JP2002078224A - 充電装置及びこの充電装置を備えた電気掃除機 - Google Patents

充電装置及びこの充電装置を備えた電気掃除機

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JP2002078224A
JP2002078224A JP2000264302A JP2000264302A JP2002078224A JP 2002078224 A JP2002078224 A JP 2002078224A JP 2000264302 A JP2000264302 A JP 2000264302A JP 2000264302 A JP2000264302 A JP 2000264302A JP 2002078224 A JP2002078224 A JP 2002078224A
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power supply
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Tadao Miyabayashi
忠男 宮林
Tomokazu Yoshioka
友和 吉岡
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Toshiba TEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】二次電池の温度上昇を遅くすると共に、電源回
路や充電回路の余分な発熱を押さえ、信頼性が向上する
充電装置及びこの充電装置を備えた電気掃除機を提供す
ること。 【解決手段】直流の充電電流を供給する電源回路13a
と、電源回路13aからの充電電流をスイッチングトラ
ンジスタQによりパルス状の電流に変換して二次電池6
に供給しこの二次電池6を充電させる充電回路14とか
らなる充電装置12及びこの充電装置を備えた電気掃除
機。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、直流の充電電流
を二次電池に供給して充電させる充電装置及びこの充電
装置を備えた電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から電気機器や電子機器等の電気製
品には、二次電池とその充電回路を備えるものが種々考
えられている。この場合、通常は、交流電源からの交流
を直流に電源回路で変換して、この変換された直流の充
電電流を充電回路を介して二次電池に供給して、二次電
池に充電を行うようにしているのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般的に、二次電池に
充電を行う場合には二次電池での発熱が生じる。特に、
充電電流に連続した充電電流を利用した場合には、二次
電池の温度上昇が速いため、電池寿命に悪影響を与える
虞が考えられる。
【0004】また、充電電流にパルス状の充電電流を使
用した場合には、電源回路からパルス状の充電電流を取
り出すため、充電電流の大きさによっては電源回路の電
子素子や充電回路で充電電流の通電時間を制御している
スイッチング素子等の電子素子に急激で大きな電流が流
れて、通常使用以上の温度上昇が起こることも考えられ
る。即ち、電源回路や充電回路に用いられる電子素子の
温度上昇はこれら電子素子の寿命や信頼性に悪影響を与
えるため、スイッチング素子等の電子素子に急激で大き
なピーク電流が流れるのは望ましくない。
【0005】そこで、この発明の第1の目的は、二次電
池の温度上昇を遅くすると共に、電源回路や充電回路の
余分な発熱を押さえ、信頼性が向上する充電装置を提供
することにある。
【0006】また、この発明の第2の目的は、充電電流
の急激なピークの発生を抑制して、充電している実効電
流を増加できると共に、充電電流を略一定に制御できる
充電装置を提供することにある。
【0007】更に、この発明の第3の目的は、電源回路
や充電回路の余分な発熱を抑えて、信頼性が向上すると
共に、充電電流の急激なピークの発生を抑制して、充電
している実効電流を増加できる電気掃除機を提供するこ
とにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の第1の目的を達成
