JP2002073988A - 株価表示システム、株価表示システムのプログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

株価表示システム、株価表示システムのプログラムを記憶した記憶媒体

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JP2002073988A
JP2002073988A JP2000266362A JP2000266362A JP2002073988A JP 2002073988 A JP2002073988 A JP 2002073988A JP 2000266362 A JP2000266362 A JP 2000266362A JP 2000266362 A JP2000266362 A JP 2000266362A JP 2002073988 A JP2002073988 A JP 2002073988A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】画像データなどの大量データをネットワークを
経由せず、また株価データサーバの負荷を増加させず
に、リアルタイムに端末装置側に株価推移グラフを表示
する。 【解決手段】時系列株価データ取得部12は株価データ
サーバ1に対して時間帯を指定して時系列の株価データ
である数値データを要求し、取得した株価データを時系
列株価データファイル16へ保存する。グラフ作成部1
3は時系列株価データファイル16から株価推移グラフ
を表示することで、ネットワークのトラフィックを増大
させずに株価推移グラフを表示する。株価データ取得部
が株価データを株価データサーバに要求し、得られたデ
ータを蓄積して端末側で株価推移グラフを表示する。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の属する技術分野】
【0001】本発明は、株価の値動きをリアルタイムに
推移グラフとして表示する株価表示システムおよびこれ
を実現するためのプログラムを格納した記憶媒体に関す
るものである。
【0002】
【従来技術】インターネットなどでリアルタイムで株価
情報を提供するシステムが実用化されているが、現在は
株価の数値文字情報だけである。より値動きの状況が分
かりやすい株価推移グラフを表示するには、その時刻に
おける株価推移グラフ画像データをサーバからクライア
ントへ送信し、表示することで技術的には可能であり、
20分余り遅れた推移グラフを提供している実用システ
ムがある。
【0003】また類似の先行技術として特開平6−30
1682「表示装置の表示方法」は、単方向のデータ通
信環境における株価データを受信して保存して1日の推
移グラフ表示することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記の実用システムで
はクライアント側でリアルタイムに株価推移グラフを表
示しようとすると、数秒から数十秒ほどの短い周期で、
JPEGファイルやビットマップファイルなどの画像フ
ァイルで数100Kバイト程度の非常に大きな画像デー
タを株価データサーバと株価情報表示端末間で繰り返し
送信、受信することことが必要となり、ネットワークの
トラヒックが非常に大きくなる。また、株価データサー
バでは株価の更新に従ってそのたびに、対象となる銘柄
の画像ファイルを作成する必要があり、株価データサー
バ側の負荷は非常に大きなものになる。このためリアル
タイムでの表示は行えないという問題があった。
【0005】また、特開平6−301682「表示装置
の表示方法」は常時接続した特定利用者のための単方向
通信環境のものであり、双方向通信のインターネットの
ように不特定多数の利用者が接続して、利用者ごとで異
なった銘柄の株価推移グラフを表示することはできな
い。また常時接続せず当日の取引時間帯の途中から接続
したとき必要なデータを得て推移グラフを表示すること
ができない。同様のことが通信が途切れた場合にも発生
するという問題があった。また常時接続なので一般の従
量制の通信回線では通信コストがかかるという問題があ
った。
【0006】また、当日の株価推移グラフは現時点まで
の取引値の推移を分かりやすく表示することで投資に役
立つ情報を提供することが目的であるが、従来の方法で
は株式取引が頻繁に成立する銘柄については役立つ株価
推移グラフを表示できるが、1日の取引株数が少ない銘
柄では株式取引が成立しない時間が継続するため現時点
の状況を表示することができないので、株価推移グラフ
自体の意味が無くなってしまい投資に役立たないという
問題があった。
【0007】また、不特定多数のユーザが利用する場
合、ユーザごとで株価情報表示端末が異なるため、デス
クトップパソコンでは最適であるが、液晶ディスプレイ
付き携帯電話のように表示容量やメモリー容量が制限さ
れた株価情報表示端末では、表示容量を超えた無駄な株
価データを受信する必要があったり、取引数の多い銘柄
では株価データ量がメモリー容量をオーバーするという
問題があった。
【0008】本発明は以上の問題点解決するためになさ
れたもので、請求項1から請求項14の発明は、株価デ
ータサーバの負荷やネットワークのトラヒックを増大さ
せること無く、投資に有用な株価推移グラフを表示し、
株価データサーバに対して株価データを要求するタイミ
ングに依存せずにデータの精度を保ち、当日のどの時間
帯から株価データサーバにアクセスしても当日の取引開
始からの株価推移グラフを自動的に株価情報表示端末に
表示する株価表示システム、株価表示システムのプログ
ラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的にしてい
る。
【0009】また請求項5、請求項6、請求項11及び
請求項12の発明は1日の取引株数が少ない銘柄でも株
価データサーバの負荷やネットワークのトラヒックを増
大させること無く、株価推移グラフを表示し株式取引に
役立つ情報を提供するための株価表示システム、株価表
示システムのプログラムを記憶した記憶媒体を提供する
ことを目的にしている。
【0010】また請求項7、請求項8、請求項13及び
請求項14の発明は、ユーザごとで異なる株価情報表示
端末の環境に合わせたデータ量で株価情報を提供し株価
データサーバの負荷やネットワークのトラヒックを増大
させること無く、株価表示システム、株価表示システム
のプログラムを記憶した記憶媒体を提供することを目的
にしている。
【0011】また請求項15及び請求項16の発明は、
通信コストを低減することを目的としている。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の株価表示シス
テムは、株価データ及び取引時刻データを格納し、ネッ
トワークを経由しての要求によって株価データ及び取引
時刻データを提供する株価データサーバと、前記株価デ
ータサーバからネットワークを経由して株価データ及び
取引時刻データを取得し、該株価データ及び取引時刻デ
ータに基いて株価情報を表示するための株価情報表示端
末とを有し、前記株価データサーバと前記株価情報表示
端末との間でデータを交換するためのネットワークで構
成された株価データ表示システムにおいて、株価データ
サーバは、今日の株価と取引時刻を記録した時系列株価
データを提供するための時系列株価データ提供手段と、
前記株価情報表示端末は、前記株価データサーバに対し
て時系列株価データを要求する時系列株価データ要求手
段と、前記時系列株価データ要求手段によって取得した
時系列株価データを保存するための株価データ保存手段
と、前記株価データ保存手段によって保存した時系列株
価データに基いて株価を推移グラフとして表示する株価
推移グラフ表示手段とを有することを特徴とする。
【0013】請求項2の株価表示システムは、請求項1
において、前記株価情報表示端末における前記時系列株
価データ要求手段は前記株価データサーバに対して周期
的に時系列株価データを要求することを特徴とする。
【0014】請求項3の株価表示システムは、請求項1
ないし2のいずれかにおいて、前記株価情報表示端末に
おける前記時系列株価データ要求手段は、必要とする時
系列株価データの時間範囲を前記株価データサーバに対
して指定し、前記株価データサーバにおける前記株価デ
ータ提供手段は前記時系列株価データ要求手段によって
指定された時間範囲の時系列株価データを提供すること
を特徴とする。
【0015】請求項4の株価表示システムは、請求項1
ないし3のいずれかにおいて、前記株価データサーバに
おける前記株価データ提供手段が提供する時系列株価デ
ータには少なくとも現在値、高値、安値、出来高の情報
を含み、前記株価情報表示端末における株価推移グラフ
表示手段は現在値、高値、安値、出来高の情報を推移グ
ラフとして表示することを特徴とする。
【0016】請求項5の株価表示システムは、請求項1
ないし4のいずれかにおいて、前記株価データサーバに
おける前記株価データ提供手段が提供する時系列株価デ
