JP2002092123A - 不動産物件情報提供分析システム - Google Patents

不動産物件情報提供分析システム

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JP2002092123A
JP2002092123A JP2000276079A JP2000276079A JP2002092123A JP 2002092123 A JP2002092123 A JP 2002092123A JP 2000276079 A JP2000276079 A JP 2000276079A JP 2000276079 A JP2000276079 A JP 2000276079A JP 2002092123 A JP2002092123 A JP 2002092123A
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隆雄 井上
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ユーザに必要な物件情報を提供するととも
に、その物件情報の周辺環境の分析等を、ユーザ主体で
行うことを可能とする。 【解決手段】 物件情報管理装置3は、提供者側端末1
からインターネットNを経由して提供された不動産物件
情報を記憶する不動産物件情報データベース32aと、
主要都市部の地図データを含む地理情報を記憶する地理
情報データベース33cと、任意の物件または任意の地
点の調査要求信号がユーザ側端末2から送信されてきた
とき、地理情報データベース33cに記憶されている地
理情報に基づいて任意の物件または任意の地点に関する
商圏分析や地域統計分析を行うGISサーバ33と、こ
のGISサーバ33による分析結果を地理情報データベ
ース33cに記憶されている該当する物件または地点を
含む地図データとともにユーザ側端末1に対して送信す
る手段であるWebサーバ31とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の不動産物件
情報をインターネットを介して提供および分析する不動
産物件情報提供分析システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近時、インターネットの急速な普及に伴
い、不動産物件についても、店舗での閲覧や新聞の折り
込み広告による販売といった従来の販売形態のみなら
ず、物件情報をインターネットで提供するシステムも構
築されている。
【0003】例えば、ユーザが端末を使用してシステム
にアクセスするとトップページが開くので、そのトップ
ページから、店舗紹介・営業案内ページ、各店(不動産
販売会社等)のページ、各店ごとの取り扱い物件の一覧
表示ページ、個々の物件の詳細ページ、といった流れで
物件情報がユーザに提供されるようになっている。ま
た、トップページから物件検索を選択すると、物件検索
ページが開くので、ここで地域の指定と物件の種類の指
定とを行うと、条件に合った物件一覧表示ページが開く
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の不動産物件情報提供システムは、あくまで提
供者側が用意した物件情報のみがユーザに提供されるだ
けであり、検索の結果得られた物件のより詳細な情報
(商圏分析や地域統計分析)をユーザが希望しても、こ
のような詳細な情報を分析する手段が従来のシステムに
は構築されていないといった問題があった。
【0005】本発明は係る問題点を解決すべく創案され
たもので、その目的は、ユーザに必要な物件情報を提供
するとともに、その物件情報の周辺環境の分析等を、ユ
ーザ主体で行うことのできる不動産物件情報提供分析シ
ステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明の不動産物件情報提供分析システムは、各種
不動産物件情報を提供する提供者側端末と、不動産物件
情報の配信要求を行うユーザ側端末と、提供者側端末か
ら提供された不動産物件情報を収集、管理し、ユーザ側
端末からの配信要求に応じて不動産物件情報の配信を行
う物件情報管理装置とが、通信ネットワークを介して接
続された不動産物件情報提供分析システムであって、前
記物件情報管理装置は、前記提供者側端末から提供され
