JP2002078092A - 室内交話システム - Google Patents

室内交話システム

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JP2002078092A
JP2002078092A JP2000260113A JP2000260113A JP2002078092A JP 2002078092 A JP2002078092 A JP 2002078092A JP 2000260113 A JP2000260113 A JP 2000260113A JP 2000260113 A JP2000260113 A JP 2000260113A JP 2002078092 A JP2002078092 A JP 2002078092A
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infrared
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infrared light
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JP2000260113A
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English (en)
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Shinichi Murakami
伸一 村上
Kiyomi Kojima
清海 小嶋
Shinji Ishida
眞二 石田
Mitsuru Uejima
充 上島
Muneharu Ito
宗治 伊藤
Hironobu Takeuchi
浩伸 竹内
Takuya Yamaguchi
卓哉 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
JRC Tokki Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
JRC Tokki Co Ltd
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Publication date
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  • Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 交話内容の秘密保持を図ると共にシステムの
設置や取り外しの容易化を図る。 【解決手段】 室内交話端末30の端末側赤外線放射部
36から放射された音声信号を搬送する赤外線を第1中
継器110と第2中継器130により中継して管理装置
60に伝送し、管理装置60の装置側赤外線放射部66
から放射された音声信号を搬送する赤外線を第1中継器
110と第2中継器130とにより中継して室内交話端
末30に伝送する。赤外線を用いるから、交話内容の秘
密保持を図ることができる。また、第1中継器110と
第2中継器130とにより赤外線を用いて中継するか
ら、配線を行なう必要がない。この結果、システムの設
置や取り外しを容易に行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、室内交話システム
に関し、詳しくは、室内の交話を管理する室内交話シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の室内交話システムとして
は、室内交話端末と管理装置とからの音声信号を電波を
用いて送受信するものが提案されている。この装置で
は、室内交話端末は、端末用マイクロホンと、この端末
用マイクロフォンから入力した音声信号を所定の周波数
の電波を搬送波として伝送する端末用送信機と、所定の
周波数の電波を搬送波として送信された音声信号を受信
可能な端末用受信機と、この端末用受信機により受信し
た音声信号を出力するヘッドホン型スピーカとを備え、
管理装置は、室内交話端末の端末用送信機から送信され
る音声信号を受信可能な装置用受信機と、この装置用受
信機により受信した音声信号を音声出力するスピーカ
と、装置用マイクロフォンと、この装置用マイクロフォ
ンから入力した音声信号を所定の周波数の電波を搬送波
として伝送する装置用送信機とを備えている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た電波を搬送波として音声信号を送受信する室内交話シ
ステムでは、交話内容の秘密保持を図ることが困難であ
る。電波は、部屋の内外を形成する壁により反射する
