JP2002090060A - 冷蔵庫 - Google Patents

冷蔵庫

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JP2002090060A
JP2002090060A JP2000284734A JP2000284734A JP2002090060A JP 2002090060 A JP2002090060 A JP 2002090060A JP 2000284734 A JP2000284734 A JP 2000284734A JP 2000284734 A JP2000284734 A JP 2000284734A JP 2002090060 A JP2002090060 A JP 2002090060A
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compartment
refrigerator
cooler
vegetable
room
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Masayasu Nishida
正恭 西田
Nobumasa Kanda
展昌 神田
Taiji Oshiro
泰治 大城
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Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F25D2317/00Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass
    • F25D2317/06Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation
    • F25D2317/062Details or arrangements for circulating cooling fluids; Details or arrangements for circulating gas, e.g. air, within refrigerated spaces, not provided for in other groups of this subclass with forced air circulation along the inside of doors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25DREFRIGERATORS; COLD ROOMS; ICE-BOXES; COOLING OR FREEZING APPARATUS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 容積効率の高い冷蔵庫を提供する。 【解決手段】 上から順に貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室
11と、冷蔵室11よりも室内温度を高く設定して主に
野菜類を冷蔵保存する野菜室12と、貯蔵物を冷凍保存
する冷凍室13とに区分けされた冷蔵庫1において、電
子回路を一体に組み込んだ回路組品58を収納する回路
組品収納部59を野菜室12の背後に断熱壁2dを介し
て設け、冷蔵室11及び野菜室12内を冷却する冷蔵室
用冷却器25を冷蔵室11の背後に配するとともに、冷
凍室13内を冷却する冷凍室用冷却器21を冷凍室13
の背後に配した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷蔵庫に関し、特
に、室内温度の異なる複数の貯蔵室を有する冷蔵庫に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来の冷蔵庫は特開平11−31147
3号公報に開示されるように、上方から冷蔵室、野菜
室、冷凍室が区分けして配置されている。冷蔵室は食品
等を冷蔵保存するために例えば3℃の室内温度に設定さ
れている。野菜室は野菜等を冷蔵保存するために設けら
れ、野菜の乾燥を防止するために例えば5℃の室内温度
に設定されている。冷凍室は食品等を冷凍保存するため
に例えば−18℃の室内温度に設定されている。
【0003】冷凍室の背後の下部には圧縮機が配され、
野菜室の背後及び冷凍室の背後に夫々配された冷蔵室用
冷却器及び冷凍室用冷却器に連結されている。そして、
圧縮機の駆動により冷凍サイクルが運転され、互いに連
通する冷蔵室及び野菜室が冷蔵室用冷却器により冷却さ
れる。また、冷凍室が冷凍室用冷却器により冷却され
