JP2002079999A - 衝撃緩衝用エアバッグの収納方法 - Google Patents

衝撃緩衝用エアバッグの収納方法

Info

Publication number
JP2002079999A
JP2002079999A JP2000271004A JP2000271004A JP2002079999A JP 2002079999 A JP2002079999 A JP 2002079999A JP 2000271004 A JP2000271004 A JP 2000271004A JP 2000271004 A JP2000271004 A JP 2000271004A JP 2002079999 A JP2002079999 A JP 2002079999A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bag body
airbag
rupturable plate
storing
bag
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000271004A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4240260B2 (ja
Inventor
Akio Inada
昭夫 稲田
Hiroyuki Akakabe
宏幸 赤壁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daicel Corp
Original Assignee
Daicel Chemical Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daicel Chemical Industries Ltd filed Critical Daicel Chemical Industries Ltd
Priority to JP2000271004A priority Critical patent/JP4240260B2/ja
Publication of JP2002079999A publication Critical patent/JP2002079999A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4240260B2 publication Critical patent/JP4240260B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 破裂板を損傷させることなく、バッグ本体を
折り畳むことができる衝撃緩衝用エアバッグの収納方法
を提供すること。 【解決手段】 破裂板7の内面にバッグ本体6の内面を
密着させた状態で、バッグ本体6内部を真空吸引し、バ
ッグ本体6を折り畳んだ後、収納部12へ収納する。こ
れにより、破裂板7をしわ、ねじれ等の不適切な変形か
ら保護し、破裂板7を損傷させることなくエアバッグ5
1を収納することができる。また、着地又は着水の際の
エアバッグ51の適正な膨張作用を確保することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば無人飛行体
をその着地又は着水時の衝撃から保護する衝撃緩衝用エ
アバッグの収納方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図15及び図16は、惑星探査,上空調
査等の任務を終えて宇宙ないし上空から帰還した無人飛
行体1の着地又は着水過程を示している。飛行体1は、
所定の高度でパラシュート2を開いて降下し、次いで、
胴部3下面および機首4下面の計3箇所に収納していた
衝撃緩衝用エアバッグ(以下、単にエアバッグともい
う。)5を膨張させる(図15A,図15B)。エアバ
ッグ5は、内部に圧力ガスが導入されることにより膨張
するバッグ本体6と、着地又は着水の際におけるバッグ
本体6の内圧の上昇により破裂する破裂板7とからな
る。
【0003】したがって、飛行体1の着地又は着水時に
は破裂板7が破裂し、内部のガスが外部へ放出されてエ
アバッグ5が萎む。これにより着地又は着水時の衝撃が
吸収され、もって飛行体1及びその内部に搭載された精
密機器等が当該衝撃から保護される(図16A,図16
B)。なお、着水時には飛行体1の上部よりフロート1
1が展開され、これが浮き袋の働きをして飛行体1の水
中への沈降が防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】さて、上記飛行体1な
どの被緩衝体に対して用意されるエアバッグの収納スペ
ースは決して大きくはないため、通常、エアバッグは小
さく折り畳まれて収納されるが、上記のように破裂板7
を有するエアバッグ5については、その折り畳み方法に
特別な注意を要する。
