JP2002085177A - 可動式収納家具 - Google Patents

可動式収納家具

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JP2002085177A
JP2002085177A JP2000279168A JP2000279168A JP2002085177A JP 2002085177 A JP2002085177 A JP 2002085177A JP 2000279168 A JP2000279168 A JP 2000279168A JP 2000279168 A JP2000279168 A JP 2000279168A JP 2002085177 A JP2002085177 A JP 2002085177A
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storage furniture
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trolley
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cabinet
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JP2000279168A
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Ujiyou Satou
雨情 佐藤
Satoshi Ueno
智 上野
Atsushi Iraha
淳 伊良波
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Daiken Trade and Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 移動及び修理・点検等のメンテナンスが容易
に行え、しかも、コストをあまり掛けない収納家具を提
供する。 【解決手段】 キャビネット本体2と床面9との間の台
車収容空間10に台車19を出し入れ可能に収容する。
キャビネット本体2の底板4に持上げ治具27を設け
る。底板4を上下方向に貫通する貫通孔15に移動可能
に配置された雄ねじ部材17と、底板4の裏面に貫通孔
15に対応して設けられ、雄ねじ部材17が進退可能に
螺合する雌ねじ部材16とで持上げ治具27を構成す
る。雄ねじ部材17を螺進動作により台車収容空間10
に突出させて台車19に当接させキャビネット本体2を
床面9から持ち上げる。一方、雄ねじ部材17を螺退動
作により台車収容空間10から後退させてキャビネット
本体2を床面9に接地させ台車19から離れさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、物品を収納する
収納家具の改良に関し、詳しくは、必要に応じて移動さ
せることができる可動式の収納家具に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、たんす、本棚、食器棚及びキャ
ビネット等の収納家具は、据置型が主流であり、室内の
レイアウトを変更する際等には、収納している衣類や本
等の物品を収納家具から取り出し、収納家具を軽くした
状態で持ち上げたり押したりして目的の場所に移動して
いる。
【0003】また、収納家具の底板裏面にキャスターを
固定して移動し易くしたものもある。
【0004】さらには、例えば特開平10−23450
2号公報に開示されているように、収納家具の底板裏面
にキャスターを上下方向に進退可能に取り付け、収納家
具を移動させる際には、上記キャスターを下方に進出さ
せて収納家具を床面から持ち上げることで移動し易くす
るとともに、移動が終わると、上記キャスターを上方に
後退させて収納家具を床面に接地させることで収納家具
を安定して載置するようにしたものも開発されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、据置型
の収納家具では、移動し易くするために、収納されてい
る衣類や本等の物品を収納家具から一々取り出さなけれ
ばならず、また、移動が終わると、今度は取り出した物
品を再度収納し直さなければならず、収納物品の出し入
れに多大の労力と時間が掛かるという問題がある。
【0006】キャスターを固定した収納家具では、キャ
スターが常時床面に接地して収納家具及び収納物品の荷
重がキャスターに掛かっているため、キャスターの転動
軸が上記荷重により変形することがある。この場合に
は、キャスターの転動に支障を来して収納家具を移動し
辛くなるという問題がある。
【0007】キャスターを進退可能に取り付けた収納家
具では、移動しないときには、キャスターを後退させて
収納家具自体を床面に接地させているため、キャスター
には収納家具及び収納物品の荷重は掛からず、キャスタ
ーを固定した収納家具の如き転動軸の変形によるキャス
ターの転動障害はなく、収納家具をスムーズに移動させ
ることができるというメリットを有する。しかし、その
反面、キャスターは進退可能とは言え、収納家具の底板
に組み付けられているため、破損時に修理する場合や破
損防止の点検をする場合には、キャスターを一々収納家
具の底板から取り外さなければならず、手間が掛かって
修理・点検等のメンテナンスを容易に行うことができな
い。
【0008】さらに、キャスターを設けた上記の2つの
収納家具では、収納家具を安定して移動させるために
は、収納家具ごとに最低4個のキャスターが必要であ
り、その分だけコストが掛かる。
【0009】この発明はかかる点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、移動及び修理・点検
等のメンテナンスが容易に行え、しかも、コストをあま
り掛けない収納家具を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、移動時に収納家具本体を持ち上げて移
動する移動手段を必要に応じて収納家具本体に連結した
り、収納家具本体から切り離すようにしたことを特徴と
する。
【0011】具体的には、この発明は、可動式収納家具
を対象とし、次のような解決手段を講じた。
【0012】すなわち、請求項1に記載の発明は、物品
を収納する収納家具本体と、上記収納家具本体と床面と
の間に形成される台車収容空間と、上記台車収容空間に
出し入れ可能に収容される台車と、上記収納家具本体又
は台車に設けられ、進出動作により上記台車収容空間に
突出して上記台車又は収納家具本体に当接し当該収納家
具本体を床面から持ち上げる一方、後退動作により上記
台車収容空間から後退して上記収納家具本体を床面に接
地させ上記台車又は収納家具本体から離れる持上げ手段
とを備えたことを特徴とする。
【0013】上記の構成により、請求項1に記載の発明
では、室内のレイアウトを変更する際等には、持上げ手
段を台車収容空間に突出させると、当該持上げ手段が台
車又は収納家具本体に当接し、収納家具本体が床面から
持ち上げられて上記台車に支持される。この状態で、人
が収容家具本体を押すと、収容家具本体が台車と一体と
なって移動する。
【0014】したがって、収納家具が小さな力で容易に
移動する。また、このように小さな力でよいことから、
移動し易くするために収納物品を収納家具本体から取り
出して重量を軽減したり、移動終了後に収納物品を収納
し直したりせずに済み、短時間に速やかに収納家具が移
動する。
【0015】収納家具が目的の場所に移動し終わった際
には、上記持上げ手段を台車収容空間から後退させる
と、上記収納家具本体が下降して床面に接地し、上記持
上げ手段が台車又は収納家具本体から離れて上記収納家
具本体が台車から切り離され、台車には収納家具本体及
び収納物品の荷重は掛からない。
【0016】これにより、収納家具本体が床面に安定し
て載置される。また、この載置状態で、台車には収納家
具本体及び収納物品の荷重が掛からず、台車の車輪を支
持する転動軸が収納家具本体及び収納物品の荷重が掛か
ることによる変形がなく、台車走行つまり収納家具の移
動に支障を来さない。
【0017】また、収納家具本体を床面に載置した状態
では、上述の如く台車は収納家具本体と切り離されてい
ることから、台車を破損時に修理する場合や破損防止の
点検をする場合には、台車を台車収容空間から引き出す
ことで修理・点検等のメンテナンスが容易に行われる。
【0018】さらに、複数の収納家具に対して台車の共
用が可能になり、収容家具ごとに台車を設けなくてよい
分だけコストが低減する。
【0019】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、持上げ手段は、収納家具本体の底板の
複数箇所に設けられ、各持上げ手段は、上記底板を上下
方向に貫通する貫通孔に移動可能に配置された雄ねじ部
材と、上記底板に上記貫通孔に対応して設けられ、上記
雄ねじ部材が進退可能に螺合する雌ねじ部材とからな
り、上記雄ねじ部材は、螺進動作により台車収容空間に
突出して台車に当接し上記収納家具本体を床面から持ち
上げる一方、螺退動作により台車収容空間から後退して
上記収納家具本体を床面に接地させ台車から離れるよう
になっていることを特徴とする。
【0020】上記の構成により、請求項2に記載の発明
では、持上げ手段の一実施形態の構成が具体化される。
つまり、収容家具本体の底板に設けられた雄ねじ部材を
螺進させることで収納家具本体が床面から持ち上げら
れ、収納家具本体が台車に支持されて移動可能になる。
一方、移動が終了すると、上記雄ねじ部材を螺退させる
ことで収納家具本体が床面に接地して台車から切り離さ
れる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて図面に基づいて説明する。
【0022】図5及び図6はこの発明の一実施形態に係
る可動式収納家具としてのキャビネット1を示す。この
キャビネット1は、物品を収納する収納家具本体として
のキャビネット本体2を備えている。このキャビネット
本体2は、左右2枚の側板3、底板4、天板5及び背板
6で縦長の直方体形状に組み付けられ、正面には観音開
きの左右2枚の扉7が開閉自在に取り付けられていると
ともに、内部には棚板(図示せず)が設けられている。
これらキャビネット本体2を構成する板材は、挽材、合
板、木質繊維板(IB、MDF等)、木削片板(パーテ
ィクルボード、ストランドボード、OSB等)、集成
材、単板積層材あるいはこれらの任意複合材が用いられ
る。また、これら板材の表・裏面あるいは木口部の一部
表面には、化粧紙、化粧樹脂含浸紙、化粧合成樹脂シー
ト、化粧単板等からなる化粧材が貼着される。これらは
着色塗装、柄模様印刷、透明塗装等が施されていたり、
化粧材貼着後にその表面に着色塗装や透明塗装が施され
たりする。
【0023】上記キャビネット本体2の左右2枚の側板
3は底板4から下方に延出して延出部3aを構成してい
るとともに、上記背板6も底板4から下方に延出して延
出部6a(図1(a),(b)に現れる)を構成してい
る。また、上記底板4裏面の中程には2枚の前後方向に
延びる仕切板8が互いに間隔をあけて取り付けられ、こ
れら延出部3a,6a及び仕切板8の上下寸法は同じに
設定されている。そして、上記延出部3a,6a及び底
板4と床面9との間に上記2枚の仕切板8で仕切られた
2つの台車収容空間10が形成されている。
【0024】これら2つの台車収容空間10の正面は、
左右に細長い幅木11で覆われるようになっている。こ
の幅木11下辺の左右両端寄りには、矩形に切り欠かれ
た指掛け部11aが1つずつ形成されているとともに、
幅木11背面の左右両端には、係止片12が1つずつ突
設されている。一方、上記2つの台車収容空間10の正
面両サイドには、上下2つを1組とする止めピン13が
上記左右2枚の側板3内面にそれぞれ取り付けられて配
置され、これら2つ1組の止めピン13の背面側には、
上記係止片12の行き過ぎを防止する「く」の字形のス
トッパ14が接近して取り付けられている。そして、上
記各係止片12を上下2つの止めピン13間に圧入して
ストッパ14に当接させることで上記幅木11を2つの
台車収容空間10正面に取り付け、各台車収容空間10
に収容した後述する台車19を外部から見えないように
している。なお、各台車19を各台車収容空間10から
引き出すには、幅木11の2つの指掛け部11aに指を
掛けて手前に引っ張ればよい。これにより、上記各係止
片12が上下2つの止めピン13間から引き抜かれて幅
木11が2つの台車収容空間10正面から外れ、台車収
容空間10正面が開放して各台車19が現れるので、各
台車19を引き出せばよい。
【0025】上記底板4には、上下方向に貫通する貫通
孔15が上記各台車収容空間10の四隅に対応するよう
に4つずつ合計8つ形成されているとともに、図1〜3
に示すように、上記底板4の裏面には、内周に雌ねじ
(図示せず)を有するナット状の雌ねじ部材16が上記
各貫通孔15に対応して固定されている。上記各貫通孔
15には、外周に雄ねじ17aを有するボルト状の雄ね
じ部材17が上下方向に移動可能に配置され、この雄ね
じ部材17の雄ねじ17aが上記雌ねじ部材16の雌ね
じに進退可能に螺合している。この雄ねじ部材17の進
退動作(螺進・螺退動作)は、ドライバー18の軸部1
8a先端のプラス係合部18bを雄ねじ部材17上端の
プラス溝17bに係合させ、ドライバー18を軸部18
aの軸心回りに回転させることで行われる。
【0026】上記各台車収容空間10には、台車19が
出し入れ可能に1台ずつ収容されている。図4に示すよ
うに、上記台車19は、前後方向に長い矩形の台板20
を備え、この台板20表面の四隅には、台車19を各台
車収容空間10に収容した状態で、上記4つの貫通孔1
5に対応するように矩形の当板21が固定されていると
ともに、台車19裏面の四隅には、上記各当板21に対
応するようにキャスター22が取り付けられている。こ
のキャスター22は、支持部材23に水平軸である転動
