JP2002078585A - リング状装飾品の保持具 - Google Patents
リング状装飾品の保持具Info
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- JP2002078585A JP2002078585A JP2000271172A JP2000271172A JP2002078585A JP 2002078585 A JP2002078585 A JP 2002078585A JP 2000271172 A JP2000271172 A JP 2000271172A JP 2000271172 A JP2000271172 A JP 2000271172A JP 2002078585 A JP2002078585 A JP 2002078585A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 部品点数が大幅に削減され、量産性を高め、
製造コストを大幅に低減できるとともに、使用する材料
も削減できるリング状装飾品の保持具を提供せんとす
る。 【解決手段】 基台凹部20の底部20bから開口部2
0aにわたって延設され、前記開口部20aの近傍にお
いて断面視略U字状に湾曲形成される薄板状の保持腕3
0、30を備え、且つ湾曲形成された前記保持腕30、
30の弾発力により、収納したリング部が挟持される下
司3を、軟質素材を用いて一体成形したことを特徴とす
る。
製造コストを大幅に低減できるとともに、使用する材料
も削減できるリング状装飾品の保持具を提供せんとす
る。 【解決手段】 基台凹部20の底部20bから開口部2
0aにわたって延設され、前記開口部20aの近傍にお
いて断面視略U字状に湾曲形成される薄板状の保持腕3
0、30を備え、且つ湾曲形成された前記保持腕30、
30の弾発力により、収納したリング部が挟持される下
司3を、軟質素材を用いて一体成形したことを特徴とす
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リング状装飾品の
保持具に関する。
保持具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、指輪やイヤリング等のようなリン
グ部を有する装飾品を展示する際の保持具としては、例
えば木製の基台の上面に穿設した凹部に、リング部を保
持する下司を設けたものが一般的である。
グ部を有する装飾品を展示する際の保持具としては、例
えば木製の基台の上面に穿設した凹部に、リング部を保
持する下司を設けたものが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記下司は、スポンジ
等の緩衝材にフエルトやサテン、布等を張設して手作り
され、手で折り畳みつつ前記凹部に装着されていた。こ
のように従来の保持具は、主に手作りされたものであ
り、部品点数も多く、製造コストが嵩み、製造効率の向
上にも限界があった。
等の緩衝材にフエルトやサテン、布等を張設して手作り
され、手で折り畳みつつ前記凹部に装着されていた。こ
のように従来の保持具は、主に手作りされたものであ
り、部品点数も多く、製造コストが嵩み、製造効率の向
上にも限界があった。
【0004】そこで本発明者は、特開平8−21500
6号公報に示すように、第一成型体と第二成型体を開い
た状態で成型され、その両者を前記ヒンジ部を介して折
曲係合するとともに、指輪、イヤリング等のリング部を
保持し得る保持部を形成した下司を先に提案している。
6号公報に示すように、第一成型体と第二成型体を開い
た状態で成型され、その両者を前記ヒンジ部を介して折
曲係合するとともに、指輪、イヤリング等のリング部を
保持し得る保持部を形成した下司を先に提案している。
【0005】しかしながら、このように保持部を備えた
第一成型体及び第二成型体では、構造が複雑となり、成
形に用いる軟質素材も多量に必要となり、コスト低減に
限界が生じていた。
第一成型体及び第二成型体では、構造が複雑となり、成
形に用いる軟質素材も多量に必要となり、コスト低減に
限界が生じていた。
【0006】本発明は係る現況に鑑み為されたものであ
り、部品点数が大幅に削減され、量産性を高め、製造コ
ストを大幅に低減できるとともに、使用する材料も削減
できるリング状装飾品の保持具を提供せんとするもので
ある。
り、部品点数が大幅に削減され、量産性を高め、製造コ
ストを大幅に低減できるとともに、使用する材料も削減
できるリング状装飾品の保持具を提供せんとするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は前述の課題を
解決するにあたり鋭意検討を進めた結果、基台凹部の底
部から開口部にわたって延設される保持腕を備えた下司
を、軟質素材を用いて一体成形することにより、部品点
数が削減され、材料費、製造効率ともに向上することを
見出し、本発明を完成するに至った。
解決するにあたり鋭意検討を進めた結果、基台凹部の底
部から開口部にわたって延設される保持腕を備えた下司
を、軟質素材を用いて一体成形することにより、部品点
数が削減され、材料費、製造効率ともに向上することを
見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち本発明は、装飾品のリング部を収
納する単又は複数の凹部が形成される基台と、前記凹部
の内部に形成され、前記リング部を弾性保持する下司と
より構成されるリング状装飾品の保持具であって、前記
凹部の底部から開口部にわたって延設され、前記開口部
の近傍において断面視略U字状に湾曲形成される薄板状
の保持腕を備え、且つ湾曲形成された前記保持腕の弾発
力により、収納したリング部が挟持される下司を、軟質
素材を用いて一体成形したことを特徴とするリング状装
飾品の保持具を提供する。このような保持具にあって
は、スポンジ等の緩衝材にフエルトやサテン、布等を張
