JP2002089310A - エンジン制御装置 - Google Patents

エンジン制御装置

Info

Publication number
JP2002089310A
JP2002089310A JP2000279618A JP2000279618A JP2002089310A JP 2002089310 A JP2002089310 A JP 2002089310A JP 2000279618 A JP2000279618 A JP 2000279618A JP 2000279618 A JP2000279618 A JP 2000279618A JP 2002089310 A JP2002089310 A JP 2002089310A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
pressure
cylinder
fuel injection
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000279618A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiaki Moroguchi
慶明 諸口
Shigeru Matsuo
松尾  繁
Yasunari Daigo
康徳 醍醐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2000279618A priority Critical patent/JP2002089310A/ja
Publication of JP2002089310A publication Critical patent/JP2002089310A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジン制御装置において、オイルジェット
の作動不良に起因するピストンの焼き付きを確実に防止
でき、且つ、オイルジェットのエンジンへの取り付けを
容易に行なえるようにする。 【解決手段】 オイルギャラリ7と、各気筒1毎に設け
られるとともにオイルギャラリ7に付設されオイルの圧
力が設定圧力よりも高くなると該オイルをピストンに向
けて噴射するオイルジェット8と、オイルポンプからオ
イルジェット8の間に設けられ該オイルの圧力を検出す
るオイル圧検出手段7aと、各オイルジェット8のそれ
ぞれに取り付けられオイルジェット8の作動状態を検出
する作動状態検出手段8aと、該オイルの圧力が該設定
圧力よりも高いと判定された場合には、非作動状態が検
出されたオイルジェット8を装備する気筒1について、
燃料噴射を休止する燃料噴射制御手段21とをそなえて
構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ピストンに対する
オイルの供給状態に応じて各気筒へ燃料を供給する、エ
ンジン制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンにおいては、エンジ
ン作動時、冷却を目的としてピストンにオイルが噴射さ
れる。ピストンを収容するシリンダブロックにはオイル
を流通させるためのオイルギャラリが形成され、また、
各ピストンに対してオイルを噴射するオイルジェット
(ジェットノズル)がオイルギャラリには設けられてお
り、エンジン駆動のオイルポンプにより圧送されるオイ
ルは、オイルギャラリを介してオイルジェットから各ピ
ストンへ噴射されるようになっている。
【0003】また、各オイルジェットにはリリーフバル
ブがそれぞれそなえられており、このリリーフバルブに
よりピストンへのオイルの供給が制御される。このよう
なリリーフバルブとしては、一般的に機械式リリーフバ
ルブ(チェックバルブ)が用いられており、油圧が開弁
圧(設定圧力)以上になると機械式リリーフバルブが開
弁しオイルジェットからピストンへオイルが噴射され
る。
【0004】また、特開平9−209733号公報に
は、かかるリリーフバルブとして電磁弁を使用した技術
が開示されている。この技術は、オイル温度とオイル圧
力とに応じてリリーフバルブの作動を制御することによ
り、ピストンへのオイル噴射量を制御するように構成さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の技術では、以下のような課題がある。つまり、ピ
ストンに対するオイルの供給を制御するリリーフバルブ
として、機械式リリーフバルブを使用する場合、このリ
リーフバルブは通常シリンダブロックに螺合されるが、
ネジ溝が形成された外部ケーシングは比較的肉厚が薄い
ため(例えば1mm程度)、外部ケーシングの締め付け
状態によっては、この外部ケーシングが微妙に変形して
バルブ毎に開弁圧力にバラツキが生じてしまうことがあ
る。また、摩擦等により、外部ケーシング内の弁体の移
動に抵抗(これを内部の渋りという)が生じて、弁体の
移動が滑らかに行なわれないこともある。
【0006】したがって、かかる開弁圧力のバラツキや
内部の渋り等により、シリンダによっては、オイル圧力
が開弁圧力になってもリリーフバルブが開弁せずにオイ
