JP2002074153A - データ処理システム、データ処理装置及びこれに用いられる情報端末並びにデータ処理方法 - Google Patents

データ処理システム、データ処理装置及びこれに用いられる情報端末並びにデータ処理方法

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JP2002074153A
JP2002074153A JP2000257616A JP2000257616A JP2002074153A JP 2002074153 A JP2002074153 A JP 2002074153A JP 2000257616 A JP2000257616 A JP 2000257616A JP 2000257616 A JP2000257616 A JP 2000257616A JP 2002074153 A JP2002074153 A JP 2002074153A
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JP
Japan
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data
personal
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processing system
individual
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Application number
JP2000257616A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Umeda
拓 梅田
Minako Takahashi
高橋  美奈子
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 広告を提供する際に、広告のターゲットとな
る顧客の所在を正確に把握することのできるデータ処理
システムを提供する。 【解決手段】 個人データを発信する携帯端末1と、か
かる個人データを受信する受信ボックス2とを備え、受
信ボックス2は、個人データを受信する送受信回路11
と、受信ボックス2を特定する機器ID及び送受信回路
11を介して受信された個人データを結合する結合回路
15とを有し、結合回路15により結合された機器ID
及び個人データは、送受信回路11を介して外部に送出
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ処理システムに
関するものであり、さらに詳細には、広告を提供する際
に、広告のターゲットとなる顧客の所在を正確に把握す
ることのできるデータ処理システム、データ処理装置及
びこれに用いられる情報端末並びにデータ処理方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、テレビなどのメディアにおける広
告においては、放送時間帯や番組の内容により、視聴者
の年齢層や性別を予測して、その年齢層や性別の顧客層
のニーズに合致する商品やサービスの広告が放送されて
いた。
【0003】また、レストランなどの店舗にあっては、
店舗の近傍に、電光掲示板やスピーカなどを設置し、こ
れを媒体として、店舗の広告をおこなっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、放送時
間帯や番組の内容により、視聴者の年齢層や性別を予測
して、その年齢層や性別の顧客層のニーズに合致する商
品やサービスの広告を、テレビなどのメディアを通じ
て、放送しても、実際に、予想した年齢層や性別の顧客
層がテレビなどを視聴しているとは限らず、そのため、
視聴者のニーズに合致する広告をタイムリーに放送する
ことは困難であり、広告の効果を十分に高めることがで
きなかった。
【0005】また、レストランなどの店舗が電光掲示板
やスピーカなどによって行う広告においても、顧客層を
絞って、広告の内容を選択すれば、その顧客層への広告
効果は高めることが可能になるが、その一方で、大多数
の顧客に対する広告効果は低いものにならざるを得ず、
逆に、幅広い顧客層のニーズに合致する広告を選択すれ
ば、ありふれた魅力のない広告内容とならざるを得ず、
十分な広告効果は望むべくもなかった。
【0006】他方、消費者の立場から見ると、自らのニ
ーズに合致しない広告が、テレビなどのメディアを通じ
て、放送され、レストランなどの店舗によって、電光掲
示板に表示され、スピーカから流されることは、ノイズ
以外の何ものでもなく、不快感を与えるおそれもあっ
た。
【0007】さらに、衛星放送の多チャンネル化や、短
距離無線放送の普及にしたがって、消費者に提供される
広告が膨大な量に及ぶことが予想される将来において
は、自らのニーズに合致しない広告が大量に、テレビな
どのメディアを通じて、放送され、あるいは、レストラ
ンなどの店舗の電光掲示板に表示され、スピーカから流
される場合には、消費者は広告に拒否反応を示すように
なり、その消費者のニーズに合致した広告さえも見た
り、聞いたりすることを拒む事態も十分に予想される。
【0008】このような問題は、広告を提供する側が、
広告を提供する際に、広告のターゲットとなる顧客の所
在を正確に把握することができれば、解決することが可
能である。
【0009】すなわち、ある広告をテレビを通じて、提
供しようとする場合に、その広告のターゲットとなる顧
客がテレビを見ていることが確認できれば、効果的に、
広告を提供することができ、また、レストランの電光掲
示板に、ある広告を表示しよとする場合に、レストラン
の近くに、その広告のターゲットとなる顧客がいること
が確認できれば、効果的に、広告を提供することができ
て、顧客に不快感を与える虞がなくなるからである。
【0010】したがって、本発明は、広告を提供する際
に、広告のターゲットとなる顧客の所在を正確に把握す
ることのできるデータ処理システム、データ処理装置及
びこれに用いられる情報端末並びにデータ処理方法を提
供することを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のかかる目的は、
個人から発せられた個人データを受信する受信手段と、
前記受信手段を特定する受信手段データおよび前記受信
手段により受信された前記個人データを結合する結合手
段と、前記結合手段により結合された前記受信手段デー
タおよび前記個人データを送出する送出手段とを備えた
ことを特徴とするデータ処理システムによって達成され
る。
【0012】本発明によれば、受信手段を特定する受信
手段データと受信手段により受信された個人データとが
結合されて、送出されるので、個人データに基づき、広
告主側が、個人データを発信した個人に、どのような広
告を提供することが効果的かを判断することが可能とな
るとともに、受信手段データに基づき、個人データを発
信した個人の所在を知ることが可能になるから、効率よ
く、効果的な広告を、個人データを発信した個人に提供
することができる。
【0013】本発明の好ましい実施態様においては、前
記個人データが、携帯端末から発信されるように構成さ
れている。
【0014】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記携帯端末が、前記個人データの発信を禁止する
禁止手段を備えている。
【0015】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、携帯端末が、個人データの発信を禁止する禁止手段
を備えているので、携帯端末の使用者の意思にしたがっ
て、個人データを発信し、あるいは、発信しないように
することが可能になる。
【0016】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記携帯端末が、ONキーおよびOFFキーを備
え、前記ONキーが押下されることによって、前記禁止
手段が非活性化されて、前記個人データの発信が許可さ
れ、前記OFFキーが押下されることによって、前記禁
止手段が活性化されて、前記個人データの発信が禁止さ
れるように構成されている。
【0017】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記携帯端末が、ONキーを備え、前記ONキーを
押下している期間だけ、前記禁止手段が非活性化され
て、前記個人データが発信されるように構成されてい
る。
【0018】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、携帯端末がONキーを備え、ONキーを押下してい
る期間だけ、禁止手段が非活性化されて、個人データが
発信されるので、個人情報を発信したくない携帯端末の
使用者が、禁止手段が非活性化されたままになっている
のに気づかず、個人データを発信しつづけるという危険
を確実に防止することが可能になる。
【0019】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記個人データが、前記個人を特定する個人IDを
含んでいる。
【0020】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記個人データが、前記個人のプロファイルを示す
個人プロファイルデータを含んでいる。
【0021】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、個人データが、個人のプロファイルを示す個人プロ
ファイルデータを含んでいるから、個人データに基づい
て、個人データを発信した個人に、どのような広告を提
供することが効果的かを判断することができ、したがっ
て、個人データを発信した個人が、顧客としてのターゲ
ットになる蓋然性の高い商品やサービスの広告を適切に
選択して、提供することが可能になる。
【0022】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記個人プロファイルデータが、前記個人の性別に
関する情報、前記個人の年齢に関する情報、前記個人の
生年月日に関する情報、前記個人の氏名に関する情報、
前記個人の住居に関する情報、前記個人の職業に関する
情報、前記個人の電話番号に関する情報、前記個人の家
族構成に関する情報および前記個人の嗜好に関する情報
の少なくとも一つを含んでいる。
【0023】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記個人プロファイルデータが、前記個人が任意に
設定したキーワードを含んでいる。
【0024】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記受信手段が、前記個人データを、電波によって
受信するように構成されている。
【0025】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記電波が、前記携帯端末から発せられる微弱電波
によって構成されている。
【0026】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、個人データを発する携帯端末と、受信手段との距離
が近距離の場合にのみ、受信手段が、携帯端末から個人
データを受信するから、個人データを発した個人の所在
を特定することが可能になり、効果的に、広告を提供す
ることができる。
