JP2002071681A - 排泄物測定装置のセンサー構造 - Google Patents

排泄物測定装置のセンサー構造

Info

Publication number
JP2002071681A
JP2002071681A JP2000256553A JP2000256553A JP2002071681A JP 2002071681 A JP2002071681 A JP 2002071681A JP 2000256553 A JP2000256553 A JP 2000256553A JP 2000256553 A JP2000256553 A JP 2000256553A JP 2002071681 A JP2002071681 A JP 2002071681A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excrement
measuring device
sensor
information
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000256553A
Other languages
English (en)
Inventor
Hironori Yamazaki
洋式 山崎
Tetsuya Takada
哲也 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toto Ltd filed Critical Toto Ltd
Priority to JP2000256553A priority Critical patent/JP2002071681A/ja
Publication of JP2002071681A publication Critical patent/JP2002071681A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の排泄物測定装置では、排泄物の成分を
測定するセンサーは寿命・精度性能が固定値としてマイ
コンの制御情報として書き込まれているため、センサー
の性能が向上しても過去の仕様で排泄物測定装置を購入
した方はその恩恵を受けられない場合がある。 【解決手段】 トイレ内で用便行為により得られた使用
者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置において、
排泄物測定用センサーユニットに排泄物測定装置の制御
に関する情報を記載しているので、交換部品としてのセ
ンサーを交換するおりに、センサー技術の進歩に合わせ
て本体部分の制御仕様を変更し、使用者が常に最新仕様
の性能が得られる環境を作り出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排泄物測定装置の制
御情報を定期的に変更可能とすることに係り、特に使用
者が最新の仕様で排泄物測定装置を使用できるようにす
ることに好適な排泄物測定装置のセンサー構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平7−198660号に見られるも
のを詳述すると、以下の通りである。トイレ内で用便行
為により得られた使用者の排泄物の成分を測定する排泄
物測定装置は、便器には非固定であって排泄物に含まれ
る成分を分析する機能を有する測定機と、便器に取り付
けられる採尿器とを備えると共に、採尿器は便器リムに
係止され、両者は可擣性のある部材によって結合される
と共に、測定機によって採尿器内部の駆動手段が制御さ
れるように構成されている。使用者から排泄された排泄
物を採取するための採尿皿と、その採尿皿を所定の位置
に移動させる駆動機構を配設した採尿器の間に設けられ
た採尿アームは中空構造をとり、採尿アームは強度を確
保するための部品、排泄物を移送するための部品、およ
び、排泄物に関する電気信号を伝送する部品を各々別体
で構成され、採尿皿に排泄物が入ったことを検知してい
る。検知された尿は採尿器・測定機の間で連通している
配管経路内部を移動して測定機に送られると共に、緩衝
液で希釈されることによって酵素電極センサーの測定値
に影響を与える物質の影響を減少させて、尿に含まれる
各種成分を分析するものになっている。排泄物の成分を
定量測定する酵素電極センサーは、カビより分離した酵
素を使用しているため失活していくことが避けられず排
泄物測定装置のセンサーとして使用できる寿命期間が存
在する。またセンサーには特有のバラツキ・測定範囲な
どの精度性能や、出力が可能な測定成分項目が存在す
る。そのため排泄物測定装置には、センサー取付から使
用できる期間、バラツキ・測定範囲などの精度性能、お
よび、測定成分項目が固定値としてマイコンの制御情報
としてメモリに書き込まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の排泄物測定装置
では、排泄物の成分を測定するセンサーは寿命・精度性
能が固定値としてマイコンの制御情報として書き込まれ
ているため、センサーの性能が向上しても過去の仕様で
排泄物測定装置を購入した方はその恩恵を受けられない
場合がある。本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、本発明の目的は、交換部品が性能維持のた
めに存在する排泄物測定装置において、センサー技術の
進歩に合わせて制御仕様を変更し、使用者が常に最新仕
様の性能が得られる環境を作り出せる排泄物測定装置の
センサー構造を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段及び効果】上記目的を達成
するために請求項1は、トイレ内で用便行為により得ら
れた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置に
おいて、排泄物測定用センサーユニットに排泄物測定装
置の制御に関する情報を記載していることを特徴とする
ので、交換部品としてのセンサーを交換するおりに、セ
ンサー技術の進歩に合わせて本体部分の制御仕様を変更
し、使用者が常に最新仕様の性能が得られる環境を作り
出すことができる。
【0005】上記目的を達成するために請求項2は、ト
イレ内で用便行為により得られた使用者の排泄物の成分
を測定する排泄物測定装置において、排泄物測定用セン
サーユニットの取付部を着脱自在に構成すると共に、前
記取付部に排泄物測定装置の制御に関する情報を記載し
ていることを特徴とするので、交換部品としてのセンサ
ーを交換するおりに、センサー技術の進歩に合わせて本
体部分の制御仕様を変更し、使用者が常に最新仕様の性
能が得られる環境を作り出すことができる。
【0006】請求項3では、排泄物測定装置の制御に関
する情報は、センサーの使用期間を表す寿命情報である
ことを特徴とするので、単独のセンサーで排泄物測定装
置を使用できる期間を延長することで排泄物測定装置の
維持コスト・負荷を低減することができる。請求項4で
は、排泄物測定装置の制御に関する情報は、センサーの
バラツキ・測定範囲などを表す精度情報であることを特
