JP2002071492A - 圧力センサデバイス及び信号処理装置 - Google Patents

圧力センサデバイス及び信号処理装置

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JP2002071492A
JP2002071492A JP2000268420A JP2000268420A JP2002071492A JP 2002071492 A JP2002071492 A JP 2002071492A JP 2000268420 A JP2000268420 A JP 2000268420A JP 2000268420 A JP2000268420 A JP 2000268420A JP 2002071492 A JP2002071492 A JP 2002071492A
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diaphragm
pressure
pressure sensor
sensor device
region
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JP2000268420A
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Koji Ishioka
宏治 石岡
Hirokazu Nakayoshi
浩和 中吉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダイヤフラムに所定の厚み分布を形成するこ
とで、小型化及び高性能化を図ることができる圧力セン
サデバイス及び信号処理装置を提供すること。 【解決手段】 中空部11cを有する支持枠11と、中
空部11cの底面に形成され、圧力の印加により変形す
るダイヤフラム12と、ダイヤフラム12に設けられて
いて、ダイヤフラム12の変形により歪むことで圧力を
検出する圧力検出部13とを備えた圧力センサデバイス
10において、ダイヤフラム12は、薄肉領域21と、
圧力検出部13の一部もしくは全部を含んでおり、薄肉
領域21の厚みよりも厚くなるように形成された厚肉領
域22とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧力センサ及び信
号処理装置の改良、特に、音声による圧力変化あるいは
系内の圧力変化を検出する圧力センサ及び信号処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のMEMS(マイクロエレクトロメ
カニカルシステム)技術の発展に伴って、LSI等で用
いられてきたプロセス技術を用いて、種々の機械装置の
小型化が試みられている。その一例として、圧力を検出
する圧力センサが、ダイヤフラム構造を有するように、
結晶異方性エッチングされ形成されている。
【0003】図14は従来の圧力センサデバイスの一例
を示す構成図であり、図14を参照して圧力センサデバ
イスについて説明する。この圧力センサデバイス1は、
ダイヤフラム構造を有しており、支持枠2、ダイヤフラ
ム3、圧力検出部4等を有している。ダイヤフラム3
は、圧力により矢印Z方向に変形する部位であって、そ
の厚みDは、全面にわたってほぼ均一になるように形成
されている。ダイヤフラム3には圧力検出部4がたとえ
ば複数設けられている。圧力検出部4はダイヤフラム3
の変形とともに歪み、圧電効果により圧力変化を電気信
号に変換して出力するものである。
【0004】ここで、この圧力センサデバイス1は、た
とえば以下のように製造される。まず、シリコン(S
i)等からなる基板の両面にたとえばSiO2 からなる
マスク膜が形成される。その後、基板が異方性エッチン
グされ均一の厚みDを有するダイヤフラム3が形成され
る。そして、たとえばイオン注入等によりダイヤフラム
3に圧力検出部4が設けられ、圧力センサデバイス1が
完成する。
【0005】次に、図14を参照して圧力センサデバイ
ス1の動作例について説明する。ダイヤフラム3が外部
から圧力を受けると、圧力の大きさに応じてダイヤフラ
ム3が矢印Z方向に変形する。すると、ダイヤフラム3