設して手作りしていた従来の下司、並びに、この下司を
手で折り畳みつつ基台の凹部に装着していた従来の保持
具に比べて、部品点数が大幅に削減され、量産性が向上
し、製造コストが大幅に低減される。
納する単又は複数の凹部が形成される基台と、前記凹部
の内部に形成され、前記リング部を弾性保持する下司と
より構成されるリング状装飾品の保持具であって、前記
凹部の底部から開口部にわたって延設され、前記開口部
の近傍において断面視略U字状に湾曲形成される薄板状
の保持腕を備え、且つ湾曲形成された前記保持腕の弾発
力により、収納したリング部が挟持される下司を、軟質
素材を用いて一体成形したことを特徴とするリング状装
飾品の保持具を提供する。このような保持具にあって
は、スポンジ等の緩衝材にフエルトやサテン、布等を張
設して手作りしていた従来の下司、並びに、この下司を
手で折り畳みつつ基台の凹部に装着していた従来の保持
具に比べて、部品点数が大幅に削減され、量産性が向上
し、製造コストが大幅に低減される。
【0009】ここで、前記下司が互いに隣接配置される
一対の保持腕を有し、これら保持腕の間に介装したリン
グ部を、双方の弾発力により挟持してなるものが好まし
い。
一対の保持腕を有し、これら保持腕の間に介装したリン
グ部を、双方の弾発力により挟持してなるものが好まし
い。
【0010】また、同じく軟質素材を用いて、下司及び
基台の全体を一体成形したものでは、下司及び基台を各
々別体で成形する場合に比べ、部品点数がさらに削減さ
れ、下司を基台凹部に組み付ける工程も省略され、より
低コストに製造される。
基台の全体を一体成形したものでは、下司及び基台を各
々別体で成形する場合に比べ、部品点数がさらに削減さ
れ、下司を基台凹部に組み付ける工程も省略され、より
低コストに製造される。
【0011】このように下司及び基台を一体成形したも
のでは、薄板状の保持腕を凹部開口から突出して形成
し、且つその先端部を凹部内壁に係合させることによ
り、前記保持腕を断面視略U字状に湾曲形成してなるも
のが好ましい。
のでは、薄板状の保持腕を凹部開口から突出して形成
し、且つその先端部を凹部内壁に係合させることによ
り、前記保持腕を断面視略U字状に湾曲形成してなるも
のが好ましい。
【0012】更に、保持腕の先端部に爪片を設けるとと
もに、凹部内壁に係止孔を穿設し、前記爪片を係止孔に
係合させることにより、前記保持腕を断面視略U字状に
湾曲形成してなるものが好ましい。
もに、凹部内壁に係止孔を穿設し、前記爪片を係止孔に
係合させることにより、前記保持腕を断面視略U字状に
湾曲形成してなるものが好ましい。
【0013】また、本発明は、下司及び基台を一体成形
した上記保持具以外に、基台とは別に、軟質素材を用い
て一体成形される下司であって、凹部底壁に係合される
板状本体と、該板状本体から互いに対向して立設され、
且つ各々が内方に向かって断面視略U字状に湾曲形成さ
れた一対の保持腕とを有する下司を、前記基台の凹部に
装着してなるものであっても良い。
した上記保持具以外に、基台とは別に、軟質素材を用い
て一体成形される下司であって、凹部底壁に係合される
板状本体と、該板状本体から互いに対向して立設され、
且つ各々が内方に向かって断面視略U字状に湾曲形成さ
れた一対の保持腕とを有する下司を、前記基台の凹部に
装着してなるものであっても良い。
【0014】ここで、各保持腕の基端側が、それぞれ板
状本体の端縁部から外方に拡開する方向に延設されてお
り、当該下司を基台の凹部に装着する際、凹部側壁によ
り各保持腕が内方に押圧されることにより、凹部の内部
で前記保持腕が互いに近接或いは圧接されるものが好ま
しい。
状本体の端縁部から外方に拡開する方向に延設されてお
り、当該下司を基台の凹部に装着する際、凹部側壁によ
り各保持腕が内方に押圧されることにより、凹部の内部
で前記保持腕が互いに近接或いは圧接されるものが好ま
しい。
【0015】また、基台とは別に、軟質素材を用いて一
体成形される下司であって、長尺なシート状の下司本体
の両端部に凹部内壁に係合する係合手段を備えさせ、前
記両端側をそれぞれ同一方向に湾曲させることで、互い
に隣接配置された断面視略U字状の一対の保持腕を形成
するとともに、その両端部をそれぞれ下司本体の略中央
部から下方に突出させ、突出した端部を凹部内壁に係合
させることにより、当該下司を基台凹部に装着してなる
ものであっても良い。
体成形される下司であって、長尺なシート状の下司本体
の両端部に凹部内壁に係合する係合手段を備えさせ、前
記両端側をそれぞれ同一方向に湾曲させることで、互い
に隣接配置された断面視略U字状の一対の保持腕を形成
するとともに、その両端部をそれぞれ下司本体の略中央
部から下方に突出させ、突出した端部を凹部内壁に係合
させることにより、当該下司を基台凹部に装着してなる
ものであっても良い。
【0016】ここで、下司本体の両端部に爪片を有する
係止部材を突設するとともに、下司本体の略中央部に単
又は複数の貫通孔を穿設しておき、両端側をそれぞれ同
一方向に湾曲させ、且つ係止部材をそれぞれ前記貫通孔
に挿通させることにより、互いに隣接配置された一対の
保持腕が断面視略U字状に形成され、貫通孔から下方に
突出した前記係止部材の爪片を凹部内壁に穿設した係止
孔に係合させることにより、当該下司を基台凹部に装着
してなるものが好ましい。
係止部材を突設するとともに、下司本体の略中央部に単
又は複数の貫通孔を穿設しておき、両端側をそれぞれ同
一方向に湾曲させ、且つ係止部材をそれぞれ前記貫通孔
に挿通させることにより、互いに隣接配置された一対の
保持腕が断面視略U字状に形成され、貫通孔から下方に
突出した前記係止部材の爪片を凹部内壁に穿設した係止
孔に係合させることにより、当該下司を基台凹部に装着
してなるものが好ましい。
【0017】特に、共通の貫通孔に挿通され、互いに当
接する各係止部材の当接面に、互いに嵌合する凹部又は
凸部を形成してなるものが装着時の作業性及び安定性の
点で好ましい。
