JP2002077982A - 基地局装置、通信端末装置及び無線通信方法 - Google Patents

基地局装置、通信端末装置及び無線通信方法

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JP2002077982A
JP2002077982A JP2000257771A JP2000257771A JP2002077982A JP 2002077982 A JP2002077982 A JP 2002077982A JP 2000257771 A JP2000257771 A JP 2000257771A JP 2000257771 A JP2000257771 A JP 2000257771A JP 2002077982 A JP2002077982 A JP 2002077982A
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JP
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circuit
data
base station
signal
iho
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JP2000257771A
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Takahiro Shoji
隆浩 庄司
Katsuhiko Hiramatsu
勝彦 平松
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信中の強制切断の可能性を少なくして
効率的に無線リソースを利用すること。 【解決手段】 カウンタ210は、NACK信号の回数
を記憶して所定の回数以上となった場合、イントラセル
ハンドオーバー(以下「IHO」という)を行う指示を
IHO実行回路215に出力し、スロット選択の実行を
スロット選択回路214に指示する。スロット選択回路
214は、指示に従って、上り回線優先順位テーブル2
12あるいは下り回線優先順位テーブル213に記録さ
れた優先度関数及びコード多重数に基づいて、IHOの
対象となるチャネル検索を行うスロットを選択する。I
HO実行回路215は、検索対象スロットに対してチャ
ネル検索を行い、IHOを実行し、IHO実行後に更新
されたスロット番号を示すチャネル割り当て情報を送受
信回路206及び多重化回路201に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、基地局装置、通信
端末装置及び無線通信方法に関し、特に誤り制御に関す
る。
【0002】
【従来の技術】無線通信では、送信したデータが無線伝
送路の劣化等により正しい値で受信されないことがある
ため誤り制御を行う必要がある。具体的には、受信側が
受信したデータの誤り判定をして、誤りがある場合は送
信側に再送要求を伝え、送信側が受信側からの再送要求
を受けると、最初にデータを送信したときと同じチャネ
ルでデータを再送信する。
【0003】このような誤り制御の一つにタイプ2ハイ
ブリッドARQ(Automatic Repeat reQuest)があ
る。
【0004】タイプ2ハイブリッドARQは、はじめに
誤り訂正符号化を行わずにデータを送信し、受信したデ
ータに誤りが検出された場合、誤り訂正符号化を行って
データを再送信する誤り制御方法である。誤り制御を行
うことにより、ある程度回線状況が悪化しても、受信し
たデータに発生した誤りを訂正して正しいデータを受信
することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、さらに回線状
況が悪化した場合には、発生した誤りを完全に訂正する
ことができず正しいデータを受信することができない。
この場合、通信装置は、正しいデータが受信できるまで
再送信を繰り返すこととなってしまう。従来の無線通信
システムでは、再送信の無限繰り返しを防ぐためにデー
タの再送回数を制限して、所定の回数の再送信を行って
もデータを正しく受信できない場合、通信不能と判断し
てやむなく通信を中断している。
【0006】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、回線状況が悪化して誤り訂正符号化を行って信
号を再送信しても受信側で誤りなく復号することができ
ない場合に通信中の強制切断の可能性を少なくすること
ができる基地局装置、通信端末装置及び無線通信方法を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の基地局装置は、
無線通信を行う基地局装置であって、再送信が行われた
