JP2002075419A - 燃料電池用加湿装置 - Google Patents

燃料電池用加湿装置

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JP2002075419A
JP2002075419A JP2000264704A JP2000264704A JP2002075419A JP 2002075419 A JP2002075419 A JP 2002075419A JP 2000264704 A JP2000264704 A JP 2000264704A JP 2000264704 A JP2000264704 A JP 2000264704A JP 2002075419 A JP2002075419 A JP 2002075419A
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plate
humidifying
hollow fiber
humidifier
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Yoshio Kusano
佳夫 草野
Toshikatsu Katagiri
敏勝 片桐
Hiroshi Shimanuki
寛士 島貫
Mikihiro Suzuki
幹浩 鈴木
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Honda Motor Co Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁距離を確保できる締結構造を有する燃料
電池用加湿装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 燃料電池から排出された排気ガスが出入
りする入口端と出口端とを備え、前記排気ガス中に含ま
れる水分を前記燃料電池に供給されるガスに与えて加湿
する加湿ユニットを複数備えた燃料電池用加湿装置にお
いて、前記複数の加湿ユニット(中空糸膜モジュール
2)の前記各入口端に渡り設けられる第1プレート(外
側プレート3a)と、前記複数の加湿ユニット(中空糸
膜モジュール2)の前記各出口端に渡り設けられる第2
プレート(外側プレート4a)間とを絶縁性を有する部
材6により連結したことを特徴とする燃料電池用加湿装
置1を解決手段とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、中空糸膜を使用し
た燃料電池用加湿装置に関し、更に詳しくは、好適な絶
縁構造を有する複数の加湿ユニットを備えた燃料電池用
加湿装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料電池用の中空糸膜を使用した
加湿装置としては、例えば特願2000−10971号
が知られている。この加湿装置100は、図5(a)に
示すような2本の中空糸膜モジュール101,101を
備えた全体が略直方体の形状をした加湿装置である。図
5(b)に示すように、加湿ユニットである中空糸膜モ
ジュール101のハウジング101aの端面A2から反
対側の端面A1へと燃料電池から排出される湿潤したオ
フガスを中空糸膜の内側に通流し、中空糸膜モジュール
101のハウジング101aの端面A1に近接した側面
の周方向に開けた孔Cから反対側の端面A2に近接した
側面の周方向に開けた孔Dへとスイープガス(乾燥空
気)を中空糸膜の外側に通流することにより、湿潤した
オフガス側からスイープガス(乾燥空気)側に水蒸気を
透過させてスイープガス(乾燥空気)を加湿し、燃料電
池の酸素極に加湿空気を供給する装置である。
【0003】この加湿装置100は、中空糸膜モジュー
ル101を少なくとも2本以上並列接続で使用する場
合、それぞれの中空糸膜モジュール101を繋ぐ配管が
必要となり、配管と中空糸膜モジュール101を固定、
シールする機構が必要となる。また、配管部分と中空糸
膜モジュール101とを組み立てたときにコンパクトに
するための配管ヘッド構造を採用している。この構造
は、図5(b)に示すように、ヘッドブロックHB1,
HB2の中にスイープガス通路、オフガス通路、モジュ
ール保持及びモジュールシール用の穴を、中ぐり加工に
て彫り込んだ穴とそれぞれの中ぐり加工穴とを繋ぐ連通
孔を設けて、オフガス通路及びスイープガス通路の各通