【0005】すなわち、エアバッグ5を折り畳む際、バ
ッグ本体6の内部を真空吸引しながら折り畳むことにな
るが、この真空吸引時におけるバッグ本体6の不規則な
変形に伴って、破裂板7に対して当該変形応力が不適切
に作用し、これにより破裂板7にしわ、ねじれ等を生じ
させたり、損傷させてしまうおそれがある。こうなる
と、必要時にバッグ本体6を膨張させる際、供給される
ガスの圧力で破裂板7を損傷させたりして、適正に膨張
させることが不可能となる。
【0006】本発明は上述の問題に鑑みてなされ、破裂
板を損傷させることなく、バッグ本体を折り畳むことが
できる衝撃緩衝用エアバッグの収納方法を提供すること
を課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するに
当たり、本発明の請求項1に係る衝撃緩衝用エアバッグ
の収納方法では、内部に圧力ガスが供給されることによ
り膨張し、被緩衝体を衝撃から保護するバッグ本体と、
該バッグ本体に形成された少なくとも1つの開口に取り
付けられ、衝撃を受けた際に前記バッグ本体の内圧の上
昇により破裂する薄板状の破裂板とを備えたエアバッグ
を、前記被緩衝体内の収納部へ収納する衝撃緩衝用エア
バッグの収納方法において、前記破裂板の内面を前記バ
ッグ本体の内面に密着させた状態で、前記バッグ本体の
内部を真空吸引し、前記バッグ本体を折り畳んだ後、前
記収納部へ収納することを特徴とする。
【0008】請求項1の発明では、破裂板の内面をバッ
グ本体の内面に密着させた状態でバッグ本体の内部を真
空吸引するようにしたもので、これにより真空吸引時に
おける破裂板の不適切な変形(しわ、ねじれ等)を防止
し、破裂板の損傷を回避する。破裂板に密着させるバッ
グ本体の部位に特に制限はないが、破裂板の近傍位置で
バッグ本体を折り畳み、このとき破裂板の内面に対向す
るバッグ本体の部位を密着させる方法が好適である。
【0009】ここで、破裂板を含め、破裂板が取り付け
られるバッグ本体の開口周縁を、バッグ本体を構成する
素材と同程度の厚さとすれば、互いの密着性を高めるこ
とができる点で有利である。また、破裂板の構成は特に
制限されないが、全体的に可撓性のある構造とすれば、
上記密着性を更に高められるだけでなく、外部応力を緩
和して、損傷防止効果を上げることができる。
【0010】一方、請求項5に係る衝撃緩衝用エアバッ
グの収納方法では、内部に圧力ガスが供給されることに
より膨張し、被緩衝体を衝撃から保護するバッグ本体
と、該バッグ本体に形成される少なくとも一対の開口に
取り付けられ、衝撃を受けた際に前記バッグ本体の内圧
の上昇により破裂する薄板状の破裂板とを備えたエアバ
ッグを、前記被緩衝体内の収納部へ収納する衝撃緩衝用
エアバッグの収納方法において、前記一対の破裂板の各
々の内面どうしを密着させた状態で、前記バッグ本体の
内部を真空吸引し、前記バッグ本体を折り畳んだ後、前
記収納部へ収納することを特徴とする。
【0011】請求項5の発明では、一対一組の単位で破
裂板の内面どうしを密着させた状態でバッグ本体の内部
を真空吸引するようにしたもので、これにより上記請求
項1の発明と同様な効果が得られる。特に本発明では、
破裂板が互いに近接して取り付けられている場合に有利
である。
【0012】更に、本発明の請求項9に係る衝撃緩衝用
エアバッグの収納方法では、内部に圧力ガスが供給され
ることにより膨張し、被緩衝体を衝撃から保護するバッ
グ本体と、該バッグ本体に形成される少なくとも1つの
開口に取り付けられ、衝撃を受けた際に前記バッグ本体
の内圧の上昇により破裂する薄板状の破裂板とを備えた
エアバッグを、前記被緩衝体内の収納部へ収納する衝撃
緩衝用エアバッグの収納方法において、前記破裂板が、
前記開口の周縁から内部にわたって可撓性を有し、前記
破裂板を半分に内方へ180度折り曲げた状態で、前記
バッグ本体の内部を真空吸引し、前記バッグ本体を折り
畳んだ後、前記収納部へ収納することを特徴とする。
【0013】請求項9の発明では、破裂板を半分に内方
へ180度折り曲げた状態でバッグ本体の内部を真空吸
引するようにしたもので、これにより、上記請求項1の
発明と同様な効果を得ることができる。特に本発明で
は、上記請求項1及び請求項5の発明における場合と比
べて、破裂板自体を折り曲げる方法であるので、バッグ
本体を更にコンパクトに折り曲げて収納することが可能
である。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。以下の各実施の形態で
は、図15及び図16を参照して説明した無人飛行体1
に適用されたほぼ球状の衝撃緩衝用エアバッグの収納方
法を例に挙げて説明する。
【0015】図1は、本発明の第1の実施の形態による
エアバッグ51の収納方法を示している。ここで、エア
バッグ51は、内部に圧力ガスが供給されることにより
膨張するアラミド繊維の布からなるバッグ本体6と、着