が、その一部は漏洩電波として室外に放射される。この
漏洩電波を受信することにより、交話内容が漏洩してし
まう。一方、漏洩電波を防止するために、部屋の内外を
形成する壁を電波の遮断効果の高い材料により形成する
ことも考えられるが、この場合、壁の形成コストが高く
なってしまう。
【0004】本発明の室内交話システムは、交話内容の
秘密保持を図ることを目的の一つとする。また、本発明
の室内交話システムは、室内交話端末と管理装置との通
信を円滑に行なうことを目的の一つとする。さらに、本
発明の室内交話システムは、システムの設置および取り
外しの容易化を図ることを目的の一つとする。
【0005】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の室内交話システムは、上述の目的の少なくとも一
部を達成するために以下の手段を採った。
【0006】本発明の第1の室内交話システムは、室内
の交話を管理する室内交話システムであって、音声を受
信して音声信号とする端末側音声受信手段と、高周波信
号を前記端末側音声受信手段からの音声信号により周波
調変調して音声高周波信号を生成する端末側周波数変調
手段と、該周波数変調により生成された音声高周波信号
を赤外線に変換して放射する端末側赤外線放射手段とを
備える少なくとも一つの携帯可能な室内交話端末と、赤
外線を受光可能な装置側赤外線受光手段と、該受光によ
り得られる音声高周波信号に復調する装置側復調手段と
を備える管理装置と、前記室内交話端末の端末側赤外線
放射手段から放射された赤外線を受光すると共に該受光
により得られる音声高周波信号を赤外線を用いて前記管
理装置の装置側赤外線受光手段に中継する中継手段とを
備えることを要旨とする。
【0007】この本発明の第1の室内交話システムで
は、室内交話端末から管理装置への音声信号の送信を赤
外線を用いた中継手段により中継して行なうから、部屋
の内外を形成する壁を透過して外部に漏洩することがな
い。この結果、交話内容の秘密保持を図ることができ
る。しかも、中継手段が赤外線を用いて中継するから、
有線の通信ケーブルなどを設置する必要がない。したが
って、システムの設置および取り外しの容易化を図るこ
とができる。
【0008】こうした本発明の第1の室内交話システム
において、前記室内交話端末は、赤外線を受光可能な端
末側赤外線受光手段と、該受光した赤外線を音声信号に
復調する端末側復調手段と、該復調した音声信号を音声
として出力する端末側音声出力手段とを備え、前記管理
装置は、音声を受信して音声信号とする装置側音声受信
手段と、高周波信号を前記装置側音声受信手段からの音
声信号により周波調変調して音声高周波信号を生成する
装置側周波数変調手段と、該装置側周波数変調手段によ
り生成された音声高周波信号を赤外線に変換して放射す
る装置側赤外線放射手段とを備え、前記中継手段は、前
記管理装置の装置側赤外線放射手段から放射された赤外
線を受光すると共に該受光により得られる音声高周波信
号を赤外線を用いて前記室内交話端末の端末側赤外線受
光手段に中継する手段であるものとすることもできる。
こうすれば、音声信号を赤外線を用いた中継手段による
中継で双方向に送受信することができる。
【0009】本発明の第2の室内交話システムは、室内
の交話を管理する室内交話システムであって、赤外線を
受光可能な端末側赤外線受光手段と、該受光した赤外線
を音声信号に復調する端末側復調手段と、該復調した音
声信号を音声として出力する端末側音声出力手段とを備
える少なくとも一つの携帯可能な室内交話端末と、音声
を受信して音声信号とする装置側音声受信手段と、高周
波信号を前記装置側音声受信手段からの音声信号により
周波調変調して音声高周波信号を生成する装置側周波数
変調手段と、該装置側周波数変調手段により生成された
音声高周波信号を赤外線に変換して放射する装置側赤外
線放射手段とを備える管理装置と、前記管理装置の装置
側赤外線放射手段から放射された赤外線を受光すると共
に該受光により得られる音声高周波信号を赤外線を用い
て前記室内交話端末の端末側赤外線受光手段に中継する
中継手段とを備えることを要旨とする。
【0010】この本発明の第2の室内交話システムで
は、管理装置から室内交話端末への音声信号の送信を赤
外線を用いた中継手段により中継して行なうから、部屋
の内外を形成する壁を透過して外部に漏洩することがな
い。この結果、交話内容の秘密保持を図ることができ
る。しかも、中継手段が赤外線を用いて中継するから、
有線の通信ケーブルなどを設置する必要がない。
【0011】これら本発明の第1または第2の室内交話
システムにおいて、前記中継手段は、少なくとも一つの
中継器を用いて中継する手段であるものとすることもで
きる。
【0012】この中継手段が中継器を用いる態様の本発
