JP2002089348A - スロットル装置 - Google Patents

スロットル装置

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JP2002089348A
JP2002089348A JP2000288877A JP2000288877A JP2002089348A JP 2002089348 A JP2002089348 A JP 2002089348A JP 2000288877 A JP2000288877 A JP 2000288877A JP 2000288877 A JP2000288877 A JP 2000288877A JP 2002089348 A JP2002089348 A JP 2002089348A
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sensor
intake
throttle
throttle opening
intake pressure
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Tomio Aoi
富男 青井
Hiroshige Akiyama
裕茂 秋山
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Keihin Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
    • F02D9/00Controlling engines by throttling air or fuel-and-air induction conduits or exhaust conduits
    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/1035Details of the valve housing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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    • F02D9/08Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits
    • F02D9/10Throttle valves specially adapted therefor; Arrangements of such valves in conduits having pivotally-mounted flaps
    • F02D9/1035Details of the valve housing
    • F02D9/105Details of the valve housing having a throttle position sensor

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】吸気通路を有するボディと、該ボディに装着さ
れるカバーとの間に形成される密閉室に、スロットル開
度センサ、吸気圧センサ、吸気温センサおよび電子制御
ユニットが収納されるスロットル装置において、吸気温
センサを有効に用いてスロットル開度センサおよび吸気
圧センサの検出値の少なくとも一方を補正し、エンジン
の運転状態の制御精度を向上する。。 【解決手段】電子制御ユニット19は、スロットル開度
センサ15Aおよび吸気圧センサ16の少なくとも一方
の検出値を、吸気温センサ17の検出値に基づいて補正
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気通路を有する
ボディと、該ボディに装着されるカバーとの間に形成さ
れる密閉室に、スロットル開度センサ、吸気圧センサ、
吸気温センサおよび電子制御ユニットが収納されるスロ
ットル装置に関する。
【従来の技術】従来、かかるスロットル装置は、たとえ
ば特開2000−130187号公報等で既に知られて
いる。
【発明が解決しようとする課題】ところで、スロットル
弁の開度を検出するスロットル開度センサや、前記吸気
通路の吸気圧吸気通路の吸気圧力を検出する吸気圧セン
サの検出値には、それらのセンサが配置される環境の温
度に応じたドリフト分が含まれており、エンジンの運転
状態を制御する電子制御ユニットの制御精度を向上する
ためには、前記検出値の温度ドリフト分を補正する必要
がある。このような観点から、特開平1−248010
号公報で開示されたものでは、ホールICを用いたスロ
ットル開度センサにおいて、ホールICの温度を表わす
IC電圧を用いて、該スロットル開度センサで検出され
るスロットル開度の温度ドリフト分を補正するようにし
ている。しかるに、このようなスロットル開度の温度ド
リフト分補正が可能となるのは、スロットル開度センサ
としてホールICを用いる場合に限られるものであり、
ポテンショメータを用いたスロットル開度センサの場合
には上記補正が困難となる。一方、エンジンの運転状態
制御にあたっては、吸気通路を流通する空気の温度であ
る吸気温を検出することが必要であり、上記特開平20
00−130187号公報で開示されたスロットル装置
