JP2002084499A - 画像記録/再生装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

画像記録/再生装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2002084499A
JP2002084499A JP2000273906A JP2000273906A JP2002084499A JP 2002084499 A JP2002084499 A JP 2002084499A JP 2000273906 A JP2000273906 A JP 2000273906A JP 2000273906 A JP2000273906 A JP 2000273906A JP 2002084499 A JP2002084499 A JP 2002084499A
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Kazuhiro Takahashi
和弘 高橋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録媒体上に記録された画像データを最適に
再配置して、画像データをできるだけ連続して記録でき
る空き領域を常に確保する。 【解決手段】 (a)のように、記録媒体上に画像1、
3、4が、それぞれ連続したセクタに記録され、画像1
と3との間にセクタ17、18が空いている状態で、画
像5を記録する場合、通常に記録すると、(b)のよう
に画像5は画像3、4で分断されて記録され、このため
記録再生時のアクセスが複雑になる。そこで、記録済み
の画像1、3、4を再配置して最適化し、(c)のよう
に画像5を配置して記録することにより、(b)の場合
に比べて記録再生時のアクセスを容易にすることができ
る。この再配置処理は、画像データの伝送レートが所定
値より下回ったときに実行される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動画や静止画等の
画像データを記録媒体に記録したり、再生したりするビ
デオカメラ等に用いて好適な画像記録/再生装置、方法
及びそれらに用いられるコンピュータ読み取り可能な記
憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像を記録し、記録された画像を再生す
る画像記録再生装置としては、アナログ画像信号を磁気
テープに記録するビデオテープレコーダがある。このよ
うなアナログ画像の記録再生装置に対して、画像信号を
デジタル信号に変換した後、磁気テープに記録するデジ
タルVTR、固体ディスクや光磁気ディスクに記録する
ディスクビデオ、フラッシュメモリやSRAM等の固体
メモリに記録する固体メモリビデオ等が提案されてい
る。
【0003】これらのビデオ記録システムでは、情報量
の削減のために入力デジタル信号に圧縮処理を施してお
り、少ない記憶容量で多くの動画情報や静止画情報の記
録を可能にしている。このような画像記録装置の圧縮方
式には種々の方式がある。例えば直交変換方式では、画
像を、1ブロックが水平方向にn画素、垂直方向にn画
素の大きさを有する複数のブロックに分割し、各ブロッ
ク毎にディスクリートコサイン変換(DCT)等の直交
変換を施し、各係数を所定のビツト数に丸めることで量
子化する。画像情報は低域に偏っているため、高周波成
分のビット数を減らすことによりデータ量を削減するこ
とができる。
【0004】また、ハフマン符号化等の可変長符号化
は、出現確率のより高いビツトシーケンスに対してはよ
り短い符号を割り当てることにより、効率のよいデータ
圧縮を行うことができる。また、動画を圧縮する場合に
は、動画の画像はフレーム間で相関が強いという性質を
利用して、フレーム間の差分を抽出することで、大幅に
圧縮をすることが可能になる。上記のようないろいろな
圧縮技術を組み合わせて動画像の圧縮を行い、データ量
を削減した上で、固体磁気ディスクメモリや光ディスク
等に記録する動画像記録システムが各種提案されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像デ
ータの記録媒体への記録及び記録したデータの消去を何
回か繰り返すと、記録媒体内において、記録データと消
去された空きスペースとがそれぞれ断片化してしまい、
画像を連続して記録することのできる広いスペースが少
なくなる。従って、新たに記録された画像データは分散
した小領域に記録されることになり、このため、記録媒