に設けられた圧力検出部4もダイヤフラム3とともに歪
み、その抵抗値が変化する。この抵抗値変化を計測する
ことにより、圧力センサデバイス1に印加された圧力を
計測する。ここで、圧力センサデバイス1の圧力検出の
感度は、圧力センサデバイス1の材質、ダイヤフラム3
の厚み及び表面積、並びに圧力検出部4の形成位置に依
存している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧力センサ
デバイス1がたとえば携帯情報端末等の信号処理装置の
ために用いられる場合、その圧力センサデバイス1の諸
元寸法に対して、可能な限り利得が大きいことが要求さ
れる。一方、利得を一定とした場合には、諸元寸法を可
能な限り小さくすることが要求される。すなわち、圧力
センサデバイス1が圧力検出部4の歪み量に依存してい
ることを考慮すると、上述した利得特性を満足するため
には、圧力検出部4の歪み量が、一定の圧力下でできる
だけ大きくなることが要求される。
【0007】ここで、図14における圧力センサデバイ
ス1において、圧力検出部4に発生する歪み量は、圧力
センサデバイス1の諸元寸法に依存している。すなわ
ち、圧力センサデバイス1の寸法が定まってしまうと、
均一の厚みを有するダイヤフラム3の変形量も所定のも
のとなってしまう。このため、圧力センサデバイス1の
諸元寸法が一定の場合、圧力検出部4の歪み量を大きく
し利得を大きくすることが困難であるという問題があ
る。同様に、所定の利得を定めたときに、圧力センサデ
バイス1の寸法を小さくすることが困難である。
【0008】そこで本発明は上記課題を解決し、ダイヤ
フラムに所定の厚み分布を形成することで、小型化及び
高性能化を図ることができる圧力センサデバイス及び信
号処理装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明によれば、中空部を有する支持枠と、前記中空部の
底面に形成され、圧力の印加により変形するダイヤフラ
ムと、前記ダイヤフラムに設けられていて、前記ダイヤ
フラムの変形により歪むことで圧力を電気的信号として
検出する圧力検出部とを備えた圧力センサデバイスにお
いて、前記ダイヤフラムは、薄肉領域と、前記圧力検出
部の一部もしくは全部を含んでおり、前記薄肉領域の厚
みよりも厚くなるように形成された厚肉領域とを有する
圧力センサデバイスにより達成される。
【0010】また、上記目的は、請求項9の発明によれ
ば、音声を入力する音声入力部として圧力センサデバイ
スを用いた信号処理装置において、前記圧力センサデバ
イスは、中空部を有する支持枠と、前記中空部の底面に
形成され、圧力の印加により変形するダイヤフラムと、
前記ダイヤフラムに設けられていて、前記ダイヤフラム
の変形により歪むことで圧力を電気的信号として検出す
る圧力検出部とを備えており、前記ダイヤフラムは、薄
肉領域と、前記圧力検出部の一部もしくは全部を含んで
おり、前記薄肉領域の厚みよりも厚くなるように形成さ
れた厚肉領域とを有する信号処理装置により達成され
る。
【0011】請求項1又は請求項9の構成によれば、ダ
イヤフラムは支持枠における中空部の底面に形成されて
いて、ダイヤフラムの歪み量を検出する圧力検出部が設
けられている。そして、ダイヤフラムには薄肉領域と厚
肉領域が形成されていて、厚肉領域は圧力検出部の一部
もしくは全部を含んでおり、薄肉領域の厚みよりも厚く
なるように形成されている。
【0012】ここで、圧力センサデバイスに圧力が印加
されたとき、ダイヤフラムがその圧力により変形する。
そして、この変形に伴い圧力検出部が歪み、この歪み量
により圧力が検出される。このとき、薄肉領域と厚肉領
域が形成されていることにより、ダイヤフラムは曲げ剛
性、すなわち撓み量の分布を持つこととなる。ここで、
ある圧力でダイヤフラムを撓ませるエネルギーは決まっ
たものであるため、圧力検出部以外の領域を薄くするこ
とで、薄肉領域を撓ませるためのエネルギーを低く抑
え、その分圧力検出部の撓み量を大きくすることができ
る。すなわち、圧力検出部を含む厚肉領域に撓ませるた
めのエネルギーをより多く集めることができる。これに
より、ダイヤフラムの変形により歪む圧力検出部の歪み
