JP2002077013A - ダイバーシチ受信装置 - Google Patents
ダイバーシチ受信装置Info
- Publication number
- JP2002077013A JP2002077013A JP2000266149A JP2000266149A JP2002077013A JP 2002077013 A JP2002077013 A JP 2002077013A JP 2000266149 A JP2000266149 A JP 2000266149A JP 2000266149 A JP2000266149 A JP 2000266149A JP 2002077013 A JP2002077013 A JP 2002077013A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- error correction
- receiver
- diversity
- decoding
- error
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
正復号を統合的に行い、大きな利得を得る。 【解決手段】受信された信号は、まず、それぞれのコン
ポーネント受信機310,320において復調されて、
誤り訂正復号器316,326で、誤り訂正復号され、
軟出力を得る。次に、コンポーネント受信機310,3
20からの軟出力を、他のコンポーネント受信機の誤り
訂正復号器に対して、事前確率情報として与える。それ
ぞれのコンポーネント受信機の誤り訂正復号器316,
326では、再度、同じ情報に対して誤り訂正復号が行
われる。このような、復号化の処理の繰り返しを何度か
行い、最後に、それぞれの軟出力を選択/合成器340
において合成し、その値を判定することでデータが得ら
れる。
Description
信装置に関するものである。
で誤り訂正符号化を施されていても、ダイバーシチ受信
時に用いられていることは無く、ダイバーシチ受信と誤
り訂正復号とは互いに独立したものとして扱われてい
た。図1に従来の送信機および受信機の構成を示す。図
1は、4位相変位変調(QPSK)−直交周波数分割多
重(OFDM)により、誤り訂正符号を送信および受信
する場合を示している。図1(a)は、送信側の構成を
示している。入力したデータは、誤り訂正符号化器11
0で、畳み込み符号化により、誤り訂正符号化され、直
並列変換器120で直並列変換される。並列にされたデ
ータは、周波数上で、各搬送波に割り当てられて、4位
相変位変調される。この周波数上のデータを、逆フーリ
エ変換器140で逆フーリエ変換して、時間軸上の送信
波形を得て、送信される。
構成を示している。図1(b)では、2つの受信器を用
い、時間軸上の送信波形を周波数領域にフーリエ変換器
210および220で戻してから、復調器212、22
2で復調した後、ダイバーシチ受信の合成を行う。その
後、直並列変換器240で直列の信号を得て、誤り訂正
復号器250で誤り訂正を行った後、データとして出力
される。図1(b)に示したように、従来のダイバーシ
チ受信機200では、複数信号の合成は復調器212,
222の段階でのみ行っている。このため、送信側で誤
り訂正符号化された信号を受信する場合でも、その後段
にある誤り訂正復号器250とはまったく独立に行って
おり、ダイバーシチ受信による特性の向上が誤り訂正符
号には反映されていなかった。
来、独立に扱われていたダイバーシチ受信と誤り訂正復
号を統合的に行い、大きな利得を得ることである。
に、本発明は、誤り訂正符号化された送信信号を受信す
るダイバーシチ受信装置であって、少なくとも、アンテ
ナ、復調器、軟出力を行う誤り訂正復号器から構成され
た複数の受信機と、それぞれの受信装置で個別に受信し
たデータの復号結果の軟出力を選択/合成する選択/合
成器とを備え、誤り訂正復号器の出力を他の受信機の誤
り訂正復号器へ入力し、繰り返して誤り訂正復号処理を
行い、最後にそれぞれの出力を合成することでデータ復
号の信頼性を高めてデータを復号することを特徴とする
ダイバーシチ受信装置である。この構成により、ダイバ
ーシチ受信と誤り訂正復号を統合的に行い、大きな利得
を得ることができる。各受信機内に複数の誤り訂正復号
器を設け、パイプライン処理により繰り返し誤り訂正復
号処理を行うことができる。これにより、処理に関して
の遅れを最小限にすることができる。また、前記選択/
合成器は、複数の受信機からの復号結果の軟出力を合成
してから、他の受信機の選択/合成器に入力することも
できる。この誤り訂正として、畳み込み符号による誤り
訂正を行うことができる。
して詳細に説明する。本発明によるダイバーシチ受信機
300の構成を図2に示す。図2に示すように、本発明
の受信機300は、複数のコンポーネント受信機31
0,320を有している。それぞれのコンポーネント受
信機310,320は、アンテナ312,322、復調
器314,324、誤り訂正復号器316,326を備
えている。用いられている誤り訂正復号器316,32
6の入出力は軟入力−軟出力であり、誤り訂正に対する
尤度として出力している。
訂正復号器の機能について説明する。軟入力−軟出力の
誤り訂正復号器は、対数尤度の領域で軟判定の復号を行
うように設計されている。この種の復号器は、全ての情
報ビットukに対して、チャネル情報Lc・yとともに、
事前確率情報L(uk)を許容する。復号器は、各復号
されたビットukに対して、以下の式で表される軟出力
を提供する。ここでは、軟出力は、3つの項に分解され
ている。
・ビットに対して持つことができることである。3つの
値とは、事前確率情報L(uk),チャネル情報Lc・
y,誤り訂正復号器から得られる値Le(uk)である。
誤り訂正復号器で、軟出力を取り出すことができるもの
としては、例えば、畳み込み符号化に対するビタビ誤り
訂正復号器が知られている。これらの複数のコンポーネ
ント受信機310,320は独立して受信して復号を行
っている。図2において、受信機が2つの例を用いて説
明する。受信された信号は、まず、それぞれのコンポー
ネント受信機310,320において復調されて、誤り
訂正復号器316,326で、誤り訂正復号され、軟出
力を得る。この場合、式(1)で、事前確率情報がない
ので、事前確率情報L(uk)=0であり、第1および
第2の受信機からの出力は、
0,320からの軟出力を、選択/合成器340におい
て選択し、他のコンポーネント受信機の誤り訂正復号器
に対して、事前確率情報として与える。それぞれのコン
ポーネント受信機の誤り訂正復号器316,326で
は、入力された事前確率情報と復調信号とを用いて、再
度、同じ情報に対して誤り訂正復号が行われる。
後に、それぞれの誤り訂正復号器の軟出力を選択/合成
器340において合成し、その値を判定することで、受
信データyが得られる。
ができる。
