JP2002073342A - 製品機能アップ方法及びそのシステム - Google Patents

製品機能アップ方法及びそのシステム

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JP2002073342A
JP2002073342A JP2000263007A JP2000263007A JP2002073342A JP 2002073342 A JP2002073342 A JP 2002073342A JP 2000263007 A JP2000263007 A JP 2000263007A JP 2000263007 A JP2000263007 A JP 2000263007A JP 2002073342 A JP2002073342 A JP 2002073342A
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JP2000263007A
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Kiyoshi Kobayashi
林 清 小
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品の機能アップを容易且つ確実に行うこ
と。 【解決手段】 ユーザチェック手段6は、端末器3から
のID及びパスワードをユーザ登録テーブル11に照合
してユーザの資格をチェックする。機能アップメニュー
配布手段7は、ユーザの資格が妥当であれば、機能アッ
プメニューファイル12から取り出した機能アップメニ
ューを端末器3へ配布する。機能アップ要求チェック手
段8は、機能アップメニューに沿って記載された端末器
3からの機能アップ要求を機能アップ要求チェックテー
ブル13に基づきチェックし、その結果を端末器3へ送
信する。ソフトウエア出力手段9は端末器3から最終的
な要求があった場合にソフトウエアファイル14からソ
フトウエアを取り出し、これを端末器3に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク上で
接続されたホストコンピュータ及び端末器を用いて製品
の機能アップを行うことが可能な製品機能アップ方法及
びそのシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般家電製品においては、ある製品が発
売された後しばらくすると、より高度な新しい機能を持
った新製品が発売されるのが通常である。例えば、製品
が冷蔵庫である場合、冷凍室及び冷蔵室の場所を夏場と
冬場とで入れ換える「冷凍室切換機能」や、冷凍能力の
調節つまみにおける「強」の表示について実際の冷凍レ
ベルを夏場と冬場とで異なった値に切り換える「冷凍能
力切換機能」が新しい機能として付加されることがあ
る。あるいは、製品が洗濯機である場合、洗剤の種類に
応じて水洗いの時間を変化させるプログラムが新しい機
能として追加されることがある。そして、旧製品を購入
したユーザがこのような新しい機能を利用することを欲
する場合、ユーザは新製品に買い換えたり、オプション
キットを購入して新しい機能を旧製品に付加したりする
必要があった。
【0003】一方、近時の半導体技術及びコンピュータ
技術の急速な発展により、多くの一般家電製品にマイク
ロコンピュータが搭載されるようになってきている。こ
のようなマイクロコンピュータを搭載した家電製品にお
いては、マイクロコンピュータのソフトウエアの内容を
書き換えてしまえば、旧製品に新しい機能を持たせるこ
と、すなわち製品機能のアップを図ることが可能になる
場合が多い。
【0004】そこで、このような場合、従来からメーカ
側はサービスの一環として、製品機能のアップを希望す
るユーザに対して、このソフトウエアの内容を有償又は
無償により書き換える作業を行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のような
ソフトウエアの内容の書換をメーカ側に行ってもらうた
めに、ユーザは、機能アップしようとする製品をメーカ
ー側のサービスセンター等に直接持ち込んだり送付した
りしなければならず、少なからず負担を強いられる結果
となっていた。
【0006】また、メーカ側にとっても、書換作業ばか
りか書換作業終了後にはその製品をユーザに返送しなけ
ればならず、やはり少なからぬ負担を強いられる結果と
なっていた。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、最近急速に普及してきたインターネット等のネ
ットワークを有効に利用することにより、製品の機能ア
ップを容易且つ確実に行うことが可能な製品機能アップ