体上でのシーク動作やアクセス動作に費やされる時間が
大きくなってしまい、高速なデータ入出力が困難になっ
てくる等の問題があった。特に、動画像記録システムに
おいては、単位時間当たりの動画像データ量が多いた
め、できるだけ高速にディスクメモリとの間で入出力を
行う必要があるので、シーク時間やアクセス動作に費や
される時間の増大は大きな問題である。
【0006】従って、本発明の目的は、記録媒体上に画
像データを連続して記録できるスペースを常に確保でき
るようにすることである。本発明の他の目的は、記録媒
体上の画像データの再配置を行うタイミングを適正に行
うようにすることである。本発明のさらに他の目的は、
ビデオカメラの操作性を損なうことなく、上記再配置を
行い、より多くの画像データを記録できるようにするこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明による画像記録装置においては、画像デー
タを記録媒体に記録する記録手段と、上記画像データの
伝送レートを計測する計測手段と、上記計測された伝送
レートが所定値より下回ったとき、上記記録媒体上に記
録された画像データを再配置する再配置手段とを設けて
いる。
【0008】また、本発明による他の画像記録装置にお
いては、画像データを記録媒体に記録する記録手段と、
上記画像データの記録が終了したとき、上記記録媒体上
に記録された画像データを再配置する再配置手段とを設
けている。
【0009】また、本発明による画像記録再生装置にお
いては、画像データを記録媒体に記録、再生する記録再
生手段と、上記記録再生手段の動作移行時に上記記録媒
体上に記録された画像データを再配置する再配置手段と
を設けている。
【0010】また、本発明による画像再生装置において
は、画像データを記録媒体から再生する再生手段と、上
記再生手段の再生一時停止中に上記記録媒体上に記録さ
れた画像データを再配置する再配置手段とを設けてい
る。
【0011】また、本発明による画像記録方法において
は、画像データを記録媒体に記録する際、上記画像デー
タの伝送レートが所定値より下回ったとき、上記記録媒
体上に記録された画像データを再配置するようにしてい
る。
【0012】また、本発明による他の画像記録方法にお
いては、画像データの記録媒体への記録が終了したと
き、上記記録媒体上に記録された画像データを再配置す
るようにしている。
【0013】また、本発明による画像記録再生方法にお
いては、画像データを記録媒体に記録、再生する際、記
録、再生動作の移行時に上記記録媒体上に記録された画
像データを再配置するようにしている。
【0014】また、本発明による画像再生方法において
は、画像データを記録媒体から再生する際、再生動作の
一時停止中に上記記録媒体上に記録された画像データを
再配置するようにしている。
【0015】また、本発明による記憶媒体においては、
画像データを記録媒体に記録する処理と、上記画像デー
タの伝送レートを計測する処理と、上記計測された伝送
レートが所定値より下回ったとき、上記記録媒体上に記
録された画像データを再配置する処理とを実行するため
のプログラムを記憶している。
【0016】また、本発明による他の記憶媒体において
は、画像データを記録媒体に記録する処理と、上記画像
データの記録が終了したとき、上記記録媒体上に記録さ
れた画像データを再配置する処理とを実行するためのプ
ログラムを記憶している。
【0017】また、本発明による他の記憶媒体において
は、画像データを記録媒体に記録、再生する処理と、上
記記録、再生動作の移行時に上記記録媒体上に記録され
た画像データを再配置する処理とを実行するためのプロ
グラムを記憶している。
【0018】さらに、本発明による他の記憶媒体におい
ては、画像データを記録媒体から再生する処理と、上記
再生処理の一時停止中に上記記録媒体上に記録された画
像データを再配置する処理とを実行するためのプログラ
ムを記憶している。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明をビデオカメラに適
用した場合の実施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1は本発明を適用した画像デー
タを記録する記録媒体を備えたビデオカメラのブロック
図面である。図1において、200はビデオカメラを全
体として示す。201は映像を取り込むレンズ、202
は映像を電気信号に変換するCCD撮像素子等の固体セ