る。圧縮機は、各室の設定温度及び各室に設けられた温
度センサの入力に基づいて冷蔵室の背後に配された制御
部によって制御されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の冷蔵庫によると、電子回路を有する制御部は、動
作時に発熱を伴う。このため、冷蔵室と制御部とを熱的
に遮断するために両者の間に断熱材が配される。冷蔵室
の室内温度は低温であるため断熱材の厚みを厚くする必
要がある。従って、冷蔵室の奥行きが狭くなり、冷蔵庫
の容積効率が低い問題があった。
【0005】また、冷蔵室用冷却器の蒸発温度は例えば
−15℃になっており、極低温の冷蔵室用冷却器と野菜
室とを熱的に遮断するために両者の間に厚みの厚い断熱
材が配される。従って、野菜室の奥行きが狭くなり冷蔵
庫の容積効率が更に低くなる問題があった。
【0006】本発明は、容積効率の高い冷蔵庫を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、貯蔵物を貯蔵する複数の貯蔵室を有し、設
定温度が最も高温の前記貯蔵室の背後に断熱壁を介し
て、回路組品を収納する回路組品収納部を設けたことを
特徴としている。この構成によると、回路組品収納部に
収容された回路組品に通電されることにより冷蔵庫の運
転が行われる。回路組品への通電による発熱は断熱壁に
より断熱される。回路組品が対面する貯蔵室は室内温度
が高いため、回路組品収納部と貯蔵室との間に配される
断熱壁を薄くしても十分な断熱効果が確保される。これ
により冷蔵庫全体のスペースの利用効率(容積効率)が
向上する。
【0008】また本発明は、野菜室を含む複数の貯蔵室
を有し、回路組品を収納する回路組品収納部を前記野菜
室の背後に断熱壁を介して設けたことを特徴としてい
る。また本発明は、上記構成の冷蔵庫において、前記野
菜室を他の貯蔵室内に配したことを特徴としている。
【0009】また本発明は、上から順に貯蔵物を冷蔵保
存する冷蔵室と、前記冷蔵室よりも室内温度を高く設定
して主に野菜類を冷蔵保存する野菜室と、貯蔵物を冷凍
保存する冷凍室とに区分けされた冷蔵庫において、電子
回路を一体に組み込んだ回路組品を収納する回路組品収
納部を前記野菜室の背後に断熱壁を介して設けたことを
特徴としている。
【0010】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記野菜室を前記冷蔵室内の下部に配したことを特
徴としている。
【0011】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記冷蔵室及び前記野菜室内を冷却する冷蔵室用冷
却器を前記冷蔵室の背後に設けるとともに、前記冷凍室
内を冷却する冷凍室用冷却器を前記冷凍室の背後に設け
たことを特徴としている。この構成によると、冷蔵室用
冷却器により生成された冷気は互いに連通する冷蔵室及
び野菜室に流入して熱交換し、冷蔵室用冷却器に戻る。
冷凍室用冷却器により生成された冷気は冷凍室に流入し
て冷凍室内で熱交換して冷凍室用冷却器に戻る。
【0012】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記野菜室の上方に前記冷蔵室用冷却器を配置する
とともに、前記野菜室の上部から前記冷蔵室用冷却器に
延びて前記野菜室内の冷気を前記冷蔵室用冷却器に導く
冷気戻り通路を設けたことを特徴としている。この構成
によると、野菜室内の冷気は、野菜室の上方から冷気戻
り通路を介して冷蔵室用冷却器に導かれる。
【0013】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記冷蔵室用冷却器により生成された冷気を前記冷
蔵室内に吐出する冷気吐出通路と、前記野菜室内の冷気
を前記冷蔵室用冷却器に導く冷気戻り通路とを設け、前
記冷気戻り通路を前記冷気吐出通路よりも長くしたこと
を特徴としている。
【0014】この構成によると、冷蔵室用冷却器により
生成された冷気は長さの短い冷気吐出通路を介して冷蔵
室内に吐出される。該冷気は冷蔵室内で熱交換して冷蔵
室内を冷却した後、冷蔵室と連通する野菜室内に流入し
て熱交換により野菜室内を冷却する。その後、長さの長
い冷気戻り通路を介して回路収納部から離れた冷蔵室用
冷却器に戻る。
【0015】また本発明は、上記構成の冷蔵庫におい
て、前記冷凍室を冷却する冷却器と、前記冷却器に連結
される圧縮機とを、前記冷凍室の背後の左右方向に並設
したことを特徴としている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1、図2は一実施形態の冷蔵庫を