方法及びそのシステムを提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、請求項1記載の発明は、機能アップすべ
き製品についてその機能アップに必要なソフトウエアの
入手要求を送信する端末器と、ソフトウエアデータベー
スを有するホストコンピュータとがネットワークを介し
て接続されており、前記入手要求に応答して該当するソ
フトウエアをホストコンピュータが端末器に提供する製
品機能アップ方法であって、前記ホストコンピュータ
は、前記端末器から送られてくるユーザ識別情報を前記
ソフトウエアデータベースに格納されたユーザ登録情報
に照合することによりユーザの資格が妥当なものである
か否かをチェックし、前記ユーザの資格が妥当なもので
ある場合に、前記ソフトウエアデータベースに格納され
た機能アップメニューを前記端末器に配布し、前記端末
器から送られてくる前記機能アップメニューに基づく機
能アップ要求が妥当なものであるか否かを、前記ソフト
ウエアデータベースに格納された機能アップ要求チェッ
クテーブルに基づきチェックし、このチェック結果を前
記端末器に送信し、前記端末器から前記チェック結果に
基づく最終的な機能アップ要求が送られてきた場合に、
前記ソフトウエアデータベースに格納されたソフトウエ
アを前記端末器へ向けて出力し、前記端末器は、前記ホ
ストコンピュータから入力した前記ソフトウエアを、機
能アップの対象となる前記製品に対して転送し、機能ア
ップの対象となる前記製品は、前記端末器から転送され
てきたソフトウエアを自己の制御回路内にセットアップ
する、ことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の発明は、機能アップすべき
製品についてその機能アップに必要なソフトウエアの入
手要求を送信する端末器と、ソフトウエアデータベース
を有しており前記入手要求に応答して該当するソフトウ
エアを前記端末器に提供することが可能なホストコンピ
ュータとがネットワークを介して接続されているシステ
ムであって、前記ホストコンピュータは、前記端末器か
ら送られてくるユーザ識別情報を前記ソフトウエアデー
タベースに格納されたユーザ登録情報に照合することに
よりユーザの資格が妥当なものであるか否かをチェック
するユーザチェック手段と、前記ユーザの資格が妥当な
ものである場合に、前記ソフトウエアデータベースに格
納された機能アップメニューを前記端末器に配布する機
能アップメニュー配布手段と、前記端末器から送られて
くる前記機能アップメニューに基づく機能アップ要求が
妥当なものであるか否かを、前記ソフトウエアデータベ
ースに格納された機能アップ要求チェックテーブルに基
づきチェックし、このチェック結果を前記端末器に送信
する機能アップ要求チェック手段と、前記端末器から前
記チェック結果に基づく最終的な機能アップ要求が送ら
れてきた場合に、前記ソフトウエアデータベースに格納
されたソフトウエアを前記端末器へ向けて出力するソフ
トウエア出力手段と、を備えたものであり、前記端末器
は、前記ソフトウエア出力手段から入力した前記ソフト
ウエアを、機能アップの対象となる前記製品に対して転
送するソフトウエア転送手段を備えたものであり、機能
アップの対象となる前記製品は、前記ソフトウエア転送
手段から転送されてきたソフトウエアを自己の制御回路
内にセットアップするセットアップ手段を備えたもので
ある、ことを特徴とする。
【0010】上記請求項1及び2記載の発明の構成によ
れば、製品を実際にメーカ側に持ち込む必要はなく、ユ
ーザはネットワークを介して簡単にソフトウエアを入手
することができ、この入手したソフトウエアを自己の端
末器から製品に対してセットアップすることができる。
したがって、従来に比べてユーザ側及びメーカ側の双方
の労力が大きく軽減される。
【0011】請求項3記載の発明は、請求項2記載の発
明において、前記機能アップ要求チェックテーブルに
は、製品の機能アップに必要なソフトウエアの提供を有
償又は無償のいずれで行うかについての有償提供情報及
び無償提供情報が記載されており、前記機能アップ要求
チェック手段は、この有償提供情報及び無償提供情報を
前記チェック結果に含めるものである、ことを特徴とす
る。
【0012】上記構成によれば、ソフトウエア提供の際
の経済的負担を事前に知ることができるので、ソフトウ
エアを入手しようとするユーザにとっては一層便利なも
のとなる。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項2又は3記
載の発明において、前記機能アップ要求チェックテーブ
ルには、製品の機能アップに必要なソフトウエアの提供
を受けようとするユーザが、その機能アップされた製品
を外国へ持ち出す予定の者である場合における提供許可
・禁止情報が各国毎に記載されており、前記機能アップ
