JP2002085161A - 机 - Google Patents

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JP2002085161A
JP2002085161A JP2000285035A JP2000285035A JP2002085161A JP 2002085161 A JP2002085161 A JP 2002085161A JP 2000285035 A JP2000285035 A JP 2000285035A JP 2000285035 A JP2000285035 A JP 2000285035A JP 2002085161 A JP2002085161 A JP 2002085161A
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JP
Japan
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footrest
desk
mounting member
mounting
top plate
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Pending
Application number
JP2000285035A
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English (en)
Inventor
Shigeyuki Takashima
茂行 高嶋
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Kokuyo Co Ltd
Original Assignee
Kokuyo Co Ltd
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Publication date
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  • Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】作業者の体格や天板上の装置、作業位置などに
応じて適切な作業姿勢を執り得るように容易に上下左右
に移動できるフットレスト付の机を提供する。 【解決手段】机1に、少なくとも天板3を有する机本体
2と、使用者Pが足Paを乗せ得るフットレスト6とを
設け、これら机本体2とフットレスト6との間に、フッ
トレスト6を上下方向及び天板3の幅方向に位置変更可
能に机本体2に取り付ける取付部材7を設け、この取部
材7を机本体2に一体形成された桟部材5に取付け、さ
らに固定金具8で固定する構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フットレストを備
えた机に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、机の天板上に背丈の高い器具
や装置を置いて使用する場合がある。例えば、顕微鏡等
の装置を天板上に載せて作業する場合、机の前に配置し
た椅子に座った作業者が顕微鏡の接眼部をのぞき込みな
がら作業するために、その接眼部の高さ位置に合わせて
座って作業ができるように椅子の座の高さを調整する
と、足が宙に浮いた格好となることがあるため、その足
を乗せるためのフットレストを床に配置したり机に固定
式のフットレストを取り付けることがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、天板上に載
せる装置によっては使用に適した高さが異なっていた
り、その装置を使用する作業者の体格が異なっている
と、床に配置したフットレストや机に取り付けた固定式
のフットレストでは、必ずしも装置あるいは作業者に応
じた状態での作業が可能であるとは限らない。また、天
板に載せる装置の位置を横にずらしたり、その装置の側
方にある別の装置を使用するような場合には、机に固定
式のフットレストでは足を載せられなくなる場合も生じ
る。さらに、床を掃除しようとする場合には、床置き式
のフットレストは邪魔になるためその都度移動させなけ
ればならず、再び作業に取りかかる際に元の位置に戻さ
なければならないため、作業者にとって使い勝手が悪い
という不具合もある。
【0004】そこで本発明は、以上のような不具合を解
消するために、作業者の体格や天板上の装置、作業位置
などに応じて適切な作業姿勢を執り得るように容易に上