地又は着水時に上昇するバッグ本体6の内圧を受けて破
裂する破裂板7とからなる。
【0016】図2は、本実施の形態における破裂板7の
断面構造を示し、図3は、破裂板7をバッグ本体6の外
方から見た正面図である。破裂板7は、バッグ本体6の
所定箇所に形成された開口8をバッグ本体6の内方から
覆うシリコーンゴムシート9と、このシリコーンゴムシ
ート9の両面に相対向して貼り付けられる一対の円形の
補強シート10A,10Bとからなる。補強シート10
A,10Bは、シリコーンゴムシート9よりも強度が大
きいアラミド繊維の布から構成され、その外径は開口8
の径よりも小さく、開口8縁部との間に1〜10mmの
環状の隙間9aが形成されるように貼り付けられる。こ
のように破裂板7は、開口8の周縁から内部にわたって
可撓性を有するものとされる。
【0017】この構成により、飛行体1の着地又は着水
時にバッグ本体6に加わる圧縮作用で上昇した内圧を受
けて、シリコーンゴムシート9が環状の隙間9aの部位
が破裂し、開口8を介してバッグ本体6内のガスが外部
へ放出される。そして、着地又は着水時における衝撃を
このエアバッグ51の収縮作用で吸収し、もって、飛行
体1およびその搭載機器を上記衝撃から保護する。
【0018】図1を参照して、本実施の形態では、上述
した構成の破裂板7がバッグ本体6の両側方に一対、そ
れぞれバッグ本体6の同一高さ位置に取り付けられ、更
に詳しくは、図1Aにおいてバッグ本体6を上下に二分
割する分割線Lよりも下側の同一高さレベルに取り付け
られている。
【0019】次に、本実施の形態におけるエアバッグ5
1を、飛行体1の胴部3及び機首4に設けた収納部12
へ収納する方法について説明する。
【0020】図1Aを参照して、まず、バッグ本体6の
接続部6aを胴部3(又は機首4)の収納部12へ気密
に接続する。この収納部12には、バッグ本体6を膨張
させ、所定のバッグ内圧力(例えば5kPa)で所定の
形状(例えば略球状)にするのに必要な圧力ガスボンベ
が図示せずとも収容されている。そして、吸引口14か
ら図示しない排気ホースを介してバッグ本体6の内部の
真空吸引を開始する。
【0021】次に、図1Bに示すように、分割線Lを境
にバッグ本体6の図中上半分を下方へ陥没させるような
形態で、分割線Lを折り曲げ線としてバッグ本体6を折
り曲げる。そして、図4に示すように破裂板7の内面に
対向したバッグ本体6の内面を当該破裂板7の内面に密
着あるいは貼り合わせた状態で、バッグ本体6内の真空
吸引を続ける。これにより、破裂板7の内面にバッグ本
体6の内面が吸着し、破裂板7の強度を高め、破裂板7
をしわやねじれ等の不適切な変形から保護し、破裂板7
の損傷を防止する。特に、本実施の形態では破裂板7を
全体的に可撓性のある構造としているので、上記効果が
一層顕著となる。また、圧力ガスの供給によりバッグ本
体6を膨張させる際にも破裂板7の損傷が防止され、エ
アバッグ51の適正な機能が確保される。
【0022】さて、バッグ本体6内の真空吸引が終了し
た後は、図1Cに示すようにバッグ本体6の周囲を順に
折り畳んで収納部12へ収納し、最後にカバー(蓋部
材)13で収納部12を覆う。カバー13はFRP等の
強化プラスチックからなるもので、収納部12との間で
リベットが打ち込まれることにより固定される。
【0023】図5及び図6は、上記カバー13のリベッ
ト締め工程を示している。本実施の形態では、カバー1
3に対して所定の荷重を加えながらリベット締めするよ
うにしている。
【0024】すなわち、図5に示すように受け台56上
に収納部12を構成する収納体21を載置し、収納部1
2内にカバー13の周縁部を嵌入させるとともに、取付
治具55を用いてカバー13を収納部12内へ押圧し、
その上に重り57を載せて所定の荷重を加える。取付治
具55は、受け台56を支持する支持板55aと、この
支持板55aの両端にそれぞれ植設されるボルト部55
bと、これらボルト部55bに外嵌し上下方向に移動可
能な押圧部55cと、各ボルト部55bに螺合するナッ
ト部55dとからなり、カバー13の周縁に形成された
複数の孔(図示略)を収納体21の周壁に形成された複
数の孔(図示略)にそれぞれ合致させた状態で、各ナッ
ト部55dを押圧部55cに当接するまで締め付ける。
その後、重り57を取り去り、図6に示すように受け台
56を介して上記複数の孔を利用してリベット39を締
め付ける。
【0025】なお、飛行体1の着地又は着水の際のエア
バッグ51の膨張時は、バッグ本体6に供給されるガス
の圧力によりリベット39が分断されることにより、カ
バー13が機体から除去される。なおまた、上記所定の
荷重でカバー13の孔が収納体21の孔に合致しないと
きは、飛行体1の着地又は着水の際にエアバッグ51が
正常に膨張しないおそれがあるので、図1を参照して説
明したバッグ収納作業をし直すようにしている。
【0026】図7及び図8は、本発明の第2の実施の形