要求チェック手段は、この提供許可・禁止情報に基づく
ソフトウエア提供についての許可又は禁止を前記チェッ
ク結果に含めるものである、ことを特徴とする。
【0014】上記構成によれば、輸出規制等がかけられ
ている特定の外国に対して、機密にすべき重要な技術が
流出してしまうことを有効に防止することができる。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項2乃至4の
いずれかに記載の発明において、前記端末器のソフトウ
エア転送手段は、小電力小型無線装置であり、機能アッ
プの対象となる前記製品は、この小電力小型無線装置か
らの無線情報を受信する受信器を備えたものである、こ
とを特徴とする。
【0016】上記構成によれば、端末器と製品との間を
ケーブルで接続する必要はなくなるので、ユーザはソフ
トウエアのセットアップ作業をより容易に行うことがで
きる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図に基
づき説明する。図1は、本発明の実施形態に係る製品機
能アップシステムの構成を示すブロック図である。この
図において、ネットワーク1(例えば、インターネッ
ト)を介してホストコンピュータ2と端末器3(例えば
パーソナルコンピュータ)とが接続されている。。ホス
トコンピュータ2は、受信部4、送信部5、ユーザチェ
ック手段6、機能アップメニュー配布手段7、機能アッ
プ要求チェック手段8、ソフトウエア出力手段9、及び
ソフトウエアデータベース10を備えている。そして、
ソフトウエアデータベース10は、ユーザ登録テーブル
11、機能アップメニューファイル12、機能アップ要
求チェックテーブル13、ソフトウエアファイル14を
有している。
【0018】ホストコンピュータ2における受信部4
は、端末器3から送られてくるデータを受信し、これを
手段6〜9に出力するものであり、送信部5は、手段6
〜9から入力したデータを端末器3側へ向けて送信する
ものである。ユーザチェック手段6は、ユーザの資格が
妥当であるか否かすなわちユーザが登録された者である
か否かをユーザ登録テーブル11に基づきチェックする
ものである。機能アップメニュー配布手段7は、ユーザ
の資格が妥当なものである場合に機能アップメニューフ
ァイル12から取り出した機能アップメニューを端末器
3側へ配布するものである。機能アップ要求チェック手
段8は、端末器3側へ機能アップメニューが配布された
後に、この機能アップメニューに書き込まれた端末器3
側からの機能アップ要求をチェックし、そのチェック結
果を更に端末器3へ送信するものである。ソフトウエア
出力手段9は、このチェック結果が端末器3側へ送信さ
れた後、端末器3側から最終的な機能アップ要求を受け
た場合にソフトウエアファイル14からソフトウエアを
取り出し、これを端末器3側へ向けて出力するものであ
る。
【0019】端末器3は小電力小型無線装置15を有し
ている。この小電力小型無線装置15としては、例えば
最近注目を集めている「Blue tooth」が用いられてい
る。そして、製品16(この実施形態では、例えば冷蔵
庫とする。)は、小電力小型無線装置15からの無線信
号を受信する受信器17と、この受信器17からの信号
を入力して機能アップのために必要なソフトウエアのセ
ットアップを行うセットアップ手段18とを有してい
る。
【0020】本発明の製品機能アップ方法及びそのシス
テムは、誰に対しても製品機能のアップを許可するもの
ではなく、予め登録されたユーザに対してのみ製品機能
のアップを許可するものである。ソフトウエアデータベ
ース10のユーザ登録テーブル11には、この予め登録
されたユーザについての情報が記載されている。例え
ば、登録されたユーザのID番号、パスワード、ユーザ
の氏名、購入製品の型番等の情報である。
【0021】図2は、家電メーカが自社製冷蔵庫に対し
て新たに追加された機能をインターネットのホームペー
ジ上で紹介するための表示例を示した説明図である。こ
の図に示すように、各機種は複数又は単数の型番を有し
ており、各型番毎に各機能についての有無が表示されて
いる。なお、「音声警告機能」とはドアが一定時間以上
開けっ放しになっている場合に音声でユーザに注意を促
す機能であり、「音声認識機能」とはユーザの発した音
声を認識してドア開放などの所定の動作を行う機能のこ
とである。ユーザは、ホームページ上で図2のような表
を随時参照することにより、自己が購入した冷蔵庫につ
いて新たに追加することが可能な機能の有無を知ること
ができる。
【0022】図3は、図1における機能アップ要求チェ
ックテーブル13の記載内容についての一例を示す説明
図である。この図に示すように、各追加機能毎に追加し
得ることができる型番が記載されている。したがって、