ータには少なくとも買い気配値及び売り気配値を含み、
前記株価情報表示端末における前記グラフ作成手段は、
少なくとも買い気配値及び売り気配値を推移グラフとし
て表示することを特徴とする。
【0017】請求項6の株価表示システムは、請求項5
において、前記株価データサーバにおける前記株価デー
タ提供手段が提供する時系列株価データには少なくとも
買い気配株数及び売り気配株数を含み、前記株価情報表
示端末における前記グラフ作成手段は、少なくとも買い
気配株数及び売り気配株数を推移グラフとして表示する
ことを特徴とする。
【0018】請求項7の株価表示システムは、請求項1
ないし6のいずれかにおいて、
【0019】前記株価情報表示端末における前記時系列
株価データ要求手段は、時系列株価データを更新する周
期(更新周期)を前記株価データサーバに対して指定
し、前記株価データサーバにおける前記株価データ提供
手段は前記時系列株価データ要求手段によって指定され
た更新周期で作成した時系列株価データを提供すること
を特徴とする。
【0020】請求項8の株価表示システムは、請求項7
において、前記株価データサーバにおける前記株価デー
タ提供手段が提供する更新周期で作成した時系列株価デ
ータには更新周期内の少なくとも高値、安値、始値、終
値を含み、前記株価情報表示端末における株価推移グラ
フ表示手段は時系列データから更新周期内の高値、安
値、始値、終値を推移グラフとして表示することを特徴
とする。
【0021】請求項9の株価表示システムは、請求項1
において、前記株価情報表示端末における前記時系列株
価データ要求手段の前記株価データサーバに対する時系
列株価データの要求に対し、前記株価データサーバにお
ける前記株価データ提供手段は時系列株価データを連続
的または周期的に提供することを特徴とする。
【0022】請求項10の株価表示システムは、請求項
9において、前記株価データサーバにおける前記株価デ
ータ提供手段が提供する時系列株価データには少なくと
も現在値、高値、安値、出来高の情報を含み、前記株価
情報表示端末における株価推移グラフ表示手段は現在
値、高値、安値、出来高の情報を推移グラフとして表示
することを特徴とする。
【0023】請求項11の株価表示システムは、請求項
9ないし10のいずれかにおいて、前記株価データサー
バにおける前記株価データ提供手段が提供する時系列株
価データには少なくとも買い気配値及び売り気配値を含
み、前記株価情報表示端末における前記グラフ作成手段
は、少なくとも買い気配値及び売り気配値を推移グラフ
として表示することを特徴とする。
【0024】請求項12の株価表示システムは、請求項
9ないし11のいずれかにおいて、前記株価データサー
バにおける前記株価データ提供手段が提供する時系列株
価データには少なくとも買い気配株数及び売り気配株数
を含み、前記株価情報表示端末における前記グラフ作成
手段は、少なくとも買い気配株数及び売り気配株数を推
移グラフとして表示することを特徴とする。
【0025】請求項13の株価表示システムは、請求項
9ないし12のいずれかにおいて、前記株価情報表示端
末における前記時系列株価データ要求手段は、時系列株
価データを更新する周期(更新周期)を前記株価データ
サーバに対して指定し、前記株価データサーバにおける
前記株価データ提供手段は前記時系列株価データ要求手
段によって指定された更新周期で作成した時系列株価デ
ータを提供することを特徴とする。
【0026】請求項14の株価表示システムは、請求項
13において、前記株価データサーバにおける前記株価
データ提供手段が提供する更新周期で作成した時系列株
価データには更新周期内の少なくとも高値、安値、始
値、終値を含み、
【0027】前記株価情報表示端末における株価推移グ
ラフ表示手段は時系列データから更新周期内の高値、安
値、始値、終値を推移グラフとして表示することを特徴
とする。
【0028】請求項15の株価表示システムは、請求項
2において、前記株価情報表示端末における前記時系列
株価データ要求手段は、通信回線の接続を継続する場合
と時系列株価データ要求時に毎回接続する場合と通信コ
ストを比較し、通信コストの安い接続方法を選択するこ
とを特徴とする。
【0029】請求項16の株価表示システムは、請求項
1ないし8のいずれかにおいて、前記株価情報表示端末
における前記時系列株価データ要求手段は、前記株価デ
ータサーバから株式取引が行われる日付及び時間帯を取
得し、取得した株式取引が行われる日付及び時間帯にの
み前記株価データサーバに対して時系列株価データを要
求することを特徴とする。
【0030】請求項17の株価表示システムは、請求項
1ないし16のいずれかに規定する株価表示システムの
プログラムをCD−ROMやハードディスクなどの記憶
媒体に記憶する。
【0031】 〔発明の詳細な説明〕
【発明の実施の形態】
【0032】本発明にかかる実施形態について、図面を
用いて詳細に説明する。
【0033】<第1実施形態>図1は請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6に係る発
明の株価表示システムについての概要を表したブロック
図である。図1において、株価データサーバ1は各請求
項の株価データサーバに該当するもので、リアルタイム
の株価データ及び取引時刻データを保存し、ネットワー
クを経由しての端末装置2からの要求によって株価デー
タ及び取引時刻データを提供する。端末装置2は各請求
項の株価情報表示端末に該当するもので、株価データサ
ーバ1に対して時系列株価データ及び取引時刻データを
要求し、株価推移グラフを表示する端末機器である。株
価データサーバ1と端末装置2の間にはネットワーク3
があり、これを介して端末装置2と株価データサーバ1
とは株価データを送受信する。
【0034】株価データサーバ1は、証券取引所18な
どの実際の株式取引の株価データを管理しているホスト
コンピュータから送られてくる取引データを受信して、
株価情報を時系列株価データベース5へ保存するための
実時間株価データ受信部4と、端末装置2からのデータ
を受信し、端末装置2に対するレスポンスデータをネッ
トワーク3に対して送信するためのデータ送受信部6
と、データ送受信部6が受信した受信データから株価デ
ータ要求コマンド、必要とする株価データの対象銘柄と
時間帯、要求した端末を識別するためのネットワークア
ドレスなどの端末情報を抽出し、該当銘柄の株価データ
を時系列株価データベース5から取りだしレスポンスデ
ータを作成してデータ送受信部6へ渡す株価データ要求
処理部8とから構成されている。
【0035】端末装置2は、株価データサーバ1に対す
る株価データ要求コマンドを株価データサーバ1へネッ
トワーク3を経由して送信し、レスポンスデータを受信
するための端末データ送受信部10と、株価推移グラフ
を表示する対象銘柄の株価データ要求コマンドを作成し
て端末データ送受信部10へ送り、レスポンスを端末デ
ータ送受信部10から受け取ることで時系列株価データ
を取得し、ハードディスクなど補助記憶装置に保存する
ための時系列株価データ取得部12と、時系列株価デー
タ取得部12によって保存された時系列株価データであ
る時系列株価データファイル16と、この時系列株価デ
ータファイル16に保存されている時系列株価データか
ら株価推移グラフを作成するためのグラフ作成部13
と、グラフ作成部13で作成したグラフを表示するため
の表示装置14とから構成されている。さらに端末装置
2を操作するテンキーやキーボードなど入力装置15が
ある。この構成は専用システムでなくてもインターネッ
トに接続された株価データサーバ1とインターネットに
接続可能なパーソナルコンピュータ(パソコン)や携帯
情報端末で実現できる。
【0036】請求項1における株価データ要求手段は端
末データ送受信部10及び時系列株価データ取得部12
に相当し、株価データ保存手段は時系列株価データファ
イル16に相当し、株価推移グラフ表示手段はグラフ作
成部13と表示装置14に相当する。
【0037】図1では端末装置2は1台しか記述してい
ないが、実際の形態ではネットワーク3の先には多数の
端末装置2が接続されている。これには会員制や専用の
システムのように特定された端末装置2の場合もある
し、インターネットにおける汎用サービスのように不特
定で端末装置2の種類も数量も定かでない場合もある
が、基本のシステム構成や動作はこの実施形態で説明す
るものと同一である。
【0038】図2は株価データサーバ1の中に保存され
ている時系列株価データベース5の構造例を示す図であ
る。時系列株価データベース5は、3次元のテーブルと
なっていて、縦方向には一つの銘柄の時系列データ、横
方向には銘柄の株価情報、この2次元のテーブルが銘柄
ごとにあり3次元テーブルとなっている。すなわち、時
系列株価データベース5は、一銘柄の時系列株価を格納
したテーブル21には銘柄を特定するための銘柄コード
が格納された銘柄コード22、銘柄の名称が格納された
銘柄名23、株式の取引時刻が格納された取引時刻2
