JP2002077186A - 装置間接続方法及び多重化装置、並びに多重化装置の切替装置 - Google Patents

装置間接続方法及び多重化装置、並びに多重化装置の切替装置

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JP2002077186A
JP2002077186A JP2000260314A JP2000260314A JP2002077186A JP 2002077186 A JP2002077186 A JP 2002077186A JP 2000260314 A JP2000260314 A JP 2000260314A JP 2000260314 A JP2000260314 A JP 2000260314A JP 2002077186 A JP2002077186 A JP 2002077186A
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JP2000260314A
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English (en)
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Keizo Sato
圭三 佐藤
Tetsuo Hashimoto
哲郎 橋本
Toshihiro Kawanabe
敏弘 川那辺
Masaya Nozato
雅哉 野里
Takayuki Iino
隆之 飯野
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Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Information and Control Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 多重系装置において、障害発生時に自動で他
系装置へ切替え、障害復旧時には自動で元に戻すように
したい。 【解決手段】 接続切替装置2にて、接続先となる多重
系装置3、4、5の状態監視を実施すると共に個々の装
置に対する接続の優先度を記憶しておくことで、多重系
装置2、3、4の中で障害発生及び復旧に対応して接続
可能かつ優先度の高い装置を判別し、接続先をその装置
へ自動で切替えることを実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置間接続方法、
多重化された多重化装置及びその切替装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通信回線により接続する多重系装置に対
して、現在接続中の装置に障害が発生して接続不能とな
った場合に、接続先を他系装置へ自動で切替える装置と
して、特開平11−74920号公報に開示されている
ように、障害発生の種類に応じて接続先を切り替える例
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例は、障害発
生時の系の切り替えを開示する。多重系装置にあっては
こうした障害発生時の系切り替えと共に、障害発生の系
が復旧した場合の扱いをどうするかの問題がある。特
に、多重系装置として、フル運転する系と、バックアッ
プ用の縮退運転する系を持つと共に、この縮退運転中に
更に幾つかのグレードの下がった複数の縮退運転系と、
を持つような構成にあっては、どのグレードの縮退運転
系を運転対象として選ぶか、どれかの系が復旧した場合
その扱いをどうするか等を考慮することが要求されてい
る。
【0004】本発明の目的は、こうした運転中の系の障
害に伴う他の系運転への切り替えと、障害を起こした系
の復旧後の切り替えとを、系の処理内容(フル運転機能
の系や縮退運転機能の系)に応じて適正に可能にする接
続方法、及び多重系装置並びに切替装置を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、多重化された
複数の装置の中の1つを選択し、他の別装置につなげる
装置間接続方法において、上記複数の装置の接続優先度
