JP2002081804A - ヒートポンプシステム - Google Patents

ヒートポンプシステム

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JP2002081804A JP2000274136A JP2000274136A JP2002081804A JP 2002081804 A JP2002081804 A JP 2002081804A JP 2000274136 A JP2000274136 A JP 2000274136A JP 2000274136 A JP2000274136 A JP 2000274136A JP 2002081804 A JP2002081804 A JP 2002081804A
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oil
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/07Details of compressors or related parts
    • F25B2400/075Details of compressors or related parts with parallel compressors

Abstract

(57)【要約】 【課題】 2個の逆止弁を不要にすることにより構成要
素を減らし、構造をシンプルにして、コストダウンを可
能にするとともに、冷凍機油の寝込みを防止して、コン
プレッサの破損を防止すること。 【解決手段】 複数のコンプレッサ1と該複数のコンプ
レッサ1に連絡したオイルセパレータ2を備えたヒート
ポンプシステムにおいて、前記オイルセパレータ2を複
数の配管11を介して前記複数のコンプレッサ1に独立
に連絡させるとともに、前記オイルセパレータ2の前記
複数の配管11に連絡する複数の開口21の間に介在さ
せる冷媒と冷凍機油を分離する分離手段4として、前記
オイルセパレータ2の前記複数の開口21を構成する複
数の入口管22の端部に複数のデミスタ41が配設され
ているヒートポンプシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のコンプレッ
サと該複数のコンプレッサに連絡したオイルセパレータ
を備えたヒートポンプシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のヒートポンプシステムは、図9に
示されるように複数のコンプレッサCを用いて一つの冷
媒回路CCを構成するシステムで、空調負荷が小さい場
合には、コンプレッサCの運転台数を減らすことにより
冷媒循環量を調整するもので、幅広い空調能力の容量制
御を可能にするものであった。
【0003】上記従来のヒートポンプシステムにおける
冷媒回路構成では、一台のコンプレッサCのみが運転さ
れる片肺運転時においては、停止側のコンプレッサCへ
の冷凍機油の流失を防ぐため、複数のコンプレッサの吐
出側にそれぞれ逆止弁(チェック弁)Sが配設され、該
逆止弁Sを通過した後、回路を合流して、特開平9−7
2635に示されるようなオイルセパレータOによっ
て、冷媒から冷凍機油を分離するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のヒートポン
プシステムは、一台のコンプレッサCのみが運転される
片肺運転時においては、停止側のコンプレッサCへの冷
凍機油の流失を防ぐため、複数のコンプレッサCの吐出
側にそれぞれ逆止弁(チェック弁)Sが配設されるもの
であるため、構成要素が多く、構造が複雑となり、コス
トアップになるという問題があった。
【0005】上記従来のシステムにおいて、従来冷媒循
環量を減らすのに、コンプレッサの回転数をダウンし、
更に循環量を減らす場合には、コンプレッサCの片肺
(1台)運転を行う従来の方法では、この片肺運転を行
うのに、コンプレッサCとオイルセパレータOまでの配
管Tに逆止弁Sが必要であった。
【0006】この逆止弁Sがないと、運転側の冷媒が停
止側のコンプレッサC側へ流れ込む。この時コンプレッ
サCは、冷媒と冷凍機油を分離するオイルセパレータO
より上流に位置するため、配管T中には冷凍機油が含ま
れており、停止側コンプレッサCへの冷凍機油の寝込み
が発生し、この冷凍機油の寝込みは、コンプレッサCの
オイル圧縮を起こさせ、寝込み量が多い場合には、コン
プレッサCの破損を招くこともあった。