ルが供給されない虞があり、このような場合、特にエン
ジン出力が高くピストンの熱負荷が高い時には、ピスト
ンが焼き付いてしまう虞がある。また、かかるリリーフ
バルブとして電磁弁を使用する場合、電磁弁は、機械式
リリーフバルブに比べサイズが大きく、シリンダブロッ
クへの取り付けが困難であるという課題がある。また、
電磁機構が故障して作動が正常に行なわれない場合、機
械式リリーフ弁を使用する場合と同様に、特に、エンジ
ン出力が高くピストンに対する熱負荷が大きい時に、シ
リンダへのオイルの供給が不足気味になると、ピストン
の冷却が不十分となってしまい、ピストンが焼き付く虞
がある。
【0007】本発明は、このような課題に鑑み創案され
たもので、オイルジェットの作動不良に起因するピスト
ンの焼き付きを確実に防止でき、且つ、オイルジェット
のエンジンへの取り付けを容易に行なえるようにした、
エンジン制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1記載
の本発明のエンジン制御装置では、オイルポンプにより
圧送されるオイルが、エンジンのシリンダブロックに設
けられたオイルギャラリに供給され、このオイルは、オ
イルの圧力が設定圧力よりも高くなると、オイルギャラ
リからオイルジェットを介して各ピストンに対してそれ
ぞれ噴射される。
【0009】そして、オイルポンプからオイルジェット
の間にはオイル圧検出手段が設けられており、このオイ
ル圧検出手段の検出情報に基づきオイルの圧力が設定圧
力よりも高いと判定された場合には、作動状態検出手段
により非作動状態が検出されオイルジェットからオイル
が供給されていないと判定された気筒について、燃料噴
射制御手段がオイルジェットが動作不良であるとして燃
料噴射を休止するのでエンジンの焼き付きが防止され
る。
【0010】請求項2記載の本発明のエンジン制御装置
では、気筒に対して燃料噴射を休止する場合には、エン
ジンの燃料供給量を、上記休止された気筒の燃料噴射量
分だけ減少させるので、燃料噴射が休止されない気筒に
ついては、他の気筒の燃料噴射量状態にかかわらず、一
気筒当たりの燃料噴射量が保持される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1〜図3は本発明の一実
施形態としてのエンジン制御装置について示す図であ
る。先ず、本エンジン制御装置が装備される車両用ディ
ーゼルエンジン(以下、単にエンジンともいう)の要部
について説明すると、エンジンには、図1に示すような
気筒1が複数設けられ、各気筒1には、図示するよう
に、筒内に噴射口を臨ませるように燃料噴射ノズル2が
それぞれ設けられている。また、各気筒1内にはピスト
ン3がそれぞれ収容され、これらの各ピストン3はコン
ロッド4を介してクランク軸5に連結されている。
【0012】そして、ピストン3が上死点近傍まで上昇
した際に、燃料噴射ノズル2から燃料を噴射させること
により、燃料を含む混合気が高圧下で自然着火し、これ
により、ピストン3が気筒1内を昇降して、コンロッド
4を介してクランク軸5を回転駆動し、エンジントルク
が出力されるようになっている。また、各気筒1の外壁
を構成するシリンダブロック6には、オイルを流通させ
るためのオイルギャラリ7が形成されている。そして、
図示しないエンジン駆動のオイルポンプによりオイルパ
ンから吸引されたオイルが、このオイルギャラリ7を介
して、潤滑や冷却を目的にエンジンの各部に圧送される
ようになっている。なお、オイル供給経路上には、調圧
弁も設けられており、エンジン回転速度が高いためオイ
ルポンプの吐出圧力が高圧になった場合でも調圧弁によ
りに所定圧力P0に調圧されるようになっている。
【0013】そして、このようなオイルの一部は、ピス
トン3の冷却を目的に、各気筒1にそれぞれ取り付けら
れた冷却用オイルジェット(以下、単にオイルジェット
ともいう)8へ送られ、ピストン3へそれぞれ噴射され
るようになっている。オイルジェット8は、オイルギャ
ラリ7に連通するように設けられ、機械式のリリーフバ
ルブ(チェック弁)9とノズル10とをそなえて構成さ
れており、チェック弁9を介して圧送されるオイルがノ
ズル10からピストン3の背面(コンロッド4側の面)
3aへ噴射されるように、ノズル10の噴射口10aは
ピストン背面3aに向けられている。
【0014】図2に示すように、チェック弁9のケーシ
ング9aの先端には外周面にネジ溝9bが形成されてお
り、チェック弁9は、このネジ溝9bでシリンダブロッ
ク6に螺合されている。ケーシング9a内には、シリン
ダブロック6内のオイルギャラリ7と連通するように油
路9cが設けられるとともに、ノズル10内と連通する
ように油路9dが設けられている。そして、これらの油
路9c,9dは合流しており、合流部9eを開閉するよ
うにチェック弁ピストン(以下、弁体という)9fがケ
ーシング9a内を移動可能に設けられている。
【0015】弁体9fは、リターンスプリング9gによ
り、かかる合流部9eを閉じる方向(図2中で上方)に
付勢されている。リターンスプリング9gの付勢力は、
オイルギャラリ7から供給されるオイルの圧力Pが、設
定圧力(開弁圧)P1(<P0,P0:調圧弁による調圧