たが、3つ以上の受信機を用いて、その出力を選択/合
成器340で選択して、他の受信機の誤り訂正復号器に
入力することで、同様に行うことができる。このとき、
いくつかのコンポーネント受信機からの合成出力を選択
/合成器340において生成し、他のコンポーネント受
信機への入力として与えても良い。
合的に行うことを、図1に示した、4位相変位変調(Q
PSK)−直交周波数分割多重(OFDM)方式の受信
機に適用した例で、本発明の効果を具体的に説明する。
この例の受信機構成を図3に示す。図3において、ダイ
バーシチ受信機400は、2つのコンポーネント受信機
410,420、合成器430、データ判定回路440
から構成される。それぞれのコンポーネント受信機41
0,420はアンテナ411,421、フーリエ変換器
412,422、復調器414,424、並直列変換器
416,426そして軟出力を供給できる軟判定の第1
ビタビ誤り訂正復号器418,428および第2ビタビ
誤り訂正復号器419,429からなる。
418,428の出力は、それぞれ、他のコンポーネン
ト受信機の第2ビタビ誤り訂正復号器419,429の
事前確率情報として入力している。それぞれの第2ビタ
ビ誤り訂正復号器419,429の出力を合成器430
で合成し、判定器440に入力してデータ出力を得てい
る。このように、各コンポーネント受信機内に2つの誤
り訂正復号器を用いることにより、1回繰り返しの誤り
訂正復号処理に対して、パイプライン処理を用いること
ができる。誤り訂正符号として、符号化率1/2、拘束
長7の畳み込み符号を用いている。信号変調は、キャリ
ヤ数1405本のQPSK−OFDM方式を用いてい
る。なお、この方式は、ディジタルTV放送の暫定方式
と同様のものである。この構成においてシミュレーショ
ンで、従来の構成による受信との比較を行う。このシミ
ュレーションの通信路としては、電力スペクトル密度N
0の白色ガウス雑音通信路を考え、また評価は、ビット
誤り率で行っている。
特性のグラフを示す。まず、図1に示した従来方式であ
るが、復調器でのダイバーシチ受信の効果により、ダイ
バーシチを用いない場合に比べ、3.0dBの利得が稼
げている(図4の(従来)参照)。これに対し、図3に
示した本発明の実施例の構成(1回繰り返し)では、ダ
イバーシチによる利得を誤り訂正復号まで拡張した構成
になっているため、従来のダイバーシチ受信機より、さ
らに0.5dBの利得の増加がある(図4の(1回繰り
返し)参照)。さらに反復復号の回数を増加して(即
ち、各コンポーネント受信機内の復号器を増加して)復
号化を行うと、さらに利得があがる。例えば、構成は図
示していないが、6回の繰り返し処理による誤り訂正処
理(即ち、誤り訂正復号器7台を用いて行うパイプライ
ン処理での繰り返し処理)では、従来の受信と比較する
と1.0dB程度の利得の増加が得られている(図4の
(6回繰り返し)参照)。
たダイバーシチ受信と誤り訂正復号を統合的に行うこと
で、大きな利得を得ることができる。
分割多重(OFDM)方式の送信・受信の構成を示す図
である。
る。
交周波数分割多重(OFDM)の受信機に適用した構成
を示す図である。
比較を示す図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 誤り訂正符号化された送信信号を受信す
るダイバーシチ受信装置であって、 少なくとも、アンテナ、復調器、軟出力を行う誤り訂正
復号器から構成された複数の受信機と、 それぞれの受信装置で個別に受信したデータの復号結果
の軟出力を選択/合成する選択/合成器とを備え、 誤り訂正復号器の出力を他の受信機の誤り訂正復号器へ
入力し、繰り返して誤り訂正復号処理を行い、最後にそ
れぞれの出力を合成することでデータ復号の信頼性を高
めてデータを復号することを特徴とするダイバーシチ受
信装置。 - 【請求項2】 請求項1記載のダイバーシチ受信装置に
おいて、各受信機内に複数の誤り訂正復号器を設け、パ
イプライン処理により繰り返し誤り訂正復号処理を行う
ことを特徴とするダイバーシチ受信装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2に記載のダイバーシチ受
信装置において、前記選択/合成器は、複数の受信機か
らの復号結果の軟出力を合成してから、他の受信機の選
択/合成器に入力することを特徴とするダイバーシチ受
信装置。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のダイバ
ーシチ受信装置において、前記誤り訂正復号器は、畳み
込み符号による誤り訂正を行うことを特徴とするダイバ
ーシチ受信機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000266149A JP3616956B2 (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | ダイバーシチ受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000266149A JP3616956B2 (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | ダイバーシチ受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002077013A true JP2002077013A (ja) | 2002-03-15 |
JP3616956B2 JP3616956B2 (ja) | 2005-02-02 |
Family
ID=18753293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000266149A Expired - Fee Related JP3616956B2 (ja) | 2000-09-01 | 2000-09-01 | ダイバーシチ受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3616956B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009128417A1 (ja) * | 2008-04-18 | 2009-10-22 | シャープ株式会社 | 受信装置および通信システム |
JP2011024239A (ja) * | 2002-10-25 | 2011-02-03 | Qualcomm Inc | 通信システム上の外部デコーダでコード結合するための方法およびシステム |
-
2000
- 2000-09-01 JP JP2000266149A patent/JP3616956B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011024239A (ja) * | 2002-10-25 | 2011-02-03 | Qualcomm Inc | 通信システム上の外部デコーダでコード結合するための方法およびシステム |
