JP2002094317A - 小型携帯端末 - Google Patents
小型携帯端末Info
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- Support Of Aerials (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 無線端末機器がさらに小型化し、特に、手の
中に入る程に小さくなったときにも、複雑なアンテナダ
イバーシティを行わず、回路規模が少なく、低コストで
良好な受信が可能である小型携帯端末を提供することを
目的とするものである。 【解決手段】 筐体に内蔵されている複数のアンテナ
と、上記複数のアンテナのそれぞれの近傍に設置されて
いる複数の光検出手段と、上記複数の光検出手段の各出
力信号を比較し、上記複数の光検出手段のうちで、その
出力信号が最大である光検出手段を検出し、出力信号が
最大である光検出手段の近傍に設置されているアンテナ
を選択するためのアンテナ切替信号を出力する制御部
と、上記制御部が出力したアンテナ切替信号に応じて、
アンテナを切替えるアンテナ切替手段とを有する小型携
帯端末である。
中に入る程に小さくなったときにも、複雑なアンテナダ
イバーシティを行わず、回路規模が少なく、低コストで
良好な受信が可能である小型携帯端末を提供することを
目的とするものである。 【解決手段】 筐体に内蔵されている複数のアンテナ
と、上記複数のアンテナのそれぞれの近傍に設置されて
いる複数の光検出手段と、上記複数の光検出手段の各出
力信号を比較し、上記複数の光検出手段のうちで、その
出力信号が最大である光検出手段を検出し、出力信号が
最大である光検出手段の近傍に設置されているアンテナ
を選択するためのアンテナ切替信号を出力する制御部
と、上記制御部が出力したアンテナ切替信号に応じて、
アンテナを切替えるアンテナ切替手段とを有する小型携
帯端末である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば各種デー
タ通信、移動体通信等の無線機用アンテナとして用いら
れる小型アンテナを複数個用いている小型携帯端末に関
する。
タ通信、移動体通信等の無線機用アンテナとして用いら
れる小型アンテナを複数個用いている小型携帯端末に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、各種の移動体通信端末の小型軽
量、データ速度の高速化が進み、このデータ速度の高速
化による広帯域の必要性から、使用周波数もさらに高い
周波数ヘシフトしている。
量、データ速度の高速化が進み、このデータ速度の高速
化による広帯域の必要性から、使用周波数もさらに高い
周波数ヘシフトしている。
【0003】使用周波数が高くなるにつれて、無線機を
構成する高周波部品の小型化も実現し易くなり、これに
伴って、携帯端末もさらに小型化される傾向にある。使
用するアンテナも、ホイップアンテナのように無線端末
の外に飛び出すタイプではなく、機器の内部に組み込む
ようなチップアンテナ等も利用されつつある。
構成する高周波部品の小型化も実現し易くなり、これに
伴って、携帯端末もさらに小型化される傾向にある。使
用するアンテナも、ホイップアンテナのように無線端末
の外に飛び出すタイプではなく、機器の内部に組み込む
ようなチップアンテナ等も利用されつつある。
【0004】今後、さらに小型化が進み、手のひらサイ
ズの小型携帯端末も出現することが予想される。
ズの小型携帯端末も出現することが予想される。
【0005】このように、携帯性に優れた無線端末は、
当然のことながら屋内、屋外でのデータ通信を行う際
に、建築物等の遮蔽物、反射物によって反射、回折しな
がら、多重波として伝搬するので、受信点での受信電界
強度は、フェージングを伴って変動する。このようなマ
ルチパスのために、受信点の位置によっては、その受信
電界強度が自然界ノイズのレベルまで落ち込み、高品質
のデータ伝送に障害をきたす。
当然のことながら屋内、屋外でのデータ通信を行う際
に、建築物等の遮蔽物、反射物によって反射、回折しな
がら、多重波として伝搬するので、受信点での受信電界
強度は、フェージングを伴って変動する。このようなマ
ルチパスのために、受信点の位置によっては、その受信
電界強度が自然界ノイズのレベルまで落ち込み、高品質
のデータ伝送に障害をきたす。
【0006】このようなマルチパスによる伝送品質の劣
化を防止する方法として、受信パスを複数有するダイバ
ーシティ受信が知られている。
化を防止する方法として、受信パスを複数有するダイバ
ーシティ受信が知られている。
【0007】ダイバーシティ受信を行うには、当然、複
数個の受信アンテナを必要とする。また、それぞれのア
ンテナの位置をある程度の距離を持たせて配置させた空
間ダイバーシティ、または、アンテナの指向性が異なる
複数個のアンテナを配置した偏波ダイバーシティ等が知
られ、それぞれフェージングの状態によってそれぞれ効
果を発揮する。
数個の受信アンテナを必要とする。また、それぞれのア
ンテナの位置をある程度の距離を持たせて配置させた空
間ダイバーシティ、または、アンテナの指向性が異なる
複数個のアンテナを配置した偏波ダイバーシティ等が知
られ、それぞれフェージングの状態によってそれぞれ効
果を発揮する。
【0008】また複数個のアンテナの受信信号を合成
し、複数のアンテナから受信電力を得る方法も知られて
いる。
し、複数のアンテナから受信電力を得る方法も知られて
いる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来のアンテナダイバ
ーシティは、アンテナの数が多ければ多い程、マルチバ
スには強くなる。
ーシティは、アンテナの数が多ければ多い程、マルチバ
スには強くなる。
【0010】しかし、上記ダイバーシティ方法では、た
とえば空間ダイバーシティでは、複数個の受信アンテナ
の配置間隔は、それぞれのアンテナが無相関となるよう
に十分な距離を持たなければならない。たとえば、受信
信号の波長λの1/2以上、受信アンテナの間隔を離す
ことによって、それぞれのアンテナ相関が低くなる。
とえば空間ダイバーシティでは、複数個の受信アンテナ
の配置間隔は、それぞれのアンテナが無相関となるよう
に十分な距離を持たなければならない。たとえば、受信
信号の波長λの1/2以上、受信アンテナの間隔を離す
ことによって、それぞれのアンテナ相関が低くなる。
【0011】また、上記のように、それぞれのアンテナ
が無相関となるように十分な距離を持たなければならな
い点は、指向性ダイバーシティにおいても、同様であ
る。
が無相関となるように十分な距離を持たなければならな
い点は、指向性ダイバーシティにおいても、同様であ
る。
【0012】したがって、今後、携帯端末装置がさらに
小型化されて行くが、従来のダイバーシティ方法は、機
器の小型化には限界がある。
小型化されて行くが、従来のダイバーシティ方法は、機
器の小型化には限界がある。
【0013】たとえば、無線端末機器が手の平サイズの
ように、手の中に収まる程小型化されたとしても、2本
のアンテナを相関の少ない配置にすることすら、実現で
きない。
ように、手の中に収まる程小型化されたとしても、2本
のアンテナを相関の少ない配置にすることすら、実現で
きない。
【0014】また、複数の受信アンテナからの受信電力
を合成し、どちらか受信電力の大きい方の受信アンテナ
に救われる方法は、電力を合成するための位相合わせを
行う必要があり、つまり、部品点数が増大するので、小
型化するには望ましくない。
を合成し、どちらか受信電力の大きい方の受信アンテナ
に救われる方法は、電力を合成するための位相合わせを
行う必要があり、つまり、部品点数が増大するので、小
型化するには望ましくない。
