JP2002081235A - 鍵及び錠と、その組み合わせ - Google Patents

鍵及び錠と、その組み合わせ

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JP2002081235A
JP2002081235A JP2000312655A JP2000312655A JP2002081235A JP 2002081235 A JP2002081235 A JP 2002081235A JP 2000312655 A JP2000312655 A JP 2000312655A JP 2000312655 A JP2000312655 A JP 2000312655A JP 2002081235 A JP2002081235 A JP 2002081235A
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Toru Hirano
徹 平野
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ATENA KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】窃盗犯が、ピッキング、ドライバー等で、錠を
開けたり壊す事が簡単には出来ない、鍵と、錠と、その
システム機構である。 【解決手段】鍵のセンサーに円弧状ラックギアーを採用
し、丸棒状基体の外周面の数カ所に配置し、そのセンサ
ーに対応する歯車とストッパープレートおよび、錠開閉
プレートを錠内部に配置している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鍵及び錠において、
鍵無しでは錠の開閉が簡単には出来ない鍵及び錠の機構
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の鍵及び錠においては、機構が簡単
で安価な鍵及び錠では、鍵無しでも簡単に錠を開ける事
が出来た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の安価な鍵及び錠
の機構にあっては、錠が簡単に開けられるため、窃盗団
による盗難が頻発し、社会問題にまで発展してきた、そ
の為、ピッキング、ドライバー等により錠を開ける事が
出来ない鍵及び錠の機構が必要である為、機構が簡単
で、安価な鍵及び錠の機構と其のシステムである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の問題点を解決する
ために、本発明は、鍵のセンサー部が棒状であり、前記
棒状基体の外周面にすくなくとも1箇所以上、ラックギ
アーによるセンサーを配置する事により簡単な形状であ
りながら、高度なセンサー部を形成し、センサーパター
ンを作る事が可能である。又、錠においては、一形状の
センサー用歯車と、何通りかのストッパープレートの組
み合わせ使用により、鍵のセンサーパターンに合う機構
を内蔵した簡単な錠ができる。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、鍵で錠を開閉する為の
鍵と、錠と、そのシステム機構であって、鍵のセレクト
部が棒状基体であり、前記基体の外周面にラックギアー
の山部と谷部の一対以上が、すくなくとも1箇所以上に
配置されている。
【0006】上記棒状基体は、丸棒状の基体が望まし
く、棒状基体に配置されたラックギアーは円弧状ラック
ギアーが望ましい。
【0007】また、円弧状ラックギアーの幅は、上記基
体の円周の4分の1以上が望ましく2分の1以下であ
る。
【0008】次に、上記丸棒状基体に配置される上記円
弧状ラックギアーは、前記基体の円周を、4等分に分け
た各々に、山部と谷部の一対以上が配置されている。
【0009】その上、上記基体のセンサー部の長さを1
0等分に分けた1つに、上記円弧状ラックギアーの一対
以上を、上記基体の円周の4分の1の各々、少なくと
も、1ヶ所以上に配置されている。
【0010】上記の方法で配置された、上記円弧状ラッ
クギアーによるセンサーパターンは10の4乗の組み合
わせが可能となる。