量が大きくすることができる。また、このような圧力デ
バイスセンサを用いた信号処理装置は、歪み量の増大に
よる利得の向上により高性能化することとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0014】図1は本発明の圧力デバイスセンサの好ま
しい実施の形態を示す斜視図、図2はその平面図であ
り、図1と図2を参照して圧力センサデバイス10につ
いて説明する。圧力センサデバイス10はダイヤフラム
構造を有しており、支持枠11、ダイヤフラム12、圧
力検出部13、電極部14等を備えている。支持枠11
は、たとえば長さL1=7.5mmの略四角状に形成さ
れていて、シリコン基板11aの両面には、エッチング
する際のマスクとなるSiO2 膜11b、11bが厚さ
たとえば0.2μmで形成されている。
【0015】支持枠11のたとえば略中央部には中空部
11cが形成されていて、その中空部11cの底面にダ
イヤフラム12が形成されている。この中空部11c
は、たとえば異方性エッチングにより形成されたもので
あり、支持枠11からダイヤフラム12に向かって傾斜
面が形成されている。ダイヤフラム12は一辺が0.1
mm〜20mmの略正方形状もしくは略長方形状を有し
ており、図2においてはたとえば一辺L2=5.05m
mの略正方形状に形成されている。ダイヤフラム12
は、圧力の印加により矢印Z方向に変形する部位であっ
て、後述するように薄肉領域21と厚肉領域22を有す
るような所定の厚み分布が形成されている。
【0016】ダイヤフラム12の外周側12aには圧力
を検出するための圧力検出部13が設けられていて、こ
の圧力検出部13は、ダイヤフラム12にたとえばイオ
ン注入によって形成されたピエゾ抵抗部13a〜13d
を備えている。ピエゾ抵抗部13a〜13dは、ダイヤ
フラム12の変形により歪み抵抗値が変化するものであ
り、4つのピエゾ抵抗部13a〜13dは電極部14を
介してブリッジ回路を形成するようにそれぞれ電気的に
接続されている。そして、この4つのピエゾ抵抗部13
a〜13dには基準電圧Vccが印加され、ピエゾ抵抗
部13a〜13dの抵抗値変化によりブリッジ回路から
出力される電圧を測定し、圧力の検出が行われることと
なる。
【0017】また図2に示すように、ピエゾ抵抗部13
a、13bは、ダイヤフラム12の外周側12aにたと
えばダイヤフラム12の中心線CPY 上であって、中心
線CPx に対して線対称になるように形成されている。
一方、ピエゾ抵抗部13c、13dは、ダイヤフラム1
2の外周側12aにダイヤフラム12のほぼ中心線CP
X 上であって、中心線CPy に対して線対称になるよう
に形成されている。
【0018】このように、各ピエゾ抵抗部13a〜13
dがダイヤフラム12の外周側12aに配置されること
により、各ピエゾ抵抗部13a〜13dの歪み量を大き
くすることができ、利得の向上を図ることができる。す
なわち、ダイヤフラム12に圧力を印加したとき、矢印
Z方向の変形量が最も大きいのはダイヤフラム12の中
央部分であり、ダイヤフラム12において最も歪み量が
大きいのはダイヤフラム12の外周側12aである。従
って、ピエゾ抵抗部13a〜13dが歪み量の最も大き
いダイヤフラム12の外周側に設けられることで、利得
の向上を図ることができる。
【0019】支持枠11上には電極部14が配置されて
いて、この電極部14は圧力検出部13とたとえば所定
の配線パターンにより電気的に接続されている。電極部
14は各ピエゾ抵抗部13a〜13dの電気信号を外部
に出力するためのインターフェイスとなる部位であり、
たとえばピエゾ抵抗部13a〜13dに対応する数だけ
設けられている。
【0020】図3は図2における圧力センサデバイス1
0のA−A断面図、図4は図2におけるB−B断面図を
それぞれ示しており、図2から図4を参照してダイヤフ
ラム12の構造について説明する。図2に示すダイヤフ
ラム12は、薄肉領域21と厚肉領域22を有してい
る。薄肉領域21は厚みD1の厚さで形成されていて、
厚肉領域22の厚みD2は、厚みD1よりも大きくなる
ように形成されている(D2>D1)。具体的には、厚
肉領域22の厚みD2は、0.1μm〜50μmの範囲