徴とするので、測定バラツキを低減させたり、過去には
計れなかった測定範囲の測定値を使用者が得ることがで
きる。請求項5では、排泄物測定装置の制御に関する情
報は、センサーの測定成分項目であることを特徴とする
ので、過去には計れなかった測定項目の測定値や、必要
に応じて選択した測定項目を使用者が得ることができ
る。
【0007】また、請求項6では、トイレ内で用便行為
により得られた使用者の排泄物の成分を測定する排泄物
測定装置において、排泄物測定用センサーユニットの外
側面に当該センサーユニットの特性についての情報を記
載した情報欄を設けたことを特徴とするので、交換部品
としてのセンサーを交換するおりに、情報欄に記載され
たセンサーの特性についての情報を確認してセンサー技
術の進歩に合わせて本体部分の制御仕様を変更し、使用
者が常に最新仕様の性能が得られる環境を作り出すこと
ができる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は本発明にかかる酵素電極方
式の尿センサーの構造を示す断面図である。セラミック
基板1の上には、参照極2と作用極3と対極4が直接形
成され、その上方に接着層5、選択透過層6、酵素層7
および、制限透過層8が形成されている。使用者から排
泄された尿は制限透過層8によって、測定の妨害物質と
なるアスコルビン酸、クレアチニンなどの通過を制限
し、尿中の糖(グルコース)のみを通過させることにな
る。制限透過層8の材質としては、1μm以下程度の薄
膜構造を採用したテフロン(登録商標)膜などが効果を
果たすものとして実現されている。カビより取り出され
た酵素と、牛血清アルブミンなどで構成された酵素層7
は通過した糖(グルコース)を過酸化水素に変換し、選
択透過層6では過酸化水素が変換された電子のみをセラ
ミック基板1に送ることになる。結果としてセラミック
基板1上の作用極3と対極4に加えた一定電圧と、作用
極2に流れ込む電子によって、参照極2と対極4の間で
起電力を生むことになる。起電力は糖(グルコース)の
濃度と相関があるため、その起電力を測定することで尿
中に含まれる糖(グルコース)の濃度を測定できること
になる。酵素を取り出すカビをタンパク工学的に操作す
ると精度・測定範囲などを向上させることが可能であ
り、現在タンパク工学分野で研究が進められている。酵
素層7の構成成分として採用されている牛血清アルブミ
ンも、酢酸セルロースのような合成素材とすることで、
その寿命期間を延長できることが確かめられつつある。
またセンサー構造の変更によって、糖(グルコース)と
同時にタンパク・潜血・ウロビリノーゲンなど複数の測
定項目の測定を可能とする研究も進められている。
【0009】図2は本発明にかかる排泄物測定装置を衛
生洗浄装置と一体化した実施例を示す斜視図である。衛
生洗浄装置は、便器上に載置されて使用されるもので、
便座、便蓋を回動自在に備えた本体ケーシング内に洗浄
機能部を内蔵したものである。本体ケーシングに向かっ
て右側の袖部内に排泄物測定機能を内蔵している。排泄
物(尿)の採取は、右側袖部に取付けられている採尿ア
ームの先端に設けられた採尿皿12が、人の排泄経路に
移動することによって行われる。尿センサーは、便器の
開口ボール面内部で、使用者の指示によって排泄経路に
移動する採尿アーム11の先端の採尿皿12に配置され
ている。使用者が排泄した尿は、採尿皿12内部に設け
られた尿センサーによって、その糖(グルコース)濃度
を起電力に変換した後、表示部13で使用者に開示され
ることになる。採尿アーム11は排泄物を採取する時だ
け便器の開口ボール面内部を移動し、通常は便座13の
下方に停止している。測定を完了した尿センサーは、先
ず採尿アームカバー14より洗浄水の吐出を受けて今使
用した使用者の尿を洗い流し、次いで保存液を吐出して
尿センサー9が乾燥して酵素が失活することを防止して
長期間の保存に備える。保存液の吐出タイミングとして
は、洗浄実施後や、自然乾燥が想定される時間毎に実施
すれば良い。また1日/回や測定のたびに校正液で測定
値が正しいことを確認すれば、測定値の信頼性は高いも
のとなる。
【0010】図3は本発明にかかる尿センサーユニット
の第一の実施例を示す斜視図である。尿センサー9はフ
レーム15によって保持されている。尿センサー9は供
給された尿に含まれる各種成分項目の定性・定量値を図
示していない出力端子から出力して、その結果を表示部
13で使用者に開示する。フレーム15にはセンサーに
関する制御情報がパターン16によって記載された情報
欄を設けている。白色で示した導電性印刷と、黒色で示
した絶縁印刷の結果を、各端子間の導通・非導通で組み
合わせ認識することで制御情報を本体側が読み取ること
が可能である。この方式はカメラ用フィルムのパトロー
ネに表示されるDXコードとして実現化されているもの
の応用である。尿センサー9とパターン16間に防水性
を持たせるために、パッキン17を介してパターン16
形成部をフレーム15の組み付け部に挿入すれば、尿セ
ンサー9とパターン16間は防水が可能である。この尿
センサーユニットに情報を記載する方法としては、本実
施例の方法の他には、パターンを凹凸の機械的入力とす
る方法、制御情報を書き込んだICチップを組込む方法
など、各種分野の事例で実現されている方法を採用する
ことができる。
【0011】図4は本発明にかかるセンサーユニットの
第二の実施例を示す斜視図である。第一の実施例では尿
センサー9とフレーム15が一体化されて、直接制御情
報を取り出す構造を示したが、本実施例では一体化され
た尿センサー9とフレーム15を組み付ける土台として
のカセット16に制御情報が記載された情報欄を設けて
いる。
【0012】以上説明した排泄物測定装置は、尿センサ
ーに由来するセンサー取付から使用できる期間、バラツ
キ・測定範囲などの精度性能、および、測定成分項目を
読み込むことが可能である。したがって、センサーユニ
ットを新しいものと交換する際に、センサー技術の進歩
に合わせて装置の制御仕様を変更することができるの
で、使用者は常に最新仕様の性能が得られる環境を作り
出せる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかる酵素電極方式の尿センサーの
構造を示す断面図である。
【図2】 本発明にかかる排泄物測定装置を衛生洗浄装
置と一体化した実施例を示す斜視図である。
【図3】 本発明にかかるセンサーユニットの第一の実
施例を示す斜視図である。
【図4】 本発明にかかるセンサーユニットの第二の実
施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 セラミック基板 2 参照極 3 作用極 4 対極 5 接着層 6 選択透過層 7 酵素層 8 制限透過層 9 尿センサー 10 衛生洗浄装置 11 採尿アーム 12 採尿皿 13 表示部 14 採尿アームカバー 15 フレーム 16 パターン 17 パッキン 18 カセット
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G01N 27/46 338