回数を計測する計数手段と、前記再送信が行われた回数
に基づいてイントラセルハンドオーバーを行うイントラ
セルハンドオーバー手段と、を具備する構成を採る。
【0008】本発明の基地局装置は、イントラセルハン
ドオーバー手段は、一つの通信データについて、所定の
回数の再送信が行われた場合にイントラセルハンドオー
バーを行う。
【0009】これらの構成によれば、回線状況が悪化し
て誤り訂正符号化を行って信号を再送信しても受信側で
誤りなく復号することができない場合にイントラセルハ
ンドオーバーを行うことにより、再送するデータの送信
可能なチャネルを確保して回線状況を改善できるので、
通信中の強制切断の可能性を少なくすることができる。
【0010】本発明の基地局装置は、イントラセルハン
ドオーバー手段は、一つの通信データについて、所定の
回数の再送信が行われる毎にイントラセルハンドオーバ
ーを行う。
【0011】この構成によれば、イントラセルハンドオ
ーバー後に再送したデータが正しく受信できない場合で
も再びイントラセルハンドオーバーを行うことができる
ので、さらに通信中の強制切断の可能性を少なくするこ
とができる。
【0012】本発明の基地局装置は、通信相手からデー
タの再送信を要求された場合に、送信データに誤り訂正
符号化を行って再送信する符号化手段を具備し、計数手
段は、前記送信データの再送信回数を計測し、イントラ
セルハンドオーバー手段は、前記送信データの再送信回
数が所定の回数となった場合、前記送信データのチャネ
ルに対するイントラセルハンドオーバーを行う。
【0013】この構成によれば、基地局装置から通信端
末装置にデータを送信する場合に、再送するデータの送
信可能なチャネルを確保して回線状況を改善できるの
で、通信中の強制切断の可能性を少なくすることができ
る。
【0014】本発明の基地局装置は、受信データに誤り
が検出された場合に、通信相手にデータの再送信を要求
して受信したデータに誤り訂正復号化を行う復号化手段
を具備し、計数手段は、前記受信データの再送信回数を
計測し、前記受信データの再送信回数が所定の回数とな
った場合、前記受信データのチャネルに対するイントラ
セルハンドオーバーを行う。
【0015】この構成によれば、通信端末装置から基地
局装置にデータを送信する場合に、再送するデータの送
信可能なチャネルを確保して回線状況を改善できるの
で、通信中の強制切断の可能性を少なくすることができ
る。
【0016】本発明の通信端末装置は、上記記述の基地
局装置と通信を行う。
【0017】本発明のチャネル割り当て方法は、送信デ
ータに誤りがあった回数を計測して、所定の回数の誤り
があった場合に、イントラセルハンドオーバーを行う。
【0018】この方法によれば、回線状況が悪化して誤
り訂正符号化を行って信号を再送信しても受信側で誤り
なく復号することができない場合にイントラセルハンド
オーバーを行うことができるので再送するデータの送信
可能なチャネルを確保して回線状況を改善し、通信中の
強制切断の可能性を少なくすることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明者は、イントラセルハンド
オーバーを行うことにより、悪化したチャネルの回線状
況を改善することを見出した。
【0020】すなわち、本発明の骨子は、回線状況が悪
化して誤り訂正符号化を行って信号を再送信しても受信
側で誤りなく復号することができない場合にイントラセ
ルハンドオーバーを行うことである。
【0021】(実施の形態1)図1は、実施の形態1に
係る基地局装置の通信相手となる通信端末装置の構成を
示すブロック図である。通信端末装置100は、多重回
路101と、変調回路102と、拡散回路103と、送
受信回路104と、逆拡散回路105と、復調回路10
6と、復号化回路107と、分離回路108と、干渉電
力測定回路109と、から主に構成されている。
【0022】多重回路101は、干渉電力測定回路10
9から出力された干渉電力情報と送信信号とを多重して
変調回路102に出力する。変調回路102は、多重回
路101の出力信号に対してQPSK等の一次変調を行
い、拡散回路103に出力する。拡散回路103は、変
調回路102の出力信号に対して所定の拡散符号を乗算
し、送受信回路104に出力する。
【0023】送受信回路104は、分離回路108から
出力されたチャネル割り当て情報に基づいて割当てられ
たスロットにおいて変調波信号の送受信を行う。具体的
には、拡散回路103の出力信号を無線周波数に変換し
て増幅し、アンテナから無線送信する。また、アンテナ
に受信された信号を増幅してベースバンドに周波数変換
し、逆拡散回路105に出力する。
【0024】逆拡散回路105は、送受信回路104の
出力信号に対して通信相手と同一の拡散符号を乗算し、
復調回路106及び干渉電力測定回路109に出力す