態を示している。なお、図において上述の第1の実施の
形態と対応する部分については同一の符号を付し、その
詳細な説明は省略するものとする。本実施の形態による
エアバッグ52もまた、バッグ本体6と破裂板7とから
なり、それぞれ第1の実施の形態と同様な構成を有する
が、破裂板7のバッグ本体6に対する取付位置が上述の
第1の実施の形態と異なる。すなわち本実施の形態で
は、破裂板7は、図7Aに示すようにバッグ本体6を上
下に分割する分割線Lよりも上方の同一高さレベルに一
対、取り付けられている。
【0027】このように、破裂板7,7が互いに近接し
た位置に取り付けられるエアバッグ52の収納方法とし
ては、図7B及び図8に示すように各破裂板7,7の内
面どうしを互いに密着させ、この状態を保持しながらバ
ッグ本体6の内部を真空吸引して折り畳む。これによ
り、破裂板7の内面同士が吸着し、破裂板7の強度を高
め、破裂板7をしわやねじれ等の不適切な変形から保護
し、破裂板7の損傷を防止する。また、圧力ガスの供給
によりバッグ本体6を膨張させる際にも破裂板7の損傷
を防止し、エアバッグ52の適正な機能を確保する。
【0028】続いて、図7Cに示すようにバッグ本体6
を折り畳んで収納部12へ収納し、カバー13を上述の
第1の実施の形態と同様な手法でリベット締めすること
により、エアバッグ52の収納作業が完了する。
【0029】図9及び図10は、本発明の第3の実施の
形態を示している。なお、図において上述の第1の実施
の形態と対応する部分については同一の符号を付し、そ
の詳細な説明は省略するものとする。本実施の形態によ
るエアバッグ53もまた、バッグ本体6と破裂板7とか
らなり、それぞれ第1の実施の形態と同様な構成を有す
るが、破裂板7のバッグ本体6に対する取付位置が上述
の第1,第2の実施の形態と異なる。すなわち本実施の
形態では、破裂板7は、図9Aに示すようにバッグ本体
6を上下に分割する分割線Lと同一高さレベルに一対、
取り付けられている。
【0030】このようなエアバッグ53の収納方法とし
ては、図9B及び図10に示すように破裂板7を半分に
内方へ180度折り曲げて密着させ、この状態を保持し
ながらバッグ本体6の内部を真空吸引して折り畳む。こ
れにより、破裂板7の強度を高め、破裂板7をしわやね
じれ等の不適切な変形から保護し、破裂板7の損傷を防
止する。また、圧力ガスの供給によりバッグ本体6を膨
張させる際にも破裂板7の損傷を防止し、エアバッグ5
3の適正な機能を確保する。更に本実施の形態によれ
ば、破裂板7自体をも折り曲げているので、破裂板7の
大きさに制限されずにエアバッグ53を一層、コンパク
トに折り畳んで収納することが可能となる。
【0031】続いて、図9Cに示すようにバッグ本体6
を折り畳んで収納部12へ収納し、カバー13を上述の
第1の実施の形態と同様な手法でリベット締めすること
により、エアバッグ53の収納作業が完了する。
【0032】以上、本発明の各実施の形態について説明
したが、勿論、本発明はこれらに限定されることなく、
本発明の技術的思想に基づいて種々の変形が可能であ
る。
【0033】例えば、以上の各実施の形態では、図2及
び図3に示す構成を有する破裂板7を例に挙げて説明し
たが、他の構成を有する破裂板を採用してもよい。例え
ば図11に示す破裂板17は、バッグ本体16に形成さ
れた開口18をバッグ本体16内方からシリコーンゴム
シート19で覆ってなるものであるが、本構成の破裂板
17によっても、上述の各実施の形態と同様な効果を得
ることができる。
【0034】一方、図12に示す構成の破裂板27は、
バッグ本体26の開口28をバッグ本体26外方からア
ルミ箔29で覆い、その縁部にバッグ本体26の外方お
よび内方から一対の金属製フランジ30A,30Bを接
着させてなるものであるが、このような構成の破裂板2
7もまた、上述の第1,第2の実施の形態に適用するこ
とが可能である。
【0035】また、以上の各実施の形態においては、そ
の全体的な形状がほぼ球状のエアバッグ51〜53を例
に挙げて説明したが、例えば図13に示すような膨張時
の形態が直方形状のバッグ本体36と破裂板37とから
なるエアバッグ35に対しても、本発明は適用可能であ
る。図14は当該形態のエアバッグ35の収納部32へ
の収納形態を示しており、例えば上述の第1の実施の形
態で説明した方法で収納される。
【0036】更に、被緩衝体として上述した無人飛行体
に限らず、例えば上空を飛行する機体から目的地へ向け
て落下される救援物資を上記被緩衝体とする衝撃緩衝用
エアバッグの収納方法に対しても、本発明は適用可能で
ある。
【0037】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の衝撃緩衝用
エアバッグの収納方法によれば、エアバッグの収納時に
おいて破裂板に対する不適切な変形を抑制して、当該破
