JP2010263680A - 電力供給装置および電力供給方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】バスラインに情報を表す情報信号と電力とが重畳される上記電源バスシステムにおいて、各システムの同期タイミングに影響を与えずに複数のシステムを相互に接続することが可能な電力供給装置を提供すること。
【解決手段】情報を表す情報信号と電力とが重畳されるバスラインに接続され、該バスラインを流れる電力の供給を受けて電力を貯蔵する電力貯蔵部と、バスラインからの情報信号の他の装置への流出を遮断する信号遮断部と、電力貯蔵部の電力量を検出する電力量検出部と、電力量検出部の検出結果に応じて、電力貯蔵部から電力を供給するサーバモードと、電力を前記バスラインから受電するクライアントモードとを切り替える切り替え制御部と、を含む、電力供給装置が提供される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力供給装置および電力供給方法に関する。
パーソナルコンピュータやゲーム機のような電子機器の多くは、機器の動作やバッテリの充電のために、商用電源より交流(AC)の電力を入力して機器に合わせた電力を出力するACアダプタが用いられている。通常、電子機器では直流(DC)によって動作するが、電圧や電流はそれぞれの機器で異なる。従って、機器に合わせた電力を出力するACアダプタの規格も、機器毎に異なることになり、同じような形状を有するACアダプタであっても互換性を有しないことになる、機器の増加に伴ってACアダプタの数も増加してしまう問題があった。
このような問題に対して、バッテリやACアダプタ等の機器に電力を供給する電源供給ブロックと、当該電源供給ブロックから電力が供給される電源消費ブロックとを、直流の1つの共通バスラインに接続した電源バスシステムが提案されている(例えば特許文献1、特許文献2)。かかる電源バスシステムにおいては直流の電流がバスラインを流れている。また、かかる電源バスシステムにおいては、各ブロックは自らがオブジェクトとして記述されており、各ブロックのオブジェクトがバスラインを介して相互に情報(状態データ)の送受信を行っている。また各ブロックのオブジェクトは、他のブロックのオブジェクトからの要求に基づいて情報(状態データ)を生成し、回答データとして送信している。そして、回答データを受信したブロックのオブジェクトは、受信した回答データの内容に基づいて電力の供給や消費を制御することができる。
特開2001−306191号公報 特開2008−123051号公報
上述の電源バスシステムにおいては、1つのバスライン上にはそのシステム固有のタイミングで電力の出力が行われている。従って、電源バスシステムが複数存在している場合に、異なる電源バスシステムをいきなり接続することは出来ないという問題があった。その一方で、複数の電源バスシステムをデイジーチェーン状に接続して、電源バスシステム間で電力を融通することが出来れば、それぞれの電源バスシステムにおける電力供給のサービスレベルを著しく向上させることが可能となる。例えば、一つの電源バスシステムでは電力に余裕が無いが、他の電源バスシステムでは電力に余裕がある場合に、電源バスシステム同士を接続することで、当該他の電源バスシステムから余裕電力の供給を受けることができる。現在使用されている商用電力供給網では同様の事が既に実現されており、一つの電力供給網で電力不足が懸念される場合には、隣接する電力供給網から電力の供給を受けている。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、バスラインに情報を表す情報信号と電力とが重畳される上記電源バスシステムにおいて、各システムの同期タイミングに影響を与えずに複数のシステムを相互に接続することが可能な、新規かつ改良された電力供給装置および電力供給方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、情報を表す情報信号と電力とが重畳されるバスラインに接続され、前記バスラインを流れる電力の供給を受けて電力を貯蔵する電力貯蔵部と、前記バスラインからの情報信号の、他の装置への流出を遮断する信号遮断部と、前記電力貯蔵部の電力量を検出する電力量検出部と、前記電力量検出部の検出結果に応じて、前記電力貯蔵部から電力を供給するサーバモードと、電力を前記バスラインから受電するクライアントモードとを切り替える切り替え制御部と、を含む、電力供給装置が提供される。
上記電力供給装置は、同一のアドレスを用いることで前記サーバモードと前記クライアントモードとを切り替えるようにしてもよい。
上記電力供給装置は、異なるアドレスを用いることで前記サーバモードと前記クライアントモードとを切り替えるようにしてもよい。
前記切り替え制御部は、前記バスラインへの接続時に、前記サーバモードで使用するアドレス及び前記クライアントモードで使用するアドレスの登録を要求する情報信号を前記バスラインに送出するようにしてもよい。
前記切り替え制御部は、前記サーバモードから前記クライアントモードへ切り替える場合に、前記サーバモードで用いるアドレスの登録を抹消する情報信号を前記バスラインに送出するようにしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報を表す情報信号と電力とが重畳されるバスラインに接続され、前記バスラインを流れる電力の供給を受けて電力を貯蔵し、他の装置と電力を共有して使用する電力貯蔵部の電力量を検出する電力量検出部と、前記バスラインからの情報信号の前記他の装置への流出を遮断する信号遮断部と、前記電力量検出部の検出結果に応じて、前記電力貯蔵部から電力を供給するサーバモードと、電力を前記バスラインから受電するクライアントモードとを切り替える切り替え制御部と、を含む、電力供給装置が提供される。
上記電力供給装置は、同一のアドレスを用いることで前記サーバモードと前記クライアントモードとを切り替えるようにしてもよい。
上記電力供給装置は、異なるアドレスを用いることで前記サーバモードと前記クライアントモードとを切り替えるようにしてもよい。
前記切り替え制御部は、前記バスラインへの接続時に、前記サーバモードで使用するアドレス及び前記クライアントモードで使用するアドレスの登録を要求する情報信号を前記バスラインに送出するようにしてもよい。