示す側面断面図及び正面図である。冷蔵庫1は外面を覆
う外箱2aの内側に内箱2bが配され、外箱2aと内箱
2bとの隙間には発泡ウレタン等の断熱材2cが充填さ
れている。
【0017】冷蔵庫1の内部は上から冷蔵室11、野菜
室12、冷凍室13の順に区分けされている。使用頻度
の高い冷蔵室11を上方に配置し、重量の大きな野菜室
12を冷蔵室11の下方に配置することで貯蔵物の出し
入れを行いやすくして冷蔵庫1の使用勝手をよくしてい
る。
【0018】野菜室12と冷凍室13とは断熱材から成
る仕切枠17及び仕切板19によって仕切られており、
冷凍室13は更に断熱材から成る仕切枠18により上部
と下部に仕切られている。冷蔵室11と野菜室12とは
断熱材から成る仕切枠16及び樹脂成形品から成る仕切
板31、32によって仕切られている。
【0019】冷蔵室11の下部には仕切板46で仕切ら
れた隔離室である氷温室14が設けられている。冷蔵室
11には食品等を載置する複数の棚45が設けられてい
る。冷蔵室11の前面は回動式の断熱扉3により開閉可
能になっている。野菜室12、冷凍室13の上部及び冷
凍室13の下部は夫々スライド式の断熱扉4、5、6に
より前面が開閉可能になっており、収納容器54、5
5、56を引出せるようになっている。
【0020】冷凍室13の後部の正面から見て右側には
圧縮機20が配されており、圧縮機20は冷気通路2
3、29内に配される冷却器21、25に接続されて冷
凍サイクルが構成されている。冷却器21は冷凍室13
の後部の正面から見て左側に配されている。これによ
り、冷却器21と圧縮機20とを上下方向で重なる位置
に配置することができ、冷却器21の上端が低い位置に
配されるようになっている。
【0021】冷凍サイクルの回路図を図3に示すと、圧
縮機20には凝縮器71が連結されており、矢印A1の
ように冷媒がキャピラリーチューブ72、73及び冷却
器25を通って圧縮機20に戻る第1の冷凍サイクルが
構成されている。また、矢印A2のように冷媒がキャピ
ラリーチューブ72、74及び冷却器21を通って圧縮
機20に戻る第2の冷凍サイクルが構成されている。7
7は凝縮器71を冷却する冷却ファンである。
【0022】第1の冷凍サイクルと第2の冷凍サイクル
とは並列に構成され、開閉弁78を開くと第1の冷凍サ
イクルと第2の冷凍サイクルとが同時に運転される。従
って、冷却器21、25による冷却が行われ、送風機2
2、26の駆動により冷凍室13及び冷蔵室11に冷気
が送出される。
【0023】開閉弁78を閉じると、第2の冷凍サイク
ルが運転され、冷却器21による冷却が行われて送風機
22の駆動により冷凍室13のみの冷却が行われる。冷
蔵室11と冷凍室13とのそれぞれに専用の冷却器2
5、21を設けているので、冷却器25の冷却温度を高
く設定して冷却器25、部材42及び冷蔵室11内の結
露や氷結を抑制することができるとともに、冷却効率を
向上させるようになっている。
【0024】そして、冷却器25の蒸発温度を高くでき
るので、冷却器25の前面や背面に配される部材42や
断熱材2cの厚みを薄くして冷蔵庫1の容積効率を増加
させることができる。また、冷蔵室11及び野菜室12
の室内温度が所定範囲内にある場合には、圧縮機20及
び冷却ファン77を出力を下げて第2の冷凍サイクルを
運転することにより、省エネルギー化を図ることができ
るようになっている。
【0025】更に、冷却器21、25を並列に配してい
るので、冷媒の流通する配管接続を簡素化することがで
きる。即ち、溶接箇所の多くを圧縮機20が配される機
械室内に設けることができ生産性やメンテナンス性が向
上する。尚、75、76は冷蔵室11及び冷凍室13内
の温度を検知する温度センサであり、温度センサ75、
76の検知によって圧縮機20が駆動されるようになっ
ている。
【0026】また、開閉弁78に替えて、図中、破線で
示す三方弁79を設けてもよい。三方弁79の切替によ
って第1の冷凍サイクルと第2の冷凍サイクルとを同時
に運転する場合と、第2の冷凍サイクルのみを運転する
場合とに切り替えて冷蔵室11及び冷凍室13を冷却す
ることができる。
【0027】図1、図2において、冷却器21、25の
下方には冷却器21、25の除霜を行う除霜ヒータ6
1、62が設けられている。63、64はドレン受け部
材である。冷却器21は冷気通路23内に配されてお
り、冷気通路23の壁面は内箱2bと樹脂成形品から成
るエバカバー33とにより形成されている。送風機22
は冷気通路23内の冷却器21の上方に配されている。