接する各係止部材の当接面に、互いに嵌合する凹部又は
凸部を形成してなるものが装着時の作業性及び安定性の
点で好ましい。
【0018】なお、基台外面に、プライスカードを保持
する保持片を一体成形してなるものが好ましい。
する保持片を一体成形してなるものが好ましい。
【0019】また、一体成形に用いる軟質素材は、安価
で且つ下司に圧着されるリング部の貴金属等を腐食させ
ない点でEVA樹脂であることが好ましい。
で且つ下司に圧着されるリング部の貴金属等を腐食させ
ない点でEVA樹脂であることが好ましい。
【0020】更に、少なくとも保持腕におけるリング部
が当接する面に、粗面が形成されているものが、装飾具
の脱着時の抵抗を少なくする点で好ましい。
が当接する面に、粗面が形成されているものが、装飾具
の脱着時の抵抗を少なくする点で好ましい。
【0021】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態を添付図
面に基づき詳細に説明する。
面に基づき詳細に説明する。
【0022】図1は、本発明における保持具に、リング
状装飾品4として指輪を保持させた使用状態を示してお
り、図1〜図6は本発明の第1実施形態、図7〜12は
第2実施形態、図13〜15は第3実施形態を示し、図
中符号1は保持具、2は基台、3は下司をそれぞれ示し
ている。
状装飾品4として指輪を保持させた使用状態を示してお
り、図1〜図6は本発明の第1実施形態、図7〜12は
第2実施形態、図13〜15は第3実施形態を示し、図
中符号1は保持具、2は基台、3は下司をそれぞれ示し
ている。
【0023】本発明に係るリング状装飾品の保持具1
は、図1に示すように、装飾品4のリング部40を収納
する凹部20が形成された基台2と、前記凹部20の内
部に設けられ、且つ前記リング部40を弾性保持する下
司3とより構成されている。下司3は、図2(b)の断
面図に示すように、前記凹部20の底部20bから開口
部20aの近傍にわたって延設され、且つ前記開口部2
0aの近傍において略U字状に湾曲形成される薄板状の
保持腕30を備えており、湾曲形成された前記保持腕3
0の弾発力により収納した装飾品のリング部を挟持でき
るように構成されている。この下司3は、全体が軟質素
材を用いて一体成形されるため、スポンジ等の緩衝材に
フエルトやサテン、布等を張設して手作りしていた従来
の下司、並びに、この下司を手で折り畳みつつ基台の凹
部に装着していた従来の保持具に比べて、部品点数が大
幅に削減され、量産性を高め、製造コストを大幅に低減
できることを特徴としている。
は、図1に示すように、装飾品4のリング部40を収納
する凹部20が形成された基台2と、前記凹部20の内
部に設けられ、且つ前記リング部40を弾性保持する下
司3とより構成されている。下司3は、図2(b)の断
面図に示すように、前記凹部20の底部20bから開口
部20aの近傍にわたって延設され、且つ前記開口部2
0aの近傍において略U字状に湾曲形成される薄板状の
保持腕30を備えており、湾曲形成された前記保持腕3
0の弾発力により収納した装飾品のリング部を挟持でき
るように構成されている。この下司3は、全体が軟質素
材を用いて一体成形されるため、スポンジ等の緩衝材に
フエルトやサテン、布等を張設して手作りしていた従来
の下司、並びに、この下司を手で折り畳みつつ基台の凹
部に装着していた従来の保持具に比べて、部品点数が大
幅に削減され、量産性を高め、製造コストを大幅に低減
できることを特徴としている。
【0024】尚、本発明の保持具1は、基台2の一箇所
に下司3が設けられた所謂一本差しのみならず、基台2
の上面に下司3が形成される凹部20を二つ又は三つ以
上設け、複数のリング状装飾品を保持できるものも好ま
しく、凹部20並びに下司3の寸法は、保持させるリン
グ状装飾品4の大きさに対応できるように適宜設定され
ている。また、本発明の保持具1は、指輪やイヤリング
等のリング部を有する装飾品4を、主に店舗における陳
列棚などに展示したり、アタッシュケース内に納めてお
き、商談の際に用いられるプレゼンテーション用のツー
ルとしても利用することができる。
に下司3が設けられた所謂一本差しのみならず、基台2
の上面に下司3が形成される凹部20を二つ又は三つ以
上設け、複数のリング状装飾品を保持できるものも好ま
しく、凹部20並びに下司3の寸法は、保持させるリン
グ状装飾品4の大きさに対応できるように適宜設定され
ている。また、本発明の保持具1は、指輪やイヤリング
等のリング部を有する装飾品4を、主に店舗における陳
列棚などに展示したり、アタッシュケース内に納めてお
き、商談の際に用いられるプレゼンテーション用のツー
ルとしても利用することができる。
【0025】また、基台2に、装飾具4を収納した凹部
20を閉塞しうる蓋体を設けておけば、購買者の持ち帰
り用の外ケースとして利用できるとともに、購買者の家
庭内での保持具としても利用することができる。このよ
うな蓋体は、同じく軟質素材を用いて開閉自在に基台と
一体で成形されるものが好ましい。
20を閉塞しうる蓋体を設けておけば、購買者の持ち帰
り用の外ケースとして利用できるとともに、購買者の家
庭内での保持具としても利用することができる。このよ
うな蓋体は、同じく軟質素材を用いて開閉自在に基台と
一体で成形されるものが好ましい。
【0026】先ず、本発明の第1実施形態に係る保持具
1を、図1〜図6に基づいて説明する。
1を、図1〜図6に基づいて説明する。
【0027】本実施形態の保持具1は、上述の下司3及
び基台2からなる全体構造が軟質素材を用いて一体成形
されており、下司3及び基台2を各々別体で成形する場
合に比べ、部品点数が更に削減され、下司3を凹部20
に組み付ける工程も省略され、より低コストに製造され
るものである。
び基台2からなる全体構造が軟質素材を用いて一体成形
されており、下司3及び基台2を各々別体で成形する場
合に比べ、部品点数が更に削減され、下司3を凹部20
に組み付ける工程も省略され、より低コストに製造され
