JP2002080079A - 自動噴射可能なエアゾール容器 - Google Patents

自動噴射可能なエアゾール容器

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JP2002080079A
JP2002080079A JP2000275719A JP2000275719A JP2002080079A JP 2002080079 A JP2002080079 A JP 2002080079A JP 2000275719 A JP2000275719 A JP 2000275719A JP 2000275719 A JP2000275719 A JP 2000275719A JP 2002080079 A JP2002080079 A JP 2002080079A
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cylindrical
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Akihiko Watanabe
明彦 渡辺
Riichi Ogawa
利一 小川
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Yoshino Kogyosho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本願の発明は、殺虫剤や防臭剤、芳香剤等の
液体を充填したエアゾール容器に於いて、内容液体を霧
状に連続して噴霧することが可能で、且つ、必要に応じ
て噴霧を中断することを可能にすると共に、該容器の不
正開封を防止した小型で軽量なエアゾール容器を安価に
提供することを目的とする。 【解決手段】 内部に噴射する液状物質と高圧の噴射剤
を充填してなる耐圧性の密封容器本体2の開口部3に噴
射管4と押圧部材5とを設けて構成したエアゾール容器
1に於いて、前記開口部に突設した噴射管4を摺動可能
に保持する筒状支持体3bの外周面にはネジ部3cを形
成して、また、前記噴射管4に嵌着して押圧する筒状の
押圧部材5の内周面には前記開口筒状体のネジ部3cに
係合するネジ溝5eを設けて押圧部材5を形成して、該
押圧部材5を回転させることにより前記噴射管を押し下
げるように前記開口筒状体3bに嵌着せしめて噴射ヘッ
ド部を構成してエアゾール容器1を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願の発明は、容器内に充填
した種々の液状物質を霧状にして噴射するためのエアゾ
ール容器、特に、ゴキブリや白蟻、ダニその他の家屋内
に侵入した害虫や鼠等の有害生物を駆除したり、細菌の
繁殖や黴の発生を防止したりするために、薬液等の散布
量を必要とするだけ連続して自動的に噴霧するのに適し
たエアゾール容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴキブリやノミ、ダニ等の屋内害虫に対
する駆除方法として、駆除する害虫に対して殺虫効果の
ある薬剤を直接あるいは間接的に噴霧する方法が採られ
ており、従来から使用されてきたものとしては、バルサ
ン(登録商標)やアースレット(登録商標)等の名称で
広く一般に知られている、殺虫剤を缶詰状をした容器に
密封包装した燻烝形式の殺虫剤入り容器が用いられてき
た。これらの殺虫剤入りの容器は密閉状態にした室内等
に於いて、該容器の蓋体を開封した後で発煙せしめる
か、あるいは、容器の蓋体を開封したものに水を添加し
て気化反応せしめるかして、発生した殺虫剤の煙で密室
内を充満させて燻烝することにより殺虫する方法を採用
したものである。
【0003】しかし、密閉された室内でこれらを用いる
には、気化した煙を人や犬、猫等の動物がある一定量以
上を吸引すると生命に危険を伴うので、使用に伴う煙の
発生に際しては、室外に避難する等の厳重な注意が必要
である。また、これらの形式の容器では燻烝を途中で中
止することは不可能であるので、開封した容器の殺虫剤
の成分は最後まで使い切らなくてはならないので、害虫
を駆除すべき空間が小さい場合には無駄になることがあ
った。
【0004】そこで、このような欠点を無くして、害虫
の駆除が必要な時に、駆除すべき場所で必要なだけ随時
噴霧可能にしたものとして、特開平6−284846号