後のオイル圧力)以上になると、弁体9fがオイル圧P
により、リターンスプリング9gの付勢力に抗して合流
部9eを開く方向(図2中で下方)に駆動されるように
設定されている。
【0016】これにより、エンジン回転速度が高いため
エンジン駆動のオイルポンプにより圧送されるオイルの
圧力Pが設定圧力P1以上であれば、図2中にで示す
ように、弁体9fは、オイルギャラリ7から圧送される
オイルにより押圧されてリターンスプリング9gの付勢
力に抗して合流部9eを開くので、ノズル10からオイ
ルが噴射され、一方、エンジン回転速度が低いためオイ
ル圧力Pが設定圧力P 1よりも低い場合には、図2中に
で示すように、弁体9fがリターンスプリング9gに
付勢されて合流部9eを閉じるのでノズル10からオイ
ルは噴射されないようになっている。
【0017】また、車両には種々のセンサが設けられて
おり、検出情報をECU(制御手段)20にそれぞれ出
力するようになっている。このようなセンサとしては、
例えば、図1に示すように、オイル圧Pを検出するオイ
ル圧センサ(オイル圧検出手段)7aや、オイルジェッ
ト8によりオイルが噴射されているか否かを検出するオ
ン/オフセンサ(作動状態検出手段)8aや、クランク
軸5の回転角を検出するクランク角センサ5aや、アク
セル開度を検出するアクセル開度センサ11が設けられ
ている。
【0018】オイル圧センサ7aは、ここでは、オイル
ギャラリ7に1つ設けられオイルギャラリ7内のオイル
圧Pを検出するようになっている。また、オン/オフセ
ンサ8aは、具体的にはギャップセンサにより構成され
ている。ギャップセンサ8aは、図2に示すように、オ
イルジェット8を構成するチェック弁9に取り付けられ
ており、ギャップセンサ8aと弁体9fとの距離が所定
距離以上であるか否かを検出するようになっている。し
たがって、図2中にで示すように弁体9がギャップセ
ンサ8aに近接して合流部9eが開いているか、又は、
図2中にで示すように弁体9fがギャップセンサ8a
から離隔して合流部9eが閉じているかを判定できる。
即ち、チェック弁9が開弁しておりノズル9からオイル
が噴射されているか、又は、チェック弁9が閉弁してお
りノズル9からオイルが噴射されていないかを検出でき
るようになっているのである。
【0019】ここで、本エンジン制御装置は、図1に示
すように、上述したオイルギャラリ7,オイルジェット
8,オイル圧センサ7a及びギャップセンサ8aと、E
CU20内に機能構成された燃料噴射制御手段21とを
そなえて構成されている。燃料噴射制御手段21は、ク
ランク角センサ5aの検出情報から算出されたエンジン
回転速度と、アクセル開度センサ11により検出された
アクセル開度とに基づいて、予め記憶された設定用マッ
プ又は演算式等を用いて一気筒当たりの燃料噴射量を設
定するようになっている。
【0020】そして、本発明の大きな特徴であるが、燃
料噴射制御手段21は、オイル圧センサ7aにより検出
されたオイル圧Pが設定圧力P1よりも高い場合におい
て、ギャップセンサ8aによりオイルジェット8の非作
動状態(即ちオイルの噴射が行なわれていない状態)が
検出されると、当該オイルジェット8は動作不良だと判
定して、このオイルジェット8が装備された気筒1につ
いて燃料噴射を休止するようになっている。
【0021】つまり、オイル圧Pが設定圧力P1よりも
高ければ、本来ならばチェック弁9が開弁してオイルジ
ェット8からオイルが噴射されるはずであり、チェック
弁9が開弁せずオイルジェット8からオイルが噴射され
ていないとピストンが十分に冷却されず、この状態で運
転を続けていると、かかるオイルジェット8が装備され
た気筒が焼き付いてしまう。そこで、燃料噴射制御手段
21では、動作不良が検出されたオイルジェット8をそ
なえた気筒について燃料噴射を休止して筒内の温度を低
減するようにしているのである。
【0022】また、このようにオイルジェット8の動作
不良に起因して気筒1への燃料噴射を休止させた場合に
は、エンジンに供給される燃料供給量を、燃料噴射を休
止させた気筒1が本来であれば噴射するはずの噴射量分
だけ低減するようにしている。つまり、燃料噴射が休止
される気筒の有無及び燃料噴射が休止される気筒の数量
にかかわらず、作動状態の気筒に対する燃料噴射量を、
通常状態(燃料噴射が休止される気筒の無い状態)と同
じにしているのである。即ち、燃料噴射が休止される気
筒があるにもかかわらず、エンジンの出力を維持しよう
とすると、本来ならば燃料噴射が休止された気筒で噴射
されるはずの燃料分だけ、燃料噴射が休止されない気筒
の燃料噴射量を増加する必要があるが、これを行なうと
各気筒1の負荷が過多となる虞があるため、これを防止
するようにしているのである。
【0023】なお、ここでは、上述したようにオイルジ
ェット8の動作不良に起因して気筒1への燃料噴射を休
止させた場合には、車室内のインストルメントパネルに
設けられた警告灯12が点灯され、ドライバに注意を促
すようになっている。本発明の一実施形態としてのエン
ジン制御装置は上述のように構成されており、例えば図
3に示すように制御が行なわれる。
