JP2002081182A - 陸屋根建物における集熱パネルを用いた二重屋根構造及び太陽エネルギー利用システム - Google Patents

陸屋根建物における集熱パネルを用いた二重屋根構造及び太陽エネルギー利用システム

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JP2002081182A JP2000270277A JP2000270277A JP2002081182A JP 2002081182 A JP2002081182 A JP 2002081182A JP 2000270277 A JP2000270277 A JP 2000270277A JP 2000270277 A JP2000270277 A JP 2000270277A JP 2002081182 A JP2002081182 A JP 2002081182A
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純一 松崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 太陽エネルギーを利用して冷暖房や照明が得
られると同時に、外部からの熱や騒音を低減して室内の
居住性を向上させるようにする、陸屋根建物における集
熱パネルを用いた二重屋根構造及び太陽エネルギー利用
システムを提供する。 【解決手段】 本発明に係る陸屋根建物における集熱パ
ネルを用いた二重屋根構造及び太陽エネルギー利用シス
テムは、陸屋根建物20の陸屋根22上に、太陽光を受
け得る所定の傾斜度に形成させた複数の取付架台23を
配設し、この取付架台23に熱媒配管28bを備えた集
熱パネル25を装着し、前記陸屋根22をほぼ全面覆う
ように集熱パネル屋根24が形成されている。また、集
熱パネル25を用いた二重屋根構造の陸屋根建物20
に、太陽エネルギー利用システム20Aが設けられてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、陸屋根建物におけ
る集熱パネルを用いた二重屋根構造及び太陽エネルギー
利用システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平9−217471号公報に
示すように、太陽電池モジュール3と、太陽電池モジュ
ール3を装着しない個所をめくら板としたダミーパネル
4とを陸屋根2上に全面設置して、太陽光による陸屋根
2への加熱や外部からの騒音を低減させる二重屋根構造
2Aが開示されている。
【0003】すなわち、折板等からなる陸屋根2上に、
複数のパネル状の太陽電池モジュール3が、取付架台5
を介して設置されることで、前記陸屋根2上に前記太陽
電池モジュール3葺きの屋根が形成され、陸屋根建物1
における太陽電池モジュール3を用いた二重屋根構造2
Aが形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の陸屋根建物1の
陸屋根2に、太陽電池モジュール3が設置されていない
場合には、太陽光や雨が直接当たり、例えば、夏季の日
差しが強く暑いときには、室内温度が上がり冷房負荷が
大きくなる。また、強雨のときには雨音が高くなり、居
住性がよくないという問題があった。
【0005】この問題を解決するため、前記公報に記載
のような太陽電池モジュール3を葺いた屋根と、陸屋根
2との間に空気層6を設けた二重屋根構造2Aとしたも
のである。
【0006】しかるに、平板状の太陽電池モジュール3
による遮熱と発電の効果は有るものの、太陽電池モジュ
ール3と、陸屋根2との間に空気層6を設けただけの二
重屋根構造2Aでは、断熱および騒音に対して不充分な
場合があり、また熱媒配管の備えがなく、給湯や冷暖房
などの太陽エネルギー利用の面からも、不充分であるこ
とが分かった。
【0007】それで、この発明は、太陽エネルギーを利
用して冷暖房や照明が得られると同時に、外部からの熱
や騒音を低減して室内の居住性を向上させるようにす
る、陸屋根建物における集熱パネルを用いた二重屋根構
造及び太陽エネルギー利用システムを提供することを目
的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載された発明は、陸屋根建物における
集熱パネルを用いた二重屋根構造において、陸屋根建物
の陸屋根上に、複数の取付架台を配設し、該取付架台に
集熱パネルを所定の傾斜度に形成させて装着し、前記陸
屋根上をほぼ全面覆うように集熱パネル屋根が形成され
ていることを特徴としている。
【0009】この様なものにあっては、集熱パネルが設
置された陸屋根建物の陸屋根全体又は所望の領域を集熱