を登録しておき、運転可能なものの中の最上位優先度の
装置を選択して接続を行うと共に、上記複数の装置の中
で障害復旧のあった装置に関し現在選択接続中の装置の
接続優先度よりも上位であればこの復旧した装置を選択
して接続を行う装置間接続方法を開示する。
【0006】更に本発明は、接続元装置と多重化された
複数の接続装置との間に介在して、上記複数の接続先装
置の1つを選択して接続先装置につなげる多重化装置の
切替装置において、上記複数の接続先装置の接続優先度
を格納する手段と、上記接続元装置につながる第1の信
号入出力部と、上記複数の接続先装置に通信回線を通じ
てつながり各装置からの監視信号を取り込む信号入力部
と、上記複数の接続先装置に通信回線を通じてつながり
接続選択中の接続先装置との間の情報の入出力を行う第
2の信号入出力部と、第1、第2の信号入出力部とを、
直接又は間接につなぐ系路手段と、接続優先度の上位の
接続先装置を接続相手として選択すると共に、現在選択
中の接続先装置の接続障害の発生を上記信号入力部の監
視信号に基づいて確認した場合この接続先装置よりも下
位の優先度の接続先装置を接続相手として選択し、現在
選択中の接続先装置よりも上位の優先度の接続先装置と
の接続障害解消を上記信号入力部の監視信号に基づいて
確認した場合この上位の優先度の接続先装置を接続相手
として選択する選択手段と、を備える多重化装置の切替
装置を開示する。
【0007】更に本発明は、信号入力部は、通信回線上
の障害及び回復の監視信号、接続先装置の障害及び回復
の監視信号を取り込む手段を持つものとした多重化装置
の接続切替装置を開示する。
【0008】更に本発明は、信号入力部の取り込み手段
は、接続先装置の接続準備がOKか否かを示す信号をも
監視信号として取り込むものとした多重化装置の接続切
替装置を開示する。
【0009】更に本発明は、接続元装置と、多重化され
た複数の接続先装置と、通信回線でつながる上記複数の
接続先装置の1つを選択して上記接続元装置との接続を
はかる接続切替装置と、を備えた多重化装置において、
上記切替装置は、上記複数の接続先装置の接続優先度を
格納する手段と、上記接続元装置につながる第1の信号
入出力部と、上記複数の接続先装置に通信回線を通じて
つながり各装置からの監視信号を取り込む信号入力部
と、上記複数の接続先装置に通信回線を通じてつながり
接続選択中の接続先装置との間の情報の入出力を行う第
2の信号入出力部と、第1、第2の信号入出力部とを、
直接又は間接につなぐ系路手段と、接続優先度の上位の
接続先装置を接続相手として選択すると共に、現在選択
中の接続先装置の接続障害の発生を上記信号入力部の監
視信号に基づいて確認した場合この接続先装置よりも下
位の優先度の接続先装置を接続相手として選択し、現在
選択中の接続先装置よりも上位の優先度の接続先装置と
の接続障害が解消を上記信号入力部の監視信号に基づい
て確認した場合この上位の優先度の接続先装置を接続相
手として選択する選択手段と、を備える多重系装置を開
示する。
【0010】更に本発明は、多重化された複数の接続先
装置間は、接続中の接続先装置と切断中の接続先装置と
の間で接続中のものから切断中のものにデータを送るた
めのバックアップ回線で結ばれているものとした多重系
装置を開示する。
【0011】更に本発明は、多重化された複数の接続先
装置相互は、接続優先度の高いものから処理内容又は制
御内容が順次縮退するように構成されているものとする
多重化装置を開示する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1に、本発明による接続切替装
置を使用した多重化装置の構成例を示し、図2には、本
発明による接続切替装置の内部構成例を示す。図1にお
いて、接続先となる多重系装置30はバックアップ回線
33により接続される3台の装置3、4、5で構成し、
通常の運転では、接続先装置3を使用してフル運転し、
接続先装置3に障害が発生した場合は接続先装置4によ
り縮退運転を実施する。更に接続先装置4で障害が発生
した場合は接続先装置5により更なる縮退運転を実施す
るものとする。接続切替装置2は接続元装置1と多重系
装置3、4、5との間に介在し、多重系装置3、4、5
