JP2002075034A - 面光源装置 - Google Patents

面光源装置

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JP2002075034A
JP2002075034A JP2000262641A JP2000262641A JP2002075034A JP 2002075034 A JP2002075034 A JP 2002075034A JP 2000262641 A JP2000262641 A JP 2000262641A JP 2000262641 A JP2000262641 A JP 2000262641A JP 2002075034 A JP2002075034 A JP 2002075034A
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light
guide plate
light guide
prism
angle
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JP2000262641A
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Toru Nose
徹 能瀬
Koji Mabuchi
宏司 馬▲渕▼
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 線状光源20側を向きかつ傾斜角が20°程
度の複数の斜面が導光板12の下面12dに形成され、
線状光源20からの入射光は、この斜面による反射を経
て上面12cから出射される。このとき、最大輝度が得
られる出射角は35°程度である。上面12cからの出
射光は、同じ入射角で拡散シート14の下面14bに入
射され、拡散シート14内を伝播した後、上面14aか
ら出射される。ここで、出射光の強度が最大となる出射
角は30°程度である。上面14aからの出射光は、同
じ入射角でプリズムシート16の下面16bに入射され
る。プリズムシート16の屈折率は“1.6”で、プリ
ズム16aの斜面と下面16bとがなす鋭角は45°で
ある。このため、プリズム16aの斜面から出射される
光線の出射方向は、下面16bの法線方向とほぼ一致す
る。 【効果】 部品点数を抑えつつ輝度特性を向上させるこ
とができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、面光源装置に関し、
特にたとえば、導光板の上方にプリズムシートが配置さ
れた、面光源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、薄型,低消費電力などの理由で液
晶ディスプレイが注目され、携帯通信端末,ディジタル
スチルカメラ,カーナビゲーションシステム,パチンコ
台のモニタ,テレビジョン受像機などに採用されてい
る。このような液晶ディスプレイには、図13に示すよ
うな面光源装置が設けられていた。
【0003】図13によれば、導光板1の一方側面1a
に線状光源2が設けられ、線状光源2の周囲は、一方側
面1aを除いて反射板3によって覆われる。導光板1の
厚みは、一方側面1aから他方側面1bに向かうにつれ
て薄くなり、さらに裏面1cには線状光源2と平行に延
びる溝Lが所定間隔で形成される。反射シート5は導光
板1の裏面1cおよび他方側面1bを覆うように設けら
れ、光拡散シート6は導光板1の表面1dを覆うように
設けられる。プリズムシート7および8は光拡散シート
6の上に積層され、プリズムシート8の表面には線状光
源2と平行に延びるかつ断面が逆V字状の突状部(プリ
ズム)8aが複数形成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような面
光源装置では、構成が複雑で部品点数が多いという問題
があった。一方、部品点数を抑えるためにプリズムシー
トを1枚省くと、輝度が大幅に低下してしまう。これ
は、プリズムシートの省略によって集光効果が減少した
こと、および出射光の輝度分布の中心角(出射角)が導
光板1の上面1dに対する法線方向からずれたことに起
因する。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、部
品点数を抑えつつ輝度特性を向上させることができる、
面光源装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、側面から
の入射光を反射させて上面から出射させるための斜面が
下面に形成された導光板、下面が導光板の上面と正対す
るように配置されたかつ導光板からの出射光を拡散させ
る拡散シート、および下面が拡散シートの上面と正対す
るように配置されたかつ導光板の側面と平行な方向にお
ける断面が2等辺三角形状となる線状の第1プリズムが
上面に形成されたプリズムシートを備える面光源装置に
おいて、第1プリズムの頂角は90°程度であり、斜面