裂板の損傷を防止することができるとともに、エアバッ
グの適切な膨張作用を確保することができる。
【0038】特に、請求項9の発明によれば、更にコン
パクトにエアバッグを折り畳んで収納することが可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による衝撃緩衝用エ
アバッグの収納方法を説明する図であり、Aは折り畳む
直前の状態を、Bはバッグ本体を折り畳んで破裂板の内
面をバッグ本体の内面へ密着させた状態を、そして、C
は収納部へバッグ本体を収納する状態をそれぞれ示して
いる。
【図2】本発明の第1の実施の形態における破裂板の構
成を示す側断面図である。
【図3】図2における[3]−[3]線方向矢視図であ
り、バッグ本体外方からみた破裂板の正面図である。
【図4】図1Bにおける要部の拡大図である。
【図5】図1Cの続きの工程を示す斜視図であり、エア
バッグを収納した収納部へ蓋部材をリベット締めする際
の蓋部材に対する加重工程を説明する図である。
【図6】図5の続きの工程を示す斜視図であり、エアバ
ッグを収納した収納部へ蓋部材をリベット締めする工程
を説明する図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態による衝撃緩衝用エ
アバッグの収納方法を説明する図であり、Aは折り畳む
直前の状態を、Bはバッグ本体を折り畳んで破裂板の内
面どうしを相密着させた状態を、そして、Cは収納部へ
バッグ本体を収納する状態をそれぞれ示している。
【図8】図7Bの要部の拡大図である。
【図9】本発明の第3の実施の形態による衝撃緩衝用エ
アバッグの収納方法を説明する図であり、Aは折り畳む
直前の状態を、Bは破裂板を各々内方へ180度折り曲
げて密着させた状態を、そして、Cは収納部へバッグ本
体を収納する状態をそれぞれ示している。
【図10】図9Bの要部を示す拡大図である。
【図11】本発明に係る破裂板の構成の変形例を示す側
断面図である。
【図12】同他の変形例を示す側断面図である。
【図13】本発明に係るバッグ本体の形状の変形例を示
す斜視図である。
【図14】図13に示す形状のバッグ本体の収納形態を
示す斜視図である。
【図15】被緩衝体としての無人飛行体の着地又は着水
過程を示す図であり、Aはエアバッグを膨張させたとき
の状態を示す側面図を、Bはその要部の正面図をそれぞ
れ示している。
【図16】同無人飛行体の着地又は着水時のエアバッグ
の作用を説明する側面図であり、Aは着時時を、Bは着
水時をそれぞれ示している。
【符号の説明】
1 飛行体(被緩衝体) 6 バッグ本体 7 破裂板 8 開口 9 シリコーンゴムシート 10A 補強板 10B 補強板 12 収納部 13 カバー(蓋部材) 51 エアバッグ 52 エアバッグ 53 エアバッグ

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に圧力ガスが供給されることにより
    膨張し、被緩衝体を衝撃から保護するバッグ本体と、該
    バッグ本体に形成された少なくとも1つの開口に取り付
    けられ、衝撃を受けた際に前記バッグ本体の内圧の上昇
    により破裂する薄板状の破裂板とを備えたエアバッグ
    を、前記被緩衝体内の収納部へ収納する衝撃緩衝用エア
    バッグの収納方法において、 前記破裂板の内面を前記バッグ本体の内面に密着させた
    状態で、前記バッグ本体の内部を真空吸引し、前記バッ
    グ本体を折り畳んだ後、前記収納部へ収納することを特
    徴とする衝撃緩衝用エアバッグの収納方法。
  2. 【請求項2】 前記破裂板が、前記開口の周縁から内部
    にわたって可撓性を有することを特徴とする請求項1に
    記載の衝撃緩衝用エアバッグの収納方法。
  3. 【請求項3】 前記破裂板が、前記開口を塞ぐゴム製シ
    ートと、該ゴム製シートの両面に相対向して貼り付けら
    れ、該ゴム製シートより強度が大きく、前記開口の大き
    さよりも小さい補強シートとからなることを特徴とする
    請求項2に記載の衝撃緩衝用エアバッグの収納方法。
  4. 【請求項4】 前記エアバッグが収納された前記収納部
    を、所定の荷重を加えながら蓋部材で覆い、前記収納部
    と前記蓋部材とを互いにリベット締めすることを特徴と
    する請求項1に記載の衝撃緩衝用エアバッグの収納方
    法。
  5. 【請求項5】 内部に圧力ガスが供給されることにより
    膨張し、被緩衝体を衝撃から保護するバッグ本体と、該
    バッグ本体に形成される少なくとも一対の開口に取り付
    けられ、衝撃を受けた際に前記バッグ本体の内圧の上昇
    により破裂する薄板状の破裂板とを備えたエアバッグ
    を、前記被緩衝体内の収納部へ収納する衝撃緩衝用エア
    バッグの収納方法において、 前記一対の破裂板の各々の内面どうしを密着させた状態