の中の1つを選択し、接続元装置1との間で接続をはか
るものである。
【0013】ここで、縮退運転とは、フル運転(通常の
運転内容のこと)に対して、その一部の機能を取り除い
て行う運転のことであり、本実施の形態では、2段の縮
退運転を行うように構成してある。即ち、接続先装置3
がフル運転機能を持つ系、接続先装置4がその一部の機
能を取り除いた機能を持つ第1の縮退運転系、接続先装
置5が更に残りの機能の一部を取り除いた機能を持つ第
2の縮退運転系である。
【0014】フル運転、第1の縮退運転、第2の縮退運
転とは、多重系装置の種類や機能や目的に応じて定め
る。例えば、列車の運転や運行制御や原子力プラントの
制御等にあっては、フル運転に対して、第1の縮退運転
は、その制御等に第1に基本的と思われる制御、第2の
縮退運転は、その制御等に更に基本的と思われる制御、
を行う機能を指す。更に多重系装置が、データ処理やデ
ータ管理やデータ編集を行う如き目的の場合、フル運転
に対して第1の縮退運転は、その処理等に第1に基本的
と思われる処理をすること、第2の縮退運転は更に基本
的と思われる処理をすること、等となる。
【0015】こうした機能の差は、多重系の各装置3、
4、5のハードウェアやシステム構成による差別化によ
る場合と、ハードウェアやシステムは同じであるが、イ
ンストールするプログラムやアプリケーションソフトウ
ェアに差別化がされている場合と、の2つがある。ま
た、経済性や許容信頼性のあり方によっても定められ
る。更に接続元装置1は、上位又は下位の装置である。
上位の装置として設けられている場合にあっては、接続
元装置1は、中央処理装置、中央管理装置、センタ装置
等と呼ばれるものから、サーバと呼ばれるものまで含
む。下位の装置として設けられている場合にあっては、
端末等を指す。
【0016】接続切替装置2と多重系装置3、4、5と
は、互いに離れた位置に設置されており、通信回線31
A〜31C、32A〜32Cでつながっている。接続切
替装置2と接続元装置1とは、接近した位置にあってロ
ーカルなバスでつながっている例と、互いに離れていて
通信回線を通じてつながっている例とがある。その信号
線を1Aで示してある。
【0017】接続切替装置2は、接続元装置1と接続先
装置3〜5を通信線1A、31A、31B、31Cであ
る情報信号線で相互に、直接又は間接に内部の系路手段
を介して接続して、複数台ある接続先装置3〜5の障害
状態から接続元装置1とデータ通信を行う最適な装置を
一意に判別して論理的なデータ回線の接続を切替えるこ
とにより、前記した多重系装置の運転を実現するもので
ある。ここで、直接とは、情報信号線相互を直接に接続
すること、間接とは処理部9や記憶部6を介して間接に
接続すること、を云う。但し、以下では前者の例で説明
する。また、後者の間接とは、切替装置が情報転送のた
めにある種の変換処理(信号形式の変換や同期化のため
の処理とか、等)を行った上で両者を接続するといった
意味を持つ。
【0018】図2より、本発明による接続切替装置2の
内部構成例を説明する。接続切替装置2は、記憶部6、
監視信号入力部7、接続元情報信号入出力部8、処理部
9、接続先情報信号入出力部10、及びそれらを結ぶ共
有バス2Aから構成する。記憶部6は、多重系装置であ
る接続先装置3〜5の中から接続を行う装置を一意に決
定する為の優先度(接続先装置を運転させる優先度を示
す)を格納し、監視信号入力部7では、監視信号線32
A〜32Cから接続先装置3〜5毎の監視信号として、
データ回線の接続状態(接続先装置3〜5と接続切替装
置2間におけるデータ回線接続・切断の状態を示す)
と、障害状態(接続先装置3〜5の各装置における障害
発生の有無を示す)、接続する為の準備完了状態(接続
先装置3〜5が、接続切替装置2とデータ回線を接続し
て運転を開始する為の準備完了を示す)を受信する。
【0019】次に、処理部9は、接続先装置3〜5より
接続する装置を一意に判別するもので、記憶部6に格納
されている接続先装置3〜5の接続優先度と、監視信号
入力部7にて受信する監視信号情報より接続可能で接続
の優先度が最も高い装置を判別する処理を実施する。ま
た、接続元情報信号入力部8では、接続元装置1との通