ンサ、203は電気信号をデジタルデータに変換するA
/D変換器、204はレンズ201を駆動するモータで
ある。
【0020】209は音声を取り込むマイク、210は
音声を増幅するマイクアンプ、211は音声をデジタル
データに変換するA/D変換器、212はビデオカメラ
200を操作する操作キー、213は映像を表示形式に
する表示ドライバ、214は映像を表示する表示器、2
15は音声を出力するためのスピーカドライバ、216
はスピーカ、217は諸情報を入出力する外部入出力端
子、221は電源、223は記録媒体(本実施の形態で
はハードディスク103)を備える記録再生装置、23
0はビデオカメラシステムを制御するCPUである。
【0021】図2は上記CPU230を詳細に示すブロ
ック図である。図2において、251はCPU230を
動作させるクロック回路、252はCPUのコア部分、
253はプログラムを格納するROM、254はデータ
を格納するRAM、255は外部メモリ等を制御するメ
モリコントローラ、256はバスを制御するバスコント
ローラ、257は外部入出力とのインターフェースとな
るI/Oコントローラ、258はパルスデータを生成す
るプログラマブルパルスジェネレータである。
【0022】259は外部デバイスと通信制御するため
のシリアルコミュニケーションインターフェース、26
0は外部バスとの通信を制御するためのエクストラバス
コントローラ、261はデジタルデータをアナログデー
タに変換するD/A変換器、262は表示器214を制
御するためのディスプレイコントローラ、263はデー
タ転送のためのDMAである。各ブロックはデータバ
ス、アドレスバス、コントロールバスを介して相互に接
続されている。
【0023】次に動作について説明する。図1におい
て、レンズ201を通って入射した被写体からの光は、
固体センサ202で電気信号に変換される。この電気信
号はA/D変換器203によりサンプリングされてデジ
タルデータに変換され、デジタル映像信号としてCPU
230に入力される。レンズ201は、オートフォーカ
ス機能とズーム機能を実行するために、CPU230の
制御命令によりモータ204が駆動されて移動する。ま
た、固体センサ202からデータを引き出すためのタイ
ミング信号は、CPU230により生成される。
【0024】また、マイク209より得られた音声信号
は、マイクアンプ210で増幅され、A/D変換器21
1によりサンプリングされてデジタルデータに変換さ
れ、CPU230に入力される。
【0025】デジタル映像信号は、CPU230におい
て、色分離、白バランス、ガンマ補正、アパーチャ補正
等の基本処理と、ビデオカメラ200の操作キー212
で設定された、画像サイズ、画質調整、位置調整等の付
加処理を行う。さらに、設定された圧縮方法と圧縮パラ
メータによって画像圧縮を行い、画像圧縮データを得
る。
【0026】音声データについては、ビデオカメラ20
0の操作キー212で設定された、音質調整等の付加処
理を行い、設定された圧縮方法と圧縮パラメータによっ
て音声圧縮データを得る。
【0027】上記画像圧縮データ、音声圧縮データは、
付加情報信号等と共に記録再生装置223に送られ、録
画(記録)動作においては、ハードディスク103に録
画される。また、必要に応じて外部入出力端子217に
送られる。また、上記画像圧縮データをCPU230で
伸長処理した画像又は上記入力画像が、表示ドライバ2
13を通して表示器214に表示される。さらに、上記
音声圧縮データをCPU230で伸長処理した音声又は
上記入力音声が、スピーカドライバ215を通して、ス
ピーカ216に出力される。
【0028】ビデオカメラの再生動作時においては、記
録再生装置223内のハードディスク103、あるいは
メモリ222内に記録済みの画像、音声、付加情報信号
等を、必要に応じてCPU230で伸長処理して、画像
は、表示ドライバ213を通して表示器214に表示さ
れる。音声は、スピーカドライバ215を通して、スピ
ーカ216に出力される。また、ビデオカメラ200の
各部の電源は、電源221より供給される。
【0029】次に、図2のCPU230の動作を説明す
る。クロック回路251は、CPU駆動クロックを生成
し周辺回路に供給する。ここでは、27MHzの基本ク
ロックをPLLで10逓倍した270MHzをCPUの
駆動クロックとしている。
【0030】ROM253は、プログラムコードを格納
しているメモリであり、このコードによってプログラム
が実行される。後述するようにこのメモリは、本発明に