パネルが覆っているので、陸屋根には夏季の太陽光も雨
も直接は当たらなくなる。
【0010】また、一般的に太陽光から電力を得るのみ
(集熱を除く)の太陽電池モジュールと、太陽光から熱
エネルギーを得る集熱パネルと比較すると後者の方が変
換効率は高い。したがって、集熱パネルを設けることで
太陽光のエネルギーをより減衰させ陸屋根の加熱を低減
することができる。
【0011】また、集熱パネルは陸屋根から所定の角度
で配置されるので、太陽光を効率的に受光することがで
きる上に、雨水などが流れ易く埃等も付着し難い。
【0012】請求項2に記載された発明は、請求項1に
記載の陸屋根建物における集熱パネルを用いた二重屋根
構造において、前記集熱パネルは、太陽光を受け得る側
に設けた表面カバーガラスとその裏面側に設けた集熱部
とよりなり、該集熱部には集熱板と断熱層とを表面側か
らこの順に設け、その間に熱媒配管を形成させるととも
に、前記表面カバーガラスと前記集熱部との間に、所定
の離間巾を有して断熱層を形成させたことを特徴として
いる。
【0013】この様なものにあっては、表面カバーガラ
スと集熱部との間に空気層を形成させたので、この断熱
層が断熱及び遮音の役割を果たすようになる。そして、
夏季の太陽光による陸屋根の加熱や外部から室内に到達
する雨音などの騒音を、低減することができるようにな
る。ここで、断熱層は、熱の不良導体である空気や不活
性気体であるアルゴン等の気体を充填してもよいし、真
空としてもよい。
【0014】また、陸屋根と天井との間に熱や音の伝導
を抑えるための空間を設ける必要がなく、直天井として
天井が高くとれ、室内の居住空間が広くでき、居住性を
高めることができる。
【0015】請求項3に記載された発明は、請求項1又
は2に記載の二重屋根構造を有する太陽エネルギー利用
システムにおいて、集熱パネルを用いた二重屋根構造の
陸屋根建物において、太陽エネルギー利用システムは集
熱パネル及び太陽電池モジュールを備えたことを特徴と
している。
【0016】この様なものにあっては、太陽エネルギー
を集熱パネルや太陽電池モジュールで受けて、熱媒の加
熱や太陽光発電が可能となる。したがって、陸屋根建物
において、集熱パネルを介しての給湯や冷暖房、太陽電
池モジュールを介しての室内照明などができて、太陽エ
ネルギー利用システムが形成される。
【0017】
【発明の実施の形態】
【0018】
【実施の形態】この発明に係る実施の形態の、陸屋根建
物における集熱パネルを用いた二重屋根構造及び太陽エ
ネルギー利用システムを示す、図1乃至図4に基づいて
説明する。
【0019】図1〜4において、20は陸屋根建物、2
1はその建物20の二重構造屋根、22は陸屋根建物2
0の陸屋根、23はその陸屋根22に配設した取付架
台、25はその取付架台23に装着した集熱パネルで、
24はこの集熱パネル25で葺かれた集熱パネル屋根で
ある。
【0020】図1は、陸屋根建物の二重屋根構造を示す
斜視図である。
【0021】図1において、陸屋根建物20の陸屋根2
2上には、所定の傾斜度に集熱パネル25を取付けた複
数の取付架台23を鋸状に配設し、折板等で葺かれた陸
屋根22上を全面覆う集熱パネル屋根24を形成させ、
二重屋根構造21を形成させている。
【0022】なお、集熱パネル25の所定の傾斜度と
は、雨の流れによって埃などが除去できる3°以上が望
ましく、傾斜方位としては、太陽光を最大限に受け得る
南向きが望ましいのは勿論である。
【0023】図2は、二重屋根構造の要部断面図であ
る。
【0024】図2において、集熱パネル屋根24は、複
数の集熱パネル25が取付架台23により陸屋根22上
に設置される。複数の集熱パネル25を装着した取付架
台23の前後の根部には雨流れ部23aを設け、集熱パ
ネル25に降った雨を雨樋に導く構造としている。
【0025】なお、雨流れ部23aと取付架台23は一
体になっていることが望ましいが、装着時に分離されて
いるものを一体化してもよい。
【0026】図3は、二重屋根構造の要部を拡大して示
す部分斜視図である。
【0027】だだし、取付架台23の側壁23cは取り
外した状態である。
【0028】図3において、取付架台23は、巾方向に
カバーを付けて一体に形成させた配管納め部23bと兼
用に、または個別に設けている。そして、配管納め部2
3bには、熱媒配管28bを納める構造としている。
【0029】図4は、図3P部の集熱パネルの構成を示
す断面図である。
【0030】この集熱パネル25は、表面側から、表面
カバーガラス26とスペーサ27aと集熱部28と断熱
材29とを積層一体化したもの及びこれらの四周の端部
を封止する筐体30からなる。