信メッセージの送受信を実施し、接続先情報信号入出力
部10では、処理部9の判別結果に従って、接続先装置
3〜5とデータ回線の接続を切替えて通信メッセージの
送受信を実施する。本発明の接続切替装置2は、これら
の部位より構成することで、接続先装置3〜5のうちデ
ータ通信が可能かつ接続の優先度(運転の優先度)が最
も高い装置を自動で判別してデータ回線の接続切替えを
実現する。
【0020】次に、本発明の特徴である優先度を設けた
接続先の判定を行う処理部9の機能について、図3を用
いて説明する。処理部9は、接続切替装置2の起動時及
び監視信号入力部7にて接続先装置3〜5の状態変化
(障害発生及び復旧)を検出した場合に処理を実施して
接続先装置3〜5の状態変化に対応して接続先を判断す
るものである。処理部9の処理は、最初に、監視信号入
力部7から接続先装置毎の接続確認信号を取得(ステッ
プ11)して、現在のデータ回線接続先を確認する。同
様に、監視信号入力部7から、接続先装置毎の障害信号
を取得(ステップ12)して、接続先装置3〜5の各装
置における障害発生の有無を確認する。更に、監視信号
入力部7から、接続先装置毎の接続準備信号を取得(ス
テップ13)して、接続先装置3〜5の各装置が、デー
タ回線を接続する為の準備が完了しているか確認する。
【0021】次に、記憶部6より、接続先装置毎の優先
度を取得(ステップ14)して、接続先装置3〜5と接
続する際の優先度を取得する。接続切替判定(ステップ
15)では、前記で取得した接続装置毎の監視信号(接
続確認信号、障害信号、接続準備信号)及び接続優先度
より、次に示す場合には接続切替必要と判断する。
【0022】まず、接続切替装置2の起動時における初
期動作では、現在接続中の装置が存在しない為、無条件
に接続切替えが必要と判断する。また、接続確認信号及
び障害信号より、現在接続中の装置における障害発生を
検出した場合は、障害のない装置と接続しなおす必要が
ある為、接続切替えが必要と判断する。更に、接続確認
信号、障害信号及び接続準備信号から、現在接続中の装
置より優先度の高い装置における障害復旧を検出した場
合、かつその装置が接続準備を完了している場合(接続
切替可能な場合)は、優先度の高い装置と接続する必要
がある為、接続切替えが必要と判断する。以上にて、接
続切替必要と判断した場合は、接続先装置決定(ステッ
プ16)にて接続切替先装置の選択を行う。接続先装置
決定(ステップ16)では、接続先装置毎の障害信号取
得(ステップ12)にて取得した接続先装置毎の障害信
号と接続先装置毎の接続準備信号取得(ステップ13)
にて取得した接続先装置毎の接続準備信号及び接続先装
置毎の優先度取得(ステップ14)にて取得した接続先
装置毎の優先度より、障害の発生がなく接続準備が完了
した装置より最も接続の優先度が高い装置を接続切替先
に選択する。処理部9では、以上の処理フローを実施す
ることにより、接続先装置3〜5の中から接続可能かつ
最も優先度の高い装置を自動判別することが可能とな
る。
【0023】また、図2上の接続切替装置2における接
続先情報信号入出力部10では、処理部9の結果により
接続切替が必要な場合は、現在接続している接続先装置
へのデータ回線を一度切断した後、処理部9により決定
された接続先装置へ接続しなおす。これにより、接続元
装置1では、接続切替装置2を介して接続先装置3〜5
とデータ回線を接続することで、接続先装置3〜5の障
害発生及び復旧に対応して接続可能かつ最も優先度の高
い接続先装置へ自動で接続を切替えてデータ通信を実施
することが実現できる。
【0024】次に、多重系装置の障害発生及び復旧時に
伴う具体的な接続切替判定について、図4を用いてケー
ス1、ケース2について説明する。ケース1において、
初期状態では、監視信号情報の接続確認(ケース1の状
態a、以下b、c、…でも同様)に示す通り、最も接続
の優先度が高い接続先装置3と接続して通常運転を実施
している。この為、接続先装置毎の接続確認信号取得処
理(図3のステップ11)では、現在接続中の装置を接
続先装置3と認識する。ここで、接続先装置3に障害
(b)が発生すると、接続先装置毎の障害信号取得処理
(ステップ12)にて、接続先装置3の障害発生を検知