た不動産物件情報を記憶する物件情報記憶手段と、主要
都市部の地図データを含む地理情報を記憶する地理情報
記憶手段と、任意の物件または任意の地点の調査要求信
号が前記ユーザ側端末から送信されてきたとき、前記地
理情報記憶手段に記憶されている地理情報に基づいて任
意の物件または任意の地点に関する商圏分析や地域統計
分析を行う分析手段と、この分析手段による分析結果を
前記地理情報記憶手段に記憶されている該当する物件ま
たは地点を含む地図データとともに前記ユーザ側端末に
対して送信する手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】このような特徴を有する本発明によれば、
ユーザが分析に必要な条件を入力することで、分析手段
は、そのユーザの入力条件に合った商圏分析や地域統計
分析を行って、ユーザ側端末に送信する。これにより、
ユーザは、従来では得られなかった任意の物件のより詳
細な分析情報を、インターネット等の通信ネットワーク
を介して容易に取得することができる。
【0008】また、本発明の不動産物件情報提供分析シ
ステムによれば、前記地理情報記憶手段に記憶されてい
る地理情報には、国勢調査データ、全国スーパーマーケ
ットの物流データ、通行量データなどが含まれており、
前記分析手段は、地理情報記憶手段に記憶されているこ
れらのデータに基づき、前記ユーザ側端末にて指定され
た条件に合った分析を行うことを特徴とする。例えば、
ユーザが塾を開く店舗を探している場合、検索した任意
の店舗を中心とする半径1kmの地域の中に6才から1
2才までの子供が何人いるか、といったことを調べるこ
とができる。
【0009】また、本発明の不動産物件情報提供分析シ
ステムによれば、前記物件情報記憶手段には、各物件の
現状写真や周辺店舗の業種情報が含まれており、前記物
件情報管理装置は、任意の物件の検索信号が前記ユーザ
側端末から送信されてきたとき、その物件自体の情報と
ともに、その物件の現状写真や周辺店舗情報も併せて送
信することを特徴とする。ここで、周辺店舗情報とは、
例えば物件がビルの3階にある場合、その物件に隣接す
る店舗(階上、階下、左右の各店舗)の情報を含んでい
る。これにより、そのビル内に競合する店舗があるか否
かといったことも一目で分かるようになっている。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。
【0011】図1は、本発明の不動産物件情報提供分析
システムの全体構成を示す概略図である。
【0012】この不動産物件情報提供分析システムは、
各種不動産物件情報を提供する提供者側端末1,1・・
・と、不動産物件情報の配信要求を行うユーザ側端末
2,2・・・と、提供者側端末1から提供された不動産
物件情報を収集、管理し、ユーザ側端末2からの配信要
求に応じて不動産物件情報の配信を行う物件情報管理装
置3とが、インターネット等の通信ネットワークNを介
して接続された構成となっている。
【0013】物件情報の提供者は、提供者側端末1に搭
載されているWWWブラウザを起動して、物件情報管理
装置3のWebサーバ31(図2参照)にアクセスし、
送信されてきた物件入力専用ページに、予め付与されて
いるIDとパスワードとを入力してログオンすると、そ
の後以下のサービスを利用することができる。すなわ
ち、(1)物件情報の詳細を入力し、デジタルカメラ等
で撮影した物件画像とともに物件情報管理装置3に送信
する。(2)物件情報の掲載中止を入力して物件情報管
理装置3に送信する。
【0014】登録したサービス享受者(以下、ユーザと
もいう)は、ユーザ側端末2に搭載されているWWWブ
ラウザを起動して、物件情報管理装置3のWebサーバ
31(図2参照)にアクセスし、送信されてきた物件閲
覧ページに、予め付与されているIDとパスワードとを
入力してログオンすると、その後以下のサービスを利用
することができる。すなわち、(1)定められた条件に
よる物件検索。(2)検索された物件の地理情報分析機
能(後述する)による分析結果の閲覧。(3)自己が任
意に物件番地を入力し、当該物件の地理情報分析機能に
よる分析結果の閲覧。(4)地理情報分析機能による各
項目の分析結果のエリアランキング表示の閲覧。
【0015】図2は、物件情報管理装置3のより詳細な
構成を示している。
【0016】物件情報管理装置3は、Webサーバ3
