JP2002086461A - 光学シート製造用円筒形状型の洗浄方法 - Google Patents

光学シート製造用円筒形状型の洗浄方法

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JP2002086461A JP2000283970A JP2000283970A JP2002086461A JP 2002086461 A JP2002086461 A JP 2002086461A JP 2000283970 A JP2000283970 A JP 2000283970A JP 2000283970 A JP2000283970 A JP 2000283970A JP 2002086461 A JP2002086461 A JP 2002086461A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 円筒形状レンズ型を用いて透光性基材の表面
に活性エネルギー線硬化樹脂からなるレンズ部を有する
良好な品質のレンズシートを長期にわたって製造すべ
く、レンズ型の表面状態を良好なものに回復させる。 【解決手段】 レンズ型に対するエアーブロー工程ST
1;レンズ型を起泡剤とノニオン系界面活性剤と金属イ
オン封鎖剤とを含む洗浄剤中に浸漬し上下動させること
で洗浄剤を攪拌する第1洗浄剤処理工程ST2;レンズ
型に対してメタノールを掛け流すメタノール処理工程S
T3;レンズ型を洗浄剤中に浸漬し上下動させることで
洗浄剤を攪拌する第2洗浄剤処理工程ST4;及び、レ
ンズ型の表面の残留物を除去する仕上げ処理工程ST5
を含む。仕上げ処理工程ST5は、レンズ型に対してノ
ニオン系界面活性剤をシャワーし、純水をシャワーし、
純水を掛け流し、エタノールを掛け流し、温風吹き付け
によりレンズ型を乾燥させるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置等に
おいて照明用面光源素子として使用されるバックライト
等に使用されるプリズムシート、拡散シート及びプロジ
ェクションテレビやマイクロフィルムリーダー等の表示
画面として用いられる投写スクリーンに使用されるレン
チキュラーレンズシート等の光学シートの製造の技術分
野に属するものであり、更に詳しくは活性エネルギー線
硬化樹脂による凹凸部を有する長尺光学シートを連続し
て製造する際に使用される円筒形状型を洗浄する方法に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラー液晶表示装置を備えた携帯
用ノートパソコンや、携帯用液晶テレビあるいはビデオ
一体型液晶テレビなどにおいては、液晶表示装置の消費
電力が大きいことがバッテリーによる駆動時間を伸ばす
ための障害になっている。中でも、液晶表示装置に使わ
れているバックライトの消費電力の装置全体の消費電力
に占める割合は大きく、このバックライト消費電力をで
きる限り低く抑えることがバッテリーによる装置の駆動
時間を伸ばし、上記製品の実用価値を高める上で重要な
課題とされている。しかし、バックライトの消費電力を
抑えることによって、バックライトの輝度を低下させた
のでは液晶表示が見難くなり好ましくない。そこで、実
開平3−69184号公報等では、バックライトの光学
的な効率を改善することにより、バックライトの輝度を
犠牲にすることなく消費電力を抑えるために、表面にプ
リズム列等のレンズ単位を多数形成したレンズシート
を、導光体の出射面側に載置したバックライトが提案さ
れている。
【0003】このようなレンズシートとしては、特開平
5−196808号公報や特開平6−59129号公報
等で提案されているように、レンズパターンの精確な転
写性や生産性等の観点から、紫外線硬化性組成物等の活
性エネルギー線硬化性組成物を用いてレンズ部を形成し
たものが使用されてきている。例えば、透明樹脂フィル
ムや透明樹脂シート等の透光性基材上に活性エネルギー
線硬化性組成物の硬化物からなるレンズ部が一体に形成
されている。
【0004】一方、プロジェクションテレビやマイクロ
フィルムリーダー等の投写スクリーンにおいては、良好
な画像を得るために、両面にレンチキュラーレンズを形
成したレンチキュラーレンズシートが使用されている。
従来、このようなレンチキュラーレンズシートは、アク
リル樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩化ビニル樹脂、ス
チレン樹脂等の透明樹脂材料を射出成形あるいは押出成
形する方法や、樹脂板にレンズ型を当接させ加熱加圧す
ることによりレンズ型のレンチキュラーレンズ転写パタ
ーンを樹脂板の表面に転写する押圧成形する方法等が知
られている。
【0005】しかしながら、射出成形法では、大きなサ
イズのレンチキュラーレンズシートの成形は難しく、比
較的小さなサイズのレンチキュラーレンズシートしか成
形できない。また、押圧成形法では、樹脂板およびレン
ズ型の加熱冷却サイクルに長時間を要するため、レンチ
キュラーレンズシートの大量生産を行うためには多数の
レンズ型が必要となり、大型のレンチキュラーレンズシ
ートを製造するためには生産装置に莫大な費用がかか
る。
【0006】これに対して、活性エネルギー線硬化性組
成物を板状のレンズ型内に注入した後、活性エネルギー
線を照射して該組成物を硬化、賦型させる方法等が提案
されているが、活性エネルギー線硬化性組成物を用いる
方法は、成形時間を短縮でき生産性を向上させることが
できるものの、レンズ型内へ組成物を注入する際に泡等
の巻き込み等の問題点を有しており、これを解決するた
めには、別途、組成物の脱泡処理を行ったり、組成物を
ゆっくりと注入する等の方法を採用する必要があり、大
量生産のためには未だ十分なものではなかった。特に、
レンズ型の転写パターン形状によっては、その溝部に気
泡が閉じこめられるために、気泡が発生し易く、一旦発
生した気泡は容易に除去することができず、気泡による
レンズ欠陥をまねくという問題点を有していた。
【0007】このような気泡の発生を防止する方法とし
て、特開平1−192529号公報に記載されているよ
