JP2002078696A - 生体の代謝状態を解析する装置、方法及び記録媒体 - Google Patents
生体の代謝状態を解析する装置、方法及び記録媒体Info
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Abstract
とができるように構成した生体の代謝状態を解析する装
置、方法及び記録媒体を提供する。 【解決手段】 代謝状態解析装置20は、被験者の身体
情報を入力する入力手段21と、その身体情報を処理す
る制御手段22と、その処理された処理結果を出力する
出力手段23とを備えている。前記身体情報は、氏名、
年齢、性別、人種、身長、体重、生体電気抵抗値及びそ
れらの測定日時から構成される。制御手段22を構成す
るデータファイル26には、予め医学的判断によって内
呼吸指数とボディ・マス・インデックスとの組合せに基
づいて決定された代謝形態学的健康状態の評価データが
記憶されている。前記内呼吸指数は、被験者の身長、体
重及び生体電気抵抗値から算出される体密度BDから1
を引いたものに1000を乗じることによって算出され
る。
Description
を解析することができるように構成された生体の代謝状
態を解析する装置、又は生体の代謝のうちエネルギー代
謝状態を解析することにより生体の代謝の状態を解析す
ることができるように構成された生体の代謝状態を解析
する装置、方法及び記録媒体に関するものである。
析する装置としては、例えば、特開平11−21612
1号公報に開示されている健康管理指針アドバイス装置
が知られている。このアドバイス装置は、身体インピー
ダンスの計測値を健康管理に有益な指針情報に変換する
変換手段を備え、前記身体インピーダンス計測値に基づ
いて前記健康管理に有益な指針情報を提供するものであ
る。
身体インピーダンスの計測値に基づくエネルギー代謝量
の推定によって提供される代謝状態指標が開示されてい
る。このエネルギー代謝量の推定原理は、前記身体イン
ピーダンスの計測値が末梢血管の拡張・収縮による血流
量変化と比例し、その血流量変化が代謝を促進すると考
えられる酸素供給量及び熱の放散と比例しているという
ものである。
等を酸化してエネルギーを産生する過程は代謝の一プロ
セスであり、その状態を知ることはヒトの代謝を評価し
てその人の健康状態を評価する一つの大きな指標とな
る。この代謝の状態を測定する方法として、例えば、被
験者が呼吸マスクをして一定時間運動を行い、吸気と呼
気の酸素および二酸化炭素の含有量をガス分析機で測定
し、被験者の酸素消費量を求めて、代謝の一状態を評価
していた。あるいは、被験者の大気中での体重と水中で
の体重の差から体脂肪量を求めて、代謝の一状態を評価
していた。また、例えば特開平6−114024号公
報、特開平7−303617号公報に開示されているよ
うに、BI(Bioelectrical Imped
ancd)法を応用して、生体電気抵抗から、比較的簡
便に体脂肪率を計測する方法も開発されている。
健康管理指針アドバイス装置では、身体インピーダンス
の計測値のみに基づいてエネルギー代謝量を算出する方
法が具体的に開示されているに止まり、その他代謝の状
態と深い関連のある身体特定化情報等がエネルギー代謝
量(代謝状態指標)の算出に対して、示唆はされている
が直接的かつ充分に反映されてはいなかった。このた
め、このアドバイス装置では、より少ない情報に基づい
て、前記指針情報としての代謝状態指標(エネルギー代
謝量)の推定を行っていたことから、代謝の状態を的確
に表現することは困難であった。
したり、水中での体重を測定する方法は、精度の高い測
定が出来る反面、大がかりな測定装置と測定および解析
のための長い時間、被験者の多大な精神的および肉体的
な負担を要したり、専門の医師のもとで行わなければな
らなかったりして、費用や簡便さの上で大きな問題があ
った。
を測定する方法は、その簡便さから広く普及し始めてい
るが、体脂肪率からは肥満や痩せといった被験者の形態
的な特徴を測定するにとどまり、肥満や痩せの病態生理
学的機序や治療の選択及び効果を評価するものではなか
った。
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、生体の代謝状態を的確かつ簡便に測定す
ることができるように構成した生体の代謝状態を解析す
る装置、方法及び記録媒体を提供することにある。
めに、請求項1に記載の発明の生体の代謝状態を解析す
る装置は、生体の代謝状態を解析する装置であって、被
験者の身体情報を入力する入力手段と、前記入力手段で
入力された被験者の身体情報を用いて、生体の細胞内好
気呼吸の状態を間接的に表す内呼吸指数を算出する制御
手段と、前記制御手段で処理された処理結果を出力する
出力手段と、を備えたものである。
解析する装置は、請求項1に記載の発明において、前記
身体情報は、被験者の身長、体重及び生体電気抵抗値、
又はそれらを用いて算出された体密度であることを特徴
とするものである。
解析する装置は、請求項1又は請求項2に記載の発明に
おいて、さらに、予め医学的判断によって、内呼吸指数
に基づいて決定された代謝状態の評価データを記憶する
記憶手段を備え、前記制御手段を、前記算出された内呼
吸指数を用いて、前記記憶手段に記憶された評価データ
を検索するように構成するとともに、前記検索された評
価結果を前記出力手段に出力するように構成したもので
ある。
解析する装置は、請求項3に記載の発明において、さら
に、前記記憶手段に、予め医学的判断によって、内呼吸
指数に基づいて決定された体内免疫状態の評価データ、
神経系状態の評価データ、ストレスに対する生体反応の
評価データ、及びストレスに対する生体状態の評価デー
タ、から選ばれる少なくとも1種の評価データを記憶さ
せるとともに、前記制御手段を、前記算出された内呼吸
指数を用いて、前記記憶手段に記憶された体内免疫状態
の評価データ、神経系状態の評価データ、ストレスに対
する生体反応の評価データ、及びストレスに対する生体
状態の評価データ、から選ばれる少なくとも1種の評価
データを検索するように構成するとともに、前記検索さ
れた評価結果を前記出力手段に出力するように構成した
ものである。
解析する装置は、請求項1から請求項4のいずれかに記
載の発明において、さらに前記制御手段で処理された処
理結果を記憶する記録手段を備え、前記記録手段に記憶
された処理結果を前記出力手段に出力するように構成す
るとともに、前記記録手段に記憶される処理結果は、異
なる生理学的状態下において測定された少なくとも2時
点における被験者の身体情報を処理した処理結果である
ことを特徴とするものである。
解析する方法は、生体のエネルギー代謝状態を解析する
ことにより生体の代謝状態を解析する方法であって、除
脂肪量DFTと基礎除脂肪量aWとの差ΔDFTを、式 ΔDFT=DFT−aW 但し、係数aは体重に対する基礎除脂肪量の割合を表わ
す除脂肪量係数に基づいて算出することを特徴とするも
のである。
重Wに対する基礎除脂肪量の割合を表す除脂肪量係数a
を乗じた数値によって表される安静空腹時の除脂肪量で
ある。除脂肪量係数aは0.3以上0.72以下の範囲
であり、好ましくは0.5以上0.7以下である。
解析する方法は、生体のエネルギー代謝状態を解析する
ことにより生体の代謝状態を解析する方法であって、異
なる2時点の初めの時点をA、後の時点をBとし、前記
異なる2時点において測定された2組の除脂肪量DFT
A、DFTBまたは体脂肪量FTA、FTBまたは体水
分量H2OA、H2OBに基づいて、除脂肪量の変化量
ΔDFTAB、体脂肪量の変化量ΔFTAB、体水分量
の変化量ΔH2OABを、式 ΔDFTAB=DFTB−DFTA ΔFTAB=FTA−FTB ΔH2OAB=H2OB−H2OA に基づいて算出することを特徴とするものである。
解析する方法は、請求項7に記載の発明において、前記
体脂肪量の変化量に基づいて脂肪組織からのエネルギー
産生量を算出することを特徴とするものである。
解析する方法は、請求項8に記載の発明において、前記
脂肪組織からのエネルギー産生量EABを算出する手順
は、式 EAB=(FTA−FTB)×b 但し、係数bは脂肪1gが燃焼された時の脂肪組織から
のエネルギー産生量を表すエネルギー係数で表されるこ
とを特徴とするものである。
を解析する方法は、請求項7から請求項9のいずれかに
記載の発明において、前記体脂肪量の変化量に基づいて
脂肪組織における酸素消費量を算出することを特徴とす
るものである。
を解析する方法は、請求項10に記載の発明において、
前記脂肪組織における酸素消費量Vo2ABを算出する
手順は、式 Vo2AB=(FTA−FTB)×c /FTA/TA
B 但し、cは脂肪1gが燃焼された時の酸素消費量を表す
酸素消費量係数、TABは2時点間の時間差で表される
ことを特徴とするものである。
を解析する方法は、請求項6から請求項11のいずれか
に記載の発明において、前記除脂肪量、前記体脂肪量、
または前記体水分量は、身長、体重および生体電気抵抗
の測定値に基づいて算出することを特徴とするものであ
る。
において、係数bは脂肪1gを燃焼させるために必要な
酸素消費量係数、係数cは脂肪1gを燃焼させた時のエ
ネルギー係数であり、例えば、1gの脂肪を燃焼させた
ときに必要な酸素の量および生成した二酸化炭素、水、
エネルギーの量を表した式 1g・fat+2.023L・Vo2=1.436L・
CO2+1.07g・H2O+39.63KJ・E より、b=1.436、c=39.63と導くことがで
きる。
いて、除脂肪量、体脂肪量、または体水分量は、いかな
る算出手段で算出されていてもよく、例えばMRI(磁
気共鳴画像診断法)、CT(コンピュータX線断層撮影
法)等により取得されたデータに基づいて算出されたも
の、身長、体重および生体電気抵抗の測定値に基づいて
算出されたもの等が挙げられる。
を解析する装置は、生体のエネルギー代謝状態を解析す
ることにより生体の代謝状態を解析する装置であって、
体重、除脂肪量、体脂肪量、または体水分量を記憶する
記憶手段と、前記体重、除脂肪量、体脂肪量、または体
水分量に基づいて、請求項6に記載の除脂肪量と基礎除
脂肪量との差、請求項7に記載の除脂肪量の変化量、体
脂肪量の変化量及び体水分量の変化量、請求項8又は請
求項9に記載の脂肪組織からのエネルギー産生量、並び
に請求項10又は請求項11に記載の脂肪組織における
酸素消費量のうち少なくとも一つ以上を算出する演算手
段と、前記除脂肪量の基礎除脂肪量との差、除脂肪量の
変化量、体脂肪量の変化量、体水分量の変化量、脂肪組
織からのエネルギー産生量および脂肪組織における酸素
消費量のうち少なくとも一つ以上を表示する表示手段と
を備えることを特徴とするものである。
態の解析装置においては、体重はあらかじめ汎用されて
いる体重計を用いて測定した値をキーボード等で入力さ
せ、記憶させてもよく、体重計を解析装置に接続し、直
接にデータを取り込んでもよい。除脂肪量、体脂肪量、
または体水分量はまたあらかじめ算出された値をキーボ
ード等を用いて直接入力させ、記憶させてもよく、それ
らの算出手段を解析装置に備え、上記のデータに基づい
て除脂肪量、体脂肪量、または体水分量を算出し、記憶
させてもよい。この場合、上記の算出手段は、簡便さの
点から身長、体重および生体電気抵抗の測定値に基づい
て算出される算出手段であることが好ましい。身長およ
び体重の測定値としては、汎用されている身長計および
体重計と同様のものを用いて測定した測定値を用いるこ
とができる。また、生体電気抵抗の測定値としては、1
対の電極間に微弱な電流を流すことにより測定した測定
値を用いることができる。測定は、一般的に行われてい
るように、両手あるいは両足に電極を密着させて行われ
ていてもよく、また体表面の任意の2点に電極を密着さ
せ、体表面の任意の2点間の生体電気抵抗が測定されて
いてもよい。
えばMRI処理装置、CT装置、身長計、体重計、生体
電気抵抗測定装置等を解析装置に接続し、直接にデータ
を取り込むこともできる。
を解析する装置は、請求項13に記載の発明において、
前記除脂肪量の変化量、体脂肪量の変化量、体水分量の
変化量、脂肪組織からのエネルギー産生量および脂肪組
織における酸素消費量のうち少なくとも一つ以上は、異