の傾斜角は20°程度であることを特徴とする、面光源
装置である。
【0007】第2の発明は、側面からの入射光を反射さ
せて上面から出射させるための斜面が下面に形成された
導光板、および下面が導光板の上面と正対するように配
置されたかつ導光板の側面と平行な方向における断面が
2等辺三角形状となる線状の第1プリズムが上面に形成
されたプリズムシートを備える面光源装置において、プ
リズムの頂角は90°程度であり、斜面の傾斜角は25
°程度であることを特徴とする、面光源装置である。
【0008】
【作用】第1の発明によれば、導光板の下面には、側面
からの入射光を反射させて上面から出射させるための斜
面が形成される。拡散シートは下面が導光板の上面と正
対するように配置され、導光板からの出射光を拡散させ
る。プリズムシートは下面が拡散シートの上面と正対す
るように配置され、上面には、導光板の側面と平行な方
向における断面が2等辺三角形状となる線状の第1プリ
ズムが形成される。ここで、第1プリズムの頂角は90
°程度であり、斜面の傾斜角は20°程度である。
【0009】これによって、導光板から出射される光線
の輝度は35°程度の出射角で最大となり、拡散シート
の上面から出射される光線の強度は30°程度の出射角
で最大となる。したがって、プリズムシートの上面から
出射される光線の出射方向は、プリズムシートの下面に
対する法線方向とほぼ一致する。
【0010】導光板の上面には、側面と直交する方向に
延びる線状の第2プリズムが形成されてもよい。
【0011】第2の発明によれば、導光板の下面には、
側面からの入射光を反射させて上面から出射させるため
の斜面が形成される。プリズムシートは下面が導光板の
上面と正対するように配置され、上面には、導光板の側
面と平行な方向における断面が2等辺三角形状となる線
状の第1プリズムが形成される。ここで、第1プリズム
の頂角は90°程度であり、斜面の傾斜角は25°程度
である。
【0012】このとき、導光板から出射される光線の輝
度は30°程度の出射角で最大となり、プリズムシート
の上面から出射される光線の出射方向は、プリズムシー
トの下面に対する法線方向とほぼ一致する。
【0013】導光板上面には、側面と直交する方向に延
びる線状の第2プリズムが形成されてもよい。
【0014】
【発明の効果】これらの発明によれば、プリズムシート
の上面から出射される光線の出射方向がプリズムシート
の下面に対する法線方向とほぼ一致するため、部品点数
を抑えつつ輝度特性を向上させることができる。
【0015】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0016】
【実施例】図1を参照して、この実施例の面光源装置1
0は、導光板12を含む。導光板12は、アクリル系樹
脂を材料として形成されている。上面12c側から見る
と導光板12の形状はほぼ長方形であるが、上面12c
と下面12dとの間の厚みは、一方側面12aから他方
側面12bに向かうにつれて薄くなっている。また、下
面12dには一方側面12aと平行に延びる複数本の溝
が形成されており、一方側面12aおよび他方側面12
bと上面12cとがなす角度はほぼ90°である。
【0017】光拡散シート14は、下面14bが導光板
12の上面12cに正対するように配置されている。光
拡散シート14は、透明樹脂内に屈折率の異なる材料を
分散させるか、透明樹脂上に透明な球状の材料を分散さ
せるか、透明樹脂表面に凹凸を形成することによって構
成される。
【0018】プリズムシート16は、下面16bが光拡
散シート14の上面14aに正対するように配置されて
いる。プリズムシート16は、ポリエステル樹脂と高屈
折率のアクリル樹脂を材料として2層構造で形成されて
おり、上面には、導光板12の一方側面12aに平行し
て延びるかつ断面が2等辺三角形状の線状突起(プリズ
ム)16aが多数形成されている。なお、2等辺三角形
状である故、プリズム16aを形成する各々の斜面と下
面16bとの間の角度は、互いに等しい。
【0019】反射シート18は、導光板12の他方側面
12bおよび下面12dを覆うようにして配置される。
反射シート16は、例えば、透明な樹脂シートの内部に
数μm〜数10μm程度の気泡を密に分散させるか、樹
脂シートや金属板などに銀やアルミなどの反射率の高い
材料を蒸着することによって構成されている。これによ
って、反射シート18の反射率は、少なくとも導光板1
2と対向する面で高くなっている。
【0020】線状光源20は、導光板12の一方側面1
2a近傍に配置されている。この線状光源20として
は、例えば、熱陰極管,冷陰極管等の蛍光灯または発光
ダイオードを線状に配列したもの、白熱灯または有機発
光材料を線状に形成したものが用いられる。
【0021】リフレクタ22は、一方側面12aを除い
て、線状光源20を覆うようにして配置されている。リ
フレクタ22は、内面で反射率が高くなるように構成さ
れており、このような特性は、例えば、樹脂シートに銀
