JP2002073794A - 画像データ管理サービス提供システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ディジタルプリンタで撮影した画像データを
サーバにアップロードし、アルバム編集やテンプレート
との画像合成などの画像データ処理を行う画像データ管
理サービスにおいて、サービス提供者にとってユーザ獲
得を容易にすると共に、ユーザにとっても正式加入前に
提供されるサービスの内容を充分に検討する機会を与え
る。 【解決手段】 ユーザがサーバ１に最初にアクセスした
時点から計時部１３により一定の無料期間を計時し、無
料期間内は無条件で第２画像データ処理部１４による無
料体験サービスを行う。無料期間経過後、継続意思確認
部１５によりユーザに有料でサービスを継続するか否か
を確認し、有料で継続する場合は、第２画像データ処理
部１６によるさらに充実したサービスを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルカメラ
により撮影した画像データなどを、ネットワーク回線を
通じて接続されたサーバで管理する画像データ管理サー
ビス提供システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、ディジタルカメラで撮影した画像
データやスキャナにより読み込んだ画像データを印画紙
上にプリントするディジタルプリンタ（ディジタル式写
真自動現像装置）が実用化されている。ディジタル信号
化された画像データは専用回線や公衆通信回線網などの
ネットワーク回線を介して送信可能であるため、ユーザ
が、パーソナルコンピュータなどの端末装置からディジ
タルカメラで撮影した画像データをディジタルプリンタ
を所有する現像所やラボ店などに送信し、送信した画像
データを用いて印画紙上にプリントするサービスを受け
ることができる。

【０００３】さらに、ユーザが送信した画像データをサ
ーバ上に保管しておき、必要に応じてプリントの焼き増
しを行ったり、撮影日時の順に画像を配列したり特定の
インデックス情報を有する画像のみを編集してアルバム
を作成する画像データ管理サービスの提供も提案されて
いる。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】画像データ管理サービ
スに限らず、ネットワーク回線を介して有料のサービス
を受ける場合、サービス提供者に対してあらかじめユー
ザ登録及び利用料金の引き落とし手続きをしておく必要
がある。しかしながら、提供されるサービスの内容が詳
細に紹介されていない場合、ユーザがそのサービスの提
供を受けることを躊躇する可能性が高く、サービス提供
者にとって、多くの利用者を集めることが困難であると
いう問題点を有していた。また、ユーザにとっても、提
供されるサービスが予想に反する場合、ユーザ登録の取
り消しなどの手続きが煩わしいという問題点を有してい
た。

【０００５】一方、基本サービスを無料で提供する場
合、サービス提供者にとっては、バナー広告以外に継続
的な収入を得ることが困難であり、ユーザが満足するよ
うな充実した信頼性の高いサービスを長期的に安定して
提供することが困難であるという問題点を有していた。

【０００６】本発明は、上記従来例の問題点を解決する
ためになされたものであり、ユーザにとって、提供され
るサービスの内容を充分に確かめた上で契約することが
可能な有料の画像データ管理サービス提供システムを提
供することを目的としている。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の画像データ管理サービス提供システムは、
個別のユーザごとに所定のインデックス情報と共に画像
データを記憶する記憶部と、ネットワーク回線を介して
接続された端末装置からユーザが最初にアクセスした時
点から所定時間を経過するまでの時間を計数する計時部
と、前記所定時間を経過するまで、無条件にユーザから
送信された画像データを保管すると共に、ユーザの要求
に従って少なくとも画像データのプリントを含む画像デ
ータ処理を行う第１画像データ処理部と、前記所定時間
経過時又は前記所定時間を経過した後最初にユーザがア
クセスしたときに、条件付きでサービスの提供を継続す
るか否かを問い合わせるメッセージをユーザの端末装置
に送信する継続意思確認部と、前記所定時間を経過した
後、継続意思が確認された場合にのみ、ユーザから送信
された画像データを保管すると共に、ユーザの要求に従
って少なくとも画像データのプリント及びアルバム編集
を含む画像データ処理を行う第２画像データ処理部とを
具備する。

【０００８】上記システムにおいて、ユーザがサービス
の提供を継続しないと意思表示した場合に、前記所定時
間を経過するまでの間に前記記憶部に記憶された画像デ
ータを記憶媒体に出力してユーザに返却し、記憶部に記
憶されている画像データを消去することが好ましい。

【０００９】または、ユーザがサービスの提供を継続し
ないと意思表示した場合に、前記所定時間を経過するま
での間に前記記憶部に記憶された画像データをネットワ
ーク回線を介してユーザの端末装置に送信し、記憶部に
記憶されている画像データを消去することが好ましい。

【００１０】

【発明の実施の形態】本発明の一実施形態について説明
する。本実施形態における画像データ管理サービス提供
システムの概略構成を図１に示す。図１において、サー
バ１は、ネットワーク回線２を介して各ラボ店Ａ，Ｂ，
Ｃ・・・に設置されているラボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・
・・に接続されている。各ラボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ
・・・には、それぞれディジタルプリンタ４Ａ，４Ｂ，４
Ｃ・・・が接続されている。さらに、ネットワーク回線２
には、顧客端末装置５Ａ，５Ｂ・・・が接続されている。

【００１１】サーバ１は、例えば本出願人のようなディ
ジタルプリンタ（ディジタル式写真自動現像装置）を製
造販売する企業が管理する情報記憶装置等が該当する。
なお、ディジタルプリンタとは、ディジタルカメラで撮
影したディジタル画像データやスキャナなどで読み込ん
だディジタル画像データを用いて、ディジタル式の露光
装置により印画紙上に所定の画像を露光し、露光された
印画紙を現像処理してプリントを得る装置をいう。ディ
ジタル式の露光装置としては、例えばＰＬＺＴ素子（チ
タン酸ジルコン酸鉛にランタンを添加して得られる透明
強誘電性セラミックス）を印画紙片の搬送方向に対して
直交する方向に直線状に配列したシャッタアレイ及び光
源等で構成された線露光装置や、光源と、一定速度で回
転し、Ｒ（赤）、Ｇ（緑）及びＢ（青）の各領域を有す
るカラーフィルタと、カラーフィルタを透過した光を所
定方向に反射するディジタルマイクロミラーデバイス
（米国テキサス・インスツルメンツ社商標：以下ＤＭＤ
とする）と、ＤＭＤにより反射された光を印画紙片上に
結像するレンズなどで構成された面露光装置などを用い
ることができる。

【００１２】次に、ラボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・
及びディジタルプリンタ４Ａ，４Ｂ，４Ｃ・・・の外観構
成の一例を図２に示す。ラボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ
・・・は、メモリカードなどの記憶媒体に記憶された画像
データを読み込むための画像データ読み取り装置３１
と、フィルムや印画紙上に形成された画像を直接読み込
むためのスキャナ３２と、読み込んだ画像やインターネ
ットにアクセスする際の操作画面などをモニタ表示する
ためのディスプレイ３３と、所定の画像処理やプリント
処理の指示を入力するためのキーボード３４と、プリン
トする画像データに所定の処理を施し、露光ユニットを
制御するための制御データに変換し、ディジタルプリン
タ４Ａ，４Ｂ，４Ｃ・・・に出力したり、ネットワーク回
線２を介してサーバ１などに接続するための全体処理装
置（図示せず）等で構成されている。この説明からわか
るように、ラボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・は、家庭
やオフィスなどでインターネットを利用するために広く
用いられているパーソナルコンピュータシステムと実質
的に同じ機能を有しており、ディジタルプリンタ４Ａ，
４Ｂ，４Ｃ・・・の制御装置としても機能する。

【００１３】ディジタルプリンタ４Ａ，４Ｂ，４Ｃ・・・
は、それぞれ幅の異なる複数種類（例えば２種類）の長
尺印画紙を巻回収納したマガジン４１，４２と、マガジ
ン４１又は４２から引き出した印画紙を所定サイズに切
断し、切断された印画紙片上にラボ端末装置３Ａ，３
Ｂ，３Ｃ・・・から送信された画像を露光する露光部４３
と、露光された印画紙片を現像、漂白、定着及び安定化
処理する現像処理部４４と、現像された印画紙片を乾燥
する乾燥部４５と、乾燥された印画紙片を例えばオーダ
ー単位に仕分けるソータ部４６等で構成されている。な
お、ディジタルプリンタ４Ａ，４Ｂ，４Ｃ・・・は、従来
のアナログプリンタにおけるフィルム上の画像を印画紙
片上に拡大露光するための光源、レンズ及びシャッタ等
は具備していない。

【００１４】次に、サーバ１のブロック構成を図３に示
す。サーバ１は、顧客ごとに画像データ及びそれに付随
するインデックスデータを記憶するための記憶部１０
と、ネットワーク回線２に接続され、顧客端末装置５
Ａ，５Ｂ・・・やラボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・との間
で画像データやユーザＩＤなどのデータの送受信を行う
ための通信部１１と、顧客端末装置５Ａ，５Ｂ・・・やラ
ボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・から初めてアクセスが
あった場合にユーザＩＤ番号の付与及び登録を行い、２
回目以降にアクセスした場合に既登録のユーザＩＤと参
照するユーザＩＤ登録部１２と、顧客端末装置５Ａ，５
Ｂ・・・やラボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・から初めてア
クセスがあった時点から計時を開始し、所定時間（例え
ば３ヶ月）経過したか否かを判断する計時部１３と、所
定時間を経過するまでは無条件に顧客端末装置５Ａ，５
Ｂ・・・やラボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・から送信され
きた画像データを記憶部１０に記憶すると共に、顧客の
要求に応じて記憶部１０を検索し、指示された画像デー
タを読み出す第１画像データ処理部１４と、計時部１３
により所定時間が計数されたとき又は所定時間経過後最
初に顧客端末装置５Ａ，５Ｂ・・・又はラボ端末装置３
Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・からアクセスがあったときに、通信
部１３及びネットワーク回線２を介して顧客端末装置５
Ａ，５Ｂ・・・又はラボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・に対
して、引き続き画像データ管理サービスを受けるか否か
の意思を確認するためのメッセージを出力するための継
続意思確認部１５と、所定時間経過後でかつユーザが引
き続き画像データ管理サービスを受ける意思表示を行っ
た場合又は所定時間経過前であってもユーザが引き続き
画像データ管理サービスを受ける意思表示を行った場合
に、顧客端末装置５Ａ，５Ｂ・・・やラボ端末装置３Ａ，
３Ｂ，３Ｃ・・・から送信されきた画像データを記憶部１
０に記憶すると共に、顧客の要求に応じて記憶部１０を
検索し、指示された画像データを読み出し、様々な有料
のサービスを行う第２画像データ処理部１６と、記憶部
１０に記憶されている画像データをＣＤ−Ｒ（Compact
Disc Recordable：記録可能コンパクトディスク）やＭ
Ｏ（Magnetic Optical Disc：磁気光学ディスク）など
の記憶媒体に記憶したり、ネットワーク回線２を介して
顧客端末装置５Ａ，５Ｂ・・・画像データをダウンロード
する画像データ出力部１７などで構成されている。

【００１５】第１画像データ処理部１４による画像デー
タ管理サービスとしては、例えば所定枚数まで無料で、
所定枚数以上は有料で、印画紙上にプリントするサービ
スであっても良い。また、第２画像データ処理部１６に
よる画像データ管理サービスとしては、記憶部１０に記
憶されている画像データを、撮影した日時の順や撮影場
所、被写体の種類、イベントなどの特定のインデックス
データに応じたアルバム編集であっても良いし、テンプ
レートやキャラクタとの画像合成、画像メール、証明写
真プリントなどであっても良い。特に、ユーザを有料サ
ービスに加入させるために、無料で行う第１画像データ
処理部１４によるサービスと、有料で行う第２画像デー
タ処理部１６によるサービスとの間に差を設けても良
い。

【００１６】なお、顧客端末装置５Ａ，５Ｂ・・・及びラ
ボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・は、前述のように公知
のパーソナルコンピュータの構成と同様であるため、そ
のブロック構成図は省略する。

【００１７】次に、本実施形態における画像データ管理
サービスを受けるための手順を、図４〜図５に示すフロ
ーチャートを参照しつつ説明する。まず、ラボ店Ａ，
Ｂ，Ｃ・・・から画像データをサーバ１にアップロードす
る手順を図４に示す。

【００１８】ユーザがディジタルカメラで撮影した画像
データを記憶したメモリカードなどの記録媒体や通常の
銀塩フィルム用カメラで撮影したフィルムをラボ店Ａ，
Ｂ，Ｃ・・・に持ち込み、プリントを依頼する（ステップ
Ｓ１）。ラボ店Ａ，Ｂ，Ｃ・・・では、画像データを記憶
媒体に記憶した状態で持ち込まれた場合は、上記ディジ
タルプリンタ４Ａ，４Ｂ，４Ｃ・・・を用いて印画紙上に
画像をプリントする。また、未現像フィルムの状態で持
ち込まれた場合はフィルムを現像し、現像したフィルム
上の画像をスキャナで読み取り、ディジタルプリンタ４
Ａ，４Ｂ，４Ｃ・・・を用いて印画紙上に画像をプリント
する（ステップＳ３）。

