JP2002086907A - インクジェット印刷方法 - Google Patents

インクジェット印刷方法

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JP2002086907A
JP2002086907A JP2001255489A JP2001255489A JP2002086907A JP 2002086907 A JP2002086907 A JP 2002086907A JP 2001255489 A JP2001255489 A JP 2001255489A JP 2001255489 A JP2001255489 A JP 2001255489A JP 2002086907 A JP2002086907 A JP 2002086907A
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polyester
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ink jet
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Bruce C Campbell
シー.キャンベル ブルース
Lixin Chu
チュウ リキシン
Thomas M Laney
エム.レーニー トーマス
Lisa B Todd
ビー.トッド リサ
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Original Assignee
Eastman Kodak Co
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 速いインク乾燥時間または良好な画像濃度を
有するインクジェット記録要素を使用するインクジェッ
ト印刷方法を提供する。 【解決手段】 ディジタルデータ信号に応答するインク
ジェットプリンターを用意し、ベースポリエステル層お
よびインク透過性上部ポリエステル層を含むインク透過
性ポリエステル基材を含んでなり、上記上部ポリエステ
ル層が、乾燥時間が10秒未満となるインク吸収速度およ
び少なくとも14cm3/m2の全吸収度を有する連続ポリエス
テル相を含んでなり、上記基材が、相互につながってい
るボイドを有する多孔質画像受容層を担持しているイン
クジェット記録要素を上記プリンターに装填し、インク
ジェットインク組成物を上記プリンターに装填し、上記
ディジタルデータ信号に応答して上記インクジェットイ
ンクを使用して上記インクジェット記録要素に印刷する
工程を含むインクジェット印刷方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクジェット印刷
方法に関する。より詳細には、本発明は、相互につなが
っているボイドを有する多孔質インク受容層およびイン
ク透過性ポリエステル基材を含有しているインクジェッ
ト記録要素を使用するインクジェット印刷方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】典型的なインクジェット記録システムま
たはインクジェット印刷システムにおいては、インク液
滴が、記録要素または記録媒体に向かってノズルから高
速で噴射され、媒体上に画像を生ずる。インク液滴(ま
たは記録液体)は、一般に、染料または顔料などの記録
薬剤および大量の溶媒を含んでなる。溶媒(またはキャ
リア液体)は、概して、水、一価アルコール、多価アル
コールまたはそれらの混合物などの有機材料から作られ
ている。
【0003】インクジェット記録要素は、概して、少な
くとも一方の表面にインク受容層または画像形成層を担
持している支持体を含んでなり、このような要素には、
不透明な支持体を有する、反射式観察を目的とするも
の、および透明な支持体を有する、透過光による観察を
目的とするものが含まれる。
【0004】インクジェット装置と共に使用するための
多種多様な種々のタイプの画像記録要素がこれまでに提
案されているけれども、当該技術分野には多くの未解決
の問題があり、既知の製品には、それらの商業的有用性
を制限する多くの欠陥が存在する。
【0005】このような画像記録要素上に写真画質の画
像を達成および維持するためには、インクジェット記録
要素が以下の条件を満たさなければならないことがよく
知られている。
【0006】・容易に濡れ、パッドリング(puddling)
(すなわち、不均一な濃度につながる隣接するインクド
ットの凝集)がまったく無いこと。 ・画像の滲み(bleeding)をまったく呈さないこと。 ・高濃度のインクを吸収し、素速く乾燥して、次のプリ
