JP2002078327A - 昇圧変換回路での逆回復電流制限回路 - Google Patents

昇圧変換回路での逆回復電流制限回路

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JP2002078327A
JP2002078327A JP2001131150A JP2001131150A JP2002078327A JP 2002078327 A JP2002078327 A JP 2002078327A JP 2001131150 A JP2001131150 A JP 2001131150A JP 2001131150 A JP2001131150 A JP 2001131150A JP 2002078327 A JP2002078327 A JP 2002078327A
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Chogen Ren
廉長▲げん▼
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Samsung Electro Mechanics Co Ltd
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Samsung Electro Mechanics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】設計が容易で既存の方式に比べて低単価の部品
のみを利用することによって製品の価格及び適用回路に
対して設計変化の要因を減らす。 【解決手段】入力されるパルス駆動信号によって印加さ
れてオン/オフ動作し、オン動作時に入力される駆動電
源を接地側に導通させ、オフ動作時に入力される駆動電
源を、出力端を介して後端のロード側に導通させるスイ
ッチング手段と、逆回復電流を制限するマグアンプと、
前記マグアンプに連結して導電方向を単方向に維持する
主ダイオードと、出力される電圧を定電圧にするコンデ
ンサと、前記マグアンプによって制限される逆回復電流
の超過分を前記コンデンサに導いて充電させる補助ダイ
オードとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電力変換回路にお
ける逆回復電流を制限する回路に関するもので、特に、
逆回復電流を制限するためのマグアンプと昇圧変換回路
を利用して、従来の技術で使われる主ダイオードに比べ
て低価格のダイオードを利用して、スイッチの過電圧を
制限することで生産単価の節減を図るための昇圧変換回
路での逆回復電流制限回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、最近、電力回路にPFC(Po
wer Factor Correction)機能を要求する傾向がますま
す高まっており、DCリンク電圧を一定に制御できる最
も一般的なPFC回路には、図1に示されているブース
ト変換器(Boost Converter)が適用されている。
【0003】上述したブースト変換器の制御方式として
は、DCM(Discontinuous Conduction Mode)とCC
M(Continuous Conduction Mode)がある。このとき、
高い出力電力が要求される場合には、DCM方式に比べ
て比較的スイッチ導通電流の最高値が少ないCCM(図
1における参照番号IL)で制御することが有利であ
る。
【0004】また、ブースト変換器の特徴は、名前から
わかるように、入力電圧より出力電圧が高いように設計
され、図1の回路で示されたように、CCMの場合、入
力電圧と出力電圧の関係は、Vout=Ts/Toff
になる。
【0005】従って、動作原理は、図2でのTon区間
でスイッチが導通するようになり、このとき、入力側に
シリーズ(Series)で連結されているインダクタを介し
て電流ILが増加するようになる。Toff区間ではイ
ンバータを介して流れた電流が入力に比べて高い出力電
圧を防ぐために、出力側とシリーズで連結されたダイオ
ードDを介して出力DCリンクキャパシティCを充電す
るようになる。
【0006】しかし、スイッチが導通される瞬間、ダイ
オードには出力電圧に起因する逆電圧が印加されるよう
になって一般的にダイオードの特性上、逆回復電流(Re
verse Recovery Current)(図1においてIDとして表
示)が流れるようになる。この電流は、再びスイッチを
介して流れるようになり、図1のIQに示したように、
導通の瞬間に高い電流が流れるようになる。
【0007】この電流は、スイッチ導通の瞬間のスイッ
チング損失を上昇させることで全体回路の損失を加重さ