うに、紫外線硬化性組成物をレンズ型に組成物溜まりを
形成するように供給した後、組成物溜まりにベースフィ
ルムを載せてそのベースフィルムを介して加圧ロールで
組成物をレンズ型上に均しながらベースフィルムを積層
し、紫外線を照射して硬化、賦型させ脱型する方法が提
案されている。
【0008】また、画像の高精細度化への要求が高まっ
てきており、この要求に応えるべくレンチキュラーレン
ズのファインピッチ化へ対応するため、特開平1−15
9627号公報や特開平3−64701号公報等では、
紫外線硬化性組成物を用い円筒状レンズ型を用いて透光
性基材の両面にレンチキュラーレンズを連続的に形成す
る方法が提案されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように紫外線硬化
性組成物を用いて微細な凹凸形状の凹凸部を有する光学
シートを連続して長尺状に形成する際には、円筒状型を
回転させながら、該円筒状型の外周面に沿ってその回転
の向きに透光性基材を同一の速度で走行させ、該透光性
基材と円筒状型との間に紫外線硬化性組成物を供給し、
該組成物の層に対して透光性基材を介して紫外線を照射
することで組成物を重合硬化させ、紫外線硬化樹脂から
なる凹凸部となした上で、円筒状型からの離型を行う。
【0010】以上のような紫外線硬化樹脂からなる光学
シートの製造のための円筒形状型は、微細凹凸形状の転
写パターンの形成された外周面が金属からなるものが一
般的である。このような型を長期にわたって継続使用す
ると、型の表面性状が不均一になってシート離型の際の
付着力が部分的に異なるようになり、該型の表面に硬化
または半硬化の樹脂または硬化性組成物が付着しやすく
なることがある。このような樹脂の型表面への付着が顕
著になると、形成される光学シートの凹凸部の表面形状
が損なわれ、所要の光学性能が得られなくなることがあ
る。
【0011】特に、近年、表示画面の一層の大型化が要
求され、表示される画像の質の一層の向上が要求されて
いる。このために、光学シートの表面に形成される微細
凹凸部としてピッチの小さい繰り返しパターンのものが
要求されており、そのための微細な表面構造は表面性状
不均一が発生しやすくなり、光学シート製造の歩留の向
上がますます困難になる。従って、型の表面状態を適時
良好なものに回復させることは長尺光学シート製造の歩
留を向上させ更に光学シートの品質を向上させる上で極
めて重要なことである。
【0012】本発明は、以上のような事情に鑑みてなさ
れたもので、紫外線硬化性組成物などの活性エネルギー
線硬化性組成物を用い円筒状型を用いて透光性基材の少
なくとも一方の面に活性エネルギー線硬化樹脂からなる
微細凹凸部を有する長尺光学シートを製造する際に、良
好な品質の光学シートを長期にわたって製造すべく、円
筒形状型の表面状態を良好なものに回復させることを目
的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、以上の
如き目的を達成するものとして、表面に微細凹凸形状が
形成された外周面を持つ円筒形状型の前記外周面と透光
性基材の一方の面との間に活性エネルギー線硬化性組成
物を供給して前記型と前記透光性基材との間に組成物層
を形成し、前記透光性基材を通して活性エネルギー線を
照射して前記組成物層を硬化し賦形して前記微細凹凸形
状に対応する形状を持ち活性エネルギー線硬化樹脂から
なる凹凸部を形成し、該凹凸部及び前記透光性基材を一
体として前記型から離型することにより、表面に前記凹
凸部を備えた光学シートを連続して製造するのに利用さ
れる前記円筒形状型を洗浄する方法であって、前記型を
少なくとも起泡剤とノニオン系界面活性剤と金属イオン
封鎖剤とを含む洗浄剤で洗浄することを特徴とする、光
学シート製造用円筒形状型の洗浄方法、が提供される。
【0014】本発明の一態様においては、前記円筒形状
型は、前記微細凹凸形状がプリズムやレンチキュラーレ
ンズ等のレンズ単位の繰り返し配列に対応する形状であ
るレンズ型である。
【0015】本発明の一態様においては、前記起泡剤は
アルキルエーテルカルボン酸塩であり、前記ノニオン系
界面活性剤はポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テルであり、前記金属イオン封鎖剤がエチレンジアミン
四酢酸塩である。
【0016】本発明の一態様においては、前記型を洗浄
剤中に浸漬し及び/または洗浄剤を掛け流す第1の洗浄
剤処理工程と、該第1の洗浄剤処理工程の後に、前記型
に対してメタノールを掛け流すメタノール処理工程と、
該メタノール処理工程の後に、前記型を前記洗浄剤中に
浸漬し及び/または洗浄剤を掛け流す第2の洗浄剤処理
工程と、該第2の洗浄剤処理工程の後に、前記型の表面
の残留物を除去する仕上げ処理工程と、を含む。
【0017】本発明の一態様においては、前記洗浄剤
は、前記起泡剤の含有量が1〜10g/リットルであ
り、前記ノニオン系界面活性剤の含有量が0.5〜5g
/リットルであり、前記金属イオン封鎖剤の含有量が
0.001〜0.01g/リットルである。
【0018】本発明の一態様においては、前記第1の洗
浄処理工程の前に前記型に対してアセトンを掛け流し更
にメタノールを掛け流すアセトン・メタノール処理工程
を行い、更に、前記第1の洗浄剤処理工程に続いて前記
型に対してアセトンを掛け流すアセトン処理工程を行
う。
【0019】本発明の一態様においては、前記仕上げ処
理工程は、前記型に対してノニオン系界面活性剤をシャ
ワーし、続いて純水をシャワーし、続いて純水を掛け流
し、続いてエタノールを掛け流し、続いて温風吹き付け
により前記レンズ型を乾燥させるものである。
【0020】本発明の一態様においては、前記型の外周
面は金属からなる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0022】図1は、本発明の方法により洗浄される円
筒形状レンズ型を用いて製造されるレンズシート19の
一例を示す模式的断面図である。レンズシート19は、
カラー液晶表示装置を備えた携帯用ノートパソコンや、
携帯用液晶テレビあるいはビデオ一体型液晶テレビなど