明の第1または第2の室内交話システムにおいて、前記
中継器は、赤外線を受光可能な中継器用赤外線受光手段
と、該受光により得られる音声高周波信号を赤外線に変
換して放射する中継器用赤外線放射手段とを備えるもの
とすることもできる。この態様の本発明の第1または第
2の室内交話システムにおいて、前記中継器用赤外線放
射手段は、前記音声高周波信号を異なる変調周波数に変
換すると共に該変換した音声高周波信号を赤外線に変換
して放射する手段であるものとすることもできる。こう
すれば、より適切に音声高周波信号を中継することがで
きる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、本発明の一実施例である
室内交話システム20の構成の概略を示す構成図であ
る。実施例の室内交話システム20は、図示するよう
に、交話室10内で移動可能な室内交話端末30と、交
話室10とは異なる管理室12に設置された管理装置6
0と、室内交話端末30と管理装置60とを中継する第
1中継器110および第2中継器130の二つの中継器
からなる中継システム100とから構成されている。
【0014】室内交話端末30は、ヘッドフォン34に
取り付けられたマイクロフォン32およびヘッドフォン
34の頂部近傍に取り付けられた端末側赤外線放射部3
6を有する端末側送信部40と、ヘッドフォン34およ
びヘッドフォン34の頂部近傍に取り付けられた端末側
赤外線受光部38を有する端末側受信部50とを備え、
赤外線通信による音声信号の送受信可能な移動端末とし
て構成されている。
【0015】図2は、室内交話端末30の端末側送信部
40の構成の概略を例示する構成図である。室内交話端
末30の端末側送信部40は、図示するように、マイク
ロフォン32と、マイクロフォン32から入力した音声
信号を増幅する音声信号増幅回路42と、高周波信号発
生回路44と、高周波信号発生回路44からの高周波信
号を音声信号増幅回路42で増幅された音声信号により
周波数変調する周波数変調回路46と、周波数変調回路
46により周波数変調された高周波信号を赤外線に変換
して放射する端末側赤外線放射部36とを備える。端末
側赤外線放射部36は、図3に例示するように、指向角
θ1でもって赤外線を放射するN個の赤外線放射素子3
7を指向角θ1と略同一の角度α1毎に指向軸をズラし
て取り付けられている。したがって、端末側赤外線放射
部36から放射される赤外線の実質的な指向角は、略N
×θ1となり、室内交話端末30を携帯する交話者が交
話室10内を移動しても、広い範囲に赤外線を放射する
ことができる。
【0016】図4は、室内交話端末30の端末側受信部
50の構成の概略を例示する構成図である。室内交話端
末30の端末側受信部50は、図示するように、赤外線
を受光して高周波信号に変換する端末側赤外線受光部3
8と、端末側赤外線受光部38からの高周波信号を増幅
する高周波増幅回路52と、増幅された高周波信号を周
波数弁別により音声信号を復調する音声復調回路54、
音声復調回路54からの音声信号を増幅する音声信号増
幅回路56と、音声信号増幅回路56からの音声信号を
音声出力するヘッドフォン34とを備える。端末側赤外
線受光部38は、図5に例示するように、指向角γ1で
もって赤外線を受光するL×J個の赤外線受光素子39
を指向角γ1と略同一の角度φ1毎に指向軸を縦横にズ
ラして取り付けられている。したがって、端末側赤外線
受光部38の赤外線受光に関する指向角は、横方向にL
×γ1,縦方向にJ×γ1となり、室内交話端末30を
携帯する交話者が交話室10内を移動しても、広い範囲
で赤外線を受光することができる。
【0017】管理装置60は、管理室12の管理卓14
に取り付けられたマイクロフォン62および管理室12
の外壁に取り付けられた装置側赤外線放射部66を有す
る装置側送信部70と、管理卓14に取り付けられたス
ピーカ63やヘッドフォン64および管理室12の外壁
に取り付けられた装置側赤外線受光部68を有する装置
側受信部80とを備え、中継器100,130による中
継を介して室内交話端末30と音声信号の送受信が可能
な管理装置として構成されている。
【0018】図6は、管理装置60の装置側送信部70
の構成の概略を例示する構成図である。管理装置60の
装置側送信部70は、図示するように、マイクロフォン
62と、マイクロフォン62から入力した音声信号を増
幅する音声信号増幅回路72と、高周波信号発生回路7
4と、高周波信号発生回路74からの高周波信号を音声
信号増幅回路72で増幅された音声信号により周波数変
調する周波数変調回路76と、周波数変調回路76によ
り周波数変調された高周波信号を赤外線に変換して放射
する端末側赤外線放射部66とを備える。