4、取引時刻24における取引された株価である取引値
25、1日の株式取引の中で最も高い株価である高値2
6、1日の株式取引の中で最も安い株価である安値2
7、取引時刻24における取引の売買株数である出来高
28、該当銘柄の一日の累計の出来高である出来高累計
29、買い気配値が格納された買い気配値30、買い気
配値における買い気配株数が格納された買い気配株数3
1、売り気配値が格納された売り気配値32、売り気配
値における売り気配株数を格納した売り気配株数33の
各フィールドから構成されている。
【0039】具体的には、テーブル21は銘柄コード=
1120、「(株)AB製作所」のデータで、取引時刻
24=9時2分、取引値25=1610円、高値26、
安値27=1610、出来高数28=4000株、出来
高累計29=4000株、買い気配値30=1540
円、買い気配株数=5000株、売り気配値32=16
50円、売り気配株数33=3000株から始まる株式
取引の時系列データとしている。
【0040】図3は端末装置2の中の時系列株価データ
ファイル16の構造例を示す図である。この例ではある
特定の一銘柄の時系列株価テーブル40の構造例を示し
ている。図3において、時系列株価テーブル40は、株
価が取引された時刻である取引時刻41、取引時刻41
における株価である取引値42、それまでの時系列の中
で最も高い株価を示す高値43、それまでの時系列の中
で最も安い株価を示す安値44、1日の累計の出来高を
示す出来高累計45、買い気配値が格納された買い気配
値46、買い気配値における買い気配株数が格納された
買い気配株数47、売り気配値が格納された売り気配値
48、売り気配値における売り気配株数を格納した売り
気配株数49の各フィールドから構成されている。この
時系列株価テーブル40は時系列株価データベース5の
3次元構造のテーブルから一銘柄について必要な情報を
取り出したものである。
【0041】図4はグラフ作成部13が時系列株価デー
タファイル16を元に端末装置2の表示装置14に表示
した株価推移グラフの画面例を示した図である。図4に
おいて、株価推移グラフを表示するためのグラフ表示ウ
インドウ51、現在の日付時刻を示す時刻52、グラフ
表示ウインドウ51を終了するための終了ボタン53、
対象銘柄の名称を表示または選択するための銘柄選択5
4、時系列株価データファイル16に保存されている時
系列の取引値41、売り気配値48、買い気配値46を
グラフ化した時系列株価グラフ領域56、時系列の出来
高累計45をグラフ化した出来高グラフ領域58、売り
気配株数49の推移グラフである売り気配株数グラフ領
域55、買い気配株数47の推移グラフである買い気配
株数グラフ領域57から構成されている。
【0042】図4の例では、午前10時30分までの
(株)AB製作所の株価推移、売り気配値、買い気配
値、売り気配株数、買い気配株数をグラフ化している。
【0043】図5はグラフ表示ウインドウ51における
時系列株価グラフ領域56を拡大した図である。縦軸に
株価、横軸に時間をとった座標に、取引値41をグラフ
化した株価推移グラフ61、売り気配値48をグラフ化
した売り気配値グラフ62、買い気配値46をグラフ化
した買い気配値グラフ63、高値43を示す高値グラフ
64、安値44を示す安値グラフ65が表示されてい
る。
【0044】図6は、やはりグラフ表示ウインドウ51
における時系列株価グラフ領域56を拡大した図である
が、取引株数が少ない例である。図5と同様に、取引値
41をグラフ化した株価推移グラフ61があるが、取引
数が少ないために3点でしかグラフ化できていない。最
後に取引(10時10分頃)が行われてから現在(10
時50分頃)までの期間66は、株価推移グラフ61は
表示されていない。しかし売り気配値グラフ62、買い
気配値グラフ62は売り又は買いの気配さえあればグラ
フとして表示される。これによって、期間66のように
取引が成立しない時間でも株価の動きを見ることができ
る。
【0045】図7は端末装置2における時系列株価デー
タ取得部12の動作を示すフローチャート、図8は株価
データサーバ1における株価データ要求処理部7の動作
を示すフローチャート、図9は端末装置2におけるグラ
フ作成部13の動作を示すフローチャートである。
【0046】この図7、図8、図9のフローチャート、
および図1、図2、図3、図4を使い、銘柄コード=1
120、銘柄名「(株)AB製作所」の株価推移グラフ
を表示するまでの動作を詳細に説明する。なお、株価推
移グラフを表示する銘柄は銘柄選択54の操作により選
択済みとする。また時系列株価データを要求する周期は
10秒や30秒、多少のタイムラグがあっても良いとき
やネットワークの通信コストを下げたいときなどは5分
などであり、あらかじめ設定済みとする。
【0047】端末装置2の定常状態においては、図7に
示すように、以下の処理が行われる。 ステップS1:時系列株価データ取得部12の処理開始
である。ステップS2:目的の銘柄の時系列株価データ
ファイル16を参照して必要な株価データの時間帯を求
める。例えば、該当銘柄の時系列株価データファイル1
6が無ければ当日の最初の要求なので必要な株価データ
の時間帯は取引開始時刻から現在まで、時系列株価テー
ブル40のように10時30分までの株価データがあれ
ば必要な株価データの時間帯は10時30分以降から現
在まで、とする。
【0048】ステップS3:株価データ要求コマンドを
作成し、端末データ送受信部10へ渡す。このコマンド
には要求するデータの種類(時系列株価データ)と銘柄
コード(1120)、ステップS2で求めた必要な株価
データの時間帯(例えば取引開始時刻から10時30分
まで)が含まれていて、コマンドの形式やコマンドコー
ド、データの種類コードなどは株価データサーバ1との
間で事前に取り決めてある。
【0049】その後に、端末データ送受信部10は該当
コマンドをネットワーク3を経由して、株価データサー
バ1へ送信する。株価データサーバ1はデータ送受信部
6で株価データ要求コマンドの通信データを受信し、株
価データ要求処理部7を起動する。株価データ要求処理
部7では、図8のフローチャートに示すように、ステッ
プS10:株価データ要求処理部7が起動される。ステ
ップS11:株価データ要求コマンドを受け取り、コマ
ンドを分解して必要なパラメタを抽出する。具体的には
要求されたデータの種類(時系列株価データ)と対象銘
柄コード(1120)、必要な株価データ時間帯(取引
開始から10時30分まで)をコマンドから抽出する。
【0050】ステップS12:対象銘柄コードから時系
列株価データベース5に格納されている株価データ、具
体的には図2のテーブル21から、取引時刻24を参照
して要求された時間帯の株価データのレコードを取り出
す。ステップS13:取引時刻24、取引値25、高値
26,安値27、出来高累計29、買い気配値30、買
い気配株数31、売り気配値32、売り気配株数33か
ら成る時系列株価データをレスポンスデータとして作成
し、データ送受信部6へ渡す。ステップS14:株価デ
ータ要求処理部7の処理を終了する。
【0051】データ送受信部6は株価データ要求処理部
7から受け取ったレスポンスデータをネットワーク3を
経由して端末装置2へ送信する。端末装置2は端末デー
タ送受信部10でレスポンスデータを受信し、時系列株
価データ取得部12へ渡す。すると、時系列株価データ
取得部12では図7のフローチャートのステップS4に
もどる。
【0052】ステップS4:端末データ送受信部10が
株価データ要求コマンドに対する株価データサーバ1か
らのレスポンスデータを受信したかどうか状態を監視す
る。ステップS5:レスポンスデータを受信完了かどう
か判断し、完了していなければステップS5Nへ分岐
し、引き続きデータ受信を行う。完了していれば、ステ
ップS5Yへ分岐する。
【0053】ステップS6:受信データから目的の銘柄
の時系列株価データを取り出して時系列株価データファ
イル16として保存する。これは具体的には図3に示し
た時系列株価テーブル40である。ステップS3におけ
るコマンドの必要な株価データの時間帯が取引開始から
であれば新規に時系列株価データファイル16を作成
し、途中の時間帯から以降であればレコードの追加とな
る。ステップS7:グラフを表示するためのグラフ作成
部13を呼び出す。
【0054】このような処理によって、グラフ作成部1
3が時系列株価データ取得部12から起動されると、ス
テップS21:グラフ作成部13の処理が開始する。ス
テップS22:時系列株価データファイル16をメモリ
ー上に読みこむ。ステップS23:表示装置14のグラ
フ表示ウインドウ51をクリアし、時刻52などの初期
表示を行う。
【0055】ステップS24:時系列株価テーブル40
の取引値42、高値43、買い気配値46、売り気配値
48の各レコードを比較して最も高価な株価を抽出す
る。同様に最も安価な株価を抽出して、その範囲により
グラフ表示範囲Yを決め、グラフ表示の軸を描画する。
