JP2002084124A - 2周波用アンテナ - Google Patents
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Abstract
る。 【解決手段】 線状のエレメント部5bの先端に傘状の
頂冠部5aを設ける。傘状の頂冠部5aの先端とエレメ
ント部5bの下端の給電部6aとの間を折り返し素子5
cにより接続する。これにより、2周波用アンテナ5が
2つの周波数帯域で動作するようになる。
Description
で動作する2周波用アンテナに関するものであり、特に
2つの周波数帯域を使い分ける移動電話システムのアン
テナに適用して好適なものである。
には、一般に複数の周波数帯が割り当てられている。例
えば、日本におけるPDC方式(Personal Digital Cel
lulartelecommunication system)では、800MHz
帯(810MHz〜956MHz)と1.4GHz帯
(1429MHz〜1501MHz)が割り当てられて
おり、欧州においては900MHz帯(870MHz〜
960MHz)のGSM(Global System for Mobile c
ommunications)方式と、1.8GHz帯(1710M
Hz〜1880MHz)のDCS(Digital Cellular S
ystem)方式とが採用されている。このように、2つの
周波数帯域が割り当てられているのは、加入者の増加に
より利用周波数が不足しているからである。例えば、欧
州においては900MHz帯のGSM方式の携帯電話機
は欧州全域で使用することができるが、都市部において
は利用周波数不足を補うため1.8GHz帯のDCS方
式の携帯電話機を使用することができる。
においては使用することができない。こうした背景か
ら、GSM方式とDCS方式とで使用することのできる
デュアルバンドの携帯電話機が開発されている。このよ
うなデュアルバンドの携帯電話機には、当然のことなが
ら900MHz帯と1.8GHz帯とで動作可能な2周
波用アンテナが搭載されている。このような2周波用ア
ンテナは、一般に、それぞれの周波数帯で動作するアン
テナから構成されており、互いの動作に影響を与えない
ように2つのアンテナがチョークコイル等のアイソレー
ション手段を介して接続されている。
レーション手段をチョークコイルとすると、広い周波数
帯域にわたり信号を分離することは困難である。すなわ
ち、それぞれの周波数帯で動作するアンテナ間にチョー
クコイルを設けても、移動電話帯のように広い周波数帯
域の場合には、その周波数帯域にわたりそれぞれのアン
テナを独立して動作させることができず、互いに影響を
与えて良好に動作させることができないという問題点が
あった。
は、車体にアンテナが取り付けられる。このアンテナと
しては種々のアンテナがあるが、車体では最も高い位置
にあるルーフにアンテナを取り付けるようにすると受信
感度を高めることができるため、ルーフに取り付けるル
ーフアンテナが従来から好まれている。しかしながら、
トラップコイル等のチョークコイルを使用する2周波用
アンテナでは、その長さが長くなり車体のルーフから長
く突出してしまい、デザインを損ねるおそれがあるとい
う問題点があった。
域において良好に動作する低姿勢の2周波用アンテナを
提供することを目的としている。
に、本発明の2周波用アンテナは、線状のエレメント部
と、該エレメント部の先端に設けられていると共に、下
方に傾斜されて傘状とされている頂冠部と、前記エレメ
ント部の中間部をアースに短絡する整合用スタブと、前
記エレメントの給電点と、前記頂冠部の先端とを接続す
る折り返し素子とを備え、2つの周波数帯域において動
作するようになされている。
いて、前記頂冠部の先端が下方へ屈曲されて円筒状とさ
れていてもよい。さらに、上記本発明の2周波用アンテ
ナにおいて、前記2つの周波数帯域の周波数比が、約
1:2とされていてもよい。さらにまた、上記本発明の
2周波用アンテナにおいて、車体に取り付け可能な取付
部が下面に形成されている金属ベースと、該金属ベース
に嵌合されているカバーとからなるケース内に収納され
ていてもよい。さらにまた、上記本発明の2周波用アン
テナにおいて、前記ケース内にナビゲーション用アンテ
ナが収納されていてもよい。
ントの先端に設けられた頂冠部における先端と、線状の
エレメントの給電点とを接続する折り返し素子を設ける
ようにしている。このような折り返し素子を設けること
により、2つの周波数帯域で動作するアンテナとするこ
とができる。そして、動作する2つの周波数帯域の周波