【0007】そこで本発明者は、複数のコンプレッサと
該複数のコンプレッサに連絡したオイルセパレータを備
えたヒートポンプシステムにおいて、前記オイルセパレ
ータを複数の配管を介して前記複数のコンプレッサに独
立に連絡させるとともに、前記オイルセパレータの前記
複数の配管に連絡する複数の開口の間に介在させた分離
手段によって冷媒中に含まれる冷凍機油が分離され、一
台のコンプレッサのみが運転される片肺運転時における
停止側のコンプレッサへの冷凍機油の流失を防ぐという
本発明の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重ねた結
果、2個の逆止弁を不要にすることにより構成要素を減
らし、構造をシンプルにして、コストダウンを可能にす
るとともに、冷凍機油の寝込みを防止して、コンプレッ
サの破損を防止するという目的を達成する本発明に到達
した。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明(請求項1に記載
の第1発明)のヒートポンプシステムは、複数のコンプ
レッサと該複数のコンプレッサに連絡したオイルセパレ
ータを備えたヒートポンプシステムにおいて、前記オイ
ルセパレータを複数の配管を介して前記複数のコンプレ
ッサに独立に連絡させるとともに、前記オイルセパレー
タの前記複数の配管に連絡する複数の開口の間に冷媒と
冷凍機油を分離する分離手段を介在させたものである。
【0009】本発明(請求項2に記載の第2発明)のヒ
ートポンプシステムは、前記第1発明において、前記オ
イルセパレータの前記複数の開口を構成する複数の入口
管の端部に、複数の前記分離手段が配設されているもの
である。
【0010】本発明(請求項3に記載の第3発明)のヒ
ートポンプシステムは、前記第2発明において、前記複
数の入口管にそれぞれ前記分離手段としてのデミスタが
配設されているものである。
【0011】本発明(請求項4に記載の第4発明)のヒ
ートポンプシステムは、前記第2発明において、前記複
数の入口管の間が、閉じられたデミスタによって連結さ
れ、前記複数の入口管の一方の入口管から供給された冷
媒を前記デミスタを通過させることにより、冷凍機油が
分離された冷媒が他方の入口管に供給可能にされるよう
に構成されているものである。
【0012】本発明(請求項5に記載の第5発明)のヒ
ートポンプシステムは、前記第3発明において、前記デ
ミスタの開口した一端が前記複数の入口管に取り付けら
れ、前記デミスタの他端が閉じられており、前記複数の
入口管から供給された冷媒を該デミスタを通過させるこ
とにより、冷凍機油が分離された冷媒が出口管に供給さ
れるように構成されているものである。
【0013】本発明(請求項6に記載の第6発明)のヒ
ートポンプシステムは、前記第1発明において、前記オ
イルセパレータが、前記複数のコンプレッサに連絡して
いる複数の配管にそれぞれ独立に連絡している複数のオ
イルセパレータによって構成されているものである。
【0014】本発明(請求項7に記載の第7発明)のヒ
ートポンプシステムは、前記第6発明において、前記各
オイルセパレータの前記配管に連絡した開口を構成する
入口管の端部に、前記分離手段としての複数のデミスタ
が配設されているものである。
【0015】
【発明の作用および効果】上記構成より成る第1発明の
ヒートポンプシステムは、複数のコンプレッサと該複数
のコンプレッサに連絡したオイルセパレータを備えたヒ
ートポンプシステムにおいて、前記オイルセパレータを
複数の配管を介して前記複数のコンプレッサに独立に連
絡させるとともに、前記オイルセパレータの前記複数の
配管に連絡する複数の開口の間に介在させた前記分離手
段によって冷媒に含まれる冷凍機油が分離され、一台の
コンプレッサのみが運転される片肺運転時における停止
側のコンプレッサへの冷凍機油の流失を防ぐものである
ので、2個の逆止弁を不要にすることにより構成要素を
減らし、構造をシンプルにして、コストダウンを可能に
するとともに、冷凍機油の寝込みを防止して、コンプレ
ッサの破損を防止するという効果を奏する。
【0016】上記構成より成る第2発明のヒートポンプ
システムは、前記第1発明において、前記オイルセパレ
ータの前記複数の開口を構成する複数の入口管の端部に
配設された前記複数の分離手段によって、各入口管から
供給された冷媒に含まれる冷凍機油が分離されるという
効果を奏する。
【0017】上記構成より成る第3発明のヒートポンプ