ントまたは他の表面と重ねられた際に要素がいっしょに
ブロッキングを生ずることを防ぐこと。 ・支持体および/または層(複数であってもよい)の間
の相互作用に起因する不連続性または欠陥(例えば亀
裂、はじき、櫛筋など)をまったく呈さないこと。 ・吸収されなかった染料が自由表面で凝集して、染料の
結晶化が起こり、像形成領域においてブルームまたはフ
ェロ焼け(ブロンジング)の影響が生ずるようなことが
無いこと。 ・水との接触または日光、タングステン灯、もしくは蛍
光灯による照射に起因する退色を防ぐのに最適化された
画像堅牢度を有すること。
【0007】殆ど瞬間的なインク乾燥時間および良好な
画質を同時に提供するインクジェット記録要素が望まし
い。しかしながら、記録要素が適合する必要のあるイン
クの組成およびインクの容量は広範囲にわたるので、イ
ンクジェット記録媒体のこれらの要求条件を同時に達成
するのは困難である。
【0008】多孔質または非多孔質の支持体の片面もし
くは両面に好適な画像受容層として作用する多孔質また
は非多孔質の単層コーティングもしくは多層コーティン
グを用いるインクジェット記録要素が知られている。
【0009】多種多様な種々のタイプの画像記録要素が
これまでに提案されているけれども、当該技術分野には
多くの未解決の問題があり、既知の製品には、それらの
商業的有用性を厳しく制限する多くの欠陥が存在する。
インクジェット記録のための画像記録媒体または画像記
録要素に対する要求条件は非常に厳しい。例えば、上記
記録要素は、良好な品質(例えば高い光学濃度および低
い凝集)を有し、印刷直後でも汚れを伴わずに取り扱う
ことができる記録画像を生ずるためには、要素の画像形
成表面に適用される大量のインクをできるだけ迅速に吸
収または受容することが可能でなければならない。高品
質な、写真タイプの画像を印刷するには、大量のインク
が必要とされることが多い。
【0010】米国特許第 5,354,601号明細書において、
ボイド含有ポリエステルフィルム基材の少なくとも片側
にインク吸収層が塗布されている記録シートが開示され
ている。しかしながら、この要素には、上記ポリエステ
ルフィルム中のボイドが互いにつながっていない点に問
題がある。インクが透過するための経路がまったく無い
ので、上記基材は、以降に示すように、より速い乾燥時
間には寄与しない。
【0011】"Permeable Surface Imaging Support" と
題され、1999年12月27日に出願された、Laney 他の米国
特許出願第09/472,487号明細書において、インク受容層
を上部に有することができる、像形成要素用の透過性支
持体が開示されている。しかしながら、この出願には、
インク受容層が多孔質であってもよいことはまったく開
示されていない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、速い
インク乾燥時間を有するインクジェット記録要素を使用
するインクジェット印刷方法を提供することである。本
発明のもう1つの目的は、良好な画像濃度を有するイン
クジェット記録要素を使用するインクジェット印刷方法
を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】これらの目的および他の
目的は、 A)ディジタルデータ信号に応答するインクジェットプ
リンターを用意する工程、 B)上記プリンターに、ベースポリエステル層およびイ
ンク透過性上部ポリエステル層を含むインク透過性ポリ
エステル基材を含んでなるインクジェット記録要素であ
って、上記上部ポリエステル層が、乾燥時間が10秒未満
となるインク吸収速度および少なくとも14cm3/m2の全吸
収度を有する連続ポリエステル相を含んでなり、上記基
材が、相互につながっているボイドを有する多孔質画像
受容層を担持しているインクジェット記録要素を装填す
る工程、 C)上記プリンターに、インクジェットインク組成物を
装填する工程、並びに D)上記ディジタルデータ信号に応答して上記インクジ
ェットインクを使用して上記インクジェット記録要素に
印刷する工程、 を含むインクジェット印刷方法を含む本発明によって達
成される。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明のインクジェット印刷方法
の使用により、速いインク乾燥時間および良好な画像濃
度が提供される。
【0015】上記の如く、本発明において使用されるイ
ンク透過性ポリエステル基材は、ベースポリエステル層
およびインク透過性上部ポリエステル層を含有してい