る。復調回路106は、逆拡散回路105の出力信号を
復調して復号化回路107に出力する。
【0025】復号化回路107は、復調回路106の出
力信号が符号化された信号である場合、出力信号を復号
化して誤りがあるか否か判定し、誤りを検出した場合、
データの再送を要求するNACK信号を多重回路101
に出力し、復調回路106の出力信号に誤りがなかった
場合、次のデータを要求するACK信号を多重回路10
1に出力し、信号を復号して分離回路108に出力す
る。
【0026】また、復号化回路107は、復調回路10
6の出力信号が符号化された信号でない場合、復号化を
行わずに信号に誤りがあるか否か判定し、誤りを検出し
た場合、NACK信号を多重回路101に出力し、復調
回路106の出力信号に誤りがない場合、ACK信号を
多重回路101に出力して、復調回路106の出力信号
を分離回路108に出力する。
【0027】分離回路108は、復号化回路107の出
力信号からチャネル割当て情報を分離し、送受信回路1
04に出力する。干渉電力測定回路109は、逆拡散回
路105の出力信号から下り回線の受信干渉電力を測定
し、測定結果を干渉電力情報として多重回路101に出
力する。
【0028】図2は、実施の形態2に係る基地局装置の
構成を示すブロック図である。基地局装置200は、多
重回路201と、バッファ202と、符号化回路203
と、変調回路204と、拡散回路205と、送受信回路
206と、逆拡散回路207と、復調回路208と、分
離回路209と、カウンタ210と、干渉電力測定回路
211と、上り回線優先度テーブル212と、下り回線
優先度テーブル213と、スロット選択回路214と、
IHO(イントラセルハンドオーバー)実行回路215
と、から主に構成されている。
【0029】多重回路201は、IHO実行回路215
から出力されたチャネル割当て情報と送信信号とを多重
してバッファ202に出力する。
【0030】バッファ202は、多重回路201から出
力された信号を記憶し、この信号を符号化回路203に
出力する。また、バッファ202は、分離回路209か
らNACK信号が出力された場合、記憶した信号を符号
化回路203に出力し、分離回路209からACK信号
が出力された場合、次のデータを多重回路201から受
けとって記憶し、この信号を符号化回路203に出力す
る。
【0031】符号化回路203は、分離回路209から
NACK信号が出力されていない場合は、バッファ20
2から出力された信号を符号化しないで変調回路204
に出力し、分離回路209からNACK信号が出力され
た場合には、バッファ202から出力された信号を符号
化して変調回路204に出力する。
【0032】変調回路204は、符号化回路203の出
力信号に対してQPSK等の一次変調を行い、拡散回路
205に出力する。拡散回路205は、変調回路204
の出力信号に対して所定の拡散符号を乗算し、送受信回
路206に出力する。
【0033】送受信回路206は、IHO実行回路のチ
ャネル割り当ての指示により割当てられたスロットにお
いて変調波信号の送受信を行う。具体的には、拡散回路
205の出力信号を無線周波数に変換して増幅し、アン
テナから無線送信する。また、アンテナに受信された信
号を増幅してベースバンドに周波数変換し、逆拡散回路
207に出力する。
【0034】逆拡散回路207は、送受信回路206の
出力信号に対して通信相手と同一の拡散符号を乗算し、
復調回路208及び干渉電力測定回路211に出力す
る。復調回路208は、逆拡散回路207の出力信号を
復調して分離回路209に出力する。
【0035】分離回路209は、復調回路208の出力
信号から干渉電力情報を分離してIHO実行回路215
に出力し、復調回路208の出力信号からACK信号又
はNACK信号を分離してバッファ202と、符号化回
路203と、カウンタ210と、出力する。
【0036】干渉電力測定回路211は、逆拡散回路2
07の出力信号から上り回線の受信干渉電力を測定し、
IHO実行回路215に測定結果を出力する。
【0037】カウンタ210は、分離回路209から出
力されたNACK信号の回数を記憶し、NACK信号の
回数が所定の回数以上となった場合、イントラセルハン
ドオーバーを行う指示をIHO実行回路215に出力
し、スロット選択の実行をスロット選択回路214に指
示する。
【0038】上り回線優先度テーブル212は、スロッ
ト毎に上り回線の優先度関数及びコード多重数を記録す
る。下り回線優先度テーブル213は、スロット毎に下
り回線の優先度関数及びコード多重数を記録する。
【0039】スロット選択回路214は、カウンタ21
0からスロット選択の指示を受けると、上り回線優先度
テーブル212あるいは下り回線優先度テーブル213
に記録された優先度関数及びコード多重数に基づいて、