前記切り替え制御部は、前記サーバモードから前記クライアントモードへ切り替える場合に、前記サーバモードで用いるアドレスの登録を抹消する情報信号を前記バスラインに送出するようにしてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報を表す情報信号と電力とが重畳されるバスラインに接続され、該バスラインを流れる電力の供給を受けて電力を貯蔵する電力貯蔵部の電力量を検出する電力量検出ステップと、前記電力量検出ステップの検出結果に応じて、前記電力貯蔵部から電力を供給するサーバモードと、電力を前記バスラインから受電するクライアントモードとを切り替える切り替えステップと、を含む、電力供給方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報を表す情報信号と電力とが重畳されるバスラインに接続され、該バスラインを流れる電力の供給を受けて電力を貯蔵し、他の装置と電力を共有して使用する電力貯蔵部の電力量を検出する電力量検出ステップと、前記電力量検出ステップの検出結果に応じて、前記電力貯蔵部から電力を供給するサーバモードと、電力を前記バスラインから受電するクライアントモードとを切り替える切り替え制御ステップと、を含む、電力供給方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、バスラインに情報を表す情報信号と電力とが重畳される上記電源バスシステムにおいて、各システムの同期タイミングに影響を与えずに複数のシステムを相互に接続することが可能な、新規かつ改良された電力供給装置および電力供給方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システムの構成について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる電力供給装置100a、100bの構成について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる電力供給装置100aの動作について示す流れ図である。 電力供給システムの構成について示す説明図である。 1つの電力供給システムの構成について示す説明図である。 バッテリを複数の電力供給システムで共有する場合の構成例について示したものである。 本発明の第2の実施形態にかかる電力供給装置200a、200bの構成について示す説明図である。 本発明の第3の実施形態にかかる電力供給装置300aの構成について示す説明図である。 本発明の第4の実施形態にかかる電力供給装置400の構成について示す説明図である。 本発明の第5の実施形態にかかる電力供給装置500の構成について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について説明する説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下の順序に従って本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<1.第1の実施形態>
[1−1.電力供給システムの構成]
[1−2.電力供給システムによる電力供給処理]
[1−3.電力供給装置の構成]
[1−4.電力供給装置の動作]
<2.第2の実施形態>
<3.第3の実施形態>
<4.第4の実施形態>
<5.第5の実施形態>
<6.まとめ>
<1.第1の実施形態>
[1−1.電力供給システムの構成]
まず、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システムの構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システムの構成について示す説明図である。以下、図1を用いて本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システムの構成について説明する。
図1に示したように、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システムは、2つの電力供給システム1、2から構成される。それぞれの電力供給システムは、1つの電源サーバSV1、SV2と、クライアントCL1、CL2、CL3、CL4と、を含んで構成される。電源サーバ100とクライアント200とは、バスライン10またはバスライン11を介して接続されている。
電源サーバSV1、SV2は、クライアントCL1、CL2、CL3、CL4に対して直流電力を供給するものである。また、電源サーバSV1、SV2は、クライアントCL1、CL2、CL3、CL4との間で情報信号を送受信する。本実施形態においては、電源サーバSV1、SV2とクライアントCL1、CL2、CL3、CL4との間の直流電力の供給および情報信号の送受信は、バスライン10、11で共用されている。
電源サーバSV1、SV2は、情報信号の送受信のための通信用モデム、電力の供給を制御するためのマイクロプロセッサ、直流電力の出力を制御するスイッチ等を含んで構成されている。
クライアントCL1、CL2、CL3、CL4は、電源サーバSV1、SV2から直流電力の供給を受けるものである。また、クライアントCL1、CL2、CL3、CL4は、電源サーバ100との間で情報信号を送受信する。図1では、1つの電力供給システムあたり2つのクライアントが図示されている。
クライアントCL1、CL2、CL3、CL4は、情報信号の送受信のための通信用モデム、電力の供給を制御するためのマイクロプロセッサ、直流電力の出力を制御するスイッチ等を含んで構成されている。
なお、図1に示した電力供給システム1、2では、それぞれ1つの電源サーバSV1、SV2と、2つのクライアントCL1、CL2、CL3、CL4と、を図示しているが、本発明においては、電源サーバの数とおよびクライアントの数はかかる例に限定されないことは言うまでも無い。
図1に示した電力供給システム1、2における電力の供給方法については、上記特許文献2(特開2008−123051号公報)において説明されているので、ここでは詳細な説明は省略するが、以下において、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について簡単に説明する。
[1−2.電力供給システムによる電力供給処理]
図11は、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について説明する説明図である。以下、図11を用いて、本発明の上記各実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について説明する。
図11に示したように、電源サーバSV1は、バスライン10に対して定期的に同期パケットA1、A2、A3、・・・を出力する。また、電源サーバSV1は、クライアントCL1、CL2に電力を供給するために、クライアントCL1、CL2との間で送受信される情報信号である情報パケットB1、B2、B3、・・・および電力エネルギーをパケット化した電力パケットC1、C2、C3、・・・を出力する。一方、クライアントCL1、CL2は、電源サーバSV1から電力の供給を受けるために、電源サーバSV1との間で送受信される情報信号である情報パケットD1、D2、D3、・・・を出力する。
電源サーバSV1は、所定の間隔(例えば1秒間隔)のタイムスロットの開始時に、同期パケットA1、A2、A3、・・・を出力する。タイムスロットは、情報パケットが送信される情報スロットと、電力パケットが送信される電力スロットとからなる。情報スロットIS1、IS2、IS3、・・・は、電源サーバSV1とクライアントCL1、CL2との間で情報パケットのやり取りが行われる区間である。また電源スロットPS1、PS2、PS3、・・・は、電源サーバSV1からクライアントCL1、CL2へ供給される電力パケットC1、C2、C3、・・・が出力される区間である。情報パケットは、情報スロットIS1、IS2、IS3、・・・の区間においてのみ出力可能なパケットである。従って、1つの情報スロットにおいて情報パケットの送受信が完了しない場合には複数の情報スロットに渡って情報パケットが送信される。一方、電力パケットは、電源スロットPS1、PS2、PS3、・・・の区間においてのみ出力可能なパケットである。