やアルミなどの反射率の高い材料を蒸着し、このシート
を薄い金属板あるいは樹脂シートに接着することによっ
て得られる。
【0022】なお、導光板12の上面12a,光拡散シ
ート14の上面14aおよび下面14cならびにプリズ
ムシート16の下面16bは、互いに平行である。
【0023】図2を参照して、導光板12の下面12d
は複数の階段部分121からなる。各々の階段部分12
1は、上面12cとほぼ平行でかつ互いの段差がほぼ均
一な3つの平坦面121b,121dおよび121hを
有する。同じ階段部分121に属する平坦面121bお
よび121dは斜面121cによって結合され、異なる
階段部分121に属する平坦面121hおよび121b
は斜面121aによって結合される。斜面121eおよ
び121fによって形成されるV字状の溝は、平坦面1
21dと斜面121gとの間に設けられ、斜面121f
は斜面121gによって平坦面121hと結合される。
斜面121c,121eおよび121gは一方側面12
a側を向き、いずれも平坦面121b,121dおよび
121hに対して角度σをなす。一方、斜面121fは
他方側面12b側を向き、平坦面121b,121dお
よび121hに対してほぼ垂直となる。
【0024】線状光源20からの入射光は、斜面121
a,121c,121eまたは121gによる全反射を
経て、上面12cから出射される。ここで、角度σが2
0°のとき、上面12cからの出射光の輝度および出射
角β(上面12cに対する法線と出射光とがなす角度)
の関係は、図3に示すグラフによって表される。図3に
おける横軸の正方向は他方側面12b側であり、負方向
は一方側面12a側である。このグラフはシミュレーシ
ョンによって求められたものであり、これによれば、β
=35°付近が出射光の輝度分布の中心角となり、この
角度から出射される光線の輝度が最も高くなっている。
【0025】また、別のシミュレーションを行なった結
果、斜面121c,121eおよび121gの傾斜角度
σと最高輝度が得られる出射角β(出射光の輝度分布の
中心角)との間には、図4に示すような関係が成立し
た。図4によれば、傾斜角度σが20°のときに、β=
35°からの出射光の輝度が最高となることが分かる。
また、最高輝度が得られる出射角βを30°<β<45
°の範囲に納めるためには、傾斜角度σを15°<σ<
25°の範囲内で設定する必要があることが分かる。
【0026】上述のシミュレーションを考慮した導光板
12内での光線の伝播を、図2を参照して検証する。導
光板12の屈折率をn1とし、光線の伝播方向が上面1
2cに平行な方向に対してなす角度をΔ1とし、この光
線の斜面121eに対する入射角をΔ2とすると、角度
Δ1,傾斜角度σ,出射角βおよび屈折率n1の間には
数1が成立し、角度Δ2,傾斜角度σ,出射角βおよび
屈折率n1の間には数2が成立する。
【0027】
【数1】 Δ1=90°−sin-1(sinβ/n1)−2×σ
【0028】
【数2】Δ2=sin-1(sinβ/n1)+σ 導光板12はアクリル樹脂を材料としているため、屈折
率n1は“1.49”である。傾斜角度σが20°のと
きに出射角βが35°となるためには、角度Δ1は2
7.36°となる必要があり、このとき角度Δ2は4
2.64°である。
【0029】一方、斜面121eで全反射するためには
数3の条件を満たす必要があり、上面12cから光線が
出射するためには数4の条件を満たす必要がある。
【0030】
【数3】Δ2>sin-1(1/n1)
【0031】
【数4】α<sin-1(1/n1) α:導光板の上面に対する入射角 これより、光線が上面12cから出射するためには、
7.84°<Δ1<27.84°の条件を満たさなけれ
ばならないことが分かる。上述のΔ1=27.36°
は、この条件を満たす。なお、出射角β=35°で最大
輝度が得られる図3のグラフは、角度Δ1が大きいほど
(7.84°<Δ1<27.84°の範囲で)、上面1
2cから光線が出射する確率が高いことを示していると
思われる。
【0032】導光板12の上面12cからの出射光は、
図5に示すように拡散シート14の下面14bに入射さ
れる。このときの入射角は、出射角と同じくβである。
入射光は、下面14bで屈折した後拡散シート14内を
伝播し、上面14aから出射される。屈折は上面14a
でも生じ、上面14aから出射角はγとなる。実際にレ
ーザ光を照射して測定を行なった結果、レーザ光の入射
角βを35°としたときの出射光の光強度分布は図6に
示すように変化した。図6によれば、γ=30°におけ
る光強度が最大となる。
【0033】また、レーザ光の入射角βを変化させて各
々の入射角βに対応する出射角γを測定したところ、図
7に示すようなグラフが得られた。このグラフによれ
ば、入射角βが35°のとき、出射角γは30°とな
る。また、入射角βが30°<β<45°の範囲内にあ
るとき、出射角γは27.5°<γ<35°の範囲内に
収まる。
【0034】拡散シート14の上面14aから出射され
た光線は、プリズムシート16の下面16bに入射され