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トイレ内で用便行為により得られた使
    用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置におい
    て、排泄物測定用センサーユニットに排泄物測定装置の
    制御に関する情報を記載したことを特徴とする排泄物測
    定装置のセンサー構造。
  2. 【請求項2】 トイレ内で用便行為により得られた使
    用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置におい
    て、排泄物測定用センサーユニットの取付部を着脱自在
    に構成すると共に、前記取付部に排泄物測定装置の制御
    に関する情報を記載したことを特徴とする排泄物測定装
    置のセンサー構造。
  3. 【請求項3】 前記した排泄物測定装置の制御に関す
    る情報は、センサーの使用期間を表す寿命情報であるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載した排泄
    物測定装置のセンサー構造。
  4. 【請求項4】 前記した排泄物測定装置の制御に関す
    る情報は、センサーのバラツキ・測定範囲などを表す精
    度情報であることを特徴とする請求項1または請求項2
    に記載した排泄物測定装置のセンサー構造。
  5. 【請求項5】 前記した排泄物測定装置の制御に関す
    る情報は、センサーの測定成分項目であることを特徴と
    する請求項1または請求項2に記載した排泄物測定装置
    のセンサー構造。
  6. 【請求項6】 トイレ内で用便行為により得られた使
    用者の排泄物の成分を測定する排泄物測定装置におい
    て、排泄物測定用センサーユニットの外側面に当該セン
    サーユニットの特性についての情報を記載した情報欄を
    設けたことを特徴とする排泄物測定装置のセンサー構
    造。
JP2000256553A 2000-08-25 2000-08-25 排泄物測定装置のセンサー構造 Pending JP2002071681A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000256553A JP2002071681A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 排泄物測定装置のセンサー構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000256553A JP2002071681A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 排泄物測定装置のセンサー構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002071681A true JP2002071681A (ja) 2002-03-12