で形成されていて、たとえば厚みD1は約6μm、厚み
D2は約10μmで形成されている。なお、図3に示す
ように、厚肉領域22内においては、たとえばほぼ均一
の厚みD2のほぼ平面になるように形成されている。
【0021】さらに、厚肉領域22は、たとえばダイヤ
フラム12の中央部に一辺L3=約3.0mmの略正方
形状もしくは略長方形状に形成された中央領域22a
と、この中央領域22aから各ピエゾ抵抗部13a〜1
3dに向かって伸びている幅L4=約0.6mmのピエ
ゾ形成領域22bを有している。よって、薄肉領域21
は、ピエゾ抵抗部13a〜13dの周辺部位を除いたダ
イヤフラム12の外周側12aに形成されていることと
なる。
【0022】このように、ダイヤフラム12には剛性の
小さい薄肉領域21と、各ピエゾ抵抗部13a〜13d
を含んだダイヤフラム12の中央部付近に厚肉領域22
が形成されることとなる。薄肉領域21と厚肉領域22
が形成されていることにより、ダイヤフラム12は曲げ
剛性、すなわち撓み量の分布を持つこととなる。ここ
で、ある圧力でダイヤフラム12を撓ませるエネルギー
は決まったものであるため、圧力検出部13以外の領域
を薄くすることで、薄肉領域21を撓ませるためのエネ
ルギーを低く抑え、その分圧力検出部13の撓み量を大
きくすることができる。すなわち、圧力検出部13を含
む厚肉領域21に撓ませるためのエネルギーをより多く
集めることができる。よって、各ピエゾ抵抗部13a〜
13dの歪み量も大きくなり、利得の向上を図ることが
できるようになる。
【0023】ここで、図1から図4に示す圧力センサデ
バイス10の製造方法の一例について説明する。まず、
たとえばシリコン基板の両面にSiO2 膜11b、11
bがスパッタリング等により成膜され、その一方のSi
2 膜11bにエッチング等により開口部が設けられ
る。その開口部からシリコン基板11aを異方性エッチ
ングして、傾斜面を有する中空部11cが形成されると
ともに、ダイヤフラム12が形成される。その後、ダイ
ヤフラム12の所定の位置にイオン注入によってピエゾ
抵抗部13a〜13dが形成される。ここで、ダイヤフ
ラム12に薄肉領域21と厚肉領域22を形成する場
合、薄肉領域21の部分がエッチングにより薄くなるよ
うに形成されても良いし、あるいはほぼ均一に形成され
たダイヤフラム12にたとえばSiO2 膜などが中央領
域22a及びピエゾ形成領域22bに成膜され、厚肉領
域22が形成されるようにしてもよい。
【0024】次に、図1から図4を参照して圧力センサ
デバイス10の動作例について説明する。まず、圧力セ
ンサデバイス10に外部から圧力が加えられると、ダイ
ヤフラム12がその圧力により矢印Z方向に変形する。
これにより、ダイヤフラム12に形成されたピエゾ抵抗
部13a〜13dが歪み、その抵抗値が変化する。そし
てブリッジ回路を形成しているピエゾ抵抗部13a〜1
3dから抵抗値変化が検出され、圧力が電気信号として
検出される。
【0025】このとき、薄肉領域21と厚肉領域22が
形成されていることにより、ダイヤフラム12は曲げ剛
性、すなわち撓み量の分布を持つこととなる。ここで、
ある圧力でダイヤフラム12を撓ませるエネルギーは決
まっているため、圧力検出部13以外の領域を薄くする
ことで、薄肉領域21を撓ませるためのエネルギーを低
く抑え、その分圧力検出部13の撓み量を大きくするこ
とができる。すなわち、圧力検出部13を含む厚肉領域
22に撓ませるためのエネルギーをより多く集めること
ができる。これに伴い、ダイヤフラム12に形成された
ピエゾ抵抗部13a〜13dの歪み量もダイヤフラム1
2の厚みを均一にした場合に比べてより大きくなり、利
得(感度)の向上を図ることができるようになる。
【0026】具体的には、図5は同一の圧力を印加した
場合において、図13の従来の圧力センサデバイス1と
図1の圧力センサデバイス10のダイヤフラム3、12
の変形した様子を示す断面図であり、図5を参照して説
明する。図5において、図5(A)の圧力センサデバイ
ス10におけるダイヤフラム12の中央部分(厚肉領域
22)の変形量は、図5(B)の従来の圧力センサデバ
イス1におけるダイヤフラム3の変形量に比べて大きく