路を独立して区画形成したものである。
【0004】一方、複数の中空糸膜モジュールをユニッ
ト化する技術としては、例えば特願2000−1097
4号が知られている。この加湿装置200は、図6
(a)に示すように、複数の中空糸膜モジュール201
A,201B,201Cをケース202内に並列に並
べ、図6(b)に示すように、それぞれのスイープガス
通路、オフガス通路を中空糸膜モジュールの中を流れる
ガス流に対して直角方向に集積分配する通路構成と、ケ
ース202の側面に通路開口部を有する仕様となってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
特願2000−10971号のような複数の中空糸膜モ
ジュール101の両端に設置されたヘッドブロック(ガ
ス通路)HB1,HB2を組みたてた加湿装置100に
おいては、通常ガスが加圧状態で運転されるため受圧面
積の関係によりヘッド間を開こうとする力が加わる。こ
のため、両端のヘッド間の開きを防止するために、図7
に示すように、加湿装置100の上面の4隅と下面の4
隅に設けられるボス103,103・と4本の構造部材
(具体的には金属棒)102,102・とを螺子にて締
結した構造を持っている。燃料電池300を運転した場
合、カソードガス側に水素と酸素が反応した生成水が出
てくる。特に高分子膜を利用した低温型燃料電池の場
合、生成された水は、オフガスと一緒に蒸気と水が混じ
った状態で燃料電池300から排出されるため、この水
を通じて燃料電池300を支えている構造体と地絡を起
こす場合がある(以下、この地絡を「液絡」という)。
このとき絶縁を確保するために、鉛直方向では燃料電池
300を含む他の補機類を構造体より電気的に浮かす絶
縁シート、絶縁カラーを介して、構造体と締結してい
る。また、燃料電池300から構造体までの水平方向の
絶縁性を考慮した場合、図7で示される構造体との接続
部Sでの短絡が考えられるが、接続部Sに挿入される配
管を樹脂配管として接続し、絶縁性能を確保している。
特に燃料電池300から構造体までの距離を絶縁性能を
確保している距離として絶縁距離Lと定義すれば、液絡
は距離を充分に確保するほど発生しにくくなることか
ら、この絶縁距離Lの大きさが液絡回避の重要な要素と
なっている。燃料電池のオフガス出口直後に設置される
加湿装置100の加湿ユニットである中空糸膜モジュー
ル101は、中空糸膜そのものが絶縁材料であることで
水平方向の絶縁性を有し、鉛直方向の取り付けは絶縁材
料を用いて固定されて鉛直方向への液絡を防止してい
る。しかしながら、前記したようにヘッド間の開き防止
のために金属部品をもちいると、その導電性から加湿装
置100が物理的に持っている水平方向の絶縁距離Lp
が利用できなくなるため、燃料電池−加湿装置−圧力調
整弁−構造体間の絶縁距離Lが短くなり、充分に確保で
きなくなるという問題がある。尚、図7中の圧力調整弁
は、圧力調整弁の上流側の配管及び機器に背圧をかける
ための弁である。また、図7中のマフラーは、排気ガス
を外部に排出したときに排出部で騒音が発生するのを防
止するためのものである。
【0006】本発明は前記問題を解決するためになされ
たものであって、絶縁距離を確保できる締結構造を有す
る燃料電池用加湿装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
になされた本発明の請求項1に係る燃料電池用加湿装置
は、燃料電池から排出された排気ガスが出入りする入口
端と出口端とを備え、前記排気ガス中に含まれる水分を
前記燃料電池に供給されるガスに与えて加湿する加湿ユ
ニットを複数備えた燃料電池用加湿装置において、前記
複数の加湿ユニットの前記各入口端に渡り設けられる第
1プレートと、前記複数の加湿ユニットの前記各出口端
に渡り設けられる第2プレート間とを絶縁性を有する部
材により連結したことを特徴とするものである。
【0008】前記複数の加湿ユニットの前記各入口端に
渡り設けられる第1プレートと、前記複数の加湿ユニッ
トの前記各出口端に渡り設けられる第2プレート間とを
絶縁性を有する部材により連結したことにより、燃料電
池―加湿装置―圧力調整弁―構造体間の絶縁性が良好な
燃料電池用加湿装置が得られる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に係る燃料電池用加湿装置