なる生理学的状態下において測定された少なくとも2時
点における被験者の体重、除脂肪量、体脂肪量、または
体水分量に基づいて算出されることを特徴とするもので
ある。
を解析する装置は、請求項13又は請求項14に記載の
発明において、身長、体重および体表面に密着された少
なくとも1対の電極間の生体電気抵抗の測定値に基づい
て、前記除脂肪量、前記体脂肪量または前記体水分量を
算出する算出手段を備えることを特徴とするものであ
る。
を解析するコンピュータ読取り可能なプログラムを記憶
させた記録媒体は、体重、除脂肪量、体脂肪量、または
体水分量を記憶させる手順と、前記体重、除脂肪量、体
脂肪量、または体水分量に基づいて、請求項6に記載の
除脂肪量と基礎除脂肪量との差、請求項7に記載の除脂
肪量の変化量、体脂肪量の変化量及び体水分量の変化
量、請求項8又は請求項9に記載の脂肪組織からのエネ
ルギー産生量、並びに請求項10又は請求項11に記載
の脂肪組織における酸素消費量のうち少なくとも一つ以
上を算出する手順と、前記除脂肪量の基礎除脂肪量との
差、前記除脂肪量の変化量、前記体脂肪量の変化量、前
記体水分量の変化量、前記脂肪組織からのエネルギー産
生量および前記脂肪組織における酸素消費量のうち少な
くとも一つ以上を表示させる手順とを実行させるための
プログラムを記憶させたものである。
を解析する装置は、生体の代謝状態を解析する装置であ
って、被験者の代謝に関連する身体情報を用いて被験者
の代謝関連指標を算出する制御手段を備えた中央解析コ
ンピュータと、その中央解析コンピュータに通信手段を
介して接続される入出力端末機器とを備え、前記入出力
端末機器は、被験者の身体情報を入力する入力手段と、
前記中央解析コンピュータにより算出処理された結果を
出力する出力手段とを備え、前記入出力端末機器の入力
手段に被験者の身体情報を入力し、その入力された被験
者の身体情報を、前記通信手段を介して中央解析コンピ
ュータに送信し、前記中央解析コンピュータの制御手段
に、前記送信された被験者の身体情報を用いて代謝関連
指標を算出させ、その算出された代謝関連指標を、前記
通信手段により入出力端末機器に送信して出力手段に出
力させるように構成したものである。
を解析する装置は、請求項17に記載の発明において、
前記代謝関連指標は、異なる生理学的状態下において測
定された少なくとも2時点における被験者の身体情報に
基づいて算出されることを特徴とするものである。
を解析する装置は、請求項5、請求項14及び請求項1
8のいずれかに記載の発明において、前記異なる生理学
的状態下において測定された少なくとも2時点の組合せ
は、夜間絶食起床後空腹時と就寝前までの生活時間帯の
中で少なくとも1回以上の別の時間、夜間絶食起床後空
腹時とぶどう糖経口投与後、夜間絶食起床後空腹時と運
動負荷後、夜間絶食起床後空腹時と薬物投与後、食物、
有機化合物、自然配合物及び飲物から選ばれる少なくと
も1種を摂取する前後、家事、散歩、体操、スポーツ等
主に肉体的な運動をする前後、勉強、事務仕事、知的創
作等主に精神的な労働をする前後、睡眠の前後、薬物投
与又は服用の前後、入浴、サウナ、寒冷被曝等被験者の
存在する室温、環境温を変える前後、身体の局所に温冷
刺激を加える前後、痛覚刺激を加える前後、接触や摩擦
等触覚刺激を加える前後、指圧やマッサージ等の鈍的圧
力刺激を身体表面に加える前後、鍼等の鋭的圧力刺激を
身体表面に加える前後、振動刺激を加える前後、音や音
楽等の聴覚刺激を加える前後、明暗、色彩、画像等の視
覚刺激を加える前後、香りや臭い等の嗅覚刺激を加える
前後、禅、ヨガ、瞑想等睡眠ではない精神的な休息を与
える前後又は気巧や念力等気による刺激を加える前後で
あることを特徴とするものである。
具体化したエネルギー代謝状態の解析方法および装置の
第1実施形態について、図1〜図4を参照しつつさらに
詳細に説明する。
解析方法による解析手順について、図1に示すフローチ
ャートを参照しつつ説明する。解析を開始すると、まず
S100で、時点Aにおける時刻TA、除脂肪量DFT
A、体脂肪量FTA、または体水分量H2OAを算出す
るために必要なデータDataTA、および必要に応じ
て体重WAが入力される。データDataTAは例えば
身長、体重および生体電気抵抗の測定値であってもよ
く、MRI(磁気共鳴画像診断法)、CT(コンピュー
タX線断層撮影法)等により取得されたデータであって
もよい。ここで、体水分量の変化量、体脂肪量の変化
量、脂肪組織における酸素消費量または脂肪組織からの
エネルギー産生量を算出しようとする場合は、異なる2
時点のデータが必要であるため、例えば時点Aおよび時
点Bにおける測定時刻TA、TBおよび各測定時刻にお
けるデータDataTA、DataTBが入力される。
測定時刻TA、TBおよびデータDataTA、Dat
aTBは、データ処理部2内の記憶部5に記憶される
(図2を併せて参照)。
えば仕事、運動、食事摂取、薬物投与などを行ってもよ
く、香り、画像、音楽等により刺激を与えてもよい。こ
のような場合には、それらの行動や刺激が被験者のエネ
ルギー代謝に及ぼす影響についての評価を行うことが可
能となる。
の差ΔDFT、除脂肪量の変化量ΔDFTAB、体脂肪
量の変化量ΔFTAB、体水分量の変化量ΔH2OA
B、脂肪組織における酸素消費量Vo2ABまたは脂肪
組織からのエネルギー産生量EABのうち、解析したい
項目を選択し、入力する。
部5から、演算部4に送られ、算出が行われる。除脂肪
量と基礎除脂肪量との差ΔDFTを選択した場合には、
S121に進み、例えばデータDataTAより時点A
における除脂肪量DFTAが求められ、次いで、S13
1で基礎除脂肪量aWが求められる。次に、S141で
時点Aにおける除脂肪量DFTAが、式 ΔDFT=DFT−aW に導入され(ここで、DFTの値として時点Aにおける
除脂肪量DFTAを、Wの値として時点Aにおける体重
WAを導入する)除脂肪量と基礎除脂肪量との差ΔDF
Tが求められる。
場合には、S121に進み、データDataTA、Da
taTBより時点Aにおける除脂肪量DFTA、DFT
Bが求められる。次に、S142で除脂肪量DFTA、
DFTBが、式 ΔDFTAB=DFTB−DFTA に導入され、除脂肪量の変化量ΔDFTABが求められ
る。
場合には、S122に進み、データDataTA、Da
taTBより時点Aにおける体水分量H2OA、H2O
Bが求められる。次に、S143で体水分量H2OA、
H2OBが、式 ΔH2OAB=H2OB−H2OA に導入され、体水分量の変化量ΔH2OABが求められ
る。
合には、S123に進み、データDataTA、Dat
aTBより時点Aにおける体脂肪量FTA、FTBが求
められる。次に、S144で体脂肪量FTA、FTB
が、式 ΔFTAB=FTA−FTB に導入され、体脂肪量の変化量ΔFTABが求められ
る。
2ABを選択した場合には、S151に進み、式 Vo2AB=(FTA−FTB)×c /FTA/TA
B より、脂肪組織における酸素消費量Vo2ABが求めら
れる。また、脂肪組織からのエネルギー産生量EABを
選択した場合には、S152に進み、式 EAB=(FTA−FTB)×b より、脂肪組織からのエネルギー産生量EABが求めら
れる。
脂肪量との差ΔDFT、除脂肪量の変化量ΔDFTA
B、体脂肪量の変化量ΔFTAB、体水分量の変化量Δ
H2OAB、脂肪組織における酸素消費量Vo2ABま
たは脂肪組織からのエネルギー産生量EABは、表示部
6に表示され、エネルギ−代謝状態の解析を行うことが
できる。ここで、時点Aが時点Bより前であるとき、そ
れぞれの値が正に大きいほどエネルギー代謝が亢進して
いることを表す。このとき、測定データDataTA
や、S100で入力された個人データなどを併せて表示
させてもよい。
態の解析装置1の原理ブロック図を示す。この解析装置
1においては、体重、除脂肪量、体脂肪量、または体水
分量を入力、あるいは除脂肪量、体脂肪量、または体水
分量を算出するために必要なデータを入力する入力手段
7と、入力されたデータや算出結果を表示する表示部6
(本発明の表示手段に該当する)とが、入出力インター
フェイス3を介してデータ処理部2に接続されている。
データ処理部2内には、除脂肪量、体脂肪量、または体
水分量を算出するために必要なデータから、除脂肪量、
体脂肪量、または体水分量を算出し、また、除脂肪量と
基礎除脂肪量との差、除脂肪量の変化量、体脂肪量の変
化量、体水分量の変化量、脂肪組織における酸素消費量
を算出する演算部4(本発明の算出手段および演算手段
に該当する)と、データ、算出結果等を記憶する記憶部
5(本発明の記憶手段に該当する)とが備えられてい
る。
代謝状態の解析装置1の側面図を示す。この解析装置1
には、データ処理装置2(図2のデータ処理部2に該当
する)、ディスプレイ6(図2の表示部6に該当す
る)、キーボード8、身長測定部9、体重測定部10、
および生体電気抵抗測定部11,12(図2の入力手段
7に該当する)が備えられている。
体重を測定するための体重測定部10が、埋め込まれる
ように設置されている。また、測定台16の一端には柱
部15が立設され、柱部15には被験者Mの身長を測定
するための身長測定部9が備え付けられている。柱部1
5の身長測定部9の下方には、パネル部14が設けられ
ており、パネル部14には、キーボード8およびディス
プレイ6が備え付けられている。
えられており、電極11は、足用電極11A、手用電極
11B、電極パッド12により構成されている。足用電
極11Aは、体重測定部10に埋め込まれるように設置
され、被験者Mの左右の足裏を密着させて測定が行える
ようにされている。足用電極11Aは、各足に対して1
個ずつの2電極でもよいが、体表面と足用電極11Aと
の接触抵抗を低減させ、測定精度を向上させる目的で、
各足に対して2個ずつ配置することが好ましい。また、
パネル部14上には、手用電極11Bが設置されてい
て、被験者Mの左右の手の平をそれぞれ密着させて測定
が行えるようにされている。手用電極11Bも、足用電
極11Aと同様に、各手に対して1個ずつでもよいが、
測定精度の向上のために各手に対して2個ずつ配置する
ことが好ましい。足用電極11Aおよび手用電極11B
は、図示しない内部回路の切り替えにより、例えば右手
−左手間、右手−右足間など、任意の2つの電極間の生
体電気抵抗を測定することが可能とされている。
パッド12が、接続コード13を介して接続されてい
る。1組の電極パッド12は、電流を流す電流電極12
Aと、電圧を計測する電圧電極12Bから構成されてい
る。そして、2組の電極パッド12を、体表面の任意の
2点に密着させることにより、任意の2点間の生体電気
抵抗の測定が可能とされている。例えば、図4a)に示
すように、ももの両端に電極パッド12を配置し、生体
電気抵抗を測定すると、被験者Mのももの筋組織の代謝
の状態を強く反映した情報を得ることができる。また、
図4b)のように、被験者Mの右肩の前後に電極パッド
12を配置して生体電気抵抗を測定すると、被験者Mの
右肩の筋組織の代謝の状態を強く反映した情報を得るこ
とができる。また、図4c)のように、被験者Mの腹部
および背部に電極パッド12を配置して生体電気抵抗を
測定すると、被験者Mの腹部の臓器の代謝の状態を強く
反映した情報を得ることができる。
ータ処理装置2が設置されている。なお、図示はしない
が、身長測定部9、体重測定部10、パネル部14およ
び電極11,12は、入出力インターフェイス3を介し
てデータ処理装置2に接続されている。
態の解析装置1に、キーボード8から時点Aにおける測
定時刻TAが入力される。すると、身長測定部9および
体重測定部10に測定の指示が送られる。体重WAは、
被験者Mが体重測定部10上に直立静止することによ
り、自動的に測定される。身長HAは、被験者Mが柱部
15の前に直立した状態で身長測定部9によりレーザを
上下にスキャンさせ、被験者Mの頭頂部の位置を計測す
ることにより、自動的に測定される。
または12を選択し、キーボード8より入力する。手用
電極11Bまたは足用電極11Aを選択する場合には、
右手−左手、右足−左足、右手−右足、右手−左足、左
手−右足、左手−左足の6通りの経路から、任意の一つ
以上を選択することができる。また、電極パッド12を
選択することもできる。