【0011】次に、上記基体の外周面に、前記基体の先
端から、上記円弧状ラックギアーの谷部までに、前記円
弧状ラックギアーの幅、センター振り分けで、前記円弧
状ラックギアーの、山の高さの2分の1程の深さの凹溝
が、各々の円弧状ラックギアーに向かって彫られてい
る。
【0012】次に、上記鍵の丸棒状基体の先端を、錠解
除部と設定し、前記錠解除部の一部に凸部の爪を付けて
いる。
【0013】そして、上記凸部の爪は、上記丸棒状基体
のセンター上部を示し、錠のキー溝に挿入される事によ
り、鍵と錠のセンサーシステムが合致する。
【0014】その上、上記凸部の爪は、錠の内部に内蔵
された錠開閉プレートを回転させ、錠の開閉を行う役目
をも併せ持つ。
【0015】それから、上記鍵には、鍵本体を回転させ
たり、きーホルダーに取り付ける為の抓み部がある。
【0016】次に、上記の鍵で開閉する錠については、
鍵のセンサー部が丸棒状基体の為、錠の錠穴は、前記鍵
の基体の円周より0,1mm程大きい内径の円筒形であ
る。
【0017】上記錠は、上記錠穴を有する円筒形部品
と、前記円筒形部品を保持する本体と前記円筒形部品の
外部と本体内部との間に、錠開閉用部品がセットされた
状態でできている。
【0018】次に、上記円筒形部品の内部には、上記鍵
の錠解除用爪が通るためのキー溝が入口から奥まで彫ら
れている。
【0019】又、上記円筒形部品の外部には、上記鍵の
センサー用円弧状ラックギアーと対応する歯車の軸を保
持するための凸リブが配置されていて、前記凸リブには
前記歯車の軸受け用溝が彫られている。
【0020】そして、上記円筒形部品の上記歯車の軸受
け部付近は、歯車が入って上記円弧状ラックギアーと対
応出来るように長穴があいている。
【0021】更に、上記凸リブは、上記歯車と、その歯
車の回転により可動するストッパープレートと共に保持
している。
【0022】その上、上記凸リブは、上記歯車の軸受け
用の溝が彫られていて、前記歯車の軸を保持すると共
に、上記錠穴より無理な力が前記歯車に加わった時、歯
車が外部に逃げる目的をも兼ねている。
【0023】次に、上記歯車は、上記鍵のセンサー用円
弧状ラックギアーとスムーズに噛み合う為に、又、セン
サーの位置をきめる為にも一部削る等の加工がされてい
る。
【0024】次に、上記歯車と常時噛み合っているラッ
クギアー付き、上記ストッパープレートは、前記歯車の
回転により前後にスライドすると共に、前記歯車の逃げ
に同調して内外にも可動する。
【0025】又、上記ストッパープレートは常時錠のロ
ック状態の位置を保つ為と、上記歯車のセンサー部が待
機状態を保つ為に、スブリング等により制御されてい
る。
【0026】その上、上記ストッパープレートは、前記
ストッパープレートに配置されたラックギアーと、上記
歯車が常時噛み合い状態を保つ為と、上記歯車のセンサ
ー部が待機状態を保つ為に、板バネ等により制御されて
いる。
【0027】それから、上記ストッパープレートは、プ
レートの先端に、錠の開閉を制御する為の開口部があ
る。
【0028】次に、上記ストッパープレートの上記開口
部を回転により通過可能な状態で、上記錠の開閉を制御
する、開閉プレートが組み込まれている。
【0029】そして、上記開閉プレートは、錠を構成し
ている部品の本体内部の底部付近に組まれていて、前記
開閉プレートの回転センターは、上記鍵を上記錠穴に入
れた時の鍵の基体及び、錠穴のセンターと、同一のセン
ター軸である。
【0030】それから、上記開閉プレートには、上記鍵
の基体先端に付いている爪により、回転が可能になる為
の凹部がある。
【0031】そして、上記開閉プレートの外周には、回
転した時に、上記錠の開部と閉部に合わせて、上記スト
ッパープレートの先端にあるロック開閉部が通過できる
開口部が配置されている。
【0032】そして、上記開閉プレートのセンター付近
は、ハンマー等で打っても破損しにくい、堅牢な作りで
ある。
【0033】それから、上記開閉プレートの背面には、
堅牢な回転用センター軸があり、このセンター軸は、扉
等の内側より錠の開閉を可能にする開閉盤と共に、上記
錠の底部を塞ぐ蓋のセンター穴を貫通している。
【0034】その上、上記開閉プレートのセンター軸に