数比は、約1:2となる。また、本発明の2周波用アン
テナは、線状のエレメントの先端にトップローディング
として機能する頂冠部を設けるようにしているので、2
周波用アンテナの高さを低くすることができる。このた
め、小さなアンテナケース内に2周波用アンテナを収納
することが可能となり、車体のルーフに取り付けた際に
も大きく突出することがなく優れたデザインとすること
ができる。
の形態の第1の構成を図1に示し、本発明の2周波用ア
ンテナの実施の形態の第2の構成を図2に示す。図1に
示す第1の構成の2周波用アンテナ5は、図示するよう
に下方に折り曲げられた傘状の頂冠部5aと太い線状の
エレメント部5bから構成されており、エレメント部5
bの中途と回路基板6に形成されたアース部6bとの間
を接続するように整合用スタブ5eが備えられている。
頂冠部5aは、エレメント部5bのトップローディング
として機能し、エレメント部5bの長さを短くすること
ができる。この整合用スタブ5eは2周波用アンテナ5
と、2周波用アンテナ5から導出される同軸ケーブルと
の整合をとるためのものである。また、エレメント部5
bの下端は回路基板6に形成された給電部6aに接続さ
れている。この場合、エレメント部5bを金属パイプで
形成し、回路基板6の裏面からエレメント部5b内にT
字状ピンを挿通することにより、エレメント部5bを給
電部6aに固着するようにしてもよい。本発明の実施の
形態にかかる第1の構成の2周波用アンテナ5において
特徴的な構成は、傘状の頂冠部5aの先端と給電部6a
との間を折り返し素子5cにより接続した構成である。
このように、折り返し素子5cにより傘状の頂冠部5a
の先端と給電部6aとを接続することにより、2周波用
アンテナ5が2つの周波数帯域で動作するようになる。
方に傘状となるよう折り曲げられているため、アース部
6bが接続されるグランドプレーンと頂冠部5aとの間
に形成される容量は大きくなり、頂冠部5aの直径を小
さくすることができる。例えば、この2周波用アンテナ
5をディジタルセルラーシステムの900MHz帯(8
24MHz〜894MHz)のAMPS(Advanced Mob
ile Phone Service)方式と、1.8GHz帯(185
0MHz〜1990MHz)のPCS(Presonal Commu
nication Service)方式との2周波用アンテナに適用す
ると、頂冠部5aの直径は約30mmとなり、アンテナ
高は約38mmと低姿勢とすることができる。この数値
は、従来のアンテナ高を同じとする頂冠アンテナの頂冠
部の直径を3割以上小さくした値に相当する。
ンテナ15は、図示するように下方に折り曲げられた傘
状の頂冠部15aと太い線状のエレメント部15bから
構成されており、トップローディングとして機能する頂
冠部15aの先端はさらに下方に折曲されて円筒状部1
5dが形成されている。これにより、エレメント部15
bの長さをより短くすることができる。また、エレメン
ト部15bの中途と回路基板6に形成されたアース部6
bとの間を接続するように整合用スタブ15eが備えら
れている。この整合用スタブ15eは2周波用アンテナ
15と、2周波用アンテナ15から導出される同軸ケー
ブルとの整合をとるためのものである。また、エレメン
ト部15bの下端は回路基板6に形成された給電部6a
に接続されている。この場合、エレメント部15bを金
属パイプで形成し、回路基板6の裏面からエレメント部
15b内にT字状ピンを挿通することにより、エレメン
ト部15bを給電部6aに固着するようにしてもよい。
本発明の実施の形態にかかる第2の構成の2周波用アン
テナ15において特徴的な構成は、傘状の頂冠部15a
における円筒状部15dの先端と給電部6aとの間を折
り返し素子15cにより接続した構成である。このよう
に、折り返し素子15cにより傘状の頂冠部15aの先
端と給電部6aとを接続することにより、2周波用アン
テナ15が2つの周波数帯域で動作するようになる。
は下方に傘状となるよう折り曲げられていると共に円筒
状部15dを備えているため、アース部6bが接続され
るグランドプレーンと頂冠部15aとの間に形成される
容量は大きくなり、頂冠部15aの直径を小さくするこ
とができる。例えば、この2周波用アンテナ15をディ
ジタルセルラーシステムの900MHz帯(870MH
z〜960MHz)のGSM(Global System for Mobi
le communications)方式と、1.8GHz帯(171
0MHz〜1880MHz)のDCS(Digital Cellul
ar System)方式のアンテナに適用すると、頂冠部15
aの直径は約30mmとなり、アンテナ高は約29.5
mmと低姿勢とすることができる。このように、アンテ
ナ高をさらに低姿勢とすることができる。
かかる第2の構成の2周波用アンテナ15を車載用アン
テナに適用した際の構成を図3に示す。図3に示すよう
に、本発明の車載用アンテナ1は、楕円形とされた導電
性の金属ベース3と、この金属ベース3に嵌着された合
成樹脂製のカバー2からなるアンテナケースを備えてい
る。この金属ベース3の下面に柔軟なパッドが配置され
て、車体に取り付けられる。そして、車載用アンテナ1
はアンテナケースから外部へ突出するエレメント等の部
分は一切有しておらず低姿勢とされている。さらに、金
属ベース3の裏側には車体に形成された取付穴に嵌入さ
れ、固定用ネジが螺着されることにより車載用アンテナ
1を車体に固着するベース取付部3aが突出されて形成
されている。このベース取付部3aには軸に沿って切溝
部3bが形成された貫通孔が設けられており、この貫通
孔を利用してGPS用ケーブル10と電話用ケーブル1
1とが外部からアンテナケース内に導入されている。
器に接続されるコネクタ10aが設けられており、電話
用ケーブル11の先端には車載電話機に接続されるコネ
クタ11aが設けられている。図3に金属ベース3とカ
バー2とを破断して示すようにアンテナケース内には、
GPS信号を受信するGPSアンテナ4と、車載電話用
の2周波用アンテナ15が収納されている。このGPS
アンテナ4は、金属ベース3に形成されたGPSアンテ
ナ収納部内に収納されている。そして、2周波用アンテ
ナ15は図2に示されているように回路基板6に電気的
に接続されていると共に、機械的に固着されている。そ
して、この回路基板6は金属ベース3に固着されてい
る。また、アンテナケース内に導入されたGPS用ケー
ブル10はGPSアンテナ4に接続されており、電話用
ケーブル11は回路基板6の2周波用アンテナ15に接
続されている。
ーブル10とはベース取付部3aの貫通孔から導出され
る際に、図3に示すように、ベース取付部3aの軸に沿
って形成された切溝部3bを介して金属ベース3の裏面
にほぼ平行に引き出すことができる。さらにまた、貫通
孔の下端からGPS用ケーブル10と電話用ケーブル1
1とを導出すると、金属ベース3の裏面にほぼ直交して
導出することができる。これにより、車載用アンテナ1
を取り付ける車体の構造にあわせて電話用ケーブル11
とGPS用ケーブル10とを引き出すことができる。
に線状のエレメント部15bと、このエレメント部15
bの先端に設けられた下方に傘状となるよう折り曲げら
れていると共に円筒状部15dを備える円形の頂冠部1
5aとから構成されている。この頂冠部15aはエレメ
ント部15bの先端にハンダ付け等により固着されてい
る。また、エレメント部15bの下端には、鍔状の取付
部が形成されて、この取付部が回路基板6に形成された
給電部6aにハンダ付けにより固着されている。なお、
回路基板6が金属ベース3に取り付けられた際に、回路
基板6のアースパターンは金属ベース3に電気的に接続
され、金属ベース3は2周波用アンテナ15のグランド
プレーンとして作用するようになる。
M/DCSの周波数帯域におけるインピーダンス特性を
示すスミスチャートと電圧定在波比(VSWR)特性お
よび水平面内指向性を示すグラフを図4ないし図19に
示す。ただし、図4ないし図11はGPSアンテナ4が
ない場合のGSM/DCSの周波数帯域におけるスミス
チャートとVSWR特性および水平面内指向性を示すグ
ラフであり、図12ないし図19はGPSアンテナ4が
ある場合のGSM/DCSの周波数帯域におけるスミス
チャートとVSWR特性および水平面内指向性を示すグ
ラフである。
Mの周波数帯域におけるスミスチャートであり、図5は
そのVSWR特性を示すグラフである。図示するよう
に、GSMの周波数帯域におけるVSWRは約2.3以
下となる。また、図6はGPSアンテナ4がない場合の
DCSの周波数帯域におけるスミスチャートであり、図
7はそのVSWR特性を示すグラフである。図示するよ
うに、DCSの周波数帯域におけるVSWRは約1.5
以下となる。これらのVSWR特性と、スミスチャート
に示すインピーダンス特性から、2周波用アンテナ15
が適用された車載用アンテナ1がGSMとDCSの2つ
の周波数帯域で動作することを理解することができる。
(a)に示すように配置した際のGPSアンテナ4がな
い場合のGSMの最低周波数である870MHzにおけ
る水平面内指向性を示す図であり、この場合の1/4波
長ホイップアンテナに対するアンテナゲインは約−1.