具体的には図4の時系列株価グラフ領域56の時間軸の
X軸と株価のY軸を描画する。
【0056】ステップS25:時系列株価テーブル40
の最新の出来高累計45を求め、その数値により出来高
グラフ領域58の表示範囲Yを決め、グラフ表示の軸を
描画する。具体的には図4の出来高グラフ領域58の時
間軸のX軸と出来高のY軸を描画する。
【0057】ステップS26:時系列株価テーブル40
における買い気配株数47、売り気配株数49の各レコ
ードから最大値を求め、その範囲によりグラフ表示範囲
Yを決め、グラフ表示の軸を描画する。具体的には図4
の売り気配株数グラフ領域55、買い気配株数グラフ領
域57の時間軸のX軸と株数のY軸を描画する。
【0058】ステップS27:これ以降は時系列株価テ
ーブル40の1レコードごとに処理する。ステップS2
2でメモリー上に読みこんだ時系列株価テーブル40か
ら1レコードを取り出す。ステップS28:取引時刻4
1からX方向におけるプロット座標位置Xを求める。ス
テップS29:取引時刻での取引値>0かを判断する。
つまり該当レコードでの実際の取引があったかどうかを
判断し、取引値>0ならばステップS29Yへ分岐し、
ステップS30:取引値42からY座標位置を求めて、
株価グラフ上にプロットする。具体的には時系列株価グ
ラフ領域56上に株価グラフ61をプロットする。ステ
ップS29で取引値=0ならば実際の取引がなく気配値
だけなのでステップS29Nへ分岐しステップS31へ
進む。
【0059】ステップS31:買い気配値46から買い
気配値Y値、売り気配値48から売り気配値Y値を求め
て、気配値を時系列株価グラフ領域56上にプロットす
る。具体的には図5における買い気配値グラフ63、売
り気配値グラフ62に該当する。ステップS32:出来
高累計45から出来高のY座標位置を求め、出来高グラ
フ領域58へプロットする。
【0060】ステップS33:買い気配株数47から買
い気配株数Y値、売り気配株数49から売り気配株数Y
値を求めて、気配株数をプロットする。具体的には図4
の売り気配株数グラフ領域55、買い気配株数グラフ領
域57にプロットする。
【0061】ステップS34:時系列株価テーブル40
の全レコードのグラフ描画が終了したかどうか判断し、
未了ならばステップS34Nへ分岐し、ステップS27
に戻って次のレコードの処理をする。終了したらステッ
プS34Yへ分岐し、ステップS35:高値43、安値
44から最新の値と同一の取引値42を持つレコードの
取引時刻41を求めてX座標位置を求め、高値43、安
値44からY座標位置を求めて、高値、安値を時系列株
価グラフ領域56上にプロットする。具体的には図5の
高値グラフ64、安値グラフ65をプロットする。ステ
ップS36:グラフの描画を終了する。
【0062】この結果、図4に示すような時系列株価グ
ラフ領域56、出来高グラフ領域58、売り気配株数グ
ラフ領域55、買い気配株数グラフ領域57が表示でき
る。
【0063】グラフ作成部13から戻るとステップS7
から戻り、ステップS8:時系列株価データの要求を出
す周期にあった時間分のウエイト(待ち)をする。具体
的には、あらかじめ設定済みの周期である10秒や1分
の時間をウエイトする。ウエイトの時間が経過すると再
びステップS3へ戻り、次の時系列株価データを要求す
る。
【0064】ここで、端末装置2から株価データサーバ
1へ送信したデータは株価データ要求コマンドで、要求
するデータの種類、銘柄コード、必要な株価データの時
間帯であり、大きくても100バイト程度の非常に小さ
いものである。また株価データサーバ1から受信したレ
スポンスデータも図3の時系列株価テーブル40に示す
ようなデータであり、必要な株価データの時間帯におけ
る株式の取引件数によって異なるが50件程度のときで
数Kバイト(1レコード100バイト×50件=5Kバ
イト)で済む。しかも株価データサーバ1には時系列株
価データベース5に既に該当するデータがあるので、単
にデータベースから必要なレコードを取り出すだけで、
株価データサーバ1側でのデータの演算、画像作成など
の処理が不要なため負荷が軽い。
【0065】また端末装置2の側には前回のアクセスま
でに取得した株価データを保存してあるので、次回アク
セスするときは必要な株価データの時間帯を指定するこ
とで、1回に必要とするデータ量が少なくて済み、ネッ
トワーク3のトラヒック量が少なくなる。
【0066】なお、この実施形態ではグラフを表示する
銘柄は一つであったが、複数銘柄の時系列株価テーブル
40を同時に取得、推移グラフを表示することも出来
る。その場合は時系列株価データ取得部12が作成する
株価データ要求コマンドに複数の銘柄コードを載せる。
株価データサーバ1の株価データ要求処理部7では要求
された銘柄数分の時系列株価データを取り出して、レス
ポンスデータを作成してデータ送信部6に渡し送信す
る。
【0067】端末装置2では受信したレスポンスデータ
から、時系列株価データ取得部12では時系列株価テー
ブル40を銘柄ごとにわけて、グラフ作成部13を呼び
出す。グラフ作成部13は銘柄ごとにグラフ表示ウイン
ドウ51を複数表示し、それぞれのグラフ表示ウインド
ウ51を表示すれば良い。その場合でも株価データ要求
コマンドの大きさは複数の銘柄コード分が大きくなり、
レスポンスデータの大きさは銘柄数のデータレコード分
大きくなるだけで、グラフの画像データを転送する従来
の方法に比べてネットワーク3のトラヒック量や株価デ
ータサーバ1の負荷の増加は小さい。
【0068】また、この実施形態では時系列株価データ
を要求する周期は登録済みとしたが、画面上で変更でき
るUIを用意し、目的によって選択できるようにしても
良い。また周期は「正時からの周期」としても良い。つ
まり9時00分や10時00分などの正時から5分ごと
の周期というようにしても良い。その方が株価データの
精度という点からは望ましい。
【0069】また、この実施形態では時系列株価データ
ベース5には取引の全てを時系列に保存する方法で説明
しているが、取引量の多い銘柄ではデータ量が膨大にな
る。それを防ぐために、例えば10秒ごとでタイムスロ
ットを設け、10秒ごとの取引をまとめて1レコードに
保存する方法を取っても良い。
【0070】本実施形態では端末装置2の時系列株価デ
ータ取得部12で周期的に要求を出す方法として、プロ
グラム内でウエイトをしていたが、ウエイトせずに時系
列株価データ取得部12の処理を終了し、代わりに周期
的に時系列株価データ取得部12を起動する方法でも良
い。
【0071】以上の説明のとおり、請求項1、請求項
2、請求項3、請求項4、請求項5、請求項6にかかる
発明によれば、ネットワークを経由するトラヒック量が
非常に小さく、しかも株価データサーバ1の負荷も少な
く、株価データの要求周期に依存せずデータの精度を保
ち株価推移グラフを表示することができる。また当日の
どの時間帯からでも、あるいは取引終了後から株価デー
タサーバ1にアクセスしても、当日の取引開始からの株
価推移グラフを表示することができる。
【0072】また、請求項2に係る発明によれば、周期
的に株価データを取得してグラフ化するので、リアルタ
イムに株価推移グラフを表示することができ投資に役立
つ情報を提供することができる。
【0073】また、請求項3に係る発明によれば、必要
とする時間帯を指定することができるので、取引時間の
途中から株価データサーバにアクセスしても取引開始か
らの株価推移グラフが表示でき、また途中で接続を中断
したり、ネットワークが切断されても、最小限のデータ
転送で株価推移グラフが更新できる。また、請求項4に
係る発明によれば高値、安値、出来高データを取得して
グラフ表示するので、ネットワークのトラヒック量を増
やすことなく、取引時間帯の途中からアクセスしても、
高値、安値、出来高を表示することができる、投資に役
立つ情報を提供することができる。
【0074】また、請求項5及び請求項6に係る発明に
よれば、買い気配値グラフ、売り気配値グラフ、買い気
配株数グラフ、売り気配株数グラフを表示するので、ネ
ットワークのトラヒック量を増やすことなく、取引時間
帯の途中からアクセスしても、買い気配値グラフ及び売
り気配値グラフを表示することができ、図6で説明した
ように期間66に示すように取引が成立しない期間であ
っても気配値の動きをグラフ化することができ、取引数
が少ない銘柄でも投資に役立つ情報を提供することがで
きる。
【0075】<第2実施形態>次に、請求項7及び請求
項8に係る発明の実施形態を詳細に説明する。この実施
形態では、概要のブロック図が図1と同様に表されるた
め、この説明を省略する。
【0076】実時間株価データ受信部4や時系列株価デ
ータベース5、データ送受信部6、端末データ送受信部
10は第1実施形態における処理と同じである。時系列
株価データ取得部12、グラフ作成部13、時系列株価
データファイル16、株価データ要求処理部7は本発明
の特徴をなす部分であり以降に説明する。
【0077】図10は本発明の特徴である株価データ要