は、錠本体外の錠部品を可動させる為の、キー溝が彫ら
れている。
【0035】次に、上記開閉盤の前面には、前記ストッ
パープレートを、錠内部から可動させて、錠の開閉を可
能状態にする凸部が配置されている。
【0036】それから、上記開閉盤の背面に付けられた
軸受けリングには、扉等の内側からの回転運動を、錠内
部に伝達する為の切り込みが付けられている。
【0037】そして、上記錠本体内部にセットされた部
品を可動可能な状態で、錠本体底部より、ネジ込み等に
より堅牢に、前記蓋が閉まっている。
【0038】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1において、鍵1を、錠を構成している円筒形部品2
0の錠穴に差し込んだ状態の断面図であって、鍵のセン
サー部3が棒状であり、前記棒状基体の外周面には、す
くなくとも1個所以上、ラッギアー5によるセンサーを
配置している、又、前記ラックギアーには、センサー用
歯車30が噛み合い、ストッパープレイト40を前後に
可動させ、更に錠の開閉を制御する、開閉プレート40
を制御している、鍵と、錠と、そのシステム機構を示し
ている。
【0039】図2に示された実施例では、鍵1の全体を
示しており、抓み部2と、センサー部3と、錠解除部4
とで構成しており、前記センサー部3の棒状基体は、丸
棒状の基体が望ましく、棒状基体に配置されたラックギ
アー5は円弧状ラックギアーが望ましい。
【0040】図3、図4、に示された実施例では、上記
丸棒状基体3に配置された、上記円弧状ラックギアー5
の断面を示しており、図2に示したA断面を図3に、B
断面を図4に示している、又、その円弧状ラックギアー
5の幅は、上記丸棒状基体3の円周の4分の1以上で、
2分の1以下が望ましい。そして、前記円弧状ラックギ
アー5は、前記丸棒状基体3の円周を4等分に分けた各
々に、山部と谷部の一対以上が配置され、更に、前記丸
棒状基体3のセンサー部の長さを10等分に分けた1つ
に配置された事により、センサーパターンは、10の4
乗の組み合わせが可能になるが、図2、図3、図4で
は、前記4等分に分けた3個所に配置した図と成ってい
る。
【0041】図5に示された実施例では、上記丸棒状基
体3の先端部に付けられた爪部6を示した、図2のC断
面図である。
【0042】図2、図3、図4、図5、に示された更な
る実施例では、上記丸棒状基体3の外周面に、前記基体
の先端から、上記円弧状ラックギアー5の谷部までと、
前記円弧状ラックギアー5の最後部より、上記抓み部2
までに、それぞれ円弧状ラックギアー5の幅を、センタ
ー振り分けで、前記円弧状ラックギアー5の山の高さの
2分1程の深さの凹溝7が彫られている。
【0043】図2、及び図5に示された更なる実施例で
は、上記錠解除部4の先端につけられた凸部の爪6を示
し、前記爪6は、上記丸棒状基体のセンター上部を示
し、更に、錠穴21のキー溝22に挿入する事により、
鍵と、錠のセンサーシステムが合致する。又その上、前
記爪6は、錠の内部に内臓された錠開閉プレートを回転
させ、錠の開閉を行う役目も併せ持つ。
【0044】図6に示された実施例では、錠の構成を示
す断面図で、錠を構成している各部品の配置を示してい
る。そして、上記鍵1の基体が丸棒状基体3の為、錠の
錠穴21は、円筒形で、前記鍵1の丸棒状基体3の円周
より、0,1mm程大きく、さらに、上記鍵1の凸状の
爪6が挿入できる為のキー溝22が配置されている。
【0045】図7に示された実施例では、錠内部に内臓
されている、上記円筒形部品20の断面を示す図であ
り、前記円筒形部品20の外部には、鍵のセンサー用円
弧状ラックギアー5と対応する歯車30の軸を保持する
為の凸リブ23が配置されていて、前記凸リブ23には
前記歯車30用の軸受け溝24が彫られている。そして
この軸受け溝24は、前記歯車30に無理な力が加わっ
た時、歯車30が外部に逃げる目的をも兼ねている。
又、前記凸リブ23は、前記歯車30の回転により可動
するストッパープレート40と、前記歯車30の側面を
保持している。
【0046】図8に示された実施例では、図7に示され
た上記円筒形部品20の裏面図であり、前記円筒形部品
20に配置された凸リブ23と、その凸リブに彫られた