するため、請求項1の発明の充電装置は、直流の充電電
流を供給する電源回路と、前記電源回路からの充電電流
をスイッチング素子によりパルス状の電流に変換して二
次電池に供給しこの二次電池を充電させる充電回路とか
らなることを特徴とする。
【0009】また、第2の目的を達成するため請求項2
の発明の充電装置は、請求項1において前記電源回路と
充電回路とをインダクタンス手段を介して接続したこと
を特徴とする。
【0010】更に、請求項3の発明の充電装置は、請求
項2において前記インダクタンス手段がトロイダルコイ
ルであることを特徴とする。
【0011】また、請求項4の発明の充電装置は、請求
項2又は3において、前記電源回路と充電回路は互いに
分離可能に設けられていると共に、前記インダクタンス
手段は前記電源回路側に設けられていることを特徴とす
る。
【0012】さらに、請求項5の発明の充電装置は、請
求項2又は3において、前記電源回路と充電回路は互い
に分離可能に設けられていると共に、前記インダクタン
ス手段は前記充電回路側に設けられていることを特徴と
する。
【0013】また、請求項6の発明の電気掃除機は、請
求項1〜5のいずれか一つに記載のの充電装置を備えた
ことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。 [構成]図3において、1は電気掃除機、2は不使用時に
電気掃除機1の収納と充電を兼用する充電台である。こ
の充電台2上には、図4〜図6に示したように係合突部
2aが突設されている。 <電気掃除機1>この電気掃除機1は掃除機本体3を有
する。図4において、3aは掃除機本体3の後端壁(図
2,3では図示せず)である。この後端壁3aには、図
4に示したように、掃除機本体3の後端壁3aを充電台
2上に載置して収納する際、充電台2の係合突部2aに
係合する係合凹部3bが形成されている。3cは係合凹
部3bの底壁である。
【0015】また、掃除機本体3は、図2に示したよう
に、前部に集塵室4を有し、後部に電動送風機5及び二
次電池(蓄電池)6を有する。この電動送風機5は集塵
室4に吸込負圧を作用させ、二次電池6は電動送風機5
の駆動電源として用いられる。
【0016】集塵室4には集塵ホース7の一端部が接続
され、集塵ホース7の他端部には手元操作パイプ8が接
続されていると共に一体に設けられている。この手元操
作パイプ8には操作パネル9が設けられ、操作パネル9
には電動送風機5のON・OFF及び吸込風量の強弱等
をさせる複数のスイッチS1,S2,S3が設けられて
いる。また、手元操作パイプ9には延長管(延長パイ
プ)10を介して吸込口体11が接続されている。 <充電装置>電気掃除機1の二次電池6は、電気掃除機
1の不使用時に電気掃除機1を充電台2に載置して収納
しているときに、充電装置12により充電されるように
なっている。
【0017】この充電装置12は、充電台2に設けられ
て直流の充電電流を供給する直流電源装置13と、直流
電源装置13からの電流をスイッチング素子Qによりパ
ルス状の電流にして二次電池6に充電させる充電回路1
4を備える。 (直流電源装置13)この直流電源装置(直流電源)1
3は、AC/DCコンバータ等の電源回路(直流定電圧
電源回路)13aを有する。この電源回路13aは、商
用電源(商用の交流電源)に接続される電源コード15
と、電源コード15に接続された整流器16を有する。
15aは、電源コード15の自由端部に設けられ、且
つ、商用電源である家屋のコンセント(図示せず)等に
接続される電源プラグである。
【0018】電源回路13aは、整流器16で整流され
た直流電流を一時的に蓄電する一次側の充電用のコンデ
ンサC1と、スイッチングトランジスタTr1とパルス
幅変調回路(PWM)を含むスイッチング1次回路17
と、スイッチング1次回路17の保護のためにダイオー
ドD1,抵抗R1,コンデンサC2を有する保護回路1
8と、一次コイルL1及び二次コイルL2を有するスイ
ッチングトランス19と、ダイオードD2,コンデンサ
C3を有する二次側の半波整流回路20と、抵抗R2,
R3間の電圧から半波整流回路20の出力電圧を検出す
る電圧検出部21と、発光素子LEDと受光素子Tr2