【0031】図4において、表面側に設けた透光性の表
面カバーガラス26は、雨水や雪や埃などの侵入を防ぐ
と同時に、太陽光は、表面カバーガラス26の裏面側に
スペーサ27aを介して所定の離間巾に形成させて設け
た空気層27からなる断熱層を通過して、集熱部28に
到達させる構成としている。
【0032】また、この集熱部28の構成は、表面側か
ら、アルミニウムからなる集熱板28a、熱伝導性のよ
いアルミニウム等の管をヘッダ管28cに交差するよう
につなぎ込み、集熱パネルに伝熱的に取り付けられた熱
媒配管28bとからなる。
【0033】なお、表面カバーガラス26は、材質とし
てガラス板の他に、メタクリル樹脂(PMMA)・ポリ
カーボネート(PC)・ポリエチレンテレフタレート
(PET)などの透光性に優れ、耐候性や耐光性にも良
好な樹脂で形成することも考えられる。
【0034】また、断熱材29は、材質としてグラスウ
ールや発泡スチロール・発泡ウレタンなどの発泡体を板
状にしたものである。
【0035】また、熱媒配管28b内を流動させる熱媒
としては、水あるいは不凍液を用いている。冬季に凍結
する地域においては、少なくとも凍結する期間、不凍液
を選定する。
【0036】また、図3中、複数の集熱パネル25は、
陸屋根22上に全面的に設けるのが、陸屋根22の加熱
を防ぐ意味で好ましいが、何枚かを集熱パネル25と
し、他の枚数を太陽電池モジュール26Aや光熱ハイブ
リッドモジュール26Bとして、集熱パネル25と置き
換えて装着させてもよい。
【0037】すなわち、図1に示すように、集熱パネル
25を全面的に取り付けてもよいが、部分的に集熱パネ
ル25の代わりに太陽電池モジュール26Aを組み込ん
でもよい。
【0038】なお、太陽電池モジュール26Aは、上述
したように置き換えできるように、集熱パネル25と同
様の形状が好ましい。また、太陽電池モジュール26A
を構成する太陽電池セルは、結晶性Si やアモルファス
Si 等のどちらであってもよい。
【0039】次に、作用について、主に図4により説明
する。
【0040】透光性を有する集熱パネル25から射し込
んだ太陽光は、表面カバーガラス26と空気層27とを
通過し、集熱板28aに到達し吸熱されて、温度が上昇
する。この昇温熱が密着して設けられている熱媒配管2
8bを外側から暖め、内部の熱媒に熱伝導し、熱媒は熱
媒配管28b内を流動しながら伝導熱を受け、昇温をつ
づけて高温になる。
【0041】そして、このようにして温度上昇した熱媒
は、(以下、図示せず)、蓄熱貯湯槽を経由して、給湯
器や暖房機器へ送られる。また、冷房用に使うときに
は、昇温した熱媒を集熱器で100℃近い高温にして、
冷凍機を回したり(ランキンサイクル方式)、吸収冷凍
機を運転させたりして冷房を行わせる。
【0042】一方、太陽電池モジュール26Aに照射さ
れた太陽光は、電気エネルギーとなって集電され、イン
バータ盤で交流に変換されて、照明や各種電気器具に送
電される。
【0043】このようにして、太陽エネルギー利用シス
テム20Aを確立することができる。
【0044】また、透光性を有する集熱パネル25の部
分からの太陽光による加熱は、集熱パネル25の部分に
設けた集熱部28で熱媒に吸収されるので、陸屋根22
に到達する熱量は僅少なものとなる。
【0045】さらに、外部からの騒音や雨音は、まず、
集熱パネル25により反射される。反射されずこの集熱
パネル25を透過したものは、集熱パネル25の裏面側
に設けた空気層27と、吸音材でもあるグラスウール等
の断熱材29とによって吸音される。そして、この断熱
材29を備える集熱パネル25を通過した音は、二重屋
根構造21の2つ目の屋根である陸屋根22側に到達す
ることになるが、その間にさらに空気層が介在するの
で、この空気層によっても低減されて、室内への騒音や
雨音の影響は、充分に抑えることができる。
【0046】
【発明の効果】本発明に係る陸屋根建物における集熱パ
ネルを用いた二重屋根構造及び太陽エネルギー利用シス
テムは、請求項1の発明によれば、集熱パネルが設置さ
れた陸屋根建物の陸屋根全体又は所望の領域を集熱パネ
ルが覆っているので、陸屋根には夏季の太陽光も雨も直
接は当たらない。したがって、陸屋根の寿命が長くなり
長期の使用に耐えると同時に、屋根面の塗装が簡略化で
きて塗装費の低減が図れる。
【0047】また、一般的に太陽光から電力を得るのみ
(集熱を除く)の太陽電池モジュールと、太陽光から熱
エネルギーを得る集熱パネルと比較すると後者の方が変
換効率は高い。したがって、集熱パネルを設けることで
太陽光のエネルギーをより減衰させ陸屋根の加熱を低減
することができる。
【0048】また、集熱パネルは陸屋根から所定の傾斜