【0015】ところで、近年は、端末機器の小型化に伴
い、端末機器内に内蔵されたアンテナ等によって部品の
占有率を少なくしている。しかし、ホイップアンテナを
使わず、小型化に適したチップアンテナを使用した場
合、アンテナの場合、人体に触れることによって、その
アンテナの放射特性が著しく変化したり、人間の手で電
波が吸収されることによる損失も増大し、アンテナとし
ての所望の特性が得られなくなる。
い、端末機器内に内蔵されたアンテナ等によって部品の
占有率を少なくしている。しかし、ホイップアンテナを
使わず、小型化に適したチップアンテナを使用した場
合、アンテナの場合、人体に触れることによって、その
アンテナの放射特性が著しく変化したり、人間の手で電
波が吸収されることによる損失も増大し、アンテナとし
ての所望の特性が得られなくなる。
【0016】また、複数のアンテナを用いてダイバーシ
テイ効果を得るためには、上記のように、そのアンテナ
の設置間隔を、使用電波の波長の半分以上の間隔を設
け、アンテナ間の相関を極力少なくしなければならな
い。
テイ効果を得るためには、上記のように、そのアンテナ
の設置間隔を、使用電波の波長の半分以上の間隔を設
け、アンテナ間の相関を極力少なくしなければならな
い。
【0017】したがって、携帯端末の小型化が進むこと
によって、アンテナの配置には限界が生じ、また、複数
のアンテナ間に相関が生じ、従来方式のアンテナ切り替
えを行い、その切替動作を行うために複雑な構成が必要
である割には、効果が期待できないという問題がある。
によって、アンテナの配置には限界が生じ、また、複数
のアンテナ間に相関が生じ、従来方式のアンテナ切り替
えを行い、その切替動作を行うために複雑な構成が必要
である割には、効果が期待できないという問題がある。
【0018】本発明は、無線端末機器がさらに小型化
し、特に、手の中に入る程に小さくなったときにも、複
雑なアンテナダイバーシティを行わず、回路規模が少な
く、低コストで良好な受信が可能である小型携帯端末を
提供することを目的とするものである。
し、特に、手の中に入る程に小さくなったときにも、複
雑なアンテナダイバーシティを行わず、回路規模が少な
く、低コストで良好な受信が可能である小型携帯端末を
提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、筐体に内蔵さ
れている複数のアンテナと、上記複数のアンテナのそれ
ぞれの近傍に設置されている複数の光検出手段と、上記
複数の光検出手段の各出力信号を比較し、上記複数の光
検出手段のうちで、その出力信号が最大である光検出手
段を検出し、出力信号が最大である光検出手段の近傍に
設置されているアンテナを選択するためのアンテナ切替
信号を出力する制御部と、上記制御部が出力したアンテ
ナ切替信号に応じて、アンテナを切替えるアンテナ切替
手段とを有する小型携帯端末である。
れている複数のアンテナと、上記複数のアンテナのそれ
ぞれの近傍に設置されている複数の光検出手段と、上記
複数の光検出手段の各出力信号を比較し、上記複数の光
検出手段のうちで、その出力信号が最大である光検出手
段を検出し、出力信号が最大である光検出手段の近傍に
設置されているアンテナを選択するためのアンテナ切替
信号を出力する制御部と、上記制御部が出力したアンテ
ナ切替信号に応じて、アンテナを切替えるアンテナ切替
手段とを有する小型携帯端末である。
【0020】
【発明の実施の形態および実施例】図1は、本発明の第
1の実施例である小型携帯端末T1の外観を示す図であ
る。
1の実施例である小型携帯端末T1の外観を示す図であ
る。
【0021】小型携帯端末T1は、筐体C1と、筐体C
1に内蔵されているアンテナ11、14と、アンテナ1
1の近傍に設けられている光検出手段12と、アンテナ
14の近傍に設けられている光検出手段13とを有す
る。
1に内蔵されているアンテナ11、14と、アンテナ1
1の近傍に設けられている光検出手段12と、アンテナ
14の近傍に設けられている光検出手段13とを有す
る。
【0022】筐体C1は、内蔵アンテナ11、14に到
来する電磁波を透過させるために、金属以外の樹脂等で
構成されている。また、光検出手段12、13は、筐体
C1から突出した構成を有する。
来する電磁波を透過させるために、金属以外の樹脂等で
構成されている。また、光検出手段12、13は、筐体
C1から突出した構成を有する。
【0023】アンテナ11と14との設置間隔は、特に
制限されなくてもよく、使用電波の波長をλとする場
合、λ/2以下であってもよい。すなわち、上記実施例
においては、アンテナを切り替えるために、特に、それ
ぞれのアンテナの受信電力を検出するために、RSSI
によって、その受信信号の包絡線を検波したり、復調状
況を比較することによって、各アンテナのパスの受信信
号品質を検出していないので、複数のアンテナが互いに
相関のない状態に設置されている必要がない。
制限されなくてもよく、使用電波の波長をλとする場
合、λ/2以下であってもよい。すなわち、上記実施例
においては、アンテナを切り替えるために、特に、それ
ぞれのアンテナの受信電力を検出するために、RSSI
によって、その受信信号の包絡線を検波したり、復調状
況を比較することによって、各アンテナのパスの受信信
号品質を検出していないので、複数のアンテナが互いに
相関のない状態に設置されている必要がない。
【0024】また、小型携帯端末T1では、アンテナ、
光検出手段を、それぞれ2個づつ設けているが、2個に
限る必要がなく、アンテナ、光検出手段を、3個以上、
設けるようにしてもよい。
光検出手段を、それぞれ2個づつ設けているが、2個に
限る必要がなく、アンテナ、光検出手段を、3個以上、
設けるようにしてもよい。
【0025】図2は、小型携帯端末T1の構成を示す概
略ブロック図である。
略ブロック図である。
【0026】小型携帯端末T1は、内蔵アンテナ11、
14と、光検出手段12、13と、アンテナ11、14
を切り替えるアンテナ切替器25と、送信、受信の切り
替えを行う送受切替器26と、受信RF部27と、復調
部28と、制御部29と、変調部30と、送信RF部3
1とを有する。
14と、光検出手段12、13と、アンテナ11、14
を切り替えるアンテナ切替器25と、送信、受信の切り
替えを行う送受切替器26と、受信RF部27と、復調
部28と、制御部29と、変調部30と、送信RF部3
1とを有する。
【0027】制御部29は、複数の光検出手段の各出力
信号を比較し、上記複数の光検出手段のうちで、その出
力信号が最大である光検出手段を検出し、出力信号が最
大である光検出手段の近傍に設置されているアンテナを
選択するためのアンテナ切替信号を出力する制御部の例
である。また、制御部29は、メモリ、外部機器と接続
するためのI/Fを含み、受信、復調データの加工、蓄
積、送受信の切り替え等の制御信号送出等の動作を行
う。
信号を比較し、上記複数の光検出手段のうちで、その出
力信号が最大である光検出手段を検出し、出力信号が最
大である光検出手段の近傍に設置されているアンテナを
選択するためのアンテナ切替信号を出力する制御部の例
である。また、制御部29は、メモリ、外部機器と接続
するためのI/Fを含み、受信、復調データの加工、蓄
積、送受信の切り替え等の制御信号送出等の動作を行
う。
【0028】アンテナ切替器25は、上記制御部が出力
したアンテナ切替信号に応じて、アンテナを切替えるア
ンテナ切替手段の例である。
したアンテナ切替信号に応じて、アンテナを切替えるア
ンテナ切替手段の例である。
【0029】送信、受信の切り替えを行う送受切替器2
6は、制御部29からの送受切替信号に応じて、携帯端
末T1の送信パスと受信パスとを切替える。
6は、制御部29からの送受切替信号に応じて、携帯端
末T1の送信パスと受信パスとを切替える。