る。この基材は、"Permeable Surface Imaging Suppor
t" と題され、1999年12月27日に出願された、Laney 他
の米国特許出願第09/472,487号明細書に、より完全に記
載されている。
【0016】本発明において使用される基材は、容易に
入手可能なポリエステルフィルム形成機で製造すること
ができる。この基材は、インク透過性上部ポリエステル
層およびベースポリエステル層と共に共押出し、延伸
し、そして形成時に一体に結合させるという一工程で調
製するのが好ましい。この一工程形成法は、製造コスト
の低減につながる。本発明において使用される基材は、
インクの迅速な吸収、並びに高い吸収度を有し、これに
より、迅速な印刷および短い乾燥時間が可能となる。短
い乾燥時間は、プリントがより汚れ難く、インクが乾燥
前に凝集しないためにより高い画質を有するので、好都
合である。
【0017】本発明において用いられる基材は、消費者
にとって望ましい、紙の外観および触感を有し、真珠光
沢の無い、望ましい表面の外観を有し、平滑な望ましい
画像を呈し、耐候性であって、種々の湿度条件下でのカ
ールに対する耐性を有し、そして、引裂および変形に対
する高い耐性を有する。
【0018】上記共押出基材のベースポリエステル層お
よび上部ポリエステル層は、最適なインク吸収性、曲げ
剛性、および光沢特性を提供するように調整されたレベ
ルのボイド化、厚み、および平滑性を有する。上部ポリ
エステル層は、多数の処理工程および多数の塗布層を必
要とすること無く、インクジェット像形成支持体に一般
的に適用される印刷インクを有効に吸収するために、ボ
イドを含有している。
【0019】上記基材のベースポリエステル層は、本発
明において用いられる基材に曲げ剛性を提供し、上記上
部透過性層に物理的結合性を提供する。ベースポリエス
テル層の厚みは、フィルムの必要とされる曲げ剛性に応
じて、基材の全厚が50〜 500μm となるように選択され
る。しかしながら、上部ポリエステル層の厚みは、イン
ク記録要素の全吸収度に合わせて調整される。14cm3/m2
の全吸収を達成するには、少なくとも28.0μm の厚みが
必要である。
【0020】上記インク透過性上部ポリエステル層は、
相互につながっているかまたは開放気泡であるボイドを
含有しているのが好ましい。このタイプの構造は、毛管
作用を可能とすることによって、インク吸収速度を高め
る。
【0021】上述の如く、上記インク透過性上部ポリエ
ステル層は、乾燥時間が10秒未満となる吸収速度を有す
る。乾燥時間は、標準的なHP染料系インクカートリッジ
(HP# C1823A)を使用するHP 722インクジェットプリン
ターを用いて、上部層の側に、およそ14cm3/m2のレイダ
ウンで、カラーの線を印刷することによって測定するこ
とができる。
【0022】乾燥時間は、印刷直後に上記印刷された線
のパターンの上にボンド紙を重ね、ローラープレスを用
いて、これらの紙をいっしょにプレスすることによって
測定される。特定の印刷された線がボンド紙の表面に転
写する場合、その転写長Lを使用して、下式に基づい
て、既知の移送線速度Sを使用して、乾燥時間tD を見
積もることができる。 tD =L/S
【0023】好ましい態様において、インク吸収速度
は、測定される乾燥時間が1秒未満となる速度である。
【0024】上部ポリエステル層の厚みは、1m2あたり
に少なくとも14.0 cm3のインクを吸収することができる
ような厚みであるべきである。実際の厚みは、下式を使
用することによって決定することができる。 t=14.0/v 上式中、vは、ボイド化状態の厚みと非ボイド化状態の
厚みとの差のボイド化状態の厚みに対する比として規定
される、ボイド容積分率である。非ボイド化状態の厚み
は、ボイド化がまったく起こらなかった場合に予想され
るであろう厚みとして規定される。
【0025】上記上部層において利用されるポリエステ
ルは、一般に、50℃〜 150℃、好ましくは60〜 100℃の
ガラス転移温度を有するべきであり、延伸可能であるべ
きであり、少なくとも 0.5、好ましくは 0.6〜 0.9dL/g
の内部粘度を有するべきである。好適なポリエステルに
は、炭素原子が4〜20個の芳香族、脂肪族、または脂環
式のジカルボン酸および2〜24個の炭素原子を有する脂
肪族または脂環式のグリコールから製造されるものが含
まれる。好適なジカルボン酸の例には、テレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、ナフタレンジカルボン酸、コ
ハク酸、グルタル酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、フマル酸、マレイン酸、イタコン酸、1,4-シク