度で配置されるので、太陽光を効率的に受光することが
でき、また雨水などで埃等も流れ易い。したがって、太
陽光の受光量が多くなりエネルギー効率が向上する上
に、埃等も付着し難く受光量が増える。
【0049】請求項2の発明によれば、表面カバーガラ
スと集熱部との間に空気層を形成させたので、熱の不良
導体である空気が動かない状態に止められ、この空気層
が断熱及び遮音の役割を果たすようになる。そして、夏
季の太陽光による屋根面の昇温や室内への雨音や騒音
を、低減することができるようになる。したがって、居
住性の向上が図れる。
【0050】また、陸屋根と天井との間に、熱や音の伝
導を抑えるための空間を設ける必要がなく、直天井とし
て天井が高くとれ、居住空間が広くとれる。したがっ
て、居住性の向上が図れる。
【0051】請求項3の発明によれば、集熱と発電とい
う2つの機能を併せ持つことができ、給湯や冷暖房シス
テムが確立できる。
【0052】請求項4の発明によれば、太陽エネルギー
を集熱パネルや太陽電池モジュールで受けて、熱媒の加
熱や太陽光発電が可能となる。したがって、陸屋根建物
において、集熱パネルを介しての給湯や冷暖房、太陽電
池モジュールを介しての室内照明などができて、太陽エ
ネルギー利用システムが確立でき、快適な上に便利にな
り、居住性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態の陸屋根建物の二重屋
根構造を示す斜視図である。
【図2】図1に示す二重屋根構造の要部断面図である。
【図3】同実施の形態に係る二重屋根構造の要部を拡大
して示す部分斜視図である。
【図4】図3のP部の構成を示す断面図である。
【図5】従来技術に係る陸屋根建物の二重屋根構造を示
す側面図である。
【図6】図5の平面図である。
【符号の説明】
20…陸屋根建物 20A…太陽エネルギー利用システム 21…二重屋根構造 22…陸屋根 23…取付架台 24…集熱パネル屋根 25…集熱パネル 28b…熱媒配管
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 31/042 H01L 31/04 R Fターム(参考) 2E108 AA01 CC09 CC18 GG16 KK01 NN02 NN07 5F051 BA03 JA09 JA18

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】陸屋根建物の陸屋根上に、取付架台を配設
    し、該取付架台に集熱パネルを所定の傾斜度に形成させ
    て装着し、前記陸屋根上をほぼ全面覆うように集熱パネ
    ル屋根が形成されていることを特徴とする陸屋根建物に
    おける集熱パネルを用いた二重屋根構造。
  2. 【請求項2】前記集熱パネルは、太陽光を受け得る側に
    設けた表面カバーガラスとその裏面側に設けた集熱部と
    よりなり、該集熱部には集熱板と断熱層とを表面側から
    この順に設け、その間に熱媒配管を形成させるととも
    に、 前記表面カバーガラスと前記集熱部との間に、所定の離
    間巾を有して断熱層を形成させたことを特徴とする請求
    項1に記載の陸屋根建物における集熱パネルを用いた二
    重屋根構造。
  3. 【請求項3】集熱パネルを用いた二重屋根構造の陸屋根
    建物において、太陽エネルギー利用システムは集熱パネ
    ル及び太陽電池モジュールを備えたことを特徴とする請
    求項1又は2に記載の二重屋根構造を有する太陽エネル
    ギー利用システム。
JP2000270277A 2000-09-06 2000-09-06 陸屋根建物における集熱パネルを用いた二重屋根構造及び太陽エネルギー利用システム Pending JP2002081182A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2902815A1 (fr) * 2006-06-23 2007-12-28 G S E Sa Module a effet photovoltaique, notamment pour toit de batiment logistique
CN104120817A (zh) * 2014-07-30 2014-10-29 徐庆宏 一种模块化太阳能光伏屋顶

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CN104120817A (zh) * 2014-07-30 2014-10-29 徐庆宏 一种模块化太阳能光伏屋顶

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