下左右に移動できるフットレストを備えた机を提供する
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明の机
は、少なくとも天板を有する机本体と、使用者が足を乗
せ得るフットレストとを具備してなり、これら机本体と
フットレストとの間に、フットレストを上下方向及び天
板の幅方向に位置変更可能に机本体に取り付ける取付手
段を形成していることを特徴としている。
【0006】なお、ここでいう机には、デスクやテーブ
ル、作業台、子供の学習机など、天板を有する種々の形
態の机が含まれる。
【0007】このような構成の机であれば、まずフット
レストを上下方向に位置変更することができるため、天
板上に載せた装置や器具等の大きさや作業者の体格に応
じて足を乗せやすいようにフットレストの高さを変更す
ることで適切な姿勢を保って作業を行うことができる。
さらにフットレストは作業者から見て左右方向にも位置
変更することができるので、天板上の装置や器具の位置
を横にずらしたり、その装置の横にある別の装置を使用
する場合に、フットレストの横方向の位置を調整すれ
ば、やはり適切な姿勢での作業が可能となり、作業効率
を向上し得ることにもなる。
【0008】このような机において、机本体に特別な造
り込みをすることなくフットレストを適切に取り付けら
れるようにするためには、机本体とフットレストとの間
に取付部材を設け、前記取付手段を該取付部材を介して
フットレストを取り付けるようにしたものとすることが
望ましい。
【0009】その際、取付部材の好適な取付箇所として
は、机本体が天板を支持する一対の支持体を設けそれら
支持体を桟部材によって接続するようにして、その桟部
材に取付部材を取り付けた構成のものが挙げられる。な
お、ここでいう桟部材とは、一般的な「桟」に限られ
ず、支持体同士の間に配置される幕板等も含まれる。
【0010】この場合、フットレストを取付部材と共に
容易に左右へと移動し得るようにするためには、取付部
材に、桟部材の長手方向に沿ってスライド移動可能に係
り合わて取り付け得る取付部を形成していることが好ま
しい。
【0011】簡素で好ましい取付部としては、取付部材
を桟部材に対して上方から落とし込んで上下方向に係り
合わせるように構成したものが挙げられる。このように
することで、フットレストに作業者の足からの荷重が加
わると取付部材が桟部材により深く係り合うこととな
り、フットレストの安定性を向上できることになる。
【0012】さらにこの場合、フットレストの使用感を
損なわないように取付部材の前後方向のブレを防止する
ためには、取付部材の前面側にフットレストを取り付け
るとともに、桟部材に対する奥行き方向への振れを抑制
する振れ止め部を形成することが好ましい。
【0013】また、フットレストの取付部材に対する好
適な取付構造としては、取付部材とフットレストとの間
に、フットレストを後上方に回転させて下方に落とし込
むことによって取付部材に係り合わせる係り合い部を形
成したものが挙げられる。こうすることで、フットレス
トに作業者の足からの荷重が掛かると係り合い部におけ
るフットレストと取付部材とがより深く係り合ってフッ
トレストの安定性が増すだけでなく、作業者がフットレ
ストを不意に蹴り上げた場合でもフットレストが取付部
材から容易に外れてしまうことを防止することができ
る。
【0014】具体的な係り合い部の構成としては、フッ
トレストに、後上方に屈曲させた上向爪と後下方に屈曲
させた下向爪とを上下に高さ位置を異ならせて形成する
とともに、取付部材に、前記上向爪及び下向爪と係り合
う複数のフック孔を上下方向に並べて形成し、前記係り
合い部をこれら上向爪及び下向爪とフック孔とから構成
したものが挙げられる。
【0015】ある程度決まった位置で作業する際にフッ
トレストを安定化でき、またその位置から側方に移動し
た位置でも容易にフットレストに足を乗せられるように
するためには、フットレストの、天板の幅方向への移動
を任意の位置で解除可能に抑制し得る移動抑制手段を設
けることが好ましい。
【0016】また、作業者がフットレストに楽な姿勢で
足を乗せることができ、疲労防止を図るためには、フッ
トレストの上面に、前方に向けて漸次低くなる傾斜面を
形成することが好ましい。
【0017】さらに、フットレストを机本体あるいは取
付部材から取り外すことなく床掃除をすることができる
ようにするには、フットレストを、床面から浮上した位
置に取り付けることが有効となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を、図
面を参照して説明する。
【0019】この実施形態の机1は、図1及び図2に示
すように、机本体2の天板3の下方空間にフットレスト
6を取り付けたものである。そして図2に想像線で示す
ように、机1の前方に配置した椅子10に着座した作業
者Pが、天板3上に置いた台座91に乗せた顕微鏡9の
接眼部9aを覗きながら作業を行う際に、接眼部9aの
位置が高いためにそれに合わせた椅子10の座部10a
の位置が高くなって作業者Pの足Paが中に浮いてしま
わないように、フットレスト6に足Paを乗せるように
している。
【0020】机本体2は、図1及び図2に示すように、
平面視略長方形状をなす板状の天板3と、天板3の両側
部を支持する一対の支持体4とを備えており、両支持体
4を桟部材5によって接続している。また、天板3の反
使用端側における上方空間には支持体4の上端部側を突
出させており、その突出する部位に棚板45等を支持さ
せている。具体的に支持体4は、それぞれ主として板金
素材を板状に遡性変形加工してなる支柱41と、この支
柱41の下端部を支持するベース42とを備えており、
床F上に対向配置される。支柱41の前向面41a側に
は天板3を支持するアーム43を取り付けており、さら
に側面視略三角形状をなすブラケット44を支柱41に
及びアーム43に取り付けて、アーム43の左右への振
れ止めを図っている。なお、アーム43及びブラケット
44の支柱41に対する取り付けは、支柱41の前向面
41a側に上下方向に所定ピッチで形成した複数のスリ
ット41asに対して、アーム43及びブラケット44
の後端部に形成した爪(図示省略)を引っ掛ける等の手
段によるが、この他の構成を採用しても構わない。
【0021】また、支柱41同士を接続する桟部材5
は、図1から図4に示すように、後方に開口する上下一
対の横架部51、52をその両側端部同士を連結部53
によって連結した、全体として正面視ロ字形をなすもの
である。上側の横架部51は、板金素材を遡性変形加工
することにより前壁51aと、前壁51aの上下を後方
に屈曲させた上壁51b及び下壁51cと、これら上壁
51a及び下壁51bの後端部側をそれぞれ下方又は上
方に屈曲させてさらにその先端部を前方に屈曲させた側
面視略L字形をなす上下の後壁51d、51eとを形成
し、これら各壁によって囲まれる空間を上下の後壁51
d、51eの間に形成される隙間を通じて後方に開口し
ている。下側の横架部52も上側の横架部51と略同一
のものであって、同様の前壁52a、上壁52b、下壁
52c及び後壁52d、52eを有している。このよう
な桟部材5を取り付けるために、各支柱41の内向面4
1bには上下方向に連続する溝部41cを形成するとと
もに、この溝部41cの一部に図示しないスリットを設
け、対向する溝部41cに桟部材5の両側端部を嵌め込
んだ上で、桟部材5に設けた図示しない爪を前記スリッ
トに係り合わせるようにしている。
【0022】一方、フットレスト6は、図1〜図4に示
すように、板金素材を遡性変形加工することによって上
壁61と、前壁62と、後壁63と、左右一対の側壁6
4とを形成したものであって、前壁62の高さ寸法を後
壁63のそれよりも小さくすることにより上壁61を前
方に向かって漸次傾斜するようにしている。すなわちこ
の上壁61の上面の全体を作業者Pが足Paを乗せられ
る傾斜面としている。また、後壁63の両側端部には、
側面視L字形をなし後方及び上方に屈曲する上向爪65
と、後方及び下方に屈曲する向爪66を溶接などにより
取り付けている。具体的には、後壁63の両側端部にお
いてそれぞれ、上向爪65を最上段部に一つ設けるとと
もに、下向爪66を最下段部及び中間高さ位置に二つ設
けている。なお、このフットレスト6の隣接する各壁が
なす縁部には丸みを持たせて、足Paを怪我しないよう
に安全を期している。
【0023】しかして本実施形態においては、フットレ
スト6を、取付部材7を介して机本体2の桟部材5に取
り付けるようにしている。この取付部材7は図1〜図4
に示すように、枠状をなす取付部材本体71と、この取
付部材本体71を桟部材5の横架部51、52に取り付
けるための取付部Xとからなる。取付部材本体71は、
細長い板状の板金素材を長手方向における所定箇所で略
直角に屈曲して両端部同士を溶接などにより連結し、さ
らにその板金素材の前縁部及び後縁部を略直角に山折り
にすることによって、上壁71a、下壁71b、両側壁
71c、前壁71d及び後壁71eを形成した枠体状の
ものである。なお、この取付部材本体71の幅方向寸法