電源サーバSV1は、自身が供給可能な電力仕様を示すサーバ電源プロファイルを1または2以上有しており、クライアントCL1、CL2は、自身の仕様に適合する電力を供給可能な電源サーバSV1から、電力の供給を受けるものとする。このとき、クライアントCL1、CL2は、電源サーバSV1からサーバ電源プロファイルを取得して、自身に対する電源サーバSV1の仕様(サーバ電源プロファイル)を決定する。このためにまず、クライアントCL1、CL2は、電源サーバSV1が出力する同期パケットA1を検出して、同期パケットA1に含まれる電源サーバSV1のアドレスを取得する。アドレスは、例えばMACアドレスとすることができる。次いで、クライアントCL1、CL2は、電源サーバSV1に対して、電源サーバSV1が有するサーバ電源プロファイルの数の送信を要求する情報パケットD1を送信する。
情報パケットD1を受信した電源サーバSV1は、情報パケットB1において、電源サーバSV1が有するサーバ電源プロファイルの数であるサーバ電源プロファイル数を送信する。情報パケットB1を受信したクライアントCL1、CL2は、電源サーバSV1のサーバ電源プロファイルの数だけサーバ電源プロファイルの内容を電源サーバSV1から取得する。例えば電源サーバSV1が2つのサーバ電源プロファイルを有する場合、クライアントCL1、CL2は、まず、1つめのサーバ電源プロファイルを取得する。1つめのサーバ電源プロファイルを取得したクライアントCL1、CL2は、電源の使用を要求する情報パケットD2として電源サーバSV1に送信する。
情報パケットD2を受信した電源サーバSV1は、電源サーバSV1の内部に設けられた記憶部(図示せず)に記憶された第1のサーバ電源プロファイルを、情報パケットB2としてクライアントCL1、CL2に送信する。電源サーバSV1から情報パケットB2を受信したクライアントCL1、CL2は、第2のサーバ電源プロファイルを取得するための情報パケットを送信する。しかし、この時点では情報スロットIS1が終了し、電源パケットを送信するための電源スロットPS1が開始している。従って、かかる情報パケットは次の情報スロットIS2において送信される。また、電源スロットPS1においては、クライアントCL1、CL2が電源サーバSV1から供給を受ける電源仕様が確定していないため、電力の供給は行われない。
電源スロットPS1が終了し、次のタイムスロットの開始を示す同期パケットA2が電源サーバSV1から出力される。その後、電源サーバSV1から情報パケットB2を受信したクライアントCL1、CL2は、第2のサーバ電源プロファイルを取得するための情報を情報パケットD3として送信する。
情報パケットD3を受信した電源サーバSV1は、電源サーバSV1の内部に設けられた記憶部(図示せず)に記憶された第2のサーバ電源プロファイルを、情報パケットB3としてクライアントCL1、CL2に送信する。情報パケットB3を受信して電源サーバSV1の有する2つのサーバ電源プロファイルを取得したクライアントCL1、CL2は、自身に適合する電源仕様のサーバ電源プロファイルを選択する。そして、クライアントCL1、CL2は、電源サーバSV1に対して選択したサーバ電源プロファイルを確定させるための情報パケットD4を送信する。
情報パケットD4を受信した電源サーバSV1は、クライアントCL1、CL2に対して第1のサーバ電源プロファイルを確定したことを通知するため、情報パケットB4として電源仕様が確定した旨の応答を表す情報を、クライアントCL1、CL2に送信する。その後、情報スロットIS2が終了して電源スロットPS2が開始すると、電源サーバSV1はクライアントCL1、CL2に対して電源パケットC1を出力し、電源供給を行う。なお、電力パケットの送信のタイミングについては、送信開始時間設定リクエストを表す情報を用いることにより、電力供給開始時間をクライアントCL1、CL2から電源サーバSV1に指定することができる。
以上、本発明の上記各実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について説明した。
この図1に示した2つの電力供給システム1、2は、それぞれ独立して電力の供給が行われている。従って、この2つの電力供給システム1、2をいきなり接続すると、電源サーバSV1、SV2とクライアントCL1、CL2、CL3、CL4との間の同期を取ることが出来なくなってしまう。
そこで本実施形態においては、1つの電力貯蔵素子を共有する2つの電力供給装置によって2つの電力供給システム1、2を接続する。かかる電力供給装置によって、情報としては2つの電力供給システム1、2を分離し、電力としては2つの電力供給システム1、2を接続する構成とすることができる。
以下において、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給装置の構成について説明する。
[1−3.電力供給装置の構成]
図2は、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給装置100a、100bの構成について示す説明図である。以下、図2を用いて本発明の第1の実施形態にかかる電力供給装置100a、100bの構成について説明する。
図2に示した電力供給装置100a、100bは、バッテリ140を共有している。バッテリ140としては、例えばリチウム異音電池、リチウムイオンキャパシタ、電気二重層キャパシタその他の電力貯蔵素子であってもよい。なお、バッテリ140は、電力供給装置100a、100bと着脱可能な構成であってもよい。
図2に示したように、電力供給装置100aは、充電回路110aと、マイクロプロセッサ(μP)120aと、モデム130aと、スイッチS11、S12と、インダクタL1と、ダイオードD11と、キャパシタC1と、を含んで構成される。同様に、電力供給装置100bは、充電回路110bと、マイクロプロセッサ120bと、モデム130bと、スイッチS11、S12と、インダクタL1と、ダイオードD11と、キャパシタC1と、を含んで構成される。
充電回路110aは、バスライン10を介して供給される電力を用いてバッテリ140を充電するためのものである。充電回路110aへの電力供給はスイッチS11のスイッチングによって制御される。またインダクタL1は、バッテリ140がバスライン10を流れる通信用高周波信号に対して低インピーダンスとなるのを防ぐための遮断用インダクタである。そして、ダイオードD11は、バッテリ140への充電経路とバッテリ140からの放電経路とを分離するためのダイオードである。
マイクロプロセッサ120aは、バッテリ140の電圧値に応じてスイッチS11、S12のスイッチングを制御するとともに、モデム130aに対して、モデム130aからの情報の送信を制御するものである。マイクロプロセッサ120aには、バスライン10に接続されている電源サーバやクライアントにダイナミックに接続、または切断可能とするために、通信に必要となるプロトコルが実装されている。そして、電力供給装置100aがバスライン10に接続されたときは、電力供給装置100aのアドレスが、電力供給システム1に存在する同期サーバにより管理される。なお、電力供給システム1における同期サーバの機能は、一の電源サーバが担うようにしてもよく、電力を供給する電源サーバとは別のサーバが担うようにしてもよい。同期サーバの機能については特許文献2に記載されているのでここでは詳細な説明は省略する。そして、電力供給装置100aのアドレスが同期サーバにより管理されることで、電力供給装置100aは、電源サーバまたはクライアントのいずれかとして振舞うことが可能となる。