【0019】図7は、管理装置60の装置側受信部80
の構成の概略を例示する構成図である。管理装置60の
装置側受信部80は、図示するように、赤外線を受光し
て高周波信号に変換する装置側赤外線受光部68と、装
置側赤外線受光部68からの高周波信号を周波数弁別に
より音声信号を復調する音声復調回路82、音声復調回
路82からの音声信号を増幅する音声信号増幅回路84
と、音声信号増幅回路84からの音声信号を音声出力す
るスピーカ63およびヘッドフォン64とを備える。
【0020】図8は、第1中継器110の構成の概略を
例示する構成図である。第1中継器110は、図示する
ように、第1中継部111と第2中継部121の二つの
中継部から構成され、交話室10の天井に取り付けられ
ている。第1中継部111は、室内交話端末30の端末
側赤外線放射部36から放射された赤外線を受光して高
周波信号に変換する中継器用広角赤外線受光部112
と、中継器用広角赤外線受光部112からの高周波信号
を周波数帯の異なる高周波信号に変更する周波数変換器
114と、周波数変換器114からの高周波信号を赤外
線に変換して第2中継器130に向けて放射する中継器
用赤外線放射部116とを備え、室内交話端末30の端
末側赤外線放射部36から放射された赤外線を異なる周
波数帯の赤外線として第2中継器130に放射する。中
継器用広角赤外線受光部112は、図9に例示するよう
に、指向角γ2でもって赤外線を受光するM個の赤外線
受光素子113を指向角γ2と略同一の角度φ2毎に指
向軸をズラして取り付けられている。したがって、中継
器用広角赤外線受光部112の赤外線受光に関する指向
角は、M×γ2となり、室内交話端末30を携帯する交
話者が交話室10内を移動しても、広い範囲で赤外線を
受光することができる。
【0021】第1中継器110の第2中継部121は、
第2中継器130からの赤外線を受光して高周波信号に
変換する中継器用赤外線受光部122と、中継器用赤外
線受光部122からの高周波信号を周波数帯の異なる高
周波信号に変更する周波数変換器124と、周波数変換
器124からの高周波信号を赤外線に変換して交話室1
0の内部に向けて放射する中継器用広角赤外線放射部1
26とを備え、第2中継器130から放射された赤外線
を異なる周波数帯の赤外線として交話室10内に放射す
る。中継器用広角赤外線放射部126は、図10に例示
するように、交話室10の天井から下方に向けて指向角
θ2でもって赤外線を放射するk×j個の赤外線放射素
子123を指向角θ2と略同一の角度α2毎に指向軸を
縦横にズラして取り付けられている。したがって、中継
器用広角赤外線放射部126から放射される赤外線の実
質的な指向角は、横方向にk×θ2,縦方向にj×θ2
となり、室内交話端末30を携帯する交話者が交話室1
0内を移動しても、室内交話端末30に対して赤外線を
放射することができる。
【0022】図11は、第2中継器130の構成の概略
を示す構成図である。第2中継器130も第1中継器1
10と同様に、図示するように、第1中継部131と第
2中継部141の二つの中継部から構成されている。第
1中継部131は、第1中継器110の中継器用赤外線
放射部116から放射された赤外線を受光して高周波信
号に変換する中継器用赤外線受光部132と、中継器用
赤外線受光部132からの高周波信号を周波数帯の異な
る高周波信号に変更する周波数変換器134と、周波数
変換器134からの高周波信号を赤外線に変換して管理
室12の外壁に取り付けられた装置側赤外線受光部68
に向けて放射する中継器用赤外線放射部136とを備
え、第1中継器110の中継器用赤外線放射部116か
ら放射された赤外線を異なる周波数帯の赤外線として管
理装置60に放射する。第2中継部141は、管理装置
60の管理卓14の外壁に取り付けられた装置側赤外線
放射部66からの赤外線を受光して高周波信号に変換す
る中継器用赤外線受光部142と、中継器用赤外線受光
部142からの高周波信号を周波数帯の異なる高周波信
号に変更する周波数変換器144と、周波数変換器14
4からの高周波信号を赤外線に変換して第1中継器11
0に向けて放射する中継器用赤外線放射部146とを備
え、管理装置60の装置側赤外線放射部66から放射さ
れた赤外線を異なる周波数帯の赤外線として第2中継器
130に向けて放射する。
【0023】こうして構成された室内交話システム20
では、室内交話端末30のマイクロフォン32に入力さ
れた音声信号は、赤外線通信により第1中継器110の
第1中継部111と第2中継器130の第1中継部13
1とによる中継を介して管理装置60のスピーカ63や
ヘッドフォン64から出力され、逆に管理装置60のマ
イクロフォン62に入力された音声信号は、赤外線通信
