JP2002090693A - 画像表示装置 - Google Patents

画像表示装置

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JP2002090693A
JP2002090693A JP2001009949A JP2001009949A JP2002090693A JP 2002090693 A JP2002090693 A JP 2002090693A JP 2001009949 A JP2001009949 A JP 2001009949A JP 2001009949 A JP2001009949 A JP 2001009949A JP 2002090693 A JP2002090693 A JP 2002090693A
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prism
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JP2001009949A
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English (en)
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Toru Nakamura
透 中村
Tetsuei Takeyama
哲英 武山
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 反射型画像表示素子を用いた画像表示装置の
光分割素子のハーフミラー面の形状に工夫を施して光分
割素子の光軸方向の厚みを薄くすると共に、光収束素子
を省くことを可能にする。 【解決手段】 照明光束を反射することによって画像を
表示する反射型画像表示素子5と、その表示面に照明光
を入射させる光分割素子4と、反射型画像表示素子5の
表示面に表示された画像を観察者の眼球が位置すべき瞳
位置1に導く接眼光学系3とを備えた画像表示装置にお
いて、光分割素子4が観察光路と照明光路を分離する半
透過反射面40を備え、半透過反射面40が照明光源6
からの照明光束に対して正のパワーを与える回転非対称
な曲面形状にて形成されている画像表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置に関
し、特に、反射型液晶表示素子等の反射光によって画像
を表示するタイプの表示素子の明るい画像を、小型で光
量ロスを極力抑えた接眼光学系を通して観察し得るよう
に工夫された頭部装着型ディスプレイ等の画像表示装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ヘッドアップディスプレイやメガ
ネ型ディスプレイの発展に伴ってコンパクトな接眼光学
系の開発が進み、特開平7−333551号や特開平8
−50256号、特開平8−234137号等に記載さ
れている薄型コンパクトな偏心プリズムを用いた接眼光
学系が提案されている。これらは反射面がパワーを持
ち、光路が折り畳まれたコンパクトな接眼光学系であ
り、パワーを持った偏心反射面により発生してしまう回
転非対称な偏心収差を、アナモルフィック反射面や1つ
の対称面を持った回転非対称反射面を使用して補正して
いる。
【0003】また、観察画像を表示する液晶表示素子に
関しても、より明るく観察しやすい画像形成のために、
反射型液晶表示素子が開発され、その照明形態をも含ん
だものとして、特開平10−268306号のものが公
開されている。
【0004】さらに、反射型液晶表示素子等の透過型よ
りも明るい反射型画像表示素子を用いた接眼光学系とし
て、米国特許第5,771,124号のものが知られて
いる。
【0005】しかし、米国特許第5,771,124号
に開示された接眼光学系は、光学部材を全てガラスで構
成しなければならず重たくなり、また、構成自体も部品
点数が多く大きい構成になっている。また、反射型画像
表示素子への照明光が像面の垂直方向からかなり大きく
傾いて入射しているため、明るさを犠牲にしてしまって
いる。
【0006】そこで、反射型画像表示素子の表示面に略
垂直な方向から照明するようにすることが考えられる
が、従来は、特開平7−128614号、特開2000
−81591号に記載されているように、観察光路中に
45°傾けたハーフミラー、偏光ビームスプリッター等
の光分割素子を挿入し、観察光路に対して、直交する方
向から照明光を導入していた。また、反射型画像表示素
子の表示面に当たる光線を垂直に近づけるために、光源
部から発散する照明光束を略平行光束とする光収束素子
を用いていた。
【0007】また、画像表示装置とは別だが、内視鏡、
顕微鏡、投影露光装置等の光源装置として、発光部から
の光束を収束させるのにパワーを持つ回転非対称な曲面
からなる反射面を用いることが特開平11−23755
3号において提案されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、反射型
画像表示素子を用いた画像表示装置において、観察光路
中に45°傾けたハーフミラー、偏光ビームスプリッタ
ー等の光分割素子を挿入して照明光を導入すると、光分
割素子の光軸方向の厚みがそこでの光束の幅と同じぐら
いになり、さらに、光収束素子のスペースも必要とな
り、光学系を小型化できない。
【0009】本発明は従来技術のこのような問題点に鑑
みてなされたものであり、その目的は、反射型画像表示
素子の表示面に略垂直に照明するための光分割素子のハ
ーフミラー面の形状に工夫を施して光分割素子の光軸方
向の厚みを薄くすると共に、光収束素子を省くことを可
能にし、さらには、光源を光分割素子に近接して配置す
ることができる小型で明るく均一に照明可能な画像表示
装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の第1発明の画像表示装置は、観察するための画像を
形成する表示面の前側から入射した照明光束を反射する
ことによって画像を表示する反射型画像表示手段と、前
記反射型画像表示手段の表示面に照明光を入射させる光
分割素子と、前記反射型画像表示手段の表示面に表示さ
れた画像を観察者の眼球が位置すべき瞳位置に導く接眼
光学系とを備えた画像表示装置において、前記光分割素
子が観察光路と照明光路を分離する半透過反射面を備
え、前記半透過反射面が照明光源からの照明光束に対し
て正のパワーを与える回転非対称な曲面形状にて形成さ
れていることを特徴とするものである。
【0011】本発明の第2発明の画像表示装置は、観察
するための画像を形成する表示面の前側から入射した照
明光束を反射することによって画像を表示する反射型画
像表示手段と、前記反射型画像表示手段の表示面に照明
光を入射させる光分割素子と、前記反射型画像表示手段
の表示面に表示された画像を観察者の眼球が位置すべき
瞳位置に導く接眼光学系とを備えた画像表示装置におい
て、前記接眼光学系と前記反射型画像表示手段と前記光
分割素子を介して前記瞳位置と共役な位置よりも前記光
分割素子に近い位置に照明光源が配置されていることを
特徴とするものである。
【0012】本発明の第3発明の画像表示装置は、観察
するための画像を形成する表示面の前側から入射した照
明光束を反射することによって画像を表示する反射型画
像表示手段と、前記反射型画像表示手段の表示面に照明
光を入射させる光分割素子と、前記反射型画像表示手段
の表示面に表示された画像を観察者の眼球が位置すべき
瞳位置に導く接眼光学系とを備えた画像表示装置におい
て、前記光分割素子がプリズム部材からなり、前記照明
光源面を前記プリズム部材の照明光入射面に対して傾け
て配置したことを特徴とするものである。
【0013】以下、本発明において上記の構成をとる理
由と作用について説明する。
【0014】まず、主光線を定義しておく、反射型画像
表示素子の中心を射出して観察者眼球の瞳の中心に到る
光線を主光線とする。この主光線を反射型画像表示素子
から反対方向に延長し、光源を出て光分割素子の半透過
反射面で反射して反射型画像表示素子の中心に入射し、
表示面で反射後、上記の主光線に一致する光線も主光線
とする。
【0015】さて、上記の第1発明について、反射型画
像表示手段の表示面に照明光を入射させる光分割素子に
光収束素子の役割を持たせるために、平面ではなく、凹
面反射面として作用するの傾いた光分割面(半透過反射
面あるいはハーフミラー面)を用いることを考える。こ
のように、反射面を傾いた凹面にすると、非対称収差が
発生するが、これを補正するために、この反射面を回転
非対称な非球面とする。主光線がこの凹面反射面からな
る光分割面に入射する点での光分割面の法線を考える
と、この回転非対称面は、この法線と主光線とを含む平
面に対して対称として構成するのが普通である。その製
作性を考慮して、対称面が2つある回転非対称面を分割
反射面に用いてもよい。
【0016】ここで、本発明で用いる上記の回転非対称
面は、対称面を1面のみ又は2面有する面対称自由曲面
であることが好ましい。ここで、本発明で使用する自由
曲面とは、以下の式(a)で定義されるものである。な
お、その定義式のZ軸が自由曲面の軸となる。
【0017】 ここで、(a)式の第1項は球面項、第2項は自由曲面
項である。
【0018】球面項中、 c:頂点の曲率 k:コーニック定数(円錐定数) r=√(X2 +Y2 ) である。
【0019】自由曲面項は、 ただし、Cj (jは2以上の整数)は係数である。
【0020】上記自由曲面は、一般的には、X−Z面、
Y−Z面共に対称面を持つことはないが、本発明ではX
の奇数次項を全て0にすることによって、Y−Z面と平
行な対称面が1つだけ存在する自由曲面となる。例え
ば、上記定義式(a)においては、C2 、C5 、C7
9 、C12、C14、C16、C18、C20、C23、C25、C
27、C29、C31、C33、C35・・・の各項の係数を0に
することによって可能である。