なっていることがわかる。これに伴い、図5(A)にお
けるダイヤフラム12の外周側12a、すなわちピエゾ
抵抗部13a〜13dの形成部位の歪み量も、図5
(B)における形成部位よりも大きくなっていることが
わかる。
【0027】このように、同一の圧力を印加した場合
に、薄肉領域21と厚肉領域22を形成することによっ
て、ピエゾ抵抗部13a〜13dの歪み量を従来のもの
よりも大きくすることができ、利得の向上を図ることが
できる。一方、圧力センサデバイス10の感度はそのデ
バイスの諸元寸法に依存する。よって、従来と同一の利
得の圧力センサデバイス10を製造するときには、圧力
センサデバイス10の諸元寸法を小さくすることがで
き、デバイスの小型化を図ることができる。
【0028】第2の実施の形態 図6は、本発明の第2の実施の形態の圧力センサデバイ
スを示す平面図であり、図6を参照して圧力センサデバ
イス100について説明する。なお、図6において、図
1の圧力センサデバイス10と同一の構成を有する部位
には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0029】図6の圧力センサデバイス100が図1の
圧力センサデバイス10と異なる点は、ダイヤフラム1
12における薄肉領域121と厚肉領域122の厚み分
布である。厚みD2を有する厚肉領域122は、ダイヤ
フラム112の中央部分に高さL13=約3.0mmの
略菱形形状を有する中央領域122aと、その中央領域
122aから幅L4=約0.6mmの帯状に各ピエゾ抵
抗部13a〜13dに向かって形成されたピエゾ形成領
域122bを有している。
【0030】このような厚み分布を有する圧力センサデ
バイス100であっても、ダイヤフラム112の変形量
を大きくすることができ、これに伴い各ピエゾ抵抗部1
3a〜13dの歪み量を大きくすることができる。具体
的には、図6に示す厚み分布を形成した圧力センサデバ
イス100のダイヤフラム112は図7(A)に示すよ
うに変形する。ピエゾ抵抗部13a〜13dの形成部位
において、図7(B)に示す従来の圧力センサデバイス
1よりも圧力センサデバイス100の歪み量が大きくな
っている。よって、利得の向上を図ることができるとと
もに、圧力デバイスセンサ10の小型化を図ることがで
きる。
【0031】第3の実施の形態 図8は、本発明の第3の実施の形態の圧力センサデバイ
スを示す平面図であり、図8を参照して圧力センサデバ
イス200について説明する。なお、図8において、図
1の圧力センサデバイス10と同一の構成を有する部位
には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0032】図8に示す圧力センサデバイス200にお
いて、厚みD2の厚肉領域222は、ピエゾ抵抗部13
aとピエゾ抵抗部13b並びにピエゾ抵抗部13cとピ
エゾ抵抗部13dをそれぞれ結ぶように略十字状に形成
されている。このように、ダイヤフラム212における
厚肉領域222の割合を減らし、薄肉領域221の割合
を大きくすることで、圧力検出部13を含む厚肉領域2
22に撓ませるためのエネルギーをより多く集めること
ができる。従って、圧力センサデバイス200におい
て、各ピエゾ抵抗部13a〜13dの撓み量を大きく
し、利得の向上及びデバイスの小型化を図ることができ
る。
【0033】第4の実施の形態 図9は、本発明の第4の実施の形態の圧力センサデバイ
スを示す平面図であり、図9を参照して圧力センサデバ
イス300について説明する。なお、図9において、図
1の圧力センサデバイス10と同一の構成を有する部位
には同一の符号を付してその説明を省略する。
【0034】図9に示す圧力センサデバイス300にお
いて、ダイヤフラム312に形成された圧力検出部31
3は、2つのピエゾ抵抗部313a、313bからなっ
ている。このピエゾ抵抗部313a、313bはたとえ
ば中心線CPX 上であって、中心線CPY に形成されて
いる。またこのピエゾ抵抗部313a、313bは、ダ
イヤフラム312の外周側に設けられている。そして、
ダイヤフラム312において、ピエゾ抵抗部313a、
313bを含むように矢印X方向に向かって略長方形状
に形成されていて、その幅D31はたとえば0.6mm