抗測定部11,12に測定の指示が送られる。すると、
電極間に微弱な電流が流されて、生体電気抵抗RAの測
定が行われる。手用電極11Bまたは足用電極11Aを
選択した場合には、手用電極11Bに手のひらの皮膚が
直接接するように押し当て、または足用電極11Aに足
裏の皮膚が直接接するように押し当てることにより、自
動的に測定が行われる。また、電極パッド12を選択し
た場合には、2組の電極パッド12を、体表面の任意の
2点に密着させることにより、自動的に測定が行われ
る。このとき、図示しない内部回路の切り替えにより、
複数の経路についての生体電気抵抗RAの測定が一度に
行われてもよい。
FT、除脂肪量の変化量ΔDFTAB、体脂肪量の変化
量ΔFTAB、体水分量の変化量ΔH2OAB、脂肪組
織における酸素消費量Vo2ABまたは脂肪組織からの
エネルギー産生量EABより、解析したい項目を選択
し、キーボード8から入力する。
抗RAはデータ処理装置2内の演算部4に送られ、時点
Aにおける除脂肪量DFTA、体脂肪量FTAまたは体
水分量H2OAが算出される。これらの算出値は、デー
タ処理装置2内の記憶部5に送られ、記憶される。
体脂肪量の変化量ΔFTAB、体水分量の変化量ΔH2
OAB、脂肪組織における酸素消費量Vo2ABまたは
脂肪組織からのエネルギー産生量EABを算出しようと
する場合は、上記の過程を所定の間隔をおいて2回以上
繰り返して行わせる。このとき、次の測定までの間に例
えば仕事、運動、食事摂取、薬物投与などを行ってもよ
く、香り、画像、音楽等により刺激を与えてもよい。こ
のような場合には、それらの行動や刺激が被験者のエネ
ルギー代謝に及ぼす影響についての評価を行うことが可
能となる。
基礎除脂肪量との差ΔDFTを選択した場合には、デー
タ処理装置2内の記憶部5に記憶されていた、時点Aに
おける体重WAおよび除脂肪量DFTA、が演算部4に
送られ、算出が実行される。また、除脂肪量の変化量Δ
DFTAB、体脂肪量の変化量ΔFTAB、体水分量の
変化量ΔH2OAB、脂肪組織における酸素消費量Vo
2ABまたは脂肪組織からのエネルギー産生量EABを
選択した場合には、データ処理装置2内の記憶部5に記
憶されていた、異なる2時点A、Bにおける除脂肪量D
FTA、DFTB、体脂肪量FTA、FTBまたは体水
分量H2OA、H2OBが演算部4に送られ、算出が実
行される。算出されたそれぞれの値は、ディスプレイ6
に表示される。
ルギー代謝の状態を現す有効な指標である除脂肪量と基
礎除脂肪量との差、除脂肪量の変化量、体脂肪量の変化
量、体水分量の変化量、脂肪組織からのエネルギー産生
量および脂肪組織における酸素消費量が的確かつ簡便に
求められる。これにより、多大な負担を強いることな
く、エネルギー代謝の状態を解析することができ、適切
な病態診断、治療の選択、治療効果の判定をするために
役立てることができる。
法および装置により求められる除脂肪量の基礎除脂肪量
との差、除脂肪量の変化量、体脂肪量の変化量、体水分
量の変化量とは、一定時間内に一定の生理学的条件下
で、燃料である脂肪が水と二酸化炭素に変換された量を
示し、その値が正に大きいほどエネルギ−代謝が亢進し
ていることを表す。また、脂肪組織からのエネルギー産
生量および脂肪組織における酸素消費量は、脂肪が水と
二酸化炭素に変換される際に使用された酸素量と、産生
されたエネルギー量を示し、その値が正に大きいほど脂
肪組織におけるエネルギ−代謝が亢進していることを表
す。酸素を用いた好気呼吸は、酸素を使用しない嫌気呼
吸よりもエネルギー産生効率がはるかによく、除脂肪量
の基礎除脂肪量との差、除脂肪量の変化量、体脂肪量の
変化量、体水分量の変化量、脂肪組織からのエネルギー
産生量および脂肪組織における酸素消費量の増加は好気
呼吸によるエネルギー代謝が脂肪細胞内で活発に行われ
ていることを意味し、逆にそれらの低下は好気呼吸によ
るエネルギー代謝が活発に行われていないことを意味す
る。よって、これらを年齢、性別、種族を一致させた被
験者で解析し比較することで、エネルギー代謝の状態を
把握することができる。
解析装置によれば、体表面の任意の2点に1対の電極を
接触させ、任意の2点間の生体電気抵抗を測定すること
ができる。これにより、特定の部位の代謝の状態を測定
でき、その部位に関連した疾患の診断及び治療効果の判
定に応用が可能である。例えば、右手−右足間の生体電
気抵抗からは主に右半身の代謝の状態が分かり、左手−
左足間の生体電気抵抗からは主に左半身の代謝の状態が
分かる。これにより、脳血官障害の発症初期診断や片麻
痺になった場合の代謝の状態が測定でき、治療の効果や
経過、予後の判断に用いることができる。さらに、悪性
腫瘍が身体のある部位に限局している場合も、該当部位
の代謝を測定することにより、早期診断が可能となる。
謝状態の解析方法および装置は、肥満、痩せ、糖尿病、
摂食異常症といった代謝異常症の病態診断、治療の選
択、治療効果の判定をする上で有用である。また、悪性
腫瘍、感染症、炎症性疾患、外傷、免疫性疾患、内分泌
疾患などに伴う代謝の状態の診断、治療にも用いること
ができる。さらに、脂肪組織における酸素消費量は化学
受容体によって調節されており、この化学受容体は自律
神経系の制御を受けるため、自律神経系の機能検査にも
有用である。交感神経系の刺激は脂肪組織における酸素
消費量と脂肪組織からのエネルギー産生量を増加させ、
交感神経系の刺激伝達障害が存在すると脂肪組織におけ
る酸素消費量と脂肪組織からのエネルギー産生量が低下
するため、内分泌疾患、呼吸不全、腫瘍、感染、炎症、
外傷性疾患などの二次的に代謝に影響を及ぼす基礎疾患
が除外された被験者に対して、脂肪組織における酸素消
費量の測定は交感神経系の脂肪代謝に関する活性度の指
標にもなりうる。 (第2実施形態)以下、この発明を具体化した第2実施
形態を図面に基づいて詳細に説明する。
置20は、被験者の身体情報を入力する入力手段21
と、その入力手段21で入力された被験者の身体情報を
処理する制御手段22と、その制御手段22で処理され
た処理結果等を出力する出力手段23と、を備えてい
る。さらに、この解析装置20は、生体の代謝状態解析
プログラムを記録した記録媒体24(例えばフロッピー
ディスク)より同解析プログラムを読取り可能に構成さ
れた読取り装置25と、その読取られた解析プログラム
等を蓄積及び保存可能に構成されたデータファイル26
と、を備えている。
接続された図示しないキーボード又はマウスによって構
成され、前記被験者の身体情報を入力することができる
ようになっている。この入力手段21は、前記被験者の
身体情報を構成する被験者の特定情報、物理学的情報及
び時間情報を入力することができるように構成されてい
る。前記物理学的情報は、形態学的情報及び電気的情報
から構成されている。
齢、性別、人種が入力される。また、前記形態学的情報
としては、被験者の身長H及び体重Wが入力され、前記
電気的情報としては被験者の生体電気抵抗値Zが入力さ
れる。また、前記時間情報としては、前記被験者の身長
H、体重W及び生体電気抵抗値Zを測定したときの測定
日時が入力される。
面の任意の2点に密着させた電極間に微弱な電流を流す
ことによって測定される電流電圧値から求められる生体
の電気抵抗値(インピーダンス)である。この生体電気
抵抗値Zは、前記電極を密着させた2点間の中間位置に
存在する生体組織の電気抵抗値を計測し、例えば、右手
―右足間の生体電気抵抗値からは主に右半身の電気抵抗
値が計測され、右足―左足間の生体電気抵抗値からは主
に下半身の電気抵抗値が計測され、右手―左手間の生体
電気抵抗値からは主に上半身の電気抵抗値が計測される
ようになっている。
と、この解析装置20のオペレーションソフトプログラ
ム等を格納したリードオンリメモリ(ROM)と、CP
Uが処理する処理結果等を一時的に保存するためのラン
ダムアクセスメモリ(RAM)と、から構成されてい
る。
され、前記記録媒体24に記録された解析プログラムを
読取ることができるように構成されている。この解析プ
ログラムは、生体の代謝状態を解析するためのアプリケ
ーションソフトからなる制御プログラムと、その制御プ
ログラムに従って処理された演算処理結果を評価するた
めの種々の評価データと、を備えている。
接続されている。このデータファイル26は、前記読取
り装置25を介して記録媒体24から読取られた解析プ
ログラムを蓄積及び保存(記憶)することができるよう
に構成されている。さらに、このデータファイル26
は、前記入力手段21で入力された被験者の身体情報
と、その身体情報及び前記評価データに基づいて評価さ
れた代謝状態に関する被験者の評価結果と、を蓄積及び
保存(記憶)することができるように構成されている。
26に記憶された制御プログラムに従って、内呼吸指
数、ボディ・マス・インデックス(Body Mass Index;
以下、BMIと略記する)の算出等の種々の演算処理を
実行するとともに、その演算処理結果に基づいてデータ
ファイル26に記憶されている種々の評価データを検索
するように構成されている。
の状態を間接的に表す指標として、生体の代謝状態を容
易かつ的確に表現することができるうえ、被験者等に感
覚的に理解しやすくなるように工夫が凝らされている。
この内呼吸指数は、被験者の体密度BDを測定すること
によって算出される指数である。前記体密度BDは、被
験者の身長H(cm)、体重W(kg)及び生体電気抵
抗値Z(Ω)を、公知の計算式、例えば下記数式(1
a)、数式(1b)又は数式(2)に代入することによ
って算出され得る。
記数式(1a)、数式(1b)又は数式(2)で算出さ
れた被験者の体密度BDを下記数式(3)に代入するこ
とによって算出される。
を用いて算出されるものを言い、生体電気抵抗値Zのみ
によって算出されるものではない。従って、この内呼吸
指数は、代謝状態と関連の深い要素である被験者の身長
H及び体重Wが勘案されたものであり、前記従来の健康
管理指針アドバイス装置と比較して、より一層代謝状態
を的確に表現することができるものである。
標の1種であり、被験者の身長H(m)及び体重W(k
g)を下記数式(4)に代入することによって算出され
る。 BMI = W/H2 ……(4) 前記評価データとしては、代謝状態の評価データ、形態
学的特徴の評価データ及び代謝形態学的健康状態の評価
データが含まれる。前記代謝状態の評価データは、予め
医学的判断によって被験者の年齢、性別、人種及び内呼
吸指数に基づいて決定されたものであり、形態学的特徴
の評価データは、予め医学的判断によって被験者の人種
及びBMIに基づいて決定されたものである。
態の評価データの例を下記表1及び表2に示すととも
に、形態学的特徴の評価データの例を下記表3に示す。
なお、表1の内呼吸指数は前記数式(1b)及び数式
(3)によって算出された内呼吸指数に基づいて決定さ
れたものであり、表2の内呼吸指数は前記数式(2)及
び数式(3)によって算出された内呼吸指数に基づいて
決定されたものである。
医学的判断によって、前記代謝状態の評価データと、形
態学的特徴の評価データとの組合せに基づいて決定され
たものである。上記日本人の場合を例にした代謝形態学
的健康状態の評価データを下記表4に示す。
入力された被験者の身体情報、前記制御手段22によっ
て演算処理された被験者の内呼吸指数及びBMI(以
下、演算処理結果と記載する)、並びに前記制御手段2
2によって検索された被験者の代謝状態の評価結果、形
態学的特徴の評価結果及び代謝形態学的健康状態の評価
結果(以下、評価結果と記載する)を被験者毎にまとめ
て記憶するように構成されている。このまとめて記憶さ
れたデータ(以下、ファイルデータと記載する)は、デ
ータファイル26内でファイル形式で記憶される。
接続された図示しないモニタによって構成されている。
この出力手段23は、前記被験者の身体情報、演算処理
結果及び評価結果をモニタ画面上に出力表示する。さら
に、この出力手段23は、同じ被験者の身体情報がデー
タファイル26に記憶されている場合には、その記憶さ
れているファイルデータの全て又は最新のデータの一部
を同時に出力表示するようになっている。
謝状態の解析方法を説明する。この生体の代謝状態解析
装置20を使用する際には、まず、被験者の身体情報を
構成する身長H、体重W及び生体電気抵抗値Zを公知の