【0021】また、Yの奇数次項を全て0にすることに
よって、X−Z面と平行な対称面が1つだけ存在する自
由曲面となる。例えば、上記定義式においては、C3
5、C8 、C10、C12、C14、C17、C19、C21、C
23、C25、C27、C30、C32、C34、C36・・・の各項
の係数を0にすることによって可能である。
【0022】また上記対称面の方向の何れか一方を対称
面とし、それに対応する方向の偏心、例えば、Y−Z面
と平行な対称面に対して光学系の偏心方向はY軸方向
に、X−Z面と平行な対称面に対しては光学系の偏心方
向はX軸方向にすることで、偏心により発生する回転非
対称な収差を効果的に補正しながら同時に製作性をも向
上させることが可能となる。
【0023】また、上記定義式(a)は、前述のように
1つの例として示したものであり、本発明は、対称面を
1面のみ又は2面有する回転非対称面を用いることで偏
心により発生する回転非対称な収差を補正し、同時に製
作性も向上させるということが特徴であり、他のいかな
る定義式に対しても同じ効果が得られることは言うまで
もない。
【0024】さて、上記の回転非対称な分割反射面のパ
ワー(反射パワー)を考える。対称面内の方向をY方
向、これと直交する面内の方向をX方向とする。Y方向
とX方向とでパワーが異なるが、それぞれφy 、φx
する。また、反射型画像表示素子の大きさ(画面サイ
ズ)をY方向、X方向に対し、Wy 、Wx とする。
【0025】まず、 0.05<φy ×Wy <3 ・・・(1) の条件を満たすような面とすることが望ましい。ここ
で、φy ×Wy はY方向の開口数に相当するパラメータ
で、φy ×Wy が下限値0.05以下になると、分割反
射面のパワーが弱くなりすぎ、光源を大きくしないと照
明できなくなり、光学系を小さくすることができなくな
る。逆に、φy ×Wy が上限値3以上になると、パワー
が強すぎ、光源位置が分割反射面に近くなりすぎて観察
光路と干渉するようになると共に、照明光学系の収差が
大きくなって有効に反射型画像表示素子を照明すること
ができなくなる。
【0026】この条件式(1)は、 0.2<φy ×Wy <1.0 ・・・(1−1) の条件を満たすようにすると、小型化にさらに有利にな
り、 0.25<φy ×Wy <0.8 ・・・(1−2) にすると、さらに望ましい。
【0027】ところで、φy ×Wy とφx ×Wx との関
係は、 φy ×Wy <φx ×Wx ・・・(2) の条件を満たすことが望ましい。この条件(2)から外
れると、照明光を折り曲げる方向(Y方向)と折り曲げ
ない方向(X方向)とで、パワーのバランスが崩れ、均
一な照明が困難になる。
【0028】後記の実施例においては、 Wx y φx φy φx ×Wx φy ×Wy 実施例1 11.5 7.2 0.14 0.092 1.58 0.67 実施例2 7.2 7.2 0.058 0.039 0.41 0.28 実施例3 11.52 7.2 0.16 0.10 1.84 0.72 実施例4 11.52 7.2 0.16 0.10 1.84 0.72 である。
【0029】なお、上記分割反射面は、2つの透明部材
の貼り合わせ面に設けたプリズム部材から構成すること
が望ましい。
【0030】次に、本発明の第2発明について説明す
る。反射型液晶表示素子のような画像表示手段の表示面
に光分割素子を介して照明光を入射させる配置の場合、
照明光源は、通常、観察者の眼球が位置すべき瞳位置と
共役な位置に配置されるが、光学系をより小型にするた
めに、本発明においては、その共役な位置よりも光分割
素子に近い位置に配置する。
【0031】図1は後記の実施例1の画像表示装置の光
学系の主光線(光軸)を含む断面図であり、これに基づ
いてこの第2発明について説明する。この光学系は、逆
光線追跡で光の通る順に、射出瞳1、3つの偏心プリズ
ム10、20、30からなる接眼光学系3、半透過反射
面の光分割面40を備えた光分割素子4、反射型画像表
示素子の表示面5からなり、また、光分割素子4の光分
割面40の反射側(照明光入射側)には光源面6が配置
され、また、射出瞳1に共役な面7が位置する。
【0032】そして、光軸(主光線)2が光分割面40
と交わる点をN、射出瞳1に共役な面7と交わる点を
P、光源面6と交わる点をLとし、光路長NLを光路長
NPで割った値をαとするとき、 0.5<α<0.9 ・・・(3) を満たすように光源面6を配置するのが望ましい。
【0033】上記αが条件(3)の下限値0.5を越え
ると、光源位置が観察光路に近づきすぎて、観察光路と
干渉してしまう。αが上限値の0.9を越えると、光源
の位置が画像表示装置の光学系から遠くなりすぎて光学
系を小型化できない。
【0034】この条件は、 0.7<α<0.8 ・・・(3−1) とするとなお望ましい。
【0035】後記の実施例においては、 である。
【0036】次に、本発明の第3発明について説明す
る。反射型液晶表示素子のような画像表示手段の表示面
にプリズム部材からなる光分割素子を介して照明光を入
射させる配置の場合、観察者の眼球側(射出瞳)から逆
光線追跡で行って、反射型画像表示素子で反射した光線
を考える。例えば図1において、プリズム部材からなる
光分割素子4の自由曲面からなる凹面の光分割面40で
反射した光線は、射出瞳1に共役な面(入射瞳)7に収
束して行くが、このとき、非対称収差が発生する。これ
を光分割面40の回転非対称な面で補正するが、収差の
一部は光分割素子4のプリズム部材の入射面43を光軸
2に対して傾けることにより補正できる。この傾いたプ
リズム入射面43に平行に光源面6を配置すると、画像
表示面5での照明光の配光が不均一になる。そこで、第
3発明では、光源面6をプリズム入射面43に対して若
干傾けて配光の均一性を得るようにする。
【0037】そして、プリズム入射面43と光源面6と
のなす角をβとし、図1に示すように、プリズム入射面
43と光源面6との間隔が、プリズム入射面43の画像
表示面5に近い側でより狭くなるときをβが正と定義す
ると、 2°<β<30° ・・・(4) を満たすことが望ましい。
【0038】上記のように、プリズム入射面43の角度
を入射瞳7での瞳収差が小さくなるように定めたとき、
βが条件(4)の下限値の2°を越えると、反射型画像
表示面5の光源6に近い側で照明光の光量が不足し、β
が上限値の30°を越えると、反射型画像表示面5の光
源6から遠い側で照明光の光量が不足する。
【0039】この条件は、 4°<β<18° ・・・(4−1) とするとなお望ましい。
【0040】後記の実施例においては、 である。
【0041】ところで、従来は、光源面6の中心を出た
照明光の主光線2は、光分割素子4で直角に偏向されて
いた。画像表示装置の光学系を小型化するためには、こ
の偏向角を90°よりも大きくして、光源面6をより表
示面5側に近づくようにすることが望ましい。この偏向
角をθとするとき、 94°<θ<120° ・・・(5) の条件を満たしたものが、小型化に有利である。
【0042】θが条件(5)の下限値の94°を下回る
と、小型化に対してほとんど効果がなくなる。θがその
上限値の120°を越えると、光分割面40の画像表示
面5に近い部分で反射する光線が、光源6と光分割面4
0との間で反射型画像表示素子と干渉して光分割素子4
を小型化することができなくなる。
【0043】θが下記の条件を満たすとさらによい。
【0044】 100°<θ<115° ・・・(5−1) θが下記の条件を満たすとさらに好ましい。
【0045】 105°<θ<110° ・・・(5−1) 後記の実施例においては、 である。
【0046】なお、本発明の反射型画像表示素子を用い
る画像表示装置において、光分割素子4と画像表示面5
との間に反射率の高い面があると、画像に対する不要光
となる。これを減らすために、光分割素子4と反射型画
像表示素子のカバーガラス51との間を屈折率整合作用
のある光学接着剤を用いて接合し、空気接触面をなくす
ことにより反射率を下げ、不要光の低下を図ることがで
きる。
【0047】本発明は、右眼用又は左眼用に以上の光学
系を備えて構成されている画像表示装置を含むものであ
る。
【0048】また、右眼用と左眼用に以上の光学系を一
対備えて構成されている画像表示装置を含むものであ
る。
【0049】また、その画像表示装置が、観察者顔面前
方に位置するように、観察者頭部を支持する支持手段を
有して構成されている画像表示装置を含むものである。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像表示装置の光
学系の実施例1〜4について説明する。この実施例は逆
光線追跡で説明するが、像面に反射型画像表示素子を配
置し、その瞳位置に観察者の眼球の瞳を配置することに
より画像表示装置として用いることができる。なお、こ
の実施例の構成パラメータは後に示す。
【0051】各実施例において、図1に示すように、軸
上主光線2を物体中心を出て、瞳1の中心を通り、表示
面5中心を通り、その表示面5の中心で反射し、光源面
6の中心に到る光線で定義する。そして、軸上主光線2
が瞳1の面に入射する位置を画像表示装置の光学系を構
成する光学面の原点として、瞳1の面に入射する軸上主
光線2に沿う方向をZ軸正方向とし、このZ軸と像面中
心を含む平面をY−Z平面とし、原点を通りY−Z平面
に直交し、紙面の手前から裏面側に向かう方向をX軸正
方向とし、X軸、Z軸と右手直交座標系を構成する軸を
Y軸とする。図1には、原点について定められた座標系
を図示してある。
【0052】実施例1〜4では、瞳1の中心について定
められた座標系のY−Z平面内で面の偏心を行ってお
り、また、その各回転非対称自由曲面の唯一の対称面を
Y−Z面としている。各偏心面については、瞳1の中心
について定められた座標系の原点から、その面の面頂位
置の偏心量(X軸方向、Y軸方向、Z軸方向をそれぞれ
X,Y,Z)と、その面の中心軸(自由曲面について
は、前記(a)式のZ軸、非球面にについては、後記
(b)式のZ軸)のX軸、Y軸、Z軸それぞれを中心と