に形成されている。
【0035】このように、ダイヤフラム312における
厚肉領域322の割合を減らし、薄肉領域321の割合
を大きくすることで、圧力検出部313を含む厚肉領域
322に撓ませるためのエネルギーをより多く集めるこ
とができる。従って、圧力センサデバイス300におい
て、利得の向上及びデバイスの小型化を図ることができ
る。
【0036】第5の実施の形態 図10は本発明の第5の実施の形態の圧力センサデバイ
スを示す平面図であり、図10を参照して圧力センサデ
バイス400について説明する。なお、図10におい
て、図9の圧力センサデバイス300と同一の構成を有
する部位には同一の符号を付してその説明を省略する。
図10に示す圧力センサデバイス400において、ダイ
ヤフラム412における厚肉領域422はピエゾ抵抗部
313a、313bの形成部位の周辺のみ、それぞれた
とえば略長方形状形成されている。
【0037】このように、ダイヤフラム412における
厚肉領域422の割合を減らし、薄肉領域421の割合
を大きくすることで、圧力検出部313を含む厚肉領域
422に撓ませるためのエネルギーをより多く集めるこ
とができる。従って、圧力センサデバイス400におい
て、利得の向上及びデバイスの小型化を図ることができ
るようになる。
【0038】図11は、図1〜図10に示す圧力センサ
デバイス10、100、200、300、400及び従
来の圧力センサデバイス1のピエゾ抵抗部の歪み量を示
すグラフ図である。なお、図11において、従来の圧力
センサデバイス1の歪み量を基準「1」としている。
【0039】図11において、従来の圧力センサデバイ
ス1の歪み量に対して、図1の圧力センサデバイス10
におけるピエゾ抵抗部13a〜13dの歪み量はほぼ2
倍となり、図6の圧力センサデバイス100のピエゾ抵
抗部13a〜13dの歪み量はほぼ2.1倍となる。ま
た、従来の圧力センサデバイス1の歪み量に対して、図
8の圧力センサデバイス200のピエゾ抵抗部13a〜
13dの歪み量はほぼ2.4倍、図9の圧力センサデバ
イス300のピエゾ抵抗部313a、313b歪み量は
ほぼ2.4倍、図10の圧力センサデバイス400のピ
エゾ抵抗部313a、313bの歪み量はほぼ3.1倍
となる。なお、各ピエゾ抵抗部13a〜13d、313
a、313bの歪み量が2倍〜3倍になると、約6dB
〜10dBの利得の向上に相当する。このように、図1
〜図10の圧力センサデバイス10、100、200、
300、400において、従来の圧力センサデバイス1
よりも利得の向上が図られていることがわかる。
【0040】図12は本発明の信号処理装置の好ましい
実施の形態を示すブロック図であり、図12を参照して
信号処理装置500について説明する。信号処理装置5
00は、たとえば携帯情報端末等に用いられるものであ
って、音声入力部510、増幅アンプ520、ハイパス
フィルタ530、ローパスフィルタ540等を備えてい
る。音声入力部510はたとえばマイクであって、図1
〜図10に示す圧力センサデバイス10(100、20
0、300、400)からなっている。
【0041】この音声入力部510は、4つの抵抗部R
1、R2、R3、R4を有しており、ブリッジ回路を形
成している。なお、この4つの抵抗部R1〜R4はそれ
ぞれ図1、図6及び図8における4つの各ピエゾ抵抗部
13a〜13dに対応している。また、音声入力部51
0として図9及び図10の圧力センサデバイス300、
400を用いた場合、各ピエゾ抵抗部313a、313
bは、それぞれたとえばR1、R2(R3、R4)に対
応しており、R3、R4(R1、R2)は予め設けられ
た基準抵抗からなるようにしている。このブリッジ回路
には電圧Vccが印加されており、抵抗値の変化により
平衡状態が崩れると、圧力が電気信号として増幅アンプ
510に出力される。増幅アンプ510は、圧力デバイ
スセンサ10で検出された圧力信号を増幅して、出力す
る機能を有している。また、ハイパスフィルタ520及
びローパスフィルタ530は、増幅アンプ510から出
力された圧力信号のうち、所定の周波数帯域のみスピー
カ等からなる音声処理装置に出力するものである。
【0042】ここで、音声入力部510に音声が入力さ