からなるフォトカプラ22を有する。
【0019】この構成においては、商用電源からの交流
電圧が整流器16により整流されて直流電圧にされて、
この直流電圧がコンデンサC1に印加される。一方、パ
ルス幅変調回路17が高周波方形波電圧・電流でスイッ
チングトランジスタTr1をON・OFF制御すること
により、スイッチングトランジスタTr1のON時にコ
ンデンサC1に充電された電圧がスイッチングトランス
19の一次コイルL1に印加され、一次コイルL1にコ
ンデンサC1からの電流が流れる。この様にして、一次
コイルL1には高周波電流が流れる。
【0020】そして、スイッチングトランス19の一次
コイルL1に流れる高周波電流によりスイッチングトト
ランス19の二次コイルL2に高周波の交流電流が流
れ、この高周波電流が半波整流回路20で半波整流され
て直流電流となる。このときの半波整流回路20の出力
側の電圧変動が電圧検出部21により検出され、この電
圧変動により発光素子LEDにより1次側に設けられた
Tr2に伝達され、スイッチング1次回路17を制御
し、安定化する。
【0021】また、直流電源装置(直流電源)13は、
半波整流回路20のコンデンサC3一方に接続されたト
ロイダルコイル(インダクタンス手段)23と、トロイ
ダルコイル23及びコンデンサC3の他方にそれぞれ接
続された出力端子24,25を有する。このトロイダル
コイル23は、環状のフェライトにコイルを巻いたもの
が用いられている。
【0022】この出力端子24,25は、充電台2の係
合突部2aの上端部に間隔を置いて固定されている。 (充電回路14)充電回路14は、係合凹部3bの底壁
3cに固定された充電端子26,27を有する。この充
電端子26,27は、電気掃除機1の不使用時(収納
時)に掃除機本体3を充電台2上に載置して、掃除機本
体3の係合凹部3bに充電台2の係合突起2aを嵌合さ
せたとき、係合突部2a上の出力端子24,25にそれ
ぞれ押圧接触する様になっている。
【0023】また、充電回路14は、エミッタEがダイ
オードD3を介して充電端子26に接続されたスイッチ
ングトランジスタ(スイッチング素子)Qと、スイッチ
ングトランジスタQのコレクタCに接続され且つ二次電
池6の一端の充電端子(図示せず)に接続された電圧検
出用の抵抗R4と、抵抗R4の両端の電圧が入力される
マイコン(演算制御回路)28を有する。そして、二次
電池6の他端の充電端子(図示せず)には充電端子27
が接続され、マイコン(演算制御手段)28は抵抗R4
の両端の電圧からスイッチングトランジスタQのベース
Bに印加する高周波パルス電圧を制御する。この高周波
パルス電圧はマイコン28の動作制御をするクロックパ
ルスを利用して行われる。
【0024】また、二次電池6には出力端子(図示せ
ず)がスイッチ素子29を介して電動送風機5の直流モ
ータ5aに接続されている。このスイッチング素子29
はマイコン28によりON・OFF制御され、このマイ
コン28には手元操作パネル9のスイッチS1,S2,
S3(手元操作キー)からの操作信号が入力される。 [作用]次に、この様な構成の充電装置を備える電気掃除
機の作用を説明する。 (i)電気掃除機1の使用時 この様な構成においては、図3の収納状態から掃除機本
体3を持ち上げて、掃除機本体3を充電台2から取り外
すことにより、図4の掃除機本体3の充電端子26,2
7が直流電源装置(直流電源)13の出力端子24,2
5から離れて、充電回路13aを有する直流電源装置
(直流電源)13と充電回路14とが分離される。
【0025】この分離状態において、図2の手元操作パ
ネル9のスイッチS1,S2,S3等を操作すると、こ
の操作信号が図1のマイコン28に入力される。そし
て、マイコン28は、スイッチS1,S2,S3の操作
信号に応じてスイッチング素子29をON・OFF作動
制御して、二次電池6から電動送風機5の直流モータ5
aに作動電力を供給する。
【0026】これにより、電動送風機5が作動して、集
塵室4内に電動送風機5の吸込負圧が作用し、吸込口体
11からエアと共に吸い込まれた塵埃が延長管10,手
元操作パイプ8,集塵ホース7を介して集塵室4に吸い
込まれ、集塵室4内の図示しない紙パックフィルタ等の
集塵袋に捕集される。 (ii)電気掃除機の不使用時の収納及び充電 また、電気掃除機1の不使用時においては、充電台2の