【0024】つまり、先ず、ステップA10で、オイル
圧センサ7aの検出情報に基づき、オイルギャラリ7内
のオイル圧Pが設定圧力P1よりも高いか否かが判定さ
れ、オイル圧Pが設定圧力P1よりも高ければ、オイル
ジェット8によりピストン3に対してオイルの噴射が本
来ならば行なわれているとしてステップA20に進み、
一方、オイル圧Pが設定圧力P1以下であれば、オイル
ジェット8によりピストン3に対してオイルの噴射は行
なわれないのでリターンする。
【0025】そして、ステップA20では、ギャップセ
ンサ8aの検出情報に基づきピストン3に対してオイル
が噴射されているか否かが各オイルジェット8について
それぞれ判定され、いずれのオイルジェット8について
も作動が検出された場合には、オイルジェット8が正常
に作動しているとしてリターンする。一方、オイルジェ
ット8の非作動が検出された場合には、ステップA30
に進み、非作動状態のオイルジェット8が装備された気
筒1に対する燃料噴射量が停止されるとともに、ステッ
プA40で、インストルメントパネルの警告灯12が点
灯され、さらに、ステップA50で、燃料噴射が停止さ
れない正常な気筒1の燃料噴射量を、エンジン回転速度
とアクセル開度とにより決定される通常噴射量とし、敢
えて休筒による出力低下分をカバーするための噴射量増
大は行なわず、リターンする。
【0026】特にエンジンの高負荷時には、オイルジェ
ット8からピストンにオイルが正常に供給されないとピ
ストンが焼き付いてしまう虞があるが、本エンジン制御
装置によれば、チェック弁9の外部ケーシング9aの取
り付け時の変形等によりチェック弁9の開弁圧力にバラ
ツキが生じたり、内部に渋りが生じたりする等して、チ
ェック弁9の作動不良により、オイルギャラリ7内のオ
イル圧Pが設定圧力P 1以上でもオイルジェット8から
オイルが噴射されないようであれば、このオイルジェッ
ト8が取り付けられた気筒1について燃料噴射が休止さ
れるので、ピストンの焼き付きを確実に防止できるとい
う利点がある。
【0027】また、燃料噴射が休止された気筒がある場
合には、燃料噴射が行なわれる気筒については、通常の
燃料噴射量が保持されるので、正常な気筒に対する熱負
荷やトルクの急激な増加を防止できるという利点があ
る。また、オイルジェット8を構成するリリーフ弁とし
て機械式のチェック弁を用いているので、リリーフ弁に
電磁弁を使用する構成に比べ、小サイズ化でき、オイル
ジェット8をシリンダブロックへ容易に取り付けること
ができるという利点がある。
【0028】なお、本発明のエンジン制御装置は、上述
した実施形態に限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範
囲で種々の変形を行なうことが可能である。例えば、上
述の実施形態では、燃料噴射が休止される気筒の数量に
かかわらず、燃料噴射が休止された気筒の燃料噴射分だ
けエンジンの燃料供給量を減少させるようにしている
が、燃料噴射が休止される気筒の数量が所定数量以上で
ある場合に限って、かかるエンジンの燃料供給量の減少
を行なうようにしても良い。つまり、燃料噴射が休止さ
れる気筒の数量が所定数量よりも少ない場合、例えば1
気筒だけについて休筒する場合には、燃料噴射が休止さ
れた気筒の燃料噴射分を、他の正常な気筒に供給しても
この正常な気筒の負荷の変動は少ないので、エンジンの
燃料供給量を減少させないように構成して、エンジン出
力を極力確保できるように構成するのである。
【0029】また、上述の実施形態では、オイル圧検出
手段(オイル圧センサ)7aをオイルギャラリ7に設け
ているが、オイル圧検出手段7aの設置場所は、オイル
ポンプとオイルジェット8との間であれば特に限定され
ない。
【0030】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載のエ
ンジン制御装置によれば、オイル圧検出手段の検出情報
に基づきオイルの圧力が設定圧力よりも高いと判定され
た場合には、作動状態検出手段により非作動状態が検出
されたオイルジェットを装備する気筒について、オイル
ジェットが動作不良であるとして燃料噴射が休止される
ので、オイルジェットの作動不良に起因するピストンの
焼き付きを確実に防止できるという利点がある。
【0031】また、オイルジェットに機械式リリーフバ
ルブを使用した場合には上記利点に加え、電子制御式リ
リーフバルブを使用する場合に比べ、オイルジェットの
小サイズ化を図ることができ、オイルジェットの取り付
けを容易に行なえるという利点がある。請求項2記載の
エンジン制御装置によれば、気筒に対して燃料噴射を休
止する場合には、エンジンへの燃料供給量を、休止され
た気筒の燃料噴射量分だけ減少させるので、燃料噴射が
休止されない気筒については、他の気筒の燃料噴射量状
態にかかわらず、一気筒当たりの燃料噴射量が保持さ
れ、したがって、熱負荷やトルクの増加を防止できると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのエンジン制御装置
の構成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態としてのエンジン制御装置