し、接続先装置毎の接続準備信号取得処理(ステップ1
3)により接続先装置3〜5が全て準備完了の状態にあ
ることを確認(c)する。次に、接続先装置毎の優先度
取得(d)処理(ステップ14)にて、各接続先装置毎
の優先度を取得する。接続切替判定処理(ステップ1
5)では、障害発生を検知した接続先装置3は現在接続
中の装置である為に接続切替(e)が必要と判断し、接
続先装置決定処理(ステップ16)にて、接続可能かつ
接続準備が完了している装置である接続先装置4及び5
より優先度の高い接続先装置4を選択(f)する。これ
により、通常運転で使用している接続先装置3の障害発
生時には、接続先を縮退運転に使用する接続先装置4へ
切替えて一部機能を縮退した運転をすることが可能とな
る。
【0025】次に、ケース2では、初期状態では、監視
信号情報の接続確認(g)に示す通り、接続先装置4と
接続して縮退運転を実施している。この為、接続先装置
毎の接続確認信号取得処理(ステップ11)では、現在
接続中の装置を接続先装置4と認識する。ここで、通常
運転で使用する接続先装置3の障害が復旧(h)する
と、接続先装置毎の障害信号取得処理(ステップ12)
にて、接続先装置3の障害復旧を検知して、接続先装置
毎の接続準備信号取得処理(ステップ13)により接続
先装置3〜5が全て準備完了の状態(i)にあることを
確認する。次に、接続先装置毎の優先度取得処理(ステ
ップ14)にて、各接続先装置毎の優先度を取得(j)
した後、接続切替判定処理(ステップ15)では、接続
先装置3は現在接続中の接続先装置4より優先度が高く
かつ接続準備も完了している為(接続可能な為)に接続
切替が必要と判断(k)し、接続先装置決定処理(ステ
ップ16)にて接続可能な装置である接続先切替装置3
〜5より接続準備が完了した最も優先度の高い接続先装
置3を選択(m)する。これにより、通常運転に使用す
る接続先装置3の障害復旧時に接続先を戻して縮退運転
から通常運転へ遷移することが可能となる。
【0026】ここで、接続先装置3〜5における運転の
遷移について図5及び図6を用いて説明する。図5は、
接続先装置3〜5の内部構成例を示したもので、制御部
(又は処理部)50は本来の制御や処理を行うものであ
り、その他の構成要素23〜27が本発明による接続切
替方式を実現するうえで必要な部位である。接続先装置
3〜5は、監視信号出力部23、情報信号線入出力部2
4、障害検知部25、接続管理部26、信号情報共有部
27を保有し、障害検知部25は、自装置の障害を検知
し、接続管理部26は、接続切替装置2との論理的なデ
ータ回線の状態を管理するもので、データ回線の接続・
切断状態の検知及びデータ回線の接続準備(データ通信
を可能とする為の準備)を実施する。また、監視信号出
力部23は、障害検知部で検出した障害信号及び接続管
理部26で検知した接続状態信号(接続信号及び切断信
号)と接続準備完了信号を監視情報として接続切替装置
2へ送信するものである。次に、信号情報共有部27
は、バックアップ回線を使用して多重系装置間における
情報の一致化を行い、障害復旧時に他装置から最新情報
を取得するものである。また、情報信号線入出力部24
は、情報信号線からの通信メッセージの送受信を行うも
のである。接続先装置3〜5は、これらの部位を保有し
て、障害復旧時に接続切替装置2と接続可能な状態へ遷
移させて、接続切替装置からの接続待ちとなるものであ
る。
【0027】次に、図6を用いて障害発生及び復旧時に
おける各部位の動作を示す。尚、図6に示す接続先装置
は図1上の接続先装置3と想定して説明する。接続先装
置3にて障害が発生すると、障害検知部25で障害を検
知し、監視信号出力部23にて接続切替装置2へ障害発
生の信号を送信する。接続切替装置2では、この信号を
受信すると接続切替が必要と判断して、接続先装置3に
対するデータ回線を切断する。また、接続先装置3で
は、接続管理部26にてデータ回線の切断を検知し、監
視信号出力部23より、接続先装置2へ切断信号を送信
する。すると、接続切替装置2では、切断信号を受信し
て接続先装置3に対するデータ回線の切断を確認して、
他系の接続先装置へ接続を切替える。これにより、接続