電源コード15に設けられた電源プラグ15aを家屋内
の商用電源である100V(50Hzまたは60Hz)
のコンセント(図示せず)に差し込んで、交流電圧を直
流電源装置(直流電源)13の整流器16の入力側に交
流電圧を印加する。
【0027】これにより、商用電源からの交流電圧が整
流器16により整流されて直流電圧にされて、この直流
電圧がコンデンサC1に印加されて、コンデンサC1に
充電される。一方、この直流電圧がスイッチング1次回
路17に供給されて、スイッチング1次回路17が作動
する。そして、このスイッチング1次回路17は、その
作動により高周波方形波電圧をスイッチングトランジス
タTr1のベースに印加して、スイッチングトランジス
タTr1を高速でON・OFF制御する。
【0028】この様にして、スイッチング1次回路17
によりスイッチングトランジスタTr1が高速でON・
OFF制御されると、スイッチングトランジスタTr1
のON時にコンデンサC1に充電された電圧がスイッチ
ングトランス19の一次コイルL1に印加され、一次コ
イルL1にコンデンサC1からの電流が流れる。この様
にして、一次コイルL1には高周波電流が流れる。
【0029】そして、スイッチングトランス19の一次
コイルL1に流れる高周波電流によりスイッチングトト
ランス19の二次コイルL2に高周波の交流電流が流
れ、この高周波電流が半波整流回路20で半波整流され
て直流電流となる。
【0030】このときの半波整流回路20の出力側の電
圧変動が電圧検出部21により検出され、設定された基
準値になる様発光素子LEDを制御してスイッチング1
次回路17を制御させる。そして、この電圧変動により
発光素子LEDの発光量の増減制御がされる。そして、
この発光素子LEDの発光量の有無は受光素子Tr2に
受光され、この受光素子Tr2は発光素子LEDの発光
量の増減に応じたパルス幅制御信号を出力する。このパ
ルス幅制御信号はスイッチング1次回路17に入力され
て、スイッチング1次回路17内でパルス幅制御信号と
して制御出力され、それに応じてスイッチングトランジ
スタTr1のベースに印加される高周波方形波電圧のP
WM制御が用いられている。
【0031】一方、掃除機本体3を図2の如く充電台2
上の載置して、掃除機本体3の係合凹部3bに充電台2
の係合突部2aを挿入係合させる。これにより、充電端
子26,27は、係合突部2a上の出力端子24,25
にそれぞれ押圧接触する様になっている。
【0032】そして、図示は省略したがマイコン28
は、直流電源装置(直流電源)13の出力端子24,2
5から充電回路14の充電端子26,27に直流の充電
電圧が印加されると、この充電電圧により作動させられ
る様になっている。しかも、このマイコン28は、スイ
ッチングトランジスタQのベースBに高周波パルス電圧
を印加して、スイッチングトランジスタQをON・OF
F制御する。このスイッチングトランジスタQのベース
Bに高周波パルス電圧の単位時間あたりのパルス数は、
マイコン28の制御のためのクロックを利用して常時一
定で行われる。
【0033】このスイッチングトランジスタQをON・
OFF制御により、直流電源装置(直流電源)13の出
力端子24,25から直流の充電電流がダイオードD
3,スイッチングトランジスタQ及び抵抗R4を介して
二次電池6にパルス状にして供給される。このパルス状
の受電電流により二次電池6が充電される。この際、二
次電池6への充電電流はパルス状であるので、充電電流
が流れていない時間、二次電池6の充電による発熱は生
じることがない。
【0034】尚、連続する充電電流を二次電池6に流し
て二次電池6を充電した場合、二次電池6の充電に伴う
発熱による温度上昇は急激に増大する。しかし、本実施
例の様に高周波によるパルス状の充電電流で二次電池6
を充電する場合には、充電電流が流れていない時間、二
次電池6の発熱は抑制されるので、充電電流が流れてい
ない時間の放熱も考慮すると、連続する充電電流を二次
電池6に流して二次電池6を充電した場合に比べて、二
次電池6の充電による温度上昇が緩やかになる。ここ
で、数分の1秒や数秒単位の間欠的な充電電流の供給
は、本実施例で言う高周波のパルス状の充電電流の供給