冷気通路23は冷凍室13の背面板33aに設けられた
吐出口13a、13c及び戻り口13bによって冷凍室
13と連通している。
【0028】冷却器25は冷気通路29内に配され、送
風機26は冷却器25の上方に配されている。冷気通路
29は冷却器25により生成された冷気を冷蔵室11に
導く冷気吐出通路27と、冷蔵室11内の冷気を冷却器
25に戻す冷気戻り通路28とから成っている。
【0029】冷気戻り通路28の壁面は冷蔵室11及び
氷温室14の背壁を形成する部材42と内箱2bにより
形成されている。冷気吐出通路27は隔壁27aにより
前後に分割され、部材42と隔壁27aから成る前部2
7dと、隔壁27aと内箱2bから成る後部27eとを
有している。隔壁27aにより冷却器25と圧力室27
bとが隔離され、隔壁27aに送風機26が取り付けら
れている。部材42はアルミニウムやステンレス等の金
属板を板金加工して形成されている。
【0030】冷蔵室11の天井部分には冷気吐出通路2
7と連通する天井冷気吐出通路57が設けられている。
天井冷気吐出通路57の壁面は樹脂成形品から成る上面
板43と内箱2bとにより形成されている。部材42及
び上面板43には吐出口42a、43aが設けられてい
る。冷蔵室11の天井中央部には透明な照明カバー53
で覆われた照明灯51が設けられ、冷蔵室11内を照明
するようになっている。
【0031】冷気戻り通路28の左方には、製氷器67
に給水を行う給水ポンプ66が配されており、右方には
送風機26の吐出側から分岐して氷温室14の背面に冷
気を導く氷温ダクト60が設けられている。また、野菜
室12の背後には、断熱壁2dを介して回路組品収納部
59が設けられ、圧縮機20、送風機23、26等を駆
動するための電子回路の回路組品58が設置されてい
る。
【0032】上記構成の冷蔵庫1において、圧縮機20
の駆動により第2の冷凍サイクルが運転されると、冷却
器21による冷却が行われ、送風機22が駆動される。
これにより、冷凍室13内の空気は戻り口13bから冷
気通路23に吸引される。該空気は冷却器21と熱交換
して冷却され、吐出口13a、13cから冷凍室13に
吐出される。これにより、冷凍室13内が例えば−20
℃に冷却される。
【0033】第1の冷凍サイクルを運転して送風機26
が駆動されると、野菜室12内の空気は戻り口12bか
ら冷気戻り通路28に吸引される。該空気は冷却器25
と熱交換して冷却され、冷気吐出通路27内を流通して
吐出口42a、43aから冷蔵室11内に吐出される。
【0034】冷蔵室11内の冷気は棚45の間や棚45
の前面を通り連通路12aを介して野菜室12内の前方
に吐出される。そして、収納容器54の前面から下方を
通って野菜室12内を冷却し、戻り口12bから冷気戻
り通路28に導かれて冷気が循環する。吐出口42a、
43aから冷蔵室11に吐出された冷気は、野菜室12
に流入するまでの間に食品等と熱交換して冷熱を奪われ
る。これにより、冷蔵室11内は例えば3℃に冷却さ
れ、野菜室12内は例えば5℃に冷却される。
【0035】また、部材42は冷却器25により生成さ
れた冷気による冷熱を伝えて部材42の全面から冷蔵室
11内に放出し、冷蔵室11内を均一に冷却するように
なっている。冷蔵室11及び野菜室12を循環する冷気
は熱交換が完全に行われないため戻り口12bから冷気
戻り通路28に流入する冷気の温度は例えば約−1℃に
なっている。
【0036】そして、冷気戻り通路28を通る冷気の冷
熱の一部が部材42と熱交換されて冷蔵室11内に放出
される。従って、冷蔵室11及び野菜室12内から更に
熱を奪って冷蔵室11を冷却することができるので冷却
効率を向上させることができる。また、戻り冷気が昇温
されて冷却器25の蒸発温度が上がるので、冷却器25
の動作係数が大きくなる。従って、同じ仕事量に対して
吸収熱量が大きくなるので省エネルギー化を図ることが
できる。
【0037】送風機26から送出される冷気の一部は直
ちに氷温ダクト60を介して吐出口60aから氷温室1
4に適量吐出される。これにより、氷温室14内の温度
を例えば−1℃に維持できるようになっている。氷温室
14は内部に吐出される冷気量を少量にして室温を0℃
付近にするとチルド室となり、冷気量をより少なくして
室温を5℃付近にすると野菜室にもなる。冷気量の可変
は、吐出口60aを覆うように枢支された扉の開閉等に
より行うことができる。
【0038】本実施形態によると、回路組品58に装着
される電子回路への通電による発熱は断熱壁2dにより
断熱される。この時、回路組品収納部59を冷蔵室11
や冷凍室13よりも室内温度の高い野菜室12の背後に