先装置3の障害発生による他系装置での縮退運転へ移行
することが可能となる。
【0028】次に、接続先装置3での障害が復旧した場
合について説明すると、まず、障害検知部25にて、障
害復旧を検出して、監視信号出力部23より接続先切替
装置2へ障害復旧の信号を送信する。また、接続管理部
26では、データ回線を接続する準備を開始し、情報信
号共有部27へ依頼して伝送情報の一致化を開始する。
情報信号共有部27では、伝送情報に世代管理情報(伝
送情報を世代管理する為に付加したハ゛ーシ゛ョン番号、時間
等)を付加することで、情報信号線入出力部24にて情
報信号線より送受信する情報を世代管理する。この為、
接続先装置間における伝送情報の一致化は、この世代管
理情報をキー情報として自系装置と他系装置の差分を検
出し、バックアップ回線を使用して他系装置より差分情
報を受信することで行う。また、情報信号共有部27
は、この一致化処理が終了すると接続管理部26へ終了
を通知する。次に、接続管理部26では、伝送情報の整
合性を確認した後、接続準備完了と判断して、監視信号
出力部23より、接続切替装置へ接続準備完了信号を送
信する。接続切替装置2では、前記した障害復旧信号及
び接続準備完了信号の両方を受信すると接続切替装置3
への接続切替可能と判断して、一時的に他系へ接続した
データ回線を切断して、接続先装置3に対して接続を行
う。接続先装置3では、接続管理部26にてデータ回線
の接続を検知して、監視信号出力部23より接続切替装
置2へ接続信号を送信する。接続切替装置2では、この
信号を受信すると接続先装置3とのデータ回線の接続を
確認してデータ通信を開始する。これにより、接続先装
置3に障害復旧時において、他系装置にて実施していた
縮退運転から接続先装置3にて実施する通常の運転へ遷
移することが実現できる。
【0029】尚、本例では、接続先装置を3台と仮定し
て説明したが、以下の如き変形や適用例がある。 (1)、本発明では、接続先となる装置を2台以上で構
成していれば、説明内容の実現は可能である。 (2)、本例では、接続する多重系装置を、通常の運転
時に使用する装置と、障害発生時に縮退運転する装置と
に分けて構成した装置を仮定して説明したが、優先度を
付けられた対等な装置でも説明内容の実現は可能であ
る。 (3)、接続切替装置と接続先装置の接続について、本
例では、接続切替装置と接続先装置を、1対1で接続する
RS−232C、RS−422等と仮定して説明した
が、本発明では、接続切替装置と接続先装置を、IEE
E802.3、RS−485、DeviceNet等の
バス型のLANにより接続する構成においても説明内容
の実現は可能である。 (4)、状態監視の取得について、本例では、監視信号
線から接続先装置の状態変化を取得することを仮定して
説明したが、情報信号線のみを用いても実現することも
可能である。ただし、この場合は、監視信号入力部7に
て接続先装置からの情報信号線より監視信号を受信する
必要がある。 (5)、状態変化の検出について、本例では、接続先装
置3〜5の障害発生及び復旧による監視信号より接続先
を切替える手段を説明したが、接続先となる多重系装置
の構成制御により発生する変化等を監視信号として取得
して、接続先を切替えることも可能である。 (6)、装置単体の状態変化だけでなく、接続先装置よ
り展開されるシステムの状態変化を監視信号として取得
して、システム間の接続切替を行うことも可能となる。 (7)、接続切替装置2における接続先装置の状態変化
検出について、本例では、監視信号の割込みにより接続
先装置の状態変化を取り込むことを説明したが、処理部
9を定周期で動作させることでも実現可能である。 (8)、処理部9を定周期で動作させ、かつ監視信号の
割込みと合わせて状態変化を検出することで実現するこ
とも可能である。また、本例では、多重系装置と限定し
て説明したが、多重系システムでも説明内容の実現は可
能である。 (9)、接続先装置から接続切替装置2へ送信する接続
確認信号について、本例では、接続先装置の接続管理部
26にてデータ回線の接続・切断を検知し監視信号とし
て接続切替装置2へ送信する手段を説明したが、ハード
接点等による接続先装置の生存監視信号を接続装置2へ
