JP2002089715A - 複合シール材 - Google Patents

複合シール材

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JP2002089715A
JP2002089715A JP2000283150A JP2000283150A JP2002089715A JP 2002089715 A JP2002089715 A JP 2002089715A JP 2000283150 A JP2000283150 A JP 2000283150A JP 2000283150 A JP2000283150 A JP 2000283150A JP 2002089715 A JP2002089715 A JP 2002089715A
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JP
Japan
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water
sealing material
rubber
foam
fiber layer
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Withdrawn
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JP2000283150A
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English (en)
Inventor
Nobuhiko Fujii
信彦 藤井
Kenji Hirukawa
健二 蛭川
Akio Adakawa
昭夫 渾川
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Denka Co Ltd
CRK KK
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
CRK KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管パイプ等及びコンクリート製品等に、設置
が容易で、且つ止水性が極めて優れた複合シール材を安
価に提供する。 【解決手段】 (1)繊維層と(2)熱可塑性樹脂また
はゴムの発泡体を吸水性接着剤にて接合した複合シール
材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】発明は、土木、建築等に使用
される管パイプ等及びコンクリート2次製品、金属製品
に適用されるシール材に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、土木、建築分野において、塩化ビ
ニル、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂管、鉄、銅、アル
ミ等の金属管等、スレート、コンクリート等の無機製管
(以下管パイプ等と称する)及びボックスカルバート、
U字溝、フリューム等の工場生産によるコンクリート2
次製品、金属製品(以下コンクリート製品等と称する)
が多用されている。これらコンクリート製品等の設置、
接続部分には、従来漏水防止、止水性の向上の目的で、
粘着テープ・シート、ゴムスポンジ等のテープ・シー
ト、水膨張ゴムテープ・シート(以下テープ・シート類
と称する)及びウレタン、ブチルゴム等のコーキング材
料(以下コーキング等と称する)が用いられている。
【0003】しかしながら、従来のテープ・シート類は
設置すべき管パイプ等及びコンクリート製品等が平滑な
場合には比較的良好な止水性を示すが、設置すべき部分
が凹凸等が多く平滑性に劣る場合は止水性が大幅に低下
する。コーキング等は、設置すべき部分の凹凸、亀裂等
への対応性は優れるが不等沈下等のずれ、耐震性に必ず
しも満足すべきものではない。
【0004】また、従来のテープ・シート類及びコーキ
ング材料等は、取扱も比較的容易なものもあるが、止水
性、価格面から必ずしも満足すべきものが得られていな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、管パイプ等
及びコンクリート製品等に、設置が容易で、且つ止水性
が極めて優れた発泡複合シール材を安価に提供するもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の課
題を解決するため鋭意検討の結果、(1)繊維層と
(2)熱可塑性樹脂またはゴムの発泡体を吸水性接着剤
にて接合した複合シール材を用いることによりこれらの
課題が解決されることを見出し本発明を完成させるに到
った。すなわち、本発明は、(1)繊維層と(2)熱可
塑性樹脂またはゴムの発泡体を吸水性接着剤にて接合し
た複合シール材(以下本シール材と称する)であり、止
水性、施工性に優れ、且つ経済的に有用な複合シール材
である。
【0007】本シール材を管パイプ等及びコンクリート
製品等に使用することにより、凹凸部分の多い接続面及
び不等沈下等のずれへの対応性及び耐震性、止水性に優
れた管パイプ等及びコンクリート製品等の土木、建築等
構築物の設置、完成が可能となる。本シール材は、特に
近年多用されているコルゲートパイプ、リブパイプ等の
止水に極めて有用である。
【0008】以下に本発明を詳しく説明する。本発明の