により第2中継器130の第2中継部141と第1中継
器110の第2中継部121とによる中継を介して室内
交話端末30のヘッドフォン34から出力される。
【0024】以上説明した実施例の室内交話システム2
0によれば、第1中継器110と第2中継器130の二
つの中継器からなる中継システム100を用いて室内交
話端末30から放射された赤外線を管理装置60に中継
すると共に管理装置60から放射された赤外線を室内交
話端末30に中継することができる。第1中継器110
も第2中継器130も赤外線を用いて通信するから、有
線を用いて中継または連絡するものに比して配線工事な
どを不要とすることができる。この結果、室内交話シス
テム20の設置や取り外しを容易に行なうことができ
る。
【0025】もとより、実施例の室内交話システム20
によれば、室内交話端末30と管理装置60との送受信
を赤外線を用いて行なうから、交話内容の秘密保持を図
ることができると共に室内交話端末30を携帯する交話
者の移動の自由度を高めることができる。また、室内交
話端末30の端末側赤外線放射部36をN個の赤外線放
射素子37を指向角θ1だけ指向軸をズラして取り付け
て構成すると共に端末側赤外線受光部38をL×J個の
赤外線受光素子39を指向角γ1だけ指向軸を縦横にズ
ラして取り付けて構成することにより、室内交話端末3
0を携帯する交話者の位置および方向の自由度を高める
ことができる。
【0026】また、実施例の室内交話システム20によ
れば、第1中継器110の中継器用広角赤外線受光部1
12をM個の赤外線受光素子113を指向角γ2だけ指
向軸をズラして取り付けて構成すると共に中継器用広角
赤外線放射部126をk×j個の赤外線放射素子123
を指向角θ2だけ指向軸を縦横にズラして取り付けて構
成することにより、室内交話端末30を携帯する交話者
の位置および方向の自由度を高めることができる。
【0027】実施例の室内交話システム20では、中継
システム100を第1中継器110と第2中継器130
の二つの中継器で構成したが、一つの中継器だけで構成
したり三以上の中継器で構成するものとしてもよい。ま
た、第1中継器110および第2中継器130は、必ず
しも交話室10の外に設置しなくともよい。
【0028】実施例の室内交話システム20の中継シス
テム100では、中継器毎に高周波信号を異なる周波数
帯の高周波信号に変換したが、高周波信号の周波数を変
更しないものとしても差し支えない。
【0029】実施例の室内交話システム20の第1中継
器110では、M個の赤外線受光素子113により中継
器用広角赤外線受光部112を構成したが、赤外線受光
素子113の数は一つ以上であれば幾つであっても差し
支えない。また、実施例の第1中継器110では、M個
の赤外線受光素子113を指向角γ2と略同一の角度φ
2だけ指向軸をズラして取り付けたが、指向角γ2の範
囲内の角度であれば如何なる角度を用いて指向軸をズラ
して取り付けるものとしてもよい。
【0030】実施例の室内交話システム20の第1中継
器110では、k×j個の赤外線放射素子123により
中継器用広角赤外線放射部126を構成したが、赤外線
放射素子123の数は一つ以上であれば幾つであっても
差し支えない。また、実施例の第1中継器110では、
k×j個の赤外線放射素子123を指向角θ2と略同一
の角度α2だけ指向軸を縦横にズラして取り付けたが、
指向角θ2の範囲内の角度であれば如何なる角度を用い
て指向軸を縦横にズラして取り付けるものとしてもよ
い。
【0031】実施例の室内交話システム20の室内交話
端末30では、N個の赤外線放射素子37により端末側
赤外線放射部36を構成したが、赤外線放射素子37の
数は一つ以上であれば幾つであっても差し支えない。ま
た、実施例の室内交話端末30では、N個の赤外線放射
素子37を指向角θ1と略同一の角度α1だけ指向軸を
ズラして取り付けたが、指向角θ1の範囲内の角度であ
れば如何なる角度を用いて指向軸をズラして取り付ける
ものとしてもよい。
【0032】実施例の室内交話システム20の室内交話
端末30では、L×J個の赤外線受光素子39により端
末側赤外線受光部38を構成したが、赤外線受光素子3
9の数は一つ以上であれば幾つであっても差し支えな
い。また、実施例の室内交話端末30では、L×J個の
赤外線受光素子39を指向角γ1と略同一の角度φ1だ
け指向軸を縦横にズラして取り付けたが、指向角γ1の
範囲内の角度であれば如何なる角度を用いて指向軸を縦
横にズラして取り付けるものとしてもよい。
【0033】実施例の室内交話システム20では、一つ
の室内交話端末30と一つの管理装置60とにより構成
したが、複数の室内交話端末30と一つの管理装置60
とにより構成するものとしてもよい。この場合、複数の