とは異なるもので、上述した連続する充電電流に相当す
る。
【0035】また、この様な充電に際して、マイコン2
8は抵抗R4の両端の電圧V1,V2を検出して、この
電圧V1,V2の差(V1−V2)から二次電池6内を
流れる電流を求めて、二次電池6の充電状態を求める。
そして、二次電池6が満充電に近づくに従って、二次電
池6に流れる電流が減少使用とすると共に抵抗R4に流
れる電流も減少しようとするので、電圧V1,V2の差
(V1−V2)が小さくなろうとする。
【0036】従って、マイコン28は、スイッチングト
ランジスタQのベースBに高周波パルス電圧の単位時間
あたりのパルス数を一定にした状態において、二次電池
6の充電状態が進んで、電圧V1,V2の差が小さくな
るに従って、スイッチングトランジスタQのベースBに
印加する高周波の各パルス電圧の印加時間を例えば図1
0の状態から図11に示したように増大させて、抵抗R
4の両端の電圧の差(V1−V2)の印加時間及びパル
ス状の各充電電流Iの流れている時間を長くして、二次
電池6に流れる充電電流を一定に制御する。
【0037】この様にマイコン28は、スイッチングト
ランジスタQをパルス幅変調制御(PMW制御)するこ
とにより、二次電池6の充電状態が進んで二次電池6に
流れる電流が減少しようとしても、二次電池6に流れる
電流を減少させずに略一定となる制御を行う。
【0038】そして、マイコン28は、二次電池6が満
充電となったのを、抵抗R4の両端の電圧V1,V2の
上昇から検出して、スイッチングトランジスタQのベー
スBへの高周波パルス電圧の印加を停止して、充電を終
了する。 (iii)インダクタンス手段(トロイダルコイル23) <インダクタンス手段(トロイダルコイル23)がない
場合>ところで、インダクタンス手段(トロイダルコイ
ル23)が直流電源装置(直流電源)13にない場合に
おいて、スイッチングトランジスタQのベースBに高周
波パルス電圧が印加されると、電圧印加初期には図8に
示したようにスイッチングトランジスタQに流れる電流
Iに初期ピーク電流Imaxが生じる。
【0039】その理由は、二次電池6の内部抵抗(数1
00mΩ)は小さいため、スイッチング素子QがONし
た瞬間に、直流電源装置(直流電源)13に大きな電流
が流れるが、直流電源装置(直流電源)13の電流制限
制御の応答が瞬時に追従できないためである。即ち、直
流電源装置(直流電源)13も、電圧検出部21により
出力電圧を検出して、スイッチングトランジスタ(パワ
ートランジスタ)Tr1のパルス幅変調制御(PMW制
御)を行って、コンデンサC1から一次コイルL1に印
加される電圧の制御を行っているため、直流電源装置
(直流電源)13の電流制限制御の応答が瞬時に追従で
きないためである。
【0040】このため直流電源装置(直流電源)13に
瞬時に大きな電流が流れると、スイッチングトランジス
タTr1やダイオードD3、スイッチングトランジスタ
Q等が発熱して破壊される虞がある。
【0041】例えば、スイッチングトランジスタQに大
きな電流が流れると、コレクタ−エミッタ間の電圧ドロ
ップ(VCE)が大きくなり、スイッチングトランジスタ
Qのロス電力(VCE×電流値)が大きくなって、スイッ
チングトランジスタQの発熱が大きくなり、スイッチン
グトランジスタQが発熱して破壊される虞がある。他の
素子の場合も同様である。 <インダクタンス手段(トロイダルコイル23)が有る
場合>従って、本実施例におけるように、インダクタン
ス手段であるトロイダルコイル23を直流電源装置(直
流電源)13の半波整流回路20の出力側の一方と出力
端子24との間に介装することで、上述のようにスイッ
チングトランジスタQがONさせられたときに、このス
イッチングトランジスタQに大きな電流が瞬時に流れよ
うとすると、トロイダルコイル23が高抵抗として作用
し、図11に示したようにスイッチングトランジスタQ
を流れる電流Iの初期ピーク電流Imaxが図9に示し
たものよりも充分に低減させられることになる。尚、ト
ロイダルコイル23は、電流変化が少ないときには低抵
抗として作用する。
【0042】従って、スイッチングトランジスタQがO
Nさせられたときに流れる初期ピーク電流Imaxがト
ロイダルコイル23の作用により抑制されることで、直