は、前記フットレスト6の幅方向寸法と略合致させてい
る。また、前壁71dと側壁71cとでなされる縁部の
下端部側には、縦長のフック孔71sを前記上向爪65
及び下向爪66のピッチに対応させて複数(本実施形態
では6個)上下に並べて形成している。一方、取付部X
は、桟部材5の上下の横架部51、52同士の間隔に対
応するように取付部材本体71の後壁71eに取り付け
た上下一対の引っ掛け金具72、73から構成される。
これら引っ掛け金具72、73は、いずれも板状の板金
素材を折り曲げることにより、前壁72a、73aと上
壁72b、73bと後壁72c、73cとを形成した同
一の構造を有するものであり、上壁72bの内法寸法を
前記横架部51、52の上壁51b、52bにおける前
後方向寸法に対応させるとともに、後壁72cを前壁7
2aよりも短く(例えば横架部51、52の後壁51
d、52dと下端部同士の高さ位置を略一致させる程度
に)なるように設定している。しかしてこれら引っ掛け
金具72、73はその両側端部を、取付部材本体71の
後壁71eの内向面に待機させたナットn1に図示しな
いネジで止着することにより取り付けている。その際、
上側の引っ掛け金具72の上壁72bの高さ位置は取付
金具本体71の上壁71aと略一致するようにしてい
る。
【0024】次に、取付部材7を介したフットレスト6
の取り付け方法について説明する。まず、図4に示すよ
うに、上下の引っ掛け金具72、73の上壁72b、7
3bを横架部51、52の上壁51b、52bに載せる
ようにして取付部材7を横架部51、52に対して上方
から落とし込んで係り合わせる。このように取り付けた
取付部材7は、桟部材5に沿ってスライド移動可能な状
態となるが、取付部材7が桟部材5の長手方向に不意に
スライド移動するのを抑制し、任意の位置で固定できる
ようにするために、本実施例では次のような固定金具8
を利用している。すなわち固定金具8は、フットレスト
6の前記スライド移動を抑制し得る移動抑制手段として
機能している。この固定金具8は、図2〜図4に示すよ
うに板金素材をクランク状に屈曲することにより上下の
垂直壁81、83と、これら垂直壁81、83を繋ぐ水
平壁82とを形成したもので、この水平壁82と上側の
引っ掛け金具72の上壁72bとの間に上側の横架部5
1を上下に挟み込むように、下側の垂直壁83の両端部
を取付部材本体71の後壁71eにおける内向面に待機
させたナットn2にネジbで止着している。そして、上
側の垂直壁81が横架部51の下側の後壁51eの後向
面に沿うように、水平壁82の前後方向寸法を横架部5
1の前後方向寸法に略合致させている。この状態で、上
側の引っ掛け金具72の前壁72aと後壁72cとの間
及び固定金具8の上側の垂直壁81と取付部材本体71
の後壁71eとの間に上側の横架部51を前後に挟み込
むこととなり、また下側の引っ掛け金具73の前壁73
aと後壁73cとの間に下側の横架部52を前後に挟み
込むこととなるため、このような構成によって取付部材
7の前後方向への振れを抑制し得る振れ止め部Yが形成
される。なお、固定金具8の上側の垂直壁81の上端部
をさらに前方に屈曲させて水平壁82と共に側面視コ字
形の部位を形成し、その部位で横架部51の下側の後壁
51eを後方から上下に挟み込むように構成しても構わ
ない。
【0025】このように桟部材5に取り付けた取付部材
7に対して、まず図5に想像線で示すようにフットレス
ト6の前端部側を持ち上げて、上向爪65をフック孔7
1sの一つに挿入する。そして、そのフック孔71sの
開口下向面に当たった上向爪65の上向面あるいはその
近傍を支点としてフットレスト6を後上方(図示例では
右上)に向けて回転させて、二つの下向爪66を対応す
るフック孔71sに挿入する。それら下向爪66の挿入
が完了すれば、フットレスト6を下方に落とし込んで、
下向爪66の下向面を挿入したフック孔71sの開口上
向面に係り合わせる。図示例では、下側の下向爪66を
最下段のフック孔71sに係り合わせるようにしてお
り、しかもフットレスト6の下端部と取付部材本体71
の下端部とを略合致させて、共に床Fから浮上した位置
となるようにしている。こうして取り付けたフットレス
ト6の傾斜面をなす上面61に、図2に示すように作業
者Pの足Paを乗せるようにしている。しかして、フッ
トレスト6の高さ位置を変更する場合には、上述した手
順とは逆にフットレスト6を上方に持ち上げたうえで下
向爪66とフック孔71sとの係り合いを解除し、さら
にフットレスト6の前端部を持ち上げて回転させ上向爪
