JP2002076983A - データキャリアシステム - Google Patents

データキャリアシステム

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JP2002076983A
JP2002076983A JP2000264337A JP2000264337A JP2002076983A JP 2002076983 A JP2002076983 A JP 2002076983A JP 2000264337 A JP2000264337 A JP 2000264337A JP 2000264337 A JP2000264337 A JP 2000264337A JP 2002076983 A JP2002076983 A JP 2002076983A
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data carrier
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receiving
carrier system
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Yoshikazu Irie
美和 入江
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Toshiba Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動識別システムとしての用途の拡大並びに
セキュリティ面の向上を容易に図ることができるデータ
キャリア(入退出管理)システムを提供する。 【解決手段】 リーダライタ6へ、ICカード5のデー
タキャリア3から125KHzで送信された第1の識別
情報及びICカード5のデータキャリア4から13.5
6MHzで送信された第2の識別情報と、リーダライタ
6の記憶部15、16に予めそれぞれ記憶された第1及
び第2の識別情報とをホストコンピュータ9で照合さ
せ、各識別情報が共に一致した場合にのみフロア2のド
ア7を開けるように制御を行う入退出管理システム1を
提供する。このようなデータキャリアシステムによれ
ば、複数の識別情報を互いに異なる周波数でやり取りし
所望の制御を実施することが可能なので、自動識別シス
テムとしての用途の拡大並びにセキュリティ面の向上を
容易に図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部装置との間で
非接触で情報をやり取りすることの可能なデータキャリ
アシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、自動識別システムとして利用さ
れるデータキャリアシステムは、通信用モジュールとし
てのデータキャリアを備えた応答器と、ホストコンピュ
ータに接続される質問器とで主に構成され、これら応答
器、質問器間で、磁気、誘導電磁界、又はマイクロ波
(電波)等を伝送することにより、非接触で情報を交信
することが可能なものである。
【0003】このデータキャリアシステムは、データキ
ャリアを様々な物品に取り付け、その物品に関する情報
を質問器により遠隔的に読み取ることにより、ホスト側
で物品に関する情報処理を実現することができる。ま
た、データキャリアシステムは、オフィス等において、
機密事項等の保護を目的とし、社内の各フロアに対して
の従業員の入退出を規制する入退出管理システム等にも
利用されている。すなわち、この入退出管理システム
は、従業員が所持する個人認証用のIDカードを、識別
情報を記憶するデータキャリアが内蔵されたICカード
で構成するとともに、フロアの出入口にカードの識別情
報が記憶された質問器を設置することで、各フロアの出
入口のドアの開閉等を制御するものである。
【0004】このようにデータキャリアが内蔵されたI
Cカードは、従来の磁気ストライプ式のカード等と比較
して、耐久性に優れているとともに情報量の多いデータ
を扱うことができ、また、情報の読取りエラーの発生を
抑制できる等といった多くの利点を有している。また、
データキャリアは、製品単価が安く、小形、軽量で、し
かも非接触で情報の交信が行えるため、今後も益々その
用途は拡大することが予想される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のデータキャリアシステムは、一般に、予め設
定された単一の周波数でのみ情報交信を行うものとして
構成されているため、前述した入退出管理システム等に
このデータキャリアシステムを用いる場合にはセキュリ
ティ面等で問題があった。
【0006】また、従来のデータキャリアシステムは、
前述したように予め定められた単一の周波数で情報がや
り取りされるため、設定された交信周波数の特性に起因
する交信可能なエリア、すなわちデータキャリアを有す
る応答器の使用エリアが、前記設定された周波数によっ
てある程度固定的なものとなる。さらに、同様の理由か
ら応答器、質問器間の通信速度も交信周波数に応じて固
定的なものとなる。したがって、言い換えれば、従来の
データキャリアシステムは、1システムとしての用途が
設定された交信周波数により制約を受けることになり、
このような点も課題となっていた。
【0007】そこで、本発明は、上記課題を解決するた
めになされたもので、自動識別システムとしての用途の