や特開平8−26924号公報等に見るように、密封容
器に殺虫剤と高圧の噴射剤とを封入したスプレー式の殺
虫用エアゾール容器がある。これらは、害虫の駆除には
大きな作用を発揮して、充分な防虫効果が持続できると
共に、人類に対しては、毒性や環境汚染性等の面での危
険性が無くて、人々が直接または間接的に接触しても問
題にならず、安全で且つ手軽に使用することができると
いう点から一般に広く使用されている。
【0005】しかし、これらのスプレー式の殺虫用エア
ゾール容器を用いて害虫を駆除するには、人がエアゾー
ル容器を直接手に持って噴霧操作を行わなければならな
いので、駆除作業中はスプレーのノズルヘッドを常時押
圧しつづけて殺虫剤を噴射しなければならず、例え人体
にとって無害だとは言っても、一定時間以上このような
殺虫剤の臭いを嗅ぎつづけると、不愉快に感じて気分を
悪くする人がでることがある。
【0006】そこで、上記したような殺虫方法に代わる
ものとして、殺虫剤が人体に有害、無害なものに関係な
しに人手に頼らずに連続して噴射可能で、且つ、噴射中
であっても途中で、殺虫剤の噴射を自由に停止すること
が可能である殺虫剤入りの噴霧容器が求められるように
なり、その一例として特開平7−228503号公報に
見るような、手動式の開閉バルブを備えた耐圧ボンベ型
をした殺虫剤入りの噴霧容器が開発されている。
【0007】上記の殺虫剤入りの噴霧容器は、高圧ガス
用のボンベの形に類似した耐圧容器で本体部分が形成さ
れていて、容器の口頸部には、容器の内部と外部とを連
通させる細い注出管が装着されていて、該注出管の外側
端部には回転可能なハンドルに連結した開閉弁が設けら
れた噴射口が突設されると共に、内側先端部には管の内
部に通ずる連通孔が設けられて噴射可能にされていて、
該容器本体に薬液と一緒に加圧ガスが充填されてエアゾ
ール容器が構成される。
【0008】上記のような構成にして殺虫剤等が充填さ
れた噴霧容器は、害虫等の駆除を必要とする場所に運ば
れた後、該容器を適正な場所に設置してからハンドルを
捻って弁を開くと、加圧ガスの圧力により殺虫剤等を噴
射口から連続して噴霧させることができて、また、噴射
の途中でハンドルを弁が閉じる方向へ捻じることにより
何時でも噴霧を中断させることができる。
【0009】上記のように構成されたエアゾール式の噴
霧容器は、連続した噴霧と噴霧の中断とを自由に切り換
えることができて、また、内容液の詰め替えを行うこと
が可能であるが、しかし、このような容器は製造コスト
が高くなり、また、容器本体を片手で持てる程度に小型
で軽量なものに成形するのが困難であるから、大きなビ
ル等を対象に使用する大容量の噴霧容器には適している
が、一般の家庭向け等の小容量の噴霧容器としては不向
きであった。
【0010】そこで、上記したような種々の問題を解決
して、殺虫剤や殺菌剤、あるいは、芳香剤や防臭剤等の
各種の液状物質が密閉容器の内部に充填された小型で且
つ軽量なエアゾール容器を形成して、該容器内の液状物
質を霧状に連続して自動的に噴霧させることができるよ
うに構成すると共に、必要に応じて噴霧途中で液状物質
の噴霧を中断することができるように構成したエアゾー
ル容器についての発明を、出願人は既に提案している。
【0011】上記の発明は、図 に示すように、内部に
噴射する液状物質と高圧の噴射剤を充填してなる耐圧性
の密封容器12の開口部13に、噴射管(ステム)14
を摺動可能に保持するように突設した円筒体15を巻き
締めて噴射可能に形成した円筒状をしたエアゾール容器
に於いて、前記噴射管14を摺動可能に保持した円筒体
15の外周面にネジ部15aを形成すると共に、該円筒
体のネジ部15aに係合可能なネジ溝16aを内面に設
けた筒状体からなる押圧部材16を前記噴射管14に押
圧可能に嵌合せしめて螺着した噴射ヘッド部を形成し
て、前記押圧部材に蓋体17の内面の係合片17aを係
合せしめて被着してエアゾール容器となして、前記蓋体
17を回転せしめることにより押圧部材16の回転前進
により噴射管14が押し下げられて噴射する構成にした
自動噴射が可能なエアゾール容器である。
【0012】上記のような構造をしたエアゾール容器
は、小型で軽量なものを形成することができて、また、
容器内の液状物質を霧状に連続して自動的に噴霧させる
ことができると共に、必要に応じて噴霧途中で液状物質
の噴霧を中断することができる構造をしている。しか