設けているため、従来例のように冷蔵室の背後に回路組
品を配置する場合に比して、断熱壁2dの厚みを薄くし
ても十分な断熱効果を得ることができる。従って、冷蔵
庫1内のスペースを有効に利用し、容積効率を向上させ
ることができる。
【0039】氷温室14の室内温度を例えば5℃にして
冷蔵室11内の野菜室として使用する場合には、この野
菜室(氷温室14)の背後に回路組品収納部59を配置
しても上記と同様の効果を得ることができる。また、野
菜室に限らず、室内温度の高い貯蔵室の背後に発熱を伴
う回路組品58を配することにより同様の効果を得るこ
とができる。
【0040】また、回路組品収納部59を野菜室12の
背後に配することにより、例えば−18℃の極低温にな
る冷却器25を野菜室12よりも低温の冷蔵室11の背
後に配置することができる。このため、従来のように野
菜室12の背後に冷却器を配置すると、冷却器と野菜室
12との間の断熱材の厚みを厚くする必要があるのに対
して、本実施形態のように冷却器25と冷蔵室11との
間に金属板等から成る部材42や厚みの薄い断熱材を配
することができる。従って、冷蔵庫1の容積効率をより
向上させることができる。
【0041】冷却器25から送出される冷気の温度(例
えば−10℃)は、冷却器25に戻る冷気の温度(例え
ば−1℃)よりも低い。このため、冷気吐出通路27及
び天井冷気吐出通路57と外気との間に配された断熱材
2fは、外気との熱交換を防止するために冷気戻り通路
28の断熱材2eの厚みよりも厚くする必要がある。
【0042】本実施形態では、冷却器25を冷蔵室11
背後の上方に配し、冷気吐出通路27及び天井冷気吐出
通路57の長さを冷気戻り通路28の長さよりも短くし
ている。従って、厚みの厚い断熱材2fの長さを短くし
て厚みの薄い断熱材2eの長さを長くすることができる
ので、冷蔵庫1の容積効率を更に向上させるとともに、
発熱を伴う回路組品58と冷却器25とを離して冷却能
力の低下を防止することができる。
【0043】また、冷気戻り通路28の戻り口12bを
野菜室12の下部に設けると、回路組品収納部59の断
熱壁59aの更に前面に断熱壁を要する冷気戻り通路2
8が配されることになり冷蔵庫の容積効率を低下させ
る。本実施形態は、戻り口12bを野菜室12の上部に
設けて、冷気戻り通路28を上方に向けて配しているの
で野菜室12の背後に二重の断熱壁を設ける必要がなく
冷蔵庫1の容積効率を向上させることができる。
【0044】また、冷却器21と圧縮機20とを正面か
ら見て左右方向にずらして配置しているので、前述した
ように、冷却器21と圧縮機20とを上下方向の位置関
係で見ると重なる位置に配置することができ、冷却器2
1の上端が低い位置に配される。このため、回路組品収
納部59の上下方向の長さを長くとることができ、厚み
方向(前後方向)を狭くすることができる。従って、野
菜室12の奥行きが広くなり、冷蔵庫1の容積効率を更
に向上させることができる。
【0045】
【発明の効果】本発明によると、室内温度の高い野菜室
等の貯蔵室の背後に回路組品を収納する回路組品収納部
を配置するので、回路組品収納部の前方の貯蔵室と回路
組品収納部とを熱的に遮蔽する断熱材の厚みを従来より
も薄くすることができる。従って、冷蔵庫の容積効率を
向上させることができる。
【0046】また本発明によると、使用頻度の高い冷蔵
室を上方に配置し、重量の大きな野菜室を冷蔵室の下方
に配置することで貯蔵物の出し入れを行いやすくなり、
使用勝手のよい冷蔵庫を提供できる。
【0047】また本発明によると、冷蔵室及び野菜室内
を冷却する冷蔵室用冷却器と、冷凍室内を冷却する冷凍
室用冷却器とを別個に設けることによって冷蔵室用冷却
器の蒸発温度を高く設定することができる。従って、冷
却効率が向上するとともに、冷蔵室用冷却器の前面また
は背面に配される断熱材の厚みを薄くして冷蔵庫の容積
効率を増加させることができる。また、極低温の冷蔵室
用冷却器の前面が冷蔵室であり従来の野菜室に比して温
度が低いため、冷蔵室用冷却器の前面に配される断熱材
の厚みをより薄くすることができる。従って、容積効率
を更に向上させることができる。
【0048】また本発明によると、冷気戻り通路を野菜
室の上部から上方に延びて配置するので、回路組品収納
部の前面に二重の断熱壁を設ける必要がなく冷蔵庫の容
積効率を向上させることができる。
【0049】また本発明によると、冷蔵庫の外側との間
の断熱を薄い断熱材により達成できる冷気戻り通路を長
くして、厚い断熱材を要する冷気吐出通路を短くしてい
るので、冷蔵庫の容積効率を向上させることができると
ともに、冷蔵室用冷却器と回路組品とを離して冷蔵室用