る。このときの入射角は、拡散シート14からの出射角
と同じγである。入射光は、下面16bにおける屈折を
経てプリズムシート16内を伝播する。そして、伝播し
た光線は、プリズム16aの斜面における再度の屈折を
経て出射される。ここで、下面16bにおける屈折角を
θ2とし、線状突起16aの斜面に対する屈折光の入射
角をθ1とし、プリズム16aの斜面における出射角を
θ0とし、プリズム16aの頂角をφとし、そしてプリ
ズムシート16の屈折率をn2とすると、γ,θ0〜θ
2およびφの間には数5が成立し、θ0とγとの間には
数6が成立する。
【0035】
【数5】θ1=sin-1(sinθ0/n2) θ2=90°−φ/2−θ1 γ=sin-1(sinθ2×n2)
【0036】
【数6】θ0=sin-1[n2×sin{90°−φ/
2−sin-1(sinγ/n2)}] 一方、プリズム16aの斜面から出射される光線の出射
方向を下面16aの法線方向と一致させるためには、数
7が成立する必要がある。
【0037】
【数7】θ0=90°−φ/2 ここで、屈折率n2を“1.6”とし、頂角φを90°
(下面16bと斜面とがなす鋭角を45°)とすると、
入射角γが30°のとき、数6が成立する。換言すれ
ば、屈折率n2が“1.6”で頂角φが90°のプリズ
ムシート16を拡散シート14の上に配置すれば、γ=
30°で入射された光線は、プリズムシート16内を伝
播した後、下面16bに直交する方向に出射される。ま
た、入射角γが27.5°<γ<35°の範囲内にある
ときは、出射角θ0は40°<θ0<49°の範囲内に
収まる。
【0038】以上の説明から分かるように、線状光源2
0側を向きかつ傾斜角σが20°程度の複数の斜面12
1a,121c,121eおよび121gが導光板12
の下面12dに形成され、線状光源20からの入射光
は、この斜面121a,121c,121eおよび12
1gによる反射を経て上面12cから出射される。この
とき、最大輝度が得られる出射角βは35°程度であ
る。上面12cからの出射光は、同じ入射角βで拡散シ
ート14の下面14bに入射され、拡散シート14内を
伝播した後、上面14aから出射される。ここで、出射
光の強度が最大となる出射角γは30°程度である。上
面14aからの出射光は、同じ入射角γでプリズムシー
ト16の下面16bに入射される。プリズムシート16
の屈折率n1は“1.6”で、プリズム16aの斜面と
下面16bとがなす鋭角は45°であるため、プリズム
16aの斜面から出射される光線の出射方向は、下面1
6bの法線方向とほぼ一致する。
【0039】また、角度σを15°<σ<25°の範囲
内に設定すると、最高輝度が得られる出射角βが30°
<β<45°の範囲に収まり、このとき、出射角γは2
7.5°<γ<35°の範囲で分布する。すると、出射
角θ0は40°<θ0<49°の範囲で分布する。この
結果、従来技術と比較してプリズムシートを1つ省いた
としても、十分な光強度を得ることができる。
【0040】他の実施例の面光源装置10は、導光板1
2が図9に示すように形成される点を除き、図1実施例
と同じである。このため、導光板12の構造以外の重複
した説明は省略する。図9に示す導光板12でも複数の
階段部分121が下面12dに形成されるが、図2に示
す導光板12と異なり斜面121gは存在しない。つま
り、平坦面121hは、斜面121fと結合される。こ
のような導光板12でも、一方側面12aからの入射光
は、斜面121a,121cまたは121eにおける全
反射あるいは一部反射を経て、上面12cから出射され
る。この実施例でも、斜面121a,121cまたは1
21eの角度σを20°に設定することによって、プリ
ズムシート16から出射される光線の出射方向をプリズ
ムシート16の下面16bの法線方向に合わせることが
できる。
【0041】図10を参照して、その他の実施例の面光
源装置10は、プリズムシート16の下面16bが導光
板12の上面に正対して配置され、光拡散シート14の
下面14bがプリズムシート16の上面に正対して配置
される点を除き、図1実施例または図9実施例と同様で
あるため、重複した説明はできるだけ省略する。
【0042】光拡散シート14の上面14aおよび下面
14b,プリズムシート16の下面16bならびに導光
板12の上面12cは、互いに平行とされる。この場
合、図11に示すように、プリズムシート16の下面1
6bに入射される光線の入射角は、導光板12の上面1
2cから出射される光線の出射角と同じβとなる。した
がって、プリズムシート16からの出射される光線の出
射方向を下面16bの法線方向と一致させるためには、
導光板12の上面12cにおいて最大輝度が得られる出
射角を30°にする必要があり、図4から分かるように
傾斜角度σを25°にする必要がある。また、図8に示
す出射角θ0を40°<θ0<49°の範囲に納めるべ
く出射角βを27.5°<β<35°とするためには、
傾斜角度σを20°<σ<27.5°の範囲で設定する