軸24で転動自在に支持された車輪25を備え、上記支
持部材23は鉛直軸である支軸26回りに旋回自在に取
り付けられており、この支軸26上端を上記台板20裏
面の四隅に固定することでキャスター22が台板20裏
面の四隅に取り付けられている。上記台板20の材質は
キャビネット本体2と同じでよいが、プラスチック材や
アルミニウム等の金属材でもよい。また、上記各当板2
1は雄ねじ部材17下端が当接する箇所であることか
ら、ステンレスやアルミニウム等の金属製であることが
望ましいが、木製や樹脂製(硬質プラスチック、熱硬化
性樹脂等)でもよい。
【0027】そして、上記雄ねじ部材17は、図1
(b)に示すように、螺進動作(進出動作)により台車
収容空間10に突出して台車19に当接し上記キャビネ
ット本体2を床面9から持ち上げる一方、図1(a)に
示すように、螺退動作(後退動作)により台車収容空間
10から後退して上記キャビネット本体2を床面9に接
地させ台車19から離れるようになっている。
【0028】したがって、上記雄ねじ部材17と雌ねじ
部材16とにより、キャビネット本体2を床面9から持
ち上げる持上げ手段としての持上げ治具27が構成さ
れ、この実施形態では、8つの持上げ治具27が1台の
台車19に対して4つずつ対応するようにキャビネット
本体2の底板4に設けられている。
【0029】上述の如く構成されたキャビネット1を室
内のレイアウトを変更する際等に移動させるには、ま
ず、キャビネット本体2の扉7を開けてドライバー18
の軸部18aを貫通孔15に挿入し、プラス係合部18
bを雄ねじ部材17のプラス溝17bに係合させてドラ
イバー18を軸部18aの軸心回りに回転させ、上記雄
ねじ部材17を台車収容空間10に突出させて台車19
の当板21に当接させる。この操作を底板4の8箇所の
持上げ治具27で行うと、図1(b)に示すように、キ
ャビネット本体2が床面9から持ち上げられて2台の台
車19に支持される。この状態から扉7を閉め、人がキ
ャビネット本体2を押すことでキャビネット本体2を台
車19と一体となって移動させることができる。
【0030】このように、キャビネット本体2を台車1
9ごと移動するので、キャビネット1を小さな力で容易
に移動させることができる。また、小さな力でキャビネ
ット1を移動させることができるので、移動し易くする
ために収納物品をキャビネット本体2から取り出して荷
重を軽減したり、移動終了後に収納物品を収納し直した
りせずに済み、キャビネット1を短時間に速やかに移動
させることができる。
【0031】キャビネット1を目的の場所に移動し終わ
ると、キャビネット本体2の扉7を開けてドライバー1
8の軸部18aを貫通孔15に挿入し、プラス係合部1
8bを雄ねじ部材17のプラス溝17bに係合させてド
ライバー18を上記とは逆方向に軸部18aの軸心回り
に回転させ、上記雄ねじ部材17を台車収容空間10か
ら後退させて台車19の当板21から離れさせる。この
操作を底板4の8箇所の持上げ治具27で行うと、図1
(a)に示すように、キャビネット本体2が下降して床
面9に接地し、台車19から切り離される。これによ
り、キャビネット本体2を床面9に安定して載置するこ
とができる。
【0032】また、この状態で、各台車19のキャスタ
ー22の転動軸24にはキャビネット本体2及び収納物
品の荷重は掛からないので、転動軸24の変形を防止す
ることができ、キャビネット1を支障なく移動させるこ
とができる。
【0033】さらに、キャビネット本体2を床面9に接
地させた状態で台車19がキャビネット本体2から切り
離されているので、各台車19を各台車収容空間10か
ら自由に出し入れすることができ、よって、台車19を
破損時に修理する場合や破損防止の点検をする場合に
は、台車19を台車収容空間10から引き出すことで修
理・点検等のメンテナンスを容易に行うことができる。
【0034】加えて、上述の如くキャビネット本体2を
床面9に接地させた状態で台車19を台車収容空間10
から自由に出し入れすることができるので、2台の台車
19を1つのキャビネット1に専用化させることなく複
数のキャビネット1に対して共用することができ、キャ
ビネット1ごとに2台の台車19をセットで設けなくて
よく、その分だけコストを低減することができる。
【0035】なお、上記の実施形態では、雄ねじ部材1
7と雌ねじ部材16とからなる持上げ治具27をキャビ
ネット本体2の底板4に設けた場合を示したが、公知の
ジャッキを台車19の台板20上に設置して持上げ手段
を構成してもよい。
【0036】また、上記の実施の形態では、複数の持上
げ治具27を1つ1つ操作してキャビネット本体2を持