測定方法を用いて測定する。次に、図6に示すように、
入力手段21からCPUに開始信号を入力するととも
に、ステップS200(以下、S200とのみ記載す
る。その他のステップについても同様である)におい
て、被験者の身体情報としての被験者の氏名、年齢、性
別及び人種、並びに前記測定された被験者の身長H、体
重W、生体電気抵抗値Z及び測定日時を入力する。
Uはまず、S210において、前記被験者の身長H、体
重W及び生体電気抵抗値Zから内呼吸指数を算出して一
時的にRAMに記憶させる。続いて、CPUはS220
において、データファイル26に記憶されている代謝状
態の評価データを検索し、前記被験者情報と、前記算出
された内呼吸指数との組合せによる評価を行って代謝状
態の評価結果を一時的にRAMに記憶させる。
験者の身長H及び体重WからBMIを算出して一時的に
RAMに記憶させる。続いて、CPUはS240におい
て、データファイル26に記憶されている形態学的特徴
の評価データを検索し、前記算出されたBMIの評価を
行って形態学的特徴の評価結果を一時的にRAMに記憶
させる。
ファイル26に記憶されている代謝形態学的健康状態の
評価データを検索し、前記評価された代謝状態の評価結
果と、形態学的特徴の評価結果との組合せによる評価を
行って代謝形態学的健康状態の評価結果を一時的にRA
Mに記憶させる。
験者の身体情報がデータファイル26に記憶されている
か否かを判断する。このとき、同じ被験者の身体情報が
データファイル26に記憶されていた場合にはCPUは
S270の処理を行い、記憶されていなかった場合には
S280の処理を行う。なお、データファイル26内に
記憶されているファイルデータのファイル名として、被
験者を確実に特定することができるとともにその情報内
容が変わらない不変特定情報である被験者の氏名を記載
することによって、前記S260におけるCPUの判断
を容易に行うことができる。
ル26から前記同じ被験者のファイルデータを読出して
モニタ画面上に出力表示させるとともに、上記RAMに
一時的に記憶された被験者の身体情報、演算処理結果及
び評価結果を読出してモニタ画面上に出力表示させる。
続いて、CPUはS290において、前記モニタ画面上
に出力表示された被験者の身体情報、演算処理結果、評
価結果及びファイルデータ全てをまとめて、データファ
イル26のファイルデータ上に上書保存して記憶させ
る。その後、CPUはS200に戻って同様の処理を繰
り返す。
AMに一時的に記憶された被験者の身体情報、演算処理
結果及び評価結果を読出してモニタ画面上に出力表示さ
せる。続いて、CPUはS300において、前記モニタ
画面上に出力表示された被験者の身体情報、演算処理結
果及び評価結果をまとめてデータファイル26に別名保
存して記憶させる。なお、このデータファイル26に別
名保存する際のファイル名は、不変特定情報である被験
者の氏名をそのまま用いるのが好ましい。その後、CP
UはS200に戻って同様の処理を繰り返す。
び生体電気抵抗値Zを測定したときとは異なる生理学的
状態下で、改めて身長H、体重W及び生体電気抵抗値Z
を測定し(このとき、身長Hの変化がほとんど見られな
い場合には改めて測定する必要はない)、その測定結果
と上記被験者の身体情報とを代謝状態解析装置20の入
力手段21に入力して解析するのがより好ましい。
動等による測定誤差を低減させてより的確な解析結果を
得ることができる。さらに、異なる生理学的状態下の少
なくとも2時点における内呼吸指数を算出することによ
り、それらの差を導出すことができることから、代謝状
態の変化を明確に数値化することができ、解析や診断の
補助となり得る。
は、例えば、下記(a)〜(v)に示されるような組合
せが挙げられる。 (a) 夜間絶食起床後空腹時と就寝前までの生活時間
帯の中で少なくとも1回以上の別の時間 (b) 夜間絶食起床後空腹時とぶどう糖経口投与後 (c) 夜間絶食起床後空腹時と運動負荷後 (d) 夜間絶食起床後空腹時と薬物投与後 (e) 前記(d)で記載の薬物の少なくとも1つは、
β3−アドレナリン作動性受容体促進薬(beta3-adrene
rgic agonists)又はレプチン(leptin)を含む。
び飲物から選ばれる少なくとも1種を摂取する前後 (g) 家事、散歩、体操、スポーツ等主に肉体的な運
動をする前後 (h) 勉強、事務仕事、知的創作等主に精神的な労働
をする前後 (i) 睡眠の前後 (j) 薬物投与又は服用の前後 (k) 入浴、サウナ、寒冷被曝等被験者の存在する室
温、環境温を変える前後 (l) 身体の局所に温冷刺激を加える前後 (m) 痛覚刺激を加える前後 (n) 接触や摩擦等触覚刺激を加える前後 (o) 指圧やマッサージ等の鈍的圧力刺激を身体表面
に加える前後 (p) 鍼等の鋭的圧力刺激を身体表面に加える前後 (q) 振動刺激を加える前後 (r) 音や音楽等の聴覚刺激を加える前後 (s) 明暗、色彩、画像等の視覚刺激を加える前後 (t) 香りや臭い等の嗅覚刺激を加える前後 (u) 禅、ヨガ、瞑想等睡眠ではない精神的な休息を
与える前後 (v) 気巧や念力等気による刺激を加える前後 上記実施形態によって発揮される効果について、以下に
記載する。
0は、被験者の身体情報を入力する入力手段21と、そ
の入力手段21で入力された被験者の身体情報を用いて
内呼吸指数及びBMIを算出する制御手段22と、その
制御手段22で算出された内呼吸指数及びBMIを出力
する出力手段23とを備えている。このため、生体の代
謝状態を的確かつ簡便に測定することができる。さら
に、生体の代謝状態を的確に表現することができる新規
な指標としての内呼吸指数と、生体の代謝状態に深い関
連のあるBMIとを組合わせて生体の代謝状態(代謝形
態学的健康状態)を評価することができることから、生
体の代謝状態をより包括的かつ的確に解析評価すること
ができる。また、前記内呼吸指数のみについても、前記
従来の健康管理指針アドバイス装置によるエネルギー代
謝量の推定と比較して、生体の代謝状態と深い関連のあ
る被験者の身長H及び体重Wを考慮に入れた算出式によ
り算出されていることから、生体の代謝状態をより一層
的確に表現することができるものである。
H、体重W及び生体電気抵抗値Zを測定することによっ
て容易に算出することができることから、家庭や職場等
の非医療施設における日常生活の中でも非常に手軽に代
謝状態の評価を行うことができる。従って、多くの慢性
代謝疾患等の自覚症状が出にくい隠れた代謝異常を来た
す疾患の発見にも応用することができる。
的状態下の2時点において解析する必要はなく、1時点
における解析結果のみでも充分に代謝状態を解析評価す
ることができるように構成されている。このため、例え
ば、病院の外来患者に対し診断の場ですぐに(短時間
で)結果が得られ、その得られた結果に基づいてその場
で医師による診断を行うことができる。
長H、体重W及び生体電気抵抗値Zを入力手段21に入
力するように構成することによって、内呼吸指数及びB
MIの両者を容易に算出することができることから、生
体の代謝状態を容易に解析することができる。さらに、
この解析装置20は、被験者の身体情報として、被験者
の氏名、年齢、人種及び測定日時を入力することができ
るようになっている。このため、前記被験者の年齢及び
人種を入力することによって、被験者の代謝状態をより
的確かつ詳細に解析評価することができる。
電気抵抗値Zを測定した測定日時を入力することによっ
て、被験者の生理学的状態との関連で代謝状態を評価、
診断することができることから、より的確な評価を行う
ことができる。すなわち、生体電気抵抗値Z(場合によ
っては体重Wも)はかなりの日内変動があることが知ら
れており、一般に起床直後から朝は比較的高値を示し、
夕方にかけては低値で安定化する傾向を示し、さらに就
寝近くになると少しずつ上昇する傾向がある。また、運
動、発汗、飲食等によっても影響を受けることが知られ
ている。このため、測定日時を同時に出力手段23に出
力表示させることによって、これらの影響を勘案した評
価、診断が可能となる。
入力することによって、データファイル26における被
験者のファイルデータの管理を容易に行うことができ
る。このため、上記S260において、同じ被験者のフ
ァイルデータが存在するか否かの判断を容易に行わせる
ことができて便利である。
のデータファイル26を備えていることから、医学的及
び健康学的に生体の代謝状態を容易に評価することがで
きる。すなわち、前記データファイル26は、予め医学
的判断によって内呼吸指数に基づいて決定された表1又
は表2に示される代謝状態の評価データを記憶している
ことから、被験者の代謝状態の評価を容易に行うことが
できるとともに、予め医学的判断によってBMIに基づ
いて決定された表3に示される形態学的特徴の評価デー
タを記憶していることから、被験者の形態学的特徴の評
価を容易に行うことができる。さらに、このデータファ
イル26は、前記代謝状態の評価データと形態学的特徴
の評価データとの組合せによる代謝形態学的健康状態の
評価データを記憶していることから、被験者の代謝形態
学的健康状態の評価を容易に行うことができる。
より出力された情報としての被験者の身体情報、演算処
理結果及び評価結果を記憶する記録手段としてのデータ
ファイル26を備えるとともに、そのデータファイル2
6に記憶された処理結果等を出力手段23に出力するよ
うに構成されている。このため、異なる生理学的状態に
おける代謝状態を容易に比較しながら評価、診断するこ
とができることから、被験者の代謝状態を容易かつ的確
に推測することができる。
手段23に出力された情報を、同じ被験者の情報と同じ
ファイルデータにまとめて上書保存するように構成され
ている。このため、過去に遡って同じ被験者の情報を容
易に閲覧することができるうえ、ファイルデータの管理
を容易に行うことができる。
れた少なくとも2時点における被験者の身体情報を解析
することによって、より誤差の少ない的確な評価、診断
を行うことができる。さらに、異なる生理学的状態下の
少なくとも2時点において解析された内呼吸指数等の差
を容易に導出すことができることから、代謝状態の変化
等を明確に数値化することができ、解析や診断の補助と
なり得る。 (第3実施形態)以下、第3実施形態を、上記各実施形
態を適宜参照しつつ説明する。
代謝状態解析装置30は、第1端末コンピュータ31及
びその他複数の端末コンピュータ31a,31bと、中
央解析コンピュータ32と、それら各コンピュータ3
1,31a,31bと中央解析コンピュータ32との間
を接続する通信手段を構成する通信回線33とを備えて
いる。前記通信回線33は、例えば、インターネット、
イントラネット、電話回線、無線通信等のオンライン通
信回線が使用される。
末コンピュータ31a,31bは、各被験者によって操
作される。また、医師又は看護婦によって操作されても
よい。なお、前記その他の端末コンピュータ31a,3
1bは以下特に説明しないが、いずれも第1端末コンピ
ュータ31と同様の構成、作用及び効果を有する。
の身体情報を入力する第1入力手段41(キーボード)
と、この第1端末コンピュータ31の制御を行う第1制
御手段42(第1CPU、ROM及びRAMから構成さ
れる)と、被験者の代謝状態に関する処理結果等を出力
表示するための第1出力手段43(モニタ)とを備えて
いる。さらに、この第1端末コンピュータ31は、前記
通信回線33と接続される送受信手段44と、この第1
端末コンピュータ31と中央解析コンピュータ32との
間の情報の送受信等を行わせるためのアプリケーション
ソフトプログラムを記憶させた第1記憶手段45と、前
記第1出力手段43に出力される処理結果等を記録する
ための記録手段としての第1記録手段46とを備えてい
る。
末コンピュータ31の第1入力手段41から入力された
被験者の身体情報等を用いて被験者の代謝関連指標を算
出する中央解析制御手段51と、予め医学的判断によっ
て代謝関連指標に基づいて決定された代謝状態に関する
種々の評価データ等を記憶している記憶手段としての中
央記憶手段52と、前記通信回線33と接続され、種々
の情報を送受信するための通信手段を構成する送受信手
段53とを備えている。
PUと、この中央解析コンピュータ32のオペレーショ
ンソフトプログラム等を格納したROMと、中央解析C