よる記憶媒体を構成するものであり、フラッシュメモリ
やEEPROMでも置き換えられ、また、その他の後述
する記憶媒体に置き換えることができる。
【0031】RAM254は、データメモリであり、デ
ータの一時保管に使われる。メモリコントロール255
は、外部メモリとのインターフェースを行うためのもの
であり、外部メモリは、画像、音声等の大きなデータの
一時保管に使われる。ディスプレイコントロール262
は、デジタル画像データを表示器214に送る出力デー
タにデータ変換するものである。D/A変換器261
は、音声デジタルデータをアナログデータに変換する場
合等に用いられる。シリアルコミュニケーションインタ
ーフェース259は、外部周辺回路等とシリアルデータ
通信を行う。
【0032】プログラマブルパルスジェネレータ258
は、固体センサ202の駆動パルス、モータ駆動パルス
を生成する。この時、固体センサの騒動パルスを任意に
設定することにより、入力画像のサイズ、画素数等の入
力諸条件を任意に設定することができる。I/Oコント
ローラ257は、データ入出力にインターフェースであ
り、デジタル画像データ、デジタル音声データ、操作キ
ー、その他制御信号の入出力となる。これらはバスで接
続されており、バスコントローラ256によりバスを制
御して、DMA263によりデータ転送を行う。また、
エクストラバスコントローラ260により、外部バスと
の接続も可能である。これらの周辺回路を用いて、CP
Uコア252がデータ処理を実行する。
【0033】CPU230は、記録再生装置223との
データ伝送を、伝送レートとして随時計測する。レンズ
201を通って入射した画像データを、CPU230に
よりある可変レートの圧縮方法を行った場合、一般に画
像が細かい場合は、圧縮後のデータ量は大きく、画像が
粗い場合は、圧縮後のデータ量は小さくなる。一方、記
録再生装置に出力するデータは、記録媒体に書き込む速
度に左右される。
【0034】上記の計測伝送レートRATE、圧縮後の
データレートRinと、記録媒体の書き込みレートRo
utとの関係は、 RATE=Rin−Rout±C となる。Cは、バスライン、プロトコル等のオーバーヘ
ッド等による誤差である。
【0035】また、ハードディスク103へのデータ書
き込み、読み出し、後述する最適化、再配置、エラーリ
カバリー等の制御は、記録再生装置223内のコントロ
ーラが実行することも、CPU230が実行することも
可能である。
【0036】次に、ハードディスク103上における画
像データの配置について説明する。図3はハードディス
ク103のデータ記置を示す図である。ここでは説明の
便宜上、ディスク103は、一面記録とし、5トラック
/面、8セクタ/トラックを有するようにフォーマット
されているものとする。ハードディスク103は、同心
円上に外側からトラック1、トラック2、トラック3、
トラック4、トラック5と記録トラックがあり、各トラ
ックはセクタ1からセクタ8までさらに細かく分かれて
いる。データはこのセクタ単位に、画像の各カットが記
録される。以降、説明の便宜上、第1トラックの第1セ
クタをセクタ“11”、第3トラック目の第5セクタを
セクタ“35”のように表現するものとする。
【0037】次に、図4を用いて、画像データがディス
ク103上にどのように記憶され、その一部が消去され
た場合にはどのように再配置されるかを、例に従って説
明する。図4(a)において、まず、何も記録されてい
ないハードディスク103に画像データが記録される場
合は、トラック1のセクタ1(セクタ11)から順に記
録される。従って、まず6セクタ分の記憶容量を必要と
する“画像1”は、セクタ11から12、13、14、
15、16までの6つの領域を使用して記録を完了す
る。
【0038】次に、3セクタ分の記憶容量を必要とする
“画像2”は、“画像1”が記憶された最終セクタ(セ
クタ16)の次のセクタ17から始めて、セクタ18、
そして2トラック目に進み、セクタ21に記憶される。
さらに、4セクタ分の記憶容量を必要とする“画像3”
は、“画像2”が記憶された最終セクタ(セクタ21)
の次のセクタ22から始めて、セクタ23、24、25
に記憶されて図4(a)のように完了する。以下さら
に、別な画像を連続して記憶する場合も、同様にハード
ディスク上で連続的な配置になるように記憶される。
【0039】さて、“画像1”、“画像2”、“画像
3”までを書き込んだ状態で、“画像2”を削除(消
去)することにする。“画像2”はセクタ17、18、
21の領域を占めているので、“画像2”のデータが消