ユーザが自己の所有する型番の冷蔵庫に対して本来は追
加することができない機能を誤って要求してきた場合、
機能アップ要求チェック手段8はこの機能アップ要求チ
ェックテーブル13に基づき、ユーザに対して指定した
追加機能が誤っている旨を指摘することになる。
【0023】また、この機能アップ要求チェックテーブ
ル13には、機能アップに必要なソフトウエアの提供が
有償で行われるのか無償で行われるのかについての情
報、及び有償の場合にはその価格についての情報が記載
されている。ユーザは、この有償/無償提供情報及び価
格情報に基づいてソフトウエアの提供を受ける場合の経
済的負担を事前に知ることができるので、ソフトウエア
の提供について再考することができ、真に必要なものの
みについて提供を受けるように機能の絞り込みを行うこ
とができる。なお、この有償/無償提供情報には、例え
ば図3の「音声認識機能」のように、一定期間経過まで
は無償としその後は有償とするものや、その逆のものも
含まれている。
【0024】機能アップ要求チェックテーブル13に
は、更に、各追加機能毎に輸出規制の有無、並びに輸出
規制が有る場合には規制対象国及び規制内容についての
情報が記載されている。近時のインターネットを中心と
するネットワークの急速な発達に伴ってグローバリゼー
ションも益々進展し、国内製品の海外輸出も各企業にお
いて盛んに行われるようになってきている。その一方
で、海外輸出された国内製品が特定の国において軍事用
品に転用されたり、国内の民間技術情報が軍事技術に応
用されたりするという事態が発生するおそれがあり、国
防上及び政治上の観点から問題となっている。
【0025】そこで、本実施形態に係るシステムでは、
ユーザがメーカから提供を受けたソフトウエアにより機
能アップした製品を外国に持ち出す予定でいるか否かに
ついての情報、及び持ち出す予定の場合にはその国名に
ついての情報を、機能アップメニューの所定欄にユーザ
が記載することを義務づけるようにしている。そして、
機能アップ要求チェック手段8は、このユーザの記載を
チェックし、ユーザが機能アップした製品を規制対象国
に持ち出す予定でいる場合には、チェック結果として、
ソフトウエアの提供を拒否する旨の通知、あるいは拒否
しないまでも当該国が規制対象国となっていることや規
制内容についての情報を提供して注意を促すようにして
いる。
【0026】ユーザが個人あるいは中小企業等の海外情
報を入手しにくい者である場合は、輸出規制対象となっ
ている特定国に対して不注意により技術情報を流出させ
てしまう危険が大きいが、機能アップ要求チェック手段
8の上記のような機能によって特定国への技術情報の流
出を有効に防止することができる。
【0027】次に、上記のように構成される本実施形態
のシステムに基づき製品の機能アップを図る方法につき
図4のフローチャートを参照しつつ説明する。なお、こ
のフローチャートでは、理解を容易にするため、各ステ
ップでの動作が、ホストコンピュータ、端末器、製品の
いずれのものであるかを明示しており、また、細かなス
テップについては省略してフロー全体を簡略化してい
る。
【0028】ユーザは、まず、製品である冷蔵庫の購入
時にユーザ識別情報としてのユーザID、及びユーザパ
スワードについての登録申込みを端末器3により行うよ
うにする(ステップ1)。ホストコンピュータ2側で
は、この申込みに係るユーザID、ユーザパスワード、
及びユーザ氏名、購入した製品の型番等のユーザ情報を
ソフトウエアデータベース10のユーザ登録テーブル1
1に予め登録しておく。そして、ユーザは冷蔵庫購入後
に冷蔵庫関連のホームページを開き、図2に示したよう
な冷蔵庫の追加機能についての表を随時閲覧するように
する(ステップ2)。いま、あるユーザが購入した冷蔵
庫が「機種B」の型番「NO.○×××」であったと
し、このユーザがこの表に記載されている追加機能を加
えることを希望したとすると、このユーザは自己のI
D、パスワードと共にこの型番を端末器3からホストコ
ンピュータ2に出力する(ステップ3)。
【0029】ホストコンピュータ2側ではユーザチェッ
ク手段6が、ユーザ登録テーブル11を参照して入力し
たIDが登録されたものであるか否かを調べ(ステップ
4)、登録されたものであればユーザチェック手段6は
機能アップメニュー配布手段7に対して機能アップメニ
ューを端末器3に対して配布すべきことを指令する。こ
れにより、機能アップメニュー配布手段7は所定事項が
記載された機能アップメニューを機能アップメニューフ
ァイル12から取り出し、これをユーザの端末器3側へ
配布する(ステップ5)。この機能アップメニューに記
載される所定事項には、各追加機能についての詳細な説
明、各追加機能に係るソフトウエアの有償/無償提供情
報及び価格情報などの他に、ユーザが追加を希望する機