室内交話端末30に対して赤外線の周波数帯を分割して
割り当てるものとしてもよいし、時間分割により割り当
てるものとしてもよい。
【0034】実施例の室内交話システム20の室内交話
端末30では、端末側送信部40と端末側受信部50と
を備えるものとしたが、端末側受信部50を備えずに端
末側送信部40のみを備えるものとしたり、逆に端末側
送信部40を備えずに端末側受信部50のみを備えるも
のとしてもよい。この場合、管理装置60を、装置側送
信部70を備えずに装置側受信部80のみを備えるもの
としたり、逆に装置側受信部80を備えずに装置側送信
部70のみを備えるものとし、第1中継器110および
第2中継器130を、管理装置60からの赤外線を中継
する第2中継部121,141は備えずに室内交話端末
30からの赤外線を中継する第1中継部111,131
のみを備えるものとしたり、逆に室内交話端末30から
の赤外線を中継する第1中継部111,131を備えず
に管理装置60からの赤外線を中継する第2中継部12
1,141のみを備えるものとすればよい。
【0035】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である室内交話システム2
0の構成の概略を示す構成図である。
【図2】 室内交話端末30の端末側送信部40の構成
の概略を例示する構成図である。
【図3】 端末側赤外線放射部36から赤外線が照射さ
れる様子を説明する説明図である。
【図4】 室内交話端末30の端末側受信部50の構成
の概略を例示する構成図である。
【図5】 端末側赤外線受光部38で赤外線を受光する
様子を説明する説明図である。
【図6】 管理装置60の装置側送信部70の構成の概
略を例示する構成図である。
【図7】 管理装置60の装置側受信部80の構成の概
略を例示する構成図である。
【図8】 中継システム100の第1中継器110構成
の概略を例示する構成図である。
【図9】 第1中継器110の中継器用広角赤外線受光
部112で赤外線を受光する様子を説明する説明図であ
る。
【図10】 第1中継器110の中継器用広角赤外線放
射部126から赤外線が照射される様子を説明する説明
図である。
【図11】 第2中継器130の構成の概略を例示する
構成図である。
【符号の説明】
10 交話室、12 管理室、14 管理卓、20 室
内交話システム、30室内交話端末、32 マイクロフ
ォン、34 ヘッドフォン、36 端末側赤外線放射
部、37 赤外線放射素子、38 端末側赤外線受光
部、39 赤外線受光素子、40 端末側送信部、42
音声信号増幅回路、44 高周波信号発生回路、46
周波数変調回路、50 端末側受信部、52 高周波
増幅回路、54 音声復調回路、56 音声信号増幅回
路、60 管理装置、62 マイクロフォン、63 ス
ピーカ、64 ヘッドフォン、66 装置側赤外線放射
部、、68 装置側赤外線受光部、70 装置側送信
部、72 音声信号増幅回路、74 高周波信号発生回
路、76 周波数変調回路、80 装置側受信部、82
音声復調回路、84 音声信号増幅回路、100 中継
システム、110 第1中継器、111 第1中継部、
112 中継器用広角赤外線受光部、113赤外線受光
素子、114 周波数変換器、116 中継器用赤外線
放射部、121 第2中継部、122 中継器用赤外線
受光部、123 赤外線放射素子、124 周波数変換
器、126 中継器用広角赤外線放射部、130 第2
中継器、131 第1中継部、132 中継器用赤外線
受光部、134 周波数変換器、136 中継器用赤外
線放射部、141 第2中継部、142 中継器用赤外
線受光部、144 周波数変換器、146 中継器用赤
外線放射部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小嶋 清海 神奈川県横浜市港北区新吉田町781番地 ジェイ・アール・シー特機株式会社内 (72)発明者 石田 眞二 神奈川県横浜市港北区新吉田町781番地 ジェイ・アール・シー特機株式会社内 (72)発明者 上島 充 神奈川県横浜市港北区新吉田町781番地 ジェイ・アール・シー特機株式会社内 (72)発明者 伊藤 宗治 神奈川県横浜市港北区新吉田町781番地 ジェイ・アール・シー特機株式会社内 (72)発明者 竹内 浩伸 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所艦艇部システム設計 課内 (72)発明者 山口 卓哉 長崎県長崎市飽の浦町1番1号 三菱重工 業株式会社長崎造船所艦艇部システム設計 課内 Fターム(参考) 5D021 DD00 5K002 AA05 AA06 BA01 FA03 GA02 GA07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の交話を管理する室内交話システム
