異なるために、各MSA素子1
に異なる位相で給電されることになる。
【0014】また、ビームの方向の制御可能な最大角度
は、前記誘電体板7の円の中心が、給電線路5の放射状
の中心と最も離れた場合に得られる角度(ビーム角度)
である。MSA素子1の面の法線から、前述の最大角度
離れた範囲の円内で本平面アレーアンテナのビームステ
アリング(ビーム制御)が実現される。
【0015】次に図2(a)は、図1のアンテナ構造に
おけるビーム形状を計算した結果をグラフにした図であ
り、図2(b)は、誘電体基板6の中心からの移動量を
Δxとしたときの誘電体板の図である。ここでは、例え
ば、誘電体基板6と誘電体板7は厚さ共に1.6mのも
のを用いており、前記誘電体板7全体を貫いている給電
経路5の長さは60mm、誘電体板7の直径は30mm
である。
【0016】図2(a)では、誘電体板7の誘電率ε2
=10の時に最大約4°、ε2=20の時に最大約6°
の角度で指向性を変化させることができることを示して
いる。また、本平面アレーアンテナは、アンテナ面の法
線から前記の最大角度の範囲内で自由にビームの方向を
変えることができ、簡易な構造で容易にビームステアリ
ング可能なアンテナを実現することができる。
【0017】次に、本発明の第2の実施形態を図3を用
いて説明する。第2の実施の形態は、誘電体板の形状が
第1の実施形態と相違している。また、図中において、
同一部分は、第1の実施形態と同一符号を付してその説
明を省略し、第3の実施形態以降においても同様であ
る。
【0018】図3に示すように、701は回転可能な板
状の誘電体板であり、各MSA素子にビームを傾けるの
に必要な遅延量を与えるために、その与える遅延量によ
って予め定められた長さで給電線路5を覆う形状となっ
ている。また、前記誘電体板701を給電線路5が互い
に接続される点を中心として回転させることによって、
本平面アレーアンテナのビームの方向は、アンテナ面の
法線方向と一定の角度を保ちながら連続的に変化する。
誘電体板の詳細な構造を図3(b)に示す。誘電体の回
転中心を原点とし、φはxy平面におけるx軸からの角
度、r(φ)は原点からの誘電体縁までの距離で、本図形
の原点からの最短距離をr0、最長の距離を(r0+r1)とす
ると、図形の形状は次のように規定される。
【0019】r(φ)=r1(1+cosφ)+r0 このアンテナは、最適な位相差をMSA素子に与えるこ
とが可能なため、指向性制御による利得の低下を最低限
に抑えることができる。また、ビームの方向の制御はア
ンテナ面の法線と一定角を保った条件内でのみ可能であ
る。
【0020】次に、本発明の第3の実施形態を図4を用
いて説明する。まず、給電線路5が誘電体基板6の中心
より放射状に形成され、図4に示すように、60°の間
隔で均等に線路が構成されている。回転可能な板状の誘
電体板702は、ある方向にビームを向けるのに必要な
遅延を与えるために、その与える遅延量によって予め定
められた長さで給電線路を覆う形状をとっている。誘電
体板702を前記給電線路5が互いに接続される点を中
心として回転させることによって、本平面アレーアンテ
ナのビームの方向を制御する。また、上述の第2の実施
形態では、アンテナ面の法線と一定角を保った円周方向
でのみビーム制御が可能であったが、本実施形態は、図
4のような花状の形状を取ることによって、第2の実施
形態とほぼ同様な操作に加えてアンテナ面の法線との角
度の制御を行うことができる。また、図4の状態から、
誘電体板702を右回転させるとビームの方向はアンテ
ナ面法線に近づき、回転角が60°に達すると再びビー
ムと法線方向の角度が大きくなり、また、誘電体702
を回転させた方向に60°の角度で向きを変える。さら
に60°ずつ右回転させていくと同様の動作を行う。そ
の結果、第2の実施形態よりも広い自由度でビームを制
御することができる。一方、誘電体702の回転方向に
おけるビーム操作の方向は段階的なものとなる。例え
ば、図4の場合は6段階の形態を示している。
【0021】次に、本発明の第4の実施形態を図5を用
いて説明する。図5に示すように、第4の実施形態で
は、着脱、移動可能な円板状の誘電体板703を用い
る。図5(a)は、アレーアンテナの側面図であり、前
記円板状の誘電体板703の縁には厚みが変化するよう
にテーパがかけられているのがわかる。図5(b)は、
下面図であり、テーパのかかった円板状の誘電体板70
3が、例えばこの場合は中央に配置されている。このよ
うなテーパを施すことによって、誘電体板703の装着
による給電線路5の反射特性の劣化を抑制することが可
能となり、高誘電率の誘電体を用いても反射特性の劣化
が抑制され、位相シフトの効果の大きい高誘電率誘電体
の採用が可能となる。その結果、ビーム制御範囲が広
く、かつ反射特性の改善を図った平面アレーアンテナが
実現できる。
【0022】次に、本発明の第5の実施形態を図6を用
