JP2002084926A - 生分解性ルアー - Google Patents

生分解性ルアー

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JP2002084926A
JP2002084926A JP2000283876A JP2000283876A JP2002084926A JP 2002084926 A JP2002084926 A JP 2002084926A JP 2000283876 A JP2000283876 A JP 2000283876A JP 2000283876 A JP2000283876 A JP 2000283876A JP 2002084926 A JP2002084926 A JP 2002084926A
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lure
biodegradable
water
decomposed
fishing
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JP2000283876A
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Koichi Takeda
浩一 竹田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 河川や海などに放置されても、水中の微生物
によって分解され、自然環境の保護に資するとともに、
安価で一般に普及しやすい生分解性ルアーを提供する。 【構成】 生分解性ルアーのルアー本体1を、水分を吸
収してゲル化する食品高分子を主成分とする生分解性弾
性体によって構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バス釣りなどに用い
るルアーに関し、特に、河川などに放置すると水中の微
生物に分解され、環境に悪影響を与えない生分解性ルア
ーに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、人々の自然派志向から魚釣りが人
気を得ているが、それに伴って、釣り人によって釣り場
に放置された釣具、例えば、合成樹脂からなるテグスや
ルアー、鉛合金等からなる錘などを、魚や鳥が飲み込ん
で死亡するという痛ましい事故も続発しており、釣具に
よる環境破壊が問題になっている。
【0003】このような環境破壊を防ぐため、従来か
ら、テグスやルアーなどの釣具を自然界では分解されな
い合成樹脂ではなく、ポリ乳酸のような生分解性プラス
チックで構成することが試みられており、商品化されて
いるものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、生分解プラス
チックが合成樹脂に比べて高価であるため、生分解性プ
ラスチックからなる釣具は、多くの人によって利用され
環境破壊を抑制するまでには至っていない。
【0005】そこで、この発明は、河川や海などに放置
されても、水中の微生物によって分解され、自然環境の
保護に資するとともに、安価で一般に普及しやすい生分
解性ルアーを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、この発明にか
かる生分解性ルアーは、ルアー本体が、水分を吸収して
ゲル化する食品高分子を主成分とする生分解性弾性体か
らなることを特徴とする。ここで、食品高分子とは、食
品の製造に使用されているアガロース、マンナン等の多
糖類や、ゼラチン等のタンパク質などの高分子物質のこ
とである。
【0007】このように、ルアーの本体が食品高分子で
作られているので、河川等で水につけておくと自然に分
解され、環境に悪影響を与えることがなく、安価に製造
することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】この発明の生分解性ルアーは、水
分を吸収してゲル化する食品高分子等を水に溶かして型
に流し込み、型中で冷却してなる生分解性弾性体をルア
ー本体とするものである。
【0009】ここで、食品高分子としては、アガロー
ス、マンナン等の多糖類や、ゼラチン(コラーゲン)等
のタンパクなどの、水分を吸収してゲル化するものであ
る。
【0010】ルアー本体は、この他に、砂糖、果糖、澱
粉などを加えて、その比重を高めてもよく、カラギーナ
ンやペクチン等のゲル化剤を加えて、弾性を高めて壊れ
難くしたり、オリーブオイルや大豆油などの脂肪分を加
えて、表面を滑らかにしてもよい。
【0011】また、蛹粉、魚粉、マッシュポテト等、一
般に釣り餌として使用される成分を加えることにより、
魚が掛かりやすくすることもできる。
【0012】
【実施例】つぎに、この発明にかかる生分解性ルアーを
製作し、その性質を調べた。
【0013】[実施例1]上白糖30g、ゲル化剤5
g、アガー30g及びペクチン1gを水100gに混ぜ
たのち、ゼラチン20g及び水50g混ぜ、オリーブオ
イル30gを加える。これを沸騰するまで加熱し、全体
に馴染んだ状態で型に流し込んで冷却する。12時間後
に脱型し冷却乾燥し、6時間冷却してルアー本体1とし
た。そして、このルアー本体1に、図1に示すように、
釣り針2を引っ掛けて生分解性ルアーとした。
【0014】[実施例2]粉寒天15g、上白糖15
g、アガー30g、ペクチン1g及び水100gを鍋に
入れて火に掛けて混ぜたのち、水30g、ゼラチン10
g、オリーブオイル15gを加え、これを沸騰するまで
加熱し、全体に馴染んだ状態で型に流し込んで冷却す
る。24時間後に脱型したのち、24時間乾燥させてル
アー本体1とした。そして、このルアー本体1に、図1
に示すように、釣り針2を引っ掛けて生分解性ルアーと
した。
【0015】このようにして、製作した生分解性ルアー
を、琵琶湖から採取した水につけておいたところ、ルア
ー本体1は5日程度でその原形を失い、9日程度で完全
に分解した。
【0016】また、手で持ったところ重量感があり、錘
なしで投擲したところ、従来品と同様の釣果を得ること
ができた。
【0017】さらに、使用後に、ビニール製の袋に常温
で密封保存したところ、複数回繰り返して使用すること
ができた。
【0018】上記のように、ルアーは、その本体が食品
高分子からできているため、河川や海に放置などされて
も、水中の微生物によって分解され、環境に害をなさ
ず、容易かつ安価に製造することもできる。また、比重
が重く、鉛などからなる錘がなくても投擲できるため、
鉛による害も防ぐことができる。
【0019】
【発明の効果】この発明にかかる生分解性ルアーは、ル
アー本体が食品素材からできているため、釣り人によっ
て河川や海に置き去り・廃棄されても、水中の微生物に
よって分解され、環境に害をなすことはなく、容易かつ
安価に製造することもできる。
【0020】また、糖分などを添加して、ルアー本体の
比重を高めることにより、鉛などからなる錘を使用する
ことなく、ルアーを投擲することができ、鉛による環境
への悪影響も防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる生分解性ルアーの一実施例を
示す図である。
【符号の説明】
1 ルアー本体 2 釣り針

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルアー本体が、水分を吸収してゲル化す
    る食品高分子を主成分とする生分解性弾性体からなるこ
    とを特徴とする生分解性ルアー。
  2. 【請求項2】 食品高分子が、アガロース、マンナン等
    の多糖類及び(又は)ゼラチン等のタンパク質であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の生分解性ルアー。
JP2000283876A 2000-09-19 2000-09-19 生分解性ルアー Pending JP2002084926A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010518872A (ja) * 2007-02-27 2010-06-03 ピュア・フィッシング・インコーポレーテッド 包装された人工ソフトベイト
US7803360B2 (en) 2007-04-30 2010-09-28 Biobait, Inc. Water-degradable fishing lure
KR20210010002A (ko) * 2019-07-19 2021-01-27 정규화 집어용 미끼의 제조방법 및 그에 의하여 제조된 집어용 미끼
JP2022520806A (ja) * 2019-02-20 2022-04-01 コーアェル - テホ オサケ ユキチュア 釣り餌、釣り餌を製造するための成形可能な組成物、釣り餌を製造するための方法、及び成形可能な組成物の使用

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