04dBとなる。図9(a)はその場合のGSMの中央
周波数である915MHzにおける水平面内指向性を示
す図であり、この場合の1/4波長ホイップアンテナに
対するアンテナゲインは約−0.81dBとなる。図9
(b)はその場合のGSMの最高周波数である960M
Hzにおける水平面内指向性を示す図であり、この場合
の1/4波長ホイップアンテナに対するアンテナゲイン
は約−1.53dBとなる。これらの水平面内指向性を
示す図を参照すると、GSMの周波数帯域においてほぼ
円形の良好な水平面内指向性とされていることがわか
る。
(a)に示すように配置した際のGPSアンテナ4がな
い場合のDCSの最低周波数である1710MHzにお
ける水平面内指向性を示す図であり、この場合の1/4
波長ホイップアンテナに対するアンテナゲインは約−
1.33dBとなる。図10(b)はその場合のDCS
の中央周波数である1795MHzにおける水平面内指
向性を示す図であり、この場合の1/4波長ホイップア
ンテナに対するアンテナゲインは約−0.3dBとな
る。図11(a)はその場合のDCSの最高周波数であ
る1880MHzにおける水平面内指向性を示す図であ
り、この場合の1/4波長ホイップアンテナに対するア
ンテナゲインは約−1.17dBとなる。これらの水平
面内指向性を示す図を参照すると、DCSの周波数帯域
においてほぼ円形の良好な水平面内指向性とされている
ことがわかる。これらの図に示す水平面内指向性から、
2周波用アンテナ15が適用された車載用アンテナ1が
GSMとDCSの2つの周波数帯域で良好に動作するこ
とを理解することができる。
SMの周波数帯域におけるインピーダンス特性を示すス
ミスチャートであり、図13はそのVSWR特性を示す
グラフである。図示するように、GSMの周波数帯域に
おけるVSWRは約2.3以下となる。また、図14は
GPSアンテナ4がある場合のDCSの周波数帯域にお
けるインピーダンス特性を示すスミスチャートであり、
図15はそのVSWR特性を示すグラフである。図示す
るように、DCSの周波数帯域におけるVSWRは約
1.8以下となる。これらのVSWR特性とスミスチャ
ートに示すインピーダンス特性から、GPSアンテナ4
がある場合には若干特性が劣化するが、2周波用アンテ
ナ15が適用された車載用アンテナ1がGSMとDCS
の2つの周波数帯域で十分動作することを理解すること
ができる。
6(a)に示すように配置した際のGPSアンテナ4が
ある場合のGSMの最低周波数である870MHzにお
ける水平面内指向性を示す図であり、この場合の1/4
波長ホイップアンテナに対するアンテナゲインは約−
1.23dBとなる。図17(a)はその場合のGSM
の中央周波数である915MHzにおける水平面内指向
性を示す図であり、この場合の1/4波長ホイップアン
テナに対するアンテナゲインは約−0.78dBとな
る。図17(b)はその場合のGSMの最高周波数であ
る960MHzにおける水平面内指向性を示す図であ
り、この場合の1/4波長ホイップアンテナに対するア
ンテナゲインは約−1.67dBとなる。これらの水平
面内指向性を参照すると、GPSアンテナ4がある場合
には若干特性が劣化するが、GSMの周波数帯域におい
てほぼ円形の良好な水平面内指向性とされていることが
わかる。
6(a)に示すように配置した際のGPSアンテナ4が
ある場合のDCSの最低周波数である1710MHzに
おける水平面内指向性を示す図であり、この場合の1/
4波長ホイップアンテナに対するアンテナゲインは約−
1.81dBとなる。図18(b)はその場合のDCS
の中央周波数である1795MHzにおける水平面内指
向性を示す図であり、この場合の1/4波長ホイップア
ンテナに対するアンテナゲインは約−0.22dBとな
る。図19(a)はその場合のDCSの最高周波数であ
る1880MHzにおける水平面内指向性を示す図であ
り、この場合の1/4波長ホイップアンテナに対するア
ンテナゲインは約−0.04dBとなる。これらの水平
面内指向性を参照すると、GPSアンテナ4がある場合
には若干特性が劣化するが、DCSの周波数帯域におい
てほぼ円形の良好な水平面内指向性とされていることが