【0027】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記電波が、前記携帯端末から発せられる近距離無
線電波によって構成されている。
【0028】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、個人データを発する携帯端末と、受信手段との距離
が近距離の場合にのみ、受信手段が、携帯端末から個人
データを受信するから、個人データを発した個人の所在
を特定することが可能になり、効果的に、広告を提供す
ることができる。
【0029】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記受信手段が、前記個人データを、赤外線によっ
て受信するように構成されている。
【0030】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、個人データを発する個人が、受信手段に近くにいる
場合にのみ、受信手段が個人データを受信するから、個
人データを発した個人の所在を特定することが可能にな
り、効果的に、広告を提供することができる。
【0031】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記受信手段が、前記個人データを、ケーブルを介
して、受信するように構成されている。
【0032】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記ケーブルが、電気ケーブルによって構成されて
いる。
【0033】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記ケーブルが、光ケーブルでによって構成されて
いる。
【0034】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記受信手段が、テレビの近傍に載置されている。
【0035】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、受信手段データによって、特定された受信手段の近
傍に位置するテレビに、個人データに基づいて、選択し
た広告を提供することによって、顧客が関心を持ってい
る広告をテレビの画面に提供することが可能になる。
【0036】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記受信手段とテレビとの距離が、前記受信手段に
よる前記個人データの受信範囲よりも短く設定されてい
る。
【0037】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、受信手段データによって、特定された受信手段の近
傍に位置するテレビに、個人データに基づいて、選択し
た広告を提供することによって、顧客が関心を持ってい
る広告をテレビの画面に提供することが可能になる。
【0038】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記受信手段が、テレビに内蔵されている。
【0039】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、受信手段データによって、特定された受信手段の近
傍に位置するテレビに、個人データに基づいて、選択し
た広告を提供することによって、顧客が関心を持ってい
る広告をテレビの画面に提供することが可能になる。
【0040】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記受信手段が、セットトップボックス、VTR、
テレビゲーム機からなる群から選ばれる装置に内蔵され
ている。
【0041】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記受信手段が、店舗ないしはその近傍に載置され
て、前記店舗の近傍にいる前記個人の前記個人データを
受信可能に構成されている。
【0042】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、受信手段が、店舗ないしはその近傍に載置されて、
店舗の近傍にいる個人の個人データを受信可能に構成さ
れているから、電光掲示板やスピーカなどによって、個
人データによって選択され、顧客が関心を持っている広
告を提供することが可能になる。
【0043】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記受信手段が、店舗内に載置されて、前記店舗内
において、サービスの提供を受けている使用者ないしは
前記サービスの提供を受けようとする使用者の前記個人
データを受信可能に構成されている。
【0044】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、受信手段が、店舗内に載置され、店舗内において、
サービスの提供を受けている使用者ないしはサービスの
提供を受けようとする使用者の個人データを受信可能に
構成されているから、店舗内において、個人データに基
づいて、使用者のニーズに合致したサービスを提供する
ことが可能になる。
【0045】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記受信手段情報が、前記受信手段の機器IDを含
んでいる本発明のさらに好ましい実施態様においては、
前記結合手段が、少なくとも前記受信手段データおよび
前記受信手段が受信した個人プロファイルデータを結合
するように構成されている。
【0046】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記結合手段が、少なくとも前記受信手段データお
よび前記受信手段が受信した個人IDを結合するように
構成されている。
【0047】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、データ処理システムは、さらに、個人プロファイル
データを記憶している認証サーバを備え、前記結合手段
が、前記受信手段が受信した前記個人IDに基づいて、
前記認証サーバから個人プロファイルデータを入手し、
前記受信手段データおよび前記認証サーバから入手した
前記個人プロファイルデータを結合するように構成され
ている。
【0048】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、個人プロファイルデータは認証サーバに記憶されて
いるから、個人IDとともに、個人プロファイルデータ
を発する必要がなく、したがって、個人プロファイルデ
ータが漏洩する危険を防止することが可能になる。
【0049】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記送出手段が、電波を介して、前記結合手段によ
って結合された前記受信手段データおよび前記個人デー
タを送出するように構成されている。
【0050】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記送出手段が、電話回線を介して、前記結合手段
によって結合された前記受信手段データおよび前記個人
データを送出するように構成されている。
【0051】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記送出手段が、インターネット網を介して、前記
結合手段によって結合された前記受信手段データおよび
前記個人データを送出するように構成されている。
【0052】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、データ処理システムは、さらに、前記送出手段によ
って送出された前記受信手段データおよび前記個人デー
タを受信し、前記受信手段データおよび前記個人データ
に基づいて、複数の広告内容のデータの中から、少なく
とも一つの広告内容を選択するとともに、前記個人デー
タを発信した前記個人に対して、前記選択された広告内
容を提供する広告提供手段を備えている。
【0053】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記広告提供手段が、受信した前記個人データに含
まれる個人IDに基づいて、前記認証サーバから個人プ
ロファイルデータを入手し、前記受信手段データおよび
前記認証サーバから入手した前記個人プロファイルデー
タに基づいて、前記複数の広告内容のデータの中から、
少なくとも一つの広告内容を選択するとともに、前記個
人データを発信した前記個人に対して、前記選択された
広告内容を提供するように構成されている。
【0054】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記広告提供手段が、テレビを介して、放送プログ
ラムにしたがって、番組を提供するとともに、前記選択
された広告内容を前記個人に提供するように構成されて
いる。
【0055】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記選択された広告内容が、前記放送プログラムに
したがって、放送されている番組の映像中に、テロップ
として挿入されるように構成されている。
【0056】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記選択された広告内容が、前記放送プログラムに
したがしたがって、放送されている番組の映像の一部
に、嵌め込まれたウィンドウ内に表示されるように構成
されている。
【0057】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記広告提供手段が、ゲーム機の画面を介して、ゲ
ーム内容にしたがって、映像を提供するとともに、前記
選択された広告内容を前記個人に提供するように構成さ
れている。
【0058】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記広告提供手段が、前記携帯端末を介して、前記
選択された広告内容を前記個人に提供するように構成さ
れている。
【0059】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、データ処理システムは、さらに、前記受信手段が受
信した個人データを蓄積する顧客管理手段を備えてい
る。
【0060】本発明のさらに好ましい実施態様によれ
ば、データ処理システムは、さらに、受信手段が受信し
た個人データを蓄積する顧客管理手段を備えているか
ら、受信手段が受信した個人データを広告内容の選択の
みならず、顧客の管理のためにも利用することが可能に
なる。
【0061】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記顧客管理手段が、前記個人データを発信した前
記個人を優待すべきことを指示するように構成されてい
る。
【0062】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記顧客管理手段が、前記個人データを発信した前
記個人を、顧客として登録するように構成されている。
【0063】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記顧客管理手段が、前記個人データを発信した前
記個人がすでに登録された顧客である場合には、優待す