ロヘキサンジカルボン酸、ソジオスルホイソフタル酸、
およびそれらの混合物が含まれる。好適なグリコールの
例には、エチレングリコール、プロピレングリコール、
ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオー
ル、1,4-シクロヘキサンジメタノール、ジエチレングリ
コール、他のポリエチレングリコールおよびそれらの混
合物が含まれる。このようなポリエステルは当該技術分
野において周知であり、周知の技法(例えば、米国特許
第 2,465,319号および同 2,901,466号の各明細書に記載
されているもの)によって製造することができる。好ま
しい連続マトリックスポリマーは、テレフタル酸または
ナフタレンジカルボン酸と、エチレングリコール、1,4-
ブタンジオール、および1,4-シクロヘキサンジメタノー
ルから選ばれる少なくとも1種のグリコールとに由来す
る繰り返し単位を有するものである。ポリエチレンテレ
フタレート(少量の他のモノマーによって改質されてい
てもよい)がとりわけ好ましい。他の好適なポリエステ
ルには、好適な量の共酸成分(例えばスチルベンジカル
ボン酸)を含有させることによって形成される液晶コポ
リエステルが含まれる。このような液晶コポリステルの
例は、米国特許第 4,420,607号、同 4,459,402号、およ
び同 4,468,510号の各明細書において開示されているも
のである。
【0026】上記ベースポリエステル層は、通常は、実
質的に不透過性である。好ましい態様において、ベース
ポリエステル層は、ポリエチレンテレフタレートまたは
そのコポリマーである。
【0027】上記インク透過性上部ポリエステル層中の
ボイドは、その加工時にミクロビーズを使用することに
よって得ることができる。このようなミクロビーズは、
無機充填材であっても、重合可能な有機材料であっても
よい。インク多孔質であるけれども平滑な表面の最良な
形成のためには、これらのミクロビーズの粒径は好まし
くは 0.1〜50μm 、より好ましくは 0.5〜5μm の範囲
にある。これらのミクロビーズは、押出およびミクロボ
イド化の前のインク透過性上部ポリエステル層のための
供給材料において、30〜50容量%の量で用いることがで
きる。これらのミクロビーズのための典型的な無機材料
には、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、および硫酸
バリウムが含まれる。これらのミクロビーズのための典
型的な高分子有機材料には、ポリスチレン、ポリアミ
ド、フルオロポリマー、ポリメタクリル酸メチル、ポリ
アクリル酸ブチル、ポリカーボネート、またはポリオレ
フィンが含まれる。
【0028】本発明のもう1つの好ましい態様において
は、基材が、ベースポリエステル層の、画像受容層を担
持していない側に紙が積層される。この態様において
は、紙が十分な曲げ剛性を提供するので、基材のベース
ポリエステル層は薄くてもよい。
【0029】本発明のもう1つの態様においては、基材
が、インク透過性上部ポリエステル層とは反対側に、ベ
ースポリエステル層に隣接する、透過性がより低い層を
も含有している。
【0030】上記の如く、本発明において使用される多
孔質画像受容層は、相互につながっているボイドを含有
している。これらのボイドは、インクが基材中にかなり
浸透して、基材が乾燥時間に寄与することを可能とする
ための経路を提供する。非多孔質画像受容層または独立
気泡を含有している多孔質画像受容層は、基材が乾燥時
間に寄与することを可能としない。
【0031】画像受容層中の相互につながっているボイ
ドは、種々の方法によって得ることができる。例えば、
この層が、高分子バインダー中に分散された粒子を含有
していてもよい。これらの粒子は、有機質(例えばポリ
メタクリル酸メチル、ポリスチレン、ポリアクリル酸ブ
チルなど)であっても、無機質(シリカ、アルミナ、ジ
ルコニア、チタニア、炭酸カルシウムまたは硫酸バリウ
ム)であってもよい。本発明の好ましい態様において、
これらの粒子は5nm〜15μm の粒径を有する。
【0032】本発明において用いられる画像記録層にお
いて使用することができる高分子バインダーは、例え
ば、親水性ポリマー(例えばポリビニルアルコール、ポ
リ酢酸ビニル、ポリビニルピロリドン、ゼラチン、ポリ
2-エチル -2-オキサゾリン、ポリ2-メチル -2-オキサゾ
リン、ポリアクリルアミド、キトサン、ポリエチレンオ
キシド、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース
など)であってもよい。また、疎水性材料(例えばポリ
(スチレン-co-ブタジエン) 、ポリウレタンラテック
ス、ポリエステルラテックス、ポリアクリル酸n-ブチ
ル、ポリメタクリル酸n-ブチル、ポリアクリル酸2-エチ
ルヘキシル、アクリル酸n-ブチルとアクリル酸エチルと
のコポリマー、酢酸ビニルとアクリル酸n-ブチルとのコ
ポリマーなど)などの他のバインダーを使用してもよ
い。
【0033】本発明のもう1つの好ましい態様におい
て、上記粒子の上記高分子バインダーに対する容量比は
1:1〜15:1である。
【0034】また、上記画像受容層には、例えば硝酸な
どのpH調節剤、架橋剤、レオロジー調節剤、界面活性
剤、紫外線吸収剤、殺生剤、滑剤、染料、染料定着剤ま
たは媒染剤、蛍光増白剤などの他の添加剤が含まれてい
てもよい。
【0035】画像受容層は、従来の前計量または後計量
の塗布方法(例えばブレードコーティング、エアナイフ
コーティング、ロッドコーティング、ロールコーティン
グなど)によって、基材の一方または両方の表面に適用
することができる。塗布方法の選択は操作の経済性から
定まり、これは、次に、コーティング固形分、コーティ
ング粘度、およびコーティング速度などの調合物の仕様
を決定するであろう。
【0036】上記画像受容層の厚みは、1〜60μm 、好
ましくは5〜40μm の範囲にわたることができる。
【0037】塗布後、上記インクジェット記録要素をカ
レンダー加工またはスーパーカレンダー加工に付して、
表面の平滑性を高めてもよい。
【0038】本発明において用いられる記録要素を像形
成させるのに使用されるインクジェットインクは当該技
術分野において周知である。概してインクジェット印刷
において使用されるインク組成物は、溶媒またはキャリ
ア液体、染料または顔料、湿潤剤、有機溶媒、洗浄剤、
増粘剤、防腐剤などを含んでなる液体組成物である。溶
媒またはキャリア液体は単なる水とすることができ、ま
たは多価アルコールなどの他の水混和性溶媒と混合され
た水とすることもできる。また、多価アルコールなどの
有機材料が主たるキャリアまたは溶媒液体であるインク
を使用してもよい。特に有用なものは、水と多価アルコ
ールとの混合溶媒である。このような組成物において使
用される染料は、概して、水溶性の直接染料または酸性
型染料である。このような液体組成物は、例えば、米国
特許第 4,381,946号、同 4,239,543号、および同 4,78
1,758号の各明細書を含む従来技術に広範に記載されて
いる。
【0039】以下の例により、本発明をさらに説明す
る。
【0040】
【実施例】インク透過性上部ポリエステル基材の調製 不透過性ベースポリエステル層およびインク透過性上部
ポリエステル層を含んでなる2層ポリエステル基材を、
以下の手法で調製した。この調製において使用した材料
は、1)ベース層用の、ポリエチレンテレフタレート
(PET)樹脂(IV=0.70dL/g)、2)上部層用の、
32質量%の非晶質ポリエステル樹脂、 PETG 6763(商
標)樹脂(IV=0.73dL/g)(Eastman Chemical Compan
y)および68質量%の硫酸バリウム粒子(粒径およそ1μ
m )(Sachtleben Chemie) からなる配合ブレンド、であ
る。
【0041】上記硫酸バリウムを、ペレット化ダイに取
り付けられた逆回転二軸スクリュー押出機中で混合する
ことにより、上記 PETG 6763(商標)樹脂と配合した。
上記樹脂を65℃において乾燥し、2台の可塑化スクリュ
ー押出機によって共押出ダイマニホールド中に供給し
て、2層メルト流を製造し、これをダイから排出した後
に冷却ロール上で迅速に急冷した。各押出機の押出量を
調節することによって、キャスト積層シート中の各層の
厚みの比を調整することができた。この場合、これら2
つの層の厚みの比を1:1に調整し、吸収層の厚みをお
よそ 500μm とした。このキャストシートを、 3.3の比
および 110℃の温度において延伸することによって、先
ず縦方向に配向させた。
【0042】次に、上記配向基材を、 3.3の比および 1
00℃の温度において、テンター中で横方向に延伸した。
この例においては、熱固定処理は適用しなかった。最終
的なフィルムの全厚は 100μm となり、透過性層は50μ
m となり、基材内の各層は完全に一体化し、強力に接着
された。不均質な上部層の延伸により、硬い硫酸バリウ
ムビーズの周りに、相互につながっているミクロボイド
が生成し、これにより、この層が不透明(白色)かつ高
度に多孔質かつ透過性となった。しかしながら、PET
ベース層は不透過性であり、その本来の透明性を保持し