求処理部7によって生成される、株価データサーバ1内
の一時データの構造を示した図であり、また時系列株価
データファイル16も図10の構造を持っている。
【0078】テーブル80は更新周期によって計算され
る周期ごとの時刻、例えば更新周期が5分であれば、9
時5分、9時10分などの周期時刻81、更新周期の最
初の株価である周期始値82、更新周期内での最も高い
株価である周期高値83、更新周期内のもっとも安い株
価である周期安値84、更新周期内の最後の株価である
周期終値85、当日の取引株数の累計である、出来高累
計86、更新周期の最後の気配値、気配数である買い気
配値87、買い気配株数88、売り気配値89、売り気
配株数90から構成されている。このテーブル80は具
体的な例として更新周期を5分、取引開始から現在まで
の時間帯として作成されている。
【0079】図11は端末装置2のグラフ作成部13に
よって表示装置14上に表示される株価推移グラフであ
る。図4における株価推移グラフと構成は同一である
が、表示されるグラフの形式が異なっている。すなわ
ち、図4のグラフは連続した折れ線グラフであったが、
図12のグラフは、更新周期ごとで株価や出来高を表し
たローソク足グラフ及び棒グラフとなっている。
【0080】図12は時系列株価データ取得部12の処
理を示すフローチャートの一部であり、図7のフローチ
ャートとの違いはステップS3の代わりにステップS8
0となった点である。図13は株価データ要求処理部7
の処理を示すフローチャート、図14はグラフ作成部1
3の処理を示すフローチャートの一部であり、図9のフ
ローチャートとの違いはステップS28からステップS
30の代わりにステップS100からステップS102
に代わった点である。
【0081】図10、図11、図12、図13および図
14を使い、第2実施形態の動作について詳細に説明す
る。第2実施形態の定常状態における処理は次のように
なる。時系列株価データ取得部12が図12のフローチ
ャートに従って、ステップS1:時系列株価データ取得
部12の処理開始。ステップS2:目的の銘柄について
時系列株価データが必要な時間帯を算出する。ステップ
S80:目的の銘柄について更新周期を指定した株価デ
ータ要求コマンドを作成し、端末データ送受信部10へ
送る。ここで更新周期はたとえば5分とする。
【0082】次に図7のフローチャートで説明したよう
に、株価データ要求コマンドはネットワーク3を経由し
てデータ送受信部6が受信し、株価データ要求処理部7
へ渡される。すると図13のステップS40に起動がか
かり、ステップS40:株価データ要求処理部7の処理
開始、ステップS41:コマンドを受け取り必要なパラ
メタを抽出する。具体的にはコマンドコード、対象銘
柄、必要な必要な株価データ時間帯、更新周期(=5
分)である。
【0083】ステップS42:時系列株価データベース
5へアクセスして該当銘柄の該当時間帯の時系列株価デ
ータを取り出す。ステップS43:更新周期(=5分)
単位で時系列株価データを分離し、1更新周期に含まれ
る取引レコードから、周期始値82、周期高値83、周
期安値84、周期終値85、出来高累計86、買い気配
値87、買い気配株数88、売り気配値89、売り気配
株数90を求め、図10に示す一時データの1レコード
を作成する。
【0084】ステップS44:要求された株価データ時
間帯の処理が終了したかどうか判断し、未了であればス
テップS44Nへ分岐しステップS43へ戻って次の更
新周期についてデータを求める。完了であればステップ
S44Yへ分岐し、図10に示すテーブル80の一時デ
ータが作成されており、ステップS45:テーブル80
からレスポンスデータを作成してデータ送受信部6へ渡
す。
【0085】このレスポンスデータはネットワーク3を
経由し、端末データ送受信部10が受信して時系列株価
データ取得部12のステップS4(図7)へ戻る。ここ
で受信が完了すると、図10に示したテーブル80が時
系列株価データファイル16として保存され(ステップ
S6)後、フラグ作成部13を呼び出す(ステップS
7)。すると図14のグラフ作成部13のフローチャー
トへ起動がかかるが、ステップS21からステップS2
7までは図9と同じなので説明を省略する。
【0086】ステップS27:1レコードを取り出す。
ステップS100:周期時刻81からX座標位置を求め
る。ステップS101:周期終値>0かどうか判断す
る。周期終値>0であれば、更新周期内での取引が行わ
れたことを意味し、ステップS101Yへ分岐して、テ
ップS102:周期始値82、周期高値83、周期安値
84、周期終値85からY座標位置を求めて、ローソク
足グラフを株価推移グラフ領域56へ表示する。出来高
累計86、買い気配値87、買い気配株数88、売り気
配値89、売り気配株数90については図9のフローチ
ャートでステップS31以降と同じ処理で表示すること
が出来る。以上のような処理により図11に示したグラ
フ表示ウインドウ51を表示することができる。
【0087】以上のような処理により、時系列株価デー
タベース5においては、時間内に多数の取引レコードが
あっても、端末装置2に対しては一つの更新周期で1レ
コードのデータとなり、端末装置2からの要求する更新
周期にまとめた時系列株価データを取得することがで
き、表示装置14にローソク足グラフや棒グラフを使い
株価推移グラフを表示できる。例えば、表示装置14の
表示解像度が低い液晶ディスプレイ付き携帯電話を端末
装置2として使用した場合では、端末装置2の要求する
更新周期を10分単位というようにすることで、取得す
る時系列株価データはデータ量が少なくメモリー容量が
少なくても保存でき、表示解像度に合わせた株価推移グ
ラフを表示することができる。
【0088】また端末装置2としてパソコンなど表示解
像度の高いものであれば、端末装置2からの要求する株
価の更新周期を30秒単位、端末装置2から時系列株価
データを要求する周期を5分などのように、株価の更新
周期と時系列株価データを要求する周期を変えること
で、ネットワークにアクセスする周期は5分単位であり
ながら、時系列株価データの精度としては30秒単位と
いうように、データの精度を保ちながらネットワークの
トラヒックを少なくすることができ、精度良い株価推移
グラフを表示することができる。
【0089】このように請求項7及び請求項8の発明に
よれば、株価データの更新周期を株価情報表示端末から
指定できるので、液晶ディスプレイ付きの携帯電話のよ
うに表示領域やメモリー要領が小さい場合、またはデス
クトップパソコンのように表示装置が充分大きく解像度
が高い場合など、株価情報表示端末の表示装置やメモリ
ー容量など端末装置の動作環境に応じて時系列株価デー
タのデータ量を最適化することができるので、対応でき
る端末の範囲を広げることができ、ネットワーク上のト
ラヒック量を少なくして株価推移グラフを表示し投資に
有用な情報を分かりやすく提供することができる。
【0090】<第3実施形態>次に請求項9、請求項1
0、請求項11、請求項12に係る発明の実施形態を詳
細に説明する。この実施形態では、概要のブロック図が
図1と同様に表されるため、この説明を省略する。本発
明にかかる特徴的な部分は株価データ要求処理部7及び
時系列株価データ取得部12である。時系列株価データ
ベース5は図2と同一であり、時系列株価データファイ
ル16は図3と同一、表示装置14へ表示される株価推
移グラフも図4、図5、図6と同一、グラフ作成部13
の処理のフローチャートは図9と同一であるので説明を
省略する。
【0091】図15は時系列株価データ取得部12の処
理を示すフローチャートであり、図7に示した第1実施
形態におけるフローチャートとの違いは、ステップS8
が無い点とステップS7からの戻るところがステップS
4である点である。図16は株価データ要求処理部7の
処理を示すフローチャートである。図1、図2、図3、
図4および図15、図16を用いて本実施形態の動作に
ついて説明する。
【0092】端末装置2が動作開始すると、時系列株価
データ取得部12に起動がかかりステップS1から処理
を開始するが、ステップS1からステップS7までは第
1実施形態と同一なので説明を簡略化する。
【0093】ステップS2では株価データサーバ1に対
する株価データ要求コマンドを作成する。このコマンド
の中には、データの種類、対象銘柄、当日の取引開始か
ら現在の中で必要な時系列株価データの時間帯、株価デ
ータ要求処理部7が株価データを送信するときの送信周
期などが含まれる。
【0094】ステップS2において端末データ送受信部
10へ渡すと株価データサーバ1へ送信する。株価デー
タ要求コマンドはネットワーク3を経由して株価データ
サーバ1のデータ送受信部6が受信し、株価データ要求
処理部7を起動する。すなわち図16のステップS11
0へ起動がかかる。
【0095】ステップS111:株価データ要求コマン
ドからデータの種類、対象銘柄必要な時系列株価データ
の時間帯、株価データの送信周期などのパラメタを抽出
する。ステップS112:時系列株価データ5へアクセ
スして対象銘柄の株価データを取り出す。ステップS1
13:株価データが以前のデータと変化があったかどう
かを判断し、以前と変化がなければステップS113N
へ分岐し、ステップS115の処理を行う。ステップS
113で以前と変わっていればステップS113Yへ分
岐し、ステップS114:レスポンスデータを作成して
データ送受信6へ渡す。ステップS115:コマンドパ
ラメタで指定された送信周期の時間のウエイト(待ち)
を行う。この場合、送信周期=0であればウエイトせず
に連続的に処理することになる。ウエイトが完了すれば
ステップS112へ戻り、以降の処理を繰り返す。
【0096】ステップS114で送信したレスポンスデ
ータはネットワーク3を経由して最終的には時系列株価
データ取得部12のステップS4、ステップS5へ戻
り、ステップS5の受信が完了するのでステップS5Y
へ分岐する。ステップS6:受信した株価データを時系
列株価データファイル16へ保存する。ステップS7:
グラフ作成部13を呼び出す。
【0097】グラフ作成部13の処理は図9のフローチ
ャートで説明したとおりであり、表示装置14へ図4の
ようなグラフ表示ウインドウ51へ時系列の株価推移、
売り気配値、買い気配値をグラフ化した時系列株価グラ
フ領域56、時系列の出来高累計をグラフ化した出来高
グラフ領域58、売り気配株数の推移グラフである売り
気配株数グラフ領域55、買い気配株数の推移グラフで
ある買い気配株数グラフ領域57を表示する。グラフ作
成部13の処理から戻るとS4へ戻り、次の時系列株価
データの受信を待つ。
【0098】株価データ要求処理部7における処理で
は、株価データに変化がある場合に時系列株価データを
送信するので、グラフ作成部13では受信する都度に新
しい株価推移グラフを表示することが出来る。
【0099】第1実施形態では端末装置2からの株価デ
ータ要求コマンドが毎回送信されていたが、本実施形態
では最初に株価データ要求コマンドを送信するだけで、
後は株価データ要求処理部7が自動的に時系列株価デー
タを送信するので、トータルでは第1実施形態よりもネ
ットワークのトラヒックが減少する。
【0100】なお、本実施形態では、時系列株価データ
要求処理部7において周期的または連続的に株価データ
を送信するタイミングを処理のループによって実現して
いたが、ループではなく時系列株価データベース5から
の割り込みによって起動することも可能である。つまり
時系列株価データベース5において該当銘柄の株価が変
更されたとき時系列株価データ要求処理部7を起動す
る。
【0101】以上、説明したように請求項9、請求項1
0、請求項11、請求項12に係る発明によれば、端末
装置側から最初に時系列株価データの要求を行えば、株
価データサーバ側から周期的または連続的に時系列株価
データを送信するので、ネットワークのトラヒック量や
株価データサーバの負荷を増加させることなく株価デー
タを推移グラフとしてリアルタイムに端末装置2へ表示
することができ、投資に有用な情報を分かりやすく提供
することができる。
【0102】<第4実施形態>次に請求項13、請求項
14に係る発明の実施形態を詳細に説明する。この実施
形態における概要のブロック図は図1と同様に表される
ため、この説明を省略する。また、各構成部分の処理は
第2実施形態及び第3実施形態の組み合わせで表され
る。
【0103】時系列株価データベース5は図2、時系列
株価データ取得部12は図7のフローチャートで表さ
れ、第3実施形態における処理と同じである。グラフ作
成部13は図14のフロ−チャート、時系列株価データ
ファイル16は図10で表され第2実施形態における処
理と同じである。株価データ要求処理部7は本発明の特
徴をなす部分であり以降に説明する。
【0104】図17は株価データ要求処理部7の処理を
示すフローチャートである。図16のフローチャートと
の違いは、ステップS113とステップS114の間に
ステップS120とステップS121が追加された点で
ある。
【0105】株価データ要求処理部7では、端末装置2
から株価データ要求コマンドを受信するとステップS1
10に起動がかかるが、ステップS110からステップ
S113までは図16で説明済みなので省略する。ステ
ップS120:更新周期の単位で時系列株価データを分
離し、1更新周期に含まれる取引レコードから、周期始
値82、周期高値83、周期安値84、周期終値85、
出来高累計86、買い気配値87、買い気配株数88、
売り気配値89、売り気配株数90を求め、図10の一
時データの1レコードを作成する。
【0106】ステップS121:要求された株価データ
時間帯の処理が終了したかどうか判断し、未了であれば
ステップS121Nへ分岐しステップS120へ戻って
次の更新周期についてデータを求める。完了であればス
テップS121Yへ分岐し、ステップS114:作成し
た時系列株価データをレスポンスデータとして作成しデ
ータ送受信部6へ渡す。
【0107】以降は第2実施形態で説明したように、端
末装置2の時系列株価データ取得部12で時系列株価デ
ータを受け取り、図10に示す時系列株価データファイ
ル16へ保存し、グラフ作成部13が図11に示すよう
な株価推移グラフを表示する。
【0108】以上説明したように請求項13、請求項1
4に係る発明によれば、株価データの更新周期を株価情
報表示端末から指定できるので、液晶ディスプレイ付き
の携帯電話のように表示領域やメモリー要領が小さい場
合、またはデスクトップパソコンのように表示装置が充
分大きく解像度が高い場合など、株価情報表示端末の表
示装置やメモリー容量など端末装置の動作環境に応じて
時系列株価データのデータ量を最適化することができる
ので、対応できる端末の範囲を広げることができる。ま
た端末装置側から最初に時系列株価データの要求を行え
ば、株価データサーバ側から周期的または連続的に時系
列株価データを送信するので、ネットワーク上のトラヒ
ック量を少なくしてリアルタイムに株価推移グラフを表
示し投資に有用な情報を分かりやすく提供することがで
きる。
【0109】<第5実施形態>次に請求項15に係る発
明の実施形態を詳細に説明する。この実施形態における
概要のブロック図は図1と同じに表され、また時系列株
価データ取得部12の処理のフローチャートも既に説明
した図7と同一であるためそれらの説明を省略する。本
発明の特徴である株価データ要求手段の中で通信コスト
を比較する部分は端末データ送受信部10に相当し、こ
の端末データ送受信部10の処理内容を図18のフロー
チャートに示す。第1実施形態では端末データ送受信部
10は単に時系列株価データ取得部12からコマンドを
受け取って、ネットワーク3を経由して株価データサー
バ1へ送信し、またレスポンスデータを株価データサー
バ1から受信して時系列株価データ取得部12へ渡すだ
けであった。請求項15に係る発明の特徴的な部分は図
9のフローチャートにおけるステップS52、ステップ
S55、ステップS56及びステップS57である。
【0110】本発明について、図18のフローチャート
に従って端末データ送受信部10の動作を説明する。ス
テップS50:時系列株価データ取得部12から起動さ
れ、端末データ送受信部10の処理開始である。ステッ
プS51:時系列株価データ取得部12から株価データ
要求コマンドを受け取る。ステップS52:通信回線が
未接続であれば通信回線を接続する。具体的には電話回
線やISDN回線なら、株価データサーバ1のあるデー
タ回線のアクセスポイントや、インターネットのアクセ
スポイントへ電話をかける。またユーザログイン等の必
要があれば、ユーザIDやパスワードの送出を行う。ス
テップS53:株価データ要求コマンドを株価データサ
ーバ1へ送信する。ステップS54:株価データサーバ
1からレスポンスデータを受信する。ステップS55:
次の株価データ要求コマンドを送信するまでの時間の通
信料金を計算する。例えば、通信単価が1分当り10円
の時には、次回の株価データ要求コマンドを送信する時
刻までの時間を計算して1分単位の通信時間を求め、通
信単価(10円)と乗算することで、接続を継続した場
合の通信料金を求める。
【0111】ステップS56:通信回線の接続を継続し
た場合の通信料金(ステップ55で求めた金額)と回線
を切断し次回再接続した場合の通信料金を比較する。接
続を継続した方が通信料金が高い場合はステップS56
Yへ分岐し、ステップS57:通信回線を切断し、ステ
ップ58へ進む。ステップS56で接続を継続した方が
安い場合はステップS56Nへ分岐し、ステップS5
8:時系列株価データ取得部12へレスポンスデータを
渡す。ステップS59:処理を終了する。
【0112】通信料金は、回線接続時の基本料金と通信
を継続した場合の時間当り料金とに分かれているが、回
線接続時の基本料金が10円で1分間、および通信料金
が1分当り10円という場合では、時系列株価データを
要求する周期が5分や10分などの長い場合は毎回接続
した方が通信料金が安い。しかし時系列株価データを要
求する周期が15秒や30秒など短い場合は毎回接続し
たのでは接続料金が必要となり割高になってしままう。
このような毎回で回線を切断する場合と常時接続する場
合と通信料金が逆転する分岐点があり、これをステップ
S55、ステップ56で料金を計算し判断している。以
上説明した処理により、通信コストによって常時接続又
は時系列株価データを要求するときのみネットワークへ
接続することができる。このような処理は株価液晶ディ
スプレイ付き携帯電話のように、ネットワークへアクセ
スするために電話回線を使用し、しかも通信料金が高価
な場合に場合に有用である。
【0113】以上、説明したように請求項15の発明に
よれは、常時接続または、毎回で回線に接続する通信コ
ストとの比較によって接続方法を変更するので、通信コ
ストも下げることができ、株価データサーバの負荷やネ
ットワークのトラヒックを増大させること無く今日の取
引開始から現在までの株価推移グラフが表示できる。
【0114】<第6実施形態>次に、請求項16に係る
発明の実施形態を詳細に説明する。この実施形態の概要
のブロック図は図1と同じに表されるので、これの説明
を省略する。本発明の特徴をなす部分は時系列株価デー
タ取得部12であり、この処理のフローチャートを図1
9に示す。図7の処理のフローチャートとの違いは、ス
テップS1とステップS2の間にステップS60からス
テップS66を追加した点であり、その他の処理は図7
のフローチャートと同じである。
【0115】図19のフローチャートを使いこの実施形
態について動作を説明する。ここで時系列株価データを
要求する、定められた日付及び時間帯として、証券取引
が行われる日(例えば平日)で取引開始時刻から終了時
刻(例えば9時から15時)とし、株価データサーバ1
にその情報があるものとする。ステップS1:時系列株
価データ取得部12の処理の開始である。ステップ6
0:既に今日の取引時間帯データを取得済みか同か判断
する。未取得であればステップS60Nへ進み、ステッ
プS61:株価データサーバ1に対して取引時間帯のデ
ータを要求するための取引時間帯データ要求コマンドを
端末データ送受信部10に渡し、レスポンスデータを受
け取って保存する。ステップS60で既に取得済みであ
れば、ステップ60Yへ進む。
【0116】ステップS62:今日の日付や曜日で証券
取引が行われているかどうか判断する。具体的には土曜
日、日曜日及び祝日などは現状では証券取引が行われて
いない。今日が証券取引が行われていなければステップ
S62Nへ分岐し、ステップS64:処理を終了する。
証券取引が行われている日付ならばステップS62Yへ
分岐し、ステップS63:現在の時刻が証券取引開始時
刻より後かどうか判断する。つまり取引開始時刻より前
ならば今日の株価データは無いので、ステップS63N
へ分岐し、ステップS64:処理を終了する。
【0117】現在の時刻が取引開始時刻より後のとき
は、今日の株価データは存在するのでステップS63Y
へ進み、ステップS65:取引終了時刻までの時系列株
価データを取得済みかどうかを判断する。取得済みであ
れば、株価データ要求コマンドを株価データサーバ1へ
送信する必要はないのでS65Yへ進み、ステップS6
6:グラフ作成部13を呼び出して時系列株価グラフ領
域56の株価推移グラフを表示する。つまり取引開始か
ら取引終了までの時系列データを取得済みなので1日の
取引時間帯に渡って株価推移グラフを表示する。ステッ
プS67:処理を終了する。一方ステップS65で未取
得と判断したときはステップS65Nへ分岐し、ステッ
プS2へ進む。これ以降は図7のフローチャートに示し
た処理と同じである。
【0118】このような処理により、証券取引が行われ
ている日付及び時間帯を限って株価データを取得し、株
価推移グラフを表示することができる。
【0119】以上説明したように、請求項16に係る発
明によれば、定められた日付及び時間帯に株価データサ
ーバに対して時系列株価データの要求を行うことで、ネ
ットワーク上の余分なトラヒックをなくし、株価データ
サーバの処理負荷を抑えながら、株価推移グラフを表示
することができる。
【0120】<第7実施形態/記憶媒体>請求項17に
かかる記憶媒体に係る発明は、以上のように説明した請
求項1から請求項16の発明の処理を実現したプログラ
ムを記憶したフロッピー(登録商標)ディスク、CD−
ROM等に記録することで実現できる。
【0121】<その他の実施形態>以上説明した実施形
態では、株価の推移グラフを表示していたが、同様にリ
アルタイムで価格の変わる商品取引市場の商品相場、通
貨の為替レートの推移グラフにも応用が可能であり、実
施形態において株価を商品価格、為替レートと置き変え
ることで実現可能である。
【0122】また端末装置としてパソコンだけでなく、
小型ディスプレイ付き小型情報端末、液晶ディスプレイ
付きの携帯電話、テレビと電話回線などに接続したセッ
トトップボックス及び家庭用ゲーム機などにも利用する
ことができる。
【0123】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、上記の
各構成を有するので、以下の効果がある。
【0124】株価推移グラフは株価が上昇局面にある
か、下降局面にあるかが容易に分かり投資に役立つが、
以上述べたように、請求項1から請求項14の発明によ
り、当日の時系列の株価データを株価データサーバから
得て株価推移グラフを表示するので、ネットワークを経
由するトラヒック量が非常に小さく、株価データサーバ
1の負荷も少なく、株価データの要求タイミングに依存
せずデータの精度を保ち株価推移グラフや高値、安値、
出来高、気配値、気配株数を表示することができる。ま
た当日のどの時間帯からでも、あるいは取引終了後から
株価データサーバ1にアクセスしても、当日の朝からの
株価推移グラフを表示することができるので株式取引に
役立つ情報を提供することができる。
【0125】また請求項15の発明により、常時接続ま
たは、毎回で回線に接続する通信コストとの比較によっ
て接続方法を変更するので、通信コストも下げることが
でき、株価データサーバの負荷やネットワークのトラヒ
ックを増大させること無く今日の取引開始から現在まで
の株価推移グラフが表示できる。
【0126】また、請求項16の発明により、株価情報
表示端末は定められた日付及び時間帯に株価データサー
バに対して時系列株価データの要求を行うので、ネット
ワーク上の余分なトラヒックをなくし、株価データサー
バの処理負荷を抑えながら、株価推移グラフを表示する
ことができる。
【0127】また請求項17の発明により、プログラム
媒体として株価情報システムを供給できるので、汎用の
データサーバや情報端末装置へロードすることで株価表
示システムを利用できるようになる。
【0128】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る株価表示システムの
全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示す株価表示システムにおける株価デー
タサーバ1の時系列株価データベース5の構造例を示す
図である。
【図3】図1に示す株価表示システムにおける時系列株
価データファイル16の構造例を示す図である。
【図4】図1に示す株価表示システムにおいて、端末装
置2の表示装置14に表示した株価推移グラフの画面例
を示す図である。
【図5】図4における株価推移グラフの画面例の一部を
拡大した図である。
【図6】図1に示す株価表示システムにおいて、端末装
置2の表示装置14に表示した株価推移グラフの一部を
拡大した他の画面例を示す図である。
【図7】図1に示す株価表示システムにおける時系列株
価データ取得部12の処理を示すフローチャートであ
る。
【図8】図1に示す株価表示システムにおける株価デー
タ要求処理部7の処理を示すフローチャートである。
【図9】図1に示す株価表示システムにおけるグラフ作
成部13の処理を示すフローチャートである。
【図10】第2実施形態に係る株価表示システムにおけ
る時系列株価データベース5の構造例を示す図である。
【図11】第2実施形態に係る株価表示システムにおけ
る端末装置2の表示装置14に表示した株価推移グラフ
の画面例を示す図である。
【図12】第2実施形態に係る株価表示システムにおけ
る時系列株価データ取得部12の処理を示すフローチャ
ートである。
【図13】第2実施形態に係る株価表示システムにおけ
る株価データ要求処理部7の処理を示すフローチャート
である。
【図14】第2実施形態に係る株価表示システムにおけ
るグラフ作成部13の処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】第3実施形態に係る株価表示システムにおけ
る時系列株価データ取得部12の処理を示すフローチャ
ートである。
【図16】第3実施形態に係る株価表示システムにおけ
る株価データ要求処理部7の処理を示すフローチャート
である。