べきことを指示するように構成されている。
【0064】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記優待が、料金の割引によって構成されている。
【0065】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記優待が、前記個人の利用頻度に応じた優待によ
って構成されている。
【0066】本発明の前記目的はまた、個人が近傍にい
ることを検出する検出手段と、前記検出手段が近傍に前
記個人がいることを検出したことに応答して、前記個人
の個人データ及び前記検出手段に固有の機器データを送
出する送出手段とを備える情報端末によって達成され
る。
【0067】本発明の好ましい実施態様においては、前
記検出手段が、前記個人が所持する携帯端末より発せら
れた電波を受信することによって前記検出を行う。
【0068】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記電波が、前記携帯端末から発せられる微弱電波
である。
【0069】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記電波が、前記携帯端末から発せられる近距離無
線電波である。
【0070】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記電波に、前記個人データが含まれている。
【0071】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記個人データが、前記個人を特定する個人IDを
含む。
【0072】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記個人データが、前記個人のプロファイルを示す
個人プロファイルデータを含む。
【0073】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記個人プロファイルデータが、前記個人の性別に
関する情報、前記個人の年齢に関する情報、前記個人の
生年月日に関する情報、前記個人の氏名に関する情報、
前記個人の住居に関する情報、前記個人の職業に関する
情報、前記個人の電話番号に関する情報、前記個人の家
族構成に関する情報および前記個人の嗜好に関する情報
の少なくとも一つを含む。
【0074】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記個人プロファイルデータが、前記個人が任意に
設定したキーワードを含む。
【0075】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記送出手段が、前記個人IDを含む個人データ及
び前記機器データを、個人プロファイルデータを記憶し
ている認証サーバに送出する。
【0076】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記送出手段が、電波を介して、前記個人データお
よび前記機器データを送出するように構成されている。
【0077】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記送出手段が、電話回線を介して、前記個人デー
タおよび前記機器データを送出するように構成されてい
る。
【0078】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記送出手段が、インターネット網を介して、前記
個人データおよび前記機器データを送出するように構成
されている。
【0079】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記個人データおよび前記機器データを結合する結
合手段をさらに備え、前記送出手段が、前記結合手段に
より結合された前記個人データおよび前記機器データを
送出する。
【0080】本発明の前記目的はまた、個人データ及び
前記個人データを受信した受信機器に固有の機器データ
を受ける受信手段と、前記個人データおよび前記機器デ
ータに基づいて、複数の広告内容の中から、少なくとも
一つの広告内容を選択する選択手段と、前記個人データ
を発信した前記個人に対して、前記選択された広告内容
を送出する送出手段とを備えるデータ処理装置によって
達成される。
【0081】本発明の好ましい実施態様においては、前
記選択手段が、受信した前記個人データに含まれる個人
IDに基づいて、認証サーバから個人プロファイルデー
タを入手し、前記機器データおよび前記認証サーバから
入手した前記個人プロファイルデータに基づいて、前記
複数の広告内容の中から、少なくとも一つの広告内容を
選択する。
【0082】本発明の前記目的はまた、送信された個人
IDを受信する手段と、前記個人IDに基づいて認証サ
ーバから個人プロファイルデータを入手する手段と、前
記個人IDを送信した機器若しくは前記機器の所在地近
傍に位置する他の機器に対して、少なくとも前記個人プ
ロファイルデータに基づき選択された情報を提供する手
段とを備えるデータ処理装置によって達成される。
【0083】本発明の好ましい実施態様においては、前
記情報が広告である。
【0084】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記他の機器が、前記個人の携帯端末である。
【0085】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記他の機器が、前記個人IDを送信した機器の近
傍に設置されたテレビである。
【0086】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記他の機器が、前記個人IDを送信した機器の近
傍に設置されたゲーム機である。
【0087】本発明の前記目的はまた、個人データを受
信する受信ステップと、前記個人データを受信した機器
を特定する受信手段データおよび前記個人データを結合
する結合ステップと、前記結合された前記受信手段デー
タおよび前記個人データを送出する送出ステップとを備
えたことを特徴とするデータ処理方法によって達成され
る。
【0088】本発明の好ましい実施態様においては、前
記個人データが、前記個人を特定する個人IDを含む。
【0089】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記個人データが、前記個人のプロファイルを示す
個人プロファイルデータを含む。
【0090】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記受信ステップが、前記個人データを、電波によ
って受信するステップである。
【0091】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記結合ステップが、少なくとも前記受信手段デー
タおよび前記個人プロファイルデータを結合するステッ
プである。
【0092】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記結合ステップが、少なくとも前記受信手段デー
タおよび前記個人IDを結合するステップである。
【0093】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記結合ステップが、前記個人IDに基づいて、認
証サーバから個人プロファイルデータを入手し、前記受
信手段データおよび前記認証サーバから入手した前記個
人プロファイルデータを結合するステップである。
【0094】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記送出ステップによって送出された前記受信手段
データおよび前記個人データを受信し、前記受信手段デ
ータおよび前記個人データに基づいて、複数の広告内容
のデータの中から、少なくとも一つの広告内容を選択す
るとともに、前記個人データを発信した前記個人に対し
て、前記選択された広告内容を提供する広告提供ステッ
プを備えている。
【0095】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記広告提供ステップが、受信した前記個人データ
に含まれる個人IDに基づいて、認証サーバから個人プ
ロファイルデータを入手し、前記受信手段データおよび
前記認証サーバから入手した前記個人プロファイルデー
タに基づいて、前記複数の広告内容のデータの中から、
少なくとも一つの広告内容を選択するとともに、前記個
人データを発信した前記個人に対して、前記選択された
広告内容を提供するステップである。
【0096】本発明の前記目的はまた、個人データ及び
前記個人データを受信した受信機器に固有の機器データ
を受ける受信ステップと、前記個人データおよび前記機
器データに基づいて、複数の広告内容の中から、少なく
とも一つの広告内容を選択する選択ステップと、前記個
人データを発信した前記個人に対して、前記選択された
広告内容を送出する送出ステップとを備えるデータ処理
方法によって達成される。
【0097】本発明の好ましい実施態様においては、前
記選択ステップが、受信した前記個人データに含まれる
個人IDに基づいて、認証サーバから個人プロファイル
データを入手し、前記機器データおよび前記認証サーバ
から入手した前記個人プロファイルデータに基づいて、
前記複数の広告内容の中から、少なくとも一つの広告内
容を選択するステップである。
【0098】本発明の前記目的はまた送信された個人I
Dを受信するステップと、前記個人IDに基づいて認証
サーバから個人プロファイルデータを入手するステップ
と、前記個人IDを送信した機器若しくは前記機器の所
在地近傍に位置する他の機器に対して、少なくとも前記
個人プロファイルデータに基づき選択された情報を提供
するステップとを備えるデータ処理方法によって達成さ
れる。
【0099】
【発明の好ましい実施の形態】以下、添付図面に基づい
て、本発明の好ましい実施態様につき、詳細に説明を加
える。
【0100】図1は、本発明の好ましい実施態様による
データ処理システム10のブロックダイアグラムであ
る。
【0101】図1に示されるように、本実施態様による
データ処理システム10は、複数の携帯端末1と、受信
ボックス2、テレビ3および放送局4によって構成され
ている。
【0102】図2は、携帯端末1の略正面図である。
【0103】図2に示されるように、携帯端末1は、O
Nキー6、OFFキー7、入力キー群27、ディスプレ
イ8およびアンテナ9を備えており、個人データを発信
可能に構成されている。すなわち、ユーザーがONキー
6を押下すると、携帯端末1は「個人データ発信モー
ド」となり、携帯端末1内に記憶されているユーザーの
個人データの発信が許可される。かかる個人データは、
アンテナ9から発信される微弱電波によって、送信され
る。
【0104】他方、ユーザーがOFFキー7を押下する
と、携帯端末1は「個人データ非発信モード」となり、
携帯端末1内に記憶されているユーザーの個人データの
発信が禁止される。
【0105】ここに、ディスプレイ8には、現在、携帯
端末1が個人データ発信モードで動作しているか、ある
いは、個人データ非発信モードで動作しているかが表示
され、これによって、ユーザーは、携帯端末1がいずれ
のモードで動作しているかを知ることができる。