する傾き角(それぞれα,β,γ(°))とが与えられ
ている。なお、その場合、αとβの正はそれぞれの軸の
正方向に対して反時計回りを、γの正はZ軸の正方向に
対して時計回りを意味する。
【0053】また、実施例の光学系を構成する光学作用
面の中、特定の面とそれに続く面が共軸光学系を構成す
る場合には、面間隔が与えられており、その他、媒質の
屈折率、アッベ数が慣用法に従って与えられている。
【0054】また、本発明で用いられる自由曲面の面の
形状は前記(a)式により定義し、その定義式のZ軸が
自由曲面の軸となる。
【0055】また、非球面は、以下の定義式で与えられ
る回転対称非球面である。
【0056】 ただし、Zを光の進行方向を正とした光軸(軸上主光
線)とし、Yを光軸と垂直な方向にとる。ここで、Rは
近軸曲率半径、Kは円錐定数、A、B、C、D、…はそ
れぞれ4次、6次、8次、10次の非球面係数である。
この定義式のZ軸が回転対称非球面の軸となる。
【0057】なお、データの記載されていない自由曲
面、非球面に関する項は0である。屈折率については、
d線(波長587.56nm)に対するものを表記して
ある。長さの単位はmmである。
【0058】また、自由曲面の他の定義式として、以下
の(c)式で与えられるZernike多項式がある。
この面の形状は以下の式により定義する。その定義式の
Z軸がZernike多項式の軸となる。回転非対称面
の定義は、X−Y面に対するZの軸の高さの極座標で定
義され、RはX−Y面内のZ軸からの距離、AはZ軸回
りの方位角で、X軸から測った回転角で表せられる。
【0059】 x=R×cos(A) y=R×sin(A) Z=D2 +D3 Rcos(A)+D4 Rsin(A) +D5 2 cos(2A)+D6 (R2 −1)+D7 2 sin(2A) +D8 3 cos(3A) +D9 (3R3 −2R)cos(A) +D10(3R3 −2R)sin(A)+D113 sin(3A) +D124cos(4A)+D13(4R4 −3R2 )cos(2A) +D14(6R4 −6R2 +1)+D15(4R4 −3R2 )sin(2A) +D164 sin(4A) +D175 cos(5A) +D18(5R5 −4R3 )cos(3A) +D19(10R5 −12R3 +3R)cos(A) +D20(10R5 −12R3 +3R)sin(A) +D21(5R5 −4R3 )sin(3A) +D225 sin(5A) +D236cos(6A)+D24(6R6 −5R4 )cos(4A) +D25(15R6 −20R4 +6R2 )cos(2A) +D26(20R6 −30R4 +12R2 −1) +D27(15R6 −20R4 +6R2 )sin(2A) +D28(6R6 −5R4 )sin(4A) +D296sin(6A)・・・・・ ・・・(c) なお、X軸方向に対称な光学系として設計するには、D
4 ,D5 ,D6 、D100,D11,D12,D13,D14,D
20,D21,D22…を利用する。
【0060】その他の面の例として、次の定義式(d)
があげられる。
【0061】Z=ΣΣCnmXY 例として、k=7(7次項)を考えると、展開したと
き、以下の式で表せる。
【0062】 Z=C2 +C3 Y+C4 |X| +C5 2 +C6 Y|X|+C7 2 +C8 3 +C9 2 |X|+C10YX2 +C11|X3 | +C124 +C133 |X|+C142 2 +C15Y|X3 |+C164 +C175 +C184 |X|+C193 2 +C202 |X3 | +C21YX4 +C22|X5 | +C236 +C245 |X|+C254 2 +C263 |X3 | +C272 4 +C28Y|X5 |+C296 +C307 +C316 |X|+C325 2 +C334 |X3 | +C343 4 +C352 |X5 |+C36YX6 +C37|X7 | ・・・(d) なお、本発明の実施例では、前記(a)式を用いた自由
曲面で面形状が表現されているが、上記(c)式、
(d)式を用いても同様の作用効果を得られるのは言う
までもない。
【0063】本発明の実施例1の光軸2を含むY−Z断
面図を図1に示す。この実施例の観察光学系の半画角
は、X方向18°、Y方向11.5°で、反射型画像表
示素子の大きさは11.5×7.2mmである。
【0064】この実施例は、逆光線追跡で、物体側から
光の通る順に、射出瞳1、偏心プリズム10、20、3
0からなる接眼光学系3、半透過反射面の光分割面40
を備えた光分割素子4、反射型画像表示素子の表示面5
からなり、また、光分割素子4の光分割面40の反射側
(照明光入射側)には光源面6が配置され、また、射出
瞳1に共役な面7が位置する。
【0065】接眼光学系3の偏心プリズム10は第1面
11から第3面13で構成され、その第1面11は物体
側からの光束をプリズム10内に入射させると共に第2
面12で反射された光束をプリズム内で反射し、第2面
12は第1面11から入射した光束をプリズム内で反射
し、第3面13は第1面11で反射された光束をプリズ
ム外へ射出するように構成されており、第1面11は透
過作用と反射作用を併せ持つ同一の光学作用面となって
いる。
【0066】接眼光学系3の偏心プリズム20は第1面
21から第3面23で構成され、その第1面21は偏心
プリズム10からの光束をプリズム20内に入射させ、
第2面22は第1面21から入射した光束をプリズム内
で反射し、第3面23は第2面22で反射された光束を
プリズム外へ射出するように構成されている。
【0067】接眼光学系3の偏心プリズム30は第1面
31から第4面34で構成され、その第1面31は偏心
プリズム20からの光束をプリズム30内に入射させ、
第2面32は第1面31から入射した光束をプリズム内
で反射し、第3面33は第2面32で反射した光束を第
1面31から第2面32に入射する光束と交差するよう
にプリズム内で反射し、第4面34は第3面33で反射
された光束をプリズム外へ射出するように構成されてい
る。
【0068】そして、この3つの偏心プリズム10〜3
0からなる接眼光学系3は、中間像を1回結像するタイ
プの光学系からなっている。
【0069】光分割素子4は2つの透明媒体41と42
が接合された接合プリズム部材からなり、その接合面に
半透過反射面の光分割面40を備えており、逆光線追跡
では、その射出面44、光分割面40、画像表示素子対
向面45を透過し、画像表示素子対向面45に接着され
ている反射型画像表示素子のカバーガラス51を経て反
射型画像表示素子の表示面5に到り、その表示面5で反
射された光束は、カバーガラス51、画像表示素子対向
面45を透過して光分割面40で反射され、光分割素子
4の照明光入射面43からプリズム外へ射出し、光源面
6に到る。なお、射出瞳1の像は、光源面6より後の射
出瞳1と共役な面7に結像する。
【0070】このような配置であるので、射出瞳1と共
役な面7よりも光分割素子4に近い位置に配置された光
源面6からの照明光は、光分割素子4の照明光入射面4
3から接合プリズム部材内に入射し、光分割面40で反
射され略平行光束になって画像表示素子対向面45から
接合プリズム部材外に出てカバーガラス51を介して反
射型画像表示素子の表示面5を略垂直に照明する。反射
型液晶表示素子の表示面5からの表示光は、カバーガラ
ス51を介して光分割素子4の画像表示素子対向面45
から接合プリズム部材内に入射し、今度は光分割面40
を透過してその射出面44から接合プリズム部材外に出
て、接眼光学系3の偏心プリズム30の第4面34から
プリズム30内に入射し、第3面33で内部反射し、第
2面32で内部反射し、第1面31からプリズム30外
に射出し、偏心プリズム20の第3面23からプリズム
20内に入射し、第2面22で内部反射し、第1面21
からプリズム20外に射出し、プリズム10の第3面1
3からプリズム10内に入り、第1面11で全反射さ
れ、第2面12で反射されて今度は第1面11で屈折さ
れてプリズム10外に射出し、射出瞳1の位置にある観
察者眼球内に入り、反射型液晶表示素子の表示画像の拡
大像を形成する。
【0071】後記の構成パラメータの第2面から第5面
までがプリズム10であり、第6面から第8面までがプ
リズム20であり、第9面から第12面までがプリズム
30であり、第13面から第14面までが画像表示時の
光分割素子4であり、第14面から第15面までがカバ
ーガラス51であり、第15面が表示面5であり、第1
5面から第16面までがカバーガラス51であり、第1
7面が反射面としての光分割面40であり、第18面が
光分割素子4の照明光入射面43であり、第19面が光
源面6であり、像面(第20面)が射出瞳1と共役な面
7である。そして、第2面から像面(第20面)の各面
は第1面の射出瞳1の中心を基準とした偏心量で表され
ている。
【0072】本発明の実施例2の光軸2を含むY−Z断
面図を図2に示す。この実施例の観察光学系の半画角
は、X方向8.3°、Y方向8.3°で、反射型画像表
示素子の大きさは7.2×7.2mmである。
【0073】この実施例は、逆光線追跡で、物体側から
光の通る順に、射出瞳1、偏心プリズム10からなる接
眼光学系3、半透過反射面の光分割面40を備えた光分
割素子4、反射型画像表示素子の表示面5からなり、ま
た、光分割素子4の光分割面40の反射側(照明光入射
側)には光源面6が配置され、また、射出瞳1に共役な
面7が位置する。
【0074】接眼光学系3の偏心プリズム10は第1面
11から第3面13で構成され、その第1面11は物体
側からの光束をプリズム10内に入射させると共に第2
面12で反射された光束をプリズム内で反射し、第2面
12は第1面11から入射した光束をプリズム内で反射
し、第3面13は第1面11で反射された光束をプリズ
ム外へ射出するように構成されており、第1面11は透
過作用と反射作用を併せ持つ同一の光学作用面となって
いる。
【0075】この偏心プリズム10のみからなる接眼光
学系3は、中間像を結像しないタイプの光学系からなっ