るものである。
【0028】一体成形に用いる軟質素材としては、天然
若しくは合成のゴム又は樹脂から選択される素材を1種
又は2種以上組み合わせて用いることができ、中でもシ
リコンゴム、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、EVA樹
脂を用いることが好ましく、特に、EVA樹脂が、安価
で且つ下司3に圧着されるリング部40の貴金属等を腐
食させない点で好ましい素材である。
若しくは合成のゴム又は樹脂から選択される素材を1種
又は2種以上組み合わせて用いることができ、中でもシ
リコンゴム、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)、EVA樹
脂を用いることが好ましく、特に、EVA樹脂が、安価
で且つ下司3に圧着されるリング部40の貴金属等を腐
食させない点で好ましい素材である。
【0029】基台2を構成している上面21の略中央部
には、内部に前記下司3が一体成形された凹部20が設
けられている。前記凹部20の開口部20aは、横長な
略矩形状に形成されており、その周囲に延びる基台上面
21の四方端縁からは、連続して下方に脚部22が延設
され、基台2の全体が筒形状に構成されている。
には、内部に前記下司3が一体成形された凹部20が設
けられている。前記凹部20の開口部20aは、横長な
略矩形状に形成されており、その周囲に延びる基台上面
21の四方端縁からは、連続して下方に脚部22が延設
され、基台2の全体が筒形状に構成されている。
【0030】また、基台2の前側部位には、プライスカ
ード5を保持する保持片6が同じく軟質素材で脚部22
に一体形成されており、前記凹部20が開口している基
台上面21は、前側に向けて下方に5〜40°、より好
ましくは15〜30°傾斜する角度に設定されている。
このように基台上面21を傾斜させておけば、一般的に
陳列棚の前方斜め上から眺める消費者に対し、視覚的な
印象を強く与え、凹部20に収納した装飾具4を効果的
に演出させることができるのである。
ード5を保持する保持片6が同じく軟質素材で脚部22
に一体形成されており、前記凹部20が開口している基
台上面21は、前側に向けて下方に5〜40°、より好
ましくは15〜30°傾斜する角度に設定されている。
このように基台上面21を傾斜させておけば、一般的に
陳列棚の前方斜め上から眺める消費者に対し、視覚的な
印象を強く与え、凹部20に収納した装飾具4を効果的
に演出させることができるのである。
【0031】尚、前記保持片6は、本例では脚部22の
下端部に沿って設けられているが、その他脚部22の途
中部或いは上部に設けることや、基台上面21に設ける
こともでき、プライスカードを保持し得るものであれ
ば、その構造も様々なものが採用できる。また、このよ
うな保持片6を設けることなく、プライスカードの表示
面の端縁に折曲形成された折曲片を、凹部20の側壁2
4と下司3を構成している後述の保持腕30との間に係
止させることで、当該プライスカードを基台上面21に
保持してなるものも好ましい実施例である。
下端部に沿って設けられているが、その他脚部22の途
中部或いは上部に設けることや、基台上面21に設ける
こともでき、プライスカードを保持し得るものであれ
ば、その構造も様々なものが採用できる。また、このよ
うな保持片6を設けることなく、プライスカードの表示
面の端縁に折曲形成された折曲片を、凹部20の側壁2
4と下司3を構成している後述の保持腕30との間に係
止させることで、当該プライスカードを基台上面21に
保持してなるものも好ましい実施例である。
【0032】基台2の形状に関しては、図4及び図5に
も示すように、平面視略四角形の角錐台形状に構成され
ているが、その他、平面視で円形状や楕円形状、三角形
状、多角形状等の単純形状や、直線や曲線からなる複合
形状、例えばハート形状や貝殻をイメージした形状など
に適宜構成することもでき、基台2の高さや脚部22の
形状等も当然のことながら任意に設定できる。これら基
台の外形は、保持させる装飾品の種類や数等に応じて適
宜設定すれば良い。
も示すように、平面視略四角形の角錐台形状に構成され
ているが、その他、平面視で円形状や楕円形状、三角形
状、多角形状等の単純形状や、直線や曲線からなる複合
形状、例えばハート形状や貝殻をイメージした形状など
に適宜構成することもでき、基台2の高さや脚部22の
形状等も当然のことながら任意に設定できる。これら基
台の外形は、保持させる装飾品の種類や数等に応じて適
宜設定すれば良い。
【0033】凹部20の内部に基台2と一体で成形され
る下司3は、凹部20の底部20bから互いに隣接して
上方に延びる一対の薄板状の保持腕30、30で構成さ
れており、各保持腕30は、図2(a)及び図3に示す
ように、凹部20の開口部20aから突出して成形さ
れ、これを外方に屈曲させつつその先端部30aを凹部
内壁2cに係合させることにより、図2(b)に示すよ
うに、開口部20aの近傍において断面視略U字状に湾
曲形成された構造を有している。
る下司3は、凹部20の底部20bから互いに隣接して
上方に延びる一対の薄板状の保持腕30、30で構成さ
れており、各保持腕30は、図2(a)及び図3に示す
ように、凹部20の開口部20aから突出して成形さ
れ、これを外方に屈曲させつつその先端部30aを凹部
内壁2cに係合させることにより、図2(b)に示すよ
うに、開口部20aの近傍において断面視略U字状に湾
曲形成された構造を有している。
【0034】より詳しくは、各保持腕30の先端部30
aに爪片31が形成されるとともに、凹部底壁23に前
記先端部30aが挿通される係止孔25が穿設され、前
記爪片31を係止孔25の貫通した開口端縁25aに係
合させることにより、保持腕30が上記湾曲した状態に
保持されている。
aに爪片31が形成されるとともに、凹部底壁23に前
記先端部30aが挿通される係止孔25が穿設され、前