システムは、前記第2発明において、前記複数の入口管
にそれぞれ配設された前記分離手段としての前記デミス
タによって、各入口管から供給された冷媒に含まれる冷
凍機油が分離されるという効果を奏する。
【0018】上記構成より成る第4発明のヒートポンプ
システムは、前記第2発明において、前記複数の入口管
の間が、閉じられたデミスタによって連結されるので、
前記複数の入口管の一方の入口管から供給された冷媒を
前記デミスタを通過させることにより、冷凍機油が分離
された冷媒が他方の入口管に供給可能にされることによ
って、一台のコンプレッサのみが運転される片肺運転時
における停止側のコンプレッサへの冷凍機油の流失を防
ぐものであるので、前記分離手段を1個のデミスタによ
って構成して構成要素を減らし、構造をシンプルにし
て、コストダウンを可能にするとともに、冷凍機油の寝
込みを防止して、コンプレッサの破損を防止するという
効果を奏する。
【0019】上記構成より成る第5発明のヒートポンプ
システムは、前記第3発明において、前記デミスタの開
口した一端が前記複数の入口管に取り付けられ、前記デ
ミスタの他端が閉じられているので、前記複数の入口管
から供給された冷媒を該デミスタを通過させることによ
り、冷凍機油が分離された冷媒の前記出口管への供給を
可能にするという効果を奏する。
【0020】上記構成より成る第6発明のヒートポンプ
システムは、前記第1発明において、前記複数のコンプ
レッサに連絡している複数の配管にそれぞれ独立に連絡
している前記オイルセパレータを構成する前記複数のオ
イルセパレータによって、前記各コンプレッサから前記
各配管を介して供給された冷媒に含まれる冷凍機油が独
立に分離され、冷凍機油が分離された冷媒の独立供給を
可能にして、一台のコンプレッサのみが運転される片肺
運転時における停止側のコンプレッサへの冷凍機油の流
失を防ぐという効果を奏する。
【0021】上記構成より成る第7発明のヒートポンプ
システムは、前記第6発明において、前記各オイルセパ
レータの前記配管に連絡した開口を構成する入口管の端
部に配設された前記分離手段としての前記複数のデミス
タによって、供給された冷媒に含まれる冷凍機油が独立
に分離されるという効果を奏する。
【0022】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の形態につき、
図面を用いて説明する。
【0023】(第1実施形態)本第1実施形態のヒート
ポンプシステムは、図1ないし図3に示されるようにエ
ンジンによって駆動される複数のコンプレッサ1と該複
数のコンプレッサ1に連絡したオイルセパレータ2を備
えたヒートポンプシステムにおいて、前記オイルセパレ
ータ2を複数の配管11を介して前記複数のコンプレッ
サ1に独立に連絡させるとともに、前記オイルセパレー
タ2の前記複数の配管11に連絡する複数の開口21の
間に介在させる冷媒と冷凍機油を分離する分離手段4と
して、前記オイルセパレータ2の前記複数の開口21を
構成する複数の入口管22の端部に複数のデミスタ41
が配設されているものである。
【0024】本第1実施形態の冷媒回路5は、図3に示
されるような回路構成になっている。本第1実施形態の
特徴部分は、冷房・暖房運転に関係ないので、冷房運転
にて代表的に説明する。
【0025】複数のコンプレッサ1(圧縮器)をでた冷
媒は、前記オイルセパレータ2、四方切替弁51を通過
した後、室外熱交換器52に導かれ、外気により熱を奪
われ凝縮し、更に過冷却器53の過冷却コイルにより冷
媒液は過冷却状態となる。この冷媒液は室内機54に向
かい、室内機電子膨張弁55で減圧され、室内熱交換器
56で蒸発する。この時、室内の熱を奪い気化して冷房
する。その後、室外機に戻り、四方切替弁51およびア
キュムレータ57を経て前記圧縮機1へ戻る。
【0026】本第1実施形態におけるオイルセパレータ
2においては、図1および図2に示されるように上端に
プレート201が配設された中空円筒状の本体20の上
部に上面カバー24が配設されるとともに、本体20の
下部にはオイル戻し管251が下部に配設される下面カ
バー25が配設される。
【0027】前記上面カバー24は、前記複数のコンプ
レッサ1に接続された前記複数の配管11に接続される
前記オイルセパレータ2の前記複数の開口21を構成す
る複数の入口管22が配設されるとともに、配管261
を介して前記四方切替弁51に連絡される出口管26が
配設される。
【0028】前記分離手段4は、前記オイルセパレータ