去されて、図4(b)に示すように、これらの領域が空
きになる。
【0040】本実施の形態によるビデオカメラ200に
おいては、画像データを複数のセクタに分割してディス
ク103に記憶することは可能であるが、記憶対象の画
像データヘの空きセクタの割り当てアルゴリズムは以下
を用いる。 1:記憶しようとする画像データの容量に等しい連続し
た複数セクタが空いている場合には、その空き容量に画
像データを記憶する。 2:記憶対象の画像データの容量に等しい連続した空き
容量を確保できない場合には、その記憶対象の画像デー
タを連続ではないが、複数の空き容量に分割して記憶す
る。
【0041】ビデオカメラ200は、さらに、記憶領域
の“再配置”と“最適化”という操作を実行することが
できる。再配置とは、画像データが記憶されている連続
セクタのブロックと、他の連続セクタのブロックとの間
に生じる空きセクタを解消する動作をいう。
【0042】最適化とは、 3:新たに画像データを連続記憶する場合に、その画像
データがランダムな複数のトラックに跨がって記憶され
ないように、既存の他の画像データを移動して連続した
空き領域を確保し、その連続領域に当該画像データを記
録する動作をいう。この場合、画像データの容量が大き
い場合は、複数のトラックに跨がることはあるが、トラ
ックが連続して増加もしくは減少するので、即ち、トラ
ック番号が1つずつ増加もしくは減少するので、記録時
に無駄なシーク動作は極小化される。
【0043】4:ランダムな複数のトラックに跨って記
憶されている既存の画像データファイルを最適化する場
合には、その画像データを、トラック番号が連続的に増
加もしくは減少する連続した空き領域に移動する。この
場合、最適化のために、他の画像データの移動が必要と
なる場合は、その他の画像データの移動を行う。例え
ば、図4(b)のように配置された“画像1”と“画像
3”とを再配置すると、図4(c)に示すように、“画
像3”はセクタ17〜24を占めるように移動されて、
新たにセクタ25〜27が空き領域とされる。
【0044】次に“最適化”についてさらに図5を用い
て説明する。今、ディスク103において、図5(a)
のように“画像1”と“画像3”と“画像4”とが配置
され、セクタ17、18、31、32が孤立した連続の
空き領域であるとする。この記録状態において、さらに
4セクタ分の記憶容量を必要とする“画像5”を書き込
む場合、この“画像5”の一部の画像データを、図5
(b)に示すように空いているセクタ17、18に書き
込もうとすると、残りの画像データは、セクタ31以降
になり、従って、“画像5”は、トラック1上の領域と
トラック3上の領域との間に“画像3”と“画像4”が
入り込んで、分断された状態で記憶される。即ち、“画
像5”は、異なる非連続の2つの領域に分割されてしま
う。
【0045】このような2つのトラックに跨る画像デー
タをディスク103から読み出そうとすると、ディスク
103において読み取りヘツドのランダムなシーク動作
が必要になり、ハードディスクヘの記録速度(再生時で
あれば読みとり速度)が遅くなる。むろん“画像5”を
書き込むときにもランダムなトラックヘのシーク動作が
必要である。
【0046】そこで、“最適化モード”がセットされて
いる場合には、次のようにして最適化処理が行われる。
即ち、図5(c)に示すように、“画像1”はそのまま
として、同図(a)ではセクタ21からセクタ25まで
書かれていた“画像3”を、セクタ17、18、21、
22、23に移動させ、同じく(b)では、セクタ2
6、27、28に書かれていた“画像4”をセクタ2
7、28、31、32を連続した空き領域として確保
し、この連続した空き領域に“画像5”を書き込むよう
にする。書き込まれた後の“画像5”は2つのトラック
に誇るが、連続しているのでランダムなシーク動作は必
要としない。
【0047】図6はビデオカメラ200の録画時の動作
を示すタイミングチャートである。縦軸に前記伝送レー
トRATE、横軸に時間Tを示している。ここで、伝送
レートの設定値Bを設定する。Bは、ビデオカメラ20
0の固定値で設定することも、操作者が操作キーを介し
て自由に設定することも可能である。
【0048】図6において、時間a以前では、伝送レー
トRATEが設定値Bを越えている。aからb間では、
伝送レートRATEが設定値Bを下回っている。この
時、CPU230は、記録再生装置223に対して再配
置動作命令を発行する。これにより再配置処理が行われ
る。bからc間では、伝送レートRATEが設定値Bを