ていた。
【0043】多孔質組成物1 水:66部 Aerosil Mox 80(商標)シリカ (Degussa Corporatio
n):8部 Nalco 2329(商標)コロイド状シリカ (Nalco Chemical
Co.) :18部 N-(2-アミノエチル)-3-アミノプロピルメチルジメトキ
シシラン (United Chemicals Technologies, Inc.):1
部 スチレン/アクリル酸ブチルコアシェルラテックス:6
部 Kymene 557H(商標)湿潤紙力増強用樹脂 (Hercules in
c.):1部
【0044】上記Aerosil Mox 80(商標)シリカを、Na
lco 2329(商標)コロイド状シリカの40%溶液に、撹拌
しながら、1時間かけて添加した。この混合物に N-(2-
アミノエチル)-3-アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ンを添加し、この混合物を12時間超音波処理した。得ら
れた溶液に上記スチレン/アクリル酸ブチルコアシェル
ラテックス、および Kymene 557H(商標)湿潤紙力増強
用樹脂を添加し、30分間撹拌した。
【0045】多孔質組成物2 Syloid 620(商標)シリカ (Grace Davidson) : 6.5部 Gohsenol GH-23(商標)ポリビニルアルコール (The Ni
ppon Synthetic Chemical Industry Co., Ltd.) : 3.5
部 水:90部
【0046】上記Gohsenol GH-23(商標)ポリビニルア
ルコールを、撹拌しながら、20分間かけて水に添加し
た。次に、この混合物を90℃に加熱し、透明な溶液が得
られるまで撹拌した。この溶液を室温まで冷却し、上記
Syloid 620(商標)シリカを撹拌しながら添加した。
【0047】多孔質組成物3 GASIL HP39(商標)シリカゲル (Crossfield Limited)
: 6.5部 Gohsenol GH-23(商標)ポリビニルアルコール: 3.5部 水:90部
【0048】Gohsenol GH-23(商標)ポリビニルアルコ
ールを、撹拌しながら、20分間かけて、室温の水にゆっ
くりと添加した。次に、この混合物を90℃に加熱し、透
明な溶液が得られるまで撹拌した。この溶液を室温まで
冷却し、上記GASIL HP39(商標)シリカゲルを撹拌しな
がら添加した。
【0049】非多孔質組成物C−1 Gohsenol GH-23(商標)ポリビニルアルコール:10部 水:90部
【0050】Gohsenol GH-23(商標)ポリビニルアルコ
ールを、撹拌しながら、20分間かけて、室温の水にゆっ
くりと添加した。次に、この混合物を90℃に加熱し、透
明な溶液が得られるまで撹拌した。
【0051】非多孔質組成物C−2 写真グレード骨ゼラチン:10部 水:90部
【0052】写真グレード骨ゼラチンをゆっくりと水に
添加した。この混合物を室温において30分間放置した。
次に、この混合物を40℃に加熱し、透明な溶液が得られ
るまで撹拌した。
【0053】本発明の要素1 上述のインク透過性ポリエステル基材に、室温におい
て、ロッド塗布機を使用して、多孔質組成物1を塗布
し、4μm の乾燥厚みとした。このコーティングを印刷
の前に12時間風乾した。
【0054】本発明の要素2 この要素は、多孔質組成物2を使用したことを除き、要
素1と同様に調製した。
【0055】本発明の要素3 この要素は、多孔質組成物3を使用したことを除き、要
素1と同様に調製した。
【0056】対照標準要素1 この要素は、非多孔質組成物C−1を使用したことを除
き、要素1と同様に調製した。
【0057】対照標準要素2 この要素は、非多孔質組成物C−2を使用して、40℃に
おいて塗布したことを除き、要素1と同様に調製した。
【0058】対照標準要素3 この要素は、多孔質組成物1および米国特許第 5,354,6
01号明細書の例1、2、4および5において開示されて
いる50μm のLumirror(商標)ボイド含有ポリエステル
フィルム支持体 E-63S (Toray Industries, Inc.) を使
用したことを除き、要素1と同様に調製した。
【0059】対照標準要素4 この要素は、非多孔質組成物C−1および50μm のLumi
rror(商標)ボイド含有ポリエステルフィルム支持体 E
-63Sを使用したことを除き、要素1と同様に調製した。
【0060】対照標準要素5 この要素は、多孔質組成物1および米国特許第 5,354,6
01号明細書の例5において開示されている 100μm の C