流電源装置(直流電源)13のスイッチングトランジス
タTr1やダイオードD3に流れる電流が大きくなるの
も抑制され、スイッチングトランジスタTr1,Qやダ
イオードD3の発熱破壊が未然に防止されることにな
る。
【0043】尚、直流電源装置(直流電源)13のスイ
ッチング1次回路17が、熱保護タイプで所定温度以上
になったときに回路保護のために停止するタイプであっ
て、温度が所定温度よりも下がっても自動復帰しないタ
イプのであることも考えられる。この場合、スイッチン
グ1次回路17のスイッチングトランジスタTr1に大
きな電流が流れ続けてスイッチング1次回路17が温度
上昇した場合、スイッチング1次回路17が作動停止す
るので、スイッチング1次回路17の保護が為される。
しかし、この場合充電できなくなるが、本実施例の様に
トロイダルコイル23を設けることで、スイッチング1
次回路17が温度上昇により停止することが未然に回避
できる。 (変形例1)以上説明した実施例では、トロイダルコイ
ル23を電源回路13a側即ち直流電源装置(直流電
源)13に設けた構成としたが、必ずしもこれに限定さ
れる鋳物ではない。例えば、図13に示した様に、トロ
イダルコイル23を充電回路14の充電端子26とダイ
オードD3との間に設けた構成としても良い。また、掃
除機本体3を充電台2上に載置しないタイプの場合で、
電源回路13aと充電回路14とを別のコードで接続す
る場合、このコードにトロイダルコイルを設けることも
できる。 (変形例2)また、以上説明した実施例では、スイッチ
ングトランジスタQと二次電池6との間に介装した抵抗
R4の両端の電圧を検出することで、二次電池6がどの
程度充電されているのかを検出するようにしたが、必ず
しもこれに限定されるものではない。例えば、図14に
示したように、二次電池6と充電端子27との間に介装
した抵抗R5を流れる電流を検出してマイコン28に入
力しすることで、二次電池6の充電の程度をマイコン2
8で判断するようにすることもできる。 (変形例3)更に、上述した実施例に加えて、二次電池
6の温度をサーミスタ等の温度センサで検出して、検出
信号をマイコン28に入力することにより、マイコン2
8により二次電池6の充電の程度を二次電池6の温度と
抵抗R4の両端の電圧とから判断するようにすることも
できる。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明の充電装置は、直流の充
電電流を供給する電源回路と、前記電源回路からの充電
電流をスイッチング素子によりパルス状の電流に変換し
て二次電池に供給しこの二次電池を充電させる充電回路
とからなる構成としたので、二次電池の温度上昇を遅く
すると共に、電源回路や充電回路の余分な発熱を押さ
え、信頼性を向上させることができる。
【0045】また、第2の目的を達成するため請求項2
の発明の充電装置は、請求項1において前記電源回路と
充電回路とをインダクタンス手段を介して接続した構成
としたので、充電電流の急激なピークの発生を抑制し
て、充電している実行電流を増加できると共に、充電電
流を略一定に制御できる。
【0046】更に、請求項3の発明の充電装置は、請求
項2において前記インダクタンス手段がトロイダルコイ
ルである構成としたので、スイッチング素子のON時に
スイッチング素子に流れる初期ピーク電流を簡単な構成
で抑制して、スイッチング素子の発熱量を抑制し、スイ
ッチング素子が発熱により破壊するのを未然に防止でき
る。
【0047】また、請求項4の発明の充電装置は、請求
項2又は3において、前記電源回路と充電回路は互いに
分離可能に設けられていると共に、前記インダクタンス
手段は前記電源回路側に設けられている構成としたの
で、この電源回路を既存の充電回路に接続して使用した
場合でも、充電回路のスイッチング素子のON時にスイ
ッチング素子に流れる初期ピーク電流を簡単な構成で抑
制して、スイッチング素子の発熱量を抑制し、スイッチ
ング素子が発熱により破壊するのを未然に防止できる。
【0048】さらに、請求項5の発明の充電装置は、請
求項2又は3において、前記電源回路と充電回路は互い
に分離可能に設けられていると共に、前記インダクタン
ス手段は前記充電回路側に設けられている構成としたの
で、この充電回路を既存の電源回路に接続して使用した