れると、その圧力が圧力センサデバイス10〜400に
より圧力信号として増幅アンプ510に送られる。その
後圧力信号が増幅アンプにより増幅され、ハイパスフィ
ルタ520に送られる。このハイパスフィルタ520に
おいて、所定の周波数以上の圧力信号がローパスフィル
タ530に送られる。そして、ローパスフィルタ530
において、所定の周波数以下の圧力信号がスピーカ等の
音声処理装置に出力される。これにより、マイクに入力
された音声がたとえばスピーカや録音装置のような音声
処理装置に入力されることとなる。
【0043】このように、携帯情報端末等の信号処理装
置500において、利得を大幅に向上させた圧力センサ
デバイス10、200、300、400を用いることに
より、S/N比の大きい高品質の音声信号を扱うことが
できるようになる。
【0044】上記各実施の形態によれば、ピエゾ抵抗部
13a〜13d(313a、313b)を形成したダイ
ヤフラム構造を有する圧力センサデバイス10〜400
において、ダイヤフラム構造が膜変形するときのピエゾ
抵抗部13a〜13d(313a、313b)の歪み変
形をより大きくすることにより、圧力センサデバイス1
0〜400の感度を向上させることができる。
【0045】さらに、圧力センサデバイス10〜400
の感度の向上に伴い、圧力センサデバイス10〜400
の大きさを小さくした場合であっても、所定の利得が得
られるようになるため、圧力センサデバイス10〜40
0の小型化を図ることができる。
【0046】また、たとえば所定外形寸法の小型マイク
ロフォン(信号処理装置500)において、利得を大幅
に向上した圧力センサデバイス10〜400を用いるこ
とにより、S/N比の大きい高品質の音声信号を扱うこ
とができる。さらに、圧力センサデバイス10〜400
の小型化を図ることができるため、携帯情報端末等の信
号処理装置50において、筐体外形寸法を小さくするこ
とができる。
【0047】本発明の実施の形態は、上記実施の形態に
限定されない。たとえば図4の厚肉領域22内におい
て、厚肉領域22はSiO2 膜11b側に厚くなるよう
に形成されているが、図13(A)に示すように、中空
部11c側に形成されていても良いし、図13(B)に
示すように、ダイヤフラム12の両面側にそれぞれ形成
されるようにしてもよい。また、図13(C)に示すよ
うに、厚肉領域22が略突起形状に形成されていても良
く、このとき、図10に示すような厚みを形成している
場合、厚肉領域22はリブ(突起形状)を形成すること
となる。さらに、図1もしくは図6の厚肉領域22、1
22の中央領域22a、122aは、正方形領域もしく
は菱形領域を有しているが、円形状もしくは楕円状に形
成されるようにしても良い。
【0048】また、上述した圧力デバイスセンサ10〜
400の用途は、上述した信号処理装置500に限られ
ず、たとえば汎用工業計測、血圧計、圧力スイッチ、気
圧計(絶対圧型)、医療機器等に使用しても良い。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ダイヤフラムに所定の厚み分布を形成することで、小型
化及び高性能化を図ることができる圧力センサデバイス
及び信号処理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧力センサデバイスの好ましい実施の
形態を示す斜視図。
【図2】本発明の圧力センサデバイスの好ましい実施の
形態を示す平面図。
【図3】本発明の圧力センサデバイスの好ましい実施の
形態を示す断面図。
【図4】本発明の圧力センサデバイスにおける厚肉領域
を示す断面図。
【図5】本発明の圧力センサデバイスにおけるダイヤフ
ラムの変形の様子を示す図。
【図6】本発明の圧力センサデバイスの第2の実施の形
態を示す平面図。
【図7】本発明の圧力センサデバイスにおけるダイヤフ
ラムの変形の様子を示す図。
【図8】本発明の圧力センサデバイスの第3の実施の形
態を示す平面図。
【図9】本発明の圧力センサデバイスの第4の実施の形
態を示す平面図。
【図10】本発明の圧力センサデバイスの第5の実施の
形態を示す平面図。
【図11】本発明の圧力センサデバイスにおけるピエゾ