【0106】図3は、個人データのデータ構造を示す図
である。
【0107】図3に示されるように、個人データは、個
人IDおよび個人プロファイルデータを含んでいる。個
人IDは、その携帯端末1を所有しているユーザーを識
別するためのデータである。
【0108】個人プロファイルデータは、性別に関する
データ、年齢に関するデータ、生年月日に関するデー
タ、氏名に関するデータ、住居に関するデータ、職業に
関するデータ、電話番号に関するデータ、家族構成に関
するデータ、嗜好に関するデータ、メールアドレスに関
するデータなどを含んでいる。これらデータのうち、住
居に関するデータは、住所に関するデータ、住居がユー
ザー個人の所有物であるか否かに関するデータ、住居が
一戸建て住宅であるか、集合住宅であるかに関するデー
タなどを含んでおり、嗜好に関するデータは、趣味に関
するデータ、ユーザーの好きな飲食物に関する情報、ユ
ーザーの好きな音楽に関するデータ、ユーザーの好きな
映画に関するデータなどを含んでいる。
【0109】このような個人プロファイルデータは、各
ユーザーが、所定のフォームにしたがい、入力キー群2
7を操作することによって、自己の個人プロファイルを
事前に、携帯端末1へ入力することにより生成される。
ただし、所定のフォームによっては、入力できなかった
プロファイルデータについては、フリーキーワードによ
って入力することができ、フリーキーワードは個人プロ
ファイルデータの一部を構成している。
【0110】図1に示されるように、個人データ発信モ
ードで動作している携帯端末1から発信された個人デー
タは、受信ボックス2によって、受信される。
【0111】携帯端末1からの個人データの発信は、ブ
ルートゥースを利用して、携帯端末1が常時発信してい
る微弱電波によって行われ、受信ボックス2が、携帯電
話1から発信される微弱電波を受信できる距離は約10
mである。
【0112】また、受信ボックス2は、テレビ3の近傍
に配置されており、その距離は、受信ボックス2が携帯
電話1から発信される微弱電波を受信できる距離以下で
あることが好ましい。
【0113】図4は、受信ボックス2の回路構成を示す
ブロックダイアグラムである。
【0114】図4に示されるように、受信ボックス2
は、送受信回路11、解析回路12、機器ID記憶回路
13、アンテナ14および結合回路15を備えている。
【0115】アンテナ14は、携帯端末1から発信され
る微弱電波を受信し、受信した微弱電波を送受信回路1
1に出力するように構成され。送受信回路11は、受信
した微弱電波に含まれている個人データを抽出して、増
幅し、解析回路12に出力するように構成されている。
【0116】また、解析回路12は、送受信回路11か
ら入力された個人データを解析し、個人データとして認
識できるデータ形式に変換する機能を有している。
【0117】機器ID記憶回路13は、不揮発性メモリ
によって構成されており、固有の機器IDを記憶してい
る。
【0118】本実施態様においては、機器IDは、受信
ボックス2の製造時において付加される固有のIDであ
り、その後に、これを書き換えることはできない。ま
た、本実施態様においては、受信した微弱電波に含まれ
ている個人データを抽出し、増幅して、解析回路12に
出力する際に、送受信回路11から、機器ID記憶回路
13にトリガー信号が出力され、機器ID記憶回路13
は、送受信回路11からトリガー信号を受けると、機器
IDを結合回路15に出力するように構成されている。
【0119】結合回路15は、解析回路12から出力さ
れる個人データおよび機器ID記憶回路13から出力さ
れる機器IDを受け、これらを結合して、結合データを
生成して、送受信回路11に出力するように構成されて
いる。結合回路15から結合データが入力されると、送
受信回路11は、入力された結合データを、アンテナ1
4を介し、電波によって、外部へ発信する。
【0120】図1に示されるように、受信ボックス2か
ら発信された電波は、放送局4によって受信される。放
送局4のメモリ(図示せず)には、天気予報、ニュー
ス、ドラマなど、放送プログラムにしたがった放送すべ
きコンテンツデータの他に、複数の広告主から依頼され
た複数の広告用コンテンツデータが記憶されている。
【0121】ここに、広告用コンテンツデータとして
は、たとえば、不動産業者から広告を依頼された不動産
物件の広告用コンテンツデータ、人材流通業者から広告
を依頼された人材募集広告用コンテンツデータ、スポー
ツクラブ経営業者から広告を依頼された会員募集広告用
コンテンツデータ、旅行業者から広告を依頼されたツア
ー旅行広告用コンテンツデータ、食品販売業者から広告
を依頼された食品の広告用コンテンツデータ、レコード
会社から広告を依頼された新曲の広告用コンテンツデー
タ、映画会社から広告を依頼された映画の広告用コンテ
ンツデータなどが含まれている。
【0122】また、放送局4のメモリには、受信ボック
ス2の機器IDが、その近傍に載置されているテレビ3
と関連づけて、登録されている。すなわち、各テレビ3
も固有の機器IDを有しており、放送局4のメモリは、
受信ボックス2の機器IDと対応するテレビ3の機器I
Dとを1つのセットとして、記憶している。
【0123】以上のように構成された本実施態様にかか
るデータ処理システム10は、以下のようにして、広告
のターゲットとなる顧客の所在を把握して、テレビ3を
通じて、顧客のニーズに合致した広告を提供する。
【0124】まず、携帯端末1を所持しているユーザー
が受信ボックス2に接近すると、携帯端末1が発してい
る微弱電波を、受信ボックス2のアンテナ14が受信
し、受信した微弱電波は送受信回路11に出力される。
【0125】送受信回路11によって、受信した微弱電
波に含まれている個人データが抽出されて、増幅され、
解析回路12に出力される。同時に、送受信回路11
は、機器ID記憶回路13にトリガー信号を出力する。
【0126】解析回路12は、送受信回路11から入力
された個人データを解析し、個人データとして認識でき
るデータ形式に変換して、結合回路15に出力する。
【0127】他方、送受信回路11からトリガー信号が
入力されると、機器ID記憶回路13から、機器IDが
結合回路15に出力される。
【0128】結合回路15は、解析回路12から出力さ
れた個人データおよび機器ID記憶回路13から出力さ
れる機器IDを受け、これらを結合して、結合データを
生成して、送受信回路11に出力する。
【0129】送受信回路11は、入力された結合データ
を、アンテナ14を介し、電波によって、外部へ発信す
る。
【0130】放送局4は、受信ボックス2から発信され
た電波を受信し、結合データに含まれた個人データに基
づいて、個人データによって特定された個人が、顧客と
してのターゲットになる蓋然性の高い商品やサービスの
広告を選択する。
【0131】たとえば、住居に関するデータにより、当
該個人が賃貸マンションに居住し、住所が東京都である
と判定されれば、東京都内の不動産物件の広告を選択
し、趣味に関するデータに基づき、当該個人の趣味がス
キーであると判定されれば、スキーショップの広告やス
キーツアーの広告を選択し、年齢に関するデータに基づ
き、当該個人の年齢が10歳であるとわかれば、小学生
向けのお菓子の広告を選択する。また、個人データに含
まれるキーワードが、たとえば、「求職中」であれば、
人材募集広告を選択する。
【0132】さらに、放送局4は、天気予報、ニュー
ス、ドラマなどの通常の放送内容を不特定多数のテレビ
に向けて放送するとともに、受信ボックス2の機器ID
と対応づけられた機器IDを有するテレビ3に向けて、
上述のように、個人データにしたがって選択された広告
をテロップの形で送信する。
【0133】これによって、当該機器IDを有するテレ
ビ3の画面には、天気予報、ニュース、ドラマなどの通
常の放送内容とともに、選択された広告がテロップの形
で映し出される。テレビ3は、かかる個人データを受信
し、放送局に送信した受信ボックス2の近傍に設置され
ているので、携帯端末1の使用者は、テレビ3を通じ
て、自己の個人データに基づいた広告の提供を受けるこ
とができる。
【0134】携帯端末1を所持している使用者が、受信
ボックス2のそばを離れ、別の携帯端末1を所持してい
る新たな使用者が、受信ボックス2の近づいた場合に
は、受信ボックス2から、新たな個人データが放送局4
に向けて、送信され、放送局4は、新たな使用者の個人
データに基づいて、広告を新たに選択して、機器IDに
より特定されたテレビ3に送信する。
【0135】このように、本実施態様にかかるデータ処
理システム10によれば、テレビ3の近傍にいる携帯端
末1の所持者の個人データに基づいて、当該所持者が、
顧客としてのターゲットになる蓋然性の高い商品やサー
ビスの広告が選択されて、そのテレビ3に送信されるの
で、広告主の側は、広告の効果を大幅に高めることがで
き、一方、視聴者は、自分に興味や関係のある商品やサ
ービスの広告だけの提供を受け、自分には興味や関係の
ない商品やサービスの広告を見ずに済み、きわめて効率
的である。
【0136】また、本実施態様にかかるデータ処理シス
テム10においては、個人データを発信する携帯端末1
にOFFキー7が設けられ、これを押下して、「個人デ
ータ非発信モード」とすることにより、携帯端末1内に
記憶されている当該使用者の個人データの発信が禁止で
きるので、個人データを発信したくない使用者の要求に
応えることができる。
【0137】図5は、本発明の他の好ましい実施態様に
かかるデータ処理システム20のブロックダイアグラム
である。
【0138】図5に示されるように、本実施態様にかか
るデータ処理システム20は、携帯端末5、受信ボック
ス23、テレビ3、放送局4および認証サーバ22によ
って構成されている。
【0139】携帯端末5の外観は、前記実施態様にかか
るデータ処理システム10に用いられた携帯端末1と全
く同様に、図2に示される外観を有し、携帯端末1が発
信する個人情報に個人IDと個人プロファイルデータと
が含んでいるのに対し、携帯端末5は発信する個人情報
には個人IDのみを含んでおり、個人プロファイルデー
タを含んでいない点を除き、携帯端末5は携帯端末1と
全く同様の構成を有している。
【0140】受信ボックス23は、データ処理システム
10に用いられた図4に示される受信ボックス2と同様
のブロック構成を有しており、携帯端末5と携帯端末1
との違いに対応して、受信ボックス2が個人IDと個人
プロファイルデータからなる個人データと機器IDとを
結合させて送出するものであるのに対し、受信ボックス
23は個人IDのみからなる個人データと機器IDとを
結合させて送出するように構成されている点を除き、受
信ボックス23は、受信ボックス2と全く同様の構成を
有している。
【0141】また、放送局21のメモリ(図示せず)に
は、前記実施態様にかかるデータ処理システム10にお
ける放送局4のメモリ(図示せず)と同様に、天気予
報、ニュース、ドラマなど、放送プログラムにしたがっ
た放送すべきコンテンツデータの他に、複数の広告主か
ら依頼された複数の広告用コンテンツデータが記憶され
ている。
【0142】放送局23には、受信ボックス23の機器
IDが、その近傍に載置されているテレビ3と関連づけ
て、登録され、認証サーバ22には、個人IDと個人プ
ロファイルデータとが対応付けて、記憶されている。
【0143】以上のように構成されたデータ処理システ
ム20は、以下のようにして、広告のターゲットとなる
顧客の所在を把握して、テレビ3を通じ、顧客のニーズ
に合致した広告を提供する。