の液晶表示装置のバックライト等の面光源素子の正面輝
度を向上させるために使用されるプリズムシートを示す
ものであり、このプリズムシートが本発明でいう光学シ
ートに該当する。図1に示されているように、レンズシ
ート19では、透光性基材2の一方の面上に多数のレン
ズ単位(プリズム列)からなるレンズ部3が活性エネル
ギー線硬化樹脂により形成され、透光性基材2とレンズ
部3との間に緩和層1が介在している。
【0023】緩和層1は、レンズ部3と同一の活性エネ
ルギー線硬化樹脂で一体的に形成される。この緩和層1
を、レンズ部3のレンズ高さ(H)の1〜30%の厚さ
に形成することによって、活性エネルギー線硬化性組成
物の硬化時の重合収縮による斑点状模様の発生を抑止す
ることができる。
【0024】レンズシート19のレンズ部3の表面形状
は、その目的に応じて、図1に示したようなプリズム列
が互いに平行に多数形成されたプリズム面の他に、断面
半円状あるいは半楕円状等のレンチキュラーレンズが互
いに平行に多数形成されたレンチキュラーレンズ面や波
型レンズ面等の形状であってもよい。更に、表面形状と
しては、レンズ部のみに限られることはなく、マット形
状、ホログラム形状などの微細凹凸形状であってもよ
い。
【0025】また、図1のレンズシートの他方の面上に
も多数のレンズ単位からなるレンズ部を形成して両面レ
ンズシートとすることができる。そのような両面レンズ
シート29の例を図2に示した。図2においては、透光
性基材2の他方の面にも多数のレンズ単位(プリズム
列)からなるレンズ部4が活性エネルギー線硬化樹脂に
より形成され、透光性基材2とレンズ部4との間に緩和
層1’が介在している。これらレンズ部3,4として
は、透光性基材2の両方の表面に、同一の種類やサイズ
のレンズ形状を形成してもよいし、または異なる種類や
サイズのレンズ形状を形成してもよい。また、レンズ部
3,4の厚さは10〜150μm程度、レンズ単位のピ
ッチは10〜150μm程度とすることが好ましい。活
性エネルギー線硬化樹脂でレンズ部を形成するので、液
晶表示装置などの高精細化に対応可能な面光源素子等に
使用されるファインピッチのレンズシートに適してお
り、レンズ単位のピッチが10〜100μmの範囲であ
ることが好ましく、さらに好ましくは10〜50μmの
範囲である。
【0026】さらに、レンズ単位がプリズム列である場
合には、プリズム列の頂角は50〜160゜の範囲内と
することが好ましい。一般的に、光源、光源と対向する
一側面を光入射面とし、この光入射面と略直角の一表面
を光出射面とする導光体、及び導光体の光出射面上に配
置されるプリズムシートから基本的に構成される液晶表
示装置用の面光源素子(エッジライト方式)では、プリ
ズム面が液晶パネル側となるようにプリズムシート19
を配置する場合には、プリズム列の頂角は80〜100
゜程度の範囲であり、好ましくは85〜95゜の範囲で
ある。一方、プリズム面が導光体側となるようにプリズ
ムシート19を配置する場合には、プリズム列の頂角は
50〜75゜程度の範囲であり、好ましくは55〜70
゜の範囲である。活性エネルギー線硬化樹脂からなるレ
ンズ部3,4は、面光源素子の輝度の向上等の点から、
高い屈折率を有するものが好ましく、具体的には、その
屈折率が1.5以上である。
【0027】図3及び図4は、プロジェクションテレビ
やマイクロフィルムリーダー等の投写スクリーンに使用
されるレンチキュラーレンズを形成したレンチキュラー
レンズシートであり、それぞれ出射面側に形成されたレ
ンチキュラーレンズの形状が異なる例である。図3は、
出射面側(図における上面側)に形成されたレンチキュ
ラーレンズ単位の隣接するものどうしの間の谷部に光吸
収層Bを形成したものである。図4は、出射面側に形成
されたレンキュラーレンズ単位の隣接するものどうし間
に凸部を形成して、その凸部の上面に光吸収層Bを形成
したものである。尚、光吸収層Bは、光吸収層なしの長
尺レンズシートを製造した後に、付与することができ
る。
【0028】レンチキュラーレンズシートは、図3及び
図4に示したように、透光性基材2の一方の面上に多数
の第1のレンチキュラーレンズ単位を含んでなる第1の
レンズ部5(出射面レンチキュラーレンズ部)が活性エ
ネルギー線硬化樹脂により形成され、他方の面上に多数
の第2のレンチキュラーレンズレンズ単位を含んでなる
第2のレンズ部6(入射面レンチキュラーレンズ部)が
活性エネルギー線硬化樹脂により形成されており、透光
性基材2と第1および第2のレンズ部5,6との間にそ
れぞれ緩和層1,1’が介在している。緩和層1,1’
は、通常は、レンズ部5,6と同一の活性エネルギー線
硬化樹脂で一体的に形成される。この緩和層1,1’
を、レンズ高さ(H,H’)の1〜30%の厚さに形成
することによって、活性エネルギー線硬化性組成物の硬
化時の重合収縮による斑点状模様の発生を抑止すること
ができる。
【0029】レンチキュラーレンズシートにおいては、
レンズ部5,6の厚さは50〜1000μm程度、レン
ズ単位のピッチは50〜1000μm程度とすることが
好ましい。特に、活性エネルギー線硬化樹脂でレンチキ
ュラーレンズを形成する本発明においては、ファインピ
ッチのレンチキュラーレンズシートに適しており、レン
ズ単位のピッチが50〜500μmの範囲であることが
好ましく、さらに好ましくは50〜450μmの範囲で
ある。
【0030】レンズシートにおいて、緩和層1,1’は
前記の通りレンズ高さの1〜30%の厚さとすることが
好ましい。なお、レンズ高さとは、図1〜図4に示した
通り、レンズ部3〜6の高さ(H,H’)であり、緩和
層1,1’が活性エネルギー線硬化樹脂でレンズ部と一
体的に形成されている場合には活性エネルギー線硬化樹
脂の層厚から緩和層1,1’の厚さを除いた厚さをい
う。この緩和層1,1’は、レンズ部3〜6の形成に際
して、活性エネルギー線硬化型樹脂の重合収縮によるレ
ンズ型内での樹脂の不足を補充することによりレンズ形
状(レンズ部の表面形状)の変形を緩和させるものであ
り、この緩和層1,1’の厚さがレンズ高さの1%未満
であると、緩和層1,1’での重合収縮によるレンズ形
