JP2002079305A - 強圧下圧延用仕上圧延機 - Google Patents

強圧下圧延用仕上圧延機

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JP2002079305A
JP2002079305A JP2000268116A JP2000268116A JP2002079305A JP 2002079305 A JP2002079305 A JP 2002079305A JP 2000268116 A JP2000268116 A JP 2000268116A JP 2000268116 A JP2000268116 A JP 2000268116A JP 2002079305 A JP2002079305 A JP 2002079305A
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JP
Japan
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rolling
roll
plate
bearing
load
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JP2000268116A
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English (en)
Inventor
Kimiyuki Okada
公之 岡田
Satoshi Shibuya
聡 渋谷
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課 題】 板の最先端から強圧下してもバックアップ
ロール軸受に焼付きを生じない強圧下圧延用仕上圧延機
を提供する。 【解決手段】 複数のスタンド(F1〜F7)をタンデムに
配置してなる仕上圧延機において、少なくとも板が最初
に噛み込むスタンド(F1)のバックアップロール2軸受を
ローラ軸受3 とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強圧下圧延用仕上
圧延機に関する。
【0002】
【従来の技術】通常の熱間板圧延における圧下限界は、
圧延ロールの強度等の圧延機の強度制約による圧延荷重
・圧延トルク上限およびモータパワー上限により決定さ
れる。この圧下限界は、圧延される板の幅が広いほど、
また、板の変形抵抗が高いほど低下する。近年、広幅、
高変形抵抗の薄物熱延鋼帯の要求が増すにつれ、熱延ミ
ルの圧下能力を高めることがますます必要となってきて
いる。
【0003】熱延ミルの圧下能力を高める方法として
は、ワークロールを小径化して圧延荷重・圧延トルクの
低減を図り、かつ小径ワークロールを間接駆動して圧延
トルクを確保する方法や、あるいは、ロールを含めた圧
延機の強度を高くして圧延荷重上限を上げ、また、駆動
系の強度およびモータパワーを増大させて圧延トルク上
限を上げる方法がある。しかし、何れの方法も大規模な
設備改造を伴うので非現実的である。
【0004】一方、上記以外の圧下能力向上策として、
熱間潤滑剤を使用して圧延荷重・圧延トルクを減少さ
せ、圧下限界をより高圧下率側に移す方法がある。しか
し、通常の鉱油系潤滑剤を適用した熱間圧延では、圧延
荷重・トルクの低減率が高々20%程度であり、十分な高
圧下率での圧延は望みえない。また、通常の熱間潤滑圧
延においてもロール・板間の摩擦係数の低下により、噛
込み不良や滑り等が発生する問題があった。
【0005】強圧下圧延での噛込み不良や滑りの発生を
防止する技術として、特開平61−99501 号公報では、圧
延機入側に設置した座屈防止用ロール、フィードロール
により材料を圧延機に押し込む方法が開示されている。
しかし、この方法では、通常、入側ガイド、ロールクー
ラントヘッダ、水切りワイパ等の設備が配置されている
熱延ミル入側に新たに座屈防止用ロール、フィードロー
ルの設置スペースを確保することが難しく、また、仮に
設置できたとしても、水や熱、スケールの飛散に曝され
る劣悪な環境におかれるためメンテナンスを常に行なう
必要があり、そのためのスペースを確保しにくく、メン
テナンス負荷も大きいばかりか、設備投資額も多大なも
のとなる。
【0006】このような問題を解決すべく、本発明者ら
は、ロールバイト入口での板先端の噛込み角が摩擦角以
下となるようにロール開度を初期設定しておき、板の搬
送に合わせてロール・板間に滑りが発生しないような圧
下締込スピードでロール開度を縮小して、ロールバイト
出口での板先端の厚みが所定の大圧下率(圧下率40%以
上)での圧下到達板厚になるようにする強圧下圧延方法
を考案した。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らが考案した
上記方法によれば、大規模な設備改造を要さずに圧延機
の強圧下能力を向上させることができる。しかし、この