【図17】第4実施形態に係る株価表示システムにおけ
る株価データ要求処理部7の処理を示すフローチャート
である。
【図18】第5実施形態に係る株価表示システムにおけ
るグラフ作成部13の処理を示すフローチャートであ
る。
【図19】第6実施形態に係る株価表示システムにおけ
る株価データ要求処理部7の処理を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1.株価データサーバ 2.端末装置 3.ネットワーク 4.実時間株価データ受信部 5.時系列株価データベース 6.データ送受信部 7.株価データ要求処理部 10.端末データ送受信部 12.時系列株価データ取得部 13.グラフ作成部 14.表示装置 15.入力装置 16.時系列株価データファイル 18.証券取引所

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】株価データ及び取引時刻データを格納し、
    ネットワークを経由しての要求によって株価データ及び
    取引時刻データを提供する株価データサーバと、 前記株価データサーバからネットワークを経由して株価
    データ及び取引時刻データを取得し、該株価データ及び
    取引時刻データに基いて株価情報を表示するための株価
    情報表示端末とを有し、 前記株価データサーバと前記株価情報表示端末との間で
    データを交換するためのネットワークで構成された株価
    データ表示システムにおいて、 株価データサーバは、今日の株価と取引時刻を記録した
    時系列株価データを提供するための時系列株価データ提
    供手段と、 前記株価情報表示端末は、前記株価データサーバに対し
    て時系列株価データを要求する時系列株価データ要求手
    段と、 前記時系列株価データ要求手段によって取得した時系列
    株価データを保存するための株価データ保存手段と、 前記株価データ保存手段によって保存した時系列株価デ
    ータに基いて株価を推移グラフとして表示する株価推移
    グラフ表示手段とを有することを特徴とする株価表示シ
    ステム。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記株価情報表示端末における前記時系列株価データ要
    求手段は前記株価データサーバに対して周期的に時系列
    株価データを要求することを特徴とする株価表示システ
    ム。
  3. 【請求項3】請求項1ないし2のいずれかにおいて、 前記株価情報表示端末における前記時系列株価データ要
    求手段は、必要とする時系列株価データの時間範囲を前
    記株価データサーバに対して指定し、前記株価データサ
    ーバにおける前記株価データ提供手段は前記時系列株価
    データ要求手段によって指定された時間範囲の時系列株
    価データを提供することを特徴とする株価表示システ
    ム。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかにおいて、 前記株価データサーバにおける前記株価データ提供手段
    が提供する時系列株価データには少なくとも現在値、高
    値、安値、出来高の情報を含み、 前記株価情報表示端末における株価推移グラフ表示手段
    は現在値、高値、安値、出来高の情報を推移グラフとし
    て表示することを特徴とする株価表示システム。
  5. 【請求項5】請求項1ないし4のいずれかにおいて、 前記株価データサーバにおける前記株価データ提供手段
    が提供する時系列株価データには少なくとも買い気配値
    及び売り気配値を含み、 前記株価情報表示端末における前記グラフ作成手段は、
    少なくとも買い気配値及び売り気配値を推移グラフとし
    て表示することを特徴とする株価表示システム。
  6. 【請求項6】請求項5において、 前記株価データサーバにおける前記株価データ提供手段
    が提供する時系列株価データには少なくとも買い気配株
    数及び売り気配株数を含み、 前記株価情報表示端末における前記グラフ作成手段は、
    少なくとも買い気配株数及び売り気配株数を推移グラフ
    として表示することを特徴とする株価表示システム。
  7. 【請求項7】請求項1ないし6のいずれかにおいて、 前記株価情報表示端末における前記時系列株価データ要
    求手段は、時系列株価データを更新する周期(更新周
    期)を前記株価データサーバに対して指定し、 前記株価データサーバにおける前記株価データ提供手段
    は前記時系列株価データ要求手段によって指定された更
    新周期で作成した時系列株価データを提供することを特
    徴とする株価表示システム。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記株価データサーバにおける前記株価データ提供手段
    が提供する更新周期で作成した時系列株価データには更
    新周期内の少なくとも高値、安値、始値、終値を含み、 前記株価情報表示端末における株価推移グラフ表示手段
    は時系列データから更新周期内の高値、安値、始値、終
    値を推移グラフとして表示することを特徴とする株価表
    示システム。
  9. 【請求項9】請求項1において、 前記株価情報表示端末における前記時系列株価データ要
    求手段の前記株価データサーバに対する時系列株価デー
    タの要求に対し、前記株価データサーバにおける前記株
    価データ提供手段は時系列株価データを連続的または周
    期的に提供することを特徴とする株価表示システム。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記株価データサーバにおける前記株価データ提供手段
    が提供する時系列株価データには少なくとも現在値、高
    値、安値、出来高の情報を含み、 前記株価情報表示端末における株価推移グラフ表示手段
    は現在値、高値、安値、出来高の情報を推移グラフとし
    て表示することを特徴とする株価表示システム。
  11. 【請求項11】請求項9ないし10のいずれかにおい
    て、 前記株価データサーバにおける前記株価データ提供手段
    が提供する時系列株価データには少なくとも買い気配値
    及び売り気配値を含み、 前記株価情報表示端末における前記グラフ作成手段は、
    少なくとも買い気配値及び売り気配値を推移グラフとし
    て表示することを特徴とする株価表示システム。
  12. 【請求項12】請求項9ないし11のいずれかにおい
    て、 前記株価データサーバにおける前記株価データ提供手段
    が提供する時系列株価データには少なくとも買い気配株
    数及び売り気配株数を含み、 前記株価情報表示端末における前記グラフ作成手段は、
    少なくとも買い気配株数及び売り気配株数を推移グラフ
    として表示することを特徴とする株価表示システム。
  13. 【請求項13】請求項9ないし12のいずれかにおい
    て、 前記株価情報表示端末における前記時系列株価データ要
    求手段は、時系列株価データを更新する周期(更新周
    期)を前記株価データサーバに対して指定し、 前記株価データサーバにおける前記株価データ提供手段
    は前記時系列株価データ要求手段によって指定された更
    新周期で作成した時系列株価データを提供することを特
    徴とする株価表示システム。
  14. 【請求項14】請求項13において、 前記株価データサーバにおける前記株価データ提供手段
    が提供する更新周期で作成した時系列株価データには更
    新周期内の少なくとも高値、安値、始値、終値を含み、 前記株価情報表示端末における株価推移グラフ表示手段
    は時系列データから更新周期内の高値、安値、始値、終
    値を推移グラフとして表示することを特徴とする株価表
    示システム。
  15. 【請求項15】請求項2において、 前記株価情報表示端末における前記時系列株価データ要
    求手段は、通信回線の接続を継続する場合と時系列株価
    データ要求時に毎回接続する場合と通信コストを比較
    し、通信コストの安い接続方法を選択することを特徴と
    する株価表示システム。
  16. 【請求項16】請求項1ないし8のいずれかにおいて、 前記株価情報表示端末における前記時系列株価データ要
    求手段は、前記株価データサーバから株式取引が行われ
    る日付及び時間帯を取得し、取得した株式取引が行われ
    る日付及び時間帯にのみ前記株価データサーバに対して
    時系列株価データを要求することを特徴とする株価表示
    システム。
  17. 【請求項17】請求項1ないし16のいずれかに規定す
    る株価表示システムのプログラムを記憶した記憶媒体。
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