JP2002084496A - 記録媒体の空き容量を時間の単位に換算する記録可能時間計算装置 - Google Patents

記録媒体の空き容量を時間の単位に換算する記録可能時間計算装置

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JP2002084496A
JP2002084496A JP2001193658A JP2001193658A JP2002084496A JP 2002084496 A JP2002084496 A JP 2002084496A JP 2001193658 A JP2001193658 A JP 2001193658A JP 2001193658 A JP2001193658 A JP 2001193658A JP 2002084496 A JP2002084496 A JP 2002084496A
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JP2001193658A
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English (en)
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Hidekazu Hatae
英一 波多江
Shin Asada
伸 浅田
Hideki Fukuda
秀樹 福田
Kazuhiko Nakamura
和彦 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶媒体の未使用領域に記録できるビデオス
トリームの大きさを時間の単位に換算する記録可能時間
算出装置であって、確実に記録可能な時間長を算出する
装置を提供する。 【解決手段】 記録可能時間算出装置1は、計算用パラ
メータとして、圧縮処理時に発生が予測される「揺ら
ぎ」(予め定められた標準のビットレートから予想され
る圧縮処理結果のデータ量と実際の圧縮処理結果データ
量との差)と、記録媒体上の記録不能エリアのサイズと
を反映した値である予測誤差値32を保持している。長
時間算出部12は、記録媒体の空き領域サイズから予測
誤差値32の値を差し引いた結果の値を標準ビットレー
トで除算することで、記録可能時間長を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、記録媒体の使用状
態に基づき、当該記録媒体に更に記録することのできる
ビデオストリームの時間長を算出する記録可能時間計算
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオストリームの記録に用いら
れる記録媒体として主流であるテープメディアに代わる
存在として、光ディスクやハードディスクなどのランダ
ムアクセスが可能な記録媒体が台頭しつつあり、こうし
た記録媒体にビデオストリームのデータを圧縮符号化し
て記録する機器も市場に登場している。
【0003】もともと、光ディスクなどの媒体は、ソフ
トウェアや文字データなどの格納に用いられてきたた
め、空き容量(未使用領域の容量)の表示にはビットや
バイトなどの単位が用いられてきた。だが、ビデオスト
リームなど、時間的概念をもつデータを光ディスクに記
録する記録装置では、空き容量を時間の単位に換算して
表示する必要がある。
【0004】図16は、空き容量を時間に換算して表示
する、従来型の記録装置1600である。記録装置16
00は、光ディスクなどの記録媒体にビデオストリーム
を圧縮符号化して記録する装置であり、空き容量の表示
に関する構成として、記録媒体からバイト単位で表され
た空き容量の情報を読み出す読み出し部1610、バイ
ト単位の空き容量を時間に換算する記録可能時間計算部
1620、時間単位に換算された空き容量(以下、「記
録可能時間長」と言う)を表示する表示部1630を有
する。具体的には、記録可能時間計算部1620は、空
き容量(記録媒体の総容量、すなわち、記録媒体でビデ
オストリームの記録に当てられている領域のサイズ、か
ら記録済みのデータサイズの合計を差し引いた値)を、
圧縮処理時のビットレートで除算することで記録可能時
間長を算出する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
算出方法で得られる記録可能時間長の値は必ずしも信頼
できるものではなく、例えば、記録可能時間長が「30
分」と表示されたにもかかわらず、実際には29分しか
録画できない、といった事態が起こりうる。その原因
は、第1に、圧縮符号化処理におけるビットレートが目
安であり、ビデオストリームの時間長及びビットレート
から予測されるデータ量と実際の圧縮後のデータ量との
間に誤差(「揺らぎ」という)が生じるためである。そ
して、第2に、算出の元になる空き容量に、記録エリア
の細分化で生じる記録媒体の書込み不能領域が考慮され
ていないためである。
【0006】また、算出された記録可能時間をユーザに
提示する方式としては、単に時間長をディスプレイに表
示するのみであり、媒体の総容量に対する使用済み領域
の容量の割合がユーザに分からない。さらに、媒体に既
に記録されている個々のストリームについて、占有して
いる領域の容量や時間長が表示されないため、記録可能
時間を確認したユーザが、記録されているストリームの
いずれかを消去して空き領域を広げよう(記録可能時間
長を長くしよう)と考えた場合に、消去すべきストリー
ムの選択に苦労するという不都合もある。
【0007】本発明は、上記の課題に鑑み、光ディスク
などの記録媒体の空き容量を記録可能時間長に換算する
記録可能時間算出装置であって、信頼性の高い記録可能
時間を算出する装置を提供することを第1の目的とす
る。さらに、本発明は、算出した記録可能時間長をユー
ザに対し、分かりやすい形で表示する記録可能時間長算
出装置を提供することを第2の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
る記録可能時間長算出装置は、記憶媒体の未使用領域の
大きさを当該未使用領域に記録可能なビデオストリーム
の時間長の形で表す記録可能時間長、を算出する記録可
能時間算出装置であって、前記記憶媒体から、前記記憶
媒体の総容量と前記記憶媒体上に記録されている1以上
のビデオストリームのデータ量とを読み出す管理データ
読み出し手段と、計算用パラメータとして、前記記憶媒
体へ新たなビデオストリームを記録する際、当該ビデオ
ストリームの圧縮処理において発生する圧縮後データ量
誤差、及び前記記憶媒体に存在する記録不能領域のサイ
ズ、のうち少なくとも一方に関する見積もり値である予
測誤差値と、前記記憶媒体へ記録されるビデオストリー
ムの圧縮処理において採用されるビットレートである標
準ビットレートとを保持している計算パラメータ保持手
段と、前記管理データ読み出し手段が読み出した前記記
憶媒体の総容量から、前記管理データ読み出し手段が読
み出したビデオストリームのデータ量と前記予測誤差値
とを差し引いた結果である空き容量を、前記計算パラメ
ータ保持手段が保持している前記標準ビットレートで除
算することで、記録可能時間長を算出する時間算出手段
を有する、という構成である。
【0009】この構成の装置は、予測誤差値まで考慮に
入れて、記録媒体の空き容量を記録可能時間長に換算す
る。よって、ユーザには、算出時点で確実に光ディスク
に記録できるビデオストリームの時間長を提示できる。
また、第2の目標の達成のために、本発明の記録可能時
間長算出装置は、前記時間算出手段が算出した記録可能
時間長の値を表示すると共に、前記記憶媒体の総容量に
対する前記空き容量の割合をグラフィカルな形式で表示
する表示手段、を更に有すること、とする。
【0010】この構成によれば、記録可能時間の割合
を、ユーザに視覚的に認識させることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の記録可能時間算出
装置に関する複数の実施の形態について、図面を参照し
ながら説明する。なお、いずれの実施の形態において
も、記録媒体としては、読み書き可能な光ディスクを用
いるものとする。 (第1の実施の形態)第1の実施の形態における記録可
能時間算出装置は、光ディスクの記録可能時間を算出す
る際に、圧縮処理時の揺らぎや光ディスク上の記録不能
領域を考慮し、確実に記録可能なビデオストリームの時
間長を算出するものである。以下、構成、動作の順で説
明していく。 (構成)図1は、本実施の形態における記録可能時間算
出装置1の構成を、関連する外部構成と共に示す図であ
る。記録可能時間算出装置1は、光ディスクに記録され
たデータの読み出し・再生、光ディスクへのデータ書込
み機能を備えたパーソナルコンピュータの一部である。
なお、同図に示す外部構成として、算出結果の記録可能
時間の情報や、光ディスクに記録されたデータから再生
したビデオストリームを表示するためのディスプレイ
5、読み出し/書込みの対象である光ディスク6、を図
示している。
【0012】記録可能時間算出装置1は、データ読み書
き部11、時間算出部12、表示制御部13、再生処理
部14、圧縮処理部15、ユーザ指示受付部16、記憶
装置17を有する。時間算出部12は更にCPU121
とメモリ122とを有する。このうち、記録可能時間の
算出処理において主要な役割を果たすのは、時間算出部
12、表示制御部13である。時間算出部12は、光デ
ィスク6が光ディスク用ドライバ装置であるデータ読み
書き部11に挿入され、ユーザが記録可能時間の表示を
ユーザ指示受付部16から指示したタイミングで、光デ
ィスク6に記録されている管理データを取得して、これ
と記憶装置17に保持されている計算用パラメータとを
用いて記録可能時間を算出する。そして、算出結果は表
示制御部13に送られ、表示制御部13は、これをグラ
フィカルな形式でディスプレイ5に表示させる。
【0013】以下、各構成部について、順次、記録可能
時間の算出に関連して実行する処理の内容を説明してい
く。データ読み書き部11は、光ディスク用ドライバ装
置であり、光ディスク6への圧縮ストリームデータ(ビ
デオストリームが圧縮された状態のデータ)の書込み、
光ディスク6からの圧縮ストリームデータの読み出しが
ある。読み出しの場合、データ読み書き部11は、光デ
ィスク6からユーザが指定した圧縮ストリームデータを
読み出し、再生処理部14に出力する。再生処理部14
は圧縮ストリームデータを復号してビデオストリーム
(テレビ番組やホームビデオでの録画画像など、画像及
び音声のデータ)を再生し、表示制御部13経由でディ
スプレイ5に表示させる。一方、書込みの場合、データ
読み書き部11は、圧縮処理部15から送られてくる圧
縮ストリームデータを光ディスク6に書き込む。圧縮処
理部15から送られてくる圧縮ストリームデータは、図
外のチューナや入力端子から入力されてくるビデオスト
リームを圧縮処理部15が所定のビットレートで圧縮符
号化処理した結果である。
【0014】また、データ読み書き部11は、記録可能
時間算出処理において使用される管理データの光ディス
ク6への書込み/読み出しを行う。データ読み書き部1
1は、初期状態の光ディスクに最初の圧縮ストリームデ
ータを書き込む際に管理データ用ファイルを生成して当
該圧縮ストリームデータ用の1件目の管理データを書き
込む。そして、その後は、1つの圧縮ストリームデータ
を新たに書き込むたびに1件の管理データを併せて書き
込む。また、光ディスクから既存の圧縮ストリームデー
タを削除する場合は、圧縮ストリームデータと共に当該
圧縮ストリームデータに対応する管理データを管理デー
タ用ファイルから消去する。そして、ユーザによる記録
可能時間の表示指示をユーザ指示受付部16経由で受け
付けた時間算出部12から管理データ読み出し命令を受
け取った場合、光ディスクから管理データ用ファイルの
内容を読み出して、これを時間算出部12のメモリ12
2内の所定エリアに書き込み、時間算出部12に書込み
完了を通知する。
【0015】ここで、データ読み書き部11が光ディス
クに書き込むデータのうち、記録可能時間の算出に関連
するものについて説明する。図2は、光ディスク6に記
録されているデータのうち圧縮ストリームデータ及び管
理データを示す模式図である。ここでは、3本の圧縮ス
トリームデータa、b、c(以下、個別に参照する場合
を除いて「圧縮ストリームデータ21」として参照)
と、これに対応する3件の管理データ222a、222
b、222c(以下、一括して「管理データ222」と
して参照)が記録されている。
【0016】圧縮ストリームデータ21は、テレビ番組
やホームビデオで撮影した映像など、画像及び音声から
なるビデオデータを圧縮処理したデータである。圧縮処
理はMPEG(Moving Picture Encoding Group)の規
格に従って圧縮処理部15が行うものとする。管理デー
タ222は、管理データ用ファイル22に含まれてお
り、管理データ用ファイル22は、他に、管理データ用
ファイルであることを示す識別情報220(ここでは、
文字列“KANRI”)と光ディスク6の総容量(圧縮
ストリームデータ記録用に確保されている領域のサイ
ズ。単位:ギガバイト(GB))を示すディスクサイズ
情報221とを含んでいる。識別情報については、デー
タ読み書き部11が管理データ用ファイル生成時点に設
定する。ディスクサイズ情報については、同様に、デー
タ読み書き部11が管理データ用ファイル生成時点に、
光ディスクの管理情報エリアに格納されている総容量デ
ータをコピーする形で設定する。
【0017】そして、管理データ222は、対応する圧
縮ストリームデータを示すストリームID2221と、
当該圧縮ストリームデータのサイズ(単位:GB)を示
すデータサイズ2222との2項目から成る。圧縮スト
リームのデータサイズの情報は、圧縮処理部15から取
得する。管理データ用ファイル22は、光ディスク6上
に一般ファイルとして保持されており、データ読み書き
部11は、管理データ用ファイル22にアクセスする場
合、一般ファイル用領域を「識別情報:“KANR
I”」を条件に検索して管理データ用ファイル22を探
す。
【0018】時間算出部12は、メモリ122に格納さ
れている記録可能時間算出処理用のプログラムをCPU
121が実行することで、時間算出部12としての機能
を実現する。また、メモリ122には、記録可能時間算
出処理の過程で読み込まれたデータや演算の中間結果な
どが一時保存される。時間算出部12は、管理データ用
ファイルの内容と計算用パラメータとを用いて記録可能
時間を算出する。管理データ用ファイルについては既に
述べたので、計算用パラメータについて説明する。
【0019】図3は、記憶装置17に保持されている計
算用パラメータ30の内容を示す図である。計算用パラ
メータには、時間換算パラメータ31と予測誤差値32
との2種類がある。これらの情報は、製品出荷段階で記
憶装置17に予め格納された情報である。時間換算パラ
メータ31は、所定の時間長のビデオストリームの圧縮
結果が平均してどれだけのサイズになるかを示す値であ
る。単位は「ギガバイト/分」であり、画面表示する際
の時間長(再生時間長)が1分となる量のビデオストリ
ームが、圧縮後に何GBとなるか、を示す目安である。
よって、“0.05GB/分”とは、再生時間長1分の
ビデオストリームがおおよそ0.05GBに圧縮される
ことを示す(すなわち、全体で30分のビデオストリー
ムは、約1.5GBの圧縮ストリームデータとして光デ
ィスクに格納される、と推定できる)。この値は、デー
タ圧縮処理を行う圧縮処理部15における圧縮レート
(以下「ビットレート」という)に等しい。ただし、ビ
ットレートが目安に過ぎず、圧縮処理部15が、「1分
のビデオストリーム→0.05GB」を目標に圧縮を行
っても結果に誤差(「揺らぎ」)が生じることは既に述
べた通りである。
【0020】予測誤差値32とは、ディスクの空き容量
及び圧縮処理のビットレートから予測される記録可能な
ビデオストリームの時間長と実際に記録できるビデオス
トリームの時間長との差を補正するための値である。こ
うした差が生じる原因には、圧縮処理時に生じる「揺ら
ぎ」と、ディスクに存在する書込み不能領域(記録され
たデータの細分化などが原因で生じる断片)とがある。
【0021】「揺らぎ」とは、圧縮処理対象のビデオス
トリームの時間長と圧縮装置の採用しているビットレー
トとから予想される圧縮ストリームデータのデータ量
と、実際の圧縮結果のデータ量との差である。圧縮装置
(ここでは圧縮処理部15)は、ビットレートに従って
圧縮符号化を行うものの、対象のビデオストリームの性
質(画像の動きの激しさなど)に左右されて、ビットレ
ート通りに圧縮することができない場合もある。
【0022】予測誤差値32の値(0.1GB)は、圧縮
処理部15の内部処理仕様や、その開発過程で蓄積され
たテスト結果、光ディスクに対して行った書込みテスト
の過程で得られた記録不能領域のデータの発生頻度・サ
イズなどに関する情報を元に設定される。以下、図2及
び図3に示した管理データ用ファイル及び計算用パラメ
ータの例を用いて、時間算出部12による記録可能時間
算出処理を具体的に説明する。時間算出部12は、デー
タ読み書き部11から管理データ用ファイルの内容のメ
モリ122への書込み終了通知を受け取ると、記憶装置
17から計算用パラメータ30を読み出し、算出処理を
開始する。
【0023】そして、先ず、管理データ用ファイル22
の内容を元に、光ディスク6の空き容量を求める。具体
的には、ディスクサイズ情報221が示す光ディスク6
の総容量から、すでに記録されている圧縮ストリームデ
ータの容量(管理データ222が示す個々の圧縮ストリ
ームデータのサイズの合計)を差し引く。よって、 5.0−(1.03+0.80+1.52)=1.65GB という結果が得られる。
【0024】次いで、時間算出部12は、空き容量から
さらに、計算用パラメータの予測誤差値32の値(0.
1GB)を、上で求めた空き容量から差し引く。それに
よって、圧縮処理時の誤差や記録不能領域まで反映した
領域のサイズ(以下、「保証領域サイズ」)を求める。 1.65−0.1=1.55GB そして、時間算出部12は、保証領域サイズを時間換算
パラメータ31の値(0.05GB/分)で割り、記録
可能時間長を算出する。
【0025】 1.55(GB)÷0.05(GB/分)=31(分) 記録可能時間長の算出を終えた時間算出部12は、求め
た記録可能時間長の値、管理データ用ファイル22から
得た光ディスク6の総容量(ディスクサイズ情報221
の値)、記録可能時間算出の過程で求めたディスク6の
空き容量、を内蔵のメモリ122内の所定のエリアに保
存したうえで、表示制御部13に記録可能時間長を表示
装置5に表示するよう指示を出す。
【0026】表示制御部13は、時間算出部12が求め
た記録可能時間長のデータをグラフィカルな形式で示す
ための記録可能時間表示画面のデータを生成し、これを
元にディスプレイ5に記録可能時間表示画面を表示させ
る。図4は、表示制御部13がディスプレイ5に表示さ
せる、記録可能時間表示画面400を示す。
【0027】記録可能時間表示画面400には、光ディ
スクの総容量を100として、圧縮ストリームデータ記
録済み領域と、空き領域との比率を帯グラフの形で示す
録画時間グラフ410が表示される。そして、同グラフ
における空き領域の部分に、記録可能時間長401が表
示される。なお、同図において録画時間グラフ410の
縦幅を表す“H”、横幅を表す“W0”、表示位置を表
す“X0”、“Y0”、そして、グラフ410において
記録可能時間長部分の位置を表す“W1”は、以下の説
明の便宜上図示したもので、実際の画面には表示されな
い。
【0028】表示制御部13は、記録可能時間表示画面
400のフォーマット情報、ディスプレイ5の表示画面
の縦横サイズ(X,Y)、時間算出部12内のメモリ1
22から読み出した情報(記録可能時間長の値、光ディ
スク6の総容量、光ディスク6の空き容量)を用いて、
記録可能時間表示画面400用のデータを生成する。こ
のうち、フォーマット情報は、ディスプレイ5の表示画
面の縦横サイズを100として表された、グラフ縦幅相
対値h、グラフ横幅相対値w、グラフの表示位置相対値
(x,y)であり、予め表示制御部13が保持してい
る。また、ディスプレイ5の表示画面の縦横サイズ
(X,Y)の情報は、ディスプレイ5が記録可能時間算
出装置1を含むパーソナルコンピュータに接続された時
点で表示制御部13がディスプレイ5から取得、保存す
る。
【0029】表示制御部13が記録可能時間表示画面4
00用のデータを生成する具体的な手順を以下に記す。
先ず、グラフ410の表示位置(X0,Y0)、グラフ
縦幅H、グラフ横幅W0はそれぞれ、 X0=X×(x÷100) Y0=Y×(y÷100) H=Y×(h÷100) W0=X×(w÷100) という計算で得られる。
【0030】そして、光ディスクのストリーム記録済み
領域の大きさを示す“W1”は、ディスク空き容量をS
0、光ディスク6の総容量をSとして、 W1=W0×((S−S0)÷S) という計算で得られる。そして、表示制御部13は、こ
の“W1”の値を元にグラフ410にける記録可能時間
長401の表示位置を決め、これまでに求めた他の値及
びグラフ描画用のデータをディスプレイ5に送って記録
可能時間表示画面400を表示させる。 (動作)次に、本実施の形態における記録時間長算出装
置の動作について図面を参照しながら、説明する。
【0031】図5は、記録時間長算出装置1による記録
可能時間算出処理の流れを示すフローチャートである。
先ず、光ディスク6がドライバ装置(データ読み書き部
11)にセットされ、ユーザ指示受付部16がユーザか
ら記録可能時間表示の指示を受付けて時間算出部12に
記録可能時間算出の指示を出す(S501:Yes)。時
間算出部12は、データ読み書き部11に対し、管理デ
ータ用ファイルのデータ読み出しを指示する。データ読
み書き部11は、読み出したデータ(ディスクサイズ情
報221及び管理データ222の内容)をメモリ122
に格納する(S502)。
【0032】時間算出部12は、ディスクサイズ情報2
21の値を空き容量の初期値に設定する(S503)。
そして、この初期値から圧縮ストリームデータのサイズ
(管理データ222から取得)を差し引く処理(S50
6)を、全圧縮ストリームデータについて繰り返し実行
する(S504、S505、S507)。その上で、さ
らに計算用パラメータの予測誤差値32を差し引いて、
保証領域サイズを求める(S508)。
【0033】次に、時間算出部12は、求めた保証領域
サイズを、時間換算パラメータの値で除算することによ
って、記録可能時間長を求める(S509)。そして、
表示制御部13に記録可能時間表示画面の表示を表示制
御部13に指示する。この指示を受けた表示制御部13
は、メモリ122から記録可能時間の値などのデータを
読み出す。そして、先ず、記録可能時間表示画面400
におけるグラフ410の表示位置を算出する(S51
0)。
【0034】そして、表示制御部13は更に、光ディス
ク6の総容量、空き容量の値を用いて“W1”(図4参
照)を求め、これを元にグラフ410における記録可能
時間401の表示位置(光ディスクにおける使用済みの
領域の割合)を求める(S511)。そして、これらの
算出結果と画面フォーマット情報とをまとめて記録可能
時間表示画面400用データを生成し、これを用いてデ
ィスプレイ5に記録可能時間表示画面400を表示させ
る(S512)。 (まとめ)以上の説明の通り、本実施の形態における記
録可能時間算出装置1は、光ディスクの空き容量から記
録可能時間長を算出する際、圧縮処理時の揺らぎや光デ
ィスク上の記録不能エリアを反映した予測誤差値を、空
き容量から差し引いた上で、空き容量を記録可能時間長
に換算する。よって、ユーザには、算出時点で確実に光
ディスクに記録できるビデオストリームの時間長を提示
できる。また、記録可能時間長表示画面400を表示す
ることで、ユーザは記録可能時間長と共に、現在のディ
スク使用状態を認識することができる。
【0035】(実施の形態2)次に、本発明の記録可能
時間算出装置に関する第2の実施の形態について説明す
る。本実施の形態における記録可能時間算出装置は、管
理データとして各圧縮ストリームデータの「再生時間
長」を光ディスクに記録しておき、この再生時間長のデ
ータを用いて記録可能時間を算出する。
【0036】図6は、本実施の形態における記録可能時
間算出装置2の構成を示す図である。実施の形態1と同
じ処理を行う構成部については、同じ参照番号を付し、
説明は省略する。本実施の形態に固有なのは、光ディス
ク6に記録される管理データの内容、時間算出部22及
び表示制御部23の処理内容である。先ず、本実施の形
態において光ディスク6に記録される管理データについ
て説明する。
【0037】図7は、光ディスク6に記録されている圧
縮ストリームデータ及び管理データを示す模式図であ
る。ここでは、3本の圧縮ストリームデータa、b、c
と、これに対応する3件の管理データ71a、71b、
71c(以下、一括して「管理データ71」)を含む管
理データ用ファイル70が記録されている。管理データ
用ファイル70は、管理データ71の他に、識別情報2
20とディスクサイズ情報221とを含んでいる(実施
の形態1と同じ)。
【0038】管理データ71は、対応する圧縮ストリー
ムデータを示すストリームID711と、再生時間長7
12(単位:分)との2項目から成る。再生時間長71
2の内容は、ストリームID711が示す圧縮ストリー
ムデータについて、これが復号されビデオストリームと
してディスプレイに表示される際の表示時間の長さであ
る。再生時間長は、圧縮ストリームデータのサイズを時
間換算パラメータ(ビットレート)で除算して得られる
時間長とはかならずしも一致しない。管理データ71
は、3つの圧縮ストリームデータの再生時間長が、それ
ぞれ「20分」、「16分」、「30分」であることを
示している。
【0039】管理データ71は、実施の形態1における
管理データ222と同様、データ読み書き部11が、圧
縮ストリームデータを光ディスク6に書き込む際に、生
成、格納する。再生時間長の情報は、圧縮処理部15か
ら取得することとしてもよいし、圧縮ストリームデータ
を光ディスク6に書き込む際に管理情報として作成され
るタイムスタンプの情報を元にデータ読み書き部11が
算出することとしてもよい。タイムスタンプは各ストリ
ームデータについて、圧縮・書込みの開始時間、終了時
間を示すので、終了時間から開始時間を差し引くことで
再生時間長が得られる。
【0040】時間算出部22は、管理データと計算用パ
ラメータとを用いて記録可能時間を算出する。計算用パ
ラメータの内容については、実施の形態1と同じである
(図3参照)。以下、時間算出部22が、管理データ7
1及び計算用パラメータを用いて行う記録可能時間算出
処理を具体的に説明する。時間算出部22は、データ読
み書き部11から管理データ用ファイルの内容のメモリ
122への書込み終了通知を受け取ると、記憶装置17
から計算用パラメータ30を読み出し、算出処理を開始
する。
【0041】そして、先ず、データ読み書き部11がメ
モリ122に格納した管理データ用ファイル70の内容
と計算用パラメータ30の内容とを元に、光ディスク6
の「ディスク全体時間」を求める。ディスク全体時間と
は、揺らぎや書込み不能領域の発生を考慮した上で、デ
ィスクに総計何分のビデオストリームが記録できるかを
推定した値である。具体的には、ディスクサイズ情報2
21が示す光ディスク6の総容量から、計算用パラメー
タの予測誤差値32の値を差し引いた上で、計算用パラ
メータの時間換算パラメータ31の値で割る。
【0042】(5.0(GB)−0.1(GB))÷0.
05(GB/分)=98分 という結果が得られる。次いで、時間算出部22は、求
めたディスク全体時間からさらに、記録済みの圧縮スト
リームデータの再生時間長を差し引く。これによって、
記録誤差や記録不能領域まで考慮した上で、確実にディ
スク6に記録できる圧縮ストリームデータの再生時間長
(記録可能時間長)を求める。
【0043】98−(20+16+30)=32(分) 記録可能時間の算出を終えた時間算出部22は、求めた
記録可能時間長の値と管理データ用ファイル70の内容
とをメモリ122内の所定エリアに保存したうえで、表
示制御部23に記録可能時間長をディスプレイ5に表示
するよう指示を出す。
【0044】次に、表示制御部23の処理について説明
する。表示制御部23は、記録可能時間長のデータをグ
ラフィカルな形式で示すと共に、記録されている圧縮ス
トリームデータのうち特定のものについて、ユーザの指
定を受け付け、その再生時間長を提示する画面をディス
プレイに表示させる。こうした処理を行うのは、記録可
能時間を確認したユーザが、ディスクの空き容量を増や
す(記録可能時間を延ばす)ために記録されている圧縮
ストリームデータの消去を望む場合があるからである。
つまり、ユーザが消去すべきストリームを選択するのに
必要な情報を提示するのである。
【0045】よって、表示制御部23は2種類の画面を
ディスプレイ5に表示させることになる。図8は、表示
制御部23がディスプレイ5に表示させる、記録可能時
間表示画面800を示す。記録可能時間表示画面800
は、実施の形態1における記録可能時間表示画面400
とほぼ同じである。異なるのは、特定ストリームの指定
を受けるためのストリーム指定エリア810が設けられ
ている点である。ストリーム指定エリア810は、スト
リーム数を示すストリーム数表示部811と、特定スト
リームの指定を受付けるための指定受付部812とから
成る。表示制御部23は、管理データの件数をもとにス
トリーム数表示部811に表示すべきストリーム数を得
る。また、指定受付部812には、管理データ71のス
トリームID712の内容を元にしたストリーム識別情
報が表示される。ユーザは、指定受付部812に表示さ
れたストリームIDを元に所望の圧縮ストリームデータ
を選択する。ユーザの選択の内容はユーザ指示受付部1
6が受け付けて表示制御部23に通知する。
【0046】また、表示制御部23は、グラフ410に
おいて記録可能時間長401の表示部分の位置(光ディ
スクの総容量に対する、圧縮ストリームデータ記録済み
領域の割合)を示す“W1’”の値を、実施の形態1に
おける表示制御部13とは異なる算出方法で求める。実
施の形態1における表示制御部13が光ディスクの総容
量及び空き容量から“W1”を求めたのに対し、表示制
御部23は、ディスク全体時間と記録可能時間とから
“W1’”を求める。すなわち、グラフ410の横幅を
W0、記録可能時間長をT0、ディスク全体時間をTと
して、 W1’=W0×((T−T0)÷T) という計算で求める。
【0047】また、表示制御部23は、ストリーム指定
エリア810からユーザが選択した圧縮ストリームデー
タについて、再生時間長を表示するストリーム表示画面
のデータを生成し、ディスプレイ5に表示させる。図9
は、表示制御部23がディスプレイ5に表示させる、ス
トリーム表示画面900を示す。
【0048】ストリーム表示画面900は、記録可能時
間表示画面800に類似の構成であるが、グラフ910
に、ユーザが指定した圧縮ストリームデータの再生時間
長を示す指定ストリーム部分911が追加されている
(ストリームbが選択された場合)。指定ストリーム部
分911の幅W2は、光ディスク全体時間に対する指定
ストリームの再生時間長の割合を、指定ストリーム部分
911のグラフ910における位置を示す幅W3は、デ
ィスクの先頭から指定ストリームの位置までのオフセッ
トを示している。
【0049】上記のW2、W3は、選択されたn番目の
ストリームnの再生時間長をTn、1番目、2番目、…
のストリームの再生時間長をそれぞれT1、T2、…、
ディスク全体時間をT、グラフ910の幅をW0とし
て、 W2=W0×(Tn÷T) W3=W0×((T1+T2+…Tn−1)÷T) という計算で得られる。
【0050】また、ストリーム表示画面900には、再
生指示受付部920が設けられている。これは、ユーザ
から、選択した圧縮ストリームデータの再生指示を受け
付けるためのもので、ユーザが当該圧縮ストリームデー
タを消去するか否か判断する際に、その内容を確認でき
るようにするためのものである。ユーザが再生指示受付
部920からストリーム再生を指示した場合、表示制御
部23は、選択されたストリーム(ここではストリーム
b)のIDの情報と共に、ストリーム再生指示を再生処
理部14に送る。再生処理部14はデータ読み書き部1
1にストリームのIDを送り、当該IDに対応する圧縮
ストリームデータを光ディスク6から読み出させ、復号
処理して表示制御部23に送る。表示制御部23は、復
号処理結果のビデオストリームをディスプレイ5に表示
させる。 (動作)次に、本実施の形態における記録時間長算出装
置2の動作について図面を参照しながら、説明する。実
施の形態1における記録時間長算出装置1と共通のステ
ップについては、同じ参照番号を付加して説明は省略す
る。
【0051】図10は、記録時間長算出装置2による記
録可能時間算出処理の流れを示すフローチャートであ
る。先ず、時間算出部22が記録可能時間算出を開始
し、データ読み書き部11が管理データ用ファイル70
の内容を読み出すまでの処理は、実施の形態1と同じで
ある(S501、S502)。
【0052】時間算出部22は、光ディスク6の総容量
と計算用パラメータ30とから、“(ディスク総容量−
予測誤差値)÷時間換算パラメータ値”という計算を行
ってディスク最大時間を求める(S1001)。そし
て、その値を記録可能時間の初期値に設定する(S10
02)。そして、管理データを元に、この初期値からス
トリームの再生時間長の値を差し引く処理を(S100
3)、全ストリームについて繰り返し実行する(S50
4、S505、S507)ことで、記録可能時間長を求
める。そして、表示制御部23に記録可能時間表示画面
800の表示を指示する。
【0053】表示制御部23は、先ず、記録可能時間表
示画面800におけるグラフ表示位置を算出する(S5
10)。そして、表示制御部23は更に、記録可能時間
長及びディスク最大時間のデータを用いて、光ディスク
6における圧縮ストリームデータ記録済み領域の割合、
すなわち、グラフにおける記録可能時間の表示位置(W
1)を求めると(S1004)、これらの算出結果と画
面フォーマット情報とをまとめて記録可能時間表示画面
800用データを生成し、これを用いてディスプレイ5
に記録可能時間表示画面800を表示させる(S100
5)。
【0054】なお、上述の通り、記録可能時間表示装置
2は、記録可能時間表示画面800からストリーム表示
画面900の表示切り替え、ストリーム表示画面900
からのストリーム再生の処理も行うが、これらはオプシ
ョン処理なので、本図では省略する。以上の説明の通
り、本実施の形態における記録可能時間算出装置2は、
光ディスクの最大時間を算出する際、圧縮処理時の揺ら
ぎや光ディスクの記録不能エリアを反映した予測誤差値
を光ディスクの容量から差し引いた値を最大時間に換算
する。そして、この最大時間から光ディスク上の圧縮ス
トリームデータの再生時間長を差し引いて記録可能時間
長を算出する。よって、ユーザには、確実に光ディスク
に記録できるビデオストリームの時間長(記録可能時間
長)を提示できる。
【0055】また、記録可能時間表示画面800に加え
てストリーム表示画面900を表示することで、記録可
能時間長と現在のディスク使用割合、さらに特定のスト
リームのディスク占有量を一見して知ることができる。
また、上記特定のストリームについては、その内容を再
生してユーザに提示することができる。 (変形例1)なお、本実施の形態においては、ストリー
ムの再生時間長をディスクの最大時間から単純に減算す
る方法で記録可能時間長を算出しているが、再生時間長
が同じでも、圧縮ストリームデータに適用された記録モ
ード(ビットレート)によって圧縮ストリームデータの
データ量は変化する。そこで、管理データの中に、記録
モードやビットレートの情報を追加することも考えられ
る。
【0056】図11は、本変形例における管理データ用
ファイル1100を示す。これは、図7に示した管理デ
ータ用ファイル70とほぼ同じ構成であるが、管理デー
タの項目として「記録モード情報1111」が追加され
ている。記録モード情報1111は、対応するストリー
ムの圧縮処理時に採用された記録モードを、標準モード
時の標準ビットレート(計算用パラメータ30の時間換
算パラメータ31と同じ値)を「1」とした比率で表
す。
【0057】図11では、標準モードで記録されたスト
リームa2、c2と2倍モードで記録されたストリーム
b2とがある。ディスク最大時間は標準モードを想定し
て算出する。そして、時間算出部22による記録可能時
間算出においては、各圧縮ストリームデータの再生時間
長に、記録モード情報1111の値を乗じた上で最大時
間から差し引く。
【0058】例えば、最大時間が98分とすれば、図1
1に示した管理データの内容から求められる記録可能時
間長は、 98−(20×1+16×0.5+30×1)=40
(分) となる。また、ビットレートに複数種類の値がある場
合、計算パラメータの時間換算パラメータの値を標準ビ
ットレートとし、ディスク最大時間は標準ビットレート
を元に算出する。そして、記録可能時間算出時には、標
準値以外のビットレートで記録されたストリームの再生
時間長を、標準ビットレートとの比率に応じて調整した
上で最大時間長から差し引く。
【0059】ビットレート(記録モード)を記録するの
はデータ読み書き部11である。データ読み書き部11
は、圧縮処理部15から圧縮処理時の記録モード又はビ
ットレートの値を取得する。ただし、データ読み書き部
11が、管理データを光ディスクに記録する際、標準以
外の記録モードやビットレートで圧縮処理されたストリ
ームの再生時間長について、上記の処理を行って標準の
記録モード又はビットレートに対応した値に換算したう
えで管理データとして記録することにすれば、管理デー
タに記録モードやビットレートの情報を追加する必要は
ない。 (変形例2)また、変形例1においては、記録モード又
はビットレートの情報を管理データとして記録すること
としているが、管理データ以外の形、例えば、DVDビ
デオレコーディング規格(VR規格)に準拠した形で、
光ディスク内の管理情報の一部として保持することもで
きる。
【0060】図12は、VR規格に準拠した光ディスク
の管理情報の一部としてビットレート情報を格納する場
合の、ビットレート情報の格納場所とデータ構造の一例
とを示す図である。同図(a)は光ディスクにおける基
本的なデータ構造を示す図である。このうち、Volu
me領域にストリームデータとこれに対応する管理情報
とが格納される。ストリームデータはファイルvr_m
ovie.vroに、管理情報はファイルvr_man
gr.ifoに格納される。
【0061】同図(b)は、ファイルvr_mang
r.ifoの構造を示す図である。ファイルvr_ma
ngr.ifoに格納される管理情報には、各ストリー
ムデータのアドレス、録画日時情報などがある。ただし
ファイルvr_mangr.ifoの領域TXTDT_
MG内には任意のデータを格納できるIT_TXTとい
う領域があり、本変形例では、ビットレート情報をこの
IT_TXT内に設定する。IT_TXT内には、スト
リームデータ毎に情報を格納することができるが、どの
情報がどのストリームデータに対応するかは、ストリー
ムデータ毎に設定される管理情報であるPGIの内のポ
インタ(IT_TXT_SPRN)によって規定され
る。
【0062】同図(c)は、本変形例においてIT_T
XTに任意に設定されるビットレート情報の構成と内容
の一例とを示す図である。ここでは、4つのストリーム
データに対応して4つのビットレート情報1200a、
1200b、1200c、1200d(以下、一括して
参照する場合はビットレート情報1200)が設定され
ている。
【0063】ビットレート情報1200は、タグ121
0(VR規格において定められた所定の値)、ビットレ
ート情報のサイズを示すサイズ情報1220、データ部
1230とから成る。IT_TXTデータに格納される
データはRV規格によって、これら3つの要素から成る
ことと定められている。データ部1230内のデータ構
成は任意に設定できる。ここでは、データ部1230は
更に、用途ID部1231(ビットレートの情報が格納
されていることを示す識別情報:“BR”)、モードI
D部1232(録画モードの識別情報)、ビットレート
部1233(録画モードに対応する具体的なビットレー
ト)などを含む。
【0064】ビットレート情報1200aは、先頭のス
トリームデータについて、録画モードが標準値モード
(ID:“S”、ビットレートは0.05GB/分)で
あることを示している。そして、ビットレート情報12
00b、cは、それぞれ2番目、3番目のストリームデ
ータについて、録画モードが、長時間モード(ID:
“L”、ビットレートは0.025GB/分)、高画質
モード(ID:“X”、ビットレートは0.10GB/
分)であることを示している。ビットレート情報120
0dは、4番目のストリームデータについて、録画モー
ドが任意設定モード(ID:“F”、ビットレートは
0.075GB/分)であることを示している。任意設
定モードは、0.025GB/分から0.10GB/分の
範囲で利用者から受け付けた任意のビットレートを有効
とするものである。
【0065】ビットレート情報1200を記録するのは
データ読み書き部11である。データ読み書き部11
は、圧縮処理部15から圧縮処理時の記録モード及びビ
ットレートの値を取得する。次いで、上記のビットレー
ト情報を用いて行われる記録可能時間算出処理について
説明する。
【0066】まず、データ読み書き部11が管理データ
用ファイル70の内容を読み出すと共に、IT_TXT
領域からビットレート情報を読み出す。ビットレート情
報の読み出しに当たっては、各ストリームデータについ
て、対応するPGIのIT_TXT_SPRNに基づい
て、ビットレート情報の位置を認識する。データ読み書
き部11は、読み出した管理データとビットレート情報
とを時間算出部22に送る。
【0067】時間算出部22は、先ず、管理データ及び
計算用パラメータから、“(ディスク総容量−予測誤差
値)÷時間換算パラメータ値(=標準ビットレート、
0.05GB/分)”という計算を行ってディスク最大
時間を求める。そして、各ストリームデータの再生時間
長を、計算用パラメータの時間換算パラメータ値(=標
準モードに対応するビットレート)とビットレート情報
に含まれるビットレートの値とを基に調整した上で最大
時間から差し引き、記録可能時間長を算出する。例え
ば、4つのストリームの再生時間長が順番に、「20
分」、「30分」、「15分」、「12分」であったす
る。ビットレート情報1200a〜1200dによれ
ば、最初のストリームは標準モードで記録されたので、
調整は不要。2番目のストリームは長時間モード(ビッ
トレートは標準の半分)で記録されているので、0.5
倍して調整。3番目のストリームは高画質モード(ビッ
トレートは標準の2倍)で記録されているので、2倍し
て調整。4番目のストリームは自由設定モード(ビット
レートは標準の1.5倍)で記録されているので、1.5
倍して調整。
【0068】よって、最大時間が実施の形態2と同じ9
8分であれば、記録可能時間長は、 98−(20+30×0.5+15×2.0+12×1.
5)=15(分) となる。なお、各ビットレート情報がどのストリームデ
ータに対応するかは、PGIのIT_TXT_SPRN
によって規定されるとしたが、ビットレート情報の一部
として、管理データに含まれるのと同じストリームID
の情報を設定して対応を規定することも考えられる。さ
らには、ストリームID、再生時間長を含む管理データ
(図7の例では管理データ71)全体をIT_TXTに
設定することも考えられる。この場合、管理データ用フ
ァイルは不要となるが、ディスクサイズ情報について
は、光ディスクの管理情報に含まれるディスクサイズ関
連の情報で代用するか、別途、IT_TXT内に格納す
る。
【0069】(実施の形態3)次に、本発明の記録可能
時間算出装置に関する第3の実施の形態について説明す
る。本実施の形態における記録可能時間算出装置は、管
理データとして各圧縮ストリームデータの「サイズ」及
び「再生時間長」を光ディスクに記録しておく。そし
て、実施の形態1、2それぞれで行ったのと同じ計算を
実行して、2通りの記録可能時間長を算出し、短い方を
ユーザに表示する。
【0070】図13は、本実施の形態における記録可能
時間算出装置3の構成を示す図である。実施の形態1又
は2と同じ処理を行う構成部については、同じ参照番号
を付し、説明は省略する。光ディスク6に保持される管
理データの内容と、時間算出部32の処理内容とが本実
施の形態に固有である。先ず、本実施の形態において光
ディスク6に保持される管理データについて説明する。
【0071】図14は、光ディスク6に記録されている
圧縮ストリームデータ及び管理データを示す模式図であ
る。ここでは、3本の圧縮ストリームデータa、b、c
と、これに対応する3件の管理データ141a、141
b、141c(以下、一括して「管理データ141」)
が記録されている。管理データ141は、管理データ用
ファイル140に含まれており、管理データ用ファイル
140は、他の項目として、識別情報210とディスク
サイズ情報211とを含んでいる。
【0072】管理データ141は、対応する圧縮ストリ
ームデータを示すストリームID1411、データサイ
ズ1412(単位:GB)及び再生時間長1413(単
位:分)との3項目から成る。データサイズ1412の
内容は、実施の形態1におけるデータサイズ2222と
同じ物であり、再生時間長1413の内容は、実施の形
態2における再生時間長712と同じ物である。管理デ
ータ141は、3つの圧縮ストリームデータのデータサ
イズ及び再生時間長が、それぞれ「1.03GB、20
分」、「0.80GB、16分」、「1.52GB、30
分」であることを示している。
【0073】管理データ141は、実施の形態1、2の
場合と同様、データ読み書き部11が生成し、ディスク
6に格納する。時間算出部32は、管理データと計算用
パラメータとを用いて記録可能時間を算出する。計算用
パラメータの内容については、実施の形態1と同じであ
る。以下、時間算出部32が、管理データ141及び計
算用パラメータを用いて行う記録可能時間算出処理を具
体的に説明する。
【0074】時間算出部32は先ず、各ストリームのデ
ータサイズを元に実施の形態1と同様の計算を行って1
種類目の記録可能時間を算出する。すなわち、光ディス
ク6の空き容量を求める()。そして、空き容量から
さらに予測誤差値32の値を差し引いて保証領域サイズ
を求める()。最後に、保証領域サイズを時間換算パ
ラメータ31の値で割り、記録可能時間長を算出する
()。
【0075】具体的な計算内容は、 5.0−(1.03+0.80+1.52)=1.65(GB) … 1.65−0.1=1.55(GB) … 1.55(GB)÷0.05(GB/分)=31(分) … となる。よって、1種類目の記録可能時間長は「31
分」である。
【0076】次いで、時間算出部32は、各ストリーム
の再生時間長を元に実施の形態2と同様の計算を行って
2種類目の記録可能時間を算出する。すなわち、光ディ
スク6のディスク全体時間を求めた上で()、ディス
ク全体時間からさらに、記録済みのデータストリームの
再生時間長を差し引く()。
【0077】具体的な計算内容は、 (5.0(GB)−0.1(GB))÷0.05(GB/分)=98(分) … 98−(20+16+30)=32(分) … となる。よって、2種類目の記録可能時間長は「32
分」である。
【0078】2種類の記録可能時間長のうち、短いのは
圧縮ストリームデータのデータサイズを元に算出された
記録可能時間長であり、時間算出部32は、この値「3
1分」をユーザに表示すべき記録可能時間長と決定す
る。記録可能時間の算出を終えた時間算出部32は、求
めた記録可能時間長の値と管理データ用ファイル140
の内容とを内蔵のメモリ122内の所定エリアに保存し
たうえで、表示制御部23に記録可能時間長をディスプ
レイに表示するよう指示を出す。 (動作)次に、本実施の形態における記録時間長算出装
置3の動作について図面を参照しながら説明する。実施
の形態1における記録時間長算出装置1又は実施の形態
2における記録時間長算出装置2と共通のステップにつ
いては、同じ参照番号を付加して説明は省略する。
【0079】図15は、記録時間長算出装置3による記
録可能時間算出処理の流れを示すフローチャートであ
る。データ読み書き部11が管理データ用ファイルの内
容を読み出し、時間算出部32が記録可能時間算出を開
始するまでの処理は、実施の形態1と同じである(S5
01、S502)。
【0080】そして、先ず、時間算出部32は、光ディ
スクの空き容量から記録可能時間を算出する(S150
1)。この処理は、実施の形態1に関するフローチャー
ト(図5)においてステップS503〜S507として
示した処理と同一である。次いで、時間算出部32は、
ディスク全体時間と各ストリームの再生時間長とから記
録可能時間を求める(S1502)。この処理は、実施
の形態2に関するフローチャート(図10)でステップ
S1001からS507として示した処理と同一であ
る。
【0081】そして、時間算出部32は、ステップS1
501、ステップS1502それぞれで求めた値のう
ち、小さい方を最終的な記録可能時間長として決定し
(S1503)、表示制御部23に記録可能時間長表示
画面800の生成、表示を指示する。これに応じて、表
示制御部23はディスプレイへの画面表示を行うが、そ
の処理は実施の形態2における表示制御部23の処理、
ステップS1004、S1005(図10参照)と同じ
である。 (まとめ)以上の説明の通り、本実施の形態における記
録可能時間算出装置3は、光ディスクの空き容量、光デ
ィスク上の圧縮ストリームデータの再生時間長、それぞ
れから2種類の記録可能時間長を算出し、短い方をユー
ザに示す。よって、光ディスクに記録できるビデオスト
リームの記録可能時間長として、より確実な値をユーザ
に提示できる。
【0082】なお、記録可能時間表示画面については、
実施の形態2と同じものを表示することとしているが、
実施の形態1のように、光ディスクの総容量と空き容量
とから記録可能時間表示画面を生成することも可能であ
る。 (備考)なお、以上3つの実施の形態及びその変形例に
関する説明において述べた内容については、発明の範囲
内でさらに様々な変形が可能である。
【0083】例えば、これまでの説明の中で示した各種
の情報(記録可能時間長、ディスクサイズ、ストリーム
のサイズ、再生時間長、予測誤差値、時間換算パラメー
タなど)に関して示した具体的な数値及び単位は1例に
過ぎない。例えば、時間は分単位で示しているが、その
他に、秒、フレーム、フィールドなどの単位が使用可能
である。また、各種のサイズの単位はGB(ギガバイ
ト)であるが、ビットなどの単位でもかまわない。
【0084】また、予測誤差値については、GB単位の
固定値で示したが、比率で表しても良い。あるいは、デ
ィスクの総容量に対する空き容量の比率を元に加減させ
ることも考えられる。また、書込み不能領域は、細かい
ストリームを数多く記録したり、ストリームを消去した
後のエリアに別ストリームを上書きすることを繰り返す
結果生じる細分化が原因で生じるので、ストリーム数や
上書き回数をパラメータに予測誤差値を調整することも
考えられる。
【0085】また、記録可能時間長を表示する各種画面
に表示されるグラフは帯グラフであったが、円グラフな
ど他の種類の図形を用いることもできる。また、記録媒
体としては光ディスクを挙げているが、媒体は光ディス
クに限定されない。ビデオストリームなど時間長の概念
を有するデータを圧縮符号化した形で記録できる他の媒
体、例えば、ハードディスクなどにも、本発明は適用で
きる。
【0086】また、録画モードが複数ある場合、画面に
表示する記録可能時間長は、各モードごとに示すことと
してもよい。すなわち、記録可能時間長401の表示内
容を、“標準モード:××分、長時間モード:××分”
とする。また、管理データについては、必ずしも管理デ
ータ用ファイルとして光ディスクに記録しておく必要は
ない。光ディスクへのデータ記録の規格(DVDビデオ
レコーディング規格など)に従って光ディスクに記録さ
れる管理情報の一部を管理データの代用とすることがで
きる。すなわち、タイプの異なる記録装置(ストリーム
の記録/消去時に管理データの記録/消去を行わない装
置)でストリームが記録された光ディスクについても、
記録可能時間長を算出できる。ただし、その場合は、デ
ータ読み書き部11が以下のような処理を行う必要があ
る。
【0087】先ず、光ディスク上に管理データ用ファイ
ルが存在するか否か確認する。存在しなかった場合、デ
ータ読み書き部11は、レコーディング規格に従った管
理情報の中から、必要な情報(ディスクサイズ、各スト
リームの識別情報、ストリームの圧縮後サイズ及び/又
は再生時間長の算出を可能にするデータ(タイムスタン
プ情報など))を読み出して時間算出部に渡す。さら
に、存在する場合でも、管理データ用ファイルに管理デ
ータが格納されているストリームの数と、管理情報とし
て記録されている光ディスク上のストリームの数とを比
較する。両者の数が一致しなければ、一部のストリーム
はタイプの異なる記録装置(管理データの生成や削除を
行わない記録装置)を用いてストリームが記録/消去さ
れ、その結果が管理データに反映されていない、という
ことなので、その場合、データ読み書き部11は、レコ
ーディング規格に従った管理情報の中から、必要な情報
を参照し、管理データ用ファイルの内容を実際の光ディ
スクの状態に一致した内容に更新(管理データの追加又
は消去)したうえで、時間算出部に渡す。
【0088】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の記録可能時間算出装置は、記憶媒体の未使用領域の大
きさを当該未使用領域に記録可能なビデオストリームの
時間長の形で表す記録可能時間長、を算出する記録可能
時間算出装置であって、前記記憶媒体から、前記記憶媒
体の総容量と前記記憶媒体上に記録されている1以上の
ビデオストリームのデータ量とを読み出す管理データ読
み出し手段と、計算用パラメータとして、前記記憶媒体
へ新たなビデオストリームを記録する際、当該ビデオス
トリームの圧縮処理において発生する圧縮後データ量誤
差、及び前記記憶媒体に存在する記録不能領域のサイ
ズ、のうち少なくとも一方に関する見積もり値である予
測誤差値と、前記記憶媒体へ記録されるビデオストリー
ムの圧縮処理において採用されるビットレートである標
準ビットレートとを保持している計算パラメータ保持手
段と、前記管理データ読み出し手段が読み出した前記記
憶媒体の総容量から、前記管理データ読み出し手段が読
み出したビデオストリームのデータ量と前記予測誤差値
とを差し引いた結果である空き容量を、前記計算パラメ
ータ保持手段が保持している前記標準ビットレートで除
算することで、記録可能時間長を算出する時間算出手段
を有する、という構成を特徴とする。
【0089】この構成の装置は、予測誤差値まで考慮に
入れて、記録媒体の空き容量を記録可能時間長に換算す
る。よって、ユーザには、算出時点で確実に光ディスク
に記録できるビデオストリームの時間長を提示できる。
また、記憶媒体の未使用領域の大きさを当該未使用領域
に記録可能なビデオストリームの時間長の形で表す記録
可能時間長、を算出する記録可能時間算出装置であっ
て、前記記憶媒体から、前記記憶媒体上に記録されてい
る1以上のビデオストリームの再生時間長を読み出す管
理データ読み出し手段と、前記記憶媒体へ新たなビデオ
ストリームを記録する際の当該ビデオストリーム圧縮処
理において発生する圧縮後データ量誤差及び前記記憶媒
体に存在する記録不能領域のサイズ、のうち少なくとも
一方に関する見積もり値である予測誤差値を前記記憶媒
体の総容量から差し引いた結果を、前記記憶媒体へ記録
されるビデオストリームの圧縮処理において採用される
ビットレートである標準ビットレートで除算することで
算出される全体時間を保持している全体時間保持手段
と、前記全体時間から、前記管理データ読み出し手段が
読み出した1以上のビデオストリームの再生時間長を差
し引くことで記録可能時間長を算出する時間算出手段と
を有する、という構成にすることもできる。
【0090】この構成によれば、ビデオストリームの再
生時間長を元に記録可能時間長を求めることができる。
また、記憶媒体の未使用領域の大きさを当該未使用領域
に記録可能なビデオストリームの時間長の形で表す記録
可能時間長、を算出する記録可能時間算出装置であっ
て、前記記憶媒体から、前記記憶媒体の総容量と、前記
記憶媒体上に記録されている1以上のビデオストリーム
のデータ量及び再生時間長とを読み出す管理データ読み
出し手段と、計算用パラメータとして、前記記憶媒体へ
新たなビデオストリームを記録する際、当該ビデオスト
リームの圧縮処理において発生する圧縮後データ量誤
差、及び前記記憶媒体に存在する記録不能領域のサイ
ズ、のうち少なくとも一方に関する見積もり値である予
測誤差値、及び、前記記憶媒体へ記録されるビデオスト
リームの圧縮処理において採用されるビットレートであ
る標準ビットレートを保持している計算パラメータ保持
手段と、前記記憶媒体の総容量から、前記予測誤差値を
差し引いた結果を、前記標準ビットレートで除算するこ
とで算出された値である全体時間を保持している全体時
間保持手段と、前記管理データ読み出し手段が読み出し
た前記記憶媒体の総容量から、前記管理データ読み出し
手段が読み出した1以上のビデオストリームのデータ量
と前記予測誤差値とを差し引いた結果である空き容量
を、前記標準ビットレートで除算することで、第1の時
間長を算出する第1の時間算出手段と、前記全体時間か
ら、前記管理データ読み出し手段が読み出した1以上の
ビデオストリームの再生時間長を差し引くことで第2の
時間長を算出する第2の時間算出手段と、前記第1の時
間長と前記第2の時間長のうち短い方を記録可能時間長
として選択する選択手段とを有する、という構成にする
こともできる。
【0091】この構成によれば、2種類の算出方法で記
録可能時間を算出した上で短い方の時間を記録可能時間
長として決定するので、より確実な記録可能時間長をユ
ーザに示すことができる。また、本発明の記録可能時間
長算出装置は、前記時間算出手段が算出した記録可能時
間長の値を表示すると共に、前記記憶媒体の総容量に対
する前記空き容量の割合及び前記記憶媒体の全体時間に
対する前記記録可能時間長の割合、をグラフィカルな形
式で表示する表示手段、を更に有することとしてもよ
い。
【0092】この構成によれば、記録可能時間の割合
を、ユーザに視覚的に認識させることが可能となる。ま
た、上記の記録可能時間算出装置については、前記記録
媒体に記録されているビデオストリームのうち特定のも
のに対する指定をユーザから受け付ける指定受付手段
と、を更に有し、前記表示手段は、前記指定受付手段が
指定を受け付けたビデオストリームについて、当該ビデ
オストリームの再生時間長の前記全体時間に対する割
合、又は、当該ビデオストリームのデータ量の前記記録
媒体の総容量に対する割合、をグラフィカルな形式で表
示する、という構成にすることができる。
【0093】この構成によれば、記録可能時間長を確認
したユーザが、記録媒体上に記録された特定のビデオス
トリームを消去のために選択する際、当該ビデオストリ
ームの占有している領域の大きさ又は時間長を、ユーザ
に視覚的に認識させることが可能となる。また、ここ
で、前記指定受付手段が指定を受け付けた圧縮ビデオス
トリームを復号するストリーム復号手段を更に有し、前
記表示手段は、更に、前記ストリーム復号手段が復号し
たビデオストリームの映像を表示する、という構成の記
録可能時間算出装置にすることもできる。
【0094】この構成によれば、記録可能時間長を確認
したユーザが、記録媒体上に記録された特定のビデオス
トリームを消去のために選択する際、当該ビデオストリ
ームの内容を、ユーザに確認させることが可能となる。
また、ここで、前記管理データ読み出し手段は、前記記
憶媒体から、更に、前記記憶媒体上に記録されている1
以上のビデオストリームの各々について前記再生時間長
と対応づけられて記録されている圧縮処理時ビットレー
トを読み出し、前記時間算出手段は、前記管理データ読
み出し手段が読み出した1以上のビデオストリームの各
々の再生時間長を、対応する圧縮処理時ビットレートと
前記標準ビットレートとの比率に基づいて調整した上
で、前記全体時間から差し引いて記録可能時間長を算出
すること、とすることができる。
【0095】この構成によれば、記録モード切り替え機
能などの形で、ビデオストリーム圧縮時のビットレート
を複数種類サポートした記録装置によってビデオストリ
ームが記録された記録媒体についても、記録媒体から読
み出される再生時間長の値を元に、確実な記録可能時間
長を算出することができる。さらに、前記記録媒体にビ
デオストリームが記録される際、前記記憶媒体の総容量
及び当該ビデオストリームのデータ量、再生時間長、ビ
ットレート情報、を前記記録媒体に書き込む管理データ
書込み手段、を更に有し、前記管理データ読み出し手段
は、前記管理データ書込み手段が前記記録媒体に書き込
んだ、情報を読み出す、という構成も可能である。
【0096】この構成によれば、ビデオストリームの記
録時点で可能時間算出装置が自ら書き込んでおいた情報
をもとに記録可能時間を算出することができるので、確
実に正確な記録可能時間を算出することができる。ま
た、前記管理データ読み出し手段が読み出す、前記記憶
媒体の総容量と前記記憶媒体上に記録されているビデオ
ストリームのデータ量とは、前記記録媒体へのデータ記
録の規格に従って生成される管理情報に含まれている、
とすることもできる。
【0097】この場合、記録可能時間算出装置が、記録
可能時間算出に必要なデータを記録媒体に書き込むため
の構成を有する必要はない。そのため、例えばVR規格
などの規格に従ってビデオストリームが記録された記録
媒体については例外なく、確実な記録可能時間長を算出
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における記録可能時
間算出装置の構成を示すブロック図である。
【図2】同実施の形態において光ディスクに記録されて
いるデータのうち圧縮ストリームデータ及び管理データ
を示す模式図である。
【図3】同実施の形態における計算用パラメータの内容
を表形式で示す図である。
【図4】同実施の形態においてディスプレイに表示され
る記録可能時間表示画面を示す図である。
【図5】同実施の形態における記録時間長算出装置の記
録可能時間算出処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態における記録可能時
間算出装置の構成を示すブロック図である。
【図7】同実施の形態において光ディスクに記録されて
いるデータのうち圧縮ストリームデータ及び管理データ
を示す模式図である。
【図8】同実施の形態においてディスプレイに表示され
る記録可能時間表示画面を示す図である。
【図9】同実施の形態においてディスプレイに表示され
るストリーム表示画面を示す図である。
【図10】同実施の形態における記録時間長算出装置の
記録可能時間算出処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図11】同実施の形態の第1の変形例において光ディ
スクに記録されている管理データを示す図である。
【図12】同実施の形態の第2の変形例において、VR
規格に準拠した光ディスクの管理情報の一部として格納
されたビットレート情報の格納場所とデータ構造の一例
とを示す図である。
【図13】本発明の第3の実施の形態における記録可能
時間算出装置の構成を示すブロック図である。
【図14】同実施の形態において光ディスクに記録され
ているデータのうち圧縮ストリームデータ及び管理デー
タを示す模式図である。
【図15】同実施の形態における記録時間長算出装置の
記録可能時間算出処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図16】従来の記録可能時間計算装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1、2、3 記録可能時間算出装置 11 データ読み書き部 12、22、32 時間算出部 121 CPU 122 メモリ 13、23 表示制御部 14 再生処理部 15 圧縮処理部 16 ユーザ指示受付部 17 記憶装置 5 ディスプレイ 6 光ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/76 H04N 5/781 Z 5/765 5/85 Z 5/781 5/91 Z 5/781 510Z 5/85 (72)発明者 福田 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 中村 和彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5C052 AA01 AA02 AB04 CC11 DD08 EE03 EE10 5C053 FA23 GB06 GB17 GB37 JA16 JA22 JA30 KA05 KA24 LA04 LA05 LA06 5D044 AB05 AB07 BC01 BC04 CC04 DE48 EF10 5D077 AA21 DA10 DC05 FA10 HA07 HC03 HC09 5D110 DA06 DD07 FA07

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶媒体の未使用領域の大きさを当該未
    使用領域に記録可能なビデオストリームの時間長の形で
    表す記録可能時間長、を算出する記録可能時間算出装置
    であって、 前記記憶媒体から、前記記憶媒体の総容量と前記記憶媒
    体上に記録されている1以上のビデオストリームのデー
    タ量とを読み出す管理データ読み出し手段と、 計算用パラメータとして、前記記憶媒体へ新たなビデオ
    ストリームを記録する際、当該ビデオストリームの圧縮
    処理において発生する圧縮後データ量誤差、及び前記記
    憶媒体に存在する記録不能領域のサイズ、のうち少なく
    とも一方に関する見積もり値である予測誤差値と、前記
    記憶媒体へ記録されるビデオストリームの圧縮処理にお
    いて採用されるビットレートである標準ビットレートと
    を保持している計算パラメータ保持手段と、 前記管理データ読み出し手段が読み出した前記記憶媒体
    の総容量から、前記管理データ読み出し手段が読み出し
    たビデオストリームのデータ量と前記予測誤差値とを差
    し引いた結果である空き容量を、前記計算パラメータ保
    持手段が保持している前記標準ビットレートで除算する
    ことで、記録可能時間長を算出する時間算出手段を有す
    ること、を特徴とする記録可能時間算出装置。
  2. 【請求項2】 前記時間算出手段が算出した記録可能時
    間長の値を表示すると共に、前記記憶媒体の総容量に対
    する前記空き容量の割合をグラフィカルな形式で表示す
    る表示手段、を更に有すること、を特徴とする請求項1
    に記載の記録可能時間算出装置。
  3. 【請求項3】 前記時間算出手段が算出した記録可能時
    間長の値を表示する表示手段と、 前記記録媒体に記録されている1以上のビデオストリー
    ムのうち特定のものに対する指定をユーザから受け付け
    る指定受付手段とを、更に有し、 前記表示手段は、前記指定受付手段が指定を受け付けた
    ビデオストリームのデータ量の前記記憶媒体の総容量に
    対する割合をグラフィカルな形式で表示すること、を特
    徴とする請求項1に記載の記録可能時間算出装置。
  4. 【請求項4】 前記指定受付手段が指定を受け付けた圧
    縮ビデオストリームを復号するストリーム復号手段を更
    に有し、 前記表示手段は、更に、前記ストリーム復号手段が復号
    したビデオストリームの映像を表示すること、を特徴と
    する請求項3に記載の記録可能時間算出装置。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体にビデオストリームが記録
    される際、前記記憶媒体の総容量と当該ビデオストリー
    ムのデータ量とを前記記録媒体に書き込む管理データ書
    込み手段、を更に有し、 前記管理データ読み出し手段は、前記管理データ書込み
    手段が前記記録媒体に書き込んだ、前記記憶媒体の総容
    量とビデオストリームのデータ量とを読み出すこと、を
    特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の記録可能
    時間算出装置。
  6. 【請求項6】 前記管理データ読み出し手段が読み出
    す、前記記憶媒体の総容量と前記記憶媒体上に記録され
    ているビデオストリームのデータ量とは、前記記録媒体
    へのデータ記録の規格に従って生成される管理情報に含
    まれていること、を特徴とする請求項1乃至4のいずれ
    かに記載の記録可能時間算出装置。
  7. 【請求項7】 記憶媒体の未使用領域の大きさを当該未
    使用領域に記録可能なビデオストリームの時間長の形で
    表す記録可能時間長、を算出する記録可能時間算出装置
    であって、 前記記憶媒体から、前記記憶媒体上に記録されている1
    以上のビデオストリームの再生時間長を読み出す管理デ
    ータ読み出し手段と、 前記記憶媒体へ新たなビデオストリームを記録する際の
    当該ビデオストリーム圧縮処理において発生する圧縮後
    データ量誤差及び前記記憶媒体に存在する記録不能領域
    のサイズ、のうち少なくとも一方に関する見積もり値で
    ある予測誤差値を前記記憶媒体の総容量から差し引いた
    結果を、前記記憶媒体へ記録されるビデオストリームの
    圧縮処理において採用されるビットレートである標準ビ
    ットレートで除算することで算出される全体時間を保持
    している全体時間保持手段と、 前記全体時間から、前記管理データ読み出し手段が読み
    出した1以上のビデオストリームの再生時間長を差し引
    くことで記録可能時間長を算出する時間算出手段と、を
    有することを特徴とする記録可能時間算出装置。
  8. 【請求項8】 前記時間算出手段が算出した記録可能時
    間長の値を表示するとともに、前記全体時間に対する前
    記記録可能時間長の割合をグラフィカルな形式で表示す
    る表示手段を更に有すること、を特徴とする請求項7に
    記載の記録可能時間算出装置。
  9. 【請求項9】 前記時間算出手段が算出した記録可能時
    間長の値を表示する表示手段と、 前記記録媒体に記録されているビデオストリームのうち
    特定のものに対する指定をユーザから受け付ける指定受
    付手段とを、更に有し、 前記表示手段は、前記指定受付手段が指定を受け付けた
    ビデオストリームの再生時間長の前記全体時間に対する
    割合をグラフィカルな形式で表示すること、を特徴とす
    る請求項7に記載の記録可能時間算出装置。
  10. 【請求項10】 前記指定受付手段が指定を受け付けた
    圧縮ビデオストリームを復号するストリーム復号手段を
    更に有し、 前記表示手段は、更に、前記ストリーム復号手段が復号
    したビデオストリームの映像を表示すること、を特徴と
    する請求項9に記載の記録可能時間算出装置。
  11. 【請求項11】 前記管理データ読み出し手段は、前記
    記憶媒体から、更に、前記記憶媒体上に記録されている
    1以上のビデオストリームの各々について前記再生時間
    長と対応づけられて記録されている圧縮処理時ビットレ
    ートを読み出し、 前記時間算出手段は、前記管理データ読み出し手段が読
    み出した1以上のビデオストリームの各々の再生時間長
    を、対応する圧縮処理時ビットレートと前記標準ビット
    レートとの比率に基づいて調整した上で、前記全体時間
    から差し引いて記録可能時間長を算出すること、を特徴
    とする請求項7乃至10のいずれかに記載の記録可能時
    間算出装置。
  12. 【請求項12】 前記記録媒体にビデオストリームが記
    録される際、当該記録されるビデオストリームの再生時
    間長と当該ビデオストリームの圧縮処理時ビットレート
    とを対応づけて前記記録媒体に書き込む管理データ書込
    み手段、を更に有し、 前記管理データ読み出し手段は、前記管理データ書込み
    手段が前記記録媒体に書き込んだ、ビデオストリームの
    再生時間長及び圧縮処理時ビットレートを読み出すこ
    と、を特徴とする請求項11に記載の記録可能時間算出
    装置。
  13. 【請求項13】 前記管理データ読み出し手段が読み出
    す、ビデオストリームの再生時間長は、前記記録媒体の
    規格に従って生成される管理情報に含まれていること、
    を特徴とする請求項7乃至11のいずれかに記載の記録
    可能時間算出装置。
  14. 【請求項14】 記憶媒体の未使用領域の大きさを当該
    未使用領域に記録可能なビデオストリームの時間長の形
    で表す記録可能時間長、を算出する記録可能時間算出装
    置であって、 前記記憶媒体から、前記記憶媒体の総容量と、前記記憶
    媒体上に記録されている1以上のビデオストリームのデ
    ータ量及び再生時間長とを読み出す管理データ読み出し
    手段と計算用パラメータとして、前記記憶媒体へ新たな
    ビデオストリームを記録する際、当該ビデオストリーム
    の圧縮処理において発生する圧縮後データ量誤差、及び
    前記記憶媒体に存在する記録不能領域のサイズ、のうち
    少なくとも一方に関する見積もり値である予測誤差値、
    及び、前記記憶媒体へ記録されるビデオストリームの圧
    縮処理において採用されるビットレートである標準ビッ
    トレートを保持している計算パラメータ保持手段と、 前記記憶媒体の総容量から、前記予測誤差値を差し引い
    た結果を、前記標準ビットレートで除算することで算出
    された値である全体時間を保持している全体時間保持手
    段と、 前記管理データ読み出し手段が読み出した前記記憶媒体
    の総容量から、前記管理データ読み出し手段が読み出し
    た1以上のビデオストリームのデータ量と前記予測誤差
    値とを差し引いた結果である空き容量を、前記標準ビッ
    トレートで除算することで、第1の時間長を算出する第
    1の時間算出手段と、 前記全体時間から、前記管理データ読み出し手段が読み
    出した1以上のビデオストリームの再生時間長を差し引
    くことで第2の時間長を算出する第2の時間算出手段
    と、 前記第1の時間長と前記第2の時間長のうち短い方を記
    録可能時間長として選択する選択手段と、を有するこ
    と、を特徴とする記録可能時間算出装置。
  15. 【請求項15】 前記選択手段が選択した記録可能時間
    長の値を表示すると共に、前記記録媒体の総容量に対す
    る前記空き容量の割合又は前記記憶媒体の全体時間に対
    する前記記録可能時間長の割合をグラフィカルな形式で
    表示する表示手段を更に有すること、を特徴とする請求
    項14に記載の記録可能時間算出装置。
  16. 【請求項16】 前記時間算出手段が算出した記録可能
    時間長の値を表示する表示手段と、 前記記録媒体に記録されているビデオストリームのうち
    特定のものに対する指定をユーザから受け付ける指定受
    付手段と、を更に有し、 前記表示手段は、前記指定受付手段が指定を受け付けた
    ビデオストリームについて、当該ビデオストリームの再
    生時間長の前記全体時間に対する割合、又は、当該ビデ
    オストリームのデータ量の前記記録媒体の総容量に対す
    る割合、をグラフィカルな形式で表示すること、を特徴
    とする請求項14に記載の記録可能時間算出装置。
  17. 【請求項17】 前記指定受付手段が指定を受け付けた
    圧縮ビデオストリームを復号するストリーム復号手段を
    更に有し、 前記表示手段は、更に、前記ストリーム復号手段が復号
    したビデオストリームの映像を表示すること、を特徴と
    する請求項16に記載の記録可能時間算出装置。
  18. 【請求項18】 前記管理データ読み出し手段は、前記
    記憶媒体から、更に、前記記憶媒体上に記録されている
    1以上のビデオストリームの各々について前記再生時間
    長と対応づけられて記録されている圧縮処理時ビットレ
    ートを読み出し、 前記第2の時間算出手段は、前記管理データ読み出し手
    段が読み出した1以上のビデオストリームの各々の再生
    時間長を、対応する圧縮処理時ビットレートと前記標準
    ビットレートとの比率に基づいて調整した上で、前記全
    体時間から差し引いて第2の時間長を算出すること、を
    特徴とする請求項14乃至17に記載の記録可能時間算
    出装置。
  19. 【請求項19】 前記記録媒体にビデオストリームが記
    録される際、当該記録されるビデオストリームの再生時
    間長と、圧縮処理時ビットレート値と、データ量とを前
    記記録媒体の総容量と共に、前記記録媒体に書き込む管
    理データ書込み手段、を更に有し、 前記管理データ読み出し手段は、前記管理データ書込み
    手段が前記記録媒体に書き込んだ、ビデオストリームの
    再生時間長と、圧縮処理時ビットレート値と、データ量
    と、前記記録媒体の総容量とを読み出すこと、を特徴と
    する請求項18に記載の記録可能時間算出装置。
  20. 【請求項20】 前記管理データ読み出し手段が読み出
    す、ビデオストリームの時間長及びデータ量と前記記録
    媒体の総容量とは、前記記録媒体へのデータ記録規格に
    従って生成される管理情報に含まれていること、を特徴
    投する請求項14乃至17に記載の記録可能時間算出装
    置。
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