いて説明する。本実施形態では回転可能な板状の誘電体
板704を用いる。図6(a)は、アレーアンテナの側
面図であり、前記誘電体板704は、各MSA素子にビ
ームを傾けるのに必要な位相差を与える形状をとり、か
つ第4の実施形態と同様に縁には厚みが変化するように
テーパがかけてあるのがわかる。図5(b)は、下面図
であり、このような形状にすることによって誘電体板7
04の装着による給電線路5の反射特性の劣化を抑制す
ることが可能となり、従って、位相制御量を大きくする
ことができる高誘電率の誘電体の採用が可能となる。ま
た、本アンテナは位相制御による利得低下を最低限に抑
制することができるため、高誘電率の誘電体の採用が有
効であり、そのため、他の例よりも広角でビームを制御
することが可能である。一方、誘電体板の操作は原点を
中心に回転させるだけなので、ビームの方向の制御はア
ンテナ面の法線と一定角を保った条件内でのみ可能であ
る。
【0023】次に、本発明の第6の実施形態を図7を用
いて説明する。本実施形態では円弧状の誘電体板705
を用い、6個の円弧状誘電体板705を配している。配
置(a)では、放射状に分岐した全ての給電線路5と誘
電体板705との交差長が等しいため、遅延が均等に与
えられるようになっており、ビームはアンテナ正面方向
に放射される。また、配置(b)では、右側の給電線路
5に最も遅延が大きく左側の線路に対しては遅延を与え
ないようになっており、右側に行くに従って段階的に遅
延を与えることが可能な配置であり、ビームの方向は傾
く。さらに、配置(c)は、配置(b)よりも遅延差を
少なく与えることが可能で、ビームの傾きは小さい。ま
た、配置(d)は、右斜め上方向に遅延を与える配置
で、ビームの傾く方向が(b)や(c)の給電線路5に
そった方向ではなく、2つの線路の中間の方向になる。
また、配置(a)〜(d)の誘電体全体を回転させるこ
とによって、さらに多様な方向にビームを向けることが
可能である。
【0024】本発明の第7の実施形態を図8を用いて説
明する。第7の実施形態では、放射状に構成された蛇行
した給電線路501を用いている。これによって、線路
と誘電体の交差長を長く取ることが可能となるので、位
相遅延のシフト量が大きくなる。したがって、ビームス
テアリング(制御)角度を大きくすることが可能とな
る。図9は、図8のアンテナ構造におけるビーム形状を
計算したものをグラフに表した図である。アレーアンテ
ナと誘電体板7の形状は、第1の実施形態に示す構造と
同一であって、説明は省略する。グラフでは、前記誘電
体板7の中心からの移動量Δx=15mmとし、誘電体
板7の比誘電率ε2=20とし、給電線路5は蛇行によ
って第1の実施形態と比べて2倍の線路長を有する。ま
た、約12°の角度でアンテナ正面から指向方向が変化
しており、第1の実施形態よりも広い範囲でビームを制
御可能である。本平面アレーアンテナは、アンテナ面の
法線から前記の最大角度の範囲内で自由にビームの方向
を変えることができる。
【0025】次に、本発明の第8の実施形態を図10を
用いて説明する。第8の第実施形態では、放射状に構成
された蛇行した給電線路501を用いている。着脱、移
動可能な円板状の誘電体板703の縁は厚みが変化する
ようにテーパがかけられている。これらによって、ビー
ムステアリング(制御)角度がより大きく、かつ給電線
路501の反射特性の劣化を抑制したアンテナを実現す
る。
【0026】次に、本発明の第9の実施形態を図11を
用いて説明する。図11(a)に示すように、MSA素
子1がプリントされている誘電体基板2の下には、回転
可能であって厚みに連続的な変化を持つ誘電体板706
が配置されており、また、図11(b)に示すように、
前記誘電体板706のさらに下には、給電線路502が
プリントされている誘電体基板6が配置されている。
【0027】図11に示すように、誘電体基板2と誘電
体基板6の間には地板(図示せず)があり、前記MSA
素子1は、502の給電線路より、地板に設けられたス
ロットを介して給電される、スロット結合型MSA素子
である。給電線路502は、給電点の中心より、二分岐
による等分配を繰り返し、MSA素子1直下のスロット
に達する。また、誘電体板706は誘電体基板6に密着
させて配置される。これにより、誘電体板706の厚い
部分では給電線路502に与えられる遅延が大きくな
り、薄い部分では与えられる遅延が小さくなる。従って
MSA素子毎に段階的に遅延が与えられ、それによって
ビームの方向がアンテナ面法線より傾けられる。さら
に、誘電体板706を回転させることによって、ビーム
の方向を法線と一定の角度を保ちながら誘電体板と共に
回転させることができる。これによって本平面アレーア
ンテナのビームステアリングを実現できる。
【0028】
【発明の効果】以上本発明によれば、MSA素子個別に
位相制御をする必要の無い、簡易なビームステアリング