記爪片31を係止孔25の貫通した開口端縁25aに係
合させることにより、保持腕30が上記湾曲した状態に
保持されている。
【0035】尚、本例の下司3は、湾曲形成された一対
の保持腕30、30の間に装飾品のリング部が介装さ
れ、これにより撓み曲げられた双方の保持腕30に生じ
る弾発力により、当該リング部を挟持し、これを弾性保
持する構造であるが、このような保持腕は1つ、或いは
3つ以上設けることもでき、保持腕30と凹部側壁24
との間にリング部を介装させることにより、これを保持
腕30の弾発力に基づき弾性保持することも可能であ
る。これら下司3を構成している保持腕30の少なくと
もリング部が当接する面には、装飾具の脱着時の抵抗を
少なくするため、粗面が形成されていることが好まし
い。
の保持腕30、30の間に装飾品のリング部が介装さ
れ、これにより撓み曲げられた双方の保持腕30に生じ
る弾発力により、当該リング部を挟持し、これを弾性保
持する構造であるが、このような保持腕は1つ、或いは
3つ以上設けることもでき、保持腕30と凹部側壁24
との間にリング部を介装させることにより、これを保持
腕30の弾発力に基づき弾性保持することも可能であ
る。これら下司3を構成している保持腕30の少なくと
もリング部が当接する面には、装飾具の脱着時の抵抗を
少なくするため、粗面が形成されていることが好まし
い。
【0036】また、図示した保持具1では、各保持腕の
先端部30aを挿通し、且つその開口端部25aに爪片
31を係止する係止孔25が、凹部底壁23における側
壁24との接合部付近に各々当該底壁23を貫通して穿
設されており、各保持腕30を外方に屈曲させ、その先
端部の爪片31を対応する係止孔25にそれぞれ係合さ
せることにより下司3が構成されているが、本発明はこ
のような構造に限らず、例えば図6に示すように、各保
持腕30の延出基端部32よりも内側、即ち凹部底壁2
3の略中央部若しくはその近傍に、爪片31、31が共
に係合される係止孔、或いは各爪片31に対応する一対
の係止孔25、25をそれぞれ穿設しておき、図中矢印
で示す如く、各保持腕30を内方に屈曲させつつ、その
先端部の爪片31を対応する係止孔25に係合させてな
るものも好ましい実施例である。その他、凹部側壁24
に保持腕の爪片が係止される係止孔を穿設しておくこと
も好ましい例である。
先端部30aを挿通し、且つその開口端部25aに爪片
31を係止する係止孔25が、凹部底壁23における側
壁24との接合部付近に各々当該底壁23を貫通して穿
設されており、各保持腕30を外方に屈曲させ、その先
端部の爪片31を対応する係止孔25にそれぞれ係合さ
せることにより下司3が構成されているが、本発明はこ
のような構造に限らず、例えば図6に示すように、各保
持腕30の延出基端部32よりも内側、即ち凹部底壁2
3の略中央部若しくはその近傍に、爪片31、31が共
に係合される係止孔、或いは各爪片31に対応する一対
の係止孔25、25をそれぞれ穿設しておき、図中矢印
で示す如く、各保持腕30を内方に屈曲させつつ、その
先端部の爪片31を対応する係止孔25に係合させてな
るものも好ましい実施例である。その他、凹部側壁24
に保持腕の爪片が係止される係止孔を穿設しておくこと
も好ましい例である。
【0037】次に、図7〜12に基づいて本発明の第2
実施形態を説明する。
実施形態を説明する。
【0038】上記第1実施形態における保持具1が、下
司3及び基台2の全体を一体成形したものであるのに対
し、本実施形態におけるリング状装飾品の保持具1A
は、同様に保持腕33、33の弾発力により装飾品のリ
ング部を挾持する下司3Aを、基台2Aとは別に軟質素
材を用いて一体成形し、これを基台2Aの凹部に装着し
て構成されるものであり、下司3Aは、凹部底壁23に
係合される板状本体34と、該板状本体34から互いに
対向して立設され、且つ各々が内方に向かって断面視略
U字状に湾曲形成された一対の保持腕33、33とを備
えている。
司3及び基台2の全体を一体成形したものであるのに対
し、本実施形態におけるリング状装飾品の保持具1A
は、同様に保持腕33、33の弾発力により装飾品のリ
ング部を挾持する下司3Aを、基台2Aとは別に軟質素
材を用いて一体成形し、これを基台2Aの凹部に装着し
て構成されるものであり、下司3Aは、凹部底壁23に
係合される板状本体34と、該板状本体34から互いに
対向して立設され、且つ各々が内方に向かって断面視略
U字状に湾曲形成された一対の保持腕33、33とを備
えている。
【0039】板状本体34に立設される各保持腕33の
基端側33bは、図9(a)に示すように、それぞれ板
状本体34の端縁部34bから外方に拡開する方向に延
設されており、当該下司3Aを基台2Aの凹部20に装
着した状態においては、前記各保持腕33が凹部側壁2
4により内方に押圧され、図7に示すように、凹部20
の内部で各保持腕33が互いに近接或いは圧接されてい
る。そして、これら保持腕33、33の間に装飾具のリ
ング部を介装させることにより、外方に撓み曲げられた
双方の保持腕33、33の弾発力により前記リング部が
挾持され、安定に弾性保持されるのである。
基端側33bは、図9(a)に示すように、それぞれ板
状本体34の端縁部34bから外方に拡開する方向に延
設されており、当該下司3Aを基台2Aの凹部20に装
着した状態においては、前記各保持腕33が凹部側壁2
4により内方に押圧され、図7に示すように、凹部20
の内部で各保持腕33が互いに近接或いは圧接されてい
る。そして、これら保持腕33、33の間に装飾具のリ
ング部を介装させることにより、外方に撓み曲げられた
双方の保持腕33、33の弾発力により前記リング部が
挾持され、安定に弾性保持されるのである。
【0040】板状本体34には、凹部底壁23に係合す
る係合手段として、該板状本体34の下面略中央部に突
出する係合突起35が設けられ、これを凹部底壁23に
穿設した係止孔26に係止させることで互いに一体化さ
れている。