電力供給装置100aが電源サーバとして振舞うか、クライアントとして振舞うかは、バッテリ140の電力(電圧レベル)によって決まる。マイクロプロセッサ120aは、バッテリ140の電圧を検出用ラインV_senceによってモニタし、設定値以上であれば(または設定値を上回っていれば)電力供給装置100aを電源サーバとして動作させる。一方、バッテリ140の電圧が設定値未満であれば(または設定値以下であれば)電力供給装置100aをクライアントとして動作させる。電力供給装置100aを電源サーバとして動作させる際には、バスライン10に接続されている他の電源サーバやクライアントに対し、モデム130aを用いて、自らが供給可能な電力情報を通知することが可能となる。一方、電力供給装置100aをクライアントとして動作させる際には、電力供給装置100aは、他の電源サーバからの電力供給を受けるために、モデム130aからバスライン10へネゴシエート処理のための情報を出力する。そして電源サーバからの電力供給が可能になると当該電源サーバから電力を供給し、可能であれば、受電した電力をバッテリ140の充電に用いてもよい。なお、電源サーバとクライアントとの間のネゴシエート処理については、上記特許文献2(特開2008−123051号公報)に記載されているので、ここでは詳細な説明は省略する。また、ネゴシエート処理のための情報は、上記特許文献2に記載されているものを用いることができるが、本発明においては、当該情報はかかる例に限定されるものではないことは言うまでも無い。
モデム130aは、バスライン10に接続されている他の電源サーバやクライアントとの間で情報の送受信を行うためのものであり、モデム130aからはバスライン10に通信用高周波信号を送出し、またバスライン10に流れる通信用高周波信号を受信する。バスライン10とモデム130aとの間にはキャパシタC1が備えられており、バスライン10を流れる直流電流のモデム130aへの流入を防いでいる。
上述したように、電力供給装置100aは、電源サーバとして振舞う電源サーバモードと、クライアントとして振舞うクライアントモードの2つのモードを有している。電力供給装置100aが電源サーバモードとして動作する場合には、マイクロプロセッサ120aによってスイッチS12が閉じられ、充電回路110aによるバッテリ140の充電は行われない。従って、電源サーバモードとして動作する場合の電力供給装置100aはバッテリ140である。なお、電力供給装置100aが電源サーバモードとして動作している場合に、電力供給装置100bがクライアントモードとして動作していても良い。電力供給装置100aが電源サーバモードとして動作している場合に、電力供給装置100bがクライアントモードとして動作することで、バッテリ140からバスライン10へ電力を出力しながら、バッテリ140を充電することができる。
以上、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給装置100a、100bの構成について説明した。次に、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給装置100a、100bの動作について説明する。
[1−4.電力供給装置の動作]
図3は、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給装置100aの動作について示す流れ図である。以下、図3を用いて本発明の第1の実施形態にかかる電力供給装置100aの動作について説明する。なお、ここでは本発明の第1の実施形態にかかる電力供給装置100aの動作について説明するが、電力供給装置100bについても同様に操作することは言うまでも無い。
電力供給装置100aがバスライン10に接続されておらず、バッテリ140に接続されている状態では、バッテリ140の電圧値をマイクロプロセッサ120aで取得する。そして、マイクロプロセッサ120aは、取得したバッテリ140の電圧値が、所定の電圧値以上であるかどうかを判断する(ステップS101)。ステップS101での判断の結果、バッテリ140の電圧値が、所定の電圧値以上であった場合には、マイクロプロセッサ120aは電力供給装置100aの動作モードをサーバモードに設定する。そしてマイクロプロセッサ120aは、以後は電力供給装置100aをサーバモードで動作させる(ステップS102)。
電力供給装置100aがサーバモードとしての動作を開始すると、マイクロプロセッサ120aによってスイッチS11、S12が共に閉じられ、バッテリ140に蓄積されている電力の供給が可能な状態となる。そして、電力供給装置100aは、バスライン10に存在する同期サーバに対して、電源サーバとして登録するよう要求する(ステップS103)。電力供給装置100aを同期サーバに電源サーバとして登録させるためには、電力供給装置100aは、自己を電源サーバとしての登録を要求する旨のメッセージをモデム130aで生成し、電力供給装置100aからブロードキャスト送信する。当該メッセージを同期サーバで受信すると同期サーバは電力供給装置100aを電源サーバとして登録することが出来る。
バスライン10には、電源サーバが追加されたこと、または削除されたことを示すメッセージがブロードキャストされる。従って、バスライン10に接続されているクライアントの中で電力を要求するものがあれば、当該クライアントは電源サーバとして同期サーバに登録された電力供給装置100aに対してネゴシエートを開始してもよい。このネゴシエートが成功すれば、電力供給装置100aは、ネゴシエートを要求した当該クライアントに対して、バスライン10を通じてバッテリ140に蓄積されている電力を供給することができる(ステップS104)。
バッテリ140に蓄積されている電力をバスライン10へ出力し続けると、電力供給装置100bがクライアントモードで動作していない場合など、外部からの電力がバッテリ140に供給されなければ、やがてバッテリ140の電圧が低下する。そして、マイクロプロセッサ120aで再度上記ステップS101の判断を行い、ステップS101での判断の結果、バッテリ140の電圧値が所定の電圧値未満であった場合には、マイクロプロセッサ120aは電力供給装置100aの動作モードをクライアントモードに設定する。そしてマイクロプロセッサ120aは、以後は電力供給装置100aをクライアントモードで動作させる(ステップS105)。
電力供給装置100aをクライアントモードで動作させる際には、電力供給装置100aは、まず同期サーバに対するサーバ離脱要求をモデム130aから出力する。そして同期サーバからサーバ離脱応答を受信すると、電力供給装置100aは自らをバスライン10から一端(論理的に)切り離す。続いて電力供給装置100aは、マイクロプロセッサ120aによってスイッチS12が開放され、充電回路110aによるバッテリ140の充電が可能な状態となる。そして、電力供給装置100aは、バスライン10に存在する同期サーバに対して、クライアントとしての登録を要求する(ステップS106)。電力供給装置100aを同期サーバにクライアントとして登録させるためには、電力供給装置100aは、自己をクライアントとしての登録を要求する旨のメッセージをモデム130aで生成し、電力供給装置100aからブロードキャスト送信する。当該メッセージを同期サーバで受信すると同期サーバは電力供給装置100aをクライアントとして登録することが出来る。