能を特定するための記載欄、ユーザが機能アップを行っ
た製品を外国へ持ち出す予定があるか否かを記載する
欄、持ち出す予定があると記載した場合におけるその外
国の国名を記載する欄、ユーザがソフトウエアの提供を
受けるに際してメーカ側と所定事項について契約を交わ
すことについて同意するか否かについての記載欄等が含
まれる。なお、ステップ5において、もし入力したID
が登録されていなければ、ユーザチェック手段6は端末
器3側に機能アップに必要なソフトウエアの提供を拒否
する旨の通知を行う(ステップ6)。
【0030】さて、ホストコンピュータ2側から機能ア
ップメニューの配布を受けたユーザは、各機能について
の検討を行った後に追加すべき機能を決定し、この決定
した機能、及び上記の記載欄に所定事項を記載した機能
アップメニューをホストコンピュータ2側に返送するこ
とにより機能アップ要求を行う(ステップ7)。
【0031】ホストコンピュータ2は、この所定事項が
記載されて返送された機能アップメニューすなわち機能
アップ要求を受け取ると、この要求内容を機能アップ要
求チェック手段8が機能アップ要求チェックテーブル1
3を用いてチェックする(ステップ8)。このとき、フ
ローチャートには記載を省略してあるが、返送された機
能アップメニューに記載不足が有った場合、機能アップ
要求チェック手段8は端末器3側に記載漏れがある旨を
通知し、全ての事項が記載された機能アップメニューを
再度返送することを要求するようになっている。
【0032】そして、機能アップ要求チェック手段8
は、上記のチェック結果を端末器3側に送信し(ステッ
プ9)、ユーザが要求してきた機能の追加を全て拒否す
る場合を除き、ユーザにこのチェック結果に基づく最終
的な機能アップ要求を求めるようにする。このチェック
結果には、例えば、ユーザが追加を希望した機能は、
「冷凍室切換機能」、「冷凍能力切換機能」、「音声警
告機能」の3つの機能であること、合計価格は○○○○
円であること等の記載が含まれる。このとき、もしユー
ザが「音声認識機能」についても追加を希望していた場
合には、「NO.○×××」の型番の冷蔵庫には「音声
認識機能」は追加することができない旨をチェック結果
においてユーザに知らせるようにする。
【0033】ユーザ側では上記のチェック結果を受け取
った後、このチェック結果を参考にして機能アップを行
うか否かについて再度検討し、機能アップについての最
終要求又は要求中止を行うようにする(ステップ1
0)。すなわち、機能アップを行うと決定した場合、ユ
ーザは端末器3の画面に表示されている「確認」ボタン
をクリックするようにする。このとき、ユーザは、例え
ば有償となっている「音声警告機能」については機能ア
ップを保留したいと考えた場合には、この「音声警告機
能」を削除した後に「確認」ボタンをクリックできるよ
うになっている。また、機能アップを中止すると決定し
た場合、ユーザは端末器3の画面に表示されている「中
止」ボタンをクリックすることにより、その旨の意思表
示を行えるようになっている。
【0034】機能アップ要求チェック手段8は、端末器
3側から上記の最終要求又は要求中止の信号が送られて
きたか否かを判別しており(ステップ11)、最終要求
が有った場合にはソフトウエア出力手段9にソフトウエ
ア及び操作方法等の必要情報を出力すべきことを指令す
る。これにより、ソフトウエア出力手段9は、ソフトウ
エアファイル14から対応するソフトウエア及び必要情
報を取り出し、これを端末器3側に出力する(ステップ
12)。なお、端末器3側から要求中止の信号が送られ
てきた場合、ホストコンピュータ2はその時点でこのユ
ーザに対する処理を停止する(ステップ13)。
【0035】端末器3では、ホストコンピュータ2から
送られてきたソフトウエア及び必要情報を入力すると、
これを、一旦、自己の記憶装置に記憶する(ステップ1
4)。そして、ユーザは所定の操作を行って、記憶装置
からソフトウエアを取り出し、これを小電力小型無線装
置15により製品16に転送する(ステップ15)。
【0036】製品16では、受信器17が小電力小型無
線装置15から無線信号に載せて送られてきたソフトウ
エアを受信し(ステップ16)、セットアップ手段18
に出力する。そして、セットアップ手段18が、このソ
フトウエアを製品16の制御回路内にセットアップを行
う(ステップ17)。これにより、製品16に対する機
能アップについての処理が終了したことになる。
【0037】上述した機能アップシステム及び機能アッ
プ方法によれば、製品を購入したユーザは、ID、パス
ワード、型番等の登録した後は、インターネットの関連
ホームページを随時閲覧することにより自己の製品16
に追加可能な新たな機能が存在するか否かを簡単に見つ
けることができる。そして、追加し得る新たな機能を見