【0030】上記実施例では、送信、受信を時間的に切
り替えるTDD方式を採用しているが、常時受信、送信
を同時に行う方式を採用するようにしてもよい。
り替えるTDD方式を採用しているが、常時受信、送信
を同時に行う方式を採用するようにしてもよい。
【0031】受信RF部27は、受信のロウノイズアン
プ、周波数変換器等によって構成され、アンテナが受信
した信号を所望のレベルに増幅し、所望のIF帯域に周
波数を落とし、その後、受信信号のレベルを一定の信号
レベルにするためのAGC動作等を行う。
プ、周波数変換器等によって構成され、アンテナが受信
した信号を所望のレベルに増幅し、所望のIF帯域に周
波数を落とし、その後、受信信号のレベルを一定の信号
レベルにするためのAGC動作等を行う。
【0032】復調部28は、受信IF信号から、データ
成分を取り出し、ベースバンド信号として、制御部29
へ供給する。
成分を取り出し、ベースバンド信号として、制御部29
へ供給する。
【0033】変調部30は、外部入力機器等からのデー
タ信号を用いて、キャリア信号に各種の変調を施し、送
信RF部31に変調信号を送出する。
タ信号を用いて、キャリア信号に各種の変調を施し、送
信RF部31に変調信号を送出する。
【0034】送信RF部31は、変調部30から受けた
変調信号を無線周波数に変換し、所望の増幅を行い、送
受切替器26、アンテナ切替器25を介して、アンテナ
11、14ヘ送信信号を送出するものである。
変調信号を無線周波数に変換し、所望の増幅を行い、送
受切替器26、アンテナ切替器25を介して、アンテナ
11、14ヘ送信信号を送出するものである。
【0035】光検出手段12、13は、室内での蛍光燈
等の照明器具や屋外での自然光等の光に反応して、電気
信号を出力するものである。
等の照明器具や屋外での自然光等の光に反応して、電気
信号を出力するものである。
【0036】光検出手段12、13の出力信号は、制御
部29に供給され、その信号レベルを検出することによ
って、アンテナ11、14のうちで、どちらのアンテナ
を選択するかを示すアンテナ切替信号S25を、制御部
29からアンテナ切替器25へ送出し、アンテナの切替
動作を行うものである。
部29に供給され、その信号レベルを検出することによ
って、アンテナ11、14のうちで、どちらのアンテナ
を選択するかを示すアンテナ切替信号S25を、制御部
29からアンテナ切替器25へ送出し、アンテナの切替
動作を行うものである。
【0037】つまり、光検出手段に人の手等が近づいた
り、接触すると、その光検出手段の出力信号のレベルが
低くなり、したがって、出力信号レベルの高い光検出手
段には、人の手等が近づいたり、接触していないと判断
でき、よって、出力信号レベルの高い光検出手段の近傍
に存在するアンテナには、人の手等が近づいたり、接触
していないと判断することができる。
り、接触すると、その光検出手段の出力信号のレベルが
低くなり、したがって、出力信号レベルの高い光検出手
段には、人の手等が近づいたり、接触していないと判断
でき、よって、出力信号レベルの高い光検出手段の近傍
に存在するアンテナには、人の手等が近づいたり、接触
していないと判断することができる。
【0038】次に、上記実施例におけるアンテナの切替
動作について説明する。
動作について説明する。
【0039】図3は、上記実施例におけるアンテナ切替
動作を示すフローチャートである。
動作を示すフローチャートである。
【0040】まず、光検出手段12、13のそれぞれの
出力信号は、制御部29に供給され、その出力レベルの
大小が比較される(S31)。
出力信号は、制御部29に供給され、その出力レベルの
大小が比較される(S31)。
【0041】光検出手段12の出力信号S12のレベル
が、光検出手段13の出力信号S13のレベルよりも大
きい場合、つまり、アンテナ11の近傍に設置されてい
る光検出手段12の出力信号S12のレベルが、アンテ
ナ14の近傍に設置されている光検出手段13の出力信
号S13のレベルよりも大きい場合(S31)、その状
態が一定時間経過しているか否かを判定し(S32)、
一定時間経過していなければ、アンテナ切替動作を行わ
ず、アンテナの切替ルーチンから抜ける。
が、光検出手段13の出力信号S13のレベルよりも大
きい場合、つまり、アンテナ11の近傍に設置されてい
る光検出手段12の出力信号S12のレベルが、アンテ
ナ14の近傍に設置されている光検出手段13の出力信
号S13のレベルよりも大きい場合(S31)、その状
態が一定時間経過しているか否かを判定し(S32)、
一定時間経過していなければ、アンテナ切替動作を行わ
ず、アンテナの切替ルーチンから抜ける。
【0042】一方、アンテナ11の近傍に設置されてい
る光検出手段12の出力信号S12のレベルが、アンテ
ナ14の近傍に設置されている光検出手段13の出力信
号S13のレベルよりも大きく、しかも、その状態が一
定時間経過していれば(S31、S302)、アンテナ
11へ切替える(S33)。
る光検出手段12の出力信号S12のレベルが、アンテ
ナ14の近傍に設置されている光検出手段13の出力信
号S13のレベルよりも大きく、しかも、その状態が一
定時間経過していれば(S31、S302)、アンテナ
11へ切替える(S33)。
【0043】また、アンテナ11の近傍に設置されてい
る光検出手段12の出力信号S12のレベルが、アンテ
ナ14の近傍に設置されている光検出手段13の出力信
号S13のレベル以下であり(S34)、しかも、その
状態が一定時間経過していれば(S34)、アンテナ1
4へ切替える(S35)。一定時間経過しなければ(S
34)、アンテナ切替動作を行わない。
る光検出手段12の出力信号S12のレベルが、アンテ
ナ14の近傍に設置されている光検出手段13の出力信
号S13のレベル以下であり(S34)、しかも、その
状態が一定時間経過していれば(S34)、アンテナ1
4へ切替える(S35)。一定時間経過しなければ(S
34)、アンテナ切替動作を行わない。
【0044】上記のように、所定の一定時間、光検出手
段12、13の出力信号S12、S13のレベルの大小
関係が継続している場合に限って、アンテナ切替信号を
制御部29からアンテナ切替器25に送出し、これによ
って、アンテナ切替動作が頻繁に発生することを防止し
ている。
段12、13の出力信号S12、S13のレベルの大小
関係が継続している場合に限って、アンテナ切替信号を
制御部29からアンテナ切替器25に送出し、これによ
って、アンテナ切替動作が頻繁に発生することを防止し
ている。
【0045】上記実施例によれば、それぞれのアンテナ
の近傍に設けられている光検出手段の出力レベルに基づ
いて、人体の接触があるか否かを判断することができ、
その検出手段の出力レベルが最も大きな検出手段の近傍
に設けられているアンテナを選択することによって、人
体の接触による影響が最もの少ない位置に設けられてい
るアンテナを選択することができる。
の近傍に設けられている光検出手段の出力レベルに基づ
いて、人体の接触があるか否かを判断することができ、
その検出手段の出力レベルが最も大きな検出手段の近傍
に設けられているアンテナを選択することによって、人
体の接触による影響が最もの少ない位置に設けられてい
るアンテナを選択することができる。
【0046】よって、携帯端末T1を直接手に持ち、そ
の近傍のアンテナが手によって覆われたとしても、その
覆われているアンテナ以外のアンテナを選択することが
でき、これによって、良好な伝搬経路を確保することが
できる。
の近傍のアンテナが手によって覆われたとしても、その
覆われているアンテナ以外のアンテナを選択することが
でき、これによって、良好な伝搬経路を確保することが
できる。
【0047】上記実施例において、光検出手段12、1