電力供給装置100aが同期サーバにクライアントとして登録されると、電力供給装置100aは、バスライン10に接続されている電源サーバに対するネゴシエート処理を開始する。バスライン10に接続されている電源サーバとのネゴシエートが成功すると、電力供給装置100aは当該電源サーバから電力の供給を受ける(ステップS107)。電力供給装置100aは、バスライン10に接続されている電源サーバから電力の供給を受けることで、その電力の一部または全部をバッテリ140の充電に利用することができる。バッテリ140を充電する際には、マイクロプロセッサ120aによってスイッチS12がオープンとなり、またバッテリ140が接続されているラインには通信用高周波信号は出力されず、バッテリ140のための適当な電力のみが存在することになる。
バッテリ140が充電されるとバッテリ140の電圧が上昇する。そして、バッテリ140の電圧が所定の電圧値以上になれば、電力供給装置100aは再びサーバモードとして動作することが可能となり、電力供給装置100aはバッテリ140に蓄えられた電力をバスライン10へ供給することができる。
以上、本発明の第1の実施形態にかかる電力供給装置100a、100bの動作について説明した。上述のように、電力供給装置100a、100bは、バッテリ140の電圧値によって、サーバモードで動作するか、クライアントモードで動作するかが決まる。従って、バッテリ140の電圧が所定の電圧値以上であれば電力供給装置100a、100bはいずれもサーバモードで動作し、バッテリ140の電圧が所定の電圧値未満であれば電力供給装置100a、100bはいずれもクライアントモードで動作する。よって、電力供給装置100a、100bは電力的にはバッテリ140を介して接続され、通信的にはバッテリ140によって分離されている。このように電力供給装置100a、100bの動作を制御することで、異なる電力供給システム間を、それぞれのシステムにおける同期タイミングに影響を与えることなく、相互に接続することが可能となる。
なお、上述した説明においては、電力供給装置100aは、1つのアドレスを用いて、サーバまたはクライアントとして交互に電力供給システムに加入する場合について説明したが、本発明はかかる例に限定されない。電力供給装置100aは、予めサーバ用とクライアント用とで別のアドレスを有し、システムへの加入の際にはサーバ及びクライアントの両方を同期サーバに登録するようにしてもよい。
以下、電力供給装置100aの場合を例に挙げて説明する。電力供給装置100aは予めサーバ用とクライアント用とで別のアドレスを有している。従って、電力供給装置100aにバッテリ140が接続されているか否かに関わらず、電力供給装置100aがバスライン10に接続された時点で、電力供給システム1の同期サーバには、新たに電源サーバが1台、クライアントが1台追加される。
ここで、電力供給装置100aを同期サーバに電源サーバとして登録する際のプロファイルは、バッテリ140の電圧値を検出するラインV_senceの情報を反映させたものである。バッテリ140の電圧値を検出した結果、電圧値が所定の値以下(または所定の値未満)であった場合には、電力供給装置100aは出力電圧値のプロファイルを0として同期サーバに登録する。出力電圧値のプロファイルを0として同期サーバに登録することで、仮に電力供給装置100aに対して他のクライアントから電力供給のネゴシエーションがあっても、電力供給装置100aからは電力の供給が出来ないので、当該ネゴシエーションは失敗に終わる。
なお、電力供給装置100aが予めサーバ用とクライアント用とで別のアドレスを有している場合には、電力供給装置100aはバッテリ140の状態をモニタして、1つのアドレスをサーバ用またはクライアント用として切り替えて使用するわけでは無い。従って、この場合には、電力供給装置100aは、自身は同期サーバにはならないような設定としておくことが望ましい。つまり、電力供給装置100aは既に同期サーバが存在している電力供給システムに加入するための装置とすることが望ましい。これは、電力供給装置100aが予めサーバ用とクライアント用とで別のアドレスを有していることで、自分自身で同期サーバ及びクライアントとしてシステム構築を完了してしまうことを防ぐためである。また、電力供給装置100a自身が同期サーバになってしまっていると、既に同期サーバが存在している既存の電力供給システムに加入する際に不都合が生じるからである。
バッテリ140の電圧値を検出した結果、電圧値が所定の値以下(または所定の値未満)であった場合には、電力供給装置100aは、サーバとして電力供給能力がないので、サーバとしての電力供給システムへの加入が失敗する。一方、電力供給装置100aはクライアントとしては電力供給システムへ加入することができ、クライアントとしての電力供給システムへの加入が成功すれば、電源サーバから電力の供給を受けることが出来る。
なお電力供給装置100aは、アドレスとしてはサーバ用とクライアント用とで別のアドレスを有しているが、物理的には電源サーバとしての動作とクライアントとしての動作の同時実行を制限することが望ましい。アドレスとしてはサーバ用とクライアント用とで別のアドレスを有しておくことで、電源サーバからクライアントへの切り替え時、またはその逆のクライアントから電源サーバへの切り替え時に、電力供給システムからの一時離脱及び再加入を行う必要が無くなる。従って、同一のアドレスによってサーバモードとクライアントモードとを切り替える場合と比較して、電力供給システムからの一時離脱処理及び再加入処理が単純となる。
また上記の説明においては、電力供給装置100aは、バッテリ140の状態に関わらず、電力供給システムへの加入の際に、同期サーバには自らを電源サーバとして最初から登録したが、本発明はかかる例に限定されない。例えばバッテリ140の電圧が所定値以上となるまでは、電力供給装置100aは同期サーバには電源サーバとして登録せず、バッテリ140が充電され、バッテリ140の電圧が所定値以上となって初めて同期サーバに電源サーバとして登録するようにしてもよい。このように電力供給装置100aを動作させることで、バッテリ140の電圧が所定値に達していない場合に、他のクライアントからの電力供給に関する不要なネゴシエーションの発生を防ぐことが出来る。
なお、電力供給装置100a、100bがサーバ用とクライアント用とで別のアドレスを有する場合において、電力供給装置100a、100bがサーバモードで動作するときに、バッテリ140の電圧値が所定の値より低くなると論理的にバスライン10、11から離脱するようにしてもよい。すなわち、バッテリ140の電圧値が所定の値より低くなると、電力供給装置100a、100bは同期サーバから電源サーバのアドレスを抹消するように同期サーバに要求してもよい。そして、電力供給装置100a、100bがサーバモードで動作する場合に論理的にバスライン10、11から離脱した後に、バッテリ140の電圧が回復すると、電力供給装置100a、100bは同期サーバに電源サーバのアドレスを登録するように同期サーバに再度要求してもよい。
以上の説明は、2つの電力供給装置が1つのバッテリを介してエネルギーを共有する場合についてのものであり、例えば図4に示したような構成を有することによる電力供給システムの拡張例についてのものである。図4において、BUSn、BUSkはバスラインを示しており、SLn、SLm、SLo、SLpは、それぞれ他の電力供給装置とバッテリの共有が可能な構成を有する電力供給装置を示しており、BATはバッテリを示している。またH1、H2は、それぞれバッテリと電力供給装置とを接続するための端子を表している。