つけた場合には、ホストコンピュータ2に対する簡単な
手続きにより、自己の端末器3に機能アップに必要なソ
フトウエアを取り込むことができ、この端末器3から製
品16に対してソフトウエアをセットアップすることが
できる。すなわち、ユーザは機能アップしようとする製
品16をわざわざメーカ側に持ち込む必要はなく、イン
ターネット上で簡単に機能アップを行うことが可能にな
る。したがって、従来に比べてユーザ側及びメーカ側の
双方の労力を大幅に軽減することができるようになる。
この場合、ホストコンピュータ2側から端末器3側へ
は、有償/無償提供情報及び価格情報や、輸出規制に関
する情報など、ユーザ側が注意すべき情報がユーザに対
して提供されるので、ユーザは充分な資料に基づき機能
アップを行うか否かについて判断することができ、ま
た、重要な技術情報を特定の外国へ流出させてしまうの
を防止することができる。
【0038】なお、上記実施形態では、端末器3がホス
トコンピュータ2から提供を受けたソフトウエアを一旦
自己の記憶装置に記憶した後、これをBlue toothなどの
小電力小型無線装置15を用いて無線により製品16側
に転送する場合につき説明したが、必ずしも転送を無線
で行う必要はなく、端末器3と製品16との間をケーブ
ルで接続し、このケーブルを用いて転送することとして
も良い。
【0039】また、上記実施形態では、ある一つの家電
メーカとユーザとの間で行われる機能アップについて説
明したが、複数の家電メーカが共同して一つの管理セン
ターを設立し、この管理センターがホストコンピュータ
2を管理運営することも可能である。したがって、将来
的には、ユーザはメーカの如何にかかわらず製品の機能
アップを図ることも可能になる。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、最近急
速に普及してきたインターネット等のネットワークを有
効に利用することにより、製品の機能アップを容易且つ
確実に行うことが可能な製品機能アップ方法及びそのシ
ステムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る製品機能アップシステ
ムの構成を示すブロック図。
【図2】家電メーカが自社製冷蔵庫に対して新たに追加
された機能をインターネットのホームページ上で紹介す
るための表示例を示した説明図。
【図3】図1における機能アップ要求チェックテーブル
13の記載内容についての一例を示す説明図。
【図4】図1の動作を説明するためのフローチャート。
【符号の説明】
1 ネットワーク 2 ホストコンピュータ 3 端末器 4 受信部 5 送信部 6 ユーザチェック手段 7 機能アップメニュー配布手段 8 機能アップ要求チェック手段 9 ソフトウエア出力手段 10 ソフトウエアデータベース 11 ユーザ登録テーブル 12 機能アップメニューファイル 13 機能アップ要求チェックテーブル 14 ソフトウエアファイル 15 小電力小型無線装置 16 製品 17 受信器 18 セットアップ手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機能アップすべき製品についてその機能ア
    ップに必要なソフトウエアの入手要求を送信する端末器
    と、ソフトウエアデータベースを有するホストコンピュ
    ータとがネットワークを介して接続されており、前記入
    手要求に応答して該当するソフトウエアをホストコンピ
    ュータが端末器に提供する製品機能アップ方法であっ
    て、 前記ホストコンピュータは、 前記端末器から送られてくるユーザ識別情報を前記ソフ
    トウエアデータベースに格納されたユーザ登録情報に照
    合することによりユーザの資格が妥当なものであるか否
    かをチェックし、 前記ユーザの資格が妥当なものである場合に、前記ソフ
    トウエアデータベースに格納された機能アップメニュー
    を前記端末器に配布し、 前記端末器から送られてくる前記機能アップメニューに
    基づく機能アップ要求が妥当なものであるか否かを、前
    記ソフトウエアデータベースに格納された機能アップ要
    求チェックテーブルに基づきチェックし、このチェック
    結果を前記端末器に送信し、 前記端末器から前記チェック結果に基づく最終的な機能
    アップ要求が送られてきた場合に、前記ソフトウエアデ
    ータベースに格納されたソフトウエアを前記端末器へ向
    けて出力し、 前記端末器は、 前記ホストコンピュータから入力した前記ソフトウエア
    を、機能アップの対象となる前記製品に対して転送し、 機能アップの対象となる前記製品は、 前記端末器から転送されてきたソフトウエアを自己の制