risper(商標)ボイド含有ポリエステルフィルム支持体
G2312 (Toyobo Co., Ltd.) を使用したことを除き、要
素1と同様に調製した。
【0061】対照標準要素6 この要素は、非多孔質組成物C−1および 100μm の C
risper(商標)ボイド含有ポリエステルフィルム支持体
G2312を使用したことを除き、要素1と同様に調製し
た。
【0062】対照標準要素7 この要素は、画像受容組成物をまったく用いずに、本発
明の透過性支持体を単独で使用して試験した。
【0063】対照標準要素8 この要素は、画像受容組成物をまったく用いずに、上記
50μm のLumirror(商標)ボイド含有ポリエステルフィ
ルム支持体 E-63Sを単独で使用して試験した。
【0064】対照標準要素9 この要素は、画像受容組成物をまったく用いずに、上記
100μm の Crisper(商標)ボイド含有ポリエステルフ
ィルム支持体 G2312を単独で使用して試験した。
【0065】印刷 カラーインクカートリッジT005 011およびブラックイン
クカートリッジT003 011を使用する染料系インク用のEp
son Stylus Color 900プリンターを使用して画像を印刷
した。画像は、シアン、マゼンタ、イエロー、ブラッ
ク、グリーン、レッドおよびブルーの一連のストライプ
を含み、各々のストライプは、幅 1.1cm、長さ18cmの長
方形の形とした。
【0066】乾燥時間 プリンターから排出された直後に、印刷画像をゴムマッ
トの上に(画像側を上にして)置き、この印刷画像の上
に1枚のボンド紙を置いた。次に、このボンド紙の上に
スチールのシリンダー(長さ33cm、直径5cm、質量1747
g)を転がし、その後、ボンド紙を印刷画像から引き離
した。ボンド紙上の染料の転写の長さおよびストライプ
の濃度に基づいて、各試料を乾燥時間について評価し
た。これは、印刷画像を乾燥させるのに必要とされる時
間の見積もりである。ボンド紙へのインクの転写がまっ
たく無かった場合の乾燥時間の等級を1とした。ボンド
紙へのカラーストライプの全転写が有り、転写されたス
トライプの濃度が高かった場合には、乾燥時間の等級を
5とした。転写の長さおよび濃度がその中間である場合
は、1と5との間の等級とした。この乾燥時間の評価に
おいては、シアン、マゼンタおよびイエローのストライ
プのみを測定した。
【0067】画像濃度 印刷画像上のシアンのストライプのシアン濃度を、X-Ri
te(商標)820 型濃度計を使用して測定した。 1.0以上
の濃度を、殆どの像形成用途に許容可能であるとみなし
た。以下の結果が得られた。
【0068】
【表1】
【0069】上記結果は、対照標準要素と比較して、本
発明において用いられた受容要素が、良好な乾燥時間お
よび良好な印刷濃度を両方とも与えたことを示してい
る。対照標準要素1〜6は、良好な印刷濃度を得ること
ができることを示しているけれども、それらは乾燥時間
の結果が不良であった。対照標準7は良好な乾燥時間を
有していたけれども、それは低い印刷濃度を有してい
た。対照標準8および9は、不良な乾燥時間および低い
印刷濃度を有していた。
【0070】本発明の他の好ましい態様を、請求項との
関連において、次に記載する。
【0071】[1] A)ディジタルデータ信号に応答
するインクジェットプリンターを用意する工程、 B)前記プリンターに、ベースポリエステル層およびイ
ンク透過性上部ポリエステル層を含むインク透過性ポリ
エステル基材を含んでなるインクジェット記録要素であ
って、前記上部ポリエステル層が、乾燥時間が10秒未満
となるインク吸収速度および少なくとも14cm3/m2の全吸
収度を有する連続ポリエステル相を含んでなり、前記基
材が、相互につながっているボイドを有する多孔質画像
受容層を担持しているインクジェット記録要素を装填す
る工程、 C)前記プリンターに、インクジェットインク組成物を
装填する工程、並びに D)前記ディジタルデータ信号に応答して前記インクジ
ェットインクを使用して前記インクジェット記録要素に
印刷する工程、 を含むインクジェット印刷方法。
【0072】[2] 相互につながっているボイドを有
する前記多孔質画像受容層が、高分子バインダー中に分
散された粒子を含んでなる、[1]に記載の方法。
【0073】[3] 前記粒子が無機質である、[2]
に記載の方法。
【0074】[4] 前記無機粒子が、シリカ、アルミ
ナ、ジルコニア、チタニア、炭酸カルシウムまたは硫酸
バリウムを含んでなる、[3]に記載の方法。
【0075】[5] 前記粒子が有機質である、[2]
に記載の方法。
【0076】[6] 前記粒子が5nm〜15μm の粒径を
有する、[2]に記載の方法。