送信することでも説明内容の実現は可能である。 (10)、接続先装置におけるデータの一致化につい
て、本例では、接続先装置間をバックアップ回線により
接続してデータを一致化する手段について説明したが、
ディスクの共有等により各接続先装置間において情報を
共有することでも説明内容の実現は可能である。 (11)、本例では、接続装置における障害復旧時に、
他系装置とデータを一致化することを説明したが、接続
先装置が各々独立動作するシステムにおいては、データ
を一致化しなくても説明内容の実現は可能である。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、通信回線に接続する多
重系装置との通信において障害発生及び復旧に対応して
自動で最適な装置との接続が可能となるため、複数台か
ら成る多重系装置を、通常の運転で使用する装置と、障
害発生時に縮退運転する装置に分けて制御することが可
能となり、各々の装置へ必要な機能のみを持たせて、障
害発生時には縮退運転用の装置へ接続先を切替えて縮退
運転を実施し、障害復旧時には、元の装置へ接続を戻し
て通常の運転を可能とする効果がある。また、対等な多
重系装置でも、接続回線使用料や、接続回線の情報伝達
能力による優先度を付与することで、障害発生時に回線
使用料が高価な回線または情報伝達能力が劣る回線を使
用し、障害復旧時には、回線使用料が安価なまたは情報
伝達能力が優れた回線に戻して運転を可能とする効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による接続切替装置を使用したネットワ
ーク構成例を示した図である。
【図2】本発明による接続切替装置の構造を示した図で
ある。
【図3】接続先判定処理部の処理の流れを示した図であ
る。
【図4】接続先判定処理部における接続切替判定の例を
表した図である。
【図5】接続先装置の内部構成例を示した図である。
【図6】接続先装置における構成部位の動作を示した図
である。
【符号の説明】
1 接続元装置 2 接続切替装置 3、4、5 接続先装置 6 記憶部 7 監視信号入力部 8 接続元情報信号入出力部 9 接続先判定処理部 10 接続先情報信号入出力部 11 接続先装置毎の接続確認信号を取得 12 接続先装置毎の障害信号を取得 13 接続先装置毎の接続準備信号を取得 14 接続先装置毎の優先度を取得 15 接続切替判定 16 接続先装置決定
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 橋本 哲郎 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立情報制御システム内 (72)発明者 川那辺 敏弘 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立情報制御システム内 (72)発明者 野里 雅哉 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立情報制御システム内 (72)発明者 飯野 隆之 茨城県日立市大みか町五丁目2番1号 株 式会社日立製作所情報制御システム事業部 内 Fターム(参考) 5K028 QQ01 SS24 5K030 JA01 KX02 MD02 5K033 CB17 DA01 DA13 DA15 EB06

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多重化された複数の装置の中の1つを選
    択し、他の別装置につなげる装置間接続方法において、 上記複数の装置の接続優先度を登録しておき、運転可能
    なものの中の最上位優先度の装置を選択して接続を行う
    と共に、上記複数の装置の中で障害復旧のあった装置に
    関し現在選択接続中の装置の接続優先度よりも上位であ
    ればこの復旧した装置を選択して接続を行う装置間接続
    方法。
  2. 【請求項2】 接続元装置と多重化された複数の接続装
    置との間に介在して、上記複数の接続先装置の1つを選
    択して接続先装置につなげる多重化装置の切替装置にお