【００１９】プリント処理を完了すると、ユーザに対し
画像データ管理サービスを受けるか否かを確認し（ステ
ップＳ５）、ユーザの希望により画像データ管理サービ
スを受ける場合、さらにユーザＩＤを所有しているか否
かを確認する（ステップＳ７）。ユーザＩＤを所有して
いない場合は、サーバ１に対してユーザＩＤを申請する
（ステップＳ９）。

【００２０】ユーザＩＤの申請があった場合、サーバ１
は未使用のＩＤ番号を検索し、検索した番号をそのユー
ザのＩＤとして付与すると共に、ネットワーク回線２を
介してラボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・に送信する。
これと並行して、サーバ１の計時部１３は、画像データ
管理サービスを受けられる無料期間（例えば３ヶ月）の
カウントを開始する（ステップＳ１１）。

【００２１】サーバ１からユーザＩＤ番号を受信する
と、ラボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・は、ユーザが持
ち込んだ画像データをネットワーク回線２を介してサー
バ１にアップロードする（ステップＳ１３）。

【００２２】一方、ステップＳ７でユーザＩＤを所有し
ている場合、ラボ端末装置３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・からユ
ーザＩＤを入力し、ネットワーク回線２を介してサーバ
１に送信する（ステップＳ１５）。ユーザＩＤを受信す
ると、サーバ１は有料会員か否かを判断し（ステップＳ
１７）、有料会員の場合は、ステップＳ１３における画
像データのアップロードを受け付ける。

【００２３】一方、有料会員でない場合（ステップＳ１
７でＮＯ）、ステップＳ１１で計数を開始した無料期間
が終了しているか否かを判断し（ステップＳ１９）、無
料期間が終了していない場合はステップＳ１３における
画像データのアップロードを受け付ける。

【００２４】また、無料期間が終了している場合は、有
料で利用を継続するか否かをユーザに確認する（ステッ
プＳ２１）。有料利用を継続する場合は、有料会員登録
を行い（ステップＳ２３）、決済方法を選択（ステップ
Ｓ２５）した後、ステップＳ１３における画像データの
アップロードを受け付ける。有料利用を継続しない場合
（ステップＳ２１でＮＯ）、サーバ１はユーザＩＤの登
録を抹消して（ステップＳ２７）、画像データ管理サー
ビスを終了する。

【００２５】次に、画像データのアップロード後、ユー
ザが顧客端末装置５Ａ，５Ｂ・・・からネットワーク回線
２を介してサーバ１にアクセスし、画像データ管理サー
ビスを利用する手順を図５に示す。

【００２６】ユーザが、顧客端末装置５Ａ，５Ｂ・・・か
らネットワーク回線２を介してサーバ１にアクセスし、
ユーザＩＤ及びパスワードを入力する（ステップＳ３
１）。ユーザＩＤを受信すると、サーバ１は有料会員か
否かを判断する（ステップＳ３３）。有料会員でない場
合は、ステップＳ１１で計数を開始した無料期間が終了
しているか否かを判断する（ステップＳ３５）。

【００２７】無料期間が終了していない場合でも、サー
バ１の継続意思確認部１５は通信部１１及びネットワー
ク回線２を介して顧客端末装置５Ａ，５Ｂ・・・に対して
メッセージを送信し、有料会員に移行するか否かを問い
合わせる（ステップＳ３７）。そして、ユーザが有料会
員への移行を希望する場合には、有料会員の登録を行い
（ステップＳ３９）、ユーザはクレジットカードやプリ
ペイドカードなどの決済方法の選択を行う（ステップＳ
４１）。そして、ユーザは、第２画像データ処理部１６
による有料の画像データ管理サービスを受けることがで
きる（ステップＳ４３）。