状の変形の緩和の効果が不十分となる傾向にあり、逆に
レンズ高さの30%を超えると緩和層1,1’の厚み斑
抑制の制御が困難となり、厚み斑(不均一)による光学
特性の低下を招く傾向にある。緩和層1,1’の厚さ
は、好ましくはレンズ高さの1〜25%の範囲であり、
さらに好ましくは3〜15%の範囲である。また、図1
および図2に示したような液晶表示装置の面光源素子用
のプリズムシート等のピッチまたは厚さが数十μm程度
の微細なレンズ単位を形成する場合には、緩和層1,
1’は薄いものが好ましく、例えば、1〜10μm程度
の範囲とすることが好ましく、さらに好ましくは1〜5
μmの範囲である。さらに、レンチキュラーレンズシー
トでは、例えば、緩和層1,1’の厚さは5〜30μm
程度の範囲とすることが好ましく、さらに好ましくは5
〜15μmの範囲である。
【0031】また、レンズシートを構成する透光性基材
2は、紫外線、電子線等の活性エネルギー線を透過する
材料であれば特に限定されず、ポリエステル系樹脂、ア
クリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、塩化ビニル系
樹脂、ポリメタクリルイミド系樹脂等の透明樹脂のシー
トやフィルムが好ましい。特に、レンズ部3〜6の屈折
率よりも屈折率が低く、表面反射率の低いポリメチルメ
タクリレート、ポリメチルアクリレートとポリフッ化ビ
ニリデン系樹脂との混合物、ポリカーボネート系樹脂、
ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル系樹脂か
らなるものが好ましい。透光性基材2の厚さは、レンズ
シートの用途によっても異なるが、例えば50〜500
μm程度の範囲のものが使用される。なお、透光性基材
2には、活性エネルギー線硬化樹脂からなる緩和層1,
1’との密着性を向上させるために、表面にアンカーコ
ート処理等の密着性向上処理を施したものが好ましい。
【0032】レンズシートの緩和層1,1’およびレン
ズ部3〜6を形成する活性エネルギー線硬化樹脂として
は、紫外線、電子線等の活性エネルギー線で硬化させた
ものであれば特に限定されるものではないが、例えば、
ポリエステル類、エポキシ系樹脂、ポリエステルアクリ
レート及び/またはポリエステルメタクリレート(以
下、ポリエステル(メタ)アクリレートと記載:その他
についても同様)、エポキシ(メタ)アクリレート、ウ
レタン(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレート
系樹脂等が挙げられる。中でも、(メタ)アクリレート
系樹脂がその光学特性等の観点から特に好ましい。この
ような硬化樹脂に使用される活性エネルギー線硬化性組
成物としては、取扱い性や硬化性等の点で、多価(メ
タ)アクリレート、モノ(メタ)アクリレート、および
活性エネルギー線による光重合開始剤を主成分とすもの
が好ましい。代表的な多価(メタ)アクリレートとして
は、ポリオールポリ(メタ)アクリレート、ポリエステ
ルポリ(メタ)アクリレート、エポキシポリ(メタ)ア
クリレート、ウレタンポリ(メタ)アクリレート等が挙
げられる。これらは、単独あるいは2種以上の混合物と
して使用される。また、モノ(メタ)アクリレートとし
ては、モノアルコールのモノ(メタ)アクリル酸エステ
ル、ポリオールのモノ(メタ)アクリル酸エステル等が
挙げられるが、後者の場合には、金属型を使用する場合
には水酸基の影響であると思われる金属型との離型困難
性を低減するために、少量で使用するのがよい。また、
金属型を使用する場合には、(メタ)アクリル酸および
その金属塩についても、高い極性を有していることか
ら、少量で使用するのがよい。
【0033】図5は、円筒形状レンズ型(ロール型)7
を用いた長尺レンズシート製造の説明図であり、図6は
そこで用いられるレンズ型7の斜視図である。
【0034】図5及び図6に示されている円筒形状レン
ズ型7は、円筒状ロール16の外周面にレンズシートの
多数のレンズ単位に対応する多数のレンズ単位転写部が
形成されたレンズ部転写パターン18を有する。レンズ
型7としては、レンズ単位転写部がアルミニウム、黄
銅、鋼等の金属製のものや、シリコン樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、エポキシ樹脂、ABS樹脂、フッソ樹脂、ポリ
メチルペンテン樹脂等の合成樹脂製のものや、Ni電鋳
法で作製したもの等が使用される。耐熱性や強度等の観
点からレンズ単位転写部その他が金属製のものを使用す
ることが望ましい。レンズ型には、各種腐食防止のため
に銅やニッケル等のメッキ層32を表面に施すことが好
ましい。
【0035】図7に示されているように、レンズ部転写
パターンが形成された薄板レンズ型35を円筒状ロール
16の外周面に巻き付けて固定した円筒形状レンズ型
7’を使用することもできる。また、緩和層1をより均
一に形成するためには、円筒形状レンズ型7’の外周面
に軸方向に関して両端部において中央部より径方向の高
さが高い厚肉の段部36を形成した段付きレンズ型を使
用することが好ましい。
【0036】図5において、レンズ型7には、そのレン
ズ部転写パターン面に沿って長尺の透光性基材9(図1
〜4における透光性基材2)が供給されており、レンズ
型7と透光性基材9との間に活性エネルギー線硬化性組
成物10が樹脂タンク12から供給ノズル13を介して
連続的に供給される。透光性基材9の外側(レンズ型7
の側と反対の側)には、供給された活性エネルギー線硬
化性組成物10の厚さを均一にさせるためのニップロー
ル8が設置されている。ニップロール8としては、金属
製ロール、ゴム製ロール等が使用される。また、活性エ
ネルギー線硬化性組成物10の厚さを均一にさせるため
には、ニップロール8の真円度、表面粗さ等について高
い精度で加工されたものが好ましく、ゴム製ロールの場
合にはゴム硬度が60度以上の高い硬度のものが好まし
い。このニップロール8は、活性エネルギー線硬化性組
成物10の厚さを正確に調整することが必要であり、圧
力調整機構11によって圧力印加操作がなされるように
なっている。この圧力調整機構11としては、油圧シリ