PUが処理する演算処理結果等を一時的に記憶するため
のRAMとから構成されている。さらに、前記中央記憶
手段52は、この中央解析コンピュータ32が実行する
被験者の代謝状態を解析するためのアプリケーションソ
フトプログラムを記憶している。
手段41に入力される被験者の身体情報としては、上記
第2実施形態と同様に、被験者の特定情報、物理学的情
報、時間情報等が挙げられる。
段41で入力された被験者の身体情報を用いて、上記各
実施形態と同様に、内呼吸指数、除脂肪量DFT、体脂
肪量FT、体水分量H2O、除脂肪量と基礎除脂肪量の
差ΔDFT、BMI等の代謝関連指標を算出する。ま
た、この中央解析制御手段51は、前記第1入力手段4
1で入力された代謝関連指標と、前記第1記録手段46
に記録蓄積された同じ被験者の過去の代謝関連指標とを
用いて、異なる2時点(A点とB点)間の除脂肪量の変
化量ΔDFTAB、異なる2時点(A点とB点)間の体
脂肪量の変化量ΔFTAB、異なる2時点(A点とB
点)間の体水分量の変化量ΔH2OAB、異なる2時点
(A点とB点)間の脂肪組織からのエネルギー産生量E
AB、異なる2時点(A点とB点)間の全身又は脂肪組
織における酸素消費量Vo2AB等の代謝関連指標を算
出する。
2実施形態と同様に、予め医学的判断によって内呼吸指
数及びBMIに基づいて決定された種々の評価データが
記憶されている。
しない除脂肪量DFT、体脂肪量FT、体水分量H2
O、除脂肪量と基礎除脂肪量の差ΔDFT、異なる2時
点間の体脂肪量の変化量ΔFTAB、異なる2時点間の
体水分量の変化量ΔH2OAB、異なる2時点間の除脂
肪量の変化量ΔDFTAB、異なる2時点間のエネルギ
ー産生量EAB及び異なる2時点間の酸素消費量Vo2
ABに関する代謝関連指標の評価データとしての種々の
エネルギー代謝状態の評価データが記憶されている。こ
れら評価データは、予め医学的判断によって決定(性
別、年齢、人種、時間帯等も加味されている)された正
常値、異常値及びその境界域の値を基準にして、エネル
ギー代謝状態の亢進、正常、軽度低下及び低下の4段階
に区分されている。
状態の解析方法を説明する。この解析装置30を使用す
る際には、まず、上記第2実施形態と同様に、被験者の
身長H、体重W及び生体電気抵抗値Zを測定する。次
に、図8に示すように、被験者は、第1端末コンピュー
タ31をスタートさせた後、ステップS400におい
て、第1入力手段41に被験者の身体情報(特定情報、
物理化学的情報及び時間情報)を入力する。続いて、第
1CPUはS410において、第1記録手段46に過去
の代謝関連指標が記録されているか否かを判別し、YE
Sの場合にはS420の処理を行い、NOの場合にはS
430の処理を行う。
手段46に記録されている過去の代謝関連指標、最も好
ましくは記録日時の最も新しい代謝関連指標を読出す。
続いて、第1CPUはS440において、前記読出され
た過去の代謝関連指標と、上記第1入力手段41から入
力された被験者の身体情報とを、送受信手段44及び通
信回線33を介して中央解析コンピュータ32に送信
し、中央解析コンピュータ32の中央解析CPUにS4
50の処理を行わせる。また、第1CPUはS430に
おいて、前記第1入力手段41から入力された被験者の
身体情報を、送受信手段44及び通信回線33を介して
中央解析コンピュータ32に送信し、中央解析コンピュ
ータ32の中央解析CPUにS450の処理を行わせ
る。
時、各端末コンピュータ31,31a,31bから被験
者の身体情報等を受信することができるように待機して
いる。そして、この中央解析コンピュータ32の中央解
析CPUは、S450において前記第1端末コンピュー
タ31から送信された被験者の身体情報等を受信して中
央解析制御手段51に入力する。この入力された被験者
の身体情報等は、中央解析制御手段51のRAMに一時
的に記憶される。
て、前記入力された被験者の身体情報を用いて、内呼吸
指数、除脂肪量DFT、体脂肪量FT、体水分量H2
O、除脂肪量と基礎除脂肪量の差ΔDFT及びBMIを
算出する。また、中央解析CPUに被験者の過去の代謝
関連指標が入力されている場合には、その代謝関連指標
を用いて、異なる2時点間の除脂肪量の変化量ΔDFT
AB、異なる2時点間の体脂肪量の変化量ΔFTAB、
異なる2時点間の体水分量の変化量ΔH2OAB、異な
る2時点間の脂肪組織からのエネルギー産生量EAB及
び異なる2時点間の酸素消費量Vo2ABを算出する。
これら算出された代謝関連指標は、中央解析制御手段5
1のRAMに一時的に記憶される。
て、前記算出された代謝関連指標を用いて、中央記憶手
段52に記憶されている種々の評価データを検索し、種
々の代謝関連指標の評価結果を得る。この得られた評価
結果は中央解析制御手段51のRAMに一時的に記憶さ
れる。続いて、中央解析CPUはS480において、上
記中央解析制御手段51のRAMに記憶されている被験
者の身体情報、処理結果及び評価結果を、送受信手段5
3及び通信回線33を介して第1端末コンピュータ31
に送信する。
CPUは、S490において、前記中央解析コンピュー
タ32から送信された被験者の身体情報、処理結果及び
評価結果を受信して、第1記録手段46に記憶させると
ともに第1出力手段43に出力表示させる。そして、前
記被験者は、この第1出力手段43に表示された情報に
基づいて代謝状態に関する自己管理を行う。
下において継続して物理学的情報を測定し、その測定結
果としての身体情報をこの解析装置30によって解析す
るのが好ましい。前記異なる生理学的状態下としては、
上記第2実施形態で記載された異なる生理学的状態下の
組合せを含んでいるのが好ましい。このとき、第1端末
コンピュータ31の第1記録手段46に蓄積された情報
に基づいて、代謝状態に関する自己管理を容易かつ的確
に行うことができる。
体情報を用いて被験者の代謝関連指標を算出する中央解
析制御手段51を備えた中央解析コンピュータ32と、
その中央解析コンピュータ32に通信回線33を介して
接続される第1端末コンピュータ31とを備えている。
さらに、前記第1端末コンピュータ31は、被験者の身
体情報を入力する第1入力手段41と、前記中央解析コ
ンピュータ32により算出処理された結果を出力する第
1出力手段43とを備えている。このため、前記第1入
力手段41に被験者の身体情報を入力することによっ
て、中央解析コンピュータ32で算出処理された代謝関
連指標を第1出力手段43に出力表示させることができ
ることから、生体の代謝状態を的確かつ簡便に測定する
ことができる。
ンピュータ32に代謝関連指標を算出処理させるととも
に種々の評価データを検索させるように構成されてい
る。このため、各被験者は、処理速度が速く大容量の中
央解析コンピュータ32によって、処理結果及び評価結
果を容易かつ迅速に入手することができる。従って、各
被験者は、家庭又は職場に前記中央解析コンピュータ3
2に匹敵する高性能な端末コンピュータ31,31a,
31bを設置する必要がなく、設備投資を軽減させるこ
とができる。また、中央記憶手段52に記憶されている
種々の評価データは、中央解析コンピュータ32のみを
改良することによって、全ての被験者が常に最新の評価
データに基づく評価結果を入手することが可能となる。
ついて説明する。 {エネルギー代謝状態の解析}以下、本発明をさらに詳
細に説明するために、本実施形態のエネルギー代謝状態
の解析方法による試験例を挙げる。
ずれも45才、日本人)を被験者とし、勤務開始前に身
長、体重、生体電気抵抗を測定し、これより除脂肪量、
体脂肪量、体水分量を算出した。続いて、被験者A、B
に3時間の勤務を行わせ、勤務終了後に身長、体重、生
体電気抵抗を測定し、これより除脂肪量、体脂肪量、体
水分量を算出した。またこの間、飲食、トイレの使用は
なかった。これらの値より、被験者A、Bの除脂肪量の
基礎除脂肪量との差、除脂肪量の変化量、体脂肪量の変
化量、体水分量の変化量、脂肪組織からのエネルギー産
生量および脂肪組織における酸素消費量を算出した。
務開始前および勤務終了後の身長、体重、除脂肪量、体
脂肪量、体水分量、除脂肪量の基礎除脂肪量との差、除
脂肪量の変化量、体脂肪量の変化量、体水分量の変化
量、脂肪組織からのエネルギー産生量および脂肪組織に
おける酸素消費量を表5に示した。
量と基礎除脂肪量との差は、被験者Aよりも被験者Bの
方が正に大きかった。これより、前記いずれの時点でも
被験者Aよりも被験者Bの方が脂肪細胞のエネルギー代
謝が亢進していると考えられた。
変化量、体水分量の変化量、体脂肪量の変化量、脂肪組
織からのエネルギー産生量および脂肪組織における酸素
消費量は、いずれも被験者Aよりも被験者Bの方が正に
大きかった。これより、被験者Bは被験者Aよりも勤務
時間前から勤務時間後の間において脂肪細胞のエネルギ
ー代謝が亢進していると考えられた。
務前後で共に0.3kgの減少を呈した。以上のことよ
り、被験者Aの肥満の原因に脂肪細胞のエネルギー代謝
が低下が関与していることが示され、脂肪細胞のエネル
ギー代謝を増加させる治療が有効と考えられた。
態の解析方法および装置によれば、エネルギー代謝の状
態を現す有効な指標である除脂肪量の基礎除脂肪量との
差、除脂肪量の変化量、体脂肪量の変化量、体水分量の
変化量、脂肪組織からのエネルギー産生量および脂肪組
織における酸素消費量を簡便に算出できることが明らか
となった。これにより、エネルギー代謝の状態を簡便に
診断し、適切な治療の選択、および治療効果の判定を容
易に行うことが可能になると期待される。
ある被験者C及びDは、いずれも45歳の日本人女性で
ある。午前9時の勤務開始前に、各被験者の身長H(c
m)、体重W(kg)及び生体電気抵抗値Z(Ω)を測
定し、それらの測定結果と、各被験者の年齢、性別及び
人種データを生体の代謝状態解析装置20に入力して解
析させることによって、内呼吸指数及びBMIを算出さ
せるとともに、それらの演算処理結果を用いて形態学的
特徴、代謝状態及び代謝形態学的健康状態の評価を行わ
せた。なお、前記内呼吸指数の算出には、上記数式(1
b)及び数式(3)が用いられた。
を行わせた後に体重W及び生体電気抵抗値Zを測定し、
それら測定結果を同様に、生体の代謝状態の解析装置2
0に入力することによって各被験者の形態学的特徴の評
価、代謝状態の評価(表中では代謝状態の評価1と記
載)及び代謝形態学的健康状態の評価を行った。なお、
この勤務時間中に飲食及びトイレの使用は行われなかっ
た。結果を表6に示す。
の解析ともに同様な結果が得られ、形態学的特徴は肥満
(O)であるうえ、代謝が常に低下している(d)と推
測されることから、代謝形態学的健康状態は常に良好で
ない(×)可能性が高いと判断された。そして、この被
験者Cについては、医師による受診が要であると判断さ
れる。
回の解析によって、形態学的特徴は正常(N)であると
判断された。さらに、勤務前には軽度の代謝低下(s)
が見られたが、勤務後には正常な代謝状態(n)となっ
たことがモニタリングされた。このモニタリング結果か
ら、勤務前の午前9時の時点における代謝の軽度低下
(s)は、おそらく起床直後午前中に生じやすい軽度の
生理学的な代謝低下であると推測される。従って、異な
る2時点の測定(経時的モニタリング)によって、被験
者Dの代謝形態学的健康状態は大旨正常であるという推
測を行うことができる。
用いて被験者の代謝の状態を経時的にモニタリングする
ことによって、より的確な代謝形態学的健康状態の推測
を行うことができることが確認された。
者E、F及びHは女性の外来通院糖尿病患者、被験者G
及びIは男性の外来通院糖尿病患者、被験者Jは男性で
甲状腺機能亢進症と後に診断された患者である。午前1
0時30分に、各被験者の身長H(cm)、体重W(k
g)及び生体電気抵抗値Z(Ω)を測定し、それらの測
定結果と、各被験者の年齢、性別及び人種データ(全て
日本人)を生体の代謝状態解析装置20に入力して解析
させることによって、上記代謝状態の解析1と同様に、
内呼吸指数及びBMIの算出、並びに形態学的特徴の評
価、代謝状態の評価(表中では代謝状態の評価1と記
載)及び代謝形態学的健康状態の評価を行わせた。さら
に、各被験者について、測定直後の血糖値を測定した。
これらの結果を表7に示す。
(N)であるが、代謝の低下(d)が認められることか