る係合手段として、該板状本体34の下面略中央部に突
出する係合突起35が設けられ、これを凹部底壁23に
穿設した係止孔26に係止させることで互いに一体化さ
れている。
【0041】より具体的には、凹部底壁23の前記係合
突起35に対応する位置に、下方に沿って内径が次第に
縮径してなるテーパー状の係止孔26を貫穿し、先端に
略球形の膨出部36が形成された係合突起35を前記係
止孔26に挿通することで、下方に突出した前記膨出部
36が該膨出部より径の小さい当該開口端縁26aに係
止されることで一体化される。
突起35に対応する位置に、下方に沿って内径が次第に
縮径してなるテーパー状の係止孔26を貫穿し、先端に
略球形の膨出部36が形成された係合突起35を前記係
止孔26に挿通することで、下方に突出した前記膨出部
36が該膨出部より径の小さい当該開口端縁26aに係
止されることで一体化される。
【0042】尚、下司3Aの他の例としては、図10に
示すように、同じく板状本体34の略中央部から互いに
対向して立設され、且つ各々が外方に向かって断面視略
U字状に湾曲形成された一対の保持腕33、33とを備
えているものも好ましく、このような下司3Aを基台凹
部に装着した状態においては、同様にして前記各保持腕
33が凹部側壁により内方に押圧され、凹部の内部で各
保持腕33が互いに近接或いは圧接されるのである。
示すように、同じく板状本体34の略中央部から互いに
対向して立設され、且つ各々が外方に向かって断面視略
U字状に湾曲形成された一対の保持腕33、33とを備
えているものも好ましく、このような下司3Aを基台凹
部に装着した状態においては、同様にして前記各保持腕
33が凹部側壁により内方に押圧され、凹部の内部で各
保持腕33が互いに近接或いは圧接されるのである。
【0043】下司3Aは、保持腕33、33間に保持さ
れるリング部の径方向に沿って長く構成されているが、
当該長手方向に沿った寸法は、装着する基台2Aの凹部
開口寸法よりも大きく設定されており、当該凹部20に
装着した状態においては、図8の断面図に示すように、
長手方向両端に位置する上端部3a、3aが、凹部開口
部20aにおける内面側の端縁部27に当接することに
より、下司3Aの全体が凹部20の内部に係着され、保
持腕33、33間に保持されている装飾具を外す際に下
司3Aが凹部20から容易に抜け出ないように構成され
ている。
れるリング部の径方向に沿って長く構成されているが、
当該長手方向に沿った寸法は、装着する基台2Aの凹部
開口寸法よりも大きく設定されており、当該凹部20に
装着した状態においては、図8の断面図に示すように、
長手方向両端に位置する上端部3a、3aが、凹部開口
部20aにおける内面側の端縁部27に当接することに
より、下司3Aの全体が凹部20の内部に係着され、保
持腕33、33間に保持されている装飾具を外す際に下
司3Aが凹部20から容易に抜け出ないように構成され
ている。
【0044】下司3Aの成形に用いられる軟質素材は、
上述の第1実施形態と同様、天然若しくは合成のゴム又
は樹脂から選択される素材を1種又は2種以上組み合わ
せて用いることができ、中でもシリコンゴム、ポリ塩化
ビニル樹脂(PVC)、EVA樹脂を用いることが好ま
しく、特に、EVA樹脂が好ましい素材である。また、
これら下司3Aを構成している保持腕33の少なくとも
リング部が当接する面には、装飾具の脱着時の抵抗を少
なくするため、粗面が形成されていることが好ましい。
上述の第1実施形態と同様、天然若しくは合成のゴム又
は樹脂から選択される素材を1種又は2種以上組み合わ
せて用いることができ、中でもシリコンゴム、ポリ塩化
ビニル樹脂(PVC)、EVA樹脂を用いることが好ま
しく、特に、EVA樹脂が好ましい素材である。また、
これら下司3Aを構成している保持腕33の少なくとも
リング部が当接する面には、装飾具の脱着時の抵抗を少
なくするため、粗面が形成されていることが好ましい。
【0045】基台2Aは、上記下司3Aとは別に形成さ
れ、同じく軟質素材を用いて一体成形することが好まし
いが、その他、硬質の樹脂材料や、紙材や木材、金属材
料等を用いて構成したものであっても良い。
れ、同じく軟質素材を用いて一体成形することが好まし
いが、その他、硬質の樹脂材料や、紙材や木材、金属材
料等を用いて構成したものであっても良い。
【0046】その他の構造は、基本的には第1実施形態
と同じであるので、同一構成には同一符号を付してその
説明を省略する。
と同じであるので、同一構成には同一符号を付してその
説明を省略する。
【0047】次に、図13〜15に基づいて本発明の第
3実施形態を説明する。
3実施形態を説明する。
【0048】本実施形態におけるリング状装飾品の保持
具1Bは、上記第2実施形態と同様に、基台2Aとは別
に軟質素材を用いて一体成形した下司を、基台2Aの凹
部20に装着してなるものであり、第2実施形態におけ
る下司3Aの代わりに、図14(a)〜(c)に示すよ
うに、長尺なシート状の下司本体37の両端部37a、
37aに、凹部内壁2cに係合する係合手段38、38
を備えた下司3Bを一体成形し、当該下司3Bの両端側
をそれぞれ同一方向に湾曲させることで、図13に示す
ように、互いに隣接配置された断面視略U字状の一対の
保持腕70、70を形成するとともに、その両端部37
a、37aをそれぞれ下司本体37の略中央部37bか
ら下方に突出させ、突出した端部37a、37aを凹部
内壁2cに係合させることで、基台凹部20に装着した
ものである。
具1Bは、上記第2実施形態と同様に、基台2Aとは別
に軟質素材を用いて一体成形した下司を、基台2Aの凹
部20に装着してなるものであり、第2実施形態におけ
る下司3Aの代わりに、図14(a)〜(c)に示すよ
うに、長尺なシート状の下司本体37の両端部37a、
37aに、凹部内壁2cに係合する係合手段38、38
を備えた下司3Bを一体成形し、当該下司3Bの両端側
をそれぞれ同一方向に湾曲させることで、図13に示す