3の代わりに、人間の手が小型携帯端末T1に接触して
いることを検出する接触検出手段と、人間が小型携帯端
末T1を握ることによって発生する圧力を検出する圧力
検出手段と、人間が小型携帯端末T1に触れることによ
る温度上昇を検出する温度検出手段とのうちの少なくと
も1つの検出手段を使用するようにしてもよい。
3の代わりに、人間の手が小型携帯端末T1に接触して
いることを検出する接触検出手段と、人間が小型携帯端
末T1を握ることによって発生する圧力を検出する圧力
検出手段と、人間が小型携帯端末T1に触れることによ
る温度上昇を検出する温度検出手段とのうちの少なくと
も1つの検出手段を使用するようにしてもよい。
【0048】この場合、上記接触検出手段、上記圧力検
出手段、上記温度検出手段を、総称して人間検出手段と
表現すれば、上記実施例の変形例は、筐体に内蔵されて
いる複数のアンテナと、上記複数のアンテナのそれぞれ
の近傍に設置されている複数の人間検出手段と、上記複
数の人間検出手段の各出力信号を比較し、上記複数の人
間検出手段のうちで、その出力信号が最小である人間検
出手段を検出し、出力信号が最小である人間検出手段の
近傍に設置されているアンテナを選択するためのアンテ
ナ切替信号を出力する制御部と、上記制御部が出力した
アンテナ切替信号に応じて、アンテナを切替えるアンテ
ナ切替手段とを有する小型携帯端末である。
出手段、上記温度検出手段を、総称して人間検出手段と
表現すれば、上記実施例の変形例は、筐体に内蔵されて
いる複数のアンテナと、上記複数のアンテナのそれぞれ
の近傍に設置されている複数の人間検出手段と、上記複
数の人間検出手段の各出力信号を比較し、上記複数の人
間検出手段のうちで、その出力信号が最小である人間検
出手段を検出し、出力信号が最小である人間検出手段の
近傍に設置されているアンテナを選択するためのアンテ
ナ切替信号を出力する制御部と、上記制御部が出力した
アンテナ切替信号に応じて、アンテナを切替えるアンテ
ナ切替手段とを有する小型携帯端末である。
【0049】この変形例においても、携帯端末T1を直
接手に持ち、その近傍のアンテナが手によって覆われた
としても、その覆われているアンテナ以外のアンテナを
選択することができ、これによって、良好な伝搬経路を
確保することができる。
接手に持ち、その近傍のアンテナが手によって覆われた
としても、その覆われているアンテナ以外のアンテナを
選択することができ、これによって、良好な伝搬経路を
確保することができる。
【0050】ところで、近年、各種の移動体通信端末の
小型軽量化、データ速度の高速化が進み、このデータ速
度の高速化による広帯域の必要性から、使用周波数がさ
らに高い周波数ヘシフトしている。
小型軽量化、データ速度の高速化が進み、このデータ速
度の高速化による広帯域の必要性から、使用周波数がさ
らに高い周波数ヘシフトしている。
【0051】使用周波数が高くなるにつれて、無線機を
構成する高周波部品の小型化も実現し易くなり、これに
伴って、携帯端末もさらに小型化される傾向にある。
構成する高周波部品の小型化も実現し易くなり、これに
伴って、携帯端末もさらに小型化される傾向にある。
【0052】また、デザイン的な面や、強度的な面等か
ら、端末機器が外部の障害物に接触したり、落下させる
ことによって破損しないように、使用するアンテナも、
ホイップアンテナのように無線端末の外に飛び出すタイ
プではなく、機器の内部に組み込むようなチップアンテ
ナ等も利用されつつある。
ら、端末機器が外部の障害物に接触したり、落下させる
ことによって破損しないように、使用するアンテナも、
ホイップアンテナのように無線端末の外に飛び出すタイ
プではなく、機器の内部に組み込むようなチップアンテ
ナ等も利用されつつある。
【0053】今後、さらに小型化が進み、手のひらサイ
ズの小型携帯端末も出現することが予想される。
ズの小型携帯端末も出現することが予想される。
【0054】このように、携帯性に優れた無線端末は、
当然のことながら屋内、屋外でのデータ通信を行う際
に、建築物等の遮蔽物、反射物によって反射、回折しな
がら、多重波として伝搬するので、受信点での受信電界
強度は、フェージングを伴って変動する。このマルチパ
スのために、受信点の位置によっては、その受信電界強
度が自然界ノイズのレベルまで落ち込み、高品質のデー
タ伝送に障害をきたす。
当然のことながら屋内、屋外でのデータ通信を行う際
に、建築物等の遮蔽物、反射物によって反射、回折しな
がら、多重波として伝搬するので、受信点での受信電界
強度は、フェージングを伴って変動する。このマルチパ
スのために、受信点の位置によっては、その受信電界強
度が自然界ノイズのレベルまで落ち込み、高品質のデー
タ伝送に障害をきたす。
【0055】このようなマルチパスによる伝送品質の劣
化を防止する方法として、受信パスを複数有するダイバ
ーシティ受信が知られている。
化を防止する方法として、受信パスを複数有するダイバ
ーシティ受信が知られている。
【0056】ダイバーシティ受信を行うには、当然、複
数個の受信アンテナを必要とする。また、それぞれのア
ンテナの位置をある程度の距離を持たせて配置させた空
間ダイバーシティ、または、アンテナの指向性が異なる
複数個のアンテナを配置した偏波ダイバーシティ等が知
られ、それぞれフェージングの状態によってそれぞれ効
果を発揮する。
数個の受信アンテナを必要とする。また、それぞれのア
ンテナの位置をある程度の距離を持たせて配置させた空
間ダイバーシティ、または、アンテナの指向性が異なる
複数個のアンテナを配置した偏波ダイバーシティ等が知
られ、それぞれフェージングの状態によってそれぞれ効
果を発揮する。
【0057】また複数個のアンテナの受信信号を合成
し、複数のアンテナから受信電力を得る方法も知られて
いる。
し、複数のアンテナから受信電力を得る方法も知られて
いる。
【0058】従来のアンテナダイバーシティは、アンテ
ナの数が多ければ多い程、マルチバスには強くなる。
ナの数が多ければ多い程、マルチバスには強くなる。
【0059】しかし、上記ダイバーシティ方法では、た
とえば空間ダイバーシティでは、複数個の受信アンテナ
の配置間隔は、それぞれのアンテナが無相関となるよう
に十分な距離を持たなければならない。たとえば、受信
信号の波長λの1/2以上、受信アンテナの間隔を離す
ことによって、それぞれのアンテナ相関が低くなる。
とえば空間ダイバーシティでは、複数個の受信アンテナ
の配置間隔は、それぞれのアンテナが無相関となるよう
に十分な距離を持たなければならない。たとえば、受信
信号の波長λの1/2以上、受信アンテナの間隔を離す
ことによって、それぞれのアンテナ相関が低くなる。
【0060】また、上記のように、それぞれのアンテナ
が無相関となるように十分な距離を持たなければならな
い点は、指向性ダイバーシティにおいても、同様であ
る。
が無相関となるように十分な距離を持たなければならな
い点は、指向性ダイバーシティにおいても、同様であ
る。
【0061】したがって、今後、携帯端末装置がさらに
小型化されて行くが、従来のダイバーシティ方法には、
機器の小型化に限界がある。
小型化されて行くが、従来のダイバーシティ方法には、
機器の小型化に限界がある。
【0062】たとえば、無線端末機器が手の平サイズの
ように、手の中に収まる程小型化されたとしても、2本
のアンテナを相関の少ない配置にすることすら、実現で
きない。
ように、手の中に収まる程小型化されたとしても、2本
のアンテナを相関の少ない配置にすることすら、実現で
きない。
【0063】また、複数の受信アンテナからの受信電力
を合成し、どちらか受信電力の大きい方の受信アンテナ
に救われる方法は、電力を合成するための位相合わせを
行う必要があり、つまり、部品点数が増大するので、小
型化するには望ましくない。