1、データベースサーバ32、地理情報に基づいて任意
の物件または任意の地点に関する商圏分析や地域統計分
析を行うGISサーバ33、各種ジョブを管理するジョ
ブ管理サーバ34によって構成されている。
【0017】また、データベースサーバ32には、提供
者側端末1から入力された各種不動産物件情報を記憶す
る不動産物件情報データベース32a、本システムの会
員である不動産物件の提供者および不動産物件の提供を
受けるユーザの情報を記憶する会員データベース32b
を備えている。不動産物件情報データベース32aに
は、各物件の現状写真や周辺店舗の業種情報が含まれて
いる。ここで、周辺店舗情報には、例えば物件がビルの
3階にある場合、その物件に隣接する店舗(階上、階
下、左右の各店舗)の情報が含まれている。
【0018】また、GISサーバ33は、競合する店舗
情報を業種別に記憶している業種別競合店舗情報記憶部
33a、GIS分析結果情報を記憶するGIS分析結果
情報記憶部33b、および主要都市部の電子地図データ
を含む地理情報を記憶する地理情報記憶部33cを備え
ている。また、地理情報記憶部33cに記憶されている
地理情報には、国勢調査データ、全国スーパーマーケッ
トの物流データ、通行量データなどが含まれている。G
ISサーバ33は、地理情報記憶部33cに記憶されて
いるこれらのデータに基づき、ユーザ側端末2にて指定
された条件に合った分析を行うことになる。
【0019】すなわち、GISサーバ33は、任意の物
件または任意の地点の調査要求信号がユーザ側端末2か
ら送信されてきたとき、地理情報記憶部33cに記憶さ
れている地理情報に基づいて任意の物件または任意の地
点に関する商圏分析や地域統計分析を行い、その分析結
果をGIS分析結果情報記憶部33bに記憶する。ま
た、この分析結果を、該当する物件または地点を含む地
図データとともに、Webサーバ31を介してユーザ側
端末2に送信するようになっている。
【0020】ジョブ管理サーバ34は、物件情報管理、
会員管理、Web公開情報管理、バナー広告公開管理、
ユーザサポート処理などを行う。
【0021】このような構成の物件情報管理装置3は、
提供者側端末1やユーザ側端末2からのアクセスに対
し、以下の処理動作を実行する。すなわち、(1)物件
情報提供者を審査の後、会員情報データベース32bに
登録する。(2)提供者側端末1より送信されてくる物
件情報を検証した後、不動産物件情報データベース32
aに登録する。(3)物件情報提供者に対し物件入力専
用ページにアクセスするIDとパスワードとを発行す
る。(4)ユーザ(利用者)に対し物件閲覧ページにア
クセスするIDとパスワードとを発行する。(5)物件
情報提供者およびユーザ(利用者)がお互いの物件の成
約を履行した際に、掲載中止を報告する旨の確認を行
い、掲載中止を設定する。(6)ユーザ(利用者)の利
用記録(ログ)のチェックを任意に行う。(7)利用希
望者のメール受け取り、審査の後、会員情報データベー
ス32bに登録する。(8)物件情報管理装置3の各機
器を定期的にチェックして簡易メンテナンスを行う。
【0022】物件情報管理装置3は、この他にも、以下
に示す各種の機能を有している。この機能は主にWeb
サーバ31およびGISサーバ33によって実行され
る。すなわち、(9)不動産物件に対する詳細情報表示
画面から、GIS分析ページへジャンプすることで、不
動産物件位置を初期画面として表示する機能。(10)
様々な地図要素(以下、「背景地図」という)ととも
に、登録された不動産物件を表示する機能(不動産物件
位置表示機能)。ただし、不動産物件の位置精度は街区
レベル(番レベル)とするが、街区のない地域について
は町丁目レベルでの精度とする。(11)不動産物件を
中心に任意の距離(半径)設定で円を描く機能(円商圏
描画機能)。ただし、描画可能な商圏は本実施形態では
3段階(1次、2次、3次)までとし、商圏の数はこの
範囲内であれば自由に設定可能とする。(12)上記
(11)で描画した商圏にかかる町丁字、メッシュ内の
統計データを集計する機能(圏内統計データ集計機
能)。(13)上記(12)で集計された統計データを
一覧表形式およびグラフ化する機能(集計結果表示機
能)。(14)上記(11)で描画した商圏内に含まれ
るポイントデータを抽出し一覧形式で表示する機能(圏
内ポイント抽出機能)。(15)町丁字集計データ、メ