    御回路内にセットアップする、 ことを特徴とする製品機能アップ方法。
  2. 【請求項2】機能アップすべき製品についてその機能ア
    ップに必要なソフトウエアの入手要求を送信する端末器
    と、ソフトウエアデータベースを有しており前記入手要
    求に応答して該当するソフトウエアを前記端末器に提供
    することが可能なホストコンピュータとがネットワーク
    を介して接続されているシステムであって、 前記ホストコンピュータは、 前記端末器から送られてくるユーザ識別情報を前記ソフ
    トウエアデータベースに格納されたユーザ登録情報に照
    合することによりユーザの資格が妥当なものであるか否
    かをチェックするユーザチェック手段と、 前記ユーザの資格が妥当なものである場合に、前記ソフ
    トウエアデータベースに格納された機能アップメニュー
    を前記端末器に配布する機能アップメニュー配布手段
    と、 前記端末器から送られてくる前記機能アップメニューに
    基づく機能アップ要求が妥当なものであるか否かを、前
    記ソフトウエアデータベースに格納された機能アップ要
    求チェックテーブルに基づきチェックし、このチェック
    結果を前記端末器に送信する機能アップ要求チェック手
    段と、 前記端末器から前記チェック結果に基づく最終的な機能
    アップ要求が送られてきた場合に、前記ソフトウエアデ
    ータベースに格納されたソフトウエアを前記端末器へ向
    けて出力するソフトウエア出力手段と、 を備えたものであり、 前記端末器は、 前記ソフトウエア出力手段から入力した前記ソフトウエ
    アを、機能アップの対象となる前記製品に対して転送す
    るソフトウエア転送手段を備えたものであり、 機能アップの対象となる前記製品は、 前記ソフトウエア転送手段から転送されてきたソフトウ
    エアを自己の制御回路内にセットアップするセットアッ
    プ手段を備えたものである、 ことを特徴とする製品機能アップシステム。
  3. 【請求項3】前記機能アップ要求チェックテーブルに
    は、製品の機能アップに必要なソフトウエアの提供を有
    償又は無償のいずれで行うかについての有償提供情報及
    び無償提供情報が記載されており、前記機能アップ要求
    チェック手段は、この有償提供情報及び無償提供情報を
    前記チェック結果に含めるものである、 ことを特徴とする請求項2記載の製品機能アップシステ
    ム。
  4. 【請求項4】前記機能アップ要求チェックテーブルに
    は、製品の機能アップに必要なソフトウエアの提供を受
    けようとするユーザが、その機能アップされた製品を外
    国へ持ち出す予定の者である場合における提供許可・禁
    止情報が各国毎に記載されており、前記機能アップ要求
    チェック手段は、この提供許可・禁止情報に基づくソフ
    トウエア提供についての許可又は禁止を前記チェック結
    果に含めるものである、 ことを特徴とする請求項2又は3記載の製品機能アップ
    システム。
  5. 【請求項5】前記端末器のソフトウエア転送手段は、小
    電力小型無線装置であり、 機能アップの対象となる前記製品は、この小電力小型無
    線装置からの無線情報を受信する受信器を備えたもので
    ある、 ことを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載の製
    品機能アップシステム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003281359A (ja) * 2002-03-19 2003-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電子機器、電子機器制御装置、電子機器利用方法、使用管理サーバ、機器管理装置及び情報中継装置
JP2006268244A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Kansai Electric Power Co Inc:The 情報提供システム及びサーバ装置
JP2010218559A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Apple Inc ネットワークベースの配布システムを使用して後で特徴にインアプリケーションアクセスするアプリケーションプロダクト
JP2016105579A (ja) * 2014-11-19 2016-06-09 株式会社リコー 情報処理システム、情報処理装置および情報処理方法

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