複合シール材は、(1)繊維層と(2)熱可塑性樹脂ま
たはゴムの発泡体を吸水性接着剤にて2層に接合した、
または発泡体の両面に繊維層を吸水性接着剤にて接合し
たひも状もしくはシート状の複合シール材である。本シ
ール材に用いられる(1)繊維層は綿、ナイロン、ポリ
エステル等の繊維の単独もしくは混合のフェルトまたは
不織布が望ましく設置時に止水すべき接続面の凹凸に追
随し、初期の止水性能発揮に有効である。該フェルトま
たは不織布の厚さは特に規定されないが通常1mm〜5
mm程度が一般的であり本発明の目的達成にも有用であ
る。
【0009】該繊維層と複合すべき(2)熱可塑性樹脂
またはゴムの発泡体は、比較的安価で広範に適用され、
ポリエチレンまたはポリウレタンの発泡体及び天然ゴ
ム、クロロプレンゴム、EPDM、SBRの発泡体が一
般的でありこれらの群の1種または2種以上を使用でき
るが、密度は0.05〜0.7g/cm3であることが
望ましい。密度が0.05g/cm3に満たない場合、
管パイプ等及びコンクリート製品等に適用されたとき
に、該発泡体の反発力が充分発揮されず、設置初期止水
性の低下を来す場合があり、0.7g/cm3を超えた
場合、本シール材の柔軟性低下、重量増加となり、曲線
部分への巻き付け、取付施工性不良、シール材の剥がれ
等により、止水性能の低下につながる恐れがあり、望ま
しくない。
【0010】本シール材に用いられる吸水性接着剤は、
吸水性樹脂をエチレン−酢酸ビニル系等エマルジョンで
代表されるいわゆる水系接着剤、または天然ゴム、クロ
ロプレンゴム等のゴム成分をトルエン、ノルマルヘキサ
ン等の溶剤に溶解したいわゆる溶剤系接着剤に分散溶解
させた接着剤が望ましい。本発明の吸水性接着剤に用い
られる吸水性樹脂としては、アクリル系または吸水性ウ
レタン系等の吸水性樹脂に代表される吸水率が500〜
1500倍程度のものが好ましく利用できる。該水系、
溶剤系接着剤に含有すべき吸水性樹脂量は止水性および
経済性の面から2〜10質量%程度が有効である。吸水
樹脂量が2質量%未満では止水効果が不十分となり易
く、10質量%を超えると経済的に不利となる。
【0011】更に本シール材の形状については特に規定
されないが、通常の管パイプ等及びコンクリート製品等
に適用する場合、厚さは3mm〜20mm程度であるこ
とが望ましく、また、本シール材の巾は5mm〜1m程
度であることが望ましい。
【0012】
【実施例】以下本発明を実施例をもって更に詳細に説明
する。 (実施例1〜5、比較例1〜3)表1及び図1に示す複
合シール材について、ナイロン・エステル混紡フェルト
(商品名ペースタップ、岩崎産業(株))及び厚さ5m
mの表1に示した発泡体を、吸水率1200倍のアクリ
ル系吸水樹脂5質量%含有のクロロプレンゴム−トルエ
ン−酢酸エチル溶剤系接着剤(CRKボンド(登録商
標)CW)で接着複合した幅20mmのシール材を、図
2に示す外径50cmの鋼製止水試験機に設置し、シー
ル材高さの1/2迄圧縮(50%圧縮)し、水圧0.1
MPa及び0.3MPaでそれぞれ3日間加圧し、漏水
の有無、圧力変化を測定した。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】表1の実施例に示すごとく、本発明の発
泡複合シール材は、高水圧下においても、止水性能の極
めて優れたシール材である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 複合シール材の断面図例を示す。
【図2】 止水性能評価に用いた鋼製止水試験機の概要
図を示す。
【符号の説明】
1 繊維層 2 吸水性接着剤 3 発泡体 4 シール材 5 50%圧縮時使用のスペーサー 6 ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渾川 昭夫 群馬県高崎市小八木町306 シー・アー ル・ケイ株式会社内 Fターム(参考) 3H016 AD02 AD04 3J040 BA01 EA16 EA26 FA06 FA08 HA30

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (1)繊維層と(2)熱可塑性樹脂また
    はゴムの発泡体を吸水性接着剤にて接合した複合シール
    材。
  2. 【請求項2】 吸水性接着剤が吸水性樹脂を含有する水
    系または溶剤系接着剤であることを特徴とする請求項1
    記載の複合シール材。
  3. 【請求項3】 (1)繊維層がフェルトまたは不織布よ
    りなることを特徴とする請求項1または2記載の複合シ
    ール材。
  4. 【請求項4】 (2)熱可塑性樹脂またはゴムの発泡体
    が、ポリエチレン、ポリウレタン、天然ゴム、クロロプ
    レンゴム、EPDM及びSBRからなる群より選ばれた
    1種または2種以上の発泡体であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれか1項記載の複合シール材。
  5. 【請求項5】 (2)熱可塑性樹脂またはゴムの発泡体
    の密度が0.05〜0.7g/cm3であることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれか1項記載の複合シール
    材。
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