を合成し、どちらか受信電力の大きい方の受信アンテナ
に救われる方法は、電力を合成するための位相合わせを
行う必要があり、つまり、部品点数が増大するので、小
型化するには望ましくない。
【0064】近年は、端末機器の小型化に伴い、端末機
器内に内蔵されたアンテナ等によって部品の占有率を少
なくしている。
器内に内蔵されたアンテナ等によって部品の占有率を少
なくしている。
【0065】しかし、ホイップアンテナを使わず、小型
化に適したチップアンテナを使用した場合、アンテナの
場合、人体に触れることによって、そのアンテナの放射
特性が著しく変化したり、人間の手で電波が吸収される
ことによる損失も増大し、アンテナとしての所望の特性
が得られなくなる。
化に適したチップアンテナを使用した場合、アンテナの
場合、人体に触れることによって、そのアンテナの放射
特性が著しく変化したり、人間の手で電波が吸収される
ことによる損失も増大し、アンテナとしての所望の特性
が得られなくなる。
【0066】特に、小型化に適した誘電体チップアンテ
ナ等は、小型携帯端末機器のアンテナとしてサイズが小
さく、機器に内蔵可能であるので、デザイン的にも利便
性が高く、小型携帯端末機器に使われている。しかし、
チップアンテナは、サイズ的な面から、アンテナとして
の帯域を広くとることが容易ではなく、アンテナを実装
している基板のGND、アンテナの給電点との間のイン
ピーダンスが変動し易く、たとえば、人間の手で小型携
帯端末のアンテナ実装部分を触れると、チップアンテナ
の共振周波数特性が変化し、使用周波数帯域から外れる
という問題がある。
ナ等は、小型携帯端末機器のアンテナとしてサイズが小
さく、機器に内蔵可能であるので、デザイン的にも利便
性が高く、小型携帯端末機器に使われている。しかし、
チップアンテナは、サイズ的な面から、アンテナとして
の帯域を広くとることが容易ではなく、アンテナを実装
している基板のGND、アンテナの給電点との間のイン
ピーダンスが変動し易く、たとえば、人間の手で小型携
帯端末のアンテナ実装部分を触れると、チップアンテナ
の共振周波数特性が変化し、使用周波数帯域から外れる
という問題がある。
【0067】また、複数のアンテナを用いてダイバーシ
テイ効果を得るためには、上記のように、そのアンテナ
の設置間隔を、使用電波の波長の半分以上の間隔を設
け、アンテナ間の相関を極力少なくしなければならな
い。
テイ効果を得るためには、上記のように、そのアンテナ
の設置間隔を、使用電波の波長の半分以上の間隔を設
け、アンテナ間の相関を極力少なくしなければならな
い。
【0068】したがって、携帯端末の小型化が進むこと
によって、アンテナの配置には限界が生じ、また、複数
のアンテナ間に相関が生じ、従来方式のアンテナ切り替
えを行い、その切替動作を行うために複雑な構成が必要
である割には、効果が期待できないという問題がある。
によって、アンテナの配置には限界が生じ、また、複数
のアンテナ間に相関が生じ、従来方式のアンテナ切り替
えを行い、その切替動作を行うために複雑な構成が必要
である割には、効果が期待できないという問題がある。
【0069】本発明は、無線端末機器がさらに小型化
し、特に、手の中に入る程に小さくなったときにも、複
雑なアンテナダイバーシティを行わず、回路規模が少な
く、低コストで良好な受信が可能であるアンテナ切替装
置を提供することを目的とするものである。
し、特に、手の中に入る程に小さくなったときにも、複
雑なアンテナダイバーシティを行わず、回路規模が少な
く、低コストで良好な受信が可能であるアンテナ切替装
置を提供することを目的とするものである。
【0070】図4は、本発明の第2の実施例である小型
携帯端末T2の外観を示す図である。
携帯端末T2の外観を示す図である。
【0071】小型携帯端末T2は、筐体C2と、この筐
体C2に内蔵されているアンテナ101、102と、ア
ンテナ101、102の近傍に設けられ、アンテナ10
1、102の周りの空間の光量を検出する光検出手段1
03とを有する。
体C2に内蔵されているアンテナ101、102と、ア
ンテナ101、102の近傍に設けられ、アンテナ10
1、102の周りの空間の光量を検出する光検出手段1
03とを有する。
【0072】アンテナ101は、人間の手に触れられて
いない状態では、送受信周波数f1と同じ周波数で共振
するアンテナである。
いない状態では、送受信周波数f1と同じ周波数で共振
するアンテナである。
【0073】図7は、人間の手に触れられていない状態
におけるアンテナ101の共振特性を示す図である。
におけるアンテナ101の共振特性を示す図である。
【0074】図7において、その横軸に周波数を示し、
その縦軸に反射損失を示し、周波数f1近傍で最も反射
損失が少ない。
その縦軸に反射損失を示し、周波数f1近傍で最も反射
損失が少ない。
【0075】アンテナ102は、人間の手に触れられて
いない状態では、送受信周波数f1とは異なる共振周波
数f2で共振するアンテナである。
いない状態では、送受信周波数f1とは異なる共振周波
数f2で共振するアンテナである。
【0076】図8は、人間の手に触れられていない状態
におけるアンテナ102の共振特性を示す図である。
におけるアンテナ102の共振特性を示す図である。
【0077】図8において、その横軸に周波数を示し、
その縦軸に反射損失を示し、周波数f2近傍で最も反射
損失が少ない。
その縦軸に反射損失を示し、周波数f2近傍で最も反射
損失が少ない。
【0078】また、アンテナ102は、人間の手に触れ
られることによって、その共振周波数が、送受信周波数
f1と同一の周波数にシフトするものであり、図7に示
す共振特性と同様の特性となる。
られることによって、その共振周波数が、送受信周波数
f1と同一の周波数にシフトするものであり、図7に示
す共振特性と同様の特性となる。
【0079】ここで、筐体C2は、内蔵アンテナ10
1、102のアンテナに到来する電磁波を透過させるよ
うに、金属以外の樹脂等で構成されている。
1、102のアンテナに到来する電磁波を透過させるよ
うに、金属以外の樹脂等で構成されている。
【0080】また、光検出手段103は、筐体C2の外
部に突出しており、アンテナ101,102の周りの空
間の光量を検出することによって、人体の一部、たとえ
ば手等によってアンテナ101,102が覆われている
か否かを検出する。
部に突出しており、アンテナ101,102の周りの空
間の光量を検出することによって、人体の一部、たとえ
ば手等によってアンテナ101,102が覆われている
か否かを検出する。
【0081】アンテナ101と102との設置間隔は、
使用電波の波長をλとすれば、λ/2以下であってもよ
い。つまり、上記実施例においては、アンテナを切り替
えるために、特に、それぞれのアンテナの受信電力を検
出するために、RSSIによってその受信信号の包絡線
を検波したり、復調状況を比較することによってアンテ
ナ101、102のそれぞれのパスの受信信号品質を検
出していないので、複数のアンテナが互いに相関のない
状態に設置されることを要求する必要がない。
使用電波の波長をλとすれば、λ/2以下であってもよ
い。つまり、上記実施例においては、アンテナを切り替
えるために、特に、それぞれのアンテナの受信電力を検
出するために、RSSIによってその受信信号の包絡線
を検波したり、復調状況を比較することによってアンテ
ナ101、102のそれぞれのパスの受信信号品質を検
出していないので、複数のアンテナが互いに相関のない
状態に設置されることを要求する必要がない。
【0082】また、小型携帯端末T2では、アンテナを
2本設け、その中央に光検出手段を設けているが、アン
テナを2本に限る必要がなく、3本以上のアンテナを設
けるようにしてもよく、また、これに応じて、光検出手
段を2つ以上設けるようにしてもよい。