上記軸受け溝24の配置を示した図である。
【0047】図9に示された実施例では、図8に示され
た円筒形部品20に配置された凸リブ23の角度を45
度回転した時の参考図で、この様に変える事に伴い、鍵
のセンサー用円弧状ラックギアー5の配置と、錠開閉プ
レート50の開閉溝の配置及び錠ロック開閉盤60の凸
部の配置を変える事で、より複雑な、又、膨大なセンサ
ーパターンを作り出す事が可能となる。
【0048】図10に示された実施例では、錠内部に配
置される上記センサー用歯車30を示しており、上記鍵
の円弧状ラックギアー5と噛み合う為のセンサー歯31
と、上記ストッパープレート40と常時噛み合い状態の
歯33と歯車のセンター軸を示している。
【0049】図11に示された実施例では、上記歯車3
0と常時噛み合い状態のラックギアー41を有するスト
ッパープレート40を示しており、前記ストッパープレ
ートには、上記錠開閉プレート50の錠開閉を制御する
切り込み部42が配置されている。
【0050】図12に示された実施例では、上記ストッ
パープレート40に配置された切り込み部42の有無に
より、錠開閉を制御する開口部53が配置された、上記
錠開閉プレート50を示しており、前記錠開閉プレート
50の前部には、上記鍵の先端に配置された凸部の爪6
により、回転させる回転角度を制御する切り込み部51
が彫られており、又、後部には、正回転する為のセンタ
ー軸が有り、そのセンター軸の最後部には、錠のロック
機構に伝達可能にさせる為のスリット52及び切りかき
等の加工がされている。
【0051】図13に示された実施例では、扉等の内側
より錠の開閉をする時の為の錠開閉盤60を示してお
り、前記錠開閉盤60の前面部には、上記ストッパープ
レート40を錠の開状態と閉状態をセレクトする為の凸
部61が配置されている。又、後面部には正回転する為
のセンターリングが有り、そのセンターリングの最後部
には、扉等の内側より錠の開閉をする為の伝達を可能に
させる切りかき等の加工62がされている。
【0052】図14に示された実施例では、上記ストッ
パープレート40と、上記センサー用歯車30が、常時
噛み合い状態を保つと共に、前記ストッパープレート4
0は常時ロック状態であり、又ま前記歯車30のセンサ
ー用歯部31が待機状態を保つ為の板バネを示してい
る。
【0053】図15に示された実施例では、錠内部の部
品が正位置にセットされた状態で、セットする為の本体
70を示しており、扉等の外部に出る部分71と、内部
に入り込む底部72を示している。
【0054】図16にしめされた実施例では、上記錠の
本体70の内部にセットされた錠の開閉部品が全て、可
動可能な状態で、錠本体70の底部72より、堅牢なネ
ジ込み等によりシールドする蓋80を示しており、前記
蓋80には、錠を構成する部品のセット状態でのセンタ
ー軸上に、錠内部にセットされた部品の回転軸用の軸穴
81がある事を示している。
【0055】図17、図18、に示された実施例では、
鍵の円弧状ラックギアー5と、錠内部にセットされた歯
車30と、ストッパープレート40及び開閉プレート5
0が正常に可動する事を示しており、図17は、鍵が錠
穴に挿入される時の待機状態と、鍵を錠穴から抜く時の
錠のロック状態で、且つ待機状態に戻った事を示してお
り、図18は、鍵が錠穴の定位置に挿入されて錠の開閉
が正常に行える状態を示している。
【0056】図19、図20、に示された実施例では、
窃盗犯によるピッキングツール及びドライバー等によ
り、錠を開けようとした時の錠内部を示しており、図1
9は、上記センサー用歯車30とストッパープレート4
0がロック状態から、開状態をオーバーランして再びロ
ック状態Kに成ったところを示しており、図20は、更
に、無理な力が加わった時に、前記歯車30及びストッ
パープレート40が共に外部に逃げている状態Sに成っ
たところを示している。又、上記鍵と錠のセンサー部は
1カ所ではなく数カ所ある為、鍵無しでは前記錠を開け
ることが、非常に難しく不可能にちかい事を示してい
る。
【0057】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0058】鍵のセンサー部を丸棒状基体にした為、錠