2の前記複数の開口21を構成する複数の入口管22の
端部に、図8(B)に示されるような複数の両端に円形
開口が形成された中空円錐状の繊維状の金属を編んだ細
かいネットによって構成されているデミスタ41の一端
が配設され、該デミスタ41の他端に円形の端板411
が配設され閉じられている。
【0029】前記オイルセパレータ2は、オイルセパレ
ータの上流側の構成について示す図2に示されるように
前記複数の入口管22が、配管としての前記複数のコン
プレッサ1の冷媒を吐出する吐出管である配管11を介
して前記複数のコンプレッサ1にそれぞれ接続され、前
記複数のコンプレッサ1は冷媒を吸入する吸入管12を
備えている。オイルセパレータの下流側は従来と同様で
あるため、図2においては記載が省略されている。
【0030】上記構成より成る本第1実施形態のヒート
ポンプシステムのコンプレッサ片肺運転を行った場合の
作用について、以下に述べる。
【0031】図1において、前記コンプレッサ1が片肺
運転すなわち1台のコンプレッサ1を運転した場合にお
いては、運転している前記コンプレッサ1が前記吐出管
11および前記入口管22を介して前記オイルセパレー
タ2内の部屋に冷媒を吐出する。
【0032】他方停止している前記コンプレッサ1も前
記吐出管11および前記入口管22を介して前記オイル
セパレータ2内の部屋200に接続されている場合、停
止しているコンプレッサ側に冷媒が流れる。
【0033】しかし停止している前記コンプレッサ1に
流れる冷媒は、前記入口管22に配設された前記デミス
タ41によって冷媒に含まれる冷凍機油が分離された後
の状態であり、前記デミスタ41を通過した状態の冷凍
機油が分離された冷媒が停止側コンプレッサ1に流れ込
んだとしても、停止側のコンプレッサ1に流れ込む冷媒
には、冷凍機油がほとんど含まれていないのである。
【0034】上記構成より成る本第1実施形態のヒート
ポンプシステムは、前記オイルセパレータ2を複数の配
管11を介して前記複数のコンプレッサ1に独立に連絡
させるとともに、前記オイルセパレータ2の前記複数の
配管11に連絡する複数の開口21の間に介在させた前
記分離手段4によって冷媒に含まれる冷凍機油が分離さ
れ、一台のコンプレッサ1のみが運転される片肺運転時
における停止側のコンプレッサ1への冷凍機油の流失を
防ぐものであるので、従来における2個の逆止弁を不要
にすることにより構成要素を減らし、構造をシンプルに
して、コストダウンを可能にするとともに、冷凍機油の
寝込みを防止して、コンプレッサの破損を防止するとい
う効果を奏する。
【0035】すなわち結果として、停止しているコンプ
レッサ1への冷凍機油の寝込みが防止でき、従来のシス
テムにおいて必要であった逆止弁が不要となり、冷媒回
路の単純化、配管ロー付け箇所の低減等の結果として、
品質向上、コストダウンが得られる。
【0036】また本第1実施形態のヒートポンプシステ
ムは、前記オイルセパレータ2の前記複数の開口21を
構成する前記複数の入口管22の端部に配設された前記
複数の分離手段4によって、各入口管22から供給され
た冷媒に含まれる冷凍機油が分離されるという効果を奏
する。
【0037】さらに本第1実施形態のヒートポンプシス
テムは、前記複数の入口管22にそれぞれ配設された前
記分離手段4としての前記デミスタ41によって、各入
口管22から供給された冷媒に含まれる冷凍機油が分離
されるという効果を奏する。
【0038】すなわち本第1実施形態のシステムにおい
ては、前記コンプレッサ1から吐出され一方の入口管2
2に供給された冷凍機油の循環量をA(kg/h)とし
た場合の冷凍機油の循環量の実測値は、前記分離手段4
としての2個の前記デミスタ41を通過して他方の入口
管22に供給される冷凍機油の循環量は、0.0025
A(kg/h)であり、1個の前記デミスタ41を通過
して前記出口管26から供給される冷凍機油の循環量
は、0.05A(kg/h)であった。
【0039】また本第1実施形態のヒートポンプシステ
ムは、前記デミスタ41の開口した一端が前記複数の入
口管22に取り付けられ、前記デミスタ41の他端が閉
じられているので、前記複数の入口管22から供給され
た冷媒を該デミスタ41を通過させることにより、冷凍
機油が分離された冷媒の前記出口管26への供給を可能
にするという効果を奏する。
【0040】(第2実施形態)本第2実施形態のヒート
ポンプシステムは、図4および図5に示されるように本
第1実施形態におけるオイルセパレータ2の複数の入口