ッシュ集計データをそのランクにより色分け表示する機
能、ランキング表示した統計データの項目名を簡単に簡
単に選択できる機能(ランキング表示機能)。(16)
追加したい任意の地図(ポイントデータ)を任意に追加
でき、追加したデータ(一部の初期データを含む)の表
示、非表示を選択できる機能(地図の追加表示機能)。
(17)上記(9)〜(16)の結果を定型のフォーマ
ットに整形し、ブラウザから印字する機能(レポート作
成機能)。
【0023】次に、上記構成の不動産物件情報提供分析
システムを用いて物件情報を検索する手順について、図
3ないし図9に示す各種入力画面例および表示画面例を
参照して説明する。
【0024】まず、物件情報の提供者が、提供者側端末
1を用いて各種物件情報を登録する手順について説明す
る。
【0025】物件情報の提供者は、提供者側端末1に搭
載されているWWWブラウザを起動して、物件情報管理
装置3のWebサーバ31にアクセスすると、Webサ
ーバ31から、図3に示すセキュリティ認証ページP1
が送信されてくるので、提供者は、このセキュリティ認
証ページP1のID番号入力窓P1aとパスワード入力
窓P1bとに、予め付与されている提供者自身のIDと
パスワードとを入力し、「認証」ボタンP1cを選択
(クリック)する。
【0026】このIDとパスワードとを受け取ったWe
bサーバ31は、セキュリティ認証後、物件情報の登録
作業を開始する。Webサーバ31では、提供者別にW
ebページを準備しているので、受け取ったIDから提
供者を特定し、その提供者用に準備されているWebペ
ージを自動で用意する。すなわち、Webサーバ31
は、図4に示す物件情報登録ページP2を提供者側端末
1に送信する。
【0027】物件情報登ページP2には、物件名、その
物件の所在地、沿線名、駅名、駅からの距離(徒歩、バ
ス、自動車等)、建物構造、契約面積、駐車場の有無、
保証金、家賃、共益費、契約期間、契約条件など、従来
からユーザに提供されるすべての項目についての入力欄
が用意されている。従って、物件情報の提供者は、これ
ら全ての項目について、提供する物件の情報を入力した
後、Webサーバ31に送信する。この際、デジタルカ
メラ等で物件の現状や周辺を撮影し、その撮影画像も併
せて提供者側端末1からWebサーバ31に送信する。
【0028】Webサーバ31では、この提供された物
件情報や撮影画像を確認した後、不動産物件情報データ
ベース32aに登録する。不動産物件情報データベース
32aには、このようにして各提供者から提供された各
種の物件情報が登録されることになる。
【0029】次に、ユーザが、ユーザ側端末2を用いて
各種物件情報を検索する手順について説明する。
【0030】ユーザは、ユーザ側端末2に搭載されてい
るWWWブラウザを起動して、物件情報管理装置3のW
ebサーバ31にアクセスすると、Webサーバ31か
ら、図5に示すセキュリティ認証ページP3が送信され
てくるので、提供者は、このセキュリティ認証ページP
3のID番号入力窓P3aとパスワード入力窓P3bと
に、予め付与されている提供者自身のIDとパスワード
とを入力し、「認証」ボタンP3cを選択(クリック)
する。
【0031】このIDとパスワードとを受け取ったWe
bサーバ31は、セキュリティ認証後、物件情報の検索
作業を開始する。すなわち、Webサーバ31は、図6
に示す検索条件入力ページP4をユーザ側端末2に送信
する。
【0032】検索条件入力ページP4には、「住所」、
「物件名」、「面積(坪数)」、「賃料」、・・・、
「最寄りの駅名」、「最寄りの沿線」、・・・等の各種
検索条件項目が一覧形式P4aで表示されているので、
ユーザは、この一覧表P4aの中から所望する検索条件
項目を選択し、その項目に所望する条件(住所や面積
等)を入力して、「検索開始」ボタンP4bを選択(ク
リック)する。
【0033】この条件データを受信した物件情報管理装
置3は、入力された条件に従い、不動産物件情報データ
ベース32aに登録されている各種物件情報の中から、
条件にあう物件を全て抽出し、図7に示す検索物件情報
ページP5としてユーザ側端末2に送信する。
【0034】この検索物件情報ページP5は、図6に示
す検索条件入力ページP4において、ユーザが検索条件
項目として「住所」を選択し、その「住所」の欄に「大
阪府大阪市北区」と入力した場合の検索物件情報を示し