ている。
【0076】光分割素子4は2つの透明媒体41と42
が接合された接合プリズム部材からなり、その接合面に
半透過反射面の光分割面40を備えており、逆光線追跡
では、その射出面44、光分割面40、画像表示素子対
向面45を透過し、画像表示素子対向面45に接着され
ている反射型画像表示素子のカバーガラス51を経て反
射型画像表示素子の表示面5に到り、その表示面5で反
射された光束は、カバーガラス51、画像表示素子対向
面45を透過して光分割面40で反射され、光分割素子
4の照明光入射面43からプリズム外へ射出し、光源面
6に到る。なお、射出瞳1の像は、光源面6より後の射
出瞳1と共役な面7に結像する。
【0077】このような配置であるので、射出瞳1と共
役な面7よりも光分割素子4に近い位置に配置された光
源面6からの照明光は、光分割素子4の照明光入射面4
3から接合プリズム部材内に入射し、光分割面40で反
射され略平行光束になって画像表示素子対向面45から
接合プリズム部材外に出てカバーガラス51を介して反
射型画像表示素子の表示面5を略垂直に照明する。反射
型液晶表示素子の表示面5からの表示光は、カバーガラ
ス51を介して光分割素子4の画像表示素子対向面45
から接合プリズム部材内に入射し、今度は光分割面40
を透過してその射出面44から接合プリズム部材外に出
て、接眼光学系3の偏心プリズム10の第3面13から
プリズム10内に入射し、第1面11で全反射され、第
2面12で反射されて今度は第1面11で屈折されてプ
リズム10外に射出し、射出瞳1の位置にある観察者眼
球内に入り、反射型液晶表示素子の表示画像の拡大像を
形成する。
【0078】後記の構成パラメータの第2面から第5面
までがプリズム10であり、第6面から第7面までが画
像表示時の光分割素子4であり、第7面から第8面まで
がカバーガラス51であり、第8面が表示面5であり、
第8面から第9面までがカバーガラス51であり、第1
0面が反射面としての光分割面40であり、第11面が
光分割素子4の照明光入射面43であり、第12面が光
源面6であり、像面(第13面)が射出瞳1と共役な面
7である。そして、第2面から像面(第13面)の各面
は第1面の射出瞳1の中心を基準とした偏心量で表され
ている。
【0079】本発明の実施例3の光軸2を含むY−Z断
面図を図3に示す。この実施例の観察光学系の半画角
は、X方向16°、Y方向10.2°で、反射型画像表
示素子の大きさは11.52×7.2mmである。
【0080】この実施例は、逆光線追跡で、物体側から
光の通る順に、射出瞳1、偏心プリズム10、20、3
0からなる接眼光学系3、半透過反射面の光分割面40
を備えた光分割素子4、ウォブリング素子8、反射型画
像表示素子の表示面5からなり、また、光分割素子4の
光分割面40の反射側(照明光入射側)には光源面6が
配置され、また、射出瞳1に共役な面7が位置する。
【0081】ここで、ウォブリング素子8は、特開平7
−36054号に示されたいるように、位相変調素子と
複屈折媒体とが順次配置されてなり、画像表示素子の表
示面5を1次元方向又は2次元方向にウォブリング(絵
素ずらし、画素シフト)して高解像化する素子であり、
後記の構成パラメータ中では平行平板で表してある。
【0082】この実施例の接眼光学系3は実施例1の接
眼光学系3と同様である。
【0083】そして、光分割素子4は2つの透明媒体4
1と42が接合された接合プリズム部材からなり、その
接合面に半透過反射面の光分割面40を備えており、逆
光線追跡では、その射出面44、光分割面40、画像表
示素子対向面45を透過し、画像表示素子対向面45に
接着されているウォブリング素子8とそのウォブリング
素子8の反対側に接着されている反射型画像表示素子の
カバーガラス51とを経て反射型画像表示素子の表示面
5に到り、その表示面5で反射された光束は、カバーガ
ラス51、ウォブリング素子8、画像表示素子対向面4
5を透過して光分割面40で反射され、光分割素子4の
照明光入射面43からプリズム外へ射出し、光源面6に
到る。なお、射出瞳1の像は、光源面6より後の射出瞳
1と共役な面7に結像する。
【0084】このような配置であるので、射出瞳1と共
役な面7よりも光分割素子4に近い位置に配置された光
源面6からの照明光は、光分割素子4の照明光入射面4
3から接合プリズム部材内に入射し、光分割面40で反
射され略平行光束になって画像表示素子対向面45から
接合プリズム部材外に出て、ウォブリング素子8、カバ
ーガラス51を介して反射型画像表示素子の表示面5を
略垂直に照明する。反射型液晶表示素子の表示面5から
の表示光は、カバーガラス51とウォブリング素子8を
介して光分割素子4の画像表示素子対向面45から接合
プリズム部材内に入射し、今度は光分割面40を透過し
てその射出面44から接合プリズム部材外に出て、接眼
光学系3の偏心プリズム30の第4面34からプリズム
30内に入射し、第3面33で内部反射し、第2面32
で内部反射し、第1面31からプリズム30外に射出
し、偏心プリズム20の第3面23からプリズム20内
に入射し、第2面22で内部反射し、第1面21からプ
リズム20外に射出し、プリズム10の第3面13から
プリズム10内に入り、第1面11で全反射され、第2
面12で反射されて今度は第1面11で屈折されてプリ
ズム10外に射出し、射出瞳1の位置にある観察者眼球
内に入り、反射型液晶表示素子の表示画像の拡大像を形
成する。
【0085】後記の構成パラメータの第2面から第5面
までがプリズム10であり、第6面から第8面までがプ
リズム20であり、第9面から第12面までがプリズム
30であり、第13面から第14面までが画像表示時の
光分割素子4であり、第14面から第15面までがウォ
ブリング素子8であり、第15面から第16面までがカ
バーガラス51であり、第16面が表示面5であり、第
16面から第17面までがカバーガラス51であり、第
17面から第18面までがウォブリング素子8であり、
第19面が反射面としての光分割面40であり、第20
面が光分割素子4の照明光入射面43であり、第21面
が光源面6であり、像面(第22面)が射出瞳1と共役
な面7である。そして、第2面から像面(第22面)の
各面は第1面の射出瞳1の中心を基準とした偏心量で表
されている。
【0086】本発明の実施例4の光軸2を含むY−Z断
面図を図4に示す。この実施例の観察光学系の半画角
は、X方向18°、Y方向11.5°で、反射型画像表
示素子の大きさは11.52×7.2mmである。
【0087】この実施例は、逆光線追跡で、物体側から
光の通る順に、射出瞳1、偏心プリズム10、20、3
0からなる接眼光学系3、ウォブリング素子8、半透過
反射面の光分割面40を備えた光分割素子4、反射型画
像表示素子の表示面5からなり、また、光分割素子4の
光分割面40の反射側(照明光入射側)には光源面6が
配置され、また、射出瞳1に共役な面7が位置する。
【0088】この実施例は、ウォブリング素子8を光分
割素子4の接眼光学系3側に一体に接着して界面反射を
防止するようにした例である。
【0089】この実施例の接眼光学系3は実施例1の接
眼光学系3と同様である。
【0090】そして、光分割素子4は2つの透明媒体4
1と42が接合された接合プリズム部材からなり、その
接合面に半透過反射面の光分割面40を備えており、ま
た、光分割素子4の射出面44にウォブリング素子8が
接着されており、逆光線追跡では、そのウォブリング素
子8、射出面44、光分割面40、画像表示素子対向面
45を透過し、画像表示素子対向面45に接着されてい
る反射型画像表示素子のカバーガラス51を経て反射型
画像表示素子の表示面5に到り、その表示面5で反射さ
れた光束は、カバーガラス51、画像表示素子対向面4
5を透過して光分割面40で反射され、光分割素子4の
照明光入射面43からプリズム外へ射出し、光源面6に
到る。なお、射出瞳1の像は、光源面6より後の射出瞳
1と共役な面7に結像する。
【0091】このような配置であるので、射出瞳1と共
役な面7よりも光分割素子4に近い位置に配置された光
源面6からの照明光は、光分割素子4の照明光入射面4
3から接合プリズム部材内に入射し、光分割面40で反
射され略平行光束になって画像表示素子対向面45から
接合プリズム部材外に出てカバーガラス51を介して反
射型画像表示素子の表示面5を略垂直に照明する。反射
型液晶表示素子の表示面5からの表示光は、カバーガラ
ス51を介して光分割素子4の画像表示素子対向面45
から接合プリズム部材内に入射し、今度は光分割面40
を透過してその射出面44から接合プリズム部材外に出
て、ウォブリング素子8を経て、接眼光学系3の偏心プ
リズム30の第4面34からプリズム30内に入射し、
第3面33で内部反射し、第2面32で内部反射し、第
1面31からプリズム30外に射出し、偏心プリズム2
0の第3面23からプリズム20内に入射し、第2面2
2で内部反射し、第1面21からプリズム20外に射出
し、プリズム10の第3面13からプリズム10内に入
り、第1面11で全反射され、第2面12で反射されて
今度は第1面11で屈折されてプリズム10外に射出
し、射出瞳1の位置にある観察者眼球内に入り、反射型
液晶表示素子の表示画像の拡大像を形成する。
【0092】後記の構成パラメータの第2面から第5面
までがプリズム10であり、第6面から第8面までがプ
リズム20であり、第9面から第12面までがプリズム
30であり、第13面から第14面までがウォブリング
素子8であり、第14面から第15面までが画像表示時
の光分割素子4であり、第15面から第16面までがカ
バーガラス51であり、第16面が表示面5であり、第
16面から第17面までがカバーガラス51であり、第
18面が反射面としての光分割面40であり、第19面
が光分割素子4の照明光入射面43であり、第20面が
光源面6であり、像面(第21面)が射出瞳1と共役な
面7である。そして、第2面から像面(第21面)の各
面は第1面の射出瞳1の中心を基準とした偏心量で表さ
れている。