IHOにおいて移動対象となるチャネル(以下、「移動
対象チャネル」という)及びチャネル検索を行うスロッ
ト(以下、「検索対象スロット」という)を選択する。
【0040】移動対象チャネルの選択方法として、コー
ド多重数に基づいて1コードのチャネルが1つのみ割当
てられているスロットの当該チャネルを選択する方法、
あるいは、優先度関数値が最も低いスロットに割当てら
れたチャネルを選択する方法等がある。また、検索対象
スロットの選択方法として、優先度関数値が高い順にス
ロットを選択する方法、あるいは、コード多重数が多い
順にスロットを選択する方法等がある。
【0041】IHO実行回路215は、カウンタ210
からの指示に従い検索対象スロットに対してチャネル検
索を行い、IHOを実行し、IHO実行後に更新された
スロット番号を示すチャネル割り当て情報を送受信回路
206及び多重回路201に出力する。
【0042】次に、IHO実行回路215のIHOにお
けるチャネル検索について説明する。
【0043】上り回線のチャネル検索を行う場合、基地
局装置200の干渉電力測定回路211が検索対象スロ
ットの受信干渉電力を測定し、測定結果をIHO実行回
路215に出力する。一方、下り回線のチャネル検索を
行う場合、通信端末装置100が検索対象スロットの受
信干渉電力を測定し、測定結果を干渉電力情報として基
地局装置200に送信する。そして、基地局装置200
の分離回路209が、受信した干渉電力情報をIHO実
行回路215に出力する。
【0044】そして、IHO実行回路215は、検索対
象スロットの受信干渉電力と閾値との大小関係を判定
し、検索対象スロットの受信干渉電力が閾値以下の場
合、当該スロットをハンドオーバ先スロットとして決定
する。一方、検索対象スロットの受信干渉電力が閾値よ
り大きい場合、スロット選択回路214に対して次の検
索対象スロットを要求する。
【0045】次に、実施の形態1にかかる通信端末装置
100及び基地局装置200の動作について説明する。
【0046】送信データは、多重回路201と、バッフ
ァ202と、符号化回路203と、変調回路204と、
拡散回路205と、送受信回路206とを介して無線信
号として通信端末装置100に送信される。
【0047】無線信号は、送受信回路104においてベ
ースバンドに周波数変換され受信信号として逆拡散回路
105に出力される。
【0048】受信信号は、逆拡散回路において逆拡散さ
れ、復号化回路107に出力される。
【0049】受信信号に誤りがあった場合、データの再
送信を要求するNACK信号が多重回路101に出力さ
れ、多重回路101において送信信号及び干渉電力情報
と多重され、変調回路102において変調され、拡散回
路103において拡散され送受信回路104において無
線周波数に周波数変換されて基地局装置200に送信さ
れる。
【0050】NACK信号は、送受信回路206におい
てベースバンドに周波数変換され、逆拡散回路207に
おいて逆拡散され、復調回路208において復調され、
分離回路において受信データと分離されてバッファ20
2とカウンタ210に出力される。
【0051】バッファ202にNACK信号が出力され
ると、送信データを再送信するために、記憶した送信デ
ータがバッファ202から符号化回路203に出力され
る。
【0052】所定の回数のNACK信号がカウンタ21
0に出力された場合、IHOを実行する指示がカウンタ
210からIHO実行回路215に出力され、IHO実
行後のチャネル割り当て情報が多重回路201と送受信
回路206に出力される。
【0053】再送信する送信データは、符号化回路20
3において符号化され、変調回路204において変調さ
れ、拡散回路205において拡散符号を乗算され、送受
信回路206において無線周波数に周波数変換されて無
線信号として送信される。
【0054】また、受信信号に誤りがなかった場合、次
のデータの送信を要求するACK信号が多重回路101
に出力され、多重回路101において送信信号及び干渉
電力情報と多重され、変調回路102において変調さ
れ、拡散回路103において拡散され送受信回路におい
て無線周波数に周波数変換されて基地局装置200に送
信される。
【0055】ACK信号は、送受信回路206において
ベースバンドに周波数変換され、逆拡散回路207にお
いて逆拡散され、復調回路208において復調され、分
離回路において受信データと分離されてバッファ202
とカウンタ210に出力される。
【0056】バッファ202にACK信号が出力される
と、次の送信データを送信するために、記憶した送信デ
ータが消去され、次の送信データが、多重回路からバッ
ファ202に出力され、バッファ202に記憶され、符
号化回路203に出力する。
【0057】ACK信号がカウンタ210に出力された
場合、カウンタ210に記録されたNACK信号を受け