の要部構成を示す図であり、図1のA部を拡大して示す
模式的な断面図である。
【図3】本発明の一実施形態としてのエンジン制御装置
にかかる制御方法を説明するためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 気筒 2 燃料噴射ノズル 3 ピストン 6 シリンダブロック 7 オイルギャラリ 7a オイル圧センサ(オイル圧検出手段) 8 オイルジェット 8a ギャップセンサ(作動状態検出手段) 9 リリーフバルブ(チェック弁) 10 ノズル 20 ECU(制御手段) 21 燃料噴射制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 41/38 F02D 41/38 D (72)発明者 醍醐 康徳 東京都港区芝五丁目33番8号 三菱自動車 工業株式会社内 Fターム(参考) 3G092 AA02 AA06 AB03 BB01 BB10 CA04 CA07 DE01S DG09 EA02 EA14 EA21 EA28 EC09 FA13 FA38 FA49 FB06 GA06 HB01X HE03Z HE08Z HE09Z HF08Z 3G301 HA02 HA07 JA32 JB10 KA09 LB11 LC01 MA11 NA07 NA08 NC02 NE07 PA11Z PB03A PE03Z PE08Z

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダブロックに設けられ
    オイルポンプから供給されるオイルを流通させるための
    オイルギャラリと、 該エンジンの各気筒毎に設けられるとともに該オイルギ
    ャラリに付設され、該オイルの圧力が設定圧力よりも高
    くなるとピストンに向けて該オイルを噴射するオイルジ
    ェットと、 該オイルポンプから該オイルジェットの間に設けられ該
    オイルの圧力を検出するオイル圧検出手段と、 該各オイルジェットのそれぞれに取り付けられ該オイル
    ジェットの作動状態を検出する作動状態検出手段と、 該オイル圧検出手段の検出情報に基づき該オイルの圧力
    が該設定圧力よりも高いと判定された場合には、該作動
    状態検出手段により非作動状態が検出された該オイルジ
    ェットを装備する該気筒について、燃料噴射を休止する
    燃料噴射制御手段とをそなえて構成されていることを特
    徴とする、エンジン制御装置。
  2. 【請求項2】 該気筒に対して燃料噴射を休止する場合
    には、該エンジンへの燃料供給量を、上記休止された気
    筒の燃料噴射量分だけ減少させることを特徴とする、請
    求項1記載のエンジン制御装置。
JP2000279618A 2000-09-14 2000-09-14 エンジン制御装置 Pending JP2002089310A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000279618A JP2002089310A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 エンジン制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000279618A JP2002089310A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 エンジン制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002089310A true JP2002089310A (ja) 2002-03-27

Family

ID=18764593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000279618A Pending JP2002089310A (ja) 2000-09-14 2000-09-14 エンジン制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002089310A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100478154B1 (ko) * 2002-12-31 2005-03-28 주식회사이원정공 오일제트용 개변압 시험장치
JP2008232145A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Bontaz Centre バルブを有する冷却スプレイヤ
US20110224883A1 (en) * 2010-03-09 2011-09-15 GM Global Technology Operations LLC Method to diagnose a failure of an opcj valve of an internal combustion engine
JP2015048727A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 ダイハツ工業株式会社 車両の制御装置