し、前記押圧部材16には、前記筒状体の内周面に螺合
するネジ溝16aを設けると共に、外周面に蓋体6の内
面の係合片と係合する複数の係合溝16bを縦方向に設
けて形成する一方で、前記蓋体17には、押圧部材16
の外周面に係合して回転せしめる複数の突条片17aを
内周面に設けて形成したものであるから、押圧部材16
および蓋体17の構造が複雑になっているので、容器の
製造コストがやや高くならざるを得ないという欠点があ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本願の発明は、上記し
たような種々の問題を解決して、殺虫剤や防臭剤、芳香
剤等の液状物質を密閉容器内に充填したエアゾール容器
に於いて、噴射ヘッドの構造が簡単で、内部の液状物質
を霧状に連続して噴霧することができるようにすると共
に、必要に応じて液状物質の噴霧を中断することができ
るように形成して、且つ、該容器の不正開封を防止する
ことができる構造に形成した、小型で軽量で安価なエア
ゾール容器を提供することを目的としたものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本願の発明は、耐圧性の
密封容器内に液状の噴射物質と噴射用の加圧ガスとを充
填すると共に、該密封容器の開口端の筒状体に摺動可能
に設けられた噴射管の噴射ヘッド部を押圧操作すること
により噴射弁を開閉して、前記内容液を加圧ガスと一緒
に噴射せしめるように構成してなる噴霧式のエアゾール
容器に於いて、前記噴射管の上端部に噴射ヘッド部を形
成する押圧部材を押圧可能に設けると共に、該押圧部材
の押し下げ操作により噴射管の下端部に設けた噴射弁筺
内の噴射弁を開くように形成して、更に、該押圧部材に
は、噴射管が不用意または不正に押し下げられて噴射さ
れるのを防止する係止片を切除可能に設けてエアゾール
容器を構成する。
【0015】
【発明の実施の形態】本願の発明は、耐圧性の密封容器
本体2の開口端部3に摺動可能に設けられた噴射管4
と、該噴射管4の先端部を押し下げる押圧部材5とを嵌
着せしめて押圧可能にした噴射ヘッド部を形成してなる
噴霧式のエアゾール容器1に於いて、前記噴射ヘッド部
の押圧部材5を取り除いた状態で、噴射弁を開くように
噴射管4を押圧しながら容器内に液状の噴射物質と加圧
ガスとを充填してから、前記噴射管を摺動可能に保持し
た筒状支持体3の外周面に形成したネジ山3cに筒状体
に形成した押圧部材5の先端ネジ溝5cを螺合せしめ
て、該押圧部材5を前進回転させることによりネジの推
進力により噴射管4の先端を押し下げて、容器内の液体
が噴射可能なエアゾール容器1を形成する。
【0016】このように構成されたエアゾール容器は、
押圧部材5の外側筒部の下端外周面設けられた押圧防止
片8の摘まみ片8aを指先で摘んで引き上げることによ
り防止片8を切除してから、押圧部材5の外周を指先で
掴んで捻じるように操作することにより、押圧部材5は
噴射管4を保持した筒状体3bの外周面に形成されたネ
ジ部3cに係合して、回転しながら前進して噴射管4の
先端を押し下げることになり、容器内の噴射液は加圧ガ
スの圧力作用により噴射ヘッドのノズル5fから勢い良
く噴射される。
【0017】
【実施例】以下に、本願発明について、最適な一つの実
施例に基づいて、図面を参照しつつ詳細に説明する。本
願の発明は、耐圧性の密封容器の開口端部に噴射管(ス
テム)を設けて噴射ヘッド部を形成すると共に、該噴射
ヘッド部に円筒状をした蓋体を被着して構成されてなる
周知のエアゾール容器に於いて、図1に示すように、円
筒状をした密封容器の開口端部3に噴射管4を摺動可能
に保持した筒状支持体3bを突設せしめて巻き締めする
と共に、該筒状支持体3の外周面に螺旋状のネジ山3c
を形成してエアゾール容器本体2を構成する。そして、
前記筒状体3のネジ山3cに螺合可能なネジ溝5cを形
成した押圧部材5を、前記筒状体3bの上面部3dに突
出した噴射管4の上部に押圧可能に嵌合すると共に、前
記筒状体3bに回転可能に螺合して噴射ヘッド部6を形
成して、前記噴射ヘッド部6に蓋体7を保護するように
被着すると共に、容器本体2の肩部の環状の係止部2a
に嵌合、係止してエアゾール容器本体1を構成したもの
である。
【0018】上記噴射ヘッド部6を形成する押圧部材5
は、開口部3の筒状支持体3bの上面 から突出した噴
射管4を保護すると同時に、使用する際に該噴射管を押
し下げる作用をも兼ねるようになっている。このような
押圧部材5の具体的な構造は、図1及び2に示すよう
に、容器本体2の開口端部3の巻き締め部3aに回転可
能に嵌着する外側筒状部5aと筒状支持体3bのネジ山
3cに係合するネジ溝5cを設けた内側筒状部5bとを
頂壁部5dで一体に連結されてなる概略二重状の円筒体
に形成されていて、該円筒体の頂壁中央部には貫通孔5
eが形成されている。そして、前記円筒体は、その上端
部には噴霧可能な噴射口5fが突設されると共に、下端
部には噴射管4が嵌合、連結する嵌合凹部5gが設けら
れていて、前記筒状支持体3のネジ山3cに螺合されて
噴射ヘッド部6を構成するような押圧部材5に形成され
ている。
【0019】上記のように形成された押圧部材5は、図
1に示すように、その中央部の噴射ノズル5fの噴射路
5eの下端部に設けた嵌合凹部5gに前記噴射管4の先
端部を嵌合せしめると共に、内側筒状部5bのネジ溝5
cを前記筒状支持体3のネジ山3cに螺合せしめるよう
にして筒状支持体に装着して、外側筒状部5aの下端部
が容器本体2の開口部の巻き締め部3a内に回転可能に
嵌着される。
【0020】このようにして押圧部材5が装着された容
器本体2には、押圧部材5の外側筒状部5aの下端外周
面に不正開封を見分けるための押圧防止片8が設けられ
ているので、該防止片8の摘まみ片8aを掴んで引き上
げられて切除されない限り、前記押圧部材5を回転させ
ることができないように本願発明のエアゾール容器1は
構成されている。
【0021】上記のようにして形成された容器本体2内
に殺虫剤や殺菌剤等の噴射するための液状物質と加圧ガ
ス等の噴射剤とが一緒に充填されて、噴霧可能に構成さ
れたエアゾール容器1は、押圧部材5の外側筒状部5a
の押圧防止片8を切除しない限り通常の手段では内容物
を噴射することができないので、安全性と不正開封の防
止とが保たれる。そして、エアゾール容器1から殺虫剤
等の内容物を噴射せしめるには、フィルム等の外装紙を
取り除いて蓋体7を取り外してから、前記押圧部材5の
外側筒状部5aに設けられた押圧防止片8の摘まみ片8
aを指先で掴んで強く引っ張ると、押圧防止片8はミシ
ン目やスリット等の弱め線で形成された連結部で簡単に
切断されて除去することができる。
【0022】上記のようにして押圧防止片8が切除され
たエアゾール容器2は、消毒あるいは殺虫等を必要とす
る噴霧準備ができた室内その他の適切な場所に置いてか
ら、押圧部材5を指先で掴んで捻じり力を加えて回転さ
せると、回転する押圧部材の内側筒状部に設けたネジ溝
5eが容器本体2の筒状支持体3bに設けられたネジ山
3cに噛み合うので、押圧部材5は回転しながら前進す
るにつれて、押圧部材の嵌合凹部5gに嵌合した噴射管
4を押し下げるように働くことになる。
【0023】このようにして、噴射管4が押し下げられ
ると、エアゾール容器2内の液体が勢い良く噴射され
て、霧状になって燻烝作業等を開始するので、エアゾー
ル容器2から手を離して素早く室内等から退避すること
になる。しかし、本願発明に於いては、エアゾール容器
2から手を離して安全な場所に退避しても、押圧部材5
は筒状支持体3bのネジ部3cに噛み合ったままの位置
で保持されているので、元の位置に戻ることがなくて、
そのままの状態で噴射を続けることができる。
【0024】従って、本願発明のような構成をしたエア
ゾール容器1は、人が立ち入ることが困難な場所に於い
ても、噴射状態にしたままで投げ込むことにより殺虫を
することが可能であり、また、自動的に噴霧を続けこと
ができるので、長時間の噴射を行うことが可能である。
更に、消毒等を行う場所や条件によっては、エアゾール
容器に収容されている全量を噴霧して無駄に使い切る必
要が無い場合もあるが、そのような場合には、本願の発
明ような構成をしたエアゾール容器1であれば、容器本
体の押圧部材5を噴霧させる場合とは反対方向に回転さ
せることにより、押圧部材5が上方に後退して、噴射管
4を元の位置に復帰させることができるので、内容液の
噴霧を途中で停止させることもできる。
【0025】以上、説明したように、本願の発明は、エ
アゾール容器1に於ける噴射ヘッド部を、容器の開口端
部3に摺動可能に設けた噴射管4と該噴射管を押圧して
噴射せしめる押圧部材5とから形成して、前記噴射管4
を摺動自在に保持する円筒体に押圧部材5を進退可能に