抵抗部の歪み量を示すグラフ図。
【図12】本発明の信号処理装置の好ましい実施の形態
を示すブロック図。
【図13】本発明の圧力センサデバイスにおける厚肉領
域の別の実施の形態を示す断面図。
【図14】従来の圧力センサデバイスの一例を示す図。
【符号の説明】
10、100、200、300、400・・・圧力セン
サデバイス、11・・・支持枠、12、112、21
2、312、412・・・ダイヤフラム、13・・・圧
力検出部、13a、13b、13c、13d・・・ピエ
ゾ抵抗部、21、121、221、321、421・・
・薄肉領域、22、122、222、322、433・
・・厚肉領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2F055 AA05 AA39 BB01 BB19 CC02 DD05 EE14 FF11 FF49 GG15 4M112 AA01 BA01 CA09 DA02 DA10 EA03

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空部を有する支持枠と、前記中空部の
    底面に形成され、圧力の印加により変形するダイヤフラ
    ムと、前記ダイヤフラムに設けられていて、前記ダイヤ
    フラムの変形により歪むことで圧力を電気的信号として
    検出する圧力検出部とを備えた圧力センサデバイスにお
    いて、 前記ダイヤフラムは、 薄肉領域と、 前記圧力検出部の一部もしくは全部を含んでおり、前記
    薄肉領域の厚みよりも厚くなるように形成された厚肉領
    域と、 を有することを特徴とする圧力センサデバイス。
  2. 【請求項2】 前記圧力検出部は複数のピエゾ抵抗部を
    有しており、複数の前記ピエゾ抵抗部はそれぞれ前記ダ
    イヤフラムの外周側に形成されていることを特徴とする
    請求項1に記載の圧力センサデバイス。
  3. 【請求項3】 前記厚肉領域は、前記ダイヤフラムの一
    面もしくは両面に略平面上もしくは突起形状に形成され
    たことを特徴とする請求項1に記載の圧力センサデバイ
    ス。
  4. 【請求項4】 前記厚肉領域は、ほぼ均一の厚さに形成
    された前記ダイヤフラムに厚肉部を設けることにより形
    成されることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサ
    デバイス。
  5. 【請求項5】 前記厚肉領域は、前記圧力検出部の一部
    または全部を含むように形成されたピエゾ形成領域と、
    前記ダイヤフラムのほぼ中央部分に略正方形状もしくは
    略菱形形状に形成された中央領域を有することを特徴と
    する請求項1に記載の圧力センサデバイス。
  6. 【請求項6】 前記厚肉領域は、略十字状に形成されて
    いることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサデバ
    イス。
  7. 【請求項7】 前記厚肉領域は、略帯状に形成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の圧力センサデバイ
    ス。
  8. 【請求項8】 前記厚肉領域は、前記圧力検出部の周辺
    部位にのみ形成されていることを特徴とする請求項1に
    記載の圧力センサデバイス。
  9. 【請求項9】 音声を入力する音声入力部として圧力セ
    ンサデバイスを用いた信号処理装置において、 前記圧力センサデバイスは、 中空部を有する支持枠と、前記中空部の底面に形成さ
    れ、圧力の印加により変形するダイヤフラムと、前記ダ
    イヤフラムに設けられていて、前記ダイヤフラムの変形
    により歪むことで圧力を電気的信号として検出する圧力
    検出部とを備えており、 前記ダイヤフラムは、 薄肉領域と、 前記圧力検出部の一部もしくは全部を含んでおり、前記
    薄肉領域の厚みよりも厚くなるように形成された厚肉領
    域と、 を有することを特徴とする信号処理装置。
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