【0144】まず、携帯端末5を所持しているユーザー
が受信ボックス23に接近すると、携帯端末5が発して
いる微弱電波を、受信ボックス23のアンテナ14が受
信し、受信した微弱電波は送受信回路11に出力され
る。
【0145】送受信回路11によって、受信した微弱電
波に含まれている個人データが抽出されて、増幅され、
解析回路12に出力される。同時に、送受信回路11
は、機器ID記憶回路13にトリガー信号を出力する。
【0146】解析回路12は、送受信回路11から入力
された個人データを解析し、個人データとして認識でき
るデータ形式に変換して、結合回路15に出力する。
【0147】他方、送受信回路11からトリガー信号が
入力されると、機器ID記憶回路13から、機器IDが
結合回路15に出力される。
【0148】結合回路15は、解析回路12から出力さ
れた個人データおよび機器ID記憶回路13から出力さ
れる機器IDを受け、これらを結合して、結合データを
生成して、送受信回路11に出力する。
【0149】送受信回路11は、入力された結合データ
を、アンテナ14を介し、電波によって、外部へ発信す
る。
【0150】放送局21は、受信ボックス2から発信さ
れた電波を受信し、結合データに含まれた個人データに
基づいて、認証サーバ22に対して対応する個人プロフ
ァイルデータを要求する。
【0151】認証サーバ22は、かかる要求が認証され
た放送局21からの要求であることを確認すると、当該
個人IDに対応する個人プロファイルデータを選択し
て、放送局21に提供する。
【0152】認証サーバ22から個人プロファイルデー
タを入手した放送局21は、かかる個人プロファイルデ
ータに基づいて、前記実施態様と全く同様にして、個人
データによって特定された個人が、顧客としてのターゲ
ットになる蓋然性の高い商品やサービスの広告を選択す
る。
【0153】さらに、放送局4は、天気予報、ニュー
ス、ドラマなどの通常の放送内容を不特定多数のテレビ
に向けて放送するとともに、受信ボックス2の機器ID
と対応づけられた機器IDを有するテレビ3に向けて、
上述のように、個人データにしたがって選択された広告
をテロップの形で送信する。
【0154】これによって、当該機器IDを有するテレ
ビ3の画面には、天気予報、ニュース、ドラマなどの通
常の放送内容とともに、選択された広告がテロップの形
で映し出される。テレビ3は、かかる個人データを受信
し、放送局に送信した受信ボックス2の近傍に設置され
ているので、携帯端末1の使用者は、テレビ3を通じ
て、自己の個人データに基づいた広告の提供を受けるこ
とができる。
【0155】携帯端末1を所持している使用者が、受信
ボックス23のそばを離れ、別の携帯端末1を所持して
いる新たな使用者が、受信ボックス23の近づいた場合
には、受信ボックス23から、新たな個人データが放送
局21に向けて、送信され、放送局21は、新たな使用
者の個人データに基づいて、認証サーバ22に、個人プ
ロファイルデータを要求し、認証サーバ22から提供さ
れた個人プロファイルデータに基づいて、広告を新たに
選択して、機器IDにより特定されたテレビ3に送信す
る。
【0156】このように、本実施態様にかかるデータ処
理システム20によれば、前記実施態様にかかるデータ
処理システム10と同様に、テレビ3の近傍にいる携帯
端末5の所持者の個人データに基づいて、当該所持者
が、顧客としてのターゲットになる蓋然性の高い商品や
サービスの広告が選択されて、そのテレビ3に送信され
るので、広告主の側は、広告の効果を大幅に高めること
ができ、一方、視聴者は、自分に興味や関係のある商品
やサービスの広告だけの提供を受け、自分には興味や関
係のない商品やサービスの広告を見ずに済み、きわめて
効率的である。
【0157】また、本実施態様にかかるデータ処理シス
テム20によれば、携帯端末5は個人IDのみを発信
し、個人プロファイルデータを発信しないので、個人デ
ータが漏洩する虞を低減させることが可能になる。
【0158】図6は、本発明のさらに他の好ましい実施
態様によるデータ処理システム30のブロックダイアグ
ラムである。
【0159】図6に示されるように、本実施態様にかか
るデータ処理システム30は、携帯端末1、受信ボック
ス2およびプロバイダ31によって構成されている。
【0160】携帯端末1および受信ボックス2は、図1
ないし図5に示された実施態様にかかるデータ処理シス
テム10に用いられているものと同一の構成を有してお
り、その説明は重複するので省略する。
【0161】本実施態様によるデータ処理システム30
においては、受信ボックス2は、レストランなどの飲食
店の店舗またはその近傍に設置されている。
【0162】プロバイダ31のメモリ(図示せず)に
は、受信ボックス2が設置されている店舗に関する広告
内容のほか、多数の広告内容が記憶されている。受信ボ
ックス2が設置されている店舗に関する広告内容として
は、たとえば、その飲食店のメニュー、価格、優待情報
などが挙げられる。
【0163】以上のように構成された本実施態様にかか
るデータ処理システム30は、以下のようにして、店舗
の近傍にいる顧客の個人データに基づき、店舗が取り扱
っている商品やサービスの広告を選択して、顧客に提供
する。
【0164】まず、携帯端末5を所持しているユーザー
が受信ボックス23に接近すると、携帯端末1が発して
いる微弱電波を、受信ボックス2のアンテナ14が受信
し、受信した微弱電波は送受信回路11に出力される。
【0165】送受信回路11によって、受信した微弱電
波に含まれている個人データが抽出されて、増幅され、
解析回路12に出力される。同時に、送受信回路11
は、機器ID記憶回路13にトリガー信号を出力する。
【0166】解析回路12は、送受信回路11から入力
された個人データを解析し、個人データとして認識でき
るデータ形式に変換して、結合回路15に出力する。
【0167】他方、送受信回路11からトリガー信号が
入力されると、機器ID記憶回路13から、機器IDが
結合回路15に出力される。
【0168】結合回路15は、解析回路12から出力さ
れた個人データおよび機器ID記憶回路13から出力さ
れる機器IDを受け、これらを結合して、結合データを
生成して、送受信回路11に出力する。
【0169】送受信回路11は、入力された結合データ
を、アンテナ14を介し、電波によって、外部へ発信
し、プロバイダ31によって、受信される。
【0170】受信ボックス2から、個人IDおよび個人
プロファイルデータからなる個人データと受信ボックス
2の機器IDとを受けたプロバイダ31は、機器IDに
基づいて、受信ボックス2が設置されている店舗に関す
る広告を選択するとともに、さらに、個人プロファイル
データに基づき、受信ボックス2が設置されている店舗
の広告内容から、その個人の嗜好などに合致した広告を
選択する。たとえば、嗜好に関するデータから、個人デ
ータによって特定された個人の好きな飲食物がワインで
あることが認められ、機器IDから、受信ボックス2の
設置されている店舗が飲食店で、ワインを提供している
ことが認められれば、その飲食店のおすすめワインの広
告を選択する。
【0171】こうして、受信した個人プロファイルデー
タおよび機器IDに基づいて、広告を選択すると、プロ
バイダ31は、選択した広告を携帯端末1に送信する。
【0172】これによって、携帯端末1を所持している
個人は、自分のいる場所の近くにあり、自己の関心に合
致した店舗の広告の提供を受けることができ、一方、店
舗側は、店舗の近くにいる顧客に対して、それぞれの好
みに合致した広告を提供することが可能になる。
【0173】このように、本実施態様にかかるデータ処
理システム30によれば、店舗の近傍にいる顧客の個人
データに基づき、当該店舗が取り扱っている商品やサー
ビスの広告が選択されて、顧客に提供されるので、店舗
側は、ターゲットとなるべき顧客をきわめて効果的に勧
誘することができ、一方、消費者の側は、自己の好みに
合致した店舗あるいは当該店舗が取り扱っている自己の
好みに合致した商品やサービスに関する広告を入手する
ことが可能になる。
【0174】図7は、本発明のさらに他の好ましい実施
態様によるデータ処理システム40のブロックダイアグ
ラムである。
【0175】図7に示されるように、本実施態様にかか
るデータ処理システム40は、携帯端末41、ゲーム機
57、顧客管理システム42およびプロバイダ44によ
って構成されており、ゲーム機57は、コントローラ5
8、ディスプレイ43および受信ボックス45によって
構成されている。
【0176】本実施態様にかかるデータ処理システム4
0のゲーム機57および顧客管理システム42は、ゲー
ムセンターなどの遊戯施設内に設置されるものであり、
ゲーム機57のディスプレイ43には、コントローラ5
8による制御のもとで、ゲーム画面が映し出されるよう
に構成されている。
【0177】図8は、個人データを発信する携帯端末4
1を示す外観図である。
【0178】図8に示されるように、携帯端末41は、
ONキー46、入力キー群28、ディスプレイ47、入
出力端子48および電気ケーブル49を備えている。
【0179】ONキー46は、携帯端末41を「個人デ
ータ発信モード」とするためのキーであり、使用者がこ
れを押下している間は、携帯端末41内に記憶されてい
る当該使用者の個人データの発信が許可され、個人デー
タは、電気ケーブル49を介して入出力端子48に出力
される。
【0180】一方、使用者がONキー46を押下してい
ないときは、携帯端末41は「個人データ非発信モー
ド」となり、携帯端末41内に記憶されている当該使用
者の個人データの発信が禁止される。
【0181】また、ディスプレイ47には、現在、携帯
端末41内に記憶されている個人データが表示されるよ
うに構成されている。
【0182】個人データは、個人IDおよび個人プロフ
ァイルデータによって構成され、個人プロファイルデー
タは、各個人が、所定のフォームにしたがって、入力キ
ー群28を操作することにより、自己の個人プロファイ
ルを、事前に携帯端末1へ入力することにより、生成さ
れる。ただし、当該フォームによっては入力できなかっ
たプロファイルについては、フリーキーワードによって
入力でき、かかるキーワードは個人プロファイルデータ
の一部を構成する。
【0183】図9は、受信ボックス45の回路構成を示
すブロックダイアグラムである。
【0184】図9に示されるように、受信ボックス45
は、入力端子50、入力回路51、解析回路52、機器
ID記憶回路53、結合回路54、出力回路55および
出力端子56によって構成されている。
【0185】入力端子50は、携帯端末41の入出力端
子48に接続される端子であり、入出力端子48が接続
された状態で、ONキー46が押下されると、携帯端末
41内に記憶され、ディスプレイ47に表示されている
個人データが供給される。
【0186】入力回路51は、入力端子50に供給され
た個人データを受けて、増幅し、これを解析回路52に
出力する機能を有し、解析回路52は、入力回路51か
らの出力を受けて、これを解析し、個人データとして認
識できるデータ形式に変換するように構成されている。
【0187】機器ID記憶回路53は、不揮発性メモリ
によって構成されており、固有の機器IDを記憶してい
る。機器IDは、受信ボックス45の製造時において付
加される固有のIDであり、その後に、これを書き換え
ることはできない。
【0188】結合回路54は、解析回路52から出力さ
れる個人データおよび機器ID記憶回路53から出力さ
れる機器IDを受け、これらを結合して、出力回路55
に出力するように構成され、結合回路54からの出力を
受けた出力回路55は、これを、出力端子56に供給す
るように構成されている。
【0189】図7に示されるように、受信ボックス45
の出力端子56から出力される個人データおよび機器I
Dは、顧客管理システム42およびプロバイダ44に供
給される。具体的には、出力端子56から出力される個
人データおよび機器IDは、遊戯施設内に敷設されたL
AN(ローカル・エリア・ネットワーク)を介して、顧
客管理システム42へ供給されるとともに、LANのサ
ーバーから、インターネット回線を経由して、プロバイ
ダ44へ供給される。
【0190】プロバイダ44のメモリ(図示せず)に
は、複数の広告主から依頼された複数の広告内容が記憶
されており、プロバイダ44は、受信ボックス45か
ら、個人データおよび受信ボックス45の機器IDを受
け、当該個人データに基づいて、個人データによって特
定された個人が、顧客としてのターゲットになる蓋然性
の高い商品やサービスの広告を選択する。
【0191】選択された広告内容は、インターネット回
線を経由して、ゲーム機57のコントローラ58に供給
される。広告内容を受けたコントローラ58は、この広
告内容が、ゲーム画像の一部に嵌め込まれた形で、映し
出されるように、ディスプレイ43に指示信号を出力す
るとともに、次回の遊戯料金が割り引きになる旨のメッ
セージを、ゲーム画像の一部に嵌め込まれた形で、映し
出されるように、ディスプレイ43に指示信号を出力す
る。
【0192】一方、顧客管理システム42は、受信ボッ
クス45の出力回路56から供給された個人データを受
け、個人データに含まれる個人IDが、まだ登録されて
いない顧客の個人IDであれば、顧客として登録し、す
でに登録されている顧客の個人IDであれば、通常の遊
戯料金よりも低額の料金で、遊戯が可能とするよう、ゲ
ーム機57のコントローラ58に指示信号を出力する。
このように、本実施態様においては、一旦、顧客管理シ
ステム42に登録された顧客は、所持している携帯端末
41の入出力端子48を受信ボックス45の入力端子5
0に接続することによって、通常の料金よりも低額の利
用料を、ゲーム機57に投入すれば、ゲームを楽しむこ
とができるように構成されている。
【0193】また、顧客管理システム42は、受信ボッ
クス45の出力回路56から供給された個人データに含
まれる個人プロファイルデータを収集して、顧客の年齢
層や性別などを分析し、遊戯施設を経営する事業者の経
営に役立つ経営データを生成するとともに、後日、登録
をした顧客にメールを発信したり、ダイレクトメールを
郵送することを指示可能に構成されている。
【0194】このように、本実施態様にかかるデータ処
理システム40によれば、ゲーム機57を用いて、遊戯
する携帯端末41の所持者の個人データに基づいて、当
該所持者が、顧客としてのターゲットになる蓋然性の高
い商品やサービスの広告が選択されて、ゲーム画面に映
し出されるとともに、顧客管理システム42に顧客デー
タが蓄積されるので、広告主の側では、広告の効果を大
幅に高めることが可能になるとともに、遊戯施設を経営
する事業者の側は、効率よく、顧客データを得ることが
でき、一方、利用者の側は、顧客登録されることによっ
て、遊戯料金の割り引きサービスを受けることが可能に
なる。
【0195】本発明は、以上の実施態様に限定されるこ
となく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種
々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含
されるものであることはいうまでもない。
【0196】たとえば、前記実施態様にかかるデータ処
理システム10,20,30においては、いずれも、携
帯端末1、5から、個人データを、微弱電波によって発
信しているが、個人データを、近距離無線電波や赤外線
によって、発信するように構成することもできる。
【0197】また、前記実施態様にかかるデータ処理シ
ステム40においては、携帯端末41から、個人データ
を、電気ケーブル49によって発信しているが、個人デ
ータを、微弱電波、近距離無線電波、赤外線によって発
信してもよく、光ケーブルを用いて、発信するように構
成することもできる。
【0198】さらに、前記実施態様にかかるデータ処理
システム10においては、受信ボックス2をテレビ3の
近傍に設置しているが、受信ボックス2をテレビ3に内
蔵させても、また、テレビ3の近傍に載置される機器、
たとえば、セットトップボックス(衛星放送受信機)、
VTR(ビデオ・テープ・レコーダ)、テレビゲーム機
に内蔵させてもよい。
【0199】また、前記実施態様にかかるデータ処理シ
ステム30においては、受信ボックス2を飲食店の店舗
またはその近傍に設置しているが、飲食店以外の店舗、
たとえば、小売店、ゲームセンター、マッサージ店など
の他の店舗またはその近傍に設置することもできる。
【0200】さらに、前記実施態様にかかるデータ処理
システム10,30においては、携帯端末1から発信さ
れる個人データは、個人IDを含んでいるが、個人プロ
ファイルデータのみによって個人データを構成してもよ
い。
【0201】また、前記実施態様にかかるデータ処理シ
ステム20においては、受信ボックス23が、個人ID
と機器IDとを結合して、放送局21へ送出し、かかる
個人IDに基づいて、放送局21が、認証サーバ22に
対し、個人プロファイルデータを要求しているが、たと
えば、受信ボックス23が個人IDに基づいて、認証サ
ーバ22に対し、個人プロファイルデータを要求して、
入手し、入手した個人プロファイルデータと機器IDと
を結合して、放送局21へ送出するように構成してもよ
い。
【0202】さらに、前記実施態様にかかるデータ処理
システム10,20,30においては、受信ボックス
2,23から、個人データと機器IDを、電波によって
発信しているが、電話回線やインターネット網を介し
て、個人データと機器IDを発信するようにしてもよ
い。
【0203】さらに、前記実施態様にかかるデータ処理
システム10,20においては、放送局4,21によっ
て選択された広告内容が、通常の放送プログラムにした
がって、放送されている番組の映像中に、テロップとし
て挿入されるように構成されているが、たとえば、放送
局4,21によって選択された広告内容が、通常の放送
プログラムにしたがって、放送されている番組の映像の
一部に嵌め込まれたウィンドウ内に表示されるよう構成
してもよい。
【0204】また、前記実施態様にかかるデータ処理シ
ステム40においては、遊戯施設に設置されるゲーム機
57に受信ボックス45を設けて、かかるゲーム機57
を用いて、遊戯する使用者の個人データを受信している
が、これに限定されるものではなく、たとえば、タクシ
ーの車内に受信ボックスを設置するとともに、広告表示
板およびクーポン券の発券機を設置し、個人データを発
信している乗客の個人データに応じた広告を広告掲示板
に表示するとともに、発券機によりクーポン券を発券し
て、乗客の利便に供するよう構成することもできる。ま
た、映画館の入り口に受信ボックスを設置して、映画館
に入場する顧客の個人データを受信し、受信した個人デ
ータに基づいて、顧客データを収集するとともに、当該
顧客に対して、メールなどを発信して、割引サービスな
どを提供するように構成することもできる。
【0205】さらに、前記実施態様にかかるデータ処理
システム40においては、顧客管理システム42に登録
された利用者は、所持している携帯端末41の入出力端
子48を、受信ボックス45の入力端子50に接続する
ことによって、通常の料金よりも低額の利用料を、ゲー
ム機57に投入すれば、ゲームを楽しむことができる
が、割引料を、利用頻度に応じて、決定するように構成
することもできるし、顧客管理システム42に登録され
た利用者に対し、料金の割り引きに代えて、あるいは、
料金の割り引きとともに、遊戯時間を延長するなど、他
の優待を行うように構成することもできる。
【0206】また、前記実施態様にかかるデータ処理シ
ステム40においては、利用者は一旦、遊戯を行うこと
によって、顧客管理システム42に登録され、次回から
の遊戯料金が割り引かれるように構成されているが、遊
戯の前に、顧客管理システム42に顧客登録ができるよ
うにし、初めて、ゲーム機で遊戯をする場合にも、遊戯
料金が割り引かれるよう構成することもできる。
【0207】さらに、前記実施態様にかかるデータ処理
システム10,20,30,40においては、いずれ
も、受信ボックス2,23を構成する機器ID記憶回路
13が不揮発性メモリによって構成されており、機器I
D記憶回路13に記憶された機器IDは、受信ボックス
2,23の製造時において付加され、その後に、これを
書き換えることはできないように構成されているが、機
器IDを書き換え可能に構成することもできる。
【0208】また、本発明において、手段とは、必ずし
も物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能が
ソフトウエアによって実現される場合も包含する。さら
に、一つの手段の機能が二以上の物理的手段により実現
されても、二以上の手段の機能が一つの物理的手段によ
り実現されてもよい。
【0209】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
広告を提供する際に、広告のターゲットとなる顧客の所
在を正確に把握することのできるデータ処理システムを
提供することができ、したがって、広告主にとっては、
広告の効果が大幅に向上させることができ、一方、消費
者にとっては、関心や、関係のない広告の提供を受ける
ことなく、関心のある広告のみの提供を受けることが可
能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の好ましい実施態様によるデー
タ処理システムのブロックダイアグラムである。
【図2】図2は、個人情報を発信する携帯端末を示す外
観図である
【図3】図3は、個人情報のデータ構造を示す図であ
る。
【図4】図4は、受信ボックスの回路構成を示すブロッ
クダイアグラムである。
【図5】図5は、本発明の他の好ましい実施態様による
データ処理システムのブロックダイアグラムである。
【図6】図6は、本発明のさらに他の好ましい実施態様
によるデータ処理システムのブロックダイアグラムであ
る。
【図7】図7は、本発明のさらに他の好ましい実施態様
によるデータ処理システムのブロックダイアグラムであ
る。
【図8】図8は、個人情報を発信する携帯端末を示す外
観図である。
【図9】図9は、受信ボックスの回路構成を示すブロッ
クダイアグラムである。
【符号の説明】
1 携帯端末 2 受信ボックス 3 テレビ 4 放送局 5 携帯端末 6 ONキー 7 OFFキー 8 ディスプレイ 9 アンテナ 10 データ処理システム 11 送受信回路 12 解析回路 13 機器ID記憶回路 14 アンテナ 15 結合回路 20 データ処理システム 21 放送局 22 認証サーバ 23 受信ボックス 27、28 入力キー群 30 データ処理システム 31 プロバイダ 40 データ処理システム 41 携帯端末 42 顧客管理システム 43 ディスプレイ 44 プロバイダ 45 受信ボックス 46 ONキー 47 ディスプレイ 48 入出力端子 49 電気ケーブル 50 入力端子 51 入力回路 52 解析回路 53 機器ID記憶回路 54 結合回路 55 出力回路 56 出力端子 57 ゲーム機 58 コントローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 332 G06F 17/60 332 506 506 508 508 13/00 540 13/00 540P H04H 1/00 H04H 1/00 B 1/08 1/08 H04N 7/173 630 H04N 7/173 630 640 640Z Fターム(参考) 5B049 AA05 BB00 BB49 CC02 CC08 CC36 DD01 EE01 FF03 FF04 GG03 GG04 GG06 GG07 5C064 BA01 BB01 BB03 BB07 BC18 BC20 BD01 BD08 BD13

Claims (75)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人から発せられた個人データを受信す
    る受信手段と、前記受信手段を特定する受信手段データ
    および前記受信手段により受信された前記個人データを
    結合する結合手段と、前記結合手段により結合された前
    記受信手段データおよび前記個人データを送出する送出
    手段とを備えたことを特徴とするデータ処理システム。
  2. 【請求項2】 前記個人データが、携帯端末から発信さ
    れるように構成されたことを特徴とする請求項1に記載
    のデータ処理システム。
  3. 【請求項3】 前記携帯端末が、前記個人データの発信
    を禁止する禁止手段を備えたことを特徴とする請求項2
    に記載のデータ処理システム。
  4. 【請求項4】 前記携帯端末が、ONキーおよびOFF
    キーを備え、前記ONキーが押下されることによって、
    前記禁止手段が非活性化されて、前記個人データの発信
    が許可され、前記OFFキーが押下されることによっ
    て、前記禁止手段が活性化されて、前記個人データの発
    信が禁止されるように構成されたことを特徴とする請求
    項3に記載のデータ処理システム。
  5. 【請求項5】 前記携帯端末が、ONキーを備え、前記
    ONキーを押下している期間だけ、前記禁止手段が非活
    性化されて、前記個人データが発信されるように構成さ
    れたことを特徴とする請求項3に記載のデータ処理シス
    テム。
  6. 【請求項6】 前記個人データが、前記個人を特定する
    個人IDを含むことを特徴とする請求項1ないし5のい
    ずれか1項に記載のデータ処理システム。
  7. 【請求項7】 前記個人データが、前記個人のプロファ
    イルを示す個人プロファイルデータを含むことを特徴と
    する請求項1ないし6のいずれか1項に記載のデータ処
    理システム。
  8. 【請求項8】 前記個人プロファイルデータが、前記個
    人の性別に関する情報、前記個人の年齢に関する情報、
    前記個人の生年月日に関する情報、前記個人の氏名に関
    する情報、前記個人の住居に関する情報、前記個人の職
    業に関する情報、前記個人の電話番号に関する情報、前
    記個人の家族構成に関する情報および前記個人の嗜好に
    関する情報の少なくとも一つを含むことを特徴とする請
    求項7に記載のデータ処理システム。
  9. 【請求項9】 前記個人プロファイルデータが、前記個
    人が任意に設定したキーワードを含むことを特徴とする
    請求項7または8に記載のデータ処理システム。
  10. 【請求項10】 前記受信手段が、前記個人データを、
    電波によって受信するように構成されたことを特徴とす
    る請求項1ないし9のいずれか1項に記載のデータ処理
    システム。
  11. 【請求項11】 前記電波が、前記携帯端末から発せら
    れる微弱電波であることを特徴とする請求項10に記載
    のデータ処理システム。
  12. 【請求項12】 前記電波が、前記携帯端末から発せら
    れる近距離無線電波であることを特徴とする請求項10
    に記載のデータ処理システム。
  13. 【請求項13】 前記受信手段が、前記個人データを、
    赤外線によって受信するように構成されたことを特徴と
    する請求項1ないし9のいずれか1項に記載のデータ処
    理システム。
  14. 【請求項14】 前記受信手段が、前記個人データを、
    ケーブルを介して、受信するように構成されたことを特
    徴とする請求項1ないし9のいずれか1項に記載のデー
    タ処理システム。
  15. 【請求項15】 前記ケーブルが、電気ケーブルによっ
    て構成されたことを特徴とする請求項14に記載のデー
    タ処理システム。
  16. 【請求項16】 前記ケーブルが、光ケーブルによって
    構成されたことを特徴とする請求項14に記載のデータ
    処理システム。
  17. 【請求項17】 前記受信手段が、テレビの近傍に載置
    されていることを特徴とする請求項1ないし16のいず
    れか1項に記載のデータ処理システム。
  18. 【請求項18】 前記受信手段とテレビとの距離が、前
    記受信手段による前記個人データの受信範囲よりも短い
    ことを特徴とする請求項17に記載のデータ処理システ
    ム。
  19. 【請求項19】 前記受信手段が、テレビに内蔵されて
    いることを特徴とする請求項1ないし16のいずれか1
    項に記載のデータ処理システム。
  20. 【請求項20】 前記受信手段が、セットトップボック
    ス、VTRおよびテレビゲーム機よりなる群から選ばれ
    る装置に内蔵されていることを特徴とする請求項17ま
    たは18に記載のデータ処理システム。
  21. 【請求項21】 前記受信手段が、店舗ないしはその近
    傍に載置されて、前記店舗の近傍にいる前記個人の前記
    個人データを受信可能に構成されたことを特徴とする請
    求項1ないし14のいずれか1項に記載のデータ処理シ
    ステム。
  22. 【請求項22】 前記受信手段が、店舗内に載置され
    て、前記店舗内において、サービスの提供を受けている
    使用者ないしは前記サービスの提供を受けようとする使
    用者の前記個人データを受信可能に構成されたことを特
    徴とする請求項1ないし16のいずれか1項に記載のデ
    ータ処理システム。
  23. 【請求項23】 前記受信手段データが、前記受信手段
    の機器IDを含んでいることを特徴とする請求項1ない
    し22のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
  24. 【請求項24】 前記結合手段が、少なくとも前記受信
    手段データおよび前記受信手段が受信した個人プロファ
    イルデータを結合するように構成されたことを特徴とす
    る請求項7ないし23のいずれか1項に記載のデータ処
    理システム。
  25. 【請求項25】 前記結合手段が、少なくとも前記受信
    手段データおよび前記受信手段が受信した個人IDを結
    合するように構成されたことを特徴とする請求項6ない
    し24のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
  26. 【請求項26】 さらに、個人プロファイルデータを記
    憶している認証サーバを備え、前記結合手段が、前記受
    信手段が受信した前記個人IDに基づいて、前記認証サ
    ーバから個人プロファイルデータを入手し、前記受信手
    段データおよび前記認証サーバから入手した前記個人プ
    ロファイルデータを結合するように構成されたことを特
    徴とする請求項25に記載のデータ処理システム。
  27. 【請求項27】 前記送出手段が、電波を介して、前記
    結合手段によって結合された前記受信手段データおよび
    前記個人データを送出するように構成されたことを特徴
    とする請求項1ないし26のいずれか1項に記載のデー
    タ処理システム。
  28. 【請求項28】 前記送出手段が、電話回線を介して、
    前記結合手段によって結合された前記受信手段データお
    よび前記個人データを送出するように構成されたことを
    特徴とする請求項1ないし26のいずれか1項に記載の
    データ処理システム。
  29. 【請求項29】 前記送出手段が、インターネット網を
    介して、前記結合手段によって結合された前記受信手段
    データおよび前記個人データを送出するように構成され
    たことを特徴とする請求項1ないし26のいずれか1項
    に記載のデータ処理システム。
  30. 【請求項30】 さらに、前記送出手段によって送出さ
    れた前記受信手段データおよび前記個人データを受信
    し、前記受信手段データおよび前記個人データに基づい
    て、複数の広告内容のデータの中から、少なくとも一つ
    の広告内容を選択するとともに、前記個人データを発信
    した前記個人に対して、前記選択された広告内容を提供
    する広告提供手段を備えたことを特徴とする請求項1な
    いし29のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
  31. 【請求項31】 前記広告提供手段が、受信した前記個
    人データに含まれる個人IDに基づいて、前記認証サー
    バから個人プロファイルデータを入手し、前記受信手段
    データおよび前記認証サーバから入手した前記個人プロ
    ファイルデータに基づいて、前記複数の広告内容のデー
    タの中から、少なくとも一つの広告内容を選択するとと
    もに、前記個人データを発信した前記個人に対して、前
    記選択された広告内容を提供するように構成されたこと
    を特徴とする請求項30に記載のデータ処理システム。
  32. 【請求項32】 前記広告提供手段が、テレビを介し
    て、放送プログラムにしたがって、番組を提供するとと
    もに、前記選択された広告内容を前記個人に提供するよ
    うに構成されたことを特徴とする請求項30または31
    に記載のデータ処理システム。
  33. 【請求項33】 前記選択された広告内容が、前記放送
    プログラムにしたがって、放送されている番組の映像中
    に、テロップとして挿入されるように構成されたことを
    特徴とする請求項32に記載のデータ処理システム。
  34. 【請求項34】 前記選択された広告内容が、前記放送
    プログラムにしたがしたがって、放送されている番組の
    映像の一部に、嵌め込まれたウィンドウ内に表示される
    ように構成されたことを特徴とする請求項32に記載の
    データ処理システム。
  35. 【請求項35】 前記広告提供手段が、ゲーム機の画面
    を介して、ゲーム内容にしたがって、映像を提供すると
    ともに、前記選択された広告内容を前記個人に提供する
    ように構成されたことを特徴とする請求項30または3
    1に記載のデータ処理システム。
  36. 【請求項36】 前記広告提供手段が、前記携帯端末を
    介して、前記選択された広告内容を前記個人に提供する