JP2018059518A (ja) * 2018-01-19 2018-04-12 ダイハツ工業株式会社 車両の制御装置
CN115111043A (zh) * 2022-07-28 2022-09-27 中车大连机车车辆有限公司 一种进入柴油机活塞顶的冷却机油流量的测量装置及方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100478154B1 (ko) * 2002-12-31 2005-03-28 주식회사이원정공 오일제트용 개변압 시험장치
JP2008232145A (ja) * 2007-03-16 2008-10-02 Bontaz Centre バルブを有する冷却スプレイヤ
JP4629119B2 (ja) * 2007-03-16 2011-02-09 ボンタ セントル バルブを有する冷却スプレイヤ
US20110224883A1 (en) * 2010-03-09 2011-09-15 GM Global Technology Operations LLC Method to diagnose a failure of an opcj valve of an internal combustion engine
US9140152B2 (en) * 2010-03-09 2015-09-22 GM Global Technology Operations LLC Method to diagnose a failure of an OPCJ valve of an internal combustion engine
JP2015048727A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 ダイハツ工業株式会社 車両の制御装置
JP2018059518A (ja) * 2018-01-19 2018-04-12 ダイハツ工業株式会社 車両の制御装置
CN115111043A (zh) * 2022-07-28 2022-09-27 中车大连机车车辆有限公司 一种进入柴油机活塞顶的冷却机油流量的测量装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5598817A (en) Fuel feeding system for internal combustion engine
JP2007285235A (ja) ディーゼルエンジンの燃料供給装置
JP2006207384A (ja) 内燃機関用燃料噴射装置
US7107966B2 (en) Fuel injection system
JP2009115009A (ja) 筒内噴射エンジンの停止後燃圧制御装置
EP1831508B1 (en) Diesel engine lubricated with fuel such as light oil
EP0981687B1 (en) Electronic control and method for consistently controlling the amount of fuel injected by a hydraulically activated, electronically controlled injector fuel system to an engine
US6595179B1 (en) Electrical control for engine
EP1101940B1 (en) High pressure fuel pump delivery control by piston deactivation
JP2002089310A (ja) エンジン制御装置
JP2001173507A (ja) 蓄圧式燃料噴射制御装置
JP2874082B2 (ja) 内燃機関用燃料供給装置
JP5704106B2 (ja) 内燃機関の潤滑装置
JP5835117B2 (ja) 内燃機関の燃料供給制御装置
JP2002227696A (ja) 小型船舶のエンジン制御装置
JP2845099B2 (ja) 内燃機関用燃料供給装置
JP2020084826A (ja) オイルジェット装置
JPH1150933A (ja) 蓄圧式燃料噴射装置
KR100367671B1 (ko) 엔진 오일공급계의 오일 보조릴리프 밸브
KR100440342B1 (ko) 차량의 오일유량제어장치
JP3261843B2 (ja) 内燃機関の燃料噴射制御装置
JP2003328847A (ja) 内燃機関の異常箇所検出装置
JP5445413B2 (ja) 燃料供給装置
JP4561497B2 (ja) 潤滑装置
JP3276211B2 (ja) 燃料・水噴射装置

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060912

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061006

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070227