65をフック孔71sから取り出してフットレスト6を
取付部材7から取り外すことができ、その状態から今度
は別のフック孔71sに上向爪65を挿入して上記と同
様の手順を繰り返すことで、図1に想像線で示すように
フットレスト6を上下方向に位置変更することができ
る。一方、天板3の幅方向に沿った左右方向にフットレ
スト6の位置を変更する際には、前記固定金具8のネジ
bを緩めることで取付部材7の桟部材5に対する固定状
態が解除され、その状態で図1に矢印で示すように上下
の引っ掛け金具72、73を横架部51、52に沿って
スライド移動させたうえで所望の位置で再び固定金具8
のネジbを締めると、左右に移動した位置で再び取付部
材7及びフットレスト6を固定することができる。
【0026】以上のように、フットレスト6を備えた本
実施形態の机1は、フットレスト6を上下方向及び天板
3の幅方向に位置変更できるように机本体2に取り付け
るための手段を有しているため、天板3上に載せた顕微
鏡9を覗きながらの作業に際して、その顕微鏡9の接眼
部9aの高さ位置や作業者Pの体格に応じて椅子10の
座部10aの高さ調整を行った結果、作業者Pの足Pa
が宙に浮いてしまわないようにフットレスト6の高さ位
置を変更することができる。さらに、顕微鏡9の位置を
横にずらしたり、顕微鏡9の横に配置した別の装置を使
用する場合には、その位置でも足Paを乗せられるよう
にフットレスト6を左右に位置変更することができるた
め、机1の前に配置した椅子10に座って作業を行う作
業者Pは適切な作業姿勢で疲労を低減して、安定した作
業をすることができる。
【0027】特にフットレスト6を取り付ける手段とし
ては、机本体2とフットレスト6との間に設けた取付部
材7を介してフットレスト6を取り付けるようにした構
成としているため、机本体2に構造上の変更をすること
なく、フットレスト6を適切に取り付けることが可能で
ある。
【0028】特に、机本体2は天板3を支持する一対の
支持体4を桟部材5によって接続するようにしており、
天板3に隠されて外部から目立たない桟部材5に取付部
材7を取り付けるようにしているため、外観の向上を図
ることもできる。
【0029】さらに、取付部材7には、桟部材5に対し
て左右にスライド移動し得るように係り合わせられる構
成の引っ掛け金具72、73からなる取付部Xを形成し
ているので、この取付部Xを介したフットレスト6の左
右への移動を容易に行うことができる。
【0030】さらにまた、取付部Xは、取付部材7を上
方から落とし込んで桟部材5に上下方向に係り合わせる
ようにしたものであるため、取付部材7の取付作業が極
めて簡単であり、しかもフットレスト6に作業者Pの足
Paが乗せられると荷重が取付部Xに伝わって取付部材
7と桟部材5との係り合いの深さがより深くなるため、
フットレスト6の安定性も向上することになる。さら
に、取付部材7を桟部材5に固定する固定金具8と前記
取付部Xとで桟部材5を前後に挟み込むようにした振れ
止め部Yによって、取付部材7の前面側に取り付けたフ
ットレスト6の前後方向への振れをも抑制することがで
き、フットレスト6の安定性をさらに向上することがで
きる。
【0031】また、フットレスト6と取付部材7との間
には、フットレスト6を一旦後上方に回転させた後、下
方に落とし込んで取付部材7に係り合わせるようにした
係り合い部Zを形成しているので、フットレスト6に作
業者Pが足Paを乗せるとそのフットレスト6と取付部
材7との係り合いの深さがより深くなってフットレスト
6の安定性をさらに向上することができる。さらにこの
ような構成によると、作業者Pがフットレスト6を蹴り
上げるなど不意に下方から力が作用した場合でも、フッ
トレスト6が前方に回ってしまわない限り容易に脱落す
ることがなく、安全性も向上することができる。
【0032】具体的に、係り合い部Zとしては、フット
レスト6に高さ位置を異ならせて形成した上向爪65及
び下向爪66と、これら上向爪65及び下向爪66に対
応して取付部材7に形成した複数のフック孔71sとか
らなるものとしているため、簡素な構造で高い安定性と
容易な取付作業で済むフットレスト6の取付構造を構成
することができる。
【0033】また、前記固定金具8は、フットレスト6
が左右に移動することを任意の位置で解除可能に抑制で
きる移動抑制手段としての機能も有しているため、ある
程度決まった位置で作業する際にはフットレスト6を固
定して安定的に足Paを乗せることができ、またその位
置から側方に移動した位置にフットレスト6をスライド