WO2009128417A1 (ja) * | 2008-04-18 | 2009-10-22 | シャープ株式会社 | 受信装置および通信システム |
US8446999B2 (en) | 2008-04-18 | 2013-05-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Receiving apparatus and communication system |
JP5318091B2 (ja) * | 2008-04-18 | 2013-10-16 | シャープ株式会社 | 受信装置および通信システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3616956B2 (ja) | 2005-02-02 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7620881B2 (en) | System and method for communicating data using iterative equalizing and decoding and recursive inner code | |
US20030012315A1 (en) | System and method for multistage error correction coding wirelessly transmitted information in a multiple antennae communication system | |
US6728323B1 (en) | Baseband processors, mobile terminals, base stations and methods and systems for decoding a punctured coded received signal using estimates of punctured bits | |
US20060250944A1 (en) | Apparatus and method for transmitting bit-interleaved coded modulation signals in an orthogonal frequency division multiplexing system | |
KR20070027489A (ko) | 무선 시스템을 위한 반복 부호화 | |
JP2008295057A (ja) | 直交周波数分割多重通信方式によるデジタル信号の送信 | |
US20070019747A1 (en) | Method and apparatus for interleaving in a wireless communication system | |
US11349603B2 (en) | Reception device and reception method | |
WO2005053260A1 (ja) | 受信装置及び送信装置 | |
WO2002051087A2 (en) | Methods and systems for extracting a joint probability from a map decision device and processing a signal using the joint probability information | |
JP2002523978A (ja) | 複数の搬送波を用いた情報シンボルを伝送する方法及び装置並びに情報シンボルを受信する方法及び装置 | |
JPH10308717A (ja) | 受信装置および受信方法 | |
JP2000101551A (ja) | スペクトラム拡散ダイバーシティ送受信機 | |
CN108206794B (zh) | 通信系统的接收器、集成电路设备及信号解调方法 | |
JP2000183844A (ja) | 受信機及び受信方法 | |
US20040101066A1 (en) | Apparatus and method for transmitting and receiving signals using multiple antennas in mobile communication systems | |
EP1129538B1 (fr) | Dispositif et procede de reception a au moins deux voies de reception, et utilisation correspondante | |
CN107147602B (zh) | 基于信号相位补偿的差分接收方法及装置 | |
EP1528741B1 (en) | Method and apparatus for OFDM diversity reception | |
JP2002077013A (ja) | ダイバーシチ受信装置 | |
JP4354401B2 (ja) | マルチキャリアシステムにおけるチャネル応答情報を利用したアンテナ選択方法及び装置 | |
US20040161058A1 (en) | Receiving apparatus and receiving method | |
EP1604501B1 (en) | Multicarrier system wherein control data is summed to information data | |
JP2008028750A (ja) | 通信システム及び通信方法並びに送信機及び受信機 | |
US20020136282A1 (en) | Optimum UMTS modem |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040701 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041026 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20041027 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041027 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071119 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081119 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091119 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |