JP2002083230A - 課金処理方法及び装置、並びに記録媒体 - Google Patents

課金処理方法及び装置、並びに記録媒体

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JP2002083230A
JP2002083230A JP2000273922A JP2000273922A JP2002083230A JP 2002083230 A JP2002083230 A JP 2002083230A JP 2000273922 A JP2000273922 A JP 2000273922A JP 2000273922 A JP2000273922 A JP 2000273922A JP 2002083230 A JP2002083230 A JP 2002083230A
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JP
Japan
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charging
upper limit
billing
terminal device
operations
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JP2000273922A
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English (en)
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Tomoaki Watanabe
智明 渡辺
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 提供するサービスとの関係で常に適正な料金
で課金できるようにする。 【解決手段】 ネットワークN1を介して接続された端
末装置10に対して提供するサービスについて、端末装
置10で行われた課金対象となる入力操作に伴い送られ
てくる課金要求に基づいて課金する課金処理方法であ
る。提供するサービスの内容に応じて予め決められた上
限金額を課金データ記憶部94に上限値として記憶保持
し、前記課金要求に基づいて所定期間内における前記課
金対象となる入力操作の回数を課金データ記憶部94に
操作回数として累積的に記憶する。課金処理部96は、
課金額が前記上限金額を越えない場合には該操作回数に
比例した料金で課金し、前記課金額が前記上限金額を越
える場合には該上限金額を限度として課金する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インターネット等
のネットワークを介して提供されるサービスについての
課金処理方法、課金処理装置、及び課金処理プログラム
が記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、インターネット等のネットワーク
を介した通信環境が発達してきており、情報データベー
スの利用、オンラインショッピング、企業の宣伝・広告
などに広く用いられるようになってきた。ネットワーク
を介して相互に接続されたサーバと端末装置(クライア
ント)の間の通信には、例えばHTTP(HyperT
ext Transfer Protocol)という
プロトコルが用いられ、情報を提供するためのハイパー
テキストを記述する言語としては、HTML(Hype
rText Markup Language)が用い
られる。サーバ側ではハイパーテキストにより情報の公
開等が行われる。
【0003】一方、端末装置では、ハイパーテキストを
閲覧するソフトウエア(ブラウザ)が用いられ、端末装
置からURL(Uniform Resource L
ocator)と称される文字列を入力したり、又はサ
ーバに一意に割り当てられているIP(Interne
t Protocol)アドレスを直接指定すること
で、公開されているハイパーテキスト(ウエブページ)
にアクセスすることができる。近時におけるブラウザ
は、GUI(Graphical User Inte
rface)を備えており、マウス等のポインティング
デバイスを用いて各種の操作を容易に行うことができる
ようになっている。即ち、ブラウザの表示画面上に表示
されているテキストやマークをマウスでクリックするこ
とにより別の情報を引き出したり、他のウエブページを
表示したりすることができる。
【0004】ところで、提供するサービスが有料である
場合、サービスの提供者はサービスの利用者に対してそ
のサービスの内容に応じて課金することになる。この場
合の従来の課金方法としては、ウエブページ上のテキス
トやマークをマウスでクリックした回数を検出して、所
定期間(例えば、1カ月)内におけるクリック回数を累
積し、総回数に1クリック当たりの単位料金(例えば、
1円)を乗算して利用料とし、これを請求・徴収するよ
うにしたものが知られている。
【0005】この場合の課金の対象者は、サービスの利
用者であり、必ずしも端末装置の利用者とは限らない。
例えば、提供するサービスがウエブページに貼り付けら
れたバナー広告(該広告に対応するウエブページにリン
クされている画像等)である場合、サービスの利用者
(課金の対象者)はバナー広告主であり、端末装置の利
用者ではない。一方、例えば、入力された単語の意味を
検索して表示する辞書検索サービス等では、端末装置の
利用者がサービスの利用者、即ち課金の対象者となるこ
とが多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
課金方法によると、クリックの総回数に1クリック当た
りの単位料金を単に乗算するものであるから、端末装置
の利用者が誤操作によりあるいは意図的に膨大な数のク
リックを行った場合には、提供するサービスの価値に対
して法外な課金を行うことになり、実状に沿わない場合
があるという問題があった。
【0007】特に、後述するように、提供するサービス
に関連する関連情報を含むアイコン画像を端末装置に配
信して、該端末装置において表示された該アイコン画像
又は該関連情報について何らかの操作を行うことにより
各種のサービスを提供するというビジネスモデルにおい
て、かかる操作の回数を累計して課金する場合に、上記
と同様な問題が発生する場合があるため、当該ビジネス
モデルの普及のためにも、かかる問題を解消する必要が
ある。
【0008】本発明はこのような従来技術の問題点に鑑
みてなされたものであり、提供するサービスとの関係で
常に適正な料金で課金できるようにすることを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】〔課金処理方法〕上記目
的を達成するための本発明は、ネットワークを介して接
続された端末装置に対して提供するサービスについて、
該端末装置で行われた課金対象となる入力操作に伴い送
られてくる課金要求に基づいて課金する課金処理方法で
あって、前記サービスの内容に応じて予め決められた上
限金額を記憶保持するステップと、前記課金要求に基づ
いて所定期間内における前記課金対象となる入力操作の
回数を操作回数として累積するステップと、課金額が前
記上限金額を越えない場合には前記操作回数に基づいて
課金し、該課金額が該上限金額を越える場合には該上限
金額を限度として課金するステップとを備えたことを特
徴とする。
【0010】本発明によれば、課金額がサービスの内容
に応じて予め決められた上限金額を越える場合には該上
限金額を限度として課金するようにしたから、故意又は
過失により操作回数が膨大となった場合であっても常に
適正な料金で課金することができるようになる。
【0011】また、上記目的を達成するための本発明
は、ネットワークを介して接続された端末装置に対して
提供するサービスについて、該端末装置で行われた課金
対象となる入力操作に伴い送られてくる課金要求に基づ
いて課金する課金処理方法であって、前記サービスの内
容に応じて予め決められた上限回数を記憶保持するステ
ップと、前記課金要求に基づいて所定期間内における前
記課金対象となる入力操作の回数を操作回数として累積
するステップと、前記操作回数が前記上限回数を越えな
い場合には該操作回数に基づいて課金し、該操作回数が
該上限回数を越える場合には該上限回数に対応した料金
を限度として課金するステップとを備えたことを特徴と
する。
【0012】本発明によれば、操作回数がサービスの内
容に応じて予め決められた上限回数を越える場合には該
上限回数に対応した料金を限度として課金するようにし
たから、故意又は過失により操作回数が膨大となった場
合であっても常に適正な料金で課金することができるよ
うになる。
【0013】上記の場合において、前記サービスの提供
のために関連情報を含むアイコン画像を前記端末装置に
送り、該アイコン画像について行われた入力操作の回数
に基づいて課金するようにできる。この場合の前記課金
対象となる入力操作としては、前記関連情報を表示させ
ずに前記アイコン画像を表示させる前記端末装置の第1
管理領域から、該アイコン画像の該関連情報を表示させ
る該端末装置の第2管理領域に登録するための操作、あ
るいは前記関連情報を表示させずに前記アイコン画像を
表示させる前記端末装置の第1管理領域から、該アイコ
ン画像の該関連情報を表示させる該端末装置の第2管理
領域に登録した後に、該関連情報を表示させるための操
作とすることができる。
【0014】また、上記の場合において、前記端末装置
がオンライン状態にあるときに前記課金対象となる入力
操作が行われた場合には、該課金要求は該課金対象とな
る入力操作が行われる毎に送られてくるようにし、ま
た、前記端末装置がオフライン状態にあるときに前記課
金対象となる入力操作が行われた場合には、その間に行
われた該課金対象となる入力操作の回数が該端末装置に
蓄積されており、該端末装置が次にオンライン状態にな
ったときに、該オフライン状態にあった間に蓄積された
該課金対象となる入力操作の回数が前記課金要求に設定
されて送られてくるようにすることができる。
【0015】〔課金処理装置〕上記目的を達成するため
の本発明は、ネットワークを介して接続された端末装置
に対して提供するサービスに関連する関連情報を含むア
イコン画像について、該端末装置で行われた課金対象と
なる入力操作に伴い送られてくる課金要求に基づいて課
金する課金処理装置であって、前記サービスの内容に応
じて予め決められた上限金額を記憶保持する記憶部と、
前記課金要求に基づいて所定期間内における前記課金対
象となる入力操作の回数を操作回数として累積する累積
部と、課金額が前記上限金額を越えない場合には該操作
回数に比例した料金で課金し、前記課金額が前記上限金
額を越える場合には該上限金額を限度として課金する課
金処理部とを備えたことを特徴とする。
【0016】本発明によれば、アイコン画像を通じて提
供されたサービスについて、課金額がサービスの内容に
応じて予め決められた上限金額を越える場合には該上限
金額を限度として課金するようにしたから、故意又は過
失により操作回数が膨大となった場合であっても常に適
正な料金で課金することができるようになる。
【0017】また、上記目的を達成するための本発明
は、ネットワークを介して接続された端末装置に対して
提供するサービスに関連する関連情報を含むアイコン画
像について、該端末装置で行われた課金対象となる入力
操作に伴い送られてくる課金要求に基づいて課金する課
金処理装置であって、前記サービスの内容に応じて予め
決められた上限回数を記憶保持する記憶部と、前記課金
要求に基づいて所定期間内における前記課金対象となる
入力操作の回数を操作回数として累積する累積部と、前
記操作回数が前記上限回数を越えない場合には該操作回
数に比例した料金で課金し、前記操作回数が前記上限回
数を越える場合には該上限回数に対応した料金を限度と
して課金する課金処理部とを備えたことを特徴とする。
【0018】本発明によれば、アイコン画像についての
操作回数がサービスの内容に応じて予め決められた上限
回数を越える場合には該上限回数に対応した料金を限度
として課金するようにしたから、故意又は過失により操
作回数が膨大となった場合であっても常に適正な料金で
課金することができるようになる。
【0019】上記の場合において、前記累積部は、前記
関連情報を表示させずに前記アイコン画像を表示させる
前記端末装置の第1管理領域から、該アイコン画像の該
関連情報を表示させる該端末装置の第2管理領域に登録
するための操作が行われたことを検出し、あるいは前記
関連情報を表示させずに前記アイコン画像を表示させる
前記端末装置の第1管理領域から、該アイコン画像の該
関連情報を表示させる該端末装置の第2管理領域に登録
した後に、該関連情報を表示させるための操作が行われ
たことを検出するようにできる。
【0020】〔記録媒体〕上記目的を達成するための本
発明は、ネットワークを介して接続された端末装置に対
して提供するサービスについて、該端末装置で行われた
課金対象となる入力操作に伴い送られてくる課金要求に
基づいて課金する課金処理プログラムが記録されたコン
ピュータ読取可能な記録媒体であって、前記サービスの
内容に応じて予め決められた上限金額を記憶保持する記
憶部と、前記課金要求に基づいて所定期間内における前
記課金対象となる入力操作の回数を操作回数として累積
する累積部と、課金額が前記上限金額を越えない場合に
は前記操作回数に基づいて課金し、該課金額が該上限金
額を越える場合には該上限金額を限度として課金する課
金処理部とを備えたことを特徴とする。
【0021】上記目的を達成するための本発明は、ネッ
トワークを介して接続された端末装置に対して提供する
サービスについて、該端末装置で行われた課金対象とな
る入力操作に伴い送られてくる課金要求に基づいて課金
する課金処理プログラムが記録されたコンピュータ読取
可能な記録媒体であって、前記サービスの内容に応じて
予め決められた上限回数を記憶保持する記憶部と、前記
課金要求に基づいて所定期間内における前記課金対象と
なる入力操作の回数を操作回数として累積する累積部
と、前記操作回数が前記上限回数を越えない場合には該
操作回数に基づいて課金し、該操作回数が該上限回数を
越える場合には該上限回数に対応した料金を限度として
課金する課金処理部とを備えたことを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して詳細に説明する。
【0023】〔システム構成〕図1は、本発明の実施形
態に係るサービス提供システムの全体構成を示す図であ
る。図1において、10はパーソナルコンピュータ、1
2はディジタルテレビ、14はPDA(Persona
l Data Assistance)、及び16は携
帯電話機であり、これらは端末装置をなすものである。
図1に示した例では、パーソナルコンピュータ10及び
ディジタルテレビ12はインターネット等のネットワー
クN1に接続されており、PDA14及び携帯電話機1
6は基地局20、回線網N2、及びネットワーク接続装
置22を介してネットワークN1に接続されている。
【0024】30は各種のサービスを提供するサービス
提供サイトであり、特に限定されないが、情報の検索、
情報の配信、オンラインショッピング、ゲームの提供、
企業広告、その他のサービスを提供する。サービス提供
サイト30は、サービスを提供するサービス提供サーバ
32、提供したサービスについて課金処理を行う課金処
理サーバ34、及び各種のデータが収集・格納されたデ
ータベース装置DをLAN(Local Area N
etwork)のネットワークN3を介して相互に接続
して構成されている。
【0025】パーソナルコンピュータ10及びディジタ
ルテレビ12とサービス提供サイト30内に設けられた
サービス提供サーバ32とはネットワークN1を介して
相互に通信可能であり、PDA14及び携帯電話機16
とサービス提供サイト30内に設けられたサービス提供
サーバ32とは基地局20、回線網N2、ネットワーク
接続装置22、及びネットワークN1を介して相互に通
信可能である。尚、図1に示した構成は、あくまでも本
発明の理解を容易にするための図であり、上述の各端末
装置及びサービス提供サイト30とネットワークN1と
の間の接続形態は図1に示したものに限られない。ま
た、各端末装置とサービス提供サイト30との間の通信
手段は特に限定されず、電話回線、専用線、電波、光通
信、又はこれらの複合であっても良い。
【0026】また、端末装置は図1に示したパーソナル
コンピュータ10、ディジタルテレビ12、PDA1
4、及び携帯電話機16に限られる訳ではなく、室内に
設置される端末装置及び携帯可能な端末装置の何れでも
良い。尚、以下の説明においては、理解を容易にするた
めに、パーソナルコンピュータ10を用いてネットワー
クN1を介してサービス提供サイト30にアクセスする
場合を例に挙げて説明する。
【0027】パーソナルコンピュータ10は、CPU
(中央処理装置)又はMPU(Micro Proce
ssor Unit)、RAM(Random Acc
essMemory)、ROM(Read Only
Memory)、又はハードディスク等の記憶装置、キ
ーボードやマウス等の入力装置、CRT(Cathod
Ray Tube)や液晶表示素子等の表示装置、モ
デム、ターミナルアダプタ、又はルータ等の通信インタ
フェースを備える。
【0028】更に、CD−ROM装置、DVD(登録商
標)装置、ハードディスク装置、光磁気ディスク装置、
フレキシブルディスク装置、RAMディスク等の半導体
記憶装置、ICカードメモリ装置、又は磁気テープ装置
等の外部記憶装置を備える。これらの外部記憶装置は、
可搬性のある情報記録媒体に記録されたプログラムをパ
ーソナルコンピュータ10内に読み取るための装置であ
る。また、パーソナルコンピュータ10内の記憶装置に
は、ネットワークN1を介した通信を可能とするため
に、少なくともオペレーティングシステム(OS)及び
HTTP(HyperText Transfer P
rotocol)閲覧プログラム(ブラウザ等)とが記
憶されている。
【0029】サービス提供サーバ32は、ネットワーク
N1を介して送信されてくるサービス提供要求に応じ
て、各種のサービスを提供する。例えば、提供するサー
ビスが情報検索サービスである場合には、ネットワーク
N1を介して送信されてくる検索要求に応じてデータベ
ース装置D内を検索して検索結果を取得し、検索結果を
ネットワークN1を介して送信する。この場合の検索結
果としては、例えば、ネットワークN1を介して図示し
ないサーバから提供される情報(コンテンツ)の所在を
示すURL又はその情報の概要を文字情報として表した
情報を含んで構成される。
【0030】また、この実施形態では、サービス提供サ
ーバ32によるサービスは、関連情報を含むアイコン画
像を用いて提供される。例えば、情報検索サービスを提
供する場合の検索結果を得た後、該検索結果に関連する
情報を関連情報として含むアイコン画像を生成し、生成
した単一又は複数のアイコン画像をネットワークN1を
介して送信する。関連情報を含むアイコン画像の詳細に
ついては後述する。
【0031】課金処理サーバ34は、サービス提供サー
バ32によって提供されるサービスが有料である場合に
課金処理を行う。課金処理の詳細については後述する。
尚、図1においては、理解の容易のため、サービス提供
サーバ32、課金処理サーバ34、及びデータベース装
置DがネットワークN3を介して相互に接続されている
形態を図示しているが、サービス提供サーバ32、課金
処理サーバ34、及びデータベース装置Dが全て一台の
サーバによって構成されても良い。
【0032】サービス提供サーバ32、及び課金処理サ
ーバ34は、例えば汎用コンピュータで構成される。こ
の汎用コンピュータは、CPU又はMPU、RAMやR
OM、ハードディスク等の記憶装置、キーボードやマウ
ス等の入力装置、CRTや液晶表示素子等の表示装置、
モデム、ターミナルアダプタ、又はルータ等の通信イン
タフェースを備える。更に、CD−ROM装置、DVD
(登録商標)装置、ハードディスク装置、光磁気ディス
ク装置、フレキシブルディスク装置、RAMディスク等
の半導体記憶装置、ICカードメモリ装置、又は磁気テ
ープ装置等の外部記憶装置を備える。また、サービス提
供サーバ32は、ネットワークN1を介した通信を可能
とするために、少なくともOS及びHTTPサーバ用プ
ログラムが記憶装置内に記憶されている。
【0033】〔サービス提供サーバ及びアイコン画像〕
次に、この実施形態におけるサービス提供サーバ32及
び該サービス提供サーバ32によって提供されるサービ
スに用いられるアイコン画像について説明する。サービ
ス提供サーバ32によって提供されるサービスとして
は、特に限定されないが、説明を簡単にするため、ここ
では、ゲームプログラムに関する情報を配信するサービ
スであるものとして説明する。
【0034】図1において、サービス提供サーバ(情報
配信サーバ)32は、パーソナルコンピュータ10から
ネットワークN1を介して送信されてくるサービス提供
要求に応じて、データベース装置D内の検索等を行っ
て、必要な情報を取得し、次いで、該情報を関連情報と
して含むアイコン画像を生成し、当該アイコン画像をネ
ットワークN1を介してマイクロコンピュータ10に送
信する。尚、送信するアイコン画像が複数ある場合にお
いては、送信するアイコン画像をパーソナルコンピュー
タ10内に設けられる第2管理領域(詳細は後述する)
に一括的にダウンロードさせるための機能を有する一括
ダウンロード(D/L)ボタンを含めて送信するように
できる。
【0035】アイコン画像は、配信する情報の内容を端
的に示す画像情報(例えば、ゲームの登場人物等の画像
情報)と、配信する情報に関連する関連情報(配信する
情報そのものを含む)とを含んで構成される。関連情報
としては、例えば、当該ゲームプログラム自体、当該ゲ
ームの説明、当該ゲームの攻略方法等である。尚、アイ
コン画像に含まれる関連情報は配信する情報そのものに
限られず、当該情報の存在する場所を示す情報等であっ
てもよい。
【0036】尚、アイコン画像は予め作成されていても
良く、サービス提供サーバ32が動的に作成しても良
い。この場合において、アイコン画像を作成するための
画像情報及び関連情報がデータベース装置D内に必ずし
も記憶されている必要はなく、サービス提供サーバ32
又はネットワークN1に接続された図示しないサーバ内
に記憶されていても良い。また、画像情報のデータ形式
は、BMP形式、GIF(Graphics Inte
rchange Format)形式、JPEG(Jo
int Photographic coding E
xperts Group)形式等の形式であり、その
他TIFF(Tagged ImageFile Fo
rmat)等の形式であっても良い。また、サービス提
供サーバ32は、パーソナルコンピュータ10内でアイ
コン画像に関する処理を実行させるプログラム(第2管
理領域制御プログラム)をダウンロードするための機能
を有するボタンを含めてパーソナルコンピュータ10に
送るようにしても良い。
【0037】尚、サービスの提供に関する上記の機能
は、サービス提供サーバ32内に論理回路を形成してハ
ードウェアの形態で実現しても良く、各機能を実現する
プログラムを記憶装置に記憶させ、CPUがこのプログ
ラムを実行する形態で実現しても良い。更に、このプロ
グラムが記録されたCD−ROM等の記録媒体の内容を
サービス提供サーバ32が読み取ることによって実行す
る形態で実現してもよい。
【0038】ここで、アイコン画像について詳細に説明
する。アイコン画像は、前述したように提供しようとす
る情報の内容を端的に示す画像情報であり、情報の内容
が一目で把握可能になっている。しかも本実施形態にお
いては、アイコン画像は画像情報中に関連情報が含まれ
ている。ただし、後述するようにパーソナルコンピュー
タ10の第1管理領域においては、関連情報は表示され
ず、アイコン画像の画像情報のみが表示される。
【0039】アイコン画像を作成する方法は、特に制限
はないが本実施形態においては、例えば以下のようにし
て行う。図2は、関連情報が埋め込まれた画像情報のフ
ォーマットの一例を示す図である。ここで、画像情報が
GIFフォーマットの画像である場合について説明す
る。
【0040】図2に示すようにアイコン画像は複数のフ
ィールドFA1〜FA6を含んで構成される。フィール
ドFA1は、アイコン画像の開始部を示す情報が格納さ
れるフィールドである。ここでは、画像情報がGIF形
式のフォーマットである場合について考えているので、
フィールドFA1には、アイコン画像がGIF形式の画
像情報であることを識別するための‘GIF’なる文字
列及びそのバージョンを含んで格納される。フィールド
FA3には配色表式画像データが格納される。ここで、
配色表式画像データは、画素が左から右及び上から下の
順序で配列された画像データである。また、本実施形態
においては画像情報がGIF形式のファーマットである
場合を考えているので、配色表式画像データは可変長符
号のLZWアルゴリズムを使って符号化されている。
【0041】フィールドFA5は注釈拡張部を格納する
ために設けられたフィールドであり、GIFデータ・ス
トリーム中のグラフィック情報とはならない文章情報を
含んでいる。これは、グラフィックや製作関係者名や内
容説明に関する注釈、又は、その他制御やグラフィック
のデータでない類のもの全てを含めることができるよう
になっている。フィールドFA6は、アイコン画像のデ
ータ・ストリームが終了したことを示す終了部を示す情
報を格納するフィールドであり、他のパラメータ情報等
がこの後に続かないことを意味している。フィールドF
A1とフィールドFA3との間に設けられたフィールド
FA2及びフィールドFA3とフィールドFA5との間
に設けられたフィールドFA4には上述した情報以外の
情報が格納される。例えば、画面幅、画面高さ、色解像
度等、アイコン画像を表示する際に必要な表示装置の領
域を定義するパラメータを含んだ情報が格納される。
【0042】関連情報RE1は、上記注釈拡張部が格納
されるフィールドFA5に、そのまま又は暗号化等の処
理を施した後に格納されて一つの画像情報としてまとま
ることになる。これにより、結果として、データ・スト
リームとしてのアイコン画像は、その内部に関連情報を
含むことができるようになる。以上の説明は画像情報が
GIF形式のフォーマットで作成されている場合を例に
挙げて説明したが、他のフォーマット形式の画像情報で
あっても、関連情報が画像情報と分離された領域に記録
されれば構わない。
【0043】次に、画像情報と関連情報とからアイコン
画像を作成する他の方法について説明する。図3は、関
連情報が埋め込まれた画像情報のフォーマットの他の例
を示す図である。図3を用いて説明する例においても、
画像情報がGIF形式のフォーマットの画像情報である
場合について説明する。
【0044】図3に示すようにアイコン画像は複数のフ
ィールドFB1〜FB6を含んで構成される。フィール
ドFB1は、上記と同様にアイコン画像の開始部を示す
情報が格納されるフィールドである。ここでは、画像情
報がGIF形式のフォーマットである場合について考え
ているので、フィールドFB1には、アイコン画像がG
IF形式の画像情報であることを識別するための‘GI
F’なる文字列及びそのバージョンを含んで格納され
る。フィールドFB3には配色表式画像データが格納さ
れる。ここで、配色表式画像データは、画素が左から右
及び上から下の順序で配列された画像データである。し
かしながら、本例の場合、画像データは、関連情報RE
2を画像情報IM1に電子透かし技術を用いて混在させ
ることにより、視覚上関連情報がそのまま視認できない
ようにするとともに、画像情報はそのまま視認できるよ
うなものとなるように作成される。このようにして作成
された画像データは、可変長符号のLZWアルゴリズム
を使って符号化されるフィールドFB5は注釈拡張部を
格納するために設けられたフィールドであり、GIFデ
ータ・ストリーム中のグラフィック情報とはならない文
章情報を含んでいる。本例では特に必要としないフィー
ルドであるが、必要となれば自由な定義で情報提供者が
利用することが可能である。フィールドFB6は、アイ
コン画像のデータ・ストリームが終了したことを示す終
了部を示す情報を格納するフィールドであり、他のパラ
メータ情報等がこの後に続かないことを意味している。
尚、フィールドFB2及びフィールドFB4は図2に示
したフィールドFA2及びフィールドFA4にそれぞれ
相当するものである。尚、図3に示した例においても、
画像情報がGIFフォーマットである場合を例に挙げて
説明したが、画像情報は他のフォーマット形式であって
も良い。
【0045】以上説明したように、関連情報が包含され
たアイコン画像がデータベース装置D内に記憶されてお
り、サービス提供サーバ32はネットワークを介して送
信されてくるサービス提供要求に応じてデータベース装
置Dから必要な情報を読み出して、前述した一括D/L
ボタンやパーソナルコンピュータ10においてアイコン
画像を処理するために必要となるプログラムをダウンロ
ードするための機能を有するボタンを含めたファイル、
例えばHTML形式のファイルを作成する。そして、こ
のファイルの内容がネットワークN1を介してサービス
提供要求を送信したパーソナルコンピュータ10へ送信
される。
【0046】〔端末装置〕次に、この実施形態における
端末装置について詳細に説明する。以下の説明では、パ
ーソナルコンピュータ10を例に挙げて説明するが、図
1に示したディジタルテレビ12、PDA14、及び携
帯電話機16についても同様である。尚、本実施形態の
端末装置はGUI(Graphical User I
nterface)を備えているものとする。
【0047】図4は本実施形態に係る端末装置としての
パーソナルコンピュータ10の要部構成を示す機能ブロ
ック図である。パーソナルコンピュータ10は、前述し
たように、CPU又はMPU、RAM、ROM、又はハ
ードディスク等の記憶装置、キーボードやマウス等の入
力装置、CRTや液晶表示素子等の表示装置、モデム、
ターミナルアダプタ、又はルータ等の通信インタフェー
スを備え、更に、前述したCD−ROM装置等の外部記
憶装置を備える。また、記憶装置には、OSやHTTP
閲覧プログラム(ブラウザ)等が記憶されている。
【0048】図4に示した各機能は、パーソナルコンピ
ュータ10内に上述した構成とは別途に専用の論理回路
を形成してハードウェアの形態で実現しても良く、各機
能を実現するプログラムを記憶装置に記憶させ、CPU
がこのプログラムを実行する形態で実現しても良い。更
に、このプログラムが記録されたCD−ROM等の記録
媒体の内容をパーソナルコンピュータ10が読み取るこ
とによって実行する形態で実現してもよい。図4に示し
たように、パーソナルコンピュータ10は、通信部6
2、第1管理領域制御部64、アイコン画像記憶部6
6、表示部68、指示入力部70、指示判断部72、第
2管理領域制御部74、関連情報抽出部76、関連情報
記憶部78、関連情報表示制御部80、及び関連情報処
理部82を含んで構成される。
【0049】通信部62は、例えばモデムやターミナル
アダプタ等のハードウェアや、TCP/IP(Tran
smission Control Protocol
/Internet Protocol)等の通信プ
ロトコルに従って通信を制御するプログラム等のソフト
ウェアにより実現される。通信部62は、ネットワーク
N1と接続され、指示入力部70から入力された指示に
応じてサービス提供要求や後述する課金要求を送信する
とともに、このサービス提供要求に対してネットワーク
N1を介して送信されてくる情報を受信して第1管理領
域制御部64及びアイコン画像記憶部66へ出力する。
また、詳細は後述するが、関連情報処理部82から関連
情報の要求が出力された場合には、関連情報の要求信号
をネットワークN1を介してサービス提供サーバ32に
送信し、得られた関連情報を関連情報処理部82へ出力
する。尚、端末装置がPDA14や携帯電話機16であ
る場合には、通信部62は、アンテナを含んで構成され
ても良い。
【0050】第1管理領域制御部64は、上記通信部6
2から出力されるサービス提供サーバ32等から送られ
た情報の表示制御を行うものであり、例えばブラウザ等
によって実現される。具体的に第1管理領域制御部64
は、パーソナルコンピュータ10に設けられるCRT等
の表示装置に第1管理領域(ウィンドウ)を生成し、生
成した第1管理領域内に情報を表示する。情報にアイコ
ン画像が含まれる場合には、第1管理領域制御部64
は、アイコン画像の表示にあたって、アイコン画像の画
像情報のみを表示し、アイコン画像に含まれる関連情報
の表示は行わない。更に、情報中に前述した一括ダウン
ロード(D/L)ボタンや、パーソナルコンピュータ1
0内でアイコン画像に関する処理を実行させるプログラ
ムをダウンロードするための機能を有するボタンが含ま
れる場合には、これらの表示を制御する。また、これら
のボタンには、操作がなされたときの処理を規定するプ
ログラム(スクリプト)が付随している。第1管理領域
制御部64は、このプログラム(スクリプト)を解釈及
び実行してプログラム(スクリプト)によって規定され
た処理を行う。
【0051】アイコン画像記憶部66は通信部62から
出力されるアイコン画像を一時的に記憶するものであ
り、RAM等の記憶装置で実現される。表示部68は、
パーソナルコンピュータ10が備える表示装置の表示制
御を行うものであり、第1管理領域制御部64が生成し
た第1管理領域、第2管理領域制御部74が生成した第
2管理領域、及び関連情報表示制御部80が生成する関
連情報表示領域の表示制御を行う。具体的には、表示装
置の表示領域の大きさには制限があり、第1管理領域、
第2管理領域、及び関連情報表示領域が表示装置の表示
領域からはみ出す場合がある。この場合、ユーザははみ
出した部分について視認することができず利便性が悪く
なる。よって表示部68は、例えば関連情報表示領域が
表示装置の表示画面内に収まるように関連情報表示領域
の形状を可変する制御を行う。
【0052】指示入力部70は、ユーザがパーソナルコ
ンピュータ10に対して各種の指示を入力するものであ
り、マウス、キーボード、ダイアル、ハンドル、スティ
ック、タッチパネル等、及びOSによって実現される。
指示判断部72は、指示入力部70から入力される指示
を判断する。例えば、指示入力部70が2つのクリック
ボタンを備えるマウスを有する場合には、マウスの移動
量、左クリックボタンの押下、右クリックボタンの押下
による指示を判断する。また、本実施形態ではGUIを
備えている場合を例に挙げて説明しているので、指示判
断部72はGUIが備える各種アイコンの選択操作、ド
ラッグ操作、及びドロップ操作等の何れの操作指示がな
されたか否かを判断する。
【0053】第2管理領域制御部74は、アイコン画像
の管理を行う。具体的には第2管理領域(ウィンドウ)
の表示制御を行うとともに、第2管理領域内に表示され
ているアイコン画像に対して所定の操作(例えば右クリ
ック操作)がされたと指示判断部72が判断した場合
に、関連情報表示制御部80に対する制御を行って、ア
イコン画像に含まれる関連情報の表示制御や関連情報に
応じた各種処理を行わせる。ここで、第2管理領域に表
示されているアイコンは、ユーザが第1管理領域に表示
されたアイコン画像を第2管理領域に移動(登録)する
操作を行うことで第2管理領域に表示される。ここで、
アイコン画像を第2管理領域に移動する操作は、アイコ
ン画像をパーソナルコンピュータ10内に取り込む操作
に相当する。
【0054】ここで、パーソナルコンピュータ10はG
UIを備えているため、第1管理領域に表示されている
アイコン画像を第2管理領域に移動させる操作が、ドラ
ッグ・アンド・ドロップ操作であることが好適である。
また、第1管理領域に表示されている一括D/Lボタン
をユーザがクリックすることで第1管理領域に表示され
ているアイコン画像の全て、又は所定数のアイコン画像
を第2管理領域に移動させることができる。更に、上記
の第2管理領域に表示されているアイコン画像に対する
所定の操作とは、例えばそのアイコン画像に対して右ク
リックをする操作である。
【0055】関連情報抽出部76は、アイコン画像記憶
部66に記憶されたアイコン画像から関連情報を抽出す
る。関連情報の抽出を行うタイミングには特に制限がな