ンダー、空気圧シリンダー、各種ネジ機構等が使用でき
るが、機構の簡便さ等の観点から空気圧シリンダーが好
ましい。空気圧は、圧力調整弁等によって制御される。
【0037】レンズ型7と透光性基材9との間に供給さ
れる活性エネルギー線硬化性組成物10は、緩和層1を
一定厚さに形成させるために一定の粘度に保持すること
が好ましい。粘度範囲は、形成する緩和層1の厚さによ
っても異なるが、一般的には、40℃において20〜3
000mPa・Sの範囲の粘度とすることが好ましく、
さらに好ましくは100〜1000mPa・Sの範囲で
ある。活性エネルギー線硬化性組成物10の粘度が20
mPa・S未満の場合には、緩和層1の形成のためには
ニップ圧を極めて低く設定するか、成形スピードを極端
に速くすることが必要となる。しかし、ニップ圧を極め
て低くすると圧力調整機構11の安定作動ができなくな
る傾向にあり、緩和層1の厚み斑を引き起こしやすくな
る。また、成形スピードを極端に速くすると活性エネル
ギー線の照射量が不足し活性エネルギー線硬化性組成物
10の硬化が不十分となる傾向にある。一方、活性エネ
ルギー線硬化性組成物10の粘度が3000mPa・S
を超えると、レンズ型のレンズ部転写パターンの細部ま
で十分に活性エネルギー線硬化性組成物10が行き渡ら
ず、レンズ形状の精確な転写が困難となったり、気泡の
混入による欠陥が発生しやすくなったり、成形速度の極
端な低下による生産性の悪化をもたらす傾向にある。こ
のように活性エネルギー線硬化性組成物10の粘度を一
定に保持させるためには、活性エネルギー線硬化性組成
物10の温度制御が行えるように、樹脂タンク12の外
部や内部にシーズヒーター、温水ジャケット等の熱源設
備を設置しておくことが好ましい。
【0038】活性エネルギー線硬化性組成物10をレン
ズ型7と透光性基材9との間に供給した後、活性エネル
ギー線硬化性組成物10がレンズ型7と透光性基材9と
の間に挟まれた状態で、活性エネルギー線発光光源14
から活性エネルギー線を透光性基材9を通して照射し
て、活性エネルギー線硬化性組成物10を重合硬化し、
レンズ型7に形成されたレンズ部転写パターンの転写を
行う。活性エネルギー線照射装置14としては、化学反
応用ケミカルランプ、低圧水銀ランプ、高圧水銀ラン
プ、メタルハライドランプ、可視光ハロゲンランプ等が
使用される。活性エネルギー線の照射量としては、20
0〜600nmの波長の積算エネルギーが0.01〜5
0J/cm2 となる程度とすることが好ましい。また、
活性エネルギー線の照射雰囲気としては、空気中でもよ
いし、窒素やアルゴン等の不活性ガス雰囲気下でもよ
い。次いで、透光性基材9と重合硬化された活性エネル
ギー線硬化樹脂で形成されたレンズ部とが一体化された
レンズシートをレンズ型7から離型する。
【0039】尚、図5において、31はタンク内を減圧
するための真空ポンプである。
【0040】図8は、図2に示したような両面レンズシ
ート29の製造の説明図であり、基本的には、図5に示
されるような透光性基材9に対するレンズ部の形成を第
1面に対して行う第1段階S1と第2面に対して行う第
2段階S2とが順次実行される。即ち、第1段階S1は
上記図5と同一であり、第2段階S2は第1段階S1で
第1面にプリズム部の形成された長尺シート19を透光
性基材として用いること及びレンズ型7’として所要の
レンズ部転写パターンを有するものを用いること以外は
第1段階S1と同様である。第2段階S2では、第1段
階S1における部分または部材と同様の部分または部材
は、同一符号に「’」を付した符号で指示されている。
第2段階S2を経て長尺両面レンズシート29が形成さ
れる。
【0041】このようにして製造される両面レンズシー
ト29は、図2に示したように、透光性基材2の両面側
にそれぞれ緩和層1、1’を介して配置されたレンズ部
3,4において断面形状が略三角形状の多数のプリズム
列が並列して連設されてなるものであり、一方のレンズ
部3に形成されたプリズム列の頂角は50°〜75°の
範囲であることが好ましく、他方のレンズ部4に形成さ
れたプリズム列の頂角は110°〜160°の範囲であ
ることが好ましい。
【0042】図9及び図10は、以上のようなレンズシ
ート製造に用いられる円筒形状レンズ型7,7’を洗浄
するのに好適な本発明の洗浄方法の例を示すフローシー
トである。以下、これらのフローシートを参照しなが
ら、本発明方法について説明する。
【0043】図9において、エアーブロー工程ST1
は、レンズシート製造装置から取り外したレンズ型に付
着している樹脂固形物や塵埃などの異物を除去するため
のものであり、洗浄の前処理である。このエアーブロー
工程ST1では、型の特に外周面に比較的小さな力で付
着している付着物が除去される。
【0044】次に、第1の洗浄剤処理工程ST2は、レ
ンズ型を洗浄剤中に浸漬し、この洗浄剤中でレンズ型を
例えば上下方向などに往復移動させることで洗浄剤を攪
拌するものである。洗浄剤は浸漬槽に収容され、レンズ
型は適宜の保持手段に保持され、該保持手段を駆動手段
により駆動して洗浄剤中で移動させる。
【0045】洗浄剤は、起泡剤とノニオン系界面活性剤
と金属イオン封鎖剤とを含むものである。起泡剤として
は、アニオン系界面活性剤が好ましく用いられ、例えば
アルキルエーテルカルボン酸塩[R−O−(CH2 CH
2 O)CH2 COONa](例えば、商品名Akypo
RLM 45NV:日光ケミカル株式会社製)が用い
られる。ノニオン系界面活性剤としては、例えばポリオ
キシエチレンアルキルフェニルエーテル[R−C64
−O−(CH2 CH2 O)n −H](例えば、商品名N
P−10:日光ケミカル株式会社製)が用いられる。金
属イオン封鎖剤としては、例えばエチレンジアミン四酢
酸金属塩[以下の化1及び化2の混合体](例えば、商
品名クレワットN2:帝国化学産業株式会社製)が用い
られる。
【0046】
【化1】
【0047】
【化2】
【0048】洗浄剤中における上記各成分の含有量は、
好ましくは、起泡剤が1〜10g/リットルであり、ノ
ニオン系界面活性剤が0.5〜5g/リットルであり、