の1実施形態について図1から図4を参照して説明す
る。第1実施形態の燃料電池用加湿装置1は、図1に示
すように、複数の加湿ユニットである5本の中空糸膜モ
ジュール2,2・と、前記5本の中空糸膜モジュール
2,2・のハウジング2a,2a・の両端をシール及び
保持し、内部にスイープガス通路及びオフガス通路を設
けた2つのヘッドブロック3,4と、前記2つのヘッド
ブロック3,4間を、上面及び下面の外側に設けられた
8つのボス5,5・を介して締結する絶縁性の構造部材
6と、から主要部が構成される。
【0010】中空糸膜モジュール2,2・は、図2に示
すように円筒形をしており、中空糸膜モジュール2,2
・のハウジング2a,2a・内の長手方向には複数の中
空糸膜HFが充填されている。複数の中空糸膜HFの両
端部は樹脂で固められており、両端部はハウジング2a
内に固定されている。このように固定することによりハ
ウジング2a内を通流する燃料電池から排出された排気
ガスであるオフガスと燃料電池に供給されるスイープガ
ス(乾燥空気)とが混合しないように区画できる。一
方、ハウジング2a,2a・の両端部に近い周方向には
それぞれ一定間隔を有して複数の孔が設けられている。
【0011】ヘッドブロック3,4は、どちらもプラス
チック製であり、形状は全体が略矩形をしており、射出
成形法で製造される。ヘッドブロック3,4の内部に
は、図2に示すように、スイープガス通路及びオフガス
通路がそれぞれ独立して区画形成されている。ヘッドブ
ロック3は、第1プレートである外側プレート3a,中
間プレート3b,内側プレート3cを積層して形成され
る。ヘッドブロック4は、同様に、第2プレートである
外側プレート4a、中間プレート4b、内側プレート4
cを積層して構成される。2つの外側プレート3a,4
aのそれぞれの上面及び下面には、4つのボス5,5・
が上下左右対称の位置となるように設けられている。ハ
ウジング2a,2a・は、両端部を中間プレート3b,
4b及び内側プレート3c,4cによりシール・支持さ
れている。
【0012】次に、燃料電池用加湿装置1内を流れるガ
スの流れについて図2を参照して説明する。加湿装置1
の第1プレートである外側プレート3aの外側上方に設
けられたオフガス導入口Oinから加湿装置1に導入され
たオフガスは、中空糸膜モジュール2のハウジング2a
内の中空糸膜HFの内側を通り、加湿装置の第2プレー
トである外側プレート4aの外側上方に設けられたオフ
ガス排出口Ooutから排出される。一方、加湿装置1の
第2プレートである外側プレート4aの外側下方に設け
られたスイープガス導入口Sinから加湿装置1に導入さ
れたスイープガス(乾燥空気)は、中空糸膜モジュール
2のハウジング2a内の中空糸膜HFの外側を通り、加
湿装置の第1プレートである外側プレート3aの外側下
方に設けられたスイープガス排出口Soutから加湿空気
として排出される。尚、中空糸膜モジュール2に通流さ
せるガスの流れは、向流ではなく並流で流しても良い。
また、オフガス及びスイープガスは、中空糸膜HFの外
側に流しても内側に流してもよい。
【0013】次に、本発明に係る燃料電池用加湿装置1
の第1プレートである外側プレート3aと第2プレート
である外側プレート4aとを連結する場合の締結方法に
ついて図3を参照して説明する。尚、図3は、絶縁性の
構造部材6を用いて第1プレートである外側プレート3
aと第2プレートである外側プレート4aとを締結する
場合の模式図を示したものである。第1プレートである
外側プレート3aと第2プレートである外側プレート4
aとを締結するのに使用される絶縁性の構造部材6、プ
ラスチック製の4本のボルト6a,6a・と、プラスチ
ック製の中空円筒形の4本のスペーサ6b,6b・と、
プラスチック製の4個のナット6c,6c・とから構成
される。尚、ボルト6aは、6角ボルトを使用している
が、スタッドボルト等を使用しても良い。
【0014】これら絶縁性の構造部材6を使用して第1
プレートである外側プレート3aと第2プレートである
外側プレート4aとを連結する方法について説明する。 (1)最初に外側プレート3a,4a間の間隔を略一定
にするため、4組(8個)のボス5,5・の孔に4本の
スペーサ6b,6b・を燃料電池用加湿装置1の長手方
向にお互いに平行となるように嵌装する。 (2)次に、4本のボルト6a,6a・を順番に、ボス
5の孔の外側から内側へ挿通したのち、さらにスペーサ
6bの孔を貫通し、対向する他方のボス5の孔の内側か
ら外側にボルト6aの端部に設けられた螺子部を挿通・
突出させ、それぞれのボルト6aにナット6cを螺合さ
せて締結し、連結する。このように、従来、燃料電池用
加湿装置の第1プレートと第2プレートとを締結してい
た金属製の構造部材を、絶縁性を有するプラスチック製
の構造部材にしたことにより、加湿装置全体の絶縁性が
向上する。
【0015】燃料電池用加湿装置1の第1プレートと第
2プレートとを締結するのに用いられる絶縁性を有する
構造部材の材料としては、エンジニアリングプラスチッ
クといわれるナイロン66,PC(ポリカーボネー
ト),PPS(ポリフェニレンスルフィド),PEEK
(ポリエーテルエーテルケトン)等が使用できる。これ
らの樹脂の絶縁破壊強さは13.4〜18.5kV/m
m、引張り強さは5.6〜9.3kg/mm2の範囲で
ある。また、構造部材の引張り強さをより強くするた
め、硝子クロスエポキシ樹脂板とPTFE(フッ素樹
脂)のスリーブを組み合わせた絶縁ボルトや硝子繊維や
シリカで強化したプラスチック等を使用しても良い。さ
らに構造部材の引張り強度を強くするために、SS材の
表面に樹脂のコーティングを施した構造部材を使用して
も良い。また、前記SS材よりも引張り強さを強くし、
かつ、絶縁を確実にするためにセラミックス製の構造部
材を使用しても良い。このように第1プレートと第2プ
レート間とを絶縁性を有する構造部材であるプラスチッ
ク製品を使用して連結すれば中空糸膜モジュール2の長
手方向(図7の水平方向)は、絶縁性を備えることにな
る。
【0016】次に、本発明に係る燃料電池用加湿装置1
を図1に示す孔の開いたブラケット7,8,9を使用し
て車両等の金属製の構造体に取り付ける場合の締結方法
について図4を参照して説明する。尚、3つのブラケッ
ト7,8,9のどれを使用しても締結構造は同じなの
で、図4では、ブラケット7を使用して金属製の構造体
24に取り付ける場合の締結方法を示す。本発明に係る
燃料電池用加湿装置1を図1に示す孔の開いたブラケッ
ト7を使用して金属製の構造体24に取り付ける場合に
使用される構造部材は、ボルト20と、前記ボルト20
に嵌装されるスリーブ21と、座金22と、ブラケット
7と、絶縁性の円筒状の部材23と、前記ボルト20に
より締結される金属製の構造体24とから主要部が構成
される。
【0017】ボルト20は、金属製であり、先端部に雄
螺子部20aを有する6角ボルトである。スリーブ21
は、ボルト20の外周に嵌め込んで用いるプラスチック
製の部品である。スリーブ21は、ボルト20の頭部側
面から雄螺子部20aの上部まで嵌装される。座金22
は、アルミ製の座金であり、中央部にスリーブ21を嵌
装したボルト20が挿通できる円形の孔22aが開いて
いる。座金22は、金属製のボルト20で構造体24を
締めつけたときに、面圧を低くして締めつけ強度を強く
するために設けられる。ブラケット7は、本発明に係る
燃料電池用加湿器1を構造体24に取り付け支持するた
めのプラスチック製の支持具であり、中央部にスリーブ
21を嵌装したボルト20が挿通できる円形の孔7aが
開いている。絶縁性の円筒状の部材23は、金属製のボ
ルト20と金属製の構造体24とを絶縁するために設け
られる部材である。円筒状の部材23の底部中央にはス
リーブ21を嵌装したボルト20が挿通できる円形の孔
23aを有する。金属製の構造体24には、金属製のボ
ルト20の雄螺子部20aと螺合する雌螺子部24aが
設けられている。
【0018】尚、これらの構造部材のうちプラスチック
製品が使用されるスリーブ21及び円筒状の部材23の
材料としては、前記したエンジニアリングプラスチック
といわれるナイロン66,PC(ポリカーボネート),
PPS(ポリフェニレンスルフィド),PEEK(ポリ
エーテルエーテルケトン)等が使用できる。
【0019】次に、これらの構造部材を使用して、本発
明に係る燃料電池用加湿装置1を図1に示す円形の孔7
aの開いたブラケット7を使用して金属製の構造体24
に取り付ける締結方法について説明する。 (1)最初に、金属製のボルト20にプラスチック製の
スリーブ21を嵌装させる。 (2)次に、プラスチック製のスリーブ21を嵌装させ
た金属製のボルト20を、座金22の円形の孔22a、
ブラケット7の円形の孔7a、円筒状の部材23の円形
の孔23aと順番に挿通して、金属製のボルト20の雄
螺子部20aと金属製の構造体24の雌螺子部24aと
を螺合することにより締結する。
【0020】このように第1プレートと第2プレート間
とを絶縁性を有する構造部材であるプラスチック製品を
使用して連結し、かつ、燃料電池用加湿装置全体を絶縁
性を有するブラケットを介して金属製の構造体に図4の
ような締結構造で固定することによりさらに好適に絶縁
ができる。
【0021】本発明は、以上説明した発明の実施の形態
に限定されるものではなく、本発明の技術的範囲を逸脱
しない範囲で適宜変更して実施可能である。例えば、ヘ
ッドブロック3,4は、発明の実施の形態ではプラスチ
ック製としたが、金属製であっても全体として絶縁性が
確保されるので良い。
【0022】
【発明の効果】以上の構成と作用からなる本発明によれ
ば、以下の効果を奏する。第1プレートと第2プレート
間とを、従来の金属部品を使用せずに、絶縁性を有する
構造部材であるプラスチック製品を使用して連結するよ
うにしたことにより、加湿装置が物理的に持っている水
平方向の絶縁距離を確保することができる。その結果、
燃料電池から構造体までの絶縁距離を充分に確保するこ
とができる。従って液絡が発生しにくくなる。その結
果、燃料電池−加湿装置−圧力調整弁−構造体間の絶縁
距離を確保できる燃料電池用加湿装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る燃料電池用加湿装置の1実施形態
を示す斜視図である。
【図2】本発明に係る燃料電池用加湿装置の中空糸膜モ
ジュール内へのオフガス及びスイープガスの流れを説明
するための図である。
【図3】本発明に係る燃料電池用加湿装置の第1プレー
トと第2プレートの締結方法を説明するための模式図で
ある。
【図4】本発明に係る燃料電池用加湿装置をブラケット
を使用して車両等の金属製の構造体に固定するときの締
結方法を説明するための模式図である。
【図5】(a)従来の燃料電池用加湿装置の斜視図であ
る。 (b)従来の燃料電池用加湿装置内のガスの流れを説明
するための断面図である。
【図6】(a)従来の他の燃料電池用加湿装置の斜視図
である。 (b)従来の他の燃料電池用加湿装置内のガスの流れを
説明するための断面図である。
【図7】従来の燃料電池用加湿装置の絶縁距離を説明す
るための図である。
【符号の説明】
1 燃料電池用加湿装置 2 中空糸膜モジュール 2a ハウジング 3,4 ヘッドブロック 3a 外側プレート(第1プレート) 3b 中間プレート 3c 内側プレート 4a 外側プレート(第2プレート) 4b 中間プレート 4c 内側プレート 5 ボス 6 絶縁性の構造部材 6a ボルト 6b スペーサ 6c ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島貫 寛士 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 鈴木 幹浩 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 5H026 AA06 5H027 AA06

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料電池から排出された排気ガスが出入
    りする入口端と出口端とを備え、前記排気ガス中に含ま
    れる水分を前記燃料電池に供給されるガスに与えて加湿
    する加湿ユニットを複数備えた燃料電池用加湿装置にお
    いて、 前記複数の加湿ユニットの前記各入口端に渡り設けられ
    る第1プレートと、 前記複数の加湿ユニットの前記各出口端に渡り設けられ
    る第2プレート間とを絶縁性を有する部材により連結し
    たことを特徴とする燃料電池用加湿装置。
JP2000264704A 2000-08-31 2000-08-31 燃料電池用加湿装置 Pending JP2002075419A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2007148550A1 (ja) * 2006-06-21 2007-12-27 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 燃料電池の配管構造
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