拡大並びにセキュリティ面の向上を容易に図ることがで
きるデータキャリアシステムを提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係るデータキャリアシステム
は、複数のデータキャリアを有する応答器と、この応答
器との間で非接触で情報をやり取りする交信装置とを備
えたデータキャリアシステムであって、前記応答器が、
前記データキャリア毎に異なる識別情報を記憶する複数
の記憶手段と、前記複数の記憶手段にそれぞれ記憶され
た前記各識別情報を前記データキャリア毎に固有の周波
数で送信する複数の送信手段とを具備し、前記交信装置
が、前記各送信手段に対し前記各識別情報の返信要求を
行う要求手段と、前記要求手段の返信要求により前記各
送信手段を通じて前記データキャリア毎に固有の周波数
でそれぞれ送信された前記各識別情報を個々に受信する
複数の受信手段と、前記各受信手段によりそれぞれ受信
された前記各識別情報に基づいて、所定の制御信号を出
力する制御手段とを具備することを特徴とする。
【0009】また、本発明の請求項2に係るデータキャ
リアシステムは、応答器と、この応答器との間で非接触
で情報をやり取りする交信装置とを備えたデータキャリ
アシステムであって、前記応答器が、互いに異なる複数
の識別情報を記憶する複数の記憶手段と、前記複数の記
憶手段にそれぞれ記憶された前記各識別情報を、この識
別情報毎に異なる周波数でそれぞれ送信するための複数
の送信手段とを具備し、前記交信装置が、前記各送信手
段に対し前記各識別情報の返信要求を行う要求手段と、
前記要求手段の返信要求により前記各送信手段を通じて
識別情報毎に異なる周波数でそれぞれ送信された前記各
識別情報を個々に受信する複数の受信手段と、前記各受
信手段によりそれぞれ受信された前記各識別情報に基づ
いて、所定の制御信号を出力する制御手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0010】これらの発明のデータキャリアシステムに
よれば、応答器と交信装置との間で、複数の識別情報を
互いに異なる周波数でやり取りし所望の制御を実施でき
るので、例えばこの発明のシステムを入退出管理システ
ムに適用した場合等にセキュリティ面の向上を図ること
が可能となる。
【0011】さらに、本発明の請求項3に係るデータキ
ャリアシステムは、第1及び第2のデータキャリアを有
する応答器と、この応答器との間で非接触で情報をやり
取りする交信装置とを備えたデータキャリアシステムで
あって、前記応答器が、前記第1のデータキャリアに設
けられ、第1の識別情報を記憶する第1の記憶手段と、
前記第2のデータキャリアに設けられ、前記第1の識別
情報と異なる第2の識別情報を記憶する第2の記憶手段
と、前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の識別情
報を前記第1のデータキャリア固有の第1の周波数で送
信するための第1の送信手段と、前記第2の記憶手段に
記憶された前記第2の識別情報を前記第1の周波数と異
なる前記第2のデータキャリア固有の第2の周波数で送
信するための第2の送信手段とを具備し、前記交信装置
が、前記第1の識別情報が予め記憶された第3の記憶手
段と、前記第2の識別情報が予め記憶された第4の記憶
手段と、前記第1及び第2の送信手段に対し前記第1及
び第2の識別情報の返信要求を行う要求手段と、前記要
求手段の返信要求により前記第1の送信手段を通じて送
信された前記第1の識別情報を受信する第1の受信手段
と、前記要求手段の返信要求により前記第2の送信手段
を通じて送信された前記第2の識別情報を受信する第2
の受信手段と、前記各受信手段によりそれぞれ受信され
た第1及び第2の識別情報と、前記第3及び第4の記憶
手段に予め記憶された第1及び第2の識別情報とをそれ
ぞれ比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果
に基づいて、所定の制御信号を出力する制御手段とを具
備することを特徴とする。
【0012】また、本発明の請求項4に係るデータキャ
リアシステムは、応答器と、この応答器との間で非接触
で情報をやり取りする交信装置とを備えたデータキャリ
アシステムであって、前記応答器が、第1の識別情報を
記憶する第1の記憶手段と、前記第1の識別情報と異な
る第2の識別情報を記憶する第2の記憶手段と、前記第
1の記憶手段に記憶された前記第1の識別情報を第1の
周波数で送信するための第1の送信手段と、前記第2の
記憶手段に記憶された前記第2の識別情報を前記第1の
周波数と異なる第2の周波数で送信するための第2の送
信手段とを具備し、前記交信装置が、前記第1及び第2
の識別情報が予め記憶された第3の記憶手段と、前記第
1及び第2の送信手段に対し前記第1及び第2の識別情
報の返信要求を行う要求手段と、前記要求手段の返信要
求により前記第1の送信手段を通じて送信された前記第
1の識別情報を受信する第1の受信手段と、前記要求手
段の返信要求により前記第2の送信手段を通じて送信さ
れた前記第2の識別情報を受信する第2の受信手段と、
前記各受信手段によりそれぞれ受信された第1及び第2
の識別情報と、前記第3の記憶手段に予め記憶された第
1及び第2の識別情報とをそれぞれ比較する比較手段
と、前記比較手段による比較結果に基づいて、所定の制
御信号を出力する制御手段とを具備することを特徴とす
る。
【0013】さらに、本発明の請求項5に係るデータキ