【0093】以下に上記実施例1〜4の構成パラメータ
を示す。以下の表中の“FFS”は自由曲面、“AS
S”は非球面を示す。 (実施例1) 面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ -1250.00 1 ∞(瞳) 偏心(1) 2 ASS 偏心(2) 1.4924 57.6 3 FFS 偏心(3) 1.4924 57.6 4 ASS 偏心(2) 1.4924 57.6 5 FFS 偏心(4) 6 ASS 偏心(5) 1.4924 57.6 7 ∞ 偏心(6) 1.4924 57.6 8 ASS 偏心(7) 9 FFS 偏心(8) 1.4924 57.6 10 FFS 偏心(9) 1.4924 57.6 11 FFS 偏心(10) 1.4924 57.6 12 FFS 偏心(11) 13 ∞ 偏心(12) 1.4924 57.6 14 ∞ 偏心(13) 1.5163 64.1 15 ∞ 偏心(14) 1.5163 64.1 16 ∞ 偏心(13) 1.4924 57.6 17 FFS 偏心(15) 1.4924 57.6 18 ∞ 偏心(16) 19 ∞ 偏心(17) 像 面 ∞ 偏心(18) ASS R -55.44 K 2.1396×10-1 A 3.9915×10-6 B 2.2958×10-9 C -3.1207×10-12 ASS R 18.43 K 7.4067×10-1 A 5.3964×10-5 B 1.0832×10-6 C -9.4725×10-9 ASS R 17.33 K -1.7782 A -5.5187×10-5 B -1.2987×10-7 C -7.8713×10-9 FFS C4 -1.3856×10-26 -1.3735×10-28 -1.0414×10-610 3.2479×10-511 -2.2932×10-613 -5.0980×10-615 -2.9220×10-617 -1.3012×10-919 -2.0877×10-821 1.0984×10-7 FFS C4 2.2988×10-26 8.7785×10-38 5.5743×10-410 4.1097×10-411 2.4130×10-413 7.6633×10-415 -7.3274×10-717 3.4372×10-619 -3.1331×10-521 -4.0687×10-7 FFS C4 -5.4349×10-36 -1.6790×10-28 -1.9228×10-310 -1.4828×10-311 -8.2821×10-513 -2.9887×10-415 -1.6176×10-417 -9.8905×10-619 -1.7842×10-521 -7.3258×10-6 FFS C4 3.9701×10-36 2.9194×10-38 -5.4333×10-510 1.9408×10-411 -1.4270×10-613 -1.1644×10-515 -9.9238×10-617 -6.3749×10-719 -1.1090×10-621 -8.1133×10-7 FFS C4 -1.2730×10-26 -1.0195×10-28 -1.0071×10-410 1.5580×10-411 2.7477×10-613 1.2945×10-515 1.0149×10-517 -5.9775×10-719 -5.9311×10-721 2.1818×10-7 FFS C4 5.4121×10-36 2.4681×10-28 -2.2435×10-310 -5.2114×10-411 2.3590×10-513 1.3835×10-415 2.4701×10-417 -6.3268×10-819 2.9510×10-521 2.5078×10-6 FFS C4 -2.2874×10-26 -1.5515×10-28 6.0651×10-410 2.6796×10-411 -3.0974×10-513 2.3913×10-515 -3.7454×10-517 -5.8534×10-619 -4.5885×10-621 -3.4778×10-6 偏心(1) X 0.00 Y 0.00 Z 0.00 α 0.00 β 0.00 γ 0.00 偏心(2) X 0.00 Y 9.36 Z 30.67 α 12.82 β 0.00 γ 0.00 偏心(3) X 0.00 Y -0.89 Z 39.29 α -23.24 β 0.00 γ 0.00 偏心(4) X 0.00 Y 14.24 Z 35.02 α 68.23 β 0.00 γ 0.00 偏心(5) X 0.00 Y 16.56 Z 35.83 α 83.43 β 0.00 γ 0.00 偏心(6) X 0.00 Y 24.62 Z 36.31 α 125.50 β 0.00 γ 0.00 偏心(7) X 0.00 Y 23.36 Z 44.53 α 176.05 β 0.00 γ 0.00 偏心(8) X 0.00 Y 22.40 Z 45.39 α 174.59 β 0.00 γ 0.00 偏心(9) X 0.00 Y 23.87 Z 58.07 α 153.85 β 0.00 γ 0.00 偏心(10) X 0.00 Y 32.07 Z 52.58 α 108.38 β 0.00 γ 0.00 偏心(11) X 0.00 Y 18.76 Z 51.08 α 89.86 β 0.00 γ 0.00 偏心(12) X 0.00 Y 17.76 Z 50.70 α 89.58 β 0.00 γ 0.00 偏心(13) X 0.00 Y 7.76 Z 50.62 α 89.58 β 0.00 γ 0.00 偏心(14) X 0.00 Y 4.48 Z 50.60 α 89.58 β 0.00 γ 0.00 偏心(15) X 0.00 Y 13.86 Z 50.67 α 125.47 β 0.00 γ 0.00 偏心(16) X 0.00 Y 11.73 Z 56.98 α 169.38 β 0.00 γ 0.00 偏心(17) X 0.00 Y 11.04 Z 58.73 α 154.38 β 0.00 γ 0.00 偏心(18) X 0.00 Y 10.78 Z 62.02 α 169.38 β 0.00 γ 0.00 。
【0094】 (実施例2) 面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ -1000.00 1 ∞(瞳) 偏心(1) 2 ASS 偏心(2) 1.5254 56.2 3 FFS 偏心(3) 1.5254 56.2 4 ASS 偏心(2) 1.5254 56.2 5 FFS 偏心(4) 6 ∞ 偏心(5) 1.5254 56.2 7 ∞ 偏心(6) 1.5230 59.4 8 ∞ 偏心(7) 1.5230 59.4 9 ∞ 偏心(6) 1.5254 56.2 10 FFS 偏心(8) 1.5254 56.2 11 ∞ 偏心(9) 12 ∞ 偏心(10) 像 面 ∞ 偏心(11) ASS R -175.89 K -4.2384×101 A -1.3242×10-6 B 2.3803×10-9 C -1.4058×10-12 FFS C4 -7.0300×10-36 -6.2313×10-38 5.4996×10-510 8.2785×10-511 9.6861×10-713 2.6608×10-615 2.2262×10-617 -7.0463×10-919 8.5166×10-821 2.5498×10-8 FFS C4 -2.4081×10-26 -3.2942×10-28 1.9668×10-410 4.4387×10-411 1.5508×10-513 8.3803×10-515 3.0133×10-517 -7.4980×10-719 -4.5423×10-621 -1.6514×10-6 FFS C4 8.3631×10-36 4.2922×10-38 7.0509×10-410 2.9488×10-411 5.6313×10-513 2.5429×10-515 6.0775×10-517 -2.1308×10-519 -3.0197×10-621 -7.2724×10-6 偏心(1) X 0.00 Y 0.00 Z 0.00 α 0.00 β 0.00 γ 0.00 偏心(2) X 0.00 Y -2.98 Z 32.35 α 5.66 β 0.00 γ 0.00 偏心(3) X 0.00 Y 3.25 Z 42.53 α -14.81 β 0.00 γ 0.00 偏心(4) X 0.00 Y 17.32 Z 39.86 α 57.58 β 0.00 γ 0.00 偏心(5) X 0.00 Y 20.22 Z 39.33 α 49.52 β 0.00 γ 0.00 偏心(6) X 0.00 Y 27.82 Z 45.82 α 49.52 β 0.00 γ 0.00 偏心(7) X 0.00 Y 28.66 Z 46.53 α 49.52 β 0.00 γ 0.00 偏心(8) X 0.00 Y 23.34 Z 43.69 α 87.52 β 0.00 γ 0.00 偏心(9) X 0.00 Y 30.30 Z 37.51 α 125.32 β 0.00 γ 0.00 偏心(10) X 0.00 Y 30.92 Z 37.00 α 120.32 β 0.00 γ 0.00 偏心(11) X 0.00 Y 34.38 Z 34.62 α 125.32 β 0.00 γ 0.00 。