いが、第1管理領域に表示されたアイコン画像を第2管
理領域に移動する指示がなされたと指示判断部72で判
断されたときに行うことが好適である。関連情報記憶部
78は、関連情報抽出部76が抽出した関連情報を記憶
する。関連情報抽出部76は、CPU及び記憶装置に記
憶されたプログラムによって実現され、関連情報記憶部
78はRAM等の記憶装置で実現される。関連情報表示
制御部80は、第2管理領域制御部74の制御の下、関
連情報記憶部78に記憶された関連情報の関連情報表示
領域への表示制御を行う。
【0056】関連情報処理部82は、ユーザによって関
連情報の更新指示又は関連情報に応じた各種処理の指示
(例えば、アプリケーションの実行指示や関連情報に埋
め込まれたURLへのアクセス指示)がなされたと指示
判断部72が判断した場合に、指示内容に応じて関連情
報記憶部78に記憶されている関連情報の更新及び各種
処理を行う。ここで、「更新」とは、関連情報記憶部7
8に記憶されている関連情報を全く新たな関連情報に変
える意味と、関連情報記憶部78に記憶されている関連
情報に新たな関連情報を付加する意味とを含む。尚、ア
イコン画像に全ての関連情報を含めるとアイコン画像の
情報量が多くなってユーザの操作性が低下する場合に
は、関連情報処理部82がユーザによる第2管理領域へ
のアイコン画像の移動指示がなされたときに、あるいは
当該アイコン画像について所定の操作が行われたときに
関連情報をサービス提供サーバ32から取得して関連情
報の更新等を行うようにできる。
【0057】上述したような各機能ブロックのうち、第
1管理領域制御部64及びアイコン画像記憶部66の一
部の機能は、専用のソフトウエアによって実現されても
良いが、パーソナルコンピュータ10に通常インストー
ルされる汎用のブラウザによって実現される。この場
合、第1管理領域においては上述の関連情報を含むアイ
コン画像は、単なる画像情報として取り扱われる。ま
た、第2管理領域制御部74、関連情報抽出部76、関
連情報記憶部78、関連情報表示制御部80、及び関連
情報処理部82の機能及び指示判断部72の一部の機能
は、関連情報を含むアイコン画像の処理を行う専用のプ
ログラム(第2管理領域制御プログラム)によって実現
される。
【0058】従って、ブラウザを用いてアイコン画像が
第1管理領域に表示されたとしても、第2管理領域制御
プログラムがインストールされていない場合には、当該
アイコン画像に含まれる関連情報やこれに基づく情報を
参照等することができない。このため、この実施形態で
は、第2管理領域制御プログラムをダウンロードするた
めのダウンロード(D/L)ボタンが第1管理領域に表
示されるようにしている。このダウンロードボタン(D
/L)について所定の操作(例えば、マウスでクリッ
ク)を行うことにより、上記第2管理領域制御プログラ
ムをネットワークN1を介して即座に得ることができる
ようになっている。
【0059】〔サービスの一例〕次に、サービス提供サ
ーバ32によって提供されるサービスの一例として、情
報配信サービスについて、図5を参照して説明する。
【0060】まず、ユーザがサービス提供サーバ(情報
配信サーバ)32から配信される情報を取得する指示
(情報取得指示)を図4に示した指示入力部70から行
うと(E1)、指示判断部72はこの指示を判断して情
報取得指示がなされた旨を示す信号を第1管理領域制御
部64へ出力する。第1管理領域制御部64は、この信
号が入力されると、通信部62へ制御信号を出力し、通
信部62はネットワークN1を介してサービス提供サー
バ32へサービス提供要求としての情報配信要求を送信
する(E2)。
【0061】ネットワークN1を介して情報配信要求が
送信されてくると、サービス提供サーバ32は、データ
ベース装置Dから情報配信要求で指示される情報を読み
出す。このときサービス提供サーバ32は、読み出した
情報に関連するアイコン画像等も読み出す(E3)。こ
れらの情報を読み出すと、サービス提供サーバ32は、
データベース装置Dから読み出した情報に対して一括D
/Lボタンを付加し(E4)、更に図4に示した各機能
ブロックを実現するプログラムである第2管理領域プロ
グラム(アイコン画像の処理を行うプログラム)をダウ
ンロードするためのダウンロード(D/L)ボタンを付
加して(E5)、例えばHTML形式のファイルを作成
する。
【0062】尚、本実施形態では理解を容易にするた
め、データベース装置Dから読み出した情報に一括D/
Lボタン及びD/Lボタンを付加する場合を例に挙げて
説明する。しかしながら、データベース装置Dから情報
を読み出す度にこれらを付加するのではなく、データベ
ース装置Dに格納されている情報に予め一括D/Lボタ
ン及びD/Lボタンが付加されていてもよい。この場合
には、サービス提供サーバ32は情報配信要求に応じて
D/Lボタン及びD/Lボタンが付加された情報をデー
タベース装置Dから読み出すことになる。
【0063】情報配信サーバ32がアイコン画像等を含
む情報に一括D/Lボタン及びD/Lボタンを付加する
と、これらはネットワークN1を介してパーソナルコン
ピュータ10へ送信される。パーソナルコンピュータ1
0で受信された一括D/Lボタン、D/Lボタン、及び
アイコン画像を含む情報は図4中の通信部62を介して
第1管理領域制御部64へ出力され、情報配信要求(E
2)に対する結果として第1管理領域に表示される(E
7)。このとき、通信部62から出力されたアイコン画
像はアイコン画像記憶部66に記憶される。
【0064】図6は第1管理領域の表示例を示す図であ
る。図6において、90はパーソナルコンピュータ10
が備える表示装置の表示領域を示している。この表示領
域90内には、第1管理領域R1と第2管理領域R2と
が表示されている。図6に示した例では、第1管理領域
R1内に商品としてゲームを提供するホームページの内
容が表示されており、その内容はタイトルt1,t2、
イメージ画像Im1、メッセージm1,m2、アイコン
画像IP1,IP2、第1管理領域R1に表示されたア
イコン画像を全て第2管理領域R2に移動させる指示を
行う一括D/LボタンB10、及び図4に示した各機能
を実現するプログラムをダウンロードする機能が付加さ
れたD/LボタンB11を含んでいる。一括D/Lボタ
ンB10及びD/LボタンB11はユーザが操作可能な
状態で表示される。この状態では、第1管理領域制御部
64等の機能を実現するブラウザは、関連情報を含むア
イコン画像IP1,IP2を単なる画像情報としてのみ
認識しており、従って関連情報は表示されない。
【0065】アイコン画像IP1,IP2が第1管理領
域R1に表示されている状態で、ユーザがマウスを操作
してアイコン画像IP1,IP2の何れか又は双方を第
2管理領域R2に移動させる指示を行うと(E8)、そ
の旨が指示判断部72から第2管理領域制御部74、関
連情報抽出部76、及び関連情報処理部82へ出力され
る。GUIを備えているパーソナルコンピュータ10に
おいては、この移動指示はユーザの指示によるドラッグ
・アンド・ドロップ操作により行われることが好適であ
る。この操作は、移動指示を行うアイコン画像IP1,
IP2が表示された位置にユーザの操作によってマウス
カーソルCを移動させ、マウスの左ボタンを押下したま
まマウスを操作してマウスカーソルCを第2管理領域R
2内部へ移動させて、マウスの左ボタンを開放する操作
である。
【0066】移動指示がなされると、第2管理領域制御
部74は移動指示がなされたアイコン画像IP1,IP
2の何れか又は双方をアイコン画像記憶部66から読み
出して、第2管理領域R2内に表示させる。また、関連
情報抽出部76は移動指示がなされたアイコン画像IP
1,IP2の何れか又は双方に含まれる関連情報を抽出
して関連情報記憶部78へ記憶させる。
【0067】第1管理領域R1に表示されているアイコ
ン画像IP1,IP2の全てを第2管理領域R2へ移動
させる指示を行う場合に、ユーザが第1管理領域R1中
の一括D/LボタンB10が表示されている位置にマウ
スカーソルCを移動させて例えば左クリック操作を行う
と、第1管理領域R1内に表示されているアイコン画像
の全てに対して第2管理領域R2への移動指示がなされ
たと同一の処理が行われる。これは、一括D/Lボタン
B10に付随しているプログラム(スクリプト)を第1
管理領域制御部64が解釈及び実行することによって行
われる。一括D/LボタンB10が操作(クリック)さ
れた時の処理は、一括D/LボタンB10に付随してい
るプログラム(スクリプト)によって規定されるため、
第2管理領域R2に移動させるアイコン画像の指示はプ
ログラム(スクリプト)内において定義される。
【0068】尚、本実施形態においては説明を簡単化す
るために、アイコン画像に関連情報の全てが予め含まれ
ている場合を例に挙げて説明している。しかしながら、
関連情報の情報量が多い場合には、アイコン画像にサー
ビス提供サーバ32に対して関連情報を要求する情報を
関連情報として含ませ、関連情報抽出部76が関連情報
を抽出して関連情報記憶部78へ記憶させたときに、関
連情報処理部82がサービス提供サーバ32から関連情
報を取得するようにしてもよい。これは、例えば情報量