2本設け、その中央に光検出手段を設けているが、アン
テナを2本に限る必要がなく、3本以上のアンテナを設
けるようにしてもよく、また、これに応じて、光検出手
段を2つ以上設けるようにしてもよい。
【0083】図5は、小型携帯端末T2を示す概略ブロ
ック図である。
ック図である。
【0084】小型携帯端末T2は、内蔵アンテナ10
1、102と、光検出手段103と、アンテナ101、
102を切り替えるアンテナ切替器205と、送信、受
信の切り替えを行う送受切替器206と、受信RF部2
07と、復調部208と、制御部209と、変調部21
0と、送信RF部211とを有する。
1、102と、光検出手段103と、アンテナ101、
102を切り替えるアンテナ切替器205と、送信、受
信の切り替えを行う送受切替器206と、受信RF部2
07と、復調部208と、制御部209と、変調部21
0と、送信RF部211とを有する。
【0085】アンテナ切替器205は、アンテナ10
1、102を切り替えるものであり、制御部209から
のアンテナ切替信号によってどちらかのアンテナを選択
する。
1、102を切り替えるものであり、制御部209から
のアンテナ切替信号によってどちらかのアンテナを選択
する。
【0086】送受切替器206は、送信、受信の切り替
えを行うものであり、制御部209からの送受切替信号
によって、携帯端末T2の送信パスと受信パスとの切替
動作を行う。なお、上記実施例では、送信、受信を時間
的に切り替えるTDD方式を採用しているが、常時受
信、送信を同時に行なう方式を採用するようにしてもよ
い。
えを行うものであり、制御部209からの送受切替信号
によって、携帯端末T2の送信パスと受信パスとの切替
動作を行う。なお、上記実施例では、送信、受信を時間
的に切り替えるTDD方式を採用しているが、常時受
信、送信を同時に行なう方式を採用するようにしてもよ
い。
【0087】受信RF部207は、受信のロウノイズア
ンプ、周波数変換器等によって構成され、アンテナが受
信した信号を所望のレベルに増幅し、所望のIF帯域に
周波数を落とし、その後受信信号のレベルを、一定の信
号レベルにするためのAGC動作等を行う。
ンプ、周波数変換器等によって構成され、アンテナが受
信した信号を所望のレベルに増幅し、所望のIF帯域に
周波数を落とし、その後受信信号のレベルを、一定の信
号レベルにするためのAGC動作等を行う。
【0088】復調部208は、受信IF信号からデータ
成分を取り出し、ベースバンド信号として、制御部20
9へ供給する。
成分を取り出し、ベースバンド信号として、制御部20
9へ供給する。
【0089】制御部209は、メモリ、外部機器との接
続のためのI/Fを含み、受信、復調データの加工、蓄
積、送受信の切り替え等の制御信号送出等の動作を行
う。
続のためのI/Fを含み、受信、復調データの加工、蓄
積、送受信の切り替え等の制御信号送出等の動作を行
う。
【0090】変調部210は、外部入力機器等からのデ
ータ信号を用い、キャリア信号に各種の変調を施し、送
信RF部211に変調信号を送出する。
ータ信号を用い、キャリア信号に各種の変調を施し、送
信RF部211に変調信号を送出する。
【0091】送信RF部211は、変調部210が出力
した変調信号を無線周波数に変換し、所望の増幅を行
い、送受切替器206、アンテナ切替器205を介し
て、アンテナ101、102ヘ送信電波を送出するもの
である。
した変調信号を無線周波数に変換し、所望の増幅を行
い、送受切替器206、アンテナ切替器205を介し
て、アンテナ101、102ヘ送信電波を送出するもの
である。
【0092】光検出手段103は、室内での蛍光燈等の
照明器具や屋外での自然光等の光に反応し、電気信号を
出力するものである。
照明器具や屋外での自然光等の光に反応し、電気信号を
出力するものである。
【0093】光検出手段103の出力信号S103は、
制御部209に供給され、その信号レベルを検出するこ
とによって、制御部209のメモリ内部に予め格納され
ている所定の一定値V0と比較し、この比較結果に応じ
て、アンテナ101、102のどちらのアンテナを選択
するかを示すアンテナ切替信号を、制御部209がアン
テナ切替器205へ送出し、アンテナの切替動作を行
う。
制御部209に供給され、その信号レベルを検出するこ
とによって、制御部209のメモリ内部に予め格納され
ている所定の一定値V0と比較し、この比較結果に応じ
て、アンテナ101、102のどちらのアンテナを選択
するかを示すアンテナ切替信号を、制御部209がアン
テナ切替器205へ送出し、アンテナの切替動作を行
う。
【0094】つまり、アンテナ101、102は、筐体
内部に収納され、しかも、互いに近接して配置されてい
る一対のアンテナの例である。光検出手段103は、一
対のアンテナの近傍に配置され、上記一対のアンテナの
周囲からの光量を感知する光検出手段の例である。ま
た、アンテナ切替器205は、制御部が出力したアンテ
ナ選択信号に応じて、一対のアンテナのうちの一方のア
ンテナに切り替えるアンテナ切替手段の例である。そし
て、制御部209は、光検出手段の出力レベルを取り込
み、所定のレベルと比較し、比較判定結果に応じて、上
記一対のアンテナのうちの一方のアンテナを選択するア
ンテナ選択信号を送出する制御部の例である。
内部に収納され、しかも、互いに近接して配置されてい
る一対のアンテナの例である。光検出手段103は、一
対のアンテナの近傍に配置され、上記一対のアンテナの
周囲からの光量を感知する光検出手段の例である。ま
た、アンテナ切替器205は、制御部が出力したアンテ
ナ選択信号に応じて、一対のアンテナのうちの一方のア
ンテナに切り替えるアンテナ切替手段の例である。そし
て、制御部209は、光検出手段の出力レベルを取り込
み、所定のレベルと比較し、比較判定結果に応じて、上
記一対のアンテナのうちの一方のアンテナを選択するア
ンテナ選択信号を送出する制御部の例である。
【0095】次に、上記実施例におけるアンテナの切替
動作について説明する。
動作について説明する。
【0096】図6は、小型携帯端末T2におけるアンテ
ナ切替動作を示すフローチャートである。
ナ切替動作を示すフローチャートである。
【0097】まず、光検出手段103の出力信号S10
3が、制御部209に供給され、メモリ内部に予め格納
されているレベルV0と、出力信号S103のレベルと
を比較する(S301)。
3が、制御部209に供給され、メモリ内部に予め格納
されているレベルV0と、出力信号S103のレベルと
を比較する(S301)。
【0098】出力信号S103のレベルが一定値V0よ
りも大きければ、つまりアンテナ101、102の近傍
に設置されている光検出手段103の出力信号のレベル
が、一定値V0よりも大きければ(S301)、その状
態が一定時間経過しているか否かを判定し(S30
2)、一定時間経過していない場合、アンテナ切替動作
は行わず、アンテナの切り替えルーチンから抜ける。
りも大きければ、つまりアンテナ101、102の近傍
に設置されている光検出手段103の出力信号のレベル
が、一定値V0よりも大きければ(S301)、その状
態が一定時間経過しているか否かを判定し(S30
2)、一定時間経過していない場合、アンテナ切替動作
は行わず、アンテナの切り替えルーチンから抜ける。
【0099】一方、出力信号S103のレベルが一定値
V0よりも大きく(S301)、しかも、その状態が一
定時間経過していれば(S302)、アンテナ101、
102の周りの空間が、人間の手で覆われていないと判
断し、この人間の手で覆われていない状態で、送受信周
波数と同一の共振周波数f1を有するアンテナ101へ
切替える(S303)。
V0よりも大きく(S301)、しかも、その状態が一
定時間経過していれば(S302)、アンテナ101、