【0095】 (実施例3) 面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ -1000.00 1 ∞(瞳) 偏心(1) 2 ASS 偏心(2) 1.4924 57.6 3 FFS 偏心(3) 1.4924 57.6 4 ASS 偏心(2) 1.4924 57.6 5 FFS 偏心(4) 6 -470.07 偏心(5) 1.4924 57.6 7 ∞ 偏心(6) 1.4924 57.6 8 18.57 偏心(7) 9 FFS 偏心(8) 1.4924 57.6 10 FFS 偏心(9) 1.4924 57.6 11 FFS 偏心(10) 1.4924 57.6 12 FFS 偏心(11) 13 ∞ 偏心(12) 1.4924 57.6 14 ∞ 偏心(13) 1.5163 64.1 15 ∞ 偏心(14) 1.5163 64.1 16 ∞ 偏心(15) 1.5163 64.1 17 ∞ 偏心(14) 1.5163 64.1 18 ∞ 偏心(13) 1.4924 57.6 19 FFS 偏心(16) 1.4924 57.6 20 ∞ 偏心(17) 21 ∞ 偏心(18) 像 面 ∞ 偏心(19) ASS R -51.67 K 2.4332 A -8.3613×10-7 B 2.3570×10-8 C -1.8757×10-11 FFS C4 -1.4290×10-26 -1.4176×10-28 1.7920×10-510 4.7202×10-511 -2.7695×10-613 -6.0900×10-615 -3.8163×10-617 -2.1081×10-819 4.1648×10-821 1.2537×10-7 FFS C4 -7.3719×10-36 -3.5314×10-28 8.0476×10-410 -2.2967×10-311 2.7243×10-513 3.1563×10-415 2.6656×10-417 -8.8980×10-719 -5.4431×10-621 1.9723×10-6 FFS C4 -1.0090×10-26 -3.3258×10-28 -5.3117×10-410 -6.2650×10-411 -1.1787×10-513 -1.0121×10-415 -1.0925×10-417 -7.2895×10-619 -2.1049×10-521 -1.9030×10-5 FFS C4 2.0590×10-36 -3.0456×10-38 2.6221×10-410 2.9679×10-411 -2.3378×10-613 -3.1006×10-615 1.0119×10-517 -6.1910×10-719 -3.9797×10-621 -2.9181×10-6 FFS C4 -1.4942×10-26 -1.4187×10-28 6.1858×10-510 2.1856×10-411 -8.7827×10-713 -2.8865×10-615 4.0624×10-617 -4.3121×10-719 -1.2927×10-621 -9.1384×10-7 FFS C4 -4.0255×10-36 2.1274×10-28 -2.6302×10-310 -3.3418×10-311 1.0966×10-513 1.5588×10-415 4.1184×10-417 -1.7475×10-519 -1.8305×10-521 -2.1189×10-5 FFS C4 -2.7168×10-26 -1.7403×10-28 3.3242×10-410 1.8083×10-411 -4.2453×10-513 2.1203×10-515 -3.4762×10-517 -5.2645×10-619 6.0649×10-821 -7.7514×10-7 偏心(1) X 0.00 Y 0.00 Z 0.00 α 0.00 β 0.00 γ 0.00 偏心(2) X 0.00 Y 8.95 Z 30.66 α 13.61 β 0.00 γ 0.00 偏心(3) X 0.00 Y 0.37 Z 39.39 α -20.44 β 0.00 γ 0.00 偏心(4) X 0.00 Y 14.51 Z 35.09 α 50.13 β 0.00 γ 0.00 偏心(5) X 0.00 Y 16.94 Z 36.49 α 80.10 β 0.00 γ 0.00 偏心(6) X 0.00 Y 22.80 Z 35.93 α 129.49 β 0.00 γ 0.00 偏心(7) X 0.00 Y 25.00 Z 41.92 α -165.94 β 0.00 γ 0.00 偏心(8) X 0.00 Y 21.30 Z 43.60 α 179.91 β 0.00 γ 0.00 偏心(9) X 0.00 Y 24.45 Z 57.19 α 151.80 β 0.00 γ 0.00 偏心(10) X 0.00 Y 30.18 Z 52.34 α 104.83 β 0.00 γ 0.00 偏心(11) X 0.00 Y 16.67 Z 52.53 α 88.31 β 0.00 γ 0.00 偏心(12) X 0.00 Y 14.89 Z 50.48 α 88.35 β 0.00 γ 0.00 偏心(13) X 0.00 Y 4.90 Z 50.19 α 88.35 β 0.00 γ 0.00 偏心(14) X 0.00 Y 3.20 Z 50.14 α 88.35 β 0.00 γ 0.00 偏心(15) X 0.00 Y 1.62 Z 50.10 α 88.35 β 0.00 γ 0.00 偏心(16) X 0.00 Y 11.39 Z 50.38 α 124.25 β 0.00 γ 0.00 偏心(17) X 0.00 Y 9.12 Z 56.68 α 173.24 β 0.00 γ 0.00 偏心(18) X 0.00 Y 8.94 Z 58.17 α 153.24 β 0.00 γ 0.00 偏心(19) X 0.00 Y 8.76 Z 59.66 α 173.24 β 0.00 γ 0.00 。
【0096】 (実施例4) 面番号 曲率半径 面間隔 偏心 屈折率 アッベ数 物体面 ∞ -1000.00 1 ∞(瞳) 偏心(1) 2 ASS 偏心(2) 1.4924 57.6 3 FFS 偏心(3) 1.4924 57.6 4 ASS 偏心(2) 1.4924 57.6 5 FFS 偏心(4) 6 38.63 偏心(5) 1.4924 57.6 7 ∞ 偏心(6) 1.4924 57.6 8 17.96 偏心(7) 9 FFS 偏心(8) 1.4924 57.6 10 FFS 偏心(9) 1.4924 57.6 11 FFS 偏心(10) 1.4924 57.6 12 FFS 偏心(11) 13 ∞ 偏心(12) 1.5163 64.1 14 ∞ 偏心(13) 1.4924 57.6 15 ∞ 偏心(14) 1.5163 64.1 16 ∞ 偏心(15) 1.5163 64.1 17 ∞ 偏心(14) 1.4924 57.6 18 FFS 偏心(16) 1.4924 57.6 19 ∞ 偏心(17) 20 ∞ 偏心(18) 像 面 ∞ 偏心(19) ASS R -49.38 K 7.3241×10-1 A -4.5432×10-6 B 2.1489×10-8 C -1.5676×10-11 FFS C4 -1.4755×10-26 -1.4222×10-28 2.1241×10-510 6.9832×10-511 -3.4264×10-613 -7.9043×10-615 -5.2511×10-617 -1.5242×10-819 6.2794×10-821 1.3664×10-7 FFS C4 7.0756×10-36 -3.0049×10-28 2.4938×10-310 3.3990×10-411 -1.6790×10-513 3.6129×10-415 2.7244×10-417 -5.5578×10-619 -1.4474×10-521 -1.8818×10-5 FFS C4 -4.0931×10-36 -3.3939×10-28 -8.9423×10-410 -8.0161×10-411 1.0380×10-513 -1.0052×10-415 -1.4063×10-417 -6.0799×10-619 -1.8472×10-521 -1.7630×10-5 FFS C4 2.6279×10-36 -5.1566×10-38 1.9361×10-410 4.0746×10-411 -1.7992×10-713 -5.6199×10-615 -1.5344×10-717 -3.1243×10-719 -4.9444×10-621 -4.0163×10-6 FFS C4 -1.4303×10-26 -1.5096×10-28 4.7954×10-510 2.6118×10-411 2.5974×10-713 5.1685×10-615 7.2799×10-617 -1.1364×10-719 -7.3233×10-721 -8.9366×10-8 FFS C4 -3.8916×10-36 3.3438×10-28 -9.4525×10-410 -2.3903×10-311 5.1305×10-513 1.7649×10-415 1.6419×10-417 -4.4288×10-619 -4.9533×10-621 6.4161×10-6 FFS C4 -2.6649×10-26 -1.7207×10-28 6.5022×10-410 4.0120×10-411 -4.3523×10-513 2.4539×10-515 -3.5081×10-517 -6.6101×10-619 -1.3642×10-621 -1.9252×10-6 偏心(1) X 0.00 Y 0.00 Z 0.00 α 0.00 β 0.00 γ 0.00 偏心(2) X 0.00 Y 9.33 Z 30.86 α 12.62 β 0.00 γ 0.00 偏心(3) X 0.00 Y 0.63 Z 39.36 α -20.96 β 0.00 γ 0.00 偏心(4) X 0.00 Y 14.81 Z 35.78 α 52.39 β 0.00 γ 0.00 偏心(5) X 0.00 Y 17.97 Z 33.43 α 74.78 β 0.00 γ 0.00 偏心(6) X 0.00 Y 23.85 Z 37.23 α 124.04 β 0.00 γ 0.00 偏心(7) X 0.00 Y 24.60 Z 44.19 α -177.49 β 0.00 γ 0.00 偏心(8) X 0.00 Y 21.12 Z 45.44 α 170.38 β 0.00 γ 0.00 偏心(9) X 0.00 Y 21.31 Z 58.89 α 144.17 β 0.00 γ 0.00 偏心(10) X 0.00 Y 28.58 Z 55.37 α 97.73 β 0.00 γ 0.00 偏心(11) X 0.00 Y 15.06 Z 53.03 α 79.22 β 0.00 γ 0.00 偏心(12) X 0.00 Y 14.26 Z 51.91 α 82.00 β 0.00 γ 0.00 偏心(13) X 0.00 Y 12.58 Z 51.68 α 82.00 β 0.00 γ 0.00 偏心(14) X 0.00 Y 2.67 Z 50.29 α 82.00 β 0.00 γ 0.00 偏心(15) X 0.00 Y 1.11 Z 50.07 α 82.00 β 0.00 γ 0.00 偏心(16) X 0.00 Y 9.11 Z 51.19 α 117.90 β 0.00 γ 0.00 偏心(17) X 0.00 Y 6.15 Z 57.20 α 164.00 β 0.00 γ 0.00 偏心(18) X 0.00 Y 5.65 Z 58.93 α 149.00 β 0.00 γ 0.00 偏心(19) X 0.00 Y 5.32 Z 60.08 α 164.00 β 0.00 γ 0.00 。