ここで、図4に示したBUSn、SLm、SLnを1つの電力供給システムとみなしてSYSnとすると、SYSnは図5に示したような構成を有することになる。すると、バッテリBATはスター状に接続することも可能であるので、図6に示したような構成を有することも可能である。図6は、バッテリBATを複数の電力供給システムで共有する場合の構成例について示したものである。図6のSYS0〜SYS5は、それぞれ電力供給システムを1つのブロックとして示したものであり、BAT0〜BAT3はそれぞれバッテリを示している。図6に示した構成例においても、情報としてはそれぞれの電力供給システムの内部で閉じており、エネルギーとしてはBAT0〜BAT3を介してそれぞれ共有している。このような構成を有することにより、各電力供給システムの内部の情報のやり取りを小電力の通信装置(モデム)でのみカバーするとともに、システム全体としては情報をルーティングしない構造を有することになる。
<2.第2の実施形態>
上述した本発明の第1の実施形態では、1つのバッテリを複数の電力供給装置で共有することで、複数の電力供給システムを情報的には接続せず、エネルギー的に接続する構成を有する電力供給装置及び電力供給システムについて説明した。かかる電力供給装置では、バッテリを共有する電力供給装置の内、どの電力供給装置がバッテリを提供すべきか、という問題が生じる。ここで、以下で説明する本発明の第2の実施形態では、各電力供給装置は全てバッテリを含み、かかる電力供給装置を接続することで、複数の電力供給システムを情報的には接続せず、エネルギー的に接続することができる電力供給装置及び電力供給システムについて説明する。
図7は、本発明の第2の実施形態にかかる電力供給装置200a、200bの構成について示す説明図である。以下、図7を用いて本発明の第2の実施形態にかかる電力供給装置200a、200bの構成について説明する。
図7に示したように、本発明の第2の実施形態にかかる電力供給装置200aは、充電回路210aと、マイクロプロセッサ(μP)220aと、モデム230aと、バッテリ240aと、スイッチS11、S12と、インダクタL1と、ダイオードD11と、キャパシタC1と、を含んで構成される。同様に、電力供給装置200bは、充電回路210bと、マイクロプロセッサ220bと、モデム230bと、バッテリ240bと、スイッチS21、S22と、インダクタL2と、ダイオードD21と、キャパシタC2と、を含んで構成される。
充電回路210a、マイクロプロセッサ220a及びモデム230aは、図2に示した充電回路110a、マイクロプロセッサ120a及びモデム130aと同様の機能を有する。すなわち、充電回路210aは、バスライン10を介して電源サーバから供給される電力を利用して、バッテリ240aを充電する。マイクロプロセッサ220aは、スイッチS11、S12のスイッチングを制御する。そしてモデム230aはバスライン10に接続されている他の電源サーバやクライアントとの間で情報の送受信を行うためのものである。
電力供給装置200a、200bを接続する際には、GNDはGND同士で接続されるが、電力供給装置200aのV0端子は電力供給装置200bのV1端子と、電力供給装置200aのV1端子は電力供給装置200bのV0端子と、それぞれ接続される。電力供給装置200a、200bを3線で接続することにより、隣接する電力供給システム同士の同期関係を一切考慮せずに、2つの電力供給システムを接続することができる。また、電力供給装置200a、200bがこのように接続されることで、電力供給装置200aは、バスライン10から電力の供給を受けてバッテリ240aを充電することができる。そして、電力供給装置200aは、バッテリ240aに蓄えた電力を、電力供給装置200bを介してバスライン11に供給することができる。同様に、電力供給装置200bは、バスライン11から電力の供給を受けてバッテリ240bを充電し、バッテリ240bに蓄えた電力を、電力供給装置200aを介してバスライン10に供給することができる。
なお、電力供給装置200a、200bは、上述した本発明の第1の実施形態と同様に、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを共用してもよく、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを別のものにしてもよい。そして、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを別のものにする場合には、上述した本発明の第1の実施形態と同様に、電力供給装置200a、200bをバスライン10、11にそれぞれ接続する際に、サーバ用のアドレス及びクライアント用のアドレスを共に同期サーバに登録するための情報を送出してもよい。また、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを別のものにする場合に、サーバモードからクライアントモードへ切り替える際には、サーバ用のアドレスの登録を同期サーバから抹消するための情報を送出してもよい。
また、図7に示した電力供給装置200aは、バスライン10から電力の供給を受けてバッテリ240aを充電し、バッテリ240aに蓄えた電力を、電力供給装置200bを介してバスライン11に供給する構成としているが、本発明はかかる例に限定されない。すなわち、バッテリを内蔵する電力供給装置は、エネルギー的に接続されている隣接する電力供給システムから電力の供給を受けてバッテリを充電し、バッテリの電力を自らが直接接続している電力供給システムに供給するような構成を有していてもよい。
図7に示したように電力供給装置200a、200bを接続すると、バッテリ240a、240bから出力した電力量は、それぞれマイクロプロセッサ220a、220bで把握することが出来る。バッテリ240a、240bの電圧は、それぞれラインV_senceで検出することが可能だからである。従って、マイクロプロセッサ220a、220bで把握した電力量を利用して、接続先の電力供給システムへ出力した電力量に応じた決済を行うことが出来る。なお、決済を行うための情報の授受は、図7に示した構成に加えて、電力供給装置200a、200bとの間で別途設ける通信経路を介して行うことが望ましい。
<3.第3の実施形態>
上述した第2の実施形態では、各電力供給装置は全てバッテリを含み、かかる電力供給装置を接続することで、複数の電力供給システムを情報的には接続せず、エネルギー的に接続することができる電力供給装置及び電力供給システムについて説明した。図7に示した電力供給装置200a、200bは、バッテリ240a、240bに蓄えられた電力を相互に供給し合うことが可能であるが、その供給した電力の情報をお互い相手側に通知する手段を備えていない。本発明の第3の実施形態では、図7に示した電力供給装置200a、200bに、供給した電力の情報を相手に通知する手段を付加した、電力供給装置について説明する。
図8は、本発明の第3の実施形態にかかる電力供給装置300aの構成について示す説明図である。以下、図8を用いて本発明の第3の実施形態にかかる電力供給装置300aの構成について説明する。