ャリアシステムは、請求項3又は4記載のデータキャリ
アシステムにおいて、前記制御手段が、前記比較手段に
よる比較の結果、前記第1及び第2の識別情報が共に一
致した場合と、前記第1及び第2の識別情報のうちのい
ずれか一方が一致した場合と、前記第1及び第2の識別
情報が共に不一致であった場合とで、それぞれ異なる制
御信号を出力することを特徴とする。
【0014】これら請求項3乃至請求項5に係る発明の
データキャリアシステムによれば、応答器と交信装置と
の間で、第1及び第2の識別情報を互いに異なる周波数
でやり取りするとともに、例えば応答器側の第1及び第
2の識別情報と交信装置側の第1及び第2の識別情報と
の一致、不一致の組み合わせにより、それぞれ異なる制
御信号を出力するので、請求項1又は2に係る発明と同
様、セキュリティ面の向上を図ることができ、しかも1
つのシステムにより多数の制御が可能となり、自動識別
システムとしての用途の拡大を図ることができる。
【0015】また、本発明の請求項6に係るデータキャ
リアシステムは、請求項1乃至5いずれかに記載のデー
タキャリアシステムにおいて、前記交信装置の近傍に設
けられたゲートと、前記制御手段より出力される前記制
御信号を受信して前記ゲートを開閉する開閉機構とをさ
らに具備することを特徴とする。
【0016】この請求項に係るデータキャリアシステム
によれば、例えば、個人認証用のIDカードをデータキ
ャリアを有する応答器で構成するとともに、オフィスの
フロア等の出入口に交信装置を設置することで、セキュ
リティ面の強化された入退出管理システムを容易に実現
することができる。
【0017】また、本発明の請求項7に係るデータキャ
リアシステムは、請求項3又は4記載のデータキャリア
システムにおいて、前記第1の送信手段と前記第1の受
信手段との間の交信速度が、前記第2の送信手段と前記
第2の受信手段との間の交信速度よりも速いことを特徴
とする。
【0018】この発明に係るデータキャリアシステム
は、例えば第1の送信手段と第1の受信手段との間の交
信周波数の波長を、第2の送信手段と第2の受信手段と
の間の交信周波数の波長よりも比較的短い波長に設定す
ることで、第1の送信手段と第1の受信手段との間の交
信速度を速くすることが可能となる。これにより、使用
目的に応じてシステムを構成する際の設計的な自由度が
広がり、自動識別システムとしての用途の拡大を容易に
図ることができる。
【0019】さらに、本発明の請求項8に係るデータキ
ャリアシステムは、請求項3又は4記載のデータキャリ
アシステムにおいて、前記第2の送信手段と前記第2の
受信手段との間の通信可能なエリアが、前記第1の送信
手段と前記第1の受信手段との間の通信可能なエリアよ
りも広いことを特徴とする。
【0020】この発明に係るデータキャリアシステム
は、例えば第1の送信手段と第1の受信手段との間の交
信周波数の波長を、第2の送信手段と第2の受信手段と
の間の交信周波数の波長よりも比較的長い波長に設定す
ることで、第1の送信手段と第1の受信手段との間の交
信可能なエリアを広い範囲にすることができる。これに
より、請求項7に係る発明と同様、使用目的に応じてシ
ステム構成する際の設計的な自由度が広がり、自動識別
システムとしての用途の拡大を容易に図ることができ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。
【0022】図1は、本発明の第1の実施形態に係るデ
ータキャリアシステムを適用した入退出管理システムを
示す機能ブロック図、図2はこの入退出管理システムを
概略的に示す図である。
【0023】これらの図に示すように、この入退出管理
システム1は、オフィス等における機密事項等の保護を
目的とし、オフィス内のフロア2に対しての従業員の入
退出を規制するものである。すなわち、この入退出管理
システム1は、従業員が所持する個人認証用のIDカー
ドを、通信用モジュールである2つのデータキャリア
3、4を例えば2枚の樹脂シート等により挟んで封止し
応答器として構成したICカード5と、このICカード
5との間で非接触で情報をやり取りするための交信装置
とから構成されている。交信装置には、ICカード5と
の間で例えば磁気、誘導電磁界、マイクロ波(電波)等
の伝送媒体を介して非接触交信を行う質問器としてのリ
ーダライタ6と、ICカード5とリーダライタ6との間
の情報交信を統括的に制御するとともに、フロア2の出
入口のドア7に配設されたドア開閉機構8を制御するホ
ストコンピュータ9とが設けられている。
【0024】リーダライタ6は、ハードウェアとして物
理的に分離された2つの送受信系、送受信部6a、送受
信部6bを備えており、各送受信部を各々制御する制御
部11、12と、ホストコンピュータ7との間のデータ
の入出力を制御するインターフェイス部13、14と、
ICカード5より受信した情報等を蓄積する、読み出し
/書き込み可能なRAM等の記憶部15、16と、送信
情報をパラレル信号からシリアル信号に変換し、且つデ
ータキャリア3からの受信信号をシリアル信号からパラ
レル信号に変換する信号変換部17、18と、送信信号
を例えばASK(Amplitude Shift Keying)方式、FS
K(Frequency Shift Keying)方式等で伝送用の信号に
変調する変調部19、20と、受信信号を復調する復調
部21、22と、送信アンテナ23、24と、受信アン
テナ25、26とを備えて構成されている。
【0025】一方、ICカード5は、通信用モジュール
としての2つのデータキャリア3、4を備えており、こ
のデータキャリア3、4の各部をそれぞれ制御する制御
部27、28と、EEPROM等の電源バックアップ不
要な記憶部29、30と、送信情報をパラレル信号から
シリアル信号に変換し、且つリードライタ6からの受信
信号をシリアル信号からパラレル信号に変換する信号変
換部31、32と、送信信号をASK方式、FSK方式
等で伝送用の信号に変調する変調部33、34と、受信
信号を復調する復調部35、36と、受信アンテナ3
7、38と、送信アンテナ39、40とを備えて構成さ
れている。
【0026】ここで、セキュリティ面の向上を図るため
に本実施形態の入退出管理システム1が有する送受信系
の構成について説明する。
【0027】上述したように本実施形態のICカード5
及びリーダライタ6は、それぞれ送信系並びに受信系を
二系統ずつ備えており、それぞれ125KHz用の送受
信系並びに13.56MHz用の送受信系を有してい
る。
【0028】すなわち、リーダライタ6は、データキャ
リア3の記憶部(EEPROM)29に予め記憶された
第1の識別情報の返信要求(質問信号)が、送受信部6
aの制御部11の制御下で、変調部19によって送信ア
ンテナ23を通じて125KHzの周波数で送信される
ように構成されており、またデータキャリア4の記憶部
(EEPROM)30に予め記憶された第1の識別情報
と異なる第2の識別情報の返信要求(質問信号)が、送
受信部6bの制御部12の制御下で、変調部20によっ
て送信アンテナ24を通じて13.56MHzの周波数
で送信されるように構成されている。
【0029】一方、ICカード5は、リーダライタ6か
ら125KHzの周波数で送信された第1の識別情報の
返信要求が、データキャリア3の制御部27の制御下
で、受信アンテナ37、復調部35を通じて受信される
ように構成されており、また、リーダライタ6から1
3.56MHzの周波数で送信された第2の識別情報の
返信要求が、制御部28の制御下で、データキャリア4
の受信アンテナ38、復調部36を通じて受信されるよ
うに構成されている。
【0030】また、ICカード5は、リーダライタ6よ
り第1の識別情報の返信要求を受信した場合に、データ
キャリア3の記憶部(EEPROM)29に記憶された
第1の識別情報が、制御部27の制御下で、変調部33
によって送信アンテナ39を通じて125KHzの周波
数で送信されるように構成されており、また、リーダラ
イタ6より第2の識別情報の返信要求を受信した場合
に、データキャリア4の記憶部(EEPROM)30に
記憶された第2の識別情報が、制御部28の制御下で、
変調部34によって送信アンテナ40を通じて13.5
6MHzの周波数で送信されるように構成されている。
【0031】さらに、リーダライタ6は、ICカード5
のデータキャリア3から125KHzの周波数で送信さ
れた第1の識別情報が、送受信部6aの制御部11の制
御下で、受信アンテナ25、復調部21を通じて受信さ
れるように構成されており、また、ICカード5のデー
タキャリア4から13.56MHzの周波数で送信され
た第2の識別情報が、送受信部6bの制御部12の制御
下で、受信アンテナ26、復調部22を通じて受信され
るように構成されている。
【0032】ホストコンピュータ9は、リーダライタ6
の記憶部(RAM)15、16に予めそれぞれ記憶され
た第1の識別情報及び第2の識別情報と、ICカード5
より受信した第1の識別情報及び第2の識別情報とを比
較し、各識別情報が共に一致した場合にはドア7を開く
ための制御信号をドア開閉機構8に対し出力する。ま
た、ホストコンピュータ9は、第1及び第2の識別情報
のそれぞれの比較において少なくとも一方の識別情報が
一致しなかった場合にはドア7を開くための制御信号を
出力しない。(若しくは、ドア7を閉じるための制御信
号をドア開閉機構8に対し出力する。) 次に、このように構成された本実施形態の入退出管理シ
ステム1の動作について説明する。
【0033】ICカード5を所持する従業員が、オフィ
ス内のフロア2の出入口に設けられたドア7に近づき、
ICカード5とリーダライタ6とが交信可能になると、
リーダライタ6からICカード5へ向けて、第1の識別
情報の返信要求が125KHzの周波数で送信されると
ともに、第2の識別情報の返信要求が13.56MHz
の周波数で送信される。これらの返信要求を受信したI
Cカード5は、リーダライタ6へ向けて、記憶部29に
記憶された第1の識別情報を125KHzの周波数で返
信するとともに、記憶部30に記憶された第2の識別情
報を13.56MHzの周波数で返信する。さらに、リ
ーダライタ6が第1の識別情報並びに第2の識別情報を
受信すると、ホストコンピュータ9は、リーダライタ6
の記憶部(RAM)15、16に予めそれぞれ記憶され
た第1の識別情報及び第2の識別情報と、ICカード5
より受信した第1の識別情報及び第2の識別情報とを比
較し、各識別情報が共に一致した場合にのみドア7を開
くための制御信号をドア開閉機構8に対し出力する。
【0034】このように、本実施形態の入退出管理シス
テム1によれば、ICカード5とリーダライタ6との間
で、2つの識別情報を互いに異なる周波数でやり取りし
所望の制御を実施するので、自動識別システムとしての
セキュリティ面の向上を図ることができる。
【0035】なお、本実施形態の入退出管理システム1
では、2種類の交信周波数のみで、識別情報の送受信が
行われていたが、勿論、3種類以上の複数の交信周波数
を送受信できるようにシステムを構成し、セキュリティ
面のさらなる向上を図ってもよい。
【0036】さらに、本実施形態では、ホストコンピュ
ータ9が、リーダライタ6の記憶部15、16に予めそ
れぞれ記憶されたの第1の識別情報及び第2の識別情報
と、ICカード5より受信した第1の識別情報及び第2
の識別情報とを比較し、各識別情報が共に一致した場合
にのみドア7を開くための制御信号をドア開閉機構8に
対し出力するものであったが、第1及び第2の識別情報
が共に一致した場合と、第1及び第2の識別情報のうち
のいずれか一方が一致した場合と、第1及び第2の識別
情報が共に不一致であった場合とで、それぞれ異なる制
御信号を出力するようにホストコンピュータを構成して
もよい。さらに、3種類以上の複数の交信周波数の一
致、不一致の組み合わせで、それぞれ異なる制御信号が
出力されるようにホストコンピュータを構成してもよ
い。これにより、1つのシステムにより多数の制御が可
能となり、自動識別システムとしての用途の拡大を図る
ことができる。
【0037】また、本実施形態では、情報の伝送方式に
ついては特に説明を行わなかったが、周知の電磁結合方
式、電磁誘導方式、マイクロ波方式、光通信方式等の伝
送方式を本発明に適用することができる。無論、これら
の伝送方式の中で、電磁結合方式、マイクロ波方式を用
いた場合には、リーダライタ6からの伝送信号のエネル
ギーをICカード5のデータキャリア3、4の駆動電力
として利用できる。
【0038】次に、本発明の第2の実施形態について説
明する。
【0039】図3に示すように、この実施形態に係る入
退出管理システム51は、第1の実施形態に係る入退出
管理システム1のICカード5並びにリーダライタ6に
代えて、ICカード52並びにリーダライタ53を備え
て構成されている。
【0040】すなわち、本実施形態のICカード52
は、第1の実施形態のICカード5を構成していたデー
タキャリア3、4を1つのモジュールで実現したデータ
キャリア54が内蔵されており、制御部27、28、変
調部33、34、復調部35、36、受信アンテナ3
7、38、及び送信アンテナ39、40に代えて、制御
部55、56、変調部57、58、復調部59、60、
受信アンテナ61、及び送信アンテナ62を備えて構成
されている。
【0041】一方、リーダライタ53は、第1の実施形
態のリーダライタ6におけるハードウェアとして供用で
きる部分を集約して実現されたものであって、制御部1
1、12、インターフェイス部13、14、記憶部1
5、16、変調部19、20、復調部21、22、送信
アンテナ23、24及び受信アンテナ25、26に代え
て、制御部65、インターフェイス部64、記憶部6
3、変調部66、67、復調部68、69、送信アンテ
ナ70及び受信アンテナ71を備えて構成されている。
【0042】ここで、第1の実施形態と同様にセキュリ
ティ面の向上を図るために本実施形態の入退出管理シス
テム51が有する送受信系の構成について説明する。
【0043】本実施形態のICカード52及びリーダラ
イタ53は、それぞれ送信系並びに受信系を二系統ずつ
備えており、それぞれ125KHz用の送受信系並びに
13.56MHz用の送受信系を有している。
【0044】すなわち、リーダライタ53の変調部66
には、制御部65並びに発振制御部66aによる制御の
下で、ICカード52が備えるデータキャリア54の記
憶部29に予め記憶された第1の識別情報の返信要求を
125KHzの周波数で送信するための発振回路66b
が設けられており、さらに変調部67には、制御部65
並びに発振制御部67aによる制御の下で、ICカード
52が備えるデータキャリア54の記憶部30に予め記
憶された第1の識別情報と異なる第2の識別情報の返信
要求を13.56MHzの周波数で送信するための発振
回路67bが設けられている。
【0045】一方、ICカード52が備えるデータキャ
リア54の復調部59には、制御部55並びに受信制御
部59aによる制御の下で、リーダライタ53から12
5KHzの周波数で送信された第1の識別情報の返信要
求を受信するための検波回路59bが設けられており、
さらに復調部60には、制御部56並びに受信制御部6
0aによる制御の下で、リーダライタ54から13.5
6MHzの周波数で送信された第2の識別情報の返信要
求を受信するための検波回路60bが設けられている。
【0046】また、ICカード52が備えるデータキャ
リア54の変調部57には、リーダライタ54より第1
の識別情報の返信要求を受信した場合に、制御部55並
びに発振制御部57aによる制御の下で、記憶部29に
記憶された第1の識別情報を125KHzの周波数で送
信するための発振回路57bが設けられており、さらに
変調部58には、リーダライタ54より第2の識別情報
の返信要求を受信した場合に、制御部56並びに発振制
御部58aによる制御の下で、記憶部30に記憶された
第2の識別情報を13.56MHzの周波数で送信する
ための発振回路58bが設けられている。
【0047】さらに、リーダライタ53の復調部68に
は、制御部65並びに受信制御部68aによる制御の下
で、ICカード52から125KHzの周波数で送信さ
れた第1の識別情報を受信するための検波回路68bが
設けられており、また復調部69には、制御部65並び
に受信制御部69aによる制御の下で、リーダライタ5
3から13.56MHzの周波数で送信された第2の識
別情報を受信するための検波回路69bが設けられてい
る。
【0048】ホストコンピュータ9は、リーダライタ5
4の記憶部63に予め記憶されたの第1の識別情報及び
第2の識別情報と、ICカード52より受信した第1の
識別情報及び第2の識別情報とを比較し、各識別情報が
共に一致した場合にのみドア7を開くための制御信号を
ドア開閉機構8に対し出力する。
【0049】このように、本実施形態に係る入退出管理
システム51によれば、極めて簡易的に構成されたIC
カード52とリーダライタ53との間で、2つの識別情
報を互いに異なる周波数でやり取りし所望の制御を実施
できるので、セキュリティ面の向上された自動識別シス
テムを容易に実現することができる。
【0050】次に、本発明の第3の実施形態について説
明する。
【0051】図4は、本発明の第3の実施形態に係るデ
ータキャリアシステムを示す機能ブロック図、図5はこ
のデータキャリアシステムを概略的に示す図である。な
お、第1の実施形態の入退出管理システム1で説明した
構成部分と同一の機能を有する構成部分には同一の符号
を付与し説明を省略する。
【0052】本実施形態のデータキャリアシステム81
は、第1の実施形態のICカード5並びにホストコンピ
ュータ9に代えて、物品取付型応答器82並びにホスト
コンピュータ83が設けられている。
【0053】物品取付型応答器82は、比較的小型サイ
ズのデータキャリア84、85により構成されており、
ホストコンピュータ83並びにリーダライタ6が取り付
けられた車両86のキー87に組み込まれている。
【0054】ホストコンピュータ83は、物品取付型応
答器82のデータキャリア84、85とリーダライタ6
との間の情報の交信、並びに車両86のエンジンの始動
を制御するエンジン始動部88を統括的に監視するもの
である。
【0055】すなわち、ホストコンピュータ83は、リ
ーダライタ6の送受信部6aの記憶部15に予め記憶さ
れたの第1の識別情報並びに送受信部6bの記憶部16
に予め記憶されたの第2の識別情報と、リーダライタ6
がデータキャリア84より125KHzの周波数で受信
した第1の識別情報並びにデータキャリア85より1
3.56MHzの周波数で受信した第2の識別情報とを
比較し、それぞれが共に一致した場合にのみエンジンを
始動できるように制御信号をエンジン始動部88に対し
出力する。これにより、ドライバが例えば車両86のシ
ートに座り、エンジン始動部88に設けられたキー挿入
部にキー87を挿入するとともに、このキー87を回し
た時点で、エンジンが始動することになる。
【0056】このように、本実施形態のデータキャリア
システム81は、車両86のエンジンの始動を、それぞ
れ異なる交信周波数でやり取りされる複数の識別信号の
照合により制御するので、車両86の盗難等の抑制にお
いて優れた効果が発揮され、自動識別システムとしての
セキュリティ面の向上を図ることができる。
【0057】なお、上述したように、本実施形態のデー
タキャリアシステム81は、車両86のエンジンの始動
のみを制御するものであったが、車両86のドア89の
開閉が同時に制御されるようにシステムを構成してもよ
い。
【0058】すなわち、ホストコンピュータ83を次の
ような制御を行うものとして構成する。例えば、リーダ
ライタ6の送受信部6aの記憶部15に予め記憶された
の第1の識別情報と、リーダライタ6がデータキャリア
84より125KHzの周波数で受信した第1の識別情
報とをホストコンピュータに比較させ、一致した場合に
ドア89を開けることができるように制御信号をドア開
閉機構(ドアロック機構)等に対し出力させる。さら
に、リーダライタ6の送受信部6bの記憶部16に予め
記憶されたの第2の識別情報と、リーダライタ6がデー
タキャリア85より13.56MHzの周波数で受信し
た第2の識別情報とをホストコンピュータに比較させ、
一致した場合にエンジンを始動できるように制御信号を
エンジン始動部88に対し出力させる。
【0059】この場合、ドア89のロック機構を開錠す
るための第1の識別情報は、比較的波長の長い125K
Hzの周波数でやり取りされるので、周波数の特性によ
りリーダライタ6の送受信部6aとデータキャリア84
との交信可能エリアが比較的広くなる。これにより、キ
ー87を所持するドライバが車両86にある程度近づい
た時点、すなわち、極端に車両86に近づく前にロック
機構が開錠されることになる。
【0060】一方、エンジンを始動するための第2の識
別情報は、比較的波長の短い13.56MHzの周波数
でやり取りされるので、周波数の特性によりリーダライ
タ6の送受信部6bとデータキャリア85との間の交信
速度が比較的速くなる。これにより、ドライバが例えば
車両86のシートに座り、エンジン始動部88に設けら
れたキー挿入部にキー87を挿入するとともに、このキ
ー87を回した時点で、迅速にエンジンが始動すること
になる。
【0061】このようなデータキャリアによれば、車両
86のドア89のロックとエンジンの始動とを、それぞ
れ異なる交信周波数でやり取りされる複数の識別信号の
照合により制御するので、車両86の盗難の抑制におい
て優れた効果が発揮され、自動識別システムとしてのセ
キュリティ面の向上を図ることができるとともに、一方
で交信周波数の特性を利用することにより、使用目的に
応じてシステムを構成する際の設計的な自由度が広が
り、自動識別システムとしての用途の拡大を容易に図る
ことができる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
又は2に係るデータキャリアシステムによれば、応答器
と交信装置との間で、複数の識別情報を互いに異なる周
波数でやり取りし所望の制御を実施できるので、例えば
この発明のシステムを入退出管理システムに適用した場
合等にセキュリティ面の向上を図ることが可能となる。
【0063】また、本発明の請求項3乃至5に係るデー
タキャリアシステムによれば、応答器と交信装置との間
で、第1及び第2の識別情報を互いに異なる周波数でや
り取りするとともに、例えば応答器側の第1及び第2の
識別情報と交信装置側の第1及び第2の識別情報との一
致、不一致の組み合わせにより、それぞれ異なる制御信
号を出力するので、請求項1又は2に係る発明と同様、
セキュリティ面の向上を図ることができ、しかも1つの
システムにより多数の制御が可能となり、自動識別シス
テムとしての用途の拡大を図ることができる。
【0064】さらに、本発明の請求項6に係るデータキ
ャリアシステムによれば、例えば、個人認証用のIDカ
ードをデータキャリアを有する応答器で構成するととも
に、オフィスのフロア等の出入口に交信装置を設置する
ことで、セキュリティ面の強化された入退出管理システ
ムを容易に実現することができる。
【0065】また、本発明の請求項7又は請求項8に係
るデータキャリアシステムは、例えば第1の送信手段と
第1の受信手段との間の交信周波数の波長を、第2の送
信手段と第2の受信手段との間の交信周波数の波長より
も、比較的短い波長や、長い波長に適宜設定すること
で、第1の送信手段と第1の受信手段との間の交信速度
を速くすることや、交信可能なエリアを広い範囲にする
ことができる。これにより、これらの発明によれば、使
用目的に応じてシステムを構成する際の設計的な自由度
が広がり、自動識別システムとしての用途の拡大を容易
に図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るデータキャリア
システムを適用した入退出管理システムを示す機能ブロ
ック図。
【図2】図1の入退出管理システムを概略的に示す図。
【図3】本発明の第2の実施形態に係るデータキャリア
システムを適用した入退出管理システムを示す機能ブロ
ック図。
【図4】本発明の第3の実施形態に係るデータキャリア
システムを示す機能ブロック図。
【図5】図4のデータキャリアシステムを概略的に示す
図。
【符号の説明】 1、51…入退出管理システム 3、4、54、84、85…データキャリア 5、52…ICカード 6…リーダライタ 6a、6b…送受信部 8…ドア開閉機構 9、83…ホストコンピュータ 11、12、27、28、55、56、65…制御部 15、16、63…記憶部(RAM) 17、18、31、32…信号変換部 19、20、33、34、66、67…変調部 21、22、35、36、59、60、68、69、…
復調部 23、24、39、40、62、70…送信アンテナ 25、26、37、38、61、71…受信アンテナ 29、30…記憶部(EEPROM) 81…データキャリアシステム 82…物品取付型応答器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) E05B 65/20 E05B 65/20 G06K 17/00 G06K 17/00 F 19/07 19/00 H Fターム(参考) 2E250 AA03 AA21 BB08 BB47 BB55 BB66 CC20 DD06 FF27 FF28 FF35 FF36 FF37 HH01 JJ00 JJ03 KK03 LL00 LL01 PP15 SS04 SS06 5B035 AA13 BB09 BC01 CA23 5B058 CA17 KA02 KA04 KA31 YA11

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のデータキャリアを有する応答器
    と、この応答器との間で非接触で情報をやり取りする交
    信装置とを備えたデータキャリアシステムであって、 前記応答器は、 前記データキャリア毎に異なる識別情報を記憶する複数
    の記憶手段と、 前記複数の記憶手段にそれぞれ記憶された前記各識別情
    報を前記データキャリア毎に固有の周波数で送信する複
    数の送信手段とを具備し、 前記交信装置は、 前記各送信手段に対し前記各識別情報の返信要求を行う
    要求手段と、 前記要求手段の返信要求により前記各送信手段を通じて
    前記データキャリア毎に固有の周波数でそれぞれ送信さ
    れた前記各識別情報を個々に受信する複数の受信手段
    と、 前記各受信手段によりそれぞれ受信された前記各識別情
    報に基づいて、所定の制御信号を出力する制御手段とを
    具備することを特徴とするデータキャリアシステム。
  2. 【請求項2】 応答器と、この応答器との間で非接触で
    情報をやり取りする交信装置とを備えたデータキャリア
    システムであって、 前記応答器は、 互いに異なる複数の識別情報を記憶する複数の記憶手段
    と、 前記複数の記憶手段にそれぞれ記憶された前記各識別情
    報を、この識別情報毎に異なる周波数でそれぞれ送信す
    るための複数の送信手段とを具備し、 前記交信装置は、 前記各送信手段に対し前記各識別情報の返信要求を行う
    要求手段と、 前記要求手段の返信要求により前記各送信手段を通じて
    識別情報毎に異なる周波数でそれぞれ送信された前記各
    識別情報を個々に受信する複数の受信手段と、 前記各受信手段によりそれぞれ受信された前記各識別情
    報に基づいて、所定の制御信号を出力する制御手段とを
    具備することを特徴とするデータキャリアシステム。
  3. 【請求項3】 第1及び第2のデータキャリアを有する
    応答器と、この応答器との間で非接触で情報をやり取り
    する交信装置とを備えたデータキャリアシステムであっ
    て、 前記応答器は、 前記第1のデータキャリアに設けられ、第1の識別情報
    を記憶する第1の記憶手段と、 前記第2のデータキャリアに設けられ、前記第1の識別
    情報と異なる第2の識別情報を記憶する第2の記憶手段
    と、 前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の識別情報を
    前記第1のデータキャリア固有の第1の周波数で送信す
    るための第1の送信手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の識別情報を
    前記第1の周波数と異なる前記第2のデータキャリア固
    有の第2の周波数で送信するための第2の送信手段とを
    具備し、 前記交信装置は、 前記第1の識別情報が予め記憶された第3の記憶手段
    と、 前記第2の識別情報が予め記憶された第4の記憶手段
    と、 前記第1及び第2の送信手段に対し前記第1及び第2の
    識別情報の返信要求を行う要求手段と、 前記要求手段の返信要求により前記第1の送信手段を通
    じて送信された前記第1の識別情報を受信する第1の受
    信手段と、 前記要求手段の返信要求により前記第2の送信手段を通
    じて送信された前記第2の識別情報を受信する第2の受
    信手段と、 前記各受信手段によりそれぞれ受信された第1及び第2
    の識別情報と、前記第3及び第4の記憶手段に予め記憶
    された第1及び第2の識別情報とをそれぞれ比較する比
    較手段と、 前記比較手段による比較結果に基づいて、所定の制御信
    号を出力する制御手段とを具備することを特徴とするデ
    ータキャリアシステム。
  4. 【請求項4】 応答器と、この応答器との間で非接触で
    情報をやり取りする交信装置とを備えたデータキャリア
    システムであって、 前記応答器は、 第1の識別情報を記憶する第1の記憶手段と、 前記第1の識別情報と異なる第2の識別情報を記憶する
    第2の記憶手段と、 前記第1の記憶手段に記憶された前記第1の識別情報を
    第1の周波数で送信するための第1の送信手段と、 前記第2の記憶手段に記憶された前記第2の識別情報を
    前記第1の周波数と異なる第2の周波数で送信するため
    の第2の送信手段とを具備し、 前記交信装置は、 前記第1及び第2の識別情報が予め記憶された第3の記
    憶手段と、 前記第1及び第2の送信手段に対し前記第1及び第2の
    識別情報の返信要求を行う要求手段と、 前記要求手段の返信要求により前記第1の送信手段を通
    じて送信された前記第1の識別情報を受信する第1の受
    信手段と、 前記要求手段の返信要求により前記第2の送信手段を通
    じて送信された前記第2の識別情報を受信する第2の受
    信手段と、 前記各受信手段によりそれぞれ受信された第1及び第2
    の識別情報と、前記第3の記憶手段に予め記憶された第
    1及び第2の識別情報とをそれぞれ比較する比較手段
    と、 前記比較手段による比較結果に基づいて、所定の制御信
    号を出力する制御手段とを具備することを特徴とするデ
    ータキャリアシステム。
  5. 【請求項5】 請求項3又は4記載のデータキャリアシ
    ステムにおいて、 前記制御手段は、前記比較手段による比較の結果、前記
    第1及び第2の識別情報が共に一致した場合と、前記第
    1及び第2の識別情報のうちのいずれか一方が一致した
    場合と、前記第1及び第2の識別情報が共に不一致であ
    った場合とで、それぞれ異なる制御信号を出力すること
    を特徴とするデータキャリアシステム。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5いずれかに記載のデータ
    キャリアシステムにおいて、 前記交信装置の近傍に設けられたゲートと、 前記制御手段より出力される前記制御信号を受信して前
    記ゲートを開閉する開閉機構とをさらに具備することを
    特徴とするデータキャリアシステム。
  7. 【請求項7】 請求項3又は4記載のデータキャリアシ
    ステムにおいて、 前記第1の送信手段と前記第1の受信手段との間の交信
    速度は、前記第2の送信手段と前記第2の受信手段との
    間の交信速度よりも速いことを特徴とするデータキャリ
    アシステム。
  8. 【請求項8】 請求項3又は4記載のデータキャリアシ
    ステムにおいて、 前記第2の送信手段と前記第2の受信手段との間の通信
    可能なエリアは、前記第1の送信手段と前記第1の受信
    手段との間の通信可能なエリアよりも広いことを特徴と
    するデータキャリアシステム。
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