【0097】ところで、以上の実施例の本発明の画像表
示装置の接眼光学系を構成する単体の偏心プリズム10
〜30としては、上記の実施例の内部反射回数1〜2回
のものに限定されず種々の偏心プリズムを用いることが
できる。図5〜図12にその例を示す。なお、逆光線追
跡で説明する。
【0098】図5の場合は、プリズムPは第1面11
2、第2面113、第3面114、第4面115からな
り、瞳111を通って入射した光は、第1面112で屈
折してプリズムPに入射し、第2面113で内部反射
し、第3面114で内部反射し、第4面115に入射し
て屈折されて、像面116に結像する。
【0099】図6の場合は、プリズムPは第1面11
2、第2面113、第3面114、第4面115からな
り、瞳111を通って入射した光は、第1面112で屈
折してプリズムPに入射し、第2面113で内部反射
し、再び第1面112に入射して今度は全反射し、第3
面114で内部反射し、第4面115に入射して屈折さ
れて、像面116に結像する。
【0100】図7の場合は、プリズムPは第1面11
2、第2面113、第3面114、第4面115からな
り、瞳111を通って入射した光は、第1面112で屈
折してプリズムPに入射し、第2面113で内部反射
し、第3面114に入射して全反射し、第4面115に
入射して内部反射し、再び第3面114に入射して今度
は屈折されて、像面116に結像する。
【0101】図8の場合は、プリズムPは第1面11
2、第2面113、第3面114からなり、瞳111を
通って入射した光は、第1面112で屈折してプリズム
Pに入射し、第2面113で内部反射し、第3面114
で内部反射し、再び第1面112に入射して今度は全反
射し、再び第2面113に入射して今度は屈折されて、
像面116に結像する。
【0102】図9の場合は、プリズムPは第1面11
2、第2面113、第3面114、第4面115からな
り、瞳111を通って入射した光は、第1面112で屈
折してプリズムPに入射し、第2面113で内部反射
し、第3面114に入射して内部反射し、第2面113
に再度入射して内部反射し、第4面115に入射して屈
折されて、像面116に結像する。
【0103】図10の場合は、プリズムPは第1面11
2、第2面113、第3面114、第4面115からな
り、瞳111を通って入射した光は、第1面112で屈
折してプリズムPに入射し、第2面113で内部反射
し、第3面114に入射して内部反射し、第2面113
に再度入射して内部反射し、第4面115に入射して内
部反射し、第2面113に再度入射して今度は屈折され
て、像面116に結像する。
【0104】図11の場合は、プリズムPは第1面11
2、第2面113、第3面114からなり、瞳111を
通って入射した光は、第1面112で屈折してプリズム
Pに入射し、第2面113で内部反射し、再び第1面1
12に入射して今度は全反射し、第3面114で内部反
射し、三たび第1面112に入射して全反射し、第3面
114に再度入射して今度は屈折されて、像面116に
結像する。
【0105】図12の場合は、プリズムPは第1面11
2、第2面113、第3面114からなり、瞳111を
通って入射した光は、第1面112で屈折してプリズム
Pに入射し、第2面113で内部反射し、再び第1面1
12に入射して今度は全反射し、第3面114で内部反
射し、三たび第1面112に入射して全反射し、再び第
3面114に入射して内部反射し、四たび第1面112
に入射して今度は屈折されて、像面116に結像する。
【0106】また、図1〜図12に示した偏心プリズム
10、20、30、Pを単体で接眼光学系3として用い
てもよいが、実施例1のように、これらの偏心プリズム
10、20、30、Pを2個ないし3個以上を組み合わ
せて接眼光学系3として用いてもよい。その際、実施例
1のように中間像を1回結像するタイプ、あるいは中間
像を結像しないタイプ、あるいは、中間像を2回以上結
像するタイプとしてもよい。
【0107】以上のような本発明による画像表示装置
は、例えば頭部装着型画像表示装置として用いることが
できる。その例を以下に示す。
【0108】まず、図13に頭部装着型で両眼装着用の
画像表示装置を観察者頭部に装着した状態を、図14に
その断面図を示す。この構成は、本発明による光学系を
図14に示すように表示用光学系100として用いてお
り(実施例2の光学系を用いている。)、この表示用光
学系100と反射型画像表示素子101からなる組みを
左右一対用意し、それらを眼輻距離だけ離して支持する
ことにより、両眼で観察できる据え付け型又は頭部装着
型画像表示装置のようなポータブル型の画像表示装置1
02として構成されている。
【0109】すなわち、表示装置本体102には、前記
のような表示用光学系100が観察光学系として用いら
れ、その表示用光学系100が左右一対備えられ、それ
らに対応して像面に反射型液晶表示素子からなる反射型
画像表示素子101が配置されている。そして、表示装
置本体102には、図13に示すように、左右に連続し
て図示のような側頭フレーム103が設けられ、表示装
置本体102を観察者の眼前に保持できるようになって
いる。なお、各画像表示装置102の接眼光学系100
のプリズム10の第1面11(図2)を保護するため
に、図14に示すように、接眼光学系100の射出瞳と
第1面11の間にカバー部材91が配置されている。こ
のカバー部材91としては、平行平面板、正レンズある
いは負レンズの何れを用いてもよい。
【0110】また、側頭フレーム103にはスピーカ1
04が付設されており、画像観察と共に立体音響を聞く
ことができるようになっている。このようにスピーカ1
04を有する表示装置本体102には、映像音声伝達コ
ード105を介してポータブルビデオカセット等の再生
装置106が接続されているので、観察者はこの再生装
置106を図示のようにベルト箇所等の任意の位置に保
持して、映像音響を楽しむことができるようになってい
る。図13の符号107は再生装置106のスイッチ、
ボリューム等の調節部である。なお、表示装置本体10
2の内部に映像処理、音声処理回路等の電子部品を内蔵
させてある。
【0111】なお、コード105は先端をジャックにし
て、既存のビデオデッキ等に取り付け可能としてもよ
い。さらに、TV電波受信用チューナーに接続してTV
鑑賞用としてもよいし、コンピュータに接続してコンピ
ュータグラフィックスの映像や、コンピュータからのメ
ッセージ映像等を受信するようにしてもよい。また、邪
魔なコードを排斥するために、アンテナを接続して外部
からの信号を電波によって受信するようにしてもよい。
【0112】さらに、本発明による表示用光学系は、接
眼光学系を左右何れか一方の眼前に配置した片眼用の頭
部装着型画像表示装置に用いてもよい。図15にその片
眼装着用の画像表示装置を観察者頭部に装着(この場合
は、左眼に装着)した状態を示す。この構成では、表示
用光学系100と反射型画像表示素子101からなる組
み1つからなる表示装置本体102が前フレーム108
の対応する眼の前方位置に取り付けられ、その前フレー
ム108には左右に連続して図示のような側頭フレーム
103が設けられており、表示装置本体102を観察者
の片眼前に保持できるようになっている。その他の構成
は図13の場合と同様であり、説明は省く。
【0113】ところで、以上のような本発明による両眼
あるいは片眼装着用の頭部装着型画像表示装置におい
て、外界像を表示像と同時にあるいは表示像と外界像を
選択的に観察可能にするには、図14に示すように、表
示用光学系100を構成する偏心プリズム10の射出瞳
に面する反射面12を半透過反射面とし、その半透過反
射面12に接してあるいは若干離間して偏心プリズム1
0による偏角あるいはパワーを補償する別の偏心プリズ
ム80を配置し、2つの偏心プリズム10、80を透過
して外界を観察可能に構成することが望ましい。その場
合には、破線で示した外界光を遮断したり透過させる液
晶シャッターのようなシャッター81を別の偏心プリズ
ム80の入射側(観察者の眼とは反対の側)に配置し
て、シャッター81を開いて外界像を観察(シースル
ー)可能にするか、外界像と表示像の重畳像を観察可能
にし、シャッター81を閉じて表示素子101の表示像
を観察可能に構成することが望ましい。
【0114】以上の本発明の画像表示装置は例えば次の
ように構成することができる。
【0115】〔1〕 観察するための画像を形成する表
示面の前側から入射した照明光束を反射することによっ
て画像を表示する反射型画像表示手段と、前記反射型画
像表示手段の表示面に照明光を入射させる光分割素子
と、前記反射型画像表示手段の表示面に表示された画像
を観察者の眼球が位置すべき瞳位置に導く接眼光学系と
を備えた画像表示装置において、前記光分割素子が観察
光路と照明光路を分離する半透過反射面を備え、前記半
透過反射面が照明光源からの照明光束に対して正のパワ