方法によれば、板先端がワークロールのロールバイト入
口から同入口・出口間のほぼ中間位置まで移動する間
は、板を低速で搬送する必要があり、そのため、通常の
熱間仕上圧延機では、そのバックアップロール軸受に用
いられている油膜軸受の許容圧延荷重と回転数の関係を
考慮すると、強圧下の際には、同軸受にその許容圧延荷
重を上回る荷重がかかって油膜切れによる焼付きが生じ
る問題があることが判明した。
【0008】そこで、本発明は、板の最先端から強圧下
してもバックアップロール軸受に焼付きを生じない強圧
下圧延用仕上圧延機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のスタン
ドをタンデムに配置してなる仕上圧延機において、少な
くとも板が最初に噛み込むスタンドのバックアップロー
ル軸受をローラ軸受としたことを特徴とする強圧下圧延
用仕上圧延機である。前記板が最初に噛み込むスタンド
は、バックアップロール軸受の回転数15rpm以下、より
好ましくは1rpm 以下、で運転されるスタンドであるこ
とが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】従来の仕上圧延機では、何れのス
タンドにおいてもバックアップロール軸受として例えば
モーゴイル油などを用いた油膜軸受が採用されている。
ところで、油膜軸受は、図2に示すように、回転数があ
る値Nc以下では許容上限荷重Pmaxが回転数の減少ととも
に低下するという特性を有する。例えばモーゴイル油膜
軸受では、Ncは油温にもよるがほぼ15rpm 前後であり、
Pmaxは4000ton 程度である。強圧下しない通常の圧延で
は、回転数は20rpm 程度以上、実圧延荷重は約1000〜35
00ton 程度であるから問題はないが、板の最先端から強
圧下する際には回転数を下げる必要があり、Pmaxが1000
ton 未満となった場合に、実圧延荷重が許容上限を超え
てしまうため、油膜が切れて軸と軸受とがメタルタッチ
状態となり、焼付きが発生して圧延が困難となる。
【0011】そこで、本発明では、板が最初に噛み込む
スタンド、すなわち回転数を0.5rpm程度とした低回転数
で強圧下を行なうスタンドのバックアップロール軸受を
ローラ軸受とする。ローラ軸受では、図2に示すよう
に、許容上限荷重が回転数によらずほぼ一定であるた
め、回転数を下げても高荷重に耐えることができ、焼付
きを起こさずに強圧下圧延することができるようにな
る。
【0012】なお、板が最初に噛み込むスタンド以外の
スタンド(強圧下圧延を行なわないスタンド)について
は、バックアップロール軸受を油膜軸受、ローラ軸受の
何れとしてもよいが、耐久性の点では油膜軸受の方が有
利である。
【0013】
【実施例】図1は本発明の1実施例を示す模式図であ
る。これはF1〜F7スタンドからなる仕上圧延機にお
いて、バックアップロール2の軸受を、板が最初に噛み
込むF1スタンドではローラ軸受3とし、それ以外のF
2〜F7スタンドでは油膜軸受4としたものである。こ
れにより、熱間仕上圧延の第1パススタンドにて、板の
最先端がワークロール1に接触してからロールバイト出
口に到るまでの間にロール回転数を小さく抑えながら大
圧下締込を行なう強圧下圧延を、バックアップロール軸
受に焼付きを生じさせることなく、遂行できるようにな
った。
【0014】
【発明の効果】かくして本発明によれば、低速・高荷重
条件下での圧延時にバックアップロール軸受に焼付きが
生じる問題が解消されるので、強圧下圧延を支障なく実
施できるようになるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例を示す模式図である。
【図2】油膜軸受とローラ軸受の許容上限荷重の回転数
依存性を示す模式図である。
【符号の説明】
1 ワークロール 2 バックアップロール 3 ローラ軸受 4 油膜軸受

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のスタンドをタンデムに配置してな
    る仕上圧延機において、少なくとも板が最初に噛み込む
    スタンドのバックアップロール軸受をローラ軸受とした
    ことを特徴とする強圧下圧延用仕上圧延機。
JP2000268116A 2000-09-05 2000-09-05 強圧下圧延用仕上圧延機 Pending JP2002079305A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4918744A (ja) * 1972-06-14 1974-02-19
JPS55153609A (en) * 1979-05-21 1980-11-29 Hitachi Ltd Bearing of continuous rolling mill

Patent Citations (2)

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