取った回数は、0に戻る。
【0058】次に、信号の再送時にイントラセルハンド
オーバーを行う例について図3を用いて説明する。図3
は、基地局装置200と通信端末装置100との信号の
やり取りの例を示す図である。
【0059】基地局装置200と通信端末装置100と
の信号のやり取りは、図3の上から下に順に行われる。
【0060】最初に、基地局装置200は、通信端末装
置100にFEC(forward errorcorrection)なしの
データを送信する。
【0061】通信端末装置100は、このデータを受信
して誤り検出を行う。データに誤りがあった場合、通信
端末装置100は、データの再送を要求するNACK信
号を基地局装置200に送信する。
【0062】基地局装置200は、NACK信号を受信
すると、先に送信したデータを符号化して通信端末装置
に送信する。
【0063】通信端末装置100は、この符号化したデ
ータを受信して誤り検出を行う。データに誤りがあった
場合、通信端末装置100は、データの再送を要求する
NACK信号を基地局装置200に送信する。
【0064】基地局装置200は、NACK信号を受信
すると、再び、先に送信したデータを符号化したFEC
ありのデータ(以下、「符号化データ」という)を通信
端末装置に送信する。基地局装置200は、ある一つの
データの送信で所定の回数のNACK信号を受信する
と、イントラセルハンドオーバーを行い、その後、再び
符号化データを通信端末装置に送信する。
【0065】このように、本実施の形態の無線通信装置
によれば、回線状況が悪化して誤り訂正符号化を行って
信号を再送信しても受信側で誤りなく復号することがで
きない場合にイントラセルハンドオーバーを行うことに
より、再送するデータの送信可能なチャネルを確保して
回線状況を改善できるので、通信中の強制切断の可能性
を少なくすることができる。
【0066】(実施の形態2)図4は、実施の形態2に
係る基地局装置の構成を示すブロック図である。但し、
図1と同一の構成となるものについては同一番号を付
し、詳しい説明を省略する。図4の基地局装置400
は、図1と比較してカウンタ401が異なる。
【0067】図4において、カウンタ401は、分離回
路209から出力されたNACK信号の回数を記憶し、
NACK信号の回数が、所定の回数である場合、NAC
K信号を受け取るとイントラセルハンドオーバーを行う
指示をIHO実行回路215に出力して、記憶した回数
を0にする。そして、カウンタ401は、再び分離回路
209から出力されたNACK信号の回数を記憶し、N
ACK信号の回数が、所定の回数になると再びイントラ
セルハンドオーバーを行う指示をIHO実行回路215
に出力する。
【0068】次に、信号の再送時にイントラセルハンド
オーバーを行う例について図5を用いて説明する。図5
は、基地局装置400と通信端末装置100との信号の
やり取りの例を示す図である。
【0069】基地局装置400と通信端末装置100と
の信号のやり取りは、図5の上から下に順に行われる。
【0070】最初に、基地局装置400は、通信端末装
置100にFECなしのデータを送信する。
【0071】通信端末装置100は、このデータを受信
して誤り検出を行う。データに誤りがあった場合、通信
端末装置100は、データの再送を要求するNACK信
号を基地局装置400に送信する。
【0072】基地局装置400は、NACK信号を受信
すると、符号化データを通信端末装置に送信する。
【0073】通信端末装置100は、この符号化データ
を受信して誤り検出を行う。符号化データに誤りがあっ
た場合、通信端末装置100は、データの再送を要求す
るNACK信号を基地局装置400に送信する。
【0074】基地局装置400は、NACK信号を受信
すると、再び符号化データを通信端末装置に送信する。
基地局装置400は、ある一つのデータの送信で所定の
回数のNACK信号を受信すると、イントラセルハンド
オーバーを行い、その後再び符号化データを通信端末装
置に送信する。
【0075】基地局装置400は、NACK信号を受信
すると、再び符号化データを通信端末装置に送信する。
基地局装置400は、ある一つのデータの送信で所定の
回数のNACK信号を受信すると、イントラセルハンド
オーバーを行い、その後再び符号化データを通信端末装
置に送信する。
【0076】このように、本実施の形態の無線通信装置
によれば、データの再送要求が一定の回数になる毎にイ
ントラセルハンドオーバーを行うことにより、イントラ
セルハンドオーバー後に再送したデータが正しく受信で
きない場合でも再びイントラセルハンドオーバーを行
う。これにより、実施の形態1よりも、さらに通信中の
強制切断の可能性を少なくすることができる。
【0077】なお、CDMA/TDD通信方式の無線通
信に限らず、誤り訂正符号を用いて再送制御を行う無線
通信であれば適用することができる。
【0078】また、上記各実施の形態では、基地局装置
から通信端末装置にデータを送信する場合の誤り制御を
説明しているが、通信端末装置から基地局装置にデータ
を送信する場合の誤り制御にも適用できる。
【0079】この場合、通信端末装置から基地局装置に
データを送信する場合に、再送するデータの送信可能な
チャネルを確保して回線状況を改善できるので、通信中
の強制切断の可能性を少なくすることができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
回線状況が悪化して誤り訂正符号化を行って信号を再送
信しても受信側で誤りなく復号することができない場合
にイントラセルハンドオーバーを行うことにより通信中
の強制切断の可能性を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1に係る基地局装置の通信相手とな
る通信端末装置の構成を示すブロック図
【図2】上記実施の形態に係る基地局装置の構成を示す
ブロック図
【図3】上記実施の形態に係る基地局装置と通信端末装
置との信号のやり取りの例を示す図
【図4】実施の形態2に係る基地局装置の構成を示すブ
ロック図
【図5】上記実施の形態に係る基地局装置と通信端末装
置との信号のやり取りの例を示す図
【符号の説明】
100 通信端末装置 101、201 多重回路 102、204 変調回路 103、205 拡散回路 104、206 送受信回路 105、207 逆拡散回路 106、208 復調回路 107 復号化回路 108、209 分離回路 109、211 干渉電力測定回路 200、400 基地局装置 202 バッファ 203 符号化回路 210、401 カウンタ 212 上り回線優先度テーブル 213 下り回線優先度テーブル 214 スロット選択回路 215 IHO実行回路
フロントページの続き Fターム(参考) 5K014 AA03 BA05 DA02 EA04 EA08 FA00 FA03 HA06 HA10 5K022 EE01 EE32 5K067 AA12 AA28 EE02 EE10 FF16 GG07 HH22 HH23 JJ01 JJ17 JJ35 JJ37

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信を行う基地局装置であって、再
    送信が行われた回数を計測する計数手段と、前記再送信
    が行われた回数に基づいてイントラセルハンドオーバー
    を行うイントラセルハンドオーバー手段と、を具備する
    ことを特徴とする基地局装置。
  2. 【請求項2】 イントラセルハンドオーバー手段は、一
    つの通信データについて、所定の回数の再送信が行われ
    た場合にイントラセルハンドオーバーを行うことを特徴
    とする請求項1に記載の基地局装置。
  3. 【請求項3】 イントラセルハンドオーバー手段は、一
    つの通信データについて、所定の回数の再送信が行われ
    る毎にイントラセルハンドオーバーを行うことを特徴と
    する請求項1に記載の基地局装置。
  4. 【請求項4】 通信相手からデータの再送信を要求され
    た場合に、送信データに誤り訂正符号化を行って再送信
    する符号化手段を具備し、計数手段は、前記送信データ
    の再送信回数を計測し、イントラセルハンドオーバー手
    段は、前記送信データの再送信回数が所定の回数となっ
    た場合、前記送信データのチャネルに対するイントラセ
    ルハンドオーバーを行うことを特徴とする請求項1から
    請求項3のいずれかに記載の基地局装置。
  5. 【請求項5】 受信データに誤りが検出された場合に、
    通信相手にデータの再送信を要求して受信したデータに
    誤り訂正復号化を行う復号化手段を具備し、計数手段
    は、前記受信データの再送信回数を計測し、前記受信デ
    ータの再送信回数が所定の回数となった場合、前記受信
    データのチャネルに対するイントラセルハンドオーバー
    を行うことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれ
    かに記載の基地局装置。
  6. 【請求項6】 請求項1から請求項5のいずれかに記載
    の基地局装置と通信を行うことを特徴とする通信端末装
    置。
  7. 【請求項7】 送信データに誤りがあった回数を計測し
    て、所定の回数の誤りがあった場合に、イントラセルハ
    ンドオーバーを行うことを特徴とするチャネル割り当て
    方法。
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