JP2002088383A - 固体潤滑剤入り耐熱用チェーンオイル - Google Patents
固体潤滑剤入り耐熱用チェーンオイルInfo
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- JP2002088383A JP2002088383A JP2000317176A JP2000317176A JP2002088383A JP 2002088383 A JP2002088383 A JP 2002088383A JP 2000317176 A JP2000317176 A JP 2000317176A JP 2000317176 A JP2000317176 A JP 2000317176A JP 2002088383 A JP2002088383 A JP 2002088383A
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- Japan
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- solid lubricant
- oil
- heat
- synthetic oil
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Abstract
(57)【要約】 （修正有）
【課題】合成油に固体潤滑剤を混入させて合成油の蒸発
後も固体潤滑剤が潤滑機能を維持し耐久性を保つととも
に、合成油に固体潤滑剤を浮かせて沈降させずに流動性
を持たせて自動給油装置により給油可能とし、２００℃
以上の稼働中にも供給可能とした耐熱性チェーン潤滑剤
の提供。 【解決の手段】合成油に、黒鉛及び窒化硼素からなる固
体潤滑剤を混合し、分散させた耐熱性チェーンオイル。
後も固体潤滑剤が潤滑機能を維持し耐久性を保つととも
に、合成油に固体潤滑剤を浮かせて沈降させずに流動性
を持たせて自動給油装置により給油可能とし、２００℃
以上の稼働中にも供給可能とした耐熱性チェーン潤滑剤
の提供。 【解決の手段】合成油に、黒鉛及び窒化硼素からなる固
体潤滑剤を混合し、分散させた耐熱性チェーンオイル。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、耐熱用チェーン
潤滑剤に関するものである。
潤滑剤に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】耐熱用チェーンオイルとして合成油単体
の製品あるいは黒鉛単体の固体潤滑剤は存在していた
が、合成油に黒鉛及び窒化硼素の固体潤滑剤を混入した
ものはなかった。
の製品あるいは黒鉛単体の固体潤滑剤は存在していた
が、合成油に黒鉛及び窒化硼素の固体潤滑剤を混入した
ものはなかった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】これは次のような欠点
があった。 （イ）合成油だけの潤滑油だけでは耐久性がなかった。 （ロ）固体潤滑剤だけでは流動性がなく自動給油装置に
使用できなかった。 （ハ）固体潤滑剤だけでは粉塵が飛ぶため、稼動中の供
給が不可能であると同時に、作業環境の悪化を招いてい
た。 （ニ）黒鉛に流動性を持たせるための溶剤があり、両者
を混合していたがこの潤滑油剤は沈降するため、手差し
による供給が必要で、自動給油装置による供給ができな
かった。 （ホ）更に（ニ）の潤滑油剤は２００度以上にもなる環
境では引火するため稼動中の供給が不可能であった。 本発明は、これらの欠点を除くためになされたものであ
る。
があった。 （イ）合成油だけの潤滑油だけでは耐久性がなかった。 （ロ）固体潤滑剤だけでは流動性がなく自動給油装置に
使用できなかった。 （ハ）固体潤滑剤だけでは粉塵が飛ぶため、稼動中の供
給が不可能であると同時に、作業環境の悪化を招いてい
た。 （ニ）黒鉛に流動性を持たせるための溶剤があり、両者
を混合していたがこの潤滑油剤は沈降するため、手差し
による供給が必要で、自動給油装置による供給ができな
かった。 （ホ）更に（ニ）の潤滑油剤は２００度以上にもなる環
境では引火するため稼動中の供給が不可能であった。 本発明は、これらの欠点を除くためになされたものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】合成油に黒鉛及び窒化硼
素等の固体潤滑剤を混入し、浮かせることによって両者
の特性を利用できるようにした。本発明は、以上のよう
な構成よりなる固体潤滑剤混入の耐熱用チェーンオイル
である。
素等の固体潤滑剤を混入し、浮かせることによって両者
の特性を利用できるようにした。本発明は、以上のよう
な構成よりなる固体潤滑剤混入の耐熱用チェーンオイル
である。
【０００５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 （イ）使用する合成油は、エステル系または不水溶性ア
ルキレングリコール等で引火点２００度以上の性状を持
つものである。 （ロ）合成油に黒鉛及び窒化硼素を一定割合で混入す
る。 混入する場合三つの方法があり、その比率は下記のとお
りである。 黒鉛単体で混入する方法 その比率は合成油に対し重量比１０％至０．５％ 窒化硼素単体で混入する方法 その比率は合成油に対し重量比４％至０．１％ 黒鉛及び窒化硼素を一定の割合で両者を混入させる方
法 その比率は合成油に対し黒鉛及び窒化硼素の重量合計で
１０％至０．１％の範囲である。 いずれも機械の状態、環境、コストの面から製品は区別
される。 （ハ）混入された固体潤滑剤は合成油よりも比重が重い
ものを油中に常時浮かせて沈降しないようにする。 （ニ）固体潤滑剤が常に分散するように保ち流動性を保
つ。 本発明は以上のような構造で、これを使用するときは手
差し又は自動給油装置で給油する。
て説明する。 （イ）使用する合成油は、エステル系または不水溶性ア
ルキレングリコール等で引火点２００度以上の性状を持
つものである。 （ロ）合成油に黒鉛及び窒化硼素を一定割合で混入す
る。 混入する場合三つの方法があり、その比率は下記のとお
りである。 黒鉛単体で混入する方法 その比率は合成油に対し重量比１０％至０．５％ 窒化硼素単体で混入する方法 その比率は合成油に対し重量比４％至０．１％ 黒鉛及び窒化硼素を一定の割合で両者を混入させる方
法 その比率は合成油に対し黒鉛及び窒化硼素の重量合計で
１０％至０．１％の範囲である。 いずれも機械の状態、環境、コストの面から製品は区別
される。 （ハ）混入された固体潤滑剤は合成油よりも比重が重い