図8に示したように、本発明の第3の実施形態にかかる電力供給装置300aは、充電回路310aと、マイクロプロセッサ(μP)320aと、モデム330a、332aと、バッテリ340aと、スイッチS11、S12と、インダクタL1と、ダイオードD11と、キャパシタC1、C11、C12と、を含んで構成される。図8に示した電力供給装置300aは、図7に示した電力供給装置200aに、モデム332a及びキャパシタC11、C12を追加したものである。
モデム332aは、マイクロプロセッサ320aからバッテリ340aの消費電力量の情報を受け取り、消費電力量の情報が含まれた高周波信号を生成するものである。モデム332aで生成された高周波信号はキャパシタC11、C12を通過して、相手側の電力供給装置(図8には図示せず)に伝送される。なお、電力供給装置300aから、バスライン10に向けて送出する同期信号その他の電力供給システム1向けの信号が、隣接する電力供給システムに伝達されることが無いようにするために、マイクロプロセッサ320aは、消費電力量の伝達に必要な情報のみを選択して、当該選択された情報をモデム332aから送出するようにしてもよい。また、電力供給装置300aは、上述した本発明の第1の実施形態と同様に、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを共用してもよく、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを別々のものにしてもよい。そして、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを別のものにする場合には、上述した本発明の第1の実施形態と同様に、電力供給装置300aをバスライン10にそれぞれ接続する際に、サーバ用のアドレス及びクライアント用のアドレスを共に同期サーバに登録するための情報を送出してもよい。また、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを別のものにする場合に、サーバモードからクライアントモードへ切り替える際には、サーバ用のアドレスの登録を同期サーバから抹消するための情報を送出してもよい。
<4.第4の実施形態>
上述した本発明の第1の実施形態〜第3の実施形態では、1つのバッテリを複数の電力供給装置で共有することで、また、バッテリを備える電力供給装置同士を接続することで、電力供給システム間でエネルギーを供給しあう電力供給装置及び電力供給システムについて説明した。本発明の第4の実施形態では、1つの筐体によって電力供給システム間でエネルギーを供給しあう電力供給装置及び電力供給システムについて説明する。
図9は、本発明の第4の実施形態にかかる電力供給装置400の構成について示す説明図である。以下、図9を用いて本発明の第4の実施形態にかかる電力供給装置400の構成について説明する。
図9に示したように、本発明の第4の実施形態にかかる電力供給装置400は、充電回路410と、マイクロプロセッサ(μP)420と、モデム430、432と、バッテリ440と、スイッチS1、S2と、インダクタL1、L2と、ダイオードD1、D2と、キャパシタC1、C2と、を含んで構成される。
図9に示した電力供給装置400は、バスライン10から電力を受電してバッテリ440を充電するクライアント機能と、バッテリ440に蓄えられた電力をバスライン10、11に出力する電源サーバ機能とを有している。すなわち、バスライン10側の電力供給システム1においては、電力供給装置400はクライアントとしての機能と電源サーバとしての機能とを共用するデバイスとなる。一方、バスライン11側の電力供給システム2においては、電力供給装置400は電源サーバとしての機能としての機能のみを有するデバイスとなる。バスライン10、11は、モデム430、432によって情報的には分離されている。バスライン10、11に出力される高周波信号は、マイクロプロセッサ420の制御により、それぞれモデム430、432で生成される。バスライン10を流れて電力供給装置400に伝送される高周波信号は、インダクタL1によって遮断されるので、バスライン11に流れることは無い。同様に、バスライン11を流れて電力供給装置400に伝送される高周波信号は、インダクタL2によって遮断されるので、バスライン10に流れることは無い。
バスライン10側の電力供給システム1に対する電力供給装置400の動作は、上述した本発明の第1の実施形態にかかる電力供給装置100a、100bの動作と同様である。すなわち、電力供給装置400は、バスライン10側の電力供給システム1に対しては、バッテリ440の電圧に応じて、電源サーバとして動作するか、クライアントとして動作するかを決定する。一方、バスライン11側の電力供給システム2に対しては、バッテリ440の電圧に応じて電源サーバの機能を開始するか、電源サーバの機能を停止するかを決定する。すなわち、バッテリ440の電圧が所定の電圧以上であれば(または所定の電圧を上回っていれば)、予め設定した電力プロファイルを公開し、バスライン11に接続されているクライアントとネゴシエーション処理を実行する。ネゴシエーションが成功すると、バスライン11に接続されているクライアントからの要求に応じ、電力供給装置400はバッテリ440に蓄えられている電力を、バスライン11に接続されているクライアントに供給する。なお、電力供給装置400は、上述した本発明の第1の実施形態と同様に、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを共用してもよく、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを別々のものにしてもよい。そして、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを別のものにする場合には、上述した本発明の第1の実施形態と同様に、電力供給装置400をバスライン10、11にそれぞれ接続する際に、サーバ用のアドレス及びクライアント用のアドレスを共に同期サーバに登録するための情報を送出してもよい。また、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを別のものにする場合に、サーバモードからクライアントモードへ切り替える際には、サーバ用のアドレスの登録を同期サーバから抹消するための情報を送出してもよい。
<5.第5の実施形態>
上述した本発明の第4の実施形態では、1つの筐体によって電力供給システム間でエネルギーを供給しあう電力供給装置及び電力供給システムについて説明した。本発明の第5の実施形態では、別々のマイクロプロセッサによってスイッチングや高周波信号の生成を制御する電力供給装置及び電力供給システムについて説明する。
図10は、本発明の第5の実施形態にかかる電力供給装置500の構成について示す説明図である。以下、図10を用いて本発明の第4の実施形態にかかる電力供給装置500の構成について説明する。
図10に示したように、本発明の第5の実施形態にかかる電力供給装置500は、充電回路510と、マイクロプロセッサ(μP)520、522と、モデム530、532と、バッテリ540と、スイッチS1、S2と、インダクタL1、L2と、ダイオードD1、D2と、キャパシタC1、C2と、を含んで構成される。