越えるため、再配置は実行されない。cからd間では、
伝送レートRATEが設定値8を下回るので、再配置が
実行される。
【0049】図7は本実施の形態を説明するフローチャ
ートであり、図1のCPU230がビデオカメラ200
を制御する処理を示している。ステップS100(以
下、ステップ略)でスタートし、S101で設定値Bを
設定する。S102で、ビデオカメラ200が録画モー
ドでなければ、ループし、録画モードならばS103へ
移行する。S103で、伝送レートRATEを計測し、
S104で、伝送レートRATEと設定値Bを比較す
る。
【0050】伝送レートRATE≧設定値Bならばルー
プし、伝送レートRATE<設定値Bならば、S104
で、再配置動作を実行して最適化を行い、S106で、
動作状態を表示器214に“最適化中”等と表示した
後、ループする。上記のシーケンスを行うことによっ
て、記録中のビデオカメラにおいても適切でかつ、効率
的な再配置を実行することができる。
【0051】(第2の実施の形態)図8は本発明の第2
の実施の形態を説明するフローチャートであり、図1の
CPU230がビデオカメラ200を制御する処理を示
している。構成は図1、図2と同様である。図8におい
て、S200でスタートし、S201でビデオカメラ2
00が録画中か判断する。録画中でなければループし、
録画中であればS202へ移る。
【0052】S202では録画終了か判断する。録画終
了でなければループし、録画終了であればS203で、
再配置動作を実行して最適化を行い、S204で、動作
状態を表示器214に“最適化中”等と表示した後、ル
ープする。上記のシーケンスを行うことによって、次回
の記録を行う前に、最大限の記憶媒体の空き容量を自動
的に確保することができる。
【0053】(第3の実施の形態)図9は本発明の第3
の実施の形態を説明するフローチャートであり、図1の
CPU230がビデオカメラ200を制御する処理を示
している。構成は図1、図2と同様である。図9におい
て、S300でスタートし、S301で、ビデオカメラ
200が動作移行モード中か判断する。動作移行モード
とは、例えば停止から記録、停止から再生等のモード遷
移中の状態や、記憶媒体の転送作業中等の動作過程状態
を意味する。
【0054】動作移行モードでなければループし、動作
移行モードであればS303へ移る。S303では、再
配置動作を実行して最適化を行い、S304で、動作状
態を表示器214に“最適化中”等と表示した後、ルー
プする。
【0055】S301で、特に動作移行モードを判定し
ているのは、動作停止モードにおいて任意期間Tの間、
再配置を実行する場合、再配置動作中に操作者の記録要
求が起きるシステムにおいては、再配置動作終了まで記
録を保留するか、それなりの大容量のバッファメモリを
使用することになってしまい、操作性あるいはコスト的
に不利になることを防ぐためである。上記のシーケンス
を行うことによって、記録再生装置の記録媒体へのアク
セス期間を最大限に活用して、再配置を実行できる。
【0056】(第4の実施の形態)図10は本発明の第
4の実施の形態を説明するフローチャートであり、図1
のCPU230がビデオカメラ200を制御する処理を
示している。構成は図1、図2と同様である。図10に
おいて、S400でスタートし、S401で、ビデオカ
メラ200が再生一時停止中か判断する。再生一時停止
中でなければループし、再生一時停止中であればS40
3へ移る。S403では、再配置動作を実行して、最適
化を行い、S404で動作状態を表示器214“最適化
中”等と表示した後、ループする。
【0057】ビデオカメラ200の再生一時停止の状態
においての再生画像は、メモリ222等に蓄えたデータ
を、表示ドライバ213を通して表示器214に出力し
ているため、ハードディスク103のアクセスが実行さ
れていないので、再配置動作はハードディスクの全領域
を最適化することも可能である。上記のシーケンスを行
うことによって、記録再生装置の記録媒体へのアクセス
期間を最大限に活用して、効率的な再配置を実行でき
る。
【0058】尚、図7〜図10のフローチャートでは、
それぞれ順次処理を行っているが、各動作を割り込み処
理で実行してもよい。
【0059】次に本発明による他の実施の形態としての
記憶媒体について説明する。図1の各ブロックから成る
システムは、ハードウェアで構成することもできるが、
CPU230とROM253等のメモリを含むコンピュ
ータシステムで構成することもできる。コンピュータシ