移動するもの簡単である。
【0034】さらに、フットレスト6の上面61を前方
に傾斜する傾斜面として、作業者Pの足首の角度を適切
に保つことができるようにしているので、作業者Pがフ
ットレスト6に楽な姿勢で足Paを乗せることができ疲
労防止も図ることができる。
【0035】さらにまた、フットレスト6は、最も低い
位置に取り付けた場合でも床Fから浮上して位置づけら
れるようにしているので、床Fとフットレスト6との間
には所定高さ寸法以上の空間が形成されることとなり、
フットレスト6を取り外さなくても容易に床掃除をする
ことができる。
【0036】なお、本発明では、上記実施形態のように
取付部材を介さず、フットレストを机本体に直接取り付
けるようにすることもできる。また、取付部材の机本体
に対する取付構造や、フットレストの取付部材に対する
取付構造は、上記実施形態以外にも種々の構成を採用す
ることができる。さらに、このような机を顕微鏡を覗き
ながらの作業以外に適用することができるのはいうまで
もない。
【0037】その他、各部の具体的構成は、上記実施形
態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない
範囲で種々変形が可能である。
【0038】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0039】すなわち、本発明の机は、フットレストを
設けた机において、フットレストを上下方向及び天板の
幅方向に位置変更可能に取り付ける取付手段を机本体と
フットレストとの間に形成したものである。このような
構成によると、天板上に載せた装置や器具等の大きさや
作業者の体格に応じてフットレストの位置を上下方向に
変更することが可能であり、また天板上の装置や器具の
位置を横にずらしたり、その装置の横にある別の装置を
使用する場合にはフットレストの位置を左右に変更する
ことが可能であるため、机の前に配置した椅子に座って
作業を行う作業者にとって適切な作業姿勢を保つことが
可能でき、作業効率を向上することができる。
【0040】取付手段として、机本体とフットレストと
の間に設けた取付部材を介してフットレストを取り付け
るようにした構成を採用すると、机本体に構造上の変更
を加えることなくフットレストを適切に取り付けること
が可能である。
【0041】特に、机本体が天板を支持する一対の支持
体を桟部材によって接続した構造を有する場合、その桟
部材に取付部材を取り付けるようにすると、天板に隠さ
れて外部から目立たない位置に取付部材を適切に取り付
けることができる。
【0042】この場合、取付部材を桟部材に対して左右
にスライド移動可能に係り合わせることができる取付部
を取付部材に形成すれば、取付部を介してフットレスト
を容易に左右へと移動することが可能である。
【0043】この取付部は、取付部材を上方から落とし
込んで桟部材に上下方向に係り合わせるように構成する
ことで、極めて簡単に取付部材の取付作業を行うことが
でき、しかもフットレストに作業者が足を乗せるとその
荷重が取付部に伝わって取付部材が桟部材により強く係
り合うため、フットレストの安定性を向上することがで
きる。さらに、取付部材の前面側にフットレストを取り
付ける場合、取付部材の桟部材に対する前後方向への振
れを抑制する振れ止め部を形成すると、この取付部材に
よってよりしっかりとフットレストを支持することがで
きてフットレストの安定感及び使用感をさらに向上する
ことができる。
【0044】また、フットレストを一旦後上方に回転さ
せた後、下方に落とし込んで取付部材に係り合わせるよ
うにした係り合い部を取付部材とフットレストとの間に
形成している場合には、作業者が足を乗せたフットレス
トと取付部材とがより深く係り合ってフットレストの安
定性がさらに向上するのみならず、作業者がフットレス
ト蹴り上げるなど下方からの力が作用した場合でも、フ
ットレストの脱落を極めて容易且つ確実に防止すること
ができる。
【0045】この場合、係り合い部を、フットレストに
高さ位置を異ならせて形成した上向爪及び下向爪と、こ
れら上向爪及び下向爪と係り合うように取付部材に形成
した複数のフック孔とから構成すれば、安定感があり容
易には外れてしまわないフットレストの取付部材に対す
る取付構造を容易に構成することができる。
【0046】また、フットレストが天板の幅方向へ移動
するのを任意の位置で解除可能に抑制し得る移動抑制手
段を設けると、フットレストをある位置で固定すればそ
の位置でフットレストに安定的に足を乗せられ、抑制を