ている。そのため、この検索物件情報ページP5では、
住所が「大阪市北区」となっている全ての物件情報が抽
出されている。ユーザは、この中から、さらに所望する
物件を絞り込み、その詳細情報を見たい場合には、その
物件の左側に設けられている「表示」と記入された表示
ボタンP5aを選択(クリック)すればよい。
【0035】この表示要求信号を受信した物件情報管理
装置3は、不動産物件情報データベース32aに登録さ
れている各種物件情報の中から、該当する物件の詳細情
報を読み出し、図8に示す詳細情報閲覧ページP6とし
てユーザ側端末2に送信する。
【0036】詳細情報閲覧ページP6では、その上部
に、デジタルカメラ等で撮影されたその物件の現状写真
や周辺を撮影した写真P6aなどが掲載されており、そ
の下に、その物件の詳細情報欄P6bが設けられてい
る。なお、図示は省略しているが、この詳細情報閲覧ペ
ージP6には、周辺店舗情報も含まれている。周辺店舗
情報には、その物件がビルの3階にある場合、その物件
に隣接する店舗(階上、階下、左右の各店舗)の情報が
含まれている。これにより、ユーザは、そのビル内に競
合する店舗があるか否か、またはその近隣に競合する店
舗があるか否か(あるとすれば何店舗あるか)といった
ことが一目で分かるようになっている。
【0037】さらにユーザは、この詳細情報閲覧ページ
P6から、その物件を中心とする商圏分析や地域統計分
析が行えるようになっており、そのためのボタンが、例
えば画面右下に「調査」と記載された調査ボタンP6c
として設けられている。従って、ユーザは、その物件の
詳細な分析を行いたい場合には、この調査ボタンP6c
を選択(クリック)する。
【0038】この調査要求信号を受信した物件情報管理
装置3のGISサーバ33は、地理情報データベース3
3cに格納されている電子地図データから、該当する物
件を中心とする一定範囲の地図を抽出し、この地図を表
示した分析調査ページP7をユーザ側端末2に送信す
る。図9は、分析調査ページP7を例示している。
【0039】この分析調査ページP7では、画面左側に
地図を表示する表示窓P7aが設けられ、画面右側に調
査項目を入力する入力窓P7bが設けられている。調査
項目は、本実施形態では、ユーザがマウス等でチェック
する項目欄P7b2と、ユーザが直接入力する項目欄P
7b1とに別れており、ユーザが直接入力する項目欄P
7b1では、円商圏の範囲(中心からの距離)を入力す
る項目や、調査の対象とする年齢(例えば、学習塾の教
室を探している場合であれば、6才から12才等)、性
別(男、女)などを入力する項目が用意されている。ま
た、チェックする項目欄P7b2では、総人口、総売
上、家計消費、家計支出、町丁目単位での売上高ランキ
ング、通行量などの各項目が用意されている。ただし、
調査項目は、これらに限定されるものではなく、物件情
報管理装置3側で任意に設定、変更、追加等することが
可能である。
【0040】ここで、ユーザが、円商圏の範囲の項目
に、例えば「2km」と入力すると、左側に表示されて
いる地図上に、該当物件Aを中心とした半径2kmの円
商圏が描かれる。なお、円商圏については、本実施形態
では、1次円商圏、2次円商圏、3次円商圏の3種類の
円商圏を同時に表示可能(すなわち、3つの同心円を表
示可能)とし、各円商圏ごとに各種分析データの比較が
行えるようになっているが、ここでは、半径2kmの1
つの円商圏を描いたものとする。また、対象年齢の項目
に例えば「6才〜12才」の年齢を入力して、画面下の
「分析」ボタンP7cを選択(クリック)すると、物件
情報管理装置3では、これらの条件に基づき、地理情報
データベース33cに格納されている国勢調査データか
ら、円商圏内の該当する年齢の子供の数を算出し、その
算出結果をユーザ側端末2に送信する。
【0041】従って、ユーザ側端末2の画面には、分析
調査ページP7の例えばチェック項目欄P7b2の上に
重ねるようにして窓P7dを開き、その窓P7dに「こ
の円商圏の中に、6才から12才までの子供は〇〇〇〇
人います。」といった分析結果を表示する。この場合、
円商圏を1次から3次まで指定している場合には、各円
商圏について、子供の人数が表示されることになる。
【0042】同様に、ユーザが、例えばチェック項目欄
P7b2の「家計消費」をチェックして、分析ボタンP