場合でも、充電回路のスイッチング素子のON時にスイ
ッチング素子に流れる初期ピーク電流を簡単な構成で抑
制して、スイッチング素子の発熱量を抑制し、スイッチ
ング素子が発熱により破壊するのを未然に防止できる。
【0049】また、請求項6の発明の電気掃除機は、請
求項1〜5のいずれか一つに記載のの充電装置を備える
構成としたので、請求項1〜5の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る充電装置の回路図である。
【図2】図1に示した充電装置の充電回路を備える電気
掃除機の概略斜視図である。
【図3】図1に示した充電装置を備える電気掃除機の概
略説明図である。
【図4】図3の掃除機本体と充電台との接合部の概略断
面図である。
【図5】図3の充電台の平面図である。
【図6】図5の充電台の側面図である。
【図7】図1の充電装置の直流電源装置(直流電源)の
回路図である。
【図8】図1においてインダクタンス手段がない場合の
スイッチング素子を流れる電流の特性図である。
【図9】図1においてインダクタンス手段がある場合の
スイッチング素子を流れる電流の特性図である。
【図10】図1のスイッチングトランジスタのベースに
印加される電圧と電圧・電流の関係を示すタイムチャー
トである。
【図11】図10のスイッチングトランジスタのベース
に印加される電圧の印加時間を長くしたときのと電圧・
電流の関係を示すタイムチャートである。
【図12】図1のスイッチングトランジスタの説明図で
ある。
【図13】図1の充電装置の変形例を示す説明図であ
る。
【図14】図1の充電装置に用いる充電回路の変形例を
示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・電気掃除機 2・・・充電台 3・・・掃除機本体 6・・・二次電池 12・・・充電装置 13a・・・電源回路 14・・・充電回路 16・・・トロイダルコイル(インダクタンス手段) Q・・・スイッチングトランジスタ(スイッチング素子)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流の充電電流を供給する電源回路と、 前記電源回路からの充電電流をスイッチング素子により
    パルス状の電流に変換して二次電池に供給しこの二次電
    池を充電させる充電回路とからなることを特徴とする充
    電装置。
  2. 【請求項2】前記電源回路と充電回路とをインダクタン
    ス手段を介して接続したことを特徴とする請求項1に記
    載の充電装置。
  3. 【請求項3】前記インダクタンス手段がトロイダルコイ
    ルであることを特徴とする請求項2に記載の充電装置。
  4. 【請求項4】前記電源回路と充電回路は互いに分離可能
    に設けられていると共に、前記インダクタンス手段は前
    記電源回路側に設けられていることを特徴とする請求項
    2又は3に記載の充電装置。
  5. 【請求項5】前記電源回路と充電回路は互いに分離可能
    に設けられていると共に、前記インダクタンス手段は前
    記充電回路側に設けられていることを特徴とする請求項
    2又は3に記載の充電装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれか一つに記載の充電
    装置を備えたことを特徴とする電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20130047144A (ko) * 2011-10-31 2013-05-08 엘지전자 주식회사 전동기 구동장치 및 이를 구비하는 청소기

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20130047144A (ko) * 2011-10-31 2013-05-08 엘지전자 주식회사 전동기 구동장치 및 이를 구비하는 청소기
KR101864278B1 (ko) * 2011-10-31 2018-06-04 엘지전자 주식회사 전동기 구동장치 및 이를 구비하는 청소기

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