    で、前記バッグ本体の内部を真空吸引し、前記バッグ本
    体を折り畳んだ後、前記収納部へ収納することを特徴と
    する衝撃緩衝用エアバッグの収納方法。
  6. 【請求項6】 前記破裂板が、前記開口の周縁から内部
    にわたって可撓性を有することを特徴とする請求項5に
    記載の衝撃緩衝用エアバッグの収納方法。
  7. 【請求項7】 前記破裂板が、前記開口を塞ぐゴム製シ
    ートと、該ゴム製シートの両面に相対向して貼り付けら
    れ、該ゴム製シートより強度が大きく、前記開口の大き
    さよりも小さい補強シートとからなることを特徴とする
    請求項6に記載の衝撃緩衝用エアバッグの収納方法。
  8. 【請求項8】 前記エアバッグが収納された前記収納部
    を、所定の荷重を加えながら蓋部材で覆い、前記収納部
    と前記蓋部材とを互いにリベット締めすることを特徴と
    する請求項5に記載の衝撃緩衝用エアバッグの収納方
    法。
  9. 【請求項9】 内部に圧力ガスが供給されることにより
    膨張し、被緩衝体を衝撃から保護するバッグ本体と、該
    バッグ本体に形成される少なくとも1つの開口に取り付
    けられ、衝撃を受けた際に前記バッグ本体の内圧の上昇
    により破裂する薄板状の破裂板とを備えたエアバッグ
    を、前記被緩衝体内の収納部へ収納する衝撃緩衝用エア
    バッグの収納方法において、 前記破裂板が、前記開口の周縁から内部にわたって可撓
    性を有し、 前記破裂板を半分に内方へ180度折り曲げた状態で、
    前記バッグ本体の内部を真空吸引し、前記バッグ本体を
    折り畳んだ後、前記収納部へ収納することを特徴とする
    衝撃緩衝用エアバッグの収納方法。
  10. 【請求項10】 前記破裂板が、前記開口を塞ぐゴム製
    シートと、該ゴム製シートの両面に相対向して貼り付け
    られ、該ゴム製シートより強度が大きく、前記開口の大
    きさよりも小さい補強シートとからなることを特徴とす
    る請求項9に記載の衝撃緩衝用エアバッグの収納方法。
  11. 【請求項11】 前記エアバッグが収納された前記収納
    部を、所定の荷重を加えながら蓋部材で覆い、前記収納
    部と前記蓋部材とを互いにリベット締めすることを特徴
    とする請求項9に記載の衝撃緩衝用エアバッグの収納方
    法。
JP2000271004A 2000-09-07 2000-09-07 衝撃緩衝用エアバッグの収納方法 Expired - Lifetime JP4240260B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000271004A JP4240260B2 (ja) 2000-09-07 2000-09-07 衝撃緩衝用エアバッグの収納方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000271004A JP4240260B2 (ja) 2000-09-07 2000-09-07 衝撃緩衝用エアバッグの収納方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002079999A true JP2002079999A (ja) 2002-03-19
JP4240260B2 JP4240260B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=18757351

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000271004A Expired - Lifetime JP4240260B2 (ja) 2000-09-07 2000-09-07 衝撃緩衝用エアバッグの収納方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4240260B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016161467A1 (en) * 2015-04-01 2016-10-06 Ngoc Quy Pham Powered airbag for aeroplane's vertical fall during an accident
CN107697287A (zh) * 2017-10-23 2018-02-16 天津飞眼无人机科技有限公司 一种水空两用交通工具的控制系统
JPWO2018117199A1 (ja) * 2016-12-20 2019-10-31 日本化薬株式会社 飛行体用のエアバッグ装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2016161467A1 (en) * 2015-04-01 2016-10-06 Ngoc Quy Pham Powered airbag for aeroplane's vertical fall during an accident