102の周りの空間が、人間の手で覆われていないと判
断し、この人間の手で覆われていない状態で、送受信周
波数と同一の共振周波数f1を有するアンテナ101へ
切替える(S303)。
【0100】また、上記と同様に、出力信号S103の
レベルと一定値V0とを比較し(S304)し、出力信
号S103の出力レベルが一定値V0よりも小さく、し
かも、その状態が一定時間継続している場合(S30
4)にのみ、アンテナ101、102の周りの空間を覆
うように人間の手等が存在していると判断し、人間の手
等に覆われている状態で、送受信周波数f1と同一の共
振周波数を有するアンテナ102へ切替える(S30
5)。もし、一定時間経過していない場合(S30
4)、アンテナ切替動作を行わない。
レベルと一定値V0とを比較し(S304)し、出力信
号S103の出力レベルが一定値V0よりも小さく、し
かも、その状態が一定時間継続している場合(S30
4)にのみ、アンテナ101、102の周りの空間を覆
うように人間の手等が存在していると判断し、人間の手
等に覆われている状態で、送受信周波数f1と同一の共
振周波数を有するアンテナ102へ切替える(S30
5)。もし、一定時間経過していない場合(S30
4)、アンテナ切替動作を行わない。
【0101】上記のように、所定の一定時間、出力信号
S103と所定の一定値V0との大小関係が同じ状態で
継続している場合に限って、制御部209からアンテナ
切替器205にアンテナ切替信号を送出することによっ
て、アンテナ切替動作が頻繁に発生することを防止して
いる。
S103と所定の一定値V0との大小関係が同じ状態で
継続している場合に限って、制御部209からアンテナ
切替器205にアンテナ切替信号を送出することによっ
て、アンテナ切替動作が頻繁に発生することを防止して
いる。
【0102】上記実施例によれば、小型携帯端末T2の
筐体C2に人体の一部の接触があるか否かを、2つのア
ンテナ101,102の近傍に設けられている光検出手
段103の出力信号のレベルによって判断し、光検出手
段103の出力信号のレベルが所定時間、所定の一定レ
ベルを超えている場合は、人体の一部の接触がない状態
で使用周波数f1と同一の共振周波数を有するアンテナ
101を選択し、一方、光検出手段103の出力信号の
レベルが所定時間、所定の一定レベル以下である場合に
は、人体の一部が筐体内部のアンテナ101、102の
近傍に接触していると判断し、人体の一部がアンテナに
接触している状態で使用周波数f1と同一の共振周波数
となるアンテナ102を選択する。つまり、人体の一部
が、2つのアンテナ101,102が配置されている筐
体部分に触れているか否かに応じて、選択するアンテナ
を決定する。したがって、携帯端末T2を直接手に持
ち、これによって、その近傍に設けられているアンテナ
が手で覆われても、また、覆われていなくても、良好な
伝搬経路を確保することができる。
筐体C2に人体の一部の接触があるか否かを、2つのア
ンテナ101,102の近傍に設けられている光検出手
段103の出力信号のレベルによって判断し、光検出手
段103の出力信号のレベルが所定時間、所定の一定レ
ベルを超えている場合は、人体の一部の接触がない状態
で使用周波数f1と同一の共振周波数を有するアンテナ
101を選択し、一方、光検出手段103の出力信号の
レベルが所定時間、所定の一定レベル以下である場合に
は、人体の一部が筐体内部のアンテナ101、102の
近傍に接触していると判断し、人体の一部がアンテナに
接触している状態で使用周波数f1と同一の共振周波数
となるアンテナ102を選択する。つまり、人体の一部
が、2つのアンテナ101,102が配置されている筐
体部分に触れているか否かに応じて、選択するアンテナ
を決定する。したがって、携帯端末T2を直接手に持
ち、これによって、その近傍に設けられているアンテナ
が手で覆われても、また、覆われていなくても、良好な
伝搬経路を確保することができる。
【0103】小型携帯端末T2において、光検出手段1
03の代わりに、人間の手が小型携帯端末T1に接触し
ていることを検出する接触検出手段と、人間が小型携帯
端末T1を握ることによって発生する圧力を検出する圧
力検出手段と、人間が小型携帯端末T1に触れることに
よる温度上昇を検出する温度検出手段とのうちの少なく
とも1つの検出手段を使用するようにしてもよい。
03の代わりに、人間の手が小型携帯端末T1に接触し
ていることを検出する接触検出手段と、人間が小型携帯
端末T1を握ることによって発生する圧力を検出する圧
力検出手段と、人間が小型携帯端末T1に触れることに
よる温度上昇を検出する温度検出手段とのうちの少なく
とも1つの検出手段を使用するようにしてもよい。
【0104】この場合、上記接触検出手段、上記圧力検
出手段、上記温度検出手段を、総称して人間検出手段と
表現すれば、上記実施例の変形例は、筐体内部に収納さ
れ、しかも、互いに近接して配置されている一対のアン
テナと、上記一対のアンテナの近傍に配置されている人
間検出手段と、上記人間検出手段の出力レベルを取り込
み、所定のレベルと比較し、比較判定結果に応じて、上
記一対のアンテナのうちの一方のアンテナを選択するア
ンテナ選択信号を送出する制御部と、上記制御部が出力
したアンテナ選択信号に応じて、上記一対のアンテナの
うちの一方のアンテナに切り替えるアンテナ切替手段と
を有する小型携帯端末である。
出手段、上記温度検出手段を、総称して人間検出手段と
表現すれば、上記実施例の変形例は、筐体内部に収納さ
れ、しかも、互いに近接して配置されている一対のアン
テナと、上記一対のアンテナの近傍に配置されている人
間検出手段と、上記人間検出手段の出力レベルを取り込
み、所定のレベルと比較し、比較判定結果に応じて、上
記一対のアンテナのうちの一方のアンテナを選択するア
ンテナ選択信号を送出する制御部と、上記制御部が出力
したアンテナ選択信号に応じて、上記一対のアンテナの
うちの一方のアンテナに切り替えるアンテナ切替手段と
を有する小型携帯端末である。
【0105】この変形例においても、携帯端末T2を直
接手に持ち、その近傍のアンテナが手によって覆われた
としても、その覆われているアンテナ以外のアンテナを
選択することができ、これによって、良好な伝搬経路を
確保することができる。
接手に持ち、その近傍のアンテナが手によって覆われた
としても、その覆われているアンテナ以外のアンテナを
選択することができ、これによって、良好な伝搬経路を
確保することができる。
【0106】
【発明の効果】本発明によれば、無線端末機器がさらに
小型化し、特に、手の中に入る程に小さくなったときに
も、複雑なアンテナダイバーシティを行わず、回路規模
が少なく、低コストで良好な受信が可能であるという効
果を奏する。
小型化し、特に、手の中に入る程に小さくなったときに
も、複雑なアンテナダイバーシティを行わず、回路規模
が少なく、低コストで良好な受信が可能であるという効
果を奏する。
【図1】本発明の第1の実施例である小型携帯端末T1
の外観を示す図である。
の外観を示す図である。
【図2】小型携帯端末T1の構成を示す概略ブロック図
である。
である。
【図3】上記実施例におけるアンテナ切替動作を示すフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施例である小型携帯端末T2
の外観を示す図である。
の外観を示す図である。
【図5】小型携帯端末T2を示す概略ブロック図であ
る。
る。
【図6】小型携帯端末T2におけるアンテナ切替動作を
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
【図7】人間の手に触れられていない状態におけるアン
テナ101の共振特性を示す図である。
テナ101の共振特性を示す図である。