穴に挿入した時、抵抗なく円滑に、回転させる事ができ
る。
【0059】そして、丸棒状基体に配置されたラックギ
アーも、円弧状ラックギアーにした為、歯車に噛み合っ
た状態でも抵抗なく円滑に回転させる事ができる。
【0060】さらに、丸棒状基体の外周に凹溝が彫られ
ている為、歯車の待機状態を維持して、鍵を錠穴に挿入
し、錠の開閉可能な状態にする事ができ、又、鍵を抜い
た時には、歯車がもとの待機状態に、抵抗なく円滑に戻
る事ができる。
【0061】又、丸棒状基体の外周面に円弧状ラックギ
アーが数カ所配置されている為、センサーパターンを膨
大に作る事ができる。
【0062】それから、丸棒状基体の先端にある凸部の
爪が、鍵の上部を示し、又、鍵と錠のセンサーパターン
の角度、位置等の基準となり、その上、錠の開閉をする
回転運動を伝達する事ができる。
【0063】次に、錠本体内部に組み込まれた円筒形部
品の外部には、凸リブが配置され、その凸リブには、セ
ンサー用歯車の軸受け用凹溝が彫られている為、円筒形
部品の外部から簡単に歯車をセットする事ができ、又、
歯車に錠穴から、無理な力が加わると歯車が外部に逃げ
る事ができ、その為、窃盗犯によるピッキング、ドライ
バー等による錠の開閉及び破壊等を阻止できる。
【0064】さらに、円筒形部品に配置された凸リブ
は、円筒形部品の強度を上げ、又、歯車及び、その歯車
と常時噛み合い状態でセットする錠開閉プレート及び、
それらの部品を待機状態等に保持する板バネ等を、正位
置に保持する事ができる。
【0065】それから、鍵のセンサー用として採用した
歯車は、錠の開閉に伴う待機状態から、錠の開状態及
び、閉状態を、正規の鍵においては、正確に錠の開閉位
置をキープするが、ピッキング等では、回転不足やオー
バーラーン等により、正位置を探し、キープする事が大
変難しい。その上、円筒形部品にセットされた歯車の数
が数個あり、セットされた位置も各々異なっているの
で、窃盗犯はピッキング等が数本必要で、且つ、同時に
数個の歯車を、錠の開状態を探し、キープすることが必
要となり、錠穴からでは、不可能にちかい錠機構とな
る。
【0066】さらに、錠本体内部の底部には、鍵の爪に
より回転する錠の開閉盤が内臓されている為、窃盗犯に
おいては、さらに、開閉盤を回転させる為のピッキング
等が必要となり、錠穴からは、以上のピッキング等を挿
入する事も難しく、その上、各々のピッキング等を同時
に操作する事は不可能にちかく、又、開閉盤は、堅牢な
部品の為ドライバー等で破壊しようとしても破壊でき
ず、鍵と錠の本来の目的である盗難予防を充分に満た
す、鍵と、錠と、そのシステムができる。
【0067】そして、鍵本体は簡単な形状で、複雑なセ
ンサーパターンを形成し、錠においては、機構が簡単で
共通部品が多い為、又、組み立ても簡単な為、機構が簡
単で安価な鍵と錠と其のシステムを提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】鍵を錠穴に挿入し、錠の開閉が、開状態の実施
例を示す縦断面図である。
【図2】鍵本体の実施例を示す正面図である。
【図3】鍵のセンサー部に配置された、円弧状ラックギ
アーの谷部で、図2に示したA断面図である。
【図4】鍵のセンサー部に配置された、円弧状ラックギ
アーの谷部で、図2に示したB断面図である。
【図5】鍵のセンサー部先端に付けられた爪部で、図2
に示したC断断面図である。
【図6】錠の正面を示す正面図と、錠本体内部に、錠を
構成している部品がセットされた状態の実施例を示す縦
断面図である。
【図7】錠内部にセットされる円筒形部品の実施例を示
す縦断面図である。
【図8】図7に示した円筒形部品の裏面を示す、第1案
の実施例を示す裏面図である。
【図9】図7に示した円筒形部品の裏面を示す、第2案
の実施例を示す裏面図である。
【図10】錠内部にセットされるセンサー用歯車の実施
例を示す正面図である。
【図11】錠内部にセットされるストッパープレートの
実施例を示す正面図である。
【図12】錠内部にセットされる錠開閉プレートの実施
例を示す3面図である。
【図13】錠内部にセットされる錠開閉盤の実施例を示
す3面図である。