7cを選択(クリック)すると、物件情報管理装置3で
は、これらの条件に基づき、地理情報データベース33
cに格納されている各種データから、円商圏内の家計消
費動向を抽出し、その抽出結果をユーザ側端末2に送信
する。この抽出結果は、先程と同様にして分析調査ペー
ジP7の例えばチェック項目欄P7b2の上に重ねるよ
うにして表示される。ただし、これら分析結果の表示画
面は、分析調査ページP7とは別ページとして表示する
ようにしてもよい。また、表示形態としては、例示した
ような数値による表示に限らず、折れ線グラフや棒グラ
フ等の各種グラフ表示することも可能である。
【0043】また、ユーザが、例えばチェック項目欄P
7b2の「町丁目単位での売上高ランキング」をチェッ
クして、分析ボタンP7cを選択(クリック)すると、
物件情報管理装置3では、これらの条件に基づき、地理
情報データベース33cに格納されている各種データか
ら、その円商圏内の町丁目単位での売上高を抽出し、こ
れをランク分けしてユーザ側端末2に送信する。この抽
出結果は、分析調査ページP7の地図上に色分けする形
で表示される。例えば、売上ランクの高い地域を濃い赤
色とし、売上ランクが低くなるに従って薄い赤色とす
る、といった色分け方法が考えられる。また、売上ラン
クを例えば5ランクに分類し、最も売上ランクの高い地
域を青色、その次のランクの地域を緑色、その次のラン
クの地域を黄色、その次のランクの地域をピンク色、最
も売上ランクの低い地域を赤色とする、といった色分け
方法も考えられる。ただし、このような色分け方法はほ
んの一例であり、どのように色分けするかは物件情報管
理装置3側で任意に設定、変更可能である。
【0044】このように、本実施形態の不動産物件情報
提供分析システムによれば、例えば住所を入力すると、
その住所に該当する物件情報を抽出して提供するだけで
なく、その提供した物件を中心とする円商圏分析や地域
統計分析まで行うことができるため、所望する物件が商
業的に優良な物件であるか否かを、より正確に判断する
ことができるものである。
【0045】
【発明の効果】本発明の不動産物件情報提供分析システ
ムによれば、物件情報管理装置は、提供者側端末から提
供された不動産物件情報を記憶する物件情報記憶手段
と、主要都市部の地図データを含む地理情報を記憶する
地理情報記憶手段と、任意の物件または任意の地点の調
査要求信号がユーザ側端末から送信されてきたとき、地
理情報記憶手段に記憶されている地理情報に基づいて任
意の物件または任意の地点に関する商圏分析や地域統計
分析を行う分析手段と、この分析手段による分析結果を
地理情報記憶手段に記憶されている該当する物件または
地点を含む地図データとともにユーザ側端末に対して送
信する手段と、を備えた構成としている。これにより、
ユーザは、従来では得られなかった任意の物件のより詳
細な円商圏分析情報および地域統計分析情報を、インタ
ーネット等の通信ネットワークを介して容易に取得する
ことができるので、所望する物件が商業的に優良な物件
であるか否かを、より正確に判断することができる。
【0046】また、本発明の不動産物件情報提供分析シ
ステムによれば、地理情報記憶手段に記憶されている地
理情報には、国勢調査データ、全国スーパーマーケット
の物流データ、車両通行量データなどが含まれており、
分析手段は、地理情報記憶手段に記憶されているこれら
のデータに基づき、ユーザ側端末にて指定された条件に
合った分析を行う構成としている。これにより、例え
ば、ユーザが塾を開く店舗を探している場合、検索した
任意の店舗を中心とする半径1kmの地域の中に6才か
ら12才までの子供が何人いるか、といったことを調べ
ることができるので、所望する物件が商業的に優良な物
件であるか否かを、より正確に判断することができる。
【0047】また、本発明の不動産物件情報提供分析シ
ステムによれば、物件情報記憶手段には、各物件の現状
写真や周辺店舗の業種情報が含まれており、物件情報管
理装置は、任意の物件の検索信号がユーザ側端末から送
信されてきたとき、その物件自体の情報とともに、その
物件の現状写真や周辺店舗情報も併せて送信する構成と
している。これにより、例えば同じビル内に競合する店
舗があるか否か、またはその近隣に競合する店舗がある
か否か(あるとすれば何店舗あるか)といったことが一
目で分かるので、所望する物件が商業的に優良な物件で
あるか否かを、より正確に判断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の不動産物件情報提供分析システムの全
体構成を示す概略図である。
【図2】物件情報管理装置のより詳細な構成を示すブロ
ック図である。
【図3】セキュリティ認証ページの画面例を示す説明図
である。
【図4】物件情報登録ページの画面例を示す説明図であ
る。
【図5】セキュリティ認証ページの画面例を示す説明図
である。
【図6】検索条件入力ページの画面例を示す説明図であ
る。
【図7】検索物件情報ページの画面例を示す説明図であ
る。
【図8】詳細情報閲覧ページの画面例を示す説明図であ
る。
【図9】分析調査ページの画面例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 提供者側端末 2 ユーザ側端末 3 物件情報管理装置 31 Webサーバ 32 データベースサーバ 32a 不動産物件情報データベース 32b 会員情報データベース 33 GISサーバ 33a 業種別競合店舗情報記憶部 33b GIS分析結果情報記憶部 33c 地理情報記憶部 34 ジョブ管理サーバ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B049 BB11 CC02 CC08 CC44 DD00 DD01 DD05 EE01 EE05 EE07 FF03 FF04 FF09 GG04 GG07 5B075 KK03 KK07 KK13 KK33 KK37 KK43 KK54 KK63 ND03 ND06 ND20 ND23 ND36 NS01 PP30 PQ02 PQ05 UU14 UU40

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種不動産物件情報を提供する提供者側
    端末と、不動産物件情報の配信要求を行うユーザ側端末
    と、提供者側端末から提供された不動産物件情報を収
    集、管理し、ユーザ側端末からの配信要求に応じて不動
    産物件情報の配信を行う物件情報管理装置とが、通信ネ
    ットワークを介して接続された不動産物件情報提供分析
    システムであって、 前記物件情報管理装置は、 前記提供者側端末から提供された不動産物件情報を記憶
    する物件情報記憶手段と、 主要都市部の地図データを含む地理情報を記憶する地理
    情報記憶手段と、 任意の物件または任意の地点の調査要求信号が前記ユー
    ザ側端末から送信されてきたとき、前記地理情報記憶手
    段に記憶されている地理情報に基づいて任意の物件また
    は任意の地点に関する商圏分析や地域統計分析を行う分
    析手段と、 この分析手段による分析結果を前記地理情報記憶手段に
    記憶されている該当する物件または地点を含む地図デー
    タとともに前記ユーザ側端末に対して送信する手段と、
    を備えたことを特徴とする不動産物件情報提供分析シス
    テム。
  2. 【請求項2】 前記地理情報記憶手段に記憶されている
    地理情報には、国勢調査データ、全国スーパーマーケッ
    トの物流データ、通行量データなどが含まれており、前
    記分析手段は、地理情報記憶手段に記憶されているこれ
    らのデータに基づき、前記ユーザ側端末にて指定された
    条件に合った分析を行うことを特徴とする請求項1に記
    載の不動産物件情報提供分析システム。
  3. 【請求項3】 前記物件情報記憶手段には、各物件の現
    状写真や周辺店舗の業種情報が含まれており、前記物件
    情報管理装置は、任意の物件の検索信号が前記ユーザ側
    端末から送信されてきたとき、その物件自体の情報とと
    もに、その物件の現状写真や周辺店舗情報も併せて送信
    することを特徴とする請求項1または2に記載の不動産
    物件情報提供分析システム。
JP2000276079A 2000-09-12 2000-09-12 不動産物件情報提供分析システム Pending JP2002092123A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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