【0077】[7] 前記高分子バインダーが親水性バ
インダーを含んでなる、[2]に記載の方法。
【0078】[8] 前記親水性バインダーが、ポリビ
ニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルピロリド
ン、ゼラチン、ポリ2-エチル -2-オキサゾリン、ポリ2-
メチル -2-オキサゾリン、ポリアクリルアミド、キトサ
ン、ポリエチレンオキシド、メチルセルロース、エチル
セルロース、ヒドロキシエチルセルロースまたはヒドロ
キシプロピルセルロースを含んでなる、[7]に記載の
方法。
【0079】[9] 前記高分子バインダーが疎水性バ
インダーを含んでなる、[2]に記載の方法。
【0080】[10] 前記疎水性バインダーが、ポリ
(スチレン-co-ブタジエン) 、ポリウレタンラテック
ス、ポリエステルラテックス、ポリアクリル酸n-ブチ
ル、ポリメタクリル酸n-ブチル、ポリアクリル酸2-エチ
ルヘキシル、アクリル酸n-ブチルとアクリル酸エチルと
のコポリマーまたは酢酸ビニルとアクリル酸n-ブチルと
のコポリマーを含んでなる、[9]に記載の方法。
【0081】[11] 前記粒子の前記バインダーに対
する容量比が1:1〜15:1である、[2]に記載の方
法。
【0082】[12] 前記ベースポリエステル層が実
質的に不透過性である、[1]に記載の方法。
【0083】[13] 前記ベースポリエステル層が、
25容量%未満の程度のボイド化剤を含んでなり、かつ実
質的に不透過性である、[1]に記載の方法。
【0084】[14] 前記ベースポリエステル層がポ
リエチレンテレフタレートを含んでなる、[1]に記載
の方法。
【0085】[15] 前記上部ポリエステル層の前記
連続ポリエステル相が、ポリエチレンテレフタレート、
ポリ (エチレン -1,4-シクロヘキシレンジメチレンテレ
フタレート) 、またはそれらの配合物を含んでなる、
[1]に記載の方法。
【0086】[16] 前記インク透過性上部ポリエス
テル層が、前記透過性層の30容量%〜50容量%の量で存
在するボイド化剤を含んでなる、[1]に記載の方法。
【0087】[17] 前記インク透過性上部ポリエス
テル層が、相互につながっているボイドを有する、[1
6]に記載の方法。
【0088】[18] 前記基材が、前記インク透過性
上部ポリエステル層とは反対側に、前記ベースポリエス
テル層に隣接する、透過性がより低い層をさらに含んで
なる、[1]に記載の方法。
【0089】[19] 前記透過性がより低い層が、相
互につながっているボイドを有する、[18]に記載の
方法。
【0090】[20] 前記基材が、前記ベースポリエ
ステル層の、前記画像受容層を担持していない側に積層
された紙をさらに含んでなる、[1]に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス エム.レーニー アメリカ合衆国,ニューヨーク 14420, ブロックポート,ウィローブルック ドラ イブ 325 (72)発明者 リサ ビー.トッド アメリカ合衆国,ニューヨーク 14626, ロチェスター,ノース アベニュ 78 Fターム(参考) 2C056 FC06 2H086 BA13 BA15 BA19 BA21 BA32 BA34 BA41

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)ディジタルデータ信号に応答するイ
    ンクジェットプリンターを用意する工程、 B)前記プリンターに、ベースポリエステル層およびイ
    ンク透過性上部ポリエステル層を含むインク透過性ポリ
    エステル基材を含んでなるインクジェット記録要素であ
    って、前記上部ポリエステル層が、乾燥時間が10秒未満
    となるインク吸収速度および少なくとも14cm3/m2の全吸
    収度を有する連続ポリエステル相を含んでなり、前記基
    材が、相互につながっているボイドを有する多孔質画像
    受容層を担持しているインクジェット記録要素を装填す
    る工程、 C)前記プリンターに、インクジェットインク組成物を
    装填する工程、並びに D)前記ディジタルデータ信号に応答して前記インクジ
    ェットインクを使用して前記インクジェット記録要素に
    印刷する工程、を含むインクジェット印刷方法。
JP2001255489A 2000-08-29 2001-08-27 インクジェット印刷方法 Pending JP2002086907A (ja)

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