ステムで構成する場合、上記メモリは本発明による記憶
媒体を構成する。この記憶媒体には、上記各実施の形態
において、図7〜図10のフローチャート等について説
明した動作を含む動作を制御するための処理手順を実行
するためのプログラムが記憶される。
【0060】また、この記憶媒体としては、ROM、R
AM等の半導体メモリ、光ディスク、光磁気ディスク、
磁気媒体等を用いてよく、これらをCD−ROM、フロ
ッピィディスク、磁気テープ、磁気カード、不揮発性メ
モリカード等に構成して用いてよい。
【0061】従って、この記憶媒体を図1に示したシス
テムや装置以外の他のシステムや装置で用い、そのシス
テムあるいはコンピュータがこの記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し、実行することによって
も、上記各実施の形態と同等の機能を実現できると共
に、同等の効果を得ることができ、本発明の目的を達成
することができる。
【0062】また、コンピュータ上で稼働しているOS
等が処理の一部又は全部を行う場合、あるいは、記憶媒
体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータ
に挿入された拡張機能ボードやコンピュータに接続され
た拡張機能ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、
そのプログラムコードの指示に基づいて、上記拡張機能
ボードや拡張機能ユニットに備わるCPU等が処理の一
部又は全部を行う場合にも、上記各実施の形態と同等の
機能を実現できると共に、同等の効果を得ることがで
き、本発明の目的を達成することができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
記録する画像データの伝送レートを計測し、所定の伝送
レートを下回った時、画像データの再配置を実行するこ
とにより、入力画像あるいは画像の圧縮方法、記憶媒体
の書き込み方法等によるデータレート変動時において
も、最大限の最適化を行う再配置動作を行うことができ
る。
【0064】また、記録再生装置の記録動作終了時、再
配置を実行することにより、自動的に次回の記録のため
の記憶媒体の空き領域を確保することができ、これによ
り、ビデオカメラお場合は、シャッタチャンスを逃す可
能性を、より低く押さえることができる。
【0065】また、記録再生装置の動作移行時に再配置
を実行することにより、画像記録再生装置の記録媒体へ
のアクセス期間を最大限に活用して、操作性を損なうこ
となく再配置を実行することができる。
【0066】さらに、再生一時停止中に再配置を実行す
ることにより、画像再生装置の記録媒体へのアクセス期
間を最大限に活用して、再配置を実行することができ
る。
【0067】以上のことから、画像データを連続して記
録できる空き領域を常に確保することができ、より効率
的で高容量の記録ができると共に、高付加価値な記録再
生装置あるいはビデオカメラを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態によるビデオカメラのブロ
ック図である。
【図2】ビデオカメラのCPUの構成を示すブロック図
である。
【図3】ハードディスクの記録フォーマットの一例を示
す構成図である。
【図4】ハードディスク上のデータの再配置を説明する
構成図である。
【図5】ハードディスク上のデータの最適化による再配
置を説明する構成図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図7】本発明の第1の実施の形態を説明するフローチ
ャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態を説明するフローチ
ャートである。
【図9】本発明の第3の実施の形態を説明するフローチ
ャートである。
【図10】本発明の第4の実施の形態を説明するフロー
チャートである。
【符号の説明】
103 ハードディスク 200 ビデオカメラ全体 201 レンズ 202 固体センサ 212 操作キー 222 メモリ 223 記録再生装置 230 CPU 253 ROM

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを記録媒体に記録する記録手
    段と、 上記画像データの伝送レートを計測する計測手段と、 上記計測された伝送レートが所定値より下回ったとき、
    上記記録媒体上に記録された画像データを再配置する再