が多いゲームのプログラムをダウンロードする場合に適
用すると好適である。
【0069】以上の処理が終了し、ユーザがマウスを操
作して第2管理領域R2に表示されたアイコン画像が表
示されている位置にマウスカーソルを移動させて特定の
操作(例えば右クリック)を行うと(E9)、マウスカ
ーソルが表示されている位置に配置されているアイコン
画像に関連した関連情報が表示される。この処理は、ユ
ーザがマウスの移動及び右クリックの操作を行うと、図
4中の指示判断部72がアイコン画像に対して特定の操
作(右クリック)がなされたと判断し、その旨を示す信
号を第2管理領域制御部74に出力する。
【0070】第2管理領域制御部74は指示判断部72
から出力される信号に基づいて関連情報表示制御部80
を制御する。ここで、第2管理領域制御部74には第2
管理領域に表示されたアイコン画像に対して右クリック
操作がなされた旨の信号が入力されているので、第2管
理領域制御部74は右クリック操作がなされたアイコン
画像に関連する関連情報を関連情報記憶部78から読み
出し、表示制御を行う旨の制御信号を出力する。関連情
報表示制御部80は、第2管理領域制御部74から出力
される制御信号に基づいて関連情報記憶部78から該当
する関連情報を読み出して表示部68に出力する。
【0071】図7は、関連情報が表示される様子の一例
を示す図である。図7において、ユーザがマウス95を
操作して第2管理領域R2に表示されているアイコン画
像ipが表示されている位置にマウスカーソルCを移動
させ、右クリックボタン96bを押下すると、図7に示
すように関連情報表示領域R3内に関連情報が表示され
る。図7に示した例では、関連情報表示領域R3内に4
つの関連情報を含んでなる関連情報RE10が表示され
ている。以上の操作により、ユーザはアイコン画像ip
に関連した関連情報を得ることができる。
【0072】尚、例えば関連情報表示領域R3に表示さ
れた関連情報中にURLが含まれている場合において、
ユーザがマウス95を操作してその関連情報が表示され
ている位置(図7に示した例では、「関連情報d」が表
示されている位置)にマウスカーソルCを移動させて所
定の操作(例えば、左クリックボタン96aを押下する
操作)を行うと、図4に示した指示判断部72は関連情
報に対して特定の操作(左クリック)がなされたと判断
し、その旨を示す信号を関連情報処理部82に出力す
る。関連情報処理部82は、関連情報記憶部78から左
クリック操作がなされた関連情報に含まれるURLに対
するアクセス要求を通信部62へ出力する。通信部62
は、上記URLで指定される情報へのアクセス要求をネ
ットワークN1を介して送信して該当する情報を取得
し、その結果を例えば第1管理領域制御部64へ出力す
る。第1管理領域制御部64がこの情報のレイアウト設
定等の処理を行って表示部68へ出力すると、取得した
情報が表示装置に表示される。
【0073】尚、関連情報表示領域R3に表示する関連
情報の表示形式は、図7に示したように複数の関連情報
を一覧形式で表示するのみならず、図8に示すように階
層形式の表示形式であっても良い。この場合には、関連
情報自体も階層的に形成されている。図8は、階層形式
で表示される関連情報の一例を示す図である。図8中に
おいて、図中符号M1〜M3を付した印は、下層の関連
情報があることを示す印である。図8に示した例では、
第1階層DR1〜第3階層DR3を例示しており、第2
階層DR2の関連情報は第1階層中の「関連情報b」に
関連する階層であり、第3階層DR3の関連情報は第2
階層中の「関連情報b1」に関連する階層である。関連
情報の階層数及び各階層に設けられる関連情報の数は、
関連情報毎に設定される。
【0074】〔課金処理〕次に、上述したようなサービ
スの提供に伴う課金処理について説明する。この実施形
態では、サービスの提供(情報配信)をアイコン画像を
用いて行うようにしているので、このアイコン画像に関
して何らかの操作が行われた場合に課金するという方法
を採用することにしている。
【0075】まず、この課金処理を行うための、システ
ム構成について、図9を参照して説明する。図9はサー
ビスの提供に伴う課金処理を行うための機能構成を示す
ブロック図である。パーソナルコンピュータ10は、課
金処理を行うための機能構成として、課金操作検出部8
4、操作回数蓄積部86、及び課金要求送信部88を備
えている。簡単のため以下の説明では、指示入力部70
として、左右のクリックボタンを有するマウスを用いる
ものとして説明する。
【0076】パーソナルコンピュータ10においては、
指示入力部70を介してユーザにより各種の指示が入力
される。その指示の内容は、指示判断部72により解析
・判断される。課金操作検出部84は、ユーザが入力す
る各種の指示のうち、課金対象となる所定の操作を特定
・検出する。
【0077】課金対象となる所定の操作としては、提供
するサービスの内容やアイコン画像の構成(関連情報の
構成)によって異なるが、ここでは、第1管理領域R1
に表示されたアイコン画像を第2管理領域R2に移動
(登録)する操作、第2管理領域R2に表示されたアイ
コン画像をダブルクリックして何らかの処理を実行させ
る操作、同じく第2管理領域R2に表示されたアイコン
画像について右クリックして関連情報を表示させる操作
等、ユーザにとって価値のあるサービスを提供するため
の全ての操作が含まれる。但し、例えば、第2管理領域
R2に表示されたアイコン画像について右クリックした
場合に、関連情報が表示されるが、当該関連情報が更に
詳細な情報を得るための単なるインデックスとして表示
されるようなものである場合、即ち、表示される関連情
報がユーザにとって有用なものでない場合には、その操
作については課金しないものとする。
【0078】尚、上述した一括D/Lボタンを用いて、
第1管理領域R1から第2管理領域R2にアイコン画像
を移動した場合には、一つずつドラッグ・アンド・ドロ
ップでアイコン画像を移動した場合と同ようにアイコン
画像の数に対応した操作回数とする。但し、一括D/L
ボタンについての操作で、移動したアイコン画像の数に
かかわらず、操作回数1回としてもよい。
【0079】ユーザが行った操作のうち、課金操作検出
部84により課金対象となる操作であることが検出され
た場合には、課金操作検出部84は、オンライン状態に
あるか、オフライン状態にあるかで、次のように異なる
処理を行う。
【0080】まず、オンライン状態である場合、即ち、
パーソナルコンピュータ10とサービス提供サーバ32
とが必要に応じて直ちに通信できる状態においては、課
金操作検出部84は課金要求送信部88に操作が行われ
る毎に、当該操作に係るアイコン画像の識別情報(例え
ばファイル名)及び操作の種別(ダブルクリック、右ク
リック、左クリック、ドラッグ・アンド・ドロップ等)
と対応付けて、逐次その旨を通知する。課金要求送信部
88は、課金操作が行われた旨の通知を受けると、操作
回数(この場合は1回)、アイコン画像の識別情報、及
び操作の種別を付加情報として設定した課金要求を、通
信部62、ネットワークN1を介してサービス提供サー
バ32に送信する。
【0081】一方、オフライン状態、即ち、パーソナル
コンピュータ10とサービス提供サーバ32とが直ちに
通信できる状態にない場合においては、課金操作検出部
84は操作回数蓄積部86に操作が行われる毎に、当該
操作に係るアイコン画像の識別情報(例えばファイル
名)及び操作の種別(ダブルクリック、右クリック、左
クリック、ドラッグ・アンド・ドロップ等)と対応付け
て、逐次その旨を通知する。操作回数蓄積部86は、ア
イコン画像の識別情報及び操作の種別の組み合わせのそ
れぞれに対応して、操作回数をカウントするためのカウ
ンタを有しており、課金対象となる操作が行われた旨の
通知を受けると、対応するカウンタをインクリメント
(1を加算)する。操作回数蓄積部86を実現するため
のカウンタは、独立した情報ファイルに設定してもよ
く、あるいは該当するアイコン画像に関連情報として設
定するようにしてもよい。
【0082】課金要求送信部88は、オフライン状態か
らオンライン状態になって、サービス提供サーバ32と
直ちに通信可能となった時点で、操作回数蓄積部86か
ら各カウンタに蓄積されている操作回数を受け取り、各
カウンタの全ての操作回数が0である場合を除き、当該
操作回数、アイコン画像の識別情報、及び操作の種別を
付加情報として設定した課金要求を、通信部62、ネッ
トワークN1を介してサービス提供サーバ32に送信す
る。この課金要求の送信が有効に行われた場合には、操
作回数蓄積部86の該当するカウンタは零リセットされ
る。尚、アイコン画像が複数ある場合には、当該課金要
求はアイコン画像毎に送信してもよいし、あるいは単一
の課金要求に複数のアイコン画像についての情報を設定
してまとまて送信するようにしてもよい。
【0083】尚、上述した課金処理を行うためのパーソ
ナルコンピュータ10における各機能を実現するための
課金処理プログラムは、上述した第2管理領域制御プロ
グラムに有機一体的に含めて構成することができる。但
し、第2管理領域処理プログラムとは別の独立した課金