金属イオン封鎖剤が0.001〜0.01g/リットル
である。洗浄剤中のその他の成分は、純水である。
【0049】第1の洗浄剤処理工程ST2の処理時間は
20分間程度である。この処理時間中、最初の5分間及
び最後の5分間においてのみ型を洗浄剤中で例えば上下
動させることで洗浄剤を攪拌させながら処理工程を実行
することができる(即ち、途中の10分間は洗浄剤中で
の型の上下動による洗浄剤の攪拌を停止する)。
【0050】次に、メタノール処理工程ST3は、浸漬
槽から取り出されたレンズ型に対して、メタノールを全
面均等に掛け流すものであり、例えば常温で約8秒間に
わたって細口ボトルに収容されているメタノールの掛け
流しを実行する。
【0051】次に、第2の洗浄剤処理工程ST4は、レ
ンズ型を洗浄剤中に浸漬し、この洗浄剤中でレンズ型を
例えば上下方向などに往復移動させることで洗浄剤を攪
拌するものである。これは、第1の洗浄剤処理工程ST
2と同様にして、浸漬槽に収容された洗浄剤中で、レン
ズ型を上下方向に移動させることで行うことができる。
第2の洗浄剤処理工程ST4では、上記第1の洗浄剤処
理工程ST2で用いたと同様な洗浄剤が用いられる。但
し、この第2の洗浄剤処理工程ST4は、例えば約13
秒間という比較的短い時間内で、レンズ型を洗浄剤中で
2〜3回上下動させればよい。
【0052】以上の第1の洗浄剤処理工程ST2から第
2の洗浄剤処理工程ST4までは、型の表面に強固に付
着している樹脂や効果性組成物を可溶化させ、膨潤さ
せ、洗浄剤中またはメタノール中に分散させることによ
り、型の表面からの樹脂などの除去を促進させることを
目的としてなされるものである。
【0053】浸漬槽内の洗浄剤は45℃程度に加温され
る。洗浄剤中において、起泡剤特に上記のアルキルエー
テルカルボン酸塩の含有量が1g/リットル未満である
場合やノニオン系界面活性剤特に上記のポリオキシエチ
レンアルキルフェニルエーテルの含有量が0.5g/リ
ットル未満である場合には、型の表面の汚れ除去の効果
を十分に高めることが困難である。一方、上記起泡剤の
含有量が10g/リットルを越える場合や上記のノニオ
ン系界面活性剤の含有量が5g/リットルを越える場合
には、発泡が多くなり、仕上げ処理工程に時間がかかる
ようになり、洗浄の工程全体としてみた場合、時間がか
かりすぎ、コスト的にも不利となりやすい。また、金属
イオン封鎖剤特に上記のエチレンジアミン四酢酸金属塩
の含有量が0.001g/リットル未満の場合には、十
分な金属イオン除去効果を得ることが困難になりやす
い。一方、上記の金属イオン封鎖剤の含有量が0.01
g/リットルを越える場合には、型の表面特にそこに形
成されているめっき層の腐食が顕著になりやすい。
【0054】次に、仕上げ処理工程ST5は、浸漬槽か
ら取り出されたレンズ型に対して、例えば次のような処
理を実行することで、上記第2の洗浄剤処理工程ST4
の完了後におけるレンズ型の表面での残留物を除去する
ものである。即ち、例えば温度45℃程度で1分間程度
にわたって上記ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル(例えば、上記の商品名NP−10)などのノニ
オン系界面活性剤を0.5〜5g/リットル含有するリ
ンス剤をシャワーするリンスシャワーと、これに続いて
例えば温度40℃程度で1分間程度にわたって純水をシ
ャワーする純水シャワーと、これに続いて例えば温度4
0℃程度で10秒間程度にわたって細口ボトルに収容さ
れている純水を掛け流す純水掛け流しと、これに続いて
例えば細口ボトルに収容されているエタノールを掛け流
すエタノール掛け流しとを行い、これに続いて20秒間
程度にわたって温風吹き付けによりレンズ型を乾燥させ
るものである。
【0055】図10は、図9に示されている処理工程に
加えて、第1の洗浄処理工程ST2の前にレンズ型に対
してアセトンを掛け流し更にメタノールを掛け流すアセ
トン・メタノール処理工程ST2’を行い、更に、第1
の洗浄剤処理工程ST2に続いてレンズ型に対してアセ
トンを掛け流すアセトン処理工程ST2”を行うもので
ある。
【0056】アセトン・メタノール処理工程ST2’で
は、例えば常温で約10秒間にわたって細口ボトルに収
容されているアセトンの掛け流しを実行し、続いて常温
で約8秒間にわたって細口ボトルに収容されているメタ
ノールの掛け流しを実行する。また、アセトン処理工程
ST2”では、例えば常温で約8秒間にわたって細口ボ
トルに収容されているアセトンの掛け流しを実行する。
【0057】この図10の形態は、図9の形態よりもレ
ンズ型の表面の汚れ(付着物の程度)が大きい場合に適
用して効果的である。
【0058】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は以下の実施例に限定されるものではな
い。
【0059】[実施例1]図7に示したように、厚さ
1.0mm,400mm×690mmの黄銅(JIS黄
銅3種)の薄板の表面に、ピッチ50μm、高さ25μ
m、頂角90゜の断面直角二等辺三角形状のプリズム列
を多数並列してなるプリズム部を転写形成するためのプ
リズム部転写パターンを形成した薄板レンズ型35を準
備した。但し、厚肉の段部36は形成されていなかっ
た。薄板レンズ型35には無電解ニッケルメッキを施し
た。次いで、薄板レンズ型35を固定するため、直径2
20mm、長さ450mmのステンレス製の円筒状ロー
ル16を用意し、円筒状ロール16の外周面上に薄板レ
ンズ型35を巻き付け、ネジで固定し、円筒レンズ型を
得た。
【0060】図5に示したように、以上のようにして得
た円筒レンズ型7に近接するようにゴム硬度80°のN
BR製ゴムロール(ニップロール)8を配置した。円筒
レンズ型7とゴムロール8との間に円筒レンズ型7より
若干幅の広い厚さ125μmのポリエステルフィルム
(透光性基材)9を円筒レンズ型7に沿って供給し、ゴ
ムロール8に接続した空気圧シリンダー(圧力調整機
構)11により、ゴムロール8と円筒レンズ型7との間
でポリエステルフィルム9をニップした。この時の空気
圧シリンダー11の動作圧は0.1MPaであった。空