ネジ係合せしめた構造にしたので、前記押圧部材を前進
回転させることにより噴射管を押圧して自動的に連続し
て噴霧せしめることができると共に、押圧部材を後退回
転させることにより内容物質を必要な量だけ噴射せしめ
たところで停止させることも可能である。従って、殺虫
剤や消毒剤等による燻烝に限らず、色々な香料やハーブ
等の精神安定作用を有する芳香剤あるいは消臭材等を、
微量づつ長い時間噴霧するためのエアゾール容器にも適
用することができる。
【0026】
【発明の効果】本願発明のエアゾール容器は、自動的に
連続して噴射することができると同時に、必要に応じて
噴霧途中でも随時中断させることができるので、毒性の
強い殺虫剤を用いて噴霧あるいは燻烝するのに適してお
り、また、殺虫剤等を必要以上の量を噴霧するのを防ぐ
ことができて、人が立ち入ることが困難な場所でも、殺
虫や消毒等を行うことが可能である。また、本願発明の
エアゾール容器は、噴射管を押圧する押圧部材に簡単に
切除できるようにした押圧防止片を設けたので、不正開
封を防止することもできて、また、押圧部材を噴射管が
見えないような構造にしたので、見栄えがよいエアゾー
ル容器に形成することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明のエアゾール容器を示す断面図であ
る。
【図2】図1に於ける噴射ヘッド部を示す分解斜視図で
ある。
【図3】本願発明のエアゾール容器を使用する際の部分
断面図である。
【図4】従来のエアゾール容器を示す断面図である。
【符号の説明】
1. エアゾール容器 2. 容器本体 3. 開口部 4. 噴射管 5. 押圧部材 5a.噴射口 7. 蓋体 8. 開封片 8a.摘み片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E014 PA01 PB01 PB09 PC02 PD01 PE15 PF10 4F033 RA02 RB00 RB05 RC15 4H011 AA01 AC01 DA21 DB05 DD05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に噴射する液状物質と高圧の噴射剤
    を充填してなる耐圧性の密封容器の開口端部に上下動す
    る噴射管と押圧する噴射ヘッド部とを有する円筒状をし
    たエアゾール容器に於いて、前記開口端部には、噴射管
    を摺動可能に保持して巻き締められて突設した筒状保持
    体の外周面にネジ山が形成されており、筒状体の下端部
    の内面に前記筒状保持体のネジ山に螺合するネジ溝と前
    記噴射管の先端部に嵌合する嵌合凹部が形成すると共
    に、筒状体の中央部に貫通した液状物質を噴射する噴射
    路と該噴射路に連通した噴射ノズルを上端部に突設した
    筒状の押圧部材を、前記筒状保持体に回転可能に螺合し
    て噴射管を押圧可能な噴射ヘッド部を形成してなること
    を特徴とする連続して自動噴射が可能なエアゾール容
    器。
  2. 【請求項2】 前記押圧部材は、容器本体の開口端部の
    巻き締め部内に回転可能に嵌着する外側筒状部と開口端
    部の筒状支持体のネジ山に螺合するネジ溝を設けた内側
    筒状部とを頂壁部で一体に連結してなる二重の円筒状体
    に形成されて、前記頂壁部の上面中央部には噴射ノズル
    を突設されると共に、上面縁部には噴射口を保護する外
    筒が立設されていて、前記噴射ノズルの噴射路下端部に
    は上記噴射管に嵌合する嵌合凹部を設けて構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載するエアゾール容
    器。
  3. 【請求項3】 前記押圧部材には、外側筒状部の下端部
    の外周面に押圧防止片を容易に切除可能に設けてなるこ
    とを特徴とする請求項1または2に記載する連続して自
    動噴射が可能なエアゾール容器。
  4. 【請求項4】 前記押圧防止片は、摘まみ片が設けられ
    ると共にミシン目が施されて容易に切除可能に形成され
    てなることを特徴とする請求項1または3に記載する連
    続して自動噴射が可能なエアゾール容器。
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