管22の間が、閉じられたデミスタ42によって連結さ
れている点が、前記第1実施形態との相違点であり、以
下相違点を中心に説明する。
【0041】前記デミスタ42は、デミスタを長さ方向
に展開して示した図5に示されるように中点において絞
って閉じられ、前記複数の入口管22の一方の入口管か
ら供給された冷媒を前記デミスタ42を通過させ前記デ
ミスタ42の外部のオイルセパレータの部屋200内に
排出され、該オイルセパレータの該部屋200内から再
び前記デミスタ42を通過させ該デミスタ42内の空間
部に侵入した冷凍機油が2回に亘りデミスタにより分離
された冷媒が他方の入口管22に供給されるように構成
されている。
【0042】上記構成より成る本第2実施形態のヒート
ポンプシステムは、前記複数の入口管22の間が、中間
で閉じられた前記デミスタ42によって連結されるの
で、前記複数の入口管22の一方の入口管22から供給
された冷媒を前記デミスタ42を通過させることによ
り、冷凍機油が分離された冷媒が他方の入口管22に供
給可能にされることによって、一台のコンプレッサのみ
が運転される片肺運転時における停止側のコンプレッサ
への冷凍機油の流失を防ぐものであるので、前記分離手
段を1個のデミスタによって構成して構成要素を減ら
し、構造をシンプルにして、コストダウンを可能にする
とともに、冷凍機油の寝込みを防止して、コンプレッサ
の破損を防止するという効果を奏する。
【0043】また本第2実施形態のヒートポンプシステ
ムは、前記複数の入口管22の一方の入口管から供給さ
れた冷媒を前記デミスタ42を通過させ前記デミスタ4
2の外部のオイルセパレータの部屋200内に排出さ
れ、該オイルセパレータの該部屋200内から再び前記
デミスタ42を通過させ該デミスタ42内の空間部に侵
入した冷凍機油が2回に亘りデミスタにより分離された
冷媒が他方の入口管22に供給されるので、冷媒に含ま
れた冷凍機油の分離が一層確実に行われるので、冷凍機
油の寝込みを有効に防止して、コンプレッサの破損を有
効に防止するという効果を奏する。
【0044】さらに本第2実施形態のヒートポンプシス
テムは、前記複数の入口管22の間が、1個の前記デミ
スタ42によって連結されるものであるので、前記第1
実施形態に比べて部品点数を減らすため、構造をシンプ
ルにして、コストダウンを可能にするという効果を奏す
る。
【0045】(第3実施形態)本第3実施形態のヒート
ポンプシステムは、図6および図7に示されるようにオ
イルセパレータが、2個のコンプレッサ1に連絡してい
る2個の配管11にそれぞれ独立に連絡している2個の
オイルセパレータ2A、2Bによって構成されている点
が、前記第1実施形態との相違点であり、以下相違点を
中心に説明する。
【0046】前記各オイルセパレータ2A、2Bの前記
配管11に連絡した開口を構成する入口管22の端部
に、前記分離手段4としての複数のデミスタ43が配設
されているものである。
【0047】上記構成より成る本第3実施形態のヒート
ポンプシステムは、前記2個のコンプレッサに連絡して
いる2個の配管11にそれぞれ独立に連絡している前記
オイルセパレータ2を構成する前記2個のオイルセパレ
ータ2A、2Bによって、前記各コンプレッサ1から前
記各配管11を介して供給された冷媒に含まれる冷凍機
油が独立に分離され、冷凍機油が分離された冷媒の独立
供給を可能にして、一台のコンプレッサ1のみが運転さ
れる片肺運転時における停止側のコンプレッサ1への冷
凍機油の流失を完全に防ぐという効果を奏する。
【0048】また本第3実施形態のヒートポンプシステ
ムは、前記各オイルセパレータ2A、2Bの前記配管1
1に連絡した開口を構成する前記入口管22の端部に配
設された前記分離手段4としての前記複数のデミスタ4
3によって、供給された冷媒に含まれる冷凍機油が独立
に分離されるという効果を奏する。
【0049】上述の実施形態は、説明のために例示した
もので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
い。例えば、上記実施形態では、エンジンによってコン
プレッサが駆動されるエンジン駆動式ヒートポンプシス
テムについて本発明を適用した例を示したが、電気モー
タ等でコンプレッサを駆動する方式のヒートポンプシス
テムについても当然適用可能である。本発明は、特許請
求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記載から当業