気圧シリンダー11として、エアチューブ直径32mm
のSMC製エアシリンダーを使用した。さらに、円筒レ
ンズ型7の下方に紫外線照射装置(活性エネルギー線照
射装置)14を設置した。紫外線照射装置14は、12
0W/cmの紫外線強度を持ち、容量9.6kWのウエ
スタンクォーツ社製の紫外線照射ランプとコールドミラ
ー型平行光リフレクター及び電源からなる。紫外線硬化
性組成物(活性エネルギー線硬化性組成物)10は、屈
折率調整用成分および触媒等を予め混合しておき、樹脂
タンク12に投入した。樹脂タンク12は、紫外線硬化
性組成物10に接する部分は全てステンレススチール
(SUS304)製とした。また、紫外線硬化性組成物
10の液温度を制御するための温水ジャケット12aを
有しており、温調機30により40℃に調整された温水
を温水ジャケットに供給し、樹脂タンク12内の紫外線
硬化性組成物10の液温を40℃±1℃の範囲内に保持
した。さらに、真空ポンプ31により樹脂タンク12内
を真空状態にすることにより、投入時に発生した泡を脱
泡除去した。
【0061】紫外線硬化性組成物10は以下の通りで、
粘度は300mPa・S/25℃に調整した。
【0062】 フェノキシエチルアクリレート 50重量部 (大阪有機化学工業社製ビスコート#192) ビスフェノールA−ジエポキシ−アクリレート 50重量部 (共栄社油脂化学工業社製エポキシエステル3000A) 2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニル−プロパン−1−オン (チバガイギー社製ダロキュア1173) 1.5重量部 樹脂タンク12内を常圧に戻し、タンクを密閉した後、
樹脂タンク12内に0.02MPaの空気圧をかけ、樹
脂タンク12の下部にあるバルブを開くことにより、紫
外線硬化性組成物10を40℃±1℃に温度制御された
配管28を通し、同じく40℃±1℃に温度制御された
供給ノズル13からゴムロール8と円筒レンズ型7との
間にニップされているポリエステルフィルム9の一方の
面上に供給した。供給ノズル13は、岩下エンジニアリ
ング社製のMN−18−G13ニードルを取り付けた同
社製のAV101バルブを使用した。三菱電機製0.2
kWギアドモーター(減速比1/200)で毎分3.5
mの周速で矢印方向に円筒レンズ型7を回転させなが
ら、紫外線硬化性組成物10が円筒レンズ型7とポリエ
ステルフィルム9の間に挟まれた層状態にあるうちに、
紫外線照射装置14から紫外線を照射し、紫外線硬化性
組成物10を重合硬化させ円筒レンズ型7のプリズム部
転写パターンを転写させた。その後、円筒レンズ型7よ
り離型し、長尺プリズムシート(レンズシート)を得
た。
【0063】以上のようにして1000mの長尺レンズ
シートを製造した後に、図9に示される工程に従って、
レンズ型の洗浄を行った。第1及び第2の洗浄剤処理工
程ST2,ST4で使用された洗浄剤の組成は、起泡剤
としてアルキルエーテルカルボン酸塩(商品名Akyp
o RLM 45NV)2g/リットル、ノニオン系界
面活性剤としてポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル(商品名NP−10)1g/リットル、金属イオ
ン封鎖剤としてエチレンジアミン四酢酸金属塩(商品名
クレワットN2)0.005g/リットル、その他純水
であった。
【0064】第1の洗浄剤処理工程ST2の処理時間は
20分間であり、最初の5分間及び最後の5分間におい
てのみ型を洗浄剤中で上下動させることで洗浄剤を攪拌
させた。第2の洗浄剤処理工程ST4の処理時間は13
秒間であり、型を洗浄剤中で上下動させることで洗浄剤
を攪拌させた。
【0065】仕上げ処理工程ST5では、温度45℃で
1分間にわたって上記ポリオキシエチレンアルキルフェ
ニルエーテル(商品名NP−10)を1g/リットル含
有するリンス剤をシャワーするリンスシャワーと、温度
40℃で1分間にわたって純水をシャワーする純水シャ
ワーと、温度40℃で10秒間にわたって純水を掛け流
す純水掛け流しと、10秒間のエタノール掛け流しとを
行い、これに続いて20秒間の温風吹き付けによりレン
ズ型を乾燥させた。
【0066】以上のようにして洗浄されたレンズ型を用
いて再び1000mの長尺レンズシートを製造した。そ
して、このようなレンズ型の洗浄と長尺レンズシートの
製造とを10回繰り返した。
【0067】得られたプリズムシートの断面を走査型電
子顕微鏡(日本電子社製JSM−840A、2000
倍)で確認したところ、プリズム列の高さ及び頂角並び
にその配列ピッチは全長にわたってほぼ設計値通りであ
った。
【0068】[比較例1]洗浄剤組成において、アルキ
ルエーテルカルボン酸塩(商品名Akypo RLM
45NV)0.5g/リットルとし、ポリオキシエチレ
ンアルキルフェニルエーテル(商品名NP−10)0.
1g/リットルとしたこと以外は、実施例1と同様にし
て、長尺レンズシートの製造とレンズ型の洗浄とを行っ
た。
【0069】得られたプリズムシートについて、実施例
1と同様にして評価を行ったところ、ところどころにプ
リズム列形状の変形が認められた。
【0070】[比較例2]洗浄剤組成において、アルキ
ルエーテルカルボン酸塩(商品名Akypo RLM
45NV)15g/リットルとし、ポリオキシエチレン
アルキルフェニルエーテル(商品名NP−10)10g
/リットルとしたこと以外は、実施例1と同様にして、
長尺レンズシートの製造とレンズ型の洗浄とを行った。
【0071】得られたプリズムシートについて、実施例
1と同様にして評価を行ったところ、ところどころにプ
リズム列形状の変形が認められた。
【0072】[比較例3]洗浄剤組成において、エチレ
ンジアミン四酢酸金属塩(商品名クレワットN2)0.
0005g/リットルとしたこと以外は、実施例1と同
様にして、長尺レンズシートの製造とレンズ型の洗浄と
を行った。
【0073】得られたプリズムシートについて、実施例
1と同様にして評価を行ったところ、ところどころにプ
リズム列形状の変形が認められた。
【0074】[比較例4]洗浄剤組成において、エチレ
ンジアミン四酢酸金属塩(商品名クレワットN2)0.