可能なアレーアンテナを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る構成説明を示す
図。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る平面アレーアン
テナの指向性パターンの変化を示す図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係る構成説明を示す
図。
【図4】本発明は第3の実施形態に係る構成説明を示す
図。
【図5】本発明は第4の実施形態に係る構成説明を示す
図。
【図6】本発明の第5の実施形態に係る構成説明を示す
図。
【図7】本発明の第6の実施形態に係る構成説明を示す
図。
【図8】本発明の第7の実施形態に係る構成説明を示す
図。
【図9】本発明の第7の実施形態に係る平面アレーアン
テナの指向性パターンを示す図。
【図10】本発明は第8の実施形態に係る構成説明を示
す図。
【図11】本発明は第9の実施形態に係る斜視図。
【符号の説明】
1・・・MSA素子、2、6・・・誘電体基板、3・・
・地板、4・・・電磁結合給電用スロット、5・・・給
電線路、7・・・ビームの方向制御用誘電体、501、
502…給電線路、701、702、703、704、
705、706…誘電体板
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月16日(2000.11.
16)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
フロントページの続き (72)発明者 堀 俊和 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5J012 GA14 5J021 AA05 AA09 AB06 DB03 FA06 GA02 HA05 HA07 5J045 AA21 AB05 DA10 GA01 HA03 MA07 NA01 5J046 AA07 AA19 AB13 PA07

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも1つ以上の分岐点を具備する
    給電線路と、 前記各給電線路と接続されるアンテナ素子と、 分岐した2つ以上の前記給電線路の一部または全てを覆
    う誘電体を平面回路上に具備し、 前記誘電体を可動及び着脱する手段によって、前記誘電
    体が覆う前記複数の給電線路の長さを可変にすることを
    特徴とするアレーアンテナ。
  2. 【請求項2】 前記給電線路が1つ以上の分岐点を具備
    する放射状の平面回路で、前記誘電体板が放射状に分岐
    した2つ以上の給電線路の一部または全てを覆うことを
    特徴とする請求項1に記載のアレーアンテナ。
  3. 【請求項3】 前記誘電体が円板状で、前記放射状の給
    電線路の中心点が前記誘電体の円内に入る範囲で前記給
    電線路面を前記誘電体が移動することを特徴とする請求
    項2に記載のアレーアンテナ。
  4. 【請求項4】 前記誘電体を前記給電線路が互いに接続
    される点を中心として回転させることにより、前記各給
    電線路を覆う長さを可変とすることを特徴とする請求項
    1または2に記載のアレーアンテナ。
  5. 【請求項5】 前記誘電体は板状で、ある方向にアンテ
    ナビームを向けるのに必要な遅延量によって予め定めら
    れた長さで前記給電線路を覆う形状であることを特徴と
    する請求項4に記載のアレーアンテナ。
  6. 【請求項6】 前記給電線路の放射状方向へ、前記誘電
    体の縁の厚さがテーパ状に加工されていることを特徴と
    する請求項3または4に記載のアレーアンテナ。
  7. 【請求項7】 前記誘電体が円弧状の誘電体板であっ
    て、1つまたは2つ以上の円弧状誘電体板を円弧の中心
    を支点として回転させることにより、前記誘電体板の各
    給電線路を覆う長さを可変とすることを特徴とする請求
    項1または2に記載のアレーアンテナ。
  8. 【請求項8】 前記2つ以上に分岐した放射状の給電線
    路が、蛇行していることを特徴とする請求項2乃至7の
    いずれか1に記載のアレーアンテナ。
  9. 【請求項9】 前記分岐した2つ以上の線路に特定の遅
    延を与え、前記誘電体の場所によって厚みもしくは誘電
    率に変化をつけた誘電体板であって、前記給電線路の遅
    延量制御を、前記誘電体板の可動及び着脱により行うこ
    とを特徴とする請求項1に記載のアレーアンテナ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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