【図14】錠内部にセットされる板ばねの実施例を示す
正面図である。
【図15】錠本体の実施例を示す縦断面図である。
【図16】錠本体裏面を構成する蓋の実施例を示す縦断
面図である。
【図17】鍵のセンサー部と錠内部のセンサー機構の実
施例を示す縦断面図である。
【図18】鍵のセンサー部と錠内部のセンサー機構の実
施例を示す縦断面図である。
【図19】ピッキング等と錠内部のセンサー機構の実施
例を示す縦断面図である。
【図20】ピッキング等と錠内部のセンサー機構の実施
例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 鍵本体 2 摘み部 3 丸棒状基体 5 円弧状ラックギアー 6 凸部爪 20 円筒形部品 30 センサー用歯車 40 ストッパープレート 50 錠開閉プレート 60 錠開閉盤 70 本体外箱 80 本体蓋 90 板バネ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月28日(2000.11.
28)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】追加
【補正内容】
【図8】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 抓み部と、センサー部、錠解除部による
    鍵において、センサー部が棒状であって、前記棒状基体
    の外周面には、少なくとも1箇所にラックギアーが配置
    されており、前記ラックギアーは、前記棒状基体の外周
    面の一部が軸方向に沿い所定ピッチの無端状歯で形成さ
    れている事を特徴とする鍵。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された鍵のセンサー部に
    対応する錠において、鍵のセンサー部に配置されたラッ
    クギアーに誘導されて、錠の開閉が可能になる機構を内
    蔵している事を特徴とする錠。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された鍵において、セン
    サー部のラックギアーの歯が、山部と谷部で一対であ
    り、センサー部の基体の外周面にすくなくとも一個所以
    上に、一対以上の歯が配置されている事を特徴とする
    鍵。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載された鍵において、錠解
    除部に、請求項2に記載された錠の開閉用部材を可動さ
    せる凸部を有する事を特徴とする鍵。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載された鍵において、セン
    サー部及び錠解除部の基体の外周面に先端よりラックギ
    アーの谷部に向かって凹部のスリットを有する事を特徴
    とする鍵。
  6. 【請求項6】 請求項2に記載された錠において、請求
    項1に記載された鍵のセンサー部に配置された凹部に誘
    導され、ラックギアーにより回転するセンサー用歯車
    と、前記センサー用歯車の回転により動くストッパープ
    レートと、前記ストッパープレートのストッパー部の有
    無により、錠の開閉が可能になる開閉プレートを内蔵し
    ている事を特徴とする錠。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載された錠において、扉等
    の内側より、前記錠の開閉が可能する開閉盤を内臓して
    いる事を特徴とする錠。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載された鍵と、請求項2に
    記載された錠との組み合わせによるシステムを特徴とす
    る鍵及び錠のシステム機構。
JP2000312655A 2000-09-07 2000-09-07 鍵及び錠と、その組み合わせ Pending JP2002081235A (ja)

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