    いて、 上記複数の接続先装置の接続優先度を格納する手段と、 上記接続元装置につながる第1の信号入出力部と、 上記複数の接続先装置に通信回線を通じてつながり各装
    置からの監視信号を取り込む信号入力部と、 上記複数の接続先装置に通信回線を通じてつながり接続
    選択中の接続先装置との間の情報の入出力を行う第2の
    信号入出力部と、 第1、第2の信号入出力部とを、直接又は間接につなぐ
    系路手段と、 接続優先度の上位の接続先装置を接続相手として選択す
    ると共に、現在選択中の接続先装置の接続障害の発生を
    上記信号入力部の監視信号に基づいて確認した場合この
    接続先装置よりも下位の優先度の接続先装置を接続相手
    として選択し、現在選択中の接続先装置よりも上位の優
    先度の接続先装置との接続障害解消を上記信号入力部の
    監視信号に基づいて確認した場合この上位の優先度の接
    続先装置を接続相手として選択する選択手段と、 を備える多重化装置の切替装置。
  3. 【請求項3】 上記信号入力部は、通信回線上の障害及
    び回復の監視信号、接続先装置の障害及び回復の監視信
    号を取り込む手段を持つものとした請求項2の多重化装
    置の接続切替装置。
  4. 【請求項4】 上記信号入力部の取り込み手段は、接続
    先装置の接続準備がOKか否かを示す信号をも監視信号
    として取り込むものとした請求項3の多重化装置の接続
    切替装置。
  5. 【請求項5】 接続元装置と、多重化された複数の接続
    先装置と、通信回線でつながる上記複数の接続先装置の
    1つを選択して上記接続元装置との接続をはかる接続切
    替装置と、を備えた多重化装置において、 上記切替装置は、 上記複数の接続先装置の接続優先度を格納する手段と、 上記接続元装置につながる第1の信号入出力部と、 上記複数の接続先装置に通信回線を通じてつながり各装
    置からの監視信号を取り込む信号入力部と、 上記複数の接続先装置に通信回線を通じてつながり接続
    選択中の接続先装置との間の情報の入出力を行う第2の
    信号入出力部と、 第1、第2の信号入出力部とを、直接又は間接につなぐ
    系路手段と、 接続優先度の上位の接続先装置を接続相手として選択す
    ると共に、現在選択中の接続先装置の接続障害の発生を
    上記信号入力部の監視信号に基づいて確認した場合この
    接続先装置よりも下位の優先度の接続先装置を接続相手
    として選択し、現在選択中の接続先装置よりも上位の優
    先度の接続先装置との接続障害が解消を上記信号入力部
    の監視信号に基づいて確認した場合この上位の優先度の
    接続先装置を接続相手として選択する選択手段と、 を備える多重系装置。
  6. 【請求項6】 上記多重化された複数の接続先装置間
    は、接続中の接続先装置と切断中の接続先装置との間で
    接続中のものから切断中のものにデータを送るためのバ
    ックアップ回線で結ばれているものとした請求項5の多
    重系装置。
  7. 【請求項7】 上記多重化された複数の接続先装置相互
    は、接続優先度の高いものから処理内容又は制御内容が
    順次縮退するように構成されているものとする請求項5
    の多重化装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7610509B2 (en) 2004-12-16 2009-10-27 Nec Corporation Fault tolerant computer system
US7774532B2 (en) 2005-03-03 2010-08-10 Nec Corporation Processing device, failure recovery method therefor, and failure restoration method
JP2018515981A (ja) * 2015-07-29 2018-06-14 グーグル エルエルシー 通信の自動再接続のためのシステムおよび方法

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