必要がある。
【0043】なお、プリズムシート16から出射される
光線の出射方向が下面16cの法線方向と一致するとき
は、図7から分かるように、光拡散シート14で屈折が
生じることはなく、光拡散シート14から出射される光
線の出射方向もまた、法線方向と一致する。
【0044】さらにその他の実施例の面光源装置10
は、導光板12の構造が異なる点を除き、上述の図1実
施例,図9実施例または図10実施例と同様であるた
め、重複した説明はできるだけ省略する。
【0045】図12を参照して、導光板12の上面12
cには、線状光源20と直交する方向に延びるかつ断面
が逆V字状の線状突起12eが複数形成される。これに
よって、上面12cに達した光線の一部は線状突起12
eを形成する斜面における屈折を経て出射され、他の一
部は反射されて導光板12内に戻る。出射光は屈折によ
って方向修正され、これによって、線状光源20と平行
な方向における輝度分布範囲が狭められる。一方、反射
によって導光板12内に戻された光線は、導光板12内
で全反射あるいは反射シート18によって反射され、全
反射あるいは反射された光線の一部が屈折を経て上面1
2cから出射される。上面12cにおいて再度反射され
導光板12内に戻された光線は、上述と同様の振る舞い
を繰り返す。このようにして出射方向が調整されること
で、最終的に出射される光線の輝度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】導光板における光線の伝播を示す図解図であ
る。
【図3】導光板に形成された斜面の角度σが20°のと
きに導光板の上面から出射される光線の出射角βと出射
光の輝度との関係を示すグラフである。
【図4】導光板に形成された斜面の角度σと導光板の上
面から出射される最大輝度の光線の出射角βとの関係を
示すグラフである。
【図5】光拡散シートにおける光線の伝播を示す図解図
である。
【図6】入射角を35°としたきに光拡散シートの上面
から出射される光線の出射角γと出射光の光強度との関
係を示すグラフである。
【図7】光拡散シートにおける光線の入射角βと最大輝
度が得られる光線の出射角γとの関係を示すグラフであ
る。
【図8】プリズムシートにおける光線の伝播を示す図解
図である。
【図9】この発明の他の実施例に適用される導光板での
光線の伝播を示す図解図である。
【図10】この発明のその他の実施例を示す断面図であ
る。
【図11】図10実施例のプリズムシートにおける光線
の伝播を示す図解図である。
【図12】この発明の実施例に適用される導光板での光
線の伝播を示す図解図である。
【図13】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
10…面光源装置 12…導光板 14…光拡散シート 16…プリズムシート 18…反射シート 20…線状光源 22…リフレクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) // F21Y 103:00 G02F 1/1335 530

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】側面からの入射光を反射させて上面から出
    射させるための斜面が下面に形成された導光板、 下面が前記導光板の前記上面と正対するように配置され
    たかつ前記導光板からの出射光を拡散させる拡散シー
    ト、および下面が前記拡散シートの上面と正対するよう
    に配置されたかつ前記導光板の側面と平行な方向におけ
    る断面が2等辺三角形状となる線状の第1プリズムが上
    面に形成されたプリズムシートを備える面光源装置にお
    いて、 前記第1プリズムの頂角は90°程度であり、 前記斜面の傾斜角は20°程度であることを特徴とす
    る、面光源装置。
  2. 【請求項2】側面からの入射光を反射させて上面から出
    射させるための斜面が下面に形成された導光板、および
    下面が前記導光板の上面と正対するように配置されたか
    つ前記導光板の側面と平行な方向における断面が2等辺
    三角形状となる線状の第1プリズムが上面に形成された
    プリズムシートを備える面光源装置において、 前記第1プリズムの頂角は90°程度であり、 前記斜面の傾斜角は25°程度であることを特徴とす
    る、面光源装置。
  3. 【請求項3】前記導光板の下面には、前記導光板の上面
    とほぼ平行な平坦面部とその平坦面部から前記導光板の
    上面方向に形成された溝部とからなるパターンが階段状
    に配置されている、請求項1または2記載の面光源装
    置。
  4. 【請求項4】前記導光板の上面には前記側面と直交する
    方向に延びる線状の第2プリズムが形成される、請求項
    1ないし3のいずれかに記載の面光源装置。
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