解除すればその位置から側方に移動した位置にフットレ
ストを容易に移動して足を乗せらることができる。
【0047】また、フットレストの上面に、作業者の足
首の角度を適切に保つことができるような傾斜面を形成
すると、作業者がフットレストに楽な姿勢で足を乗せる
ことが可能である。
【0048】さらに、フットレストを床面から浮上した
位置に取り付けていれば、床とフットレストとの間には
空間が形成されるため、フットレストを取り外さなくて
も容易に床掃除をすることが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す正面図。
【図2】同実施形態の使用例を併せて一部省略して示す
図1のA−A線断面図。
【図3】図2の一部を拡大して示す断面図。
【図4】同実施形態の要部を拡大し分解して示す斜視
図。
【図5】同要部を拡大して作用を説明する断面図。
【符号の説明】
1…机 2…机本体 3…天板 4…支持体 5…桟部材 6…フットレスト 7…取付部材 8…移動抑制手段(固定金具) 65…上向爪 66…下向爪 71s…フック孔 X…取付部 Y…振れ止め部 Z…係り合い部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも天板を有する机本体と、使用者
    が足を乗せ得るフットレストとを具備してなり、これら
    机本体とフットレストとの間に、フットレストを上下方
    向及び天板の幅方向に位置変更可能に机本体に取り付け
    る取付手段を形成していることを特徴とする机。
  2. 【請求項2】机本体とフットレストとの間に取付部材を
    設け、前記取付手段を該取付部材を介してフットレスト
    を取り付けるようにしたものとしていることを特徴とす
    る請求項1記載の机。
  3. 【請求項3】机本体が天板を支持する一対の支持体を具
    備するとともに、それら支持体を桟部材によって接続
    し、該桟部材に前記取付部材を取り付けるようにしてい
    ることを特徴とする請求項2記載の机。
  4. 【請求項4】取付部材に、桟部材の長手方向に沿ってス
    ライド移動可能に係り合わて取り付け得る取付部を形成
    していることを特徴とする請求項3記載の机。
  5. 【請求項5】取付部を、取付部材を桟部材に対して上方
    から落とし込んで上下方向に係り合わせるように構成し
    ていることを特徴とする請求項4記載の机。
  6. 【請求項6】取付部材の前面側にフットレストを取り付
    けるとともに、桟部材に対する奥行き方向への振れを抑
    制する振れ止め部を形成していることを特徴とする請求
    項5記載の机。
  7. 【請求項7】取付部材とフットレストとの間に、フット
    レストを後上方に回転させて下方に落とし込むことによ
    って取付部材に係り合わせる係り合い部を形成している
    ことを特徴とする請求項2、3、4、5又は6記載の
    机。
  8. 【請求項8】フットレストに、後上方に屈曲させた上向
    爪と後下方に屈曲させた下向爪とを上下に高さ位置を異
    ならせて形成するとともに、取付部材に、前記上向爪及
    び下向爪と係り合う複数のフック孔を上下方向に並べて
    形成し、前記係り合い部をこれら上向爪及び下向爪とフ
    ック孔とから構成していることを特徴とする請求項7記
    載の机。
  9. 【請求項9】フットレストの、天板の幅方向への移動を
    任意の位置で解除可能に抑制し得る移動抑制手段を設け
    ていることを特徴とする請求項1、2、3、4、5、
    6、7又は8記載の机。
  10. 【請求項10】フットレストの上面に、前方に向けて漸
    次低くなる傾斜面を形成していることを特徴とする請求
    項1、2、3、4、5、6、7、8又は9記載の机。
  11. 【請求項11】フットレストを、床面から浮上した位置
    に取り付けていることを特徴とする請求項1、2、3、
    4、5、6、7、8、9又は10記載の机。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1612318A2 (en) 2004-07-02 2006-01-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Moisture condensing unit

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