処理プログラムとして実現してもよい。
【0084】課金要求を受け取ったサービス提供サーバ
32は、当該課金要求を発したパーソナルコンピュータ
10のユーザを特定し、当該ユーザの識別情報(例えば
ID番号)を当該課金要求に付加して、必要に応じて他
の情報を付加して、課金処理サーバ34に転送する。
【0085】課金処理サーバ34は、サービス提供サー
バ32が提供したサービスについての課金処理を専用に
行うサーバであり、課金要求受信部92、課金データ記
憶部94、及び課金処理部96を備えている。
【0086】課金データ記憶部94には、図10に示さ
れているような所定の課金データが設定・記憶されてい
る。課金データは、複数の予め登録されたユーザ毎に設
定されており、同図に示されるように、ユーザの識別情
報(ユーザID)、アイコン画像の識別情報(ファイル
名)、操作回数カウンタ、上限値、単価、その他が予め
設定され、あるいは適宜に更新可能に設定される。
【0087】「操作回数カウンタ」は、上述した操作の
種別(ダブルクリック、右クリック、左クリック、ドラ
ッグ・アンド・ドロップ等)毎にそれぞれ設定されてい
る。但し、全ての操作を区別せずに単一の操作回数カウ
ンタを設定するようにしてもよい。この場合には、上述
の課金要求に付加情報として付加することにしている操
作の種別は不要となり、操作回数蓄積部86のこれらに
対応するカウンタも不要となる。また、管理は操作の種
別毎に行い、後述する料金の算出処理において、区別し
ないで取り扱うようにしてもよい。
【0088】「上限値」には、当該アイコン画像を通じ
て提供されるサービスの内容に応じて予め決められた上
限金額が設定される。例えば、「1000円」、「50
00円」といった如きである。この上限金額は、当該ア
イコン画像を通じて提供されるサービスの内容の価値
(例えば、商品を販売するサービスに利用される場合に
は該商品の金額)が高い場合にはそれに応じて高い金額
が設定され、該サービスの内容の価値が低い場合にはそ
れに応じて低い金額が設定される。
【0089】また、「上限値」には、上述した上限金額
ではなく、操作回数についての上限回数を設定するよう
にしてもよい。この場合にも、当該アイコン画像を通じ
て提供されるサービスの内容に応じて適切な上限回数が
設定される。
【0090】「単価」には、操作1回当たりの料金が設
定される。例えば、「1円/1回」という如きである。
単価は、操作の種別にかかわらず全て一律としてもよ
く、あるいは操作の種別毎にそれぞれ設定するようにし
てもよい。後者の場合には、各操作の種別毎に異なる単
価を設定することができる。
【0091】「その他」は、上記以外の必要な情報が設
定される予備領域である。例えば、「最低料金」等を設
定することができる。「最低料金」は例えば、当該アイ
コンについて全く操作されなかった場合であっても、当
該最低料金を課金する場合、あるいは全く操作されなか
った場合には無料であるが、1回でも操作した場合には
当該最低料金を課金する場合等に用いることができる。
【0092】課金要求受信部92は、サービス提供サー
バ32から課金要求を受け取ると、当該課金要求に含ま
れている付加情報を解析し、ユーザの識別情報、アイコ
ンの識別情報に基づいて、該当する課金データを特定す
る。次いで、当該課金要求に含まれている操作回数を、
課金データの操作回数カウンタに加算する。操作の種別
毎に操作回数をカウントする場合には、該操作の種別に
対応する操作回数カウンタをそれぞれ更新する。この処
理は課金要求を受信する度に逐次行われる。
【0093】課金処理部96は、所定期間が経過した時
点で、各ユーザ毎に、対応する課金データに基づいて課
金額を決定する処理を行う。まず、「上限値」として
「上限金額」が設定されている場合には、操作回数カウ
ンタに設定されている累積された操作回数に「単価」に
設定されている金額を乗算し、この算出金額が当該「上
限金額」を越えているか否かを判断する。当該算出金額
が「上限金額」を越えていない場合には、この算出金額
を当該アイコン画像についての課金額として決定する。
当該算出金額が「上限金額」を越えている場合には、当
該上限金額を当該アイコン画像についての課金額として
決定する。操作の種別毎に区別して課金する場合には、
同様の処理を各操作の種別毎に行って、これらを加算し
たものを課金額として決定する。同一ユーザの各アイコ
ン画像について、同様に処理を行い、これらを全て加算
した金額を、当該ユーザに対する課金金額として決定す
る。決定された課金額に基づいて、例えば請求書が該ユ
ーザに対して発行される。
【0094】「上限値」として「上限回数」が設定され
ている場合には、操作回数カウンタに設定されている累
積された操作回数が当該「上限回数」を越えているか否
かを判断する。当該操作回数が「上限回数」を越えてい
ない場合には、当該操作回数に「単価」に設定されてい
る金額を乗算して、この算出金額を当該アイコン画像に
ついての課金額として決定する。当該操作回数が「上限
回数」を越えている場合には、当該上限回数に「単価」
に設定されている金額を乗算して、この算出金額を当該
アイコン画像についての課金額として決定する。操作の
種別毎に区別して課金する場合には、同様の処理を各操
作の種別毎に行って、これらを加算したものを課金額と
して決定する。同一ユーザの各アイコン画像について、
同様に処理を行い、これらを全て加算した金額を、当該
ユーザに対する課金額として決定する。決定された課金
額に基づいて、例えば請求書が該ユーザに対して発行さ
れる。
【0095】尚、上記の課金処理においては、同一のユ
ーザの各アイコン画像のそれぞれについて上限値を設け
て、これとの比較において課金額を決定した後に加算す
るようにしているが、互いに関連ある複数あるいは全て
のアイコン画像について、共通的に上限値を設けて、そ
れに含まれるアイコン画像については区別することなく
操作回数を累積して、当該上限値との比較において課金
額を決定するようにしてもよい。
【0096】また、上述した実施形態は、パーソナルコ
ンピュータ10のユーザに関連情報を含むアイコン画像
を配信し、第2管理領域R2に表示されたアイコン画像
について所定の操作(クリック等)を行うことにより情
報等を提供し、当該ユーザに対して課金する、というビ
ジネスモデルに応用した場合を例としているが、サービ
スの利用者(ユーザ)と課金の対象者とが一致している
必要はなく、他の形式のビジネスモデルにも応用するこ
とが可能である。例えば、商品やサービスの内容に関す
る広告・宣伝等を関連情報として含むアイコン画像をマ
イクロコンピュータ10に配信し、そのユーザが第2管
理領域R2に表示された当該アイコン画像について、所
定の操作(クリック等)を行ってその広告の内容を表示
させた場合や当該関連情報に基づいて所定のウエブペー
ジにアクセスしたような場合に、その広告主に対して課
金する、というようなビジネスモデルに応用することが
できる。
【0097】尚、以上説明した実施形態は、本発明の理
解を容易にするために記載されたものであって、本発明
を限定するために記載されたものではない。従って、上
記の実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範
囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨であ
る。
【0098】例えば、上記実施形態においては、説明の
簡単化のために第1管理領域R1と第2管理領域R2に
は同一のアイコン画像が表示されていたが、第2管理領
域R2に表示されるアイコン画像と第1管理領域R1に
表示されるアイコン画像とは異なっていても良い。この
場合には、第1管理領域R1から第2管理領域R2へ移
動指示がなされた場合に、パーソナルコンピュータ10
がサービス提供サイト30へアクセスして第2管理領域
R2に表示させる画像アイコンを取得するようにすれば
よい。第2管理領域R2に表示させるアイコン画像は、
第1管理領域R1に表示させるアイコン画像に対して大
きな画像としたり、より精細な画像としたりしても良
い。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ネットワークを介して提供されるサービスについての課
金する場合に、提供するサービスの内容に応じて適正な
金額で課金することができるようになるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係る通信システムの全体
構成を示す図である。
【図2】 関連情報が埋め込まれた画像情報のフォーマ
ットの一例を示す図である。
【図3】 関連情報が埋め込まれた画像情報のフォーマ
ットの他の例を示す図である。
【図4】 本発明の実施形態に係る端末装置の構成を示
す機能ブロック図である。
【図5】 本発明の実施形態に係る端末装置及びサービ
ス提供サーバの処理を示す流れ図である。
【図6】 本発明の実施形態に係る端末装置の表示内容
の一例を示す図である。
【図7】 関連情報が表示される様子の一例を示す図で
ある。
【図8】 階層形式で表示される関連情報の一例を示す
図である。
【図9】 本発明の実施形態に係る課金処理の機能構成