ら、代謝形態学的健康状態は良好でない(×)と判断さ
れた。また、被験者Gは、形態学的特徴は肥満(O)で
あり、代謝状態は軽度低下(s)であることから、代謝
形態学的健康状態はあまり良好でない(△)と判断され
た。
糖値が正常範囲内にあることから、形態学的特徴と、代
謝形態学的健康状態と、血糖値との間には密接な相関関
係が見られなかった。これらの結果から、単一の指標の
みを用いて糖尿病患者に対して医学的判断を下すのは非
常に困難であることが確認され、代謝形態学的健康状態
を含めた総合的な診断の必要性があるものと推測され
る。
るが、軽度の代謝低下(s)が認められることから、代
謝形態学的健康状態はあまり良好でない(△)と判断さ
れた。このとき、被験者Hの血糖値は高い値を呈した
が、このとき同時に測定された血中ヘモグロビンA1c
は7.0と正常範囲であった。従って、測定された高血
糖は、一過性のもので生体の代謝状態はさほど悪くない
と推測される。
あり、代謝状態は低下(d)であった。このとき、被験
者Iの血糖値は高値を呈しているうえ、血中ヘモグロビ
ンA1cは14.0と高値であった。この被験者Iは、
糖尿病がひどい状態で、インスリン分泌が著しく不足し
ているものと医学的に推測される。
徴は痩せ(L)であるが、代謝状態は亢進(i)である
と判断された。血糖値は正常範囲内であったため、その
原因を改めて調査してみたところ、甲状腺ホルモン量が
高い値を呈したことから、甲状腺機能亢進症と診断され
た。
血糖の管理が重要といわれていたが、必ずしも血糖の管
理だけでは必要充分なコントロールを的確に行うことが
できないことが確認された。この知見は、血糖のコント
ロールが良好であっても合併症を併発するケースとし
て、しばしば臨床上経験されてきた事実と一致する。
って医学的又は健康学的に新規な診断又は判断材料を提
供することができる。そして、この生体の代謝状態解析
装置20は、血糖値とは独立した新規な代謝学的診断や
代謝の自己管理の補助に有益となり得る。さらに、この
代謝状態の解析によって、癌、悪性腫瘍、感染、炎症、
外傷、膠原病、甲状腺疾患、副腎疾患、心不全、腎不全
の予測診断の補助にも役立てることが可能であると推測
される。
具体化することも可能である。 ・ 第2実施形態において、代謝状態を表す指標とし
て、内呼吸指数の代わりに体内電気導電部位率を用いる
こと。すなわち、この解析装置20は、被験者の身長
H、体重W及び生体電気抵抗値Zを用いて、体内電気導
電部位率を算出してモニタ画面出力表示させることがで
きるように構成されている。この解析装置20のデータ
ファイル26に、予め医学的判断によって、被験者の年
齢、性別及び人種と、体内電気導電部位率とに基づいて
決定された代謝状態の評価データを記憶させることによ
って、その評価データを上記内呼吸指数に基づいて決定
された代謝状態の評価データと同様に処理することがで
きるようになっている。
の身体表面に密着させた2つの電極間に微弱な電流を流
し、その2つの電極間又はその途中の任意の2点間の電
圧(インピーダンス)を測定し、その電流電圧値及び被
験者の体重Wとから求められる被験者の生体内の電気導
電性部位の体重Wに占める割合である。この体内電気導
電部位率は、本発明者らの鋭意研究によって採用された
ものであり、体内で電流が通過する部分は水分を含有す
るため、体内の代謝の影響を反映しやすい性質を利用し
ている。つまり、前記体内の水分は、様々な生理的条件
に対して生体が体内の恒常性を保つために変化する組織
液、血液、リンパ液、代謝水等に応じて値が変動しやす
い。よって体重あたりの体内で電流が通過する部分の比
率を求めることで、体内の代謝の状態を間接的に捉える
ことができるというものである。さらに、この体内電気
導電部位率は、上記内呼吸指数と同様に、代謝状態の亢
進に比例して数値が上昇するように構成されていること
から、生体の代謝状態を感覚的に理解することができる
ようになっている。
数式(1a)又は数式(1b)によって算出された体密
度BDを、下記数式(5)に代入するか、或いは上記数
式(2)によって算出された体密度BDを、下記数式
(6)に代入することにより算出される。
との関係(日本人の場合)を表8に示すとともに、上記
実施例において解析された被験者C〜Jの体内電気導電
部位率及びその代謝状態の評価(表中では代謝状態の評
価2と記載されている)を上記表6及び表7に示した。
と同様に、生体の代謝状態をより的確に解析評価するこ
とができる。また、第3実施形態において、代謝関連指
標として体内電気導電部位率を算出するように構成して
もよい。
を表す指標又は代謝関連指標として、BMIの代わりに
肥満度を用いること。この肥満度(%)は、被験者の身
長Hを用いて、その身長Hの人(標準的な体型の人)の
標準体重を算出した後、被験者の実測体重Wから前記標
準体重を引いた値を標準体重で割ったものに100を乗
じることによって算出される。なお、前記標準体重は、
被験者の身長H(m)の2乗に22を乗じることによっ
て、又は被験者の身長H(cm)から100を引いた値
に0.9を乗じることによって算出される。日本人の場
合、この肥満度がマイナス10%未満の場合には痩せ気
味(L)、マイナス10%以上かつ10%未満の場合に
は正常(N)、10%以上かつ20%未満の場合には過
体重(M)、20%以上の場合には肥満(O)と評価さ
れるようになっている。このように構成した場合でも、
BMIを用いたときと同様に、生体の代謝状態をより的
確に解析評価することができる。
吸指数による代謝状態の評価結果に基づいて、表9に示
されるように、体内免疫状態の評価結果、神経系状態の
評価結果、ストレスに対する生体反応の評価結果及びス
トレスに対する生体状態の評価結果から選ばれる少なく
とも1種を検索し、出力手段23又は第1出力手段43
に出力表示させること。
状態を間接的に反映する指数であり、内呼吸指数が高値
の場合は、細胞の代謝が亢進していることを示唆するだ
けでなく、生体の免疫状態が亢進していることも示唆す
る。つまり、免疫系が活性化しているとは、生体に異物
反応が生じていることを暗示し、腫瘍、感染、炎症、外
傷性疾患が存在することを示唆する。逆に内呼吸指数が
低下した場合には、生体が外的異物に対して免疫力が弱
いことを示唆する。さらに内呼吸指数が高値の場合は体
内の神経系の活性が高まっていることも示唆される。例
えば、四肢の内呼吸指数や生体電気抵抗部位率が亢進し
ている場合は、四肢の運動機能が高まっている状態を示
唆し、逆に低下している状態では、脳血管障害による麻
痺の初期或いは後遺症の回復度の指標等にも応用するこ
とができる。
循環器疾患、神経系疾患、腫瘍、感染、炎症、外傷性疾
患などの2次的に代謝に影響を及ぼす基礎疾患が除外さ
れた被験者(代謝学的に健康な被験者)に対して、内呼
吸指数又は代謝の状態を表わす指標は、交感神経系の活
性度の指標にもなることから、ストレスに対する生体の
状態の指標となりうる。つまり、上記条件下で内呼吸指
数が低下している状態とは、交感神経系の活性が低下し
ている状態でもあり、それはストレスに対して反応が低
下していて体が疲弊している状態を意味する。逆に上記
条件下で内呼吸指数が上昇している状態とは、交感神経
系の活性が亢進している状態でもあり、それはストレス
に対して生体の反応が亢進して過剰適応している状態を
意味する。
数の差からも同様に差が大きければ交感神経系がよく活
性されている状態でストレスに対する生体の反応は亢進
しており、身体はストレスに過剰適応している状態であ
ることを意味する。一方、異なる2時点の内呼吸指数の
差が小さければ交感神経系の活性が低下している状態で
ストレスに対する生体の反応は低下しており、身体はス
トレスに対して疲弊している状態であることを意味す
る。
測定値(生体電気抵抗値Z)として、例えば、筋肉、脂
肪、肝臓等の臓器固有の周波数を用いてインピーダンス
を測定し、その測定値を用いて臓器固有の内呼吸指数、
電気導電部位率、酸素消費量、エネルギー産生量、水分
量の変化、除脂肪量の変化、及び除脂肪量と基礎除脂肪
量の差、から選ばれる少なくとも1種を算出させ、臓器
毎の代謝状態を解析するように構成すること。このよう
に構成した場合、臓器単位で代謝の状態を解析すること
ができることから、各疾患の鑑別診断に対する感度を向
上させることができる。また、代謝器官である筋肉、脂
肪又は肝臓の固有の代謝状態を把握することができるこ
とから、被験者の身体の代謝状態の生理学的機構をより
明確に把握することができ、より一層有効な治療の開発
や選択を行うことが可能になる。
消費量、エネルギー産生量、体内水分量の変化量、体脂
肪量の差、除脂肪量の変化量、除脂肪量と基礎除脂肪量
の差、脂肪組織の酸素消費量、筋肉電気導電部位率、及
び脂肪電気導電部位率から選ばれる少なくとも1種を出
力表示させるように構成すること。このように構成した
場合、代謝状態の評価を行うための判断材料が増えるこ
とから、より包括的かつ的確な評価、診断を行うことが
できる。
に、物理学的情報を構成する除脂肪量、基礎除脂肪量、
体脂肪量及び体水分量から選ばれる少なくとも1種を入
力し、その入力された物理学的情報を加味した代謝状態
の評価を行うことができるように構成すること。
者の身体情報を構成する物理学的情報としての体密度B
Dを入力するように構成すること。なお、この体密度B
Dは、例えば、被験者の身長H、体重W及び生体電気抵
抗値Zを用いて、解析装置20又は解析装置30以外の
計算機や手計算等により予め算出されたものが好適に使
用される。また、例えば、磁気共鳴画像診断法(MR
I)やコンピュータX線断層撮影法(CT)等により取
得されたデータに基づいて算出されたもの、又は水で満
たされた浴槽中で被験者の体積を測定し、その測定値と
被験者の体重Wとから算出されたものを使用してもよ
い。このように構成した場合、内呼吸指数は、MRIや
CT等により取得されたデータや被験者の体重W等の代
謝状態と関連の深い要素が勘案されることによって、前
記従来の健康管理指針アドバイス装置と比較して、代謝
状態をより一層的確に表現することができる。従って、
生体の代謝状態をより一層的確に測定することができ
る。
者の氏名を入力手段21に入力しないように構成するこ
と。又は、被験者の氏名の代わりに被験者を特定するこ
とができるように構成した、例えばID番号等の不変特
定情報を入力すること。或いは、被験者の特定情報を入
力せずに、匿名にて解析することができるように構成す
ること。
者の年齢の代わりに特定情報を構成する不変特定情報と
しての生年月日を入力手段21又は第1入力手段41に
入力し、その入力された被験者の生年月日から制御手段
22又は中央解析制御手段51により年齢を算出させる
ように構成すること。このように構成した場合、被験者
の年齢を入力した場合と同様な解析を行うことができ
る。また、被験者の不変特定情報として、データファイ
ル26に記憶されるファイルデータのファイル名として
も容易に利用することができる。
者の身体情報を構成する測定日時を入力しないように構
成するとともに、制御手段22又は中央解析制御手段5
1内に測定手段を構成する計時装置を設け、被験者の身
体情報が入力手段21又は第1入力手段41に入力され
た時間を、計時装置により自動的にRAMに記憶させる
ように構成すること。
者の身体情報として、被験者の身長H、体重W及び生体
電気抵抗値Zを測定したときの被験者の生理学的状態を
入力するように構成すること。このとき、被験者の身体
情報を構成する測定日時を省略してもよい。このように
構成した場合、被験者の生理学的状態と評価結果とを容
易に対比することができることから、より的確な評価、
診断を行うことができる。
的状態に関する選択肢(例えば、上記(a)〜(v)に
記載されているようなもの)を、表示部6、出力手段2
3又は第1出力手段43に画面表示するとともに、その
表示された選択肢を見ながら、被験者が選択入力するこ
とができるように構成してもよい。
者の年齢、性別及び人種から選ばれる少なくとも1種を
入力手段21又は第1入力手段41に入力しないように
構成すること。このように構成した場合、年齢、性別又
は人種による多少の誤差は見られるが、生体の代謝状態
を的確に解析評価することが可能である。
いて、被験者の身体情報を構成する不変特定情報(例え