【図8】人間の手に触れられていない状態におけるアン
テナ102の共振特性を示す図である。
テナ102の共振特性を示す図である。
T1…小型携帯端末、 C1…筐体、 11、14…内蔵アンテナ、 12、13…光検出手段、 25…アンテナ切替器、 26…送受切替器、 27…受信RF部、 28…復調部、 29…制御部、 T2…小型携帯端末、 101、102…内蔵アンテナ、 103…光検出手段、 205…アンテナ切替器、 206…送受切替器、 207…受信RF部、 208…復調部、 209…制御部。
Claims (9)
- 【請求項1】 筐体に内蔵されている複数のアンテナ
と;上記複数のアンテナのそれぞれの近傍に設置されて
いる複数の光検出手段と;上記複数の光検出手段の各出
力信号を比較し、上記複数の光検出手段のうちで、その
出力信号が最大である光検出手段を検出し、出力信号が
最大である光検出手段の近傍に設置されているアンテナ
を選択するためのアンテナ切替信号を出力する制御部
と;上記制御部が出力したアンテナ切替信号に応じて、
アンテナを切替えるアンテナ切替手段と;を有すること
を特徴とする小型携帯端末。 - 【請求項2】 筐体に内蔵されている複数のアンテナ
と;上記複数のアンテナのそれぞれの近傍に設置されて
いる複数の人間検出手段と;上記複数の人間検出手段の
各出力信号を比較し、上記複数の人間検出手段のうち
で、その出力信号が最小である人間検出手段を検出し、
出力信号が最小である人間検出手段の近傍に設置されて
いるアンテナを選択するためのアンテナ切替信号を出力
する制御部と;上記制御部が出力したアンテナ切替信号
に応じて、アンテナを切替えるアンテナ切替手段と;を
有することを特徴とする小型携帯端末。 - 【請求項3】 請求項2において、 上記人間検出手段は、人間の手が上記小型携帯端末に接
触していることを検出する接触検出手段と、人間が上記
小型携帯端末を握ることによって発生する圧力を検出す
る圧力検出手段と、人間が上記小型携帯端末に触れるこ
とによる温度上昇を検出する温度検出手段とのうちの少
なくとも1つの検出手段であることを特徴とする小型携
帯端末。 - 【請求項4】 筐体内部に収納され、しかも、互いに近
接して配置されている一対のアンテナと;上記一対のア
ンテナの近傍に配置され、上記一対のアンテナの周囲か
らの光量を感知する光検出手段と;上記光検出手段の出
力レベルを取り込み、所定のレベルと比較し、比較判定
結果に応じて、上記一対のアンテナのうちの一方のアン
テナを選択するアンテナ選択信号を送出する制御部と;
上記制御部が出力したアンテナ選択信号に応じて、上記
一対のアンテナのうちの一方のアンテナに切り替えるア
ンテナ切替手段と;を有することを特徴とする小型携帯
端末。 - 【請求項5】 筐体内部に収納され、しかも、互いに近
接して配置されている一対のアンテナと;上記一対のア
ンテナの近傍に配置されている人間検出手段と;上記人
間検出手段の出力レベルを取り込み、所定のレベルと比
較し、比較判定結果に応じて、上記一対のアンテナのう
ちの一方のアンテナを選択するアンテナ選択信号を送出
する制御部と;上記制御部が出力したアンテナ選択信号
に応じて、上記一対のアンテナのうちの一方のアンテナ
に切り替えるアンテナ切替手段と;を有することを特徴
とする小型携帯端末。 - 【請求項6】 請求項5において、 上記人間検出手段は、人間の手が上記小型携帯端末に接
触していることを検出する接触検出手段と、人間が上記
小型携帯端末を握ることによって発生する圧力を検出す
る圧力検出手段と、人間が上記小型携帯端末に触れるこ
とによる温度上昇を検出する温度検出手段とのうちの少
なくとも1つの検出手段であることを特徴とする小型携
帯端末。 - 【請求項7】 請求項4または請求項5において、 上記一対のアンテナは、互いに共振周波数が異なる2つ
のアンテナであることを特徴とする小型携帯端末。 - 【請求項8】 請求項4または請求項5において、 上記一対のアンテナの一方のアンテナは、人体に触れて
いない状態で、その共振周波数が、送受周波数と同一ま
たはほぼ同じ周波数であることを特徴とする小型携帯端
末。 - 【請求項9】 請求項4または請求項5において、 上記一対のアンテナの他方のアンテナは、人体に触れた
状態で、その共振周波数が、送受周波数と同一またはほ
ぼ同じ周波数であることを特徴とする小型携帯端末。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000276927A JP2002094317A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 小型携帯端末 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000276927A JP2002094317A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 小型携帯端末 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002094317A true JP2002094317A (ja) | 2002-03-29 |
Family
ID=18762320
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000276927A Pending JP2002094317A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 小型携帯端末 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002094317A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004120052A (ja) * | 2002-09-24 | 2004-04-15 | Hitachi Ltd | 携帯端末および携帯電話 |
WO2004049583A1 (ja) * | 2002-11-27 | 2004-06-10 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | 無線通信装置 |
US7139533B2 (en) | 2002-09-24 | 2006-11-21 | Hitachi, Ltd. | Mobile communication terminal |
WO2018168139A1 (ja) * | 2017-03-15 | 2018-09-20 | ソニーモバイルコミュニケーションズ株式会社 | 通信装置 |
-
2000
- 2000-09-12 JP JP2000276927A patent/JP2002094317A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110383583A (zh) * | 2017-03-15 | 2019-10-25 | 索尼移动通信株式会社 | 通信装置 |
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US11329364B2 (en) | 2017-03-15 | 2022-05-10 | Sony Mobile Communications Inc. | Communication apparatus |
US11894604B2 (en) | 2017-03-15 | 2024-02-06 | Sony Mobile Communications Inc. | Communication apparatus |
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