【００２８】一方、ユーザが有料会員への移行を希望し
ない場合（ステップＳ３７でＮＯ）、第１画像データ処
理部１４による無料の画像データ管理サービスを受ける
ことができる（ステップＳ４５）。なお、無料の画像デ
ータ管理サービスであっても、印画紙上へのプリントや
画像データのダウンロードなど費用が発生するものにつ
いては、ステップＳ４１と同様にユーザに対し決済方法
の選択を求めるように構成しても良い。

【００２９】ステップＳ３５で無料期間が終了している
場合も同様に、サーバ１の継続意思確認部１５は通信部
１１及びネットワーク回線２を介して顧客端末装置５
Ａ，５Ｂ・・・に対してメッセージを送信し、有料会員に
移行するか否かを問い合わせ（ステップＳ４７）、ユー
ザが有料会員への移行を希望する場合には、有料会員の
登録（ステップＳ３９）及び決済方法の選択（ステップ
Ｓ４１）を経て、ユーザは、第２画像データ処理部１６
による有料の画像データ管理サービスを受けることがで
きる（ステップＳ４３）。

【００３０】ステップＳ４７でユーザが有料会員への移
行を希望しない場合、サーバ１の画像データ出力部１７
は、顧客端末装置５Ａ，５Ｂ・・・に対してメッセージを
送信し、記憶部１０に記憶されている画像データを出力
するか否かを問い合わせる（ステップＳ４９）。ユーザ
が画像データの出力を選択した場合、さらに出力形態、
具体的にはＣＤ−Ｒなどの記憶媒体に記憶して、記憶媒
体を郵送するか、ラボ店に受け取りに行くか、あるいは
ネットワーク回線２を介して顧客端末装置５Ａ，５Ｂ・・
・に画像データをダウンロードするかなどを選択させる
（ステップＳ５１）。さらに、この場合、費用が発生す
るので、ユーザに決済方法を選択させる（ステップＳ５
３）。

【００３１】決済方法が選択されると、画像データ出力
部１７は、選択された形態に従って画像データを出力し
（ステップＳ５５）、記憶部１０に記憶されていた画像
データを消去し（ステップＳ５７）、ユーザＩＤを抹消
する（ステップＳ５９）。また、ステップＳ４９でユー
ザが画像データの出力を希望しない場合も、記憶部１０
に記憶されていた画像データを消去し（ステップＳ５
７）、ユーザＩＤを抹消する（ステップＳ５９）。

【００３２】このように、本実施形態によれば、ユーザ
ーは、一定期間無料で画像データ管理サービスを受ける
ことができ、有料会員になる前に、提供されるサービス
の内容を充分に検討することができる。また、サービス
提供者も、サービスの内容を熟知したユーザを対象とし
てサービスを提供することができるので、安定した収入
を得ることができる。さらに、有料会員に移行すること
を選択しなかったユーザに対しても、その間にサーバに
アップロードした画像データを記憶媒体に記憶するなど
の形態で返却することができ、ユーザにとっても画像デ
ータを編集された形で入手することができる。さらに、
有料会員に移行することを選択しなかったユーザの画像
データを消去することにより、サーバの記憶部の記憶容
量を有効に利用することができる。

【００３３】

【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像デー
タ管理サービス提供システムによれば、個別のユーザご
とに所定のインデックス情報と共に画像データを記憶す
る記憶部と、ネットワーク回線を介して接続された端末
装置からユーザが最初にアクセスした時点から所定時間
を経過するまでの時間を計数する計時部と、前記所定時
間を経過するまで、無条件にユーザから送信された画像
データを保管すると共に、ユーザの要求に従って少なく
とも画像データのプリントを含む画像データ処理を行う
第１画像データ処理部と、前記所定時間経過時又は前記
所定時間を経過した後最初にユーザがアクセスしたとき
に、条件付きでサービスの提供を継続するか否かを問い
合わせるメッセージをユーザの端末装置に送信する継続
意思確認部と、前記所定時間を経過した後、継続意思が
確認された場合にのみ、ユーザから送信された画像デー
タを保管すると共に、ユーザの要求に従って少なくとも
画像データのプリント及びアルバム編集を含む画像デー
タ処理を行う第２画像データ処理部とを具備するので、
ユーザは一定期間無条件（無料）でサービスの提供を受
けることができ、サービスの内容を充分に検討してから
条件付き（有料）サービスを受けるか否かを判断するこ
とができる。また、無条件（無料）で受けられるサービ
スと条件付き（有料）で受けられるサービスに差を設け
ることにより、ユーザの条件付き（有料）会員への移行
を促進することができる。その結果、ユーザは気軽に画
像データ管理サービスを体験することができ、サービス
提供者も多数の有料会員を集めることができ、安定した
収入を得ることができると共に、ユーザにとっても質の
高いサービスの提供を継続して受けることができる。