ば、氏名や生年月日)を入力手段21に入力した後、制
御手段22によりデータファイル26に同じ被験者の不
変特定情報が記憶されているか否かを判断させるように
構成すること。なお、同じ被験者の不変特定情報が記憶
されている場合には、そのファイルデータから被験者の
性別及び人種を自動的に制御手段22に入力するように
構成すること。また、前記ファイルデータに記憶されて
いる測定日時からCPUが適宜判断することによって、
被験者の年齢や身長Hを制御手段22に入力するように
構成してもよい。
肪率、除脂肪率、体脂肪量、体水分量、除脂肪量、除脂
肪量と基礎除脂肪量との差、体脂肪量の変化量、体水分
量の変化量、除脂肪量の変化量、脂肪組織からのエネル
ギー産生量、及び脂肪組織における酸素消費量から選ば
れる少なくとも1種を算出して出力手段23に出力する
ように構成すること。このように構成した場合、生体の
代謝状態を評価するための判断材料が増えることから、
さらに的確かつ詳細に代謝状態を解析評価することがで
きる。
手段23又は第1出力手段43として、例えば、CRT
や液晶ディスプレイ等のフラットパネル、プリンタ、3
次元造形装置を使用すること。このように構成した場
合、評価結果等を色や3次元形状を工夫して視覚的に表
現することができる。
手段23又は第1出力手段43として、例えば、音声に
よる聴覚的表示、色や画像等によって視覚的に鑑別でき
るように構成すること。
又はデータファイル26として、例えば、ハードディス
ク、記録可能なCD、DVD等のディスクメディア、I
磁気カードやスマートカード等の記録媒体を使用するこ
と。
ル26を、記憶手段としての第1データファイルと、記
録手段としての第2データファイルに分けて構成し、第
1データファイルに前記解析プログラムを記憶させ、第
2データファイルに前記被験者の身体情報、演算処理結
果及び評価結果を記憶させるように構成すること。
態解析装置20に、入力手段21を構成する測定手段と
しての身長計、体重計及び生体電気抵抗値測定用電極を
設けること。又は、入力手段21を構成する測定手段と
しての体重計及び生体電気抵抗値測定用電極を設けるこ
と。或いは、入力手段21を構成する測定手段としての
体重計又は生体電気抵抗値測定用電極を設けること。ま
た、前記生体電気抵抗値測定用電極の代わりに、入力手
段21を構成する測定手段としてのMRI又はCTを設
けてもよい。或いは、第3実施形態において、第1端末
コンピュータ31に入力手段を構成する測定手段を設け
ること。これらのように構成した場合、被験者の身体情
報を容易かつ正確に入力することができる。
情報として、被験者の電子メールアドレス、電話番号、
ホームドクター名、家族歴、既往歴、現病歴等を入力す
るように構成すること。
ピュータ31の第1記録手段46に記録蓄積されている
被験者の各代謝関連指標の推移を示すグラフを作成させ
て出力表示させるように構成すること。或いは、中央解
析コンピュータ32に前記グラフを作成させ、第1端末
コンピュータ31の第1出力手段43に出力表示させる
ように構成してもよい。
ピュータ32に入力手段及び出力手段を設け、中央解析
コンピュータ32を操作する人が中央記憶手段52内に
格納されているアプリケーションソフトプログラムを改
変することができるように構成すること。
によりBMIを算出しないように構成するとともに、デ
ータファイル26に形態学的特徴の評価データ及び代謝
形態学的健康状態の評価データを記憶しないように構成
し、さらに出力手段23にそれらの評価結果を出力しな
いように構成すること。
除脂肪量DFT、体脂肪量FT、体水分量H2O、除脂
肪量と基礎除脂肪量の差ΔDFT、異なる2時点間の除
脂肪量の変化量ΔDFTAB、異なる2時点間の体脂肪
量の変化量ΔFTAB、異なる2時点間の体水分量の変
化量ΔH2OAB、異なる2時点間の脂肪組織からのエ
ネルギー産生量EAB、異なる2時点間の全身又は脂肪
組織における酸素消費量Vo2AB及びBMIから選ば
れる少なくとも1種を算出しないように構成してもよ
い。
価結果及び形態学的特徴の評価結果を出力手段23に出
力させずに、代謝形態学的健康状態の評価結果のみを出
力するように構成すること。さらに、内呼吸指数及びB
MIを出力手段に出力しないように構成してもよい。ま
た、第3実施形態において検索される評価データのうち
1つ又は2つ以上の評価データについて検索しないよう
に構成してもよい。
5を省略するとともに、解析プログラムを予めデータフ
ァイル26に記憶させること。 ・ 第2実施形態において、データファイル26を省略
し、解析プログラムをROM又はRAMに記憶させるこ
と。なおこのとき、読取り装置25を省略してもよい。
記録手段としてのデータファイル26を省略し、制御手
段22に、内呼吸指数、又は内呼吸指数及びBMI、を
算出させて、その演算処理結果を出力手段23に出力さ
せるように構成すること。このとき、読取り装置25を
省略し、解析プログラムを予めROM又はRAMに記憶
させてもよい。さらにこのとき、例えば、表1〜表4に
示されるような代謝状態の評価データ、形態学的特徴の
評価データ及び代謝形態学的健康状態の評価データから
選ばれる少なくとも1種の生体の代謝状態評価データ検
索表を別途作成し、前記演算処理結果から評価結果を被
験者自らが検索するように構成してもよい。
ル26に代謝形態学的健康状態の評価データを記憶しな
いように構成し、出力手段23に代謝状態の評価結果及
び形態学的評価結果のみを出力するように構成するこ
と。
S260、S270、S290及びS300を省略し
て、被験者の身体情報、演算処理結果及び評価結果を記
録手段としてのデータファイル26に保存しないように
構成すること。
46を省略してもよい。 ・ 第3実施形態において、中央記憶手段に種々の評価
データを記憶しないように構成してもよい。
ピュータ31の第1制御手段42を省略し、第1入力手
段41、第1出力手段43及び送受信手段44のみによ
って構成することによって、第1端末コンピュータ31
を、被験者の身体情報を入力するとともに処理結果及び
評価結果を出力するための入出力端末機器とすること。
52又は第1記憶手段45に記憶されているアプリケー
ションソフトプログラムを、フロッピー(登録商標)デ
ィスク、CD―ROM、DVD、I磁気カード、スマー
トカード等のコンピュータ読取り可能な記録媒体に記録
すること。さらに、中央記憶手段52に記憶されている
種々の評価データも同時に前記記録媒体に記録するのが
好ましい。或いは、これらのアプリケーションソフトプ
ログラムを通信回線33を介して異なるコンピュータに
ダウンロードすることができるように構成してもよい。
的思想について以下に記載する。 (1) 生体の代謝状態を解析する装置であって、被験
者の身体情報を入力する入力手段と、前記入力手段で入
力された被験者の身体情報を用いて代謝状態を表す指標
及び肥満を表す指標を算出する制御手段と、前記制御手
段で処理された処理結果を出力する出力手段と、を備え
た生体の代謝状態を解析する装置。
体重及び生体電気抵抗値、又はそれらを用いて算出され
た体密度であり、前記代謝状態を表す指標は、内呼吸指
数又は体内電気導電部位率であり、前記肥満を表す指標
は、ボディ・マス・インデックス又は肥満度であること
を特徴とする前記(1)に記載の生体の代謝状態を解析
する装置。
て、代謝状態を表す指標と、肥満を表す指標と、の組合
せに基づいて決定された代謝形態学的健康状態の評価デ
ータを記憶する記憶手段を備え、前記制御手段を、前記
算出された代謝状態を表す指標と、肥満を表す指標と、
を用いて、前記記憶手段に記憶された代謝形態学的健康
状態の評価データを検索するように構成するとともに、
前記検索された代謝形態学的健康状態の評価結果を前記
出力手段に出力するように構成した前記(1)又は前記
(2)に記載の生体の代謝状態を解析する装置。
る測定手段を備え、被験者の身体情報を測定して前記制
御手段に入力するように構成した請求項1から請求項
5、請求項17から請求項19及び前記(1)から前記
(3)のいずれかに記載の生体の代謝状態を解析する装
置。
を解析する装置を用いて生体の代謝状態を解析する方法
であって、入力手段に被験者の身体情報を入力し、前記
入力手段で入力された被験者の身体情報を用いて、制御
手段により、生体の細胞内好気呼吸の状態を間接的に表
す内呼吸指数を算出し、前記制御手段で処理された処理
結果を出力手段に出力することを特徴とする生体の代謝
状態を解析する方法。
態を解析する装置を用いて生体の代謝状態を解析する方
法であって、入力手段に被験者の身体情報を入力し、前
記入力手段で入力された被験者の身体情報を用いて、制
御手段により代謝状態を表す指標及び肥満を表す指標を
算出し、前記制御手段で処理された処理結果を出力手段
に出力することを特徴とする生体の代謝状態を解析する
方法。
を解析する装置に用いられ、生体の代謝状態を解析する
コンピュータ読取り可能なプログラムを記録した記録媒
体であって、前記プログラムは、被験者の身体情報を入
力手段より入力する手順と、前記入力手段で入力された
被験者の身体情報を用いて、制御手段により、生体の細
胞内好気呼吸の状態を間接的に表す内呼吸指数を算出す
る手順と、前記制御手段で処理された処理結果を出力手
段に出力する手順と、を備えた方法を実行することを特
徴とするコンピュータ読取り可能なプログラムを記録し
た記録媒体。
態を解析する装置に用いられ、生体の代謝状態を解析す
るコンピュータ読取り可能なプログラムを記録した記録
媒体であって、前記プログラムは、被験者の身体情報を
入力手段より入力する手順と、前記入力手段で入力され
た被験者の身体情報を用いて、制御手段により代謝状態
を表す指標及び肥満を表す指標を算出する手順と、前記
制御手段で処理された処理結果を出力手段に出力する手
順と、を備えた方法を実行することを特徴とするコンピ
ュータ読取り可能なプログラムを記録した記録媒体。
段に入力される被験者の身体情報を、被験者の身長、体
重及び生体電気抵抗値とするとともに、前記中央解析コ
ンピュータの制御手段で算出される代謝関連指標を、生
体の細胞内好気呼吸の状態を間接的に表す内呼吸指数、
体内電気導電部位率、除脂肪量、体脂肪量、体水分量、
除脂肪量と基礎除脂肪量の差、異なる2時点間の除脂肪
量の変化量、異なる2時点間の体脂肪量の変化量、異な
る2時点間の体水分量の変化量、異なる2時点間のエネ
ルギー産生量、異なる2時点間の酸素消費量、ボディ・
マス・インデックス及び肥満度から選ばれる少なくとも
1種とすることを特徴とする請求項17から請求項19
のいずれかに記載の生体の代謝状態を解析する装置。
ータに、予め医学的判断によって代謝関連指標に基づい
て決定された代謝状態の評価データを記憶する記憶手段
を備え、前記制御手段を、前記算出された代謝関連指標
を用いて、前記記憶手段に記憶された評価データを検索
するように構成するとともに、前記検索された評価結果
を前記入出力端末機器の出力手段に出力するように構成
した請求項17から請求項19及び前記(9)のいずれ
かに記載の生体の代謝状態を解析する装置。
ば、次のような効果を奏する。請求項1に記載の発明の
生体の代謝状態を解析する装置によれば、生体の代謝状
態を的確かつ簡便に測定することができる。
解析する装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に
加えて、生体の代謝状態を容易に解析することができ
る。請求項3に記載の発明の生体の代謝状態を解析する
装置によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の効
果に加えて、生体の代謝状態を医学的に評価することが
できる。
解析する装置によれば、請求項3に記載の発明の効果に
加えて、体内免疫状態、神経系状態、ストレスに対する
生体反応、及びストレスに対する生体状態から選ばれる
少なくとも1種を医学的に評価することができる。
解析する装置によれば、請求項1から請求項4のいずれ
かに記載の発明の効果に加えて、生体の代謝状態をより
的確に解析評価することができる。
体の代謝状態を解析する方法、請求項13から請求項1
5に記載の生体の代謝状態を解析する装置、並びに請求
項16に記載の生体の代謝状態を解析するコンピュータ