者が認識することができる本発明の技術的思想に反しな
い限り、変更および付加が可能である。
【0050】上述の実施形態においては、一例として図
8(B)に示されるような円形開口が形成された中空円
錐状の繊維状の金属を編んだ細かいネットによって構成
されているデミスタの例について説明したが、本発明と
してはそれらに限定されるものでは無く、図8(A)に
示されるような中空円筒状の繊維状の金属を編んだ細か
いネットの一端を閉じたデミスタや、その外のデミスタ
および各種フィルタを必要に応じて採用することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のヒートポンプシステム
におけるオイルセパレータを示す断面図である。
【図2】本第1実施形態のシステムにおけるオイルセパ
レータの上流側の回路を示す回路図である。
【図3】本第1実施形態のシステム全体の回路を示す回
路図である。
【図4】本発明の第2実施形態のヒートポンプシステム
におけるオイルセパレータを示す断面図である。
【図5】本第2実施形態のシステムにおけるオイルセパ
レータに用いられるデミスタを展開した展開図である。
【図6】本発明の第3実施形態のヒートポンプシステム
におけるオイルセパレータの前後の回路を示す回路図で
ある。
【図7】本第3実施形態のシステム全体の回路を示す回
路図である。
【図8】本発明に用いることが出来る円筒状および円錐
状(第1実施形態)のデミスタの例を示す斜視図であ
る。
【図9】従来のヒートポンプシステム全体の回路を示す
回路図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ 2 オイルセパレータ 4 分離手段 11 配管 21 開口 22 入口管 41 デミスタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のコンプレッサと該複数のコンプレ
    ッサに連絡したオイルセパレータを備えたヒートポンプ
    システムにおいて、 前記オイルセパレータを複数の配管を介して前記複数の
    コンプレッサに独立に連絡させるとともに、前記オイル
    セパレータの前記複数の配管に連絡する複数の開口の間
    に冷媒と冷凍機油を分離する分離手段を介在させたこと
    を特徴とするヒートポンプシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記オイルセパレータの前記複数の開口を構成する複数
    の入口管の端部に、複数の前記分離手段が配設されてい
    ることを特徴とするヒートポンプシステム。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記複数の入口管にそれぞれ前記分離手段としてのデミ
    スタが配設されていることを特徴とするヒートポンプシ
    ステム。
  4. 【請求項4】 請求項2において、 前記複数の入口管の間が、閉じられたデミスタによって
    連結され、前記複数の入口管の一方の入口管から供給さ
    れた冷媒を前記デミスタを通過させることにより、冷凍
    機油が分離された冷媒が他方の入口管に供給可能にされ
    るように構成されていることを特徴とするヒートポンプ
    システム。
  5. 【請求項5】 請求項3において、 前記デミスタの開口した一端が前記複数の入口管に取り
    付けられ、前記デミスタの他端が閉じられており、前記
    複数の入口管から供給された冷媒を該デミスタを通過さ
    せることにより、冷凍機油が分離された冷媒が出口管に
    供給されるように構成されていることを特徴とするヒー
    トポンプシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1において、 前記オイルセパレータが、前記複数のコンプレッサに連
    絡している複数の配管にそれぞれ独立に連絡している複
    数のオイルセパレータによって構成されていることを特
    徴とするヒートポンプシステム。
  7. 【請求項7】 請求項6において、 前記各オイルセパレータの前記配管に連絡した開口を構
    成する入口管の端部に、前記分離手段としての複数のデ
    ミスタが配設されていることを特徴とするヒートポンプ
    システム。
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