わかる。これらの水平面内指向性から、GPSアンテナ
4がある場合には若干特性が劣化するが、2周波用アン
テナ15が適用された車載用アンテナ1がGSMとDC
Sの2つの周波数帯域で良好に動作することを理解する
ことができる。
アンテナを図1に示す第1の2周波用アンテナ5とした
場合のAMPS/PCSの周波数帯域におけるインピー
ダンス特性を示すスミスチャートと、電圧定在波比(V
SWR)特性および水平面内指向性を示すグラフを図2
0ないし図27に示す。図20はAMPSの周波数帯域
におけるインピーダンス特性を示すスミスチャートであ
り、図21はそのVSWR特性を示すグラフである。図
示するように、AMPSの周波数帯域におけるVSWR
は約2.0以下となる。また、図22はPCSの周波数
帯域におけるインピーダンス特性を示すスミスチャート
であり、図23はそのVSWR特性を示すグラフであ
る。図示するように、PCSの周波数帯域におけるVS
WRは約1.7以下となる。これらのVSWR特性と、
スミスチャートに示すインピーダンス特性から、2周波
用アンテナ5が適用された車載用アンテナ1がAMPS
とPCSの2つの周波数帯域で動作することを理解する
ことができる。
4(a)に示すように配置した際のAMPSの最低周波
数である824MHzにおける水平面内指向性を示す図
であり、この場合の1/4波長ホイップアンテナに対す
るアンテナゲインは約−1.19dBとなる。図25
(a)はその場合のAMPSの中央周波数である859
MHzにおける水平面内指向性を示す図であり、この場
合の1/4波長ホイップアンテナに対するアンテナゲイ
ンは約−0.64dBとなる。図25(b)はその場合
のAMPSの最高周波数である894MHzにおける水
平面内指向性を示す図であり、この場合の1/4波長ホ
イップアンテナに対するアンテナゲインは約−0.81
Bとなる。これらの水平面内指向性を参照すると、AM
PSの周波数帯域においてほぼ円形の良好な水平面内指
向性とされていることがわかる。
4(a)に示すように配置した際のPCSの最低周波数
である1850MHzにおける水平面内指向性を示す図
であり、この場合の1/4波長ホイップアンテナに対す
るアンテナゲインは約−1.39dBとなる。図26
(b)はその場合のPCSの中央周波数である1920
MHzにおける水平面内指向性を示す図であり、この場
合の1/4波長ホイップアンテナに対するアンテナゲイ
ンは約1.28dBとなる。図27はその場合のPCS
の最高周波数である1990MHzにおける水平面内指
向性を示す図であり、この場合の1/4波長ホイップア
ンテナに対するアンテナゲインは約0.5dBとなる。
これらの図に示す水平面内指向性を参照すると、PCS
の周波数帯域においてほぼ円形の良好な水平面内指向性
とされていることがわかる。これらの水平面内指向性か
ら、2周波用アンテナ5が適用された車載用アンテナ1
がAMPSとPCSの2つの周波数帯域で良好に動作す
ることを理解することができる。
アンテナはGSM/DCSの2つの周波数帯域、あるい
は、AMPS/PCSの2つの周波数帯域で動作させる
ようにしたが、本発明はこれに限らず、周波数比が約
1:2とされる2つの周波数帯域における通信システム
に適用することができる。
で、線状のエレメントの先端に設けられた頂冠部におけ
る先端と、線状のエレメントの給電点とを接続する折り
返し素子を設けるようにしている。このように折り返し
素子を設けることにより、2つの周波数帯域で動作する
アンテナとすることができる。そして、動作する2つの
周波数帯域の周波数比は、約1:2となる。また、本発
明の2周波用アンテナは、線状のエレメントの先端にト
ップローディングとして機能する頂冠部を設けるように
しているので、2周波用アンテナの高さを低くすること
ができる。このため、小さなアンテナケース内に2周波
用アンテナを収納することが可能となり、車体のルーフ
に取り付けた際にも大きく突出することがなく優れたデ
ザインとすることができる。
の構成を示す図である。
の構成を示す図である。
用アンテナに適用した構成を示す図である。
した車載用アンテナのGSMの周波数帯域におけるイン