読取り可能なプログラムを記録した記録媒体によれば、
代謝の状態を現す有効な指標である除脂肪量の基礎除脂
肪量との差、除脂肪量の変化量、体脂肪量の変化量、体
水分量の変化量、脂肪組織からのエネルギー産生量およ
び脂肪組織における酸素消費量が的確かつ簡便に求めら
れる。これにより、被験者に多大な負担を強いることな
く、エネルギー代謝の状態を的確かつ簡便に測定するこ
とができる。
を解析する装置によれば、生体の代謝状態を的確かつ簡
便に測定することができる。請求項18に記載の発明の
生体の代謝状態を解析する装置によれば、請求項17に
記載の発明の効果に加えて、生体の代謝状態をより的確
に解析評価することができる。
を解析する装置によれば、請求項5、請求項14及び請
求項18のいずれかに記載の発明の効果に加えて、生体
の代謝状態をさらに的確に解析評価することができる。
析の手順を示すフローチャート。
の原理ブロック図。
置の側面図。
面の任意の2点間の生体電気抵抗を測定した図。
ブロック図。
チャート。
ブロック図。
チャート。
手段、演算手段)、5…記憶部(記憶手段)、6…表示
部(表示手段)、20…生体の代謝状態を解析する装置
としての生体の代謝状態解析装置、21…入力手段、2
2…制御手段、23…出力手段、24…記録媒体、26
…記憶手段及び記録手段としてのデータファイル、30
…生体の代謝状態を解析する装置としての生体の代謝状
態解析装置、31…端末入出力手段としての第1端末コ
ンピュータ、31a,31b…端末入出力手段としての
端末コンピュータ、32…中央解析コンピュータ、33
…通信手段を構成する通信回線、41…入力手段として
の第1入力手段、43…出力手段としての第1出力手
段、44…通信手段を構成する送受信手段、51…制御
手段としての中央解析制御手段、53…通信手段を構成
する送受信手段。
Claims (19)
- 【請求項1】 生体の代謝状態を解析する装置であっ
て、 被験者の身体情報を入力する入力手段と、 前記入力手段で入力された被験者の身体情報を用いて、
生体の細胞内好気呼吸の状態を間接的に表す内呼吸指数
を算出する制御手段と、 前記制御手段で処理された処理結果を出力する出力手段
と、を備えた生体の代謝状態を解析する装置。 - 【請求項2】 前記身体情報は、被験者の身長、体重及
び生体電気抵抗値、又はそれらを用いて算出された体密
度であることを特徴とする請求項1に記載の生体の代謝
状態を解析する装置。 - 【請求項3】 さらに、予め医学的判断によって、内呼
吸指数に基づいて決定された代謝状態の評価データを記
憶する記憶手段を備え、 前記制御手段を、前記算出された内呼吸指数を用いて、
前記記憶手段に記憶された評価データを検索するように
構成するとともに、 前記検索された評価結果を前記出力手段に出力するよう
に構成した請求項1又は請求項2に記載の生体の代謝状
態を解析する装置。 - 【請求項4】 さらに、前記記憶手段に、予め医学的判
断によって、内呼吸指数に基づいて決定された体内免疫
状態の評価データ、神経系状態の評価データ、ストレス
に対する生体反応の評価データ、及びストレスに対する
生体状態の評価データ、から選ばれる少なくとも1種の
評価データを記憶させるとともに、 前記制御手段を、前記算出された内呼吸指数を用いて、
前記記憶手段に記憶された体内免疫状態の評価データ、
神経系状態の評価データ、ストレスに対する生体反応の
評価データ、及びストレスに対する生体状態の評価デー
タ、から選ばれる少なくとも1種の評価データを検索す
るように構成するとともに、 前記検索された評価結果を前記出力手段に出力するよう
に構成した請求項3に記載の生体の代謝状態を解析する
装置。 - 【請求項5】 さらに前記制御手段で処理された処理結
果を記憶する記録手段を備え、前記記録手段に記憶され
た処理結果を前記出力手段に出力するように構成すると
ともに、 前記記録手段に記憶される処理結果は、異なる生理学的
状態下において測定された少なくとも2時点における被
験者の身体情報を処理した処理結果であることを特徴と
する請求項1から請求項4のいずれかに記載の生体の代
謝状態を解析する装置。 - 【請求項6】 生体のエネルギー代謝状態を解析するこ
とにより生体の代謝状態を解析する方法であって、 除脂肪量DFTと基礎除脂肪量aWとの差ΔDFTを、
式 ΔDFT=DFT−aW 但し、係数aは体重に対する基礎除脂肪量の割合を表わ
す除脂肪量係数に基づいて算出することを特徴とする生
体の代謝状態を解析する方法。 - 【請求項7】 生体のエネルギー代謝状態を解析するこ
とにより生体の代謝状態を解析する方法であって、 異なる2時点の初めの時点をA、後の時点をBとし、前
記異なる2時点において測定された2組の除脂肪量DF
TA、DFTBまたは体脂肪量FTA、FTBまたは体
水分量H2OA、H2OBに基づいて、除脂肪量の変化
量ΔDFTAB、体脂肪量の変化量ΔFTAB、体水分
量の変化量ΔH2OABを、式 ΔDFTAB=DFTB−DFTA ΔFTAB=FTA−FTB ΔH2OAB=H2OB−H2OA に基づいて算出することを特徴とする生体の代謝状態を
解析する方法。 - 【請求項8】 前記体脂肪量の変化量に基づいて脂肪組
織からのエネルギー産生量を算出することを特徴とする
請求項7に記載の生体の代謝状態を解析する方法。 - 【請求項9】 前記脂肪組織からのエネルギー産生量E
ABを算出する手順は、式 EAB=(FTA−FTB)×b 但し、係数bは脂肪1gが燃焼された時の脂肪組織から
のエネルギー産生量を表すエネルギー係数で表されるこ
とを特徴とする請求項8に記載の生体の代謝状態を解析
する方法。 - 【請求項10】 前記体脂肪量の変化量に基づいて脂肪
組織における酸素消費量を算出することを特徴とする請
求項7から請求項9のいずれかに記載の生体の代謝状態
を解析する方法。 - 【請求項11】 前記脂肪組織における酸素消費量Vo
2ABを算出する手順は、式 Vo2AB=(FTA−FTB)×c /FTA/TA
B 但し、cは脂肪1gが燃焼された時の酸素消費量を表す
酸素消費量係数、TABは2時点間の時間差で表される
ことを特徴とする請求項10に記載の生体の代謝状態を
解析する方法。 - 【請求項12】 前記除脂肪量、前記体脂肪量、または
前記体水分量は、身長、体重および生体電気抵抗の測定
値に基づいて算出することを特徴とする請求項6から請
求項11のいずれかに記載の生体の代謝状態を解析する
方法。 - 【請求項13】 生体のエネルギー代謝状態を解析する
ことにより生体の代謝状態を解析する装置であって、 体重、除脂肪量、体脂肪量、または体水分量を記憶する
記憶手段と、 前記体重、除脂肪量、体脂肪量、または体水分量に基づ
いて、請求項6に記載の除脂肪量と基礎除脂肪量との
差、請求項7に記載の除脂肪量の変化量、体脂肪量の変
化量及び体水分量の変化量、請求項8又は請求項9に記
載の脂肪組織からのエネルギー産生量、並びに請求項1
0又は請求項11に記載の脂肪組織における酸素消費量
のうち少なくとも一つ以上を算出する演算手段と、 前記除脂肪量の基礎除脂肪量との差、除脂肪量の変化
量、体脂肪量の変化量、体水分量の変化量、脂肪組織か
らのエネルギー産生量および脂肪組織における酸素消費
量のうち少なくとも一つ以上を表示する表示手段とを備
えることを特徴とする生体の代謝状態を解析する装置。 - 【請求項14】 前記除脂肪量の変化量、体脂肪量の変
化量、体水分量の変化量、脂肪組織からのエネルギー産
生量および脂肪組織における酸素消費量のうち少なくと
も一つ以上は、異なる生理学的状態下において測定され
た少なくとも2時点における被験者の体重、除脂肪量、
体脂肪量、または体水分量に基づいて算出されることを
特徴とする請求項13に記載の生体の代謝状態を解析す
る装置。 - 【請求項15】 身長、体重および体表面に密着された
少なくとも1対の電極間の生体電気抵抗の測定値に基づ
いて、前記除脂肪量、前記体脂肪量または前記体水分量
を算出する算出手段を備えることを特徴とする請求項1
3又は請求項14に記載の生体の代謝状態を解析する装
置。 - 【請求項16】 体重、除脂肪量、体脂肪量、または体
水分量を記憶させる手順と、 前記体重、除脂肪量、体脂肪量、または体水分量に基づ
いて、請求項6に記載の除脂肪量と基礎除脂肪量との
差、請求項7に記載の除脂肪量の変化量、体脂肪量の変
化量及び体水分量の変化量、請求項8又は請求項9に記
載の脂肪組織からのエネルギー産生量、並びに請求項1
0又は請求項11に記載の脂肪組織における酸素消費量
のうち少なくとも一つ以上を算出する手順と、 前記除脂肪量の基礎除脂肪量との差、前記除脂肪量の変
化量、前記体脂肪量の変化量、前記体水分量の変化量、
前記脂肪組織からのエネルギー産生量および前記脂肪組
織における酸素消費量のうち少なくとも一つ以上を表示
させる手順とを実行させるためのプログラムを記憶させ
たコンピュータ読み取り可能な記録媒体。 - 【請求項17】 生体の代謝状態を解析する装置であっ
て、 被験者の代謝に関連する身体情報を用いて被験者の代謝
関連指標を算出する制御手段を備えた中央解析コンピュ
ータと、その中央解析コンピュータに通信手段を介して
接続される入出力端末機器とを備え、 前記入出力端末機器は、被験者の身体情報を入力する入
力手段と、前記中央解析コンピュータにより算出処理さ
れた結果を出力する出力手段とを備え、 前記入出力端末機器の入力手段に被験者の身体情報を入
力し、 その入力された被験者の身体情報を、前記通信手段を介
して中央解析コンピュータに送信し、 前記中央解析コンピュータの制御手段に、前記送信され
た被験者の身体情報を用いて代謝関連指標を算出させ、 その算出された代謝関連指標を、前記通信手段により入
出力端末機器に送信して出力手段に出力させるように構
成した生体の代謝状態を解析する装置。 - 【請求項18】 前記代謝関連指標は、異なる生理学的
状態下において測定された少なくとも2時点における被
験者の身体情報に基づいて算出されることを特徴とする
請求項17に記載の生体の代謝状態を解析する装置。 - 【請求項19】 前記異なる生理学的状態下において測
定された少なくとも2時点の組合せは、 夜間絶食起床後空腹時と就寝前までの生活時間帯の中で
少なくとも1回以上の別の時間、 夜間絶食起床後空腹時とぶどう糖経口投与後、 夜間絶食起床後空腹時と運動負荷後、 夜間絶食起床後空腹時と薬物投与後、 食物、有機化合物、自然配合物及び飲物から選ばれる少
なくとも1種を摂取する前後、 家事、散歩、体操、スポーツ等主に肉体的な運動をする
前後、 勉強、事務仕事、知的創作等主に精神的な労働をする前
後、 睡眠の前後、 薬物投与又は服用の前後、 入浴、サウナ、寒冷被曝等被験者の存在する室温、環境
温を変える前後、 身体の局所に温冷刺激を加える前後、 痛覚刺激を加える前後、 接触や摩擦等触覚刺激を加える前後、 指圧やマッサージ等の鈍的圧力刺激を身体表面に加える
前後、 鍼等の鋭的圧力刺激を身体表面に加える前後、 振動刺激を加える前後、 音や音楽等の聴覚刺激を加える前後、 明暗、色彩、画像等の視覚刺激を加える前後、 香りや臭い等の嗅覚刺激を加える前後、 禅、ヨガ、瞑想等睡眠ではない精神的な休息を与える前
後又は気巧や念力等気による刺激を加える前後であるこ
とを特徴とする請求項5、請求項14及び請求項18の
いずれかに記載の生体の代謝状態を解析する装置。
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JP2009539445A (ja) * | 2006-06-07 | 2009-11-19 | ガンブロ・ルンディア・エービー | 急激な症候性血圧低下の予測 |
JP2011239885A (ja) * | 2010-05-17 | 2011-12-01 | Chiba Inst Of Technology | 問診システム |
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2000
- 2000-07-26 JP JP2000225767A patent/JP3848818B2/ja not_active Expired - Fee Related
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