せるだけでなく、スイッチの温度上昇の主要原因として
作用し、ひいてはスイッチの破壊がもたらされ得るとい
う問題が発生する。
【0008】上述した問題点を解消するために提案され
た従来技術を図3乃至図5を参照して簡略的に説明する
と、図3に示されている従来の技術は、逆回復電流を制
限するために出力側のダイオードにシリーズでインダク
タを連結する場合、入力側に連結したインダクタとスイ
ッチが短絡されるとき、シリーズで連結されることによ
って発生する電流スパイク(Current Spike)を制限す
るための電流緩衝器(Current snubber)と電圧スパイ
ク(Voltage Spike)を制限するための電圧緩衝器(Vol
tage snubber)が必要になるという問題が発生する。
【0009】また、図4に図示されている従来の技術で
は、補助スイッチを利用して主スイッチの過電流及び過
電圧制限回路で部品数の増加(補助スイッチ制御回路の
複雑化)及び価格上昇の要因を招く。
【0010】また、図5に図示されている従来の技術
は、前述した従来技術に比べ、比較的簡単な方式である
が、補助に利用されているダイオードの逆回復時間(Re
verseRecovery Time)の速いダイオードを利用しなけれ
ばならないため、価格上昇の要因になり得る、という問
題が発生する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】最近、PFC回路がま
すます電力変換回路に必要とされる趨勢にあって、その
中のブースト変換器が一般的な回路であることを考慮す
ると、この回路の改善が必要であるが、従来の制御方式
において、出力側のダイオードに起因して発生する逆回
復電流を制限するために主スイッチの他に補助スイッチ
を利用したり、複雑な過電流及び過電圧緩衝器回路を適
用してきた。
【0012】しかし、このような方式は制御回路が複雑
になるに従い、価格を上昇させたり、制御するための常
数値を定めることが難しくなる、といった短所がある。
本発明は、上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、その目的は、電力変換回路での逆回復電流を
制限する回路に関するもので、特に、逆回復電流を制限
するためのマグアンプと昇圧変換回路を利用して、従来
技術で使われる主ダイオードに比べて低価格のダイオー
ドを利用してスイッチの過電圧を制限することによっ
て、生産単価の節減をもたらす昇圧変換回路での逆回復
電流制限回路を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、入力されるパルス駆動信号によって印加
されてオン/オフ動作し、オン動作時に入力される駆動
電源を接地側に導通させ、オフ動作時に入力される駆動
電源を、出力端を介して後端のロード側に導通させるス
イッチング手段と、前記スイッチング手段の出力端に一
端が連結されて駆動電源が入力される場合、これを他端
に出力して逆回復電流を制限するマグアンプと、前記マ
グアンプの他端に連結されているアノード端子に入力さ
れる電圧をカソード端子に出力して導電方向を単方向に
維持する主ダイオードと、前記主ダイオードのカソード
端子と接地端との間に連結されており前記主ダイオード
のカソード端子で出力される電圧によって充電されて前
記主ダイオードのカソード端子で出力される電圧を定電
圧にするコンデンサと、前記スイッチング手段の出力端
にアノード端子が連結されてカソード端子は前記主ダイ
オードのカソード端子に連結されていて前記マグアンプ
によって制限される逆回復電流の超過分を前記コンデン
サに導き充電させる補助ダイオードとを含むことを特徴
とする。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の詳述した目的と様々な長
所は、この技術分野に熟練された人々により、添付され
た図面を参照して後述される本発明の望ましい実施形態
からより一層明確にされるはずである。
【0015】以下、 添付した図面を参照して本発明に
伴う望ましい実施形態を説明する。
【0016】図6は、本発明に伴う昇圧変換回路での逆
回復電流制限回路の一実施形態であり、図7は図6の主
要部分に対する波形例示図である。
【0017】図6に図示されている本発明に伴う昇圧変
換回路での逆回復電流制限回路は、出力側にシリーズで
連結したダイオードDにマグアンプを連結することによ
って、逆回復電流を制限する。このとき、マグアンプの
特性は、ヒステリシス曲線の定形化されたものと同様で
ある。
【0018】従って、マグアンプの特性によって、図6
に示されている逆回復電流IDは、図7のように、減少
することがわかるが、スイッチが短絡される瞬間、入力
側のインダクタに流れた電流がマグアンプによって妨害
を受けることから発生する電流スパイク(Current Spik
e)によってスイッチに過電圧Vdsが印加されるた
め、マグアンプの特性を充分に生かすことができなくな
るという短所がある。
【0019】従って、詳述した短所を補完する、図8に
示されている他の実施形態では、図6に示されている技
術でスイッチが短絡した時、電流の導通経路を作るため
にマグアンプ及び出力側ダイオードDに並列に補助ダイ
オードD1,D2,D3を連結している。
【0020】このとき、適用される補助ダイオードD1
のみを使用し、他の補助ダイオードD2,D3は、回路
に適用されない場合には(図9において参照番号IDと
IDaで示される波形で太い実線で表示する)、マグア
ンプが飽和(Saturation)される前に補助ダイオードD
1を介して電流が多く流れるようになる。
【0021】同様に、補助ダイオードD1,D2を使用
する場合、(図9で参照番号IDとIDaで表示される
波形で普通の実線で表示する)には、前の場合に比べて
少ない電流が流れるようになり、補助ダイオードD1〜
D3を利用する場合(図9で参照番号IDとIDaで表
示される波形で普通の点線で表示する)には図示された
ように少ない電流が流れるようになることがわかる。
【0022】これは、適切な設計を通じて主ダイオード
に比べて逆回復時間が大きく耐圧及び導通電流が小さい
補助ダイオード(低単価のダイオード)のみを利用する
ことによってブースト変換器(Boost Converter)の逆
回復電流を制限することができるということがわかる。
【0023】以上、説明したとおり、本発明は、特定の
実施形態と関連して図示及び説明したが、特許請求の範
囲に示した発明の思想及び領域から逸脱しない限度内で
多様な改造及び変化が可能であるということを当業者な
らば、誰にでも容易に解することができるはずである。
【0024】
【発明の効果】以上、詳述したように動作する本発明に
伴う昇圧変換回路に逆回復電流の制限回路を提供する
と、設計が容易で既存の方式に比べて低単価の部品のみ
を利用することによって製品の価格及び適用回路に対し
て設計変化の要因を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なブースト変換器の回路構成の例示図。
【図2】図1の主要部分に対する波形例示図。
【図3】従来の逆回復電流制限回路の構成例示図。
【図4】従来の逆回復電流制限回路の構成例示図。
【図5】従来の逆回復電流制限回路の構成例示図。
【図6】本発明に伴う昇圧変換回路に逆回復電流制限回
路の一実施形態を示す例示図。
【図7】図6の主要部分に対する波形例示図。
【図8】本発明に伴う昇圧変換回路に逆回復電流制限回
路の他の一実施形態を示す例示図。
【図9】図8の主要部分に対する波形例示図。
【符号の説明】
IL…電流 C…DCリンクキャパシティ ID…逆回
復電流 Vds…過電圧 D…出力側ダイオード D
1.D2.D3…補助ダイオード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されるパルス駆動信号によって印加
    されてオン/オフ動作し、オン動作時に入力される駆動
    電源を接地側に導通させ、オフ動作時に入力される駆動
    電源を、出力端を介して後端のロード側に導通させるス
    イッチング手段と、 前記スイッチング手段の出力端に一端が連結されて駆動
    電源が入力される場合、これを他端に出力して逆回復電
    流を制限するマグアンプと、 前記マグアンプの他端に連結されているアノード端子に
    入力される電圧をカソード端子に出力して導電方向を単
    方向に維持する主ダイオードと、 前記主ダイオードのカソード端子と接地端との間に連結
    されており前記主ダイオードのカソード端子で出力され
    る電圧によって充電されて前記主ダイオードのカソード
    端子で出力される電圧を定電圧にするコンデンサと、 前記スイッチング手段の出力端にアノード端子が連結さ
    れてカソード端子は前記主ダイオードのカソード端子に
    連結されていて前記マグアンプによって制限される逆回
    復電流の超過分を前記コンデンサに導き充電させる補助
    ダイオードとを含むことを特徴とする昇圧変換回路での
    逆回復電流制限回路。
  2. 【請求項2】 前記補助ダイオードは、直列に連結され
    ている複数個のダイオードで構成されることを特徴とす
    る請求項1に記載の昇圧変換回路での逆回復電流制限回
    路。
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