ように、互いに隣接配置された断面視略U字状の一対の
保持腕70、70を形成するとともに、その両端部37
a、37aをそれぞれ下司本体37の略中央部37bか
ら下方に突出させ、突出した端部37a、37aを凹部
内壁2cに係合させることで、基台凹部20に装着した
ものである。
【0049】より詳しくは、前記係合手段38として下
司本体の両端部37a、37aに半円錐形の爪片39を
備えた係止部材71、71が突設されるとともに、下司
本体37の略中央部37bには貫通孔72が穿設され、
下司本体37を同一方向に湾曲させることにより、その
両端部37a、37aの係止部材71、71をそれぞれ
前記貫通孔72に挿通し、これを当該貫通孔72の開口
端部に係止させておくことで、図15に示すように、互
いに隣接した一対の保持腕70、70を各々断面視略U
字状に湾曲した状態に仮保持してなる下司3Bが構成さ
れている。そして、前記貫通孔72から下方に突出して
いる前記係止部材71、71の爪片39、39を、基台
2Aの凹部内壁2cに穿設した係止孔26に係合させる
ことにより、当該下司3Bが基台凹部20に装着され
る。
司本体の両端部37a、37aに半円錐形の爪片39を
備えた係止部材71、71が突設されるとともに、下司
本体37の略中央部37bには貫通孔72が穿設され、
下司本体37を同一方向に湾曲させることにより、その
両端部37a、37aの係止部材71、71をそれぞれ
前記貫通孔72に挿通し、これを当該貫通孔72の開口
端部に係止させておくことで、図15に示すように、互
いに隣接した一対の保持腕70、70を各々断面視略U
字状に湾曲した状態に仮保持してなる下司3Bが構成さ
れている。そして、前記貫通孔72から下方に突出して
いる前記係止部材71、71の爪片39、39を、基台
2Aの凹部内壁2cに穿設した係止孔26に係合させる
ことにより、当該下司3Bが基台凹部20に装着され
る。
【0050】共通の貫通孔72に挿通され、互いに当接
する各係止部材71、71の当接面には、互いに嵌合す
る凸部71a及び凹部71bが設けられており、円錐形
に合体された爪片39、39が凹部底壁23の係止孔2
6に係合される。
する各係止部材71、71の当接面には、互いに嵌合す
る凸部71a及び凹部71bが設けられており、円錐形
に合体された爪片39、39が凹部底壁23の係止孔2
6に係合される。
【0051】尚、下司本体37に複数の貫通孔を設けて
おき、各係止部材71が対応する個別の貫通孔にそれぞ
れ挿通されるものであってもよい。
おき、各係止部材71が対応する個別の貫通孔にそれぞ
れ挿通されるものであってもよい。
【0052】
【発明の効果】本発明の保持具によれば、基台凹部の底
部から開口部にわたって延設され、前記開口部の近傍に
おいて断面視略U字状に湾曲形成される薄板状の保持腕
を備え、且つ湾曲形成された前記保持腕の弾発力によ
り、収納したリング部が挟持される下司を、軟質素材を
用いて一体成形したので、部品点数が大幅に削減され、
量産性を高め、製造コストを大幅に低減できるととも
に、素材の使用量も削減できる。
部から開口部にわたって延設され、前記開口部の近傍に
おいて断面視略U字状に湾曲形成される薄板状の保持腕
を備え、且つ湾曲形成された前記保持腕の弾発力によ
り、収納したリング部が挟持される下司を、軟質素材を
用いて一体成形したので、部品点数が大幅に削減され、
量産性を高め、製造コストを大幅に低減できるととも
に、素材の使用量も削減できる。
【図1】本発明の保持具に、リング状装飾品としての指
輪、及びプライスカードを保持させた使用状態を示す説
明図。
輪、及びプライスカードを保持させた使用状態を示す説
明図。
【図2】本発明の第1実施形態におけるリング状装飾品
の保持具を示し、(a)は、基台凹部から互いに隣接し
て上方に延びる一対の保持腕を成形した状態を示す縦断
面図、(b)は、開口部の近傍において各保持腕が断面
視略U字状に湾曲形成された状態を示す縦断面図。
の保持具を示し、(a)は、基台凹部から互いに隣接し
て上方に延びる一対の保持腕を成形した状態を示す縦断
面図、(b)は、開口部の近傍において各保持腕が断面
視略U字状に湾曲形成された状態を示す縦断面図。
【図3】同じく上方に延びる保持腕を成形した状態の保
持具を示す横断面図。
持具を示す横断面図。
【図4】同じく保持腕が湾曲形成された状態の保持具を
示す平面図。
示す平面図。
【図5】同じく保持具の正面図。
【図6】同じく保持具の変形例を示す縦断面図。
【図7】本発明の第2実施形態におけるリング状装飾品
の保持具を示す縦断面図。
の保持具を示す縦断面図。
【図8】同じく保持具の横断面図。
【図9】同じく保持具に用いる下司を示し、(a)は側
面図、(b)は正面図。
面図、(b)は正面図。
【図10】下司の変形例を示す側面図。
【図11】同じく保持具の平面図。
【図12】同じく保持具の正面図。
【図13】本発明の第3実施形態におけるリング状装飾
品の保持具を示す縦断面図。
品の保持具を示す縦断面図。
【図14】同じく保持具に用いるシート状の下司を示
し、(a)は平面図、(b)は縦断面図、(c)は側面
図。
し、(a)は平面図、(b)は縦断面図、(c)は側面
図。
【図15】互いに隣接した一対の保持腕を各々断面視略
U字状に湾曲した状態に仮保持してなる下司を示す説明
図。
U字状に湾曲した状態に仮保持してなる下司を示す説明
図。
1、1A、1B 保持具 2、2A 基台 2c 内壁 3、3A、3B 下司 3a 上端部 4 装飾品 5 プライスカード 6 保持片 20 凹部 20a 開口部 20b 底部 22 脚部 23 底壁 24 側壁 25 係止孔 25a 開口端縁 26 係止孔 26a 開口端縁 27 端縁部 30 保持腕 30a 先端部 31 爪片 32 基端部 33 保持腕 33b 基端側 34 板状本体 34b 端縁部 35 係合突起 36 膨出部 37 本体 37a 端部 37b 中央部 38 係合手段 39 爪片 70 保持腕 71 係止部材 72 貫通孔