ーを与える回転非対称な曲面形状にて形成されているこ
とを特徴とする画像表示装置。
【0116】〔2〕 前記光分割素子がプリズム部材か
らなり、前記半透過反射面が前記プリズム部材の屈折率
が1より大きい透明媒質中に設けられていることを特徴
とする上記1記載の画像表示装置。
【0117】〔3〕 観察するための画像を形成する表
示面の前側から入射した照明光束を反射することによっ
て画像を表示する反射型画像表示手段と、前記反射型画
像表示手段の表示面に照明光を入射させる光分割素子
と、前記反射型画像表示手段の表示面に表示された画像
を観察者の眼球が位置すべき瞳位置に導く接眼光学系と
を備えた画像表示装置において、前記接眼光学系と前記
反射型画像表示手段と前記光分割素子を介して前記瞳位
置と共役な位置よりも前記光分割素子に近い位置に照明
光源が配置されていることを特徴とする画像表示装置。
【0118】〔4〕 光軸を、前記照明光源の中心から
出て前記反射型画像表示手段の表示面の中心で反射し、
前記瞳位置の中心に到る光線とし、光軸が前記光分割素
子の光分割面と交わる点をN、前記瞳位置と共役な位置
と交わる点をP、前記照明光源と交わる点をLとし、光
路長NLを光路長NPで割った値をαとするとき、 0.5<α<0.9 ・・・(3) を満たすことを特徴とする上記3記載の画像表示装置。
【0119】〔5〕 前記光分割素子が光分割面として
半透過反射面を備え、前記半透過反射面が照明光源から
の照明光束に対して正のパワーを与える回転非対称な曲
面形状にて形成されていることを特徴とする上記3又は
4記載の画像表示装置。
【0120】〔6〕 観察するための画像を形成する表
示面の前側から入射した照明光束を反射することによっ
て画像を表示する反射型画像表示手段と、前記反射型画
像表示手段の表示面に照明光を入射させる光分割素子
と、前記反射型画像表示手段の表示面に表示された画像
を観察者の眼球が位置すべき瞳位置に導く接眼光学系と
を備えた画像表示装置において、前記光分割素子がプリ
ズム部材からなり、前記照明光源面を前記プリズム部材
の照明光入射面に対して傾けて配置したことを特徴とす
る画像表示装置。
【0121】〔7〕 前記プリズム部材の照明光入射面
と前記照明光源面とのなす角をβとし、前記照明光入射
面と前記照明光源面との間隔が、前記照明光入射面の前
記表示面に近い側でより狭くなるときにβが正である定
義したとき、 2°<β<30° ・・・(4) を満たすことを特徴とする上記6記載の画像表示装置。
【0122】〔8〕 光軸を、前記照明光源の中心から
出て前記反射型画像表示手段の表示面の中心で反射し、
前記瞳位置の中心に到る光線とし、光軸が前記光分割素
子の光分割面と交わる点をN、前記接眼光学系と前記反
射型画像表示手段と前記光分割素子を介して前記瞳位置
と共役な位置と交わる点をP、前記照明光源面と交わる
点をLとし、光路長NLを光路長NPで割った値をαと
するとき、 0.5<α<0.9 ・・・(3) を満たすことを特徴とする上記6又は7記載の画像表示
装置。
【0123】
〔9〕 前記光分割素子が光分割面として
半透過反射面を備え、前記半透過反射面が照明光源から
の照明光束に対して正のパワーを与える回転非対称な曲
面形状にて形成されていることを特徴とする上記6から
8の何れか1項記載の画像表示装置。
【0124】〔10〕 前記光分割素子による前記照明
光源からの照明光の光軸の偏向角をθとするとき、 94°<θ<120° ・・・(5) を満たすことを特徴とする上記1から9の何れか1項記
載の画像表示装置。
【0125】〔11〕 前記反射型画像表示手段のカバ
ー部材と前記光分割素子との間を光学接着剤で接合した
ことを特徴とする上記1から10の何れか1項記載の画
像表示装置。
【0126】〔12〕 前記反射型画像表示手段のカバ
ー部材と前記光分割素子との間に光学接着剤で両者に一
体に、前記反射型画像表示素子の表示面を1次元方向又
は2次元方向にウォブリングするウォブリング素子を接
合したことを特徴とする上記1から11の何れか1項記
載の画像表示装置。
【0127】〔13〕 前記光分割素子の前記接眼光学
系側に、前記反射型画像表示素子の表示面を1次元方向
又は2次元方向にウォブリングするウォブリング素子を
光学接着剤で接合したことを特徴とする上記1から11
の何れか1項記載の画像表示装置。
【0128】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、反射型画像表示素子を用いた画像表示装置に
おいて、反射型画像表示手段の表示面に照明光を入射さ
せる光分割素子の光分割面にパワーを持たせることによ
り、光分割素子の光軸方向の厚みを薄くすると共に、光
収束素子を省くことができ、均一な照明が可能で小型の
画像表示装置を少ない部品点数で構成することが可能に
なり、また、その部品の精度だけで収差が決まり、画像
表示装置の組立時の精度が緩くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の画像表示装置の光学系の断
面図である。
【図2】本発明の実施例2の画像表示装置の光学系の断
面図である。
【図3】本発明の実施例3の画像表示装置の光学系の断
面図である。
【図4】本発明の実施例4の画像表示装置の光学系の断
面図である。
【図5】本発明の画像表示装置の接眼光学系のプリズム
に適用可能な偏心プリズムの1例を示す図である。
【図6】本発明の画像表示装置の接眼光学系のプリズム
に適用可能な偏心プリズムの別の例を示す図である。
【図7】本発明の画像表示装置の接眼光学系のプリズム
に適用可能な偏心プリズムの別の例を示す図である。
【図8】本発明の画像表示装置の接眼光学系のプリズム
に適用可能な偏心プリズムの別の例を示す図である。
【図9】本発明の画像表示装置の接眼光学系のプリズム
に適用可能な偏心プリズムの別の例を示す図である。
【図10】本発明の画像表示装置の接眼光学系のプリズ
ムに適用可能な偏心プリズムの別の例を示す図である。
【図11】本発明の画像表示装置の接眼光学系のプリズ
ムに適用可能な偏心プリズムの別の例を示す図である。
【図12】本発明の画像表示装置の接眼光学系のプリズ
ムに適用可能な偏心プリズムの別の例を示す図である。
【図13】本発明による頭部装着型で両眼装着用の画像
表示装置を観察者頭部に装着した状態を示す図である。
【図14】図13の断面図である。
【図15】本発明による頭部装着型で片眼装着用の画像
表示装置を観察者頭部に装着した状態を示す図である。
【符号の説明】
1…射出瞳 2…軸上主光線(光軸) 3…接眼光学系 4…光分割素子 5…表示面 6…光源面 7…射出瞳に共役な面(入射瞳) 8…ウォブリング素子 10、20、30…偏心プリズム 11、21、31…第1面 12、22、32…第2面 13、23、33…第3面 34…第4面 40…光分割面(半透過反射面) 41、42…透明媒体 43…照明光入射面 44…射出面 45…画像表示素子対向面 51…カバーガラス 80…偏心プリズム 81…シャッター 91…カバー部材 100…表示用光学系 101…反射型画像表示素子 102…画像表示装置(表示装置本体) 103…側頭フレーム 104…スピーカ 105…映像音声伝達コード 106…再生装置 107…調節部 108…前フレーム 111…瞳 112…第1面 113…第2面 114…第3面 115…第4面 116…像面 P…偏心プリズム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // G02F 1/13 505 G02F 1/13 505 Fターム(参考) 2H087 KA07 KA24 LA12 RA06 RA12 RA13 RA45 TA01 TA02 TA05 TA06 2H088 EA10 HA22 HA23 HA28 MA06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察するための画像を形成する表示面の
    前側から入射した照明光束を反射することによって画像
    を表示する反射型画像表示手段と、前記反射型画像表示
    手段の表示面に照明光を入射させる光分割素子と、前記
    反射型画像表示手段の表示面に表示された画像を観察者
    の眼球が位置すべき瞳位置に導く接眼光学系とを備えた
    画像表示装置において、 前記光分割素子が観察光路と照明光路を分離する半透過
    反射面を備え、前記半透過反射面が照明光源からの照明
    光束に対して正のパワーを与える回転非対称な曲面形状
    にて形成されていることを特徴とする画像表示装置。
  2. 【請求項2】 観察するための画像を形成する表示面の
    前側から入射した照明光束を反射することによって画像
    を表示する反射型画像表示手段と、前記反射型画像表示
    手段の表示面に照明光を入射させる光分割素子と、前記
    反射型画像表示手段の表示面に表示された画像を観察者
    の眼球が位置すべき瞳位置に導く接眼光学系とを備えた
    画像表示装置において、 前記接眼光学系と前記反射型画像表示手段と前記光分割
    素子を介して前記瞳位置と共役な位置よりも前記光分割
    素子に近い位置に照明光源が配置されていることを特徴
    とする画像表示装置。
  3. 【請求項3】 観察するための画像を形成する表示面の
    前側から入射した照明光束を反射することによって画像
    を表示する反射型画像表示手段と、前記反射型画像表示
    手段の表示面に照明光を入射させる光分割素子と、前記
    反射型画像表示手段の表示面に表示された画像を観察者
    の眼球が位置すべき瞳位置に導く接眼光学系とを備えた
    画像表示装置において、 前記光分割素子がプリズム部材からなり、前記照明光源
    面を前記プリズム部材の照明光入射面に対して傾けて配
    置したことを特徴とする画像表示装置。
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