Family

ID=18745145

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000256553A Pending JP2002071681A (ja) 2000-08-25 2000-08-25 排泄物測定装置のセンサー構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002071681A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Sun et al. A multi-technique reconfigurable electrochemical biosensor: Enabling personal health monitoring in mobile devices
JP4940446B2 (ja) バイオドライブ装置およびそれを用いた分析方法
Bergveld The future of biosensors
JP3337670B2 (ja) 体液サンプルを分析し検出装置で読み取るための試験片
US6878262B2 (en) Analytical element and measuring device and substrate quantification method using the same
JP4767493B2 (ja) 電気化学セル
JP3118015B2 (ja) バイオセンサーおよびそれを用いた分離定量方法
US8474303B2 (en) Chromatographic measurement apparatus
JP4230527B2 (ja) 測定デバイス、測定装置及び測定方法
JP4612192B2 (ja) 多化学測定デバイス及び試験片
WO2001071328A1 (en) Electrochemical biosensor test strip with recognition electrode and readout meter using this test strip
CN104854456A (zh) 利用电化学检测的免疫测定
CN110892247A (zh) 用于执行光学和电化学测定的设备、系统和方法
CN110869746B (zh) 利用通用电路系统执行光学和电化学测定的技术
JP2002071681A (ja) 排泄物測定装置のセンサー構造
JP2008513787A (ja) 生物学的試験ストリップ
KR100385832B1 (ko) 인식전극을 갖는 전기화학적 바이오센서 테스트스트립 및이를 이용하는 측정기
JP3422125B2 (ja) 感温素子付き採尿容器を備えた尿分析装置
JP2002071680A (ja) 排泄物測定装置
JP2002048787A (ja) 排泄物測定装置の温度校正機構
JPH10170512A (ja) 尿糖センサ付便器
JPH11311615A (ja) 尿中物質測定器または尿のpH測定器
US20240027441A1 (en) Devices and methods for performing lateral flow tests
JP2002071679A (ja) 排泄物測定装置
KR100244667B1 (ko) 생화학 측정기 및 그 보관 케이스