ち上げたり接地させるようにしたが、これら持上げ治具
27を連動させる手段を講じてワン操作で複数の持上げ
治具27を同期して作動させるようにしてもよい。
【0037】さらには、上記の実施形態では、収納家具
がキャビネット1である場合を例示したが、たんす、本
棚及び食器棚等の収納家具にも適用することができるも
のである。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、収納家具本体と床面との間の台車収容空間に台車を
出し入れ可能に収容するとともに、上記収納家具本体又
は台車に持上げ手段を設け、この持上げ手段をその進出
動作により上記台車収容空間に突出させて上記台車又は
収納家具本体に当接させ当該収納家具本体を床面から持
ち上げる一方、その後退動作により上記台車収容空間か
ら後退させて上記収納家具本体を床面に接地させ上記台
車又は収納家具本体から離れさせるようにした。したが
って、収納家具本体を台車ごと容易かつ短時間に移動さ
せることができる。また、載置状態では収納家具本体及
び収納物品の荷重が台車に掛からないので、台車の車輪
を支持する転動軸の過荷重による変形を防止して収納家
具の移動障害をなくすことができる。さらには、載置状
態では台車が収納家具本体から切り離されているので、
破損時の修理や破損防止の点検等のメンテナンスを容易
に行うことができる。加えて、台車を複数の収納家具に
共用することができるので、少ない台数の台車で賄うこ
とができてコストを低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に係る可動式収納家具と
してのキャビネットにおいて台車収容空間部分を拡大し
て示す正面図であり、(a)はキャビネット本体を床面
に載置した状態、(b)はキャビネット本体を床面が持
ち上げた状態である。
【図2】この発明の実施の形態に係る可動式収納家具と
してのキャビネットにおいて台車収容空間部分を拡大し
て示す斜視図である。
【図3】この発明の実施の形態に係る可動式収納家具と
してのキャビネットにおいて持上げ治具の雄ねじ部材と
ドライバーとの係合箇所を拡大して示す斜視図である。
【図4】この発明の実施の形態に係る可動式収納家具と
してのキャビネットに備えられた台車の斜視図である。
【図5】この発明の実施の形態に係る可動式収納家具と
してのキャビネットにおいて台車収容空間の正面を覆う
幅木及び扉を取り外した状態の斜視図である。
【図6】この発明の実施の形態に係る可動式収納家具と
してのキャビネットの正面図である。
【符号の説明】
1 キャビネット(収納家具) 2 キャビネット本体(収納家具本体) 4 底板 9 床面 10 台車収容空間 15 貫通孔 16 雌ねじ部材 17 雄ねじ部材 19 台車 27 持上げ治具(持上げ手段)
フロントページの続き (72)発明者 伊良波 淳 富山県東砺波郡井波町井波1番地の1 大 建工業株式会社内 Fターム(参考) 3B069 CA03 CA07 3D050 AA11 BB02 BB22 DD03 EE08 EE15 FF03 GG01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を収納する収納家具本体と、 上記収納家具本体と床面との間に形成される台車収容空
    間と、 上記台車収容空間に出し入れ可能に収容される台車と、 上記収納家具本体又は台車に設けられ、進出動作により
    上記台車収容空間に突出して上記台車又は収納家具本体
    に当接し当該収納家具本体を床面から持ち上げる一方、
    後退動作により上記台車収容空間から後退して上記収納
    家具本体を床面に接地させ上記台車又は収納家具本体か
    ら離れる持上げ手段とを備えたことを特徴とする可動式
    収納家具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の可動式収納家具におい
    て、 持上げ手段は、収納家具本体の底板の複数箇所に設けら
    れ、 各持上げ手段は、上記底板を上下方向に貫通する貫通孔
    に移動可能に配置された雄ねじ部材と、上記底板に上記
    貫通孔に対応して設けられ、上記雄ねじ部材が進退可能
    に螺合する雌ねじ部材とからなり、 上記雄ねじ部材は、螺進動作により台車収容空間に突出
    して台車に当接し上記収納家具本体を床面から持ち上げ
    る一方、螺退動作により台車収容空間から後退して上記
    収納家具本体を床面に接地させ台車から離れるようにな
    っていることを特徴とする可動式収納家具。
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