冷却器の冷却能力低下を防止することができる。
【0050】また本発明によると、冷却器と圧縮機とを
冷凍室の背後の左右方向に並設しているので、冷凍室の
背後に必要なスペースを低くすることができる。従っ
て、野菜室の背後の回路組品収納部のスペースを上下方
向に長くとることができ、野菜室の奥行きをより大きく
して容積効率を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の冷蔵庫を示す側面断面
図である。
【図2】 本発明の実施形態の冷蔵庫を示す正面図で
ある。
【図3】 本発明の実施形態の冷蔵庫の冷却サイクル
を示す回路図である。
【符号の説明】
1 冷蔵庫 2a 外箱 2b 内箱 2c、2e、2f 断熱材 2d 断熱壁 3、4、5、6 断熱扉 11 冷蔵室 12 野菜室 13 冷凍室 14 氷温室 20 圧縮機 21、25 冷却器 22、26 送風機 23、29 冷気通路 27 冷気吐出通路 28 冷気戻り通路 35 断熱材 36 断熱材 42 部材 51 照明灯 54、55、56 収納容器 57 天井冷気吐出通路 58 回路組品 59 回路組品収納部 61、62 除霜ヒータ 71 凝縮器 72、73、74 キャピラリーチューブ 75、76 温度センサ 77 冷却用ファン 78 開閉弁 79 三方弁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大城 泰治 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 3L045 AA01 BA01 CA02 DA02 EA01 HA02 HA07 MA02 PA04 PA05

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貯蔵物を貯蔵する複数の貯蔵室を有し、
    回路組品を収納する回路組品収納部を設定温度が最も高
    温の前記貯蔵室の背後に断熱壁を介して設けたことを特
    徴とする冷蔵庫。
  2. 【請求項2】 野菜室を含む複数の貯蔵室を有し、回路
    組品を収納する回路組品収納部を前記野菜室の背後に断
    熱壁を介して設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  3. 【請求項3】 前記野菜室を他の貯蔵室内に配したこと
    を特徴とする請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 【請求項4】 上から順に貯蔵物を冷蔵保存する冷蔵室
    と、前記冷蔵室よりも室内温度を高く設定して主に野菜
    類を冷蔵保存する野菜室と、貯蔵物を冷凍保存する冷凍
    室とに区分けされた冷蔵庫において、回路組品を収納す
    る回路組品収納部を前記野菜室の背後に断熱壁を介して
    設けたことを特徴とする冷蔵庫。
  5. 【請求項5】 前記野菜室を前記冷蔵室内の下部に配し
    たことを特徴とする請求項4に記載の冷蔵庫。
  6. 【請求項6】 前記冷蔵室及び前記野菜室内を冷却する
    冷蔵室用冷却器を前記冷蔵室の背後に設けるとともに、
    前記冷凍室内を冷却する冷凍室用冷却器を前記冷凍室の
    背後に設けたことを特徴とする請求項4または請求項5
    に記載の冷蔵庫。
  7. 【請求項7】 前記野菜室の上方に前記冷蔵室用冷却器
    を配置するとともに、前記野菜室の上部から前記冷蔵室
    用冷却器に延びて前記野菜室内の冷気を前記冷蔵室用冷
    却器に導く冷気戻り通路を設けたことを特徴とする請求
    項6に記載の冷蔵庫。
  8. 【請求項8】 前記冷蔵室用冷却器により生成された冷
    気を前記冷蔵室内に吐出する冷気吐出通路と、前記野菜
    室内の冷気を前記冷蔵室用冷却器に導く冷気戻り通路と
    を設け、前記冷気戻り通路を前記冷気吐出通路よりも長
    くしたことを特徴とする請求項6に記載の冷蔵庫。
  9. 【請求項9】 前記冷凍室を冷却する冷却器と、前記冷
    却器に連結される圧縮機とを、前記冷凍室の背後の左右
    方向に並設したことを特徴とする請求項4または請求項
    5に記載の冷蔵庫。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012112578A (ja) * 2010-11-24 2012-06-14 Toshiba Corp 冷蔵庫

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