を示すブロック図である。
【図10】 本発明の実施形態に係る課金データの構成
を示す図である。
【符号の説明】
10…パーソナルコンピュータ 12…ディジタルテレビ 14…PDA 16…携帯電話機 32…サービス提供サーバ 34…課金処理サーバ 64…第1管理領域制御部 70…指示入力部 74…第2管理領域制御部 82…関連情報処理部 84…課金操作検出部 86…操作回数蓄積部 88…課金要求送信部 92…課金要求受信部 94…課金データ記憶部 95…マウス 96…課金処理部 D…データベース装置 IP1,IP2…アイコン画像 ip,ip1,ip2…アイコン画像 N1…ネットワーク R1…第1管理領域 R2…第2管理領域

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介して接続された端末装
    置に対して提供するサービスについて、該端末装置で行
    われた課金対象となる入力操作に伴い送られてくる課金
    要求に基づいて課金する課金処理方法であって、 前記サービスの内容に応じて予め決められた上限金額を
    記憶保持するステップと、 前記課金要求に基づいて所定期間内における前記課金対
    象となる入力操作の回数を操作回数として累積するステ
    ップと、 課金額が前記上限金額を越えない場合には前記操作回数
    に基づいて課金し、該課金額が該上限金額を越える場合
    には該上限金額を限度として課金するステップとを備え
    たことを特徴とする課金処理方法。
  2. 【請求項2】 ネットワークを介して接続された端末装
    置に対して提供するサービスについて、該端末装置で行
    われた課金対象となる入力操作に伴い送られてくる課金
    要求に基づいて課金する課金処理方法であって、 前記サービスの内容に応じて予め決められた上限回数を
    記憶保持するステップと、 前記課金要求に基づいて所定期間内における前記課金対
    象となる入力操作の回数を操作回数として累積するステ
    ップと、 前記操作回数が前記上限回数を越えない場合には該操作
    回数に基づいて課金し、該操作回数が該上限回数を越え
    る場合には該上限回数に対応した料金を限度として課金
    するステップとを備えたことを特徴とする課金処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記サービスの提供のために関連情報を
    含むアイコン画像を前記端末装置に送り、該アイコン画
    像について行われた入力操作の回数に基づいて課金する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の課金処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記課金対象となる入力操作は、前記関
    連情報を表示させずに前記アイコン画像を表示させる前
    記端末装置の第1管理領域から、該アイコン画像の該関
    連情報を表示させる該端末装置の第2管理領域に登録す
    るための操作であることを特徴とする請求項3に記載の
    課金処理方法。
  5. 【請求項5】 前記課金対象となる入力操作は、前記関
    連情報を表示させずに前記アイコン画像を表示させる前
    記端末装置の第1管理領域から、該アイコン画像の該関
    連情報を表示させる該端末装置の第2管理領域に登録し
    た後に、該関連情報を表示させるための操作であること
    を特徴とする請求項3に記載の課金処理方法。
  6. 【請求項6】 前記端末装置がオンライン状態にあると
    きに前記課金対象となる入力操作が行われた場合には、
    該課金要求は該課金対象となる入力操作が行われる毎に
    送られてくることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
    一項に記載の課金処理方法。
  7. 【請求項7】 前記端末装置がオフライン状態にあると
    きに前記課金対象となる入力操作が行われた場合には、
    その間に行われた該課金対象となる入力操作の回数が該
    端末装置に蓄積されており、該端末装置が次にオンライ
    ン状態になったときに、該オフライン状態にあった間に
    蓄積された該課金対象となる入力操作の回数が前記課金
    要求に設定されて送られてくることを特徴とする請求項
    1〜5のいずれか一項に記載の課金処理方法。
  8. 【請求項8】 ネットワークを介して接続された端末装
    置に対して提供するサービスに関連する関連情報を含む
    アイコン画像について、該端末装置で行われた課金対象
    となる入力操作に伴い送られてくる課金要求に基づいて
    課金する課金処理装置であって、 前記サービスの内容に応じて予め決められた上限金額を
    記憶保持する記憶部と、 前記課金要求に基づいて所定期間内における前記課金対
    象となる入力操作の回数を操作回数として累積する累積
    部と、 課金額が前記上限金額を越えない場合には該操作回数に
    比例した料金で課金し、前記課金額が前記上限金額を越
    える場合には該上限金額を限度として課金する課金処理
    部とを備えたことを特徴とする課金処理装置。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介して接続された端末装
    置に対して提供するサービスに関連する関連情報を含む
    アイコン画像について、該端末装置で行われた課金対象
    となる入力操作に伴い送られてくる課金要求に基づいて
    課金する課金処理装置であって、 前記サービスの内容に応じて予め決められた上限回数を
    記憶保持する記憶部と、 前記課金要求に基づいて所定期間内における前記課金対
    象となる入力操作の回数を操作回数として累積する累積
    部と、 前記操作回数が前記上限回数を越えない場合には該操作
    回数に比例した料金で課金し、前記操作回数が前記上限
    回数を越える場合には該上限回数に対応した料金を限度
    として課金する課金処理部とを備えたことを特徴とする
    課金処理装置。
  10. 【請求項10】 前記累積部は、前記関連情報を表示さ
    せずに前記アイコン画像を表示させる前記端末装置の第
    1管理領域から、該アイコン画像の該関連情報を表示さ
    せる該端末装置の第2管理領域に登録するための操作が
    行われたことを検出することを特徴とする請求項8又は
    9に記載の課金処理装置。
  11. 【請求項11】 前記累積部は、前記関連情報を表示さ
    せずに前記アイコン画像を表示させる前記端末装置の第
    1管理領域から、該アイコン画像の該関連情報を表示さ
    せる該端末装置の第2管理領域に登録した後に、該関連
    情報を表示させるための操作が行われたことを検出する
    ことを特徴とする請求項8又は9に記載の課金処理装
    置。
  12. 【請求項12】 ネットワークを介して接続された端末
    装置に対して提供するサービスについて、該端末装置で
    行われた課金対象となる入力操作に伴い送られてくる課
    金要求に基づいて課金する課金処理プログラムが記録さ
    れたコンピュータ読取可能な記録媒体であって、 前記サービスの内容に応じて予め決められた上限金額を
    記憶保持する記憶部と、 前記課金要求に基づいて所定期間内における前記課金対
    象となる入力操作の回数を操作回数として累積する累積
    部と、 課金額が前記上限金額を越えない場合には前記操作回数
    に基づいて課金し、該課金額が該上限金額を越える場合
    には該上限金額を限度として課金する課金処理部とを備
    えたことを特徴とする課金処理プログラムが記録された
    コンピュータ読取可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】 ネットワークを介して接続された端末
    装置に対して提供するサービスについて、該端末装置で
    行われた課金対象となる入力操作に伴い送られてくる課
    金要求に基づいて課金する課金処理プログラムが記録さ
    れたコンピュータ読取可能な記録媒体であって、 前記サービスの内容に応じて予め決められた上限回数を
    記憶保持する記憶部と、 前記課金要求に基づいて所定期間内における前記課金対
    象となる入力操作の回数を操作回数として累積する累積
    部と、 前記操作回数が前記上限回数を越えない場合には該操作
    回数に基づいて課金し、該操作回数が該上限回数を越え
    る場合には該上限回数に対応した料金を限度として課金
    する課金処理部とを備えたことを特徴とする課金処理プ
    ログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒
    体。
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