JPWO2018117199A1 (ja) * 2016-12-20 2019-10-31 日本化薬株式会社 飛行体用のエアバッグ装置
JP7034091B2 (ja) 2016-12-20 2022-03-11 日本化薬株式会社 飛行体用のエアバッグ装置
CN107697287A (zh) * 2017-10-23 2018-02-16 天津飞眼无人机科技有限公司 一种水空两用交通工具的控制系统
CN107697287B (zh) * 2017-10-23 2023-05-09 天津飞眼无人机科技有限公司 一种水空两用交通工具的控制系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP4240260B2 (ja) 2009-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3047226B2 (ja) ライニング部材
US2996212A (en) Self supporting space vehicle
US5431463A (en) Air cell bumper device
KR100203324B1 (ko) 비노출에어백전개용도어를가진기구패널
US6042141A (en) Side restraint assembly
US5725244A (en) Airbag venting mechanism
US6746074B1 (en) Pedestrian protecting device for a vehicle
Viquerat et al. Inflatable rigidisable mast for end-of-life deorbiting system
US20080106127A1 (en) Secure life vest container
EP1415868A2 (en) Airbag apparatus
US20080196652A1 (en) Boat that is provided with floating tubes in a multi-layer design
US5174599A (en) Steering wheel double air bag protective system
US20100295343A1 (en) Energy-dissipation system
US6394394B1 (en) Payload fairing with jettisonable mass acoustic suppression
KR101301136B1 (ko) 에어백 장치
JPH09193735A (ja) 警笛スイッチ受けを有したエアバッグ緩衝装置
US20140145030A1 (en) Method of arranging a buoyancy system on an aircraft, a buoyancy system for an aircraft, and an aircraft
CA2454621A1 (en) Multi-chambered flotation device
CN109466797B (zh) 一种太空气囊释放装置
JP2002079999A (ja) 衝撃緩衝用エアバッグの収納方法
JP2005178696A (ja) エアバッグ装置
JP4394229B2 (ja) 衝撃緩和機構
US3520503A (en) Omnidirectional multiple impact landing system
JP2001301551A (ja) 衝突に備えて車両を保護する装置
EP3330547B1 (en) Collapsible aspirator barrel

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070329

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20071112

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080924

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081119

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081217

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 4240260

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term