Claims (13)
- 【請求項1】 装飾品のリング部を収納する単又は複数
の凹部が形成される基台と、前記凹部の内部に形成さ
れ、前記リング部を弾性保持する下司とより構成される
リング状装飾品の保持具であって、前記凹部の底部から
開口部にわたって延設され、前記開口部の近傍において
断面視略U字状に湾曲形成される薄板状の保持腕を備
え、且つ湾曲形成された前記保持腕の弾発力により、収
納したリング部が挟持される下司を、軟質素材を用いて
一体成形したことを特徴とするリング状装飾品の保持
具。 - 【請求項2】 前記下司が、互いに隣接配置される一対
の保持腕を有し、これら保持腕の間に介装したリング部
を、双方の弾発力により挟持してなる請求項1記載のリ
ング状装飾品の保持具。 - 【請求項3】 同じく軟質素材を用いて、下司及び基台
の全体を一体成形した請求項1又は2記載のリング状装
飾品の保持具。 - 【請求項4】 薄板状の保持腕を凹部の開口部から突出
して形成し、且つその先端部を凹部内壁に係合させるこ
とにより、前記保持腕を断面視略U字状に湾曲形成して
なる請求項3記載のリング状装飾品の保持具。 - 【請求項5】 保持腕の先端部に爪片を設けるととも
に、凹部内壁に係止孔を穿設し、前記爪片を係止孔に係
合させることにより、前記保持腕を断面視略U字状に湾
曲形成してなる請求項4記載のリング状装飾品の保持
具。 - 【請求項6】 基台とは別に、軟質素材を用いて一体成
形される下司であって、凹部内壁に係合する係合手段を
備えた板状本体と、該板状本体から互いに対向して立設
され、且つ各々が内方に向かって断面視略U字状に湾曲
形成された一対の保持腕とを有する下司を、前記基台の
凹部に装着してなる請求項1又は2記載のリング状装飾
品の保持具。 - 【請求項7】 各保持腕の基端側が、それぞれ板状本体
の端縁部から外方に拡開する方向に延設され、当該下司
を基台の凹部に装着する際、凹部側壁により各保持腕が
内方に押圧されることにより、凹部の内部で前記保持腕
が互いに近接或いは圧接される請求項6記載のリング状
装飾品の保持具。 - 【請求項8】 基台とは別に、軟質素材を用いて一体成
形される下司であって、長尺なシート状の下司本体の両
端部に凹部内壁に係合する係合手段を備えさせ、両端側
をそれぞれ同一方向に湾曲させることで、互いに隣接配
置された断面視略U字状の一対の保持腕を形成するとと
もに、その両端部をそれぞれ下司本体の略中央部から下
方に突出させ、突出した端部を凹部内壁に係合させるこ
とにより、当該下司を基台凹部に装着してなる請求項1
又は2記載のリング状装飾品の保持具。 - 【請求項9】 下司本体の両端部に爪片を有する係止部
材を突設するとともに、下司本体の略中央部に単又は複
数の貫通孔を穿設しておき、両端側をそれぞれ同一方向
に湾曲させ、且つ係止部材をそれぞれ前記貫通孔に挿通
させることにより、互いに隣接配置された一対の保持腕
が断面視略U字状に形成され、貫通孔から下方に突出し
た前記係止部材の爪片を凹部内壁に穿設した係止孔に係
合させることにより、当該下司を基台凹部に装着してな
る請求項8記載のリング状装飾品の保持具。 - 【請求項10】 共通の貫通孔に挿通され、互いに当接
する各係止部材の当接面に、互いに嵌合する凹部又は凸
部を形成してなる請求項9記載のリング状装飾品の保持
具。 - 【請求項11】 基台外面に、プライスカードを保持す
る保持片を一体成形してなる請求項1〜10の何れか1
項に記載のリング状装飾品の保持具。 - 【請求項12】 一体成形に用いる軟質素材がEVA樹
脂である請求項1〜11の何れか1項に記載のリング状
装飾品の保持具。 - 【請求項13】 少なくとも保持腕におけるリング部が
当接する面に、粗面が形成されている請求項1〜12の
何れか1項に記載のリング状装飾品の保持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000271172A JP2002078585A (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | リング状装飾品の保持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000271172A JP2002078585A (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | リング状装飾品の保持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002078585A true JP2002078585A (ja) | 2002-03-19 |
Family
ID=18757494
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000271172A Pending JP2002078585A (ja) | 2000-09-07 | 2000-09-07 | リング状装飾品の保持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002078585A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020010848A (ja) * | 2018-07-18 | 2020-01-23 | 株式会社三協 | 商品陳列スタンド |
-
2000
- 2000-09-07 JP JP2000271172A patent/JP2002078585A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020010848A (ja) * | 2018-07-18 | 2020-01-23 | 株式会社三協 | 商品陳列スタンド |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040323 |