    であって、 音声を受信して音声信号とする端末側音声受信手段と、
    高周波信号を前記端末側音声受信手段からの音声信号に
    より周波調変調して音声高周波信号を生成する端末側周
    波数変調手段と、該周波数変調により生成された音声高
    周波信号を赤外線に変換して放射する端末側赤外線放射
    手段とを備える少なくとも一つの携帯可能な室内交話端
    末と、 赤外線を受光可能な装置側赤外線受光手段と、該受光に
    より得られる音声高周波信号に復調する装置側復調手段
    とを備える管理装置と、 前記室内交話端末の端末側赤外線放射手段から放射され
    た赤外線を受光すると共に該受光により得られる音声高
    周波信号を赤外線を用いて前記管理装置の装置側赤外線
    受光手段に中継する中継手段とを備える室内交話システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の室内交話システムであっ
    て、 前記室内交話端末は、赤外線を受光可能な端末側赤外線
    受光手段と、該受光した赤外線を音声信号に復調する端
    末側復調手段と、該復調した音声信号を音声として出力
    する端末側音声出力手段とを備え、 前記管理装置は、音声を受信して音声信号とする装置側
    音声受信手段と、高周波信号を前記装置側音声受信手段
    からの音声信号により周波調変調して音声高周波信号を
    生成する装置側周波数変調手段と、該装置側周波数変調
    手段により生成された音声高周波信号を赤外線に変換し
    て放射する装置側赤外線放射手段とを備え、 前記中継手段は、前記管理装置の装置側赤外線放射手段
    から放射された赤外線を受光すると共に該受光により得
    られる音声高周波信号を赤外線を用いて前記室内交話端
    末の端末側赤外線受光手段に中継する手段である室内交
    話システム。
  3. 【請求項3】 室内の交話を管理する室内交話システム
    であって、 赤外線を受光可能な端末側赤外線受光手段と、該受光し
    た赤外線を音声信号に復調する端末側復調手段と、該復
    調した音声信号を音声として出力する端末側音声出力手
    段とを備える少なくとも一つの携帯可能な室内交話端末
    と、 音声を受信して音声信号とする装置側音声受信手段と、
    高周波信号を前記装置側音声受信手段からの音声信号に
    より周波調変調して音声高周波信号を生成する装置側周
    波数変調手段と、該装置側周波数変調手段により生成さ
    れた音声高周波信号を赤外線に変換して放射する装置側
    赤外線放射手段とを備える管理装置と、 前記管理装置の装置側赤外線放射手段から放射された赤
    外線を受光すると共に該受光により得られる音声高周波
    信号を赤外線を用いて前記室内交話端末の端末側赤外線
    受光手段に中継する中継手段とを備える室内交話システ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記中継手段は、少なくとも一つの中継
    器を用いて中継する手段である請求項1ないし3いずれ
    か記載の室内交話システム。
  5. 【請求項5】 前記中継器は、赤外線を受光可能な中継
    器用赤外線受光手段と、該受光により得られる音声高周
    波信号を赤外線に変換して放射する中継器用赤外線放射
    手段とを備える請求項4記載の室内交話システム。
  6. 【請求項6】 前記中継器用赤外線放射手段は、前記音
    声高周波信号を異なる変調周波数に変換すると共に該変
    換した音声高周波信号を赤外線に変換して放射する手段
    である請求項5記載の室内交話システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016509381A (ja) * 2013-05-30 2016-03-24 ジェイピーケー・コリア・カンパニー・リミテッド 赤外線通信センサ、それを用いてグループ単位で照明する動作感知センサネットワークシステム及びその方法

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JP2016509381A (ja) * 2013-05-30 2016-03-24 ジェイピーケー・コリア・カンパニー・リミテッド 赤外線通信センサ、それを用いてグループ単位で照明する動作感知センサネットワークシステム及びその方法

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