    ように構成されたことを特徴とする請求項30または3
    1に記載のデータ処理システム。
  37. 【請求項37】 さらに、前記受信手段が受信した個人
    データを蓄積する顧客管理手段を備えたことを特徴とす
    る請求項1ないし36のいずれか1項に記載のデータ処
    理システム。
  38. 【請求項38】 前記顧客管理手段が、前記個人データ
    を発信した前記個人を優待すべきことを指示するように
    構成されたことを特徴とする請求項37に記載のデータ
    処理システム。
  39. 【請求項39】 前記顧客管理手段が、前記個人データ
    を発信した前記個人を、顧客として登録するように構成
    されたことを特徴とする請求項37または38に記載の
    データ処理システム。
  40. 【請求項40】 前記顧客管理手段が、前記個人データ
    を発信した前記個人がすでに登録された顧客である場合
    には、優待すべきことを指示するように構成されたこと
    を特徴とする請求項39に記載のデータ処理システム。
  41. 【請求項41】 前記優待が、料金の割引であることを
    特徴とする請求項38または40に記載のデータ処理シ
    ステム。
  42. 【請求項42】 前記優待が、前記個人の利用頻度に応
    じた優待であることを特徴とする請求項38、40およ
    び41のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
  43. 【請求項43】 個人が近傍にいることを検出する検出
    手段と、前記検出手段が近傍に前記個人がいることを検
    出したことに応答して、前記個人の個人データ及び前記
    検出手段に固有の機器データを送出する送出手段とを備
    える情報端末。
  44. 【請求項44】 前記検出手段が、前記個人が所持する
    携帯端末より発せられた電波を受信することによって前
    記検出を行うことを特徴とする請求項43に記載の情報
    端末。
  45. 【請求項45】 前記電波が、前記携帯端末から発せら
    れる微弱電波であることを特徴とする請求項44に記載
    の情報端末。
  46. 【請求項46】 前記電波が、前記携帯端末から発せら
    れる近距離無線電波であることを特徴とする請求項45
    に記載の情報端末。
  47. 【請求項47】 前記電波に、前記個人データが含まれ
    ていることを特徴とする請求項44ないし46に記載の
    情報端末。
  48. 【請求項48】 前記個人データが、前記個人を特定す
    る個人IDを含むことを特徴とする請求項47に記載の
    情報端末。
  49. 【請求項49】 前記個人データが、前記個人のプロフ
    ァイルを示す個人プロファイルデータを含むことを特徴
    とする請求項47または48に記載の情報端末。
  50. 【請求項50】 前記個人プロファイルデータが、前記
    個人の性別に関する情報、前記個人の年齢に関する情
    報、前記個人の生年月日に関する情報、前記個人の氏名
    に関する情報、前記個人の住居に関する情報、前記個人
    の職業に関する情報、前記個人の電話番号に関する情
    報、前記個人の家族構成に関する情報および前記個人の
    嗜好に関する情報の少なくとも一つを含むことを特徴と
    する請求項49に記載の情報端末。
  51. 【請求項51】 前記個人プロファイルデータが、前記
    個人が任意に設定したキーワードを含むことを特徴とす
    る請求項49または50に記載の情報端末。
  52. 【請求項52】 前記送出手段が、前記個人IDを含む
    個人データ及び前記機器データを、個人プロファイルデ
    ータを記憶している認証サーバに送出することを特徴と
    する請求項48に記載の情報端末。
  53. 【請求項53】 前記送出手段が、電波を介して、前記
    個人データおよび前記機器データを送出するように構成
    されたことを特徴とする請求項43ないし52のいずれ
    か1項に記載の情報端末。
  54. 【請求項54】 前記送出手段が、電話回線を介して、
    前記個人データおよび前記機器データを送出するように
    構成されたことを特徴とする請求項43ないし52のい
    ずれか1項に記載の情報端末。
  55. 【請求項55】 前記送出手段が、インターネット網を
    介して、前記個人データおよび前記機器データを送出す
    るように構成されたことを特徴とする請求項43ないし
    52のいずれか1項に記載の情報端末。
  56. 【請求項56】 前記個人データおよび前記機器データ
    を結合する結合手段をさらに備え、前記送出手段が、前
    記結合手段により結合された前記個人データおよび前記
    機器データを送出することを特徴とする請求項43ない
    し55のいずれか1項に記載の情報端末。
  57. 【請求項57】 個人データ及び前記個人データを受信
    した受信機器に固有の機器データを受ける受信手段と、
    前記個人データおよび前記機器データに基づいて、複数
    の広告内容の中から、少なくとも一つの広告内容を選択
    する選択手段と、前記個人データを発信した前記個人に
    対して、前記選択された広告内容を送出する送出手段と
    を備えるデータ処理装置。
  58. 【請求項58】 前記選択手段が、受信した前記個人デ
    ータに含まれる個人IDに基づいて、認証サーバから個
    人プロファイルデータを入手し、前記機器データおよび
    前記認証サーバから入手した前記個人プロファイルデー
    タに基づいて、前記複数の広告内容の中から、少なくと
    も一つの広告内容を選択することを特徴とする請求項5
    7に記載のデータ処理装置。
  59. 【請求項59】 送信された個人IDを受信する手段
    と、前記個人IDに基づいて認証サーバから個人プロフ
    ァイルデータを入手する手段と、前記個人IDを送信し
    た機器若しくは前記機器の所在地近傍に位置する他の機
    器に対して、少なくとも前記個人プロファイルデータに
    基づき選択された情報を提供する手段とを備えるデータ
    処理装置。
  60. 【請求項60】 前記情報が広告であることを特徴とす
    る請求項59に記載のデータ処理装置。
  61. 【請求項61】 前記他の機器が、前記個人の携帯端末
    であることを特徴とする請求項59または60に記載の
    データ処理装置。
  62. 【請求項62】 前記他の機器が、前記個人IDを送信
    した機器の近傍に設置されたテレビであることを特徴と
    する請求項59または60に記載のデータ処理装置。
  63. 【請求項63】 前記他の機器が、前記個人IDを送信
    した機器の近傍に設置されたゲーム機であることを特徴
    とする請求項59または60に記載のデータ処理装置。
  64. 【請求項64】 個人データを受信する受信ステップ
    と、前記個人データを受信した機器を特定する受信手段
    データおよび前記個人データを結合する結合ステップ
    と、前記結合された前記受信手段データおよび前記個人
    データを送出する送出ステップとを備えたことを特徴と
    するデータ処理方法。
  65. 【請求項65】 前記個人データが、前記個人を特定す
    る個人IDを含むことを特徴とする請求項64に記載の
    データ処理方法。
  66. 【請求項66】 前記個人データが、前記個人のプロフ
    ァイルを示す個人プロファイルデータを含むことを特徴
    とする請求項64または65に記載のデータ処理方法。
  67. 【請求項67】 前記受信ステップが、前記個人データ
    を、電波によって受信するステップであることを特徴と
    する請求項64ないし66のいずれか1項に記載のデー
    タ処理方法。
  68. 【請求項68】 前記結合ステップが、少なくとも前記
    受信手段データおよび前記個人プロファイルデータを結
    合するステップであることを特徴とする請求項66また
    は67に記載のデータ処理方法。
  69. 【請求項69】 前記結合ステップが、少なくとも前記
    受信手段データおよび前記個人IDを結合するステップ
    であることを特徴とする請求項65ないし68のいずれ
    か1項に記載のデータ処理方法。
  70. 【請求項70】 前記結合ステップが、前記個人IDに
    基づいて、認証サーバから個人プロファイルデータを入
    手し、前記受信手段データおよび前記認証サーバから入
    手した前記個人プロファイルデータを結合するステップ
    であることを特徴とする請求項69に記載のデータ処理
    方法。
  71. 【請求項71】 前記送出ステップによって送出された
    前記受信手段データおよび前記個人データを受信し、前
    記受信手段データおよび前記個人データに基づいて、複
    数の広告内容のデータの中から、少なくとも一つの広告
    内容を選択するとともに、前記個人データを発信した前
    記個人に対して、前記選択された広告内容を提供する広
    告提供ステップを備えたことを特徴とする請求項64な
    いし70のいずれか1項に記載のデータ処理方法。
  72. 【請求項72】 前記広告提供ステップが、受信した前
    記個人データに含まれる個人IDに基づいて、認証サー
    バから個人プロファイルデータを入手し、前記受信手段
    データおよび前記認証サーバから入手した前記個人プロ
    ファイルデータに基づいて、前記複数の広告内容のデー
    タの中から、少なくとも一つの広告内容を選択するとと
    もに、前記個人データを発信した前記個人に対して、前
    記選択された広告内容を提供するステップであることを
    特徴とする請求項71に記載のデータ処理方法。
  73. 【請求項73】 個人データ及び前記個人データを受信
    した受信機器に固有の機器データを受ける受信ステップ
    と、前記個人データおよび前記機器データに基づいて、
    複数の広告内容の中から、少なくとも一つの広告内容を
    選択する選択ステップと、前記個人データを発信した前
    記個人に対して、前記選択された広告内容を送出する送
    出ステップとを備えるデータ処理方法。
  74. 【請求項74】 前記選択ステップが、受信した前記個
    人データに含まれる個人IDに基づいて、認証サーバか
    ら個人プロファイルデータを入手し、前記機器データお
    よび前記認証サーバから入手した前記個人プロファイル
    データに基づいて、前記複数の広告内容の中から、少な
    くとも一つの広告内容を選択するステップであることを
    特徴とする請求項73に記載のデータ処理方法。
  75. 【請求項75】 送信された個人IDを受信するステッ
    プと、前記個人IDに基づいて認証サーバから個人プロ
    ファイルデータを入手するステップと、前記個人IDを
    送信した機器若しくは前記機器の所在地近傍に位置する
    他の機器に対して、少なくとも前記個人プロファイルデ
    ータに基づき選択された情報を提供するステップとを備
    えるデータ処理方法。
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