にも、電子制御ユニットを収納する密閉室内に吸気温セ
ンサが収納されている。本発明は、かかる事情に鑑みて
なされたものであり、吸気温センサを有効に用いてスロ
ットル開度センサおよび吸気圧センサの検出値の少なく
とも一方を補正して、エンジンの運転状態の制御精度を
向上し得るようにしたスロットル装置を提供することを
目的とする。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、吸気通路を有するボディと、該ボディに
装着されるカバーとの間に形成される密閉室に、前記吸
気通路を開閉するスロットル弁の開度を検出するスロッ
トル開度センサと、前記吸気通路の吸気圧力を検出する
吸気圧センサと、前記吸気通路を流通する空気の温度を
検出する吸気温センサと、それらのセンサの検出値に基
づいてエンジンの運転状態を制御する電子制御ユニット
とが収納されるスロットル装置において、前記電子制御
ユニットは、前記スロットル開度センサおよび前記吸気
圧センサの少なくとも一方の検出値を、前記吸気温セン
サの検出値に基づいて補正することを特徴とする。この
ような構成によれば、スロットル開度センサおよび前記
吸気圧センサの少なくとも一方の検出値が、エンジンの
運転制御に必要な吸気温を検出するために密閉室に収納
されている吸気温センサの検出値に基づいて、電子制御
ユニットで補正されるので、スロットル開度センサがホ
ールICを用いるものではなくても、新たなセンサが必
要となるのを回避しつつ、吸気温センサを有効に用いて
エンジンの運転状態の制御精度を向上することができ
る。
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図4は本発明の第1実施例を示すものであり、図
1はスロットル装置の横断面図、図2は図1の2−2線
断面図、図3はスロットル開度センサの温度に依存した
特性図、図4は吸気圧センサの温度に依存した特性図で
ある。先ず図1において、このスロットル装置は、たと
えば自動二輪車に搭載されるエンジンの吸気装置に用い
られるものであり、吸気通路5を形成するボディ6には
吸気通路5を横切る弁軸7が回動可能に支承され、該弁
軸7には、吸気通路5の開度を制御するバタフライ形の
スロットル弁8が固着される。弁軸7の一端は、ボディ
6との間にシール部材9を介在させてボディ6から突出
されており、この弁軸7の一端突出部にスロットルドラ
ム10が固定され、スロットル操作に応じて牽引される
ワイヤ11がスロットルドラム10に巻掛け、連結され
る。またボディ6およびスロットルドラム10間には、
スロットル弁8を閉弁させる方向にスロットルドラム1
0および弁軸7を回動付勢する戻しばね12が設けられ
る。前記スロットルドラム10とは反対側で、ボディ6
にはカバー13が着脱可能に装着されており、ボディ6
およびカバー3間には密閉室14が形成される。図2を
併せて参照して、密閉室14内には、スロットル弁10
の開度を検出すべく弁軸7の他端に連結されるポテンシ
ョメータ型のスロットル開度センサ15Aと、吸気通路
5の吸気圧力を検出する吸気圧センサ16と、吸気通路
5を流通する空気の温度を検出する吸気温センサ17
と、それらのセンサ15A,16,17を覆うようにし
てボディ6に固定される基板18とが収納され、基板1
8上には、前記各センサ15A〜17の検出値に基づい
てエンジンの運転状態を制御する電子制御ユニット19
が設けられる。ところで、スロットル開度センサ15A
には、図3で示すような温度ドリフトがあり、スロット
ル開度センサ15Aで検出されるスロットル開度と、実
際のスロットル開度との間には温度に応じた差が生じる
ものである。また吸気圧センサ16には、図4で示すよ
うな温度ドリフトがあり、吸気圧センサ16で検出され
る吸気圧と、実際の吸気圧との間には温度に応じた差が
生じるものである。そこで、電子制御ユニット19は、
エンジンの運転状態の制御制度を向上するために、スロ
ットル開度センサ15Aおよび吸気圧センサ16の少な
くとも一方たとえば両方の検出値を、吸気温センサ17
の検出値に基づいて補正するものであり、その補正にあ
たっては、上記図3および図4で示したスロットル開度
センサ15Aおよび吸気圧センサ16の温度特性をマッ
プ等で予め準備しておけばよい。この第1実施例によれ
ば、スロットル開度センサ15Aおよび吸気圧センサ1
6の検出値が、エンジンの運転制御に必要な吸気温を検
出するために密閉室14に収納されている吸気温センサ
17の検出値に基づいて電子制御ユニット19で補正さ
れるので、スロットル開度センサ15Aが、ホールIC
を用いるものではなくポテンショメータを用いたもので
あっても、新たなセンサが必要となるのを回避しつつ、
吸気温センサ17を有効に用いてエンジンの運転状態の
制御精度を向上することができる。図5および図6は本
発明の第2実施例を示すものであり、図5はスロットル
装置の横断面図、図6は図5の6−6線断面図である。
スロットルドラム10とは反対側で、ボディ6に着脱可
能に装着されるカバー13と、ボディ6との間に形成さ
れる密閉室14には、合成樹脂から成る内挿体20が挿
入され、該内挿体20には、吸気圧センサ16、吸気温
センサ17、ステップモータ21およびホールIC22
が取付けられる。ステップモータ21は、スロットル弁
8を迂回してボディ6に設けられた二次空気通路24の
途中に介装される二次空気制御弁(図示せず)を駆動す
るためのものであり、またホールIC22は、弁軸7に
取付けられたマグネット23と共働してスロットル開度
センサ15Bを構成するものであり、マグネット23の
外周近傍に配置されるようにして内挿体20に取付けら
れる。また内挿体20には基板18が取付けられてお
り、スロットル開度センサ15B、吸気圧センサ16お
よび吸気温センサ17の検出信号が入力されるとともに
ステップモータ21の作動を制御する電子制御ユニット
19が基板18に設けられる。しかも電子制御ユニット
19は、吸気温センサ17の検出値に基づいてスロット
ル開度センサ15Bおよび吸気圧センサ16の温度ドリ
フト分を補正する機能を有する。この第2実施例によっ
ても、上記第1実施例と同様の効果を奏することができ
る。またこの第2実施例のスロットル開度センサ15B
はホールIC22を用いたものであるが、ホールIC2
2は、その内部温度を表わすIC電圧を出力する機能を
持たなくてもよく、吸気温センサ17の検出値に基づい
てスロットル開度センサ15Bの温度ドリフト分が補正
されればよい。以上、本発明の実施例を説明したが、本
発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求
の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設
計変更を行うことが可能である。たとえば上記各実施例
では、スロットル開度センサ15A,15Bおよび吸気
圧センサ16の検出値の温度度リフト分がともに補正さ
れたが、スロットル開度センサ15A,15Bおよび吸
気圧センサ16の検出値の一方だけの温度ドリフト分
を、吸気温センサ17の検出値に基づいて補正するよう
にしてもよい。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、新たなセ
ンサが必要となるのを回避しつつ、吸気温センサを有効
に用いてエンジンの運転状態の制御精度を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のスロットル装置の横断面図であ
る。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】スロットル開度センサの温度に依存した特性図
である。
【図4】吸気圧センサの温度に依存した特性図である。
【図5】第2実施例のスロットル装置の横断面図であ
る。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【符号の説明】
5・・・吸気通路 6・・・ボディ 8・・・スロットル弁 13・・・カバー 14・・・密閉室 15A,15B・・・スロットル開度センサ 16・・・吸気圧センサ 17・・・吸気温センサ 19・・・電子制御ユニット
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年9月20日(2000.9.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 スロットル装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸気通路を有する
ボディと、該ボディに装着されるカバーとの間に形成さ
れる密閉室に、スロットル開度センサ、吸気圧センサ、
吸気温センサおよび電子制御ユニットが収納されるスロ
ットル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるスロットル装置は、たとえ
ば特開2000−130187号公報等で既に知られて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、スロットル
弁の開度を検出するスロットル開度センサや、前記吸気
通路の吸気圧吸気通路の吸気圧力を検出する吸気圧セン
サの検出値には、それらのセンサが配置される環境の温
度に応じたドリフト分が含まれており、エンジンの運転
状態を制御する電子制御ユニットの制御精度を向上する
ためには、前記検出値の温度ドリフト分を補正する必要
がある。
【0004】このような観点から、特開平1−2480
10号公報で開示されたものでは、ホールICを用いた
スロットル開度センサにおいて、ホールICの温度を表
わすIC電圧を用いて、該スロットル開度センサで検出
されるスロットル開度の温度ドリフト分を補正するよう
にしている。
【0005】しかるに、このようなスロットル開度の温
度ドリフト分補正が可能となるのは、スロットル開度セ
ンサとしてホールICを用いる場合に限られるものであ
り、ポテンショメータを用いたスロットル開度センサの
場合には上記補正が困難となる。
【0006】一方、エンジンの運転状態制御にあたって
は、吸気通路を流通する空気の温度である吸気温を検出
することが必要であり、上記特開平2000−1301
87号公報で開示されたスロットル装置にも、電子制御
ユニットを収納する密閉室内に吸気温センサが収納され
ている。
【0007】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、吸気温センサを有効に用いてスロットル開度
センサおよび吸気圧センサの検出値の少なくとも一方を
補正して、エンジンの運転状態の制御精度を向上し得る
ようにしたスロットル装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、吸気通路を有するボディと、該ボディに
装着されるカバーとの間に形成される密閉室に、前記吸
気通路を開閉するスロットル弁の開度を検出するスロッ
トル開度センサと、前記吸気通路の吸気圧力を検出する
吸気圧センサと、前記吸気通路を流通する空気の温度を
検出する吸気温センサと、それらのセンサの検出値に基
づいてエンジンの運転状態を制御する電子制御ユニット
とが収納されるスロットル装置において、前記電子制御
ユニットは、前記スロットル開度センサおよび前記吸気
圧センサの少なくとも一方の検出値を、前記吸気温セン
サの検出値に基づいて補正することを特徴とする。
【0009】このような構成によれば、スロットル開度
センサおよび前記吸気圧センサの少なくとも一方の検出
値が、エンジンの運転制御に必要な吸気温を検出するた
めに密閉室に収納されている吸気温センサの検出値に基
づいて、電子制御ユニットで補正されるので、スロット
ル開度センサがホールICを用いるものではなくても、
新たなセンサが必要となるのを回避しつつ、吸気温セン
サを有効に用いてエンジンの運転状態の制御精度を向上
することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、添
付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
【0011】図1〜図4は本発明の第1実施例を示すも
のであり、図1はスロットル装置の横断面図、図2は図
1の2−2線断面図、図3はスロットル開度センサの温
度に依存した特性図、図4は吸気圧センサの温度に依存
した特性図である。
【0012】先ず図1において、このスロットル装置
は、たとえば自動二輪車に搭載されるエンジンの吸気装
置に用いられるものであり、吸気通路5を形成するボデ
ィ6には吸気通路5を横切る弁軸7が回動可能に支承さ
れ、該弁軸7には、吸気通路5の開度を制御するバタフ
ライ形のスロットル弁8が固着される。
【0013】弁軸7の一端は、ボディ6との間にシール
部材9を介在させてボディ6から突出されており、この
弁軸7の一端突出部にスロットルドラム10が固定さ
れ、スロットル操作に応じて牽引されるワイヤ11がス
ロットルドラム10に巻掛け、連結される。またボディ
6およびスロットルドラム10間には、スロットル弁8
を閉弁させる方向にスロットルドラム10および弁軸7
を回動付勢する戻しばね12が設けられる。
【0014】前記スロットルドラム10とは反対側で、
ボディ6にはカバー13が着脱可能に装着されており、
ボディ6およびカバー3間には密閉室14が形成され
る。
【0015】図2を併せて参照して、密閉室14内に
は、スロットル弁10の開度を検出すべく弁軸7の他端
に連結されるポテンショメータ型のスロットル開度セン
サ15Aと、吸気通路5の吸気圧力を検出する吸気圧セ
ンサ16と、吸気通路5を流通する空気の温度を検出す
る吸気温センサ17と、それらのセンサ15A,16,
17を覆うようにしてボディ6に固定される基板18と
が収納され、基板18上には、前記各センサ15A〜1
7の検出値に基づいてエンジンの運転状態を制御する電
子制御ユニット19が設けられる。
【0016】ところで、スロットル開度センサ15Aに
は、図3で示すような温度ドリフトがあり、スロットル
開度センサ15Aで検出されるスロットル開度と、実際
のスロットル開度との間には温度に応じた差が生じるも
のである。また吸気圧センサ16には、図4で示すよう
な温度ドリフトがあり、吸気圧センサ16で検出される
吸気圧と、実際の吸気圧との間には温度に応じた差が生
じるものである。
【0017】そこで、電子制御ユニット19は、エンジ
ンの運転状態の制御制度を向上するために、スロットル
開度センサ15Aおよび吸気圧センサ16の少なくとも
一方たとえば両方の検出値を、吸気温センサ17の検出
値に基づいて補正するものであり、その補正にあたって
は、上記図3および図4で示したスロットル開度センサ
15Aおよび吸気圧センサ16の温度特性をマップ等で
予め準備しておけばよい。
【0018】この第1実施例によれば、スロットル開度
センサ15Aおよび吸気圧センサ16の検出値が、エン
ジンの運転制御に必要な吸気温を検出するために密閉室
14に収納されている吸気温センサ17の検出値に基づ
いて電子制御ユニット19で補正されるので、スロット
ル開度センサ15Aが、ホールICを用いるものではな
くポテンショメータを用いたものであっても、新たなセ
ンサが必要となるのを回避しつつ、吸気温センサ17を
有効に用いてエンジンの運転状態の制御精度を向上する
ことができる。
【0019】図5および図6は本発明の第2実施例を示
すものであり、図5はスロットル装置の横断面図、図6
は図5の6−6線断面図である。
【0020】スロットルドラム10とは反対側で、ボデ
ィ6に着脱可能に装着されるカバー13と、ボディ6と
の間に形成される密閉室14には、合成樹脂から成る内
挿体20が挿入され、該内挿体20には、吸気圧センサ