図10に示した電力供給装置500が、図9に示した電力供給装置400と異なるのは、マイクロプロセッサ522が追加されている点である。マイクロプロセッサ522は、モデム532に対して高周波信号の生成を制御するものである。マイクロプロセッサ522は、バッテリ540の電圧を検出し、バッテリ540の電圧が所定の電圧以上であれば(または所定の電圧を上回っていれば)、モデム532に対して予め設定した電力プロファイルを公開するための高周波信号を生成するよう制御する。そしてマイクロプロセッサ522は、生成した高周波信号をブロードキャスト送信することで、バスライン11に接続されているクライアントとネゴシエーション処理を実行する。ネゴシエーションが成功すると、バスライン11に接続されているクライアントからの要求に応じ、電力供給装置500はバッテリ540に蓄えられている電力を、バスライン11に接続されているクライアントに供給する。なお、電力供給装置500は、上述した本発明の第1の実施形態と同様に、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを共用してもよく、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを別々のものにしてもよい。そして、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを別のものにする場合には、上述した本発明の第1の実施形態と同様に、電力供給装置500をバスライン10、11にそれぞれ接続する際に、サーバ用のアドレス及びクライアント用のアドレスを共に同期サーバに登録するための情報を送出してもよい。また、サーバ用のアドレスとクライアント用のアドレスとを別のものにする場合に、サーバモードからクライアントモードへ切り替える際には、サーバ用のアドレスの登録を同期サーバから抹消するための情報を送出してもよい。
なお、マイクロプロセッサ520と同一のプログラムがマイクロプロセッサ522に記録されていても良い。マイクロプロセッサ522に、マイクロプロセッサ520と同一のプログラムを記録しておくことで電力供給装置500の製造工程を簡略化できる。
<6.まとめ>
以上説明したように、上記各実施形態にかかる電力供給装置は、バッテリを介して複数の電力供給システムを電力的に接続する。また上記各実施形態にかかる電力供給装置は、内部に高周波信号を遮断する機構を備えることで、情報的には遮断しつつ、複数の電力供給システムを電力的に容易に接続することができる。
このように、上記各実施形態にかかる電力供給装置によって電力供給システムを電力的に接続することで、各電力供給システムの電力供給タイミングに影響を与えることなく、電力供給システムを自由に拡張することができる。電力供給システムを電力的に接続することが可能となることで、各々の電力供給システムでの電力供給のサービスレベルを著しく向上させ、また電力供給システムの系統連携を実現することが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は、電力供給装置および電力供給方法に適用可能であり、特にバスラインに電力と情報とを重畳させることで電力を供給する電力供給装置および電力供給方法に適用可能である。
1、2 電力供給システム
10、11 バスライン
100a、100b、200a、200b、300a、400、500 電力供給装置
110a、110b、210a、210b、310a、410、510 充電回路
120a、120b、220a、220b、320a、420、520、522 マイクロプロセッサ
130a、130b、230a、230b、330a、332a、430、530、532 モデム
140、240a、240b、340a、440、540 バッテリ

Claims (12)

  1. 情報を表す情報信号と電力とが重畳されるバスラインに接続され、
    前記バスラインを流れる電力の供給を受けて電力を貯蔵する電力貯蔵部と、
    前記バスラインからの情報信号の、他の装置への流出を遮断する信号遮断部と、
    前記電力貯蔵部の電力量を検出する電力量検出部と、
    前記電力量検出部の検出結果に応じて、前記電力貯蔵部から電力を供給するサーバモードと、電力を前記バスラインから受電するクライアントモードとを切り替える切り替え制御部と、
    を含む、電力供給装置。
  2. 同一のアドレスを用いることで前記サーバモードと前記クライアントモードとを切り替える、請求項1に記載の電力供給装置。
  3. 異なるアドレスを用いることで前記サーバモードと前記クライアントモードとを切り替える、請求項1に記載の電力供給装置。
  4. 前記切り替え制御部は、前記バスラインへの接続時に、前記サーバモードで使用するアドレス及び前記クライアントモードで使用するアドレスの登録を要求する情報信号を前記バスラインに送出する、請求項3に記載の電力供給装置。
  5. 前記切り替え制御部は、前記サーバモードから前記クライアントモードへ切り替える場合に、前記サーバモードで用いるアドレスの登録を抹消する情報信号を前記バスラインに送出する、請求項3に記載の電力供給装置。
  6. 情報を表す情報信号と電力とが重畳されるバスラインに接続され、
    前記バスラインを流れる電力の供給を受けて電力を貯蔵し、他の装置と電力を共有して使用する電力貯蔵部の電力量を検出する電力量検出部と、
    前記バスラインからの情報信号の前記他の装置への流出を遮断する信号遮断部と、
    前記電力量検出部の検出結果に応じて、前記電力貯蔵部から電力を供給するサーバモードと、電力を前記バスラインから受電するクライアントモードとを切り替える切り替え制御部と、
    を含む、電力供給装置。
  7. 同一のアドレスを用いることで前記サーバモードと前記クライアントモードとを切り替える、請求項6に記載の電力供給装置。
  8. 異なるアドレスを用いることで前記サーバモードと前記クライアントモードとを切り替える、請求項6に記載の電力供給装置。
  9. 前記切り替え制御部は、前記バスラインへの接続時に、前記サーバモードで使用するアドレス及び前記クライアントモードで使用するアドレスの登録を要求する情報信号を前記バスラインに送出する、請求項8に記載の電力供給装置。
  10. 前記切り替え制御部は、前記サーバモードから前記クライアントモードへ切り替える場合に、前記サーバモードで用いるアドレスの登録を抹消する情報信号を前記バスラインに送出する、請求項8に記載の電力供給装置。
  11. 情報を表す情報信号と電力とが重畳されるバスラインに接続され、該バスラインを流れる電力の供給を受けて電力を貯蔵する電力貯蔵部の電力量を検出する電力量検出ステップと、
    前記電力量検出ステップの検出結果に応じて、前記電力貯蔵部から電力を供給するサーバモードと、電力を前記バスラインから受電するクライアントモードとを切り替える切り替えステップと、
    を含む、電力供給方法。
  12. 情報を表す情報信号と電力とが重畳されるバスラインに接続され、該バスラインを流れる電力の供給を受けて電力を貯蔵し、他の装置と電力を共有して使用する電力貯蔵部の電力量を検出する電力量検出ステップと、
    前記電力量検出ステップの検出結果に応じて、前記電力貯蔵部から電力を供給するサーバモードと、電力を前記バスラインから受電するクライアントモードとを切り替える切り替え制御ステップと、
    を含む、電力供給方法。
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