05g/リットルとしたこと以外は、実施例1と同様に
して、長尺レンズシートの製造とレンズ型の洗浄とを行
った。
【0075】得られたプリズムシートについて、実施例
1と同様にして評価を行ったところ、全体的にプリズム
列形状の変形が認められた。
【0076】[実施例2]レンズ型の洗浄を図10に示
される工程に従って行い、且つ1回のレンズシート製造
において2000mの長尺シートを製造したこと以外
は、実施例1と同様にして、長尺レンズシートの製造と
レンズ型の洗浄とを行った。
【0077】得られたプリズムシートについて、実施例
1と同様にして評価を行ったところ、プリズム列の高さ
及び頂角並びにその配列ピッチは全長にわたってほぼ設
計値通りであった。
【0078】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、特定の
洗浄剤による第1及び第2の洗浄剤処理工程を用いるこ
とで、レンズ型などの型の表面の汚れを十分に除去し
て、効率的に型の表面状態を良好なものに回復させるこ
とが可能となり、これにより良好な品質のレンズシート
などの光学シートを長期にわたって製造することが可能
になり、型の寿命を長くすることができ、光学シート製
造のコスト低減を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】片面レンズシートの一例を示す模式的断面図で
ある。
【図2】両面レンズシートの一例を示す模式的断面図で
ある。
【図3】両面レンチキュラーレンズシートの一例を示す
模式的断面図である。
【図4】両面レンチキュラーレンズシートの一例を示す
模式的断面図である。
【図5】円筒形状レンズ型を用いた片面レンズシート製
造の説明図である。
【図6】レンズ型の斜視図である。
【図7】レンズ型の斜視図である。
【図8】円筒形状レンズ型を用いた両面レンズシートの
製造の説明図である。
【図9】本発明の洗浄方法を説明するためのフローシー
トである。
【図10】本発明の洗浄方法を説明するためのフローシ
ートである。
【符号の説明】
1,1’ 緩和層 2 透光性基材 3,4,5,6 レンズ部 7,7’ 円筒形状レンズ型 8 ニップロール 9 透光性基材 10 活性エネルギー線硬化性組成物 11 圧力調整機構 12 樹脂タンク 12a 温水ジャケット 13 供給ノズル 16 円筒状ロール 18 レンズ部転写パターン 19 片面レンズシート 21 両面レンズシート 29 両面レンズシート 30 温調機 35 薄板レンズ型 36 段部 B 光吸収層 H,H’ レンズ高さ S1 第1段階 S2 第2段階
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G02B 3/00 G02B 3/00 A 5/04 5/04 A E // B29L 11:00 B29L 11:00 Fターム(参考) 2H042 CA13 CA15 CA17 3B201 AA43 AB01 AB37 AB42 BB02 BB21 BB62 BB82 BB93 BB94 BB95 CA01 CA05 CC01 CC12 CC21 4F202 AA44 AG05 AH75 AM13 CA01 CB02 CB11 4F204 AA44 AG05 AH75 AM13 EA03 EA04 EB11 EF36 EK07 EK17 EK18

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面に微細凹凸形状が形成された外周面
    を持つ円筒形状型の前記外周面と透光性基材の一方の面
    との間に活性エネルギー線硬化性組成物を供給して前記
    型と前記透光性基材との間に組成物層を形成し、前記透
    光性基材を通して活性エネルギー線を照射して前記組成
    物層を硬化し賦形して前記微細凹凸形状に対応する形状
    を持ち活性エネルギー線硬化樹脂からなる凹凸部を形成
    し、該凹凸部及び前記透光性基材を一体として前記型か
    ら離型することにより、表面に前記凹凸部を備えた光学
    シートを連続して製造するのに利用される前記円筒形状
    型を洗浄する方法であって、 前記型を少なくとも起泡剤とノニオン系界面活性剤と金
    属イオン封鎖剤とを含む洗浄剤で洗浄することを特徴と
    する、光学シート製造用円筒形状型の洗浄方法。
  2. 【請求項2】 前記円筒形状型は、前記微細凹凸形状が
    プリズムやレンチキュラーレンズ等のレンズ単位の繰り
    返し配列に対応する形状であるレンズ型であることを特
    徴とする、請求項1に記載の光学シート製造用円筒形状
    型の洗浄方法。
  3. 【請求項3】 前記起泡剤はアルキルエーテルカルボン
    酸塩であり、前記ノニオン系界面活性剤はポリオキシエ
    チレンアルキルフェニルエーテルであり、前記金属イオ
    ン封鎖剤がエチレンジアミン四酢酸塩であることを特徴
    とする、請求項1〜2のいずれかに記載のレンズシート
    製造用円筒形状型の洗浄方法。
  4. 【請求項4】 前記型を洗浄剤中に浸漬し及び/または
    洗浄剤を掛け流す第1の洗浄剤処理工程と、 該第1の洗浄剤処理工程の後に、前記型に対してメタノ
    ールを掛け流すメタノール処理工程と、 該メタノール処理工程の後に、前記型を前記洗浄剤中に
    浸漬し及び/または洗浄剤を掛け流す第2の洗浄剤処理
    工程と、 該第2の洗浄剤処理工程の後に、前記型の表面の残留物
    を除去する仕上げ処理工程と、を含むことを特徴とす
    る、請求項1〜3のいずれかに記載の光学シート製造用
    円筒形状型の洗浄方法。
  5. 【請求項5】 前記洗浄剤は、前記起泡剤の含有量が1
    〜10g/リットルであり、前記ノニオン系界面活性剤
    の含有量が0.5〜5g/リットルであり、前記金属イ
    オン封鎖剤の含有量が0.001〜0.01g/リット
    ルであることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに
    記載の光学シート製造用円筒形状型の洗浄方法。
  6. 【請求項6】 前記第1の洗浄処理工程の前に前記型に
    対してアセトンを掛け流し更にメタノールを掛け流すア
    セトン・メタノール処理工程を行い、更に、前記第1の
    洗浄剤処理工程に続いて前記型に対してアセトンを掛け
    流すアセトン処理工程を行うことを特徴とする、請求項
    1〜5のいずれかに記載の光学シート製造用円筒形状型
    の洗浄方法。
  7. 【請求項7】 前記仕上げ処理工程は、前記型に対して
    ノニオン系界面活性剤をシャワーし、続いて純水をシャ
    ワーし、続いて純水を掛け流し、続いてエタノールを掛
    け流し、続いて温風吹き付けにより前記レンズ型を乾燥
    させるものであることを特徴とする、請求項1〜6のい
    ずれかに記載の光学シート製造用円筒形状型の洗浄方
    法。
  8. 【請求項8】 前記型の外周面は金属からなることを特
    徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の光学シート
    製造用円筒形状型の洗浄方法。
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