    配置手段とを設けたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 画像データを記録媒体に記録する記録手
    段と、 上記画像データの記録が終了したとき、上記記録媒体上
    に記録された画像データを再配置する再配置手段とを設
    けたことを特徴とする画像記録装置。
  3. 【請求項3】 上記画像データを得る撮像手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の画像記録装置。
  4. 【請求項4】 画像データを記録媒体に記録、再生する
    記録再生手段と、 上記記録再生手段の動作移行時に上記記録媒体上に記録
    された画像データを再配置する再配置手段とを設けたこ
    とを特徴とする画像記録再生装置。
  5. 【請求項5】 上記画像データを得る撮像手段を設けた
    ことを特徴とする請求項4記載の画像記録再生装置。
  6. 【請求項6】 画像データを記録媒体から再生する再生
    手段と、 上記再生手段の再生一時停止中に上記記録媒体上に記録
    された画像データを再配置する再配置手段とを設けたこ
    とを特徴とする画像再生装置。
  7. 【請求項7】 画像データを記録媒体に記録する際、上
    記画像データの伝送レートが所定値より下回ったとき、
    上記記録媒体上に記録された画像データを再配置するこ
    とを特徴とする画像記録方法。
  8. 【請求項8】 画像データの記録媒体への記録が終了し
    たとき、上記記録媒体上に記録された画像データを再配
    置することを特徴とする画像記録方法。
  9. 【請求項9】 画像データを記録媒体に記録、再生する
    際、記録、再生動作の移行時に上記記録媒体上に記録さ
    れた画像データを再配置することを特徴とする画像記録
    再生方法。
  10. 【請求項10】 画像データを記録媒体から再生する
    際、再生動作の一時停止中に上記記録媒体上に記録され
    た画像データを再配置することを特徴とする画像再生方
    法。
  11. 【請求項11】 画像データを記録媒体に記録する処理
    と、 上記画像データの伝送レートを計測する処理と、 上記計測された伝送レートが所定値より下回ったとき、
    上記記録媒体上に記録された画像データを再配置する処
    理とを実行するためのプログラムを記憶したコンピュー
    タ読み取り可能な記憶媒体。
  12. 【請求項12】 画像データを記録媒体に記録する処理
    と、 上記画像データの記録が終了したとき、上記記録媒体上
    に記録された画像データを再配置する処理とを実行する
    ためのプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能
    な記憶媒体。
  13. 【請求項13】 画像データを記録媒体に記録、再生す
    る処理と、 上記記録、再生動作の移行時に上記記録媒体上に記録さ
    れた画像データを再配置する処理とを実行するためのプ
    ログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体。
  14. 【請求項14】 画像データを記録媒体から再生する処
    理と、 上記再生処理の一時停止中に上記記録媒体上に記録され
    た画像データを再配置する処理とを実行するためのプロ
    グラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒
    体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007200443A (ja) * 2006-01-25 2007-08-09 Sharp Corp 記録再生装置
JP2008064051A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Toyota Motor Corp 撥油被膜を備えた内燃機関用燃料噴射弁
US8750679B2 (en) 2007-09-10 2014-06-10 Sony Corporation Information processing apparatus, recording method, and computer program

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