【００３４】また、ユーザがサービスの提供を継続しな
いと意思表示した場合に、前記所定時間を経過するまで
の間に前記記憶部に記憶された画像データを記憶媒体に
出力してユーザに返却し、記憶部に記憶されている画像
データを消去するか、又はユーザがサービスの提供を継
続しないと意思表示した場合に、前記所定時間を経過す
るまでの間に前記記憶部に記憶された画像データをネッ
トワーク回線を介してユーザの端末装置に送信し、記憶
部に記憶されている画像データを消去することにより、
ユーザが無料期間中にサーバにアップロードした画像デ
ータを記憶媒体に記憶したりユーザの端末装置の記憶装
置にダウンロードするなどの形態で返却することがで
き、ユーザにとっても画像データを編集された形で入手
することができる。また、有料会員に移行することを選
択しなかったユーザの画像データを消去することによ
り、サーバの記憶部の記憶容量を有効に利用することが
できる。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本発明の一実施形態における画像データ管理
サービス提供システムの概略構成を示す図である。

【図２】 本実施形態におけるラボ端末装置及びそれに
接続されたディジタルプリンタの外観構成の一例を示す
図である。

【図３】 本実施形態におけるサーバのブロック構成を
示す図である。

【図４】 本実施形態における画像データ管理サービス
を受けるための手順を示すフローチャートである。

【図５】 本実施形態における画像データ管理サービス
を利用する手順を示すフローチャートである。

【符号の説明】

１：サーバ ２：ネットワーク ３Ａ，３Ｂ，３Ｃ・・・：ラボ端末装置 ４Ａ，４Ｂ，４Ｃ・・・：ディジタルプリンタ ５Ａ，５Ｂ・・・：顧客端末装置 １０：記憶部 １１：通信部 １２：ユーザＩＤ登録部 １３：計時部 １４：第１画像データ処理部 １５：継続意思確認部 １６：第２画像データ処理部 １７：画像データ出力部

フロントページの続き Ｆターム(参考） 2H106 AB04 BA95 BH00 5B049 BB00 CC05 CC08 CC32 EE07 FF09 GG00 5C052 AA12 DD04 FA02 FA03 FA06 FA07 FB01 FC06 FD06 FD09 5C064 BA01 BA07 BB05 BC10 BC16 BC20 BD02 BD07

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 個別のユーザごとに所定のインデックス
   情報と共に画像データを記憶する記憶部と、 ネットワーク回線を介して接続された端末装置からユー
   ザが最初にアクセスした時点から所定時間を経過するま
   での時間を計数する計時部と、 前記所定時間を経過するまで、無条件にユーザから送信
   された画像データを保管すると共に、ユーザの要求に従
   って少なくとも画像データのプリントを含む画像データ
   処理を行う第１画像データ処理部と、 前記所定時間経過時又は前記所定時間を経過した後最初
   にユーザがアクセスしたときに、条件付きでサービスの
   提供を継続するか否かを問い合わせるメッセージをユー
   ザの端末装置に送信する継続意思確認部と、 前記所定時間を経過した後、継続意思が確認された場合
   にのみ、ユーザから送信された画像データを保管すると
   共に、ユーザの要求に従って少なくとも画像データのプ
   リント及びアルバム編集を含む画像データ処理を行う第
   ２画像データ処理部とを具備する画像データ管理サービ
   ス提供システム。
2. 【請求項２】 ユーザがサービスの提供を継続しないと
   意思表示した場合に、前記所定時間を経過するまでの間
   に前記記憶部に記憶された画像データを記憶媒体に出力
   してユーザに返却し、記憶部に記憶されている画像デー
   タを消去することを特徴とする請求項１記載の画像デー
   タ管理サービス提供システム。
3. 【請求項３】 ユーザがサービスの提供を継続しないと
   意思表示した場合に、前記所定時間を経過するまでの間
   に前記記憶部に記憶された画像データをネットワーク回
   線を介してユーザの端末装置に送信し、記憶部に記憶さ
   れている画像データを消去することを特徴とする請求項
   １記載の画像データ管理サービス提供システム。