ピーダンス特性を示すスミスチャートである。
した車載用アンテナのGSMの周波数帯域におけるVS
WR特性を示す図である。
した車載用アンテナのDCSの周波数帯域におけるイン
ピーダンス特性を示すスミスチャートである。
した車載用アンテナのDCSの周波数帯域におけるVS
WR特性を示す図である。
した車載用アンテナの870MHzにおける水平面内指
向性を示す図である。
した車載用アンテナの915MHzおよび960MHz
における水平面内指向性を示す図である。
用した車載用アンテナの1710MHzおよび1795
MHzにおける水平面内指向性を示す図である。
用した車載用アンテナの1880MHzにおける水平面
内指向性を示す図である。
用したGPSアンテナ付き車載用アンテナのGSMの周
波数帯域におけるインピーダンス特性を示すスミスチャ
ートである。
用したGPSアンテナ付き車載用アンテナのGSMの周
波数帯域におけるVSWR特性を示す図である。
用したGPSアンテナ付き車載用アンテナのDCSの周
波数帯域におけるインピーダンス特性を示すスミスチャ
ートである。
用したGPSアンテナ付き車載用アンテナのDCSの周
波数帯域におけるVSWR特性を示す図である。
用したGPSアンテナ付き車載用アンテナの870MH
zにおける水平面内指向性を示す図である。
用したGPSアンテナ付き車載用アンテナの915MH
zおよび960MHzにおける水平面内指向性を示す図
である。
用したGPSアンテナ付き車載用アンテナの1710M
Hzおよび1795MHzにおける水平面内指向性を示
す図である。
用したGPSアンテナ付き車載用アンテナの1880M
Hzにおける水平面内指向性を示す図である。
を適用した車載用アンテナのAMPSの周波数帯域にお
けるインピーダンス特性を示すスミスチャートである。
を適用した車載用アンテナのAMPSの周波数帯域にお
けるVSWR特性を示す図である。
適用した車載用アンテナのPCSの周波数帯域における
インピーダンス特性を示すスミスチャートである。
適用した車載用アンテナのPCSの周波数帯域における
VSWR特性を示す図である。
適用した車載用アンテナの824MHzにおける水平面
内指向性を示す図である。
適用した車載用アンテナの859MHzおよび894M
Hzにおける水平面内指向性を示す図である。
適用した車載用アンテナの1850MHzおよび192
0MHzにおける水平面内指向性を示す図である。
適用した車載用アンテナの1990MHzにおける水平
面内指向性を示す図である。
a ベース取付部、3b切溝部、4 GPSアンテナ、
5 2周波用アンテナ、5a 頂冠部、5bエレメント
部、5c 折り返し素子、5e 整合用スタブ、6 回
路基板、6a給電部、6b アース部、10 GPS用
ケーブル、10a コネクタ、11電話用ケーブル、1
1a コネクタ、15 2周波用アンテナ、15a 頂
冠部、15b エレメント部、15c 折り返し素子、
15d 円筒状部、15e整合用スタブ
Claims (5)
- 【請求項1】 線状のエレメント部と、 該エレメント部の先端に設けられていると共に、下方に
傾斜されて傘状とされている頂冠部と、 前記エレメント部の中間部をアースに短絡する整合用ス
タブと、 前記エレメントの給電点と、前記頂冠部の先端とを接続
する折り返し素子とを備え、 2つの周波数帯域において動作することを特徴とする2
周波用アンテナ。 - 【請求項2】 前記頂冠部の先端が下方へ屈曲されて円
筒状とされていることを特徴とする請求項1記載の2周
波用アンテナ。 - 【請求項3】 前記2つの周波数帯域の周波数比が、約
1:2とされていることを特徴とする請求項1記載の2
周波用アンテナ。 - 【請求項4】 車体に取り付け可能な取付部が下面に形
成されている金属ベースと、該金属ベースに嵌合されて
いるカバーとからなるケース内に収納されていることを
特徴とする請求項1記載の2周波用アンテナ。 - 【請求項5】 前記ケース内にナビゲーション用アンテ
ナも収納されていることを特徴とする請求項1記載の2
周波用アンテナ。
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