16、吸気温センサ17、ステップモータ21およびホ
ールIC22が取付けられる。
【0021】ステップモータ21は、スロットル弁8を
迂回してボディ6に設けられた二次空気通路24の途中
に介装される二次空気制御弁(図示せず)を駆動するた
めのものであり、またホールIC22は、弁軸7に取付
けられたマグネット23と共働してスロットル開度セン
サ15Bを構成するものであり、マグネット23の外周
近傍に配置されるようにして内挿体20に取付けられ
る。
【0022】また内挿体20には基板18が取付けられ
ており、スロットル開度センサ15B、吸気圧センサ1
6および吸気温センサ17の検出信号が入力されるとと
もにステップモータ21の作動を制御する電子制御ユニ
ット19が基板18に設けられる。
【0023】しかも電子制御ユニット19は、吸気温セ
ンサ17の検出値に基づいてスロットル開度センサ15
Bおよび吸気圧センサ16の温度ドリフト分を補正する
機能を有する。
【0024】この第2実施例によっても、上記第1実施
例と同様の効果を奏することができる。またこの第2実
施例のスロットル開度センサ15BはホールIC22を
用いたものであるが、ホールIC22は、その内部温度
を表わすIC電圧を出力する機能を持たなくてもよく、
吸気温センサ17の検出値に基づいてスロットル開度セ
ンサ15Bの温度ドリフト分が補正されればよい。
【0025】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0026】たとえば上記各実施例では、スロットル開
度センサ15A,15Bおよび吸気圧センサ16の検出
値の温度度リフト分がともに補正されたが、スロットル
開度センサ15A,15Bおよび吸気圧センサ16の検
出値の一方だけの温度ドリフト分を、吸気温センサ17
の検出値に基づいて補正するようにしてもよい。
【0027】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、新たなセ
ンサが必要となるのを回避しつつ、吸気温センサを有効
に用いてエンジンの運転状態の制御精度を向上すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のスロットル装置の横断面図であ
る。
【図2】図1の2−2線断面図である。
【図3】スロットル開度センサの温度に依存した特性図
である。
【図4】吸気圧センサの温度に依存した特性図である。
【図5】第2実施例のスロットル装置の横断面図であ
る。
【図6】図5の6−6線断面図である。
【符号の説明】 5・・・吸気通路 6・・・ボディ 8・・・スロットル弁 13・・・カバー 14・・・密閉室 15A,15B・・・スロットル開度センサ 16・・・吸気圧センサ 17・・・吸気温センサ 19・・・電子制御ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G065 CA39 DA06 GA01 GA27 GA41 KA36 3G084 DA04 EA08 EB08 FA02 FA10 FA11

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸気通路(5)を有するボディ(6)
    と、該ボディ(6)に装着されるカバー(13)との間
    に形成される密閉室(14)に、前記吸気通路(5)を
    開閉するスロットル弁(8)の開度を検出するスロット
    ル開度センサ(15A,15B)と、前記吸気通路
    (5)の吸気圧力を検出する吸気圧センサ(16)と、
    前記吸気通路(5)を流通する空気の温度を検出する吸
    気温センサ(17)と、それらのセンサ(15,16,
    17)の検出値に基づいてエンジンの運転状態を制御す
    る電子制御ユニット(19)とが収納されるスロットル
    装置において、前記電子制御ユニット(19)は、前記
    スロットル開度センサ(15A,15B)および前記吸
    気圧センサ(16)の少なくとも一方の検出値を、前記
    吸気温センサ(17)の検出値に基づいて補正すること
    を特徴とするスロットル装置。
JP2000288877A 2000-09-19 2000-09-19 スロットル装置 Withdrawn JP2002089348A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007036133A1 (fr) * 2005-09-28 2007-04-05 United Automotive Electronic Systems Co., Ltd Module de papillon des gaz pour mini-moteur
JP2012052435A (ja) * 2010-08-31 2012-03-15 Honda Motor Co Ltd スロットル装置
EP2977593A4 (en) * 2013-03-21 2017-01-25 Keihin Corporation Air intake device for engine for two-wheeled motor vehicle

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