ものを油中に常時浮かせて沈降しないようにする。 （ニ）固体潤滑剤が常に分散するように保ち流動性を保
つ。 本発明は以上のような構造で、これを使用するときは手
差し又は自動給油装置で給油する。
【０００６】
【発明の効果】（イ）従来の合成油では耐久性がなくオ
イル給油の頻度が多く、機械の保全、作業性、安全性、
経済性に問題があったが、合成油が蒸発した後も固体潤
滑剤が残るので、耐久性に優れ、前述の問題点を解決す
ることができる。 （ロ）固体潤滑剤だけでは機械の稼動中に供給が困難で
あったが、合成油に混合することで流動性と耐熱性が満
たされ、自動給油装置での供給ができるため、稼動中の
機械にも給油が可能になる。 （ハ）合成油単体では、耐熱性、耐摩耗性、極圧性等の
潤滑油機能を保つために金属製もしくは非金属性の添加
剤を混入することが多く、熱による化学変化により合成
油がカーボンを生じさせ、機械の故障につながっていた
が、黒鉛及び、窒化硼素は悪質なカーボンにならずに潤
滑油機能が発揮できるため、無理な添加剤を混入する必
要がなく、より安全なものとなる。 （ニ）固体潤滑剤のチェーンに対する供給作業環境は劣
悪なものがあったが、合成油に混入し、沈降しない製品
であるため、給油作業の合理化及び作業員の健康上並び
に工場環境の良化にも寄与する。 （ホ）固体潤滑剤としての黒鉛及び窒化硼素が混入分散
できることにより、合成油の選択に無理がなく、カーボ
ンのより少ない基油が使用できるようになった為、経済
的合理化とより安全性が高められる。
イル給油の頻度が多く、機械の保全、作業性、安全性、
経済性に問題があったが、合成油が蒸発した後も固体潤
滑剤が残るので、耐久性に優れ、前述の問題点を解決す
ることができる。 （ロ）固体潤滑剤だけでは機械の稼動中に供給が困難で
あったが、合成油に混合することで流動性と耐熱性が満
たされ、自動給油装置での供給ができるため、稼動中の
機械にも給油が可能になる。 （ハ）合成油単体では、耐熱性、耐摩耗性、極圧性等の
潤滑油機能を保つために金属製もしくは非金属性の添加
剤を混入することが多く、熱による化学変化により合成
油がカーボンを生じさせ、機械の故障につながっていた
が、黒鉛及び、窒化硼素は悪質なカーボンにならずに潤
滑油機能が発揮できるため、無理な添加剤を混入する必
要がなく、より安全なものとなる。 （ニ）固体潤滑剤のチェーンに対する供給作業環境は劣
悪なものがあったが、合成油に混入し、沈降しない製品
であるため、給油作業の合理化及び作業員の健康上並び
に工場環境の良化にも寄与する。 （ホ）固体潤滑剤としての黒鉛及び窒化硼素が混入分散
できることにより、合成油の選択に無理がなく、カーボ
ンのより少ない基油が使用できるようになった為、経済
的合理化とより安全性が高められる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） Ｃ１０Ｎ 50:08 Ｃ１０Ｎ 50:08
Claims (2)
- 【請求項１】 合成油に固体潤滑剤を混合した耐熱用チ
ェーンオイル - 【請求項２】 固体潤滑剤として、黒鉛及び窒化硼素を
混入した請求項１に記載の固体潤滑剤入り耐熱用チェー
ンオイル
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000317176A JP2002088383A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 固体潤滑剤入り耐熱用チェーンオイル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000317176A JP2002088383A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 固体潤滑剤入り耐熱用チェーンオイル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002088383A true JP2002088383A (ja) | 2002-03-27 |
| JP2002088383A5 JP2002088383A5 (ja) | 2006-09-21 |
Family
ID=18796010
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000317176A Pending JP2002088383A (ja) | 2000-09-12 | 2000-09-12 | 固体潤滑剤入り耐熱用チェーンオイル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2002088383A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008255271A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Nok Kluber Kk | 潤滑油組成物 |
| JP2008539316A (ja) * | 2005-04-26 | 2008-11-13 | リニューアブル リューブリカンツ インコーポレーテッド | 窒化ホウ素を含む高温バイオベース潤滑剤組成物 |
-
2000
- 2000-09-12 JP JP2000317176A patent/JP2002088383A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008539316A (ja) * | 2005-04-26 | 2008-11-13 | リニューアブル リューブリカンツ インコーポレーテッド | 窒化ホウ素を含む高温バイオベース潤滑剤組成物 |
| JP2008255271A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Nok Kluber Kk | 潤滑油組成物 |
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Legal Events
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Effective date: 20080916 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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Effective date: 20090203 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |