JP2002084291A - 光通信ネットワークと通信ノード - Google Patents

光通信ネットワークと通信ノード

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JP2002084291A
JP2002084291A JP2000272147A JP2000272147A JP2002084291A JP 2002084291 A JP2002084291 A JP 2002084291A JP 2000272147 A JP2000272147 A JP 2000272147A JP 2000272147 A JP2000272147 A JP 2000272147A JP 2002084291 A JP2002084291 A JP 2002084291A
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signal
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Nobuaki Matsuura
伸昭 松浦
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 WDMを適用した光通信ネットワークにおい
て、インターネットを中心とした次世代のネットワーク
に適合し、潤沢かつ低廉な通信資源を提供するための枠
組みの実現を可能とする。 【解決手段】 各通信ノード1〜5には、IPパケット
を伝送フレームにカプセル化して光ファイバに多重され
る一つの波長の搬送波上にマッピングするフレーム生成
・多重部1cと、波長多重されて入力された光信号を波
長分割して、分割した少なくとも一つの波長の光信号を
光信号のままで経路を振り分け出力する光経路振分部1
d、分割した少なくとも一つの波長の光信号を電気信号
に変換するとともに経路を振り分け出力する変換・経路
振分部1e、分割した少なくとも一つの波長の光信号を
電気信号に変換して当該電気信号を光信号の波長とは異
なる波長の光信号に変換するとともに経路を振り分け出
力する再変換・経路振分部1fを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、伝送媒体として光
ファイバを用い、波長分割多重(WDM:Wavelength D
ivision Multiplexing)を適用した光通信ネットワーク
に係わり、特に、ネットワーク同士の間のネットワーク
(バックボーン)を構成するのに好適な光通信ネットワ
ークと通信ノードに関するものである。
【0002】
【従来の技術】情報技術(IT:Information Technolog
y)の進歩は著しく、とりわけ、インターネットの普及
と、その適用分野の拡大、関連技術の進展は、爆発的な
広がりをみせている。インターネット社会では、あらゆ
る情報(例えばコンピュータ・ウィルスまでも)が、即
時に世界中に広まるという性質がある。
【0003】インターネットとは、TCP/IPプロト
コルを使ったコンピュータ・ネットワークのことを言
う。また、TCP/IPとは、OSI(Open System In
terconnection)基本参照モデルの第3層(ネットワー
ク層)にIP(Internet Protocol)、第4層(トラン
スポート層)にTCP(Transmssion Control plotoco
l)またはUDP(User Datagram Protocol)を使うプ
ロトコル群の総称である。インターネットを構成する通
信装置では、データはパケット(IPパケット)の形で
伝送される。
【0004】ITの進歩は、世界的規模で進行し、産業
やビジネス・モデルに変革をもたらし(IT革命と呼ば
れている)、経済や社会、人々の生活に大きな影響を与
えている。また、これらの変化のサイクルは、ドッグ・
イヤー、すなわち人間の7倍の速さで成長する犬の時間
感覚になぞらえられるように、極めて短いという特質が
ある。
【0005】このような状況のなか、インターネットを
通じて伝送される情報量、すなわちインターネット・ト
ラフィックは、日本国内では、半年に2倍程度の率で増
加しており、今後数年はそのペースが続くと推測されて
いる。
【0006】こうした情報通信技術の進歩の背景には、
光ファイバをはじめとする光信号伝送技術の発達があ
る。光信号伝送によって、従来の電気ケーブルを用いた
電気信号伝送に比較して、伝送速度と伝送距離は著しく
向上した。
【0007】さらに、一芯の光ファイバに波長の異なる
複数の搬送波を多重する波長分割多重(WDM:Wavele
ngth Division Multiplexing)によって、光信号伝送に
よる情報伝送量は飛躍的に増大する。また、WDMは、
電気的処理なしに、波長ごとに経路を振り分ける仕組
み、すなわち波長ルーティングを実現できる。受動光部
品を用いた、電気的処理を伴わない波長ルーティング
は、ルーティング自体が伝送速度や通信プロトコルの制
約を受けない、というメリットもある。尚、WDMに関
しては、例えば、末松安晴、伊賀健一共著「光ファイバ
通信入門」(1982年、株式会社オーム社発行)の第
141,142頁や、末松安晴監修「光ファイバ応用技
術集成」(1986年、日経技術図書株式会社発行)の
第278〜284頁等に記載されている。
【0008】一方、光信号のデータ・パケット等に対し
て、光信号のままで交換処理等を行う技術については、
研究開発の歴史は浅くないが、光メモリの実現が困難で
ある等の問題があり、当面実用化の可能性はない。従っ
て、インターネットの進展を支える次世代の超高速ネッ
トワークにおける、ハードウェアの基盤的技術として
は、WDMと、波長ルーティングによる波長単位での処
理、そして電気ルータの高度化を組み合わせた形で展開
していくことが予測される。
【0009】インターネット・トラフィックの増加を背
景に、WDM装置をはじめとする通信装置の高速化・大
容量化に対するニーズは大きい。昨今では、1波あたり
の伝送容量が10Gb/s、多重する波長数は100波
を超えるようなWDM装置が市場に現れている。1波あ
たりの伝送容量については、近い将来に40Gb/s、
またさらに80Gb/sへと向上していくと見られてい
る。
【0010】また、それと同時に、装置の低価格化とい
う流れが顕著に見えはじめてきている。この背景には、
IT革命の動きに呼応して、都市内の高速通信網やデー
タ・センタ等を運営する通信事業者からの需要の増加が
あるとされている。
【0011】このような、情報ビジネスを取り巻く状況
の素早い変化に柔軟に対応し、潤沢かつ低廉な通信資源
を提供するための枠組みが求められている。
【0012】WDMを適用した光通信ネットワーク上で
パケットを伝送する場合、現行の方式としては、ATM
(Asynchronous Trasfer Mode)ネットワークおよびS
ONET伝送網を利用する。尚、ここでSONETとい
う用語は、SONET(Synchronous Optical Networ
k)/SDH(Synchronous Digital Hierarchy)の総称
として用いている。この場合の、データのマッピングの
方法について、図3を参照して説明する。
【0013】図3は、従来のデータのマッピング技術を
示す説明図である。
【0014】IPパケット31は、AAL−5(ATM
Adaptation Layer type 5)のフレーム32にカプセ
ル化され、ATMセル33-1〜33-Nに分割されたの
ち、SONETフレーム34に詰め込まれる。SONE
Tフレーム34に対応する伝送路が、一芯の光ファイバ
36に多重される一つの波長の搬送波35上にマッピン
グされる。
【0015】ATMネットワークを利用する場合は、I
PパケットをATMセルに分割しなければならず、セル
・ヘッダのオーバヘッドが大きくなる。また、ATMセ
ルが1個でも紛失すると、そのIPパケット全体を再送
する必要がある。従って、データ転送効率が低い。
【0016】これに対し、IPパケットをSONET伝
送路に乗せる際に、PPP(Pointto Point Protocol)
フレームを用いる方法がある。この場合の、データのマ
ッピングの方法について、図4を参照して説明する。
【0017】図4は、PPPフレームを用いたデータの
マッピング技術を示す説明図である。
【0018】IPパケット41は、PPPフレーム42
にカプセル化され、HDLC(High-Level Data Link C
ontrol)プロトコルを使ってSONETフレーム43に
格納される。このSONETフレーム43に対応する伝
送路が、一芯の光ファイバ45に多重される一つの波長
の搬送波44上にマッピングされる。
【0019】上記の二つの例における、ネットワークの
接続構成について、図5を参照して説明する。
【0020】図5は、従来のネットワーク接続構成例を
示すブロック図である。
【0021】通信ノード51〜55と、光ファイバケー
ブル56によって、ネットワークが構成されている。光
ファイバ56を双方向の伝送路として用い、ルートを二
重化することで、回線障害に対する回復機能の実現が容
易になるため、SONET伝送網を利用したネットワー
クは、多くの場合、この例のようにリング型に構成され
る。
【0022】通信ノード51〜55には、ルータ57や
ATM交換機58、あるいはサブ・ネットワーク59等
が接続している。通信ノード51〜55は、光ファイバ
56に多重された複数の光信号から、任意の波長を取り
出したり挿入したりする、光ADM(Add-Drop Multipl
exer)と、SONET伝送装置の機能からなる。
【0023】しかし、この例では、WDMを適用したネ
ットワーク上でIPパケットを伝送するために、SON
ET伝送装置を使用しているが、SONETは元来、低
速回線を効率よく光ファイバに収容するために、複数の
低速回線を多重して高速回線とする仕組みである。
【0024】然るに、インターネット・トラフィックの
増加にともなって個々の回線の伝送容量が上昇し、また
WDMにおいて波長単位に処理が行われるようになるこ
とを考えると、大容量の通信ノードに低速回線を多重す
る機能を備えることは、必要性が薄い。
【0025】また、SONET伝送装置は、信頼性、冗
長性を大きくするように構成されており、その代償とし
て、装置の価格が非常に高い。また、SONET伝送網
で用いられるリング型のネットワーク・トポロジは、通
信ノードが追加される場合等、ネットワークの規模の変
化に対する柔軟性に乏しい。
【0026】以上を勘案すると、SONET伝送網を用
いたWDM光通信ネットワークは、インターネットの利
用を中心とした次世代のネットワークに適した形態とは
必ずしも言い難い。
【0027】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、従来の技術では、光ファイバ中に波長の異なる複
数の搬送波を多重してデータを伝送する波長多重(WD
M)技術を、インターネット等のネットワークに効率的
に適用することができない点である。
【0028】本発明の目的は、これら従来技術の課題を
解決し、潤沢かつ低廉な通信資源を提供することを可能
とするWDMを適用した光通信ネットワークと通信ノー
ドを提供することである。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の光通信ネットワークと通信ノードは、WD
Mを適用した光通信ネットワークにおいて、伝送フレー
ムとしてイーサネット・フレームを使用することを特徴
とする。搬送波の伝送速度は、10Gb/sオーダもし
くはそれ以上とする。また、通信ノードの接続構成はメ
ッシュ型とする。
【0030】また、通信ノードには、IPパケットをイ
ーサネット・フレームにカプセル化して光ファイバに多
重される一つの波長の搬送波上にマッピングする機能
と、波長多重されて入力された光信号を波長分割する機
能と、分割した少なくとも一つの波長の光信号を光信号
のままで経路を振り分け出力する機能、あるいは、分割
した少なくとも一つの波長の光信号を電気信号に変換す
るとともに経路を振り分け出力する機能、もしくは、分
割した少なくとも一つの波長の光信号を電気信号に変換
して当該電気信号を光信号の波長とは異なる波長の光信
号に変換するとともに経路を振り分け出力する機能を設
けることを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面により詳細に説明する。図1は、本発明に係る光通信
ネットワークの構成例を示すブロック図である。
【0032】本図1において、1〜5は通信ノード、6
〜10は光ファイバ、11はルータ、12はATM交換
機、13はサブ・ネットワークであり、このように、複
数の通信ノード1〜5を光ファイバ6〜10で接続して
なる本例の光通信ネットワークでは、光ファイバ6〜1
0中に波長の異なる複数の搬送波を多重してデータを伝
送する波長分割多重(WDM)を適用し、かつ、伝送フ
レームとしてイーサネット・フレームを使用する。
【0033】尚、イーサネット・フレームとは、LAN
のインタフェース仕様であるイーサネット(Ether
net(登録商標))で用いられるフレーム・フォーマ
ットのことをいう。また、イーサネットは、米・ゼロッ
クス社が開発したCSMA(Carrier Sense Multiple A
ccess)/CD(Collision Detection)方式のLANで
あり、IEEE802.3委員会において標準化されて
いる。
【0034】イーサネットの仕様は、これまで、10M
b/s、100Mb/s、1000Mb/sと10倍単
位で伝送速度を増加させている。また、単なる高速化だ
けではなく、適用領域や通信形態などを、そのときどき
の技術の動向に合わせて変化させてきている。
【0035】伝送速度1000Mb/sのギガビット・
イーサネットでは、半2重のCSMA/CD方式が、規
定には残されていたが、高速の信号伝送には不向きな方
式であったため、実際にはほとんど使われていない。従
って、事実上、イーサネットとして継承されている技術
は、イーサネット・フレームを使用することのみになっ
ている。
【0036】2000年3月に、IEEE802.3a
eタスク・フォースが設置され、伝送速度10Gb/s
の、10ギガビット・イーサネットの標準化が始まっ
た。10ギガビット・イーサネットでは、伝送距離が4
0kmまで延長され、WAN(Wide Area Network)への
適用が可能になる。
【0037】また、イーサネット機器は、信頼性に対す
る要求が低いこと、市場に多く出回ることから、SON
ET装置などと比ベると、価格が非常に低く抑えられ
る。
【0038】そこで、図1における、複数の通信ノード
1〜5を光ファイバ6〜10で接続し、光ファイバ6〜
10中に波長の異なる複数の搬送波を多重してデータを
伝送する波長分割多重方式を適用した光通信ネットワー
クにおいて、伝送フレームとしてイーサネット・フレー
ムを使用する。また、その搬送波の伝送速度を、10G
b/s(10ギガビット/秒)もしくはそれ以上とす
る。
【0039】図1における例では、各通信ノード1〜5
には、通信ノード1で示すように、制御部1aと波長分
割多重装置1bが設けられ、制御部1aは、コンピュー
タ処理により波長分割多重装置1bを含む通信ノード1
の各装置の各種設定を行なう。
【0040】また、波長分割多重装置1bは、フレーム
生成・多重部1cと、光経路振分部1d、変換・経路振
分部1e、再変換・経路振分部1fを具備しており、I
Pパケットのイーサネット・フレームへのカプセル化
や、受動光部品による波長単位での多重、および、波長
多重された光信号に対する分割および経路制御処理を行
なう。
【0041】すなわち、フレーム生成・多重部1cにお
いて、IPパケットをイーサネット・フレームにカプセ
ル化し、光ファイバ6〜10に多重される一つの波長の
搬送波上にマッピングする。
【0042】また、光経路振分部1dにおいては、波長
多重されて入力された光信号を波長分割して、この分割
された少なくとも一つの波長の光信号を、光信号のまま
で、経路を振り分け、出力する。
【0043】また、特に、通信ノード2,4,5は、変
換・経路振分部1eにおいて、波長多重されて入力され
た光信号を波長分割して、この波長分割された少なくと
も一つの波長の光信号を、電気信号に変換し、それぞれ
をルータ11やATM交換機12、サブ・ネットワーク
13の経路に振り分け出力する。
【0044】また、各通信ノード1〜5は、再変換・経
路振分部1fにおいて、波長多重されて入力された光信
号を波長分割して、この波長分割された少なくとも一つ
の波長の光信号を、電気信号に変換し、この電気信号
を、光信号の波長とは異なる波長の光信号に変換すると
ともに、経路を振り分け、出力する。
【0045】このように、通信ノード1〜5は、波長多
重された光信号に対して、受動光部品による、波長単位
での経路制御処理を行う。このような受動光部品によ
る、波長単位の分割、多重は、伝送速度に依存しない。
また、回線数の増減は、波長数の増減に対応付けること
ができる。従って、経路制御処理を波長単位で行うこと
により、ネットワークの伝送容量の拡大が容易になる。
【0046】また、通信ノード1〜5の接続構成はメッ
シュ型としており、リング型という制約がなく、ネット
ワークの接続構成の自由度が高い。例えば、通信ノード
1と通信ノード2との間は、光ファイバケーブルで接続
されていても差し支えない。また、このようなネットワ
ーク・トポロジのため、通信ノードの追加等にも対応し
やすい。
【0047】次に、このような光通信ネットワークにお
ける通信ノード1による、データのマッピングについ
て、図2を参照して説明する。
【0048】図2は、図1の光通信ネットワークにおけ
るデータのマッピング例を示す説明図である。
【0049】例えば、図1の通信ノード1内のフレーム
生成・多重部1cにおいて、IPパケット21はコンピ
ュータ処理によりイーサネット・フレーム22にカプセ
ル化され、受動光部品(光合波器)により、一芯の光フ
ァイバ6,9に多重される一つの波長の搬送波23上に
マッピングされる。
【0050】このように、イーサネット・フレーム22
を使用することにより、IPパケット21は、そのま
ま、光ファイバからなる伝送路にマッピングされるた
め、従来例に比べて非常に単純な構造となる。また、高
価なSONET伝送装置を用いる必要がなく、ネットワ
ーク構築のコストは大幅に削減される。
【0051】また、搬送波23は10ギガビット・イー
サネットの伝送路に対応している。光ファイバ6,9に
は、このような伝送路が複数多重されるため、非常に大
きな伝送容量になる。従って、潤沢な通信資源の提供が
可能となる。
【0052】以上、図1、および、図2を用いて説明し
たように、本例の光通信ネットワークでは、WDMを適
用すると共に、伝送フレームとしてイーサネット・フレ
ームを使用する。また、搬送波の伝送速度は、10Gb
/sオーダもしくはそれ以上とする。また、通信ノード
の接続構成はメッシュ型とする。
【0053】また、通信ノード1〜5には、IPパケッ
トをイーサネット・フレームにカプセル化して光ファイ
バに多重される一つの波長の搬送波上にマッピングする
機能と、波長多重されて入力された光信号を波長分割し
て分割した少なくとも一つの波長の光信号を光信号のま
まで経路を振り分け出力する機能、あるいは、波長多重
されて入力された光信号を波長分割して分割した少なく
とも一つの波長の光信号を電気信号に変換するとともに
経路を振り分け出力する機能、もしくは、波長多重され
て入力された光信号を波長分割して分割した少なくとも
一つの波長の光信号を電気信号に変換して当該電気信号
を光信号の波長とは異なる波長の光信号に変換するとと
もに経路を振り分け出力する機能を設ける。
【0054】このように、伝送フレームとしてイーサネ
ット・フレームを使用することで、IPパケットの伝送
にSONET伝送装置を使用する必要がなくなり、ネッ
トワーク構築のコストは大幅に削減される。
【0055】また、搬送波の伝送速度を、10Gb/s
オーダもしくはそれ以上とすることで、潤沢な通信資源
を提供することが可能となる。
【0056】また、通信ノード1〜5において、経路制
御処理を波長単位で行うことで、回線の高速化や回線数
の増減等への対応が容易になり、ネットワークの伝送容
量の拡大を図りやすくなる。
【0057】また、通信ノード1〜5の接続構成は、メ
ッシュ型とし、リング型という制約をなくすことで、通
信資源の需要の変化に柔軟に対応できるネットワーク・
トポロジとなる。
【0058】尚、本発明は、図1、図2を用いて、限ら
れた実施例に基づいて説明されているが、このような例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
において種々変更可能である。例えば、本発明は、MP
LS(Multi Protocol LabelSwitching)と呼ばれるカ
ット・スルー方式のパケット転送技術を用いる場合にも
適用できる。その場合は、IPパケットのヘッダと、イ
ーサネット・フレームのヘッダの間に、シム・ヘッダと
呼ぶヘッダが挿入される。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、WDMを適用した光通
信ネットワーク上でのIPパケットの伝送に、高価なS
ONET伝送装置を使用する必要がなく、ネットワーク
構築のコストを大幅に削減でき、また、WDMでの各々
の波長の搬送波を10ギガビット・イーサネットに対応
させるため、ネットワークの伝送容量は非常に大きくな
り、潤沢な通信資源を提供することが可能となり、ま
た、通信ノードにおいて、経路制御処理を波長単位で行
うため、伝送容量の拡大が容易になり、また、通信ノー
ドの接続構成はメッシュ型とし、リング型のような制約
がなくなるため、ネットワーク・トポロジの自由度が高
く、柔軟なネットワーク構築が可能になる。
【0060】このことにより、本発明によれば、WDM
を適用した光通信ネットワークにおいて、インターネッ
トを中心とした次世代のネットワークに適合し、潤沢か
つ低廉な通信資源を提供するための枠組みの実現が可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光通信ネットワークの構成例を示
すブロック図である。
【図2】図1の光通信ネットワークにおけるデータのマ
ッピング例を示す説明図である。
【図3】従来のデータのマッピング技術を示す説明図で
ある。
【図4】PPPフレームを用いたデータのマッピング技
術を示す説明図である。
【図5】従来のネットワーク接続構成例を示すブロック
図である。
【符号の説明】
1〜5:通信ノード、1a:制御部、1b:波長分割多
重装置、1c:フレーム生成・多重部、1d:光経路振
分部、1e:変換・経路振分部、1f:再変換・経路振
分部、6〜10:光ファイバ、11:ルータ、12:A
TM交換機、13:サブ・ネットワーク、21:IPパ
ケット、22:イーサネットフレーム、23:搬送波、
31,41:IPパケット、32:AAL5フレーム、
33-1〜33-N:ATMセル、34,43:SONE
Tフレーム、35,44:搬送波、36,45:光ファ
イバ、42:PPPフレーム、51〜55:通信ノー
ド、56:光ファイバケーブル、57:ルータ、58:
ATM交換機、59:サブ・ネットワーク。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04L 12/56 H04L 11/20 102Z H04Q 3/52

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の通信ノードを光ファイバで接続
    し、前記光ファイバ中に波長の異なる複数の搬送波を多
    重してデータを伝送する波長分割多重を適用した光通信
    ネットワークであって、伝送フレームとしてイーサネッ
    ト(登録商標)・フレームを使用することを特徴とする
    光通信ネットワーク。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光通信ネットワークに
    おいて、前記搬送波の伝送速度は、10Gb/sオーダ
    もしくはそれ以上であることを特徴とする光通信ネット
    ワーク。
  3. 【請求項3】 請求項1、もしくは、請求項2のいずれ
    かに記載の光通信ネットワークにおいて、前記通信ノー
    ドの接続構成は、メッシュ型であることを特徴とする光
    通信ネットワーク。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3のいずれかに記載
    の光通信ネットワークにおいて前記光ファイバで接続さ
    れる通信ノードであって、IPパケットをイーサネット
    ・フレームにカプセル化して前記光ファイバに多重され
    る一つの波長の搬送波上にマッピングする第1の手段
    と、波長多重されて入力された光信号を波長分割して少
    なくとも一つの波長の光信号を光信号のままで経路を振
    り分け出力する第2の手段と、前記波長多重されて入力
    された光信号を波長分割して少なくとも一つの波長の光
    信号を電気信号に変換するとともに経路を振り分け出力
    する第3の手段と、前記波長多重されて入力された光信
    号を波長分割して少なくとも一つの波長の光信号を電気
    信号に変換し前記電気信号を前記光信号の前記波長とは
    異なる波長の光信号に変換するとともに経路を振り分け
    出力する第4の手段の少なくともいずれか一つを具備し
    たことを特徴とする通信ノード。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100401127B1 (ko) * 2001-03-07 2003-10-10 한국전자통신연구원 파장분할다중 기반 인터넷 프로토콜 망에서 가입자 서버를정합할 수 있는 dwdm 광 네트워크 인터페이스 장치 및방법
JP2006174445A (ja) * 2004-12-14 2006-06-29 Agilent Technol Inc 分散型ネットワーク・アナライザ

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